JP2010134917A - タクシー又は運転代行サービスの業務支援システム及び業務支援方法 - Google Patents

タクシー又は運転代行サービスの業務支援システム及び業務支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】タクシーや運転代行のドライバーに対し,乗車予約の受付,各種手数料等の精算,帳票作成業務等の業務支援を行う業務支援システムを提供する。
【解決手段】携帯電話等の情報端末にインターネットを介して接続可能に構成されたコンピュータによって実現されるシステムであり,サービス利用会員(乗客)の情報端末にサービス提供会員(タクシーや,運転代行のドライバー及び/又は法人事業者)の利用状況を表示し,表示された画面上の案内に従って,サービス利用会員がサービス提供会員の選択と必要な情報の入力を行うと,乗車予約を受け付けると共に,サービス利用会員の情報端末に予約受付表示を行う。また,サービスの提供後,サービスの提供を行ったサービス提供会員が情報端末から料金情報を入力すると,提供したサービスの内容,料金等の必要な情報を利用履歴データとして記憶する。この利用履歴データを使用して,各種料金の精算,帳票作成等を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は,個人及び/又は法人営業にかかるタクシー又は運転代行サービスを提供するそれぞれ,タクシードライバー又は代行ドライバー(本発明において,これらを総称して「ドライバー」という。),及び前記ドライバーが法人事業者に所属する場合には当該法人事業者を支援する業務支援システム及び業務支援方法に関し,より詳細には,タクシーや運転代行サービスの提供者である前記ドライバーや法人事業者に対し,乗車予約の受付,手数料等の精算,帳票作成業務等の業務支援を行うことにより,顧客の獲得促進による収益の増大と,事務手続きの負担軽減等を図ることのできる,コンピュータによって実現される業務支援システム及び業務支援方法に関する。
なお,上記記載において本発明による業務支援の対象を,ドライバー及び法人事業者とし,個人事業者という記載を含めていないが,これは個人事業者では「事業者」と実際にサービスの提供を行う「ドライバー」とが同一人となるため,ドライバーに対する業務支援は即ち個人事業者に対する業務支援となるためである。
タクシーや運転代行サービスにおいて,多くの固定客を持つことは収益の増加につながることから,例えば一度サービスを提供した顧客,特に長距離利用の顧客に対し,固定客となってもらえるように各ドライバーが名刺を渡す等して連絡先を通知する等の営業がしばしば行われている。
しかし,タクシーや運転代行サービスにあっては,或る顧客に対するサービスの提供中には,別の顧客から乗車依頼があってもこれを断らなければならず,提供できるサービスの量には物理的な制約があり,特に深夜帰宅者の利用が集中する時間帯等では,このような状況が生じ易い。
そのため,例えば手渡した名刺等に記載された電話番号を頼り乗車依頼の連絡をしてきた顧客があった場合であっても,他の乗客の乗車中には,この乗車依頼を断らざるを得ない状況が少なからず生じる。
その結果,ドライバーや法人事業者は,この顧客に対してサービスを提供していたならば得られたであろう報酬を得られないばかりか,自ら連絡をしながらサービスの提供を断られた顧客は,固定客となる可能性が高いものであったにも拘わらず,たった1回の乗車依頼を断ったことにより,他のドライバーや法人事業者に乗り換えてしまうことも多く,このような現状がタクシー等において固定客を獲得することを難しくしている。
このように,乗車依頼が重なった場合に,これを断ることによる顧客離れを防止するために,例えば,数人の仲間内のドライバー同士で連携して,自己が乗車依頼を受けることができない状況にあるときには,連携する他のドライバーを紹介することにより,連携するドライバー間で固定客の囲い込みを図ることも考えられる。
なお,タクシーや運転代行サービスに関するものではないが,駐車場において収容能力に限界が生じた場合に,複数の駐車場間で顧客を紹介し合う顧客紹介システムも提案されている(特許文献1)。
特許第4128403号公報
或る乗客が固定客となった場合,わざわざ自ら電話をしてまで特定のドライバーや法人事業者に対して乗車依頼をする理由は,過去の利用によってサービスの質の良さが確認できているということだけでなく,利用回数が増えるに従ってこのドライバーや法人事業者に対して「馴染みのタクシー」という親近感を抱くことによる。
従って,既に乗車回数を重ねて固定客となっている顧客であれば,たまたま1回や2回,乗車依頼を断ったとしても,次にタクシーを利用する際には,また乗車依頼の連絡がもらえる可能性も高い。
しかし,例えば前回利用した際に手渡した名刺等を見て,始めて乗車依頼の連絡をした顧客は,固定客となり得る可能性の高い顧客でありながら,この時点で両者間に存在する関係は希薄であるために,たった1回であってもこの時点で乗車依頼を断れば,次に乗車依頼の連絡が得られる可能性は低い。
また,このようにして乗車依頼の連絡をしてくる顧客は,例え僅かであれ前回利用時に,サービスの提供を行ったドライバー等に対して何らかの親近感を抱いたために再度,乗車したいと考えたのであるから,連携する他のドライバー等を紹介し,同等の質のサービスが保障されたとしても,乗客は満足を得ることができず,次回のタクシー利用時に再度乗車依頼の連絡をしてくるとは限らない。
従って,タクシーのようにドライバーと乗客という,個人対個人で提供されるサービスにあっては,特許文献1として紹介した駐車場間での顧客の紹介のように,一定のサービスの質が保障されていればサービスの提供主体が誰であっても良いという場合とは異なり,誰によってサービスが提供されるかは,サービスの提供者を選択する上で重要な要因である。
また,前述したように,仲間内のドライバー間で顧客を紹介し合うという連携は,自己から顧客の紹介を受けた他のドライバーが乗車依頼を受けることができない状況にあるときには,逆に自己に対しても顧客を紹介してくれる場合があるであろうという見返りの期待の上に成り立つものであるが,このような見返りはあくまで期待として存在するだけのものであり,連携する他のドライバーが営業努力を怠る等して固定客を持たない場合には,何等の見返りも期待できない。
そのため,上記のような連携では,営業努力によって固定客を獲得したドライバーが存在する一方で,労せずしてこの者の営業努力の恩恵を受けるドライバーが発生する場合があり,固定客の獲得に要した営業努力が報われず,不公平感を抱く場合がある。
さらに,前述したように,連携するドライバー間で顧客の紹介を行う場合,営業地域,営業時間帯を共通とするドライバー間での連携となり易く,顧客層が重複したものとなり易い。
そのため,例え連携するドライバーから顧客の紹介を受けてもこれを断らなければならない場合もあり,また,自己の収益が少ない時間帯等に利用する乗客の紹介を受ける可能性も低く,新たな客層の開拓に繋がり難い。
なお,連携するドライバー内で顧客の囲い込みを行うために,例えば利用状況に対応して,連携するドライバー間で使用できるポイントを付与し,付与されたポイントを代金の全部又は一部として利用可能とする,所謂「ポイント制」を採用することも考えられるが,このようなポイント制の採用は,ポイントの付与や精算等のために煩雑な手続やシステムの構築が必要であり,例えば個人のサービス提供者間の小規模な連携組織でこのようなシステムを採用することは困難である。
更に,乗車日報の作成等,各ドライバーや法人事業者は,所定の帳票作成を行う必要があるが,このような書類の作成は煩雑である。
また,このようにして作成した乗車日報等に記載されるデータ量は比較的少ないために,後にこれを読み返しても,今後の営業戦略等に活用することが難しいものとなっている。
そこで,本発明は,上記従来技術における欠点を解消するためになされたものであり,
顧客に対し,可及的に「馴染み」のサービス提供者によるサービスの提供を受け易いものとし,顧客の固定客化,及び固定客の客離れを防止すること,
固定客化した顧客が,「馴染み」のサービス提供者以外からのサービスの提供を受ける必要が生じた場合であっても,連携する他のサービス提供者からサービスの提供を受け得るようにすることで,連携するサービス提供者において自らの固定客とは異なる新規顧客の獲得を容易とすること,
金銭的な保障により,固定客獲得の営業努力に対する意欲を増進することで,より多くの需要の創造を可能とすること,
連携するサービス提供者間で使用できるポイント制度等を導入して顧客の繰り返しの利用を促進する一方,ポイント制の導入に際する処理手続やシステム構築等の負担を軽減すること,
更に,サービス提供者の帳票作業等の負担軽減や,営業状況の分析等を容易とする資料を提供すること,を目的とする。
上記目的を達成するために,本発明のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム及び業務支援方法は,個人及び/又は法人営業にかかるタクシー,又は運転代行サービスを提供するドライバー及び/又は法人事業者であるサービス提供会員の情報端末と,前記サービス提供会員によって提供されるサービスの利用者(乗客)であるサービス利用会員の情報端末に,インターネットを介して接続可能に構成された,サーバ等のコンピュータによって実現され(図1参照),
前記サービス提供会員に関する情報を記憶したサービス提供会員データテーブル(図1における「サービス提供会員DT」)と,前記サービス利用会員に関する情報を記憶したサービス利用会員データテーブル(図1における「サービス利用会員DT」)を備え,各サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として設定されたサービス提供会員(図2における「タクシーコンシエルジュ;Taxi Concierge」,他の図面中においては,単に,「TC」とも記載)と,該サービス利用会員とを関連付けて記憶すると共に,
各サービス提供会員に対する予約状況,及びサービス提供会員の情報端末より取得したデータに基づいて,各サービス提供会員の現在の利用状況を利用状況データテーブル(図1における「利用状況DT」)に記憶すると共に,各サービス利用会員の情報端末からの要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として設定された前記サービス提供会員(図2における「タクシーコンシエルジュ」)の利用状況を前記利用状況データテーブル中で検索して,前記サービス利用会員の情報端末の画面上に表示させる利用状況登録・表示手段と,
前記利用状況登録・表示手段によって表示された情報端末の画面上の案内に従ってサービス提供会員のいずれかの選択が行われたとき,該サービス利用会員の情報端末に対してサービスの提供内容の入力を要求すると共に,選択されたサービス提供会員の情報端末に対し,入力されたサービスの提供内容と,前記サービス利用会員データベースより取得した前記サービス利用会員の情報を送信して予約を受け付けた予約受付表示を表示する予約申込・表示手段と,
情報端末に表示された予約内容に対応したサービスの提供後,該サービスの提供を行ったサービス提供会員が自己の情報端末を介して入力した料金情報を受信することにより,提供したサービスの内容,該サービスの提供を行ったサービス提供会員,該サービスの提供を受けたサービス利用会員,及び料金を含む利用履歴データを利用履歴データテーブル(図1における「利用履歴DT」)に記憶する利用履歴記録手段を備えたことを特徴とする(請求項1,14)。
なお,上記構成においてサービス提供会員が法人事業者である場合,当該法人事業者に所属するドライバーが使用する情報端末もサービス提供会員の情報端末に含まれる。
上記構成のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システムは,前記予約申込・表示手段によって表示される前記予約受付表示が,前記サービス提供会員によるサービスの提供開始の入力要求を含み〔実施例では,図9(A)の「状況切替」において「1.実車」のクリックを要求〕,
前記入力要求に対する入力が行われた際,前記利用状況登録・表示手段が,前記利用状況データテーブルの該サービス提供会員の利用状況を,例えば「迎車中」から「実車中」に更新すると共に,該サービスの提供後に入力された料金情報の取得により,前記利用状況データテーブルの該サービス提供会員の利用状況を,例えば「実車中」から「回送」等に更新するものとしても良い(請求項2,15)。
更に,前記サービス利用会員の会員登録に,サービス提供会員又はシステム運営者の「紹介」を必要とする,所謂「紹介制」を採用し,前記サービス利用会員データテーブルに,各サービス利用会員の入会斡旋者をオーナーとして記憶し,
前記利用履歴記憶手段が,サービスの提供を行ったサービス提供会員が,サービスの提供を受けたサービス利用会員のオーナーでないとき,該サービス利用会員のオーナーに対して支払われるべき所定の紹介手数料を前記利用履歴データテーブルに記録するように構成することもできる(請求項3,16)。
更に,前記サービス利用会員データテーブルに,各サービス利用会員の入会斡旋者であるサービス提供会員又はシステム運営者をオーナーとして記憶すると共に,各サービス提供会員がよく利用する乗車地の位置情報を記憶し,且つ,前記サービス提供会員データテーブルに,各サービス提供会員の主な営業地域の位置情報を記憶し,
サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員(図2における「TC:タクシーコンシエルジュ」)の最初の登録要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員のよく利用する乗車地の位置情報に基づいて,前記よく利用する乗車地に対して所定圏内を検索地域とし,該検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員を,サービス提供会員データテーブルに記憶された主な営業地域の位置情報に基づいて検索し,
前記要求を行ったサービス利用会員の前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員である場合,該サービス提供会員(図2における「サービス提供会員甲」)を,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員(TC:タクシーコンシエルジュ)の第1位に登録するサービス利用会員登録手段を設けるものとしても良い(請求項4,17)。
前記サービス利用会員登録手段が,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員であって,サービス利用会員により指定された所定の条件,例えば支払い条件,利用時間,喫煙・禁煙の別等の条件を満たす者を検索して紹介顧客待ち数が少ない順に抽出し,
前記オーナーを,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員の第1位に登録した場合には,第2位以下,規定数以内でサービス利用会員が指定した数となる迄,
前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員でない場合,又はシステム運営者である場合には,第1位以下,規定数以内でサービス利用会員が指定した数となる迄,
抽出されたサービス提供会員を,前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員(TC:タクシーコンシエルジュ)として登録するものとしても良い(請求項5,18)。
ここで,或るサービス提供会員(ここでは一例として「甲」とする)の「紹介顧客待ち数」は,次式により表される。
紹介顧客待ち数 = Ax−(B−A)
A:甲を「オーナー」とするサービス利用会員数
B:甲を「通常時利用するサービス提供会員」として登録するサービス利用会員数
x:予め設定した規定数(定数)
なお,上記規定数xは,一例として,
x = n−1
n:サービス提供会員1名に対して登録し得るタクシーコンシエルジュ数
とすることができる。
同様に,サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員(TC:タクシーコンシエルジュ)の変更又は追加登録の要求があったとき,前記サービス利用会員登録手段が,該サービス利用会員が現在及び過去に通常時利用するサービス提供会員として登録したサービス提供会員を除き,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員をサービス利用会員により指定された所定の条件に従って検索して,前記紹介顧客待ち数が少ない順に,規定数以下でサービス利用会員が指定した数抽出し,
抽出されたサービス提供会員を,変更要求のあったサービス提供会員に替え,及び/又は既登録のサービス提供会員に追加して前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として登録するものとしても良い(請求項6,19)。
なお,上記サービス提供会員の抽出にあたり,前記紹介顧客待ち数を同数とする複数のサービス提供会員がある場合,前記サービス利用会員登録手段が前記利用履歴データテーブルを検索して所定期間内における売上実績が低い方のサービス提供会員を上位として抽出するものとしても良い(請求項7,20)。
更に,乗車料金,乗車距離等のサービス利用会員の利用状況に応じて,利用料金の全部又は一部として利用可能なポイントをサービス利用会員に付与すると共に,各サービス利用会員の取得ポイントを記憶する記憶領域を設け,
前記予約申込・通知手段が,前記予約申込に際し,サービス利用会員に対して利用料金としてのポイント利用の有無及び利用ポイント数の入力を要求すると共に,サービス提供会員に対してポイント利用の有無及び利用ポイント数を通知し,
前記利用履歴登録手段が,利用料金の精算に使用されたポイント数と,予め設定された基準に従って該サービス利用会員に対して新たに付与されたポイント数とを前記利用履歴データテーブルに記憶するように構成しても良い(請求項8,21)。
更に,前記サービス利用会員の情報端末を介して,検索条件を指定して,前記通常時利用するサービス提供会員(実施例における「タクシーコンシエルジュ」:図2参照。)以外のサービス提供会員(実施例における「ヘルプタクシー」:図2参照。)の利用状況の表示が指令されたとき,前記利用状況登録・表示手段が,該指定された検索条件に従ってサービス提供会員データテーブル及び利用状況データテーブルを検索し,抽出された他のサービス提供会員の利用状況データを,前記指令を行ったサービス利用会員の情報端末に送信するものとすることもできる(請求項9,22)。
更に,前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,各サービス提供会員の売上書類を作成する帳票作成手段を設けることが好ましい(請求項10,23)。
このような帳票作成手段を設ける場合,前記帳票作成手段が,各サービス提供会員の売上分析データを作成するように構成することが好ましい(請求項11,24)。
なお,前述したように利用履歴データテーブルに紹介手数料に関する情報を記録する場合には,前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,所定期間内における各サービス提供会員間,又は各サービス提供会員とシステム運営者間で生じた紹介手数料の精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を,例えば本業務支援システムの使用料金等に加減した請求書を作成する請求書作成手段を設けるものとしても良い(請求項12,25)。
また,前述したように利用履歴データテーブルにポイントに関する情報を記録する場合には,前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,料金の支払いに使用されたポイント数に対応した金額を,該サービスを提供したサービス提供会員の立替金として,新たに発生したポイント数に対応した金額を該サービスを提供したサービス提供会員の未払金として,所定期間内における各サービス提供会員間で生じたポイントの精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を,例えば本業務支援システムの使用料金等に加減した請求書を作成する請求書作成手段を設けるものとしても良い(請求項13,26)。
以上で説明した本発明の構成により,サービス利用会員は,通常時利用するものとして予め設定されたサービス提供会員(以下,「タクシーコンシエルジュ」という。),好ましくは複数のタクシーコンシエルジュの利用状況を携帯電話等の情報端末によって容易に確認することができ,かつ,乗車予約を,情報端末の画面上に表示された案内に従って容易に行うことができることから,予めタクシーコンシエルジュとして登録したサービス提供会員の利用を可及的に受け易いものとすることで,タクシーコンシエルジュとして設定されたサービス提供会員の繰り返し利用を促進して固定客化を図ることができた。その結果,サービス提供会員が固定客を獲得する機会を増加させることができた。
また,サービス提供会員が,携帯電話等の情報端末にサービスの開始時,精算時等において必要な入力を行うことで,この入力を受信した利用状況登録・表示手段が利用状況の変化を利用状況データテーブルに記憶することにより,各サービス提供会員の利用状況を正確に把握することが可能である。
更に,サービスの提供毎に利用履歴データを記憶することとしたことにより,この利用履歴データ中に各種情報を含めることで,サービス提供会員間,又は各サービス提供会員とシステム運営者間における金銭の精算が容易となった。その結果,利用履歴データ中に紹介手数料に関する情報を含めることで,サービス利用会員の入会を斡旋したサービス提供会員等(オーナー)が,該サービス利用会員に対して他のサービス提供会員がサービスの提供を行った場合に紹介手数料を受け取る紹介手数料の制度を,サービス提供会員相互間における精算手続の負担を生じさせることなく導入することができた。
これにより,固定客と成り得るサービス利用会員の斡旋に対する意欲を増進して顧客の創造を行うことができると共に,サービス利用会員の獲得に対して払われた労力に対して金銭的な補償が得られることによる不公平感の是正を図ることができた。
更に,タクシーコンシエルジュの登録に際し,サービス利用会員の入会を斡旋したサービス提供会員(オーナー)を,優先的に登録することで,オーナーであるサービス提供会員の固定客化を促進することにより,サービス利用会員の獲得に対して払われた労力を尊重することができた。
また,サービス提供会員を,先に定義した「紹介顧客待ち数」に従い順位付けし,オーナー以外のタクシーコンシエルジュの選定に際しては,この紹介顧客待ち数の多い順にタクシーコンシエルジユとして登録することで,サービス利用会員の入会斡旋を行ったサービス提供会員に対し,サービス利用会員1名の入会斡旋を行うと,自己が「オーナー」となっているサービス利用会員の他に,規定数x名(実施例では3名)のサービス利用会員のタクシーコンシエルジュとして登録され得るようにし,この規定数xに近付くようにタクシーコンシエルジュの選定を行うことができた。
すなわち,自己が「オーナー」となっているサービス利用会員に対し,他のサービス提供会員がタクシーコンシエルジュとして登録されることを,他のサービス提供会員に対する顧客の紹介と位置付け,この顧客の紹介に対する見返りとして反対に自己が顧客の紹介(他者が「オーナー」となっているサービス利用会員のタクシーコンシエルジュとして登録)され得る期待値を規定数xによって数値化し,この期待値(規定数x)が可及的に満足されるようにタクシーコンシエルジュの登録を行うようにすることができた。
この場合において,紹介顧客待ち数が同数である場合に所定期間における売上実績が低いサービス提供会員を優先してタクシーコンシエルジュとして登録するものとしたことにより,売上実績の伸び悩むサービス提供会員に対し,売上向上の機会を提供することができた。
更に,同様に利用料金の全部,又は一部として使用可能なポイントをサービス利用会員に付与するポイント制度を,サービス提供会員に精算等に関する負担を付加することなく導入することが可能となった。
その結果,ポイントを使用したサービス利用会員の繰り返しの利用が期待でき,サービス利用会員の固定客化を促進することが可能である。
サービス利用会員からの指令により,サービス利用会員が予め指定したサービス提供会員以外のサービス提供会員のうち,指定された検索条件に対応したサービス提供会員を容易に検索できるようにしたことから,サービス利用会員が予め指定したサービス提供会員以外のサービス提供者からサービスの提供を受ける必要が生じた場合であっても,このようなサービスの提供を,サービス提供会員内で受け易くすることにより,サービス提供会員に対し,固定客(自己を「タクシーコンシエルジュ」として指定しているサービス利用会員)以外のサービス利用会員の需要を創生可能である。
サービス利用履歴データテーブルに対する利用履歴の記録により,各サービス提供会員が作成する乗車日報等の売上書類,売上分析データ等のデータ作成が容易であり,これを自動で作成することにより,サービス提供会員の帳票作成業務や営業分析データの作成労力を低減することができた。
また,前述した利用履歴データに紹介手数料,ポイント等に関するデータを含めることで,紹介手数料やポイントの精算が容易であると共に,例えば,本システムの使用料金等を請求する際に,利用履歴データに基づいて精算された紹介手数料やポイントの精算額を加減して請求する請求書を作成することで,本システムの運営者が紹介手数料やポイントの決済代行を行うことが容易であり,これによりサービス提供会員の負担を生じることなく,紹介手数料やポイントの決済を行うことができた。
本発明の業務支援システムのシステム構成例を示す概略図。 サービス利用会員とサービス提供会員の関係を示す説明図。 サービス利用会員の情報端末の画面表示(会員登録時)を示し,(A)は新規会員登録画面,(B)は紹介番号入力画面,(C)は利用規約同意画面,(D)は必要事項入力画面,(E)は確認画面,(F)はパスワード登録画面,(G)は登録完了画面。 サービス利用会員の情報端末の画面表示(「TAXI Concierge 利用手続き」)を示し,(A)は利用規約同意画面,(B)は「よく利用する乗車地」の入力画面,(C)は「よく利用する乗車地」の入力内容確認画面,(D)は「よく利用する乗車地」の登録内容確認画面,(E)は「タクシーコンシエルジュ紹介台数」入力画面,(F)は「タクシーコンシエルジュ紹介台数」入力内容確認画面,(G)は「支払い方法,その他」の入力画面,(H)は「支払い方法,その他」の入力内容確認画面,(I)は登録完了画面。 タクシーコンシエルジュとして登録されたサービス提供会員相互間において行われる顧客(サービス利用会員)紹介の説明図。 乗車予約手続の流れを説明したフロー図。 サービス利用会員の情報端末の画面表示(乗車予約申込時)を示し,(A)はトップメニュー,(B)は「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の利用状況一覧画面,(C)は予約申込画面,(D)は予約内容確認画面,(E)は予約完了後のトップメニュー,(F)はサービス提供会員の詳細情報。 サービス利用会員の情報端末の画面表示(ヘルプタクシー検索時)を示し,(A)はトップメニュー,(B)は「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の利用状況一覧画面,(C)は検索条件入力画面,(D)は検索結果表示画面。 サービス提供会員の情報端末の表示画面(迎車中)。 サービス提供会員の情報端末の表示画面(実車中)。 サービス提供会員の情報端末の表示画面(支払中)。 サービス提供会員の情報端末の表示画面であり,(A),(B)は回送モード,(C)は空車モード。 ポイント精算の説明図。 紹介手数料精算の説明図(サービス提供会員がオーナーの場合)。 紹介手数料精算の説明図(システム運営者がオーナーの場合)。 請求書作成手段が作成する請求書の一例を示す説明図。 帳票作成手段が作成する乗車日報の一例を示す説明図。 帳票作成手段が作成する顧客別乗車実績表の一例を示す説明図。 帳票作成手段が作成する曜日・時間帯別売上分析表の一例を示す説明図。 サービス提供会員の情報端末の画面表示(月次乗車実績)を示し,(A)は売上,(B)は乗車履歴を示す。 サービス提供会員の情報端末の画面表示(日次乗車実績)を示し,(A)は売上,(B)は乗車履歴を示す。 サービス提供会員の情報端末の画面表示であり,(A)は乗車履歴の詳細,(B)は乗客であるサービス利用会員の詳細データを示す。 サービス利用会員の情報端末の表示画面であり,(A)はトップメニュー,(B)はポイント表示,(C)は乗車履歴表示である。 サービス利用会員の情報端末の表示画面(乗車地登録変更時)であり,(A)はトップメニュー,(B)は「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の利用状況一覧画面,(C)は削除,変更する乗車地の選択画面,(D)は変更乗車地入力画面,(E)は乗車地変更確認画面。 サービス利用会員の情報端末の表示画面(「タクシーコンシエルジュ」登録変更時)であり,(A)はトップメニュー,(B)は「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の利用状況一覧画面,(C)は新規登録方法入力画面,(D)は変更対象選択画面,(E)は変更理由入力画面,(F)は紹介台数入力画面。
以下に,本発明の実施形態につき説明する。なお,以下の説明では,本発明の業務支援システムをタクシーの業務支援に使用する場合を例として説明するが,本システムの利用はこれに限定されず,運転代行サービスについても同様に適用可能である。
〔着眼点〕
以上説明したタクシー事業者が抱える課題を解消し得るシステムの構築にあたり,以下の点に着目した。
1.顧客の固定客化
(1)予約に対する抵抗感の低下
顧客を固定客化するためには,先ずは乗車予約を繰り返し入れてもらい,固定客となってもらう必要がある。
しかし,インターネット等の普及により,画面上の表示に従って必要事項を入力するのみで他人との接触を持つことなく各種商品の購入やサービスの提供申し込みが可能となった今日において,相手方,特に親しくない相手との「会話」によるコミュニケーションが必要となる電話連絡によって乗車予約を行う行為には,心理的な抵抗感が働く。
そのため,従来技術として説明したように,ドライバーが名刺を渡す等して顧客に連絡先電話番号を通知したとしても,わざわざ電話して利用状況の確認や乗車予約を行う顧客は希であり,特に,タクシーの利用が月に数回,数ヶ月に1回といった利用頻度の少ない顧客,比較的短距離で利用する顧客にとっては,自己の予約申し込みがドライバーや法人タクシー事業者にとって歓迎されざるものであるという思い込みが働き,電話連絡による乗車予約を一層抵抗感のあるものとしている。しかし,このような客層を開拓できれば,潜在的な固定客の増加,すなわち収益の増加に繋がる。
従って,本発明の業務支援システムにあっては,図1に示すように,携帯電話等の情報端末を利用し,その画面上に表示された案内に従って操作するという,対機械に対する比較的簡単な操作により,利用状況の確認や乗車予約を可能とすることで,乗車予約の絶対数の増加を図る。
なお,情報端末としては,サービス提供会員側,サービス利用会員側共に前記携帯電話の他,デスクトップ又はラップトップ型のパーソナルコンピュータ,テレビ,PDA,通信機能と連携したカーナビゲーションシステム等,インターネットと接続可能な情報機器であれば既知の各種の情報端末を利用することができる。
(2)「馴染み」という感覚の発生
前述したように顧客は,提供されるサービスの質のみならず,同一のドライバーや法人タクシー事業者を利用する回数が増えるに従って,このドライバーや法人タクシー事業者に対して親近感を持つことにより,「馴染みのタクシー」という意識を持ち,他のタクシーに優先して,この「馴染みのタクシー」を利用しようという感情を持つ。
従って,サービスの利用者を固定客化するためには,可及的に同じドライバーや法人タクシー事業者に対して乗車予約を入れ易くする必要がある。
一方で,一人のドライバーによって提供できるサービスの量には物理的な制約があることから,一人のサービス利用者が,複数のドライバーに対して「馴染み」という感覚を持ち得るようにすることができれば,馴染みのタクシー『群』のいずれかによるサービスの提供を確保し易く,サービス利用者の満足感を充足し易いものとなる。
このような観点から,本発明の業務支援システムにあっては,図2に示すように一人のサービス利用会員Aに対し,このサービス利用会員Aがよく利用する乗車地を営業地域とするサービス提供会員の中から,一例として最大4名のサービス提供会員(図2の甲,乙,丙,丁)を,通常時利用するサービス提供会員である「タクシーコンシエルジュ」として登録し,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の,例えば「空車中」,「回送中」,「迎車中」,「実車中」等の情報や,乗車迄に要する時間等に関する利用状態に関する情報を提供可能とすることにより,これらのサービス提供会員によるサービスの提供を可及的に受け易いものとすることで,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員に対する固定客化を図ることが可能となる。
なお,図2中において,サービス提供会員甲から見たサービス利用会員Aの関係として記載されている「オーナー」とは,前述したようにサービス提供会員甲が,サービス利用会員Aの入会斡旋者であることを示し(以下,或るサービス提供会員の入会斡旋により会員登録したサービス利用会員を,このサービス提供会員の「オーナー顧客」という。),サービス利用会員Aのタクシーコンシエルジュ(TC)であるサービス提供会員乙,丙,丁から見たサービス利用会員Aの関係である「紹介顧客」とは,このサービス利用会員Aが,他のサービス提供会員(図示の例ではサービス提供会員甲)によって入会の斡旋が行われた顧客,すなわち,サービス提供会員甲によって紹介された顧客であることを示す。
なお,サービス利用会員Aは,「タクシーコンシエルジュ」として登録した4名のサービス提供会員(甲,乙,丙,丁)以外のサービス提供会員(戊,己,庚,辛)からのサービスの提供を受けることもでき,この「タクシーコンシエルジュ」以外のサービス提供会員(戊,己,庚,辛)は,「ヘルプタクシー」として位置付けられ,これらのサービス提供会員(戊,己,庚,辛)より見て,サービス利用会員Aは「ヘルプ客」となる。
(3)「馴染み」を利用できない場合のバックアップ
なお,サービス利用会員に対して予め設定されたタクシー群(図2におけるTC「タクシーコンシエルジュ」)のいずれもが,サービス利用会員の希望する乗車予定に対応し得ない場合,又は,「タクシーコンシエルジュ」の営業地域以外の乗車場所からの乗車を希望する場合等,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたタクシーを利用できない状況にあるときであっても,このような顧客に対し,他のサービス提供会員を「ヘルプタクシー」として紹介できるようにすることで,他のサービス提供会員に対する新たな顧客の創造と,サービス提供会員内での収益の増大を図ることができると共に,このような事態に対するバックアップの制度を整備することで,サービス利用会員の満足度を向上させて,客離れを防止することができる。
(4)付加価値の創設
更に,サービス利用会員に対し,利用状況に応じてサービス提供会員内において乗車料金の全部又は一部として使用できるポイントを付与する「ポイント制」を導入することによる付加価値の創設と,ポイントを使用した本システムの繰り返しの利用を促進することで,顧客の固定客化を図る。
2.サービス提供会員の固定客獲得意欲の増進
前述したように,或るサービス提供会員のオーナー顧客に,他のサービス提供会員が紹介顧客又はヘルプ客としてサービスを提供する場合,他のサービス提供会員はこれにより新たな需要と,これに伴う利益を得ることができる。
しかし,他のサービス提供会員がオーナー顧客を持たない場合,或るサービス提供会員に対し,他のサービス提供会員は,新たな需要の増大にも,収益の増加にも貢献していない。従って,サービス提供会員のそれぞれが,オーナー顧客,好ましくは複数のオーナー顧客を持つと共に,相互にこのようなオーナー顧客を紹介し合うことにより,本システムに参加するサービス提供会員内における新たな顧客の創造が可能となると共に,サービス提供会員全体の収益の増加に繋がることから,このようなオーナー顧客を獲得するための営業努力は,サービス提供会員全体の発展に寄与するものとなる。
このような観点から,オーナー顧客を獲得したサービス提供会員は,他のサービス提供会員がこのオーナー顧客(他のサービス提供会員より見て「紹介顧客」又は「ヘルプ客」:図2参照)にサービスを提供した場合には,サービスを提供したサービス提供会員より「紹介手数料」を受け取ることができるようにすることで,サービス提供会員間における顧客創造に繋がるオーナー顧客獲得に対する意欲の増進を図ると共に,サービス提供会員間に生じ得る不公平感を払拭する。
3.手続の簡略化
前述したポイントの付与,精算,紹介手数料の精算等を,サービス提供会員間で相互に行う場合には,サービス提供会員の事務処理負担が増大することから,これを自動化により各サービス提供会員の負担を増加することなく行うことが好ましい。
また,乗車日報の作成等,サービス提供会員が行う帳票類の作成業務を支援してその負担を軽減すると共に,営業分析等に使用できるデータ等の作成を,各サービス提供会員に代わり行うことができるシステムを構築することができれば,サービス提供会員の事務処理の負担を軽減することができ便利であると共に,各サービス提供会員は本来の業務に労力を集中することができ,収益の増加に貢献し得る。
〔システム構成及び作用〕
1.システム構成概要
以上説明した観点より,本発明のタクシー又は運転代行サービスにおける業務支援システムは,図1に示すように,インターネットを介して,サービス利用会員及びサービス提供会員の情報端末と接続可能に構成された,サーバ等のコンピュータが予め記憶されたプログラムを実行することにより,上記観点に基づく各課題を解決するに必要な以下の各手段を実現可能とした。
(1)サービス利用会員登録手段
「サービス利用会員登録手段」は,サービス利用会員としての会員登録を希望する者の情報端末,例えば携帯電話機からの要求に応じて,サービス利用会員の会員登録手続を行う。このサービス利用会員の情報端末からの要求に応じ,サービス利用会員登録手段は,会員登録に必要な情報の入力,及び本発明の業務支援システムに基づく乗車予約等のサービスの提供を受けるために必要な情報等の入力を要求すると共に,入力された情報を「サービス利用会員データテーブル」(図1中の「サービス利用会員DT」)に記憶する。
また,サービス利用会員登録手段は,会員登録の終了後,サービス利用会員の情報端末からの要求に従い,サービス利用会員データテーブルに追加の情報を記憶し,また,記憶されている情報を書き換えて更新する。
(2)利用状況登録・表示手段
「利用状況登録・表示手段」は,各サービス提供会員の利用状況や現在位置情報等を,各サービス提供会員の予約状況,各サービス提供会員の情報端末より取得した情報(サービス提供会員が法人タクシー事業者である場合には,当該法人タクシー事業者に所属するドライバーが携帯する情報端末より取得した情報を含む)に基づいて,「利用状況データテーブル」(図1中の「利用状況DT」)に記憶すると共に,サービス利用会員の情報端末に対して,利用状況データテーブルに記憶されたデータに基づいて,サービス提供会員の利用状況,「回送」,「乗車」,「迎車」,「空車」の別,該サービス利用会員が乗車可能な時間、サービス提供会員の現在地等に関する情報を通知する。
利用状況の通知は,サービス利用会員に対して「タクシーコンシエルジュ」として設定されたサービス提供会員に関する情報を優先して行い,サービス利用会員からの指令があったとき,その他のサービス提供会員(ヘルプタクシー)の利用状況を通知する。
このように,サービス利用会員に対して利用状況,特に「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用状況を通知することで,サービス利用会員が,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員からのサービスの提供を可及的に受け易くすることで,固定客化を図ると共に,「タクシーコンシエルジュ」以外のタクシーを利用する場合においても,本システムの会員となっているサービス提供会員からのサービスの提供を受け易いものとすることで,サービス提供会員内における顧客の囲い込みが可能となる。
(3)予約申込・通知手段
予約申込・通知手段は,サービス利用会員の情報端末を介して入力された乗車予約の申込を受け付けると共に,該当するサービス提供会員の情報端末に対してこの予約の受付を通知する。
これにより,サービス提供会員は,携帯電話等を使用して自ら乗車予約を受け付けるという労力が軽減される。
(4)利用履歴登録手段
利用履歴登録手段は,各サービス提供会員が提供したサービスの提供履歴を必要な情報と共に「利用履歴データテーブル」(図1中の「利用履歴DT」)に記憶する。
このように利用履歴をデータとして記憶することにより,この利用履歴に基づいて,紹介手数料やポイント精算を伴う後述の請求書作成や,帳票作成の自動化が可能となる。
(5)請求書作成手段
請求書作成手段は,利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴に基づいて,所定の期日毎にサービス提供会員間,又は各サービス提供会員とシステム運営者間に発生した紹介手数料,ポイントの精算額を算出すると共に,該精算額を加味した各サービス提供会員毎の請求書を作成する。
この請求書は,法人タクシー事業者がサービス提供会員である場合には,この法人タクシー事業者に所属する各ドライバー毎の明細を併せて作成するものとしても良い。
これにより,システム運営者が決済代行を行うことで,サービス提供会員は,相互間で紹介手数料やポイントの精算を行う必要がなく,サービス提供会員間での決済が容易となる。
(6)帳票作成手段
帳票作成手段は,利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴に従い,各サービス提供会員毎の乗車日報,売上書類,営業戦略を立てるに当たり参照すべき分析用のデータ等を作成する。これにより,サービス提供会員は,帳票作成業務から開放される。
(7)サービス提供会員データテーブル
なお,「サービス提供会員データテーブル」(図1中の「サービス提供会員DT」)は,本業務支援システムの利用を希望して,予め会員登録されたサービス提供会員に関するデータを記憶する。
ここで,本システムにおけるサービス提供会員の登録は,「ドライバー」及び/又は「法人(タクシー)事業者」に対して行われる。
個人タクシー事業者が,又は法人タクシー事業者に所属するドライバーが,それぞれ個人単位でサービス提供会員としての登録を希望する場合,これらの者は,「ドライバー」(個人)としてサービス提供会員の登録がされる。
また,法人タクシー事業者が本発明のシステムの利用を希望する場合には,この法人タクシー事業者を法人会員であるサービス提供会員として登録する。この場合,当該法人タクシー事業者に所属する例えば全てのドライバーに対し識別番号を付与する等して,各ドライバー毎に識別できるようにしておくことが好ましい。
なお,本発明のシステムは,サービス提供会員がドライバーである場合と,法人タクシー事業者である場合とで,それぞれ別個にシステムを構築するものとしても良く,更には法人タクシー事業者毎に別個にシステムを構築するものとしても良く,また,いずれ共に共通のシステムを使用するものとしても良い。
サービス提供会員がドライバーである場合と法人タクシー事業者である場合とのいずれに対しても共通のシステムを使用する場合には,ドライバーであるサービス提供会員と,法人タクシー事業者であるサービス提供会員間で取り扱いを異なるものとしても良く,更には,法人タクシー事業者毎で取り扱いを異なるものとしても良い。
2.各手段の作用等
以下に,上記で概説した各手段の動作等を,サービス利用会員及びサービス提供会員の情報端末の画面表示,これらの画面表示に従ってサービス利用会員,及びサービス提供会員が行う操作等を交えて説明する。
なお,本発明において行われる情報端末の画面表示等は,必ずしも図示の実施例に限定されるものではなく,各種変更が可能である。
(1)事前準備(会員登録)
本発明の業務支援システムを利用するためには,サービスの提供を受ける者(乗客)は,「サービス利用会員」として,サービスの提供を行う者(ドライバー及び/又は法人タクシー事業者)は,「サービス提供会員」として,それぞれ予め会員登録を行う。
(1-1) サービス提供会員の登録
本発明の業務支援システムによる業務支援を希望するドライバー及び/又は法人タクシー事業者は,予め,サービス提供会員として会員登録を行う。
ここで,個人タクシー事業者にあっては,「事業者」と実際にサービスの提供を行う「ドライバー」とが同一人であることから,各個人タクシー事業者については「ドライバー」としてそれぞれサービス提供会員として登録する。
また,法人タクシー事業者に所属するドライバーであっても,この者が法人である会社とは別に個人単位でサービス提供会員としての登録を希望する場合,この者は「ドライバー」としてのサービス提供会員として登録する。
一方,法人タクシー事業者にあっては,法人タクシー事業者自体をサービス提供会員として登録する。このように,法人をサービス提供会員として登録する際には,当該法人タクシー事業者に所属する例えば全ドライバーに対してそれぞれ識別番号を付与する等して識別可能としておくこと好ましい。
この会員登録によりサービス提供会員となったドライバー,及び/又は法人タクシー事業者には,サービス提供会員の会員IDが付与されると共に当該会員IDと関連付けて必要な情報がサービス提供会員データテーブルに記憶される。
また,サービス提供会員が法人タクシー事業者である場合,当該法人タクシー事業者の各所属ドライバーに対しても「所属ドライバーID」が付与され,会員IDと所属ドライバーIDとが必要な情報と共に関連づけられてサービス提供会員データテーブルに記憶される。
ドライバーの会員IDや所属ドライバーIDと関連付けて記憶する情報としては,一例としてドライバーの氏名,携帯電話番号,携帯電話のメールアドレス,使用車種,車輌番号,車輌年式,性別,生年月日,所属組合(又は所属会社),喫煙車であるか否か,主な営業地域,深夜割増%,営業時間,支払い条件(現金以外のクレジットカード,金券,プリペイドカード,電子マネー等に対する対応の可否)等の必要な情報(これらの情報はドライバーの属性等に応じて増減可能)が,サービス提供会員データテーブルに記憶される。
このようなサービス提供会員の登録は,本システムの利用を希望するドライバーや法人タクシー事業者等がシステム運営者に対して必要事項を記載した書類等を提出することによりシステム運営者によって行われるものとしても良いが,例えばサービス提供会員となる法人タクシー事業者や各ドライバーが情報端末等を利用して行うものとしても良い。
この場合,例えば主な営業地域の登録方法は,一例として予めデータベースに登録された住所情報を選択することにより登録するものとしても良く,プルダウンメニュー等に表示された都道府県より,都道府県名を選択すると(例えば,ここでは「東京都」を選択),ここで選択された都道府県に属する市区町村名をプルダウンメニューより選択し(ここでは,プルダウンメニューで23区を表示し,一例として「渋谷区」を選択したものとする。),この選択に従って,選択された市区町村に属する町名一覧を表示し,この表示中より,町名(本例では,一例として「渋谷2丁目」)を選択するものとしても良い。
このようにして選択された主な営業地域に関する情報には,緯度経度情報等の位置情報を含めることが好ましい。
(1-2) サービス利用会員の登録
本実施例において,サービス利用会員となるためには,サービス提供会員,又は,本システムの運営者のいずれかの紹介(入会斡旋)が必要であり,紹介者(入会斡旋者)となるサービス提供会員等は,例えば入会希望者に対して本システムの概要等を記載した案内冊子を手渡す等して入会を促す。
サービス利用会員としての登録を希望する者は,自己の情報端末,例えば携帯電話機に,本発明の業務支援システムを実現する例えばサーバのURLを入力する等して,サーバとの間に接続を確立する。
このようなURLの入力を簡易とするために,例えばサービス利用会員の登録希望者に対して配布する案内冊子等に,前記サーバのURLを記憶させたQRコード等を印刷しておき,登録希望者が携帯電話機に設けられたカメラによってこのコードを読み取ることで,簡単にサーバに対するアクセスを行うことができるようにしても良い。
また,例えば前述のサービス提供会員として登録された法人タクシー事業者のホームページ上に入会申込メニューを表示しておき,この表示を選択すると,入会申込を行うために必要な入力画面等の表示が行われるようにしても良く,この場合においても前記法人タクシー事業者のホームページのURLを記録したQRコード等を案内冊子に印刷する等してアクセスを容易としても良い。
なお,このような法人タクシー事業者のホームページは,例えば本システムを実現するサーバと共通のサーバ内の所定の領域,又は当該サーバと関連付けられたサーバ内に設ける等して,本システムの運営者が本システムと一括して運営・管理等するものとしても良い。
このようにして,入会希望者の携帯電話機が,本システムを実現するサーバとの間で接続を確立すると,該サーバは,一例として携帯電話機より発信される固体識別番号に基づいて,この固体識別番号に対応する既登録のサービス利用会員の有無を,サービス利用会員データテーブル中より検索する。
該当する固体識別番号を持った既登録のサービス利用会員が存在しない場合,前述したサービス利用会員登録手段を起動して,図3(A)に示す新規会員登録画面を入会希望者の携帯電話機の画面上に表示させる。
入会希望者が新規会員登録画面上に表示された「登録手続き」をクリックし,登録手続きの開始を指令すると,サービス利用会員登録手段は,入会希望者の携帯電話機の画面上に,紹介番号の入力を要求する入力画面を表示する〔図3(B)〕。
入会希望者は,紹介者番号として紹介者(入会斡旋者)であるサービス提供会員の会員ID,又はシステム運営者のIDをここに入力する。このような紹介番号は,前述のように入会希望者に対して案内冊子を配布する場合,この案内冊子に予め印刷等するものとしても良い。
なお,前述したようにサービス提供会員として登録した法人タクシー事業者のホームページから入会申込が行われた場合には,このホームページを提供する法人タクシー事業者に付与された会員IDを自動で表示し,又は紹介番号の入力欄を設けずにこの法人タクシー事業者を入会斡旋者として登録する等して,当該法人が常に「紹介者(入会斡旋者)」となるようにしても良く,更に紹介番号の入力欄に所属ドライバーIDを入力可能として入会の斡旋を行った当該法人の所属ドライバーを特定できるようにしても良い。
紹介番号の入力後,入会希望者が画面上の「確認する」をクリックすると,サービス利用会員登録手段は,入会希望者の携帯電話機の画面上に図3(C)に示す利用規約に対する同意画面を表示し,入会希望者がこの画面上の案内に従って規約に同意すると,サービス利用会員登録手段は更に会員登録に必要な情報の入力を促す案内画面を表示し〔図3(D),(E)〕,入会希望者は,ここに表示された画面の案内に従って氏名,氏名の読み仮名,携帯電話番号,携帯電話のメールアドレス,パスワード,その他,パスワードを忘れた場合にその通知を受けるために必要となる情報等を入力して,「登録する」の表示を選択する。
この操作によって,サービス利用会員登録手段は,入会希望者の携帯電話機の画面上に「次へ進む」の表示を表示させ〔図3(F)〕,入会希望者がこの表示をクリックすると,サービス利用会員登録手段は,入力されたデータを携帯電話機の固体識別番号と共にサービス利用会員データテーブルに記憶すると共に,入会希望者の携帯電話機の画面上に,「会員登録完了」を表示すると共に,予約サービスの利用手続を促す「TAXI Concierge 利用手続き」のメニュー表示を行う〔図3(G)〕。
会員登録の終了によりサービス利用会員となった登録希望者は,会員登録完了画面〔図3(G)〕上の「TAXI Concierge 利用手続き」の表示をクリックして,利用手続への移行を指令する。この指令の受信によりサービス利用会員登録手段は,利用規約に対する同意画面を表示し〔図4(A)〕,サービス利用会員がこれに対して同意すると,予約サービスの利用に必要な事前手続の入力画面を表示する。
この入力画面において,サービス利用会員は,自己がタクシーを利用する頻度の高い乗車地を入力する〔図4(B)〜(D)〕。一例として,図示の例では,この乗車地を2箇所まで指定することができるように構成しているが,この乗車地は,1箇所であっても良く,又は3箇所以上入力可能としても良い。
よく利用する乗車地の入力は,一例として予めデータベースに登録された住所情報を選択することにより登録するものとしても良く,サービス利用会員登録手段は,サービス利用会員の携帯情報端末の画面上に都道府県名の一覧をプルダウンメニュー等によって表示し,サービス利用会員がこの表示中より都道府県名を選択すると(例えば,ここでは「東京都」を選択),選択された都道府県に属する市区町村名の一覧をプルダウンメニュー等によって表示して更にサービス利用会員に選択させ(ここでは,プルダウンメニューで23区を表示し,一例として「港区」を選択したものとする。),この選択に従って,選択された市区町村に属する町名一覧を表示し,この表示中より,町名(本例では,一例として「芝」)を選択させ,サービス利用会員がこのようにして選択することにより特定した「よく利用する乗車地」に関する情報を,サービス利用会員データテーブルに記憶するものとしても良い。
なお,このようにして登録する「よく利用する乗車地」に関する情報には,緯度経度情報等の位置情報を含めることが好ましい。
サービス利用会員は,乗車地の入力に続き,通常時利用するサービス提供会員を,サービス提供会員中より1又は複数(本実施例では入力した乗車地毎に最大2台,合計最大4台)を「タクシーコンシエルジュ(TC)」として設定可能である。
この,「タクシーコンシエルジュ」の設定に際し,サービス利用会員登録手段は,サービス利用会員が入力した紹介者番号がサービス提供会員を示すものである場合,サービス提供会員データテーブルを検索し,ここで入力された乗車地が,入力された紹介者番号によって特定されたサービス提供会員の営業地と一致する場合には,入力された乗車地に続けて紹介番号によって特定されたサービス提供会員を表示して,「タクシーコンシエルジュ」としての登録を促す〔図4(E)〕。
入力された乗車地が,入力された紹介者番号によって特定されたサービス提供会員の営業地と一致しない場合には,画面上にその他の乗車地が表示され,この表示に続き,紹介番号によって特定されたサービス提供会員を表示する。
図示の例において,紹介番号によって特定されたサービス提供会員以外の残り1〜3のサービス提供会員についても「タクシーコンシエルジュ」としての登録を希望する場合には,図4(E)の画面表示において紹介希望台数をプルダウンメニューより選択して「登録する」の表示を選択すると,画面上には,図4(F)に示すように入力内容に対する確認画面が表示されると共に,この画面中に表示された「次へ進む」の表示を選択して次画面に進むと,携帯電話機の画面上には,支払方法,喫煙,禁煙の別,主な利用時間帯を入力する入力画面が表示される〔図4(G)〕。
この画面表示に従って,支払方法,喫煙,禁煙の別,主な利用時間帯を入力し,「登録する」を指定すると〔図4(H)〕,サービス利用会員登録手段は,これらの情報を,サービス利用会員データテーブルに記憶する。
このように,会員登録に連続した一連の作業において,乗車地や支払方法,喫煙,禁煙の別等の情報を入力することで,サービス利用会員は,以後の乗車予約等に際してこれらの面倒な入力作業を省略することができる。
サービス利用会員登録手段は,紹介番号によって特定されたサービス提供会員又はシステムの運営者を,このサービス利用会員に対する「オーナー」としてサービス利用会員データテーブルに記憶すると共に,入力された乗車地,支払い方法,禁煙,喫煙の別,利用時間等の条件に従い,サービス提供会員データテーブルから,これらの条件に合致するサービス提供会員を検索し,このサービス利用会員の「タクシーコンシエルジュ」として選定(以下,「TC選定」という。)すると共に,サービス利用会員データテーブルに記憶してサービス利用会員の会員登録手続を終了する。
前述のTC選定に際し,サービス利用会員登録手段は,一例として,このサービス利用会員データテーブルに記憶した「よく利用する乗車地」に関する情報,例えば位置情報に基づいて,当該位置を中心とした所定範囲(例えば半径2km:可変値)を検索地域とし,この検索地域内に予め登録した「主な営業地域」を有するサービス提供会員であって,支払い方法,禁煙,喫煙の別,利用時間等の条件が適合するものを検索すると共に(但し,抽出数が規定数に満たない場合,「禁煙,喫煙の別」等の一部条件を外して抽出することも可能),TC選定して登録する。
このTC選定及び登録は,抽出されたサービス利用会員を所定の順位に従い一覧表示して,この中からサービス利用会員が選択するように構成しても良く,又は,所定の順位に従い順序付けされたサービス提供会員中より,サービス利用会員が予め設定された所定台数以下の範囲で紹介希望台数として入力した数の順位迄のサービス提供会員を,サービス利用会員登録手段が自動でTC選定して登録するものとしても良い。
このような,TC選定の際のサービス提供会員の順位としては,サービス利用会員の「よく利用する乗車地」を中心とした前記検索地域内に,前記「オーナー」として登録されたサービス提供会員の「主な営業地域」が存在する場合には,該「オーナー」であるサービス提供会員をタクシーコンシエルジュの第1位として選定,登録し,その他サービス提供会員にあっては,「紹介顧客待ち数」が多い順に,この「紹介顧客待ち数」が同数である場合には,売上実績が悪い順に前記サービス利用会員の「タクシーコンシエルジュ」として選定すると共に登録するものとしても良い。
ここで,或るサービス提供会員(ここでは「甲」とする)の「紹介顧客待ち数」とは,
紹介顧客待ち数 = Ax−(B−A)
A:甲のオーナー顧客数
B:甲を「タクシーコンシエルジュ」とするサービス利用会員数
x:予め設定した規定数(定数:本実施例では3)
によって表される。
なお,上記規定数xは,一例として,
x = n−1
n:サービス提供会員1名に対して設定し得るタクシーコンシエルジュ数
とすることができる。
すなわち,図2に示すように,サービス提供会員である甲が,サービス利用会員Aの入会斡旋を行ってオーナー顧客を1名増やすと,この甲のオーナー顧客Aに対しては,甲を含めn名(図示の例では4名)のサービス提供会員乙,丙,丁がタクシーコンシエルジュ(TC)として新たに登録される。
このように,甲のオーナー顧客Aに対しタクシーコンシエルジュ(TC)として登録された甲以外のサービス提供会員乙,丙,丁は,甲の入会斡旋によって新たな顧客(紹介顧客)を得ているのであるから,甲は,n−1名(本例では3名)のサービス提供会員乙,丙,丁に対し,自己のオーナー顧客を紹介したと同様の貢献をする。
従って,前述した規定値xとは,甲の入会斡旋に伴い,n−1名(本例では3名)のサービス提供会員乙,丙,丁に対して行われたオーナー顧客の紹介(「紹介顧客」の創生)に対する見返りとして,反対に甲がx名(本例ではx=n-1=3名)の顧客の紹介(他者のオーナー顧客に対するタクシーコンシエルジュとしての登録)を受け得ることを期待値として数値化したものである。
一例として,図5のタクシーコンシエルジュである「TC甲」の例では,
甲のオーナー顧客数Aは,1名
甲を「タクシーコンシエルジュ」とするサービス利用会員数Bは,オーナー顧客1名と,紹介顧客3名の計4名
規定値xは,3であり,
甲の紹介顧客待ち数は,
紹介顧客待ち数 = Ax−(B−A)= 1×3−(4−1)= 0
であり,甲は,既に期待数の紹介顧客を得ている。
このような順位でサービス提供会員を「タクシーコンシエルジュ」として選定,登録することで,サービス利用会員数の増加に貢献したサービス利用会員に対し,可及的にその見返りの付与を行うことができると共に,「紹介顧客待ち数」が同数の場合には,売り上げ実績が悪い順にTC選定を行うことで,売上実績の伸び悩むサービス提供会員に対しては,売上増大の機会を提供することができる。
なお,前記サービス利用会員の「オーナー」であるサービス提供会員の「主な営業地域」が,前記サービス利用会員の「よく利用する乗車地」を中心とした所定の検索地域内にない場合,又は,該サービス利用会員の「オーナー」が,システムの運営者である場合には,「タクシーコンシエルジュ」中に「オーナー」を含めず,「タクシーコンシエルジュ」の全てを,前記「紹介顧客待ち数」及び売上実績に基づき選定し,登録するものとしても良い。
なお,ここで登録されたよく利用する乗車地,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員,支払方法等の条件は,後述するようにその後変更することが可能である。
なお,前述のサービス提供会員に法人タクシー事業者を含む場合,TC選択に際して「法人タクシー事業者」単位でタクシーコンシエルジュとして選定するようにしても良く,この場合,登録手続きを行ったサービス利用会員のオーナーが法人タクシー事業者である場合,この法人タクシー事業者のみをタクシーコンシエルジュとして自動的に登録するものとしても良い。
また,法人タクシー事業者であるサービス提供会員をタクシーコンシエルジュとする場合,当該法人に所属する所属ドライバーを指定して登録を行うことができるようにしても良く,紹介者番号の入力欄に所属ドライバーIDを入力可能とした前述の例では,ここに入力された所属ドライバーIDにより特定される所属ドライバーを前述の「オーナー」に対応するものとして扱い,当該法人タクシー事業者に所属するドライバーの範囲内で,前述したサービス提供会員におけるTC選定の場合と同様の方法(但し,前述の支払い方法,禁煙,喫煙の別,利用時間等の条件のうち当該法人タクシー事業者で採用する条件に合致しない条件を外して抽出)でTC選定を行うものとしても良い。
なお,サービス利用会員に対するオーナーがドライバーとして登録されたサービス提供会員である場合には,法人タクシー事業者をTC選定の対象より外し,ドライバーとして登録されたサービス提供会員内に限定して前述のTC選定を行うようにしても良い。
このように,サービス利用会員毎に,所定のサービス提供会員を「タクシーコンシエルジュ」として登録すると共に,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用状況を後述するように随時,サービス利用会員が確認でき,かつ,簡単な手続で乗車予約を可能とすることで,サービス利用会員が,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用を促進して「馴染み」のタクシーであるとの感覚を発生させることができる。
また,「タクシーコンシエルジュ」として複数のサービス提供会員を登録可能とする場合には,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の一部が乗車中等の理由によって利用できない状況にあった場合であっても,他の,「タクシーコンシエルジュ」によってこれを補うことができ,サービス利用会員が,「馴染み」のタクシー『群』のうちのいずれかを利用できる機会を増大させることができる。
一方,サービス提供会員にとっては,各サービス提供会員がそれぞれ一人のサービス利用会員の入会を斡旋することで,図5に示すように,各サービス提供会員は,それぞれの顧客(図中の「オーナー顧客」)を紹介し合うことにより,新たに3名の顧客(図中の「紹介顧客」)が創造され得るものとなり,各サービス提供会員がそれぞれ複数のオーナー顧客を持つことで,更に多数の顧客の創造が可能となる。
なお,図5に示す例では,甲は,乙,丙,丁のオーナー顧客のタクシーコンシエルジュであり,乙,丙,丁は甲のオーナー顧客のタクシーコンシエルジュの関係となっているが,甲がオーナー顧客の入会を斡旋することにより得た,前述した規定数x(実施例において3)名のサービス提供会員のタクシーコンシエルジュとして選定,登録され得る期待値は,必ずしも甲のオーナー顧客のタクシーコンシエルジュとなっている乙,丙,丁のオーナー顧客のタクシーコンシエルジュとなることで充足される必要はなく,例えば図5中には示されていないサービス提供会員のオーナー顧客のタクシーコンシエルジュとなることで充足されるものであっても良い。
3.予約申込
以上のようにして,サービス利用会員の登録,及び予約サービスを利用するための事前手続が完了すると,サービス利用会員は,本システムを利用して,サービス提供会員の乗車状況の確認を行うことができると共に,本システムを利用して,乗車予約の申し込みを行うことが可能となる。
(1)乗車状況登録・表示
図1において,本発明の業務支援システムにおいて実現される利用状況登録・表示手段は,各サービス提供会員の予約状況,各サービス提供会員の携帯電話機より取得した情報に基づいて,各サービス提供会員の利用状況を利用状況データテーブルに記憶して,常にサービス提供会員の最新の利用状況を把握している。
なお,ここでサービス提供会員が法人である場合には,サービス提供会員の利用状況とは,この法人の所属ドライバー全体の利用状況を含み,この利用状況は,各所属ドライバーに携帯させた情報端末より取得した情報を利用状況データテーブルに記憶することで把握される。
この利用状況データテーブルには,各タクシーの予約受付から実車した時間を集計して迎車所要時間を把握し,また,予約したサービス利用会員の経路(乗車地,降車地)毎の実車時間を集計して乗車所要時間を把握すると共に,回送時間を把握してこれを登録することができ,また,これらの情報は,道路状況等の交通事情に対応して,サービス提供会員側の操作によって修正することができるようにしても良く,乗車状況データテーブルには,常に最新かつ正確な乗車情報が記憶されるようにする。
そして,サービス利用会員が,自己の携帯電話機を使用してサービス利用会員用のウェブサイトに接続すると,サーバは,携帯電話機の固体識別番号,又は図示せざるログイン画面上での要求に応じてサービス利用会員が入力した会員番号や暗証番号に基づいて該接続を行ったサービス利用会員を特定し,サービス利用会員の携帯電話機の画面上に,図7(A)に示すトップメニューを表示する。
ここで,サービス利用会員がトップメニュー中に表示された「TAXI Concierge」の表示をクリックすると〔図7(A)〕,利用状況登録・表示手段は,利用状況データテーブルを検索して,該サービス利用会員の「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用状況を表示する〔図6中のS2,S3〕。
サービス利用会員の携帯電話機の画面上に表示する情報は,サービス提供会員がドライバーである場合,一例として,図7(B)に示すように,サービス提供会員の氏名,空車,迎車中,実車中,回送中等の,現在の状態と,登録した乗車地に到着する迄の時間(迎車予定)を含み,該サービス利用会員が乗車した回数や,該サービス利用会員がサービス提供会員に対して行った評価(星の数),使用車輌等を含むものであっても良い。
また,表示されたサービス提供会員の例えば氏名をクリックすると,図7(F)に示すように,このサービス提供会員に関する詳細なデータが表示されるようにし,サービス利用会員がいずれのサービス提供会員からサービスの提供を受けるかを判断する際に参照できるように構成しても良い。
このようにして,利用状況登録・表示手段によって,サービス利用会員は,自己の「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の現在の利用状況を把握することができ,これにより「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員中より,自己の予定に対応したサービス提供会員を選択することが可能となる。
このように,サービス利用会員に対して「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の乗車情報を提供することにより,サービス利用会員は,提供された情報に基づいて,例えば以下のような選択が可能となる。
「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員中に利用可能な者があれば(図6中のS3における「YES」),これを利用する(図6中のS4)。
「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員中にはすぐに利用可能なものはないが(図6中のS3における「NO」),時間に余裕があるので(図6中のS5における「YES」)サービス提供会員の乗車情報に対応して自己の予定を変更してこれを利用する(図6中のS6)。
「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員中にはすぐに利用可能なものがなく(図6中のS3における「NO」),これを待っている時間的な余裕もないため(図6中のS5における「NO」),他のサービス提供会員の利用状況を検索する(図6中のS7以降)。
このように,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用状況を通知することにより,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員中にすぐに利用可能なタクシーが存在しない場合であっても,サービス利用会員に時間的な余裕がある場合には,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の乗車が可能となるまで待つという選択が行われる場合もあり,これにより,顧客の固定客化が促進され得る。
なお,所属ドライバーを特定することなく法人タクシー事業者がタクシーコンシエルジュとして登録されている場合には,例えば当該法人の所属タクシーのうち例えば「空車」となっているものを利用状況データテーブル中で検索して表示し,又は空車を含め,サービス利用会員からの要求がされた時点からの利用可能時間が早いものを所定の順位まで表示する等して,当該法人タクシー事業者の利用状況の通知としても良い。
また,前述のTC選定に際し,サービス提供会員である法人タクシー事業者の所属ドライバーについても指定可能とした場合には,選定されている各所属ドライバー毎の情報を表示するものとしても良い。
(2)予約申込・通知
(2-1) 予約申込
サービス利用会員は,前述のようにして,自己の携帯電話機の画面上において,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用状況を確認することにより,自己の予定に対応したサービス提供会員が存在する場合には,この乗車情報の確認画面中に表示された案内に従って操作をすることにより乗車予約を行うことが可能であり,一例として,図7(B)の表示画面中に表示されている「予約する」の表示をクリックすると,サーバは予約申込・通知手段を起動して,サービス利用会員の携帯電話機の画面上に,図7(C)に示す予約申込画面を表示し,該画面上において,予約に必要な情報(ポイント利用の有無,乗車住所,降車住所等)の入力を要求する。
サービス利用会員は,この表示に従って,ポイントの利用有無,乗・降車地を入力すると共に,画面上の「予約を申込む」の表示をクリックすると,予約申込・通知手段は,申し込まれた予約内容を,サービス提供会員の情報端末に送信し,サービス利用会員の情報端末の表示画面上には,受付確認欄に「確認完了」と表示すると共に,予約内容の詳細を表示する。
この表示を終了させて,トップメニューを表示させると,図7(E)に示すように,「TAXI Concierge」欄に「予約中」であることが表示される。
(2-2) 通知
予約申込・通知手段は,サービス利用会員データテーブルを検索して,予約を行ったサービス利用会員が,該サービス提供会員の斡旋によって入会した「オーナー顧客」であるか,その他のサービス提供会員,又はシステム管理者の斡旋によって入会した「紹介顧客」であるかを判断して,該サービス提供会員のオーナー顧客である場合には「オーナー」,その他のサービス提供会員,又はシステム運営者のオーナー顧客である場合には、「紹介顧客」の表示を顧客区分欄に表示したデータをサービス利用会員が入力した予約情報と共にサービス提供会員の情報端末に出力する。
なお,前述した予約申込みが,後述するヘルプタクシーの検索によって表示された検索結果の一覧中より,サービス提供会員を選択することにより行われた場合,予約申し込み・通知手段は,サービス提供会員の情報端末に対して,前述した「オーナー」又は「紹介顧客」の表示に代えて,「ヘルプ客」の表示を顧客区分欄に表示する。
これにより,上記予約が行われたサービス提供会員の情報端末の画面は,迎車モードに変化し,一例として図9に示すように,予約の受付が行われたこと,及び予約内容の表示が行われる。
また,これに伴い利用状況登録・表示手段は,該サービス提供会員の利用状況が例えば「空車」から「迎車」に変わったことを利用状況データテーブルに記憶する。
サービス提供会員は,この画面上に表示されたサービス利用会員の携帯電話番号をクリックすると,そのまま発信を行うことができ,これにより,サービス利用会員を乗車させる場所の詳細などについて直接,サービス利用会員と打ち合わせることが可能である。
また,お客様名として表示されているサービス利用会員の氏名をクリックすると,このサービス利用会員に関する詳細情報を表示させることができるようにしても良い。
タクシーコンシエルジュとして選定したサービス提供会員が法人タクシー事業者である場合,予約の通知は,法人タクシー事業者の情報端末である各所属ドライバーの情報端末に対して行うことができ,これにより,法人タクシー事業者の配車センターや無線連絡センター等を介することなく,サービス利用会員と各所属ドライバー間で直接,予約作業を完結させることができるようになっている。
以上のように構成することで,各サービス提供会員が予約受付等に対して払う労力を大幅に軽減することができ,特にサービス提供会員が法人タクシー事業者である場合,配車センターや無線連絡センターにおける作業負担を大幅に軽減することができる。
乗車場所への移動後,図9中に表示されている乗車メータ欄に,自動車メータに表示されている現在の表示キロ数を入力する(後でも入力可能。状態切換においては任意)と共に,サービス利用会員の乗車後,状態切換の表示を「実車」に切り換えると,この状態変化が更に利用状態データテーブルに記憶されると共に,サービス提供会員の情報端末の画面表示は,図10に示す実車モードに変化する。
目的地に到着した後,図10に示す表示中の「2.料金登録」をクリックすると,サービス提供会員の情報端末上の画面表示が,図11に示すように支払いモードに変化し,乗車料金の入力欄が表示される。
サービス提供会員(所属ドライバーを含む)は,この画面表示に従って乗車料金を入力後,「1.料金登録」を選択すると,乗車履歴が確定して付与される乗車ポイント,紹介手数料が計算され,サービス提供会員は,乗車料金から利用ポイント分に相当する額を差し引いた料金をサービス利用会員より受け取り,臨時に決済を行う。
確定した乗車履歴は,サーバに送信されて,サーバの「利用履歴登録手段」がこの利用履歴を「利用履歴データテーブル」に記憶する。
料金登録の終了により,サービス提供会員の携帯電話機の画面表示は,図12に示す回送モードに変化すると共に,利用状況登録・表示手段は,利用状況データテーブルにおける該サービス提供会員の利用状況を回送中に更新する。
この図12に示す回送モード画面において,サービス提供会員は,例えば自己の営業地域に回送後,図12(A)に示す「特別対応」欄に表示された「3 空車に変更」をクリックすると,この入力に従って利用状況登録・表示手段は,利用状況データテーブル中の該サービス提供会員の利用状況を「空車」に変更する。
また,これによりサービス提供会員の情報端末の画面表示が,図12(C)に示す空車モードに変化する。
空車の状況において,サービス提供会員が,サービス利用会員以外の,所謂「流し」の乗客を乗車させた場合には,図12(C)の画面上において,「状態切換」欄の「1 実車」をクリックすると,利用状況登録・表示手段は,利用状況が「空車」から「実車」に変化したことを利用状況データテーブルに記憶する。
また,この「空車」の状態において,乗車予約の受付が行われた場合,サービス提供会員の情報端末の画面表示は,図9に示した迎車モードに変化し,前述した作業が繰り返される。
(3)「ヘルプタクシー」の検索
サービス利用会員が,登録済みの乗車地以外でタクシーを利用する場合,又は,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員がいずれも自分の乗車予定に対応しない場合等,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員以外のサービス提供会員によるサービスの提供を希望する場合には,「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員以外のサービス提供会員(図2における「ヘルプタクシー」)の利用状況を検索することが可能である。
この場合,図8(A)に示すトップメニューにおいて,「TAXI Concierge」の表示をクリックすると,サービス利用会員の情報端末の画面上には図8(B)に示すように「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の利用状況が表示されると共に,この画面中の下方に「HELP TAXIを探す」というメニューが表示される。
サービス利用会員が,この「HELP TAXIを探す」のメニューをクリックすると,利用状況登録・表示手段は,サービス利用会員の携帯電話機の画面上に,図8(C)に示す検索条件の入力画面を表示する。
図示の例では,入力する検索条件として乗車場所,検索範囲,支払い条件の入力を要求する。なお,乗車位置の入力に際しては,携帯電話機の位置情報より乗車位置を表示するようにしても良く,また,サービス利用会員によりこれらの情報が入力されない場合,会員登録の際に予め入力されたよく利用する乗車地,支払条件等の条件に従って検索を行うようにしても良い。
サービス利用会員は,この画面表示に従い,必要条件を入力して「検索する」の表示をクリックして検索を指令すると,予約申込・通知手段は,サービス提供会員データテーブルを検索して,入力された乗車地から検索範囲として入力された半径圏内を営業地域とし,かつ,支払条件等の指定された条件を満たす空車のサービス提供会員を抽出すると共に,抽出されたサービス提供会員の利用状況を,利用状況データテーブル中で検索し(図6のS7),検索結果をサービス利用会員の情報端末の画面上に,一例として図8(D)に示すように表示する。本実施例において,この「ヘルプタクシー」の検索では,利用状況登録・表示手段は,空車のタクシーのみを検索して表示する。
サービス利用会員は,表示された情報中に,乗車を希望するサービス提供会員が存在する場合(図6中のS8における「YES」)には,画面表示中の「予約する」の表示を選択すると,前述した「タクシーコンシエルジュ」に対する予約申し込みの場合と同様にして乗車予約を行うことができる(図6中のS10)。
検索結果に対して,サービス利用会員の希望に添ったサービス提供会員の検索結果が得られなかった場合には,画面上の下方に表示された「検索条件変更」の表示を選択すると,予約申込・通知手段は,サービス利用会員の情報端末の画面上に,再度,図8(C)に示す検索条件入力画面を表示して検索条件の再入力を要求し(図6中のS9),例えば検索範囲を拡大する等して再度入力された条件に従って再検索を行い(図6中のS7),検索結果をサービス利用会員の携帯電話機の画面上に表示する。
このように,サービス利用会員は,「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員が利用条件に合わない場合,又は,普段利用する乗車地とは異なる乗車地でタクシーを利用する場合であっても,本発明のサービスを利用することができ,これによりサービス提供会員間における顧客の囲い込みが可能となる。
なお,「ヘルプタクシー」を利用するサービス利用会員のオーナーとなっているサービス提供会員が法人タクシー事業者である場合には,ヘルプタクシーの検索を,この法人タクシー事業者の所属ドライバー中に利用可能なものが存在しない場合においてのみ行うことができるようにしても良い。
また,これとは逆にこのサービス利用会員のオーナーがドライバーとして登録されたサービス提供会員である場合には,ヘルプタクシーの検索をドライバーとして登録されたサービス提供会員内に限定して行うものとしても良く,又は,ドライバーとして登録されたサービス提供会員を優先して検索し,この中に利用可能なものが存在しない場合においてのみ,法人タクシー事業者の利用状況を検索乃至は表示できるようにしても良い。
4.請求書の作成(紹介手数料,ポイントの精算)
前述した利用履歴データテーブルに記憶される利用履歴データには,顧客区分,紹介手数料,利用ポイント,新たに発生した乗車ポイント等のデータを含めることができ,この利用履歴データに基づいて,紹介手数料の精算,及びポイントの精算が可能となる。
本実施例にあっては,本システムの運営者が各サービス提供会員に対して,例えばシステム利用料に,前述した紹介手数料,及びポイントの精算後の差額を加減して請求する決済代行を行うことで,各サービス提供会員間での面倒な決済手続を不要としている。
このような決済手続を容易に行うことができるようにするために,本発明の業務支援システムにあっては,紹介手数料やポイントの精算後の差額を考慮して,各サービス提供会員の請求書を作成する請求書作成手段を設けている。
一例として,本実施例では,サービス提供会員間,及びサービス提供会員とシステム管理者間には,ポイント,紹介手数料に関し,下記のような金銭授受の関係を想定する。
図13は,ポイントの精算に関する説明図である。ここで,1ポイントは,1円として乗車料金の全部又は一部に当てることができるものとし,かつ,サービス利用会員に対しては,乗車料金に対して2%のポイントが付与されるものとする。
図13の例では,サービス利用会員が,10,000円の乗車料金に対し9,800円を現金で,200円分のポイント(200ポイント)を使って支払った場合の例であり,サービス提供会員は,乗車料金として支払われた200ポイントに相当する200円の立替金が発生する。
一方,乗車料金10,000円に対する2%である200ポイント(200円に相当)を,該サービス提供会員の負担でサービス利用会員に対して付与する。従って,該サービス提供会員には,200ポイント分(200円相当)の未払金が発生している。
従って,サービス提供会員甲は,決済代行を行うシステム運営者に対し,料金の一部として使用された200ポイントに対応する200円分の立替金を請求でき,サービス利用会員より受け取った乗車料金に対する所定割合のポイント(図示の例では200ポイント)の付与分に相当する200円を未払金として支払う必要がある。
なお,サービス提供会員が法人タクシー事業者である場合,前述したポイントを発生させないものとしても良く,又は,前記ポイントを,当該法人タクシー事業者を利用した際においてのみ利用可能なものとして発行するものとしても良い。
また,図14は,紹介料の精算に関する説明図である。ここで,サービス利用会員Aの会員登録を斡旋したサービス提供会員乙(サービス利用会員Aの「オーナー」)は,他のサービス提供会員(図示の例では「甲」)が,サービス利用会員Aを「紹介顧客」又は「ヘルプ客」として乗車させた場合,この乗車料金に対して5%の紹介手数料を受け取ることができるものとする。
従って,図14に示す例では,サービス提供会員甲は,サービス利用会員Aより受領した乗車料金の一部(図示の例では乗車料金10,000円に対する5%の500円)を,決済代行を行うシステム運営者に対して支払う必要があり,また,サービス提供会員乙は,上記額の紹介手数料を,決済代行を行うシステム運営者より受領することができる。
また,図15に示す例では,サービス利用会員Aの会員登録の斡旋をシステム運営者が行った例であり,この例では,サービス提供会員甲は,サービス利用会員より受領した乗車料金の一部(図示の例では乗車料金10,000円に対する5%の500円)を,システム運営者に対して支払う必要がある。
以上のように予め取り決められた紹介手数料の支払い,及びポイント精算のルールに従い,本業務支援システムを実現するサーバは,システム運営者による請求書作成指令により,又は,予め設定された所定の期日毎に請求書作成手段を起動し,各サービス提供会員宛の請求書を作成するに際し,利用履歴データテーブル中に記憶されている紹介手数料,顧客の属性,利用ポイント数,発生した乗車ポイント数に基づいて,紹介手数料及びポイントの精算を行い,精算により得られた額を請求書に反映させて,一例として図16に示すような請求書を各サービス提供会員宛に作成する。
なお,サービス提供会員が法人タクシー事業者である場合,この請求書にはこの法人タクシー事業者に所属する各ドライバー毎の明細を含めるものとしても良い。
このようにして作成された請求書は,プリントアウトしたものをシステム運営者が各サービス提供会員の事業所宛に郵送等するものとしても良く,又は,前記請求書作成手段に,例えば予め登録されたサービス提供会員のメールアドレス宛に,電子メールの添付ファイル等として送信する機能を持たせる等して,自動送信するように構成しても良い。
このように,紹介手数料の精算,及びポイントの精算を,利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて容易に行うことができ,このデータに基づいてシステム運営者が決済代行を行うことで,各サービス提供会員間で紹介手数料やポイントの精算を行う際に生じる煩雑な手続の省略が可能である。
5.帳票
更に,利用履歴データテーブルには利用履歴が記憶されることから,この利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴に基づいて,帳票作成手段は,乗車日報(図17),サービス利用会員毎の乗車実績表(図18),曜日・時間帯毎の売上分析表(図19)を,一例として図示のような所定様式で作成する。
サービス提供会員は,乗車情報としてサービス利用会員の利用のみならず,その他の乗客の乗車(所謂「流し」での乗車)についても乗車地,降車地,乗車料金,表示メータの入力等の必要なデータの入力を行うことで,利用履歴データテーブルに,サービス利用会員の乗車履歴のみならず,全ての乗客の乗車履歴を記憶させることができる。
従って,帳票作成手段が作成する乗車日報は,「一般乗用旅客自動車運送事業」における「輸送実績報告書」の内容を網羅するものとすることができ,サービス提供会員の書類作成労力を大幅に減少させることが可能である。
また,サービス利用会員の利用分については,全て乗客の氏名,顧客区分(「オーナー」,「紹介」,「ヘルプ」の別;図17参照)についても表示が可能なものとなることから,誰が,いつ,どの経路で乗車したかを把握することができ,顧客の利用傾向の分析が容易となる。
また,乗車したサービス利用会員毎の乗車実績表より,サービス利用会員毎の売上実績等を把握することが可能である。
更に,曜日・時間帯毎の売上分析表が作成されることにより,売上の低い時間帯,曜日等を明確に把握することができ,顧客開拓等を行う際の目安となり,例えば売り上げの低い時間帯,曜日の顧客開拓を行うことで,売り上げの向上を図る等の対策が立てやすいものとなる。
このようにして作成された書類は,サービス提供会員の情報端末や,自宅のパソコン等より閲覧,印刷可能としても良く,又は,一定期間(例えば月末)毎にこれらのデータを,帳票作成手段が予め登録されたサービス提供会員のメールアドレスに電子メールの添付ファイル等として送信するように構成しても良く,更には,一定期間毎にこれらのデータをプリントアウトし,サービス提供会員の事業所等に郵送するものとしても良い。
本実施例にあっては,図17〜19に示した書類とは別に,一例として,サービス提供会員の情報端末に,図20,21に示す乗車実績を表示可能としている。
図示の例において,図20は月次の乗車実績であり,図20(B)中の「表示」欄をクリックすると,図21に示す該当日における日次の乗車実績を表示するように構成されており,更に,図21(B)中の「表示」欄をクリックすると,図22に示すように乗車履歴の詳細が表示され,また,「お客様名」欄に表示された氏名を選択すると,このサービス利用会員に関する情報が表示されるように構成している。
なお,利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データは,サービス利用会員に対しても,利用履歴として提供できるようにしても良く,一例として,サービス利用会員は,図23(A)に示すトップ画面において,「履歴」の表示をクリックすると,サーバが,利用履歴データテーブル中よりこのサービス利用会員の最新の利用履歴を検索して,一例として図23(C)に示すような表示を行うようにしても良い。
6.その他
なお,前述したように,サービス利用会員は,会員登録の際に行った「よく利用する乗車地」,及び「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員をその後に削除,変更することができる。
「よく利用する乗車地」の変更に際し,サービス利用会員は,図24(A)に示すトップメニュー画面上で「TAXI Concierge」の表示をクリックすると,利用状況登録・表示手段は,図24(B)に示す「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用情報を,サービス利用会員の情報端末に表示させる。
この表示中には,表示画面の下方において,「ご利用情報変更」欄に「よく利用する乗車地」というメニュー表示があり,このメニューをサービス利用会員がクリックすると,サービス利用会員登録手段が起動して,図24(C)に示すよく利用する乗車地の削除,変更画面を表示する。
この表示中において,サービス利用会員は,削除,変更を行う乗車地の表示に設けられたチェックボックスをチェックして,「変更する」又は「削除する」の表示をクリックして変更,又は削除を指令すると,選択した指令に従い,選択した「よく利用する乗車地」に対する削除,変更を行うことが可能となる。
図示の例では,「よく利用する乗車地」の一方について,「変更する」を選択した例であり,これにより,選択した乗車地の表示を例えばサービス利用会員登録に続き行った,前述の「TAXI Concierge 利用手続き」の登録時と同様の方法で,表示されたプルダウンメニュー等より選択して,変更後の新たな乗車地を入力し,図24(D)の画面表示中の「登録する」をクリックすると,サービス利用会員登録手段は,よく利用する乗車地の変更をサービス利用会員データテーブルに記憶する。
なお,このようにして,「よく利用する乗車地」の削除,変更が行われることにより,「タクシーコンシエルジュ」として設定されているサービス提供会員の営業地域が,「よく利用する乗車地」と一致しなくなった場合,サービス利用会員登録手段は,よく利用する乗車地と営業地域が一致しなくなったサービス提供会員を表示し〔図24(E)〕,削除乃至は変更を促す。
「タクシーコンシエルジュ」として登録したサービス提供会員の変更を行う場合,トップメニューの表示において,「TAXI Concierge」のメニューをクリックして〔図25(A)〕,利用状況登録・表示手段に,図25(B)に示す「タクシーコンシエルジュ」として登録されたサービス提供会員の利用情報を,サービス利用会員の情報端末に表示させる。
この表示中には,表示画面の下方において,「ご利用情報変更」欄の「ご登録TC」というメニュー表示があり,このメニューをサービス利用会員がクリックすると,サービス利用会員登録手段が起動して,図25(C)に示す「新規登録方法」を選択する画面が表示される。
この画面上において,変更方法のうち希望するもののチェックボックスにチェックを行い〔図25(C)〕,既に登録済みのサービス提供会員より,変更対象とする者のチェックボックスをチェックする〔図25(D)〕。
サービス利用会員登録手段は,必要に応じて図25(E)に示す,変更理由の入力画面を表示し,変更理由のうちの該当する理由のチェックボックスにチェックして,「次へ進む」をクリックすると,サービス利用会員登録手段は,「タクシーコンシエルジュ」の選択から外されたサービス提供会員を除く,その他のサービス提供会員を,よく利用する乗車地毎に表示すると共に,この画面上において,「タクシーコンシエルジュ」の選択台数に空きができた,「よく利用する乗車地」に対し,新たに「タクシーコンシエルジュ」として紹介を希望するタクシー台数の入力を要求する〔図25(F)〕。
サービス利用会員は,紹介希望台数を入力すると共に,この画面に表示された内容を確認し,画面上に表示された「登録する」をクリックすると,サービス利用会員登録手段は,変更内容をサービス利用会員データテーブルに記憶する。
変更の内容が,「タクシーコンシエルジュ」として登録済みのサービス提供会員の一人に代えて,新たなサービス提供会員の紹介を希望した図示の実施例にあっては,サービス会員登録手段は,入力されている乗車地,支払条件等の条件に対応したサービス提供会員のうち,該サービス利用会員が現在及び過去に「タクシーコンシエルジュ」としたサービス提供会員以外のサービス提供会員を,サービス提供会員データテーブル中にて検索し,該当するサービス提供会員を前述した例えば固定客数,売上実績等に基づく所定の順位に従って抽出して,サービス利用会員に紹介すると共に,この紹介した会員を,該サービス利用会員の「タクシーコンシエルジュ」として,サービス利用会員データテーブルに登録する。
なお,サービス利用会員のオーナーが法人タクシー事業者であり,タクシーコンシエルジュの選定が法人単位で行われている場合には,タクシーコンシエルジュを変更できないようにしても良い。また,タクシーコンシエルジュの選定を,法人タクシー事業者に所属するドライバーを指定して行えるようにした場合には,当該法人タクシー事業者に所属するドライバー内より検索して変更の候補を表示するようにしても良い。
また,サービス利用会員のオーナーがドライバーとして登録されたサービス提供会員である場合には,タクシーコンシエルジュの変更候補をドライバーとして登録されたサービス提供会員内においてのみ検索して表示するようにしても良い。

Claims (26)

  1. 個人及び/又は法人営業にかかるタクシー,又は運転代行サービスを提供するドライバー及び/又は法人事業者であるサービス提供会員の情報端末と,前記サービス提供会員によって提供されるサービスの利用者であるサービス利用会員の情報端末に,インターネットを介して接続可能に構成された,コンピュータによって実現され,
    前記サービス提供会員に関する情報を記憶したサービス提供会員データテーブルと,前記サービス利用会員に関する情報を記憶したサービス利用会員データテーブルを備え,各サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として予め設定されたサービス提供会員と,該サービス利用会員とを関連付けて記憶すると共に,
    各サービス提供会員に対する予約状況,及びサービス提供会員の情報端末より取得したデータに基づいて,各サービス提供会員の現在の利用状況を利用状況データテーブルに記憶すると共に,各サービス利用会員の情報端末からの要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として設定された前記サービス提供会員の利用状況を前記利用状況データテーブル中で検索して,前記サービス利用会員の情報端末の画面上に表示させる利用状況登録・表示手段と,
    前記利用状況登録・表示手段によって表示された情報端末の画面上の案内に従ってサービス提供会員のいずれかが選択されたとき,該サービス利用会員の情報端末に対してサービスの提供内容の入力を要求すると共に,選択されたサービス提供会員の情報端末に対し,入力されたサービスの提供内容と,前記サービス利用会員データベースより取得した前記サービス利用会員の情報を送信して予約を受け付けた予約受付表示を表示する予約申込・表示手段と,
    情報端末に表示された予約内容に対応したサービスの提供後,該サービスの提供を行ったサービス提供会員が自己の情報端末を介して入力した料金情報を受信することにより,提供したサービスの内容,該サービスの提供を行ったサービス提供会員,該サービスの提供を受けたサービス利用会員,及び料金を含む利用履歴データを利用履歴データテーブルに記憶する利用履歴記録手段を備えたことを特徴とするタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  2. 前記予約申込・表示手段によって前記サービス提供会員の情報端末に表示される前記予約受付表示が,前記サービス提供会員によるサービスの提供開始の入力要求を含み,
    前記入力要求に対する入力が行われた際,前記利用状況登録・表示手段が,前記利用状況データテーブルの該サービス提供会員の利用状況を更新すると共に,該サービスの提供後に入力された料金情報の取得により,前記利用状況データテーブルの該サービス提供会員の利用状況を更新することを特徴とする請求項1記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  3. 前記サービス利用会員データテーブルに,各サービス利用会員の入会斡旋者であるサービス提供会員又はシステム運営者をオーナーとして記憶し,
    前記利用履歴記憶手段が,サービスの提供を行ったサービス提供会員が,サービスの提供を受けたサービス利用会員のオーナーでないとき,該サービス利用会員のオーナーに対して支払われるべき所定の紹介手数料を前記利用履歴データテーブルに記録することを特徴とする請求項1又は2記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  4. 前記サービス利用会員データテーブルに,各サービス利用会員の入会斡旋者であるサービス提供会員又はシステム運営者をオーナーとして記憶すると共に,各サービス提供会員がよく利用する乗車地の位置情報を記憶し,且つ,前記サービス提供会員データテーブルに,各サービス提供会員の主な営業地域の位置情報を記憶し,
    サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員の最初の登録要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員のよく利用する乗車地の位置情報に基づいて,前記よく利用する乗車地に対して所定圏内を検索地域とし,該検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員を,サービス提供会員データテーブルに記憶された主な営業地域の位置情報に基づいて検索し,
    前記要求を行ったサービス利用会員の前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員である場合,該サービス提供会員を,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員の第1位に登録するサービス利用会員登録手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  5. 前記サービス利用会員登録手段が,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員であって,サービス利用会員により指定された所定の条件を満たす者を検索して紹介顧客待ち数が多い順に抽出し,
    前記オーナーを,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員の第1位に登録した場合には,第2位以下,規定数以内でサービス利用会員が指定した数となる迄,
    前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員でない場合,又はシステム運営者である場合には,第1位以下,規定数以内でサービス利用会員が指定した数となる迄,
    抽出されたサービス提供会員を,前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として登録することを特徴とする請求項4記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
    ここで,各サービス提供会員の「紹介顧客待ち数」は,次式により表される。
    紹介顧客待ち数 = Ax−(B−A)
    A:当該サービス提供会員を「オーナー」とするサービス利用会員数
    B:当該サービス提供会員を「通常時利用するサービス提供会員」として登録するサービス利用会員数
    x:予め設定した規定数(定数)
  6. サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員の変更又は追加登録の要求があったとき,前記サービス利用会員登録手段が,該サービス利用会員が現在及び過去に通常時利用するサービス提供会員として登録したサービス提供会員を除き,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員であって,サービス利用会員により指定された所定の条件を満たす者を検索して,前記紹介顧客待ち数が多い順に,規定数以下でサービス利用会員が指定した数抽出し,
    抽出されたサービス提供会員を,変更要求のあったサービス提供会員に替え,及び/又は既登録のサービス提供会員に追加して前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として登録することを特徴とする請求項4又は5記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  7. 前記紹介顧客待ち数を同数とする複数のサービス提供会員がある場合,前記サービス利用会員登録手段が前記利用履歴データテーブルを検索して所定期間内における売上実績が低い方のサービス提供会員を上位として抽出することを特徴とする請求項5又は6記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  8. 前記サービス利用会員の利用状況に応じて,利用料金の全部又は一部として利用可能なポイントをサービス利用会員に付与すると共に,各サービス利用会員の取得ポイントを記憶する記憶領域を設け,
    前記予約申込・通知手段が,前記予約申込に際し,サービス利用会員に対して利用料金としてのポイント利用の有無及び利用するポイント数の入力を要求すると共に,サービス提供会員に対してポイント利用の有無及び利用ポイント数を通知し,
    前記利用履歴登録手段が,利用料金として使用されたポイント数と,予め設定された基準に従って該サービス利用会員に対して新たに付与されたポイント数とを前記利用履歴データテーブルに記憶することを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  9. 前記サービス利用会員の情報端末を介して,検索条件を指定して,前記通常時利用するサービス提供会員以外のサービス提供会員の利用状況の表示が指令されたとき,前記利用状況登録・表示手段が,指定された検索条件に従ってサービス提供会員データテーブル及び利用状況データテーブルを検索し,抽出された他のサービス提供会員の利用状況データを,前記指令を行ったサービス利用会員の情報端末に表示することを特徴とする請求項1〜8いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  10. 前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,各サービス提供会員の売上書類を作成する帳票作成手段を備えることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  11. 前記帳票作成手段が,各サービス提供会員の売上分析データを作成することを特徴とする請求項10記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  12. 前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,所定期間内における各サービス提供会員間,又は各サービス提供会員とシステム運営者間で生じた紹介手数料の精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を加減した請求書を作成する請求書作成手段を設けたことを特徴とする請求項3記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  13. 前記利用履歴データテーブルに記憶された利用履歴データに基づいて,料金の支払いに使用されたポイント数に対応した金額を該サービスを提供したサービス提供会員の立替金として,新たに発生したポイント数に対応した金額を該サービスを提供したサービス提供会員の未払金として,所定期間内における各サービス提供会員間で生じたポイントの精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を加減した請求書を作成する請求書作成手段を設けたことを特徴とする請求項8記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援システム。
  14. 個人及び/又は法人営業にかかるタクシー,又は運転代行サービスを提供するドライバー及び/又は法人事業者であるサービス提供会員の情報端末と,前記サービス提供会員によって提供されるサービスの利用者であるサービス利用会員の情報端末に,インターネットを介して接続可能に構成された,コンピュータによって実行され,
    前記サービス提供会員に関する情報と,前記サービス利用会員に関する情報を,各サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として設定されたサービス提供会員と該サービス利用会員とを関連付けて記憶すると共に,
    各サービス提供会員に対する予約状況,及びサービス提供会員の情報端末より取得したデータに基づいて,各サービス提供会員の現在の利用状況を記憶すると共に,各サービス利用会員の情報端末からの要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として設定された前記サービス提供会員の利用状況を検索して,前記サービス利用会員の情報端末の画面上に表示し,
    表示された情報端末の画面上の案内に従ってサービス利用会員がいずれかのサービス提供会員の選択を行ったとき,該サービス利用会員の情報端末に対してサービスの提供内容の入力を要求すると共に,選択されたサービス提供会員の情報端末に対し,入力されたサービスの提供内容と,前記サービス利用会員データベースより取得した前記サービス利用会員の情報を送信して予約を受け付けた予約受付表示を表し,
    情報端末に表示された予約内容に対応したサービスの提供後,該サービスの提供を行ったサービス提供会員が自己の情報端末を介して入力した料金情報を受信することにより,提供したサービスの内容,該サービスの提供を行ったサービス提供会員,該サービスの提供を受けたサービス利用会員,及び料金を含む利用履歴データを記憶することを特徴とするタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  15. 前記サービス提供会員の情報端末に表示される前記予約受付表示に,前記サービス提供会員によるサービスの提供開始の入力要求を含め,
    前記入力要求に対する入力が行われた際,該サービス提供会員の利用状況に関する記憶を更新すると共に,該サービスの提供後に入力された料金情報の取得により,該サービス提供会員の利用状況を更新することを特徴とする請求項14記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  16. 各サービス利用会員の入会斡旋者であるサービス提供会員又はシステム運営者を各サービス利用会員に対するオーナーとして記憶し,
    サービスの提供を行ったサービス提供会員が,サービスの提供を受けたサービス利用会員のオーナーでないとき,該サービス利用会員のオーナーに対して支払われるべき所定の紹介手数料を前記利用履歴データとして記録することを特徴とする請求項14又は15記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  17. 各サービス利用会員の入会斡旋者であるサービス提供会員又はシステム運営者を各サービス利用会員のオーナーとして記憶すると共に,各サービス提供会員がよく利用する乗車地の位置情報,及び各サービス提供会員の主な営業地域の位置情報を記憶し,
    サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員の最初の登録要求があったとき,該要求を行ったサービス利用会員のよく利用する乗車地の位置情報に基づいて,前記よく利用する乗車地に対して所定圏内を検索地域とし,該検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員を,記憶されたサービス提供会員の主な営業地域の位置情報に基づいて検索し,
    前記要求を行ったサービス利用会員の前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員である場合,該サービス提供会員を,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員の第1位に登録することを特徴とする請求項14〜17いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  18. 前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員であって,サービス利用会員により指定された所定の条件を満たす者を紹介顧客待ち数が多い順に抽出し,
    前記オーナーを,前記サービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員の第1位に登録した場合には,第2位以下,規定数以下でサービス利用会員が指定した数となる迄,
    前記オーナーが,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員でない場合,又はシステム運営者である場合には,第1位以下,規定数以内でサービス利用会員が指定した数となる迄,
    抽出されたサービス提供会員を,前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として登録することを特徴とする請求項17記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
    ここで,各サービス提供会員の「紹介顧客待ち数」は,次式により表される。
    紹介顧客待ち数 = Ax−(B−A)
    A:当該サービス提供会員を「オーナー」とするサービス利用会員数
    B:当該サービス提供会員を「通常時利用するサービス提供会員」として登録するサービス利用会員数
    x:予め設定した規定数(定数)
  19. サービス利用会員の情報端末から前記通常時利用するサービス提供会員の変更又は追加登録の要求があったとき,該サービス利用会員が現在及び過去に通常時利用するサービス提供会員として登録したサービス提供会員を除き,前記検索地域を主な営業地域とするサービス提供会員であってサービス利用会員により指定された所定の条件を満たす者を検索して,前記紹介顧客待ち数が多い順に,規定数以下でサービス利用会員が指定した数抽出し,
    抽出されたサービス提供会員を,変更要求のあったサービス提供会員に替え,及び/又は既登録のサービス提供会員に追加して前記要求を行ったサービス利用会員が通常時利用するサービス提供会員として登録することを特徴とする請求項17又は18記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  20. 前記紹介顧客待ち数を同数とする複数のサービス提供会員がある場合,前記利用履歴データテーブルを検索して所定期間内における売上実績が低い方のサービス提供会員の順位を上位として抽出することを特徴とする請求項18又は19記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  21. 前記サービス利用会員の利用状況に応じて,利用料金の全部又は一部として利用可能なポイントをサービス利用会員に付与すると共に,各サービス利用会員の取得ポイントを記憶し,
    前記予約申込に際し,サービス利用会員に対して利用料金としてのポイント利用の有無及び利用するポイント数の入力を要求すると共に,サービス提供会員に対してポイント利用の有無及び利用ポイント数を通知し,
    利用料金として使用されたポイント数と,予め設定された基準に従って該サービス利用会員に対して新たに付与されたポイント数とを前記利用履歴データとして記憶することを特徴とする請求項14〜20いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  22. 前記サービス利用会員の情報端末を介して,検索条件を指定して,前記通常時利用するサービス提供会員以外のサービス提供会員の利用状況の表示が指令されたとき,指定された検索条件に従ってサービス提供会員データ及び利用状況データを検索し,抽出された他のサービス提供会員の利用状況データを,前記指令を行ったサービス利用会員の情報端末に送信することを特徴とする請求項14〜21いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  23. 前記利用履歴データに基づいて,各サービス提供会員の売上書類を作成することを特徴とする請求項14〜22いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  24. 前記利用履歴データに基づいて,各サービス提供会員の売上分析データを作成することを特徴とする請求項14〜22いずれか1項記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  25. 前記利用履歴データに基づいて,所定期間内における各サービス提供会員間,又は各サービス提供会員とシステム運営者間で生じた紹介手数料の精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を加減した請求書を作成することを特徴とする請求項16記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
  26. 前記利用履歴データに基づいて,料金の支払いに使用されたポイント数に対応した金額を該サービスを提供したサービス提供会員の立替金として,新たに発生したポイント数に対応した金額を該サービスを提供したサービス提供会員の未払金として,所定期間内における各サービス提供会員間で生じたポイントの精算額を算出すると共に,各サービス提供会員に対する前記精算額を加減した請求書を作成することを特徴とする請求項21記載のタクシー又は運転代行サービスの業務支援方法。
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