JP6406732B1 - 駐車場貸出し・管理システム - Google Patents

Abstract

【課題】駐車場を利用したいという需要と、利用されていない状態の駐車場とのマッチングを円滑に図る駐車場貸出し・管理システムを提供する。【解決手段】駐車場貸出し・管理システムは、複数の駐車場における複数の駐車区画を時間貸しする貸出・管理用の管理サーバと、前記複数の駐車場にそれぞれ設置されていて管理サーバと前記ネットワーク通信網を介して交信可能な駐車場装置とを備えている。管理サーバは、駐車場及び又は駐車区画の貸出を希望する駐車場・駐車区画所有者から、貸出希望駐車場・駐車区画に関する情報を取得して提携駐車場として登録する駐車場・駐車区画登録手段と、駐車区画の利用を希望するユーザを登録するユーザ登録手段と、ユーザからの駐車区画の貸出しを希望する駐車予約に応じて駐車区画貸出処理を行う駐車区画貸出処理手段と、駐車区画の貸出しを受けたユーザからの利用料金支払いを決済する駐車料金決済処理手段とを備えている。【選択図】図１

Description

この発明は駐車場貸出し・管理システムに関する。

従来から駐車場の利用に関しては種々の課題が指摘されている。例えば、自動車を目的地に向けて走行させている途中で、カーナビゲーションに表示された近辺の駐車場の配置を見ながら、「あの駐車場空いているかな？」、「周辺に駐車場ないかな？」等々をドライバーが感じることがよくある。

これは、駐車場の利用状況をリアルタイムで確認できるツールが十分ではないこと、駐車場への需要に対して供給量のバランスがとれていないことなどが原因になっていると思われる。

そこで、既存の駐車場をより効率的に活用する目的で種々の提案が行われている。

例えば、特許文献１には、目的地への到着予定時刻を用いて駐車場の予約を行う駐車場予約システムが提案されている。

特許文献２には、インターネットを介して、空き駐車場の利用に関わる取引を、貸主、利用者の希望価額で入札できるスペース利用システムが提案されている。

特許文献３には、駐車場の利用を希望するユーザに適切な情報を提供できるとする駐車場予約管理装置が提案されている。

特開２００４−１５０９８９号公報 特開２０１０−２２５００４号公報 特開２０１１−３０２６号公報

この発明は、駐車場を利用したいと考えているユーザに対して、駐車場の利用状況をリアルタイムで公開することで、駐車場を利用したいという需要と、利用されていない状態の駐車場とのマッチングを円滑に図る駐車場貸出し・管理システムを提案することを目的にしている。

更に、このような駐車場貸出し・管理システムで取得する駐車場の利用状況などに関する情報を分析することで、駐車場の提供者、利用者に対して有用な情報を提供する駐車場貸出し・管理システムを提案することを目的にしている。

［１］
ネットワーク通信網上に設置されていて、複数の駐車場における複数の駐車区画を時間貸しする貸出・管理用の管理サーバと、
前記複数の駐車場にそれぞれ設置されていて、前記管理サーバと前記ネットワーク通信網を介して交信可能な駐車場装置と
を備えている駐車場貸出し・管理システムであって、
前記駐車場装置は前記駐車場における各駐車区画にそれぞれ配備されている駐車区画監視手段と１台のゲートウェイを備えていて、
前記駐車場装置は前記ゲートウェイを介して、前記管理サーバとの間の前記ネットワーク通信網を介した交信を行い、前記駐車場における各駐車区画にそれぞれ配備されている前記駐車区画監視手段は、それぞれ無線で前記ゲートウェイと交信し、
前記管理サーバは、
前記駐車場及び／又は前記駐車区画の貸出を希望する駐車場・駐車区画所有者から、貸出希望駐車場・駐車区画に関する情報を取得して提携駐車場として登録する駐車場・駐車区画登録手段と、
前記駐車区画の利用を希望するユーザを当該ユーザが使用するクレジットカードに関する情報とともに登録するユーザ登録手段と、
前記駐車場装置から取得した前記駐車場装置が設置されている前記駐車場における駐車区画の使用状況に関する情報及び、登録された前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する駐車予約に関する情報に基づいて前記管理サーバが管理している前記駐車区画の使用状況情報を更新する処理を行う貸出し状況管理手段と、
登録済の前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する情報に応じて前記駐車場における前記駐車区画の配置情報及び予約状況を把握できる情報を前記ユーザが使用するユーザ端末の画面に表示されるようにし、前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する駐車予約に応じて駐車区画貸出処理を行う駐車区画貸出処理手段と、
前記駐車区画の貸出しを受けて駐車していた前記駐車区画から出る前記ユーザが前記ユーザ端末を介して前記管理サーバに通知する駐車を終了する旨の通知である「決済処理実行」指示情報を前記管理サーバが取得した際に、前記ユーザ登録手段が前記ユーザ登録を行う際に前記ユーザから取得していた前記ユーザのクレジットカードに関する情報を利用して、前記駐車区画の貸出しを受けた前記ユーザからの利用料金支払いを決済する駐車料金決済処理手段と、
前記駐車場装置から取得した、前記駐車場装置が設置されている駐車場における前記駐車区画の使用状況に関する情報に基づいて、前記管理サーバが管理している前記駐車区画の使用状況情報を更新する貸出し状況管理手段と、
を備えていて、
前記駐車区画監視手段は、前記駐車場における各駐車区画の地面に配置される車体感知センサーであって、地面から鉛直方向上方に向かう検出可能距離が異なる少なくとも２つのセンサーを備えていると共に、その中の少なくとも一つの前記センサーが磁気センサーである
駐車場貸出し・管理システム。

［２］
前記決済処理の際に、前記管理サーバにおいて、前記駐車場装置から取得した情報に基づいて、前記「決済処理実行」の指示情報を送出した前記ユーザの使用に係る自動車が、前記「決済処理実行」の指示情報送出の前後の所定の時間の間に、駐車を行っていた前記駐車区画に存在しなくなったことを確認する処理が行われる［１］の駐車場貸出し・管理システム。

［３］
前記駐車区画貸出処理手段は、前記管理サーバが取得した貸出希望情報に含まれている当該貸出希望情報を送出してきた前記ユーザの使用に係るユーザ端末の位置情報を参照して前記提携駐車場に関する情報を生成する、あるいは、前記管理サーバが取得した前記貸出希望情報に含まれている貸出希望位置情報及び／又は貸出希望時間帯に関する情報を参照して前記提携駐車場に関する情報を生成する［１］又は［２］の駐車場貸出し・管理システム。

［４］
前記駐車区画貸出処理手段は、前記生成した前記提携駐車場に関する情報及び、前記生成した前記提携駐車場における前記駐車区画の使用状況情報を前記貸出希望情報を送出してきた前記ユーザの使用に係るユーザ端末に向けて送出する［３］の駐車場貸出し・管理システム。

［５］
前記駐車場装置は、更に、画像情報を取得する撮像手段を備えており、
前記貸出し状況管理手段は、前記駐車場装置から取得した、前記駐車区画に駐車する車に関する画像情報に基づいて、前記駐車区画に駐車する車が、前記駐車区画貸出処理手段によって貸出処理が行われている車であるかどうかを判定する［１］乃至［４］のいずれかの駐車場貸出し・管理システム。

［６］
前記管理サーバは、
前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の利用を希望するユーザに関する情報を格納しているユーザ管理データベースと、
前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報が格納されている駐車場・駐車区画データベースと、
前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報及び前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の使用状況に関する情報が格納されている貸出状況管理データベースと、
前記ユーザ管理データベース、前記駐車場・駐車区画データベース、前記貸出状況管理データベースにそれぞれ格納されている前記ユーザに関する情報、前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報、前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報及び前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の使用状況に関する情報をビッグデータとして解析する解析部と、
当該解析部による解析結果情報を出力する解析結果送信部と
を備えている［１］乃至［５］のいずれかの駐車場貸出し・管理システム。

この発明によれば、駐車場を利用したいと考えているユーザに対して、駐車場の利用状況をリアルタイムで公開することで、駐車場を利用したいという需要と、利用されていない状態の駐車場とのマッチングを円滑に図る駐車場貸出し・管理システムを提供することができる。

また、このような駐車場貸出し・管理システムで取得する駐車場の利用状況などに関する情報を分析することで、駐車場の提供者、利用者に対して有用な情報を提供する駐車場貸出し・管理システムを提供することができる。

本発明の駐車場貸出し・管理システムの一実施形態の実施概要を説明する概念図。 本発明の駐車場貸出し・管理システムで採用される管理サーバの概略構成を説明する概念図。 本発明の駐車場貸出し・管理システムを採用して実行される駐車場・駐車区画時間貸しサービスが提供される提携駐車場における駐車場装置（駐車区画監視装置、ゲートウェイ、撮像手段）の配置構成の一例を説明する図。 ユーザ端末の画面上で、ユーザ登録に必要な情報の入力を促す情報に基づいてユーザが情報入力した状態の一例を表す図。 （ａ）ユーザ端末の画面上に駐車場予約を行う際の最初の画面の一例が表示された状態、（ｂ）出かける先（予約したい駐車場の位置情報）と、出かける先への到着予定時間、滞在時間の予定などがあらかじめわかっている場合に、ユーザ端末の画面で予約入力した状態の一例を表す図。 ユーザが駐車場予約にあたってリクエストした位置情報の近辺に存在している複数の駐車場の位置が地図情報上に表示されている状態でユーザ端末の画面に表示された一例を表す図。 ユーザが駐車場予約で選択した駐車場に関する情報がユーザ端末の画面に表示された一例を表す図。 ユーザが駐車場予約で選択した駐車場の駐車区画の配置情報及び、予約状況がユーザ端末の画面に表示された一例を表す図。 ユーザが予約することを希望した駐車場の情報及び予約条件がユーザ端末の画面に表示された一例を表す図。

（駐車場貸出し・管理システムの実施概要）
図１は、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１の構成概要の一例を説明するものである。

この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用する事業者は、インターネット通信網、無線通信規格で定められている無線通信網、等のネットワーク通信網７上にクラウドコンピュータ形式の管理サーバ２を設置している。この管理サーバ２によって、複数の駐車場４における複数の駐車区画５（図３）を時間貸しする貸出・管理が行われる。

管理サーバ２によって貸出・管理が行われる複数の駐車場４にはそれぞれ駐車場装置３が配備されていて、駐車場装置３は、ネットワーク通信網７を介して管理サーバ２と交信可能になっている。

この実施形態の駐車場貸出し・管理システムを運用している事業者によって貸し出される駐車場４（あるいは、駐車場４の駐車区画５）の利用（時間制の貸出し）を希望する者（ユーザ）は、自己が使用しているスマートフォン、タブレット端末、携帯電話機、等、通信機能を備える端末（ユーザ端末６）を用いて、ネットワーク７を介して管理サーバ２と交信し、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって提供されるサービスを利用するためのユーザ登録を行って、駐車場４（あるいは、駐車場４の駐車区画５）の利用（時間制の貸出し）を申し込み、予約することができる。

自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって提供されるサービスによって貸出し（時間制の貸出）したいと希望する駐車場所有者は、自己が使用しているスマートフォン、パーソナルコンピュータなどの端末（駐車場所有者端末８）を用いて、ネットワーク通信網７を介して管理サーバ２と交信し、自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、管理サーバ２によって貸出・管理が行われる提携駐車場として登録することができる。

（管理サーバ２の構成）
コンピュータなどからなる管理サーバ２は、図２に概略構成を表しているように、駐車場・駐車区画登録手段２１、ユーザ登録手段２２、駐車区画貸出処理手段２３、駐車料金決済処理手段２４、貸出し状況管理手段２５、解析受付部２６、解析部２７、解析結果送信部２８、ユーザ管理データベース３０、駐車場・駐車区画データベース３１、貸出状況管理データベース３２、決済管理データベース３３、解析情報データベース３４を備えている。なお、本明細書、図面において「データベース」を単に「ＤＢ」と表すことがある。

駐車場・駐車区画登録手段２１は、駐車場４及び／又は駐車区画５の貸出を希望する駐車場・駐車区画所有者から、貸出希望駐車場・駐車区画に関する情報を取得して提携駐車場として登録する処理を行う。

ユーザ登録手段２２は、駐車区画５の利用（時間制の貸出し）を希望するユーザを登録する処理を行う。

駐車区画貸出処理手段２３は、登録済のユーザからの駐車区画５の貸出しを希望する駐車予約に応じて駐車区画貸出処理を行う。

駐車料金決済処理手段２４は、駐車区画５の貸出しを受けたユーザからの利用料金支払いを決済する処理を行う。

例えば、駐車料金決済処理手段２４は、管理サーバ２が、ユーザ端末６、ネットワーク通信網７を介してユーザから「決済処理実行」の指示情報を取得した際に、駐車区画５の貸出しを受けた前記ユーザからの利用料金支払いを決済する処理を行う。

貸出し状況管理手段２５は、駐車場装置３から取得した、駐車場装置３が設置されている駐車場４における駐車区画５の使用状況に関する情報に基づいて、管理サーバ２が管理している駐車区画５の使用状況情報を更新する処理を行う。

解析受付部２６は、ユーザ管理ＤＢ３０、駐車場・駐車区画ＤＢ３１、貸出状況管理ＤＢ３２に格納されているデータをビッグデータとして解析することを受け付ける処理部である。

解析部２７は、解析受付部２６で受け付けた解析要求に基づいてデータ解析を行う処理部である。解析部２７によるビッグデータ解析結果は解析情報ＤＢ３４に格納される。

解析結果送信部２８は、解析部２７によるビッグデータ解析の結果を送信出力する処理部である。

ユーザ管理ＤＢ３０は、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって貸出が行われる駐車場４あるいは、駐車場４の駐車区画５の利用を希望するユーザに関する情報を格納しているデータベースである。

ユーザ管理ＤＢ３０には、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用している事業者によって貸し出される駐車場４（あるいは、駐車場４の駐車区画５）の利用（時間制の貸出し）を希望して、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１のサービスに登録したユーザの情報（例えば、氏名、氏名のフリ仮名、ログイン名（e-mail アドレス）、パスワード、電話番号（スマートホンなどの端末の電話番号）、住所、郵便番号、決済に使用するクレジットカードの関する情報（カード種別、クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限）、駐車場の駐車スペースを時間借りして駐車を行う車に関する情報（車種、車のナンバー、車の色））などが登録されている。

駐車場・駐車区画ＤＢ３１は、駐車場貸出し・管理システム１によって貸出が行われる駐車場４あるいは、駐車場４の駐車区画５に関する情報が格納されデータベースである。

駐車場・駐車区画ＤＢ３１には、自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用している事業者によって貸出し（時間制の貸出）したいと希望する駐車場所有者が、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１のサービスに登録した駐車場・駐車区画に関する情報（例えば、駐車場の名称、駐車場の名称のフリ仮名、ログイン名（e-mail アドレス）、パスワード、電話番号（スマートホンなどの端末の電話番号）、駐車場・駐車区画の位置情報（住所、郵便番号）、駐車場における駐車区画の数に関する情報、駐車場における駐車区画の大きさに関する情報、駐車場における駐車区画の配置情報に関する情報、駐車場の外観イメージ情報（例えば、貸出する駐車場・駐車区画の外観の写真情報など）、貸し出しを行う駐車場・駐車区画の所有者に関する情報（氏名、氏名のフリ仮名）、住所、郵便番号、駐車場・駐車区画の所有者とこの実施形態の駐車場貸出し・管理システムを運用している事業者との間での決済に使用する銀行口座などに関する情報など）が登録される。

貸出状況管理ＤＢ３２は、駐車場４あるいは、駐車場４の駐車区画に関する情報及び、駐車場４あるいは、駐車場４の駐車区画５の使用状況に関する情報が格納されているデータベースである。

貸出状況管理ＤＢ３２には、貸出処理の際に、ユーザに対して情報提供する、各駐車場の位置（住所）情報、各駐車場の位置を表す地図情報、各駐車場の外観イメージ情報、各駐車場における駐車区画の配置情報を表す図に関する情報、貸出し状況管理手段２５が行う上述した処理によって更新される駐車場４における駐車区画５の使用状況に関する情報が登録される。

解析情報データベース３４には、解析部２７によるビッグデータ解析の結果が格納されている。

上述したコンピュータからなる管理サーバ２は、図示していないが、従来公知のように、ＣＰＵ、ＲＯＭ、ＲＡＭやハードディスクを備えていて、これらが必要なバスラインで接続されて構成されている。ＣＰＵは、オペレーティングシステムや、インストールあるいはダウンロードした所定のコンピュータプログラムなどに従って、この実施形態のシステムの各種の機能が実現されるように制御を行う。ＲＯＭは、オペレーティングシステムや種々のコンピュータプログラムなどを記憶し、また、ＣＰＵが各制御のための処理を実行する上で必要なデータを記憶する記憶部となる。ＲＡＭやハードディスクは、ＣＰＵが処理を実行する上で必要なデータを記憶し、ＣＰＵによって情報が適宜書き換えられるワークエリアとしても利用される。また、コンピュータからなる管理サーバ２は、必要に応じて、ユーザインターフェース、無線通信インターフェースなどを備えている。

（駐車場装置３の構成）
この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１による貸出し、管理が行われる駐車場４にはそれぞれ上述した駐車場装置３が設置される。

駐車場４における各駐車区画５が、登録済ユーザが車（自動車）を駐車できる区画（スペース）になる。例えば、図３図示の実施形態では駐車場４は、ＡからＪの１０区画の駐車区画５を備えていて、それぞれの区画に１台ずつ、合計１０台の車（自動車）を駐車できる。

駐車場装置３は、駐車区画監視手段９を備えており、駐車区画監視手段９は、駐車場４における駐車区画５、５、５の一カ所ずつにそれぞれ配備される。

また、駐車場装置３は、当該駐車場装置３が配備されている駐車場４に配備される１台のゲートウェイ１０を備えている。

ゲートウェイ１０を介して、管理サーバ２との間のネットワーク通信網７を介した交信が行われ、駐車場４における各駐車区画５にそれぞれ配備されている駐車区画監視手段９は無線でそれぞれゲートウェイ１０と交信するようになっている。

このように、図示の実施形態では、駐車区画監視手段９が取得した、駐車場装置３が設置されている駐車場４における駐車区画５の使用状況に関する情報、例えば、駐車区画監視手段９が設置されている駐車区画５に車が駐車しているか否かを知らせる情報が、駐車区画監視手段９からゲートウェイ１０、ネットワーク通信網７を介して管理サーバ２に届けられることで、駐車場装置３が、駐車場装置３が設置されている駐車場４における駐車区画５の使用状況に関する情報をネットワーク網７を介して管理サーバ２に届けるようになっている。

駐車区画監視手段９は、駐車場４における各駐車区画５の地面に設置される車体感知センサーである。車体感知センサーからなる駐車区画監視手段９は、設置された地面から鉛直方向上方に向かう検出可能距離が異なる少なくとも２つのセンサーを備えている。そして、この中の少なくとも一つのセンサーは、磁気センサーである。

設置された地面から鉛直方向上方に向かう検出可能距離が異なる少なくとも２つのセンサー（例えば、最大検出可能距離７０ｃｍと、最大検出可能距離５０ｃｍの２つのセンサー）を備えていることで駐車区画監視手段９が設置されている駐車区画５に車（自動車）が駐車しているか否かを確実に把握することができる。

また、少なくとも一つのセンサーが磁気センサーであることから、例えば、雪が降って、車体の下側に雪が付いていて駐車区画監視手段９と車体との間が雪によって遮られているような場合でも車（自動車）が駐車しているか否かを確実に把握することができる。

従来、駐車場、駐車区画を所有している所有者が、当該駐車場、駐車区画を時間貸し等の形態で貸出ししようとする場合、入出庫ゲートの設置、侵入防止柵の設置、油圧式タラップの設置、料金精算機の設置、等々、多くの駐車場運営設備の設置、工事を要するのが一般的であった。

この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１では、上述したように、駐車場４における各駐車区画５に車（自動車）が駐車しているか否かを検知する駐車区画監視手段９が各駐車区画５の地面に設置される車体感知センサーであって、無線で、ゲートウェイ１０を介して、管理サーバ２との間のネットワーク通信網７を介した交信を行うことで貸出し、管理が行われる。

そこで、自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって提供されるサービスによって貸出し（時間制の貸出）したいと希望する駐車場所有者は、自己が所有している駐車場４、駐車区画５に対して従来のような多数の駐車場運営設備の設置、工事を行う必要が無く、各駐車区画５への駐車区画監視手段９の配置、駐車場４への１台のゲートウェイ１０の設置だけですむ。

自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって提供されるサービスによって貸出し（時間制の貸出）したいと希望する駐車場所有者は、このように簡略化された設備のみで、低コストにて、貸し出しサービスを開始することができる。

図示の実施形態では、駐車場装置３は、当該駐車場装置３が配備されている駐車場４に配備される撮像手段１１を備えている。撮像手段１１は、例えば、駐車場４の天井に配備され、画像情報を取得するもので、ＣＣＤカメラなどからなる。

撮像手段１１によって、駐車区画５に駐車した車（自動車）が撮影され、その画像情報が、ゲートウェイ１０、ネットワーク通信網７を介して管理サーバ２に送られる。

管理サーバ２では、取得した画像情報から、駐車区画５に駐車した車（自動車）に関する情報、例えば、車種、車のナンバー、車の色を把握することができる。

撮像手段１１で取得する上述した駐車区画５に駐車した車（自動車）に関する情報は、駐車区画５に駐車した車（自動車）が当該駐車区画５に駐車することを予約していたユーザの使用に係る車（自動車）に相違ないか管理サーバ２で判定する処理に使用することができる。

また、そもそも、ユーザ登録していない第三者の使用に係る車（自動車）が、勝手に駐車区画５に駐車した際に、そのような駐車に対して後で対応を行う際の資料として撮像手段１１で取得する上述した駐車区画５に駐車した車（自動車）に関する情報を利用することもできる。このような体制になっていることを駐車場４内に掲出することで、登録していないユーザが勝手に駐車場、駐車区画を使用する行為を抑制することができる。

駐車場装置３は、更に、音声出力手段を備えている構成にすることもできる。例えば、駐車場４の駐車区画５に駐車予約を行っていない車（自動車）が駐車した場合に、「予約していない駐車区画（スペース）に駐車が行われました」と発呼したり、所定のブザー音を発呼する音声出力手段である。

（ユーザ登録）
この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用している事業者によって貸し出される駐車場４（あるいは、駐車場４の駐車区画５）の利用（時間制の貸出し）を希望する者（ユーザ）は、自己が使用しているユーザ端末６を利用し、ネットワーク網７を介して管理サーバ２にアクセスし、ユーザ登録を行う。

前記のユーザ登録のためのアクセスを受けた管理サーバ２では、ユーザ登録手段２２が、ユーザ登録に必要な情報の入力を促す情報を、アクセスしてきたユーザ端末６に送出する。

図４は、ユーザ端末６が管理サーバ２から取得したユーザ登録に必要な情報の入力を促す情報に基づいて上記に一例を示した情報を入力した状態の一例を表す図である。

ユーザ登録にあたって、ユーザ登録手段２２が取得し、管理サーバ２が備えているユーザ管理ＤＢ３０に格納する情報としては、例えば、氏名、氏名のフリ仮名、ログイン名（e-mail アドレス）、パスワード、電話番号（スマートホンなどの端末の電話番号）、住所、郵便番号、決済に使用するクレジットカードの関する情報（カード種別、クレジットカード番号、クレジットカードの有効期限）、駐車場の駐車スペースを時間借りして駐車を行う車に関する情報（車種、車のナンバー、車の色）などがある。

なお、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を利用して、当該システムの利用によるサービス提供を受ける際に利用するアプリケーションソフトを管理サーバ２からユーザ端末６にダウンロード、等して入手し、当該アプリケーションソフトを利用して上述したユーザ登録を行うようにすることもできる。

また、ユーザ登録後、ユーザが、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１によって提供される駐車場・駐車区画貸し出しサービスを利用するために管理サーバ２にアクセスし、空いている駐車場・駐車区画の検索、予約、予約した駐車区画での駐車処理、駐車区画から出ていく処理、駐車料金決済処理、等を行う際にも、前述したアプリケーションソフトを用いて行うことができる。

（駐車場・駐車区画登録）
自己が所有している駐車場４、駐車区画５を、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用している事業者によって貸出し（時間制の貸出）したいと希望する駐車場所有者は、自己が使用している駐車場所有者端末８を利用し、ネットワーク網７を介して管理サーバ２にアクセスし、駐車場・駐車区画登録を行う。

前記の駐車場・駐車区画登録のためのアクセスを受けた管理サーバ２では、駐車場・駐車区画登録手段２１が、駐車場・駐車区画登録に必要な情報の入力を促す情報を、アクセスしてきた駐車場所有者端末８に送出する。

駐車場・駐車区画登録にあたって、駐車場・駐車区画登録手段２１が取得し、管理サーバが備えている駐車場・駐車区画ＤＢ３１に格納する情報としては、例えば、駐車場の名称、駐車場の名称のフリ仮名、ログイン名（e-mail アドレス）、パスワード、電話番号（スマートホンなどの端末の電話番号）、駐車場・駐車区画の位置情報（住所、郵便番号）、駐車場における駐車区画の数に関する情報、駐車場における駐車区画の大きさに関する情報、駐車場における駐車区画の配置情報に関する情報、駐車場の外観イメージ情報（例えば、貸出する駐車場・駐車区画の外観の写真情報など）、貸し出しを行う駐車場・駐車区画の所有者に関する情報（氏名、氏名のフリ仮名）、住所、郵便番号、駐車場・駐車区画の所有者とこの実施形態の駐車場貸出し・管理システムを運用している事業者との間での決済に使用する銀行口座などに関する情報などがある。

このようにして登録された駐車場４、駐車区画５が、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用している事業者によって貸出し（時間制の貸出）される「提携駐車場」になる。

なお、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を利用して、当該システムの利用によるサービス提供を受ける際に利用するアプリケーションソフトを管理サーバ２から駐車場所有者端末８にダウンロード、等して入手し、当該アプリケーションソフトを利用して上述した駐車場・駐車区画登録を行うようにすることもできる。

また、このようにして、駐車場・駐車区画登録を行った後、駐車場・駐車区画の所有者が、登録した提携駐車場の利用・稼働状況などを、駐車場所有者端末８から管理サーバ２にアクセスして情報取得、閲覧する際にも、上述したアプリケーションソフトを使用することができる。

なお、管理サーバ２の駐車場・駐車区画登録手段２１は、取得した上述の情報を駐車場・駐車区画ＤＢ３１に格納すると共に、後述する貸出処理の際に、ユーザに対して情報提供する、各駐車場の位置（住所）情報、各駐車場の位置を表す地図情報、各駐車場の外観イメージ情報、各駐車場における駐車区画の配置情報を表す図に関する情報を作成し、これらの情報を、貸出状況管理ＤＢ３２に、駐車場の名称、駐車場の名称のフリ仮名と共に登録しておく。

（ユーザによる予約）
上述したように登録手続を行ったユーザは、ユーザ端末６を利用してネットワーク通信網７を介して管理サーバ２にアクセスし、駐車場（駐車区画）の予約を行うことができる。

例えば、休日などにドライブで出かけた先で車（自動車）を駐車したいと考えて、近辺の駐車場を探す場合や、出かける先（目的地の住所あるいは、目的地の施設名など）と、当該出かける先への到着予定時間と、滞在時間の予定などがあらかじめわかっているので、その出かける先の近辺の駐車場を探す場合などである。

図５（ａ）は、管理サーバ２にアクセスし、駐車場を事前に予約する場合で、駐車区画貸出処理手段２３からの情報に基づいて、ユーザ端末６の画面に表示されるトップページの一例である。

図５（ｂ）は、出かける先（すなわち、予約したい駐車場の位置情報）と、出かける先への到着予定時間と、滞在時間の予定などがあらかじめわかっている場合で、駐車場を事前予約する際に、駐車区画貸出処理手段２３からの情報に基づいて、ユーザ端末６の画面に表示される入力情報画面の一例である。

この他に、ユーザが、ドライブ先で、ユーザ端末６から位置情報を入力し、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３が、取得した位置情報から、駐車場・駐車区画ＤＢ３１、貸出状況管理ＤＢ３２を検索し、取得した位置情報の近辺の駐車場４に関する情報を生成してユーザ端末６の画面に表示させるようにすることもできる。

図６は、ユーザが、ドライブ先で、ユーザ端末６から位置情報を入力して駐車場の予約を希望してきた際に、当該位置情報の近辺に存在している複数の駐車場４の位置が地図情報上に表示されている状態の情報を、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３が生成し、それがユーザ端末６の画面に表示された一例を表すものである。

なお、上述したように、出かける先（すなわち、予約したい駐車場の位置情報）と、出かける先への到着予定時間と、滞在時間の予定などがあらかじめわかっている場合で、駐車場が事前予約される場合にも、管理サーバ２が取得した位置情報（出かける先（目的地の住所あるいは、目的地の施設名など）に関する情報）に基づいて、当該位置情報の近辺に存在している複数の駐車場４の位置が地図情報上に表示されている状態の情報を、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３が生成し、それが、図６に一例を示すように、ユーザ端末６の画面に表示される。

ユーザが、図６の画面で利用することを希望する位置の駐車場を選択すると、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３は、駐車場・駐車区画ＤＢ３１、貸出状況管理ＤＢ３２を検索し、選択された駐車場の情報が、例えば、図７図示のようにユーザ端末６の画面に表示されるように必要な情報生成、送出処理を行う。

ユーザが引き続き、図７図示の駐車場での駐車予約を希望する場合には、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３は、図８に例示されている、当該駐車場における駐車区画の配置情報及び、予約状況を把握できる情報が、ユーザ端末６の画面に表示されるように必要な情報生成、送出処理を行う。

ユーザはユーザ端末６から、図８図示の画面において、「空き」状態にある６番の駐車区画を予約する旨、入力し、管理サーバ２へ送信する。

これに基づいて、管理サーバ２の駐車区画貸出処理手段２３は、図９に例示されている予約決定画面情報が、ユーザ端末６の画面に表示されるように必要な情報生成、送出処理を行う。

図９図示の画面で、ユーザが画面上の「駐車」ボタンを押し、その情報を管理サーバ２へ送出することで予約が完了する。

管理サーバ２では、駐車区画貸出処理手段２３が予約完了に必要な処理を実行する。例えば、駐車料金決済処理手段２４が所定の決算処理を行うのに必要な情報を決済管理ＤＢ３３に記録し、予約を行ったユーザの予約決定情報をユーザ管理ＤＢ３０に記録する。

また、貸出し状況管理手段２５が、上述したように予約が入ったことを貸出状況管理ＤＢ３２に記録して、駐車区画５の使用状況情報を更新する処理を行う。

上述したように予約処理が実行されることで、駐車場を利用したいと考えているユーザは、利用したい場所（位置）近辺の複数の駐車場の利用状況をリアルタイムで把握し、自分の希望に最も適した駐車場、駐車区画を簡単に予約して利用することが可能になる。

これによって、駐車場を利用したいと考えているユーザに対して、駐車場４の利用状況をリアルタイムで公開することで、駐車場４を利用したいという需要と、利用されていない状態の駐車場４とのマッチングを円滑に図ることが可能になる。

（予約した駐車区画への駐車）
上述したように予約を行ったユーザは、予約していた駐車場４の駐車区画５に車（自動車）を駐車する。

駐車場装置３の駐車区画監視手段９は配置されている位置の駐車区画５に車（自動車）が駐車したことを管理サーバ２へ情報送信する。

管理サーバ２の貸出し状況管理手段２５は、前記情報を取得した位置の駐車区画５が予約されている駐車区画であるか否かを貸出状況管理ＤＢ３２を参照してチェックする。

もしも、予約されていない駐車区画５に車（自動車）が駐車したならば、当該駐車場４に配備されている駐車場装置３から、例えば、音声情報で「予約していない駐車区画（スペース）に駐車が行われました」と発呼されるように、管理サーバ２の貸出し状況管理手段２５が所定の処理動作を実行するようにすることもできる。

予約していた駐車場４の駐車区画５に車（自動車）を駐車したユーザは、ユーザ端末６から「駐車完了」の旨を管理サーバ２へ送る。

管理サーバ２の貸出し状況管理手段２５は、駐車場装置３から送出されてきた「駐車が行われた」との情報に係る駐車区画５が、駐車予約されていた駐車区画であり、なおかつ、ユーザ端末６から「駐車完了」の旨の通知を管理サーバ２が取得したことで、上述した「予約」が実行されたことを確認する。

そして、駐車料金決済処理手段２４が所定の決算処理を行うのに必要な情報（「貸出開始」情報）を決済管理ＤＢ３３に記録し、ユーザ端末６に対しては、「駐車完了」を了解し、駐車料金計算が開始される旨の通知を送信する。

なお、この際に、駐車場装置３の撮像手段１１が取得した、駐車区画５に駐車した車（自動車）に関する情報（車種、車のナンバー、車の色）と、ユーザ管理ＤＢ３０を参照することで把握する予約していたユーザの使用に係る車（自動車）に関する情報とから、貸出し状況管理手段２５が、駐車区画５に駐車した車（自動車）が、予約していたユーザの車に相違ないか判定する処理を行うようにすることもできる。

（予約した車の出発、料金精算・決済処理）
予約した駐車場の駐車区画５に車（自動車）を駐車していたユーザが、用事などを終えて、駐車場から車（自動車）を出す際には、ユーザ端末６から管理サーバ２へアクセスし、「駐車を終了する」旨の「決済処理実行」指示情報を通知する。

管理サーバ２の駐車料金決済処理手段２４は、管理サーバ２が取得した前記の「駐車を終了する」旨の通知（これが「決済処理実行」指示情報になる）により、決済管理ＤＢ３３に記録されている情報を参照して決済処理を行う。

なお、決済処理は、ユーザ登録の際に、ユーザが届け出て、ユーザ管理ＤＢ３０に格納されているクレジットカードに関する情報（カード種別、クレジットカード番号）を利用したカード決済で行う。

このため、従来の時間貸し駐車場のように、料金精算機を駐車場に設置する必要は無い。

なお、駐車料金決済処理手段２４が行う上述した決済処理の際に、管理サーバ２の貸出し状況管理手段２５が、駐車場装置３から取得した情報（予約していた車の駐車区画５での駐車が行われていない状態になったかどうかを示す情報）に基づいて、前記「決済処理実行」の指示情報を送出したユーザの使用に係る自動車が、「決済処理実行」の指示情報送出の前後の所定の時間の間（例えば、「決済処理実行」の指示情報送出の前後６０秒の間）に、駐車を行っていた駐車区画５に存在しなくなったことを確認する処理を実行するようにすることもできる。

予約していたユーザからユーザ端末６を介して「駐車を終了する」旨の通知（「決済処理実行」指示情報）を管理サーバ２が取得したにもかかわらず、駐車場装置３（の駐車区画監視手段）から、「決済処理実行」の指示情報送出の前後６０秒の間に、駐車を行っていた車（自動車）が駐車区画５に存在しなくなった、との情報を管理サーバ２が取得できなかったならば、ユーザが間違えて「駐車を終了する」旨の通知（「決済処理実行」指示情報）を管理サーバ２に送信した可能性がある。

このような場合には、駐車料金決済処理手段２４による決済処理は実行せず、管理サーバ２からユーザ端末６に、例えば、メール文章などで、駐車状態を終了したのかどうか、問い合わせすることができる。

（ビッグデータ解析）
解析受付部２６が、ユーザ管理ＤＢ３０、駐車場・駐車区画ＤＢ３１、貸出状況管理ＤＢ３２に格納されているデータをビッグデータとして解析するリクエストを受け付けると、解析部２７が、受け付けた解析要求に基づいてデータ解析を行う。

例えば、この実施形態の駐車場貸出し・管理システム１を運用する事業者が管理サーバ２のキーボードなどの入力部から解析要求を入力したり、駐車場所有者が駐車場所有者端末８からネットワーク通信網７を介して解析要求を入力することができる。

解析部２７は受け付けた解析要求に基づいて、例えば、月ごと、週ごと、曜日ごと、一日２４時間における時間ごとの、指定を受けた駐車場や駐車区画の使用状況を示す使用率、売り上げを解析する。

解析されたデータは、解析情報データベース３４に格納され、また、解析結果送信部２８により、管理サーバ２の表示画面に表示出力されたり、解析要求を送出してきた駐車場所有者の駐車場所有者端末８へネットワーク通信網７を介して送信出力する。

解析要求としては、上述したように、自己が所有している駐車場における月ごと、週ごと、曜日ごと、一日２４時間における時間ごとの使用状況・稼働状況、売り上げに関する情報、自己が所有している駐車場における利用状況・稼働状況と、近辺に存在している駐車場の利用状況・稼働状況とを比較する情報、自己が所有している駐車場を利用するユーザの属性（性別、年齢構成、住所情報）と、近辺に存在している駐車場を利用するユーザの属性（性別、年齢構成、住所情報）とを比較する情報、等々が例示される。

これによって、駐車場所有者に対してより効率の良い駐車場運営、より良好な投資効率となる駐車場運営に役立つ情報などを駐車場所有者に提供することが可能になる。

以上、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限られず、特許請求の範囲の記載から把握される技術的範囲において種々に変更可能である。

１ 駐車場貸出し・管理システム
２ 管理サーバ
３ 駐車場装置
４ 駐車場
５ 駐車区画
６ ユーザ端末
７ ネットワーク通信網
８ 駐車場所有者端末
９ 駐車区画監視手段
１０ ゲートウェイ
１１ 撮像手段
２１ 駐車場・駐車区画登録手段
２２ ユーザ登録手段
２３ 駐車区画貸出処理手段
２４ 駐車料金決済処理手段
２５ 貸出し状況管理手段
２６ 解析受付部
２７ 解析部
２８ 解析結果送信部
３０ ユーザ管理データベース
３１ 駐車場・駐車区画データベース
３２ 貸出状況管理データベース
３３ 決済管理データベース
３４ 解析情報データベース

Claims (6)

1. ネットワーク通信網上に設置されていて、複数の駐車場における複数の駐車区画を時間貸しする貸出・管理用の管理サーバと、
   前記複数の駐車場にそれぞれ設置されていて、前記管理サーバと前記ネットワーク通信網を介して交信可能な駐車場装置と
   を備えている駐車場貸出し・管理システムであって、
   前記駐車場装置は前記駐車場における各駐車区画にそれぞれ配備されている駐車区画監視手段と１台のゲートウェイを備えていて、
   前記駐車場装置は前記ゲートウェイを介して、前記管理サーバとの間の前記ネットワーク通信網を介した交信を行い、前記駐車場における各駐車区画にそれぞれ配備されている前記駐車区画監視手段は、それぞれ無線で前記ゲートウェイと交信し、
   前記管理サーバは、
   前記駐車場及び／又は前記駐車区画の貸出を希望する駐車場・駐車区画所有者から、貸出希望駐車場・駐車区画に関する情報を取得して提携駐車場として登録する駐車場・駐車区画登録手段と、
   前記駐車区画の利用を希望するユーザを当該ユーザが使用するクレジットカードに関する情報とともに登録するユーザ登録手段と、
   前記駐車場装置から取得した前記駐車場装置が設置されている前記駐車場における駐車区画の使用状況に関する情報及び、登録された前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する駐車予約に関する情報に基づいて前記管理サーバが管理している前記駐車区画の使用状況情報を更新する処理を行う貸出し状況管理手段と、
   登録済の前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する情報に応じて前記駐車場における前記駐車区画の配置情報及び予約状況を把握できる情報を前記ユーザが使用するユーザ端末の画面に表示されるようにし、前記ユーザからの前記駐車区画の貸出しを希望する駐車予約に応じて駐車区画貸出処理を行う駐車区画貸出処理手段と、
   前記駐車区画の貸出しを受けて駐車していた前記駐車区画から出る前記ユーザが前記ユーザ端末を介して前記管理サーバに通知する駐車を終了する旨の通知である「決済処理実行」指示情報を前記管理サーバが取得した際に、前記ユーザ登録手段が前記ユーザ登録を行う際に前記ユーザから取得していた前記ユーザのクレジットカードに関する情報を利用して、前記駐車区画の貸出しを受けた前記ユーザからの利用料金支払いを決済する駐車料金決済処理手段と、
   前記駐車場装置から取得した、前記駐車場装置が設置されている駐車場における前記駐車区画の使用状況に関する情報に基づいて、前記管理サーバが管理している前記駐車区画の使用状況情報を更新する貸出し状況管理手段と、
   を備えていて、
   前記駐車区画監視手段は、前記駐車場における各駐車区画の地面に配置される車体感知センサーであって、地面から鉛直方向上方に向かう検出可能距離が異なる少なくとも２つのセンサーを備えていると共に、その中の少なくとも一つの前記センサーが磁気センサーである
   駐車場貸出し・管理システム。
2. 前記決済処理の際に、前記管理サーバにおいて、前記駐車場装置から取得した情報に基づいて、前記「決済処理実行」の指示情報を送出した前記ユーザの使用に係る自動車が、前記「決済処理実行」の指示情報送出の前後の所定の時間の間に、駐車を行っていた前記駐車区画に存在しなくなったことを確認する処理が行われる
   請求項１記載の駐車場貸出し・管理システム。
3. 前記駐車区画貸出処理手段は、前記管理サーバが取得した貸出希望情報に含まれている当該貸出希望情報を送出してきた前記ユーザの使用に係るユーザ端末の位置情報を参照して前記提携駐車場に関する情報を生成する、あるいは、前記管理サーバが取得した前記貸出希望情報に含まれている貸出希望位置情報及び／又は貸出希望時間帯に関する情報を参照して前記提携駐車場に関する情報を生成する
   請求項１又は２記載の駐車場貸出し・管理システム。
4. 前記駐車区画貸出処理手段は、前記生成した前記提携駐車場に関する情報及び、前記生成した前記提携駐車場における前記駐車区画の使用状況情報を前記貸出希望情報を送出してきた前記ユーザの使用に係るユーザ端末に向けて送出する
   請求項３記載の駐車場貸出し・管理システム。
5. 前記駐車場装置は、更に、画像情報を取得する撮像手段を備えており、
   前記貸出し状況管理手段は、前記駐車場装置から取得した、前記駐車区画に駐車する車に関する画像情報に基づいて、前記駐車区画に駐車する車が、前記駐車区画貸出処理手段によって貸出処理が行われている車であるかどうかを判定する
   請求項１乃至請求４のいずれか一項に記載の駐車場貸出し・管理システム。
6. 前記管理サーバは、
   前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の利用を希望するユーザに関する情報を格納しているユーザ管理データベースと、
   前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報が格納されている駐車場・駐車区画データベースと、
   前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報及び前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の使用状況に関する情報が格納されている貸出状況管理データベースと、
   前記ユーザ管理データベース、前記駐車場・駐車区画データベース、前記貸出状況管理データベースにそれぞれ格納されている前記ユーザに関する情報、前記駐車場貸出し・管理システムによって貸出が行われる前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報、前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画に関する情報及び前記駐車場あるいは、前記駐車場の駐車区画の使用状況に関する情報をビッグデータとして解析する解析部と、
   当該解析部による解析結果情報を出力する解析結果送信部と
   を備えている請求項１乃至請求項５のいずれか一項に記載の駐車場貸出し・管理システム。