JP2004132873A - ナビゲーションシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】友人等で構成されたグループメンバーにおいて、遊びに行く場所(目的地)や経由地、そこに行くまでの経路等の決定を行う為の情報交換作業及び決定作業をナビゲーションシステムの中で簡単に行えるような機能を提供すること。
【解決手段】メンバー個々から目的地及び経路に関する要求情報を収集する要求情報収集プログラムを備え、該要求情報収集プログラムによって収集された要求情報に基づいて目的地及び経路を予め設定された調停ルールに基づいて決定する調停プログラムを備える。
【選択図】 図9

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員を目的地に誘導するナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車両に搭載された誘導装置に対して、リアルタイムの交通情報・イベント情報・施設情報などの詳細な誘導情報を誘導関連情報として提供することで乗員への誘導情報精度を高めるようにしたナビゲーションシステムは知られている。(例えば特許文献1参照)。また、一緒にドライブ等を行っている友人等の車両の位置情報を入手し、自車のディスプレーに同時に友人車両の位置を表示させる、いわゆる車車間通信機能を備えたナビゲーションシステムも広く知られている。(例えば特許文献2参照)
【0003】
【特許文献1】
特開平11−101653号公報
【0004】
【特許文献2】
特開平10−103980号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の特許文献1に記載のナビゲーションシステムは、車両に搭載された誘導情報に関するデータを補う形で施設等の詳細な情報を提供するに留まっているものであり、更なる利便性という観点ではまだまだ改良の余地が残されている。詳細には、目的地までの誘導を行っている状況においては提供される情報が充実するという意味で効果があるが、友人等で構成する複数のメンバー間においてお互いの意見を聞きながら目的地を設定する機能をネット上で提供するというサービス等は何等採用されておらず、こういう観点でのサービスが望まれていた。特許文献2には友人等とのグループ走行を支援する機能を備えたナビゲーションシステムであり、友人等のメンバーで使用する場合の利便性を向上させているという意味では一定の効果がある。しかしながら、この物においても例えば友人等のメンバーでどこに遊び行くかという事は、ナビゲーションシステム上ではなく、対話や電話等の通信手段を介して事前に行っておく必要があり、この観点で同様に改良の余地が残されていた。
【0006】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであって、友人等で構成されたグループメンバーにおいて、遊びに行く場所(目的地)や経由地、そこに行くまでの経路等の決定を行う為の情報交換作業及び決定作業をナビゲーションシステムの中で簡単に行えるような機能を提供したものであり、これによりグループでの旅行やドライブ時における利便性を一層向上させることができるナビゲーションシステムを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するため、本発明のナビゲーションシステムは、以下の構成を備える。即ち、請求項1に記載の発明においては、設定された目的地に対しての経路誘導情報を提供するナビゲーションシステムにおいて、車両に搭乗され、乗員に経路誘導情報を提供する誘導装置と、前記誘導装置と通信手段を介して接続され、該誘導装置に対して前記誘導関連情報を提供する一方で、前記誘導装置から前記誘導関連情報を作成するための要求情報を収集するよう構成された情報提供プログラムを有するサーバーとを備え、該サーバーの情報提供プログラムは、予め設定登録されたメンバー個々からの目的地及び経路に関する要求情報を収集する要求情報収集プログラムと、該要求情報収集プログラムによって収集された要求情報に基づいて目的地及び経路を予め設定された調停ルールに基づいて決定する調停プログラムと、該調停プログラムによって決定された目的地及び経路を前記メンバーの誘導装置それぞれに提供し登録させる情報提供プログラムと、からなる目的地設定プログラムを備えていることを特徴とする。
【0008】
上記の構成により、友人等で構成されたグループメンバーにおいて、遊びに行く場所(目的地)や経由地、そこに行くまでの経路等の決定を行う為の情報交換作業及び決定作業をナビゲーションシステムの中で行なえるので、わざわざ別途旅行情報誌等を準備して一つの場所に集合して対話によって設定したり、複数のメンバーに対して電話を何度もかけて目的地を絞りこんでいくような必要が全くなくなるため、グループでの旅行やドライブ時における利便性を一層向上させることができる。また、予め仲の良い友達同士で目的地等の情報を絞り込んで行くための調停ルールだけを事前に話し合って設定や登録しておくことで、各メンバーが思い思いの情報を入れたとしても迅速に各メンバーがそれぞれ満足できる形で情報が絞り込まれ目的地等が設定されるので、ネット上での対面折衝ではない状況でも満足できる設定を得ることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記調停プログラムは、前記要求情報に基づいて前記目的地を仮決定し、該仮決定された目的地を前記登録されたメンバーの誘導装置に提供し、メンバーから所定の承認を得ることで目的地として本決定するよう構成されていることを特徴とする。
【0010】
上記の構成により、システムが要求情報及び調停ルールによって絞りこんだ目的地に対して、メンバーから承認を得た上で目的地として本決定するように構成しているので、調停ルールの設定による満足感を得られるようにしただけでなく、メンバーが確実に納得した上で目的地が決定されるので、一層満足感の高い設定を得ることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記要求情報収集プログラムは前記誘導装置から現在地情報を収集し、前記調停プログラムは現在地情報に基づいて合流地点を含めて経路を設定するよう構成されていることを特徴とする。
【0012】
上記の構成により、目的地のみならず、車両の現在地が収集されるので、単に目的地を設定するだけでなく、目的地までの経路及び、メンバーとの合流地点まで含めて経路を設定させることができるため一層の利便性及び満足感を使用者に与えることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記メンバーより収集された要求情報が互いに同一であるか否かを判定し、同一の要求情報がより多い要求情報に基づいて目的地を決定する多数決ルールと、前記メンバーより収集された要求情報のうち、リーダーとして予め登録されたメンバーから収集された前記要求情報を優先して目的地を絞り込む特定者優先ルールと、前記メンバーより収集された要求情報のうち、移動に伴う交通費または目的地おける施設利用費が予め設定された理想金額条件に最も適合する前記要求情報を優先して目的地を絞り込む金額優先ルールと、のうちの少なくとも2つのルールを備えると共に、該ルールを目的地絞り込みルールとして選択可能であるよう構成されていることを特徴とする。
【0014】
上記の構成により、多数決ルール、特定者優先ルール、及び金額優先ルールのうちの少なくとも2つのルールを備えると共に、これらのルールを目的地絞り込みルールとして選択可能であるので、その時の乗員の気分や、メンバー構成の事情、予算等に応じて最適に目的地を絞りこませることができるので状況に応じた目的地に対する結果を得ることができるので、ユーザーに利便性の良さを極めて高く感じてもらうことができる。
【0015】
請求項5に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記要求情報収集プログラムは、前記調停プログラムが前記メンバーとの合流地点を設定するための情報として、早く合流することを優先する、もしくは所要時間もしくは走行距離が少なくなることを優先するかに関する選択情報を収集するよう構成されていることを特徴とする。
【0016】
上記の構成により、メンバーとの合流地点がナビゲーションシステムにより設定されるので、メンバー間で別途電話等の通信手段を用いて事前に設定しておく必要がなく、利便性がよい。その際、調停ルールとして早く合流することを優先する、もしくは所要時間もしくは走行距離が少なくなることを優先するかを選択できるようにしているので、メンバーのより詳細な要求を考慮した合流値を設定できるため、極めて高い利便性を感じてもらうことができる。
【0017】
請求項6に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、前記車両は、自動車であって、前記要求情報収集プログラムは、前記車両の現残燃料での走行可能距離に関する情報を収集するよう構成されているとともに、前記調停プログラムは、該走行可能距離情報及び、予め設定された給油必要性判断ルールに基づいて前記目的地までの経路設定に対して給油が必要と判断される場合には給油のための経由地を設定するよう構成された給油地設定プログラムを備えていることを特徴とする。
【0018】
上記の構成により、現残燃料での走行可能距離に関する情報が収集され、目的地までの経路設定に対して給油が必要と判断される場合には給油のための経由地が設定されるので、出発時、及び走行中に運転者が燃料の残量を気にする必要がなくなり、ガス欠の不安が減り、利便性がよい。
【0019】
請求項7に記載の発明においては、請求項1に記載のナビゲーションシステムにおいて、目的地設定プログラムは、予め設定されたメンバーのうちの一人が設定した目的地を前記メンバーの誘導装置に転送する個人設定プログラムと、前記各メンバーの要求情報に基づき目的地を調停して設定するコミニュケーション設定プログラムとからなることを特徴とする。
【0020】
上記の構成により、各メンバーからの要求情報に基づいて目的地を設定する機能に加え、目的地設定がある特定のメンバーに一任されている場合や完全に決まっているような場合には、特定の個人のメンバーからの情報に基づいて目的地や経路を設定することができるので、状況に応じて迅速に設定することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。尚、本実施形態では、本発明に関わるナビゲーションシステムを自動車に適用したものである。
【0022】
先ず、本発明に係わるナビゲーションシステムの全体構成について説明する。図1は、本発明に係わるナビゲーションシステムが自動車に適用された構成を示す全体図である。
【0023】
図中、1a、1b、及び1cは本発明に係わるナビゲーションシステムが適用された自動車である。尚、本実施形態におけるナビゲーションシステムは、3台の自動車に適用したものであるが、何台の自動車に適用するかはその場の状況に応じて任意に設定可能である。自動車1a、1b、及び1cには、乗員に対して目的までの経路誘導情報を提供し、乗員を目的地まで誘導する誘導装置(いわゆるカーナビゲーション装置)3a、3b、及び3c(図2参照)が搭載されている。誘導装置3a、3b及び3cは、人工衛星5から発信されるGPS信号を受信し、自動車1a、1b、及び1cの現在地を算出する。また、アンテナ6に対して携帯電話7(図2参照)等の無線通信端末を用いて電波を発信し、インターネット9に接続して施設や観光地、イベント等の情報を入手する。
【0024】
インターネット9には、道路交通情報を提供する交通情報センター11が保有する情報提供サーバー11aや、自動車メーカー等の民間企業が運営し、グルメ、天気予報、レジャー等のコンテンツと呼ばれる情報を提供する情報センター13の保有する情報提供サーバー13aが接続されている。交通情報センター11の情報提供サーバー11aには有料道路の料金や工事情報等のデータベース11bが保存されており、情報センター13の情報提供サーバー13aには情報サービス利用者の個人設定条件、道路、施設、施設の利用料、飲食店、ガソリンスタンド等の情報を含むデータベース13bが保存されている。また、情報提供サーバー11aと情報提供サーバー13aはインターネット9を介して相互につながっており、一般公開されている情報をやり取り可能である。例えば、情報提供サーバー13aは、情報提供サーバー11aより有料道路の料金情報を入手し、その料金情報をデータベース13bに加えることができる。誘導装置3a、3b及び3cはインターネット9を介して情報提供サーバー11aや、情報提供サーバー13bにログインすることで各種情報をダウンロードする。さらに、インターネット9には、家庭やオフィス等に設置されたパソコン15や、インターネット接続機能を有する携帯電話等の携帯端末17からもログインすることができる。
【0025】
また、上述の情報センター13の情報提供サーバー13aは、誘導装置3a、3b、3c、パソコン15、及び携帯端末17からログインを受け、誘導装置3a、3b、3cに対して誘導関連情報を提供する。さらに情報提供サーバー13aは、誘導装置3a、3b及び3cを介して複数のメンバーから構成されたグループの各メンバーから誘導関連情報を作成するための要求情報を収集し、この収集された要求情報を基に予め設定された調停ルールに基づいて、メンバーの代わりに目的地を設定する機能を有する。この機能については後で詳述する。
【0026】
次に、本発明に係わる実施形態としての誘導装置3a、3b、及び3cのハードウエア構成について説明する。図2は、本発明に係わる実施形態としての誘導装置が自動車に実装された状態を示すシステム構成図である。以下、誘導装置3a、3b、及び3cは同一構成であるため、誘導装置3aのみ記載し、誘導装置3b及び3cは省略する。
【0027】
図中、21は集中制御ユニットであり、走行状態に係わる各種データ(現残燃料、平均燃費、平均車速等)の算出や、以下の各構成を統括的に制御する。尚、走行状態に係わる各種データは、インタ−ネット9を介して情報センタ−13の情報提供サーバー13aに送信可能である。23は車載LANユニットであり、例えばアンチロックブレーキシステム(ABS)や4輪駆動制御等の制御に必要な不図示のセンサ及び駆動部と集中制御ユニット21との所謂ローカルエリアネットワーク通信を制御する。25はRAMカードドライブであり、例えばシート位置、ミラー位置等の運転者に関する情報を記憶したRAMカードのデータ読み込み/書き込み装置である。26はデータドライブであり、例えば、FD、MD、PD等のデータ記憶媒体に記憶した各種情報の読み込み/書き込み装置である。27は音声ガイド用スピーカであり、ナビゲーションコントローラ41からの音声情報が集中制御ユニット21内の音声出力インタフェースを介して出力される。29はマイクであり、操作者の音声による指示が集中制御ユニット21内の音声認識インタフェース(不図示)を介してナビゲーションコントローラ41に入力される。31は液晶表示等のディスプレイであり、ナビゲーション画面、各種入力操作用の画面、移動体の状態(車速、空調設定等)が表示される。さらに、ディスプレイ31の前面には、その表示に応じてタッチ操作による入力操作が可能な、静電容量方式や赤外線方式等の入力装置を備える。尚、ディスプレイ31の表示情報のうち、運転中に常に必要な情報は、所謂ヘッドアップディスプレイ(不図示)に表示する構成としてもよい。7は誘導装置3aに接続された携帯電話であり、電話アンテナ39が接続される。上述したように、誘導装置3aは携帯電話7を利用してインターネット9に接続する。35は操作スイッチであり、集中制御ユニット21及びナビゲーションコントローラ41への入力操作を行なう。41はナビゲーションコントローラであり、GPSアンテナ37からの位置情報とDVD−ROMチェンジャ43に搭載されたDVD−ROMの地図情報に基づいて、設定された目的地までの適当な経路を検索し、ディスプレイ31上の表示及び音声ガイド用スピーカからの音声出力により誘導を行なう。DVD−ROMチェンジャ43により読み出されるDVD−ROMの地図情報は、以下の説明におけるディスプレイ31への表示情報の基本情報である。
【0028】
更に好ましくは、ナビゲーションコントローラ41に、VICS対応のFM多重放送を受信するFMチューナーと、電波ビーコン信号及びビーコン信号を受信するビーコン信号受信機と接続し、それらにより得られる情報を交通規制情報(所謂、VICS情報)と解釈してディスプレイ31に表示し、経路誘導の際の経路検索の条件(制約条件)として使用するとよい。更に、走行経路周辺の地域情報をデータドライブ26等から入力し、表示情報に利用してもよい。尚、GPSにより自車位置の検出方法は公知なため説明を省略する。
【0029】
次に、本発明に係わる実施形態のナビゲーションシステムにかかわるソフトウエアの特徴について説明する。図3〜9は、本発明に係わる実施形態のナビゲーションシステムにおけるディスプレイ31の表示例である。
【0030】
図3中、ディスプレイ31には、現在地49、その近辺の地図50を示したナビゲーション画面52が情報表示部51に表示されていると共に、ディスプレイ31の右側縁部には、本発明に係わるナビゲーションシステムが有する各種機能を作動させるためのアイコン53が上下方向に並んで表示されている。ディスプレイ31は所謂タッチパネル型のディスプレイであり、乗員が、ディスプレイ31上のアイコン53と対応する位置に触れると、触れられたアイコン53と対応する機能が作動する。情報センター呼出アイコン53aに触れると、誘導装置3aがインターネット9を介して情報センター13の情報提供サーバー13aに接続するとともに、情報表示部51が図4に示す情報選択画面54に切り替わる。尚、情報選択画面54における操作については後で詳述する。
【0031】
空調アイコン53bに触れると、情報表示部51が空調設定画面(不図示)に切り替わる。空調設定画面では、温度、風量、空調モード等を設定するアイコンが表示され、これらを操作者が触れることにより空調を設定できる。AVアイコン53cに触れると、情報表示部51がAV設定画面(不図示)に切り替わる。AV設定画面では、音量、音源、ラジオの周波数等を設定するアイコンが表示され、これらを操作者が触れることによりAV機器の各種機能を設定できる。燃料状況アイコン53dに触れると、情報表示部51は燃料消費状況画面(不図示)に切り替わる。燃料消費状況画面では、集中制御ユニット21にて算出された現残燃料、平均燃費、平均車速、平均燃費と燃料の残量から計算された走行可能距離が表示される。尚、これらの数値の算出方法については公知であるためその詳細な説明を省略する。交通状況アイコン53eに触れると、誘導装置3aがインターネット9を介して交通情報センター11の情報提供サーバー11aに接続し、現在地近辺の工事、渋滞、事故等の交通規制情報をダウンロードすると共に、情報表示部51が交通規制状況画面(不図示)に切り替わり、ダウンロードされた交通規制情報が表示される。ナビゲーションアイコン53fに触れると、情報表示部51が上述のナビゲーション画面52に切り替わる。
【0032】
以下、情報センター呼出アイコン53aに触れた場合について、説明する。上述のとおり、情報センター呼出アイコン53aに触れると、誘導装置3aがインターネット9を介して情報センター13の情報提供サーバー13aに接続するとともに、情報表示部51が図4に示す情報選択画面54に切り替わる。情報選択画面54には、天気予報をダウンロードするための天気予報アイコン55a、レストランや喫茶点等の飲食店、並びにイベント会場が記載された地図をダウンロードするための地図アイコン55b、駐車場、並びに美術館や公民館等の施設を検索するための施設検索アイコン55c、インターネット9上に公開されているホームページを閲覧したり、電子メールを送受信するためのインターネットアイコン55d、情報センター13の情報提供サーバー13aに登録されている画像や音楽等のデータ、並びに後述する車車間コミニュケーションの設定結果をダウンロードするためのデータアイコン55e、自動車1a、1b、及び1c間でコミニュケーションをとるための車車間コミニュケーションアイコン55fが表示されている。尚、天気予報アイコン55a、地図アイコン55b、施設検索アイコン55c、インターネットアイコン55d、データアイコン55eの各機能に関しては、インターネット接続機能を有する一般的な誘導装置が具備する機能であるため、その詳細な説明を省略する。
【0033】
以下、車車間コミニュケーションアイコン55fの機能について説明する。ここでは、自動車1a、1b及び1cのうち、自動車1aの乗員が、後述する車車間コミュニケーションのリーダーであるとして説明する。
【0034】
自動車1aの操作者が車車間コミニュケーションアイコン55fに触れると、誘導装置3aのディスプレイ31は、情報センター13が情報サービス利用者に対してそれぞれ付与しているIDナンバーの入力が求められるIDナンバー入力画面(不図示)に切り替わり、IDナンバーが入力されると図5に示す車車間コミニュケーション画面56に切り替わる。この車車間コミュニケーション画面56は、情報センター13の情報提供サーバー13a内で構築される、自動車1aの乗員用のホームページであり、車車間コミニュケーションを行なうメンバーの登録及び解除、目的地、経由地、経路、合流地、及び後述する調停ルールの設定を行うことができる。また、この車車間コミニュケーション画面56にはパソコン15からもログイン可能であり、例えばドライブ前日に予め家庭で各種設定を行い、ドライブ当日に設定結果を自動車1a内で呼び出すようにしてもよい。この場合、設定結果をデータベース13aに加えて保存することが望ましい。
【0035】
まず、車車間コミニュケーションを行なうメンバーの登録について説明する。メンバーを登録するには、まず車車間コミニュケーション画面56に表示されている登録/解除アイコン58に触れ、登録/解除画面(不図示)を呼び出す。登録/解除画面で車車間コミニュケーションを行なうメンバーのIDナンバー59を入力し、登録する。ここでは、登録メンバーの設定者である自動車1aの乗員Aのほか、自動車1b及び1cの乗員B及びCのIDナンバー59b、及び59cを登録する。尚、ここでは乗員AのIDナンバー59aが一番始めに登録されている。この一番始めに登録されたIDナンバー59aの所有者である乗員Aが、車車間コミニュケーションのリーダーとして登録される。登録が完了し、開始アイコン57aに触れると、車車間コミニュケーションがスタートし、登録されたメンバーが、インターネット9を介して車車間コミュニケーション画面56にログインできるようになり、複数の自動車間で車車間コミュニケーションを行なうことができる。また、上述のように車車間コミニュケーションを行なうメンバーを登録することで、登録されていない利用者からの不用なログインを禁止することができる。
【0036】
次に目的地、経由地、経路、及び合流地の設定について説明する。目的地、経由地、経路、及び合流地の設定は、1台の自動車の乗員のみで目的地、経由地、経路、及び合流地を設定する個人設定モードと、各メンバーの要求情報に基づき目的地、経由地、経路、及び合流地を調停して設定するコミニュケーション設定モードとのいずれかを選択することができる。さらに、経由地、経路、及び合流地においては、要求情報をもとに、ナビゲーションシステムが自動提案、設定可能である。
【0037】
まず、個人設定モードで設定する場合について説明する。個人設定モードで設定するには、個人設定スイッチ60aに触れ、目的地入力画面(不図示)を呼出し、目的地の住所を入力するか、複数の選択肢の中から一つを順に選んでいくことにより最終的に目的地を設定する。尚、個人設定モードでの目的地の設定方法は、公知の誘導装置の目的地設定方法と略同一であるため、その詳細な説明を省略する。目的地の設定後、ディスプレイ31は車車間コミュニケーション画面56に戻る。次に個人設定スイッチ60bに触れ、経由地等入力画面(不図示)を呼出し、目的地を設定する場合と同様にして経由地、経路、及び合流地を設定する。
【0038】
次に、コミニュケーション設定モードで設定する場合について説明する。コミニュケーション設定モードで設定するには、収集された要求情報に基づいて目的地、経由地、経路、及び合流地を調停して設定するための調停ルールを予め設定する必要がある。調停ルールを設定するには、調停ルール設定アイコン62に触れ、図6に示す調停ルール設定画面64を呼び出す。調停ルール設定画面64では、目的地、経由地、経路、及び合流地の設定のそれぞれに対して適用される調停ルールを設定することができる。
【0039】
目的地、及び経由地を設定する際に適用される調停ルールは、メンバーより収集された要求情報が互いに同一であるか否かを判定し、同一の要求情報がより多い要求情報に基づいて目的地を決定する多数決ルール、メンバーより収集された要求情報のうち、特定のリーダーとして予め登録されたメンバーから収集された(本実施形態では自動車1aの乗員)要求情報を優先して目的地を絞り込む特定者優先ルール、メンバーより収集された要求情報のうち、移動に伴う交通費または目的地における施設利用費が予め設定された理想金額条件に最も適合する要求情報を優先して目的地を絞り込む金額優先ルール、目的地あるいは経由地までの距離が近い要求情報により設定される距離優先ルール、市場の人気が高い要求情報により設定される市場人気ルールの中から選択できる。本実施形態においては特定者優先ルールを選択する。尚、上述の金額優先ルールにおいて移動に伴う交通費または目的地における施設利用費を試算するには、それぞれの誘導装置3a,3b,3cから収集されたそれぞれの要求情報のみを考慮して仮に目的地をそれぞれ設定し、この仮設定されたそれぞれの目的地までの移動に伴う交通費または目的地における施設利用費を情報センター13の情報提供サーバー13a内のデータベース13bから入手して試算する。金額優先ルールにおいては、このようにして試算されたそれぞれの移動に伴う交通費または目的地における施設利用費を比較し、最も安くなる要求情報に基づいて目的地を設定する。尚、本実施形態においては、理想金額条件として、目的地までの交通費、または目的地における施設利用料が最も安いものが登録されているが、1000円以内や、5000円以内等、具体的な金額を選択できるようにしてもよい。
【0040】
合流地を設定する際に適用される調停ルールは、メンバーができるだけ早く合流することを優先するもの、あるいは目的地までの所要時間もしくは走行距離が少なくなることを優先するもの、の中から選択することができる。また、サブルールとして、乗員から食事の要求が出されていれば経路中に飲食店を設定するもの、または目的地に到着する時刻が略同一となるように出発時刻を調整するもの、を選択することができる。本実施形態では、早く合流することを優先するものが選択されていると共に、サブルールとして、乗員から食事の要求が出されていれば経路中に飲食店を設定するものが選択する。尚、目的地までの所要距離は、情報提供サーバー13aのデータベース13bからダウンロードし、所要時間及び到着時刻については、自動車1a、1b、1cより現在地情報、及び平均速度情報を入手すると共に、データベース13bからダウンロードした目的地までの所要距離と、平均速度情報を基に算出する。
【0041】
経路を設定する際に適用される調停ルールは、自動車の現残燃料と平均燃費から走行可能距離を計算して自動車の現在地から走行可能距離を収集し、目的地が走行可能距離外に位置している場合には、走行可能距離内で経路中に給油のための経由地としてガソリンスタンド等の給油ポイントを設定するもの、出発時刻から乗員が任意に設定する所定時間毎に、コンビニエンスストア等のトイレを利用可能な施設を経路中に設定するもの、の中から選択することができる。本実施形態では、経路中に経由地としての給油ポイントを設定するものを選択する。
【0042】
以下、上述のようにして設定された調停ルールに従った、目的地、経由地、経路、合流地の設定方法について説明する。まず、目的地を設定する場合について説明する。
【0043】
目的地を設定するには、まず自動車1a、1b、及び1cの乗員それぞれが候補目的地を設定する。候補目的地を設定するには、図5に示す車車間コミニュケーション画面56においてコミニュケーション設定アイコン66aに触れ、図7に示す候補目的地設定画面68を呼び出す。候補目的地設定画面68では、まず、目的地のジャンルがメンバー間で決定されているか否かを、決定アイコン70により入力する。ここでいう目的地のジャンルとは、言いかえるとドライブの目的のことである。未決定である場合はメンバー間で別途調整する。決定済である場合は、決定済アイコン70aに触れ、ジャンルアイコン72の中から、ジャンルを選択する。本実施形態では遊ぶを選択する。ジャンルを選択すると、候補目的地設定画面68に選択したジャンルと対応した小ジャンルアイコン74が表示される。操作者はこの小ジャンルアイコンの中から希望の小ジャンルを選択する。本実施形態ではスポーツを選択する。小ジャンルが選択されると、候補目的地設定画面68に、選択された小ジャンルと対応した施設が表示される。本実施形態では小ジャンルにスポーツを選択したため、スポーツセンターが表示されている。このスポーツセンターを選択すると、次にスポーツセンターで利用可能なスポーツが表示される。本実施形態ではテニスが表示されている。ここでテニスを選択し、候補目的地の設定が終了する。
【0044】
候補目的地の設定が終了すると、車車間コミニュケーション画面56に戻る。ここで、経由地、経路、合流地を設定しない場合は、終了アイコン57bに触れ、車車間コミニュケーション画面を終了させる。経由地、経路、合流地を設定する場合は、コミニュケーション設定アイコン66bに触れる。
【0045】
以下、経由地、経路、合流地を設定する場合について説明する。候補目的地の設定後、車車間コミニュケーション画面56においてコミニュケーション設定アイコン66bに触れると、候補目的地設定画面68に戻る。候補目的地設定画面68には、候補目的地以外のその他の条件を設定するため、条件設定アイコン76が表示される。操作者はこの条件設定アイコン76の中から希望する条件を選択する。本実施形態では昼食を選択する。その他の条件が選択されると、その条件と対応したアイコンが表示されるが、本実施形態では昼食を選択したため、レストランAが表示されている。ここでレストランAを選択し、その他の条件の設定が終了する。ここで選択される条件は、目的地が設定された後、目的地までの経路上に、その条件を満たす経由地、経路、または合流地を自動で提案、設定するために用いられる。
【0046】
候補目的地設定画面68において、その他の条件の設定が終了すると、再度、車車間コミニュケーション画面56に戻る。ここで、終了アイコン57bに触れると設定が終了する。このようにして、自動車1a、1b、及び1cの各乗員がそれぞれ候補目的地、及びその他の条件を設定すると、ディスプレイ31は、図8に示す目的地設定画面78に切り替わる。この画面ではそれぞれが設定した候補目的地が表示されている。本実施形態では、それぞれが設定した候補目的地が一致していないため、予め設定された前述の調停ルールにより、目的地が絞り込まれる。調停ルールは、特定者優先ルールに設定されていたため、ここではリーダーである自動車1aの乗員が選択した候補目的地が重視される。ここで、自動車1a、1b、及び1cの乗員全員が設定された候補目的地を承諾し、承諾アイコン80aに触れると、目的地の設定が完了し、決定目的地83が決定する。承諾しない乗員がおり、一人でも再設定アイコン80bに触れた場合は、上述の候補目的地の設定をやり直す。調停ルールによらず、乗員間で直接音声により目的地を決定する場合は音声会話アイコン80cに触れ、インターネット9を介して音声通話を行なう。
【0047】
目的地設定画面78において、候補目的地が承諾され、目的地の設定が終了すると、自動車1a、1b、1cそれぞれから、情報提供サーバー13aに対してそれぞれの現在地、現残燃料、平均燃費、平均速度、燃料残量及び平均燃費から算出される走行可能距離等の走行状態に係わる情報が送信される。ここで情報提供サーバー13aは、調停ルール設定画面64で設定された調停ルールに従って、データベース13b内のデータを基に、経由地、経路、及び合流地を自動提案、設定する。経由地に関しては、特定者優先ルールが選択されていたため、候補目的地設定画面68においてその他の条件として選択された昼食の希望を受け、決定目的地83までの経路85上に経由地84としてレストランAが設定される。合流条件に関しては、早く合流することを優先するものが選択されていたため、自動車1a、1b、及び1cができるだけ早く合流するように合流地86a、86bを設定する。その際、合流条件のサブルールとして、食事があれば一緒にするものが選択されていたため、レストランAで全員が食事を取ることができるように合流地86a、86bが設定される。さらに、経路85の考慮条件として、経路中に経由地としての給油ポイントを設定するものが選択されていたため、まず決定目的地83が自動車1a、1b、1cのそれぞれの現在地から走行可能距離の範囲内にあるか否かが判断される。本実施例においては、決定目的地83が自動車1cの走行距離範囲外にあるため、自動車1cの現在地から走行可能距離の範囲内の経路85上に、給油ポイント88を設定する。また、情報提供サーバー13aは、上述のように設定された決定目的地83、経由地84、及び合流地86a、86bへの予定到着時間を、平均速度から算出する。尚、現在地から目的地までの距離は、情報提供サーバー13aのデータベース13bに保存されている決定目的地83の位置と、自動車1a、1b、1cのそれぞれの現在地から算出される。
【0048】
以上のようにして設定された決定目的地83、経由地84、及び合流地86a、86bは、図9に示す設定結果画面82として、自動車1a、1b、及び1cのそれぞれに送信される。設定結果画面82には、自動車1a、1b、及び1cの現在地、決定目的地83、目的地の予定到着時間、経路85、合流地86a、86b、合流地の予定到着時間、経由地84である昼食を取るレストランA、及び給油ポイント88、が表示されている。誘導装置3a、3b及び3cは送信されたデータを受け、設定された決定目的地83、経由地84、経路85、合流地86a、86bを改ためて誘導装置3a、3b及び3c内に設定し、そのデータに基づいて自動車1a、1b、及び1cを誘導する。
【0049】
以下、本発明に係わるナビゲーションシステムの目的地の設定までのステップについて説明する。図10は、本発明に係わるナビゲーションシステムの目的地の設定までのステップを表したフローチャートである。システムがスタートすると、ステップS1に進み、誘導装置3を用いてインターネット9を介して情報センター13の情報提供サーバー13aにログインする。次にステップS2に進み、車車間コミニュケーションを行なうメンバーのIDナンバーを登録する。メンバーの登録後、ステップS3に進み、上述の個人設定モード、あるいは車車間コミニュケーションモードのいずれかにより決定目的地83を設定する。決定目的地83が設定されると、ステップS4に進み、経由地84、経路85、及び合流地86a、86bの設定を行なう。経由地84、経路85、及び合流地86a、86bの設定が終了すると、ステップS5に進み、設定された決定目的地83、経由地84、経路85、及び合流地86a、86bのデータがメンバーが乗車している自動車の各誘導装置に送信される。次にステップ6に進み、自動車の現在位置や、燃料の残量等の情報を、インターネット9を介して相互に送受信する。最後にステップS7に進み、情報センター13の情報提供サーバー13aからログオフし、システムが終了する。
【0050】
尚、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で上述の実施形態を修正または変形したものに適用可能である。
【0051】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、友人等で構成されたグループメンバーにおいて、遊びに行く場所(目的地)や経由地、そこに行くまでの経路等の決定を行う為の情報交換作業及び決定作業をナビゲーションシステムの中で行なえるので、わざわざ別途旅行情報誌等を準備して一つの場所に集合して対話によって設定したり、複数のメンバーに対して電話を何度もかけて目的地を絞りこんでいくような必要が全くなくなるため、グループでの旅行やドライブ時における利便性を一層向上させることができる。また、予め仲の良い友達同士で目的地等の情報を絞り込んで行くための調停ルールだけを事前に話し合って設定や登録しておくことで、各メンバーが思い思いの情報を入れたとしても迅速に各メンバーがそれぞれ満足できる形で情報が絞り込まれ目的地等が設定されるので、ネット上での対面折衝ではない状況でも満足できる設定を得ることができる。請求項2に記載の発明によれば、システムが要求情報及び調停ルールによって絞りこんだ目的地に対して、メンバーから承認を得た上で目的地として本決定するように構成しているので、調停ルールの設定による満足感を得られるようにしただけでなく、メンバーが確実に納得した上で目的地が決定されるので、一層満足感の高い設定を得ることができる。請求項3に記載の発明によれば、目的地のみならず、車両の現在地が収集されるので、単に目的地を設定するだけでなく、目的地までの経路及び、メンバーとの合流地点まで含めて経路を設定させることができるため一層の利便性及び満足感を使用者に与えることができる。請求項4に記載の発明によれば、多数決ルール、特定者優先ルール、及び金額優先ルールのうちの少なくとも2つのルールを備えると共に、これらのルールを目的地絞り込みルールとして選択可能であるので、その時の乗員の気分や、メンバー構成の事情、予算等に応じて最適に目的地を絞りこませることができるので状況に応じた目的地に対する結果を得ることができるので、ユーザーに利便性の良さを極めて高く感じてもらうことができる。請求項5に記載の発明によれば、メンバーとの合流地点がナビゲーションシステムにより設定されるので、メンバー間で別途電話等の通信手段を用いて事前に設定しておく必要がなく、利便性がよい。その際、調停ルールとして早く合流することを優先する、もしくは所要時間もしくは走行距離が少なくなることを優先するかを選択できるようにしているので、メンバーのより詳細な要求を考慮した合流値を設定できるため、極めて高い利便性を感じてもらうことができる。請求項6に記載の発明によれば、現残燃料での走行可能距離に関する情報が収集され、目的地までの経路設定に対して給油が必要と判断される場合には給油のための経由地が設定されるので、出発時、及び走行中に運転者が燃料の残量を気にする必要がなくなり、ガス欠の不安が減り、利便性がよい。請求項7に記載の発明によれば、各メンバーからの要求情報に基づいて目的地を設定する機能に加え、目的地設定がある特定のメンバーに一任されている場合や完全に決まっているような場合には、特定の個人のメンバーからの情報に基づいて目的地や経路を設定することができるので、状況に応じて迅速に設定することができる。
【0052】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるナビゲーションシステムの全体構成を表す全体図である。
【図2】本発明に係わるナビゲーションシステムの誘導装置が自動車に実装された状態を示すシステム構成図である。
【図3】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図4】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図5】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図6】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図7】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図8】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図9】本発明に係わるナビゲーションシステムのディスプレイにおける表示例を示した図である。
【図10】本発明に係わるナビゲーションシステムの目的地の設定までのステップを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1a、1b、1c 自動車
3a、3b、3c 誘導装置
11 交通情報センター
11a 情報提供サーバー
13 情報センター
13a 情報提供サーバー
56 車車間コミニュケーション画面
64 調停ルール設定画面
68 候補目的地設定画面
78 目的地設定画面
82 設定結果画面
83 決定目的地
84 経由地
85 経路
86a、86b 合流地
88 給油ポイント

Claims (7)

  1. 設定された目的地に対しての経路誘導情報を提供するナビゲーションシステムにおいて、
    車両に搭乗され、乗員に経路誘導情報を提供する誘導装置と、
    前記誘導装置と通信手段を介して接続され、該誘導装置に対して前記誘導関連情報を提供する一方で、前記誘導装置から前記誘導関連情報を作成するための要求情報を収集するよう構成された情報提供プログラムを有するサーバーとを備え、該サーバーの情報提供プログラムは、
    予め設定登録されたメンバー個々からの目的地及び経路に関する要求情報を収集する要求情報収集プログラムと、
    該要求情報収集プログラムによって収集された要求情報に基づいて目的地及び経路を予め設定された調停ルールに基づいて決定する調停プログラムと、
    該調停プログラムによって決定された目的地及び経路を前記メンバーの誘導装置それぞれに提供し登録させる情報提供プログラムと、
    からなる目的地設定プログラムを備えていることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 前記調停プログラムは、前記要求情報に基づいて前記目的地を仮決定し、該仮決定された目的地を前記登録されたメンバーの誘導装置に提供し、メンバーから所定の承認を得ることで目的地として本決定するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  3. 前記要求情報収集プログラムは前記誘導装置から現在地情報を収集し、前記調停プログラムは現在地情報に基づいて合流地点を含めて経路を設定するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  4. 前記調停プログラムは、
    前記メンバーより収集された要求情報が互いに同一であるか否かを判定し、同一の要求情報がより多い要求情報に基づいて目的地を決定する多数決ルールと、
    前記メンバーより収集された要求情報のうち、特定のリーダーとして予め登録されたメンバーから収集された前記要求情報を優先して目的地を絞り込む特定者優先ルールと、
    前記メンバーより収集された要求情報のうち、移動に伴う交通費または目的地おける施設利用費が予め設定された理想金額条件に最も適合する前記要求情報を優先して目的地を絞り込む金額優先ルールと、のうちの少なくとも2つのルールを備えると共に、該ルールを目的地絞り込みルールとして選択可能であるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  5. 前記要求情報収集プログラムは、前記調停プログラムが前記メンバーとの合流地点を設定するための情報として、早く合流することを優先する、もしくは所要時間もしくは走行距離が少なくなることを優先するかに関する選択情報を収集するよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  6. 前記車両は、自動車であって、
    前記要求情報収集プログラムは、前記車両の現残燃料での走行可能距離に関する情報を収集するよう構成されているとともに、前記調停プログラムは、該走行可能距離情報及び、予め設定された給油必要性判断ルールに基づいて前記目的地までの経路設定に対して給油が必要と判断される場合には給油のための経由地を設定するよう構成された給油地設定プログラムを備えていることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
  7. 目的地設定プログラムは、予め設定されたメンバーのうちの一人が設定した目的地を前記メンバーの誘導装置に転送する個人設定プログラムと、
    前記各メンバーの要求情報に基づき目的地を調停して設定するコミニュケーション設定プログラムとからなることを特徴とする請求項1に記載のナビゲーションシステム。
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