JP7035257B1 - 情報処理方法および情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】旅行の予約を行ったユーザに対して旅行中においても有用な情報を提供する。【解決手段】この情報処理方法は、ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDと関連付けて、前記ユーザの所定の滞在先における滞在予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用予約を受け付けるステップと、前記決済用ユーザIDと前記滞在先の情報および前記滞在先までの経路の情報を含む前記ユーザの旅程の情報である旅程情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、前記旅程情報が示す前記滞在先または前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記決済用ユーザIDを用いて前記ユーザがユーザ端末で決済する場合に利用可能な特典を示す利用可能特典情報を特定するステップと、前記ユーザの前記利用可能特典情報を、前記ユーザの前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理方法および情報処理装置に関する。
ユーザがユーザ端末から入力した希望条件に基づいて、旅行プランを作成してユーザに提示する旅行予約システムが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005-44173号公報
従来の旅行予約システムでは、ユーザが旅行を予約する段階ではユーザとの接点を持つことができるものの、ユーザに対して旅行に関連する広範かつ有用な情報を十分に提供することができていないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、旅行の予約を行ったユーザに対して旅行に関連する広範かつ有用な情報を提供できる情報処理方法および情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明の情報処理方法は、コンピュータによって実行される、ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDまたは前記決済用ユーザIDに関連付けられた予約用ユーザIDと関連付けて、前記ユーザの所定の滞在先における滞在予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用予約を受け付ける、または、前記滞在予約もしくは前記移動手段の利用予約に対する対価の支払いを受け付けるステップと、前記決済用ユーザIDまたは前記予約用ユーザIDと、前記滞在先の情報および前記滞在先までの経路の情報を含む前記ユーザの旅程の情報である旅程情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、前記旅程情報が示す前記滞在先または前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記決済用ユーザIDを用いて前記ユーザがユーザ端末で決済する場合に利用可能な特典を示す利用可能特典情報を特定するステップと、前記ユーザの前記利用可能特典情報を、前記ユーザの前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、を有する。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、前記利用可能特典情報を前記記憶部に記憶させた後、前記ユーザが前記決済用ユーザIDを用いた決済を行う前に、前記ユーザ端末に対して前記利用可能特典情報を送信するステップをさらに有してもよい。
前記ユーザの旅程情報を記憶部に記憶させるステップは、前記旅程情報として前記ユーザの旅程の日時情報を前記記憶部に記憶させることを含み、前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信するステップは、前記記憶部に記憶された前記旅程の日時情報に基づき、前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信してもよい。
前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信するステップは、所定の前記特典に関して前記特典を利用できる利用期限日時の情報と前記旅程の日時情報と、前記利用期限日時より前に、前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信してもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザ端末から送信された、所定の滞在先における滞在予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用予約を、前記予約用ユーザIDまたは決済用ユーザIDに関連付けて受け取るステップをさらに有してもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、ユーザ端末から送信された、ユーザが購入した商品またはサービスに対してユーザが支払う金額を決済するための決済要求を、前記決済用ユーザIDに関連付けて受け取るステップをさらに有してもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、前記旅程情報が示す前記ユーザの前記旅程の日時を含む所定の期間内に、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記ユーザが前記決済用ユーザIDを用いて前記決済を行ったことを条件に、前記決済の決済情報が示す店舗、商品またはサービスに関連する特典をユーザに付与するステップをさらに有してもよい。
前記特典をユーザに付与するステップは、前記決済用ユーザIDを用いた決済方法により行われた決済情報を受信し、受信した前記決済情報に含まれる決済用ユーザIDが、前記利用可能特典情報に関連付けて前記記憶部に記憶された前記決済用ユーザIDに一致し、かつ、前記決済情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記特典をユーザに付与してもよい。
前記店舗は、前記滞在先を含む所定のエリア内に位置しており、前記滞在先に関連する店舗として予め前記記憶部に記憶されていてもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、前記ユーザによる前記決済用ユーザIDを用いた決済の利用実績の情報を取得するステップと、前記利用実績に基づき前記ユーザに付与する前記特典の内容を決定するステップと、をさらに有してもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する、前記ユーザによる前記決済用ユーザIDを用いた決済の金額に基づき前記特典の内容を決定するステップをさらに有してもよい。
前記記憶部は、複数の前記滞在先と、複数の前記店舗、商品またはサービスとを関連付けて記憶していてもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する第1の決済処理ステップをさらに有し、前記第1の決済処理ステップは、所定の店舗で商品またはサービスの購入に関する決済を行うための決済用コードを示す決済用トークンを、前記店舗を識別する情報に関連付けて前記決済情報記憶部に記憶させるステップと、前記店舗において、前記決済用コードを読み取った前記ユーザ端末から、当該決済用コードに対応する前記決済用トークンと、前記決済用ユーザIDと、前記ユーザの決済に対応する決済要求情報とを受信するステップと、受信した前記決済用トークンが、前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用トークンと一致する場合に決済要求情報に基づいて決済を実行するステップと、前記決済要求情報または実行された決済実績情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、受信した前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記ユーザに前記特典を付与するステップと、を有してもよい。
本発明の情報処理方法は、コンピュータが実行する第2の決済処理ステップをさらに有し、前記第2の決済処理ステップは、前記ユーザ端末から、前記決済用ユーザIDと、前記ユーザが決済するための決済用コードの発行要求とを受信するステップと、前記決済用コードの発行要求を受信すると、前記決済用コードを生成するための決済用トークンを生成するステップと、前記決済用ユーザIDと、前記決済用トークンとを関連付けて決済情報記憶部に記憶させるステップと、前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した前記決済用コードを読み取った店舗端末から、前記決済用トークンと、前記ユーザの前記店舗における決済に対応する決済要求情報とを受信するステップと、受信した前記決済用トークンが、前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用トークンと一致する場合に前記決済要求情報に基づいて決済を実行するステップと、受信した前記決済用トークンと関連付けて前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用ユーザIDを特定するステップと、前記決済要求情報または実行された決済実績情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、特定した前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な、前記滞在先または前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記ユーザに前記特典を付与するステップと、を有してもよい。
本発明の情報処理装置は、ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDまたは前記決済用ユーザIDに関連付けられた予約用ユーザIDと関連付けて、所定の滞在先における滞在の予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用の予約を受け付ける、または、前記滞在の予約もしくは前記移動手段の利用の予約に対する対価の支払いを受け付ける予約受付部と、前記決済用ユーザIDまたは前記予約用ユーザIDと、前記滞在先および前記滞在先までの経路の情報を含む前記ユーザの旅程情報とを関連付けて記憶部に記憶させる旅程情報処理部と、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記決済用ユーザIDを用いて前記ユーザが決済する場合に利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を、前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶させる特典情報処理部と、を有する。
本発明によれば、旅行の予約を行ったユーザに対して旅行に関連する広範かつ有用な情報を提供できるという効果を奏する。
情報処理システムの概要を示す図である。 ユーザ端末の構成を示すブロック図である。 ユーザ端末が旅程情報を表示した状態を示す図である。 情報処理装置の構成を示すブロック図である 利用可能特典情報を、ユーザの旅程情報および決済用ユーザIDに関連付けたテーブルである。 情報処理システムの動作を示すシーケンス図である。 第2の決済処理ステップであるコード決済の手順およびユーザが利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を記憶する手順についての概略図である。
<第1の実施形態>
〔情報処理システムS100の概要〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は、情報処理システムS100の概要を示す図である。情報処理システムS100は、情報処理装置1と、ユーザ端末2と、店舗端末3とを備える。
情報処理装置1は、ユーザによる旅行の予約を受け付ける旅行予約サーバとしての機能と、決済サーバとしての機能とを備えるサーバである。ユーザ端末2は、例えばスマートフォンまたはタブレットなどの端末である。店舗端末3は、店舗Sに設置されたPOS端末である。
以下の説明において「コード決済」とは、ユーザ端末2や店舗端末3でQRコード(登録商標)などの二次元コードまたはバーコード等の決済用コードを読み取り、読み取ったコードの情報を店舗識別情報や支払代金等の情報とともに決済サーバに送信し、決済サーバが決済を実行することによって、ユーザが店舗で現金やキャッシュカード等を使用することなく決済できる決済方式のことをいう。本発明において、「決済用ユーザIDを用いた決済」とは、コード決済に限定されるものではなく、例えばユーザ端末にインストールしたクレジットカード決済用のアプリケーションソフトウェア等で決済用ユーザIDを用いて決済を行う方式であってもよいが、以下の説明ではコード決済を例示する。
情報処理装置1、ユーザ端末2および店舗端末3について詳細に説明する前に、情報処理システムS100の全体の動作について簡単に説明する。ユーザ端末2には、予め旅行予約用のアプリケーションソフトウェアおよびコード決済用のアプリケーションソフトウェアがインストールされている。
まず、ユーザはユーザ端末2の旅行予約用のアプリケーションソフトウェアに、決済用アプリケーションソフトウェアで用いる決済用ユーザIDでログインし、旅行の予約を行う。ユーザ端末2は、旅行を予約するための予約情報を決済用ユーザIDに関連付けて情報処理装置1に送信する(図1の(1)参照)。
情報処理装置1は、ユーザ端末2から受信した情報に基づきユーザの旅行の予約を受け付けたことに応じて旅程情報を生成し、生成した旅程情報を決済用ユーザIDに関連付けて記憶する(図1の(2)参照)とともに、旅程情報をユーザ端末2に送信する(図1の(3)参照)。情報処理装置1は、予約された滞在先や旅行の経路に関連付けられた店舗や商品等に対してユーザがコード決済等により決済用ユーザIDを用いて決済する場合に利用することができる特典の情報である利用可能特典情報を決済用ユーザIDに関連付けて記憶する(図1の(4)参照)。
この段階で、情報処理装置1は、ユーザが旅行に関連して利用することができる特典の情報である利用可能特典情報と旅程情報とを決済用ユーザIDに関連付けて記憶している。したがって、情報処理装置1は、例えばユーザ端末2からの要求、ユーザ端末2の位置、またはユーザ端末の動作に基づいて、記憶した利用可能特典情報を適宜読み出し、ユーザに対してその利用可能特典情報を送信して提示することができる(図1の(5)参照)。
ユーザが店舗Sにおいて買い物をする場合には、ユーザ端末2で例えばコード決済を行うことができる。コード決済には種々の方式を利用できるが、以下、第1の実施形態では、第1の決済処理として、ユーザ端末2が店舗のコードを読み取って決済要求を情報処理装置1に送信するMPM(Merchant‐Presented Mode)方式を例示する。なお、第2の実施形態では、第2の決済処理として、ユーザが提示した決済用コードを店舗側の端末で読み取って決済処理を行うCPM(Consumer‐Presented Mode)方式について説明する。
ユーザ端末2が決済要求を決済用ユーザIDに関連付けて送信すると(図1の(6)参照)、情報処理装置1において決済が実行され、情報処理装置1は決済完了通知をユーザ端末2に送信する(図1の(7)参照)。決済用ユーザIDを用いた決済が行われる場合、情報処理装置1は、上記利用可能特典情報が示す特典のうち当該決済に係る特典を特定し、ユーザに特典を付与する。
情報処理システムS100がこのように動作することで、情報処理装置1は、ユーザが旅行を予約する段階だけでなく、旅行を予約後、ユーザの旅行前や旅行中においてもユーザと接点を持ち、ユーザに対して利用可能特典情報を提示することができる。その結果、ユーザが、旅行の準備段階や旅行中に利用可能特典情報に基づく特典を利用して商品又はサービスを購入するように動機づけられるので、情報処理装置1を利用する事業者が販売する商品またはサービスの売上の向上につながる。
〔ユーザ端末2〕
図2は、ユーザ端末2の構成を示すブロック図である。ユーザ端末2は、インターネット等のネットワーク(不図示)を介して情報処理装置1に通信可能に接続された端末である。ユーザ端末2は、操作部21、通信部22、表示部23、撮像部24、記憶部25および制御部26を備える。
操作部21は、ユーザの操作を受け付ける操作デバイスであり、例えば表示部23の表面に設けられたタッチパネルである。通信部22は、例えば携帯電話網の基地局との間でデータを送受信するための無線通信インターフェースである。表示部23は、各種の情報を表示するディスプレイである。撮像部24は、店舗SにおいてQRコード(登録商標)等のコードを読み取るための撮像デバイスである。
記憶部25は、制御部26が実行するプログラムを記憶している。本実施形態では、記憶部25は、ユーザがユーザ端末2を用いて旅行の予約を行うための旅行予約用のアプリケーションソフトウェアのプログラムを記憶している。また、記憶部25は、ユーザがユーザ端末2を用いてコード決済を行うためのコード決済用のアプリケーションソフトウェアのプログラムを記憶している。旅行予約用のアプリケーションソフトウェアおよび決済用のアプリケーションソフトウェアへのログインには、例えば情報処理装置1に係る事業を行う事業者から予めユーザに割り当てられた、ユーザに固有の決済用ユーザIDが用いられる。なお、旅行予約用のアプリケーションソフトウェアに、決済用ユーザIDではなく、決済用ユーザIDに関連付けられた予約用ユーザIDでログインする例については後述する。
制御部26は例えばCPUであり、記憶部25に記憶されたコード決済用のアプリケーションソフトウェアおよび旅行予約用のアプリケーションソフトウェアを実行することで、制御部26が旅行の予約に必要な機能やコード決済の処理に必要な機能を発揮する。
コード決済用のアプリケーションソフトウェアは、従来公知のものを利用可能である。ユーザが店舗Sにおいてコード決済を行う場合の手順について以下簡単に説明する。ユーザは、まず、決済用ユーザIDでコード決済用のアプリケーションソフトウェアにログインする。ユーザが店舗Sにおいて商品を購入する場合、ユーザはユーザ端末2で店舗SのQRコード(登録商標)等を読み取るとともに、ユーザ端末2に商品の支払代金の情報を入力する。ユーザ端末2は、支払代金の情報、決済日時、および読み取ったコードに含まれる店舗情報等を含む決済要求を決済用ユーザIDに関連付けて情報処理装置1に送信する。情報処理装置1は、ユーザ端末2から受け取った決済要求および決済用ユーザID等に基づき決済を実行する。これにより、ユーザは店舗Sで現金やクレジットカードを用いることなく決済を行うことができる。
ユーザ端末2にインストールされた旅行予約用のアプリケーションソフトウェアは、ユーザから旅行の予約を受け付ける機能を有する。当該アプリケーションソフトウェアは、予約可能な対象として予め対応するアプリケーションサーバ等に登録された所定のホテル等の滞在を予約するための情報、および、滞在先までの移動手段である交通機関、例えば電車等の利用を予約するための情報を入力するための入力フォームを表示部23に表示させる。ユーザ端末2にインストールされた旅行予約用のアプリケーションソフトウェアは、旅行を予約するための機能に加えて、例えば図3に示すようにユーザの旅程情報を旅程表として表示する機能を有していてもよい。また、当該アプリケーションソフトウェアは、ユーザが、EC(Electronic Commerce)サイト上で例えば旅先のガイドブックなどの旅行関連商品を購入する機能および当該ガイドブック等を閲覧するための機能を有していてもよい。
以下、ユーザがユーザ端末2で旅行の予約を行う場合の手順について、簡単に説明する。図3は、ユーザ端末が旅程情報を表示した状態を示す図である。以下では、ユーザが図3の旅程情報が示すような旅程の旅行を予約することについて説明する。
図3の旅程では、一例として、出発駅、経由駅および到着駅にそれぞれ「品川駅」、「京都駅」および「新大阪駅」がそれぞれ指定され、移動手段として「新幹線」が予約されている。旅程情報は、ユーザが旅行の予約に用いた決済用ユーザIDの情報、滞在先である「大阪xyzホテル」の情報、新幹線が品川駅を出発する日時情報、新幹線が京都駅に到着する日時情報、および、新幹線が新大阪駅に到着する日時情報等を含んでいる。
ユーザが、旅行予約用のアプリケーションソフトウェアを用いて旅行を予約する場合、ユーザは、旅行予約用のアプリケーションソフトウェアが提供する入力フォームに、希望する滞在先および移動手段等の予約に必要な情報を入力する。ユーザ端末2は、ユーザが入力した予約情報を決済用ユーザIDに関連付けて情報処理装置1に送信する。
情報処理装置1は、ユーザ端末2から受け取った予約情報に基づき、従来公知の方法で滞在先や移動手段の予約を行い、予約可能通知をユーザ端末2に送信する。このようにして、情報処理システムS100では、ユーザ端末2にユーザが旅行の希望条件を入力し、情報処理装置1が滞在先や移動手段の予約を行うことで、ユーザの旅行が予約される。
本実施形態では、上記のように、決済用のアプリケーションソフトウェアおよび旅行予約用のアプリケーションソフトウェアへのログインに決済用ユーザIDが用いられることで、決済用ユーザIDと旅程情報とに関連付いた特典の情報をユーザに提供することが可能となる。
〔情報処理装置1〕
図4は、情報処理装置1の構成を示すブロック図である。情報処理装置1は、通信部11、記憶部12および制御部13を有する。
通信部11は、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末2および店舗端末3とデータを送受信するための通信インターフェースである。記憶部12は、各種のデータを記憶する記憶媒体であり、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、およびハードディスク等を有する。記憶部12は、制御部13が実行する情報処理プログラムを記憶している。
記憶部12は、例えばホテルや旅館などの滞在先または滞在先までの経路に関連付けて、ユーザが特典を利用可能な複数の店舗、商品またはサービスを記憶している。対象の店舗は、例えば滞在先を含む所定のエリア内に位置している店舗である。記憶部12は、また、記憶された各店舗でユーザが決済用ユーザIDを用いて決済する場合に利用することができる特典の情報、および、記憶された商品およびサービスについて利用可能な特典の情報を記憶している。記憶部12は、また、それぞれの特典の適用条件、特典内容、利用可能回数、および利用期限日時の情報を記憶している。
制御部13は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部13は、記憶部12に記憶された情報処理プログラムを実行することにより、予約情報受付部131、旅程情報処理部132、特典情報処理部133、特典情報送信部134、決済処理部135、および特典適用部136として機能する。
予約情報受付部131は、ユーザ端末2からユーザの決済用ユーザIDと関連付けて、滞在先の滞在予約もしくは滞在先までの移動手段の利用予約を受け付ける予約受付部である。予約情報受付部131は、具体的には、滞在先および移動手段を予約するための予約情報を受信し、滞在先および移動手段が予約可能である場合、滞在先および移動手段を予約する。
予約情報受付部131は、滞在予約もしくは移動手段の利用の予約に対しユーザが対価の支払いをしたことを示す通知を受信し、滞在の予約もしくは移動手段の利用の予約に対する対価の支払いを受け付けてもよい。つまり、予約情報受付部131は、例えば、滞在先までの移動手段である「新幹線」の予約に対する対価の支払いをしたことを示す通知を受信することで、移動手段の利用の予約に対する対価の支払いを受け付けてもよい。
対価の支払いをしたことを示す通知を受信するとは、特定の通知内容や通知経路に限定されるものではないが、例えば、クレジットカード会社の決済サーバから送信された、ユーザのクレジットカードによる決済が完了したことを示す支払完了通知を受信するものであってもよい。また、対価の支払いをしたことを示す通知を受信するとは、銀行振込や所定の電子マネー決済で決済が完了したことを示す支払完了通知を受信するものであってもよい。「電子マネー決済」は、例えば、事前にICカードや決済用のアプリケーションソフトウェアに一定の金額がチャージされ、チャージされた金額に応じた支払いが可能な決済方式のものであってもよい。ICカードや決済用のアプリケーションソフトウェアには、ユーザのクレジットカード情報が紐付けられていてもよい。対価の支払いの受け付けは、情報処理装置1がユーザ端末2から所定の支払要求を受信し、例えば新幹線の予約に対する対価の支払い処理を行うものであってもよい。
旅程情報処理部132は、予約情報受付部131が受け付けた滞在予約もしくは移動手段の利用予約の内容に基づき、ユーザの旅程情報を生成する。旅程情報は、ユーザが旅行の予約に用いた決済用ユーザIDの情報、滞在日時の情報、滞在先の情報、滞在先までの移動手段の情報等を含んでいる。
旅程情報処理部132は、生成した旅程情報をユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、旅程情報処理部132から受信した旅程情報を表示部23に表示させる。このような構成により、ユーザは、自身が予約した旅行の内容をユーザ端末2で確認することができる。旅程情報処理部132は、また、生成したユーザの旅程情報をユーザの決済用ユーザIDまたは予約用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。
なお、ユーザは、決済用ユーザIDではなく決済用ユーザIDとは異なるIDである予約用ユーザIDを用いて旅行の予約を行ってもよい。この場合、ユーザ端末2から、旅行を予約するための予約情報とともに予約用ユーザIDが送信される。このように、ユーザがコード決済に用いる第1のユーザID(決済用ユーザID)と旅行の予約に用いる第2のユーザID(予約用ユーザID)とが異なる場合であっても、第1のユーザIDと第2のユーザIDとが(ここでは、決済用ユーザIDと予約用ユーザIDとが)互いに関連付けられている場合には、ユーザに対して旅行に関連する広範かつ有用な情報を提示することができる。すなわち、記憶部12が、ユーザの旅程情報、利用可能特典情報、決済用ユーザIDおよび予約用ユーザIDを関連付けて記憶することで、後述するように、特典情報送信部134が利用可能特典情報を記憶部12から読み出しユーザに対して各種の特典を提示することができる。
決済用ユーザIDと予約用ユーザIDは必ずしも同一の事業者によってユーザに割り当てられたものである必要はない。決済用ユーザIDと予約用ユーザIDとが関連付けられるタイミングに関しても特に限定されるものではない。例えば、ユーザ端末2から予約用ユーザIDと決済用ユーザIDと、それらのユーザIDどうしを関連付ける旨の要求とを受信した予約情報受付部131が、決済用ユーザIDと予約用ユーザIDとを関連付けてもよい。予約情報受付部131は、また、ユーザ端末2から予約用ユーザIDと、当該予約用ユーザIDと既に記憶部12に記憶されている決済用ユーザIDとを関連付ける旨の要求とを受信し、決済用ユーザIDと予約用ユーザIDとを関連付けてもよい。
特典情報処理部133は、ユーザが予約した滞在先もしくはその滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、ユーザが決済用ユーザIDを用いて決済する場合に利用することができる特典を特定する。特典情報処理部133は、記憶部12が、滞在先もしくは滞在先までの経路に関連付けて予め記憶している店舗、商品またはサービスの情報を参照し、ユーザが旅行中に利用可能な特典を特定してもよい。例えば、図3の旅程であれば、特典情報処理部133は、「品川駅」、「京都駅」、「新大阪駅」、「新幹線」、「大阪xyzホテル」の少なくともいずれかに関連付けられた店舗、商品またはサービスであって、ユーザが決済用ユーザIDである「abc1234」を用いてユーザ端末2で決済をする場合に利用することができる特典を特定する。
特典情報処理部133は、滞在先もしくは滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して利用可能な特典の具体的な一例として、品川駅の中のコーヒーショップで利用可能な特典、新大阪駅の中のお土産店で利用可能な特典、新幹線の車内販売で利用可能な特典、および、滞在するホテル内の店舗もしくはホテルの周辺の店舗で利用可能な特典等を特定する。なお、この例から理解されるように、「滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービス」は、経路だけではなく、滞在先までの移動手段に関連付けられた店舗、商品またはサービスを含む。なお、「滞在先までの移動手段」は、所定の出発地から滞在先まで移動するために利用される電車やバスなどの移動手段のことを意味し、移動手段の目的地は、必ずしも文字通りに「滞在先まで」である必要はなく、例えば、滞在先の周辺の到着駅までであってもよい。
特典としては、例えば、EC(Electronic commerce)サイト上で販売されている特典適用対象となる商品またはサービスを、ユーザが決済用IDを用いた決済方式で購入する場合に利用可能な特典等であってもよい。ECサイト上で販売されている特典適用対象商品またはサービスは、例えば、滞在先の周辺のガイドブック等であってもよい。なお、この場合における決済用ユーザIDを用いた決済は、コード決済の方式ではなく、ユーザの決済用ユーザID、当該決済用ユーザIDに係る決済における支払可能金額の情報、支払金額、店舗情報等に基づいて決済が行われる方式のものである。
このとき特典情報処理部133は、ECサイトを提供するサーバまたはECサイト上の商品等の決済を実行するサーバから、ユーザが購入する商品を特定するための情報(商品特定情報)を受信し、その商品特定情報により特定される商品に対して利用可能な特典を特定する。
特典情報処理部133は、上記のようにして特定したユーザが旅行前または旅行中に利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を、決済用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。
図5は、利用可能特典情報をユーザの旅程情報および決済用ユーザIDに関連付けたテーブルである。「利用可能特典情報」として、品川駅の中のコーヒーショップで利用可能な特典、新大阪駅の中のお土産店で利用可能な特典、新幹線の車内販売で利用可能な特典の情報が含まれている。「旅程関連項目」は、旅程情報に含まれる情報のうち、特典の利用日時に関連する情報である。例えば、品川駅の中のコーヒーショップで利用可能な特典の場合、新幹線が品川駅を出発する時刻である「9:00」の情報が旅程関連項目として示されている。「利用期限日時」は、特典に設定された利用できる期限を示す情報であり、例えば、新大阪駅のお土産屋の特典は利用期限日時が新大阪駅に到着予定の日時から一定期間経過した日時である2021年10月1日17:00に設定されている。
特典情報送信部134は、ユーザが利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を記憶部12から読み出し、決済用ユーザIDに対応するユーザのユーザ端末2へ利用可能特典情報を送信する。特典情報送信部134が利用可能特典情報を送信するタイミングは、例えば旅程情報に基づきユーザが前記決済用ユーザIDを用いた決済を行うことが想定される日時の前である。
例えば、ユーザが既に品川駅を出発し新大阪駅の近くまで移動しており、旅程情報が示す旅行期間中に、ユーザが品川駅の中のコーヒーショップで決済を行わないことが想定される場合、特典情報送信部134は利用可能特典情報をユーザ端末2に送信する必要はない。このような場合、特典情報送信部134は、現在の時刻情報やユーザの旅程情報等に基づき、新大阪駅や滞在先のホテルに関連する利用可能特典情報のみをユーザ端末2に送信するようにしてもよい。
特典情報送信部134は、例えば、旅程情報に含まれる所定の予定行為(例えば、所定の駅を出発する、所定の駅に到着する、滞在先に到着する、または滞在先から出発するといった旅程において予定されている行為)に関連付けられた当該予定行為が実行される予定時刻(例えば、所定の駅を出発する場合であればその出発時刻)を既に経過している場合には、当該所定の予定行為に関する利用可能特典情報を送信しない。特典情報送信部134は、旅程情報に含まれる予定行為のうち、予定行為に関連付けられた予定時刻の経過前に利用可能特典情報をユーザに提示するようにしてもよい。
もっとも、ユーザが往路と同じ経路で旅行から帰ってくる場合、復路で品川駅のコーヒーショップの特典を利用する可能性がある。このような場合(つまり、旅程として復路の経路情報が記憶部12に記憶されている場合)、特典情報送信部134は、ユーザの復路の旅程情報と現在の日時情報等に基づき、ユーザが復路で品川駅のコーヒーショップの特典を利用できるタイミングである品川駅到着前の時刻に、利用可能特典情報をユーザ端末2に送信してもよい。
特典情報送信部134は、通信部11を介して取得したユーザ端末2の位置に基づいて、利用可能特典情報を送信するタイミングを決定してもよい。一例として、特典情報送信部134は、利用可能特典情報が示す所定の特典を利用できるエリアにユーザ端末2の位置が含まれたタイミング、または、ユーザ端末2の位置が当該エリアに含まれる時点よりも所定時間前のあるタイミングで、利用可能特典情報を送信してもよい。特典情報送信部134がこのように動作することで、ユーザが滞在しているエリアにおいて、ユーザに対して利用可能特典情報を提示し、その利用を動機づけることができる。
特典情報送信部134は、例えばGPS(Global Positioning System)の測位情報が示すユーザ端末2の位置、または、ユーザ端末2と基地局との位置関係に基づいた測位情報が示すユーザ端末2の位置が、所定の特典を利用できるエリア内に入った場合に、ユーザ端末2に対して利用可能特典情報を送信してもよい。また、特典情報送信部134は、所定の特典を利用できる上記エリア内にユーザが入る時刻を例えばユーザの旅程情報に基づいて予測し、予測したその時刻よりも所定時間前に利用可能特典情報を送信するようにしてもよい。
特典の中には、利用期限が設定されているものもある。そこで、特典情報送信部134は、特典を利用できる利用期限日時の情報に基づき、利用期限日時より前に利用可能特典情報をユーザ端末2に送信してもよい。具体的には、特典情報送信部134は、旅程の日時情報と、特典が示す利用期限日時の情報とに基づき、旅行が開始された後であり、かつ利用期限日時より前に、利用可能特典情報をユーザ端末2に送信してもよい。例えば、利用期限日時が2021年10月1日17:00に設定されている新大阪駅のお土産屋の特典の場合、特典情報送信部134は、利用期限日時より前、好ましくは利用期限日時から少なくとも数時間前にまでに利用可能特典情報を送信することが好ましい。
決済処理部135は、ユーザ端末2から送信された、ユーザが購入した商品またはサービスの購入代金の支払いに関する決済要求を、ユーザの決済用ユーザIDに関連付けて受け取る。決済処理部135は、ユーザ端末2から受信した決済要求に含まれる決済情報と、ユーザ端末2から受信した決済用ユーザIDとに基づいて決済を実行する。
特典適用部136は、決済処理部135が決済用ユーザIDを用いた決済方法により行われた決済情報を受信し、かつ、下記の条件を満たす場合に、ユーザに対して特典を付与する。具体的には、ユーザ端末2から送信された決済情報に含まれる決済用ユーザIDが、利用可能特典情報に関連付けて記憶部12に記憶された決済用ユーザIDに一致し、かつ、決済情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、予約された滞在先もしくは滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、特典適用部136は、記憶部12に記憶されている利用可能特典情報が示す特典のうち当該決済に係る店舗、商品またはサービスに関連する特典を特定し、特定した特典をユーザに付与する。
具体的な一例として、例えば、旅行を予約した段階で品川駅の中のコーヒーショップにおいて利用可能な特典がユーザの利用可能な特典として記憶部12に記憶されたとする。その後、ユーザが実際に当該コーヒーショップで商品を購入し、決済用ユーザIDで決済を行った場合に、特典適用部136は、決済用ユーザIDで決済を行った際の決済情報および記憶部12に記憶された情報に基づき、当該コーヒーショップでの商品購入に際して利用可能な特典(例えば、購入金額の割引、次回以降の商品の無料購入券など)を特定し、その特典を適用する。
なお、限定されるものではないが、特典が適用された場合、特典情報送信部134はその特典の内容を通信部11を介してユーザ端末2に送信してもよい。これにより、ユーザは、ユーザ端末2で、適用された特典の内容を確認することができる。特典を適用するか否かに関しては、例えば、ユーザが決済を行う際に、ユーザ端末2に表示された利用可能な特典の候補の中から所定の特典がユーザによって選択され、選択された特典が当該決済において適用されてもよい。
なお、特典適用部136は、決済時に利用可能特典情報に対応する特典が適用された場合に、当該利用可能特典情報を記憶部12から削除してもよい。または、特典適用部136は、当該特典が適用されたことを示す情報を記憶部12に記憶させてもよい。特典適用部136がこのように動作することで、一つの利用可能特典情報が繰り返して利用されることを防げる。
特典適用部136は、また、旅程の日時を含む所定の期間内(例えば図3の旅程であれば、旅程の日時は10月1日であるので、「所定の期間」は一例として10月1日から3日間であってもよい)に、滞在先に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、ユーザが決済用ユーザIDを用いて決済を行ったことを条件に、この決済に対応する、ユーザが利用可能な利用可能特典情報を特定し、特定した特典をユーザに付与してもよい。
[動作シーケンス]
以下、情報処理システムS100の動作シーケンスについて説明する。図6は情報処理システムS100の動作シーケンス図である。なお、図6の動作シーケンスでは、第1の決済処理ステップとしてMPM方式の決済が行われる。
まず、ステップS1において、ユーザは、ユーザ端末2の旅行予約用のアプリケーションソフトウェアを起動させ、決済用ユーザIDでソフトフェアにログインする。ユーザは、旅行の予約を行うため、旅行予約用のアプリケーションソフトウェアの入力フォームに、滞在先のホテルを予約するための情報、および、滞在先までの移動手段を予約するための情報を入力する。例えばユーザは、入力フォームに、出発駅として「品川駅」を入力し、到着駅として「新大阪駅」を入力し、移動手段として「新幹線」と出発時刻等を選択する。ユーザは、また、滞在先として「大阪xyzホテル」を選択し、滞在日等も入力する。
ユーザは、ユーザ端末2を操作し、旅行予約用のアプリケーションソフトウェアの入力フォームに入力された上記の予約情報を情報処理装置1へ送信する。これにより、滞在先および移動手段を予約するための予約情報がユーザ端末2からユーザの決済用ユーザIDに関連付けて情報処理装置1へ送信される。
次いで、ステップS2において、情報処理装置1の予約情報受付部131は、ユーザ端末2から決済用ユーザIDに関連付けて送信された滞在先および移動手段を予約するための予約情報を受信する。予約情報受付部131は、受信した予約情報に基づき対象の滞在先および移動手段の予約可能であるかを例えば滞在先および移動手段の予約を管理する外部サーバに問い合せ、予約可能であれば滞在先および移動手段を予約する。
旅程情報処理部132は、予約情報受付部131が受け付けた滞在先および移動手段の情報に基づき、ユーザの旅程情報を生成し、旅程情報を決済用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。旅程情報処理部132は、また、生成した旅程情報をユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、旅程情報処理部132から受信した旅程情報を例えば表示部23に表示させる。
次いで、ステップS3において、特典情報処理部133は、旅程情報処理部132によって生成された旅程情報が示す滞在先または滞在先までの経路に関連付けられた店舗や商品等に対して、ユーザが決済用ユーザIDを用いて決済を行う場合にユーザが利用することができる特典を特定する。特典情報処理部133は、一例として、「品川駅」、「京都駅」、「新大阪駅」、「新幹線」、「大阪xyzホテル」に関連付けられた店舗、商品またはサービスであって、ユーザが決済用ユーザIDを用いて決済を行う場合に利用することができる利用可能特典を特定する。例えば、特典情報処理部133は、品川駅の中のコーヒーショップで利用可能な特典、新大阪駅の中のお土産店で利用可能な特典、新幹線の車内販売で利用可能な特典、および、滞在するホテル内の店舗もしくはホテルの周辺の店舗で利用可能な特典を、ユーザが利用可能な特典として特定する。
特典情報処理部133は、このようにして特定した特典の情報である利用可能特典情報を生成し、ユーザの決済用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。ここまでの工程で、記憶部12は、ユーザの旅程情報と利用可能特典情報とを、ユーザが旅行中に決済を行う際に用いる決済用ユーザIDに関連付けて記憶することとなる。
次いで、ステップS4において、特典情報送信部134は、記憶部12が決済用ユーザIDに関連付けて記憶した利用可能特典情報を読み出し、所定のタイミングで、ユーザのユーザ端末2へ利用可能特典情報を送信する。利用可能特典情報を送信するタイミングは、例えば下記のようなタイミングであってもよい。特典情報送信部134は、例えばユーザが対象の店舗、商品またはサービスに対して決済を行う前に利用可能特典情報を送信する。利用可能特典情報が送信されるタイミングの他の例については既に説明したため、ここでの重複する説明は省略する。
特典情報送信部134から送信された利用可能特典情報を受信したユーザ端末2は、利用可能特典情報を受信したタイミングで、または、ユーザ端末2が利用可能特典情報を受信した後、ユーザからの所定の入力があったタイミングで、利用可能な特典の内容、および、利用可能特典情報を受信したことの少なくともいずれかを表示部23に表示させてもよい。
続いて、ステップS5で、ユーザが店舗Sで商品を購入する。店舗Sは、ユーザが予約した滞在先または滞在先までの経路に予め関連付けられて記憶部12に記憶された、ユーザが決済用ユーザIDを用いた決済方式で決済を行うことができる店舗である。店舗Sの店員は、ユーザが購入する商品に付されたバーコードを読み取り、商品の支払金額を店舗端末3に算出させる。店員は、店舗端末3において、支払金額を店舗端末3に表示させるための操作を行う。
次いでステップS6において、ユーザは、コード決済用のアプリケーションソフトウェアを起動させ、店舗Sで表示されたQRコード(登録商標)等の決済用コードを読み取って当該店舗Sの店舗情報を取得する。また、ユーザは、コード決済用のアプリケーションソフトウェアの所定の入力画面において、店舗端末3が示す支払金額を入力する。ユーザは、ユーザ端末2を操作して、ユーザ端末2から、決済要求処理のために、決済用コードに対応する決済用トークンと、ユーザの決済用ユーザIDと、支払い金額の情報を含む決済要求情報とを情報処理装置1に送信する。情報処理装置1へ送信される情報としては、店舗Sを識別する店舗情報に加え、決済日時の情報も含まれる。
次いで、ステップS7において、情報処理装置1の決済処理部135は、ユーザ端末2から決済用ユーザIDに関連付けて送信された決済要求等を受信し決済を実行する。決済処理部135は、店舗Sで商品またはサービスの購入に関する決済を行うための決済用コードを示す決済用トークンを、予め、店舗Sを識別する情報に関連付けて決済情報記憶部である記憶部12に記憶させている。決済処理部135は、店舗Sにおいて、決済用コードを読み取ったユーザ端末2から、当該決済用コードに対応する決済用トークンと、ユーザの決済用ユーザIDと、当該決済に対応する決済要求情報とを受信する。そして、受信した決済用トークンが、記憶部12に記憶された決済用トークンと一致する場合に、決済処理部135は、決済要求の情報に基づいて決済を実行する。決済が実行されると、決済処理部135は決済完了通知をユーザ端末2に送信する。
次いで、ステップS8において、ユーザが決済用ユーザIDを用いて決済を行った場合に、特典適用部136は、当該決済での決済情報に含まれる決済用ユーザID(例えば「abc1234」)が利用可能特典情報に関連付けて記憶部12に記憶された決済用ユーザID(例えば「abc1234」)に一致しており、決済要求情報に含まれる、決済対象店舗を識別する情報が示す店舗、決済対象の商品またはサービスを識別する情報が示す商品またはサービスが、ユーザの旅程情報に関連付いた店舗、商品またはサービスであるときに、対象の特典を特定して当該特典をユーザに対して付与する。つまり、決済用ユーザIDを用いた決済が行われた場合に、記憶部12に記憶された特典のうちの当該決済に対応する特典が付与(適用)される。
付与された特典の情報は、特典情報送信部134からユーザ端末2に対して送信されてもよく、これにより、ユーザは適用された特典の内容を確認することができる。前述したように、特典は、ユーザが決済を行う際に、ユーザ端末2に表示された利用可能な特典の候補の中からユーザによって選択され、当該決済において適用されてもよい。
上述したステップS8の説明では、決済用ユーザIDを用いた決済が行われた場合にユーザに特典を付与するための条件の1つとして、決済要求情報が示す店舗、商品またはサービスが、ユーザの旅程情報に関連づいた店舗、商品またはサービスであるか否かという条件を例示した。本発明では、決済情報が示す店舗、商品またはサービス、決済日時および決済金額の情報の1つまたは複数が、ユーザへの特典の適用可否の判定に利用されてもよい。一例として、決済情報が示す商品が、ユーザの旅程情報に関連付けられた、特典を適用可能な商品であり、かつ、決済情報が示す決済日時がユーザの旅程情報に関連付けられた所定の日時(一定の時間的な幅をもった期間であってもよい)である場合に、ユーザに特典を付与してもよい。
ステップS8に関して、当該ステップでの技術的な特徴の1つは、ユーザが決済用ユーザIDを用いた決済を行ったことを契機として、ステップS3において利用可能特典として記憶部12に記憶させていた特典のうち当該決済に対応する特典をユーザに付与することにある。図6は、ステップS7の決済処理の後、ステップS8でユーザに特典が付与される例を示している。このタイプの特典としては、例えば、ポイントの付与やキャッシュバック等が挙げられる。一方、本発明においては、図6におけるステップS7の決済処理の前に、ステップS8におけるユーザへの特典付与可否の判定を決済要求情報に基づいて実行してもよい。この場合、決済が完了する前の段階で特典の適用可否が判定され、適用可能である場合に所定の特典が適用された状態で決済が実行される。このタイプの特典としては、例えば、決済金額から所定の金額を割り引く特典や、所定の対象商品を無料で購入できる特典等が挙げられる。
〔情報処理システムS100の作用効果〕
以上に説明した情報処理システムS100では、情報処理装置1は、ユーザに予め割り当てられた決済用ユーザIDを用いてユーザが行った旅行の予約を受け付け、ユーザの旅程情報を決済用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させる。これにより、情報処理装置1は記憶部12に記憶された利用可能特典情報を適宜読み出し、旅行前または旅行中のユーザに対して有用な情報を提供できる。
また、情報処理装置1は、ユーザが利用することができる特典の情報である利用可能特典情報を記憶部12に記憶させた後、ユーザが決済用ユーザIDを用いた決済を行う前に、ユーザ端末2に対して利用可能特典情報を送信する。このような構成によれば、ユーザは、ユーザ端末2で受信した利用可能特典情報を、店舗S等で決済をする際に利用することができる。
また、情報処理装置1は、ユーザが利用することができる特典に関して、特典を利用できる利用期限日時の情報を取得するとともに、旅程の日時情報に基づき、利用可能特典情報をユーザ端末2に送信する。このような構成によれば、情報処理装置1は、ユーザの旅程情報が示す日時情報および特典の利用期限日時に基づいた好適なタイミングで、利用可能特典情報をユーザ端末2に送信することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明したが、本発明は上記に説明した構成および動作方法に限定されるものではなく、種々変更可能である。例えば、情報処理装置1が旅行の予約の受け付ける場合、インターネット上のウェブサイトが提供する入力フォームにユーザが入力した所定の情報を受信することによって予約を受け付けてもよい。
旅行の予約の受け付けに関し、ユーザが、例えば旅行代理店の店頭で口頭または書面で申し込んだ内容を予約情報受付部131が受け付けてもよい。一例として、旅行代理店の予約用店舗端末が、当該ユーザの滞在先の予約や移動手段の予約を受け付け、受け付けた滞在先の予約や移動手段の予約をユーザの決済用ユーザIDまたは予約用ユーザIDと関連付けて情報処理装置1に送信する。予約情報受付部131は、このように旅行代理店の店舗端末経由でユーザの滞在先の予約や移動手段の予約を受け付けてもよい。
<第2の実施形態>
本発明において、ユーザ端末2によるコード決済は図7に示すような手順で行われるものであってもよい。図7は、第2の決済処理ステップであるコード決済の手順およびユーザが利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を記憶する手順についての概略図である。
図7のコード決済は、店舗Sの店員が、ユーザがユーザ端末2に表示させた決済用コードを店舗端末3で読み取って決済用トークンを生成し、店舗端末3から決済用トークンと決済要求情報とを決済用ユーザIDに関連付けて決済サーバである情報処理装置1に送信し、情報処理装置1が決済を実行するという方式である。
具体的には、まず、情報処理装置1は、ユーザ端末2から、ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDと、ユーザが店舗Sにおいて決済するための決済用コードを発行させるための発行要求とを受信する。情報処理装置1は、ユーザ端末2から決済用コードの発行要求を受信すると、ユーザが店舗において決済を行う際に必要な決済用コードを生成するための決済用トークンを生成する。情報処理装置1は、決済用ユーザIDと、生成した決済用トークンとを関連付けて決済情報記憶部に記憶させる。
その後、情報処理装置1は、生成した決済用トークンをユーザ端末2に送信する。ユーザ端末2は、情報処理装置1から決済用トークンを受信し、受信した決済用トークンに基づいて、店舗Sで決済を行うための決済用コードを生成して表示部に表示させる。店舗Sの店員は店舗端末3を操作してユーザ端末2に表示された決済用コードを読み取り、決済用トークンと、ユーザの店舗Sにおける決済に対応する決済要求情報とをユーザ端末2から情報処理装置1に送信する。
その後、情報処理装置1は、店舗端末3から決済用トークンと決済要求情報とを受信し、受信した決済用トークンが、決済用情報記憶部に記憶された決済用トークンと一致する場合、決済要求情報に基づいて決済を実行する。
情報処理装置1は、また、店舗端末3から受信した決済用トークンと関連付けて決済情報記憶部に記憶された決済用ユーザIDを特定する。そして、情報処理装置1は、決済要求情報に含まれる決済対象店舗を識別する情報が示す店舗、決済対象の商品またはサービスを識別する情報が示す商品またはサービス(例えば品川駅のコーヒーショップでの購入したコーヒー)が、特定した決済用ユーザIDに関連付けて記憶部に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な、滞在先または滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービス(例えば、利用可能特典情報として記憶されている、品川駅のコーヒーショップの商品)である場合に、ユーザに特典を付与(適用)する。
なお、図7の決済方式の場合も、第1の実施形態で前述した通り、決済要求情報が示す店舗、商品またはサービス、決済日時および決済金額の情報の1つまたは複数をユーザに特典を付与する際の条件としてもよい。また、ユーザに対する特典の付与(適用)は、第1の実施形態でも説明したとおり、決済の完了前であってもよいし、決済の完了後であってもよい。
つまり、情報処理装置1は、ユーザの決済用ユーザIDを用いて行われた決済が完了した後の「決済実績情報」(決済の利用実績情報)が示す情報、例えば決済済みの金額、店舗、または商品、あるいは決済完了時刻等に基づき当該ユーザに特典を付与する(例えば、事後的なポイントの付与等)ものであってもよいし、決済完了前の「決済要求情報」が示す情報、例えば決済が要求される金額、店舗、商品または時刻に基づき当該ユーザに特典を付与する(例えば、決済金額からの所定金額の割引)ものであってもよい。ここで本発明の各実施形態における決済情報は、「決済実績情報」および「決済要求情報」の少なくともいずれかを含む。
なお、上記の例は決済用トークンと決済要求情報が情報処理装置1へ送信される構成であるが、例えば図7のような決済方式で例えば外部の決済サーバが決済を実行してもよい。その決済実績情報を情報処理装置1が受信し、当該決済実績情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、記憶部12に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な店舗、商品またはサービスである場合に対象の特典を適用するという処理を行ってもよい。
本発明において、ユーザに付与される特典は実店舗ではなくECサイト上での商品の購入などで利用可能な特典でもよいことは前述した通りである。ECサイトで購入した商品について特典を適用する場合、まず、例えば特典情報処理部133が、ユーザが旅行の予約を行った後、ユーザが予約した滞在先もしくはその滞在先までの経路に関連する商品またはサービスであって、ECサイト上で販売される商品もしくはサービスに利用可能な特典の情報(例えば、ユーザの滞在先が新大阪であれば、ECサイト上で販売されている大阪のガイドブックを無料で入手できる特典等)を、ECサイトを提供するサーバ等から取得して、ユーザの決済用ユーザIDに関連付けて記憶部12に記憶させてもよい。
ECサイト上で決済を行う場合も、上記実施形態で説明したように、決済の完了前にユーザに特典が適用され、例えばECサイト上の決済において所定金額の割引が適用されてもよい。または、決済完了後に、例えばポイントの付与やキャッシュバックといった特典がユーザに付与されてもよい。
本発明において、「決済用ユーザIDを用いて決済する」とは、コード決済による決済に限定されるものではなく、例えば、ユーザ端末での電子マネー決済やクレジットカード決済用のアプリケーションソフトウェアでの決済が利用されてもよい。このような決済を用いる場合も、決済処理部135が、決済処理に関する店舗、商品またはサービス、決済日時および決済金額の情報の1つまたは複数の情報を取得し、特典適用部136がその情報に基づき、特典の適用可否を判定し、適用可能であればユーザに所定の特典を付与(適用)してもよい。
なお、本発明により、国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」に貢献することが可能となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、装置の全部または一部は、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 店舗端末
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
21 操作部
22 通信部
23 表示部
24 撮像部
25 記憶部
26 制御部
131 予約情報受付部
132 旅程情報処理部
133 特典情報処理部
134 特典情報送信部
135 決済処理部
136 特典適用部
S 店舗
S100 情報処理システム

Claims (15)

  1. コンピュータによって実行される、
    ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDまたは前記決済用ユーザIDに関連付けられた予約用ユーザIDと関連付けて、前記ユーザの所定の滞在先における滞在予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用予約を受け付ける、または、前記滞在予約もしくは前記移動手段の利用予約に対する対価の支払いを受け付けるステップと、
    前記決済用ユーザIDまたは前記予約用ユーザIDと、前記滞在先の情報および前記滞在先までの経路の情報を含む前記ユーザの旅程の情報である旅程情報とを関連付けて記憶部に記憶させるステップと、
    前記旅程情報が示す前記滞在先または前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記決済用ユーザIDを用いて前記ユーザがユーザ端末で決済する場合に利用可能な特典を示す利用可能特典情報を特定するステップと、
    前記ユーザの前記利用可能特典情報を、前記ユーザの前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶させるステップと、
    を有する、情報処理方法。
  2. コンピュータが実行する、
    前記利用可能特典情報を前記記憶部に記憶させた後、前記ユーザが前記決済用ユーザIDを用いた決済を行う前に、前記ユーザ端末に対して前記利用可能特典情報を送信するステップをさらに有する、
    請求項1に記載の情報処理方法。
  3. 前記ユーザの旅程情報を記憶部に記憶させるステップは、前記旅程情報として前記ユーザの旅程の日時情報を前記記憶部に記憶させることを含み、
    前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信するステップは、
    前記記憶部に記憶された前記旅程の日時情報に基づき、前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信する、
    請求項2に記載の情報処理方法。
  4. 前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信するステップは、
    所定の前記特典に関して前記特典を利用できる利用期限日時の情報と前記旅程の日時情報と、前記利用期限日時より前に、前記利用可能特典情報を前記ユーザ端末に送信する
    請求項3に記載の情報処理方法。
  5. コンピュータが実行する、
    ユーザ端末から送信された、所定の滞在先における滞在予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用予約を、前記予約用ユーザIDまたは決済用ユーザIDに関連付けて受け取るステップをさらに有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  6. コンピュータが実行する、
    ユーザ端末から送信された、ユーザが購入した商品またはサービスに対してユーザが支払う金額を決済するための決済要求を、前記決済用ユーザIDに関連付けて受け取るステップをさらに有する、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  7. コンピュータが実行する、
    前記旅程情報が示す前記ユーザの前記旅程の日時を含む所定の期間内に、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記ユーザが前記決済用ユーザIDを用いて前記決済を行ったことを条件に、前記決済の決済情報が示す店舗、商品またはサービスに関連する特典をユーザに付与するステップをさらに有する、
    請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  8. 前記特典をユーザに付与するステップは、
    前記決済用ユーザIDを用いた決済方法により行われた決済情報を受信し、受信した前記決済情報に含まれる決済用ユーザIDが、前記利用可能特典情報に関連付けて前記記憶部に記憶された前記決済用ユーザIDに一致し、かつ、前記決済情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記特典をユーザに付与する、
    請求項7に記載の情報処理方法。
  9. 前記店舗は、前記滞在先を含む所定のエリア内に位置しており、前記滞在先に関連する店舗として予め前記記憶部に記憶されている、
    請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  10. コンピュータが実行する、
    前記ユーザによる前記決済用ユーザIDを用いた決済の利用実績の情報を取得するステップと、
    前記利用実績に基づき前記ユーザに付与する前記特典の内容を決定するステップと、
    をさらに有する、
    請求項1から9のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  11. コンピュータが実行する、
    前記ユーザによる前記決済用ユーザIDを用いた決済の金額に基づき前記特典の内容を決定するステップをさらに有する、
    請求項1から10のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  12. 前記記憶部は、複数の前記滞在先と、複数の前記店舗、商品またはサービスとを関連付けて記憶している、
    請求項1から11のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  13. コンピュータが実行する第1の決済処理ステップをさらに有し、
    前記第1の決済処理ステップは、
    所定の店舗で商品またはサービスの購入に関する決済を行うための決済用コードを示す決済用トークンを、前記店舗を識別する情報に関連付けて決済情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記店舗において、前記決済用コードを読み取った前記ユーザ端末から、当該決済用コードに対応する前記決済用トークンと、前記決済用ユーザIDと、前記ユーザの決済に対応する決済要求情報とを受信するステップと、
    受信した前記決済用トークンが、前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用トークンと一致する場合に決済要求情報に基づいて決済を実行するステップと、
    前記決済要求情報または実行された決済実績情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、受信した前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な、前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記ユーザに前記特典を付与するステップと、
    を有する、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  14. コンピュータが実行する第2の決済処理ステップをさらに有し、
    前記第2の決済処理ステップは、
    前記ユーザ端末から、前記決済用ユーザIDと、前記ユーザが決済するための決済用コードの発行要求とを受信するステップと、
    前記決済用コードの発行要求を受信すると、前記決済用コードを生成するための決済用トークンを生成するステップと、
    前記決済用ユーザIDと、前記決済用トークンとを関連付けて決済情報記憶部に記憶させるステップと、
    前記決済用トークンを前記ユーザ端末に送信するステップと、
    前記決済用トークンに基づいて前記ユーザ端末が表示した前記決済用コードを読み取った店舗端末から、前記決済用トークンと、前記ユーザの前記店舗における決済に対応する決済要求情報とを受信するステップと、
    受信した前記決済用トークンが、前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用トークンと一致する場合に前記決済要求情報に基づいて決済を実行するステップと、
    受信した前記決済用トークンと関連付けて前記決済情報記憶部に記憶された前記決済用ユーザIDを特定するステップと、
    前記決済要求情報または実行された決済実績情報に含まれる店舗、商品またはサービスが、特定した前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶された利用可能特典情報が示す特典が利用可能な、前記滞在先または前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスである場合に、前記ユーザに前記特典を付与するステップと、
    を有する、
    請求項1から12のいずれか一項に記載の情報処理方法。
  15. ユーザに割り当てられた決済用ユーザIDまたは前記決済用ユーザIDに関連付けられた予約用ユーザIDと関連付けて、所定の滞在先における滞在の予約もしくは前記滞在先までの移動手段の利用の予約を受け付ける、または、前記滞在の予約もしくは前記移動手段の利用の予約に対する対価の支払いを受け付ける予約受付部と、
    前記決済用ユーザIDまたは前記予約用ユーザIDと、前記滞在先および前記滞在先までの経路の情報を含む前記ユーザの旅程情報とを関連付けて記憶部に記憶させる旅程情報処理部と、
    前記滞在先もしくは前記滞在先までの経路に関連付けられた店舗、商品またはサービスに対して、前記決済用ユーザIDを用いて前記ユーザが決済する場合に利用可能な特典の情報である利用可能特典情報を、前記決済用ユーザIDに関連付けて前記記憶部に記憶させる特典情報処理部と、
    を有する、情報処理装置。



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