JP2022119818A - 営業用車両運用装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗降時の補助を必要とする利用者に対しては補助作業サービスを提供する車両を希望通り選択でき、その逆に乗降時の補助を不要とする利用者に対しては補助作業サービスを提供しない車両を配車する営業用車両運用システムを提供する。【解決手段】営業用車両運用システムは、補助員又は補助装置を備える時補助作業サービス提供可能な車両と補助作業サービスを提供しない車両夫々と通信可能で、利用者からの補助作業要否の情報に基づいて何れかの車両を利用者に配車指令するサーバ1を備える。サーバ1は、利用者端末機4から利用者の情報を取得する利用者情報取得手段111と、営業用車両の情報を取得する車両運用情報取得手段112と、配車可能な複数の候補車両の情報を抽出する候補車両抽出手段131と、候補車両の情報を利用者に提示し配車希望する車両の選択を促す車両選択通知手段132と、補助作業を管理する補助作業管理手段14を備える。【選択図】図1

Description

利用者情報に補助作業要求があった場合、補助員端末機又は前記補助作業を実施する補助装置を備える補助作業サービスを提供可能な車両を、利用者端末機に提示する営業用車両運用システムに関するものである。
従来の営業用車両運用システムとしては、タクシーのような専属の運転手により有人運転車両を配車する運用システムや、特許文献1が提案するような自動運転機能により無人運転車両を配車する運用システムが知られている。
特開2016-91411号公報
しかしながら、補助作業を必要とする利用者が、無人運転車両に乗ってみたいと思っても補助作業サービスを提供可能な補助員が居ない、又は補助設備が整っていないという理由で無人運転車両を配車要求できない場合があるという課題が考えられる。また、有人運転車両の場合でも比較的力の弱いとされる女性や高齢者が運転手であったりすると、補助作業を享受できる機会を失うという課題が考えられる。また、補助作業を不要とする利用者に、補助設備が備えられている、もしくは補助員となる運転手が居る車両が配車されると、その分補助作業を必要とする他の利用者に補助作業サービスを提供できなくなるという課題がある。
本発明が解決しようとする課題は、補助作業の要否に基づいて適材適所に営業用車両を配車して、無駄なエネルギー消費を抑制することができる営業用車両運用システムを提供することである。
本発明の営業用車両運用システムは、補助作業可能車両と、前記補助員端末機及び補助装置を備えない車両それぞれと通信でき、利用者が所持する利用者端末機への入力に基づいて、前記補助作業の要否を含む利用者情報に従って候補車両を選択して利用者へ配車指示するサーバを備える。
本発明によれば、利用者が利用要求を通知する際に補助作業の要否を事前にサーバに通知するため、利用者の希望に合う補助作業可能な車両を配車することが可能になる。そのため、乗降時の補助を必要とする利用者に対しては補助作業サービスを提供する車両を希望通り配車でき、その逆に乗降時の補助を不要とする利用者に対しては補助作業サービスを提供しない車両を配車することができる。従って、本発明の営業用車両運用システムによれば、システムへの満足度を高めることができるとともに、補助作業の要否に基づいて適材適所に営業用車両を配車するため、無駄なエネルギー消費を抑制できるという効果がある。
本発明の実施形態に係る営業用車両運用システムの構成を説明するブロック図である。 本発明の実施形態に係る営業用車両運用システムの制御手順を示すフローチャートである。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、候補車両の抽出フローに関する詳細な制御手順を示すフローチャートその1である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が補助及び相乗りを希望した場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその2である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が補助を希望するが、相乗りを希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその3である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が無人運転車両の配車及び乗降車時の補助を希望するが、相乗りを希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその4である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が無人運転車両の配車及び乗車時のみの補助を希望するが、相乗りを希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその5である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が無人運転車両の配車及び降車時のみの補助を希望するが、相乗りを希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその6である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が相乗りを希望するが、補助を希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその7である。 図2のステップS113のサブルーチン処理として、利用者が補助も相乗りも希望しない場合の詳細な制御手順を示すフローチャートその8である。 補助作業及び相乗り要求を確認するときの利用者端末機への提示画面である。 配車希望する営業用車両を選択するときの利用者端末機への提示画面である。 先行利用者端末機への相乗り打診通知の提示画面である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る営業用車両運用システムの構成を説明するブロック図である。本実施形態の営業用車両運用システムは、サーバ1と、利用者が利用するための無人運転車両2と、有人運転車両3と、利用者が所持する利用者端末機4と、先行利用者が所持する先行利用者端末機5と、利用者を補助する補助員が所持する補助員端末機6と、補助員と同様に補助作業ができる補助装置7とを有する。尚、無人運転車両2は、運転手無しで自動的に走行する営業用車両であり、有人運転車両3は、専属の運転手が運転する営業用車両である。補助員は、利用者の乗車・降車、荷物の積載・荷下ろしなどその他の補助作業をする人員である。補助員端末機6とはその補助員が所持しており、サーバ1と通信して補助作業の指令などを受診するための通信装置のことである。補助装置7は、利用者を営業用車両の席に乗り降りさせる乗降機械や車椅子に座っている利用者を車椅子ごと営業用車両に乗車・降車できるスロープを備えた装置、または人間のように利用者を抱えたり、おぶったりできるようなロボットなどである。
図1に示す例では、無人運転車両2が1台、有人運転車両3が1台、利用者端末機4が1台、先行利用者端末機5が1台、補助員端末機6が1台、補助装置7が1台として示されているが、実際には、無人運転車両2、有人運転車両3及び補助装置7はそれぞれ複数台存在し、また利用者、先行利用者及び補助員は複数名存在する。従って、利用者端末機4及び先行利用者端末機5および補助員端末機6は、各利用者、各先行利用者および補助員の人数に対応して複数存在する。
また、説明の便宜上、利用者と先行利用者とを別の者、利用者端末機4と先行利用者端末機5とを別の物として説明することもあるが、利用者とはこれから営業用車両を利用しようとする者であるのに対し、先行利用者とは現在営業用車両を利用中の者又は営業用車両を予約済みの者である。したがって、利用者が営業用車両を予約又は利用すると先行利用者となり、先行利用者が営業用車両の利用を終了すると利用者に戻ることになる。
サーバ1は、通信部11と、情報管理部12と、営業用車両管理部13と、補助作業管理部14とを備える情報処理装置である。サーバ1は、ハードウェア及びソフトウェアを備えたコンピュータにより構成され、プログラムを格納したROM(Read Only Memory)と、このROMに格納されたプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)と、アクセス可能な記憶装置として機能するRAM(Random Access Memory)とから構成される。なお、動作回路としては、CPU(Central Processing Unit)に代えて又はこれとともに、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いることができる。そして、上述した通信部11、情報管理部12、営業用車両管理部13、及び補助作業管理部14は、ROMに確立されたソフトウェアによって、後述する各機能を実現する。
通信部11は、インターネットなど、所定の無線電気通信回線網を介して無人運転車両2、有人運転車両3、利用者端末機4、先行利用者端末機5、補助員端末機6との間で情報通信を行う。通信部11は、利用者情報取得部111により、利用者の登録情報、利用者ID、外見的特徴、補助作業要求情報、相乗り要求情報、補助員との同乗を許可するかしないかの情報などを取得する。また車両運用情報取得部112は、サーバ1が管理する各営業用車両の現在位置情報、予約状況、残存する燃料・充電残量情報、また有人運転車両3の場合は各車両の運転手情報、更に各営業用車両を現在利用中の先行利用者の有無情報および先行利用者自身に関する情報を取得する。相乗り打診結果受信部113は、先行利用者が後から乗車する他の利用者との相乗りを承諾するか拒否したかの情報、および、同乗者への補助作業を打診された場合は、先行利用者が同乗してくる他の利用者への補助作業をすることを承諾したか拒否したかの結果を受診する。
利用者情報取得部111は、更に補助作業要求取得部1111と相乗り要求情報取得部1112と補助員同乗可否情報取得部1113とを備える。サーバ1は、所定の無線電気通信回線網を介して、利用者端末機4から利用者の希望する配車車両の条件として、補助作業要求取得部1111により、補助作業のサービスを希望するかしないかの補助作業要求情報を取得する。また、サーバ1は、相乗り要求情報取得部1112により、相乗り可能な車両を希望するかしないかの相乗り要求情報を取得する。また、サーバ1は、利用者が補助作業サービスを要求する場合、補助員同乗可否情報取得部1113により、乗車時に補助作業を提供された後にその作業をした補助員が同乗することを許可するかしないかの補助員同乗可否情報を取得する。
車両運用情報取得部112は、更に燃料・充電残量情報取得部1121と運転手情報取得部1122と先行利用者情報取得部1123とを備える。サーバ1は、燃料・充電残量情報取得部1121により、現在の各車両に残っている燃料もしくは電動車両の充電の残量情報を各営業用車両から取得する。また、サーバ1は、営業用車両が有人運転車両3の場合は、運転手情報取得部1122により、専属の運転手の性別、運転経歴、使用可能な言語、年齢情報などを後述する車両運用情報データベース122DBから取得する。更に、サーバ1は、各営業用車両に既に乗車中もしくは既に利用予約済みの先行利用者に関する情報として、年齢、性別、使用可能な言語情報などを後述する利用者情報データベース123DBから取得する。
相乗り打診結果受信部113は、更に同乗者補助作業打診結果受信部1131を備える。サーバ1は、同乗者補助作業打診結果受信部1131により、相乗りされる側の先行利用者が後から同乗を希望する他の利用者に対して、補助員や補助装置の代わりに補助作業を実施することへの承諾・拒否結果を受信する。
情報管理部12は、営業用車両運用システムを利用する権限を有する利用者に関する情報や、サーバの管理下にある複数の無人運転車両2、有人運転車両3、補助員および補助装置7に関する情報を記憶する。後述するように各営業用車両には車載制御装置が備えられているので、情報管理部12は、当該車載制御装置から送信されてくる無人運転車両2と有人運転車両3とのそれぞれの現在位置や利用者の乗降位置を、地図情報管理部121によって管理されている地図情報データベース121DBを基に記憶する。また利用者がいつ、どこで、どんな車両を、どこまで利用したいかの利用要求情報、管理下にある各営業用車両に関する情報、各有人運転車両3の運転手に関する情報および補助員並びに補助装置7に関する情報は、車両運用情報管理部122によって記憶され、車両運用情報データベース122DBに蓄積される。更に、情報管理部12は、利用者情報管理部123により、利用者に関する情報として、利用者が所持する利用者端末機4の認証情報、利用者を判別するための識別情報、利用者の外見的特徴を表す画像情報(例えば、顔画像)、及び相乗りする際に同乗者同士でどのような人物か分かるように性別、年齢、使用言語といった情報などを記憶する。利用者に関する情報は、利用者情報履歴として利用者情報データベース123DBに蓄積される。
営業用車両管理部13は、利用者端末機4を介してサーバ1にアクセスしてきた利用者が希望する車両を管理し、候補車両抽出部131によって利用者の希望に合致する複数台の車両を候補車両として抽出管理する。
候補車両を選択する方法は、無人運転車両2と有人運転車両3との現在の位置を考慮して選択するものである。また、候補車両抽出部131は、補助作業希望選択通知部1311と相乗り希望選択通知部1312とを備え、乗降等で補助作業の提供サービスを希望するか否かの選択と、相乗りを希望するか否かの選択とを、利用者に対して促す。利用者が、補助作業を希望した場合は、候補車両抽出部131は、補助員が居るまたは補助装置7を備える営業用車両を候補車両に選択する。また、利用者が、先行利用者が居る営業用車両を配車希望、つまり相乗りを要求した場合は、候補車両抽出部131は、候補車両の現在の位置と共に乗車可能な人数状況等を考慮して、利用者が相乗りを行うのに適した営業用車両を選択する。更に、各利用者端末機4からサーバ1へ送る入力情報として、性別や年代など利用者の個人情報を更に入力させる機能が付加されることによって、候補車両抽出部131は、人物の属性に基づいて利用者と相乗りするのに適した先行利用者及び相乗り可能な営業用車両を検索して選択することができる。
更に、利用者が相乗り車両を希望した場合、相乗り打診通知部135は、利用者が希望した営業用車両に既に乗車中、または利用者よりも先に乗車予約済みでこれから乗車する予定の先行利用者の先行利用者端末機5に対して相乗りを承諾するかの打診をする。これとともに、先行利用者目的地到着予想時間再算出部1351と先行利用者利用料金再算出部1352とによって算出される相乗りした場合の先行利用者の利用料金と目的地到着予想時間が、先行利用者の先行利用者端末機5に通知される。
サーバ1は、車両選択通知部132により、利用者端末機4に対して候補車両抽出部131によって抽出された候補車両からどの車両を配車希望するかの選択を促す通知をする。また、車両選択通知部132が候補車両の選択通知をする際、利用者が補助作業を希望する場合であって、かつ、システムが派遣する補助員、または有人運転車両3の場合は補助員を兼務する運転手、もしくは後述する相乗り時に先行利用者が補助作業を承諾している場合は、利用者に補助者情報も通知される。補助者情報は、先行利用者又は補助員の各々に関する性別、年齢および対応できる言語などの情報を含む。これにより、車両選択通知部132は、利用者がより嗜好に合った配車および補助サービスを享受できるように、利用者に情報提供することができる。
更にサーバ1は、配車・経路決定部133により、利用者が配車希望を決定した車両の現在位置から利用者の乗車位置までの経路、および利用者の乗車位置から利用者の目的地までの経路を決定する。そして、サーバ1は、配車指令出力部134により、配車車両に対して利用者の乗車位置および目的地に移動する指令を出力する。なお、配車経路、目的地への経路算出の際、利用者の現在位置を基点にしてもよい。
サーバ1は、乗車位置到着予想時間算出部136により、システムの管理下にある営業用車両が、利用要求している利用者の乗車位置に到着するまでに掛かる時間を算出する。また、サーバ1は、目的地到着予想時間算出部137により、各営業用車両が利用者の乗車位置を経由して目的地に到着するまでに掛かる時間を算出する。更に、サーバ1は、利用料金算出部138により、目的地到着までに掛かる利用料金を算出する。
補助作業管理部14は、利用者端末機4を介してサーバ1にアクセスしてきた利用者が希望する乗車降車の補助作業や荷物の積み降ろしなどの補助作業を管理する。補助作業管理部14は、補助作業指令出力部141、補助員・補助装置配置指令出力部142、同乗者補助作業打診通知部143を有する。
サーバ1は、補助作業指令出力部141により、各営業用車両の通信部、および各営業用車両に搭乗している補助員の所持する補助員端末機6もしくは補助作業を承諾してくれた先行利用者の所持する先行利用者端末機5に、これから乗車予定で補助作業を希望する利用者への補助作業の指令を出力する。なお、有人運転車両3の場合、サーバ1から有人運転車両3の通信部31に補助作業の指令を通知することで、通知を受けた有人運転車両3の専属の運転手が搭乗中の補助員に指示を伝えるとしてもよい。また、運転手が搭載中の補助装置7を操作して補助作業を実行するとしてもよいし、運転手自らが補助員を兼任して補助作業をしてもよい。また、補助装置7は、作業ロボットのように独立して補助作業が可能であり、且つサーバ1と通信可能な通信部を備えている場合、無線電気通信回線網を介してサーバ1から直接補助作業の指令を受診することで、利用者に補助サービスを提供してもよい。
また、補助員について前述では営業用車両に搭乗中と定義したが、サーバ1は、補助員・補助装置配置指令出力部142により、各営業用車両および補助員端末機6に対して、補助員をピックアップするよう指令を出すことで、利用者への補助作業を提供できるようにしてもよい。この場合、営業用車両は、利用者の乗車位置もしくは目的地での降車位置に配車車両とは別に直接集合した補助員をピックアップするか、又は配車予定車両が利用者の乗車位置もしくは目的地に走行する経路の途中で補助員をピックアップする。因みに、補助員をピックアップする場所は、例えば経路上の道路、営業用車両とともに待機させている待機ステーション、補助員の自宅付近など様々なケースがある。また、補助装置7は、営業用車両に備え付けで搭載されている必要は無く、利用者が乗車・降車する前の経路途中の道路や補助装置7が管理されている倉庫で、対象の営業用車両に搭載するようにしてもよい。搭載するのは、有人運転車両3の運転手や倉庫を管理している作業員などが想定される。
配車候補となりうる営業用車両に乗車中もしくはこれから乗車予定の先行利用者が居る場合、サーバ1は、同乗者補助作業打診通知部143により、各営業用車両に乗車中の先行利用者の先行利用者端末機5に対して、これから相乗りする可能性のある利用者への補助作業を打診する。先行利用者が補助作業をすることを承諾した場合には、サーバ1は候補車両抽出部131により、その先行利用者が居る営業用車両を、補助作業及び相乗りを希望する利用者への配車候補車両として抽出するようにしてもよい。
更に、サーバ1は、同乗者補助作業打診を通知する際に、同乗者補助作業対価算出部1431によって、先行利用者が補助作業した場合の対価に相当する金額を算出する。例えば、同乗者補助作業対価算出部1431は、現在提示されている先行利用者の当該営業用車両運用システムの利用料金の減額料金、もしくは次回以降の当該システムの利用料金の割引ができる割引クーポンの減額料金を算出する。そして、サーバ1が、その特典情報を先行利用者端末機5に提示することで、先行利用者が相乗りを希望する利用者への補助作業を積極的に承諾するのを促進させることができる。
無人運転車両2は、サーバ1から通知された経路に沿って無人で自動的に走行する自動運転制御部24を備える。なお、本実施例における営業用車両運用システムは、車種や性能の異なる様々な営業用車両が複数台混在して運用されることを想定している。具体的には、車載電池(二次電池若しくは燃料電池)又は発電用内燃機関の電力により走行する電気自動車、ガソリン、軽油又は水素を燃料とする内燃機関により走行する自動車、これらのハイブリッド自動車、自動変速機を備える自動車、手動変速機を備える自動車、小型自動車・中型自動車・大型自動車、ミニバン型・セダン型などといった車両タイプなどである。また、自動運転と手動運転とを利用者が切替え可能といった性能の異なる自動車も含まれていてもよい。上記のような車種や性能に関する情報が予めサーバ1に登録されているものとする。
無人運転車両2には、本実施例の営業用車両運用システムに対応する各種制御機能を担う車載制御装置が搭載されている。車載制御装置は、通信部21、位置検出部22、利用状況判別部23、自動運転制御部24、人物検索部25、利用者認証部26、運転切替部27を備えている。
無人運転車両2は、通信部21により、インターネットなどの所定の無線電気通信回線網を介してサーバ1との間で双方向の情報通信を行う。
無人運転車両2は、位置検出部22により、例えばGPS等の衛星測位や車速センサ、ジャイロセンサ、加速度センサを用いる自律測位機能を用いて、自車両の現在位置を検出する。検出された現在位置情報は、サーバ1に送信され、無人運転車両2の位置把握に利用される。また、測定された現在位置の情報は、自車両の自動運転にも利用される。
無人運転車両2は、利用状況判別部23により、先行利用者が対象の車両に乗車しているか否かを判断する。具体的には、乗員席に人が座っているか否かを検知する着座センサ、シートベルトが装着されているか否かを検知するシートベルトセンサまたは車内に設けられたカメラ等による検知結果に基づいて、先行利用者が自車両を利用中か否かが判断される。
無人運転車両2は、自動運転制御部24により、加速、減速、操舵の全ての運転操作を自動的に行い、自車両を所定の目的地までの経路に沿って走行する。具体的には、無人運転車両2は、自車両の現在位置と地図情報とを比較しながら、目的地までの経路に沿って走行する。また、無人運転車両2は、搭載されたレーダーやカメラ等のセンサにより、車両や人等の他の交通や、信号、標識、標示、道路形状、障害物といった様々な周辺状況を把握して、安全な走行に必要な加速、減速、操舵の動作を決定する。そして、決定した動作に応じて無人運転車両2の加減速操作及び操舵操作に関する各種アクチュエータが制御される。
無人運転車両2は、利用者の乗車位置付近に到着すると、人物検索部25により、サーバ1の利用者情報データベース123DBに登録されている利用者の外見的特徴情報に基づいて利用者を検索する。例えば車外カメラを用いて、自車両周辺の人物の顔や服装、外見的特徴と登録されている利用者情報との一致度で、利用者を検索して特定する。特定すべき利用者が発見できた場合は、無人運転車両2は、自車両の周辺にいる利用者へスピーカによって音声メッセージを出力し、または電光表示器によってメッセージを表示し、利用者に自車両への注意を促し、利用者が乗車できる位置に停車する。また、無人運転車両2は、所定の地点への経路の途中で補助員を搭乗する場合、利用者を乗車位置付近で検索したのと同様に、搭乗場所付近に到着すると、サーバ1の運用情報データベースに登録されている補助員の顔や服装、外見的特徴と登録されている補助員に関する情報との一致度で、補助員を検索して特定する。また、利用者や補助員を発見した後の処理で、各営業用車両はサーバ1の通信部11を経由して、利用者端末機4や補助員端末機6に発見した旨を通知するようにしてもよい。
無人運転車両2は、利用者認証部26により、人物検索部25で特定した人物が正しい利用者かどうか、および正しい補助員かどうかを判別し、その人物の乗車可否を判断する。例えば、利用者が携帯する利用者端末機4から利用者毎に割り当てられる利用者IDをサーバ1の通信部を介して無人運転車両2に通知することで、人物検索部25で特定した人物が配車予約をした利用者かどうかを認証する。そして、正しい利用者だと認証されると、車両ドアの開錠制御が行われ、利用者が乗車できるようになる。補助員の場合も同様に、例えば各補助員に割り当てられた補助員登録IDを用いて、搭乗すべき補助員であるかどうかが認証される。
無人運転車両2は、運転切替部27により、利用者の意思で目的地まで自動運転を行うモードと、利用者が自ら運転するモードとを切り替える。これにより、利用者が無人運転車両2に乗車した後、目的地まで自動運転で走行するか、利用者が手動運転で走行するかを、利用者自らが選択できるようにする。
有人運転車両3は、専属の運転手が車両を走行させる車両であり、無人運転車両2において自動運転に関する機能がない車両又は自動運転に関する機能があっても実際にはこれを用いないで走行する車両である。通信部31、位置検出部32、利用状況判別部33については無人運転車両2と同様なので、その説明の記載を本実施形態の有人運転車両3に援用する。また有人運転車両3における人物検索部と利用者認証部については、専属の運転手自身が、自車両周辺の状況、利用者情報および運用情報に基づいて、特定の利用者および補助員を検索および認証するものとする。
利用者端末機4は、当該営業用車両運用システムの無人運転車両2または有人運転車両3を利用する利用者によって携帯される、スマートフォン,PDA,携帯PCなどの情報通信端末機である。利用者端末機4は、通信部41、位置検出部42、情報入力部43、情報表示部44を備える。
通信部41は、インターネットなどの所定の無線電気通信回線網を介してサーバ1との間で双方向の情報通信を行う。位置検出部42は、例えばGPS等の衛星測位を用いて、自端末機の現在位置を測定する。測定された現在位置情報は、サーバ1に送信され、サーバ1において利用者端末機4を所持する利用者の位置の把握に利用される。
情報入力部43は、利用者が利用者端末機4に情報を入力するためのユーザーインターフェースである。利用者は情報入力部43を利用して無人運転車両2または有人運転車両3を利用するために必要な各種情報と、補助作業および相乗りを希望するか否かの要求情報とを入力し、通信部41によりサーバ1に入力された情報を通信する。情報表示部44は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置に利用可能な営業用車両に関する車両情報、利用者個人の当該営業用車両運用システムの利用履歴や登録情報といった利用者情報などを表示する。
先行利用者端末機5は、当該営業用車両運用システムの無人運転車両2もしくは有人運転車両3に乗車中または既に乗車予約済みでこれから乗車する予定の先行利用者によって携帯される情報通信端末機である。上述したとおり、先行利用者端末機5は、利用者端末機4に比べて利用者が携帯する物か先行利用者が携帯する物かの違いだけであり、利用者端末機4と同様に、通信部51、位置検出部52、情報入力部53および情報表示部54を有する。先行利用者端末機5は、利用者端末機4から受けた相乗り打診通知をサーバ1の通信部11を経由して受信し、先行利用者は、その相乗り打診通知に対して打診受諾か拒否を返答する。更に、利用者端末機4から要求される補助作業の要求に対して、先行利用者端末機5は、相乗り時に補助員または補助装置7の代わりに補助作業をしてもらえないかの打診通知をサーバ1の通信部11を経由して受信する。先行利用者は、その作業打診を受諾するか拒否するかを返答する。
補助員端末機6は、当該営業用車両運用システムの利用者の乗降や荷物の積載・荷下ろし作業などを補助する作業員によって携帯される、スマートフォン,PDA,携帯PCなどの情報通信端末機である。補助員端末機6は、当該営業用車両運用システムを提供する事業者等から支給されるものでもよいし、各補助員の所持する個人の情報通信端末機でも構わない。補助員端末機6は、通信部61、位置検出部62、情報入力部63、情報表示部64を備える。
通信部61は、インターネットなどの所定の無線電気通信回線網を介してサーバ1との間で双方向の情報通信を行う。位置検出部62は、例えばGPS等の衛星測位を用いて、自端末機の現在位置を測定する。測定された現在位置情報は、サーバ1に送信され、サーバ1において補助員端末機6を所持する補助員の位置の把握に利用される。
情報入力部63は、補助員が補助員端末機6に情報を入力するためのユーザーインターフェースである。補助員は情報入力部63を利用して自身が補助作業を出来る日付や時間帯などの情報を入力し、情報入力部63に入力された情報をサーバ1が通信部11を介して車両運用情報として取得することで、当該補助員の補助作業のスケジュールを管理する。情報表示部64は、例えば、液晶ディスプレイ等の表示装置に、補助員に対して、補助作業の指令の通知、所定の位置での営業用車両への搭乗指示、補助作業後の降車指示、搭乗指示された営業用車両に関する車両情報、補助作業を要求する利用者の利用者情報、補助員の補助作業スケジュール情報、補助員自身の登録情報などを表示する。
補助装置7は、当該営業用車両運用システムの利用者の乗降作業や荷物の積載・荷下ろしの作業などを補助するリフトアップマシーン、車椅子乗降機、乗降作業ロボットなどの作業機器である。補助装置7は、営業用車両に専用で常設されていてもよい。また、補助装置7は、常設ではなくステーションの倉庫などで管理されて、必要に応じて各営業用車両に搭載されてもよい。
次に、サーバ1が備える各機能によって実行される処理手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。尚、図2のフローチャートは、例えば1サンプリング10[ms]のように一定時間毎に繰り返し演算される。
ステップS100では、サーバ1は、図1の各利用者端末機4から利用要求のアクセスを受け付ける。利用者端末機4から送信すべき利用要求には、利用者の識別情報と利用者の位置情報に加え、利用者が利用者端末機4を操作して入力する希望乗車位置情報と、目的地情報と、乗車人数情報と、候補車両条件とが含まれる。ここでは、サーバ1は予め利用登録されている利用者の識別情報と、利用者端末機4から受信した識別情報とを照合することによりどの利用者かを判別する。利用者からの利用要求が無い場合、ステップS200において、サーバ1は、図1の無人運転車両2または有人運転車両3に対して、回送またはステーション待機の指示を送信する。
ステップS100で、ある利用者端末機4からの利用要求アクセスを受信した場合、ステップS101へ進み、サーバ1は、利用者端末機4から利用者情報を取得する。ここで取得する利用者情報には、利用者の位置情報と、希望乗車位置情報と、目的地情報と、乗車人数情報と、候補車両条件とが含まれる。利用者の位置情報は、利用者の現在位置を表す情報であり、位置検出部42により検出されて送信される。希望乗車位置情報は、乗車する場所の希望内容を表す情報である。この希望乗車位置情報は、ある特定の地点を表す情報であってもよいし、利用者の現在位置周辺といった範囲を示す情報であってもよい。目的地情報は、利用者が無人運転車両2または有人運転車両3に乗車して移動する目的地を表す情報である。候補車両条件は、予め利用者の希望を満たす車両を候補車両に選ぶように要求する条件であり、例えば営業用車両が希望乗車位置に到着してほしい時間の制限や運転手の性別を女性に限定するなどといった条件である。これら希望乗車位置情報、目的地情報、乗車人数情報および候補車両条件は、利用者自身が利用者端末機4を操作することで入力されて送信される。
ステップS102では、サーバ1は、各無人運転車両2および各有人運転車両3から車両運用情報を取得する。ここで取得する車両運用情報には、各営業用車両に関する位置情報と、車両タイプ情報と、先行利用者情報と、燃料・充電残量情報とが含まれる。車両位置情報は、各営業用車両の現在位置を表す情報である。車両タイプ情報は、ミニバン型やセダン型などといった車両タイプや具体的な車種・車両型式といった情報である。先行利用者情報は、先行利用者が各営業用車両に乗車中または乗車予約済みであるか否か、及びその利用人数を表す情報である。燃料・充電残量情報は、各営業用車両の燃料の残量、あるいは電動車両の充電残量を表す情報であり、各営業用車両の航続距離の把握に用いられる。更に、有人運転車両3の場合、各車両の運転手情報として運転手の性別情報、運転経歴情報、運転手が対応可能な言語情報などが取得される。
ステップS103では、利用者が営業用車両に乗降時の補助作業を希望するか否か、および相乗りを希望するか否かの選択が利用者端末機4に通知される。図11は、利用者端末機4に通知する画面の一例である。図11は、利用者が選択通知を受けて、補助作業を希望、且つ相乗りを希望する選択をした結果を示した例である。
ステップS104では、ステップS101で取得した利用者情報、ステップS102で取得した車両運用情報およびステップS103で取得した乗車/降車時の補助作業および相乗り希望情報に基づいて、利用者に提示する候補車両が抽出される。具体的には、利用者の現在地付近にあって、利用者を乗車させられる座席確保が可能な車両、且つ利用者の希望する乗車降車時それぞれの補助作業および相乗り希望の要求を満足させられる候補車両のうち、無人運転車両2及び有人運転車両3の各現在位置から利用者の希望する乗車位置までの到着時間が短い車両が優先的に抽出される。優先する指標は、希望する車両タイプ順、または乗車可能な人数が同乗希望する人数よりも多い順、利用料金の少ない順、運転手の運転経歴が長い順などを選択できるようにしてもよい。また、配車可能な複数の候補車両は、候補車両の現在位置から利用者の乗車位置を経由し、利用者の目的地までを最短経路で移動することが可能な燃料または充電の残量が確保されている車両の中から抽出することが望ましい。
ステップS105とステップS106では、サーバ1は、抽出された複数の候補車両の現在地から利用者の希望する乗車位置に到着するまでの乗車位置到着予想走行時間と、利用者の希望する乗車位置を経由して目的地に到着するまでの目的地到着予想走行時間とを、候補車両毎に算出する。当該ステップS105,S106の処理では、サーバ1は、走行時間ではなく、現在時刻を基準にした各到着予想時刻を算出してもよい。
ステップS107では、抽出された複数の候補車両それぞれを利用者が利用し、希望する乗車位置から目的地まで乗車した場合の利用料金が算出される。
ステップS108では、ステップS103~S107で抽出および算出した結果が利用者端末機4に通知される。図12に利用者端末機4に通知する画面の一例を示す。図12は、利用者が乗車・降車の補助作業を希望し、且つ相乗りを希望した場合の候補車両情報を通知した例である。車両の候補として無人運転車両2か有人運転車両3かの情報の他に、利用者は乗車時および降車時両方の補助を希望しているので、乗降時の補助は誰が行うか、移動中は補助員が同乗するか否かの情報が通知される。また、図12は、利用者の乗車位置までの走行時間、利用者の乗車位置を経由して目的地までの走行時間、目的地までの利用料金、候補車両が有人運転車両3である場合の運転手情報と候補車両を現在利用中または先に利用予約済みの先行利用の人数を通知した例である。詳細な情報を提示することで、より個人の嗜好に合った営業用車両を利用者が自ら選択することが可能となる。なお、候補車両が多数存在し、一の画面では表示できない場合は利用者端末機4の画面をスクロールすることで全ての候補車両が表示されるようになっている。
なお、ステップS104~S107の各ステップで算出、表示される情報は、図12に示すように全ての項目ではなく、一部の項目であっても構わない。少なくとも乗降補助サービスに関する情報を通知することで、利用者は自身の希望する乗降時の補助作業を提供可能である車両を、利用者自身の嗜好又は用途に応じて選択することができる。
利用者は、ステップS108で提示された複数の候補車両から、利用者端末機を使って希望する車両の配車選択ボタンを押すことでサーバ1に配車を希望する車両を通知する。図12は、車両Aを利用者が配車選択した際の具体的な一例であり、選択した車両の配車選択ボタンの背景色を変えるなどして選択したことが分かるよう示している。
ステップS109では、利用者がステップS108で提示された候補車両の中から希望車両を選択したか否か、及び選択した希望車両が、先行利用者の居る車両か居ない車両なのかが判断される。先行利用者が居ない営業用車両を利用者が選択した場合、サーバ1は後述するステップS113にて配車車両と利用者の希望する乗車位置から目的地までの経路とを決定する。先行利用者が居る営業用車両を利用者が選択した場合、サーバ1は後述するステップS110へと処理を進める。また、ステップS108で通知した車両候補の中に利用者が希望する車両が無かった場合は、候補車両の抽出条件を変えて、サーバ1は、ステップS104からの処理を繰り返す。例えば、ステップS109で利用者が車両を決定しなかった要因として、営業用車両が利用者の希望乗車位置までに到着するのにかかる時間の条件が短すぎることがある場合、サーバ1は、希望乗車位置までにかかる時間が先の条件より長い営業用車両も候補車両に含めるように条件を緩和する。
ステップS110では、これから乗車予定の利用者の希望する乗車位置まで、又はこれから乗車予定の利用者の目的地まで迂回した際に、現在乗車中もしくは乗車予約済みの先行利用者の目的地到着時間がどれくらい遅延するか、また相乗りをすることでどれくらい料金が割引になるかが算出される。ステップS109において利用者が選択した車両が、先行利用者が居る営業用車両である場合、すなわち利用者は相乗りでも構わないとして希望する配車車両を選択した場合、今度は後述するステップS111にて、サーバ1は、その先行利用者に対し、相乗りの希望を承諾するか否かを問い合わせる。先行利用者にとっては、そもそも相乗り自体を希望しない場合や、相乗りは承諾するものの相乗りすることによって目的地への到着時刻が遅れて問題が生じる場合が考えられる。そのため、サーバ1は、利用者と相乗りした場合の先行利用者の目的地到着時間及び利用料金を再算出し、相乗り打診通知の際にそれら情報を先行利用者に提示することで、相乗り可否判断しやすくなるように促す。到着時間の遅延については迂回する経路に従って算出され、割引料金については例えば、同乗している間の経路は同乗者同士で等分するなどと規定して算出される。
ステップS111では、現在利用者が配車を希望選択した営業用車両に乗車中または先に乗車予約済みの各先行利用者の先行利用者端末機5に、ステップS110で算出した結果とともに利用者を追加してもいいかどうかの相乗り打診が通知される。図13は、現在乗車中または先に乗車予約済みの各先行利用者端末機5に通知する画面の一例である。先行利用者端末機5には、先行利用者の目的地到着予定時刻の変更前後、先行利用者の利用料金の変更前後、相乗りによる割引される料金および相乗り要求している利用者が乗降時の補助を希望しているかどうかの情報が合わせて通知される。更にこの例では、先行利用者端末機5には、相乗りしてくる利用者への補助作業を承諾するか拒否するかの選択を促す通知がされる。なお、図13は、相乗り及び補助作業を求める利用者への乗降等の補助作業を自ら実施する事を先行利用者が承諾した結果の一例である。図13に示す通知の例では、相乗りに対する打診と利用者への補助作業提供に対する打診との結果を分けるために、相乗り及び補助作業の両方を許可する選択肢、相乗りは許可するが補助作業はできないとする選択肢及び相乗りそのものを拒否する選択肢の3つの選択肢をボタンで選ぶことができるようになっている。
ステップS112では、利用者が配車選択した車両を既に利用中もしくは利用予約している全ての先行利用者が、利用者の相乗りを承諾したか拒否したかが判断される。全ての先行利用者が相乗りを承諾した場合、サーバ1は後述するステップS113にて配車車両と、その決定した配車車両が利用者の希望する乗車位置と、目的地まで走行する経路とを決定する。サーバ1は、いずれかの先行利用者が一人でも相乗りを拒否した場合、候補車両の抽出条件を変えて、ステップS104からの処理を繰り返す。この場合、抽出条件を広げてもよいし、単純に拒否された車両だけを除いて、前回抽出した候補車両を再度利用者端末機4に選択通知してもよい。
ステップS113では、サーバ1は、利用者が選択した営業用車両を配車車両として決定する。また、サーバ1は、決定した営業用車両に対して、自車両の現在位置から利用者の乗車予定位置を経由し、利用者の目的地まで至るための経路を決定する。また、サーバ1は、利用者によって補助作業の要求がなされた場合、補助作業の指令を、有人運転車両3の場合は通信部31を介して運転手兼補助員に通知する。また、サーバ1は、補助作業の指令を、専門の補助員の所有する補助員端末機6に通知してもよい。また、先行利用者が補助作業を承諾している場合は、サーバ1は、補助作業の指令を先行利用者端末機5に通知する。
ステップS113における配車車両の決定処理を図3~図10に示す。
図3は、候補車両の抽出フローである。
図3において、サーバ1は、ステップS300~ステップS302の処理で利用者が希望する車両を、補助作業の希望有無、相乗りの希望有無の組み合わせの4パターンで分類する。図3のAへの分岐、つまり補助作業を希望し、且つ相乗りを希望する場合は、サーバ1による制御は、図4に示す処理に進む。
図4において、サーバ1は、ステップS400で利用者が専属の運転手付きの有人運転車両を希望しているか否かを判定する。専属の運転手付きの車両を希望している場合、サーバ1は、ステップS401において、先行利用者が乗車中もしくは乗車予約済みで、利用者の乗車までの到着時間が最短である有人運転車両3を配車車両と決定し、経路算出する。本実施例の場合、運転手を補助員兼任として車両運用されることとするが、当該有人運転車両3に運転手の他に補助員を搭乗させるか、または補助装置7を搭載することで補助作業を提供可能にしてもよい。また、相乗りを希望する利用者への補助を承諾している先行利用者が補助員の代わりを担うことで車両運用されてもよい。利用者が有人運転車両3を希望していない場合、サーバ1は、ステップS402において、補助員が搭乗しているか、もしくは補助装置7が搭載されている無人運転車両2であって、乗車場所までの到着時間が最短の車両を、配車車両と決定して経路算出する。また、サーバ1は、相乗りを希望する利用者への補助を承諾している先行利用者が現在乗車中か乗車予約済みである無人運転車両2であって、乗車場所までの到着時間が最短の車両を、配車車両と決定して経路算出してもよい。本実施例において、利用者が乗車時、降車時の両方、もしくはいずれか一方のみで補助作業を希望する場合分けについては、以降の実施例及び図5~8にて後述する。
図3に戻り、図3のBへの分岐、つまり、利用者が補助作業を希望し、且つ相乗りを希望しない車両の場合、図5に示す処理に進む。
図5において、サーバ1は、ステップS500で、利用者が専属の運転手付きの有人運転車両3を希望しているか否かを判定する。利用者が有人運転車両3を希望している場合、サーバ1は、ステップS501において、先行利用者が居なく、利用者の乗車位置までの到着時間が最短到着時間の有人運転車両3を配車車両と決定し、経路算出する。補助作業する補助員や補助装置についての処理は、図4のステップS401の処理を援用する。利用者が有人運転車両3を希望していない場合、サーバ1は、ステップS502において、補助作業が乗車時と降車時の両方必要か否かを判定する。利用者が無人運転車両2の配車を希望し、且つ乗車時、降車時の両方で補助を希望する場合は、サーバ1による制御は、B1への分岐を経て図6に示す処理に進む。利用者が無人運転車両2の配車を希望し、且つ乗車時、降車時いずれか一方の補助を必要するとする場合は、サーバ1による制御は、ステップS503において、B2又はB3への分岐へ進む。すなわち、利用者が乗車時のみ補助を希望する場合は、サーバ1による制御は、B2への分岐を経て図7に示す処理へ進む。利用者が降車時のみ補助を希望する場合は、サーバ1による制御は、B3への分岐を経て図8に示す処理へ進む。
図6において、サーバ1は、ステップS600で、到着予測時間P,Q,Rを算出して比較する。到着予測時間Pは、先行利用者が居なく且つ補助員が搭乗中の無人運転車両2が現在位置から利用者の乗車位置へ到着するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Qは、先行利用者が居なく且つ補助員が不在の無人運転車両2が、補助作業を希望する利用者のために待機ステーションや路上などで待機中の補助員を経路途中でピックアップした後に利用者の乗車位置へ到着するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Rは、先行利用者が居なく且つ補助員が不在の無人運転車両2が、待機中の補助員とは別々に利用者の乗車位置へ向かい、その後利用者の乗車位置で利用者及び補助員と合流するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Pが最も短い時間の場合、ステップS601では、サーバ1は、先行利用者が居なく且つ補助員が搭乗中の無人運転車両2を配車車両と決定し、利用者の乗車位置を経由して目的地へ向かう経路を算出する。到着予測時間Qが最も短い場合、ステップS602において、サーバ1は、先行利用者が居なく且つ補助員が不在であって補助装置も未搭載の無人運転車両2を配車車両として決定し、待機中の補助員をピックアップしてから利用者の乗車位置を経由し目的地へ向かう経路を算出する。そして、サーバ1は、当該車両に対し、対象の補助員を所定位置でピックアップする指令を出し、待機中の補助員の補助員端末機6には所定位置で当該車両に搭乗する旨を通知する。到着予測時間Rが最も短い場合、ステップS603において、サーバ1は、先行利用者が居なく且つ補助員が不在の無人運転車両2を配車車両として決定し、利用者の乗車位置を経由して目的地へ向かう経路を算出する。さらに、サーバ1は、待機中の補助員の補助員端末機6に、利用者への補助作業を行う指令および利用者の乗車位置まで直接移動する指令を通知する。
次にステップS604では、サーバ1は、利用者が目的地まで補助員の同乗を希望しているか否かの判断をする。利用者が同乗を希望している場合、サーバ1は、ステップS605において、ステップS601~S603の補助員の補助員端末機6又は補助装置7に対して、利用者乗車時の補助作業指令を通知するともに、作業後は補助員が当該営業用車両に同乗して目的地まで向かうよう通知する。利用者が補助員の同乗を希望していない場合、サーバ1は、ステップS606において、ステップS601~S603の補助員の補助員端末機6に、利用者乗車時の補助作業指令を通知するともに、補助作業後は下車して次の補助作業の指令があるまで周辺等に待機するよう通知する。補助員が目的地まで同乗しない場合は新たに降車時の補助員を目的地に向かわせる必要があるため、サーバ1による制御は、ステップS607以降の処理に進む。
サーバ1は、ステップS607で、到着予測時間X,Y,Zを算出して比較する。到着予測時間Xは、先行利用者が居なく且つ補助員が搭乗中の無人運転車両2もしくは有人運転車両3が現在位置から利用者の目的地へ到着するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Yは、先行利用者が居なく且つ補助員が不在の無人運転車両2が、次のシステム利用者のために待機ステーションや路上などで待機中の補助員を利用者の乗車位置への経路途中でピックアップした後に、利用者の目的地へ到着するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Zは、利用者の目的地近くで待機中の補助員が、利用者の乗車する営業用車両とは別々に目的地に移動し、利用者が利用する車両と目的地にて合流した場合に、当該車両が現在位置から利用者の目的地へ到着するまでにかかると予測される最短時間である。到着予測時間Xが最も短い場合、サーバ1は、ステップS608にて、利用客及び利用予約客が居なく補助員が搭乗中の営業用車両に対して、利用者の目的地にて降車時の補助作業をする補助員を派遣する指令を出す。ステップS608において、補助員を派遣する車両が有人運転車両3の場合、専門の補助員ではなく運転手が補助員を兼務してもよい。到着予測時間Yが最も短い場合、サーバ1は、ステップS609にて、対象となる無人運転車両2に対して、待機中の補助員をピックアップして利用者の目的地に補助員を派遣する指令を出すとともに、対象の補助員の補助員端末機6に当該車両への搭乗するよう指令を出す。到着予測時間Zが最も短い場合、サーバ1は、ステップS610にて、対象の補助員の補助員端末機6に、利用者の目的地に直接移動する指令を出す。
サーバ1は、ステップS611では、ステップS605、S608~S610の補助員の補助員端末機6に対して降車時の補助作業をする指令を通知する。または、サーバ1は、利用者自身に補助装置7の使用をするよう通知してもよい。また、補助装置7がロボットであり、サーバ1からの指令を受信可能な場合は、補助装置7が通知を受け次第、補助作業を開始するようにしてもよい。
図7は、利用者が乗車時の補助のみを希望している場合の処理である。この処理は、図6に示す処理から降車時の補助に関する処理を除外したものである。ステップS700~ステップS706の処理は、図6のステップ600~ステップS606を援用する。因みに、相乗りを非希望で乗車時のみ補助作業を要求する利用者に、配車車両である無人運転車両2への補助員同乗の希望有無を確認するのは、目的地に到着するまでの不測の事態に備えて安全のために、利用者が補助員の同乗を希望することが想定されるからである。また、利用者が、目的地到着までの話し相手を必要とするために、補助員の同乗を希望することも想定されている。
図8は、降車時の補助のみを希望している場合の処理である。先ず、サーバ1は、ステップS800で、利用者が目的地へ移動中での補助員の同乗を希望しているか否かの判断をする。すなわち、乗車時の補助を家族等がする場合は、利用者は補助員の同乗を希望せず、降車場所にのみ補助員がいることを希望する場合もあることが想定される。
ステップS800で、利用者が補助員の同乗を希望している場合、サーバ1による制御は、ステップS801~ステップS804の処理に進む。ステップS801~ステップS804の処理は、図6のステップS600~ステップS603を援用する。ステップS800で、利用者が目的地まで補助員の同乗を希望していない場合、降車時の補助作業をする補助員を利用者の目的地に派遣する必要があるため、サーバ1による制御は、ステップS805以降の処理に進む。ステップS805~ステップS809の処理は、図6のステップS607~ステップS611の処理を援用する。
図3に戻り、図3のCへの分岐、つまり利用者が乗車時および降車時ともに補助を希望しない且つ相乗りを希望する場合、サーバ1による制御は、図9に示す処理に進む。図9において、サーバ1は、ステップS900で、利用者が有人運転車両3を配車希望しているか否かを判定する。利用者が有人運転車両3を希望している場合、サーバ1は、ステップS901において、先行利用者が居て、利用者の乗車位置までの到着時間が最短の有人運転車両3を配車車両と決定し、経路算出する。利用者が有人運転車両3を希望していない場合は、サーバ1は、ステップS902において、先行利用者が居て、乗車場所までの到着時間が最短の無人運転車両2を配車車両と決定し、経路算出する。
図3に戻り、図3のDへの分岐、つまり乗降時の補助を希望しない且つ相乗りも希望しない車両の場合、サーバ1による制御は、図10に示す処理に進む。図10において、サーバ1は、ステップS1000で、利用者が有人運転車両3を希望しているか否かを判定する。利用者が有人運転車両3を希望している場合、サーバ1は、ステップS1001において、先行利用者が不在で、利用者の乗車位置までの到着時間が最短の有人運転車両3を配車車両と決定し、経路算出する。利用者が有人運転車両3を希望していない場合、サーバ1は、ステップS902において、先行利用者が不在で、利用者の乗車位置までの到着時間が最短の無人運転車両2を配車車両と決定し、経路算出する。
ステップS114では、サーバ1は、配車予定車両に該当する無人運転車両2または有人運転車両3に対して、配車車両に選定した旨を表す配車確定情報と、ステップS113で決定した経路情報とを送信するとともに、利用者の希望する乗車位置への配車指示を出力する。決定した営業用車両が、無人運転車両2の場合、通知を受信した後、乗車予定場所へ向けて自動運転を開始する。決定した営業用車両が有人運転車両3の場合、通知を受信した後に経路情報が車載ナビゲーション装置に入力され、乗車予定場所へ向けて運転手が自車両の走行を開始する。
ステップS115では、サーバ1は、決定した配車予定車両の情報を表す配車確定情報と、確定した配車車両の現在位置情報とを利用者端末機4に通知する。
サーバ1は、ステップS116では、車両位置情報に基づいて、配車車両が利用者の希望する乗車位置に到着したか否かを判定する。乗車位置に到着していない場合、サーバ1による制御は、ステップS115へ戻り、配車車両の現在位置情報が利用者端末機4に逐次送信されることで、利用者へ配車車両が確実に接近していることが通知される。配車車両が乗車位置付近に到着した場合、ステップS117で利用者が検索される。
ステップS117では、配車車両が専属の運転手付きの有人運転車両3であった場合、ステップS100で受け付けた利用者に関する識別情報を基に、専属の運転手が利用者を目視で捜す。これに対して、配車車両が無人運転車両2であった場合、ステップS100で受け付けた利用者に関する識別情報を基に、レーダーやカメラ等のセンサが、周辺環境の中から利用者の外見的特徴に適合する人物を検索する。利用者を発見して検索が終了するまで、制御はステップS117を繰り返す。利用者を認識できた場合は、配車車両は、自車両の周辺にいる利用者へスピーカにより音声メッセージを出力する、または電光表示器によってメッセージを表示する。または、通信部21,31が、サーバ1を経由して無線電気通信回線網を介して、利用者端末機4に、乗車位置に自車両が到着したことを通知する。これにより、配車車両は、利用者に自車両への注意を促し、利用者が乗車できる位置に停車する。
ステップS118では、検索した人物が配車希望した利用者本人であるかどうかが認証される。具体的には、利用者の持つ利用者端末機4から利用者毎に割り当てられる利用者IDをサーバ1の通信部11を介して無人運転車両2、または有人運転車両3の専属運転手に通知することで、特定した利用者に割り当てられた当該利用者IDの照合が行われる。利用者IDの照合により正当な利用者だと認証されれば、無人運転車両2、または有人運転車両3の車両ドアの開錠制御が行われ、利用者が乗車できるようになる。認証が不整合だった場合、制御はステップS117に戻り、周辺に正当な利用者が居ないかが再度検索される。もしくは、先に特定した人物に対して、再度利用者IDの照合要求を出すなどしてもよい。
ステップS117とS118の処理において、当該利用者は単に配車予約するだけで、実際に乗車する人物が利用者の友人や家族という別人物である場合も考えられる。その場合、利用者は利用要求をする際、実際に乗車する人物の外見的特徴及び利用者IDを含む利用者情報をサーバ1に通知し登録しておくことで、実際に乗車する人物を検索および認証できるようにすることとする。もしくは、利用要求した利用者が持つ利用者ID情報を、実際に乗車する人物の所有する端末機に送信するなどして、一時的に実際の利用者が乗車できるように認証作業を行えるようにしてもよい。
ステップS119では、サーバ1は、利用者が乗車したことを確認し、営業用車両に発進指令を出力する。有人運転車両3の場合は、運転手による確認結果がサーバ1に通知される。無人運転車両2の場合、車両に搭載された着座センサで乗車判断がされるか、又は、利用者が乗車完了した旨を利用者端末機4からサーバ1に通知することで乗車が確認される。利用者の乗車が確認された場合、サーバ1は、対象の営業用車両に発進するように指令を出す。
ステップS120では、サーバ1は、車両位置情報に基づいて、配車車両が利用者の目的地に到着したか否かを判定する。目的地に到着した場合、サーバ1は、営業用車両に利用者が降車できる位置に車両を停車するよう指令出力し、利用者の降車を促す。
ステップS121では、サーバ1は、利用者が降車したことを確認する。例えば、利用者が、利用者端末機4を操作することで、降車完了した旨をサーバ1に通知する。サーバ1は、利用者の降車完了が確認できた場合、利用者に最終的な利用料金の通知を行う。
ステップS200では、サーバ1は各営業用車両に対して、次の利用要求があるまで周辺の道路を回送するか、もしくは既定の駐車場や当該システムが専用で管理するステーションで待機をする旨を指示する。
以上のとおり、本実施形態の営業用車両運用システムによれば、以下の効果を奏する。
本実施形態の営業用車両運用システムは、利用者からの配車車両への乗降時における補助作業の要否をシステムの管理するサーバへ通知することで、利用者に補助作業サービスを提供できる車両が配車される。これにより、当該システムへの満足度を高めることができるとともに、補助作業の要否に基づいて適材適所に営業用車両が配車されるため、無駄なエネルギー消費を抑制できるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、各営業用車両の現在位置、現在の利用状況及び補助作業対応可否に関する情報を取得することで、利用者が要求するサービスを提供可能な配車候補の車両を利用者に事前に提示し、利用者の要望に最も合致した車両を利用者自ら選択できる。そのため、より利用者のサービスへの満足度を高めることができるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、利用者から乗車時および降車時それぞれで補助作業の要否を確認できるため、利用者が要求するタイミングで補助サービスを提供できる車両のみを候補車両に抽出することが可能である。そのため、利用者が必要としない余計な車両情報を提示しなくてよく、配車車両選択時に利用者にとって選択が容易となる。また、利用者は、乗降時両方で補助作業をできる車両だけでなく、乗車時もしくは降車時どちらか一方のみ補助作業を要求してもよい。よって、利用者にとって候補車両の選択肢が拡がるため、本システムのサービス提供できる可能性及び営業用車両自体の稼働率が向上するという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、利用者が相乗り車両に乗車したいかどうかを確認できるため、より詳細に利用者の要望する車両を利用者に選んでもらうことができ、且つ利用者が要求する相乗りサービスを提供できる車両のみを候補車両に抽出することが可能である。そのため、利用者が必要としない余計な車両情報を提示しなくてよく、利用者にとって配車車両の選択を容易に判断できるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、乗車中もしくは乗車予約済みの先行利用者が居る車両が相乗り車両として配車希望を選択された場合、先行利用者に対して相乗りを承諾するか拒否するかの打診通知をする。これにより、先行利用者が目的地へ希望する時間内に到着できなくなるなどの不利益を被ることがなくなり、先行利用者の意思確認をした上で、相乗り車両を利用者に提供出来るという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、乗車中もしくは乗車予約済みの先行利用者が居る車両が相乗り車両として配車希望を選択され、且つ相乗りしてくる同乗者が乗降などの補助を希望している場合に、先行利用者に対して同乗者への補助作業の打診を承諾するか拒否するかの打診通知をする。これにより、利用者が当該システムを利用できる機会を増やせるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、先行利用者が同乗者への補助作業の打診を承諾するか拒否するかを判断するにあたり、補助作業の対価として利用料金の減額もしくは次回以降の当該システム利用時に使える割引クーポンなどの特典情報を先行利用者に提示する。これにより、先行利用者が相乗りする同乗者への補助作業を積極的に承諾するのを促すことができるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、サーバの管理下にある補助員、もしくは補助員を兼務する運転手、又は相乗り車両で先行利用者が補助をしてくれる場合は前記先行利用者の性別、年齢および対応できる言語の少なくも何れか一つを含む補助員に関する情報を利用者に提示する。これにより、利用者にとって抵抗感が少なく、より嗜好に合った補助作業サービスを提供可能な車両を選択できるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、利用者が本運用システムを利用要求する際に補助作業を希望した場合、補助員が搭乗中または補助装置が搭載中の営業用車両が付近に居なくても、配車車両が利用者の乗車位置もしくは目的地へ走行する経路の途中で当該補助員又は補助装置をピックアップするように指令を出力する。または、営業用車両運用システムは、作業提供を待機している補助員・補助装置に対して、直接、利用者の乗車位置又は目的地に移動するように派遣指示する。これにより、利用者がより当該営業用車両運用システムを享受できる機会が増えるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、利用者に対して、乗車補助してくれた補助員と同乗して目的地に移動したいかどうかを確認する。そのため、利用者が乗車時に単独で移動したい、広い車内スペースで快適に移動したい、移動時に話し相手になる人が欲しい、又は不測の事態のときに補助を受けられるようにしたい、などの利用者の要望に応えることができるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、配車車両として、補助員が搭乗中または補助装置が搭載中の営業用車両と、前記利用者の乗車位置もしくは目的地への経路途中で補助員・補助装置を乗せる営業用車両と、補助員とは別々で移動して前記利用者の乗車位置もしくは目的地で合流する営業用車両といったように複数の候補車両が存在する場合、サービス提供の早い順に候補車両に関する情報を利用者に提示する。これにより、利用者がいち早くサービス享受しやすくなるという効果を奏する。
更に本実施形態の営業用車両運用システムは、システムで管理する車両を自動運転機能により無人で運転管理される無人運転車両と、有人でタクシーのように専属の運転手が運転管理する有人運転車両とのいずれかとし、配車候補車両が無人運転車両なのか有人運転車両なのかが分かる情報を利用者に提示する。これにより、利用者はより自分の好みに合った車両を配車要求できるため、より利用者の当該システムへの満足度を上げることができるという効果を奏する。
本明細書では、本発明に係るサーバ1、無人運転車両2及び有人運転車両3、利用者端末機4、先行利用者端末機5、補助員端末機6、補助装置7を有する営業用車両運用システムを例にして説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
なお、本実施形態において、図1に示す利用者情報データベース123DBには、先行利用者に関する情報として、先行利用者が過去に本サービスを利用した際の相乗りに対する承諾履歴や相乗り時の補助作業可否履歴などが蓄積されていてもよい。そして、図1に示す相乗り打診通知部135は、承諾履歴に基づいて、相乗りに対する承諾回数が多い、又は承諾率が高い先行利用者から優先的に、先行利用者端末機5に対して相乗り打診を通知するようにしてもよい。また、図1に示す同乗者補助作業打診通知部143は、補助作業可否履歴に基づいて、相乗り時の補助作業に対する承諾回数が多い、又は承諾率が高い先行利用者から優先的に、先行利用者端末機5に対して同乗者補助作業打診を通知するようにしてもよい。これにより、サーバ1は、相乗り及び補助作業を求める利用者が希望する車両を効率よく算出することができる。
1…サーバ
11…通信部
111…利用者情報取得部
1111…補助作業要求取得部
1112…相乗り要求情報取得部
1113…補助員同乗可否情報取得部
112…車両運用情報取得部
1121…燃料・充電残量情報取得部
1122…運転手情報取得部
1123…先行利用者情報取得部
113…相乗り打診結果受信部
1131…同乗者補助作業打診結果受信部
12…情報管理部
121…地図情報管理部
121DB…地図情報データベース
122…車両運用情報管理部
122DB…車両運用情報データベース
123…利用者情報管理部
123DB…利用者情報データベース
13…営業用車両管理部
131…候補車両抽出部
1311…補助作業希望選択通知部
1312…相乗り希望選択通知部
132…車両選択通知部
133…配車・経路決定部
134…配車指令出力部
135…相乗り打診通知部
1351…先行利用者目的地到着予想時間再算出部
1352…先行利用者利用料金再算出部
136…乗車位置到着予想時間算出部
137…目的地到着予想時間算出部
138…利用料金算出部
14…補助作業管理部
141…補助作業指令出力部
142…補助員・補助装置配置指令出力部
143…同乗者補助作業打診通知部
1431…同乗者補助作業対価算出部
2…無人運転車両
21…通信部
22…位置検出部
23…利用状況判別部
24…自動運転制御部
25…人物検索部
26…利用者認証部
27…運転切替部
3…有人運転車両
31…通信部
32…位置検出部
33…利用状況判別部
4…利用者端末機
41…通信部
42…位置検出部
43…情報入力部
44…情報表示部
5…先行利用者端末機
51…通信部
52…位置検出部
53…情報入力部
54…情報表示部
6…補助員端末機
61…通信部
62…位置検出部
63…情報入力部
64…情報表示部
7…補助装置
本発明は、営業用車両運用装置及び方法に関するものである。
本発明が解決しようとする課題は、補助作業の要否に基づいて適材適所に営業用車両を配車し、利用者が当該システムを利用できる機会を増やすことである。
本発明は、配車候補車両に現在乗車中又は乗車予約済みの先行利用者の端末機に対し、先行利用者が利用者への補助作業をすることを承諾するか拒否するかの同乗者補助作業打診を通知することにより、上記課題を解決する
本発明によれば、相乗りする利用者が補助を希望する場合に、先行利用者に対して補助作業の打診を承諾するか拒否するかの打診通知をするので、補助を必要とする利用者が営業用車両を利用できる機会を増やすことができる。

Claims (14)

  1. 補助作業を行う補助員が所持する補助員端末機又は前記補助作業を実施する補助装置を備える補助作業サービス提供車両と、前記補助員端末機及び前記補助装置を備えない車両と、それぞれ通信でき、候補車両を選択して利用者へ配車指示するサーバを備える営業用車両運用システムにおいて、
    前記サーバは、
    前記利用者が所持する利用者端末機から、前記補助作業の要否を少なくとも含む利用者情報を取得する利用者情報取得部を備え、
    前記利用者情報に前記補助作業の要求がある場合、前記補助作業サービス提供車両を配車することを特徴とする営業用車両運用システム。
  2. 前記サーバは、
    システム管理下にある車両の現在位置、現在の利用状況及び補助作業サービス対応可否に関する車両運用情報を少なくとも取得する車両運用情報取得部と、
    前記利用者情報及び前記車両運用情報に基づいて、複数の配車候補車両を抽出する候補車両抽出部と、
    前記利用者端末機へ、抽出された前記複数の配車候補車両の車両運用情報を提示する車両選択通知部とを、更に備え、
    前記利用者が選択した車両を、前記利用者の乗車位置に配車させることを特徴とする請求項1に記載の営業用車両運用システム。
  3. 前記サーバは、
    前記利用者端末機から、乗車時および降車時の少なくとも一方もしくは両方のタイミングでの補助作業要否に関する情報を取得することを特徴とする請求項2に記載の営業用車両運用システム。
  4. 前記サーバは、
    前記利用者端末機から、前記利用者が相乗りを希望するか否かの要求情報を取得する相乗り要求情報取得部を更に備え、
    前記利用者が相乗りを希望した場合、相乗り対応が可能な候補車両を抽出することを特徴とする請求項3に記載の営業用車両運用システム。
  5. 前記サーバは、
    前記相乗り対応が可能な候補車両に現在乗車中又は乗車予約済みの先行利用者の先行利用者端末機に対して、前記利用者との相乗りを承諾するか拒否するかの相乗り打診を通知する相乗り打診通知部と、
    前記先行利用者端末機から送信される前記相乗り打診の承諾成否の結果を受信する相乗り打診結果受信部と、を更に備えることを特徴とする請求項4に記載の営業用車両運用システム。
  6. 前記サーバは、
    前記利用者及び前記先行利用者に関する情報を蓄積する利用者情報データベースから相乗りに対する前記先行利用者の承諾履歴を収集し、
    前記相乗り打診通知部は、前記承諾履歴に基づいて、相乗りに対する承諾回数が多い、又は承諾率が高い前記先行利用者から優先的に、前記先行利用者端末機に対して前記相乗り打診を通知する、請求項5に記載の営業用車両運用システム。
  7. 前記サーバは、
    前記先行利用者端末機に対して、前記先行利用者が後から相乗りする前記利用者への補助作業をすることを承諾するか拒否するかの同乗者補助作業打診を通知する同乗者補助作業打診通知部と、
    前記先行利用者端末機から送信される同乗者補助作業打診の承諾成否の結果を受信する同乗者補助作業打診結果受信部と、を更に備え、
    前記先行利用者が前記同乗者補助作業打診を承諾した場合、
    前記候補車両抽出部は、前記先行利用者が利用する車両を補助作業が可能な候補車両として抽出することを特徴とする請求項5又は6に記載の営業用車両運用システム。
  8. 前記サーバは、
    前記利用者及び前記先行利用者に関する情報を蓄積する利用者情報データベースから相乗り時の補助作業に対する前記先行利用者の補助作業可否履歴を収集し、
    前記同乗者補助作業打診通知部は、前記補助作業可否履歴に基づいて、補助作業に対する承諾回数が多い、又は承諾率が高い前記先行利用者から優先的に、前記先行利用者端末機に対して前記同乗者補助作業打診を通知する、請求項7に記載の営業用車両運用システム。
  9. 前記サーバは、
    前記先行利用者が前記利用者への補助作業を承諾した場合、補助作業による対価として前記先行利用者の利用料金の減額料金または次回以降に該営業用車両運用システムを利用する時に利用料金を減額する割引クーポンの減額料金を算出する同乗者補助作業対価算出部を更に備え、
    前記先行利用者端末機へ、前記同乗者補助作業打診の通知とともに減額後の利用料金または前記割引クーポンの情報を提示することを特徴とする請求項7又は8に記載の営業用車両運用システム。
  10. 前記サーバは、
    前記補助員、又は前記補助員を兼務する運転手、又は同乗者補助作業を承諾した前記先行利用者の性別、年齢および対応可能な言語の少なくとも何れか一つに関する補助者情報を取得し、
    前記車両運用情報とともに、前記補助者情報を前記利用者に提示することを特徴とする請求項9に記載の営業用車両運用システム。
  11. 前記サーバは、
    前記補助員端末機に対して、補助作業の指令とともに、前記利用者が選択した配車車両が前記利用者の乗車位置もしくは目的地へ走行する経路の途中でピックアップ乗車する指令、または前記配車車両とは別々に前記利用者の乗車位置もしくは目的地に直接移動する指令を通知する補助員・補助装置配置指令通知部、を更に備え、
    前記補助員・補助装置配置指令通知部が、経路途中で補助員又は補助装置をピックアップするように指令を出力した場合、前記配車車両は前記補助員又は前記補助装置をピックアップする位置へと走行することを特徴とする請求項1~5及び10のいずれか一項に記載の営業用車両運用システム。
  12. 前記サーバは、
    前記利用者が補助員と同乗したいか否かの補助員同乗可否情報を取得する補助員同乗可否情報取得部を更に備え、
    前記補助員同乗可否情報及び前記車両運用情報に従い、前記補助員端末機に補助作業後の当該車両へ乗車する旨の指令、または補助作業後に下車する旨の指令を通知することを特徴とする請求項2~10のいずれか一項に記載の営業用車両運用システム。
  13. 前記サーバは、
    前記利用者の目的地までに到着する時間が最も早い順に前記配車候補車両を前記利用者端末機へ提示することを特徴とする請求項2~10のいずれか一項に記載の営業用車両運用システム。
  14. 前記営業用車両運用システムの管理する車両は、自動運転機能を備えて無人で自動的に走行する無人運転車両、又は人が運転をする有人運転車両であることを特徴とする請求項1~13のいずれか一項に記載の営業用車両運用システム。
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