JP2004178385A - カーシェアリング支援システム、カーシェアリング支援方法およびコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】カーシェアリングの利便性を向上したり、普及させるため、予約や乗り捨てを支援するシステムを提供する。
【解決手段】複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手段と、その空車データを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する空車データベースと、シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している会員データベースと、空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手段と、シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手段と、シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手段とを備える。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手段と、その空車データを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する空車データベースと、シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している会員データベースと、空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手段と、シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手段と、シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手段とを備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーシェアリングの利便性を向上したり、普及させたりすることを支援する技術に関する。
【0002】
【先行技術】
(カーシェアリングの黎明期)
環境問題への関心が高まりや、技術の向上による電気自動車の実用化などによって、電気自動車や低公害車が公道を走行できるようになってきた。
【0003】
(営業の開始)
また、長引く不況にも後押しされ、カーシェアリングが認知され始めている。2002年現在、神奈川県横浜市で、会員型のシェアリングサービスという営業形態が開始された。この営業形態では、予め会員登録した法人に対して、シェアリング用の車両(シェアカー)を確保し、必要なときに利用してもらおうというものである。登録会員制としたことで、利用者の質を一定水準に保ったり、携帯電話やインターネットによる予約サービスなどを提供可能としている。
【0004】
先行技術として調査した結果、以下のような技術を抽出した。
【特許文献1】
特開2002−288784号
【0005】
この特許文献に記載された技術は、登録会員が共同利用可能な車両を駐車スペースに設置し、自動的に貸出可能とすることを特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(カーシェアリング普及の妨げ原因)
現在のカーシェアリングは、「スポーク型」と呼ばれる営業形態である。すなわち、シェアカーを借りた場所へ返却することを前提として成り立っている。しかし、カーシェアリングの拡大には、利用者の便宜のため、「乗り捨て制度」の充実が必須である。
また、現在は会員からの予約を待つ、という受け身の営業形態であるが、「プッシュ型の営業形態」への変換が望まれている。
【0007】
本発明が解決すべき課題は、乗り捨ての普及、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することにある。
ここで請求項1記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することを目的とする。
また、請求項2記載の発明は、更に、シェアカーの鍵管理を簡便化するシステムを提供することを目的とする。
また、請求項3記載の発明は、更に、移動中においても利用に適したシェアカーを予約可能なシステムを提供することを目的とする。
また、請求項4記載の発明は、更に、利用履歴に基づいてシェアカーを予約可能なシステムを提供することを目的とする。
また、請求項5記載の発明は、更に、乗り捨てを支援するシェアカー予約システムを提供することを目的とする。
なお、請求項6記載の発明は、乗り捨てを可能とするシェアカー予約システムを提供することを目的とする。
更に、請求項7から請求項12に記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約方法を提供することを目的とする。
また更に、請求項13から請求項16に記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約を実現するコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題を解決する手段を提供する。具体的には、シェアカーの確保場所としての駐車スペースからの情報収集とその管理蓄積、データ発信などを中心とした情報処理技術による。
【0009】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、カーシェアリングについてのプッシュ型営業を支援するシステムに係る。
すなわち、複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手段と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する空車データベースと、 シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している会員データベースと、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手段と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手段と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システムである。
【0010】
(用語説明)
「駐車場」とは、シェアカーを駐車可能なスペースを備えた駐車場である。
「シェアカー」とは、カーシェアリングの対象となる自動車である。電気自動車、低公害車などがある。
「シェアリング会員」とは、予め会員登録した会員であり、法人または個人である。
「シェアカー予約データ」には、必要とするシェアカーの台数、シェアカーが確保されている駐車場、シェアカーの利用日時、返却予定時間、利用者の氏名などの情報を含むものとする。
【0011】
(作用)
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを、空車データ受信手段が受信し、その受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する。一方、会員データベースには、シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している。そして、会員用空車データ算出手段が空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する。続いて、会員用空車データ発信手段が、シェアリング会員に対して会員用空車データを発信する。ここにおいて、カーシェアリングについてのプッシュ型営業に係る情報が発信されたこととなる。
その会員用空車データを受信したシェアリング会員がシェアカーの利用をしたいと考えた場合に、シェアカー予約データを発信する。そして、シェアカー予約データ受信手段が、そのシェアリング会員からのシェアカー予約データを受信する。
【0012】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手段と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手段と、 その予約判断手段が予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理手段から鍵データを抽出し、当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手段とを備えたカーシェアリング支援システムに係る。
【0013】
(用語説明)
「鍵データ」とは、シェアカーについての施錠を解除できる電子的なデータ、暗証番号などである。シェアリング会員に対して、予め「公開鍵」を配布しておく場合には、「秘密鍵」に該当する。
「シェアリング会員に係る情報端末装置」とは、シェアカー予約データを発信した情報端末装置を原則とするが、シェアリング会員がそのシェアカー予約データに含めるなどして予め特定した別の端末装置であってもよい。
【0014】
(作用)
シェアカーについての鍵データは、鍵データ管理手段が鍵管理データベースにて蓄積および管理している。そして、予約を欲したシェアリング会員から受信した場合、予約判断手段がシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する。そして、その予約判断手段が予約可能であると判断した場合には、鍵データ送信手段が鍵データ管理手段から鍵データを抽出し、当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する。シェアリング会員においては、その鍵データを用いてシェアカーを利用しにゆけばよい。ここにおいて、シェアカーの運営側は、シェアカーの管理に必要な人員を効率化できる。
【0015】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項項1または請求項2のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手段を備え、
会員用空車データ算出手段は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
【0016】
(用語説明)
「シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置」とは、例えば、GPS機能を搭載した携帯電話や、位置情報を発信可能なPDAなどである。
【0017】
(作用)
会員位置データ取得手段が、シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する。そして、会員用空車データ算出手段は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出する。これにより、携帯用の情報端末装置を用いて外出しているシェアリング会員に対しても、最寄りのシェアカー利用を案内することができる。
【0018】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを蓄積する利用履歴データベースを備え、 会員用空車データ算出手段は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
【0019】
(用語説明)
「利用履歴データベース」は、シェアカー予約データ受信手段が受信したシェアカー予約データをも蓄積してもよいし、シェアカー予約データを受信した際に利用履歴を更新してもよい。また、蓄積するデータには、シェアカー予約データを発信した情報端末装置を特定できるデータや、鍵データ、鍵データを発信した情報端末装置についてのデータをも蓄積することとしてもよい。
「会員用空車データ算出手段」は、利用履歴データベースのデータに基づいて、いわゆるヘビーユーザには便宜を図る空車データを算出するようにする。例えば、あるシェアリング会員の毎週水曜日における最寄り駐車場のシェアカー利用率が90%を越えている、といったことが利用履歴データから把握できた場合には、当該駐車場におけるシェアカーのうち1台を、そのシェアリング会員に取り置いておくようにするのである。
【0020】
(作用)
利用履歴データベースには、シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを蓄積する。そして、会員用空車データ算出手段は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとする。これによって、利用回数がふえるほど、便宜が図られるなど、サービスが向上する。
【0021】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段を備えるとともに、 会員用空車データ送信手段は、会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを発信し、 シェアカー予約データ受信手段は、シェアカー予約データとともにシェアカー返却予約データを受信することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
いわゆる「乗り捨て」のための情報を発信し、「乗り捨て」のための予約を受け付けるシステムである。
【0022】
(作用)
駐車空きデータ受信手段がシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する。そして、会員用空車データ送信手段は、会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを発信する。シェアリング会員は、シェアカーの予約の際に、シェアカーの返却予約データも同時に送信する。そして、シェアカー予約データ受信手段は、シェアカー予約データとともにシェアカー返却予約データを受信する。
ここにおいて、シェアリング会員は、乗車した駐車場とは異なる駐車場へシェアカーを乗り捨てる準備を、乗車前に整えることができる。
【0023】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、いわゆる「乗り捨て」のみを支援するシステムに係る。
すなわち、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する駐車空きデータベースと、 利用中のシェアカーの位置データを取得する会員位置データ取得手段と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手段と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手段と、 当該端末に係るシェアリング会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システムである。
【0024】
(用語説明)
「会員位置データ取得手段」とは、シェアカーに予め備えられたGPS機能端末装置(カーナビゲーション装置)、シェアカーを利用中のシェアリング会員に係る携帯電話を利用した一データ取得システムなどである。
【0025】
複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを駐車空きデータ受信手段が受信し、受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する。一方、会員位置データ取得手段が利用中のシェアカーの位置データを取得する。その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを、駐車空きデータ算出手段が算出し、算出された駐車空きデータを駐車空きデータ送信手段が前記携帯情報端末へ送信する。当該端末に係るシェアリング会員が乗り捨てをしたい場合には、当該シェアリング会員からの駐車予約データを駐車予約データ受信手段が受信する。ここにおいて、現在シェアカーを利用中のシェアリング会員の便宜に今日する情報を提供することができる。
【0026】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、 複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0027】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項7記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、 その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、 抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0028】
(請求項9)
請求項9記載の発明は、請求項7または請求項8のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとしたカーシェアリング支援方法に係る。
【0029】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたカーシェアリング支援方法に係る。
【0030】
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項7または請求項10のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、 会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、 シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0031】
(請求項12)
請求項12記載の発明は、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、 シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、 当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0032】
(請求項13)
請求項13記載の発明は、カーシェアリングを支援するためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに係る。
そのプログラムは、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、 複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順と、 シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、 その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、 抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0033】
本請求項および他の請求項に係るコンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体へ記録して配布したり、インターネットなど通信回線を介してダウンロードすることも可能である。なお、記録媒体としては、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROMなどもある。
【0034】
なお、以下のようなコンピュータプログラムを提供することも可能である。
すなわち、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0035】
(請求項14)
請求項14記載の発明は、請求項13記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたコンピュータプログラムに係る。
【0036】
(請求項15)
請求項15記載の発明は、請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、 会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、 シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えたコンピュータプログラムに係る。
【0037】
(請求項16)
請求項16記載の発明は、 カーシェアリングにおける乗り捨て支援をするためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに係る。
そのプログラムは、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、 シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、 当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1ないし図6である。
【0039】
(図1)
図1は、本願に示す実施形態の全体概要を示している。シェアカーを利用することができるのは、予め会員登録をした会員が優先される決まりとしており、図1にはその会員であるシェアリング会員α、カーシェアリングの本システムを運営するシステム運営者(ハードウエアとしてはシステムサーバ)、シェアカーを駐車して確保している複数の駐車場A,B,C(ハードウエアとしては駐車場管理装置)を図示している。
【0040】
各駐車場A,B,Cとシステム運営者とは、通信回線でつながれており、シェアカーの空車が何台、駐車スペースの空きが何台分、というデータを、定期的またはリアルタイムでシステム運営者が把握している。システムサーバには、シェアカーの空車に関するデータを蓄積する空車データベース、駐車スペースの空きデータを蓄積する駐車空きデータベースとが備えられており、各駐車場A,B,Cから送信されてくるデータを蓄積する。
【0041】
そして、シェアリング会員αに係る情報端末装置(図示例では携帯電話)へ空車データを空車データ送信手段が送信し、シェアカー予約データ受信手段がシェアカー予約データを受け付けるのである。また、駐車空きデータベースを用いて、返却する駐車場に関するデータを合わせて送信し、返却場所を予約できるようにしてもよい。
【0042】
返却する駐車場を予約せずにシェアカーを借りたシェアリング会員に対しては、駐車空きデータベースを用いて駐車空きデータ送信手段が駐車空きデータを送信することもできる。その駐車空きデータは、シェアカーに備えられたカーナビゲーション(図中、「カーナビ」と略記)にて受信する。そして、駐車場を予約する旨を発信し、それをシステムサーバにおける駐車場予約情報受信手段が受信する。
【0043】
(図2)
シェアカーの予約について、図2を用いて更に詳しく説明する。
システム運営者は、各駐車場A,B,Cから送信されてくる空車データを駐車場毎に、空車データベースへ蓄積する。一方、予め会員登録している会員についてのデータベースには、会員の所在地が蓄積されている。二つのデータベースのデータを用いて、会員用空車データ算出手段が、会員用空車データを算出する。
【0044】
例えば、空車データベースにおいて、品川Aという駐車場に2台の空きがあり、シェアリング会員α社は品川区大井に所在しているとすれば、シェアリング会員αに対して、品川Aにシェアカー2台の空きがある旨を会員用空車データとして算出する。そして、会員用空車データ送信手段が会員用空車データをシェアリング会員αに対して送信する。シェアリング会員βに対しても、同様である。すなわち、港Bという駐車場に1台の空きがあり、シェアリング会員β社が港区芝2丁目に所在しているとすれば、シェアリング会員βに対して、港Bにシェアカー2台の空きがある旨を会員用空車データとして算出する。
【0045】
さて、シェアリング会員αは、空車データ受信手段が会員用空車データを受信し、シェアカーを予約したいとした場合、シェアカー予約データ送信手段によってシェアカー予約データを送信する。そのシェアカー予約データは、システムサーバにおけるシェアカー予約データ受信手段が受信する。
【0046】
(図3)
本実施形態に係るシェアカーは、電子的な鍵(鍵データ)を用いないと開錠できないようにしているものとする。
図3に基づいて、予約後の動きについて説明する。
シェアリング会員αからシェアカー予約データを受信したシステムサーバにおいては、予約判断手段が空車データベースを用いて予約が可能であるかどうか予約判断手段が確認する。予約が可能であれば、予約完了の手続きに代えて鍵データを送信する。
鍵データは、鍵データ管理手段によって管理されており、シェアカー車両毎に特定の鍵データが割り振られているとともに、貸出の度に更新する。図中では、車両a1001に対しては、「xyzzabc」という鍵データが、車両a1002に対しては、「abccdef」という鍵データがそれぞれ割り振られているとする。
なお、本実施形態に係るカーシェアリングの対象となるシェアカーを、完全に電子的なキーとする場合において、シェアリング会員に対して、予め「公開鍵」を配布しておく場合には、上述の鍵データは、「秘密鍵」に該当する。
【0047】
シェアリング会員αは、シェアカー予約データ(会員α)を送信してシェアカーを予約する。このシェアカー予約データ(会員α)に対して、予約判断手段が予約の確認をしたら、鍵データ管理手段から車両a1001に利用できる「xyzzabc」という鍵データを会員αにかかる情報端末装置へ送信する。鍵データを受信した会員αは、シェアカーを利用する予定の社員へこの鍵データを送信する。
シェアリング会員βは、シェアカー予約データ(社員β1)を送信してシェアカーを予約する。このシェアカー予約データ(会員β1)に対して、予約判断手段が予約の確認をしたら、鍵データ管理手段から車両a1002に利用できる「abccdef」という鍵データを会員βにおける社員β1に係る携帯情報端末(図中では携帯電話)へ送信する。すなわち、会員βの所属者である社員β1が直接予約をし、鍵データも直接受け取ることができる例を示しているのである。
【0048】
詳しい図示は省略するが、鍵データ管理手段としてデータ蓄積されるデータベースでは、シェアカーの利用代金に関する課金データをも合わせて管理することは可能である。
また、鍵データは、予約時間帯を大幅に過ぎた所定の時刻には、別の鍵データに変更することによって不正利用を防止する。
【0049】
(図4)
図4は、シェアリング会員αの社員α1に係る携帯情報端末(図中では携帯電話)に基づく位置データを、システムサーバの会員位置データ取得手段が吸い上げ、その位置データに対して最も近い駐車場による空車データを会員用空車データ算出手段が算出する、という点を特徴としている。携帯情報端末から位置データを取得する方法としては、例えば特開平5−37462号に開示されているように、携帯電話の最寄りの複数基地局から「三点法」などを用いて定める方法、GPS機能を搭載した携帯電話、といった技術の利用による。
【0050】
(図5)
図5は、シェアカーについての利用履歴データベースを備えた実施形態について図示している。
シェアリング会員αからのシェアカー予約データを受信したシステムサーバのシェアカー予約データ受信手段は、予約受信の時点(または予約遂行の時点、図では予約受信の時点)で、利用履歴データベースへ利用履歴データを蓄積する。この利用履歴データベースへ蓄積された利用履歴データは、会員用空車データ算出手段が会員用空車データを算出する際に、優先順位、利用の曜日、時間帯などを考慮するアルゴリズムにおいて使用する。
【0051】
例えば、シェアリング会員αは、毎月10日における駐車場Aのシェアカー利用率が95%を越えている、といったことが利用履歴データから把握できた場合には、駐車場Aにおけるシェアカーのうち、1台はシェアリング会員αに優先的に割り当てられるようにするのである。
利用履歴データについては、その他、利用回数に応じてポイントを加算し、オプション的なサービスを受けることができるようにしたり、会員に義務づけている会費を減額したりするためのデータとして活用することもできる。
【0052】
(図6)
図6は、シェアカーの返却場所についての予約を受け付けることができる実施形態について図示している。
各駐車場(図ではBのみ)からシェアカー用の駐車スペースの空きデータである駐車空きデータを、システムサーバにおける駐車空きデータ受信手段が受信し、駐車空きデータベースへ蓄積しておく。そして、会員用空車データを送信する際に、駐車空きデータを併せて送信する。会員用空車データと駐車空きデータとを受信したシェアリング会員αは、シェアカー予約データとともに、シェアカーの返却先となる駐車場を予約するためのシェアカー返却予約データを送信することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することができた。
また、請求項2記載の発明によれば、更に、シェアカーの鍵管理を簡便化するシステムを提供することができた。
また、請求項3記載の発明によれば、更に、移動中においても利用に適したシェアカーを予約可能なシステムを提供することができた。
また、請求項4記載の発明によれば、更に、利用履歴に基づいてシェアカーを予約可能なシステムを提供することができた。
また、請求項5記載の発明によれば、更に、乗り捨てを支援するシェアカー予約システムを提供することができた。
なお、請求項6記載の発明によれば、乗り捨てを可能とするシェアカー予約システムを提供することができた。
更に、請求項7から請求項12に記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約方法を提供することができた。
また更に、請求項13から請求項16に記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約を実現するコンピュータプログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体概要を示す概念図である。
【図2】本発明の第一の実施形態を示す概念図である。
【図3】本発明の第二の実施形態を示す概念図である。
【図4】本発明の第三の実施形態を示す概念図である。
【図5】本発明の第四の実施形態を示す概念図である。
【図6】本発明の第五の実施形態を示す概念図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、カーシェアリングの利便性を向上したり、普及させたりすることを支援する技術に関する。
【0002】
【先行技術】
(カーシェアリングの黎明期)
環境問題への関心が高まりや、技術の向上による電気自動車の実用化などによって、電気自動車や低公害車が公道を走行できるようになってきた。
【0003】
(営業の開始)
また、長引く不況にも後押しされ、カーシェアリングが認知され始めている。2002年現在、神奈川県横浜市で、会員型のシェアリングサービスという営業形態が開始された。この営業形態では、予め会員登録した法人に対して、シェアリング用の車両(シェアカー)を確保し、必要なときに利用してもらおうというものである。登録会員制としたことで、利用者の質を一定水準に保ったり、携帯電話やインターネットによる予約サービスなどを提供可能としている。
【0004】
先行技術として調査した結果、以下のような技術を抽出した。
【特許文献1】
特開2002−288784号
【0005】
この特許文献に記載された技術は、登録会員が共同利用可能な車両を駐車スペースに設置し、自動的に貸出可能とすることを特徴としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
(カーシェアリング普及の妨げ原因)
現在のカーシェアリングは、「スポーク型」と呼ばれる営業形態である。すなわち、シェアカーを借りた場所へ返却することを前提として成り立っている。しかし、カーシェアリングの拡大には、利用者の便宜のため、「乗り捨て制度」の充実が必須である。
また、現在は会員からの予約を待つ、という受け身の営業形態であるが、「プッシュ型の営業形態」への変換が望まれている。
【0007】
本発明が解決すべき課題は、乗り捨ての普及、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することにある。
ここで請求項1記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することを目的とする。
また、請求項2記載の発明は、更に、シェアカーの鍵管理を簡便化するシステムを提供することを目的とする。
また、請求項3記載の発明は、更に、移動中においても利用に適したシェアカーを予約可能なシステムを提供することを目的とする。
また、請求項4記載の発明は、更に、利用履歴に基づいてシェアカーを予約可能なシステムを提供することを目的とする。
また、請求項5記載の発明は、更に、乗り捨てを支援するシェアカー予約システムを提供することを目的とする。
なお、請求項6記載の発明は、乗り捨てを可能とするシェアカー予約システムを提供することを目的とする。
更に、請求項7から請求項12に記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約方法を提供することを目的とする。
また更に、請求項13から請求項16に記載の発明は、プッシュ型営業の情報発信および予約を実現するコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記した課題を解決する手段を提供する。具体的には、シェアカーの確保場所としての駐車スペースからの情報収集とその管理蓄積、データ発信などを中心とした情報処理技術による。
【0009】
(請求項1)
請求項1記載の発明は、カーシェアリングについてのプッシュ型営業を支援するシステムに係る。
すなわち、複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手段と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する空車データベースと、 シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している会員データベースと、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手段と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手段と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システムである。
【0010】
(用語説明)
「駐車場」とは、シェアカーを駐車可能なスペースを備えた駐車場である。
「シェアカー」とは、カーシェアリングの対象となる自動車である。電気自動車、低公害車などがある。
「シェアリング会員」とは、予め会員登録した会員であり、法人または個人である。
「シェアカー予約データ」には、必要とするシェアカーの台数、シェアカーが確保されている駐車場、シェアカーの利用日時、返却予定時間、利用者の氏名などの情報を含むものとする。
【0011】
(作用)
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを、空車データ受信手段が受信し、その受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する。一方、会員データベースには、シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している。そして、会員用空車データ算出手段が空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する。続いて、会員用空車データ発信手段が、シェアリング会員に対して会員用空車データを発信する。ここにおいて、カーシェアリングについてのプッシュ型営業に係る情報が発信されたこととなる。
その会員用空車データを受信したシェアリング会員がシェアカーの利用をしたいと考えた場合に、シェアカー予約データを発信する。そして、シェアカー予約データ受信手段が、そのシェアリング会員からのシェアカー予約データを受信する。
【0012】
(請求項2)
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手段と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手段と、 その予約判断手段が予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理手段から鍵データを抽出し、当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手段とを備えたカーシェアリング支援システムに係る。
【0013】
(用語説明)
「鍵データ」とは、シェアカーについての施錠を解除できる電子的なデータ、暗証番号などである。シェアリング会員に対して、予め「公開鍵」を配布しておく場合には、「秘密鍵」に該当する。
「シェアリング会員に係る情報端末装置」とは、シェアカー予約データを発信した情報端末装置を原則とするが、シェアリング会員がそのシェアカー予約データに含めるなどして予め特定した別の端末装置であってもよい。
【0014】
(作用)
シェアカーについての鍵データは、鍵データ管理手段が鍵管理データベースにて蓄積および管理している。そして、予約を欲したシェアリング会員から受信した場合、予約判断手段がシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する。そして、その予約判断手段が予約可能であると判断した場合には、鍵データ送信手段が鍵データ管理手段から鍵データを抽出し、当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する。シェアリング会員においては、その鍵データを用いてシェアカーを利用しにゆけばよい。ここにおいて、シェアカーの運営側は、シェアカーの管理に必要な人員を効率化できる。
【0015】
(請求項3)
請求項3記載の発明は、請求項項1または請求項2のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手段を備え、
会員用空車データ算出手段は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
【0016】
(用語説明)
「シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置」とは、例えば、GPS機能を搭載した携帯電話や、位置情報を発信可能なPDAなどである。
【0017】
(作用)
会員位置データ取得手段が、シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する。そして、会員用空車データ算出手段は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出する。これにより、携帯用の情報端末装置を用いて外出しているシェアリング会員に対しても、最寄りのシェアカー利用を案内することができる。
【0018】
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを蓄積する利用履歴データベースを備え、 会員用空車データ算出手段は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
【0019】
(用語説明)
「利用履歴データベース」は、シェアカー予約データ受信手段が受信したシェアカー予約データをも蓄積してもよいし、シェアカー予約データを受信した際に利用履歴を更新してもよい。また、蓄積するデータには、シェアカー予約データを発信した情報端末装置を特定できるデータや、鍵データ、鍵データを発信した情報端末装置についてのデータをも蓄積することとしてもよい。
「会員用空車データ算出手段」は、利用履歴データベースのデータに基づいて、いわゆるヘビーユーザには便宜を図る空車データを算出するようにする。例えば、あるシェアリング会員の毎週水曜日における最寄り駐車場のシェアカー利用率が90%を越えている、といったことが利用履歴データから把握できた場合には、当該駐車場におけるシェアカーのうち1台を、そのシェアリング会員に取り置いておくようにするのである。
【0020】
(作用)
利用履歴データベースには、シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを蓄積する。そして、会員用空車データ算出手段は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとする。これによって、利用回数がふえるほど、便宜が図られるなど、サービスが向上する。
【0021】
(請求項5)
請求項5記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーシェアリング支援システムを限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段を備えるとともに、 会員用空車データ送信手段は、会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを発信し、 シェアカー予約データ受信手段は、シェアカー予約データとともにシェアカー返却予約データを受信することとしたカーシェアリング支援システムに係る。
いわゆる「乗り捨て」のための情報を発信し、「乗り捨て」のための予約を受け付けるシステムである。
【0022】
(作用)
駐車空きデータ受信手段がシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する。そして、会員用空車データ送信手段は、会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを発信する。シェアリング会員は、シェアカーの予約の際に、シェアカーの返却予約データも同時に送信する。そして、シェアカー予約データ受信手段は、シェアカー予約データとともにシェアカー返却予約データを受信する。
ここにおいて、シェアリング会員は、乗車した駐車場とは異なる駐車場へシェアカーを乗り捨てる準備を、乗車前に整えることができる。
【0023】
(請求項6)
請求項6記載の発明は、いわゆる「乗り捨て」のみを支援するシステムに係る。
すなわち、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する駐車空きデータベースと、 利用中のシェアカーの位置データを取得する会員位置データ取得手段と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手段と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手段と、 当該端末に係るシェアリング会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システムである。
【0024】
(用語説明)
「会員位置データ取得手段」とは、シェアカーに予め備えられたGPS機能端末装置(カーナビゲーション装置)、シェアカーを利用中のシェアリング会員に係る携帯電話を利用した一データ取得システムなどである。
【0025】
複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを駐車空きデータ受信手段が受信し、受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する。一方、会員位置データ取得手段が利用中のシェアカーの位置データを取得する。その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを、駐車空きデータ算出手段が算出し、算出された駐車空きデータを駐車空きデータ送信手段が前記携帯情報端末へ送信する。当該端末に係るシェアリング会員が乗り捨てをしたい場合には、当該シェアリング会員からの駐車予約データを駐車予約データ受信手段が受信する。ここにおいて、現在シェアカーを利用中のシェアリング会員の便宜に今日する情報を提供することができる。
【0026】
(請求項7)
請求項7記載の発明は、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、 複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0027】
(請求項8)
請求項8記載の発明は、請求項7記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、 その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、 抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0028】
(請求項9)
請求項9記載の発明は、請求項7または請求項8のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとしたカーシェアリング支援方法に係る。
【0029】
(請求項10)
請求項10記載の発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたカーシェアリング支援方法に係る。
【0030】
(請求項11)
請求項11記載の発明は、請求項7または請求項10のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法を限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、 会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、 シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0031】
(請求項12)
請求項12記載の発明は、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、 シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、 当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法に係る。
【0032】
(請求項13)
請求項13記載の発明は、カーシェアリングを支援するためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに係る。
そのプログラムは、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、 複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順と、 シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、 受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、 その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、 抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0033】
本請求項および他の請求項に係るコンピュータプログラムは、CD−ROM等の記録媒体へ記録して配布したり、インターネットなど通信回線を介してダウンロードすることも可能である。なお、記録媒体としては、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROMなどもある。
【0034】
なお、以下のようなコンピュータプログラムを提供することも可能である。
すなわち、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、 受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、 空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、 シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、 シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0035】
(請求項14)
請求項14記載の発明は、請求項13記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、
シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、 会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとしたコンピュータプログラムに係る。
【0036】
(請求項15)
請求項15記載の発明は、請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、
シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、 会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、 シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えたコンピュータプログラムに係る。
【0037】
(請求項16)
請求項16記載の発明は、 カーシェアリングにおける乗り捨て支援をするためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムに係る。
そのプログラムは、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、 受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、 シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、 その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、 算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、 当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1ないし図6である。
【0039】
(図1)
図1は、本願に示す実施形態の全体概要を示している。シェアカーを利用することができるのは、予め会員登録をした会員が優先される決まりとしており、図1にはその会員であるシェアリング会員α、カーシェアリングの本システムを運営するシステム運営者(ハードウエアとしてはシステムサーバ)、シェアカーを駐車して確保している複数の駐車場A,B,C(ハードウエアとしては駐車場管理装置)を図示している。
【0040】
各駐車場A,B,Cとシステム運営者とは、通信回線でつながれており、シェアカーの空車が何台、駐車スペースの空きが何台分、というデータを、定期的またはリアルタイムでシステム運営者が把握している。システムサーバには、シェアカーの空車に関するデータを蓄積する空車データベース、駐車スペースの空きデータを蓄積する駐車空きデータベースとが備えられており、各駐車場A,B,Cから送信されてくるデータを蓄積する。
【0041】
そして、シェアリング会員αに係る情報端末装置(図示例では携帯電話)へ空車データを空車データ送信手段が送信し、シェアカー予約データ受信手段がシェアカー予約データを受け付けるのである。また、駐車空きデータベースを用いて、返却する駐車場に関するデータを合わせて送信し、返却場所を予約できるようにしてもよい。
【0042】
返却する駐車場を予約せずにシェアカーを借りたシェアリング会員に対しては、駐車空きデータベースを用いて駐車空きデータ送信手段が駐車空きデータを送信することもできる。その駐車空きデータは、シェアカーに備えられたカーナビゲーション(図中、「カーナビ」と略記)にて受信する。そして、駐車場を予約する旨を発信し、それをシステムサーバにおける駐車場予約情報受信手段が受信する。
【0043】
(図2)
シェアカーの予約について、図2を用いて更に詳しく説明する。
システム運営者は、各駐車場A,B,Cから送信されてくる空車データを駐車場毎に、空車データベースへ蓄積する。一方、予め会員登録している会員についてのデータベースには、会員の所在地が蓄積されている。二つのデータベースのデータを用いて、会員用空車データ算出手段が、会員用空車データを算出する。
【0044】
例えば、空車データベースにおいて、品川Aという駐車場に2台の空きがあり、シェアリング会員α社は品川区大井に所在しているとすれば、シェアリング会員αに対して、品川Aにシェアカー2台の空きがある旨を会員用空車データとして算出する。そして、会員用空車データ送信手段が会員用空車データをシェアリング会員αに対して送信する。シェアリング会員βに対しても、同様である。すなわち、港Bという駐車場に1台の空きがあり、シェアリング会員β社が港区芝2丁目に所在しているとすれば、シェアリング会員βに対して、港Bにシェアカー2台の空きがある旨を会員用空車データとして算出する。
【0045】
さて、シェアリング会員αは、空車データ受信手段が会員用空車データを受信し、シェアカーを予約したいとした場合、シェアカー予約データ送信手段によってシェアカー予約データを送信する。そのシェアカー予約データは、システムサーバにおけるシェアカー予約データ受信手段が受信する。
【0046】
(図3)
本実施形態に係るシェアカーは、電子的な鍵(鍵データ)を用いないと開錠できないようにしているものとする。
図3に基づいて、予約後の動きについて説明する。
シェアリング会員αからシェアカー予約データを受信したシステムサーバにおいては、予約判断手段が空車データベースを用いて予約が可能であるかどうか予約判断手段が確認する。予約が可能であれば、予約完了の手続きに代えて鍵データを送信する。
鍵データは、鍵データ管理手段によって管理されており、シェアカー車両毎に特定の鍵データが割り振られているとともに、貸出の度に更新する。図中では、車両a1001に対しては、「xyzzabc」という鍵データが、車両a1002に対しては、「abccdef」という鍵データがそれぞれ割り振られているとする。
なお、本実施形態に係るカーシェアリングの対象となるシェアカーを、完全に電子的なキーとする場合において、シェアリング会員に対して、予め「公開鍵」を配布しておく場合には、上述の鍵データは、「秘密鍵」に該当する。
【0047】
シェアリング会員αは、シェアカー予約データ(会員α)を送信してシェアカーを予約する。このシェアカー予約データ(会員α)に対して、予約判断手段が予約の確認をしたら、鍵データ管理手段から車両a1001に利用できる「xyzzabc」という鍵データを会員αにかかる情報端末装置へ送信する。鍵データを受信した会員αは、シェアカーを利用する予定の社員へこの鍵データを送信する。
シェアリング会員βは、シェアカー予約データ(社員β1)を送信してシェアカーを予約する。このシェアカー予約データ(会員β1)に対して、予約判断手段が予約の確認をしたら、鍵データ管理手段から車両a1002に利用できる「abccdef」という鍵データを会員βにおける社員β1に係る携帯情報端末(図中では携帯電話)へ送信する。すなわち、会員βの所属者である社員β1が直接予約をし、鍵データも直接受け取ることができる例を示しているのである。
【0048】
詳しい図示は省略するが、鍵データ管理手段としてデータ蓄積されるデータベースでは、シェアカーの利用代金に関する課金データをも合わせて管理することは可能である。
また、鍵データは、予約時間帯を大幅に過ぎた所定の時刻には、別の鍵データに変更することによって不正利用を防止する。
【0049】
(図4)
図4は、シェアリング会員αの社員α1に係る携帯情報端末(図中では携帯電話)に基づく位置データを、システムサーバの会員位置データ取得手段が吸い上げ、その位置データに対して最も近い駐車場による空車データを会員用空車データ算出手段が算出する、という点を特徴としている。携帯情報端末から位置データを取得する方法としては、例えば特開平5−37462号に開示されているように、携帯電話の最寄りの複数基地局から「三点法」などを用いて定める方法、GPS機能を搭載した携帯電話、といった技術の利用による。
【0050】
(図5)
図5は、シェアカーについての利用履歴データベースを備えた実施形態について図示している。
シェアリング会員αからのシェアカー予約データを受信したシステムサーバのシェアカー予約データ受信手段は、予約受信の時点(または予約遂行の時点、図では予約受信の時点)で、利用履歴データベースへ利用履歴データを蓄積する。この利用履歴データベースへ蓄積された利用履歴データは、会員用空車データ算出手段が会員用空車データを算出する際に、優先順位、利用の曜日、時間帯などを考慮するアルゴリズムにおいて使用する。
【0051】
例えば、シェアリング会員αは、毎月10日における駐車場Aのシェアカー利用率が95%を越えている、といったことが利用履歴データから把握できた場合には、駐車場Aにおけるシェアカーのうち、1台はシェアリング会員αに優先的に割り当てられるようにするのである。
利用履歴データについては、その他、利用回数に応じてポイントを加算し、オプション的なサービスを受けることができるようにしたり、会員に義務づけている会費を減額したりするためのデータとして活用することもできる。
【0052】
(図6)
図6は、シェアカーの返却場所についての予約を受け付けることができる実施形態について図示している。
各駐車場(図ではBのみ)からシェアカー用の駐車スペースの空きデータである駐車空きデータを、システムサーバにおける駐車空きデータ受信手段が受信し、駐車空きデータベースへ蓄積しておく。そして、会員用空車データを送信する際に、駐車空きデータを併せて送信する。会員用空車データと駐車空きデータとを受信したシェアリング会員αは、シェアカー予約データとともに、シェアカーの返却先となる駐車場を予約するためのシェアカー返却予約データを送信することができる。
【0053】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約システムを提供することができた。
また、請求項2記載の発明によれば、更に、シェアカーの鍵管理を簡便化するシステムを提供することができた。
また、請求項3記載の発明によれば、更に、移動中においても利用に適したシェアカーを予約可能なシステムを提供することができた。
また、請求項4記載の発明によれば、更に、利用履歴に基づいてシェアカーを予約可能なシステムを提供することができた。
また、請求項5記載の発明によれば、更に、乗り捨てを支援するシェアカー予約システムを提供することができた。
なお、請求項6記載の発明によれば、乗り捨てを可能とするシェアカー予約システムを提供することができた。
更に、請求項7から請求項12に記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約方法を提供することができた。
また更に、請求項13から請求項16に記載の発明によれば、プッシュ型営業の情報発信および予約を実現するコンピュータプログラムを提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体概要を示す概念図である。
【図2】本発明の第一の実施形態を示す概念図である。
【図3】本発明の第二の実施形態を示す概念図である。
【図4】本発明の第三の実施形態を示す概念図である。
【図5】本発明の第四の実施形態を示す概念図である。
【図6】本発明の第五の実施形態を示す概念図である。
Claims (16)
- 複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手段と、
受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する空車データベースと、
シェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を蓄積している会員データベースと、
空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手段と、
シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手段と、
シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システム。 - シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手段と、
受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手段と、
その予約判断手段が予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理手段から鍵データを抽出し、当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手段とを備えた請求項1記載のカーシェアリング支援システム。 - シェアリング会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手段を備え、
会員用空車データ算出手段は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとした請求項1または請求項2のいずれかに記載のカーシェアリング支援システム。 - シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを蓄積する利用履歴データベースを備え、
会員用空車データ算出手段は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとした請求項1から請求項3のいずれかに記載のカーシェアリング支援システム。 - シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段を備えるとともに、
会員用空車データ送信手段は、会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを発信し、
シェアカー予約データ受信手段は、シェアカー予約データとともにシェアカー返却予約データを受信することとした請求項1から請求項4のいずれかに記載のカーシェアリング支援システム。 - 複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手段と、
受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて蓄積する駐車空きデータベースと、
利用中のシェアカーの位置データを取得する会員位置データ取得手段と、
その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手段と、
算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手段と、
当該端末に係るシェアリング会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手段とを備えたカーシェアリング支援システム。 - カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、
受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、
空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、
シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、
シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法。 - シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、
受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、
その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、
抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とを備えた請求項7記載のカーシェアリング支援方法。 - 会員に係る携帯用の情報端末装置を介して当該会員の位置データを取得する会員位置データ取得手順を備え、
会員用空車データ算出手順は、その位置データと紐付けて当該位置データに最適な空車データを算出することとした請求項7または請求項8のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法。 - シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、
会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとした請求項7から請求項9のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法。 - シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、
会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、
シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えた請求項7から請求項10のいずれかに記載のカーシェアリング支援方法。 - 複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、
受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、
シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、
その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、
算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、
当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とを備えたカーシェアリング支援方法。 - カーシェアリングを支援するためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
そのプログラムは、カーシェアリングの利用について予め登録したシェアリング会員の所在地を含んだ属性情報を会員データベースへ蓄積する会員データ蓄積手順と、
複数の駐車場からシェアカーの数についての空車データを受信する空車データ受信手順と、
受信した空車データを駐車場の所在地と紐付けて空車データベースへ蓄積する空車データ蓄積手順と、
空車データベースと会員データベースとを用いて個々のシェアリング会員の所在地と紐付けた会員用空車データを算出する会員用空車データ算出手順と、
シェアリング会員に対して、会員用空車データを発信する会員用空車データ発信手順と、
シェアリング会員からのシェアカー予約データを受信するシェアカー予約データ受信手順と、
シェアカーについての鍵データを鍵管理データベースにて蓄積および管理する鍵データ管理手順と、
受信したシェアカー予約データについて予約が可能であるか否かを空車データベースを用いて判断する予約判断手順と、
その予約判断手順によって予約可能であると判断した場合には、鍵データ管理データベースから鍵データを抽出する鍵データ抽出手順と、
抽出した鍵データを当該シェアカー予約データに係るシェアリング会員に係る情報端末装置へ送信する鍵データ送信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。 - シェアリング会員におけるシェアカーの利用履歴データを利用履歴データベースへ蓄積する利用履歴蓄積手順を備え、
会員用空車データ算出手順は、その利用履歴データベースを用いて会員用空車データを算出することとした請求項13に記載のコンピュータプログラム。 - シェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順を備えるとともに、
会員用駐車空きデータとともに駐車空きデータを会員へ発信する駐車空きデータ発信手順と、
シェアカー返却予約データを会員から受信する返却予約データ受信手順とを備えた請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。 - カーシェアリングを支援するためのプログラムをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
そのプログラムは、複数の駐車場からシェアカー用の駐車スペースについての駐車空きデータを受信する駐車空きデータ受信手順と、
受信した駐車空きデータを駐車場の所在地と紐付けて駐車空きデータベースへ蓄積する駐車空きデータ蓄積手順と、
シェアリング会員に係る携帯情報端末から当該端末の位置データを取得する会員位置データ取得手順と、
その位置データと紐付けて当該位置データにおいて利用可能な駐車スペースである駐車空きデータを算出する駐車空きデータ算出手順と、
算出された駐車空きデータを前記携帯情報端末へ送信する駐車空きデータ送信手順と、
当該端末に係る会員からの駐車予約データを受信する駐車予約データ受信手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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