JP3698105B2 - 共同利用乗物予約装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出される自動車や、自転車等の第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させるバスやタクシー等の第2の共同利用乗物と、について利用者からの予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、利用者からの利用要求に応じて、自動車や自転車等、の乗物を該利用者に貸し出す、乗物の共同利用システムが提案されている。最近では、環境問題を考慮し低公害車の共同利用が進められている。乗物の共同利用システム(以下、単に共同利用システムと言う。)において低公害車を共同利用するシステムを、特にCEVSS(Clean Energy Vehicle Sharing System)と呼んでいる。
【0003】
共同利用システムには、利用者に対して乗物の貸出、および返却を同じ駐車場(ポート)で行うシングルポートシステムと、乗物の貸出を行うポートと、乗物を返却するポートと、を利用者が自分の都合に合わせて選択できるマルチポートシステムとがある。共同利用システムの予約システムは、利用者からの予約申込を受け付けたときに、該利用者に乗物を貸し出すことができるかどうかを判定し、貸し出しできると判定した場合に該利用者の予約を受け付けるシステムであり、例えば特開2001−273589で提案されている。
【0004】
また、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させるデマンドバスが提案されている。デマンドバスは、利用者からの予約に基づいて運行ルートを決定している。デマンドバスの予約システムには、特開平10−241091、特開2001−229495、特開2001−312788等で提案されているものがある。デマンドバスの利用者は、自分が予約した乗車日時に予約した乗車場所でバスに乗車でき、予約した降車場所でバスから降車でき、固定ダイヤのバスに見られるバス待ちから解放される。また、デマンドバスの事業者は、利用者の予約状況に応じた最適な配車設定で運行できるので、運行コストを引き下げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、利用者は共同利用システムの予約システムで乗物の予約申込を行っても、すでに予約が一杯の状態で、予約できないことがある。この場合、他の移動手段としてデマンドバスを選択し、デマンドバスの予約申込を行う利用者も多い。
【0006】
共同利用システムの予約システムと、デマンドバスの予約システムと、は上記共同利用システムと上記デマンドバスとが独立して運営されており、別々のシステムであった。このため、共同利用システムの予約ができなかった利用者は、共同利用システムの予約システムの利用を終了し、新たにデマンドバスの予約システムを利用してデマンドバスの予約申込を行わなければならなかった。
【0007】
共同利用システムの予約申込を行うときに、利用者は、氏名や、運転免許証番号、会員番号等、自分を識別することができる利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポートを入力しなければならない(マルチポートシステムの場合)。
【0008】
なお、シングルポートシステムの場合、貸出ポートと返却ポートとは同じポートであるので。返却ポートの入力については不要である。
【0009】
一方、デマンドバスの予約申込を行うときに、利用者は、上記共同利用システムの予約申込の際に入力した上記情報と共通する情報や類似する情報である、氏名、運転免許証番号、会員番号等、自分を識別することができる利用者識別情報、乗車日時(上記利用開始日時に共通または類似する情報)、乗車場所(上記貸出ポートに共通または類似する情報)、降車場所(上記返却ポートに共通または類似する情報)を入力しなければならない。
【0010】
このように、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったため、つづけてデマンドバスの予約申込を行うとき、利用者は共通または類似する情報を再度入力しなければなない。したがって、共同利用システム、およびデマンドバスの予約システムが、利用者にとって使い勝手が悪く、不便であった。
【0011】
この発明の目的は、利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出される第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる第2の共同利用乗物と、について利用者からの予約申込を受け付けることができ、且つ、利用者における予約申込時の操作性が良い共同利用乗物予約装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の共同利用乗物予約装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を備えている。
【0013】
(1)利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる第2の共同利用乗物と、について、利用者からの予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であって、
上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、
上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報に基づいて、上記第1の共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する第1の予約可否判定手段と、
上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約できると判定した場合に、上記第1の共同利用乗物を予約する第1の予約手段と、
上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約できないと判定した場合に、上記第2の共同利用乗物の予約申込をするかどうかの確認を行う予約申込確認手段と、
上記予約申込確認手段による確認結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、第2の共同利用乗物の乗車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物貸出場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物貸出場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の乗車場所に決定する乗車場所変更機能、および第2の共同利用乗物の降車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物返却場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物返却場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の降車場所に決定する降車場所変更機能を有する乗降車場所決定手段と、
上記予約申込確認手段による確認結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報と、上記乗降車場所決定手段が決定した乗車場所および降車場所とに基づいて、上記第2の共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する第2の予約可否判定手段と、
上記第2の予約可否判定手段が上記第2の共同利用乗物を予約できると判定した場合に、上記第2の共同利用乗物を予約する第2の予約手段と、を備えている。
【0014】
この構成では、予約申込情報受付手段が、利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す自動車や自転車等の第1の共同利用乗物についての予約申込情報を受け付ける。この予約申込情報には、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所が含まれている。利用者識別情報は、予約申込を行っている利用者を識別することができる情報であり、例えば氏名、運転免許証番号、会員番号である。利用開始日時は第1の共同利用乗物を借りる時間であり、利用終了日時は第1の共同利用乗物を返す時間である。乗物貸出場所は、第1の共同利用乗物を借りる場所であり、乗物返却場所は第1の共同利用乗物を返す場所である。乗物貸出場所と、乗物返却場所と、は同じ場所であってもよいし、異なる場所であってもよい。
【0015】
第1の予約可否判定手段は、予約申込情報受付手段が受け付けた予約申込情報に基づいて第1の共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する。第1の予約可否判定手段が予約できると判定すると、第1の予約手段が予約申込情報に基づいて第1の共同利用乗物を予約する。反対に、第1の予約可否判定手段が予約できないと判定すると、予約申込確認手段が、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる第2の共同利用乗物について予約申込を、つづけて行うかどうかを確認する。利用者が第2の共同利用乗物について予約申込を行うことが確認された場合、乗降車場所決定手段の乗車場所変更機能が第2の共同利用乗物の乗車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物貸出場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物貸出場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の乗車場所に決定する。別の場所に変更することが確認されなかった場合、上記乗物貸出場所を第2の共同利用乗物の乗車場所に決定する。また、乗降車場所決定手段の降車場所変更機能が第2の共同利用乗物の降車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物返却場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物返却場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の降車場所に決定する。別の場所に変更することが確認されなかった場合、上記乗物返却場所を第2の共同利用乗物の降車場所に決定する。
【0016】
第2の予約可否判定手段が、上記予約申込確認手段による確認結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報と、上記乗降車場所決定手段が決定した乗車場所および降車場所とに基づいて、上記第2の共同利用乗物が予約できるかどうかを判定し、予約できる場合に、第2の予約手段が第2の共同利用乗物を予約する。
【0017】
通常、第1の共同利用乗物の予約申込を行うとき、出発地から目的地への移動を開始する時間を利用開始日時としている。また、出発地付近を乗物貸出場所とし、さらに目的地付近を乗物返却場所としている。しかし、 第1の共同利用乗物の予約申込を行うときに入力する、上記乗物貸出場所、および上記乗物返却場所は、第1の共同利用乗物の貸出や、返却を行っている駐車場等の施設に制限されるが、第2の共同利用乗物の乗車場所、降車場所は殆ど制限されない。このため、上記乗物貸出場所付近に利用者にとってより都合の良い乗車場所や、上記乗物返却場所付近に利用者にとってより都合の良い降車場所がある可能性もある。乗降車場所決定手段を設けたことで、利用者が上記乗物貸出場所より都合の良い乗車場所や上記乗物返却場所より都合の良い降車場所がある場合に、第2の共同利用乗物の乗車場所、降車場所を地図情報を用いて簡単に変更できる。
【0018】
なお、利用者にとってより都合の良い乗車場所や降車場所が、上記乗物貸出場所、および上記乗物返却場所から大きく離れることは殆どない。
【0019】
このように、第1の共同利用乗物の予約申込を行ったが予約できずに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込を行うとき、第1の共同利用乗物の予約申込の際に受け付けた予約申込情報を用いるので、利用者に共通または類似する情報を何度も入力させることがなく、利用者とって使い勝手のよい予約システムを構築することができる。
【0020】
また、利用者は乗物貸出場所よりも都合の良い第2の共同利用乗物の乗車場所、および乗物返却場所よりも都合の良い第2の共同利用乗物の降車場所を、地図情報を用いて簡単に指定することができる。したがって、利用者によりよいサービスを提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置について説明する。
【0026】
図1は、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置を適用した予約システムの構成を示す図である。1はこの発明の実施形態である共同利用乗物予約装置であり、2は予約の申込を行う利用者が操作する予約申込端末2である。予約申込端末2は、インタネット等のネットワーク3を介して共同利用乗物予約装置1に接続できる利用者所有のパーソナルコンピュータや、駅や店舗等に設置された端末装置であってもよいし、また共同利用乗物予約装置1に直接接続された端末装置であってもよい。さらには、携帯電話機等、無線通信機能を有する携帯端末装置であってもよい。予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置1との間でデータ通信が行えるものであれば特に制限されない。
【0027】
この実施形態の予約システムは、利用者からの利用要求に応じて該利用者に自動車や自転車等の乗物(この発明で言う第1の共同利用乗物)を貸し出す、乗物の共同利用システム(以下、単に共同利用システムと言う。)の予約、および利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる、デマンドバス(この発明で言う第2の共同利用乗物)の予約を受け付けるシステムである。
【0028】
図2は、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の構成を示すブロック図である。この実施形態の共同利用乗物予約装置1は、本体の動作を制御する制御部11と、予約申込端末2とのデータ通信を制御する通信部12と、共同利用システムの予約状況を登録した共同利用システム予約データベース13と、デマンドバスの予約状況を登録したデマンドバス予約データベース14と、共同利用システムで乗物を利用者に貸し出したり、または利用者が乗物を返却する駐車場(ポート)毎に、その住所を対応付けた住所データベース15と、ポート毎にその付近の地図情報を登録した地図データベース16と、予約申込端末2から送られてきた予約申込情報を一時的に記憶するRAM17とを備えている。通信部12には、有線によるデータ通信を制御する有線通信部12a、および無線によるデータ通信を制御する無線通信部12bが設けられている。
【0029】
ここで、共同利用システムとデマンドバスについて簡単に説明しておく。
【0030】
共同利用システムは、自動車や自転車等の乗物を共同で利用するシステムである。共同利用する乗物を低公害車としたシステムは、特にCEVSS(Clean Energy Vehicle Sharing System)と呼ばれている。共同利用システムには、マルチポートシステムとシングルポートシステムとがある。
【0031】
マルチポートシステムは、乗物の貸出を行う貸出ポートと、乗物を返却する返却ポートと、を利用者が自分の都合に合わせて選択できるシステムである。貸出ポートと返却ポートとは、異なるポートであってもよいし、同じポートであってもよい。マルチポートシステムを利用する利用者の多くは、出発地から目的地までの移動に乗物を利用するため、出発地近くのポートで乗物を借り、目的地近くのポートで乗物を返却している。
【0032】
シングルポートシステムは、1箇所のポートで乗物の貸出、および返却を行うシステムである。シングルポートシステムでは、利用者は出発地近くのポートで乗物を借りて目的地に移動し、該目的地での用事を済ませた後、この乗物を借りたポートに戻って乗物を返却する。
【0033】
マルチポートシステムの場合、予約申込を行う利用者は、
▲1▼氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情報と、
▲2▼乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利用終了日時と、
▲3▼乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、
▲4▼乗物を返却するポートを示す返却ポートと、
を含む予約申込情報を入力する。一方、シングルポートシステムの場合、予約申込を行う利用者は、
▲1▼氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情報と、
▲2▼乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利用終了日時と、
▲3▼乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、を含む予約申込情報を入力する。シングルポートシステムでは、貸出ポートと、返却ポートとが、同じポートであるので、返却ポートについては入力する必要がない。
【0034】
次に、デマンドバスについて説明する。デマンドバスは、各利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って、利用者を乗降させるバスであり、利用者の予約状況に応じてバスの運行ルートを決定している。デマンドバスを予約した利用者は、乗車日時に乗車場所に行くと、デマンドバスに乗車でき、目的地である降車場所でデマンドバスから降車できる。デマンドバスの予約申込を行う利用者は、氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情報と、デマンドバスに乗車する乗車日時と、デマンドバスに乗車する乗車場所と、デマンドバスから降車する降車場所と、を含む予約申込情報を入力する。
【0035】
次に、この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の動作について説明する。図3は、この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【0036】
なお、この実施形態で説明する共同利用システムは、マルチポートシステムである。
【0037】
共同利用システム、またはデマンドバスの予約申込を行う利用者は、予約申込端末2を操作して、共同利用乗物予約装置1に予約申込要求を送信する。共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から予約申込要求があると(s1)、該予約申込要求を送信してきた予約申込端末2に対して、共同利用システムまたはデマンドバスのどちらの予約申込であるかの入力を要求する(予約申込種別の入力要求を出力する)(s2)。
【0038】
共同利用乗物予約装置1から予約申込種別の入力要求が送られてきた予約申込端末2の画面には、図4に示す選択画面が表示される。利用者は、ここで予約申込を行う乗物(共同利用システム、またはデマンドバス)の一方を選択する。例えば、共同利用システムの予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、デマンドバスの予約申込を行う利用者はテンキーの「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0039】
共同利用乗物予約装置1は、s3で予約申込端末2から共同利用システムの予約申込を行うことが通知されると、s4で共同利用システム予約申込受付処理Aを実行し、反対にs3でデマンドバスの予約申込を行うことが通知されると、s5でデマンドバス予約申込受付処理Aを実行する。
【0040】
まず、s4にかかる共同利用システム予約申込受付処理Aについて説明する。図5は、共同利用システム予約申込受付処理Aを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予約申込情報の入力要求を予約申込端末2に送信し(s11)、予約申込端末2から共同利用システム予約申込情報を受信するのを待つ(s12)。
【0041】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システム予約申込情報の入力要求が送信されてきた予約申込端末2の画面には、図6(A)に示す画面が表示される。利用者は、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポート、利用者の氏名を予約申込端末2で入力し、入力した共同利用システム予約申込情報を共同利用乗物予約装置1に送信する。図6(B)において、破線で囲んだ領域の情報が、利用者が入力した共同利用システム予約申込情報である。
【0042】
共同利用乗物予約装置1は、s12で予約申込端末2から共同利用システム予約申込情報(利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポート、および利用者の氏名)を受信すると、受信した共同利用システム予約申込情報をRAM17に記憶し(s13)、該利用者からの共同利用システムの予約申込を受け付ける。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報と、共同利用システム予約データベース13に記憶している共同利用システムの現在の予約状況と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(予約判定を行う)(s14)。
【0043】
共同利用システム予約データベース13には、共同利用する乗物毎に既に予約されている時間帯と、存在しているポートと、を対応付けた情報が記録されている(図7参照)。図7は、2002年3月5日における1号車から3号車の予約状況を示している。図7において、A、B、Cは乗物が存在しているポートである。また、棒線は既に予約されている時間帯である。
【0044】
s14の予約判定は、
▲1▼利用開始日時〜利用終了日時までの間、予約されていない乗物があるかどうか、
▲2▼上記▲1▼で予約されていない乗物があった場合、該乗物を利用開始日時に利用者が希望する貸出ポートに存在させることができるかどうか、
▲3▼利用終了日時に利用者が希望する返却ポートに乗物が返却されても、すでに受け付けている全ての予約を処理することができるかどうか、
等の判定結果に基づいて総合的に行われる。
【0045】
共同利用乗物予約装置1は、s14で予約できると判定すると、共同利用システム予約データベース13に今回の予約内容を登録するとともに(s15、s16)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に送信し(s17)、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1はs14で予約できないと判定すると、共同利用システムに替えてデマンドバスの予約申込をつづけて行うかどうかを利用者に確認する、デマンドバスの予約申込確認を出力する(s15、s18)。s18では、共同利用システムの予約ができなかった旨のメッセージも予約申込端末2に送信している。
【0046】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの予約内容を受信した予約申込端末2の画面には、図8(A)に示すように、予約内容が表示される。予約内容には、利用者が入力した予約申込情報に含まれていない、料金等の情報も含まれている。予約申込端末2側の操作でこの予約内容の印字出力も行える。利用者は、この表示により、共同利用システムの予約ができたことを認識する。
【0047】
反対に、共同利用乗物予約装置1からデマンドバスの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面には、図8(B)に示すように、共同利用システムを予約できなかったこと、およびデマンドバスの予約申込をつづけて行うかどうかを利用者に尋ねるメッセージが表示される。利用者は、この表示により共同利用システムの予約ができなかったことを認識し、つづけてデマンドバスの予約を行うかどうかを入力する。デマンドバスの予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、デマンドバスの予約申込を行わない利用者はテンキーの「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0048】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申込を行わないとするものであれば、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申込を行うとするものであれば、デマンドバス予約申込受付処理Bを行って(s19、s20)、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。
【0049】
図9は、デマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、s13でRAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報を読み出し(s21)、住所データベース15を用いて貸出ポート、および返却ポートの住所を獲得する(s22)。住所データベース15には、図10に示すように共同利用システムにおいて乗物の貸出および返却が行えるポート毎に、その住所を対応付けたデータが記憶されている。
【0050】
共同利用乗物予約装置1は、s22で獲得した貸出ポートの住所を利用者がデマンドバスに乗車する乗車場所、s22で獲得した返却ポートの住所を利用者がデマンドバスから降車する降車場所、s31でRAM17から読み出した利用開始日時を利用者がデマンドバスに乗車する乗車日時、およびs31でRAM17から読み出した利用者名をデマンドバスに乗車する利用者名とした、デマンドバス予約申込情報と、デマンドバス予約データベース14と、を用いて、デマンドバスの予約ができるかどうかを判定する(予約判定を行う)(s23)。デマンドバス予約データベース14には、デマンドバス毎に運行するルートおよび日時を対応付けたダイヤ情報が記録されている。
【0051】
s23の予約判定は、
▲1▼利用者の乗車日時に乗車場所に立ち寄ることができるデマンドバスがあるかどうか、
▲2▼利用者を乗車させたデマンドバスが利用者の降車場所に立ち寄ることができるかどうか、
等の判定結果に基づいて、総合的に行われる。
【0052】
共同利用乗物予約装置1は、s23で予約できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時刻や、利用料金を算出するとともに(s24、s25)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース14を更新する(予約内容をデマンドバス予約データベース14に登録する。)(s26)。s26では利用者の予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行ルートの変更等が行われ、デマンドバスの運行ルート、日時を対応付けたダイヤ情報が更新される。共同利用乗物予約装置1は、予約内容を予約申込端末2に送信し(s27)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0053】
反対に、s23で予約できないと判定すると、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージを予約申込端末2に送信し(s24、s28)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0054】
デマンドバスの予約ができたとき、予約申込端末2の画面にはデマンドバスの予約内容が表示される(図11(A)参照)。反対に、デマンドバスの予約ができなかったとき、予約申込端末2の画面にはデマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージが表示される(図11(B)参照)。利用者は、予約申込端末2の画面を確認することで、デマンドバスを予約できたかどうかを認識する。
【0055】
図3に戻って、共同利用乗物予約装置1は、s4にかかる共同利用システム予約申込受付処理Aが完了すると、s13でRAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報をクリアし(s6)、本処理を終了する。
【0056】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったとき、デマンドバスの予約申込をつづけて行う利用者は、その旨を入力するだけで、デマンドバスの予約申込が行える。利用者は、デマンドバスの予約申込時に、共同利用システムの予約申込時に入力した情報と、共通または類似する情報を再入力する必要がない。したがって、利用者の使い勝手を向上させることができる。
【0057】
なお、共同利用システムの予約申込を行うとき、利用者は出発地から目的地への移動を開始する時間を利用開始日時としている。また、出発地付近を貸出ポートとし、さらに目的地付近を返却ポートとしている。このため、デマンドバスの予約申込を行うときに、共同利用システムの予約申込時に入力された利用開始日時をデマンドバスの乗車日時、貸出ポートをデマンドバスの乗車場所、返却ポートをデマンドバスの降車場所としたデマンドバスの予約申込情報で、デマンドバスの予約を行っても利用者の希望にあった予約が行える。したがって、共同利用システムの予約申込時に入力された共同利用システム予約申込情報を利用して、デマンドバスの予約申込を行っても、問題がおきることはない。
【0058】
次に、s3で予約申込端末2から送信されてきた乗物の種別がデマンドバスであった場合について説明する。この場合、共同利用乗物予約装置1はs5でデマンドバス予約申込受付処理Aを実行する。図12は、デマンドバス予約申込受付処理Aを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2にデマンドバス予約申込情報の入力要求を送信し(s31)、予約申込端末2からデマンドバス予約申込情報を受信するのをを待つ(s32)。
【0059】
共同利用乗物予約装置1からデマンドバス予約申込情報の入力要求を受信した予約申込端末2の画面には、図13(A)に示す画面が表示される。利用者は、乗車日時、乗車場所、降車場所、利用者の氏名を予約申込端末2で入力し、ここで入力したデマンドバス予約申込情報を共同利用乗物予約装置1に送信する。図13(B)において、破線で囲んだ領域の情報が、利用者により入力されたデマンドバス予約申込情報である。
【0060】
共同利用乗物予約装置1は、s32で予約申込端末2からデマンドバス予約申込情報(乗車日時、乗車場所、降車場所、および利用者の氏名)を受信すると、RAM17に受信したデマンドバス予約申込情報を記憶し(s33)、デマンドバスの予約申込を受け付ける。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶したデマンドバス予約申込情報と、デマンドバス予約データベース14に記憶されているデマンドバスの予約状況と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(s34)。
【0061】
s34の予約判定は、上記s23と同じ処理である。共同利用乗物予約装置1は、s34で予約できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時刻や利用料金を算出するとともに(s35、s36)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース14を更新し(s37)、さらに予約内容を予約申込端末2に送信し(s38)、このデマンドバス予約申込受付処理Aを終了する。
【0062】
なお、s34〜s38の各処理は、上記s23〜s27と同じ処理である。
【0063】
共同利用乗物予約装置1からデマンドバスの予約内容を受信した予約申込端末の画面には、上記図11(A)に示した画面が表示される。利用者は、この画面を確認することにより、デマンドバスの予約ができたことを認識する。
【0064】
共同利用乗物予約装置1は、s34で予約できないと判定すると、デマンドバスに替えて共同利用システムの予約申込を、つづけて行うかどうかを確認する、共同利用システムの予約申込確認を出力する(s35、s39)。s39では、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージも予約申込端末2に送信している。
【0065】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面には、図14に示すように、デマンドバスの予約ができなかったこと、および共同利用システムの予約を行うかどうかを利用者に尋ねるメッセージが表示される。利用者は、この表示によりデマンドバスの予約ができなかったことを認識し、つづけて共同利用システムの予約を行うかどうかを入力する。共同利用システムの予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、共同利用システムの予約申込を行わない利用者はテンキーの「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0066】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予約申込を行わないとするものであれば、このデマンドバス予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端末2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予約申込を行うとするものであれば、共同利用システム予約申込受付処理Bを行って(s40、s41)、このデマンドバス予約申込受付処理Aを終了する。
【0067】
図15は、共同利用システム予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、s33でRAM17に記憶したデマンドバス予約申込情報を読み出し(s51)、住所データベース15を用いて乗車場所に最も近いポート(貸出ポート)を検索するとともに、降車場所に最も近いポート(返却ポート)を検索する(s52)。共同利用乗物予約装置1は、s52で検索した乗車場所に最も近いポートを貸出ポート、s52で検索した降車場所に最も近いポートを返却ポート、s51でRAM17から読み出した利用日時を共同利用システムの利用開始日時、乗物貸出ポートから乗物返却ポートまでの移動にかかる時間を予測し、ここで予測した時間に基づいて算出した利用終了日時(利用終了日時=利用開始日時+乗物貸出ポートから乗物返却ポートまでの移動時間(予測時間))、およびs51でRAM17から読み出した利用者名を共同利用システムの利用者名とした、共同利用システム予約申込情報とする。共同利用乗物予約装置1は、この共同利用システム予約申込情報と、共同利用システム予約データベース13と、を用いて、予約できるかどうかを判定する(s53)。s53の処理は、上記s14と同じ処理である。
【0068】
共同利用乗物予約装置1は、s53で予約できると判定すると、共同利用システム予約データベース13に今回の予約内容を登録するとともに(s54、s55)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に送信し(s56)、この共同利用システム予約申込受付処理Bを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1はs53で予約できないと判定すると、共同利用システムの予約ができなかった旨のメッセージを予約端末装置2に送信し(s54、s57)、この共同利用システム予約申込受付処理Bを終了する。
【0069】
共同利用システムの予約ができたとき、予約申込端末2の画面には共同利用システムの予約内容が表示される(図16(A)参照)。反対に、共同利用システムも予約できなかったとき、予約申込端末2の画面にはその旨のメッセージが表示される(図16(B)参照)。利用者は、予約申込端末2の画面表示から、共同利用システムを予約できたかどうかを認識する。
【0070】
なお、デマンドバス予約申込情報を利用して共同利用システムの予約を行う場合も、上記共同利用システム予約申込情報を利用してデマンドバスの予約を行った場合と同様に、利用者の希望にあった予約が行えるので、特に問題はない。
【0071】
図3に戻って、共同利用乗物予約装置1は、s5にかかるデマンドバス予約申込受付処理Aを完了すると、s33でRAM17に記憶したデマンドバス予約申込情報をクリアし(s6)、本処理を終了する。
【0072】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1では、デマンドバスの予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけて共同利用システムの予約申込を行う利用者は、その旨を入力するだけで、共同利用システムの予約申込が行える。利用者は、共同利用システムの予約申込時に、デマンドバスの予約申込時に入力した情報と、共通または類似する情報を再入力する必要がない。したがって、利用者の使い勝手を向上させた、予約システムを構築することができる。
【0073】
上記実施形態では、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけてデマンドバスの予約を行う場合、共同利用システムの予約申込の際に入力された貸出ポートをデマンドバスの乗車場所とし、返却ポートをデマンドバスの降車場所としたが、以下のようにしてデマンドバスの乗車場所、および降車場所を決定してもよい。
【0074】
上記貸出ポート、および上記返却ポートは、乗物の貸出、および返却を行っている駐車場等の施設に制限されている。一方、デマンドバスの場合、乗車場所、降車場所は殆ど制限されていない。このため、上記貸出ポート付近に利用者にとってより都合の良い乗車場所があったり、上記返却ポート付近に利用者にとってより都合の良い降車場所がある可能性もある。
【0075】
なお、利用者にとってより都合のよい乗車場所や降車場所が、上記貸出ポート、および上記返却ポートから大きく離れることは殆どないと考えられる。
【0076】
そこで、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけてデマンドバスの予約を行う場合以下のようにして、デマンドバスの乗車場所、および降車場所の変更が行えるようにしてもよい。このようにすれば、利用者に対してよりよいサービスを提供することができる。
【0077】
この実施形態では、上記実施形態におけるデマンドバス予約申込受付処理Bが異なるだけで、その他の処理は同じである。以下、この実施形態にかかるデマンドバス予約申込受付処理Bについて説明する。
【0078】
図17、18は、この実施形態にかかるデマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、s13でRAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報を読み出し(s61)、住所データベース15を用いて貸出ポート、および返却ポートを住所に変換する(s62)。s61、およびs62の処理は、上記s21、s22と同じ処理である。
【0079】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2に対して乗車場所、降車場所の変更確認を出力する(s63)。
【0080】
共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面には図19に示す画面が表示される。利用者は、この画面を見て、デマンドバスの乗車場所、および降車場所についてそれぞれ変更するかどうかを入力する。乗車場所を変更する利用者はテンキーの「1」を操作し、降車場所を変更する利用者はテンキーの「2」を操作し、乗車場所、および降車場所を確定する利用者はテンキーの「3」を操作する。
【0081】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から乗車場所の変更が送信されてくると、乗車場所(貸出ポート)付近の地図情報を地図データベース16から読み出し、予約申込端末2に送信する(s64、s65)。
【0082】
予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置1から送信されてきた地図情報に基づいて地図を表示し(図20(A)参照)、利用者による乗車場所の変更を受け付ける。利用者は、地図が表示された予約申込端末2の画面上において、カーソルを所望の乗車場所に移動し、確定する。予約申込端末2は、確定されたときのカーソルの地図上における位置を示す地点情報を乗車場所情報として共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0083】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から乗車場所情報を受信すると、該乗車場所情報に基づいて乗車場所の住所を特定し(s66、s67)、s63に戻って乗車場所、降車場所の変更確認を出力する。
【0084】
共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面には上記図19に示す画面が表示されるが、乗車場所の住所については、上記s67で特定された住所に変更されている。
【0085】
また、共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から降車場所の変更が送信されてくると、降車場所(返却ポート)付近の地図情報を地図データベース16から読み出し、予約申込端末2に送信する(s68、s69)。
【0086】
予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置1から送信されてきた地図情報に基づいて地図を表示し(図20(B)参照)、利用者による降車場所の変更を受け付ける。利用者は、上記乗車場所の変更時と同様に、地図が表示された予約申込端末2の画面上において、カーソルを所望の降車場所に移動し、確定する。予約申込端末2は、確定されたときのカーソルの地図上における位置を示す地点情報を降車場所情報として共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0087】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から降車場所情報を受信すると、該降車場所情報に基づいて降車場所の住所を特定し(s70、s71)、s63に戻って乗車場所、降車場所の変更確認を出力する。
【0088】
共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面には上記図19に示す画面が表示されるが、降車場所の住所については、上記s71で特定された住所に変更されている。
【0089】
このようにして、利用者は貸出ポート、および返却ポートよりも都合のよい場所を、デマンドバスの乗車場所、および降車場所に変更することができる。
【0090】
なお、利用者は乗車場所のみ変更してもよいし、または降車場所のみ変更してもよいし、さらには乗車場所、および降車場所の両方を変更してもよい。
【0091】
また、共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から乗車場所、および降車場所の確定が送信されてくると(s72)、このときの乗車場所、および降車場所で、デマンドバスの予約ができるかどうかを判定する(s73)。s73では、共同利用システム予約申込情報に含まれていた利用開始日時を乗車日時として予約できるかどうかを判定する。
【0092】
共同利用乗物予約装置1は、s73で予約できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時刻や利用料金を算出するとともに(s74、s75)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース14を更新する(予約内容をデマンドバス予約データベース14に登録する。)(s76)。s76では利用者の予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行ルートの変更等が行われる。共同利用乗物予約装置1は、予約内容を予約申込端末2に送信し(s77)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0093】
反対に、s73で予約できないと判定すると、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージを予約申込端末2に送信し(s74、s78)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。利用者は、上記実施形態と同様に、予約申込端末2の画面表示からデマンドバスの予約ができたかどうかを認識する。
【0094】
s73〜s78の各処理は、上記実施形態におけるs23〜s28の処理と同じ処理である。
【0095】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったため、つづけてデマンドバスを予約するとき、利用者は貸出ポートよりも都合のよい場所を乗車場所として指定でき、また返却ポートよりも都合のよい場所を降車場所として指定できる。
【0096】
また、乗車場所、および降車場所の変更においては、地図情報を利用するようにしたので、変更操作が簡単に行え、利用者の使い勝手を低下させることもない。
【0097】
さらに、この発明の別の実施形態について説明する。ここでは共同利用システムがシングルポートシステムである実施形態について説明する。
【0098】
この実施形態の共同利用乗物予約システムも上記実施形態と同じ構成である。この実施形態にかかる共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予約申込受付処理A、およびデマンドバス予約申込受付処理Bが上記実施形態と相違する。
【0099】
まず、s4で行われる共同利用システム予約申込受付処理Aについて説明する。図21は、共同利用システム予約申込受付処理Aを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予約申込情報の入力要求を予約申込端末2に送信し(s81)、予約申込端末2から共同利用システム予約申込情報を受信するのを待つ(s82)。
【0100】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システム予約申込情報の入力要求が送信されてきた予約申込端末2の画面には、図22(A)に示す画面が表示される。利用者は、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、利用者の氏名を予約申込端末2で入力し、ここで入力した共同利用システム予約申込情報を共同利用乗物予約装置1に送信する。図22(B)において、破線で囲んだ領域の情報が、利用者により入力された情報である。
【0101】
この実施形態では、共同利用システムは、シングルポートシステムであるので、貸出ポートと返却ポートとは同じポートである。このため、返却ポートについては利用者に入力させる必要がない。
【0102】
共同利用乗物予約装置1は、s82で予約申込端末2から共同利用システム予約申込情報(利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、および利用者の氏名)を受信すると、受信した共同利用システム予約申込情報をRAM17に記憶し(s83)、該利用者からの共同利用システムの予約申込を受け付ける。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報と、共同利用システム予約データベース13に記憶している共同利用システムの現在の予約状況と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(予約判定を行う。)(s84)。
【0103】
共同利用システム予約データベース13には、ポート毎に該ポートで管理されている乗物の予約状況が管理されている(図23参照)。図23は、2002年3月5日の、AポートとBポートとの予約状況を示している。図23における、棒線は既に予約されている時間帯である。
【0104】
s84における予約できるかどうかの判定は、利用開始日時〜利用終了日時まで、指定された乗物貸出ポートに予約されていない乗物があるかどうかにより判定される。
【0105】
共同利用乗物予約装置1は、s84で予約できると判定すると、共同利用システム予約データベース13に今回の予約内容を登録するとともに(s85、s86)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に送信し(s87)、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1はs84で予約できないと判定すると、共同利用システムに替えてデマンドバスの予約申込を、つづけて行うかどうかを利用者に確認する、デマンドバスの予約申込確認を出力する(s85、s88)。s88では、共同利用システムの予約ができなかった旨のメッセージも予約申込端末2に送信している。
【0106】
共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの予約内容を受信した予約申込端末2の画面には、図24(A)に示すように、予約内容が表示される。予約内容には、利用者が入力した予約申込情報に含まれていない、料金等の情報も含まれている。予約申込端末2側の操作でこの予約内容の印字出力も行える。
【0107】
反対に、共同利用乗物予約装置1からデマンドバスの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面には、図24(B)に示すように、共同利用システムを予約できなかったこと、およびつづけてデマンドバスの予約申込を行うかどうかを利用者に尋ねるメッセージが表示される。利用者は、この表示により共同利用システムの予約ができなかったことを認識し、デマンドバスの予約を行うかどうかを入力する。デマンドバスの予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、デマンドバスの予約申込を行わない利用者はテンキーの「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0108】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申込を行わないとするものであれば、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申込を行うとするものであれば、デマンドバス予約申込受付処理Bを行って(s19、s20)、この共同利用システム予約申込受付処理Aを終了する。
【0109】
図25は、デマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1は、s83でRAM17に記憶した共同利用システム予約申込情報を読み出し(s91)、住所データベース15を用いて貸出ポートの住所を獲得する(s92)。
【0110】
共同利用乗物予約装置1は、s92で獲得した貸出ポートの住所を利用者がデマンドバスに乗車する乗車場所、s91でRAM17から読み出した利用開始日時を利用者がデマンドバスに乗車する乗車日時、およびs91でRAM17から読み出した利用者名をデマンドバスの利用者名とする。しかし、デマンドバスの予約申込情報として必要な降車場所の情報がない。共同利用乗物予約装置1は、デマンドバスの降車場所の入力要求を予約申込端末2に送信する。
【0111】
共同利用乗物予約装置1からデマンドバスの降車場所の入力要求を受信した予約申込端末2の画面には図26(A)に示す画面が表示される。利用者は、降車場所を入力し(図26(B)参照)、共同利用乗物予約装置1にデマンドバス予約申込情報を送信する。このとき、共同利用乗物予約装置1に送信されるデマンドバス予約申込情報には、乗車日時、乗車場所、降車場所、および利用者名が含まれている。
【0112】
なお、利用者は、このとき乗車場所、乗車日時等、他の情報も変更できる。
【0113】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきたデマンドバス予約申込情報を受信すると(s94)、ここで受信したデマンドバス予約申込情報と、デマンドバス予約データベース14と、を用いて、予約できるかどうかを判定する(s95)。
【0114】
s95の判定処理は、上記s23と同じ処理である。
【0115】
共同利用乗物予約装置1は、s95で予約できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時刻や、利用料金を算出するとともに(s96、s97)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース14を更新する(予約内容をデマンドバス予約データベース14に登録する。)(s98)。s98では利用者の予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行ルートの変更等が行われる。共同利用乗物予約装置1は、予約内容を予約申込端末2に送信し(s99)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0116】
反対に、s95で予約できないと判定すると、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージを予約申込端末2に送信し(s96、s100)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0117】
デマンドバスの予約ができたとき、予約申込端末2の画面には、上記図11(A)に示したデマンドバスの予約内容が表示される。反対に、デマンドバスの予約ができなかったとき、予約申込端末2の画面には、上記図11(B)に示したデマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージが表示される。利用者は、予約申込端末2の画面表示により、デマンドバスが予約できたかどうかを認識する。
【0118】
この実施形態におけるs95〜s100の各処理は、上記実施形態におけるs23〜s28の処理と同じ処理である。
【0119】
この実施形態の共同利用乗物予約装置1は、上記共同利用システム予約受付処理Aを完了すると、上記実施形態と同様にs6でRAM17に記憶している共同利用システム予約申込情報をクリアし、本処理を終了する。
【0120】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったとき、デマンドバスの予約申込をつづけて行う利用者は、その旨を入力した後、降車場所を入力するだけで、デマンドバスの予約申込が行える。利用者は、デマンドバスの予約申込時に、共同利用システムの予約申込時に入力した情報と、共通または類似する情報を再入力する必要がない。したがって、利用者の使い勝手を向上させることができる。
【0121】
次に、s3で予約申込端末2から送信されてきた乗物の種別がデマンドバスであった場合に、s5で実行されるデマンドバス予約申込受付処理Aについて説明する。この実施形態ではs5で実行されるデマンドバス予約申込受付処理Aは、上記図12に示した処理と略同じであるが、s41で実行される共同利用システム予約申込受付処理Bが異なる。以下、共同利用システム予約申込受付処理Bについて説明する。
【0122】
図27は、共同利用システム予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【0123】
この実施形態の共同利用乗物予約装置1も、図12に示したs34でデマンドバスが予約できないと判定すると、デマンドバスに替えて共同利用システムの予約申込をつづけて行うかどうかを確認する、共同利用システムの予約申込確認を出力する(s35、s39)。共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面には、上記図14に示した画面が表示される。利用者は、この表示によりデマンドバスの予約ができなかったことを認識し、共同利用システムの予約申込を行うかどうかを入力する。予約申込端末2は、利用者の選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0124】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予約申込を行わないとするものであれば、このデマンドバス予約受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端末2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予約申込を行うとするものであれば、図27に示す共同利用システム予約申込受付処理Bを行って、このデマンドバス予約申込受付処理Aを終了する。
【0125】
共同利用乗物予約装置1は、s33でRAM17に記憶したデマンドバス予約申込情報を読み出し(s101)、住所データベース15を用いて乗車場所に最も近いポート(貸出ポート)を検索する(s102)。共同利用乗物予約装置1は、s102で検索した乗車場所に最も近いポートを貸出ポート、s101でRAM17から読み出した乗車日時を利用開始日時、s101でRAM17から読み出した利用者名を共同利用システムの利用者名とする。しかし、共同利用システムの予約申込情報として必要な利用終了日時の情報がない。共同利用乗物予約装置1は、利用終了日時の入力要求を予約申込端末2に送信する(s103)。
【0126】
共同利用乗物予約装置1から利用終了日時の入力要求を受信した予約申込端末2の画面には図28(A)に示す画面が表示される。利用者は、利用終了日時を入力し(図28(B)参照)、共同利用乗物予約装置1に共同利用システム予約申込情報を送信する。このとき、共同利用乗物予約装置1に送信される共同利用システム予約申込情報には、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポート、および利用者名が含まれている。
【0127】
共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から送信されてきた共同利用システム予約申込情報を受信すると(s104)、ここで受信した共同利用システム予約申込情報と、共同利用システム予約データベース13と、を用いて、予約できるかどうかを判定する(s105)。s105にかかる予約判定は、上記s84と同じ処理である。
【0128】
共同利用乗物予約装置1は、s105で予約できると判定すると、共同利用システム予約データベース13に今回の予約内容を登録するとともに(s106、s107)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に送信し(s108)、この共同利用システム予約申込受付処理Bを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1はs105で予約できないと判定すると、共同利用システムの予約ができなかった旨のメッセージを予約申込端末2に送信し(s106、s109)、この共同利用システム予約申込受付処理Bを終了する。
【0129】
共同利用システムの予約ができたとき、予約申込端末2の画面には上記図24(A)に示した共同利用システムの予約内容が表示される。反対に、共同利用システムも予約できなかったとき、予約申込端末2の画面には上記図16(B)に示したメッセージが表示される。
【0130】
このように、この実施形態の共同利用乗物予約装置1では、デマンドバスの予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけて共同利用システムの予約申込を行う利用者は、その旨を入力した後、利用終了日時を入力するだけで、共同利用システムの予約申込が行える。利用者は、共同利用システムの予約申込時に、デマンドバスの予約申込時に入力した情報と、共通または類似する情報を再入力する必要がない。したがって、利用者の使い勝手を向上させることができる。
【0131】
なお、上記説明では共同利用システムの予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけてデマンドバスの予約を行う場合、共同利用システムの予約申込の際に入力された貸出ポートをデマンドバスの乗車場所として利用する例で説明したが、図17、図18で説明した地図情報を用いた処理を適用し、利用者がデマンドバスの乗車場所を変更できるようにしてもよい。
【0132】
また、上記実施形態では共同利用システムとデマンドバスとの予約申込を処理する共同利用乗物予約装置1を例にして本願発明を説明したが、デマンドバスに替えてタクシー等他の種類の乗物の予約が行えるようにしてもよい。また、共同利用システムで利用者に貸し出される乗物は、自動車、自動二輪車(バイク)、自転車等どのような種類の乗物であってもよい。
【0133】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、第1の共同利用乗物の予約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込が行える。また、第1の共同利用乗物の予約申込を行ったが予約できずに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込を行うとき、利用者に共通または類似する情報を何度も入力させることがなく、利用者の使い勝手を向上できる。
【0134】
また、上記第1の共同利用乗物が予約できなかったときに、第2の共同利用乗物を予約するときの乗車場所、および降車場所の変更を、地図情報を用いて行うようにしたので、該変更が簡単に行え、且つ利用者に対してよりよいサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置を適用した予約システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装置の構成を示すブロック図である。
【図3】この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャートである。
【図4】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図5】共同利用システム予約申込受付処理Aを示すフローチャートである。
【図6】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図7】共同利用システムデータベースを説明する図である。
【図8】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図9】デマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図10】住所データベースを説明する図である。
【図11】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図12】デマンドバス予約申込処理Aを示すフローチャートである。
【図13】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図14】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図15】共同利用システム予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図16】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図17】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図18】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図19】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【図20】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【図21】別の実施形態にかかる共同利用システム予約申込受付処理Aを示すフローチャートである。
【図22】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【図23】別の実施形態にかかる共同利用システム予約データベースを説明する図である。
【図24】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【図25】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図26】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【図27】別の実施形態にかかる共同利用システム予約申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図28】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例を示す図である。
【符号の説明】
1−共同利用乗物予約装置
2−予約申込端末
11−制御部
12−通信部
13−共同利用システム予約データベース
14−デマンドバス予約データベース
15−住所データベース
16−地図データベース
17−RAM

Claims (1)

  1. 利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる第2の共同利用乗物と、について、利用者からの予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であって、
    上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、
    上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報に基づいて、上記第1の共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する第1の予約可否判定手段と、
    上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約できると判定した場合に、上記第1の共同利用乗物を予約する第1の予約手段と、
    上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約できないと判定した場合に、上記第2の共同利用乗物の予約申込をするかどうかの確認を行う予約申込確認手段と、
    上記予約申込確認手段による確認結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、第2の共同利用乗物の乗車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物貸出場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物貸出場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の乗車場所に決定する乗車場所変更機能、および第2の共同利用乗物の降車場所を上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物返却場所にするか、別の場所に変更するかを確認し、別の場所に変更することが確認された場合に、上記乗物返却場所付近の地図情報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の降車場所に決定する降車場所変更機能を有する乗降車場所決定手段と、
    上記予約申込確認手段による確認結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報と、上記乗降車場所決定手段が決定した乗車場所および降車場所とに基づいて、上記第2の共同利用乗物を予約できるかどうかを判定する第2の予約可否判定手段と、
    上記第2の予約可否判定手段が上記第2の共同利用乗物を予約できると判定した場合に、上記第2の共同利用乗物を予約する第2の予約手段と、を備えた共同利用乗物予約装置。
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