JP2006253837A - 通信方法,移動通信装置,サーバ装置,およびコンピュータプログラム - Google Patents

通信方法,移動通信装置,サーバ装置,およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 グループを複数台の自動車等を単位とし,同じグループである自動車等が,お互い直接通信可能な距離に近づいたのを検知することが可能な通信方法等を提供する。
【解決手段】 複数の移動通信装置(102)のうち各移動通信装置は,自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;上記サーバ装置(101)は,認証情報に含まれる各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;各移動通信装置は位置情報をサーバ装置に送信し;サーバ装置は,同じグループに関連付く複数の識別情報に対応した各移動通信装置の位置情報を基にして,各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,近接状態である移動通信装置に対して直接通信可能通知情報を送信し;直接通信可能通知情報を受信した複数の移動通信装置は,互いに位置情報を送受信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は通信方法,移動通信装置,サーバ装置,およびコンピュータプログラムに関する。
例えば,複数台の自動車で目的地まで移動する際に走行中,自分が運転する自動車以外の他の自動車に乗車しているユーザと目的地までの経路等について連絡をとりたい場合,携帯電話などの無線通信手段を利用するのが一般的である。
一方で,複数台の自動車で目的地までの移動中に,他の自動車で音楽などのコンテンツを再生している場合,その音楽等を自分が運転する自動車の中でも視聴したいという要望もある。
そこで,複数台の自動車に無線通信手段を備えることで,自動車間における連絡や,音楽等のコンテンツを視聴することが可能な無線通信システムが存在する(例えば,特許文献1参照)。
特開2001−136190号公報
しかしながら,自動車間において通信する場合,まずユーザは自分の周囲に通信相手となる自動車を目視等によって確認し,ボタンを押下する等によってその通信相手の自動車に無線通信の接続要求をする必要がある。
したがって,通信相手の自動車の存在にユーザが気づかない場合,またはユーザがボタンの押下等をしないかぎり,無線通信の接続を確立することができず,通信相手とデータを送受信することができなかった。
また,見ず知らずの第三者が運転する自動車から無線通信の接続要求が行われ,気づかぬ内に第三者が運転する自動車に備わる無線通信手段とデータの送受信が行われる危険性があった。
本発明は,上記問題点に鑑みてなされたものであり,本発明の目的は,グループを複数台の自動車等を単位とし,同じグループである自動車等が,お互い直接通信可能な距離に近づいたのを検知することが可能な,新規かつ改良された通信方法,サーバ装置,携帯通信装置,およびコンピュータプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため,本発明の第1の観点によれば,複数の移動通信装置のうち各移動通信装置は,自身の移動通信装置に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;上記サーバ装置は,各移動通信装置により送信された認証情報に含まれる各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;上記複数の移動通信装置のうち各移動通信装置は,自身の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報をサーバ装置に送信し;サーバ装置は,同じグループに関連付く複数の識別情報に対応した各移動通信装置の位置情報を基にして,各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,検出された近接状態である移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信し;直接通信可能通知情報を受信した複数の移動通信装置は,直接通信の接続が確立すると互いに位置情報を送受信することを特徴とした通信方法が提供される。
本発明によれば,複数の移動通信装置によるグループをサーバ装置に登録するため,予めサーバ装置から付与された認証情報に各装置の識別情報を含ませて,サーバ装置に認証情報を送れば,サーバ装置は,各識別情報を1つのグループに関連付けて登録することができる。上記グループ登録した後,各移動通信装置から送信される位置情報を基にして,サーバ装置は,同じグループの各移動通信装置間の距離全てを随時求め,そのうちの少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態を検出すると,直接通信可能通知情報を近接状態である各移動通信装置に送信する。したがって,移動通信装置同士で各自の位置情報を直接に送受信するなど直接通信することができる。かかる構成により,利用者は特段の操作をしなくとも,上記近接状態である移動通信装置は自動的に直接通信による接続を確立し,双方で位置情報などの情報を送受信できる。さらに,同じグループ内に限り直接通信が可能であるため,第三者との直接通信を未然に防げる。なお,上記認証情報は,例えば,グループを識別するための識別情報,移動通信装置を識別するための識別情報,上記移動通信装置を操作するユーザを識別するための識別情報,またはサーバ装置が発行した真正性を証明するための鍵(認証鍵)のうち少なくとも一つを含む情報である。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,認証を受けるために第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信し;第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する上記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信し;上記第1の移動通信装置と近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,当該第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,上記直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信することを特徴とした通信方法が提供される。
本発明によれば,複数の移動通信装置によるグループをサーバ装置に登録するため,予めサーバ装置から付与された認証情報に識別情報を含ませて,第1の移動通信装置がサーバ装置に認証情報を送れば,サーバ装置は,第1の移動通信装置の識別情報など複数の識別情報を1つのグループに関連付けて登録することができる。上記グループ登録した後,同じグループに属す複数の移動通信装置のうち第1の移動通信装置は,自己の位置情報をサーバ装置に送信すると,その位置情報を基にして,サーバ装置は,同じグループである移動通信装置と上記第1の移動通信装置との間の距離全てを随時求め,そのうちの少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態を検出すると,直接通信可能通知情報を近接状態である第1の移動通信装置と通信相手となる移動通信装置に送信する。かかる構成により,ユーザは特段の操作をしなくとも,上記近接状態である移動通信装置は自動的に直接通信による接続を確立し,双方で位置情報などの情報を送受信できる。さらに,同じグループ内に限り直接通信が可能であるため,第三者との直接通信を未然に防げる。なお,上記認証情報は,例えば,グループを識別するための識別情報,移動通信装置を識別するための識別情報,上記移動通信装置を操作するユーザを識別するための識別情報,またはサーバ装置が発行した真正性を証明するための鍵(認証鍵)のうち少なくとも一つを含む情報である。
上記直接通信時における移動通信装置が位置情報を送信する頻度は,サーバ装置に対して位置情報を送信する頻度よりも高くしてもよい。
上記直接通信可能通知情報には,同一グループ内に属する移動通信装置同士でセキュアに直接通信可能とするグループセッション鍵が含まれるようにしてもよい。
上記通信方法は,さらに上記直接通信状況に関する直接通信状況情報をサーバ装置に送信するように構成してもよい。
また上記通信方法は,直接通信時において通信相手から所定時間応答が無い場合,または通信相手から送られてくるデータが極端に減り続けている場合,移動通信装置は通信不能と判断して,サーバ装置に上記直接通信状況情報を送信してもよい。
上記通信方法は,さらにストリーミングデータを送信し;上記直接通信の通信相手である移動通信装置からストリーミングデータを受信すると共に再生するように構成することができる。なお,上記通信相手は,第1の移動通信装置に対応する識別情報と同じグループである移動通信装置のうち上記直接通信可能通知情報を受信した1又は2以上の移動通信装置である。
直接通信のコネクションが確立した後,当該直接通信の通信相手である移動通信装置からストリーミングデータの要求があると,自己の記憶手段に格納されたコンテンツデータを符号化し,通信相手に送信するように構成してもよい。
上記ストリーミングデータを再生する処理は,上記第1の移動通信装置又はその通信相手である移動通信装置を操作するユーザから受付けた要求に応じて,ストリーミングデータを再生するように構成してもよい。
上記通信方法は,さらに,上記第1の移動通信装置に対応する識別情報と同じグループに関連付けられた識別情報全てのうちいずれか一つの識別情報に対応する第2の移動通信装置から上記サーバ装置に送信された目的地までの経路を示す経路情報を取得し;上記経路情報に基づいて経路探索を実行し,当該経路探索の結果,候補となる1又は2以上の経路を検出し,それらの経路のうち最短時間で上記第2の移動通信装置と合流可能な目的地までの経路を選択するように構成してもよい。なお,最終的な移動先の目的地は,第1の移動通信装置と第2の移動通信装置とは同じ目的地であるようにしてもよく,また上記経路情報は,第1の移動通信装置又は第2の移動通信装置が辿る経路に関する情報であるようにしてもよい。また,上記目的地は,第1の移動通信装置が第2の移動通信装置と合流する地点の他に,上記第1の移動通信装置を含めて複数台の移動通信装置が第2の移動通信装置と合流する地点等の場合でもよい。また,上記目的地は,移動先の最終的な目的地であってもよい。
上記経路探索する処理では,少なくとも,上記経路情報を基にして上記第2の移動通信装置が通過する予測時刻を考慮して,上記目的地までの経路を探索するように構成してもよい。
上記経路探索する処理では,上記経路情報に基づいて第2の移動通信装置が通過する場合,当該第2の移動通信装置と第1の移動送通信装置との距離の差及び/又は当該第2の移動通信装置と第1の移動送通信装置との通過予測時刻の差により重み付けし,上記第1の移動通信装置から第2の移動通信装置までの最短距離を求め,上記目的地までの経路を探索するようにしてもよい。
また,上記第2の移動通信装置が通った経路を重み付けの考慮に入れ,第2の移動通信装置からの距離が短ければ短いほど重み付けが高く,第2の移動通信装置が通過する予定の時刻に近ければ近いほど(通過予測時刻の差が少なければ少ないほど)重み付けが高いようにしてもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信し;上記認証情報に含み,移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信し;同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,当該近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信することを特徴とした通信方法が提供される。
上記直接通信を行っている複数の移動通信装置の送信元から送信される情報であって,通信相手である移動通信装置の直接通信状況に関する直接通信状況情報を受信し;上記直接通信状況情報を基にして,直接通信が不能であると判断し,当該直接通信で通信している1又は2以上の移動通信装置の識別情報を,該直接通信不能である移動通信装置以外の移動通信装置に送信するように構成してもよい。かかる構成により,上記識別情報を受信すれば容易に直接通信不能であることを認識することができる。
上記複数の移動通信装置のうち第1の移動通信装置により送信される目的地までの経路を示す経路情報を受信し;上記複数の移動通信装置のうち第2の移動通信装置に,経路情報を送信するように構成してもよい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信する第1の送信部と;第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信部と;第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信する受信部と;第1の移動通信装置と近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信する第3の送信部とを備えることを特徴とした移動通信装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信する第1の受信部と;認証情報に含み,移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づける関連付け部と;各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信する第2の受信部と;同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信する送信部とを備えることを特徴としたサーバ装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,第1の車両自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信する第1の送信部と;第1の車両が存在する位置を示した位置情報をサーバ装置に送信する第2の送信部と;第1の車両と,該第1の車両に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する車両と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信する受信部と;上記第1の車両と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した車両とが接続を確立すると,第1の車両の存在位置を示す位置情報を,直接通信可能通知情報を受信した車両に対して直接,送信する第3の送信部とを備えることを特徴とした車両が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,移動通信装置として機能させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信し;第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信し;第1の移動通信装置と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,前記第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信する通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,コンピュータをして,サーバ装置として機能させるコンピュータプログラムが提供される。上記コンピュータプログラムは,複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信し;認証情報に含み,前記移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信し;同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信する通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
以上説明したように,本発明によれば,サーバ装置から送信されてくる直接通信可能通知情報によって,複数台の自動車等が所定値よりも短い距離に近づいたのを検知することができるため,ユーザに負担をかけず自動的に自動車間で直接通信することができる。
以下,本発明の好適な実施の形態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。なお,以下の説明及び添付図面において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
(データ通信システム100)
まず,図1を参照しながら,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100について説明する。図1は,第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの概略の一例を示す説明図である。
図1に示すように,データ通信システム100は,サーバ装置101と,ナビゲーション装置(移動通信装置)102を備えた自動車108a,108b,…108n(以下では「自動車108」と総称する場合もある。)と,通信網103と,基地局113と,パケット通信網115と,ゲートウェイ117とを備えている。
なお,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100には,サーバ装置101と基地局113が1つ備わる場合を例に挙げて説明するが,かかる例に限定されず,例えばデータ通信システム100には,複数のサーバ装置101及び/又は基地局113が備わる場合でも実施可能である。
上記サーバ装置101は,例えば,自動車108に備わるナビゲーション装置102からの要求に応じて音楽又は映画等のコンテンツからなるストリームデータの配信,ナビゲーション装置102から定期的に送信される位置情報の収集,複数台の自動車108に備わるナビゲーション装置102同士で直接通信を行うための支援等を実行する。なお,後述するが,位置情報は,ナビゲーション装置102が存在する位置,すなわち自動車108が存在する位置を示す情報である。
なお,ナビゲーション装置102がサーバ装置101と通信をするためには,予めサーバ装置101にナビゲーション装置102及び/又はそのナビゲーション装置102を操作するユーザについて登録する必要がある。なお,後述するが,複数のナビゲーション装置102又はユーザに係る識別情報等によってグルーピングし,同じグループに属するナビゲーション装置102又はユーザとしてサーバ装置101に登録することができる。かかるグループ化することで,例えば,同じグループであるナビゲーション装置102同士で通信等をすることができる。
次に,自動車108に備わるナビゲーション装置102a,102b,…,102n)(以下では「ナビゲーション装置102」と総称する場合もある。),無線通信可能な装置であって,基地局113を介し,パケット通信網115とゲートウェイ117によってサーバ装置101にアクセスすることができる。
なお,アクセスは,例えば,システムの利用,システム又はサーバへの接続,ファイルの参照,ファイルの保存,ファイルの削除,またはファイルの変更など,通信網を介して情報を処理する情報処理の総称である。
ナビゲーション装置102は,例えば,上記サーバ装置101にアクセスし,音楽又は映画等のコンテンツからなるストリームデータを受信し,再生する機能や,URLなどの指定を利用者から受付け,サーバ装置101からHTMLに準ずるWebデータを受信し,画面に表示するブラウジング機能等を具備している。
ナビゲーション装置102から無線で送出されるデータは,基地局113からパケット通信網115介してゲートウェイ117でパケットデータに変換されてサーバ装置101に送信される。なお,ナビゲーション装置102から無線でデータ通信可能な基地局113までの距離は,キャリアの周波数等によって異なるが,いかなる場合でも実施可能である。
なお,本実施の形態にかかる通信網103は,サーバ装置101と,ゲートウェイ117とを相互に双方向通信可能に接続するものであり,典型的にはインターネットなどの公衆回線網であるが,WAN,LAN,IP−VPNなどの閉鎖回線網も含み,さらには有線無線を問わず,衛星通信網なども含む。
(サーバ装置101)
次に,図2を参照しながら,第1の実施の形態にかかるサーバ装置101について説明する。なお,図2は,第1の実施の形態にかかるサーバ装置101の概略的な構成を示すブロック図である。
図2に示すように,サーバ装置101は,CPU(中央演算処理部)120と,バス121と,記憶部123と,入出力インタフェース125と,操作部126と,出力部127と,通信部(第1の受信部,第2の受信部,送信部)128と,直接通信検出部141と,直接通信不能判断部143と,登録更新部(関連付け部)145と,暗号化/復号部146とを備える。
CPU120は,サーバ装置101に構成する各部の処理・命令等を制御する。例えば,CPU120は,登録更新部145に対しグループIDとデバイスID(又は,ユーザID)とを関連付ける処理等,データ通信システムに関する一連の処理を制御する。
記憶部123は,上記プログラム等を記憶するストレージ装置であり,例えば,大記憶容量のハードディスクドライブ,などを例示することができる。また記憶部123には,例えば,各ナビゲーション装置102の存在位置を示す位置情報をデータベースにした位置情報データベースや,データ通信システム100を利用するためにサーバ装置101に登録する登録情報をデータベース化した登録情報データベースなどが格納されている。
操作部126は,使用者(ユーザ)から操作指示を受けることが可能な1又は2以上からなるボタン,トラックボール,トラックパッド,スタイラスペン,ダイアルログ,またはジョイスティックなどのポインティングデバイスまたはキーボードなどからなるが,かかる例に限定されない。
出力部127は,任意のサイズの表示画面を有するディスプレイ装置である。上記表示画面には,テキスト,静止画,動画,またはそれらの任意の組合せが表示される。また出力部127には,スピーカーが備わり,音声を出力することもできる。
バス121は,内部バス,メモリバス,入出力(I/O)バスなどサーバ装置101に構成されるバスの総称をいう。バス121は,各部から送出されたデータを,上記データの宛先である各部に伝送する。
直接通信検出部141は,記憶部123に格納されるナビゲーション装置102からの位置情報を基にして自動車108間の距離を所定間隔ごとに絶えず算出している。自動車108間の距離が所定距離となるのを検出すると直接通信検出部141は,その自動車108に備わるナビゲーション装置102に対し互いに直接通信可能であると通知するための直接通信可能通知情報を生成する。詳細は後述する。
直接通信不能判断部143は,直接通信を行うナビゲーション装置102から送信される通信状況に関する直接通信状況情報を基にして直接通信が正常に行われているか否かを判断する。なお,直接通信が不能と判断した場合,直接通信不能判断部143は,同じグループ内の他のナビゲーション装置102に対し該当するナビゲーション装置102が直接通信不能である旨を通知するための情報を生成する。
登録更新部145は,記憶部123に格納される登録情報データベースの登録情報を新規に格納,変更,削除する。ユーザ又はナビゲーション装置102に関する登録情報を記憶部123の登録情報データベースに格納することで,グループ内のデバイスID同士又はユーザID同士を関連付けることができグループ化をすることができ,グループ内でデータ通信システム100を利用することが可能となる。なお,登録情報には,ユーザ又はナビゲーション装置102を認証するための認証情報を含み,上記認証情報は,例えば,グループを識別するグループID,ナビゲーション装置102を識別するデバイスID,上記ナビゲーション装置102を操作するユーザを識別するユーザID,またはサーバ装置101がグループ単位に発行したメンバー鍵105などを含む情報である。
暗号化/復号部146は,ナビゲーション装置102とサーバ装置101との間のデータをセキュアに通信するためデータを暗号化又は暗号化されたデータを復号することができる。
(ナビゲーション装置102)
次に,図3を参照しながら,第1の実施の形態にかかるナビゲーション装置102について説明する。なお,図3は,第1の実施の形態にかかるナビゲーション装置102の概略的な構成を示すブロック図である。
図3に示すように,ナビゲーション装置102は,CPU150と,バス151と,記憶部153と,入出力インタフェース155と,操作部156と,出力部157と,無線通信可能な通信部(第1の送信部,第2の送信部)159と,ドライブ161と,近距離でナビゲーション装置102同士直接に通信する直接通信部(第3の送信部)162と,位置情報生成部163と,経路情報生成部164と,経路探索部165と,暗号化/復号部166とを備える。
なお,図3に示すCPU150,バス151,記憶部153,入出力インタフェース155,操作部156,暗号化/復号部166は,図2に示すサーバ装置101に備わるものと実質的に同一であるため詳細な説明は省略する。
ナビゲーション装置102は,自動車108に搭載される装置である。またナビゲーション装置102は,ナビゲーション機能,映画,スポーツ,音楽等のコンテンツ(ストリームデータ)を再生するコンテンツ再生機能などを具備している。
上記ナビゲーション装置102に備わるナビゲーション機能は,操作部156を介してナビゲーション機能が選択されると,CPU150は位置情報生成部163に位置情報を生成するよう指示を出し,位置情報生成部163は,通信部159を介して送信されてくるGPS衛星からの緯度経度等の情報を基に自動車108(ナビゲーション装置102)の現在位置を特定し,位置情報を生成する。
また,位置情報生成部163は,生成した位置情報の結果を予め記憶する地図情報と合わせて出力部157の画面上に表示する。ユーザは画面上から現在自動車108が存在する地点を確認することができる。なお,後述するが,ユーザ自身が乗車している自動車108のみならず,ナビゲーション装置102は,他のナビゲーション装置102からの位置情報をサーバ装置101等から取得することで,ユーザは他の自動車108の現在位置も確認することができる。
また,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100では,ナビゲーション装置102が備わる場合を例に挙げて説明するが,移動可能な装置であれば,かかる例に限定されず,例えば,データ通信システム100では,ナビゲーション装置102以外の携帯電話,数十GBの記憶容量を有するハードディスクドライブ(HDD)を備えた携帯型オーディオプレーヤ,携帯型映像/音声プレーヤ,PDAなどの装置が備わってもよい。
コンテンツ処理部161は,例えば,CDまたはDVDなどに記録された映画,音楽,ゲーム等のストリームデータや,無線通信でサーバ装置101から配信されてきた映画,音楽,ゲーム等のストリームデータを再生するデバイスである。またコンテンツ処理部161は,映画や音楽等のストリームデータの他にも,テキストや音声等のストリームデータを再生し,出力部157の画面に表示することでチャット又はボイスチャット等もすることができる。コンテンツ処理部161は,ストリームデータを読み取り,デコード等の処理を施すことで出力部157に出力する。
直接通信部162は,サーバ装置101から送信される直接通信可能通知情報を受けとると,ブロードキャスト通信で通信相手を探して通信相手のナビゲーション装置102と直接通信のコネクションを確立し,ストリームデータ等のデータを通信相手に送信する等の直接通信を実行する。なお,直接通信は,例えば,サーバ装置101との通信速度よりも速く大容量のデータを送信することができるが,直接通信可能なナビゲーション装置102間の距離はキャリアによって異なるが例えば100m等と限られている。
経路情報生成部164は,経路探索部165による経路探索の結果,候補となる1又は2以上の経路のうち例えば最短時間で目的地まで移動することが可能な経路を選択し,現在地から目的地までの経路に関する経路情報を生成する。後程説明するが経路情報には,通過する地点を示すノード(通過地点)や,各ノードを通過する予定の予測時刻などから構成される。
経路探索部165は,位置情報生成部163が生成した位置情報から現在位置を把握し,さらに操作部156を介して受付けた目的地に関する位置情報を取得し,目的地の位置を把握する。経路探索部165は,現在位置から目的地に移動する1又は2以上の経路を探索し,その結果を経路情報生成部164又は出力部157に送信する。
また,経路探索部165は,自己のナビゲーション装置102以外のナビゲーション装置102に関する位置情報をサーバ装置101から受信し,その位置情報を目的地とする経路を探索することもできる。詳細は後述する。
通信部159から無線で送出されるデータは,基地局113を介して,パケット通信網115を経由し,ゲートウェイ117にてパケット変換され,通信網103を介してサーバ装置101に送信される。
(データ通信システムにおける直接通信処理)
次に,図4〜図13を参照しながら,第1の実施の形態に係るデータ通信システム100における直接通信処理についてについて説明する。
(登録処理について)
まず,図4を参照しながら,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100を利用するための登録処理について説明する。図4は,第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの登録処理の概略を示すシーケンス図である。
図4に示すように,データ通信システム100を利用して例えば複数台の自動車108に備わるナビゲーション装置102の間で直接通信を行うためには,その複数台分のナビゲーション装置に係る認証情報等の登録情報をサーバ装置101に格納する必要がある。
まず,ナビゲーション装置102又は自動車108のオーナー(ユーザ)複数人を一つのグループとして,そのグループを代表するリーダーが,ナビゲーション装置102を操作して,サーバ装置101にグループ登録を要求する(S102)。なお,図4に示すように,グループ名は「グループX」であって,リーダーはユーザAであるが,かかる例に限定されない。
サーバ装置101の登録更新部145は,グループ登録が要求されると,要求時に送信されるユーザAのグループ名や,グループに属するユーザの人数(3名)などの情報を基に,グループID,グループに属するユーザの人数分のメンバー鍵(メンバー鍵105A,メンバー鍵105B,メンバー鍵105C)等を生成し(S103),ナビゲーション装置102に送る(S104)。
上記メンバー鍵105はサーバ装置101とナビゲーション装置102に各々格納される。メンバー鍵105は,機密性が極めて高い秘密情報であるため,耐タンパ性等を具備する記憶手段(記憶部)等に各々格納される。
また,かかるメンバー鍵105は,RSA等の非対称鍵や,DES又はAES等の対称鍵などの如何なる鍵の場合であっても実施可能である。なお,対称鍵の場合,秘密裏にメンバー鍵105をユーザに配布する必要があるためセキュア通信で配布する場合の他に配達証明付の郵送等で配布してもよい。
また,移動通信装置102は,サーバ装置101にアクセスする際に,サーバ装置101と相互認証するためのメンバー鍵105を保有している。なお,かかるメンバー鍵105は,機密性が極めて高い秘密情報であるため,耐タンパ性等を具備する記憶手段等に格納されるが,必ずしも必須ではない。
また,かかるメンバー鍵105は,RSA等の非対称鍵や,DES又はAES等の対称鍵などの如何なる鍵の場合であっても実施可能である。なお,対称鍵の場合,秘密裏に鍵を相手方に配布する必要があるため通信網から直接配布するのではなく郵送等別の手段で配布される。
サーバ装置101からグループID,メンバー鍵105が発行されると(S104),図4に示すように,ナビゲーション装置102a,ナビゲーション装置102a,ナビゲーション装置102aにメンバー鍵105(105A,105B,105C)をそれぞれ配布し(S106),機密性の高い記憶部153の記憶領域に格納する。
次に,各ナビゲーション装置102からサーバ装置101にシステム100を利用するメンバーの追加を要求する。
例えば,図4に示すように,ナビゲーション装置102aからサーバ装置101にシステム100を利用するメンバー(ユーザAのユーザID,ナビゲーション装置102aのデバイスID)の追加を要求する(S108)。
なお,ユーザIDは,ユーザを識別可能な識別子などであって,例えば任意な英数字などの組み合わせから成るが,かかる例に限定されない。また,デバイスIDは,ナビゲーション装置102を識別可能な英数字の組み合わせからなる識別子などであって,予め工場出荷時に割当てられる場合や,ユーザが任意に割当てる場合等を例示することができる。以降,上記ユーザID及び/又はデバイスIDを総合して識別情報と記載する場合がある。
サーバ装置101は,ユーザAのユーザID,ナビゲーション装置102aのデバイスIDを受信すると,既に登録されたグループXに上記識別情報を関連付けて,登録情報データベースに記録する(S109)。その結果を返信する(S110)。
同じように,ナビゲーション装置102b,ナビゲーション装置102cからサーバ装置101にシステム100を利用するメンバー(ユーザB,CのユーザID,ナビゲーション装置102b,cのデバイスID)の追加を要求する(S112,S116)。
サーバ装置101は,ユーザB,CのユーザID,ナビゲーション装置102b,cのデバイスIDを受信すると,既に登録されたグループXに識別情報を関連付けて,登録情報データベースに記録し(S113,S117),その結果をナビゲーション装置102b,cに返信する(S114,S118)。以上で,グループの登録,ユーザ,ナビゲーション装置102の登録が終了し,ユーザはデータ通信システム100を利用することができる。
(本実施の形態に係る登録情報データベースについて)
ここで,図5を参照しながら,第1の実施の形態にかかる登録情報データベースについて説明する。なお,図5は,第1の実施の形態にかかる登録情報データベースの概略的な構造を示す説明図である。
図5に示すように,登録情報データベースは,サーバ装置101の記憶部123に記憶されている。登録情報データベースは,1グループを単位として登録情報が複数格納されている。
登録情報データベースに格納される登録情報は,図5に示すように,グループIDと,グループに属すユーザを識別するためのユーザIDと,グループに属すデバイスIDと,マスター鍵となるメンバー鍵105と,セッション鍵120と,グループセッション鍵と,有効期間とから構成されている。
上記セッション鍵120(120A,120B,120C)は,例えばワンタイムパスワード(OTP)であって,サーバ装置101が所定時間ごとに変更する鍵である。サーバ装置101は,ナビゲーション装置102に対してメンバー鍵で認証すると,動的にセッション鍵を作成し,以後ナビゲーション装置102とサーバ装置101との間のセキュアな通信はそのセッション鍵で実現する。
グループセッション鍵は,グループごとにサーバ装置101が作成する鍵であって,所定時間ごとに更新される。例えば,グループセッション鍵は,同じグループであるナビゲーション装置102の間でセキュアな通信を実現するために用いられる鍵である。
有効期間は,データ通信システム100をグループ登録したユーザが利用可能な期間を示したもので,図5に示すように,有限である場合の他に無期限である場合でも実施可能である。なお,データ通信システム100を利用する場合,利用するユーザに対して課金する場合であってもよい。
なお,第1の実施の形態にかかるナビゲーション装置102を認証する認証情報は,例えば,グループIDと,ユーザIDと,デバイスIDとを含み,さらにメンバー鍵105で暗号化された情報であるが,かかる例に限定されず,他にも,例えば,認証情報は,デバイスIDのみを含み,さらにメンバー鍵105で暗号化された情報等の場合でも良い。
(認証処理について)
次に,図6を参照しながら,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100におけるナビゲーション装置102を認証する処理について説明する。図6は,第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの認証処理の概略を示すシーケンス図である。
図6に示すように,自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aは,操作部156を介してユーザAからシステム100の利用開始の指示があると,記憶部153に機密に格納されたメンバー鍵105Aを用いてグループIDと,デバイスID(端末AのUID)とを暗号化し,サーバ装置101に送信する(S201)。
サーバ装置101は,登録情報データベースに格納された登録情報から,メンバー鍵105Aで復号し,受信したデバイスID,グループIDが登録情報の内容と一致するか確認することで,当該ナビゲーション装置102Aを認証し,認証成功するとセッション鍵Aを含ませてメンバー鍵105Aで暗号化し返答する(S202)。以降,上記セッション鍵Aで通信が行われる。
同様に,自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bは,操作部156を介してユーザBからシステム100の利用開始の指示があると,記憶部153に機密に格納されたメンバー鍵105Bを用いてグループIDと,デバイスID(端末AのUID)とを暗号化し,サーバ装置101に送信する(S203)。
サーバ装置101は,登録情報データベースに格納された登録情報から,メンバー鍵105Bで受信データを復号し,デバイスID,グループIDが登録情報の内容と一致するか確認することで,当該ナビゲーション装置102Bを認証し,認証成功するとセッション鍵Bを含ませてメンバー鍵105Bで暗号化し返答する(S204)。以降,上記セッション鍵Bで通信が行われる。
自動車108Cに備わるナビゲーション装置102Cは,操作部156を介してユーザCからシステム100の利用開始の指示があると,記憶部153に機密に格納されたメンバー鍵105Cを用いてグループIDと,デバイスID(端末AのUID)とを暗号化し,サーバ装置101に送信する(S205)。
サーバ装置101は,登録情報データベースに格納された登録情報から,メンバー鍵105Cで復号し,受信したデバイスID,グループIDが登録情報の内容と一致するか確認することで,当該ナビゲーション装置102Cを認証し,認証成功するとセッション鍵Cを含ませてメンバー鍵105Cで暗号化し返答する(S206)。以降,上記セッション鍵Cで通信が行われる。
(位置情報の送信処理)
次に,図7,8を参照しながら,第1の実施の形態にかかる移動通信装置102の位置情報送信処理について説明する。なお,図7は,第1の実施の形態にかかる移動通信装置の位置情報送信処理の概略を示す説明図である。図8は,第1の実施の形態にかかる移動通信装置の位置情報送信処理の概略を示すシーケンス図である。
図7に示すように,ナビゲーション装置102を認証すると,ナビゲーション装置102は,自動車108の現在位置を示す位置情報を生成し,その位置情報と,グループID,デバイスID等からなる情報をセッション鍵で暗号化してサーバ装置101に所定時間ごとに送信する。
例えば,図7に示すように,ナビゲーション装置102Bは,自動車108Bの位置を示す位置情報を生成し,その位置情報と,グループID(「X」)と,デバイスIDとからなる情報をセッション鍵Bで暗号化し,サーバ装置101に送信する。
サーバ装置101は,セッション鍵Bで復号し,位置情報を取り出して,位置情報データベースの該当するグループID及びデバイスIDに上記位置情報を格納していく。なお,位置情報は,図7に示すように,自動車108の現在位置を示す情報であって,移動方向や,移動速度,目的地,目的地までの経路等の情報を含んでいる。
図8に示すように,認証後の自動車108Aに備わるナビゲーション装置108Aは,定期的に位置情報をサーバ装置101に送信している(S220)。また,認証後の自動車108Bに備わるナビゲーション装置108Bは,定期的に位置情報をサーバ装置101に送信している(S221)。
なお,本実施の形態にかかる位置情報の送信処理は,ナビゲーション装置102側で定期的にサーバ装置101に送信する場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,位置情報の送信処理は,サーバ装置101側でまずナビゲーション装置102に位置情報の要求をしてから,ナビゲーション装置102がサーバ装置101に位置情報を送信する場合等でも実施可能である。
(直接通信について)
次に,図9〜図11を参照しながら,第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100における直接通信について説明する。なお,図9,図10は,第1の実施の形態にかかるデータ通信システムにおける直接通信の概略を示した説明図である。図11は,第1の実施の形態に係るデータ通信システムにおける直接通信するまでの処理の概略を示すシーケンス図である。
図9に示すように,サーバ装置101が自動車108Aと自動車108Bとの車間距離が所定値以下である又はその所定値よりも短いと検出した場合,自動車108Aと自動車108Bとに備わるナビゲーション装置102(102A,102B)各々に対して,直接通信可能であると通知するための情報(直接通信可能通知情報)を送信する。
上記車間距離は,サーバ装置101が所定時間ごとに受信する各自動車108からの位置情報を基にして求められる。なお,車間距離が求められる対象となる自動車108は同じグループである必要があるが,かかる例に限定されない。
また,車間距離の所定値は,ナビゲーション装置102が相互に行う直接通信の無線の周波数等によって定められるため,いかなる値でも実施可能である。
上記直接通信可能通知情報には,直接通信する通信相手のデバイスID(端末のUID)や,グループセッション鍵が含まれており,さらにセッション鍵120で暗号化されている。
例えば,図9に示すように,自動車108Aと自動車108Bとの車間距離が所定値以下であるとサーバ装置101が検出すると,ナビゲーション装置102Aには,端末BのUID(デバイスID)と,グループXのグループセッション鍵とが含まれた情報をさらにセッション鍵120Aで暗号化した直接通信可能通知情報が送信される。
ナビゲーション装置102Aは,上記直接通信可能通知情報を受信すると,ナビゲーション装置102Bを探して,直接通信の接続が確立すると,直接通信を開始することとなる。
次に,図10に示すように,サーバ装置101から直接通信可能通知情報がナビゲーション装置102Aと,ナビゲーション装置102Bに送信され,ナビゲーション装置102とナビゲーション装置102Bとの間で,直接通信のコネクションが確立すると,双方の間では直接通信が行われる。
上記直接通信では,送信元(ナビゲーション装置102)がグループXのグループセッション鍵を用いて,データを暗号化し,送信先(ナビゲーション装置102)に送信し,送信先では,受信したデータをグループセッション鍵を用いて復号することで,セキュアな通信が行われる。
一方で,ナビゲーション装置102A及びナビゲーション装置102Bは,上記説明したようにサーバ装置101aに対して位置情報を所定時間ごとに定期的に送信し,さらに例えばナビゲーション装置102は,音楽配信サービスを運用するサーバ装置101bから音楽からなるコンテンツをストリームデータとして受信し,再生することができる。
次に,図11を参照すると,まず,サーバ装置101は,自動車108Aと自動車108Bとの車間距離が所定値以下又は所定値よりも短いと検出すると,自動車Bに備わるナビゲーション装置102Bに対して,直接通信可能であるから自動車108Aを探しなさいとする内容の直接通信可能通知情報を送信する(S301)。
同様に,サーバ装置101は,自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aに対しても,直接通信可能であるから自動車108Bを探しなさいとする内容の直接通信可能通知情報を送信する(S302)。
なお,図11では,ナビゲーション装置102A,ナビゲーション装置102Bともにサーバ装置101に登録済みで,グループも同一であって,既にサーバ装置101によって認証が済んでいるとする。
自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aは,直接通信可能通知情報に含まれるグループセッション鍵と,自己が属するグループIDを基にして,自動車108A自身が存在する旨の信号をブロードキャストでナビゲーション装置102Bに送出する(S303)。
ナビゲーション装置102Bは,ブロードキャストで送信された自動車108A自身が存在する旨の信号を受信(S304)し,ナビゲーション装置102Bが取得したグループXのグループセッション鍵で復号し,例えば,そこに設定されたグループIDとナビゲーション装置102B自身のグループIDとが一致した場合,直接通信する通信相手として真正であると判断する。
したがって,ナビゲーション装置102Bは,自動車108Aを見つけた旨の信号をブロードキャストで自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aに送信する(S305)。
自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aがブロードキャストでナビゲーション装置102Bからの自動車108Aを見つけた旨の信号を受信すると(S306),ナビゲーション装置102Aとナビゲーション装置102Bとの間で接続が確立する(S307)。
直接通信のコネクション確立後(S307),ナビゲーション装置102Aは,ナビゲーション装置102Bに対して直接,自動車108Aの位置情報を所定時間ごとに送信し(S308),ナビゲーション装置102Bも,ナビゲーション装置102Aに直接,自動車108Bの位置情報を所定時間ごとに送信する(S309)。
一方で,ナビゲーション装置102A及びナビゲーション装置102Bは,サーバ装置101に自動車108の位置情報を所定時間ごとに定期的に送信する。なお,直接通信で位置情報が送信される頻度は,サーバ装置101に送信される頻度よりも高く,例えば,1秒間に10回の頻度で直接通信では位置情報が送信されるのに対して,サーバ装置101に位置情報が送信される頻度は1分間に10回の頻度である。
なお,サーバ装置101に送信する位置情報は,同じグループ内であれば,ナビゲーション装置102は同じグループ内の他の自動車108の位置情報を受信し,出力部157の画面に自動車108の現在位置を表示することができる。さらに,同じグループ内外問わず位置情報を第三者に公開しても良いと,サーバ装置101が保有する登録情報に予め設定しておくことで,同じグループに属さない第三者にも自動車108の位置を画面上に表示することができる。
(ストリームデータ送受信処理)
次に,図12を参照しながら,第1の実施の形態にかかるストリームデータ送受信処理について説明する。なお,図12は,第1の実施の形態にかかるストリームデータ送受信処理の概略を示すシーケンス図である。
図12に示すように,自動車108Aに備わるナビゲーション装置102A,自動車108Bに備わるナビゲーション装置102B,および自動車108Cに備わるナビゲーション装置102Cの間で直接通信のコネクションが確立した後,ナビゲーション装置102Aは,ストリームデータを受信するか否かをナビゲーション装置102Bとナビゲーション装置102Cに各々問い合わせる(S320)。なお,ナビゲーション装置102Bとナビゲーション装置102Cに送信される問い合せ情報には,グループIDの他に,ストリームデータのタイトル名等の情報が含まれ,グループセッション鍵で暗号化されている。
ナビゲーション装置102Bとナビゲーション装置102Cは,問い合せ情報を復号し,出力部157の画面上又はスピーカーからの音声を通じてユーザに確認を促す。その結果,ユーザから操作部156を介して,ストリームデータを受信する旨の指示を受付けると,ナビゲーション装置102Aに返答する(S321)。
ナビゲーション装置102Aは,ナビゲーション装置102Bからストリームデータを受信する旨の返答を受けると(S321),直接通信でストリームデータの配信を開始する(S323)。なお,ストリームデータを配信する際には,ヘッダにグループID等の識別情報が設定され,グループセッション鍵で暗号化されるが,かかる例に限定されない。したがって,グループセッション鍵で復号できない限り,他のナビゲーション装置102では再生(又は,表示,出力など)することができない。
ナビゲーション装置102Bは,上記ストリームデータを受信するとグループセッション鍵で復号し,必要に応じてデコードし,出力部157に出力する。なお,ナビゲーション装置102Cは再生(又は,表示,出力など)を受付けていないため,コネクションは確立しているが,ストリームデータは処理されず出力部157には出力されないが,配信開始後でもナビゲーション装置102Aからのストリームデータの受信を要求すれば,途中からでも再生(又は,表示,出力など)することができる。
また,途中でナビゲーション装置102Aがストリームデータの配信を停止した後,ストリームデータの配信を再開した場合(S325),ナビゲーション装置102Bは,配信の再開したタイミングで出力部157にストリームデータを再生(又は,表示,出力など)することができる。
かかるストリームデータが映画や音楽等のコンテンツの場合,例えば,直接通信で受信するストリームデータを出力部157に出力する際に,自己のナビゲーション装置102でストリームデータ又は映画や音楽等のコンテンツファイルに切替えて出力部157に出力することができるが,かかる例に限定されない。
また,かかるストリームデータが音声(ボイスチャット)又はテキスト(チャット)の場合,直接通信で受信するストリームデータを出力部157に出力し,自己のナビゲーション装置102の操作部156による入力(音声,テキスト)についても,出力部157に出力してもよいが,かかる例に限定されず,例えば,直接通信で受信するストリームデータのみを出力部157に出力し,自己のナビゲーション装置102の操作部156による入力については,出力部157に出力しないように切替えてもよい。
(直接通信不能について)
次に,図13を参照しながら,第1の実施の形態にかかる直接通信が不能になった場合の処理について説明する。なお,図13は,第1の実施の形態にかかる直接通信が不能になった場合の処理の概略を示した説明図である。
図13に示すように,自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aと,自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bとの間で直接通信が行われていた場合,例えば,車間距離が所定値よりも長くなった場合や,通信環境が悪化した場合など,何らかの要因で,上記ナビゲーション装置102Aとナビゲーション装置102Bとの間で直接通信ができなくなると,ナビゲーション装置102A又はナビゲーション装置102Bのいずれか一方が,サーバ装置101に対して,直接通信が不能である旨の情報(直接通信状況情報)を送信する。
例えば,図13に示すように,ナビゲーション装置102Aが何らかのデータをナビゲーション装置102Bに直接通信で送信した送信元である場合,送信先のナビゲーション装置102Bから所定時間経過しても何らリプライがない場合,またはナビゲーション装置102Bからのデータ量が極端に減少し続けた場合など,ナビゲーション装置102Bとの直接通信が不能になったと判断して,サーバ装置101に直接通信状況情報を送信する。なお,直接通信状況情報は,セッション鍵120Aで暗号化される。
サーバ装置101は,上記直接通信状況情報を受信すると,ナビゲーション装置102Bに対して,ナビゲーション装置102Aとは直接通信ができない旨の情報(直接通信状況情報)を送信する。なお,上記直接通信状況情報は,セッション鍵120Bで暗号化される。
ナビゲーション装置102Bは,上記直接通信状況情報を受信すると,直接通信が不能であると判断し,直接通信の接続を遮断する。なお,ナビゲーション装置102Aも,サーバ装置101に直接通信状況情報を送信するタイミングで,直接通信の接続を遮断する。
なお,第1の実施の形態にかかる直接通信は,ナビゲーション装置102の処理能力によっては,直接通信する通信相手は,台数に制限されずに複数台のナビゲーション装置102と直接通信することができる。
以上から,直接通信が不能になっても,そのまま直接通信の接続が維持されずに一旦接続を解除することで,再び同じナビゲーション装置102と直接通信する場合であっても正常に直接通信をすることができる。
以上で,直接通信する処理の説明を終了するが,かかる直接通信によって,以下に示す効果がある。
(1)高速通信可能な直接通信では,位置情報がやりとりされる頻度が非常に高いため,例えば,直接通信している通信相手の自動車108が移動している様子をあたかも現場で自動車108を撮影しているかのようにシームレスに2次元又は3次元のアニメーションで画面上に表示できる。したがって,例えば,ユーザは通信相手の自動車108を見失わず,容易に追尾して運転できる。
(2)ナビゲーション装置102自身が記憶するコンテンツ以外に,他のナビゲーション装置102から配信されたストリームデータを再生等することができるため,ナビゲーション装置102に備わる記憶部153に余計なデータを保存せずに記憶領域を効率化することができ,さらにストリームデータをナビゲーション装置102同士で共有することができる。
(落ち合うことを支援する処理について)
次に,図14〜図18を参照しながら,第2の実施の形態に係るデータ通信システムにおける落ち合い(ランデブー)支援処理についてについて説明する。なお,第2の実施の形態にかかるデータ通信システム及びデータ通信システムに備わる構成要件(自動車108など)については,既に説明した第1の実施の形態にかかるデータ通信システム100等と実質的に同一である点については詳細な説明は省略する。
まず,図14を参照しながら,第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用して自動車108同士で落ち合うことについて説明する。図14は,第2の実施の形態に係るデータ通信システムを利用して自動車108が落ち合うことの概略の一例を示した説明図である。
図14に示すように,複数台の自動車108(108A,108B,108C)が目的地703を目指して移動する場合,自動車108Aは出発地点701Aから出発し,自動車108Bは出発地点701Bから出発し,自動車108Cは出発地点701Cから出発する。なお,各自動車108にはナビゲーション装置102が備わっているものとする。
図14に示す各自動車108は,目的地703もしくは目的地703に向かう途中で落ち合うとする。例えば,自動車108(ナビゲーション装置102)をリーダーとし,自動車108が移動する通過地点(ノード)で,他の自動車108B,自動車108Cが自動車108Aと落ち合う。
第2の実施の形態にかかるデータ通信システムでは,上記のように複数台の自動車108が落ち合う場合に,効率良く,最小限の時間誤差にて目的地又は途中地点で落ち合うことができるように経路探索等によって支援する。
次に,図15,図16を参照しながら,第2の実施の形態にかかる自動車108Aをリーダーとした場合の自動車108の落ち合うことを支援する処理について説明する。なお,図15,図16は,第2の実施の形態にかかる自動車108Aをリーダーとした場合の自動車108の落ち合うことを支援する処理の概略を示した説明図である。自動車108A,自動車108B,および自動車108Cは同じグループである。
図15に示すように,まずリーダーとなる自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aの操作部156を介してユーザAは,目的地703を設定するようナビゲーション装置102Aに指示する。なお,目的地703の設定とともに出発時刻も設定する。
ナビゲーション装置102Aの経路探索部165は,現在位置701A,目的地703,出発時刻とから候補となる1又は2以上の経路を探索し,ユーザAによってその内のいずれかの経路が選択されると,経路情報生成部164は,その選択された経路に関する経路情報を生成する。
経路情報は,自動車108Aの出発地点701Aの位置情報,自動車108Aが通過する各地点(ノード)の位置情報,目的地703の位置情報などの各位置情報や,自動車108Aが出発する出発時刻,到着する予定の到着予測時刻,途中の各通過地点(ノード)を通過する予測時刻(通過予測時刻)などの各時刻情報を含む。
経路情報が生成されると,ナビゲーション装置101に経路情報が送信され,さらにナビゲーション装置101から同じグループである自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bと,自動車108Cに備わるナビゲーション装置102Cとに自動車108Aの経路情報が送信される。
自動車108Aの経路情報を受信したナビゲーション装置102B又はナビゲーション装置102Cは,その経路情報を基にして自己の経路情報を生成する。
例えば,ナビゲーション装置102Cの場合,経路探索部165は,自動車108Cの出発地点701Cと,自動車108Cの出発時刻と,自動車108Aの経路情報に含む目的地703の位置,自動車108Aの目的地703の到着予測時刻などを基にして経路探索を実行し,候補となる1又は2以上の経路を検出する。なお,ナビゲーション装置102C以外の場合でも経路探索については実質的に同一である。
なお,経路探索部165が実行する経路探索は,自動車108Aの通過予測時刻と自動車108Cの通過予測時刻との時刻差や,自動車108Cの現在位置から自動車108Aが通過する地点までの距離に各々重み付けし,自動車108Aと最も早く若しくは最も短い距離で落ち合える地点(落ち合い地点)までの経路を検索した上で,目的地703までの経路を探索する。
したがって,経路探索する方法は,自動車108Aと最も早く若しくは最も短い距離で落ち合える地点までの経路を探索することが可能であれば,ダイクストラ法など如何なる経路探索の場合でも実施可能である。
以上から,図15に示すように,ナビゲーション装置102Cの経路情報生成部164は,出発地点701Cを10時30分に出発して,Y市の地点(ノード)702Yにて自動車108Aと落ち合える経路が記載された経路情報を生成し,ナビゲーション装置102Bの経路情報生成部164は,出発地点701Bを11時30分に出発して,Z市の地点(ノード)702Zにて自動車108Aと落ち合える経路が記載された経路情報を生成する。
また,図16に示すように,かかる経路探索部165は,自動車108A又は自動車108B等が移動中であっても動的に現在地点を変更等し,経路探索することで,時々刻々と落ち合う地点もしくは落ち合う予測時刻を変更した経路を探索することができる。
ナビゲーション装置102Aは,所定時間ごとに位置情報を生成し,サーバ装置101に送信するとともに,経路探索部165も,所定時間ごとに経路探索を実行し,通過予測時刻などを更新する。したがって,渋滞等によって予定よりも遅くなる場合であっても逐次,経路情報を更新し,その経路情報をサーバ装置101に送信するため,例えば,ナビゲーション装置102Bが更新後の経路情報を基にして経路探索をすることができる。
図16に示すように,自動車108Aは予定通り順調に移動しているが,ナビゲーション装置102Bを搭載した自動車108Bは,道路が混雑しているため出発当初の予定よりも遅れが生じ,このままでは落ち合い地点702Zに12時30分に到着し,12時00分に到着できない場合,経路探索部165は,経路探索を実行し,自動車108Aの通過予測時刻内に自動車108Bが落ち合える地点までの経路を探索する。
再度の経路探索の結果,経路探索部165は,落ち合い地点702Wまでの経路を検出することができ,自動車108Bは,13時00分に落ち合い地点702Wに到着し,自動車108Aと落ち合うことができる。
次に,図17に示すように,自動車108A,自動車108B,または自動車108Cのうち少なくとも2台が落ち合うことができると,それ以後,目的地703までは,自動車108同士で直接通信を行いながら,移動することができる。なお,上記直接通信は,第1の実施の形態にかかる直接通信と実質的に同一であるため詳細な説明は省略する。
さらに,図18を参照しながら,第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用した自動車108の落ち合うための支援処理について説明する。図18は,第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用した自動車108の落ち合うための支援処理の概略を示したシーケンス図である。
図18に示すように,まず,自動車108Aに備わるナビゲーション装置102Aは,目的地703や出発時刻等を設定することで生成される経路情報をサーバ装置101に送信する(S801)。なお,ナビゲーション装置102Aは目的地が定まると経路探索を実行し,経路情報を生成するが,かかる処理は上記説明した通りであるので省略する。
同じく,ナビゲーション装置102Aは,自動車108Aの位置を示す位置情報をサーバ装置101に送信する(S802)。なお,位置情報及び経路情報は上記説明の通り,定期的にサーバ装置101に送信される。
次に,サーバ装置101は,ナビゲーション装置102Aから経路情報を受信すると,自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bに自動車108Aの経路情報を送信する(S803)。なお,上記ナビゲーション装置102Bに対する経路情報の送信処理は,第1の実施の形態にかかるサーバ装置101からナビゲーション装置102への位置情報の送信処理と実質的に同一であるため詳細な説明は省略する。
自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bは,サーバ装置101からの自動車108Aの経路情報を基にして,自動車108Bの出発地点701から自動車108Aと落ち合う地点702までの経路と,出発地点701から目的地703までの経路を探索する(S805)。なお,経路探索の結果,いくつかの候補の中からユーザBによって経路が選択される。
また,自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bからもサーバ装置101に所定時間ごとに自動車108Bの位置を示す位置情報を送信する(S806)。
次に,自動車108Aが移動開始すると,ナビゲーション装置101Aが例えば10分など所定時間ごとに経路探索を実行し,現在位置から目的地までの経路や到着予測時刻などからなる経路情報を生成し,サーバ装置101に送信する(S807)。
自動車108Bに備わるナビゲーション装置102Bは,サーバ装置101により送信された(S808)自動車108Aの経路情報を基にして,自動車108Bの出発地点701から自動車108Aと落ち合う地点702までの経路と,出発地点701から目的地703までの経路を再び探索(S809)し,当該経路又は到着予測時刻等に変更が生じた場合,自動車108Bの経路情報を更新し,出力部157の画面上に表示する(S805)。
以降,自動車108Aと自動車108Bが落ち合う地点702まで所定時間ごとに上記の通り経路探索を繰り返し実行するが,かかる例に限定されない。また,自動車108Aと自動車108Bとが落ち合った以降は,自動車108Aと自動車108Bとの間で直接通信を行いながら目的地まで移動する。以上で,第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用した自動車108が落ち合うことを支援する一連の処理が終了する。
かかる自動車108が落ち合うことを支援する処理によって,以下に示すような効果がある。
(1)複数台の自動車108で目的地までの途中で落ち合う場合,各自動車108の現在位置を位置情報から把握することが可能であるため,落ち合う地点を移動中の道路の混雑状況等に応じて動的に変更することができる。
なお,第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用した自動車108が落ち合うことを支援する処理では,落ち合う対象が自動車108である場合を例に挙げて説明したが,かかる例に限定されず,例えば,対象が人間である場合等でも実施可能である。この場合,ナビゲーション装置102ではなく当該ナビゲーション装置102と同様な機能を具備する携帯電話等を人間が持ち運んで移動すれば,実施可能である。
なお,上述した一連の処理は,専用のハードウェアにより行うこともできるし,ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には,そのソフトウェアを構成するプログラムが,汎用のコンピュータやマイクロコンピュータ等の情報処理装置にインストールされ,上記情報処理装置をサーバ装置101及び/又はナビゲーション装置102として機能させる。
また,プログラムは,コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスクやROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた,プログラムは,ハードディスクドライブに限らず,フレキシブルディスク,CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc),磁気ディスク,半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体に,一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。
なお,プログラムは,上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールする他,ダウンロードサイトから,ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して,コンピュータに無線で転送したり,LAN(Local Area Network),インターネットといったネットワークを介して,コンピュータに有線で転送し,コンピュータでは,そのようにして転送されてくるプログラムを,受信し,内蔵するハードディスクにインストールすることもできる。
ここで,本明細書において,コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは,必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく,並列的あるいは個別に実行される処理(例えば,並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また,プログラムは,1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし,複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例を想定し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
上記実施形態においては,サーバ装置101に備わる各部はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,サーバ装置101に備わる直接通信検出部141,直接通信不能判断部143,登録更新部145,または暗号化/復号部146のうち少なくとも一つは,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合であってもよい。
上記実施形態においては,ナビゲーション装置102に備わる各部はハードウェアからなる場合を例にあげて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。例えば,ナビゲーション装置102に備わる位置情報生成部163,経路情報生成部164,経路探索部165,暗号化/復号部166のうち少なくとも一つは,1又は2以上のモジュールまたはコンポーネントから構成されるプログラムの場合であってもよい。
また,本実施の形態にかかるデータ通信システムの直接通信では,ナビゲーション装置102の処理能力によっては,直接通信する通信相手は,台数に制限されずに複数台のナビゲーション装置102と直接通信することができる。
本発明は,直接通信する通信方法,移動通信装置,サーバ装置,およびコンピュータプログラムに適用可能である。
第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの概略の一例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるサーバ装置の概略的な構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるナビゲーション装置の概略的な構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの登録処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる登録情報データベースの概略的な構造を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかるデータ通信システムの認証処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる移動通信装置の位置情報送信処理の概略を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる移動通信装置の位置情報送信処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかるデータ通信システムにおける直接通信の概略を示した説明図である。 第1の実施の形態にかかるデータ通信システムにおける直接通信の概略を示した説明図である。 第1の実施の形態に係るデータ通信システムにおける直接通信するまでの処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかるストリームデータ送受信処理の概略を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる直接通信が不能になった場合の処理の概略を示した説明図である。 第2の実施の形態に係るデータ通信システムを利用して自動車が落ち合うことの概略の一例を示した説明図である。 第2の実施の形態にかかる自動車が落ち合うことを支援する処理の概略を示した説明図である。 第2の実施の形態にかかる自動車が落ち合うことを支援する処理の概略を示した説明図である。 第2の実施の形態にかかる自動車が落ち合うことを支援する処理の概略を示した説明図である。 第2の実施の形態にかかるデータ通信システムを利用した自動車が落ち合うための支援処理の概略を示したシーケンス図である。
符号の説明
100 データ通信システム
101 サーバ装置
102 ナビゲーション装置
103 通信網
141 直接通信検出部
143 直接通信不能判断部
145 登録更新部145
162 直接通信部
163 位置情報生成部
164 経路情報生成部
165 経路探索部

Claims (16)

  1. 複数の移動通信装置のうち各移動通信装置は,自身の移動通信装置に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;
    前記サーバ装置は,前記各移動通信装置により送信された認証情報に含まれる各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;
    前記複数の移動通信装置のうち各移動通信装置は,自身の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信し;
    前記サーバ装置は,同じ前記グループに関連付く複数の識別情報に対応した各移動通信装置の位置情報を基にして,前記各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,前記検出された近接状態である移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信し;
    前記直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置は,直接通信の接続が確立すると互いに前記位置情報を送受信することを特徴とする,通信方法。
  2. 第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;
    第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信し;
    第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信し;
    前記第1の移動通信装置と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,前記第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,前記直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信することを特徴とする,通信方法。
  3. 前記通信方法は,さらに前記直接通信状況に関する直接通信状況情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とする,請求項2に記載の通信方法。
  4. 前記通信方法は,さらにストリーミングデータを送信し;
    前記直接通信の通信相手である移動通信装置からストリーミングデータを受信すると共に再生することを特徴とする,請求項2に記載の通信方法。
  5. 前記ストリーミングデータを再生する処理は,移動通信装置を操作するユーザから受付けた要求に応じて,前記ストリーミングデータを再生することを特徴とする,請求項4に記載の通信方法。
  6. 前記通信方法は,さらに,
    前記第1の移動通信装置に対応する識別情報と同じグループに関連付けられた識別情報全てのうちいずれか一つの識別情報に対応する第2の移動通信装置から前記サーバ装置に送信された目的地までの経路を示す経路情報を取得し;
    前記経路情報に基づいて経路探索を実行し,該経路探索の結果,候補となる1又は2以上の経路を検出し,それらの経路のうち最短時間で前記第2の移動通信装置と合流可能な目的地までの経路を選択することを特徴とする,請求項2に記載の通信方法。
  7. 前記経路探索する処理では,少なくとも,前記経路情報を基にして前記第2の移動通信装置が通過する予測時刻を考慮して,前記目的地までの経路を探索することを特徴とする,請求項6に記載の通信方法。
  8. 前記経路探索する処理では,前記経路情報に基づいて前記第2の移動通信装置が通過する場合,当該第2の移動通信装置と第1の移動送通信装置との距離の差及び/又は当該第2の移動通信装置と第1の移動送通信装置との通過予測時刻の差により重み付けし,前記第1の移動通信装置から第2の移動通信装置までの最短距離を求め,前記目的地までの経路を探索することを特徴とする,請求項7に記載の通信方法。
  9. 複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信し;
    前記認証情報に含み,前記移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;
    前記各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信し;
    同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,前記各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,前記近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信することを特徴とする,通信方法。
  10. 前記直接通信を行っている複数の移動通信装置から送信される情報であって,通信相手である移動通信装置の直接通信状況に関する直接通信状況情報を受信し;
    前記直接通信状況情報を基にして,前記直接通信が不能であると判断し,該直接通信で通信している1又は2以上の移動通信装置の識別情報を,該直接通信不能である移動通信装置以外の移動通信装置に送信することを特徴とする,請求項9に記載の通信方法。
  11. 前記複数の移動通信装置のうち第1の移動通信装置により送信される目的地までの経路を示す経路情報を受信し;
    前記複数の移動通信装置のうち第2の移動通信装置に,前記経路情報を送信することを特徴とする,請求項9に記載の通信方法。
  12. 第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信する第1の送信部と;
    第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信部と;
    第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信する受信部と;
    前記第1の移動通信装置と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,前記第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,前記直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信する第3の送信部とを備えることを特徴とする,移動通信装置。
  13. 複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信する第1の受信部と;
    前記認証情報に含み,前記移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づける関連付け部と;
    前記各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信する第2の受信部と;
    同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,前記各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,前記近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信する送信部とを備えることを特徴とする,サーバ装置。
  14. 第1の車両自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信する第1の送信部と;
    第1の車両が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信する第2の送信部と;
    第1の車両と,該第1の車両に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する車両と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信する受信部と;
    前記第1の車両と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した車両とが接続を確立すると,前記第1の車両の存在位置を示す位置情報を,前記直接通信可能通知情報を受信した車両に対して直接,送信する第3の送信部とを備えることを特徴とする,車両。
  15. コンピュータをして,移動通信装置として機能させるコンピュータプログラムであって:
    第1の移動通信装置自身に対応する認証情報をサーバ装置に送信し;
    第1の移動通信装置が存在する位置を示した位置情報を前記サーバ装置に送信し;
    第1の移動通信装置と,該第1の移動通信装置に対応する前記認証情報に含んだ識別情報と同じグループに関連付く1又は2以上の識別情報全てのうち少なくとも一つの識別情報に対応する移動通信装置と,の距離が所定値よりも短い近接状態であって,かつ,直接通信可能であることを示した直接通信可能通知情報をサーバ装置から受信し;
    前記第1の移動通信装置と前記近接状態であり直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置とが接続を確立すると,前記第1の移動通信装置の存在位置を示す位置情報を,前記直接通信可能通知情報を受信した移動通信装置に対して直接,送信する通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
  16. コンピュータをして,サーバ装置として機能させるコンピュータプログラムであって:
    複数の移動通信装置のうち該各移動通信装置に対応する認証情報を受信し;
    前記認証情報に含み,前記移動通信装置に対応する各々の識別情報を一つのグループに関連づけ;
    前記各移動通信装置により送信された移動通信装置自身が存在する位置を示す位置情報を受信し;
    同じグループとして関連付けた識別情報の各々に対応する複数の移動通信装置からの位置情報に基づき,前記各移動通信装置間の距離全てのうち少なくとも一つが所定値よりも短い近接状態であると検出したとき,前記近接状態である複数の移動通信装置に対して直接通信が可能であることを示した直接通信可能通知情報を送信する通信方法をコンピュータに実行させることを特徴とする,コンピュータプログラム。
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