JP3680803B2 - 共同利用乗物予約装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す共同利用乗物について、利用者からの予約申込を受け付けて、処理する共同利用乗物予約装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者からの利用要求に応じて、自動車や自転車等、の乗物を該利用者に貸し出す、乗物の共同利用システム(以下、単に共同利用システムと言う。)が提案されている。最近では、環境問題を考慮し、共同で利用する乗物を低公害車にした、共同利用システムが進められている。低公害車の共同利用システムは、CEVSS(Clean Energy Vehicle Sharing System)と呼ばれている。
【0003】
共同利用システムには、利用者に対して乗物の貸出、および返却を同じ駐車場(ポート)で行うシングルポートシステムと、乗物の貸出を行うポートと、乗物を返却するポートと、を利用者が自分の都合に合わせて選択できるマルチポートシステムとがある。共同利用システムの予約システム(以下、単に予約システムと言う。)は、利用者からの予約申込を受け付けたときに、該利用者に乗物を貸し出すことができるかどうか(予約できるかどうか)を判定し、予約できると判定した場合に、利用者からの予約申込に基づいて乗物の貸し出しを予約する。予約システムとしては、例えば特開2001−273589で提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、利用者が共同利用乗物の予約申込を行う理由は、目的地へ移動するためであり、共同利用乗物が予約できなかった利用者は別の方法で目的地へ移動することになる。この別の方法として、タクシーを利用する利用者も多い。タクシーを利用する場合、適当な場所で空車状態のタクシーをつかまえて乗車するか、タクシー業者に配車を要求し、配車されたタクシーに乗車するか、のどちらかである。適当な場所で空車状態のタクシーをつかまえて乗車する場合、空車状態のタクシーがすぐにつかまるとは限らず、タクシーをつかまえるまでに長い時間を要すると、目的地への到着時間が遅れるという問題がある。
【0005】
一方、タクシー業者に配車を要求する場合、利用者は予約申込を行ったが予約できなかった予約システムへのアクセスを終了し、タクシー業者にタクシーの配車を要求することになるので、配車の要求を面倒に感じる利用者も多く、利用者にとって不便であった。
【0006】
また、共同利用乗物を予約できなかった利用者の行動予定が、例えば、
▲1▼自宅近くのAポート(乗物貸出場所)まで徒歩で移動し、共同利用乗物を借り、
▲2▼この共同利用乗物でショッピングセンタへ移動して、買い物をし、
▲3▼ショッピングセンタから友人と食事するレストラン近くのBポート(乗物返却場所)へ移動して共同利用乗物を返却し、
▲4▼Bポートからレストランまで徒歩で移動し、友人と食事をとり、
▲5▼友人の車でレストランから自宅まで送ってもらう、
という予定であったとする。ここで、この利用者が、自宅からショッピングセンタへの移動、および買い物後におけるショッピングセンタからレストランへの移動、にタクシーを利用する場合について考えてみると、配車の要求を2回行うことになる。このように、目的地(上記例ではレストラン)への移動途中に、立ち寄る場所(上記例ではショッピングセンタ)がある利用者にとっては、配車の要求が一層面倒なものとなる。
【0007】
なお、タクシーの配車を要求する装置として、例えば特開平9−128695において提案されているものがある。この公報には、タクシーの配車を要求すると、利用者に配車場所(利用者が要求した乗車場所)へのタクシーの到着予定時刻を知らせる技術が開示されている。また、タクシーの利用を検討している利用者に対して、配車場所から目的地までの料金を知らせる装置も提案されている(特開2001−266185)。
【0008】
この発明の目的は、共同利用乗物が予約できなかった利用者の利便性を向上させた共同利用乗物予約装置を提供することにある。
【0009】
また、この発明は、共同利用乗物が予約できなかった利用者の行動を考慮したタクシーの配車予約が行える共同利用乗物予約装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の共同利用乗物予約装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
【0011】
(1)利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す共同利用乗物について、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、
上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報に基づいて、上記共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する予約可否判定手段と、
上記予約可否判定手段が上記共同利用乗物を予約できないと判定した場合に、利用者にタクシーの配車を希望するかどうかを確認する配車希望確認手段と、
利用者がタクシーの配車を希望していることが上記配車希望確認手段により確認された場合、上記予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に含まれている利用開始日時に応じてタクシーの配車を要求する配車要求手段と、
上記配車要求手段により配車を要求するタクシーの行先を利用者に確認する行先確認手段と、
上記行先確認手段により確認された行先が、上記予約申込情報受付手段で受け付けた上記予約申込情報に含まれている上記乗物返却場所付近であるかどうかを判定し、上記乗物返却場所付近でない場合に、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約するかどうかを利用者に確認する配車予約確認手段と、
上記配車予約確認手段により、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約することが確認された場合、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約する配車予約手段と、を備えている。
【0012】
この構成では、予約申込情報受付手段が、利用者に貸し出す自動車や自転車等の共同利用乗物についての予約申込情報を受け付ける。この予約申込情報には、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所が含まれている。利用者識別情報は、予約申込を行っている利用者を識別することができる情報であり、例えば氏名、運転免許証番号、会員番号である。利用開始日時は共同利用乗物を借りる時間であり、利用終了日時は共同利用乗物を返す時間である。乗物貸出場所は、共同利用乗物を借りる場所であり、乗物返却場所は共同利用乗物を返す場所である。乗物貸出場所と、乗物返却場所と、は同じ場所であってもよいし、異なる場所であってもよい。
【0013】
予約可否判定手段は、予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に基づいて共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する。この判定で予約できないと判定すると、配車希望確認手段によりタクシーの配車を希望するかどうかが確認され、利用者がタクシーの配車を希望すると、配車要求手段が予約申込情報に含まれている利用開始日時に応じてタクシーの配車を要求する。
【0014】
通常、利用者は、共同利用乗物で移動を開始する時間を利用開始日時にした予約申込を行うことから、配車要求手段がタクシーの配車時間を、この利用開始日時にした配車の要求を行うことで、利用者の行動に即した配車の要求が行える。
【0015】
なお、ここで言う配車の要求には、即時の配車の依頼と、即時でない配車の予約と、が含まれている。上記即時の配車の依頼とは、例えば配車場所近辺の道路を走行中または道路に停車中のタクシーの運転手に対して、すぐに配車場所に向かうように指示する要求である。また、即時でない配車の予約とは、すぐに配車場所にタクシーを向かわせる必要がなく、タクシー業者等に配車を予約する要求である。また、即時の配車の依頼を行うか、即時でない配車の予約を行うかについては、現在時刻と、配車時間(利用開始日時)との時間差から判断される。
【0016】
このように、共同利用乗物を予約できなかった利用者に対して、タクシーの配車を希望するかどうかを確認し、配車を希望することを確認した利用者については、自動的にタクシーの配車を要求するようにしたので、利用者の利便性を向上できる。
【0017】
また、行先確認手段が配車を要求するタクシーの行先を確認し、配車予約確認手段が該タクシーの行先が、該利用者の目的地(乗物返却場所付近)であるか、または目的地に行く前に立ち寄る立寄場所であるかを判定する。立寄場所であると判定すると、この立寄場所から目的地への移動に利用する次回のタクシーの配車を予約するかどうかを確認する。そして、次回のタクシーの配車を予約することが確認されると、配車予約手段により次回のタクシーの配車の予約が行われる。
【0018】
これにより、立寄場所から目的地までの移動に利用するタクシーの配車の予約も簡単に行え、利用者の利便性を一層向上できる。また、タクシー業者にとっては、利用者を確保することができるとともに、乗り継いだ利用者に対して割引サービスを行う際に乗り継いだ利用者の同一性の確認が容易に行える。
【0019】
(2)上記配車予約確認手段は、次回のタクシーの配車を予約することが確認された場合、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車時間を確認する手段である。
【0020】
この構成では、配車予約手段が予約する次回のタクシーの配車時間が配車予約確認手段により確認される。
【0021】
(3)上記配車希望確認手段は、利用者がタクシーの配車を希望していることが確認された場合、上記予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に含まれている上記乗物貸出場所付近の地図を用いて、配車場所の変更確認を行う手段である。
【0022】
この構成では、配車希望確認手段が予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に含まれている上記乗物貸出場所付近の地図を用いて、配車場所の変更確認を行うので、利用者が乗物貸出場所よりも都合がよい場所を、簡単に配車場所に指定することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置について説明する。
【0025】
図1は、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置を適用した予約システムの構成を示す図である。1はこの発明の実施形態である共同利用乗物予約装置であり、2は予約の申込を行う利用者が操作する予約申込端末2である。予約申込端末2は、インタネット等のネットワーク3を介して共同利用乗物予約装置1に接続できる利用者所有のパーソナルコンピュータや、駅や店舗等に設置された端末装置であってもよいし、また共同利用乗物予約装置1に直接接続された端末装置であってもよい。さらには、携帯電話機等、無線通信機能を有する携帯端末装置であってもよい。予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置1との間でデータ通信が行えるものであれば特に制限されない。また、図中に示す5はタクシーである。タクシー5には、共同利用乗物予約装置1との間で無線通信が行えるように車載機(不図示)が搭載されている。
【0026】
この実施形態の予約システムは、利用者からの利用要求に応じて該利用者に自動車や自転車等の乗物(この発明で言う共同利用乗物)を貸し出す、乗物の共同利用システム(以下、単に共同利用システムと言う。)において、利用者からの予約申込を受け付け、受け付けた予約申込を処理するシステムである。
【0027】
図2は、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の構成を示すブロック図である。この実施形態の共同利用乗物予約装置1は、本体の動作を制御する制御部11と、予約申込端末2、およびタクシー5に搭載されている車載機とのデータ通信を制御する通信部12と、共同利用システムの予約状況を登録した共同利用システム予約データベース13と、共同利用システムで乗物を利用者に貸し出したり、または利用者が乗物を返却する駐車場(ポート)毎に、その住所を対応付けた住所データベース14と、ポート毎にその付近の地図情報を登録した地図データベース15と、タクシーの配車予約の状況を登録したタクシー予約データベース16と、予約申込端末2から送られてきた予約申込情報を一時的に記憶するRAM17と、タクシー5毎に走行または停止している場所、タクシー5の状態(空車や賃走等)、を管理するタクシー管理部18と、を備えている。通信部12には、有線による予約申込端末2とのデータ通信を制御する有線通信部12a、および無線による予約申込端末2とのデータ通信を制御する第1の無線通信部12b、および無線による車載機(タクシー)との通信を制御する第2の無線通信部12cが設けられている。
【0028】
ここで、共同利用システムについて簡単に説明しておく。
【0029】
共同利用システムは、自動車や自転車等の乗物を共同で利用するシステムである。共同利用する乗物を低公害車としたシステムは、CEVSS(Clean Energy Vehicle Sharing System)と呼ばれている。共同利用システムには、マルチポートシステムとシングルポートシステムとがある。
【0030】
マルチポートシステムは、乗物の貸出を行う貸出ポートと、乗物を返却する返却ポートと、を利用者が自分の都合に合わせて選択できるシステムである。貸出ポートと返却ポートとは、異なるポートであってもよいし、同じポートであってもよい。マルチポートシステムの利用者の多くは、出発地から目的地までの移動に乗物を利用するので、出発地近くのポートで乗物を借り、目的地近くのポートで乗物を返却する。
【0031】
シングルポートシステムは、乗物の貸出、および返却を同じポートで行うシステムである。シングルポートシステムでは、利用者は出発地近くのポートで乗物を借りて目的地に移動し、該目的地での用事を済ませた後、この乗物を借りたポートに戻って乗物を返却する。
【0032】
マルチポートシステムの場合、予約申込を行う利用者は、
▲1▼氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情報と、
▲2▼乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利用終了日時と、
▲3▼乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、
▲4▼乗物を返却するポートを示す返却ポートと、
を含む予約申込情報を入力する。一方、シングルポートシステムの場合、予約申込を行う利用者は、
▲1▼氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情報と、
▲2▼乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利用終了日時と、
▲3▼乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、を含む予約申込情報を入力する。シングルポートシステムでは、貸出ポートと、返却ポートとが、同じポートであるので、返却ポートについては入力する必要がない。
【0033】
なお、共同利用システムには、上記以外に駅と自宅との移動に利用者が共同利用乗物を利用するステーションカーシステムと呼ばれる方式もあるが、ここでは説明を省略する。
【0034】
次に、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の動作について説明する。図3および図4は、この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【0035】
なお、ここでは、共同利用システムはマルチポートシステムである。
【0036】
共同利用システムの予約申込を行う利用者は、予約申込端末2を操作して、共同利用乗物予約装置1にアクセスする(予約申込要求を送信する)。共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2からのアクセスがあると(s1)、アクセスしてきた予約申込端末2に対して、共同利用システム予約申込情報(以下、単に予約申込情報と言う。)の入力要求を送信し(s2)、該予約申込端末2から予約申込情報を受信するのを待つ(s3)。
【0037】
共同利用乗物予約装置1から予約申込情報の入力要求が送信されてきた予約申込端末2の画面には、図5(A)に示す画面が表示される。利用者は、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポート、利用者の氏名を予約申込端末2で入力し、共同利用乗物予約装置1に送信する。図5(B)において、破線で囲んだ領域の情報が、利用者が入力した予約申込情報(利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポート、および利用者の氏名)である。
【0038】
共同利用乗物予約装置1は、s3で予約申込端末2から予約申込情報を受信すると、受信した予約申込情報をRAM17に記憶し(s4)、該利用者からの予約申込を受け付ける。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶した予約申込情報と、共同利用システム予約データベース13に記憶している共同利用システムの現在の予約状況と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(予約判定を行う)(s5)。
【0039】
共同利用システム予約データベース13には、共同利用する乗物毎に既に予約されている時間帯と、存在しているポートと、を対応付けた情報が記録されている(図6参照)。図6は、2002年3月5日における1号車から3号車の予約状況を示している。図6において、A、B、Cは乗物が存在しているポートである。また、棒線は既に予約されている時間帯である。
【0040】
s5の予約判定は、
▲1▼利用開始日時〜利用終了日時までの間、予約されていない乗物があるかどうか、
▲2▼上記▲1▼で予約されていない乗物があった場合、該乗物を利用開始日時に利用者が希望する貸出ポートに存在させることができるかどうか、
▲3▼利用終了日時に利用者が希望する返却ポートに乗物が返却されても、すでに受け付けている全ての予約を処理することができるかどうか、
等の判定結果に基づいて総合的に行われる。
【0041】
共同利用乗物予約装置1は、予約できると判定すると、共同利用システム予約データベース13に今回の予約内容を登録するとともに(s6→s7)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に送信し(s8)、s4でRAM17に記憶した予約申込情報をクリアし(s9)、本処理を終了する。
【0042】
反対に、共同利用乗物予約装置1は、s5における予約判定で予約できないと判定すると、タクシー5の配車を希望するかどうかを利用者に確認する、配車希望確認を予約申込端末2に送信する(s6→s11)。s11では、共同利用システムを予約できなかった旨のメッセージも予約申込端末2に送信している。
【0043】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの予約内容を受信した予約申込端末2の画面には、予約内容が表示される(図7(A)参照)。この予約内容には、利用者が入力した予約申込情報に含まれていなかった、料金等の情報も含まれている。予約申込端末2側で、この予約内容の印字出力も行える。利用者は、この表示により、共同利用システムの予約ができたことを認識する。
【0044】
反対に、共同利用乗物予約装置1から上記配車希望確認を受信した予約申込端末2の画面には、予約ができなかったこと、およびタクシー5の配車を希望するかどうかを利用者に確認するメッセージが表示される(図7(B)参照)。利用者は、この表示により共同利用システムの予約ができなかったことを認識し、タクシー5の配車を希望するかどうかを入力する。タクシー5の配車を希望する利用者はテンキーの「1」を操作し、タクシー5の配車を希望しない利用者はテンキーの「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果(タクシー5の配車を希望するかどうか)を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0045】
共同利用乗物予約装置1は、利用者がタクシー5の配車を希望していなければ、s12からs9にジャンプし、RAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。反対に利用者がタクシー5の配車を希望していると、図4に示すs13以降の処理を実行する。
【0046】
共同利用乗物予約装置1は、s4でRAM17に記憶した予約申込情報を読み出し(s13)、住所データベース14を用いて貸出ポート、および返却ポートの住所を獲得する(s14)。住所データベース14には、図8に示すように共同利用システムにおいて乗物の貸出および返却が行えるポート毎に、その住所を対応付けたデータが記憶されている。共同利用乗物予約装置1は、s14で獲得した貸出ポートの住所を用いて、地図データベース15から該貸出ポート付近の地図情報を読み出す(s15)。共同利用乗物予約装置1は、s15で読み出した貸出ポート付近の地図情報を含む、タクシー5の配車場所変更確認を予約申込端末2に送信し(s16)、予約申込端末2から利用者が確定した配車場所を示す配車場所情報が送信されてくるのを待つ(s17)。
【0047】
ここで、共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶している予約申込情報に含まれている貸出ポートを配車場所にして、タクシー5の配車を要求してもよい。しかし、上記貸出ポートは、乗物の貸出、および返却を行っている駐車場等の施設に制限されている。一方、タクシー5の配車場所は特定の施設に制限されず、タクシー5が進入できる場所であればよい。通常、共同利用システムを予約した利用者は、出発地となる自宅等から貸出ポートまで徒歩で移動している。したがって、タクシー5が貸出ポートに配車されるよりも、自宅前等のより出発地に近い場所に配車されるほうが、利用者にとって都合がよい。
【0048】
このような理由から、本実施形態ではs15〜s17の処理を行って、利用者が貸出ポートよりも、より都合がよい場所を配車場所に指定できるようにしている。
【0049】
なお、利用者にとってより都合のよい配車場所が上記貸出ポートから大きく離れることは殆どないと考えられる。
【0050】
共同利用乗物予約装置1から、配車場所変更確認を受信した予約申込端末2の画面には貸出ポート付近の地図が表示される(図9参照)。利用者は、この画面上でカーソル(図9では貸出ポートであるAポートに位置している。)を所望の配車場所に移動し、確定する。予約申込端末2は、利用者が確定したときの地図上におけるカーソルの位置を示す地点情報を配車場所情報として共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0051】
なお、配車場所を貸出ポートにする場合(配車場所を変更しない場合)、利用者はカーソルを移動することなく確定すればよい。
【0052】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から配車場所情報を受信すると、この配車場所情報に基づいて利用者が確定した配車場所の住所を特定する(s18)。次に、共同利用乗物予約装置1は、予約申込情報に含まれている、利用開始日時と現在時刻との差が所定時間未満であるかどうかを判定する(s19)。ここで言う所定時間は数十分程度であり、s19では予約申込情報に含まれている利用開始日時に、s18で住所を特定した配車場所にタクシー5を配車するには、すぐに配車場所付近の道路を走行または道路に停車している空車状態のタクシー5を見つけ、該タクシー5に配車を指示する必要があるかどうか(即時の配車の依頼を行うか、即時でない配車の予約を行うか)を判定している。
【0053】
利用者が共同利用システムの予約申込を利用開始日時の直前に行っている場合に、s19で利用開始日時と現在時刻との差が所定時間未満であると判定される。
【0054】
共同利用乗物予約装置1は、s19で所定時間未満であると判定すると、s18で住所を特定した配車場所付近の道路を走行または道路に停車している空車状態のタクシーを検索し(s20)、ここで検索したタクシーに対して、s18で特定した住所への配車を指示する(即時の配車の依頼を行う。)(s21)。配車を指示されたタクシー5の運転手は、すぐに指示された配車場所への移動を開始する。
【0055】
s20では、タクシー管理部18が所望の地域を走行している空車状態のタクシーをGPSを利用して検索する。この技術については、公知であるので(特開平9−128695等に記載されている。)ここでは説明を省略する。
【0056】
s21では、配車を指示したタクシー5の運転手にs14で獲得した返却ポートの住所を、行先(目的地)として通知している。通常、共同利用乗物を利用する利用者は、目的地付近にある返却ポートで乗物を返却し、目的地まで徒歩で移動することから、タクシー5の配車を希望した利用者の目的地は予約申込情報に含まれていた返却ポート付近であると考えられる。
【0057】
共同利用乗物予約装置1は、s21でタクシー5に配車を指示すると、該タクシー5の現在の場所とs18で住所を特定した配車場所との距離等に基づいて、該タクシー5が配車場所に到着する配車予定時間を算出する(s22)。s22で算出される配車予定時間は、予約申込情報に含まれていた利用開始日時よりも遅れることがある。また、共同利用乗物予約装置1は予約申込情報に含まれている返却ポートを行先にして、タクシー5の利用にかかる予想料金を算出する(s23)。共同利用乗物予約装置1は、s22で算出した配車予定時間、およびs23で算出した予想料金を予約申込端末2に送信し(s24)、s9でRAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。
【0058】
また、共同利用乗物予約装置1は、上記s19で所定時間未満でないと判定すると、予約申込情報に含まれれている利用開始日時を配車時間、利用者名、s18で特定した住所を配車場所、予約申込情報に含まれていた返却ポートの住所を行先、としたタクシー5の配車予約データをタクシー予約データベース16に登録する(s25)(図10参照)。共同利用乗物予約装置1は、予約申込情報に含まれている返却ポートを行先にして、タクシー5の利用にかかる予想料金を算出する(s26)。s26の処理は、s23の処理と同じ処理である。共同利用乗物予約装置1は、予約申込情報に含まれている利用開始日時を配車予定時間とし、s26で算出した予想料金とともに、予約申込端末2に送信する(s27)。その後、s9でRAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。
【0059】
s25でタクシー予約データベース16に登録した配車予約データについては、適当なタイミングで共同利用乗物予約装置1からタクシー業者のホスト装置(不図示)に送信される(タクシー業者に対して即時でない配車の予約が行われる。)。タクシー業者が、共同利用乗物予約装置1から送信されてきた配車予約データに基づいて、タクシー5の配車予定を組んで、利用者の配車要求に対応する。
【0060】
図11は、s24、またはs27で共同利用乗物予約装置1から送信された配車予定時間、および予想料金を受信した予約申込端末2の画面を示す図である。利用者は、この画面からタクシー5の配車の要求が行えたことを認識する。
【0061】
なお、行先については表示されない。このようにしている理由は、タクシー5の配車を要求した利用者が目的地である返却ポート付近に行く前に、他の場所に立ち寄ることもあるため、利用者に確認していない行先を表示して、利用者を戸惑わせることがないようにするためである。
【0062】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1は、共同利用乗物を予約できなかった利用者に対して、タクシー5の配車を希望するかどうかを確認し、配車を希望することを確認した利用者については、タクシー5の配車を要求するようにしたので、利用者の利便性を向上できる。
【0063】
また、利用者の希望により配車されるタクシー5の運転手に、図11に示した画面に表示しなかった行先として返却ポートの住所を通知している。運転手は、配車場所に到着し、利用者を乗車させたときに、該利用者に指示された行先が返却ポート付近(目的地)でなかった場合、指示された行先が、目的地に行く前に立ち寄る場所(以下、立寄場所と言う。)であると判断できる。この場合、利用者が今回指示した立寄場所から返却ポート付近へ移動する際に、もう一度タクシー5を利用する可能性が高い。そこで、利用者が今回指示した場所(立寄場所)への移動中に運転手に、もう一度タクシー5を利用する可能性が高い利用者に対して今回指示された行先でタクシー5の配車を希望するかどうか(次会のタクシー5の配車を希望するかどうか)を確認させることができる。これにより、利用者は立寄場所から目的地への移動に利用する次回のタクシーの配車の要求が車内での運転手との会話により行える。
【0064】
一方、タクシー業者にとっては、利用者を確保することができるとともに、乗り継いだ利用者に対して割引サービスを行う際に、乗り継いだ利用者の同一性の確認が容易に行える。
【0065】
また、上記実施形態ではタクシー5に乗車した利用者の行先が目的地であるか、立寄場所であるかを運転手に判断させたが、この判断を自動化してもよい。この場合、上記図4に示した処理を図12に示す処理に変更することで実現できる。以下、図12の処理について説明する。
【0066】
なお、この場合も共同利用乗物予約装置1は図3に示した処理を実行し、s12で利用者の配車希望を確認した場合に、図12に示す処理を実行する。
【0067】
共同利用乗物予約装置1は、上記実施形態で説明したs13〜s18の処理を実行する。このs13〜s18の処理についてはここでは説明を省略する。共同利用乗物予約装置1は、s18の処理を完了すると、該s18で住所を特定した配車場所と予約申込情報に含まれていた返却ポートとを含む行先確認用地図を作成する(s31)。そして、この行先確認用地図を含んだ行先確認要求を予約申込端末2に送信し(s32)、予約申込端末2から確定された行先を示す行先地点情報が送信されてくるのを待つ(s33)。
【0068】
共同利用乗物予約装置1から行先確認要求を受信した予約申込端末2の画面には、配車場所と予約申込情報に含まれていた返却ポートとを含む行先確認用地図が表示される(図13参照)。この行先確認用地図は、図9に示した地図に比べて、その尺度が大きい。利用者は、この地図上に表示されているカーソルを移動して行先を入力する。ここで、利用者が入力する行先としては、返却ポート付近の目的地である場合と、該目的地へ移動する前に立ち寄る立寄場所である場合と、がある。予約申込端末2は、利用者が入力した行先を示す行先地点情報(地図上におけるカーソルの位置を示す情報)を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0069】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から行先を示す行先地点情報を受信すると、s34で該行先地点情報に対応する場所を行先に確定し(s34)、上記s19〜s23、s25、s26の処理を実行する。但し、s23、及びs26で予想料金を算出するときには、s34で確定した行先を利用する。したがって、利用者の行先に対応した予想料金の算出が行える。
【0070】
共同利用乗物予約装置1は、s23、またはs26の処理を完了すると、s34で確定した行先が予約申込情報に含まれている返却ポート付近であるかどうかを判定する(s35)。s35では、s34で確定した利用者の行先が予約申込情報に含まれている返却ポートから数km、例えば2km、以上離れているかどうかを判定する。この判定で行先が返却ポート付近であると判定すると、s24、またはs27で配車予定時間、および予想料金を予約申込端末2に送信し(s24)、s9でRAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。反対に、s35で返却ポート付近でないと判定すると、配車予定時間、、予想料金に加えて、s34で確定した行先を配車場所とする次回のタクシー5の配車を予約するかどうかを確認する配車予約確認情報を加えて、予約申込端末2に送信する(s36)。
【0071】
共同利用乗物予約装置1がs36で送信した情報を受信した予約申込端末2においては、図14に示す画面が表示される。利用者は、この画面からs12で配車を希望したタクシー5の配車予定時間、および予想料金を確認するとともに、この配車を希望したタクシー5で移動する場所(s34で確定された行先)を配車場所にした次回のタクシー5の予約を希望するかどうかを入力する。予約申込端末2は、利用者により入力された入力結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0072】
共同利用乗物予約装置1は、利用者が次回のタクシー5の配車予約を希望していなければ、RAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する(s37→s9)。反対に利用者が次回のタクシー5の配車予約を希望していると、配車時間確認情報を予約申込端末2に送信し(s37→s38)、配車時間が送信されてくるのを待つ(s39)。
【0073】
共同利用乗物予約装置1から送信されてきた配車時間確認情報を受信した予約申込端末2の画面には、図15に示す画面が表示される。利用者は、配車時間を入力し、これを共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0074】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から配車時間が送信されてくると、該配車時間に基づく次回のタクシー5の配車予約をタクシー予約データベース16に登録し(s40)、s9でRAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。s40では、利用者の行先を返却ポートとした配車予約が行われる。
【0075】
このように、利用者がタクシー5を2回利用する場合であっても、2回目のタクシー5の配車予約(次回のタクシー5の配車予約)も簡単に行えるので、利用者の利便性を向上できる。
【0076】
なお、s39の後で利用者の行先を再度確認し、確認した行先が返却ポート付近でなければ、さらに、ここを配車場所とする3回目のタクシー5の配車を希望するかどうかを確認するようにしてもよい。
【0077】
さらに、上記実施形態では、共同利用システムがマルチポートシステムであるとしたが、シングルポートシステムである場合には、図4に示した処理を図16に示す処理に変更すればよい。
【0078】
なお、シングルポートシステムの場合、共同利用乗物予約装置1に、予約申込端末2から送信されてきた予約申込情報には利用者の目的地を判断するのに用いる上記返却ポートに相当する情報が含まれていない。
【0079】
共同利用乗物予約装置1は、s12で利用者が配車を希望した場合、図4に示したs13〜s27の処理を実行する。但し、共同利用乗物予約装置1は、利用者の行先を判断することができないので、s23、およびs26の処理については実行しない。また、s24、またはs27で共同利用乗物予約装置1から予約申込端末2に送信される情報には、配車予定時間と、帰りのタクシーの配車を予約するかどうか(次回のタクシー5の配車予約を希望するかどうか)を確認する配車予約確認情報が含まれているが、予想料金については含まれていない。
【0080】
共同利用乗物予約装置1から送信されてきた配車時間確認情報を受信した予約申込端末2の画面には、帰りのタクシーの配車を希望するかどうかを利用者に確認するメッセージも表示される(図17参照)。利用者は、帰りのタクシーの配車を希望するかどうかを入力する。
【0081】
シングルポートシステムの利用者は、出発地近くのポートで乗物を借りて目的地に移動し、該目的地での用事を済ませた後、この乗物を借りたポートに戻って乗物を返却する。このことから、利用者が出発地から目的地への移動(往路)にタクシー5利用した場合、目的地から出発地への移動(復路)にもタクシー5を利用する可能性が高い。
【0082】
共同利用乗物予約装置1は、利用者が帰りのタクシー5の配車を希望しなかった場合、RAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する(s51→s9)。反対に、利用者が帰りのタクシー5の配車を希望した場合、配車時間、および配車場所の入力を要求する配車情報入力要求を送信する(s51→s52)。
【0083】
共同利用乗物予約装置1から送信されてきた配車情報入力要求を受信した予約申込端末2の画面には、配車時間および配車場所の入力を要求する画面が表示される(図18参照)。予約申込端末2は、利用者が入力した配車時間、および配車場所を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0084】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から配車時間、および配車場所を受信すると、この配車時間および配車場所に基づく、タクシー5の配車予約をタクシー予約データベース16に登録し(s54)、s9でRAM17に記憶している予約申込情報をクリアして本処理を終了する。
【0085】
このように、共同利用システムがシングルポートシステムである場合、予約できなかった利用者は、目的地への移動に利用するタクシー5の配車要求だけでなく、目的地からの帰りのタクシー5の配車予約も行えるので、利用者の利便性を向上できる。
【0086】
また、シングルポートシステムの場合、帰りのタクシー5についても、s11で利用者に確認するようにしてもよい。
【0087】
なお、上記実施形態では共同利用乗物予約装置1に、タクシー5に対して配車を指示する機能(タクシー管理部18)を設けたが、上記実施形態におけるタクシー5の配車にかかる情報をリアルタイムで共同利用乗物予約装置1からタクシー業者のホスト装置に送信するように構成し、タクシー5の配車にかかる処理をタクシー業者のホスト装置で行うようにしてもよい。このようにすれば、共同利用乗物予約装置1の負荷を低減することができるとともに、装置本体の構成の簡略化にともなうコストダウンが実現できる。
【0088】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、共同利用乗物を予約できなかった利用者に対して、タクシーの配車を希望するかどうかを確認し、配車を希望することを確認した利用者については、配車を要求するようにしたので、利用者の利便性を向上できる。また、立寄場所から目的地までの移動に利用するタクシーの配車の予約も簡単に行え、利用者の利便性を一層向上できる。また、タクシー業者にとっては、利用者を確保することができるとともに、乗り継いだ利用者に対して割引サービスを行う際に乗り継いだ利用者の同一性の確認が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置を適用した予約システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【図5】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図6】共同利用システム予約データベースを説明する図である。
【図7】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図8】住所データベースを説明する図である。
【図9】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図10】タクシー予約データベースを説明する図である。
【図11】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図12】別の実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図14】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図15】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図16】別の実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図18】予約申込端末の画面例を示す図である。
【符号の説明】
1−共同利用乗物予約装置
2−予約申込端末
5ータクシー
11−制御部
12−通信部
13−共同利用システム予約データベース
14−住所データベース
15−地図データベース
16−タクシー予約データベース
17−RAM
Claims (3)
- 利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す共同利用乗物について、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、
上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報に基づいて、上記共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する予約可否判定手段と、
上記予約可否判定手段が上記共同利用乗物を予約できないと判定した場合に、利用者にタクシーの配車を希望するかどうかを確認する配車希望確認手段と、
利用者がタクシーの配車を希望していることが上記配車希望確認手段により確認された場合、上記予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に含まれている利用開始日時に応じてタクシーの配車を要求する配車要求手段と、
上記配車要求手段により配車を要求するタクシーの行先を利用者に確認する行先確認手段と、
上記行先確認手段により確認された行先が、上記予約申込情報受付手段で受け付けた上記予約申込情報に含まれている上記乗物返却場所付近であるかどうかを判定し、上記乗物返却場所付近でない場合に、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約するかどうかを利用者に確認する配車予約確認手段と、
上記配車予約確認手段により、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約することが確認された場合、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車を予約する配車予約手段と、を備えた共同利用乗物予約装置。 - 上記配車予約確認手段は、次回のタクシーの配車を予約することが確認された場合、上記行先を配車場所とする次回のタクシーの配車時間を確認する手段である請求項1に記載の共同利用乗物予約装置。
- 上記配車希望確認手段は、利用者がタクシーの配車を希望していることが確認された場合、上記予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に含まれている上記乗物貸出場所付近の地図を用いて、配車場所の変更確認を行う手段である請求項1または2に記載の共同利用乗物予約装置。
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