JP2004176393A - 立坑坑口部のジョイント構造 - Google Patents

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Hitoshi Shizuuchi
均 静内
Kazuhiko Fujihashi
一彦 藤橋
Masaru Okutsu
大 奥津
Yuzo Yamaguchi
裕三 山口
Hitoshi Kameoka
均 亀岡
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Bridgestone Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Bridgestone KBG Co Ltd
Airec Engineering Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Bridgestone KBG Co Ltd
Airec Engineering Corp
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Abstract

【課題】立坑の側壁とシールドトンネル等の坑口部との継ぎ目部において事後的に発生する大きな相対変位にも十分追従することができ、水密性を低下させることもない立坑坑口部のジョイント構造を提供する。
【解決手段】断面がΩ字状の弾性ジョイント10の一端部1を立坑の側壁20に取り付け、他端部2を坑口部の端面30に取り付けてなる立坑坑口部のジョイント構造であって、弾性ジョイント10の一端部1及び他端部2の表面1A,2Aが、裏面1B,2Bに対して外側に向けて拡大する傾斜面となっている立坑坑口部のジョイント構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、立坑の側壁とシールドトンネルや推進工法の坑口部との継ぎ目部におけるジョイント構造に関するものであり、特に、継ぎ目部に事後的に発生する相対変位に十分追従することができ、止水性、耐水圧性に優れる立坑坑口部のジョイント構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
立坑の側壁とシールドトンネル等の坑口部との間は、モルタル詰めをすることで漏水が防止されているが、経年劣化や地盤変状、更には地震等によって間詰めモルタルが破壊され、漏水にまで至ることがある。
【0003】
そのため従来から、立坑の側壁とシールドトンネルの坑口部との継ぎ目部に、断面がΩ字状の弾性ジョイントを取り付けたジョイント構造が知られている。即ち、図3に断面図で示すように、弾性ジョイント10の一端部1を立坑の側壁20に取り付け、他端部2をシールドトンネルの坑口部の端面30に取り付けて、継ぎ目部に事後的に相対変位が生じたとしても、弾性ジョイント10の変形によって変位を吸収するのである。
【0004】
そして、たとえ間詰めモルタル40が破壊されたとしても、漏水を弾性ジョイント10の内部に留め、立坑20内にまで漏れ出さないようにしている。なお、弾性ジョイント10は、外周押さえ板5及び内周押さえ板6を介して、アンカーボルト7により水密に固定されている。
【0005】
しかしながら、継ぎ目部の相対変位が非常に大きい場合や、漏水に伴って弾性ジョイント10に生じる内圧が非常に高い場合には、弾性ジョイント10の一端部1が外周押さえ板5から抜け出ようとする力や、他端部2が内周押さえ板6から抜け出ようとする力が作用する。
【0006】
すると、押さえ板の下側で弾性ジョイントの厚さが薄くなり、その結果両者間にずれが生じ、最悪の場合、アンカーボルト7による水密性が確保できなくなって漏水の危険が高まることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、立坑の側壁とシールドトンネル等の坑口部との継ぎ目部において事後的に発生する大きな相対変位にも十分追従することができ、水密性を低下させることもない立坑坑口部のジョイント構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたものであって、その要旨は、断面がΩ字状の弾性ジョイントの一端部を立坑の側壁に取り付け、他端部を坑口部の端面に取り付けてなる立坑坑口部のジョイント構造であって、弾性ジョイントの一端部及び他端部の表面が、裏面に対して外側に向けて拡大する傾斜面となっている立坑坑口部のジョイント構造に係るものである。
【0009】
そして好ましくは、弾性ジョイントの一端部及び他端部の先端表面に凸部が設けられ、凸部の内側に沿って外周押さえ板及び内周押さえ板が配置されているものであり、外周押さえ板及び内周押さえ板に、立坑の側壁及び坑口部の端面との平行性を保持するための凹部が設けられている立坑坑口部のジョイント構造に係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明のジョイント構造に使用する弾性ジョイントは、断面がΩ字状となっている。そして、弾性ジョイントの一端部が立坑の側壁に取り付けられ、他端部がシールドトンネルや推進工法の坑口部の端面に取り付けられる。従って、立坑の側壁とシールドトンネル等の坑口部との間に相対変位が生じたとしても、弾性ジョイントの変形によって変位を吸収することができ、変位によって両者の継ぎ目部が破壊されたとしても、漏水を弾性ジョイントの内部に留めることができる。
【0011】
そして、弾性ジョイントの一端部及び他端部の表面は、裏面に対して外側に向けて拡大する傾斜面となっている。即ち、Ω字状の一端部は外周押さえ板によって固定され、他端部は内周押さえ板によって固定されるのであるが、弾性ジョイントの端部は、押さえ板の外側が厚く内側が薄くなっているのである。従って、継ぎ目部の相対変位が非常に大きかったり、弾性ジョイントの内圧が漏水によって異常に高くなったとしても、弾性ジョイントが押さえ板から抜け出ず、漏水しない。
【0012】
この点につき、更に詳述すると、継ぎ目部の相対変位が非常に大きい場合や、漏水に伴って弾性ジョイントに生じる内圧が非常に高い場合には、弾性ジョイントに引っ張り力が作用し、その一端部が外周押さえ板から抜け出し、他端部が内周押さえ板から抜け出す方向の力が加わることになる。
【0013】
しかしながら、弾性ジョイントの一端部及び他端部の表面が、裏面に対して外側に向けて拡大する傾斜面となっているので、弾性ジョイントに内向きの引っ張り力が作用すると、外周押さえ板及び内周押さえ板に外側からくさびを打ち込む状態となり、引っ張り力に応じて押し圧力が高まる。そのため、弾性ジョイントの抜けが防止され、水密性が確保されるのである。
【0014】
ここで、弾性ジョイントの一端部及び他端部の先端表面には、凸部を設けておくことが好ましい。弾性ジョイントの抜けに対して凸部が引っ掛かりとなり、抜け防止に一層効果的だからである。また、弾性ジョイントの凸部の内側に沿って外周押さえ板及び内周押さえ板を配置することにより、凸部を押さえ板の位置決めとすることができる。
【0015】
なお、弾性ジョイントの一端部及び他端部の表面が裏面に対して傾斜していると、弾性ジョイントの取り付け時にその表面が立坑の側壁やシールドトンネル等の坑口部の端面に対して傾斜することとなる。すると、平板状の外周押さえ板及び内周押さえ板も傾斜した状態になる。そして、この状態のままアンカーボルトを締め込んでいくと、アンカーボルトが立坑の側壁やシールドトンネル等の坑口部の端面に対して斜めに打ち込まれることとなる。
【0016】
そこで、外周押さえ板及び内周押さえ板に、立坑の側壁及びシールドトンネル等の坑口部の端面との平行性を保持するための凹部を設けることが好ましい。平板状の外周押さえ板及び内周押さえ板が傾斜していても、凹部によって、アンカーボルトを真っ直ぐに打ち込むことが可能になるからである。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の好ましい実施の形態の具体例を図面により説明する。図1は、本発明の立坑坑口部のジョイント構造を示す断面図であり、図2は、本発明の立坑坑口部のジョイント構造を示す正面図である。図1及び図2に示すジョイント構造は、断面がΩ字状の弾性ジョイント10の一端部1を立坑の側壁20に取り付け、他端部2をシールドトンネルの坑口部の端面30に取り付けたものであって、立坑の側壁20とシールドトンネルの坑口部の端面30との間には、間詰めモルタル40が注入されている。
【0018】
ここで、弾性ジョイント10の一端部1及び他端部2の表面1A,2Aは、裏面1B,2Bに対して外側に向けて拡大する傾斜面となっている。即ち、一端部1及び他端部2の根本の厚みは10mmであるが、先端では厚みが16mmになっており、表面1A,2Aの傾斜角は約5.3°である。また、一端部1及び他端部2の先端表面には、凸部3,4が設けられている。
【0019】
そして、凸部3,4の内側に沿って、外周押さえ板5及び内周押さえ板6が配置され、アンカーボルト7によって固定されている。なお、外周押さえ板5及び内周押さえ板6に、立坑の側壁20及びシールドトンネルの坑口部の端面30との平行性を保持するための凹部5A,6Aが設けられているので、外周押さえ板5及び内周押さえ板6が傾斜していても、アンカーボルト7は真っ直ぐに打ち込まれている。
【0020】
従って、立坑の側壁20とシールドトンネルの坑口部の端面30との継ぎ目部に、地震等によって事後的に大きな相対変位が発生し、間詰めモルタル40が破壊されたとしても、その変位は弾性ジョイント10が変形して吸収する。
【0021】
また、継ぎ目部の相対変位が非常に大きかったり、間詰めモルタル40の破壊に伴う漏水によって弾性ジョイント10に非常に高い内圧が生じ、その結果、大きな引っ張り力が作用することになったとしても、弾性ジョイント10の一端部1及び他端部2の表面1A,2Aが傾斜しているので、外周押さえ板5及び内周押さえ板6からの抜け出しが防止され、水密性が維持される。なお、実施例のジョイント構造はシールドトンネルに適用したものであるが、推進工法の現場でも同様に適用可能である。
【0022】
【発明の効果】
本発明の立坑坑口部のジョイント構造は、弾性ジョイントの一端部及び他端部の表面が、裏面に対して外側に向けて拡大する傾斜面となっているので、弾性ジョイントに引っ張り力が作用しても水密性が確保され、たとえ間詰めモルタルが破壊されたとしても、漏水を弾性ジョイントの内部に留めておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の立坑坑口部のジョイント構造を示す断面図である。
【図2】図2は、本発明の立坑坑口部のジョイント構造を示す正面図である。
【図3】図3は、従来の立坑坑口部のジョイント構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1‥弾性ジョイントの一端部
1A‥一端部の表面
1B‥一端部の裏面
2‥弾性ジョイントの他端部
2A‥他端部の表面
2B‥他端部の裏面
3‥弾性ジョイントの一端部の凸部
4‥弾性ジョイントの他端部の凸部
5‥外周押さえ板
5A‥外周押さえ板の凹部
6‥内周押さえ板
6A‥内周押さえ板の凹部
7‥アンカーボルト
10‥弾性ジョイント
20‥立坑の側壁
30‥シールドトンネルの坑口部の端面
40‥間詰めモルタル

Claims (4)

  1. 断面がΩ字状の弾性ジョイント(10)の一端部(1)を立坑の側壁(20)に取り付け、他端部(2)を坑口部の端面(30)に取り付けてなる立坑坑口部のジョイント構造であって、弾性ジョイント(10)の一端部(1)及び他端部(2)の表面(1A,2A)が、裏面(1B,2B)に対して外側に向けて拡大する傾斜面となっていることを特徴とする立坑坑口部のジョイント構造。
  2. 弾性ジョイント(10)の一端部(1)及び他端部(2)の先端表面に、凸部(3,4)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の立坑坑口部のジョイント構造。
  3. 弾性ジョイント(10)の凸部(3,4)の内側に沿って、外周押さえ板(5)及び内周押さえ板(6)が配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の立坑坑口部のジョイント構造。
  4. 外周押さえ板(5)及び内周押さえ板(6)に、立坑の側壁(20)及び坑口部の端面(30)との平行性を保持するための凹部(5A,6A)が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の立坑坑口部のジョイント構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009007434A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Nagoya Institute Of Technology 希土類化合物熱光変換システム
JP2010222921A (ja) * 2009-03-25 2010-10-07 Nishimatsu Constr Co Ltd シールドトンネル接続構造及びシールドトンネル接続構造の構築方法
JP2011241639A (ja) * 2010-05-20 2011-12-01 Kajima Corp 立坑坑口部の接合構造
JP2012007460A (ja) * 2010-05-27 2012-01-12 Taisei Corp エントランスの止水構造

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