JP2003242592A - 共同利用乗物予約装置 - Google Patents

共同利用乗物予約装置

Info

Publication number
JP2003242592A
JP2003242592A JP2002037091A JP2002037091A JP2003242592A JP 2003242592 A JP2003242592 A JP 2003242592A JP 2002037091 A JP2002037091 A JP 2002037091A JP 2002037091 A JP2002037091 A JP 2002037091A JP 2003242592 A JP2003242592 A JP 2003242592A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reservation
shared
vehicle
reservation application
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002037091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3698105B2 (ja
Inventor
Kiyotaka Muraoka
清高 村岡
Junji Sano
淳二 佐野
Kenji Mizuuchi
賢治 水内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP2002037091A priority Critical patent/JP3698105B2/ja
Publication of JP2003242592A publication Critical patent/JP2003242592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3698105B2 publication Critical patent/JP3698105B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し
出される第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車
場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させ
る第2の共同利用乗物と、について利用者からの予約申
込を受け付けることができ、且つ、利用者における予約
申込時の操作性が良い共同利用乗物予約装置を提供す
る。 【解決手段】利用開始日時、利用終了日時、貸出ポー
ト、返却ポート、および利用者名を含む、共同利用シス
テム予約申込情報を入力し、共同利用システムの予約申
込を行ったが予約できなかったとき、つづけてデマンド
バスの予約申込を行うときには、利用開始日時を乗車日
時、貸出ポートを乗車場所、返却ポートを降車場所、と
したデマンドバス予約申込情報を作成し、デマンドバス
の予約申込を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、利用者からの利
用要求に応じて該利用者に貸し出される自動車や、自転
車等の第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗車場
所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる
バスやタクシー等の第2の共同利用乗物と、について利
用者からの予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、利用者からの利用要求に応じて、
自動車や自転車等、の乗物を該利用者に貸し出す、乗物
の共同利用システムが提案されている。最近では、環境
問題を考慮し低公害車の共同利用が進められている。乗
物の共同利用システム(以下、単に共同利用システムと
言う。)において低公害車を共同利用するシステムを、
特にCEVSS(Clean Energy Vehicle Sharing Syste
m)と呼んでいる。
【0003】共同利用システムには、利用者に対して乗
物の貸出、および返却を同じ駐車場(ポート)で行うシ
ングルポートシステムと、乗物の貸出を行うポートと、
乗物を返却するポートと、を利用者が自分の都合に合わ
せて選択できるマルチポートシステムとがある。共同利
用システムの予約システムは、利用者からの予約申込を
受け付けたときに、該利用者に乗物を貸し出すことがで
きるかどうかを判定し、貸し出しできると判定した場合
に該利用者の予約を受け付けるシステムであり、例えば
特開2001−273589で提案されている。
【0004】また、利用者が指定した乗車場所、および
降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させるデマンドバ
スが提案されている。デマンドバスは、利用者からの予
約に基づいて運行ルートを決定している。デマンドバス
の予約システムには、特開平10−241091、特開
2001−229495、特開2001−312788
等で提案されているものがある。デマンドバスの利用者
は、自分が予約した乗車日時に予約した乗車場所でバス
に乗車でき、予約した降車場所でバスから降車でき、固
定ダイヤのバスに見られるバス待ちから解放される。ま
た、デマンドバスの事業者は、利用者の予約状況に応じ
た最適な配車設定で運行できるので、運行コストを引き
下げることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、利用者は共
同利用システムの予約システムで乗物の予約申込を行っ
ても、すでに予約が一杯の状態で、予約できないことが
ある。この場合、他の移動手段としてデマンドバスを選
択し、デマンドバスの予約申込を行う利用者も多い。
【0006】共同利用システムの予約システムと、デマ
ンドバスの予約システムと、は上記共同利用システムと
上記デマンドバスとが独立して運営されており、別々の
システムであった。このため、共同利用システムの予約
ができなかった利用者は、共同利用システムの予約シス
テムの利用を終了し、新たにデマンドバスの予約システ
ムを利用してデマンドバスの予約申込を行わなければな
らなかった。
【0007】共同利用システムの予約申込を行うとき
に、利用者は、氏名や、運転免許証番号、会員番号等、
自分を識別することができる利用者識別情報、利用開始
日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポートを入力し
なければならない(マルチポートシステムの場合)。
【0008】なお、シングルポートシステムの場合、貸
出ポートと返却ポートとは同じポートであるので。返却
ポートの入力については不要である。
【0009】一方、デマンドバスの予約申込を行うとき
に、利用者は、上記共同利用システムの予約申込の際に
入力した上記情報と共通する情報や類似する情報であ
る、氏名、運転免許証番号、会員番号等、自分を識別す
ることができる利用者識別情報、乗車日時(上記利用開
始日時に共通または類似する情報)、乗車場所(上記貸
出ポートに共通または類似する情報)、降車場所(上記
返却ポートに共通または類似する情報)を入力しなけれ
ばならない。
【0010】このように、共同利用システムの予約申込
を行ったが予約できなかったため、つづけてデマンドバ
スの予約申込を行うとき、利用者は共通または類似する
情報を再度入力しなければなない。したがって、共同利
用システム、およびデマンドバスの予約システムが、利
用者にとって使い勝手が悪く、不便であった。
【0011】この発明の目的は、利用者からの利用要求
に応じて該利用者に貸し出される第1の共同利用乗物
と、利用者が指定した乗車場所、および降車場所に立ち
寄って該利用者を乗降させる第2の共同利用乗物と、に
ついて利用者からの予約申込を受け付けることができ、
且つ、利用者における予約申込時の操作性が良い共同利
用乗物予約装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の共同利用乗物
予約装置は、上記課題を解決するために、以下の構成を
備えている。
【0013】(1)利用者からの利用要求に応じて該利
用者に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定し
た乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗
降させる第2の共同利用乗物と、について、利用者から
の予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であっ
て、上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情
報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物
返却場所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報
受付手段と、上記予約申込情報受付手段が受け付けた上
記予約申込情報に基づいて、上記第1の共同利用乗物を
予約できるかどうかを判定する第1の予約可否判定手段
と、上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用
乗物を予約できると判定した場合に、上記第1の共同利
用乗物を予約する第1の予約手段と、上記第1の予約可
否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約できないと
判定した場合に、上記第2の共同利用乗物の予約申込を
するかどうかの確認を行い、この確認結果に基づいて上
記第2の共同利用乗物の予約申込をするとき、上記予約
申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報に基づ
いて、上記第2の共同利用乗物を予約できるかどうかを
判定する第2の予約可否判定手段と、上記第2の予約可
否判定手段が上記第2の共同利用乗物を予約できると判
定した場合に、上記第2の共同利用乗物を予約する第2
の予約手段と、を備えている。
【0014】この構成では、予約申込情報受付手段が、
利用者からの利用要求に応じて該利用者に貸し出す自動
車や自転車等の第1の共同利用乗物についての予約申込
情報を受け付ける。この予約申込情報には、利用者識別
情報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗
物返却場所が含まれている。利用者識別情報は、予約申
込を行っている利用者を識別することができる情報であ
り、例えば氏名、運転免許証番号、会員番号である。利
用開始日時は第1の共同利用乗物を借りる時間であり、
利用終了日時は第1の共同利用乗物を返す時間である。
乗物貸出場所は、第1の共同利用乗物を借りる場所であ
り、乗物返却場所は第1の共同利用乗物を返す場所であ
る。乗物貸出場所と、乗物返却場所と、は同じ場所であ
ってもよいし、異なる場所であってもよい。
【0015】第1の予約可否判定手段は、予約申込情報
受付手段が受け付けた予約申込情報に基づいて第1の共
同利用乗物を予約できるかどうかを判定する。第1の予
約可否判定手段が予約できると判定すると、第1の予約
手段が予約申込情報に基づいて第1の共同利用乗物を予
約する。反対に、第1の予約可否判定手段が予約できな
いと判定すると、利用者が指定した乗車場所、および降
車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる第2の共同利
用乗物について予約申込を、つづけて行うかどうかを確
認する。利用者が第2の共同利用乗物について予約申込
を行う場合、上記予約申込情報受付手段が第1の共同利
用乗物の予約申込の際に受け付けた、上記予約申込情報
に基づいて、第2の共同利用乗物を予約できるかどうか
を判定する。
【0016】通常、第1の共同利用乗物の予約申込を行
うとき、出発地から目的地への移動を開始する時間を利
用開始日時としている。また、出発地付近を乗物貸出場
所とし、さらに目的地付近を乗物返却場所としている。
したがって、上記予約申込情報受付手段が受け付けた予
約申込情報の、利用開始日時を第2の共同利用乗物の乗
車日時、乗物貸出場所を乗車場所、乗物返却場所を降車
場所とした予約申込情報に基づいて第2の共同利用乗物
を予約できるかどうかを判定し、予約できる場合に第2
の共同利用乗物を予約することで、利用者の希望にあっ
た予約が行える。
【0017】このように、第1の共同利用乗物の予約申
込を行ったが予約できなかったときに、つづけて第2の
共同利用乗物の予約申込が行える。また、第1の共同利
用乗物の予約申込を行ったが予約できずに、つづけて第
2の共同利用乗物の予約申込を行うとき、第1の共同利
用乗物の予約申込の際に受け付けた予約申込情報を用い
るので、利用者に共通または類似する情報を何度も入力
させることがなく、利用者とって使い勝手のよい予約シ
ステムを構築することができる。
【0018】(2)上記第2の予約可否判定手段は、上
記予約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物貸出場
所、および上記乗物返却場所について、それぞれその付
近の地図情報を出力する地図情報出力機能と、上記地図
情報出力機能により出力した地図情報を用いて指定され
た地点情報を受け付ける地点情報受付機能と、を有し、
上記乗物貸出場所付近の地図情報を用いて指定された地
点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の乗車場所と
し、上記乗物返却場所付近の地図情報を用いて指定され
た地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の降車場
所として、上記第2の共同利用乗物を予約できるかどう
かを判定する。
【0019】この構成では、第1の共同利用乗物が予約
できなかった利用者から、つづけて第2の共同利用乗物
の予約申込を受け付けるときに、第1の共同利用乗物の
予約申込情報に含まれていた上記乗物貸出場所、および
上記乗物返却場所について、それぞれその付近の地図情
報を出力し、この地図情報を用いて指定された地点情報
を受け付ける。そして、乗物貸出場所付近の地図情報を
用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共同利
用乗物の乗車場所とし、上記乗物返却場所付近の地図情
報を用いて指定された地点情報に基づく場所を第2の共
同利用乗物の降車場所として、上記第2の共同利用乗物
を予約できるかどうかを判定する。
【0020】ここで、 第1の共同利用乗物の予約申込
を行うときに入力する、上記乗物貸出場所、および上記
乗物返却場所は、第1の共同利用乗物の貸出や、返却を
行っている駐車場等の施設に制限される。一方、第2の
共同利用乗物の乗車場所、降車場所は殆ど制限されな
い。このため、上記乗物貸出場所付近に利用者にとって
より都合の良い乗車場所や、上記乗物返却場所付近に利
用者にとってより都合の良い降車場所がある可能性もあ
る。
【0021】なお、利用者にとってより都合の良い乗車
場所や降車場所が、上記乗物貸出場所、および上記乗物
返却場所から大きく離れることは殆どない。
【0022】第1の共同利用乗物の予約申込を行ったが
予約できずに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込
を行うとき、利用者は上記乗物貸出場所よりも都合の良
い乗車場所、および上記乗物返却場所よりも都合の良い
降車場所を、地図情報出力機能により出力された地図情
報を用いて簡単に指定することができる。これにより、
利用者に対して、よりよいサービスを提供することがで
きる。
【0023】(3)利用者からの利用要求に応じて該利
用者に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定し
た乗車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗
降させる第2の共同利用乗物と、について、利用者から
の予約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であっ
て、上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情
報、利用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所を含む
予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、上
記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情報
に基づいて、上記第1の共同利用乗物を予約できるかど
うかを判定する第1の予約可否判定手段と、上記第1の
予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物を予約でき
ると判定した場合に、上記第1の共同利用乗物を予約す
る第1の予約手段と、上記第1の予約可否判定手段が上
記第1の共同利用乗物を予約できないと判定した場合
に、上記第2の共同利用乗物の予約申込をするかどうか
の確認を行い、この確認結果に基づいて上記第2の共同
利用乗物の予約申込をするとき、上記第2の共同利用乗
物から降車する降車場所の入力を要求し、該要求に対し
て入力された降車場所と上記予約申込情報受付手段が受
け付けた上記予約申込情報に基づいて、上記第2の共同
利用乗物を予約できるかどうかを判定する第2の予約可
否判定手段と、上記第2の予約可否判定手段が上記第2
の共同利用乗物を予約できると判定した場合に、上記第
2の共同利用乗物を予約する第2の予約手段と、を備え
ている。
【0024】この構成では、第1の共同利用乗物の貸出
場所と返却場所とが同じ場所であるので、第1の共同利
用乗物の予約申込の際に入力する予約申込情報に、利用
者の目的地に相当する情報(上記(1)で説明した乗物
返却場所を示す情報)が含まれていない。このため、第
1の共同利用乗物の予約申込を行ったが予約できずに、
つづけて第2の共同利用乗物の予約申込を行うとき、第
2の共同利用乗物から利用者が降車する降車場所を示す
情報のみ受け付け、ここで受け付けた降車場所と第1の
共同利用乗物の予約申込の際に受け付けた予約申込情報
とに基づいて第2の共同利用乗物を予約できるかどうか
を判定する。したがって、上記(1)と同様に、利用者
に共通または類似する情報を何度も入力させることがな
く、利用者とって使い勝手のよい予約システムを構築す
ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態である
共同利用乗物予約装置について説明する。
【0026】図1は、この発明の実施形態である共同利
用乗物予約装置を適用した予約システムの構成を示す図
である。1はこの発明の実施形態である共同利用乗物予
約装置であり、2は予約の申込を行う利用者が操作する
予約申込端末2である。予約申込端末2は、インタネッ
ト等のネットワーク3を介して共同利用乗物予約装置1
に接続できる利用者所有のパーソナルコンピュータや、
駅や店舗等に設置された端末装置であってもよいし、ま
た共同利用乗物予約装置1に直接接続された端末装置で
あってもよい。さらには、携帯電話機等、無線通信機能
を有する携帯端末装置であってもよい。予約申込端末2
は、共同利用乗物予約装置1との間でデータ通信が行え
るものであれば特に制限されない。
【0027】この実施形態の予約システムは、利用者か
らの利用要求に応じて該利用者に自動車や自転車等の乗
物(この発明で言う第1の共同利用乗物)を貸し出す、
乗物の共同利用システム(以下、単に共同利用システム
と言う。)の予約、および利用者が指定した乗車場所、
および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降させる、デ
マンドバス(この発明で言う第2の共同利用乗物)の予
約を受け付けるシステムである。
【0028】図2は、この発明の実施形態である共同利
用乗物予約装置の構成を示すブロック図である。この実
施形態の共同利用乗物予約装置1は、本体の動作を制御
する制御部11と、予約申込端末2とのデータ通信を制
御する通信部12と、共同利用システムの予約状況を登
録した共同利用システム予約データベース13と、デマ
ンドバスの予約状況を登録したデマンドバス予約データ
ベース14と、共同利用システムで乗物を利用者に貸し
出したり、または利用者が乗物を返却する駐車場(ポー
ト)毎に、その住所を対応付けた住所データベース15
と、ポート毎にその付近の地図情報を登録した地図デー
タベース16と、予約申込端末2から送られてきた予約
申込情報を一時的に記憶するRAM17とを備えてい
る。通信部12には、有線によるデータ通信を制御する
有線通信部12a、および無線によるデータ通信を制御
する無線通信部12bが設けられている。
【0029】ここで、共同利用システムとデマンドバス
について簡単に説明しておく。
【0030】共同利用システムは、自動車や自転車等の
乗物を共同で利用するシステムである。共同利用する乗
物を低公害車としたシステムは、特にCEVSS(Clea
n Energy Vehicle Sharing System)と呼ばれている。
共同利用システムには、マルチポートシステムとシング
ルポートシステムとがある。
【0031】マルチポートシステムは、乗物の貸出を行
う貸出ポートと、乗物を返却する返却ポートと、を利用
者が自分の都合に合わせて選択できるシステムである。
貸出ポートと返却ポートとは、異なるポートであっても
よいし、同じポートであってもよい。マルチポートシス
テムを利用する利用者の多くは、出発地から目的地まで
の移動に乗物を利用するため、出発地近くのポートで乗
物を借り、目的地近くのポートで乗物を返却している。
【0032】シングルポートシステムは、1箇所のポー
トで乗物の貸出、および返却を行うシステムである。シ
ングルポートシステムでは、利用者は出発地近くのポー
トで乗物を借りて目的地に移動し、該目的地での用事を
済ませた後、この乗物を借りたポートに戻って乗物を返
却する。
【0033】マルチポートシステムの場合、予約申込を
行う利用者は、 氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用
者を識別する利用者識別情報と、 乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利
用終了日時と、 乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、 乗物を返却するポートを示す返却ポートと、を含む予
約申込情報を入力する。一方、シングルポートシステム
の場合、予約申込を行う利用者は、 氏名、運転免許証番号、電話番号、会員番号等、利用
者を識別する利用者識別情報と、 乗物を利用する時間帯を示す利用開始日時、および利
用終了日時と、 乗物を借りるポートを示す貸出ポートと、を含む予約
申込情報を入力する。シングルポートシステムでは、貸
出ポートと、返却ポートとが、同じポートであるので、
返却ポートについては入力する必要がない。
【0034】次に、デマンドバスについて説明する。デ
マンドバスは、各利用者が指定した乗車場所、および降
車場所に立ち寄って、利用者を乗降させるバスであり、
利用者の予約状況に応じてバスの運行ルートを決定して
いる。デマンドバスを予約した利用者は、乗車日時に乗
車場所に行くと、デマンドバスに乗車でき、目的地であ
る降車場所でデマンドバスから降車できる。デマンドバ
スの予約申込を行う利用者は、氏名、運転免許証番号、
電話番号、会員番号等、利用者を識別する利用者識別情
報と、デマンドバスに乗車する乗車日時と、デマンドバ
スに乗車する乗車場所と、デマンドバスから降車する降
車場所と、を含む予約申込情報を入力する。
【0035】次に、この発明の実施形態である共同利用
乗物予約装置の動作について説明する。図3は、この実
施形態の共同利用乗物予約装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【0036】なお、この実施形態で説明する共同利用シ
ステムは、マルチポートシステムである。
【0037】共同利用システム、またはデマンドバスの
予約申込を行う利用者は、予約申込端末2を操作して、
共同利用乗物予約装置1に予約申込要求を送信する。共
同利用乗物予約装置1は、予約申込端末2から予約申込
要求があると(s1)、該予約申込要求を送信してきた
予約申込端末2に対して、共同利用システムまたはデマ
ンドバスのどちらの予約申込であるかの入力を要求する
(予約申込種別の入力要求を出力する)(s2)。
【0038】共同利用乗物予約装置1から予約申込種別
の入力要求が送られてきた予約申込端末2の画面には、
図4に示す選択画面が表示される。利用者は、ここで予
約申込を行う乗物(共同利用システム、またはデマンド
バス)の一方を選択する。例えば、共同利用システムの
予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、デ
マンドバスの予約申込を行う利用者はテンキーの「2」
を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択
結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0039】共同利用乗物予約装置1は、s3で予約申
込端末2から共同利用システムの予約申込を行うことが
通知されると、s4で共同利用システム予約申込受付処
理Aを実行し、反対にs3でデマンドバスの予約申込を
行うことが通知されると、s5でデマンドバス予約申込
受付処理Aを実行する。
【0040】まず、s4にかかる共同利用システム予約
申込受付処理Aについて説明する。図5は、共同利用シ
ステム予約申込受付処理Aを示すフローチャートであ
る。共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予約
申込情報の入力要求を予約申込端末2に送信し(s1
1)、予約申込端末2から共同利用システム予約申込情
報を受信するのを待つ(s12)。
【0041】共同利用乗物予約装置1から共同利用シス
テム予約申込情報の入力要求が送信されてきた予約申込
端末2の画面には、図6(A)に示す画面が表示され
る。利用者は、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポー
ト、返却ポート、利用者の氏名を予約申込端末2で入力
し、入力した共同利用システム予約申込情報を共同利用
乗物予約装置1に送信する。図6(B)において、破線
で囲んだ領域の情報が、利用者が入力した共同利用シス
テム予約申込情報である。
【0042】共同利用乗物予約装置1は、s12で予約
申込端末2から共同利用システム予約申込情報(利用開
始日時、利用終了日時、貸出ポート、返却ポート、およ
び利用者の氏名)を受信すると、受信した共同利用シス
テム予約申込情報をRAM17に記憶し(s13)、該
利用者からの共同利用システムの予約申込を受け付け
る。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶した
共同利用システム予約申込情報と、共同利用システム予
約データベース13に記憶している共同利用システムの
現在の予約状況と、に基づいて、予約できるかどうかを
判定する(予約判定を行う)(s14)。
【0043】共同利用システム予約データベース13に
は、共同利用する乗物毎に既に予約されている時間帯
と、存在しているポートと、を対応付けた情報が記録さ
れている(図7参照)。図7は、2002年3月5日に
おける1号車から3号車の予約状況を示している。図7
において、A、B、Cは乗物が存在しているポートであ
る。また、棒線は既に予約されている時間帯である。
【0044】s14の予約判定は、 利用開始日時〜利用終了日時までの間、予約されてい
ない乗物があるかどうか、 上記で予約されていない乗物があった場合、該乗物
を利用開始日時に利用者が希望する貸出ポートに存在さ
せることができるかどうか、 利用終了日時に利用者が希望する返却ポートに乗物が
返却されても、すでに受け付けている全ての予約を処理
することができるかどうか、 等の判定結果に基づいて総合的に行われる。
【0045】共同利用乗物予約装置1は、s14で予約
できると判定すると、共同利用システム予約データベー
ス13に今回の予約内容を登録するとともに(s15、
s16)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に
送信し(s17)、この共同利用システム予約申込受付
処理Aを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1は
s14で予約できないと判定すると、共同利用システム
に替えてデマンドバスの予約申込をつづけて行うかどう
かを利用者に確認する、デマンドバスの予約申込確認を
出力する(s15、s18)。s18では、共同利用シ
ステムの予約ができなかった旨のメッセージも予約申込
端末2に送信している。
【0046】共同利用乗物予約装置1から共同利用シス
テムの予約内容を受信した予約申込端末2の画面には、
図8(A)に示すように、予約内容が表示される。予約
内容には、利用者が入力した予約申込情報に含まれてい
ない、料金等の情報も含まれている。予約申込端末2側
の操作でこの予約内容の印字出力も行える。利用者は、
この表示により、共同利用システムの予約ができたこと
を認識する。
【0047】反対に、共同利用乗物予約装置1からデマ
ンドバスの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画
面には、図8(B)に示すように、共同利用システムを
予約できなかったこと、およびデマンドバスの予約申込
をつづけて行うかどうかを利用者に尋ねるメッセージが
表示される。利用者は、この表示により共同利用システ
ムの予約ができなかったことを認識し、つづけてデマン
ドバスの予約を行うかどうかを入力する。デマンドバス
の予約申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、
デマンドバスの予約申込を行わない利用者はテンキーの
「2」を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択し
た選択結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0048】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申
込を行わないとするものであれば、この共同利用システ
ム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端
末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約
申込を行うとするものであれば、デマンドバス予約申込
受付処理Bを行って(s19、s20)、この共同利用
システム予約申込受付処理Aを終了する。
【0049】図9は、デマンドバス予約申込受付処理B
を示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置1
は、s13でRAM17に記憶した共同利用システム予
約申込情報を読み出し(s21)、住所データベース1
5を用いて貸出ポート、および返却ポートの住所を獲得
する(s22)。住所データベース15には、図10に
示すように共同利用システムにおいて乗物の貸出および
返却が行えるポート毎に、その住所を対応付けたデータ
が記憶されている。
【0050】共同利用乗物予約装置1は、s22で獲得
した貸出ポートの住所を利用者がデマンドバスに乗車す
る乗車場所、s22で獲得した返却ポートの住所を利用
者がデマンドバスから降車する降車場所、s31でRA
M17から読み出した利用開始日時を利用者がデマンド
バスに乗車する乗車日時、およびs31でRAM17か
ら読み出した利用者名をデマンドバスに乗車する利用者
名とした、デマンドバス予約申込情報と、デマンドバス
予約データベース14と、を用いて、デマンドバスの予
約ができるかどうかを判定する(予約判定を行う)(s
23)。デマンドバス予約データベース14には、デマ
ンドバス毎に運行するルートおよび日時を対応付けたダ
イヤ情報が記録されている。
【0051】s23の予約判定は、 利用者の乗車日時に乗車場所に立ち寄ることができる
デマンドバスがあるかどうか、 利用者を乗車させたデマンドバスが利用者の降車場所
に立ち寄ることができるかどうか、 等の判定結果に基づいて、総合的に行われる。
【0052】共同利用乗物予約装置1は、s23で予約
できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時
刻や、利用料金を算出するとともに(s24、s2
5)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベ
ース14を更新する(予約内容をデマンドバス予約デー
タベース14に登録する。)(s26)。s26では利
用者の予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行
ルートの変更等が行われ、デマンドバスの運行ルート、
日時を対応付けたダイヤ情報が更新される。共同利用乗
物予約装置1は、予約内容を予約申込端末2に送信し
(s27)、このデマンドバス予約申込受付処理Bを終
了する。
【0053】反対に、s23で予約できないと判定する
と、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージ
を予約申込端末2に送信し(s24、s28)、このデ
マンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0054】デマンドバスの予約ができたとき、予約申
込端末2の画面にはデマンドバスの予約内容が表示され
る(図11(A)参照)。反対に、デマンドバスの予約
ができなかったとき、予約申込端末2の画面にはデマン
ドバスの予約ができなかった旨のメッセージが表示され
る(図11(B)参照)。利用者は、予約申込端末2の
画面を確認することで、デマンドバスを予約できたかど
うかを認識する。
【0055】図3に戻って、共同利用乗物予約装置1
は、s4にかかる共同利用システム予約申込受付処理A
が完了すると、s13でRAM17に記憶した共同利用
システム予約申込情報をクリアし(s6)、本処理を終
了する。
【0056】このように、この実施形態の共同利用乗物
予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行った
が予約できなかったとき、デマンドバスの予約申込をつ
づけて行う利用者は、その旨を入力するだけで、デマン
ドバスの予約申込が行える。利用者は、デマンドバスの
予約申込時に、共同利用システムの予約申込時に入力し
た情報と、共通または類似する情報を再入力する必要が
ない。したがって、利用者の使い勝手を向上させること
ができる。
【0057】なお、共同利用システムの予約申込を行う
とき、利用者は出発地から目的地への移動を開始する時
間を利用開始日時としている。また、出発地付近を貸出
ポートとし、さらに目的地付近を返却ポートとしてい
る。このため、デマンドバスの予約申込を行うときに、
共同利用システムの予約申込時に入力された利用開始日
時をデマンドバスの乗車日時、貸出ポートをデマンドバ
スの乗車場所、返却ポートをデマンドバスの降車場所と
したデマンドバスの予約申込情報で、デマンドバスの予
約を行っても利用者の希望にあった予約が行える。した
がって、共同利用システムの予約申込時に入力された共
同利用システム予約申込情報を利用して、デマンドバス
の予約申込を行っても、問題がおきることはない。
【0058】次に、s3で予約申込端末2から送信され
てきた乗物の種別がデマンドバスであった場合について
説明する。この場合、共同利用乗物予約装置1はs5で
デマンドバス予約申込受付処理Aを実行する。図12
は、デマンドバス予約申込受付処理Aを示すフローチャ
ートである。共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2にデマンドバス予約申込情報の入力要求を送信し(s
31)、予約申込端末2からデマンドバス予約申込情報
を受信するのをを待つ(s32)。
【0059】共同利用乗物予約装置1からデマンドバス
予約申込情報の入力要求を受信した予約申込端末2の画
面には、図13(A)に示す画面が表示される。利用者
は、乗車日時、乗車場所、降車場所、利用者の氏名を予
約申込端末2で入力し、ここで入力したデマンドバス予
約申込情報を共同利用乗物予約装置1に送信する。図1
3(B)において、破線で囲んだ領域の情報が、利用者
により入力されたデマンドバス予約申込情報である。
【0060】共同利用乗物予約装置1は、s32で予約
申込端末2からデマンドバス予約申込情報(乗車日時、
乗車場所、降車場所、および利用者の氏名)を受信する
と、RAM17に受信したデマンドバス予約申込情報を
記憶し(s33)、デマンドバスの予約申込を受け付け
る。共同利用乗物予約装置1は、RAM17に記憶した
デマンドバス予約申込情報と、デマンドバス予約データ
ベース14に記憶されているデマンドバスの予約状況
と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(s3
4)。
【0061】s34の予約判定は、上記s23と同じ処
理である。共同利用乗物予約装置1は、s34で予約で
きると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時刻
や利用料金を算出するとともに(s35、s36)、予
約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース14
を更新し(s37)、さらに予約内容を予約申込端末2
に送信し(s38)、このデマンドバス予約申込受付処
理Aを終了する。
【0062】なお、s34〜s38の各処理は、上記s
23〜s27と同じ処理である。
【0063】共同利用乗物予約装置1からデマンドバス
の予約内容を受信した予約申込端末の画面には、上記図
11(A)に示した画面が表示される。利用者は、この
画面を確認することにより、デマンドバスの予約ができ
たことを認識する。
【0064】共同利用乗物予約装置1は、s34で予約
できないと判定すると、デマンドバスに替えて共同利用
システムの予約申込を、つづけて行うかどうかを確認す
る、共同利用システムの予約申込確認を出力する(s3
5、s39)。s39では、デマンドバスの予約ができ
なかった旨のメッセージも予約申込端末2に送信してい
る。
【0065】共同利用乗物予約装置1から共同利用シス
テムの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面に
は、図14に示すように、デマンドバスの予約ができな
かったこと、および共同利用システムの予約を行うかど
うかを利用者に尋ねるメッセージが表示される。利用者
は、この表示によりデマンドバスの予約ができなかった
ことを認識し、つづけて共同利用システムの予約を行う
かどうかを入力する。共同利用システムの予約申込を行
う利用者はテンキーの「1」を操作し、共同利用システ
ムの予約申込を行わない利用者はテンキーの「2」を操
作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択結果
を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0066】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予
約申込を行わないとするものであれば、このデマンドバ
ス予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端
末2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの
予約申込を行うとするものであれば、共同利用システム
予約申込受付処理Bを行って(s40、s41)、この
デマンドバス予約申込受付処理Aを終了する。
【0067】図15は、共同利用システム予約申込受付
処理Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約
装置1は、s33でRAM17に記憶したデマンドバス
予約申込情報を読み出し(s51)、住所データベース
15を用いて乗車場所に最も近いポート(貸出ポート)
を検索するとともに、降車場所に最も近いポート(返却
ポート)を検索する(s52)。共同利用乗物予約装置
1は、s52で検索した乗車場所に最も近いポートを貸
出ポート、s52で検索した降車場所に最も近いポート
を返却ポート、s51でRAM17から読み出した利用
日時を共同利用システムの利用開始日時、乗物貸出ポー
トから乗物返却ポートまでの移動にかかる時間を予測
し、ここで予測した時間に基づいて算出した利用終了日
時(利用終了日時=利用開始日時+乗物貸出ポートから
乗物返却ポートまでの移動時間(予測時間))、および
s51でRAM17から読み出した利用者名を共同利用
システムの利用者名とした、共同利用システム予約申込
情報とする。共同利用乗物予約装置1は、この共同利用
システム予約申込情報と、共同利用システム予約データ
ベース13と、を用いて、予約できるかどうかを判定す
る(s53)。s53の処理は、上記s14と同じ処理
である。
【0068】共同利用乗物予約装置1は、s53で予約
できると判定すると、共同利用システム予約データベー
ス13に今回の予約内容を登録するとともに(s54、
s55)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に
送信し(s56)、この共同利用システム予約申込受付
処理Bを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1は
s53で予約できないと判定すると、共同利用システム
の予約ができなかった旨のメッセージを予約端末装置2
に送信し(s54、s57)、この共同利用システム予
約申込受付処理Bを終了する。
【0069】共同利用システムの予約ができたとき、予
約申込端末2の画面には共同利用システムの予約内容が
表示される(図16(A)参照)。反対に、共同利用シ
ステムも予約できなかったとき、予約申込端末2の画面
にはその旨のメッセージが表示される(図16(B)参
照)。利用者は、予約申込端末2の画面表示から、共同
利用システムを予約できたかどうかを認識する。
【0070】なお、デマンドバス予約申込情報を利用し
て共同利用システムの予約を行う場合も、上記共同利用
システム予約申込情報を利用してデマンドバスの予約を
行った場合と同様に、利用者の希望にあった予約が行え
るので、特に問題はない。
【0071】図3に戻って、共同利用乗物予約装置1
は、s5にかかるデマンドバス予約申込受付処理Aを完
了すると、s33でRAM17に記憶したデマンドバス
予約申込情報をクリアし(s6)、本処理を終了する。
【0072】このように、この実施形態の共同利用乗物
予約装置1では、デマンドバスの予約申込を行ったが予
約できなかったときに、つづけて共同利用システムの予
約申込を行う利用者は、その旨を入力するだけで、共同
利用システムの予約申込が行える。利用者は、共同利用
システムの予約申込時に、デマンドバスの予約申込時に
入力した情報と、共通または類似する情報を再入力する
必要がない。したがって、利用者の使い勝手を向上させ
た、予約システムを構築することができる。
【0073】上記実施形態では、共同利用システムの予
約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけてデ
マンドバスの予約を行う場合、共同利用システムの予約
申込の際に入力された貸出ポートをデマンドバスの乗車
場所とし、返却ポートをデマンドバスの降車場所とした
が、以下のようにしてデマンドバスの乗車場所、および
降車場所を決定してもよい。
【0074】上記貸出ポート、および上記返却ポート
は、乗物の貸出、および返却を行っている駐車場等の施
設に制限されている。一方、デマンドバスの場合、乗車
場所、降車場所は殆ど制限されていない。このため、上
記貸出ポート付近に利用者にとってより都合の良い乗車
場所があったり、上記返却ポート付近に利用者にとって
より都合の良い降車場所がある可能性もある。
【0075】なお、利用者にとってより都合のよい乗車
場所や降車場所が、上記貸出ポート、および上記返却ポ
ートから大きく離れることは殆どないと考えられる。
【0076】そこで、共同利用システムの予約申込を行
ったが予約できなかったときに、つづけてデマンドバス
の予約を行う場合以下のようにして、デマンドバスの乗
車場所、および降車場所の変更が行えるようにしてもよ
い。このようにすれば、利用者に対してよりよいサービ
スを提供することができる。
【0077】この実施形態では、上記実施形態における
デマンドバス予約申込受付処理Bが異なるだけで、その
他の処理は同じである。以下、この実施形態にかかるデ
マンドバス予約申込受付処理Bについて説明する。
【0078】図17、18は、この実施形態にかかるデ
マンドバス予約申込受付処理Bを示すフローチャートで
ある。共同利用乗物予約装置1は、s13でRAM17
に記憶した共同利用システム予約申込情報を読み出し
(s61)、住所データベース15を用いて貸出ポー
ト、および返却ポートを住所に変換する(s62)。s
61、およびs62の処理は、上記s21、s22と同
じ処理である。
【0079】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2に対して乗車場所、降車場所の変更確認を出力する
(s63)。
【0080】共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、
降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面に
は図19に示す画面が表示される。利用者は、この画面
を見て、デマンドバスの乗車場所、および降車場所につ
いてそれぞれ変更するかどうかを入力する。乗車場所を
変更する利用者はテンキーの「1」を操作し、降車場所
を変更する利用者はテンキーの「2」を操作し、乗車場
所、および降車場所を確定する利用者はテンキーの
「3」を操作する。
【0081】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から乗車場所の変更が送信されてくると、乗車場所
(貸出ポート)付近の地図情報を地図データベース16
から読み出し、予約申込端末2に送信する(s64、s
65)。
【0082】予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置
1から送信されてきた地図情報に基づいて地図を表示し
(図20(A)参照)、利用者による乗車場所の変更を
受け付ける。利用者は、地図が表示された予約申込端末
2の画面上において、カーソルを所望の乗車場所に移動
し、確定する。予約申込端末2は、確定されたときのカ
ーソルの地図上における位置を示す地点情報を乗車場所
情報として共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0083】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から乗車場所情報を受信すると、該乗車場所情報に基
づいて乗車場所の住所を特定し(s66、s67)、s
63に戻って乗車場所、降車場所の変更確認を出力す
る。
【0084】共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、
降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面に
は上記図19に示す画面が表示されるが、乗車場所の住
所については、上記s67で特定された住所に変更され
ている。
【0085】また、共同利用乗物予約装置1は、予約申
込端末2から降車場所の変更が送信されてくると、降車
場所(返却ポート)付近の地図情報を地図データベース
16から読み出し、予約申込端末2に送信する(s6
8、s69)。
【0086】予約申込端末2は、共同利用乗物予約装置
1から送信されてきた地図情報に基づいて地図を表示し
(図20(B)参照)、利用者による降車場所の変更を
受け付ける。利用者は、上記乗車場所の変更時と同様
に、地図が表示された予約申込端末2の画面上におい
て、カーソルを所望の降車場所に移動し、確定する。予
約申込端末2は、確定されたときのカーソルの地図上に
おける位置を示す地点情報を降車場所情報として共同利
用乗物予約装置1に送信する。
【0087】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から降車場所情報を受信すると、該降車場所情報に基
づいて降車場所の住所を特定し(s70、s71)、s
63に戻って乗車場所、降車場所の変更確認を出力す
る。
【0088】共同利用乗物予約装置1から、乗車場所、
降車場所の変更確認を受信した予約申込端末2の画面に
は上記図19に示す画面が表示されるが、降車場所の住
所については、上記s71で特定された住所に変更され
ている。
【0089】このようにして、利用者は貸出ポート、お
よび返却ポートよりも都合のよい場所を、デマンドバス
の乗車場所、および降車場所に変更することができる。
【0090】なお、利用者は乗車場所のみ変更してもよ
いし、または降車場所のみ変更してもよいし、さらには
乗車場所、および降車場所の両方を変更してもよい。
【0091】また、共同利用乗物予約装置1は、予約申
込端末2から乗車場所、および降車場所の確定が送信さ
れてくると(s72)、このときの乗車場所、および降
車場所で、デマンドバスの予約ができるかどうかを判定
する(s73)。s73では、共同利用システム予約申
込情報に含まれていた利用開始日時を乗車日時として予
約できるかどうかを判定する。
【0092】共同利用乗物予約装置1は、s73で予約
できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時
刻や利用料金を算出するとともに(s74、s75)、
予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベース1
4を更新する(予約内容をデマンドバス予約データベー
ス14に登録する。)(s76)。s76では利用者の
予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行ルート
の変更等が行われる。共同利用乗物予約装置1は、予約
内容を予約申込端末2に送信し(s77)、このデマン
ドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0093】反対に、s73で予約できないと判定する
と、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージ
を予約申込端末2に送信し(s74、s78)、このデ
マンドバス予約申込受付処理Bを終了する。利用者は、
上記実施形態と同様に、予約申込端末2の画面表示から
デマンドバスの予約ができたかどうかを認識する。
【0094】s73〜s78の各処理は、上記実施形態
におけるs23〜s28の処理と同じ処理である。
【0095】このように、この実施形態の共同利用乗物
予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行った
が予約できなかったため、つづけてデマンドバスを予約
するとき、利用者は貸出ポートよりも都合のよい場所を
乗車場所として指定でき、また返却ポートよりも都合の
よい場所を降車場所として指定できる。
【0096】また、乗車場所、および降車場所の変更に
おいては、地図情報を利用するようにしたので、変更操
作が簡単に行え、利用者の使い勝手を低下させることも
ない。
【0097】さらに、この発明の別の実施形態について
説明する。ここでは共同利用システムがシングルポート
システムである実施形態について説明する。
【0098】この実施形態の共同利用乗物予約システム
も上記実施形態と同じ構成である。この実施形態にかか
る共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予約申
込受付処理A、およびB、デマンドバス予約申込受付処
理Bが上記実施形態と相違する。
【0099】まず、s4で行われる共同利用システム予
約申込受付処理Aについて説明する。図21は、共同利
用システム予約申込受付処理Aを示すフローチャートで
ある。共同利用乗物予約装置1は、共同利用システム予
約申込情報の入力要求を予約申込端末2に送信し(s8
1)、予約申込端末2から共同利用システム予約申込情
報を受信するのを待つ(s82)。
【0100】共同利用乗物予約装置1から共同利用シス
テム予約申込情報の入力要求が送信されてきた予約申込
端末2の画面には、図22(A)に示す画面が表示され
る。利用者は、利用開始日時、利用終了日時、貸出ポー
ト、利用者の氏名を予約申込端末2で入力し、ここで入
力した共同利用システム予約申込情報を共同利用乗物予
約装置1に送信する。図22(B)において、破線で囲
んだ領域の情報が、利用者により入力された情報であ
る。
【0101】この実施形態では、共同利用システムは、
シングルポートシステムであるので、貸出ポートと返却
ポートとは同じポートである。このため、返却ポートに
ついては利用者に入力させる必要がない。
【0102】共同利用乗物予約装置1は、s82で予約
申込端末2から共同利用システム予約申込情報(利用開
始日時、利用終了日時、貸出ポート、および利用者の氏
名)を受信すると、受信した共同利用システム予約申込
情報をRAM17に記憶し(s83)、該利用者からの
共同利用システムの予約申込を受け付ける。共同利用乗
物予約装置1は、RAM17に記憶した共同利用システ
ム予約申込情報と、共同利用システム予約データベース
13に記憶している共同利用システムの現在の予約状況
と、に基づいて、予約できるかどうかを判定する(予約
判定を行う。)(s84)。
【0103】共同利用システム予約データベース13に
は、ポート毎に該ポートで管理されている乗物の予約状
況が管理されている(図23参照)。図23は、200
2年3月5日の、AポートとBポートとの予約状況を示
している。図23における、棒線は既に予約されている
時間帯である。
【0104】s84における予約できるかどうかの判定
は、利用開始日時〜利用終了日時まで、指定された乗物
貸出ポートに予約されていない乗物があるかどうかによ
り判定される。
【0105】共同利用乗物予約装置1は、s84で予約
できると判定すると、共同利用システム予約データベー
ス13に今回の予約内容を登録するとともに(s85、
s86)、ここで登録した予約内容を予約申込端末2に
送信し(s87)、この共同利用システム予約申込受付
処理Aを終了する。反対に、共同利用乗物予約装置1は
s84で予約できないと判定すると、共同利用システム
に替えてデマンドバスの予約申込を、つづけて行うかど
うかを利用者に確認する、デマンドバスの予約申込確認
を出力する(s85、s88)。s88では、共同利用
システムの予約ができなかった旨のメッセージも予約申
込端末2に送信している。
【0106】共同利用乗物予約装置1から共同利用シス
テムの予約内容を受信した予約申込端末2の画面には、
図24(A)に示すように、予約内容が表示される。予
約内容には、利用者が入力した予約申込情報に含まれて
いない、料金等の情報も含まれている。予約申込端末2
側の操作でこの予約内容の印字出力も行える。
【0107】反対に、共同利用乗物予約装置1からデマ
ンドバスの予約申込確認を受信した予約申込端末2の画
面には、図24(B)に示すように、共同利用システム
を予約できなかったこと、およびつづけてデマンドバス
の予約申込を行うかどうかを利用者に尋ねるメッセージ
が表示される。利用者は、この表示により共同利用シス
テムの予約ができなかったことを認識し、デマンドバス
の予約を行うかどうかを入力する。デマンドバスの予約
申込を行う利用者はテンキーの「1」を操作し、デマン
ドバスの予約申込を行わない利用者はテンキーの「2」
を操作する。予約申込端末2は、利用者が選択した選択
結果を共同利用乗物予約装置1に送信する。
【0108】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約申
込を行わないとするものであれば、この共同利用システ
ム予約申込受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端
末2から送信されてきた選択結果がデマンドバスの予約
申込を行うとするものであれば、デマンドバス予約申込
受付処理Bを行って(s19、s20)、この共同利用
システム予約申込受付処理Aを終了する。
【0109】図25は、デマンドバス予約申込受付処理
Bを示すフローチャートである。共同利用乗物予約装置
1は、s83でRAM17に記憶した共同利用システム
予約申込情報を読み出し(s91)、住所データベース
15を用いて貸出ポートの住所を獲得する(s92)。
【0110】共同利用乗物予約装置1は、s92で獲得
した貸出ポートの住所を利用者がデマンドバスに乗車す
る乗車場所、s91でRAM17から読み出した利用開
始日時を利用者がデマンドバスに乗車する乗車日時、お
よびs91でRAM17から読み出した利用者名をデマ
ンドバスの利用者名とする。しかし、デマンドバスの予
約申込情報として必要な降車場所の情報がない。共同利
用乗物予約装置1は、デマンドバスの降車場所の入力要
求を予約申込端末2に送信する。
【0111】共同利用乗物予約装置1からデマンドバス
の降車場所の入力要求を受信した予約申込端末2の画面
には図26(A)に示す画面が表示される。利用者は、
降車場所を入力し(図26(B)参照)、共同利用乗物
予約装置1にデマンドバス予約申込情報を送信する。こ
のとき、共同利用乗物予約装置1に送信されるデマンド
バス予約申込情報には、乗車日時、乗車場所、降車場
所、および利用者名が含まれている。
【0112】なお、利用者は、このとき乗車場所、乗車
日時等、他の情報も変更できる。
【0113】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきたデマンドバス予約申込情報を受信
すると(s94)、ここで受信したデマンドバス予約申
込情報と、デマンドバス予約データベース14と、を用
いて、予約できるかどうかを判定する(s95)。
【0114】s95の判定処理は、上記s23と同じ処
理である。
【0115】共同利用乗物予約装置1は、s95で予約
できると判定すると、利用者の降車場所への到着予定時
刻や、利用料金を算出するとともに(s96、s9
7)、予約内容に基づいて、デマンドバス予約データベ
ース14を更新する(予約内容をデマンドバス予約デー
タベース14に登録する。)(s98)。s98では利
用者の予約を受け付けたことによるデマンドバスの運行
ルートの変更等が行われる。共同利用乗物予約装置1
は、予約内容を予約申込端末2に送信し(s99)、こ
のデマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0116】反対に、s95で予約できないと判定する
と、デマンドバスの予約ができなかった旨のメッセージ
を予約申込端末2に送信し(s96、s100)、この
デマンドバス予約申込受付処理Bを終了する。
【0117】デマンドバスの予約ができたとき、予約申
込端末2の画面には、上記図11(A)に示したデマン
ドバスの予約内容が表示される。反対に、デマンドバス
の予約ができなかったとき、予約申込端末2の画面に
は、上記図11(B)に示したデマンドバスの予約がで
きなかった旨のメッセージが表示される。利用者は、予
約申込端末2の画面表示により、デマンドバスが予約で
きたかどうかを認識する。
【0118】この実施形態におけるs95〜s100の
各処理は、上記実施形態におけるs23〜s28の処理
と同じ処理である。
【0119】この実施形態の共同利用乗物予約装置1
は、上記共同利用システム予約受付処理Aを完了する
と、上記実施形態と同様にs6でRAM17に記憶して
いる共同利用システム予約申込情報をクリアし、本処理
を終了する。
【0120】このように、この実施形態の共同利用乗物
予約装置1では、共同利用システムの予約申込を行った
が予約できなかったとき、デマンドバスの予約申込をつ
づけて行う利用者は、その旨を入力した後、降車場所を
入力するだけで、デマンドバスの予約申込が行える。利
用者は、デマンドバスの予約申込時に、共同利用システ
ムの予約申込時に入力した情報と、共通または類似する
情報を再入力する必要がない。したがって、利用者の使
い勝手を向上させることができる。
【0121】次に、s3で予約申込端末2から送信され
てきた乗物の種別がデマンドバスであった場合に、s5
で実行されるデマンドバス予約申込受付処理Aについて
説明する。この実施形態ではs5で実行されるデマンド
バス予約申込受付処理Aは、上記図12に示した処理と
略同じであるが、s41で実行される共同利用システム
予約申込受付処理Bが異なる。以下、共同利用システム
予約申込受付処理Bについて説明する。
【0122】図27は、共同利用システム予約申込受付
処理Bを示すフローチャートである。
【0123】この実施形態の共同利用乗物予約装置1
も、図12に示したs34でデマンドバスが予約できな
いと判定すると、デマンドバスに替えて共同利用システ
ムの予約申込をつづけて行うかどうかを確認する、共同
利用システムの予約申込確認を出力する(s35、s3
9)。共同利用乗物予約装置1から共同利用システムの
予約申込確認を受信した予約申込端末2の画面には、上
記図14に示した画面が表示される。利用者は、この表
示によりデマンドバスの予約ができなかったことを認識
し、共同利用システムの予約申込を行うかどうかを入力
する。予約申込端末2は、利用者の選択結果を共同利用
乗物予約装置1に送信する。
【0124】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予
約申込を行わないとするものであれば、このデマンドバ
ス予約受付処理Aを終了する。反対に、予約申込端末2
から送信されてきた選択結果が共同利用システムの予約
申込を行うとするものであれば、図27に示す共同利用
システム予約申込受付処理Bを行って、このデマンドバ
ス予約申込受付処理Aを終了する。
【0125】共同利用乗物予約装置1は、s33でRA
M17に記憶したデマンドバス予約申込情報を読み出し
(s101)、住所データベース15を用いて乗車場所
に最も近いポート(貸出ポート)を検索する(s10
2)。共同利用乗物予約装置1は、s102で検索した
乗車場所に最も近いポートを貸出ポート、s101でR
AM17から読み出した乗車日時を利用開始日時、s1
01でRAM17から読み出した利用者名を共同利用シ
ステムの利用者名とする。しかし、共同利用システムの
予約申込情報として必要な利用終了日時の情報がない。
共同利用乗物予約装置1は、利用終了日時の入力要求を
予約申込端末2に送信する(s103)。
【0126】共同利用乗物予約装置1から利用終了日時
の入力要求を受信した予約申込端末2の画面には図28
(A)に示す画面が表示される。利用者は、利用終了日
時を入力し(図28(B)参照)、共同利用乗物予約装
置1に共同利用システム予約申込情報を送信する。この
とき、共同利用乗物予約装置1に送信される共同利用シ
ステム予約申込情報には、利用開始日時、利用終了日
時、貸出ポート、および利用者名が含まれている。
【0127】共同利用乗物予約装置1は、予約申込端末
2から送信されてきた共同利用システム予約申込情報を
受信すると(s104)、ここで受信した共同利用シス
テム予約申込情報と、共同利用システム予約データベー
ス13と、を用いて、予約できるかどうかを判定する
(s105)。s105にかかる予約判定は、上記s8
4と同じ処理である。
【0128】共同利用乗物予約装置1は、s105で予
約できると判定すると、共同利用システム予約データベ
ース13に今回の予約内容を登録するとともに(s10
6、s107)、ここで登録した予約内容を予約申込端
末2に送信し(s108)、この共同利用システム予約
申込受付処理Bを終了する。反対に、共同利用乗物予約
装置1はs105で予約できないと判定すると、共同利
用システムの予約ができなかった旨のメッセージを予約
申込端末2に送信し(s106、s109)、この共同
利用システム予約申込受付処理Bを終了する。
【0129】共同利用システムの予約ができたとき、予
約申込端末2の画面には上記図24(A)に示した共同
利用システムの予約内容が表示される。反対に、共同利
用システムも予約できなかったとき、予約申込端末2の
画面には上記図16(B)に示したメッセージが表示さ
れる。
【0130】このように、この実施形態の共同利用乗物
予約装置1では、デマンドバスの予約申込を行ったが予
約できなかったときに、つづけて共同利用システムの予
約申込を行う利用者は、その旨を入力した後、利用終了
日時を入力するだけで、共同利用システムの予約申込が
行える。利用者は、共同利用システムの予約申込時に、
デマンドバスの予約申込時に入力した情報と、共通また
は類似する情報を再入力する必要がない。したがって、
利用者の使い勝手を向上させることができる。
【0131】なお、上記説明では共同利用システムの予
約申込を行ったが予約できなかったときに、つづけてデ
マンドバスの予約を行う場合、共同利用システムの予約
申込の際に入力された貸出ポートをデマンドバスの乗車
場所として利用する例で説明したが、図17、図18で
説明した地図情報を用いた処理を適用し、利用者がデマ
ンドバスの乗車場所を変更できるようにしてもよい。
【0132】また、上記実施形態では共同利用システム
とデマンドバスとの予約申込を処理する共同利用乗物予
約装置1を例にして本願発明を説明したが、デマンドバ
スに替えてタクシー等他の種類の乗物の予約が行えるよ
うにしてもよい。また、共同利用システムで利用者に貸
し出される乗物は、自動車、自動二輪車(バイク)、自
転車等どのような種類の乗物であってもよい。
【0133】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、第1
の共同利用乗物の予約申込を行ったが予約できなかった
ときに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込が行え
る。また、第1の共同利用乗物の予約申込を行ったが予
約できずに、つづけて第2の共同利用乗物の予約申込を
行うとき、利用者に共通または類似する情報を何度も入
力させることがなく、利用者の使い勝手を向上できる。
【0134】また、上記第1の共同利用乗物が予約でき
なかったときに、第2の共同利用乗物を予約するときの
乗車場所、および降車場所の変更を、地図情報を用いて
行うようにしたので、該変更が簡単に行え、且つ利用者
に対してよりよいサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装
置を適用した予約システムの構成を示す図である。
【図2】この発明の実施形態である共同利用乗物予約装
置の構成を示すブロック図である。
【図3】この実施形態の共同利用乗物予約装置の動作を
示すフローチャートである。
【図4】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図5】共同利用システム予約申込受付処理Aを示すフ
ローチャートである。
【図6】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図7】共同利用システムデータベースを説明する図で
ある。
【図8】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図9】デマンドバス予約申込受付処理Bを示すフロー
チャートである。
【図10】住所データベースを説明する図である。
【図11】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図12】デマンドバス予約申込処理Aを示すフローチ
ャートである。
【図13】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図14】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図15】共同利用システム予約申込受付処理Bを示す
フローチャートである。
【図16】予約申込端末の画面例を示す図である。
【図17】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込
受付処理Bを示すフローチャートである。
【図18】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込
受付処理Bを示すフローチャートである。
【図19】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【図20】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【図21】別の実施形態にかかる共同利用システム予約
申込受付処理Aを示すフローチャートである。
【図22】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【図23】別の実施形態にかかる共同利用システム予約
データベースを説明する図である。
【図24】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【図25】別の実施形態にかかるデマンドバス予約申込
受付処理Bを示すフローチャートである。
【図26】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【図27】別の実施形態にかかる共同利用システム予約
申込受付処理Bを示すフローチャートである。
【図28】別の実施形態にかかる予約申込端末の画面例
を示す図である。
【符号の説明】
1−共同利用乗物予約装置 2−予約申込端末 11−制御部 12−通信部 13−共同利用システム予約データベース 14−デマンドバス予約データベース 15−住所データベース 16−地図データベース 17−RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水内 賢治 京都府京都市下京区塩小路通堀川東入南不 動堂町801番地 オムロン株式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 AA06 BB05 BB15 EE10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者からの利用要求に応じて該利用者
    に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗
    車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降さ
    せる第2の共同利用乗物と、について、利用者からの予
    約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であって、 上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情報、利
    用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所、乗物返却場
    所を含む予約申込情報を受け付ける予約申込情報受付手
    段と、 上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情
    報に基づいて、上記第1の共同利用乗物を予約できるか
    どうかを判定する第1の予約可否判定手段と、 上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物
    を予約できると判定した場合に、上記第1の共同利用乗
    物を予約する第1の予約手段と、 上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物
    を予約できないと判定した場合に、上記第2の共同利用
    乗物の予約申込をするかどうかの確認を行い、この確認
    結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をす
    るとき、上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予
    約申込情報に基づいて、上記第2の共同利用乗物を予約
    できるかどうかを判定する第2の予約可否判定手段と、 上記第2の予約可否判定手段が上記第2の共同利用乗物
    を予約できると判定した場合に、上記第2の共同利用乗
    物を予約する第2の予約手段と、を備えた共同利用乗物
    予約装置。
  2. 【請求項2】 上記第2の予約可否判定手段は、上記予
    約申込情報受付手段が受け付けた上記乗物貸出場所、お
    よび上記乗物返却場所について、それぞれその付近の地
    図情報を出力する地図情報出力機能と、 上記地図情報出力機能により出力した地図情報を用いて
    指定された地点情報を受け付ける地点情報受付機能と、
    を有し、 上記乗物貸出場所付近の地図情報を用いて指定された地
    点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の乗車場所と
    し、上記乗物返却場所付近の地図情報を用いて指定され
    た地点情報に基づく場所を第2の共同利用乗物の降車場
    所として、上記第2の共同利用乗物を予約できるかどう
    かを判定する請求項1に記載の共同利用乗物予約システ
    ム。
  3. 【請求項3】 利用者からの利用要求に応じて該利用者
    に貸し出す第1の共同利用乗物と、利用者が指定した乗
    車場所、および降車場所に立ち寄って該利用者を乗降さ
    せる第2の共同利用乗物と、について、利用者からの予
    約申込を受け付ける共同利用乗物予約装置であって、 上記第1の共同利用乗物について、利用者識別情報、利
    用開始日時、利用終了日時、乗物貸出場所を含む予約申
    込情報を受け付ける予約申込情報受付手段と、 上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情
    報に基づいて、上記第1の共同利用乗物を予約できるか
    どうかを判定する第1の予約可否判定手段と、 上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物
    を予約できると判定した場合に、上記第1の共同利用乗
    物を予約する第1の予約手段と、 上記第1の予約可否判定手段が上記第1の共同利用乗物
    を予約できないと判定した場合に、上記第2の共同利用
    乗物の予約申込をするかどうかの確認を行い、この確認
    結果に基づいて上記第2の共同利用乗物の予約申込をす
    るとき、上記第2の共同利用乗物から降車する降車場所
    の入力を要求し、該要求に対して入力された降車場所と
    上記予約申込情報受付手段が受け付けた上記予約申込情
    報に基づいて、上記第2の共同利用乗物を予約できるか
    どうかを判定する第2の予約可否判定手段と、 上記第2の予約可否判定手段が上記第2の共同利用乗物
    を予約できると判定した場合に、上記第2の共同利用乗
    物を予約する第2の予約手段と、を備えた共同利用乗物
    予約装置。
JP2002037091A 2002-02-14 2002-02-14 共同利用乗物予約装置 Expired - Fee Related JP3698105B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037091A JP3698105B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 共同利用乗物予約装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002037091A JP3698105B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 共同利用乗物予約装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003242592A true JP2003242592A (ja) 2003-08-29
JP3698105B2 JP3698105B2 (ja) 2005-09-21

Family

ID=27778793

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002037091A Expired - Fee Related JP3698105B2 (ja) 2002-02-14 2002-02-14 共同利用乗物予約装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3698105B2 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271632A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Pioneer Electronic Corp 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、および記録媒体
JP2009277139A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Pioneer Electronic Corp 情報制御装置、情報制御方法、情報制御プログラム、および記録媒体
JP2012215921A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Japan Research Institute Ltd カーステーション負荷分散システム
JP2013030194A (ja) * 2012-10-23 2013-02-07 Pioneer Electronic Corp 情報制御装置、情報制御方法、情報制御プログラム、および記録媒体
JP2016057946A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 株式会社駐車場綜合研究所 自動運転車管理装置、自動運転車管理システム、自動運転車管理方法、自動運転車管理プログラム
CN106909979A (zh) * 2017-02-28 2017-06-30 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统
JP2019102074A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 ヤマハ発動機株式会社 動力源付き車両用シェアリング管理装置及び動力源付き車両用シェアリング管理方法
CN110220523A (zh) * 2018-03-01 2019-09-10 丰田自动车株式会社 推荐装置、信息终端、推荐方法以及非易失性存储介质
WO2020195440A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社日立製作所 移動サービスシステムおよび移動サービス提供方法
US11340631B2 (en) * 2014-05-06 2022-05-24 Huawei Technologies Co., Ltd. Self-driving car scheduling method, car scheduling server, and self-driving car
JP7380508B2 (ja) 2020-10-08 2023-11-15 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び端末装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009271632A (ja) * 2008-05-01 2009-11-19 Pioneer Electronic Corp 情報管理装置、情報管理方法、情報管理プログラム、および記録媒体
JP2009277139A (ja) * 2008-05-16 2009-11-26 Pioneer Electronic Corp 情報制御装置、情報制御方法、情報制御プログラム、および記録媒体
JP2012215921A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Japan Research Institute Ltd カーステーション負荷分散システム
JP2013030194A (ja) * 2012-10-23 2013-02-07 Pioneer Electronic Corp 情報制御装置、情報制御方法、情報制御プログラム、および記録媒体
US11340631B2 (en) * 2014-05-06 2022-05-24 Huawei Technologies Co., Ltd. Self-driving car scheduling method, car scheduling server, and self-driving car
JP2016057946A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 株式会社駐車場綜合研究所 自動運転車管理装置、自動運転車管理システム、自動運転車管理方法、自動運転車管理プログラム
CN106909979A (zh) * 2017-02-28 2017-06-30 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统
CN106909979B (zh) * 2017-02-28 2023-05-23 上海量明科技发展有限公司 基于用户行为预约共享车辆的方法、订车终端和系统
JP2019102074A (ja) * 2017-12-01 2019-06-24 ヤマハ発動機株式会社 動力源付き車両用シェアリング管理装置及び動力源付き車両用シェアリング管理方法
CN110220523A (zh) * 2018-03-01 2019-09-10 丰田自动车株式会社 推荐装置、信息终端、推荐方法以及非易失性存储介质
JP2020160605A (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社日立製作所 移動サービスシステムおよび移動サービス提供方法
CN113287144A (zh) * 2019-03-25 2021-08-20 株式会社日立制作所 移动服务系统以及移动服务提供方法
WO2020195440A1 (ja) * 2019-03-25 2020-10-01 株式会社日立製作所 移動サービスシステムおよび移動サービス提供方法
JP7201503B2 (ja) 2019-03-25 2023-01-10 株式会社日立製作所 移動サービスシステムおよび移動サービス提供方法
JP7380508B2 (ja) 2020-10-08 2023-11-15 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び端末装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3698105B2 (ja) 2005-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001229495A (ja) 運送方法およびシステム、受付処理システムならびにコンピュータが読取り可能な記憶媒体
WO2018230692A1 (ja) ライドシェア管理システム、ライドシェア管理方法、およびプログラム
JP2004362271A (ja) 相乗り乗車システム、乗車情報処理装置および相乗り乗車方法
CN106096749A (zh) 共乘范围轮廓
KR20150020738A (ko) 자동 운전 무인 자동차 공유 시스템 및 그 운용 방법
WO1996017315A1 (fr) Systeme d'etablissement de plan et de traitement
CN110287214B (zh) 信息处理装置、乘坐共享用户选择方法和存储介质
JP2022119818A (ja) 営業用車両運用装置及び方法
JP2003242592A (ja) 共同利用乗物予約装置
JP2008065773A (ja) 搭乗予約受付システム、サーバ、端末、搭乗予約受付方法及びプログラム
JP3952982B2 (ja) 目的行動にかかる行程作成装置
CN111121801A (zh) 信息提供装置、信息提供系统、信息提供方法、记录介质
JP3734799B2 (ja) 即応型車両乗降システム、方法およびプログラム
JP2022003458A (ja) 配車管理装置及び配車管理方法
JP2012160130A (ja) タクシー情報提供システム及びタクシー情報提供方法
JP2019109827A (ja) 情報提供方法、車両管理方法及び情報提供装置
JP3680803B2 (ja) 共同利用乗物予約装置
US20210082078A1 (en) The system and method of operating the self-steering electric taxi and smart underground parking lots
JP2002074119A (ja) 配車予約システム
KR102184100B1 (ko) 앱 미터기를 이용한 모빌리티 합승 호출 서비스 제공 방법 및 이에 사용되는 관리 서버
JP3529357B2 (ja) 最適車両配車方法および最適車両配車システム
JP2004132873A (ja) ナビゲーションシステム
JP2002183892A (ja) 車両の運行経路選出方法およびそれを用いた配車管理方法、配車管理システム
JP3698110B2 (ja) 共同利用乗物予約装置
KR102600488B1 (ko) 공유 모빌리티 서비스 관리 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees