JP2003044777A - タクシー用顧客管理システム - Google Patents

タクシー用顧客管理システム

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JP2003044777A
JP2003044777A JP2001233424A JP2001233424A JP2003044777A JP 2003044777 A JP2003044777 A JP 2003044777A JP 2001233424 A JP2001233424 A JP 2001233424A JP 2001233424 A JP2001233424 A JP 2001233424A JP 2003044777 A JP2003044777 A JP 2003044777A
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taxi
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Tomohito Shigematsu
智史 重松
Tetsuya Kamiya
哲也 上谷
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タクシーの利用者が特定の事業者を選択する
ことにメリットをつくり、顧客満足度を向上させる。 【解決手段】 顧客7がタクシー車両1を利用する際に
は、カード6をカード用端末移動局3に挿入し、料金メ
ータ5によって算出される利用料金の収受をカード6に
記憶される情報に基づいて行う。カード6には、会員番
号など、顧客7を特定する情報が含まれ、利用状況更新
手段8は、顧客データベース手段9に記憶されている顧
客情報を検索して、利用状況を更新する。顧客7が予約
や配車要求を行うときに、配車処理手段10は、顧客デ
ータベース手段9を参照して、利用状況やVIP情報に
応じて優先的な配車を行い、顧客満足度を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー事業者が
利用客に対するサービスを向上させるためのタクシー用
顧客管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、タクシー会社などのタクシー
事業者は、顧客満足度を向上させ、タクシーの利用頻度
を高めるために、種々のサービスを提供しようとしてい
る。たとえば、同一事業者のタクシーを繰返して利用す
れば、料金割引などの経済的利益が得られるサービスが
提供されている。このようなサービスに関連するシステ
ムについての先行技術は、特開昭61−26196号公
報や、特開平10−289383号公報などに開示され
ている。特開昭61−26196号公報には、クレジッ
トカードと同様な磁気カードなどの記憶媒体に乗客識別
データを記憶しておき、乗客のタクシー利用度に応じた
割引率を適用して精算するタクシー料金精算システムが
開示されている。特開平10−289383号公報に
は、顧客が会員カードを所持し、タクシーを利用すると
顧客毎にポイントが貯まり、顧客毎の累積ポイントを用
いて割引き等の優遇策を適用する取引処理システムが開
示されている。
【0003】ポイントを利用するサービスについては、
特開平5−298557号公報に、誕生日等の特定日の
利用に対してボーナスポイントを加算する商品販売デー
タ処理装置が開示されている。タクシーなどのポイント
カードに、顧客住所等を記憶しておき、目的地の入力を
迅速かつ正確に行わせる先行技術は、特開平11−34
4354号公報に開示されている。ワイヤレスのICカ
ードを利用して、乗客の行先の告知や、料金の精算を行
う自動行先表示システムの先行技術は、特開平9−12
8571号公報に開示されている。カードを利用して、
駐車場の駐車料金を自動的に収受決済するシステムにつ
いての先行技術は、特開平10−40430号公報に開
示されている。特開平10−340358号公報には、
タクシーの料金精算にクレジットカードを使用するため
の車両情報処理システムについての先行技術が開示され
ている。銀行口座番号や暗号などが記録され、タクシー
の利用者を特定する情報が記録されたカードを用いて、
タクシーの配車を行う先行技術は、タクシー呼出しシス
テムとして、特開昭61−48099号公報で開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】タクシーの利用者は、
タクシーを利用するときに、特定の会社を使用するメリ
ットがない場合が多く、どこの会社の車両であってもき
にせずに乗車することが多い。ポイント制などの割引サ
ービスはあっても、それだけのサービスでは充分な割引
率が適用されるまで続けて乗車するような動機付けとし
て充分ではない。利用者が特定の事業者のタクシーを選
択することによって、割引率を大きくすることとは異な
るメリットが得られれば、同業他社との差別化を行うこ
とができると期待される。
【0005】本発明の目的は、タクシーの利用者が特定
の事業者を選択することにメリットをつくり、顧客満足
度を向上させることができるタクシー用顧客管理システ
ムを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、タクシー事業
者が顧客にカードを交付し、タクシー車両にカード用端
末を設置しておき、顧客がタクシーを利用する際にカー
ドを利用してタクシー利用料金の収受を行うとともに、
カード用端末と管理センタとの間で情報通信を行って顧
客にサービスを提供するタクシー用顧客管理システムで
あって、管理センタに設置され、カードに記憶されてい
る顧客特定情報によって特定される顧客毎に、利用状況
および重要性を含む顧客情報を管理する顧客データベー
ス手段と、顧客のタクシー利用時に、カードからカード
用端末に読取られる顧客特定情報に基づいて、顧客デー
タベース手段で該顧客特定情報で特定される顧客につい
て、顧客情報の利用状況を更新する利用状況更新手段
と、管理センタに設置され、予約時および配車注文時を
含む顧客からの配車要求時に、顧客データベース手段を
参照し、該顧客についての顧客情報の利用状況および重
要性に基づいて定められる優先度に従って、要求に応え
る処理を行う配車処理手段とを含むことを特徴とするタ
クシー用顧客管理システムである。
【0007】本発明に従えば、タクシー事業者は、タク
シー車両にカード用端末を設置しておき、顧客にはカー
ドを交付する。顧客は、タクシーを利用する際にカード
を利用してタクシー料金の収受を行う。カード用端末と
管理センタとの間では情報通信が行われる。管理センタ
には、カードに記憶されている顧客特定情報によって特
定される顧客毎に、利用状況および重要性を含む顧客情
報を管理する顧客データベース手段と、予約時および配
車注文時を含む顧客からの配車要求時に、顧客データベ
ース手段を参照し、該顧客についての顧客情報の利用状
況および重要性に基づいて定められる優先度に従って、
要求に応える処理を行う配車処理手段とが設置され、利
用状況更新手段は、顧客のタクシー利用時に、カードか
らカード用端末に読取られる顧客特定情報に基づいて、
顧客データベース手段で該顧客特定情報で特定される顧
客について、顧客情報の利用状況を更新する。顧客は、
特定の事業者のタクシーを繰返して選択することによっ
て、予約時や配車注文時に優先的な処理を受けるメリッ
トを享受することができ、特定の事業者を選択する強い
動機付けを与え、顧客満足度を向上させることができ
る。また社会的地位のある重要人物などにも、適切な車
両の配車などの配慮が払われるので、満足度を高めるこ
とができる。
【0008】また本発明で、前記顧客データベース手段
によって管理される顧客情報は、顧客に必要な介護情報
を含み、前記配車処理手段は、該介護情報を考慮した配
車を行うことを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、介護を必要とする顧客
に、介護情報を考慮した配車が行われるので、顧客は介
護の必要性などを毎回説明する煩わしさから解放され、
気持よくタクシーを利用することができる。
【0010】また本発明で、前記顧客データベース手段
によって管理される顧客情報は、顧客が乗車を希望する
乗務員についての情報を含み、前記配車処理手段は、顧
客が希望する乗務員が搭乗するタクシー車両を優先的に
選択して配車することを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、乗務員に対する顧客の希
望を優先する配車を行うので、好ましい印象を受けた乗
務員の搭乗するタクシー車両を繰返して利用することが
でき、また、同一経路を繰返して利用するときなどで
は、経路説明の手間を省くことが可能になる。
【0012】また本発明で、前記顧客特定情報は、顧客
に付与する会員番号を含み、前記配車要求手段は、前記
顧客からの配車要求時に、該客についての会員番号を取
得して、前記顧客データベース手段の参照を行うことを
特徴とする。
【0013】本発明に従えば、顧客は会員番号を告げて
配車要求を行えば、利用状況などに基づく優先度で配車
を受けることができるので、顧客は同一事業者のタクシ
ーを継続して利用するメリットを容易に享受することが
できる。
【0014】また本発明で、前記カード用端末は、前記
カードに利用の料金に応じて加算されるポイントを記憶
し、前記顧客データベース手段は、顧客毎にポイントを
集計し、前記管理センタには、データベース手段で集計
されるポイントに応じて顧客に景品を提供する景品提供
手段を含むことを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、顧客が特定の事業者のタ
クシーを利用し続ければ、ポイントが貯まり、ポイント
に応じた景品が提供されるので、顧客は景品からも満足
を得ることができる。
【0016】また本発明で、前記顧客データベース手段
の顧客情報は、顧客毎に利用頻度が高い行先を含む経路
情報を含み、前記カード用端末は、カードから読出す顧
客特定情報に応じて、管理センタから経路情報を取得す
ることを特徴とする。
【0017】本発明に従えば、顧客が利用する頻度が高
い経路は顧客データベース手段の顧客情報に含まれて、
カード端末が管理センタから経路情報として取得するの
で、顧客が経路を説明する必要はなく、顧客は同一の事
業者のタクシーを利用するメリットを充分に享受するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態で
あるタクシー用顧客管理システムの概略的な構成を示
す。本実施形態のタクシー用顧客管理システムは、タク
シー会社などの事業者が運用する複数のタクシー車両1
と、管理センタ2との間に設けられる。タクシー車両1
には、カード用端末移動局3が設置され、管理センタ2
のセンタ基地局4と無線電波を介する情報通信が可能で
ある。タクシー車両1内には、利用者への料金を計算す
る料金メータ5が備えられ、カード用端末移動局3は、
カード6を利用する料金の収受のための専用端末として
の機能も備えている。
【0019】カード6は、磁気カードやICカードなど
であり、タクシー車両1を繰返して利用する顧客7に対
して発行され、ある期間での料金の一括払いや、金融機
関の口座からの自動引き落しによる利用を可能とし、さ
らに、ポイント制による割引などの特典も与えられる。
本実施形態のタクシー用顧客管理システムは、カード6
の交付を受けた顧客7に対し、カード6に顧客7を特定
する情報を記憶しておき、顧客7の利用状況を管理セン
タ2で集中して管理する。
【0020】管理センタ2には、カード用端末移動局3
とセンタ基地局4との間の情報通信に従って、顧客7に
ついての顧客情報のうちの利用状況を更新する利用状況
更新手段8が設けられる。利用状況更新手段8は、顧客
情報を集中的に管理する顧客データベース手段9に対し
て、顧客情報中の利用状況を、顧客7によるタクシー車
両1の利用毎に更新する。顧客データベース手段9が管
理する顧客情報は、顧客7からの予約や配車注文時など
の配車要求時に、配車処理手段10が顧客7の要求に応
えるように配車処理を行う際に利用される。
【0021】利用状況更新手段8、顧客データベース手
段9および配車処理手段10の全体、または一部は、単
独のコンピュータ装置やネットワークを構成する複数の
コンピュータ装置で実現される。利用状況交信手段8
は、各タクシー車両1側に設置され、管理センタ2の顧
客データベース手段9に対する更新処理を、無線電波を
介して行うようにすることもできる。
【0022】顧客7がタクシ−事業者に予約や配車注文
などの配車要求を行うときは、パーソナルコンピュータ
11、電話機12または携帯電話機13などを利用する
ことができる。パーソナルコンピュータ11を利用する
場合は、インターネット網14などを介して情報通信が
行われる。電話機12を利用する場合は、公衆電話回線
15を介して通話が行われる。携帯電話機13を利用す
る場合は、携帯電話網16やインターネット網14など
を介して通話や情報通信が行われる。管理センタ2の配
車処理手段10は、顧客7に対して顧客データベース手
段9を参照し、利用が多い顧客7や、重要性のある顧客
7に対しては、優先的な配車を行う。
【0023】図2は、図1の顧客データベース手段9で
管理されている顧客情報について示す。情報内容20
は、個々の顧客7毎の顧客情報21,22,23,…と
して、記憶され、図1の利用状況更新手段8によって記
憶内容が更新される。顧客情報21,22,23,…の
情報内容20は、会員番号を各顧客に重複が生じないよ
うに与えることによって、会員番号で容易に検索するこ
とができる。情報内容20には、会員番号の他に、顧客
名、住所、電話番号、VIP情報、介護情報、希望乗務
員情報、利用履歴、ポイント、自宅への経路情報、利用
頻度が高い経路情報などが含まれる。顧客名、住所、電
話番号などは、カード6を顧客7に交付する際に、顧客
7からカード交付申込み用紙などの所定欄に記入する情
報として取得する。
【0024】VIP情報は、顧客7にある程度の社会的
地位などが認められているような、重要性がある場合に
設定される。介護情報は、顧客7が老齢であったり、何
らかの身体的な障害等があるときに、設定される。これ
らの情報は、顧客7がカード交付申込みの際などに記入
する情報を、顧客7を搭乗させたタクシー車両1の乗務
員が実際に顧客7と接して得られる情報によって補充し
ていく。VIP情報や買い誤情報は、顧客7から直接的
に報せにくい微妙な情報でもあるので、乗務員の観察を
生かして充分な情報を蓄積していく。顧客7は、タクシ
ー車両1を利用するたびに配慮が進歩するのを感じ、同
一の事業者のタクシー車両1を繰返して利用するメリッ
トを体感することができる。
【0025】情報内容20中の希望乗務員情報は、顧客
7が実際に乗車してみて好ましい印象を受けた乗務員が
搭乗するタクシー車両1について、優先的な配車を行う
ために利用する。顧客7によるタクシー車両1の利用が
進み、ポイントがある程度まで大きくなったり、VIP
情報で顧客7の重要性が確認可能なときには、顧客7が
希望する乗務員が搭乗しているタクシー車両1を優先的
に配車する。希望する乗務員が既に他の利用者のために
稼働中であるときは、その稼働が終了するまで待つか否
かを顧客7に問い合せる。希望する乗務員が勤務中でな
いときや、他の利用者のために稼働中でその終了まで顧
客7が待てないときは、他の乗務員が搭乗するタクシー
車両1を配車する。
【0026】情報内容20中には、さらに、利用履歴、
ポイント、自宅への経路情報、利用頻度が高い経路情報
などが記憶される。顧客7によるタクシー車両1の利用
が、既に情報内容20中に記憶されている経路に該当す
るときには、記憶されている経路情報を利用して走行
し、顧客7が経路を説明する煩わしさを軽減することが
できる。
【0027】図3は、各タクシー車両1に顧客7などの
利用者が乗込んで、タクシー車両1を利用する際の概略
的な手順を示す。ステップa0から手順を開始し、ステ
ップa1ではカード6の有無が判断される。利用者がカ
ード6を提示していれば、カード6をカード用端末移動
局3に挿入し、ステップa3で管理センタ2のセンタ基
地局4との間に情報通信が行われる。情報通信によっ
て、カード6中の会員番号など、顧客7を特定する情報
がセンタ基地局4に通知され、顧客データベース手段9
で対応する顧客7についての顧客情報21,22,2
3,…が検索され、ステップa4で情報内容20から自
宅への経路情報や利用頻度が高い経路情報などが読出さ
れる。ステップa5では、タクシー車両1の乗務員が顧
客7に行先を尋ね、行先が経路情報中に有るか否かを判
断する。行先が経路情報中にないときには、ステップa
6で行先経路の指示を受ける。
【0028】ステップa1でカード6が提示されないと
き、ステップa7で利用者にカード交付を希望するか否
かを確認する。カード6の交付のメリットを説明して、
利用者がカード交付を受ける意思を表示すれば、ステッ
プa8でカード交付案内を行う。カード交付は、申込み
用紙などを渡し、所定事項を記入してタクシー会社など
に送付することで可能となる。インターネット14など
を介する情報通信でも受付可能にすることもできる。ス
テップa8のカード交付案内が終了した後、またはステ
ップa7でカード交付希望でないときは、ステップa6
で行先経路指示を受け、ステップa9で手順を終了す
る。ステップa5で、経路情報中に行先が有るときに
は、詳しい経路について指示をうけなくても、行先まで
走行することが可能となり、ステップa9で手順を終了
する。
【0029】図4は、顧客7などの利用者がタクシー事
業者に予約や配車注文を行う際の手順を示す。ステップ
b0から手順を開始し、ステップb1では、インターネ
ット14、公衆電話回線15、携帯電話網16などを介
して配車要求を受付ける。ステップb2では、配車要求
中で会員番号が告知されているか否かを判断する。会員
番号が告知されていれば、ステップb3で会員番号に基
づいて顧客データベース手段9を参照し、ステップb4
で、顧客情報中の利用状況やVIP情報などに基づく優
先的配車処理が行われる。ステップb2で会員番号が利
用者から告知されていないと判断されるときは、ステッ
プb5で会員番号を問い合せる。カード6が交付されて
いる顧客7であれば、入会済として会員番号が発行され
ているので、会員番号の通知を受け、ステップb3以下
の処理に移る。ステップb6で利用者が入会済ではな
く、会員番号が発行されていないときには、ステップb
7で優先的配車ではない通常の配車処理を行う。ステッ
プb4またはステップb7のいずれかの配車処理で、利
用者からの配車要求に伴う手順を終了する。
【0030】以上のように、本実施形態では、タクシー
事業者がタクシー車両1にカード用端末移動局3を設置
しておき、顧客7にはカード6を交付する。顧客7は、
タクシー車両1を利用する際にカード6を利用してタク
シー料金の収受を行う。カード用端末移動局3と管理セ
ンタ2との間では情報通信が行われる。管理センタ2に
は、カード6に記憶されている会員番号などの顧客特定
情報によって特定される顧客毎に、利用状況および重要
性を含む顧客情報21,22,23,…を管理する顧客
データベース手段9と、予約時および配車注文時を含む
顧客からの配車要求時に、顧客データベース手段9を参
照し、該顧客についての顧客情報の利用状況および重要
性に基づいて定められる優先度に従って、要求に応える
処理を行う配車処理手段10とが設置される。利用状況
更新手段8は、顧客7のタクシー車両1の利用時に、カ
ード6からカード用端末移動局3に読取られる顧客特定
情報に基づいて、顧客データベース手段9で該顧客特定
情報で特定される顧客について、顧客情報の利用状況を
更新する。顧客7は、特定の事業者のタクシー車両1を
繰返して選択することによって、予約時や配車注文時に
優先的な処理を受けるメリットを享受することができ、
特定の事業者を選択する強い動機付けを与え、顧客満足
度を向上させることができる。
【0031】また、介護を必要とする顧客7には、介護
情報を考慮した配車が行われるので、顧客7は介護の必
要性などを毎回説明する煩わしさから解放され、気持よ
くタクシー車両1を利用することができる。また、顧客
データベース手段9によって管理される顧客情報は、顧
客7が乗車を希望する乗務員についての情報を含み、乗
務員に対する顧客7の希望を優先する配車を行うので、
好ましい印象を受けた乗務員の搭乗するタクシー車両1
を繰返して利用することができ、また、同一経路を繰返
して利用するときなどでは、経路説明の手間を省くこと
が可能になる。
【0032】また、カード用端末移動局3は、カード6
に利用の料金に応じて加算されるポイントを記憶し、顧
客データベース手段9は、顧客7毎にポイントを集計
し、管理センタ2には、顧客データベース手段9で集計
されるポイントに応じて顧客7に景品を提供する景品提
供手段を含めることができる。顧客7が特定の事業者の
タクシー車両1を利用し続ければ、ポイントが貯まり、
ポイントに応じた景品が提供されるので、顧客7は景品
からも満足を得ることができる。
【0033】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、顧客は、
タクシーを利用する際にカードを利用してタクシー料金
の収受を行う。タクシー車両に設置されるカード用端末
と管理センタとの間では情報通信が行われ、カードに記
憶されている顧客特定情報によって特定される顧客毎
に、利用状況および重要性を含む顧客情報が顧客データ
ベース手段によって管理される。予約時および配車注文
時を含む顧客からの配車要求時には、顧客についての顧
客情報の利用状況および重要性に基づいて定められる優
先度に従って、最適な車両の配車など、要求に応える処
理が行われるので、顧客は、特定の事業者のタクシーを
繰返して選択することによるメリットを享受することが
でき、特定の事業者を選択することに強い動機付けを与
え、顧客満足度を向上させることができる。
【0034】また本発明によれば、顧客は介護の必要性
などを毎回説明する煩わしさから解放され、介護情報を
考慮した配車を受けることができる。
【0035】また本発明によれば、顧客が好ましいと感
じた乗務員など、乗務員について顧客の希望を優先する
配車を行うので、顧客の満足度を向上させることができ
る。
【0036】また本発明によれば、顧客が会員番号を告
げて配車要求を行えば、利用状況などに基づく優先度で
配車を受けることができる。
【0037】また本発明によれば、顧客が特定の事業者
のタクシーを利用し続けることによってポイントが貯ま
り、顧客はポイントに応じて提供される景品からも満足
を得ることができる。
【0038】また本発明によれば、顧客が利用する頻度
が高い経路については、顧客が経路を説明する必要はな
くなり、顧客は同一の事業者のタクシーを利用するメリ
ットを充分に享受することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態であるタクシー用顧客情
報管理システムの概略的な構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の顧客データベース手段9の記憶内容を示
す図である。
【図3】図1のタクシー車両1を利用するときの処理手
順を示すフローチャートである。
【図4】図1のタクシー車両1の配車を希望するときの
処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 タクシー車両 2 管理センタ 3 カード用端末移動局 4 センタ基地局 5 料金メータ 6 カード 7 顧客 8 利用状況更新手段 9 顧客データベース手段 10 配車処理手段 14 インターネット網 15 公衆電話回線 16 携帯電話網 20 情報内容 21,22,23,… 顧客情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 ZEC G06F 17/60 ZEC G07B 13/00 G07B 13/00 L G07G 1/12 321 G07G 1/12 321L

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タクシー事業者が顧客にカードを交付
    し、タクシー車両にカード用端末を設置しておき、顧客
    がタクシーを利用する際にカードを利用してタクシー利
    用料金の収受を行うとともに、カード用端末と管理セン
    タとの間で情報通信を行って顧客にサービスを提供する
    タクシー用顧客管理システムであって、 管理センタに設置され、カードに記憶されている顧客特
    定情報によって特定される顧客毎に、利用状況および重
    要性を含む顧客情報を管理する顧客データベース手段
    と、 顧客のタクシー利用時に、カードからカード用端末に読
    取られる顧客特定情報に基づいて、顧客データベース手
    段で該顧客特定情報で特定される顧客について、顧客情
    報の利用状況を更新する利用状況更新手段と、 管理センタに設置され、予約時および配車注文時を含む
    顧客からの配車要求時に、顧客データベース手段を参照
    し、該顧客についての顧客情報の利用状況および重要性
    に基づいて定められる優先度に従って、要求に応える処
    理を行う配車処理手段とを含むことを特徴とするタクシ
    ー用顧客管理システム。
  2. 【請求項2】 前記顧客データベース手段によって管理
    される顧客情報は、顧客に必要な介護情報を含み、 前記配車処理手段は、該介護情報を考慮した配車を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のタクシー用顧客管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記顧客データベース手段によって管理
    される顧客情報は、顧客が乗車を希望する乗務員につい
    ての情報を含み、 前記配車処理手段は、顧客が希望する乗務員が搭乗する
    タクシー車両を優先的に選択して配車することを特徴と
    する請求項1または2記載のタクシー用顧客管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記顧客特定情報は、顧客に付与する会
    員番号を含み、 前記配車要求手段は、前記顧客からの配車要求時に、該
    客についての会員番号を取得して、前記顧客データベー
    ス手段の参照を行うことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載のタクシー用顧客管理システム。
  5. 【請求項5】 前記カード用端末は、前記カードに利用
    の料金に応じて加算されるポイントを記憶し、 前記顧客データベース手段は、顧客毎にポイントを集計
    し、 前記管理センタには、データベース手段で集計されるポ
    イントに応じて顧客に景品を提供する景品提供手段を含
    むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のタ
    クシー用顧客管理システム。
  6. 【請求項6】 前記顧客データベース手段の顧客情報
    は、顧客毎に利用頻度が高い行先を含む経路情報を含
    み、 前記カード用端末は、カードから読出す顧客特定情報に
    応じて、管理センタから経路情報を取得することを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載のタクシー用顧客
    管理システム。
JP2001233424A 2001-08-01 2001-08-01 タクシー用顧客管理システム Withdrawn JP2003044777A (ja)

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