JP3849869B2 - 乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法 - Google Patents

乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗車券(座席指定席用の乗車回数券)を利用して座席種を指定する乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、乗車券を利用したシステムとして、特開2002−074407号公報、特開平11−232495号公報、特開2002−150325号公報、特開平6−259625号公報、特開平6−028381号公報が開示されている。
【0003】
そのうち、特開2002−074407号公報に記載されたシステムでは、乗車券を利用して、利用者が希望する列車の座席種の予約を受けることができる。利用者は、パーソナルコンピュータ(特開2002−074407号公報に記載のパソコン端末)により座席種の予約をし、指定席券を販売するための窓口である指定席券販売窓口に予めに出向いて、その指定席券販売窓口で指定席券を発券してもらう。または、利用者は、指定席券を販売するための指定席券販売機によって指定席券を発券する。
【0004】
従来のシステムでは、座席指定席用の乗車回数券を所持していたり、または当該乗車回数券相当の権利を有していても、列車の乗車前までに指定席券販売窓口や指定席券販売機に出向いて、予約した座席種に座るために指定席券を発券しなければならない。指定席券販売窓口や指定席券販売機が多くの利用者により混雑している場合や、乗車すべき列車の発車時刻までに指定席券を発券する時間がない場合には、利用者が希望する列車の発車時刻までに指定席券を発券することができない。指定席券を発券することができないため、その利用者は、結局、座席種の予約をしても、その列車に乗車することができない(乗車できても指定席を利用できず、特に当該乗車回数券自体ではなくそれに相当する権利を有しているに過ぎない後者の場合には、改札口を通過することすらできない)ことがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、利用者が希望する列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、座席指定席用の乗車回数券を所持している場合に、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席種を指定することができる乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、指定席券を発券する前に、利用者が座席種を指定した列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる乗車回数券座席指定システム、座席指定サーバ、及び、乗車回数券座席指定方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用する番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0007】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムは、利用者に属する利用者携帯端末(10−i)と、座席指定サーバ(20)とを具備する。利用者携帯端末(10−i)と座席指定サーバ(20)とは、ネットワーク(60)に接続されている。利用者携帯端末(10−i)は、利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信する。座席指定条件は、列車に乗車するための乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を含む。乗車回数券は座席指定用の乗車回数券である。座席指定サーバ(20)は、指定済情報データベース(52)を備えている。座席指定サーバ(20)は、利用者携帯端末(10−i)からの座席指定条件が満たされたと判断されるとき、座席種を指定したことを表す指定済情報を指定済情報データベース(52)に登録すると共に、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)に送信する。
従来では、座席指定席用の乗車回数券を所持していたり、または当該乗車回数券相当の権利を有していても、指定席券販売窓口や指定席券販売機が多くの利用者により混雑している場合や、乗車すべき列車の発車時刻までに指定席券を発券する時間がない場合には、利用者が希望する列車の発車時刻までに指定席券を発券することができないため、その利用者は、結局、座席種の予約をしても、その列車に乗車することができない(乗車できても指定席を利用できず、特に当該乗車回数券自体ではなくそれに相当する権利を有しているに過ぎない後者の場合には、改札口を通過することすらできない)ことがあった。本発明の乗車回数券座席指定システムでは、利用者が、改札口を通過した後に、又は、改札口を通過する前に(たとえば、駅への移動中など)、利用者携帯端末(10−i)を用いて、座席指定条件を送信すれば、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席指定サーバ(20)が座席種を指定し、座席種を指定したことを指定済情報としてその利用者の利用者携帯端末(10−i)に送信する。このため、座席種の指定を受けた利用者は、指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
【0008】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムにおいて、座席指定条件は、利用者携帯端末(10−i)を識別する端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、利用者が列車に乗車するときの乗車日と乗車時刻(列車の発車時刻)とを含む乗車日時と、列車を識別する列車識別情報と、利用者が列車の座席種を指定するための座席種指定情報とを更に含む。指定済情報は、指定済情報を識別する管理情報(管理番号)と、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と、乗車日時と、列車識別情報と、座席識別情報とを含む。座席識別情報は、座席種指定情報に対応し、座席種を識別する情報である。本発明の乗車回数券座席指定システムでは、座席指定サーバ(20)は、管理情報(管理番号)で乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を管理するため、利用者は、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる。
【0009】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定システムは、更に、課金サーバ(30)を具備する。課金サーバ(30)は、ネットワーク(60)に接続されている。課金サーバ(30)は、利用者情報データベース(54)と料金回収代行データベース(55)とを備えている。利用者情報データベース(54)には、利用者に関連する利用者情報と決済日とが登録されている。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。座席指定サーバ(20)は、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)に送信すると共に、回収代行情報を課金サーバ(30)に送信する。回収代行情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。課金サーバ(30)は、座席指定サーバ(20)からの回収代行情報を料金回収代行データベース(55)に登録する。課金サーバ(30)は、利用者情報データベース(54)と料金回収代行データベース(55)とを参照して、座席指定サーバ(20)からの管理情報(管理番号)を含む取消情報を乗車日から決済日までに受信しないとき、金額を課金する。取消情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車して座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。
本発明の乗車回数券座席指定システムでは、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。
【0010】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定システムは、更に、車掌携帯端末(40−j)を具備する。車掌携帯端末(40−j)は、ネットワーク(60)に接続されている。利用者携帯端末(10−i)によって指定済情報が表示されたときに、車掌携帯端末(40−j)は、利用者携帯端末(10−i)に表示された指定済情報を入力して座席指定サーバ(20)に送信する。座席指定サーバ(20)は、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)に送信する。車掌携帯端末(40−j)は、指定席券発券指示に応じて、指定済情報が記載された指定席券を発券し、発券済情報を座席指定サーバ(20)に送信する。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。座席指定サーバ(20)は、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録すると共に、取消情報を課金サーバ(30)に送信する。本発明の乗車回数券座席指定システムでは、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0011】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定システムにおいて、決済日は、課金サーバ(30)が利用者携帯端末(10−i)の通信料金を課金する日である。課金サーバ(30)は、座席種に関する金額を利用者携帯端末(10−i)の通信料金と共に管理して課金することが好ましい。
【0012】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムは、更に、課金サーバ(30)を具備する。課金サーバ(30)は、ネットワーク(60)に接続されている。課金サーバ(30)は、利用者情報データベース(54)と料金回収代行データベース(55)とを備えている。利用者情報データベース(54)には、利用者に関連する利用者情報と決済日とが登録されている。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。指定済情報は、指定済情報を識別する管理情報(管理番号)を更に含む。座席指定サーバ(20)は、指定済情報データベース(52)を参照して、発券済情報が指定済情報に対応付けられて指定済情報データベース(52)に登録されていないとき、課金情報を設定日に課金サーバ(30)に送信する。課金情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。指定席券には指定済情報が記載されている。課金サーバ(30)は、座席指定サーバ(20)からの課金情報を料金回収代行データベース(55)に登録する。課金サーバ(30)は、利用者情報データベース(54)と料金回収代行データベース(55)とを参照して、金額を課金する。
本発明の乗車回数券座席指定システムでは、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、設定日になったときに座席指定サーバ(20)が課金情報を課金サーバ(30)に送信し、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。または、座席指定サーバ(20)と課金サーバ(30)の属する鉄道会社(A)は、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、課金サーバ(30)により、座席種に関する金額を課金することにより、その金額に対して損失が発生することはない。
【0013】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムは、更に、車掌携帯端末(40−j)を具備する。車掌携帯端末(40−j)は、ネットワーク(60)に接続されている。利用者携帯端末(10−i)によって指定済情報が表示されたときに、車掌携帯端末(40−j)は、利用者携帯端末(10−i)に表示された指定済情報を入力して座席指定サーバ(20)に送信する。座席指定サーバ(20)は、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)に送信する。車掌携帯端末(40−j)は、指定席券発券指示に応じて、指定席券を発券し、指定席券を発券したときに発券済情報を座席指定サーバ(20)に送信する。座席指定サーバ(20)は、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録する。本発明の乗車回数券座席指定システムでは、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0014】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムにおいて、座席指定サーバ(20)は、乗車日と列車識別情報と空席情報とが登録された空席情報データベース(51−1)を備えている。空席情報は乗車日に座席種の利用が可能であることを表す情報である。座席指定サーバ(20)は、空席情報データベース(51−1)を参照して、座席指定条件により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する。座席指定サーバ(20)は、判断の結果、座席種の利用が可能であるとき、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)に送信する。
【0015】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムにおいて、座席指定サーバ(20)は、空席情報データベース(51−1)を参照して、座席指定条件により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する。座席指定サーバ(20)は、判断の結果、座席種の利用が不可能であるとき、その座席種の利用が不可能であることを表す指定不能情報と空席情報とを利用者携帯端末(10−i)に送信する。空席情報は利用者携帯端末(10−i)によって表示されることが好ましい。利用者は、希望する座席種の利用が不可能である場合、利用者携帯端末(10−i)に表示された空席情報により、利用が可能な座席種を決定して、利用者携帯端末(10−i)は、利用者の操作により、その座席種を含む座席指定条件を座席指定サーバ(20)に送信することが好ましい。
【0016】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定システムにおいて、座席指定サーバ(20)は、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とが対応付けられて登録される乗車回数券識別情報データベース(51−2)を備えている。乗車回数券利用情報は、座席指定席用の乗車回数券によって列車に乗車されたことを表す情報である。座席指定サーバ(20)は、乗車回数券識別情報データベース(51−2)を更に参照して、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるか否かを判断する。座席指定サーバ(20)は、判断の結果、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるとき、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)に送信する。発券済情報は、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とを含むことが好ましい。この場合、座席指定サーバ(20)が車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録したとき、座席指定席用の乗車回数券を利用不可能にするために、発券済情報の乗車回数券利用情報を乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)に対応付けて乗車回数券識別情報データベース(51−2)に登録することが好ましい。
【0017】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の座席指定サーバ(20)は、ネットワーク(60)に接続されている。本発明の座席指定サーバ(20)は、収集部(21)と、指定済情報データベース(52)と、指定済状況管理部(23)とを具備する。収集部(21)は、座席指定条件を収集する。座席指定条件は、利用者携帯端末(10−i)からネットワーク(60)を介して送信されたものであり、利用者携帯端末(10−i)の利用者が希望する列車の座席種を指定するための情報である。座席指定条件は、列車に乗車するための乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を含む。乗車回数券は座席指定用の乗車回数券である。指定済状況管理部(23)は、利用者携帯端末(10−i)からの座席指定条件が満たされたと判断されるとき、座席種を指定したことを表す指定済情報を指定済情報データベース(52)に登録すると共に、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する。
従来では、座席指定席用の乗車回数券を所持していたり、または当該乗車回数券相当の権利を有していても、指定席券販売窓口や指定席券販売機が多くの利用者により混雑している場合や、乗車すべき列車の発車時刻までに指定席券を発券する時間がない場合には、利用者が希望する列車の発車時刻までに指定席券を発券することができないため、その利用者は、結局、座席種の予約をしても、その列車に乗車することができない(乗車できても指定席を利用できず、特に当該乗車回数券自体ではなくそれに相当する権利を有しているに過ぎない後者の場合には、改札口を通過することすらできない)ことがあった。本発明の座席指定サーバ(20)では、利用者が、改札口を通過した後に、又は、改札口を通過する前に(たとえば、駅への移動中など)、利用者携帯端末(10−i)を用いて、座席指定条件を送信すれば、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席指定サーバ(20)が座席種を指定し、座席種を指定したことを指定済情報としてその利用者の利用者携帯端末(10−i)に送信する。このため、座席種の指定を受けた利用者は、指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
【0018】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の座席指定サーバ(20)において、座席指定条件は、利用者携帯端末(10−i)を識別する端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、利用者が列車に乗車するときの乗車日と乗車時刻(列車の発車時刻)とを含む乗車日時と、列車を識別する列車識別情報と、利用者が列車の座席種を指定するための座席種指定情報とを更に含む。指定済情報は、指定済情報を識別する管理情報(管理番号)と、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と、乗車日時と、列車識別情報と、座席識別情報とを含む。座席識別情報は、座席種指定情報に対応し、座席種を識別する情報である。本発明の座席指定サーバ(20)では、座席指定サーバ(20)は、管理情報(管理番号)で乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を管理するため、利用者は、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる。
【0019】
本発明(第1実施形態)の座席指定サーバ(20)は、更に、未収代金管理部(24)を具備する。指定済状況管理部(23)が指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信したときに、未収代金管理部(24)は、回収代行情報を課金サーバ(30)にネットワーク(60)を介して送信する。回収代行情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。この回収代行情報は、未収代金管理部(24)からの管理情報(管理番号)を含む取消情報を乗車日から決済日までに課金サーバ(30)が受信しないときに、課金サーバ(30)が金額を利用者に関連する利用者情報により課金することを表す。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。取消情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車して座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。
本発明の座席指定サーバ(20)では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。
【0020】
本発明(第1実施形態)の座席指定サーバ(20)において、指定済状況管理部(23)は、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)にネットワーク(60)を介して送信する。指定席券発券指示は、指定済情報が記載された指定席券を発行したうえで発券済情報を送信するように車掌携帯端末(40−j)に指示するための情報である。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。指定済状況管理部(23)は、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録する。未収代金管理部(24)は、指定済状況管理部(23)が発券済情報を指定済情報データベース(52)に登録したときに、取消情報を課金サーバ(30)に送信する。本発明の座席指定サーバ(20)では、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0021】
本発明(第1実施形態)の座席指定サーバ(20)において、決済日は、課金サーバ(30)が利用者携帯端末(10−i)の通信料金を課金する日である。課金サーバ(30)は、座席種に関する金額を利用者携帯端末(10−i)の通信料金と共に管理して課金することが好ましい。
【0022】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の座席指定サーバ(20)は、更に、未収代金管理部(24)を具備する。指定済情報は、指定済情報を識別する管理情報(管理番号)を更に含む。未収代金管理部(24)は、指定済情報データベース(52)を参照して、発券済情報が指定済情報に対応付けられて指定済情報データベース(52)に登録されていないとき、課金情報を設定日に課金サーバ(30)にネットワーク(60)を介して送信する。課金情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。指定席券には指定済情報が記載されている。課金情報は、課金サーバ(30)が金額を利用者に関連する利用者情報により課金することを表す。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。
本発明の座席指定サーバ(20)では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、設定日になったときに座席指定サーバ(20)が課金情報を課金サーバ(30)に送信し、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。または、座席指定サーバ(20)と課金サーバ(30)の属する鉄道会社(A)は、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、課金サーバ(30)により、座席種に関する金額を課金することにより、その金額に対して損失が発生することはない。
【0023】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の座席指定サーバ(20)において、指定済状況管理部(23)は、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)にネットワーク(60)を介して送信する。指定席券発券指示は、指定済情報が記載された指定席券を発行したうえで発券済情報を送信するように車掌携帯端末(40−j)に指示するための情報である。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。指定済状況管理部(23)は、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録する。本発明の座席指定サーバ(20)では、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0024】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の座席指定サーバ(20)は、更に、乗車日と列車識別情報と空席情報とが登録された空席情報データベース(51−1)と、空席状況管理部(22)とを具備する。空席情報は乗車日に座席種の利用が可能であることを表す情報である。空席状況管理部(22)は、空席情報データベース(51−1)を参照して、座席指定条件により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する。指定済状況管理部(23)は、空席状況管理部(22)が判断した結果、座席種の利用が可能であるとき、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する。
【0025】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の座席指定サーバ(20)において、空席状況管理部(22)は、空席情報データベース(51−1)を参照して、座席指定条件により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する。空席状況管理部(22)は、判断の結果、座席種の利用が不可能であるとき、その座席種の利用が不可能であることを表す指定不能情報と空席情報とを利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する。空席情報は利用者携帯端末(10−i)によって表示されることが好ましい。利用者は、希望する座席種の利用が不可能である場合、利用者携帯端末(10−i)に表示された空席情報により、利用が可能な座席種を決定して、利用者携帯端末(10−i)は、利用者の操作により、その座席種を含む座席指定条件を座席指定サーバ(20)に送信することが好ましい。
【0026】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の座席指定サーバ(20)は、更に、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とが対応付けられて登録される乗車回数券識別情報データベース(51−2)を具備する。乗車回数券利用情報は、座席指定席用の乗車回数券によって列車に乗車されたことを表する。空席状況管理部(22)は、乗車回数券識別情報データベース(51−2)を更に参照して、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるか否かを判断する。指定済状況管理部(23)は、空席状況管理部(22)が判断した結果、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるとき、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する。発券済情報は、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とを含むことが好ましい。この場合、座席指定サーバ(20)が車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録したとき、座席指定席用の乗車回数券を利用不可能にするために、発券済情報の乗車回数券利用情報を乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)に対応付けて乗車回数券識別情報データベース(51−2)に登録することが好ましい。
【0027】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、ネットワーク(60)に接続された座席指定サーバ(20)を用いる。座席指定サーバ(20)は、収集部(21)と、空席状況管理部(22)と、指定済状況管理部(23)と、未収代金管理部(24)と、空席情報データベース(51−1)と、乗車回数券識別情報データベース(51−2)と、指定済情報データベース(52)とを備えている。本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、(a)のステップと、(b)のステップと、(c)のステップとを具備する。(a)のステップでは、収集部(21)が、座席指定条件を収集する(S5)。座席指定条件は、利用者携帯端末(10−i)からネットワーク(60)を介して送信されたものであり、利用者携帯端末(10−i)の利用者が希望する列車の座席種を指定するための情報である。座席指定条件は、列車に乗車するための乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を含む。乗車回数券は座席指定用の乗車回数券である。(b)のステップでは、空席状況管理部(22)が、利用者携帯端末(10−i)からの座席指定条件が満たされたか否かを判断する(S6)。(c)のステップでは、指定済状況管理部(23)が、座席指定条件が満たされたと判断されるとき、座席種を指定したことを表す指定済情報を指定済情報データベース(52)に登録する(ステップS7)と共に、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する(S8)。
従来では、座席指定席用の乗車回数券を所持していたり、または当該乗車回数券相当の権利を有していても、指定席券販売窓口や指定席券販売機が多くの利用者により混雑している場合や、乗車すべき列車の発車時刻までに指定席券を発券する時間がない場合には、利用者が希望する列車の発車時刻までに指定席券を発券することができないため、その利用者は、結局、座席種の予約をしても、その列車に乗車することができない(乗車できても指定席を利用できず、特に当該乗車回数券自体ではなくそれに相当する権利を有しているに過ぎない後者の場合には、改札口を通過することすらできない)ことがあった。本発明の乗車回数券座席指定方法では、利用者が、改札口を通過した後に、又は、改札口を通過する前に(たとえば、駅への移動中など)、利用者携帯端末(10−i)を用いて、座席指定条件を送信すれば、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席指定サーバ(20)が座席種を指定し、座席種を指定したことを指定済情報としてその利用者の利用者携帯端末(10−i)に送信する。このため、座席種の指定を受けた利用者は、指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
【0028】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法において、座席指定条件は、利用者携帯端末(10−i)を識別する端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、利用者が列車に乗車するときの乗車日と乗車時刻(列車の発車時刻)とを含む乗車日時と、列車を識別する列車識別情報と、利用者が列車の座席種を指定するための座席種指定情報とを更に含む。指定済情報は、指定済情報を識別する管理情報(管理番号)と、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と、乗車日時と、列車識別情報と、座席識別情報とを含む。座席識別情報は、座席種指定情報に対応し、座席種を識別する情報である。本発明の乗車回数券座席指定方法では、座席指定サーバ(20)は、管理情報(管理番号)で乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)を管理するため、利用者は、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる。
【0029】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、(d)のステップを更に具備する。(d)のステップでは、(c)のステップで指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信したときに、未収代金管理部(24)が、回収代行情報を課金サーバ(30)にネットワーク(60)を介して送信する(S10)。回収代行情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。この回収代行情報は、未収代金管理部(24)からの管理情報(管理番号)を含む取消情報を乗車日から決済日までに課金サーバ(30)が受信しないときに、課金サーバ(30)が金額を利用者に関連する利用者情報により課金することを表す。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。取消情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車して座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。
本発明の乗車回数券座席指定方法では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。
【0030】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、(e)のステップと、(f)のステップと、(g)のステップとを更に具備する。(e)のステップでは、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定済状況管理部(23)が、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)にネットワーク(60)を介して送信する(S20、S21、S22、S23)。指定席券発券指示は、指定済情報が記載された指定席券を発行したうえで発券済情報を送信するように車掌携帯端末(40−j)に指示するための情報である。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。(f)のステップでは、指定済状況管理部(23)が、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録する(S27)。未収代金管理部(24)は、(f)のステップ(S27)で発券済情報を指定済情報データベース(52)に登録したときに、取消情報を課金サーバ(30)に送信する(S28)。本発明の乗車回数券座席指定方法では、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0031】
本発明(第1実施形態)の乗車回数券座席指定方法において、決済日は、課金サーバ(30)が利用者携帯端末(10−i)の通信料金を課金する日である。課金サーバ(30)は、座席種に関する金額を利用者携帯端末(10−i)の通信料金と共に管理して課金することが好ましい。
【0032】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、(h)のステップを更に具備する。(h)のステップでは、未収代金管理部(24)が、指定済情報データベース(52)を参照して、発券済情報が指定済情報に対応付けられて指定済情報データベース(52)に登録されていないとき、課金情報を設定日に課金サーバ(30)にネットワーク(60)を介して送信する(S36、S37)。課金情報は、端末識別情報(利用者携帯端末ID)と、座席種に関する金額と、管理情報(管理番号)とを含む。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。指定席券には指定済情報が記載されている。課金情報は、課金サーバ(30)が金額を利用者に関連する利用者情報により課金することを表す。利用者情報は端末識別情報(利用者携帯端末ID)を含む。
本発明の乗車回数券座席指定方法では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、設定日になったときに座席指定サーバ(20)が課金情報を課金サーバ(30)に送信し、課金サーバ(30)がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。座席指定サーバ(20)の属する鉄道会社(A)は、課金された金額を、課金サーバ(30)の属するキャリア(B)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、その金額に対して損失が発生することはない。または、座席指定サーバ(20)と課金サーバ(30)の属する鉄道会社(A)は、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されない場合であっても、課金サーバ(30)により、座席種に関する金額を課金することにより、その金額に対して損失が発生することはない。
【0033】
本発明(第2実施形態、第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法は、(k)のステップと、(p)のステップとを更に具備する。(k)のステップでは、指定済情報データベース(52)に登録された指定済情報と車掌携帯端末(40−j)からの指定済情報とが一致しているとき、指定済状況管理部(23)が、指定席券発券指示を車掌携帯端末(40−j)にネットワーク(60)を介して送信する(S20、S21、S22、S23)。指定席券発券指示は、指定済情報が記載された指定席券を発行したうえで発券済情報を送信するように車掌携帯端末(40−j)に指示するための情報である。発券済情報は、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。(p)のステップでは、指定済状況管理部(23)が、車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録する(S27)。本発明の乗車回数券座席指定方法では、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0034】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法において、(b)のステップでは、(q)のステップを含む。(q)のステップでは、空席状況管理部(22)が、乗車日と列車識別情報と空席情報とが登録された空席情報データベース(51−1)を参照して、座席指定条件により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する(S6)。空席情報は乗車日に座席種の利用が可能であることを表す情報である。(c)のステップは、(r)のステップを含む。(r)のステップでは、(q)のステップで判断した結果、座席種の利用が可能であるとき、指定済状況管理部(23)が、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する(S7、S8)。
【0035】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法において、(c)のステップは、(s)のステップを更に含む。(s)のステップは、(q)のステップで判断した結果、座席種の利用が不可能であるとき、空席状況管理部(22)が、その座席種の利用が不可能であることを表す指定不能情報と空席情報とを利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する(S12)。空席情報は利用者携帯端末(10−i)によって表示されることが好ましい。利用者は、希望する座席種の利用が不可能である場合、利用者携帯端末(10−i)に表示された空席情報により、利用が可能な座席種を決定して、利用者携帯端末(10−i)は、利用者の操作により、その座席種を含む座席指定条件を座席指定サーバ(20)に送信することが好ましい。
【0036】
本発明(第1実施形態〜第3実施形態)の乗車回数券座席指定方法において、(b)のステップは、(t)のステップを更に含む。(t)のステップでは、空席状況管理部(22)が、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とが対応付けられて登録される乗車回数券識別情報データベース(51−2)を更に参照して、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるか否かを判断する(S6)。乗車回数券利用情報は、座席指定席用の乗車回数券によって列車に乗車されたことを表す。(c)のステップは、(u)のステップを更に含む。(u)のステップでは、(t)のステップで判断した結果、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるとき、指定済状況管理部(23)が、指定済情報を利用者携帯端末(10−i)にネットワーク(60)を介して送信する(S7、S8)。発券済情報は、乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)と乗車回数券利用情報とを含むことが好ましい。この場合、座席指定サーバ(20)が車掌携帯端末(40−j)からの発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース(52)に登録したとき、座席指定席用の乗車回数券を利用不可能にするために、発券済情報の乗車回数券利用情報を乗車回数券識別情報(乗車回数券番号)に対応付けて乗車回数券識別情報データベース(51−2)に登録することが好ましい。
【0037】
上記の座席指定サーバ(20)の収集部(21)、空席状況管理部(22)、指定済状況管理部(23)、未収代金管理部(24)は、コンピュータプログラムである。本発明のコンピュータプログラムは、上述の乗車回数券座席指定方法を座席指定サーバ(20)に実行させる。
【0038】
【発明の実施の形態】
添付図面を参照して、本発明による乗車回数券座席指定システムの実施の形態を以下に説明する。
【0039】
(第1実施形態)
図1は、本発明の乗車回数券座席指定システムの構成を示す。本発明の乗車回数券座席指定システムは、利用者に属する利用者携帯端末10−1〜10−m(m=1、2、3、…)と、座席指定サーバ20と、課金サーバ30と、車掌携帯端末40−1〜40−n(n=1、2、3、…)とを具備する。利用者携帯端末10−1〜10−mと座席指定サーバ20と課金サーバ30と車掌携帯端末40−1〜40−nとは、インターネットで例示されるネットワーク60に接続されている。
【0040】
利用者携帯端末10−i(i=1、2、3、…、m)は、利用者に属する。この利用者携帯端末10−iは、携帯電話機である。座席指定サーバ20は、鉄道会社Aに属する。車掌携帯端末40−j(j=1、2、3、…、n)は、鉄道会社Aに勤務する車掌に属する。この車掌携帯端末40−jは、携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)である。課金サーバ30は、利用者携帯端末10−iの電話回線接続事業者であるキャリアBに属する。利用者携帯端末10−iの利用者は、キャリアBと、利用者携帯端末10−iの利用契約を予めに締結している。
【0041】
鉄道会社AはキャリアBとの間で契約している。この契約により、鉄道会社Aは、利用者が利用者モバイル端末10−iを用いて座席指定サーバ20にアクセスしようとする場合にキャリアB(課金サーバ30)のゲートウェイを経由して座席指定サーバ20にアクセスさせる。且つ、鉄道会社Aは、これによってその利用者が座席指定(後述する座席種の指定)を行ったときの指定席料金の回収代行をキャリアBに委託し、キャリアBはこれを受託している。
【0042】
図2は、座席指定サーバ20の構成を示す。座席指定サーバ20は、収集部21と、空席状況管理部22と、指定済状況管理部23と、未収代金管理部24と、空席情報データベース51−1と、乗車回数券識別情報データベース51−2と、指定済情報データベース52と、未収代金情報データベース53とを備えている。収集部21、空席状況管理部22、指定済状況管理部23、未収代金管理部24は、コンピュータプログラムである。
【0043】
図3は、課金サーバ30の構成を示す。課金サーバ30は、登録利用者管理部31と、回収代行管理部32と、利用者情報データベース54と、料金回収代行情報データベース55とを備えている。登録利用者管理部31、回収代行管理部32は、コンピュータプログラムである。
【0044】
次に、第1実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作として乗車回数券座席指定方法について図4〜図12を参照して説明する。
【0045】
利用者携帯端末10−iの利用者は、列車(例示:新幹線)に乗車するための乗車回数券により改札口を通過する。乗車回数券は、座席指定用の乗車回数券である。座席指定席用の乗車回数券には、その乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報として乗車回数券番号が記載されている(以下、乗車回数券番号とする)。その利用者は、座席指定席用の乗車回数券により改札口を通過した後に(又は、改札口を通過する前に)、利用者携帯端末10−iを用いて座席指定サーバ20にアクセスする(図11のステップS1)。改札口を通過する前とは、駅への移動中などが例示される。
【0046】
利用者モバイル端末10−iからのアクセスには、利用者携帯端末10−iを識別する端末識別情報として利用者携帯端末IDが含まれる(以下、利用者携帯端末IDとする)。ステップS1にて、課金サーバ30の登録利用者管理部31(ゲートウェイ)は、そのアクセスに含まれる利用者携帯端末IDと、後述する利用者情報データベース54(図9)に登録された利用者携帯端末IDとが一致する場合、そのアクセスを座席指定サーバ20に送信(通知)する。
【0047】
座席指定サーバ20の収集部21は、利用者携帯端末10−iからのアクセス(利用者携帯端末10−iから課金サーバ30のゲートウェイを経由したアクセス)に応じて、座席指定ホームページ(座席指定HP)70を利用者携帯端末10−iに送信する(図11のステップS2)。利用者携帯端末10−iは、座席指定サーバ20からの座席指定HP70を受信して表示する(図11のステップS3)。
【0048】
その座席指定HP70は、図4に示されるように、乗車日時入力欄71と、列車番号入力欄72と、区間入力欄73と、グリーン席・一般席入力欄74と、禁煙席・喫煙席入力欄75と、窓側・通路側入力欄76と、乗車回数券番号入力欄77とを含む。乗車日時入力欄71には、乗車日時が利用者携帯端末10−iによって入力される。乗車日時は、利用者が列車に乗車するときの乗車日と乗車時刻(列車の発車時刻)とを含む。列車番号入力欄72には、列車を識別する列車識別情報として列車番号が利用者携帯端末10−iによって入力される。区間入力欄73には、乗車駅から下車駅までの区間が利用者携帯端末10−iによって入力される。乗車駅は、利用者が列車に乗車する駅であり、下車駅は、利用者が列車から下車する駅である。利用者が列車の座席種を指定するための座席種指定情報として、グリーン席・一般席入力欄74にはグリーン席又は一般席が利用者携帯端末10−iによって入力され、禁煙席・喫煙席入力欄75には禁煙席又は喫煙席が利用者携帯端末10−iによって入力され、窓側・通路側入力欄76には窓側又は通路側が利用者携帯端末10−iによって入力される。乗車回数券番号入力欄77には、座席指定席用の乗車回数券を利用する場合のみ、乗車回数券番号が、利用者携帯端末10−iによって入力される。以下、座席指定席用の乗車回数券を利用する場合に従って説明する。
【0049】
利用者携帯端末10−iは、利用者の操作により、利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信する(図11のステップS4)。この座席指定条件は、乗車日時、列車識別情報(列車番号)、区間、座席種指定情報(グリーン席又は一般席、禁煙席又は喫煙席、窓側又は通路側)、乗車回数券番号、利用者携帯端末IDを含む。
【0050】
座席指定サーバ20の収集部21は、利用者携帯端末10−iからの座席指定条件を受信(収集)する(図11のステップS5)。空席状況管理部22は、空席情報データベース51−1と乗車回数券識別情報データベース51−2とを参照して、その座席指定条件が満たされたか否かを判断する。すなわち、空席状況管理部22は、利用者が希望する列車の座席種を指定することが可能か否かを判断する(図11のステップS6)。
【0051】
その空席情報データベース51−1には、図5に示されるように、乗車日に対応する日付毎に、列車番号と空席情報とが対応付けられて登録されている。空席情報は、その日付に座席種の利用が可能(空席:その日付の座席種が空いている)であることを表す情報である。空席情報は、通常、数で表される。その空席情報は、グリーン席と一般席とに分けられている。グリーン席の空席情報は、グリーン席、禁煙席、窓側である場合の空席の数(空数)と、グリーン席、禁煙席、通路側である場合の空数と、グリーン席、喫煙席、窓側である場合の空数と、グリーン席、喫煙席、通路側である場合の空数と、指定席料金であるグリーン席の金額(グリーン席料金)とを対応付ける。一般席の空席情報は、一般席、禁煙席、窓側である場合の空数と、一般席、禁煙席、通路側である場合の空数と、一般席、喫煙席、窓側である場合の空数と、一般席、喫煙席、通路側である場合の空数と、指定席料金である一般席の金額(一般席料金)とを対応付ける。ステップS6にて、空席状況管理部22は、その空席情報データベース51−1を参照して、座席指定条件{乗車日時、列車識別情報(列車番号)、区間、座席種指定情報(グリーン席又は一般席、禁煙席又は喫煙席、窓側又は通路側)}により乗車日に座席種の利用が可能であるか否かを判断する。
【0052】
その乗車回数券識別情報データベース51−2には、図6に示されるように、乗車回数券番号と乗車回数券利用情報とが対応付けられて登録される。乗車回数券利用情報は、座席指定席用の乗車回数券によって列車に乗車されたことを表す情報である。ステップS6にて、空席状況管理部22は、その乗車回数券識別情報データベース51−2を参照して、座席指定条件(乗車回数券番号)により、その乗車回数券が利用可能であるか否かを判断する。
【0053】
例えば、空席状況管理部22は、座席指定席用の乗車回数券が利用可能ではないと判断したものとする(図11のステップS6−NO)。この場合、空席状況管理部22は、座席種の利用が不可能であることを表す指定不能情報を利用者携帯端末10−iに送信する(図11のステップS12)。指定不能情報は、利用者携帯端末10−iによって受信され表示される(図11のステップS9−NO、S13)。利用者は、利用者携帯端末10−iに表示された座席指定HP70で入力した乗車回数券番号が間違えていた場合、正しい乗車回数券番号を入力し、利用者携帯端末10−iは、利用者の操作により、その乗車回数券番号を含む座席指定条件を座席指定サーバ20に再度送信する(図11のステップS4)。その後、本発明の乗車回数券座席指定システムは、ステップS5以降の動作を実行する。
【0054】
例えば、空席状況管理部22は、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるが、座席種の利用が不可能である(その座席種に空席がない)と判断したものとする(図11のステップS6−NO)。この場合、空席状況管理部22は、指定不能情報と共に空席情報を利用者携帯端末10−iに送信する(図11のステップS12)。指定不能情報と空席情報は利用者携帯端末10−iによって受信され表示される(図11のステップS9−NO、S13)。利用者は、希望する座席種の利用が不可能である場合、利用者携帯端末10−iに表示された空席情報により、利用が可能な座席種を決定して、利用者携帯端末10−iは、利用者の操作により、その座席種を含む座席指定条件を座席指定サーバ20に再度送信する(図11のステップS4)。その後、本発明の乗車回数券座席指定システムは、ステップS5以降の動作を実行する。
【0055】
例えば、空席状況管理部22は、座席指定席用の乗車回数券が利用可能であり、座席種の利用が可能である(その座席種に空席がある)と判断したものとする(図11のステップS6−YES)。この場合、指定済状況管理部23は、図7に示されるように、座席種を指定したことを表す指定済情報を指定済情報データベース52に登録する(図11のステップS7)。指定済情報データベース52に指定済情報が登録されることは、座席種の指定を座席指定サーバ20が受け付けたことを意味する。指定済情報は、その指定済情報を識別する管理情報(以下、管理番号とする)と、乗車回数券番号と、利用者携帯端末IDと、乗車日時と、列車番号と、座席識別情報と、その座席種に関する金額(グリーン席料金又は一般席料金)とを含む。座席識別情報は、座席指定条件の座席種指定情報(グリーン席又は一般席、禁煙席又は喫煙席、窓側又は通路側)に対応し、座席種を識別する情報である。その座席識別情報は、車両(〜号車)と席番号とを含む。
【0056】
指定済状況管理部23は、ステップS7で指定済情報を指定済情報データベース52に登録すると共に、その指定済情報{管理番号、乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、乗車日時、列車番号、座席識別情報(車両、席番号)、座席種に関する金額}を利用者携帯端末10−iに送信する(図11のステップS8)。座席指定サーバ20(指定済状況管理部23)から送信された指定済情報は、利用者携帯端末10−iのメモリ(図示しない)に格納される(図11のステップS9−YES)。
【0057】
このように、本発明では、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席指定サーバ20が座席種を指定し、座席種を指定したことを指定済情報としてその利用者の利用者携帯端末10−iに送信する。このため、座席種の指定を受けた利用者は、指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
【0058】
また、本発明では、座席指定サーバ20は、管理番号で乗車回数券番号を管理するため、利用者は、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる。
【0059】
指定済状況管理部23がステップS8で指定済情報を利用者携帯端末10−iに送信したときに、未収代金管理部24は、回収代行情報を課金サーバ30に送信する(図11のステップS10)。回収代行情報は、指定済情報データベース52に登録された管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者を表す債権者情報(例えば、鉄道会社Aの名称)とを含む。この回収代行情報は、未収代金管理部24からの取消情報を乗車日から決済日までに課金サーバ30が受信しないときに回収代行を行うことを表す、すなわち、座席種に関する金額を鉄道会社Aに代わってキャリアBが課金することを表す(座席種に関する金額を課金サーバ30が課金することを表す)。取消情報は、管理番号を含み、利用者が乗車日時までに列車に乗車して座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。
【0060】
このように、本発明では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、課金サーバ30がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。
【0061】
未収代金管理部24は、回収代行情報を課金サーバ30に送信したとき、図8に示されるように、回収代行情報を送信した日付(又は管理番号を送信した日付)と、回収代行情報の管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額とを未収金情報として未収代金情報データベース53に登録する(図11のステップS11)。ステップS11にて、未収代金管理部24は、図7に示されるように、課金サーバ30(キャリアB)に回収代行を申請した旨を示す申請通知“済”を、管理番号に対応付けて指定済情報データベース52に登録する。
【0062】
課金サーバ30の回収代行管理部32は、座席指定サーバ20からの回収代行情報を受信したとき(図11のステップS14)、図10に示されるように、回収代行情報を受信した日付と、回収代行情報{管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者情報(鉄道会社Aの名称)}とを料金回収代行情報データベース55に登録する(図11のステップS15)。回収代行管理部32は、ステップS15にて、料金回収代行情報データベース55に回収代行情報として登録された利用者携帯端末IDと同じ利用者携帯端末IDを利用者情報データベース54から検索する。
【0063】
その利用者情報データベース54には、図9に示されるように、利用者に関連する利用者情報と決済日とが予めに登録されている。利用者情報は、利用者携帯端末10−iの電話番号、その利用者の氏名、その利用者の住所、その利用者携帯端末ID、口座番号(図示しない)を含む。決済日としては、予めに設定された日や、課金サーバ30が利用者携帯端末10−iの通信料金を課金する日(通信料金決済日)が例示される。ここで、決済日を通信料金決済日とした場合、課金サーバ30は、座席種に関する金額を利用者携帯端末10−iの通信料金と共に管理して課金することが好ましい。例えば、キャリアBは、利用者携帯端末10−iの利用契約をその利用者と締結した場合、予めに、課金サーバ30の入力装置(図示しない)を用いて、その利用者に関連する利用者情報と決済日とを入力している。課金サーバ30の登録利用者管理部31は、予めにキャリアBによって入力された利用者情報と決済日とを利用者情報データベース54に登録している。
【0064】
回収代行管理部32は、ステップS15にて、その利用者情報データベース54に登録され利用者携帯端末IDに対応付けられた決済日(通信料金決済日)を、料金回収代行情報データベース55に登録された回収代行情報に対応付けて(利用者携帯端末IDに対応付けて)登録する。
【0065】
ここで、第1実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作として、例えば、(1)利用者が乗車日時に列車に乗車した場合について説明する。
【0066】
利用者携帯端末10−iの利用者は、列車に乗車している車掌に対して、所持している座席指定席用の乗車回数券を提示すると共に指定済情報を利用者携帯端末10−iの表示画面(図示しない)に表示させる(図12のステップS17)。車掌は、利用者携帯端末10−iに表示された指定済情報を確認するために、その指定済情報{管理番号、乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、乗車日時、列車番号、座席識別情報(車両、席番号)、座席種に関する金額}を、その車掌が利用する車掌携帯端末40−jに入力する(図12のステップS18)。ステップS18にて、車掌携帯端末40−jに入力する方法としては、車掌による手入力でもよいし、指定済情報を利用者携帯端末10−iから車掌携帯端末40−jに送信する電子メールや赤外線通信のような電子的な方法でもよいし、利用者携帯端末10−iに表示された指定済情報を車掌携帯端末40−jで光学的に読取るような方法でもよい。また、ステップS18にて、車掌携帯端末40−jに入力する方法としては、上述の方法で、管理番号のみを入力してもよい。車掌は、指定済情報を車掌携帯端末40−jに入力した後、車掌携帯端末40−jを用いて、その指定済情報を座席指定サーバ20に送信する(図12のステップS19)。ステップS17〜S19、S35、S24〜S26は、例えば列車のデッキで行われることが好ましい。
【0067】
座席指定サーバ20の指定済状況管理部23は、車掌携帯端末40−jからの指定済情報を受信し(図12のステップS20)、指定済情報データベース52に登録された指定済情報と車掌携帯端末40−jからの指定済情報とが一致しているか否かを判定する(図12のステップS21)。その判定の材料としては、指定済情報に含まれる管理番号が使われる。
【0068】
例えば、判定の結果、指定済情報データベース52に登録された指定済情報と車掌携帯端末40−jからの指定済情報とが一致していない(図12のステップS21−NO)。この場合、指定済状況管理部23は、指定席券発券禁止指示を車掌携帯端末40−jに送信する(図12のステップS34)。座席指定サーバ20(指定済状況管理部23)からの指定席券発券禁止指示を車掌携帯端末40−jが受信したとき(図12のステップS35)、車掌は、車掌携帯端末40−jを用いて指定席券を発券しない。
【0069】
例えば、判定の結果、指定済情報データベース52に登録された指定済情報と車掌携帯端末40−jからの指定済情報とが一致する(図12のステップS21−YES)。この場合、指定済状況管理部23は、その一致する指定済情報に対応付けて発券済情報(後述)が指定済情報データベース52に登録されていないことを{図7に示される指定席券発行(発券済情報)が“済”ではなく“未”であることを}確認して(図12のステップS22)、指定席券発券指示を車掌携帯端末40−jに送信する(図12のステップS23)。
【0070】
座席指定サーバ20(指定済状況管理部23)からの指定席券発券指示を車掌携帯端末40−jが受信したとき(図12のステップS24)、車掌は、車掌携帯端末40−jを用いて指定席券を発券する(図12のステップS25)。この指定席券には、指定済情報{管理番号、乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、乗車日時、列車番号、座席識別情報(車両、席番号)、座席種に関する金額}が記載されている。車掌携帯端末40−jは、車掌の操作により、発券済情報を座席指定サーバ20に送信する(図12のステップS26)。発券済情報は、管理番号を含み、利用者が乗車日時までに列車に乗車したときに座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されたことを表す。このように、本発明では、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができるため、利用性が向上する。
【0071】
座席指定サーバ20の指定済状況管理部23は、車掌携帯端末40−jからの発券済情報を受信したとき、その発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース52に登録する{図7に示される指定席券発行(発券済情報)として“未”から“済”に変更}(図12のステップS27)。ここで、発券済情報は、更に、乗車回数券番号と乗車回数券利用情報とを含み、ステップS27にて、指定済状況管理部23は、発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース52に登録したとき、その乗車回数券番号の乗車回数券を利用不可能にするために、発券済情報の乗車回数券利用情報を乗車回数券番号に対応付けて乗車回数券識別情報データベース51−2に登録する。
【0072】
ステップS27で発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース52に登録したとき、未収代金管理部24は、回収代行情報を取消すために、上述の取消情報(管理番号を含む)を課金サーバ30に送信する(図12のステップS28)。未収代金管理部24は、ステップS28で取消情報を課金サーバ30に送信したとき、未収金情報の修正(取消し)として、その取消情報を未収金情報(日付、管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額)に対応付けて未収代金情報データベース53に登録する{図8に示される決済(取消情報)として“未”から“取消し”に変更}(図12のステップS29)。
【0073】
課金サーバ30の回収代行管理部32は、座席指定サーバ20(未収代金管理部24)からの取消情報を受信したとき(ステップS30−YES)、回収代行情報を取消すために、その取消情報を回収代行情報{日付、管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者情報(鉄道会社Aの名称)}と決済日とに対応付けて料金回収代行情報データベース55に登録する{図10に示される決済(取消情報)として“未”から“取消し”に変更}(図12のステップS31)。
【0074】
次に、第1実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作として、例えば、(2)利用者が座席指定席用の乗車回数券で乗車日時までに列車に乗車しない場合について説明する。
【0075】
回収代行管理部32は、利用者情報データベース54と料金回収代行情報データベース55とを参照して、座席指定サーバ20(未収代金管理部24)からの取消情報を乗車日から決済日までに受信しないとき(図12のステップS30−NO、S32−YES)、座席種に関する金額を課金する(図12のステップS33)。ステップS33にて、回収代行管理部32は、その金額を課金したことを表す決済情報を回収代行情報{日付、管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者情報(鉄道会社Aの名称)}と決済日とに対応付けて料金回収代行情報データベース55に登録する{図10に示される決済(決済情報)として“未”から“済”に変更}。
【0076】
本発明では、上述したように、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、課金サーバ30がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。この場合、座席指定サーバ20(鉄道会社A)は、課金された金額を、課金サーバ30(キャリアB)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されなくても、その金額に対して損失が発生することはない。
【0077】
また、本発明では、利用者が同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行ったり、乗車回数券番号が異なる乗車回数券で座席種の指定を行ったりすることができるが、鉄道会社Aが定め利用者に示すキャンセル可能条件に照らして認められる時期までにキャンセルをすれば、その座席種に関する金額は課金されない。この場合、利用者は、利用者携帯端末10−iを用いて、列車の乗車日時(発車日時)の前に、座席種の指定をキャンセルするためのキャンセル情報を座席指定サーバ20に送信する(ステップS40:図示しない)。このキャンセル情報は、上記の指定済情報{管理番号、乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、乗車日時、列車番号、座席識別情報(車両、席番号)、座席種に関する金額}を含む。
【0078】
座席指定サーバ20の指定済状況管理部23は、利用者携帯端末10−iからのキャンセル情報を受信したとき、指定済情報データベース52に登録されていてキャンセル情報に含まれる指定済情報と同じ指定済情報を検索する。指定済状況管理部23は、その検索の結果、キャンセル情報がキャンセル可能条件を満たしている場合、指定済情報データベース52に登録され検索された指定済情報を消去する(ステップS41:図示しない)。
【0079】
ステップS41で指定済情報データベース52に登録され検索された指定済情報を消去したとき、座席指定サーバ20の未収代金管理部24は、図12のステップS28、S29を実行する。その後、課金サーバ30の回収代行管理部32は、図12のステップS30−YES、ステップS31を実行する。
【0080】
例えば、利用者は、利用者携帯端末10−iを用いて、希望する第1列車の第1座席種を指定し、希望する第2列車の第2座席種を指定したものとする。この場合、第1座席種を指定した第1指定済情報と、第2座席種を指定した第2指定済情報とが存在する。第1指定済情報は、第1管理番号、第1乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、第1乗車日時、第1列車番号、第1座席識別情報(車両、席番号)、第1座席種に関する第1金額を含む。第2指定済情報は、第2管理番号、第2乗車回数券番号、利用者携帯端末ID、第2乗車日時、第2列車番号、第2座席識別情報(車両、席番号)、第2座席種に関する第2金額を含む。第1乗車回数券番号と第2乗車回数券番号とは、同じ番号でも異なる番号でもよい。ここで、第1乗車日時は、第2乗車日時よりも前の日時であるものとする。
【0081】
(I)利用者が、利用者携帯端末10−iを用いて、第1指定済情報を第1乗車日時の前にキャンセルし、第2指定済情報を第2乗車日時の前にキャンセルした場合、課金サーバ30は、第1金額と第2金額とを課金しない。
(II)利用者が、第1指定済情報と第2指定済情報とをキャンセルせずに第1列車、第2列車に乗らなかった場合(座席指定席用の第1乗車回数券および第2乗車回数券)、課金サーバ30は、第1金額と第2金額とを課金する。
(III)利用者が、第1指定済情報をキャンセルせずに第1列車に乗らず、第2列車に第2乗車日時に乗った場合(座席指定席用の第1乗車回数券を利用せずに、第2乗車回数券だけを利用した場合)、課金サーバ30は、第1金額を課金する。
(IV)、第1列車に第1乗車日時に乗った利用者が、第2列車に第2乗車日時に乗ることが不可能であり、且つキャンセル可能条件を満たしている場合、座席指定サーバ20は、自動的に第2指定済情報をキャンセルし、課金サーバ30は、第2金額を課金しない。
【0082】
(IV)の場合、車掌は、車掌携帯端末40−jを用いて、第1指定済情報が記載された第1指定席券を発行し、発券済情報を座席指定サーバ20に送信する。座席指定サーバ20の指定済状況管理部23は、第1指定済情報に対して図12のステップS27を実行し、第2指定済情報に対してステップS41(図示しない)として第2指定済情報を消去する。すなわち、指定済状況管理部23は、指定済情報データベース52を参照して、第1乗車回数券番号と第2乗車回数券番号とが同じ番号である場合、第1指定席券が発行されたときには、当該乗車回数券が既に利用済みであり、最早当該乗車回数券では、第2指定済情報が記載された第2指定席券が発行されないため、第2列車に第2乗車日時に乗ることが不可能であり、且つキャンセル可能条件を満たしていると判断すると、指定済情報データベース52に登録された第2指定済情報を消去する。ステップS41で指定済情報データベース52に登録された第2指定済情報を消去したとき、座席指定サーバ20の未収代金管理部24は、第1指定済情報、第2指定済情報に対して図12のステップS28、S29を実行し、課金サーバ30の回収代行管理部32は、第1指定済情報、第2指定済情報に対して図12のステップS30−YES、ステップS31を実行する。
【0083】
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、鉄道会社A(座席指定サーバ20)がキャリアB(課金サーバ30)に回収代行を依頼し、課金サーバ30が決済日(通信料金決済日)までに取消情報を受信しない場合、その課金サーバ30が座席種に関する金額を課金するものである。一方、本発明の乗車回数券座席指定システムの第2実施形態では、指定席券が発券されずに設定日になっても座席指定席用の乗車回数券が利用されないときに、座席種に関する金額を課金するための最終的な情報(後述の課金情報)を鉄道会社A(座席指定サーバ20)がキャリアB(課金サーバ30)に送信し、その課金サーバ30が座席種に関する金額を課金するものである。設定日は、通信料金決済日とは異なり、鉄道会社Aによって予めに定められた日付である(例示:乗車日時から5日後、10日後、等)。
【0084】
次に、第2実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作について図4〜図10、図13、図14を参照して説明する。なお、図13に記載されたステップと、図11に記載されたステップとが同じ動作をするものについては、その説明を省略する。また、図14に記載されたステップと、図12に記載されたステップとが同じ動作をするものについては、その説明を省略する。
【0085】
第2実施形態における乗車回数券座席指定システムでは、第1実施形態(図11)のステップS10、S14、S15を実行しないで、図13のステップS1〜S9、S11〜S13、S16を実行する。この場合、指定済状況管理部23がステップS8で指定済情報を利用者携帯端末10−iに送信したときに、未収代金管理部24は、図8に示されるように、指定済情報を送信した日付と、指定済情報の管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額とを未収金情報として未収代金情報データベース53に登録する(図13のステップS11)。なお、この時点では、未収代金管理部24は、課金サーバ30に課金情報を送信しない。
【0086】
また、第2実施形態における乗車回数券座席指定システムでは、第1実施形態(図12)のステップS28、S30〜S33を実行しないで、図14のステップS17〜S27、S29、S34〜S39を実行する。
【0087】
ここで、第2実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作として、(1)利用者が座席指定席用の乗車回数券で乗車日時に列車に乗車した場合について説明する。
【0088】
ステップS27で指定済状況管理部23が車掌携帯端末40−jからの発券済情報を受信し、発券済情報を指定済情報に対応付けて指定済情報データベース52に登録したとき、未収代金管理部24は、未収金情報の修正(取消し)として、その取消情報を未収金情報(日付、管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額)に対応付けて未収代金情報データベース53に登録する{図8に示される決済(取消情報)として“未”から“取消し”に変更}(図14のステップS29)。
【0089】
次に、第2実施形態における乗車回数券座席指定システムの動作として、(2)利用者が座席指定席用の乗車回数券で乗車日時までに列車に乗車しない場合について説明する。
【0090】
座席指定サーバ20の未収代金管理部24は、指定済情報データベース52を参照して、設定日になっても発券済情報が指定済情報に対応付けられて指定済情報データベース52に登録されていないとき、すなわち、座席指定席用の乗車回数券で指定席券が発券されずに設定日になったとき(ステップS36−YES)、課金情報を設定日に課金サーバ30に送信する(図14のステップS37)とともに図7に示されるように、課金サーバ30への課金申請通知“済”を、管理番号に対応付けて指定済情報データベース52に登録する。課金情報は、第1実施形態の回収代行情報と同様に、指定済情報データベース52に登録された管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者を表す債権者情報(鉄道会社Aの名称)とを含む。この課金情報は、座席種に関する金額をキャリアB(課金サーバ30)が課金することを表す。
【0091】
課金サーバ30の回収代行管理部32は、座席指定サーバ20(未収代金管理部24)からの課金情報を受信したとき、図10に示されるように、課金情報を受信した日付と、課金情報{管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者情報(鉄道会社Aの名称)}とを料金回収代行情報データベース55に登録する(図14のステップS38)。回収代行管理部32は、利用者情報データベース54と料金回収代行情報データベース55とを参照して、当該課金情報が取消されておらず有効である利用者が乗車日時までに列車に乗車していないと認識し、座席種に関する金額を課金する(図14のステップS39)。座席種に関する金額を課金する決済日は、キャリアBによって予めに料金回収代行情報データベース55に登録された情報であり、課金サーバ30が課金情報を受信した日付でもよいし、課金サーバ30が課金情報を受信してから5日後、10日後、等のように予めに定められた日付でもよい。
【0092】
ステップS39にて、回収代行管理部32は、その金額を課金したことを表す決済情報を課金情報{管理番号、利用者携帯端末ID、座席種に関する金額、債権者情報(鉄道会社Aの名称)}と決済日とに対応付けて料金回収代行情報データベース55に登録する{図10に示される決済(決済情報)として“未”から“済”に変更}。
【0093】
このように、本発明では、座席種の指定を行う利用者が座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定した列車に乗らなかった場合、設定日になったときに座席指定サーバ20が課金情報を課金サーバ30に送信し、課金サーバ30がその座席種に関する金額を課金するため、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。この場合、座席指定サーバ20(鉄道会社A)は、課金された金額を、課金サーバ30(キャリアB)から受取ることにより、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されなくても、その金額に対して損失が発生することはない。
【0094】
(第3実施形態)
本発明の乗車回数券座席指定システムの第3実施形態として、指定席券が発券されずに設定日になったときに、座席種に関する金額を鉄道会社A(座席指定サーバ20)が課金することもできる。この場合、図1に示された符号Bは、キャリアではなく、鉄道会社Aと同じ鉄道会社であり、鉄道会社Aは、座席指定サーバ20と課金サーバ30とを所有し、ステップS1にて、課金サーバ30の登録利用者管理部31が、そのアクセスに含まれる利用者携帯端末IDと、利用者情報データベース54に登録された利用者携帯端末IDとが一致する場合、そのアクセスを座席指定サーバ20に送信(通知)し、ステップS2にて、座席指定サーバ20の収集部21が、利用者携帯端末10−iからのアクセス(利用者携帯端末10−iから課金サーバ30を経由したアクセス)に応じて、座席指定ホームページ(座席指定HP)70を利用者携帯端末10−iに送信することが好ましい。または、ステップS1にて、座席指定サーバ20の収集部21が、利用者携帯端末10−iからのアクセスに応じて、課金サーバ30の利用者情報データベース54を検索し、ステップS2にて、そのアクセスに含まれる利用者携帯端末IDと、利用者情報データベース54に登録された利用者携帯端末IDとが一致する場合、座席指定ホームページ(座席指定HP)70を利用者携帯端末10−iに送信することが好ましい。これにより、ステップS36−YES、S37にて、鉄道会社Aは、指定された座席種が座席指定席用の乗車回数券で利用されなくても、課金サーバ30により、座席種に関する金額を、予め利用者からの申請により登録利用者管理部31に登録した方法(たとえば、予めに利用者により指定された銀行口座からの引落としなど)で課金することにより、その金額に対して損失が発生することはない。
【0095】
なお、本発明の乗車回数券座席指定システムの実施形態(第1実施形態〜第3実施形態)においては、座席指定席用の乗車回数券を所持していなくても座席指定を行うことは可能であり、第1実施形態を例にして以下に説明する。
【0096】
利用者携帯端末10−iによって、図4に示される座席指定HP70から座席指定条件を入力のうえ送信する際に、乗車日時入力欄71、列車番号入力欄72、区間入力欄73、グリーン席・一般席入力欄74、禁煙席・喫煙席入力欄75、窓側・通路側入力欄76に乗車日時、列車番号、区間、グリーン席又は一般席、禁煙席又は喫煙席が入力され、乗車回数券番号入力欄77が未入力(ブランク)のまま送信されると、座席指定条件に係る座席種の利用が可能であれば、指定済情報に係る課金情報が直ちに課金サーバ30に送信され、以降は座席指定席用の乗車回数券の取扱いに関する全処理が省略されるに過ぎず、また第2実施形態および第3実施形態の場合においても、座席指定席用の乗車回数券の取扱いに関する全処理が同様に省略されるに過ぎない。
【0097】
【発明の効果】
本発明の乗車回数券座席指定システムは、利用者が座席指定席用の乗車回数券で希望する列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
本発明の乗車回数券座席指定システムは、改札口を通過する前に指定席券販売窓口や指定席券販売機を利用することなく、座席指定席用の乗車回数券で座席種を指定することができる。
本発明の乗車回数券座席指定システムは、指定席券を発券する前に、座席種を指定した利用者が座席指定席用の乗車回数券で指定済情報に係る列車に乗車し、且つ指定席を利用することができる。
本発明の乗車回数券座席指定システムは、同一の乗車回数券で座席種の指定を複数回行うことができる。
本発明の乗車回数券座席指定システムは、座席種の指定をむやみに行うような悪戯を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乗車回数券座席指定システムの構成を示す。
【図2】本発明の乗車回数券座席指定システムの座席指定サーバの構成を示す。
【図3】本発明の乗車回数券座席指定システムの課金サーバの構成を示す。
【図4】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける座席指定ホームページを示す。
【図5】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける空席情報データベースに登録される情報を示す。
【図6】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける乗車回数券識別情報データベースに登録される情報を示す。
【図7】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける指定済情報データベースに登録される情報を示す。
【図8】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける未収代金情報データベースに登録される情報を示す。
【図9】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける利用者情報データベースに登録される情報を示す。
【図10】本発明の乗車回数券座席指定システムにおける料金回収代行情報データベースに登録される情報を示す。
【図11】本発明の乗車回数券座席指定システムの動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の乗車回数券座席指定システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明の乗車回数券座席指定システムの動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の乗車回数券座席指定システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10−1〜10−m 利用者携帯端末
20 座席指定サーバ
21 収集部
22 空席状況管理部
23 指定済状況管理部
24 未収代金管理部
30 課金サーバ
31 登録利用者管理部
32 回収代行管理部
40−1〜40−n 車掌携帯端末
51−1 空席情報データベース
51−2 乗車回数券識別情報データベース
52 指定済情報データベース
53 未収代金情報データベース
54 利用者情報データベース
55 料金回収代行情報データベース
60 ネットワーク

Claims (17)

  1. ネットワークに接続され、利用者に利用される利用者携帯端末と、
    前記ネットワークに接続され、コンピュータプログラムである座席指定サーバ用プログラムを実行する実行部と、前記座席指定サーバ用プログラムと指定済情報データベースとが格納された格納部とを備えた座席指定サーバと、
    前記ネットワークに接続され、コンピュータプログラムである課金サーバ用プログラムを実行する実行部と、前記課金サーバ用プログラムと利用者情報データベースと料金回収代行データベースとが格納された格納部とを備えた課金サーバと、
    前記ネットワークに接続され、車掌に利用される車掌携帯端末とを具備し、
    前記利用者携帯端末は、前記利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信
    前記座席指定サーバの実行部は、前記利用者携帯端末からの前記座席指定条件が満たされる場合、前記座席種を指定したことを表す指定済情報を前記指定済情報データベースに登録、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信し、利用者が前記座席種の指定を行ったときの指定席料金の回収代行を委託する回収代行情報を前記課金サーバに送信し、
    前記課金サーバの実行部は、前記座席指定サーバからの前記回収代行情報を前記料金回収代行データベースに登録し、
    前記利用者情報データベースには、前記利用者に関連する利用者情報と決済日とが格納され、前記利用者情報は、前記利用者携帯端末を識別する端末識別情報を含み、
    前記座席指定条件は、前記列車に乗車するための座席指定席用の乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報と、前記利用者が前記列車に乗車するときの乗車日時と、前記端末識別情報とを含み、
    前記指定済情報は、前記指定済情報を識別する管理情報と、前記乗車回数券識別情報と、前記乗車日時とを含み、
    前記回収代行情報は、前記管理情報と、前記指定席料金と、前記端末識別情報とを含み、
    前記利用者が前記座席指定席用の乗車回数券により前記列車に乗車し、前記利用者携帯端末を用いて前記指定済情報を前記列車の前記車掌に提示したときに、前記車掌携帯端末は、前記列車の前記車掌により入力された前記指定済情報を前記座席指定サーバに送信し、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記指定済情報データベースに登録された前記指定済情報と前記車掌携帯端末からの前記指定済情報とが一致している場合、指定席券発券指示を前記車掌携帯端末に送信し、
    前記車掌携帯端末は、前記指定席券発券指示に応じて、前記指定済情報を表す指定席券を発券し、前記座席指定席用の乗車回数券で前記指定席券が発券されたことを表す発券済情報を前記座席指定サーバに送信し、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記車掌携帯端末から前記発券済情報を受信したとき、前記発券済情報を前記指定済情報に対応付けて前記指定済情報データベースに登録し、管理情報を含む回収代行取消情報を前記課金サーバに送信し、
    前記課金サーバの実行部は、前記利用者情報データベースと前記料金回収代行データベースとを参照して、
    前記乗車日時から前記決済日までの間に、前記回収代行取消情報を前記座席指定サーバから受信したとき、前記回収代行情報を取り消し、
    前記乗車日時から前記決済日までの間に、前記回収代行取消情報を前記座席指定サーバから受信しないとき、前記回収代行情報に含まれる前記指定席料金を課金する
    乗車回数券座席指定システム。
  2. 請求項1に記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記決済日は、前記課金サーバが前記利用者携帯端末の通信料金を課金する日である
    乗車回数券座席指定システム。
  3. ネットワークに接続され、利用者に利用され、コンピュータプログラムである利用者携帯端末用プログラムを実行する実行部と、前記利用者携帯端末用プログラムが格納された格納部とを備えた利用者携帯端末と、
    前記ネットワークに接続され、コンピュータプログラムである座席指定サーバ用プログラムを実行する実行部と、前記座席指定サーバ用プログラムと指定済情報データベースとが格納された格納部とを備えた座席指定サーバと、
    前記ネットワークに接続され、コンピュータプログラムである課金サーバ用プログラムを実行する実行部と、前記課金サーバ用プログラムと利用者情報データベースと料金回収代行データベースとが格納された格納部とを備えた課金サーバと、
    前記ネットワークに接続され、車掌に利用され、コンピュータプログラムである車掌携帯端末用プログラムを実行する実行部と、前記車掌携帯端末用プログラムが格納された格納部とを備えた車掌携帯端末とを具備し、
    前記利用者携帯端末は、前記利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信し、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記利用者携帯端末からの前記座席指定条件が満たされる場合、前記座席種を指定したことを表す指定済情報を前記指定済情報データベースに登録し、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信し、
    前記利用者情報データベースには、前記利用者に関連する利用者情報と決済日とが格納され、前記利用者情報は、前記利用者携帯端末を識別する端末識別情報を含み、
    前記座席指定条件は、前記列車に乗車するための座席指定席用の乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報と、前記利用者が前記列車に乗車するときの乗車日時と、前記端末識別情報とを含み、
    前記指定済情報は、前記指定済情報を識別する管理情報と、前記乗車回数券識別情報と、前記乗車日時とを含み、
    前記利用者が前記座席指定席用の乗車回数券により前記列車に乗車し、前記利用者携帯端末を用いて前記指定済情報を前記列車の前記車掌に提示したときに、前記車掌携帯端末は、前記列車の前記車掌により入力された前記指定済情報を前記座席指定サーバに送信し、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記指定済情報データベースに登録された前記指定済情報と前記車掌携帯端末からの前記指定済情報とが一致している場合、指定席券発券指示を前記車掌携帯端末に送信し、
    前記車掌携帯端末は、前記指定席券発券指示に応じて、前記指定済情報を表す指定席券を発券し、前記座席指定席用の乗車回数券で前記指定席券が発券されたことを表す発券済情報を前記座席指定サーバに送信し、
    前記座席指定サーバの実行部は、
    前記車掌携帯端末から前記発券済情報を受信したとき、前記発券済情報を前記指定済情報に対応付けて前記指定済情報データベースに登録し、
    前記乗車日時から、予め決められた設定日までの間に、前記発券済情報が前記指定済情報に対応付けられて前記指定済情報データベースに登録されていないとき、前記指定済情報データベースを参照して、前記端末識別情報と前記座席種に関する金額と前記管理情報とを含む課金情報を前記設定日に前記課金サーバに送信し、
    前記課金サーバの実行部は、
    前記座席指定サーバからの前記課金情報を前記料金回収代行データベースに登録し、
    前記利用者情報データベースと前記料金回収代行データベースとを参照して、前記回収代行情報に含まれる前記指定席料金を課金する
    乗車回数券座席指定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記利用者携帯端末は、改札口を通過した後に、前記座席指定条件を送信する
    乗車回数券座席指定システム。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記利用者携帯端末は、改札口を通過する前に、前記座席指定条件を送信する
    乗車回数券座席指定システム。
  6. 請求項1〜のいずれか一項に記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記座席指定条件は、前記列車を識別する列車識別情報と、前記利用者が前記列車の座席種を指定するための座席種指定情報とを更に含み、
    前記指定済情報は、前記列車識別情報と、座席識別情報とを更に含み、前記座席識別情報は、前記座席種指定情報に対応し、前記座席種を識別する情報である
    乗車回数券座席指定システム。
  7. 請求項に記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記乗車日と前記列車識別情報と空席情報とが登録された空席情報データベースを備え、
    前記空席情報は前記乗車日に前記座席種の利用が可能であることを表す情報であり、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記空席情報データベースを参照して、前記座席指定条件により前記乗車日に前記座席種の利用が可能であるか否かを判断し、前記座席種の利用が可能であるとき、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信する
    乗車回数券座席指定システム。
  8. 請求項に記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記空席情報データベースを参照して、前記座席指定条件により前記乗車日に前記座席種の利用が可能であるか否かを判断し、前記座席種の利用が不可能であるとき、前記空席情報を前記利用者携帯端末に送信する
    乗車回数券座席指定システム。
  9. 請求項又はに記載の乗車回数券座席指定システムにおいて、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記乗車回数券識別情報と乗車回数券利用情報とが対応付けられて登録される乗車回数券識別情報データベースを備え、
    前記乗車回数券利用情報は、前記座席指定席用の乗車回数券によって前記列車に乗車されたことを表す情報であり、
    前記座席指定サーバの実行部は、前記乗車回数券識別情報データベースを更に参照して、前記座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるか否かを判断し、前記座席指定席用の乗車回数券が利用可能であるとき、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信する
    乗車回数券座席指定システム。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の乗車回数券座席指定システムに適用される座席指定サーバ。
  11. 請求項1〜9のいずれかに記載の乗車回数券座席指定システムに適用される課金サーバ。
  12. 請求項1に記載の乗車回数券座席指定システムに適用される乗車回数券座席指定方法であって、
    前記利用者携帯端末が、前記利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記利用者携帯端末からの前記座席指定条件が満たされる場合、前記座席種を指定したことを表す指定済情報を前記座席指定サーバの前記指定済情報データベースに登録し、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信し、利用者が前記座席種の指定を行ったときの指定席料金の回収代行を委託する回収代行情報を 前記課金サーバに送信する第1座席指定サーバ実行ステップと、
    前記課金サーバの実行部によって、前記座席指定サーバからの前記回収代行情報を前記課金サーバの前記料金回収代行データベースに登録する第1課金サーバ実行ステップとを具備し、
    前記課金サーバの前記利用者情報データベースには、前記利用者に関連する利用者情報と決済日とが格納され、前記利用者情報は、前記利用者携帯端末を識別する端末識別情報を含み、
    前記座席指定条件は、前記列車に乗車するための座席指定席用の乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報と、前記利用者が前記列車に乗車するときの乗車日時と、前記端末識別情報とを含み、
    前記指定済情報は、前記指定済情報を識別する管理情報と、前記乗車回数券識別情報と、前記乗車日時とを含み、
    前記回収代行情報は、前記管理情報と、前記指定席料金と、前記端末識別情報とを含み、
    前記乗車回数券座席指定方法は、更に、
    前記利用者が前記座席指定席用の乗車回数券により前記列車に乗車し、前記利用者携帯端末を用いて前記指定済情報を前記列車の前記車掌に提示し、前記車掌携帯端末が、前記列車の車掌により入力された前記指定済情報を前記座席指定サーバに送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記指定済情報データベースに登録された前記指定済情報と前記車掌携帯端末からの前記指定済情報とが一致している場合、指定席券発券指示を前記車掌携帯端末に送信する第2座席指定サーバ実行ステップを具備し、
    前記乗車回数券座席指定方法は、更に、
    前記車掌携帯端末が、前記指定席券発券指示に応じて、前記指定済情報を表す指定席券を発券し、前記座席指定席用の乗車回数券で前記指定席券が発券されたことを表す発券済情報を前記座席指定サーバに送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記車掌携帯端末から前記発券済情報を受信したとき、前記発券済情報を前記指定済情報に対応付けて前記指定済情報データベースに登録し、管理情報を含む回収代行取消情報を前記課金サーバに送信する第3座席指定サーバ実行ステップと、
    前記課金サーバの実行部によって、前記利用者情報データベースと前記料金回収代行データベースとを参照して、前記乗車日時から前記決済日までの間に、前記回収代行取消情報を前記座席指定サーバから受信したとき、前記回収代行情報を取り消する第2課金サーバ実行ステップと、
    前記課金サーバの実行部によって、前記利用者情報データベースと前記料金回収代行データベースとを参照して、前記乗車日時から前記決済日までの間に、前記回収代行取消情報を前記座席指定サーバから受信しないとき、前記回収代行情報に含まれる前記指定席料金を課金する第3課金サーバ実行ステップと
    を具備する乗車回数券座席指定方法。
  13. 請求項3に記載の乗車回数券座席指定システムに適用される乗車回数券座席指定方法であって、
    前記利用者携帯端末が、前記利用者が希望する列車の座席種を指定するための座席指定条件を送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記利用者携帯端末からの前記座席指定条件が満たされる場合、前記座席種を指定したことを表す指定済情報を前記座席指定サーバの前記指定済情報データベースに登録し、前記指定済情報を前記利用者携帯端末に送信する第1座席指定サーバ実行ステップとを具備し、
    前記課金サーバの前記利用者情報データベースには、前記利用者に関連する利用者情報と決済日とが格納され、前記利用者情報は、前記利用者携帯端末を識別する端末識別情報を含み、
    前記座席指定条件は、前記列車に乗車するための座席指定席用の乗車回数券を識別する乗車回数券識別情報と、前記利用者が前記列車に乗車するときの乗車日時と、前記端末識別情報とを含み、
    前記指定済情報は、前記指定済情報を識別する管理情報と、前記乗車回数券識別情報と、前記乗車日時とを含み、
    前記乗車回数券座席指定方法は、更に、
    前記利用者が前記座席指定席用の乗車回数券により前記列車に乗車し、前記利用者携帯端末を用いて前記指定済情報を前記列車の前記車掌に提示し、前記車掌携帯端末が、前記列車の車掌により入力された前記指定済情報を前記座席指定サーバに送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記指定済情報データベースに登録された前記指定済情報と前記車掌携帯端末からの前記指定済情報とが一致している場合、指定席券発券指示を前記車掌携帯端末に送信する第2座席指定サーバ実行ステップを具備し、
    前記乗車回数券座席指定方法は、更に、
    前記車掌携帯端末が、前記指定席券発券指示に応じて、前記指定済情報を表す指定席券を発券し、前記座席指定席用の乗車回数券で前記指定席券が発券されたことを表す発券済情報を前記座席指定サーバに送信したとき、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記車掌携帯端末から前記発券済情報を受信したとき、前記発券済情報を前記指定済情報に対応付けて前記指定済情報データベースに登録する第3座席指定サーバ実行ステップと、
    前記座席指定サーバの実行部によって、前記乗車日時から、予め決められた設定日までの間に、前記発券済情報が前記指定済情報に対応付けられて前記指定済情報データベースに登録されていないとき、前記指定済情報データベースを参照して、前記端末識別情報と前記座席種に関する金額と前記管理情報とを含む課金情報を前記設定日に前記課金サーバに送信する第4座席指定サーバ実行ステップと、
    前記課金サーバの実行部によって、前記座席指定サーバからの前記課金情報を前記料金回収代行データベースに登録する第1課金サーバ実行ステップと、
    前記課金サーバの実行部によって、前記利用者情報データベースと前記料金回収代行データベースとを参照して、前記回収代行情報に含まれる前記指定席料金を課金する第2課金サーバ実行ステップと
    を具備する乗車回数券座席指定方法。
  14. 請求項12に記載の乗車回数券座席指定方法の第1〜第3座席指定サーバ実行ステップを前記座席指定サーバの実行部に実行させるコンピュータプログラムである座席指定サーバ用プログラム
  15. 請求項12に記載の乗車回数券座席指定方法の第1〜第3課金サーバ実行ステップを前記課金サーバの実行部に実行させるコンピュータプログラムである課金サーバ用プログラム。
  16. 請求項13に記載の乗車回数券座席指定方法の第1〜第4座席指定サーバ実行ステップを前記座席指定サーバの実行部に実行させるコンピュータプログラムである座席指定サーバ用プログラム。
  17. 請求項13に記載の乗車回数券座席指定方法の第1〜第2課金サーバ実行ステップを前記課金サーバの実行部に実行させるコンピュータプログラムである課金サーバ用プログラム。
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