JP2005056135A - 送迎車両有効活用システム - Google Patents

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Abstract

【課題】介護サービス事業者が保有する送迎車両を、送迎サービスで使用されない空き時間には介護タクシーとして利用させて、送迎車両の有効活用を図る。
【解決手段】事業者管理データベース11に格納された事業者情報、被介護者管理データベース12に格納された被介護者情報、地図データベース13に格納された地図情報に基づいて、配車計画策定部14が配車計画を策定し、その結果を配車結果データベース15に格納する。車両抽出部16は、送迎車両の介護タクシーとしての利用を希望する顧客から利用希望条件が入力されると、その利用希望条件に基づいて配車結果データベース15を検索して、利用希望条件に合致する送迎車両を利用可能送迎車両として抽出し、情報提供処理部17がその情報を介護サービス事業者や顧客に提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、介護サービス事業者が保有する送迎車両の有効活用を図るための送迎車両有効活用システムに関する。
近年、高齢者人口の増加に伴って介護を必要とする高齢者の数が年々増加しており、従来の老人福祉制度では充実した介護サービスの提供が困難な状況となってきている。そこで、老人介護についての制度的な見直しが図られ、高齢化社会に適した制度として介護保険制度が施行された。この介護保険制度は、所定の年齢に達した高齢者を対象として保険料を徴収し、この保険料を財源として、介護が必要であると認定された被介護者が、一部の料金負担のみで、必要な介護サービスを介護サービス事業者から受けられるようにした制度である。
このような介護保険制度は、施行後間もないこともあって、介護サービスを提供する介護サービス事業者側と介護サービスを受ける被介護者側との双方において、必ずしも満足のいく介護サービスの提供が実施されていないのが現状であり、現在、この介護保険制度に基づく介護サービスを効率良く実施するための検討が様々な観点からなされている(例えば、特許文献1や特許文献2等を参照。)。
特許文献1や特許文献2には、介護サービス事業者に関する情報と被介護者に関する情報とをデータベースに格納して一元管理し、これらの情報をインターネット等のネットワーク環境を利用して共有できるようにしたシステムが開示されている。このようなシステムを利用して介護サービス事業者側と被介護者側とで情報を共有することにより、双方にとって満足のいく効率的な介護サービスが実現できると考えられる。
ところで、介護保険制度に基づく介護サービスの種類としては、介護サービスを提供する介護サービス事業者のスタッフが被介護者の自宅に出向いてサービスを行う訪問介護や、被介護者が介護施設に通ってサービスを受けるデイケア等の通所による介護サービスがある。このうち、デイケア等の通所による介護サービスでは、通常、介護サービスの一環として、介護サービス事業者が送迎車両を用いて被介護者の送迎を行うようにしている。
このような送迎サービスを円滑に実施するためには、送迎に使用する送迎車両の決定や、各送迎車両への被介護者の振り分け、各送迎車両の走行ルートの決定等、送迎に要するコストをできるだけ低く抑えられるような効率の良い配車計画を策定する必要があるが、特許文献1や特許文献2に記載された技術のように、各介護サービス事業者に関する情報と各被介護者に関する情報とをデータベースに格納して一元管理しておけば、その情報を利用して、各サービス事業者での送迎サービスを効率的に行うための配車計画を自動で策定して各サービス事業者に提案するといった応用も可能となると考えられる。
特開2002−7572号公報 特開2002−92171号公報
ところで、以上のような送迎サービスに使用される送迎車両は、身体に障害のある被介護者を搭乗させるための特殊な装備が備えられているものが多く、こういった特殊な装備を備える送迎車両は、被介護者の送迎に限らず、身体的なハンディを負った人にとっては日常的に利用したいと望む要望が強い。
しかしながら、各介護サービス事業者が保有する送迎車両は、通常、朝夕の決まった時間に実施される送迎サービス以外では使用されず、また、配車計画策定の結果、その日の送迎サービスには不要とされた送迎車両は、1日中使用されることなく介護施設に保管されていることが多く、十分に活用されているとは言い難いのが現状である。
そこで、本発明は、介護サービス事業者が保有する送迎車両を、送迎サービスで使用されない空き時間には介護タクシーとして利用させることによって、送迎車両の有効活用を図るようにした送迎車両有効活用システムを提供することを目的とする。
本発明に係る送迎車両有効活用システムは、事業者管理データベース、被介護者管理データベース、地図データベース、配車結果データベースのデータベース群と、配車計画策定手段、送迎車両抽出手段、情報提供手段とを備えて構成される。
事業者管理データベースには、システム利用者として登録された各介護サービス事業者に関する事業者情報として、少なくとも、各介護サービス事業者における送迎サービスの予約状況を示す送迎予約情報と、各介護サービス事業者が保有する送迎車両の台数及び種類を示す車両情報と、各介護サービス事業者の職員の勤務計画を示す勤務計画情報とが格納されている。また、被介護者管理データベースには、送迎対象となる各被介護者に関する被介護者情報として、少なくとも、各被介護者の身体の状態を示す身体情報と、各被介護者の送迎場所の位置情報とが格納されている。また、地図データベースには地図情報が格納されている。
そして、配車計画策定手段が、これらのデータベースに格納された情報に基づいて、各介護サービス事業者での送迎サービスを効率的に行うための配車計画を策定する。この配車計画策定手段による配車計画策定処理の結果は、配車結果データベースに格納される。
送迎車両抽出手段は、送迎車両の介護タクシーとしての利用を希望する顧客から利用希望条件が入力されると、これに基づき前記配車結果データベースを検索して、顧客からの利用希望条件に合致する利用可能送迎車両を抽出する。そして、この送迎車両抽出手段によって抽出された利用可能送迎車両を介護タクシーとして利用することを斡旋する情報が、情報提供手段から、当該送迎車両を保有する介護サービス事業者と、利用希望を入力した顧客との少なくとも何れかに提供される。
本発明によれば、介護サービス事業者が保有する送迎車両の介護タクシーとして利用が促進されるので、これまで身体的なハンディを負った人に需要が高いにもかかわらず十分に利用されていなかった送迎車両を、このようなハンディを負った人の日常生活を支援する手段として有効に活用することができる。また、これにより、介護サービス事業者は副次的な収入を得ることができたり、地域社会に貢献することによってイメージアップの向上も期待できる。
以下、本発明を適用した送迎車両有効活用システムの具体的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
本発明の送迎車両有効活用システムは、介護サービス事業者による送迎サービスに使用される送迎車両の有効活用を図るためのものであり、特に、送迎車両をその空き時間に介護タクシーとして利用させることを斡旋する機能を備えたことを大きな特徴とするものである。
本発明を適用した送迎車両有効活用システムの概略的なシステム構成を図1に示す。この送迎車両有効活用システムは、通信ネットワークであるインターネット1上にASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)10として構築され、送迎サービスを実施する介護サービス事業者の介護施設に設置された施設端末20と、本システムを利用する顧客30との間で、インターネット1を介して情報の送受信が行えるようなシステム構成となっている。
本システムのサービスを実施するASP10は、主に、事業者管理データベース11、被介護者管理データベース12、地図データベース13、配車計画策定部14、配車結果データベース15、車両抽出部16、情報提供処理部17、ASPゲートウェイ18を備えて構成される。
事業者管理データベース11は、送迎サービスを含む介護サービスを提供する介護サービス事業者であって、本システムの利用者として登録された介護サービス事業者に関する情報(事業者情報)を更新可能に保持するものである。ここで、事業者情報としては、例えば、各介護サービス事業者における送迎サービスの予約状況を示す送迎予約情報や、各介護サービス事業者が保有する送迎車両に関する車両情報、各介護サービス事業者における介護スタッフの勤務計画を示す勤務計画情報等が挙げられる。事業者管理データベース11には、これらの事業者情報が各介護サービス業者に割り当てられたユーザIDに対応付けられて格納されている。
送迎予約情報は、被介護者本人やその家族が資格を有する介護管理者であるケアマネージャと面談を行った上で決定したケアプランに基づき、介護サービス事業者に対して行う送迎サービスの予約状況を示すものであり、例えば、介護サービス事業者側で送迎サービスの予約を受け付けた際に、施設端末20からその都度入力されて、事業者管理データベース11に反映されるようになっている。
また、車両情報は、各サービス事業者が保有する送迎車両の台数や、各送迎車両の種類(どのような装備が備えられているか)といった送迎車両に関する情報であり、これらの車両情報は、基本的には介護サービス事業者の登録時に事業者管理データベース11に格納されるが、必要に応じて施設端末20からの入力により適宜更新されるようになっている。
また、勤務計画情報は、介護施設の営業日に勤務可能なスタッフ(送迎車両のドライバや同乗するヘルパー)を登録したものであり、各サービス事業者で勤務計画が作成される度(例えば1ヶ月毎)に施設端末20からの入力に応じて更新されるようになっている。
被介護者管理データベース12は、本システムの利用者として登録された被介護者に関する情報(被介護者情報)を更新可能に保持するものである。ここで、被介護者情報としては、例えば、各被介護者の身体の状態を示す身体情報や、各被介護者の送迎場所の位置情報等が挙げられ、これらの被介護者情報が各被介護者に割り当てられたユーザIDに対応付けられて被介護者管理データベース12に格納されている。
身体情報は、例えば、足が不自由なために移動には車椅子を使用しているといったような各被介護者の身体の状態を示すものである。また、送迎場所の位置情報は、各被介護者に対して送迎を行う際に送迎車両が被介護者を乗降させる位置として予め定められた送迎場所の位置情報である。これら身体情報や送迎場所の位置情報は、被介護者の登録時に被介護者管理データベース12に格納される。
地図データベース13には、本システムのサービス適用範囲となる各地域の地図情報が格納されている。この地図データベース13に格納される地図情報は、例えば、地図情報の提供サービスを行う外部の地図提供サーバからインターネット1経由で取得できるようになっており、地図データベース13には常に最新の地図情報が格納されるようになっている。
配車計画策定部14は、事業者管理データベース11に格納された事業者情報と、被介護者管理データベース12に格納された被介護者情報と、地図データベース13に格納された地図情報とに基づいて、各介護サービス事業者での送迎サービスを効率的に行うための配車計画を策定するものである。
具体的には、この配車計画策定部14は、先ず、事業者管理データベース11に格納された事業者情報のうちの送迎予約情報を参照して、送迎サービスを受ける被介護者の数を確認すると共に、車両情報を確認して送迎サービスを行う介護サービス事業者が所有する送迎車両の台数や各送迎車両の種類等を確認する。また、勤務計画情報を参照して、送迎車両を運転可能なドライバや送迎車両に同乗可能なヘルパーの人数等を確認する。更に、被介護者管理データベース12に格納された被介護者情報のうちの身体情報を参照して、送迎サービスを受ける各被介護者の身体の状態等を確認する。そして、これらの情報をもとに、送迎サービスを受ける被介護者を最も適切且つ合理的に送迎し得る送迎車両の使用台数及び種類を決定し、また、送迎サービスに使用する送迎車両が複数台の場合には、例えば既知のセービング法等の割り当て最適化手法を用いて、各送迎車両に対する被介護者の振り分けを行う。
次に、配車計画策定部14は、被介護者管理データベース12に格納された被介護者情報のうちの送迎場所の位置情報を参照すると共に、地図データベース13に格納された地図情報を参照して、各送迎車両に割り当てられた各被介護者の送迎場所を効率的に辿り、送迎にかかるコストを最小限に抑えられる走行ルートを、例えば既知のダイクストラ法等の経路探索手法を用いて各送迎車両毎に決定する。また、配車計画策定部14は、決定した走行ルートに基づく各被介護者の乗車時間と、身体情報から判定される特殊座席の優先度等に基づいて、各被介護者の乗降がスムーズに行えるように、各送迎車両の座席に対する被介護者の割り当てを決定する。
配車結果データベース15は、配車結果策定部14により策定された配車計画の結果が一時的に格納されるものである。この配車結果データベース15に格納された配車計画の結果は、新たな配車計画が策定される度に更新され、配車結果データベース15には、常に最新の配車計画の結果が格納されるようになっている。
車両抽出部16は、介護サービス事業者が保有する送迎車両を介護タクシーとして利用することを希望する顧客から、介護タクシー利用の申し込みがなされたときに、その利用希望条件に基づいて配車結果データベース15を検索して、顧客からの利用希望条件に合致する利用可能送迎車両を抽出するものである。
すなわち、介護サービス事業者が保有する送迎車両を介護タクシーとして利用することを希望する顧客は、顧客端末30を用いてインターネット1経由でASP10にアクセスし、介護タクシー利用の申し込みを行う。このとき、顧客は、利用希望条件として、利用希望装備(例えば車椅子スペースやストレッチャスペース、リフタ等の要/不要)、利用希望日、利用開始時刻、利用開始位置(出発位置)、利用終了位置(目的位置)等を入力する。なお、介護タクシーの利用を希望する顧客が本システムに登録されている被介護者である場合には、被介護者管理データベース12に格納された身体情報から利用希望装備をASP10側で自動的に判定したり、被介護者管理データベース12に格納された送迎場所の位置情報から利用開始位置をASP10側で自動的に判定したりすることも可能である。
顧客端末30からの介護タクシー利用の申し込みが入力されると、車両抽出部16は、先ず、配車結果データベース15に格納されている配車計画の結果から、各介護サービス事業者が保有する送迎車両の空き時間や、ドライバの空き時間を把握する。そして、顧客からの利用希望条件を検索条件に設定して配車結果データベース15を検索し、顧客からの利用希望条件に合致する送迎車両を利用可能送迎車両として抽出する。
情報提供処理部17は、本システムの利用者に対して各種の情報提供を行うものであり、特に、本システムにおける情報提供処理部17は、車両抽出部16により利用可能送迎車両が抽出されたときに、この利用可能送迎車両の介護タクシーとしての利用を斡旋するための情報提供を行う。すなわち、情報提供処理部17は、介護タクシーの利用を希望する顧客からの利用申し込みがあって、車両抽出部16により配車結果データベース15が検索されて顧客の利用希望条件に合致する利用可能送迎車両が抽出されると、この送迎車両を保有する介護サービス事業者と、利用申し込みを行った顧客との双方、或いは何れか一方に、利用可能送迎車両として抽出された送迎車両を介護タクシーとして利用することを斡旋する情報、例えば送迎車両を介護タクシーとして利用可能である旨及び相手方の連絡先の情報等を提供する。この情報提供処理部17から提供される情報は、施設端末20や顧客端末30の表示部に表示される。これにより、介護サービス事業者と顧客との間で互いに連絡を取り合って、実際に利用可能送迎車両を介護タクシーとして利用するための契約を締結することが可能となる。契約が成立した場合、本システムのサービスを提供するASP10の運営母体は、介護サービス事業者側に情報提供の対価を課金する。対価の徴収は、契約が成立する度に行うようにしてもよいし、本システムの利用料に一部上乗せする形で徴収してもよい。
ASPゲートウェイ18は、ASP10のインターネット1経由での情報の送受信を制御するものであり、ASP10は、このASPゲートウェイ18を備えることによって、インターネット1に接続可能となっている。
以上が本発明を適用した送迎車両有効活用システムの概略構成であるが、次に、この送迎車両有効活用システムにより、介護サービス事業者が所有する送迎車両のうちで顧客の利用希望条件に合致する送迎車両を介護タクシーとして利用することを斡旋する一連の処理の流れを、図2及び図3を参照して説明する。なお、図2は、本システム全体での処理の概要を示すタイムチャートであり、図3は、ASP10の車両抽出部16により実行される利用可能送迎車両の抽出処理の具体的な一例を示すフローチャートである。
ASP10では、先ず、配車計画策定部14が、事業者管理データベース11に格納された事業者情報と、被介護者管理データベース12に格納された被介護者情報と、地図データベース13に格納された地図情報とに基づいて、本システムの利用者として登録されている各介護サービス事業者での送迎サービスについて、送迎サービスを効率的に行うための配車計画をそれぞれ策定する(ステップS1)。そして、配車計画策定部14は、策定した各介護サービス事業者での送迎サービスについての配車計画の結果を、配車結果データベース15に格納する(ステップS2)。
ここで、介護タクシーの利用を希望する顧客が、インターネット1に接続された顧客端末30を用いてASP10にアクセスし、ASP20に対して介護タクシー利用の申し込みを行って利用希望条件を入力すると、ASP10の車両抽出部16が、配車結果データベース15を参照して各介護サービス事業者が保有する送迎車両の空き時間やドライバの空き時間を把握し、顧客から入力された利用希望条件に合致する空き送迎車両(及びドライバ)を検索して、該当する送迎車両を利用可能送迎車両として抽出する(ステップS3)。
具体的には、車両抽出部16は、例えば図3に示すように、先ず、顧客から入力された利用希望装備を備える送迎車両であって、顧客から入力された利用希望日に送迎サービスに使用されない予定の送迎車両であることを検索条件に設定して配車結果データベース15を検索し(ステップS3−1)、該当する送迎車両があるかどうかを判定する(ステップS3−2)。その結果、検索条件に合致する送迎車両が見つかった場合には、検索条件に合致する送迎車両が複数台存在するかどうかを判定し(ステップS3−3)、検索条件に合致する送迎車両が1台のみであれば、その送迎車両を介護タクシーとして利用可能な第1候補の利用可能送迎車両として抽出する(ステップS3−4)。また、検索条件に合致する送迎車両が複数台存在する場合には、それらのうちで、顧客から入力された利用開始位置に最も近い位置に拠点をおく介護サービス事業者の送迎車両、すなわち、通常の駐車位置が顧客が希望する利用開始位置に最も近い送迎車両を第1候補の利用可能送迎車両として抽出する(ステップS3−5)。
一方、ステップS3−2で該当する送迎車両がないと判定された場合には、次に、顧客から入力された利用希望装備を備える送迎車両であって、顧客から入力された利用開始時刻には送迎が終了する予定の送迎車両であることを検索条件に設定して配車結果データベース15を検索し(ステップS3−6)、該当する送迎車両があるかどうかを判定する(ステップS3−7)。すなわち、ここでは、顧客から入力された利用希望日に送迎サービスに使用されるが、送迎開始時刻には送迎が終了する予定であるので、その時点で空き送迎車両とみなせる送迎車両まで検索範囲を広げて検索を行う。その結果、検索条件に合致する送迎車両が見つかった場合には、その送迎車両を介護タクシーとして利用可能な第2候補の利用可能送迎車両として抽出する(ステップS3−8)。
また、ステップS3−7で該当する送迎車両がないと判定された場合には、次に、顧客から入力された利用希望装備を備える送迎車両であって、顧客から入力された利用開始時刻から最小経過時間で送迎が終了する予定の送迎車両であることを検索条件に設定して配車結果データベース15を検索し(ステップS3−9)、該当する送迎車両があるかどうかを判定する(ステップS3−10)。すなわち、ここでは、送迎開始時刻に送迎が終了しないので送迎開始時刻には利用できないが、顧客が送迎開始時刻を多少ずらせば利用が可能となる送迎車両まで検索範囲を広げて検索を行う。その結果、検索条件に合致する送迎車両が見つかった場合には、顧客から利用開始時刻の変更が受け入れられることを条件に(ステップS3−11)、その送迎車両を介護タクシーとして利用可能な第3候補の利用可能送迎車両として抽出する(ステップS3−12)。
一方、ステップS3−10で該当する送迎車両がないと判定された場合や、ステップS3−11で顧客から利用開始時刻の変更が受け入れられなかった場合には、顧客からの利用申し込みや利用希望条件を利用希望リストに登録しておき(ステップS3−13)、予定変更や新たな配車計画の策定によって配車結果データベース15の情報が更新されたときに、利用可能送迎車を抽出する処理を改めて実施する。なお、以上説明した内容は、介護タクシーとして利用可能な利用可能送迎車両を抽出する処理の具体的な一例を示したものであり、車両抽出部16における処理は以上の例に限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは勿論である。
車両抽出部16により顧客から入力された利用希望条件に合致する利用可能送迎車両が抽出されると、情報提供処理部17が、その利用可能送迎車両を介護タクシーとして利用することを斡旋する情報を作成して(ステップS4)、その情報を介護サービス事業者と顧客との双方或いは何れか一方に提供する。具体的には、該当する介護サービス事業者に対しては、例えば送迎車両の介護タクシーとしての利用要求がある旨及び顧客への連絡先の情報をインターネット1経由で施設端末20に送信し、その情報を施設端末20の表示部に表示させる。また、該当する顧客に対しては、介護タクシーとして利用可能な空き送迎車両がある旨及びその送迎車両を保有する介護サービス事業者への連絡先の情報をインターネット1経由で顧客端末30に送信し、その情報を顧客端末30の表示部に表示させる。
ASP10からの情報提供を受けた介護サービス事業者や顧客は、ASP10から提供される情報を参照して互いに連絡を取り合い、双方が合意に達したら実際に送迎車両を介護タクシーとして利用するための契約を締結する。そして、契約が成立した場合には、本システムのサービスを提供するASP10の運営母体は、介護サービス事業者側に情報提供の対価を課金する。
以上説明したように、本発明を適用した送迎車両有効活用システムでは、ASP10による情報共有機能と属性保持機能とを利用して、送迎サービスに使用されない空き状態の送迎車両と、送迎車両を介護タクシーとして利用することを希望する顧客の要望とのマッチングを行い、該当する送迎車両が存在する場合にはこの送迎車両の介護タクシーとしての利用を斡旋するようにしているので、これまで身体的なハンディを負った人に需要が高いにもかかわらず十分に利用されていなかった送迎車両を、このようなハンディを負った人の日常生活を支援する手段として有効に活用することが可能となる。また、これにより、介護サービス事業者は副次的な収入を得ることができたり、地域社会に貢献することによってイメージアップの向上も期待できる。
本発明を適用した送迎車両有効活用システムの全体構成を示す概略構成図である。 本発明を適用した送迎車両有効活用システム全体での処理の概要を示すタイムチャートである。 ASPの車両抽出部により実行される利用可能送迎車両の抽出処理の具体的な一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 インターネット
10 ASP
11 事業者管理データベース
12 被介護者管理データベース
13 地図データベース
14 配車計画策定部
15 配車結果データベース
16 車両抽出部
17 情報提供処理部
18 ASPゲートウェイ
20 施設端末
30顧客端末

Claims (5)

  1. システム利用者として登録された各介護サービス事業者に関する事業者情報として、少なくとも、各介護サービス事業者における送迎サービスの予約状況を示す送迎予約情報と、各介護サービス事業者が保有する送迎車両の台数及び種類を示す車両情報と、各介護サービス事業者の職員の勤務計画を示す勤務計画情報とが格納された事業者管理データベースと、
    送迎対象となる各被介護者に関する被介護者情報として、少なくとも、各被介護者の身体の状態を示す身体情報と、各被介護者の送迎場所の位置情報とが格納された被介護者管理データベースと、
    地図情報が格納された地図データベースと、
    前記事業者管理データベースに格納された事業者情報と、前記被介護者管理データベースに格納された被介護者情報と、前記地図データベースに格納された地図情報とに基づいて、各介護サービス事業者での送迎サービスを効率的に行うための配車計画を策定する配車計画策定手段と、
    前記配車計画策定手段による配車計画策定処理の結果が格納される配車結果データベースと、
    前記送迎車両の介護タクシーとしての利用を希望する顧客から入力された利用希望条件に基づき、前記配車結果データベースを検索して、前記顧客からの利用希望条件に合致する利用可能送迎車両を抽出する車両抽出手段と、
    前記車両抽出手段によって抽出された利用可能送迎車両の介護タクシーとしての利用を斡旋する情報を、当該送迎車両を保有する介護サービス事業者と前記顧客との少なくとも何れかに提供する情報提供手段とを備えることを特徴とする送迎車両有効活用システム。
  2. 前記送迎車両抽出手段は、前記顧客の利用希望装備を備える送迎車両のうち、利用希望日に送迎サービスに使用されない予定の送迎車両を、第1候補の利用可能送迎車両として抽出することを特徴とする請求項1に記載の送迎車両有効活用システム。
  3. 前記送迎車両抽出手段は、前記第1候補の利用可能送迎車両が複数存在する場合には、前記顧客が希望する利用開始位置に近い位置を拠点とする介護サービス事業者が保有する送迎車両を優先的に抽出することを特徴とする請求項2に記載の送迎車両有効活用システム。
  4. 前記送迎車両抽出手段は、前記第1候補の利用可能送迎車両が存在しない場合には、前記顧客が希望する利用開始時刻までに送迎サービスが終了する予定の送迎車両を、第2候補の利用可能送迎車両として抽出することを特徴とする請求項2に記載の送迎車両有効活用システム。
  5. 前記送迎車両抽出手段は、前記第2候補の利用可能送迎車両が存在しない場合には、前記顧客が希望する利用開始時刻から最小経過時間で送迎サービスが終了する予定の送迎車両を、第3候補の利用可能送迎車両として抽出することを特徴とする請求項4に記載の送迎車両有効活用システム。
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