JP6534043B2 - 個人間カーレンタル支援システム - Google Patents

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Description

この出願の発明は、個人間のカーレンタルを支援するシステムに関するものである。尚、この出願において、「カーレンタル」とは、「カーシェアリング」の名称で呼ばれる形態を含むものとする。
カーレンタルのサービスは、現在、レンタカー会社によって提供されている。コインパーキング場を運営する会社がコインパーキング場を利用してカーレンタル(又はカーシェアリング)するサービスも開始されているが、利用はわずかにとどまっている。
個人間のカーレンタルを仲介するサービスとしては、株式会社ディー・エヌ・エーが「エニカ」の名称でサービスを開始している。このサービスでは、車の個人オーナーがウェブサイトに登録し、車を借りたいユーザーがウェブサイトで申し込んで借りる仕組みとなっている。車やキーの受け渡しは個人間で直接行うようになっていて、個人オーナーとユーザーとの間で予約(契約)が成立すると自動的に車の保険加入がされる仕組みとなっている。
特開2015−215747号公報
上述した従来の個人間カーレンタル仲介サービスは、車やキーの受け渡しは個人間で行われるため、車の受け渡し場所の確保が必要であるという煩わしさがある。車を貸す個人オーナーは、ある程度の時間車を停められる場所を選定し、その場所を相手に伝え、両者が落ち合う必要がある。車の返却の際にはさらに面倒で、ユーザーが戻る時間を指定し、その時間に両者が落ち合うことになるが、その時間に遅れる場合もあり、オーナーはユーザーが帰着するまで待たなければならない。
また、従来の個人間カーレンタル仲介サービスでは、予約と同時に保険加入がされ、保険には車両保険を含ませることができるものの、車が傷ついて帰着した場合、その傷がユーザーの責任なのかどうかの判断が難しい。車の受け渡しの際に当初からあった傷を両者が確認し、帰着の際、その傷以外の傷が新たに発生しているかどうか判断することになるが、第三者が介在していないので、トラブルになり易い。
本願の発明は、従来の個人間カーレンタル仲介サービスにおける上記各問題を解決するために為されたものであり、貸す側にとっても借りる側にとっても煩わしさのない利用し易い個人間カーレンタルサービスを可能にするものであり、傷付き等の事故があった際にもトラブルにならないようにした個人間カーレンタルサービスを可能にすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の請求項1記載の発明は、ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、
支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記支援サーバは、前記オーナー端末に対し、レンタルされる車の点検整備の要否を入力する点検要否入力ページを提供するものであり、
前記支援サーバには、点検要否入力ページにおいて前記オーナーにより点検要が入力された際、点検要である旨をカーサービス場端末に対して連絡をする点検要連絡プログラムが実装されているという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項記載の発明は、ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、
支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記支援サーバには、レンタルされた車が前記カーサービス場において点検整備がされた際に当該点検整備の代金を当該車のレンタルの料金から差し引く精算プログラムが実装されているといる構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項3記載の発明は、ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、予約申し込みは、帰着予定日時を含んでおり、
支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
前記支援サーバには、位置情報受信プログラムと、位置情報閲覧プログラムとが実装されており、
位置情報受信プログラムは、前記貸し渡しがされた車に搭載された送信機からの信号に基づく当該車の位置情報を前記帰着予定日時よりも前に受信するプログラムであり、
位置情報閲覧プログラムは、位置情報受信プログラムにより位置情報が受信された車のオーナーのオーナー端末に対して当該位置情報を送信して前記帰着予定日時よりも前にリアルタイムで閲覧させるプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項4記載の発明は、前記請求項1乃至3いずれかの構成において、前記カーサービス場は第一仲介業者によって運営されており、
前記支援サーバは第二仲介業者によって運営されており、
前記支援サーバには、前記カーサービス場における車の貸し渡し確認及び返却確認の手数料を第二仲介業者が第一仲介業者に支払うための手数料計算プログラムが実装されており、
手数料計算プログラムは、実績情報ファイルを検索することで一定期間内に同一の第一仲介業者によって行われた前記貸し渡し確認及び前記返却確認の数を集計してその数に基づいて手数料を算出するプログラムであるという構成を有する。
また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発明は、前記請求項1乃至4いずれかの構成において、前記支援サーバは評価情報入力ページを提供するものであり、評価情報入力ページは、前記ユーザーによる前記オーナー及びもしくは前記カーサービス場の評価情報を入力するページであるか、前記前記オーナーによる前記ユーザー及びもしくは前記カーサービス場の評価情報を入力するページであるか、又はその双方であり、
前記支援サーバには、評価情報記録プログラムが実装されていて、前記支援サーバの記憶部には評価情報ファイルが記憶されており、 評価情報記録プログラムは、評価情報入力ページで入力された評価情報を評価情報ファイルに記録するプログラムであるという構成を有する。
以下に説明する通り、本願の請求項1記載の発明によれば、カーサービス場が車の受け渡し場所として利用されるので、オーナー又はユーザーが車の受け渡し場所を探す必要はなく、この点で利便性が高い。また、カーサービス場という第三者が間に入って車の貸し渡し時と帰着時に確認しているので、傷付き等の事故があった際にもトラブルになりくい。さらに、カーサービス場は、車の点検整備を日常的に行っている場所であるので、車の受け渡し仲介サービスの際に車の点検整備のサービスを行うことが容易である。オーナーにとっては、車の貸し出しの際についでに点検もしてもらえるので、一石二丁である。カーサービス場にとっても、車の受け渡し場所の提供、受け渡しや帰着の確認という簡単な業務の提供で仲介手数料が入るので、本来の業務にしわ寄せがいくようなことはなく効果的に売り上げを増大させることができる。
また、オーナーによる入力に基づき支援サーバ経由で点検の要否がカーサービス場に連絡されるので、オーナーは点検の要否をカーサービス場に連絡する必要がなく、この点で便利である。
また、請求項記載の発明によれば、上記効果に加え、点検整備の代金を車のレンタルの料金から差し引く精算プログラムが支援サーバに実装されているので、点検整備が行われた場合のオーナーへのレンタル料金の支払いが簡便となる。
また、請求項3記載の発明によれば、上記効果に加え、貸し渡された車の位置情報を、帰着予定日時よりも前にリアルタイムでオーナーが閲覧できるので、ユーザーが当初に告知した方面への運行であるか等の確認が行える。
また、請求項4記載の発明によれば、上記効果に加え、一定期間内に同一の第一仲介業者によって行われた貸し渡し確認及び返却確認の業務の数を集計してその数に基づいて手数料を算出する手数料計算プログラムが支援サーバに実装されているので、第二仲介業者が第一仲介業者に手数料を支払うのが簡便となる。
また、請求項5記載の発明によれば、上記効果に加え、オーナーによるユーザー及びもしくはカーサービス場の評価、又はユーザーによるオーナー及びもしくはカーサービス場の評価が入力されて記録されるので、ユーザーがレンタルの予約の申し込みをしたりオーナーが予約の承諾をしたりする際に参考にすることができる。
第一の実施形態に係る個人間カーレンタル支援システムの概略図である。 カー情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 カーサービス場情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 予約情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 実績情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 仲介サイトのトップページの概略図である。 カー情報登録ページの一例を示した概略図である。 登録用カーサービス場選択ページの一例を示した概略図である。 車検索ページの一例を示した概略図である。 車検索プログラムの概略を示したフローチャートである。 車検索プログラムの実行結果の一例を示した概略図である。 予約ページの一例を示した概略図である。 承諾入力ページの一例を示した概略図である。 サービス場側予約確認メール送信モジュールにより送られるメールの一例を示した概略図である。 受け渡し確認入力ページの一例を示した概略図である。 手数料計算プログラムの概略を示したフローチャートである。 手数料計算プログラムにより発行された支払い明細書の一例を示した概略図である。 第二の実施形態の個人間カーレンタル支援システムの主要部の概略図であり、評価情報入力ページの一例を示した概略図である。 第三の実施形態の個人間カーレンタル支援システムの概略図である。 第三の実施形態における位置情報閲覧ページの一例の概略図である。
次に、本願発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。図1は、第一の実施形態に係る個人間カーレンタル支援システムの概略図である。
図1に示す個人間カーレンタル支援システム(以下、支援システムと略称する。)は、個人間のカーレンタルを受け渡しする場所として、カーサービス場が想定されている。この実施形態において、カーサービス場とは、レンタルされる車の受け渡しすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設を意味する。「点検整備」とは、車の各部を点検し、消耗品や部品の交換が必要であれば交換をし、修理が必要であれば修理をする作業を意味する。点検のみで終了する場合もあるし、点検の後に必要な交換や修理がされる場合もある。それら各ケースを含んで「点検整備」という。
カーサービス場としては、新車を販売する会社(いわゆるディーラー)の営業所や、車の整備工場、修理工場、ガソリンスタンド等が該当する。これらは、車の点検整備のためのスペース、工具類、人員等を備えている。車の点検整備を行うことから、車の駐車スペースも備えており、このスペースが車の受け渡しのためのスペースとなり得る。尚、ガソリンスタンドの場合、セルフ式のガソリンスタンドであっても良く、コンビニに付設されたセルフ式のガソリンスタンドであっても良い。
支援システムについて具体的に説明すると、図1に示すように、支援システムは、支援サーバ1を備えている。支援サーバ1は、ユーザー端末2、オーナー端末3及びカーサービス場端末4に対してネットワークを介して接続されている。ネットワークとしては、インターネット5が想定されている。ユーザー端末2は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末である。オーナー端末3は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末である。
カーサービス場端末4は、カーサービス場の担当者が操作する端末である。カーサービス場の担当者とは、個人間カーレンタルにおける車の貸し渡しの確認及び車の返却の確認を行う担当者のことである。サービス場の担当者は、この他、車の点検整備を行う担当者である場合もあるが、車の点検整備は別の担当者によって行われても良い。これらのケースを含めて、「カーサービス場の担当者」と総称する。
この実施形態では、利用されるカーサービス場は多数あることが想定されている。各カーサービス場は、カーサービスを提供する事業主体によって運営されている。この事業体は、実施形態の支援システムを利用して提供される個人間カーレンタルの仲介者でもあり、以下、第一仲介業者という。尚、多数のカーサービス場は異なる事業主体によって運営されているから、第一仲介業者も多数いることになる。但し、一つの事業主体が複数のカーサービス場を運営していることもあるから、カーサービス場の数と第一仲介業者の数とが一致しない場合もある。
支援サーバ1は、ウェブサーバであり、Appacheのようなウェブサーバソフトウェアが実装されている。支援サーバ1は、記憶部11を備えている。記憶部11は、支援サーバ1が備えるハードディスクのような記憶装置の場合もあるし、支援サーバ1とは別に設けられたストレージサーバの場合もある。特に、後述するデータベースファイル群は容量が大きくなるので、別のサーバ上に記憶される場合が多い。
支援サーバ1は、第一仲介業者とは別の事業主体によって運営されている。この事業主体もある種の仲介者であるので、以下、第二仲介業者という。支援サーバ1は、第二仲介業者の社内に設置されている場合の他、第二の仲介者が管理を委託しているサーバ業者(いわゆるホスティング業者)の事業所に設定されている場合もある。この場合、サーバの技術的な管理はホスティング業者であるが、運営即ちコンテンツの維持、更新等は第二仲介業者によって行われる。
図1に示すように、支援サーバ1は、第二仲介業者端末12に対してもネットワークを介して接続されている。第二仲介業者端末12は、第二仲介業者における担当者が操作する端末である。図1の例では、支援サーバ1が第二仲介業者のイントラネット10上に設置されており、第二仲介業者端末12がイントラネット10を介して支援サーバ1に接続されている。但し、第二仲介業者端末12は、インターネット5のような外部ネットワークを介して支援サーバ1に接続されている場合もある。
支援サーバ1の記憶部11には、後述する各種ウェブページのためのHTMLファイル(符号省略)が記憶されている。各端末2,3,4,12から要求に従い、ウェブサーバソフトウェアがこれらのファイルを送信し、ウェブページを各端末2,3,4,12に表示する。
また、支援サーバ1の記憶部11には、各種のデータベースファイルが記憶されている。これらデータベースファイルには、ユーザー情報を記録したユーザー情報ファイル61、オーナー情報を記録したオーナー情報ファイル62、貸し出される車の情報を記録したカー情報ファイル63、カーサービス場の情報を記録したカーサービス場情報ファイル64、カーレンタルの予約情報を記録した予約情報ファイル65、カーレンタルの実績情報を記録した実績情報ファイル66が含まれる。
ユーザー情報ファイル61やオーナー情報ファイル62は、図示は省略するが、ユーザー、オーナーの氏名や住所、電子メールアドレスといった個人情報をそれぞれ記録したデータベースファイルである。後述するようにユーザーにはユーザーIDが発行され、オーナーにはオーナーIDが発行される。ユーザー情報ファイル61及びオーナー情報ファイル62には、これらIDがそれぞれ記録され、またそれぞれのパスワードも記録されている。
尚、ユーザー情報ファイル61には、「免許証番号」のフィールドが設けられ、各ユーザーの免許証が記録される。ユーザーのクレジットカード番号のような決済情報がユーザー情報ファイル61に記録される場合もあるが、クレジットカード決済は別の事業体によるサービスが利用される場合が多く、そこで管理されているサーバに記録される場合が多い。また、オーナー情報ファイル62には、「銀行口座情報」のフィールドが含まれている。このフィールドは、オーナーに対するカーレンタルの料金の支払いのための情報である。
図2は、カー情報ファイル63の構造の一例を示した概略図である。カー情報ファイル63は、レンタル対象の車の情報を記録したデータベースファイルである。
図2に示すように、カー情報ファイル63は、「オーナーID」、「カーID」、「車種」、「車名」、「年式」、「ナンバー」、「不可曜日」等の各フィールドから成る多数のレコードを記録したデータベースファイルである。「ナンバー」は、陸運局登録番号である。「不可曜日」は、貸し出しが出来ない曜日が入力されるフィールドである。また、「3時間」、「6時間」等の時間が名称になっている各フィールドは、当該時間のレンタル料金が記録されるフィールドである。
また、カー情報ファイル63には、「サービス場ID」のフィールドが設けられている。このフィールドは、当該レンタル対象の車について登録されたカーサービス場のサービス場IDが記録されるフィールドである。この情報は、後述するように、支援システムが選択して登録する場合と、オーナーが選択して登録する場合とがある。
カー情報ファイル63は、支援システムを利用して貸し出しが行われる全ての車についての情報が記録される。したがって、カー情報ファイル63のレコード数は、登録されている車の台数に一致している。
尚、カー情報ファイル63には、車検に関する情報が記録される場合があり得る。例えば、車検の有効期限を記録するフィールドが設けられる。また、第二仲介業者は、車検証のコピーをオーナーから送ってもらうようにし、支援サーバ1に登録された情報が実際の情報と一致しているか確認する場合もあり得る。
図3は、カーサービス場情報ファイル64の構造の一例を示した概略図である。カーサービス場情報ファイル64は、貸し出される車の受け渡し場所に利用されるカーサービス場の情報を記録したデータベースファイルである。具体的には、図3に示すように、カーサービス場情報ファイル64は、「サービス場ID」、「サービス場名称」、「種別ID」、「所在地」、「第一仲介業者ID」、「第一仲介業者名」、「担当者名」、「メールアドレス」等のフィールドから成るレコードを、登録されているカーサービス場の数だけ記録したデータベースファイルである。
ここでの「種別ID」とは、カーサービス場の種別を特定する情報である。例えば、“1”はカーディーラーの営業所、“2”はガソリンスタンド、“3”は修理工場、・・・というように予め定められたIDである。
「第一仲介業者ID」や「第一仲介業者名」における第一仲介業者とは、当該カーサービス場の運営主体としての第一仲介業者の情報である。通常は、カーサービス場を運営する会社のIDや名称である。「担当者名」は、カーサービス場の担当者の名前である。「メールアドレス」は、カーサービス場の担当者の電子メールアドレスである。ここでのメールアドレスは、後述するように、カーレンタルの予約が入ったことを連絡する電子メールの送信先であり、「担当者名」はそのメール文における宛名である。したがって、「担当者名」は、担当する部署の名前の場合もあり、担当する個人の名前の場合もある。
図4は、予約情報ファイル65の構造の一例を示した概略図である。予約情報ファイル65は、ユーザーとオーナーとの間で契約が成立して予約されたカーレンタルの情報を記録したファイルである。図4に示すように、予約情報ファイル65は、「予約ID」、「貸し渡し予定日時」、「帰着予定日時」、「ユーザーID」、「オーナーID」、「サービス場ID」、「第一仲介業者ID」、「オーナー承諾」、「点検要否」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。
「予約ID」は、ユーザーにより予約申し込みがされた際に発行される予約IDが記録されるフィールドである。「点検要否」は、オーナーにより入力された情報が記録されるフィールドであり、例えば、簡易点検が“1”、12ヶ月法定点検が“2”、24ヶ月点検が“3”のように記録される。この他、「レンタル料金」のフィールドが含まれ得る。
図5は、実績情報ファイル66の構造の一例を示した概略図である。実績情報ファイル66は、実施形態の支援システムを利用して個人間のカーレンタルが行われた実績を全て記録したデータベースファイルである。図5に示すように、実績情報ファイル66は、「予約ID」、「貸し渡し予定日時」、「帰着予定日時」、「ユーザーID」、「オーナーID」、「サービス場ID」、「貸し渡し確認」、「帰着確認」、「点検費用」等のフィールドから成るレコードを多数記録したデータベースファイルである。
「貸し渡し確認」は、カーサービス場の担当者によってオーナーからユーザーへの車の貸し渡しが確認された場合にその旨の情報が記録されるフィールドである。「帰着確認」は、貸し出された車がカーサービス場に帰着したことをカーサービス場の担当者によって確認された場合にその旨の情報が記録されるフィールドである。
尚、「点検費用」のフィールドは、法定点検が行われた場合の費用が記録されるフィールドである。
一方、支援サーバ1は、個人間カーレンタルの仲介サービスのためのウェブサイト(以下、仲介サイトと略称する。)を提供するものとなっている。仲介サイトのトップページには、“個人”、“カーレンタル”、“カーシェアリング”、“レンタカー”、等のキーワードが設定されており、検索サービスにおいてこれらのキーワードでヒットするようになっている。
図6は、仲介サイトのトップページの概略図である。図6に示すように、トップページには、実施形態の支援システムを利用して提供される個人間カーレンタルの仲介サービス(以下、単に仲介サービスという。)について説明したテキストやイメージに加え、「ユーザー登録」と表記されたボタン(以下、ユーザー登録ボタン)71、「オーナー登録」と表記されたボタン(以下、オーナー登録ボタン)72等が設けられている。
ユーザー登録ボタン71は、ユーザー(車を借りる人)としての会員登録用のボタンである。支援サーバ1が提供するウェブページにはユーザー登録ページが含まれており、ユーザー登録ボタン71には、ユーザー登録ページがリンクしている。ユーザー登録ページには、氏名や住所、電子メールアドレス、免許証番号等の個人情報を入力する欄とともに送信ボタンが設けられている。支援サーバ1には、ユーザー登録プログラムが実装されており、送信ボタンはその起動ボタンとなっている。ユーザー登録プログラムは、入力された情報をユーザー情報ファイル61に記録する。この際、ユーザーID及び初期パスワードを発行し、入力された情報とともにユーザー情報ファイル61に記録するようユーザー情報登録プログラムはプログラミングされている。ユーザー情報登録プログラムは、発行されたユーザーID及び初期パスワードを、入力された電子メールアドレスにメールの形で通知するメール送信プログラムをサブルーチンとして含んでいる。
オーナー登録ボタン72は、オーナー(車を貸す人)としての会員登録用のボタンである。支援サーバ1が提供するウェブページにはオーナー登録ページが含まれており、オーナー登録ボタン72はオーナー登録ページにリンクしている。オーナー登録ページも同様で、電子メールアドレスを含む個人情報を入力させ、送信ボタンをクリックさせることでオーナー情報ファイル62に各情報を記録するプログラムである。この際、オーナーIDが発行され、オーナーIDがオーナー情報ファイル62に記録される。尚、オーナー登録ページには、カーレンタルの料金の支払い先としてのオーナーの銀行口座の情報を入力する欄が含まれている。入力された銀行口座の情報は、オーナー情報ファイル62の「銀行口座情報」のフィールドに記録される。
オーナー登録プログラムは、オーナー情報をオーナー情報ファイル62に記録した後、カー情報登録プログラムを実行するようプログラミングされている。オーナー登録プログラムは、オーナー情報の登録の後、「引き続いて、レンタル対象の車の情報を登録します」というようなメッセージをオーナー端末3に表示し、OKボタンをクリックさせてカー情報登録ページをオーナー端末3に表示する。カー情報登録プログラムは、オーナーIDを引数にして実行されるようになっており、オーナーIDがメモリ変数に保持される。
図7は、カー情報登録ページの一例を示した概略図である。図7に示すように、カー情報登録ページには、レンタル対象の車の車種、車名、年式、ナンバー、色、総走行距離等の車情報の入力欄が設けられている。「車名」とは、車のブランド名である。さらに、不可曜日入力欄と、車をレンタルする際の料金を入力する料金入力欄とが設けられている。不可曜日入力欄は、貸し出しができない曜日を入力する欄であり、この例ではチェックボックスとなっている。オーナー自身が使用する等の事情により貸し出しができない曜日がここで指定される。料金入力欄は、幾つかの時間単位で入力するようになっており、例えば、3時間、6時間、9時間、12時間、24時間、36時間、48時間等の単位で入力するようになっている。
尚、不可曜日ではなく、レンタルが可能な曜日を入力させてカー情報ファイルに記録する構成が採用されることもあり得る。
また、料金入力欄における時間単位は、1時間単位のようにさらに細かい料金設定であってもよい。尚、料金については第二仲介業者で標準料金が設定され、それに基づいて入力がされる場合もあり得る。
また、図7に示すように、カー情報登録ページには、「受け渡し場所入力」と表記された欄(以下、場所入力欄という。)が含まれている。この欄は、車の貸し出しの際に利用するカーサービス場を選定するための入力欄である。この実施形態では、オーナーが指定するカーサービス場を登録して利用する場合と、支援システム側で選定したカーサービス場を登録して利用する場合とがあり、いずれにするかをオーナーが選べるようになっている。
場所入力欄には、「お任せ」と表記されたボタン(以下、お任せボタン)73と、「自分で選ぶ」と表記されたボタン(以下、選択ボタン)74とが設けられている。お任せボタン73は、カー情報登録プログラムのサブルーチンとして実装されているカーサービス場自動選定モジュールの実行ボタンとなっている。選択ボタン74は、カー情報登録プログラムのサブルーチンとして実装されている登録用カーサービス場表示モジュールの実行ボタンとなっている。登録用カーサービス場表示モジュールは、登録用カーサービス場選択ページを表示するモジュールである。
図8は、登録用カーサービス場選択ページの一例を示した概略図である。図8に示すように、登録用カーサービス場選択ページは、オーナーが選択できるカーサービス場をリスト表示し、そのうち一つを選択できるようにしたページである。
登録用カーサービス場表示モジュールは、オーナー登録ページで入力されたオーナーの住所を引数にして実行されるようになっている。登録用カーサービス場表示モジュールは、オーナーの住所を基準として一定の地理的範囲に所在地があるカーサービス場をカーサービス場情報ファイル64から抽出し、その名称をリスト表示するようプログラミングされている。一定の地理的範囲とは、例えば、オーナーの住所と同一市区町村及び隣接する市区町村の範囲である。また、オーナーの住所を経度緯度に換算し、同じく経度緯度に換算される各カーサービス場の所在地に対して緯度経度の差が一定以下である範囲とされることもある。尚、ある範囲で抽出した際に件数がゼロであった場合、範囲を広げて再検索し、少なくも1件のカーサービス場が抽出されるまで繰り返すよう登録用カーサービス場表示モジュールはプログラミングされる。もしくは、地理的範囲を設定せず、最も近い順に一定の件数(例えば5件)を抽出するようプログラミングされる場合もある。
登録用カーサービス場表示モジュールは、このようにして抽出された幾つかのカーサービス場の名称をリスト表示する。図8の例は、リストの各行の末尾に「選択する」と表記されたコマンドボタン(以下、選択ボタンという。)751が設けられており、選択ボタン751をクリックすることで当該行のカーサービス場が選択できるようになっている。登録ボタン751がクリックされると、選択されたカーサービス場のサービス場IDがメモリ変数に格納される。
そして、図7に示す登録ボタン75がクリックされると、入力されたカー情報やサービス場IDがカー情報ファイル63に記録される。支援サーバ1には、カー情報登録プログラムが実装されており、登録ボタン75はカー情報登録プログラムの実行ボタンとなっている。カー情報登録プログラムは、カー情報ファイル63に新しくレコードを追加し、入力されたカー情報を各フィールドに記録する。また、サービス場選定モジュールが選定したカーサービス場又はオーナー端末3からの入力で選択されたカーサービス場のサービス場IDが「サービス場ID」のフィールドに記録される。さらに、カー情報登録プログラムはカーIDを自動生成し、「カーID」のフィールドに記録する。
尚、図示は省略するが、カー情報登録ページに、利用頻度の高いカーサービス場を登録する機能が追加されることがあり得る。この場合、選択されたカーサービス場のサービス場IDがオーナー情報ファイルに記録され、当該オーナーIDでログインすると、図8に示すリストの一番上に当該サービス場IDのカーサービス場が表示されるよう登録用カーサービス場表示モジュールがプログラミングされる。
また、図示は省略するが、カー情報登録ページは、一人のオーナー(1個のオーナーID)に対して2台以上の車をレンタル対象の車として登録できるようになっている。カー情報登録ページには、「レンタル対象の車を追加する」と表記されたボタンが設けられており、このボタンは、追加カー情報登録プログラムの実行ボタンとなっている。追加カー情報登録プログラムは、カー情報登録ページを再度表示し、同一のオーナーIDを保持しつつ、当該ページで入力された情報をカー情報ファイル63の新たにレコードに記録するプログラムとなっている。
尚、カー情報には、オーナーによるコメント(車の紹介)が含まれる場合がある。この場合、コメントの入力欄がカー情報登録ページに設けられ、カー情報ファイル63にコメント(テキスト)を記録するフィールドが設けられる。
このようなユーザー情報の登録、オーナー情報の登録、各カー情報の登録とは別に、カーサービス場の情報や第一仲介業者の情報が支援システムにおいて登録される。これら情報の登録は、第二仲介業者端末12により第二仲介業者の担当者により行われる。第二仲介業者は、第一仲介業者となる事業者を募集し、応募してきた事業者と適宜契約する。そして、各カーサービス場の情報や各第一仲介業者の情報を各第一仲介業者から取得し、担当者が第二仲介業者端末12を操作して登録する。即ち、担当者は、第二仲介業者端末12により各カーサービス場の情報をカーサービス場情報ファイル64に記録し、各第一仲介業者の情報を第一仲介業者情報ファイルに記録する。
次に、カーレンタルの予約のための構成について説明する。
図6に示すように、トップページには、ログインボタン76が設けられている。ログインボタン76にはログインページがリンクしており、ログインページでユーザーID及びパスワードが入力されると、ユーザートップページが表示されるようになっている。ログイン中、ユーザーIDはセッション情報としてCookie等で保持される。ユーザートップページには、「車検索」と表記されたボタン(以下、車検索ボタンという。)84が設けられており、車検索ボタン84には、車検索ページがリンクしている。
図9は、車検索ページの一例を示した概略図である。図9に示すように、車検索ページには、開始日時、利用時間、車種等の入力欄と、希望する車の受け渡し場所(以下、希望場所という。)を入力する場所入力欄と、送信ボタン77とが設けられている。希望日及び開始時間は、貸し渡しの希望日時である。この例では、希望日はカレンダーコントロールで入力し、開始時間はプルダウンリストで時刻を選ぶようになっている。利用時間は、カーレンタルの時間であり、プルダウンリストにより例えば「3時間」、「6時間」、「12時間」、「24時間」等から選択されるものとなっている。さらに細かく分けられた時間から選択されることもある。場所入力欄は、ユーザーの自宅付近を選択するか、別の希望場所(自宅付近以外の場所)を選択する欄となっている。「別の希望場所」のボタンをクリックすると、全国の都道府県から市区町村を単位として選択する欄が別に表示され、そこから任意の市区町村を選択するようプログラミングされている。
支援サーバ1には、車検索プログラムが実装されており、送信ボタン77は車検索プログラムの実行ボタンとなっている。図10は、車検索プログラムの概略を示したフローチャートである。
日付、時間、車種が入力され、場所入力欄で場所が入力されて送信ボタン77がタップされると、車検索プログラムが実行される。車検索プログラムは、入力された車種に従ってカー情報ファイル63を検索し、該当するレコードを全て抽出する。次に、抽出された各レコードにおけるサービス場IDを取得し、サービス場IDでカーサービス場情報ファイル64を検索し、その車について登録されているカーサービス場の所在地が希望場所から一定範囲内であるかどうか判断する。具体的には、希望場所としてユーザーの自宅付近が入力された場合、カーサービス場の所在地がユーザーの住所と同一の市区町村又は近隣の市区町村であるかどうか判断する。また、自宅とは別の市区町村が選択された場合も同様で、選択された市区町村と同一又は隣接の市区町村にカーサービス場の所在地があるかどうか判断する。
図10に示すように、車検索プログラムは、当該カー情報ファイル63のレコードに記録されているサービス場IDが同一又は隣接の市区町村にあるカーサービス場のものである場合、そのレコードのカーIDによって予約情報ファイル65を検索する。そして、そのカーIDに一致するIDのレコードがあるかどうか判断し、ある場合には、「受け渡し予定日時」の値と「帰着予定日時」の値とを参照し、車検索ページで入力された日時が重なるかどうか判断する。重ならなければ、ヒットした車情報として当該カーIDをメモリ変数に格納する。
車検索プログラムは、車種検索でヒットした全てのカー情報ファイル63のレコードについて同様の処理を繰り返し、カーサービス場が希望場所から一定の範囲内にあり、且つ予約が重なっていない車のレコードを全て抽出する。そして、抽出した全ての車の情報をリストにして検索結果としてユーザー端末2に送信し、ユーザー端末2に表示させる。
図11は、車検索プログラムの実行結果の一例を示した概略図である。図11に示すように、車検索プログラムが実行されると、ヒットした車の情報が、「車種」、「車名」、「年式」、「料金(円)」、「受け渡し場所名」、「受け渡し場所所在地」等の項目で表示される。
図11に示すように、リストの各行には、「予約する」と表記されたコマンドボタン(以下、予約ボタン)78が設けられている。支援サーバ1の記憶部11には、予約ページ用のHTMLファイルが記憶されており、予約ボタン78は予約ページにリンクしている。
図12は、予約ページの一例を示した概略図である。図12に示すように、予約ページでは、検索ページで入力された各情報が確認のため表示される。これらは、グローバル変数として保持され、予約ページに組み込まれて表示される。
予約ページには、「予約を申し込む」と表記されたボタン(以下、申し込みボタンという。)79が設けられている。支援サーバ1には、予約申し込みプログラムが実装されており、申し込みボタン79は予約申し込みプログラムの実行ボタンとなっている。
予約申し込みプログラムは、支援サーバ1上に承諾入力ページを自動生成し、そのURLをハイパーリンクの状態で電子メールに組み込んでオーナー端末3に送信するプログラムとなっている。
具体的に説明すると、予約申し込みプログラムは、予約ページで入力された情報とカーIDとを引数にして実行される。予約申し込みプログラムは、予約情報ファイル65に新しいレコードを追加し、予約ページで入力された情報を記録して登録する。ここでの登録は、仮の登録であり、「オーナー承諾」のフィールドはデフォルト値として偽値が入力される。そして、オーナーによる承諾がされなかった場合、即ち、一定期間内に「オーナー承諾」のフィールドが真値に切り替わらなかった場合、当該レコードは削除される。
また、予約申し込みプログラムは、予約ページで入力された情報をウェブページのテンプレートファイルに組み込んで承諾入力ページのHTMLファイルとそのURLを自動生成する。承諾入力ページのHTMLファイルは、支援サーバ1の記憶部11に記憶される。
さらに、予約申し込みプログラムは、カーIDによりカー情報ファイル63を検索し、該当するレコードからオーナーIDを取得する。そして、オーナーIDによりオーナー情報ファイル62を検索し、該当するレコードから電子メールアドレスを取得する。そして、予約ページに入力された情報を、予め作成されるメールフォームに組み込んで電子メール(以下、承諾問い合わせメールという。)を自動生成し、取得した電子メールアドレスに送信する。これで、予約申し込みプログラムは終了である。
図示は省略するが、予約申し込みプログラムによりオーナーに対して送信された承諾問い合わせメールには、予約が申し込まれたので、URL(ハイパーリンク)をクリックして承諾入力ページで承諾の有無を入力して欲しい旨が記載されている。
図13は、承諾入力ページの一例を示した概略図である。図13に示すように、承諾入力ページには、予約ページで入力された各情報が表示される。また、承諾入力ページには、車の点検の要否に関する入力欄(点検要否入力欄)が設けられる。点検要否入力欄は、この例では、「簡易点検」、「法定点検12ヶ月」、「法定点検24ヶ月」のいずれかを選ぶラジオボタンとなっている。「簡易点検」は、タイヤのエアチェック、エンジンオイルのチェック等の最低限の点検を行うことを意味している。デフォルトは「簡易点検」であり、この実施形態では簡易点検が標準のサービスとして提供されるようになっている。
図13に示すように、承諾入力ページには「承諾する」と表記されたコマンドボタン(以下、承諾ボタンという。)80が設けられている。支援サーバ1には、予約確定プログラムが実装されており、承諾ボタン80は予約確定プログラムの実行ボタンとなっている。
予約確定プログラムは、予約IDを引数にして実行されるようになっており、予約確定プログラムは、予約IDで予約情報ファイル65を検索し、該当するレコードの「オーナー承諾」のフィールドを真値に変更する。また、点検要否入力欄で入力された値を、「点検要否」のフィールドに記録する。
支援サーバ1には、予約確定プログラムのサブルーチンとして、ユーザー側予約確認メール送信モジュール及びオーナー側予約確認メール送信モジュールが実装されている。予約確定プログラムは、予約情報ファイル65への情報記録の後、ユーザー側予約確認メール送信モジュール、オーナー側予約確認メール送信モジュール及びサービス場側予約確認メール送信モジュールを実行すると、終了である。
尚、上記説明から解るように、予約確定プログラム及びそのサブルーチンは、実施形態において点検要連絡プログラムを構成するものとなっている。
図示は省略するが、ユーザー側予約確認メール送信モジュールは、予約内容を確認のためのメールをユーザー登録の際に入力された電子メールアドレスに送信するモジュールである。オーナー側予約確認メール送信モジュールは、同様の予約内容を確認のためのメールを、オーナー登録の際に入力された電子メールアドレスに送信するモジュールである。
サービス場側予約確認メール送信モジュールは、予約が成立したカーレンタルにおいて利用することが予定されているカーサービス場に対してその旨を告知するメールを送信するモジュールである。図14は、サービス場側予約確認メール送信モジュールにより送られるメール(以下、サービス場側予約確認メール)の一例を示した概略図である。図14に示すように、サービス場側予約確認メール送信モジュールは、カーサービス場の担当者に対し、個人間カーレンタルの予約が入った旨を連絡するメールを送信するものとなっている。
次に、サービス場担当者による実績情報ファイル66への記録のための構成について説明する。図6に示すように、トップページには、「カーサービス場様のページ」と表記されたボタン81が設けられている。このボタン81をクリックすると、サービス場担当者用のログイン画面となり、ここで、サービス場担当者としてのID(サービス場担当者ID)とそれに対応したパスワードが入力されて送信ボタンがクリックされると、サービス場担当者ためのトップページ(以下、サービス場用トップページ)が表示されるようになっている。
図示は、省略するが、サービス場担当者用トップページには、「受け渡し確認入力」と表記されたコマンドボタン(以下、受け渡し確認ボタン)が設けられており、受け渡し確認ボタンには、受け渡し確認入力ページがリンクしている。図15は、受け渡し確認入力ページの一例を示した概略図である。尚、図14に示すように、サービス場側予約確認メールメールには、受け渡し確認ページのURL(ハイパーリンク)85が設けられるようになっており、このURL(以下、確認ページリンクという。)85をクリックすることでも、図15に示す受け渡し確認ページが表示される。
図15に示すように、受け渡し確認ページには、予約IDの入力欄が設けられている。尚、サービス場側予約確認メール中の確認ページリンク85には予約IDが埋め込まれており、これをクリックした場合には受け渡し確認ページに予約IDが渡されて自動的に表示されるようになっている。
図15に示すように、サービス場担当者用トップページには、「貸し渡し確認入力」と表記されたコマンドボタン(以下、渡し確認ボタン)82と、「帰着確認入力」と表記されたコマンドボタン(以下、帰着確認ボタン)83とが設けられている。
渡し確認ボタン82には、貸し渡し確認ページがリンクしており、帰着確認ボタン83には帰着確認ページがリンクしている。図示は省略するが、貸し渡し確認ページでは、そのサービス場担当者が属するカーサービス場で受け渡しが行われるカーレンタルの予約がリスト表示されるようになっており、該当する予約を選択すると、貸し渡し確認入力欄(例えばチェックボックス)が表示されるようになっている。貸し渡し確認入力欄に入力をして送信ボタンをクリックすると、支援サーバ1上の貸し渡し確認プログラムが実行される。
貸し渡し確認プログラムは、予約IDを引数にして実行される。貸し渡し確認プログラムは、実績情報ファイル66に新たなレコードを追加し、予約IDを記録するとともに、「貸し渡し確認」のフィールドに真値を記録する。
また、同様に図示は省略するが、帰着確認ページでも、カーレンタルの予約がリスト表示されるようになっており、該当する予約を選択すると、帰着確認入力欄(例えばチェックボックス)が表示されるようになっている。帰着確認入力欄に入力をして送信ボタンをクリックすると、支援サーバ1上の帰着確認プログラムが実行される。帰着確認プログラムは、予約IDを引数にして実行され、実績情報ファイル66において当該予約IDのレコードにおける「帰着確認」のフィールドに真値を記録する。
尚、サービス場担当者用トップページには、「点検費用を連絡する」と表記されたコマンドボタン(点検費用連絡ボタン)が設けられており、点検費用連絡ボタンは、点検費用連絡ページにリンクしている。
点検費用連絡ページには、予約ID入力欄と、点検費用入力欄と、送信ボタンとが設けられている。一方、実績情報ファイルには、前述したように「点検費用」のフィールドが設けられている。送信ボタンは、点検費用記録プログラムの実行ボタンとなっている。カーサービス場端末4の操作により予約ID入力欄に予約IDが入力され、点検費用入力欄に点検費用が入力されて送信ボタンがクリックされると、点検費用記録プログラムは、当該予約IDの「点検費用」のフィールドに、入力された点検費用を記録する。この他、点検費用の明細をPDFのようなファイルにして送信させるよう点検費用記録プログラムがプログラミングされる場合もある。この場合は、そのファイルを保存したURLが実績情報ファイルに記録される。
次に、料金の支払いに関する支援システムの構成について説明する。
上述したように、カーレンタルの料金はオーナーが設定したものである。この料金は前払いとなっており、支援サーバ1には、料金の支払いのためのウェブページ(以下、支払いページという。)が設けられている。ユーザー側予約確認メールには、支払いページのURL(ハイパーリンク)が組み込まれるようになっている。支払いページは、クレジットカード払いやコンビニでの支払い等から支払い方法を選択させて支払いを行わせるページである。この構成は、通常のECサイトと同様にできるので、説明は省略する。
尚、いずれの支払い方法の場合でも、支払い先は第二仲介業者の口座となっている。即ち、この実施形態では、カーレンタルの料金は、第二仲介業者が代位受領するものとなっている。第二仲介業者は、受領した料金から自身の手数料を差し引いてオーナーに支払いをする。
また、ユーザーが支払う料金の一部は、第一仲介業者の手数料となっており、第二仲介業者が代位受領する料金にはこの手数料も含まれている。この手数料は、車の受け渡し場所の提供及び受け渡しのサービス(傷等の有無のチェックを含む)に対する対価である。第二仲介業者は、ユーザーが支払った料金からこの第一仲介業者の手数料も差し引いてオーナーに支払う。このためのプログラム(以下、精算プロプログラムという。)が支援サーバ1に実装されている。
精算プログラムは、月に1回というように定期的に実行される。第二仲介業者の担当者は、第二仲介業者端末12を操作して支援サーバ1にアクセスし、支援サーバ1上の精算プログラムを実行する。図示は省略するが、精算プログラムは、予約情報ファイル65を検索して「貸し渡し予定日時」が当月になっているレコードの予約IDを全て抽出する。そして、各予約IDで実績情報ファイル66を検索し、「帰着確認」が真値になっているものを抽出する。そして、「帰着確認」が真値になっている各予約IDについて、予約情報ファイルからカーIDを取得し、カーIDでカー情報ファイル63を検索してレンタル料金を取得する。その上で、精算プログラムは、予約情報ファイル65の「点検費用」のフィールドの値を取得し、レンタル料金から点検費用を差し引く。その上で、別途一時的に設けられる精算用データベースファイルに、レンタル日時、予約ID、ユーザー名、オーナー名、車名等を記録するとともに、レンタル料金、点検費用、差引支払い額等を記録する。そして、第二仲介業者の担当者は、精算用データベースファイルに基づいて各オーナーにレンタル料金を支払う。支援サーバ1上に、精算用データベースファイルの内容に基づいて各オーナー宛の支払い明細書を自動作成するプログラムが実装されて使用されることもあり得る。尚、支払いは、オーナー情報ファイル62に記録されている銀行口座に振り込むことで行われる。
一方、第一仲介業者に対しては、第一仲介業者の手数料を預かった状態となるので、第二仲介業者は、月に一回というように定期的にまとめて第一仲介業者に手数料を支払う。このためのプログラム(以下、手数料計算プログラムという。)67が支援サーバ1に実装されている。
図16は、手数料計算プログラム67の概略を示したフローチャートである。手数料計算プログラム67は、支援サーバ1に実装されたプログラムであるか、又は第二仲介業者端末12にダウンロードもしくはインストールされて実行されるプログラムである。手数料計算プログラム67は、例えば毎月1回実行される。
図16に示すように、手数料計算プログラム67は、カーサービス場情報ファイル64を開き、最初のレコードの「サービス場ID」の値を取得する。次に、実績情報ファイル66を検索し、サービス場IDが一致するとともに、「貸し渡し予定日時」が当月になっており、且つ「帰着確認」のフィールドが真値になっているレコードの件数をカウントする。そして、カウントした件数に対して予め定められている仲介手数料の額を掛け合わせ、所定のフォームに組み込んで支払い明細書を作成する。この際、「点検費用」のフィールドに値が記録されているレコードについては、法定点検が行われたことになるので、その額も支払い額に加算する。
図17は、手数料計算プログラム67により発行された支払い明細書の一例を示した概略図である。図17に示すように、手数料計算プログラム67は、カーサービス場ごとに当月の個人間カーサービスレンタルの利用実績を記載し、手数料の合計金額を記載するようプログラミングされている。支払い明細書は、適宜プリントアウトされたり、PDFのようなファイルとされて電子メール送信されたりし得る。
次に、このような実施形態の支援システムを利用した個人間のカーレンタルについて説明する。以下の説明は、支援システムの動作の説明を含む。
第二仲介業者は、受け渡し等の業務をしてくれるカーサービス場を募り、第一仲介業者と適宜契約をしておく。そして、第二仲介業者の担当者は、カーサービス場情報ファイル64や第一仲介業者情報ファイルに情報を記録しておく。また、第二仲介業者は、ネット上のバナー広告等の手段により、車の貸し出しをしてくれるオーナーを募集する。
オーナーは、仲介サイトにアクセスし、オーナー登録をする。この際、自分の車の情報をカー情報登録ページで入力し、自分の車の情報を登録する。
第二仲介業者は、同様にネット上のバナー広告等の手段によりユーザーも募集する。興味を持った個人は、仲介サイトにアクセスし、ユーザー登録をする。そして、ユーザーは、車を借りる必要が生じた際、ログインをして車検索ボタン84をクリックする。ユーザーは、車検索ページで必要事項を入力し、送信ボタン77をクリックする。これにより車検索プログラムが実行され、希望場所の付近が受け渡し場所(カーサービス場)の所在地となっている車のリストがユーザー端末2に表示される。
ユーザーは、任意の車を選択し、その行の予約ボタン78をクリックする。そして、予約申し込みページで予約申し込みボタン79をクリックする。これにより、予約申し込みプログラムが起動し、予約情報ファイル65に新しくレコードが追加されて各情報が記録される。また、承諾入力ページが自動生成され、そのURL(ハイパーリンク)がオーナー端末3の電子メールアドレスへのメール送信により告知される。
オーナーは、送信されたメール中のハイパーリンクをクリックし、承諾入力ページを表示する。そして、レンタルが承諾できる場合、オーナーは点検要否を選択した上で承諾ボタン80をクリックする。これにより、支援サーバ1上の予約確定プログラムが実行され、予約情報ファイル65に予約が承諾された旨が記録される。そして、ユーザー、オーナー及びカーサービス場にそれぞれ予約確認メールが送信される。
尚、説明は省略したが、支援サーバ1には不承諾連絡プログラムが実装されており、承諾入力ページにおいて「承諾しない」のボタン800がクリックされた場合、オーナーが承諾しなかったために予約が成立しなかった旨のメールが不承諾連絡プログラムにより送られるようになっている。一定期間内にオーナーが承諾入力ページで入力、送信を行わなかった場合も、同様に不承諾連絡プログラムが実行される。
予約が成立した場合、オーナーは、貸し渡し日時よりも十分に前の時刻に車をカーサービス場に持って行き、カーサービス場の担当者に鍵を渡す。どの程度前の時刻に持って行くべきかは、承諾入力ページでの点検要否の入力による。点検不要の場合には少し前の時刻で足りるが、簡易点検の場合には、少なくとも1時間程度前には持って行くことが要請される。また、法定点検の場合には例えば前日までとされる。これらは、オーナー側予約確認メール中に記載されてオーナーに対して事前に告知される。
オーナーがレンタル対象の車をカーサービス場に持ち込んだ後、カーサービス場は、サービス場側予約確認メールの内容に従って必要な点検をする。この際、オイル交換といった消耗品の交換や部品の交換の必要性が生じた場合、オーナーに電話等で連絡をして了解を取った上で交換をする。この費用は追加費用であるので、第二仲介業者を経由しないで第一仲介業者がオーナーに直接請求する場合もある。
一方、ユーザーは、ユーザー側予約確認メールの内容に従って受け渡し日時にカーサービス場を訪れ、カーサービス場の担当者から鍵を受け取り、車の貸し渡しがされる。この際、貸し渡しを証する書類へのサインが適宜行われるとともに、当該車に既に傷などがある場合、その傷の場所を担当者とともに確認し、それ以外には特に傷はない旨を証する書類にもユーザーはサインをする。
このようにして貸し渡しの手続きが済むと、ユーザーは車を借り受けて使用する。そして、帰着予定時間にカーサービス場に戻り、返却の手続きをする。即ち、ユーザーは、カーサービス場の担当者に鍵を戻し、担当者は、新たな傷や凹み等がないかチェックする。そして、問題がなければ、その旨を証した書類にサインをしてユーザーに渡すとともに、カーサービス場端末4を操作して支援サーバ1にアクセスし、帰着確認の送信をする。これにより、実績情報ファイル66の該当レコードの「帰着確認」のフィールドに真値が記録される。そして、その後、オーナーはカーサービス場に出向いて車を受け取る。
このような構成及び運用に係る実施形態の個人間カーレンタル支援システムによれば、カーサービス場が車の受け渡し場所として利用されるので、オーナー又はユーザーが車の受け渡し場所を探す必要はなく、この点で利便性が高い。オーナーは、カーサービス場に車を持っていって鍵を預けてしまえば、ユーザーが来るのを待っている必要はない。また、ユーザーにとっても、帰着した際にカーサービス場に車及び鍵を返却して帰着確認がされれば、オーナーを待っている必要はない。したがって、双方にとって利便性が高い。この実施形態によれば、ユーザーとオーナーとが顔を合わせる必要はないので、そのようなことが煩わしいと感じるユーザーやオーナーにとって特に好適である。
また、カーサービス場は、車の点検整備を日常的に行っている場所であるので、車の受け渡し仲介サービスの際に車の点検整備のサービスを行うことが容易である。オーナーにとっては、車の貸し出しの際についでに点検もしてもらえるので、一石二丁である。法定点検のような有料点検を要請する場合でも、その費用の一部又は全部はユーザーが支払った料金で相殺される形になるので、オーナーにとってお得感がある。ユーザーにとっても、プロが点検整備した車が貸し出されるので、個人間のカーレンタルではあってもきちんとした車が貸し出されるという安心感がある。
さらに、カーサービス場にとっても、車の受け渡し場所の提供、受け渡しや帰着の確認、簡易点検といった簡単な業務の提供で仲介手数料が入るので、本来の業務にしわ寄せがいくようなことはなく効果的に売り上げを増大させることができる。その上、法定点検が要請されればさらに売り上げが増大するし、簡易点検にしろ法定点検にしろ、点検の結果、整備や部品の交換といったことが必要になれば、さらにその分で売り上げが増大する。このように、実施形態の支援システムによれば、三方両得的なビジネスが可能になり、その意義は極めて大きい。
また、支援サーバ1経由で点検の要否がカーサービス場に連絡されるので、オーナーは点検の要否をカーサービス場に連絡する必要がなく、この点で便利である。
さらに、点検整備の代金を車のレンタルの料金から差し引く精算プログラムが支援サーバに実装されているので、点検整備が行われた場合のオーナーへのレンタル料金の支払いが簡便となる。
また、手数料計算プログラム67が支援サーバ1に実装されているので、第二仲介業者が第一仲介業者に手数料を支払うのが簡便となる。
次に、第二の実施形態の支援システムについて説明する。図18は、第二の実施形態の個人間カーレンタル支援システムの主要部の概略図である。第二の実施形態では、オーナーによるユーザー及びカーサービス場の評価情報が入力されて記録されるようになっており、この点が第一の実施形態と異なっている。具体的には、支援サーバは、オーナー端末に対して評価情報入力ページを提供するものとなっており、図18は評価情報入力ページの一例を示している。
図示は省略するが、第二の実施形態におけるトップページ等には、「評価入力」と表記されたコマンドボタン86が設けられている。オーナーとしての会員IDでログインされている状態でこのボタン86がクリックされると、実績情報を選択する欄が表示される。この欄は、当該オーナーIDで登録されている車のレンタルの実績がリスト表示される欄となっている。各行には予約IDが埋め込まれており、いずれかの行が選択されると、選択された予約IDの実績情報が埋め込まれた状態で、図18に示すような評価情報入力ページが表示される。
図18に示すように、評価情報入力ページでは、ユーザーについての評価情報入力欄と、カーサービス場についての評価情報入力欄が設けられている。各入力欄は、ラジオをボタンによりいずれかを選択し、テキストでコメントを入力する欄となっている。
一方、支援サーバ1の記憶部11には、評価情報ファイルが記憶されている。図示は省略するが、評価情報ファイルは、「予約ID」、「ユーザーID」、「ユーザー評価」、「ユーザー評価コメント」、「カーサービス場ID」、「カーサービス場評価」、「カーサービス場評価コメント」等のフィールドから成るデータベースファイルである。「ユーザー評価」のフィールドには、評価情報入力ページ中のラジオボタンで入力されたユーザー評価が記録され、「ユーザー評価コメント」はテキストで入力されたコメントが記録される。「カーサービス場評価」、「カーサービス場評価コメント」も同様である。
支援サーバ1には、評価情報記録プログラムが実装されており、図18に示す送信ボタン87はその実行ボタンとなっている。送信ボタン87をクリックすることで、上記各情報が評価情報ファイルに記録される。
評価情報ファイルの内容は、他のオーナーや第二仲介業者によって適宜閲覧され得る。例えば、あるオーナーに対してあるユーザーによる予約の問い合わせがあった際、そのユーザーに対する評価情報(過去のサービス利用における評価情報)を閲覧することで商談するかどうかの参考にすることができる。尚、ユーザーについての評価だけを入力させて記録したり、カーサービス場についての評価だけを入力させて記録したりすることもあり得る。
上記の例はオーナーによる評価であったが、ユーザーによるオーナーの評価及び又はカーサービス場の評価を入力させ、支援サーバ1の記憶部11に記憶してもよい。この場合、オーナーIDでログインした場合にはオーナー用の評価情報入力ページがオーナー端末3に表示され、ユーザーIDでログインした場合にはユーザー用の評価情報入力ページがユーザー端末2に表示される。ユーザーによる場合、あるオーナーの車を借りたが良かったか悪かったかとか、カーサービス場の対応が良かったとか悪かったとかの情報が評価情報となる。
次に、第三の実施形態について説明する。
図19は、第三の実施形態の個人間カーレンタル支援システムの概略図である。この実施形態では、貸し渡された車の位置情報を支援サーバが受信し、その位置情報をオーナーが閲覧できるようになっている点が上記各実施形態と異なっている。
具体的には、この実施形態では、貸し渡された車9には位置情報の送信機(不図示)が搭載されることが前提となっている。送信機は、ユーザーが携帯する端末(携帯電話、スマートフォン、タブレットPC等)であるか、又は車9に予め搭載されたものである。いずれの場合も送信機としてはGPS送信機が使用できる。
例えば、ユーザーが携帯するスマートフォン等の端末を使用する場合、支援サーバ1に対してGPS情報の通知を許可するよう予め設定が行われる。この設定や位置情報の送信を含むアプリが予め端末にインストールされ、アプリを使用してレンタル中に位置情報を支援サーバ1に送信することがカーレンタルサービス利用の条件とされる。
一方、支援サーバ1には、位置情報受信プログラムと位置情報閲覧プログラムとが実装されている。また、支援サーバ1の記憶部11には、位置情報を一時的に記録するファイル(以下、位置情報記録仮ファイル)が記憶されている。位置情報記録仮ファイルは、「予約ID」のフィールドと、「緯度」及び「経度」のフィールドとを含んでいる。
位置情報受信プログラムは、送信機から送信される位置情報を受信して位置情報記録仮ファイルに記録するようプログラミングされる。この際、送信機がユーザーの携帯端末の場合、それを識別する情報とともに位置情報が送信される。例えばレンタルの予約申し込みの際にユーザーは携帯電話番号を端末識別番号として入力して送信することが必須とされ、携帯電話番号を位置情報とともに送信する構成が採用され得る。また、専用の送信機が車9に搭載される場合、車IDとともに位置情報が送信される構成とする。したがって、位置情報受信プログラムは、送信された情報に含まれる携帯電話番号又は車両IDに従って予約情報ファイルを検索して予約IDを取得し、位置情報とともに予約IDを位置情報記録仮ファイルに記録するようプログラミングされる。
支援サーバ1は、このようにして送信される位置情報をオーナーに閲覧させるページ(位置情報閲覧ページ)を提供するものとなっている。図20は、第三の実施形態における位置情報閲覧ページの一例の概略図である。
図示は省略するが、オーナーIDによりログインした場合、「位置情報」と表記されたボタンがオーナー端末に表示されるようになっており、そのボタンをクリックすると、当該オーナーIDで登録されている車のレンタル情報がリスト表示される。リストの各行には予約IDが埋め込まれており、いずれかを選択すると、当該予約IDを引数にして位置情報閲覧プログラムが起動し、図20のような位置情報閲覧ページがオーナー端末3に表示される。
図20に示すように、位置情報閲覧ページでは、当該オーナーが貸し出した車9が現在どの地点にいるかどうかの情報が緯度経度で示され、また地図上にも示されるようになっている。地図中に位置情報を表示するAPIは種々のものが提供されているので、それを利用することができる。
第三の実施形態によれば、オーナーは、自分が貸し出した車9が現在どの辺りにあるのかをリアルタイムで確認することができる。従って、予約申し込みの際にユーザーが告知した行き先(方面)の通りであるかをオーナーが確認することができる。行き先の不実告知は不適切な車の利用につながり易く、これを抑止する効果が得られる。
以上説明した各実施形態において、簡易点検が標準のサービスとして提供される形態であったが、簡易点検も含め、全ての点検整備がオーナー側からの指示により行われる形態であっても良い。この場合、承諾入力ページは、点検要否入力欄において「点検不要」が選択できるよう構成される。点検不要が選択された場合、カーサービス場は、車の貸し渡し確認と帰着確認のサービスのみを提供する。この場合、適正な状態の車をユーザーに提供するという責任は全てオーナーの責任となり、オーナーは、カーサービス場に車を持っていく前に自ら点検整備を行うことになる。
上記実施形態では、支援サーバ1は第一仲介業者とは別の第二仲介業者によって運営されるものであったが、これは本願発明において必須要件ではなく、第一仲介業者自身が運営する場合もある。例えば、複数のカーサービス場を運営する第一仲介業者が、それらを統括する統括部署(本社、営業本部等)のオフィスに支援サーバ1を設置したり、統括部署が委託しているホスティング業者に支援サーバ1が設置されていて統括部署の担当者が各ページの更新等の運営業務を行ったりする場合があり得る。
上記実施形態において、予約の成立に際してオーナーの承諾を得るようにしたが、承諾を不要とする構成であっても良い。例えば、オーナーとの契約においては、不可曜日以外については申し込みがあった場合には自動的に予約が成立する(オーナーは不承諾できない)契約内容とする。そして、ユーザーから予約の申し込みがあり、それが不可曜日以外であれば、自動的に予約成立としてオーナー側予約確認メールを送信する構成であっても良い。
また、予約成立に際してオーナーの承諾を得る構成の場合、複数の予約申し込みが同時にできる構成が採用されることもある。具体的には、車検索プログラムの実行結果を表示するページにおいて、複数の車を同時に予約できるよう入力欄を設ける。この際、第一希望、第二希望、第三希望のように希望順位も入力できるようにしておく。そして、予約申し込みプログラムは、各車のオーナーに対して承諾問い合わせメールを送信する構成とされる。予約確定プログラムは、希望順位の高い予約申し込みを優先して予約確定させる構成とされる。即ち、承諾入力ページで承諾の入力があった場合でも予約確定プログラムは予約確定とはせず、仮のファイルに一時的に記録するのみとする。そして、一定期間(例えば数日)内に承諾入力があったカーIDについて希望順位を比較し、希望順位が最も高いものを予約情報ファイル65の「カーID」に記録して予約確定とする予約確定プログラムがプログラミングされる。
尚、上記実施形態において、オーナーによるユーザーへの貸し出しは、法律上は車の共同利用として位置づけられる場合もあり得る。また、各オーナーに対し、車を有償貸し出しすることの道路運送法上の許可申請を予めしておいてもらい、事業許可を予め取得しておいてもらう場合もあり得る。
上述した実施形態では、カーサービス場は、いわゆるディーラーの営業所、ガソリンスタンド、修理工場等であったが、この他、中古車を販売する業者の営業所、車用品店等であっても、レンタルされる車の駐車スペースがあり、車の点検整備を行っている場所であれば、本願発明におけるカーサービス場となり得る。また、自社の車をレンタルしている通常のレンタカー会社の営業所も、当該営業所で車の点検整備を行っていれば、本願発明におけるカーサービス場となり得る。この場合、「レンタルされる車の受け渡しすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設」における「それ以外の車」は、当該レンタカー会社がレンタルしている自社の車ということになる。
また、上記実施形態において、レンタルされる車をオーナーの自宅からカーサービス場に持っていったり、帰着後にオーナーの自宅に戻したりするサービスがカーサービス場により行われることがあり得る。この追加サービスを希望するかどうかの入力欄が、承諾入力ページに設けられ、希望する旨の入力がされた場合、カーサービス場側予約確認メールに併せて記載される。
尚、上記実施形態では、車が帰着すればその後にオーナーが受け取るので、上記実施形態では帰着をもって返却確認としたが、オーナーが受け取ったことを確認して返却確認としても良い。
上記実施形態において、カーサービス場端末は、デスクトップパソコンのようにカーサービス場のオフィスに固定的に設置されている端末である場合の他、カーサービス場の担当者がカーサービス場内で携帯する携帯端末(タブレットPC、スマートフォン等)の場合があり得る。
また、ユーザー、オーナー及びカーサービス場への各予約確認の連絡は、電子メールによる場合の他、FAXの自動送信や自動電話発信等の構成が採用されることもあり得る。
事故や故障等の万が一を考慮した保険の加入については説明を省略したが、オーナーが加入している自動車保険とは別に実施形態の支援システムによる個人間カーレンタル独自の保険に加入することが好ましい。具体的には、第二仲介業者は損害保険会社と包括的な契約をし、ユーザーとオーナーとの間で予約が確定してカーレンタルが開始された時点で自動的に保険契約が成立する仕組みとする。
尚、本願発明において、個人間カーレンタルにおける「個人」は、必ずしも自然人を意味するものではなく、法人であっても良い。即ち、運転する者は自然人であるが、会社の業務として車を借り受ける場合もある。この場合には、支払いを行うという意味でのユーザーは会社ということになる。オーナーについても同様で、会社保有の車がレンタルに出される場合もあり、オーナーは事業会社である場合もある。但し、オーナーは第一仲介業者や第二仲介業者とは異なる主体であるので、カーレンタルを本業とするレンタカー会社が「オーナー」となる形態は、本願発明には含まれない。レンタカー会社が、自社以外の第三者保有の車について受け渡し等の業務を行う場合、本願発明の実施形態に該当することになる。
また、上記各実施形態において、予約申し込みをしたユーザーと申し込みを受けたオーナーとがSNS等で直接やり取りをする構成が採用される場合もあり得る。この場合、予約ページ等に「SNSでコンタクトする」というようなボタンが設けられ、そのボタンに例えばショートメールでやりとりをするためのプログラムが埋め込まれる。
尚、上記各実施形態において、カー情報の登録の際、車の状態に関するランク情報がオーナーにより入力されてカー情報ファイルに記録されることもあり得る。この場合、ユーザーによる車の検索の際、車の状態のランクで絞り込めるように車検索プログラムがプログラミングされる場合もあり得る。
また、カーサービス場における対応可能な曜日、時間帯に関する情報がカーサービス場情報ファイル64に記録されることもあり得る。この場合、車検索プログラムは、オーナーにおいてレンタル可能とされていても、カーサービス場において対応不可能である場合、ヒットしたカー情報に含めないように車検索プログラムがプログラミングされ得る。さらに、カーサービス場の承諾をもって最終的な予約確定とする構成が採用されることもあり得る。この場合、オーナー端末3に送るのとは別にカーサービス場端末4にも承諾問い合わせメールが送信される構成とされる。承諾問い合わせメールには、カーサービス場側の承諾入力をさせるページのハイパーリンクが組み込まれており、それがクリックされて承諾入力が行われる。ここでの承諾は、カーサービス場として貸し渡し確認、帰着確認等のサービスを提供することの承諾である。予約確定プログラムは、オーナーに加えてカーサービス場からも承諾があった場合に予約確定とするようプログラミングされる。
また、オーナー側でユーザーの運転習熟度や与信等の条件を予め設定し、それを満たす場合にだけ予約申し込みができるよう構成される場合もあり得る。この場合、ユーザー登録の際に運転経験や年収、職業等の情報を入力してもらうようにし、ユーザー情報ファイル61に記録する。そして、カー情報登録の際に、レンタルしても良いユーザーの条件として運転経験○○年以上とか、年収○○百万円以上とかの情報を入力できるようにし、同様にカー情報ファイル63に記録する。車検索プログラムは、ユーザーIDに従ってユーザー情報ファイル61を検索し、カー情報ファイル63に記録された条件を満たす場合にだけヒットしたものとするようプログラミングされる。
1 支援サーバ
2 ユーザー端末
3 オーナー端末
4 カーサービス場端末
5 インターネット
61 ユーザー情報ファイル
62 オーナー情報ファイル
63 カー情報ファイル
64 カーサービス場情報ファイル
65 予約情報ファイル
66 実績情報ファイル
67 手数料計算プログラム

Claims (5)

  1. ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
    ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
    オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
    カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
    支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、
    支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
    支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
    貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    前記支援サーバは、前記オーナー端末に対し、レンタルされる車の点検整備の要否を入力する点検要否入力ページを提供するものであり、
    前記支援サーバには、点検要否入力ページにおいて前記オーナーにより点検要が入力された際、点検要である旨をカーサービス場端末に対して連絡をする点検要連絡プログラムが実装されていることを特徴とする個人間カーレンタルシステム。
  2. ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
    ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
    オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
    カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
    支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、
    支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
    支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
    貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    前記支援サーバには、レンタルされた車が前記カーサービス場において点検整備がされた際に当該点検整備の代金を当該車のレンタルの料金から差し引く精算プログラムが実装されていることを特徴とする個人間カーレンタル支援システム
  3. ユーザー端末、オーナー端末及びカーサービス場端末に対してネットワークを介して接続されている支援サーバを備えた個人間カーレンタル支援システムであって、
    ユーザー端末は、車を借りることを希望するユーザーが操作する端末であり、
    オーナー端末は、レンタルされる車を保有する個人オーナーが操作する端末であり、
    カーサービス場端末は、レンタルされる車の受け渡しをすることが可能なスペースを有し、当該レンタルされる車及びそれ以外の車に対して点検整備のサービスを提供する施設であるカーサービス場の担当者が操作する端末であり、
    支援サーバは、ユーザー端末からのレンタルの予約申し込みを受信するとともに、オーナー端末からのレンタルの予約の承認を受信するサーバであり、予約申し込みは、帰着予定日時を含んでおり、
    支援サーバは、カーサービス場端末に対し、オーナーからユーザーへの車の貸し渡しを確認した旨の入力である貸し渡し確認入力を行わせる貸し渡し確認ページと、ユーザーからオーナーに車が返却されたことを確認した旨の入力である返却確認入力を行わせる返却確認ページとを提供するサーバであり、
    支援サーバには、貸し渡し確認プログラムと返却確認プログラムが実装されているとともに、支援サーバの記憶部には実績情報ファイルが記憶されており、
    貸し渡し確認プログラムは、貸し渡し確認ページにおいて貸し渡し確認入力がされた際に当該貸し渡し確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    返却確認プログラムは、返却確認ページにおいて返却確認入力がされた際に当該返却確認を実績情報ファイルに記録するプログラムであり、
    前記支援サーバには、位置情報受信プログラムと、位置情報閲覧プログラムとが実装されており、
    位置情報受信プログラムは、前記貸し渡しがされた車に搭載された送信機からの信号に基づく当該車の位置情報を前記帰着予定日時よりも前に受信するプログラムであり、
    位置情報閲覧プログラムは、位置情報受信プログラムにより位置情報が受信された車のオーナーのオーナー端末に対して当該位置情報を送信して前記帰着予定日時よりも前にリアルタイムで閲覧させるプログラムであることを特徴とする個人間カーレンタル支援システム
  4. 前記カーサービス場は第一仲介業者によって運営されており、
    前記支援サーバは第二仲介業者によって運営されており、
    前記支援サーバには、前記カーサービス場における車の貸し渡し確認及び返却確認の手数料を第二仲介業者が第一仲介業者に支払うための手数料計算プログラムが実装されており、
    手数料計算プログラムは、実績情報ファイルを検索することで一定期間内に同一の第一仲介業者によって行われた前記貸し渡し確認及び前記返却確認の数を集計してその数に基づいて手数料を算出するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の個人間カーレンタル支援システム。
  5. 前記支援サーバは評価情報入力ページを提供するものであり、評価情報入力ページは、前記ユーザーによる前記オーナー及びもしくは前記カーサービス場の評価情報を入力するページであるか、前記オーナーによる前記ユーザー及びもしくは前記カーサービス場の評価情報を入力するページであるか、又はその双方であり、
    前記支援サーバには、評価情報記録プログラムが実装されていて、前記支援サーバの記憶部には評価情報ファイルが記憶されており、
    評価情報記録プログラムは、評価情報入力ページで入力された評価情報を評価情報ファイルに記録するプログラムであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の個人間カーレンタル支援システム。
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