JP2004174867A - 電動ステープラー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ステープルを打ち出すドライバユニット2と、ステープルの脚部をクリンチするクリンチャユニット3とを上下に分離させ、ドライバユニット2とクリンチャユニット3に各々駆動モータM1、M2を設け、ドライバユニット2およびクリンチャユニット3を駆動させる各々の駆動軸12、30に、各々の駆動軸の回転によりパルス信号P1、P2を発生させるエンコーダ21、40を形成し、制御装置47に前記パルス信号P1、P2を入力させてカウントするとともに、カウント値に基づいて制御装置47により各駆動モータM1、M2を制御する。
【選択図】 図9
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ステープルを打ち出すドライバユニットとステープルの脚をクリンチするクリンチャユニットとが上下に分離されるとともに、各ユニットに駆動モータを搭載して、各々の駆動モータによってドライバ及びクリンチャ機構を駆動させるようにした電動ステープラーに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば複写機や印刷機等の内部に収容されて複写や印刷された複数枚の綴じ用紙を綴じ合わせするようにした電動ステープラーが従来から知られている。このような電動ステープラーにおいては、綴じ用紙へ向けてステープルを打ち出すドライバユニットと綴じ用紙を貫通したステープルの脚を折り曲げるクリンチャユニットとが上下に分離されて互いに離反して配置され、各ユニットの間を綴じ用紙が通過できるようにされている。かかる公知の電動ステープラーは、各ユニットの間に綴じ用紙が配置された後に、クリンチャユニットを搬送路の綴じ位置に配置された綴じ用紙に向けて下降させてドライバユニットの上面との間で綴じ用紙をクランプさせ、この後ドライバユニットのドライバを動作させてクランプされた綴じ用紙に向けてステープルを打ち出し、この後クリンチャユニットのクリンチャ機構を動作させて、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させて綴じ用紙を綴じ、更にその後各ユニットを互いに離反されたホームポジションへ復帰させるように駆動している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−136302号公報
【0004】
上記特許文献には、1つの駆動モータによってカム機構やリンク機構などを用いてドライバユニットとクリンチャユニットを駆動させることによる各駆動機構の構造が複雑となり装置が大型化してしまうなどの問題を回避するため、ドライバユニットとクリンチャユニットに各々専用の駆動モータを設けて、ドライバユニットの駆動モータによってドライバを駆動させ、またクリンチャユニットの駆動モータによってクリンチャユニットのクリンチャベースを上下動させるとともにクリンチャ機構を作動させるように構成することによって、機構を簡単にして小型化を可能にした電動ステープラーが開示されている。
【0005】
上記のように各ユニットに設けた専用の駆動モータによって各ユニットを駆動させるには、クリンチャユニットによるクランプ終了、ドライブユニットによるステープルの打ち込み終了、及びクリンチャユニットによるクリンチ終了の各時点での信号を各部に配置したセンサにより検出して、これらの信号に基づいて各々の駆動モータを駆動・停止するように制御させている。
【0006】
上記制御装置は、図12に示すように、綴じ用紙が綴じ位置へ配置されることにより発せられるスタート信号s1により、クリンチャユニットの駆動モータm1を駆動してクリンチャベースを下降させてドライバユニットの上面との間で綴じ用紙をクランプさせ、綴じ用紙のクランプ終了のセンサ信号s2によりクリンチャユニットの駆動モータm1を停止させるとともにドライバユニットの駆動モータm2を駆動してドライバを動作させてクランプされた綴じ用紙に向けてステープルを打ち出し、ステープルの打込み終了のセンサ信号s3によりドライブユニットの駆動モータm2を停止して再度クリンチャユニットの駆動モータm1を駆動してクリンチャ機構を動作させて綴じ用紙を貫通したステープルの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させて綴じ用紙を綴じ、クリンチ終了のセンサ信号s4によって両ユニットの駆動モータm1、m2を駆動して各ユニットを復帰作動させ、各ユニットのHP信号h1、h2により各駆動モータm1、m2を停止させて各ユニットをホームポジションで停止させるようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術では、クリンチャユニットによるクランプが終了した時点でクリンチャユニットの駆動モータM1を停止させると同時にドライバユニットの駆動モータM2を駆動させて打ち込みをさせるようにしており、また、打ち込みが終了した時点でドライバユニットの駆動モータM2を停止させて再度クリンチャユニットの駆動モータM1を再度駆動させてクリンチ機構を作動させるようにしているものであるが、一般的にモータの駆動初期にはモータの回転が所定回転に至るまでの起動時間がかかり、この起動時間の間は本来の作動が行われず従ってこの起動時間L1、L2、L3の分だけステープル綴じの1サイクルの所要時間が長くなってしまうという問題がある。
【0008】
本発明は、上記従来技術における問題点を解決して、クリンチャユニットとドライバユニットに各々設けた各駆動モータによる1回のステープル綴じに要する1サイクル作動時間を短縮させることが可能な電動ステープラーを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明の電動ステープラーは、ステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたドライバユニットと、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部をクリンチするクリンチャ機構を保持しているクリンチャベースを備えたクリンチャユニットとを備え、前記ドライバユニットとクリンチャユニットとが上下に分離されるとともに、前記ドライバユニットにドライバを動作させるドライバ駆動モータを設け、クリンチャユニットにクリンチャベースの往復移動とクリンチャを動作させるクリンチャ駆動モータを設けた電動ステープラーであって、前記ドライバ駆動モータによって回転されて前記ドライバを作動させる駆動軸と、前記クリンチャ駆動モータによって回転されて前記クリンチャ機構及びクリンチャベースを作動される駆動軸に、各々の駆動軸の回転によりパルス信号を発生させるエンコーダを形成し、該パルス信号を制御装置に入力させてパルス信号をカウントするとともに、前記制御装置により前記パルスのカウント値に基づいて前記各駆動モータを起動・停止制御することを特徴とする。
【0010】
また請求項2の発明は、前記制御装置が、クリンチャユニットのクリンチャ駆動モータを駆動した後のクリンチャユニットから発生するパルスの所定カウント値に基づいてクリンチャユニットによるクランプ作動の終了前にドライブユニットのドライバ駆動モータを起動させ、ドライブユニットの駆動後のドライブユニットから発生するパルスの所定カウント値によってドライブユニットによるステープルの打込み工程の終了前に再度クリンチャユニットのクリンチャ駆動モータを起動させるように制御することを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による電動ステープラーの実施の形態を図面に示す実施例に基づいて説明する。電動ステープラー1は図1に示すように、例えば複写機や印刷機等の内部に収容されて複写や印刷された綴じ用紙が搬送される搬送路の途中に設けられており、該搬送路の下面側に配置されているドライバユニット2と搬送路の上面側に配置されたクリンチャユニット3とから構成されている。ドライバユニット2とクリンチャユニット3は綴じ用紙の搬送路を挟んで上下に分離されて両ユニット2、3の間に綴じ用紙が通過できるように互いに離反された状態で配置されるとともに、上記搬送路の両側に配置されたフレーム4間に架設されているガイド軸5に沿って綴じ用紙の搬送方向と直交する方向に同期して移動できるように支持されている。
【0012】
図2に示すように、ドライバユニット2には、ドライバユニット2内に形成されている図示しないマガジン部に装着されるカートリッジ内に積層収納されているステープルSを打出部へ順次供給する送り機構(図示せず)と、打出部へ供給されたステープルSをドライバユニット2の上面側に配置された綴じ用紙に向けて打ち出す打込み機構6、及びこれらの送り機構や打込み機構6を駆動させる駆動機構7とを備えている。
【0013】
一方、クリンチャユニット3には、前記打込み機構6によって打ち出されて綴じ用紙を貫通したステープルの脚を綴じ用紙の裏面側に沿って折り曲げるクリンチャ機構8と、該クリンチャ機構8を保持して前記ドライバユニット2との間で綴じ用紙を狭持する下方位置と綴じ用紙から離反される上方位置間で上下方向に移動可能なクリンチャベース9、及び前記クリンチャベース9を上下動させるとともにクリンチャ機構8を作動させる駆動機構10とを備えている。
【0014】
前記ドライバユニット2に設けられている打込み機構6は、図3に示すように、ドライバユニット2内に形成されているサブフレーム11を貫通して配置されている駆動軸12と該駆動軸12に取り付けられたドライバカム13と、前記サブフレーム11に回動支軸14によって回動自在に取り付けられたドライバリンク15と、このドライバリンク15に取り付けられたドライバ16およびフォーミングプレート17等とから構成されている。ドライバリンク15にはローラ18が回動自在に設けられており、図4に示すように、ドライバカム13が回転してドライバカム13の周面に当接している前記ローラ18によってドライバリンク15が回動支軸14を中心にして回動して、ドライバ16とフォーミングプレート17をサブフレーム11に形成されている長孔19に沿って上下動させる。すなわち、ドライバカム13が1回転することによりドライバ16およびフォーミングプレート17が上下に1往復作動して、ステープルをコ字形に成形するとともに綴じ用紙に向けて打ち出すようにしている。
【0015】
上記ドライバユニット2の打込み機構6を作動させる駆動機構7は、ドライバユニット2内に配置されているドライバ駆動モータと該モータの出力軸に装着された駆動ギア、この駆動ギアに噛合された減速ギア及びこの減速ギアに噛合されるとともに前記駆動軸12の一端に取り付けられている従動ギア20により構成されている。駆動軸12はサブフレーム11の側板及びドライバユニット2を形成しているフレームの両側板を貫通してその両端部が側板の外側へ突出されており、図5に示すように、該駆動軸12の一端側の端部には駆動軸12が回転することによりパルス信号を発生させるエンコーダ21が形成されている。
【0016】
エンコーダ21は、図5に示すように駆動軸12に装着された周方向に沿って所定間隔に配置された複数のスリット孔が形成されスリット板22と、該スリット板22を挟んで対向して配置された発光素子24と受光素子25とからなるフォトインタラプタ23とを備えている。スリット板22は前記駆動軸12に一体に取り付けられており、駆動軸12の回転に伴ってフォトインタラプタ23がドライバパルス信号P1を出力するようにされている。前記スリット板22の側面の円周方向に沿った一カ所に凹部26が形成されており、該凹部にマイクロスイッチ27の接触子が係合されており、前記ドライバ16が初期位置に配置される位置に駆動軸12が回転したときにマイクロスイッチ27がドライバHP信号H1を出力するようにしている。
【0017】
前記クリンチャユニット3に設けられているクリンチャベース9を上下方向に作動させる駆動機構10は、図6に示すように、図示しないモータによって回転駆動される駆動軸30に装着された駆動カム31と、該駆動カム31によって回動作動される第1リンク32、該第1リンク32の回動によって引張りバネ33を介して作動される第2リンク34及び前記第2リンク34により回動される回動リンク35によって構成されている。第1リンク32の中間部に設けられているローラ32aが駆動カム31の周面に当接して駆動カム31が回転することにより第1リンク32が回動される。また、第1リンク32の上部に設けられている軸32bが第2リンク34の中間部に形成された長孔34aに遊嵌されており、この軸32bと第2リンク34の右端部に設けた軸34b間に引張りバネ33が係止されており、駆動カムによって回動される第1リンク32の回動がこの引張りバネ34に伝達されて第2リンク34を介して回動リンク35が回転される。
【0018】
回動リンク35に形成された溝36内にクリンチャベース9に設けたピン37が遊嵌されており、回動リンク35が回動されることによってクリンチャベース9が下方に作動されてクリンチャベース9の下面と前記ドライバユニット2の上面との間で綴じ用紙Pを狭持するように作動される。従って、駆動軸30の一回転によってクリンチャベース9が上下方向に一往復移動するようになつている。
【0019】
前記クリンチャベース9内に形成されているクリンチャ機構8は、前記クリンチャベース9と一体に綴じ用紙Pから離反した上方位置と綴じ用紙Pの上面に接近した下方位置間で移動され、クリンチャベース9がドライバユニット2の上面との間で綴じ用紙Pを狭持している間に、図8に示すように、駆動軸30に装着されている駆動カム38によって図示していないリンク機構等を介して作動され、綴じ用紙Pを貫通したステープルSの脚部を綴じ用紙の裏面に沿って屈曲させる。駆動軸30はクリンチャユニット3に設けられているクリンチャ駆動モータM2によって駆動軸30に取り付けられている従動ギヤ39を介して回転駆動される。
【0020】
図8に示すように駆動軸30には駆動軸30の回転によりクリンチャパルス信号P2を発生させるためのエンコーダ40が形成されている。エンコーダ40は、駆動軸30に装着された周方向に沿って所定間隔に配置された複数のスリット孔が形成されたスリット板41と、該スリット板41を挟んで対向して配置された発光素子43と受光素子44とからなるフォトインタラプタ42とを備えている。スリット板41は前記駆動軸30に一体に取り付けられており、駆動軸30の回転に伴ってフォトインタラプタ42がクリンチャパルス信号P2を出力するようにされている。前記スリット板41の側面の円周方向に沿った一カ所に凹部45が形成されており、該凹部にマイクロスイッチ46の接触子が係合されており、前記クリンチャベース9が上方の初期位置に復帰した位置に駆動軸30が回転したときにマイクロスイッチ46がクリンチャHP信号H2を出力するようにしている。
【0021】
図9に示すように、前記ドライバユニット2に設けられ打込み機構3を駆動するドライバ駆動モータM1と、クリンチャユニット3内に設けられてクリンチャベース9の上下作動とクリンチャ機構8を作動させるクリンチャ駆動モータM2は、CPUチップ等から構成されている制御装置47によって制御される。制御装置47には前記エンコーダ21、40から出力されるドライバパルス信号P1及びクリンチャパルス信号P2と、前記マイクロスイッチ27、46から出力されるドライバHP信号H1及びクリンチャHP信号H2及び、電動ステープラーによるステープル綴じ作動をスタートさせるスタート信号S1が入力され、前記ドライバパルス信号P1とクリンチャパルス信号P2をカウントするとともにこのカウントしたカウント数や、スタート信号S1、ドライバHP信号H1及びクリンチャHP信号H2に基づいて前記各駆動モータM1、M2を駆動・停止させるように制御する。
【0022】
次に、上記実施例の電動ステープラー1の動作について図10及び図11を参照して説明する。電動ステープラー1が作動される前の初期状態では、図11(a)示すようにドライブユニット2の打込み機構3とクリンチャユニット3のクリンチャベース9ともホームポジション位置に待機しており、各々の駆動軸12、30に取り付けられているスリット板22、41の凹部26、45にマイクロスイッチ27、46の接触子が係合してマイクロスイッチ27、46からドライバHP信号H1及びクリンチャHP信号H2が出力されている。
【0023】
綴じ用紙Pが綴り位置にセットされ、複写機等からスタート信号S1が出力されると、制御装置47はクリンチャユニット3のクリンチャ駆動モータM2を駆動する(図10のT1)。このクリンチャ駆動モータM2の駆動により図11(b)に示すように駆動軸30が回転してクリンチャベース9を下降させる。同時に駆動軸30の回転によりスリット板41が回転してエンコーダ40からクリンチャパルス信号P2が出力されて制御装置47によってパルス数がカウントされる。また、スリット板41が所定角度まで回転するとマイクロスイッチ46の接触子がスリット板41の凹部45から出るのでマイクロスイッチ46から出力されていたクリンチャHP信号H2が解除される。
【0024】
制御装置47は、エンコーダ40から出力されるクリンチャパルス信号P2のパルス数が所定数に達すると(図10のT2)、ドライブユニット2のドライバ駆動モータM1を始動させる。このT1の時点はクリンチャユニット3によるクランプの終了時点より前であり、ドライバ駆動モータM1の起動時間L1が経過した後でクランプが終了するようにパルスのカウント値が設定される。クリンチャベース9が所定距離下降すると、図11(b)に示すようにクリンチャベース9とドライバユニット2の上端面によって綴じ用紙Pがクランプされる。制御装置47はこのクリンチャベース9による綴じ用紙Pのクランプが終了した時点のパルスカウント値(図10のT3)によってクリンチャ駆動モータM2を停止させる。
【0025】
既に駆動されているドライブユニット2のドライバ駆動モータM1によって、駆動軸12が回転されて図11(c)に示すように、ドライバ16が作動されてコ字状に成形されたステープルSを前記クランプされている綴じ用紙Pに向けて打ち出し、ステープルSの脚を綴じ用紙Pを貫通させてクリンチャ機構8側に露出させる。このドライバ16の作動の間フォーミングプレート17は次に打ち込まれるステープルをコ字形に成形させる。駆動軸12の回転により、エンコーダ21からドライバパルス信号P1が出力され、制御装置47はこのドライバパルス信号P1をカウントしてパルスのカウント値が所定数に達した時点でクリンチャユニット3のクリンチャ駆動モータM2を再び起動させる(図10のT4)。このT4の時点はドライバユニット2によるステープルの打ち込みが終了する時点より前であり、クリンチャ駆動モータM2の起動時間L2が経過した後でステープルの打ち込みが終了するようにパルスのカウント値が設定される。制御装置47はドライバ16によるステープルの打ち込みが終了した時点のパルスカウント値(図10のT5)によってドライバ駆動モータM1を停止させる。
【0026】
クリンチャユニット3のクリンチャ駆動モータM2が再度駆動されることによりクリンチャベース9内のクリンチャ機構8が作動されて、クリンチャ機構8がクランプされている綴じ用紙を貫通されたステープルの脚と係合して脚を綴じ用紙の上面に沿って屈曲させるように作動する。また、クリンチャユニット3のクリンチャ駆動モータM2が再度駆動されることによりエンコーダ40からドライバパルス信号P2が出力され、制御装置47はこのドライバパルス信号P2をカウントして所定数のカウント値の時点(図10のT6)で、ドライブユニット2のドライバ駆動モータM1を再度起動させる。このT6の時点はクリンチャユニット3のクリンチャ機構8によるステープルのクリンチが終了する時点より前であり、ドライバ駆動モータM1の起動時間L3が経過した後でステープルのクリンチが終了するようにパルスのカウント値が設定される。
【0027】
クリンチャユニット3のクリンチャ機構8によるステープル脚のクリンチが終了するとクリンチャユニット3のクリンチャベース9は駆動機構10によって上方のホームポジションへ向けて作動される。また、ドライブユニット2のドライバ16及びフォーミングプレート17は下方のホームポジションへ向けて作動される。各々のユニットの駆動軸12、30がホームポジションまで回転すると、各々の駆動軸12、30に取り付けられているスリット板22、41に形成された凹部26、45がマイクロスイッチ27、46の接触子と係合してマイクロスイッチ27、46から各々のドライバHP信号H1とクリンチャHP信号H2が出力され、制御装置47はこれらのHP信号H1、H2に基づいて各々のユニット2、3を駆動しているドライバ駆動モータM1とクリンチャ駆動モータM2を停止させる(図10のT7、T8)。
【0028】
【発明の効果】
上記のように本発明によれば、ドライバユニットおよびクリンチャユニットにそれぞれを駆動させるドライバ駆動モータとクリンチャ駆動モータを設けるとともに、各々のユニットを駆動させる駆動軸に駆動軸の回転によりドライバパルス信号を発生させるエンコーダを形成し、制御装置に前記ドライバパルス信号を入力させてドライバパルス信号をカウントするとともに、該カウント値に基づいて駆動モータを起動・停止させるように制御させているので、一方側の工程の終了を待たずに先行して他方側の駆動モータを起動させることが可能となり、各駆動モータの起動時間による1サイクルの作動時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる電動ステープラーの斜視図
【図2】図1の電動ステープラーの側面図
【図3】図1と同じ電動ステープラーのドライブユニットの断面図
【図4】図3と同じドライブユニットの作動状態を示す断面図
【図5】図3と同じドライブユニットの駆動軸を示す断面図
【図6】図1と同じ電動ステープラーのクリンチャユニットの断面図
【図7】図6と同じクリンチャユニットの作動状態を示す断面図
【図8】図3と同じクリンチャユニットの駆動軸を示す断面図
【図9】図1と同じ電動ステープラーの制御系を示すブロック図
【図10】図9と同じ制御系による駆動モータの制御タイミングチャート
【図11】図1の電動ステープラーによる作動状態を示す側面図
【図12】従来の電動ステープラーによる駆動モータの制御タイミングチャート
【符号の説明】
1 電動ステープラー
2 ドライバユニット
3 クリンチャユニット
6 打込み機構
8 クリンチャ機構
9 クリンチャベース
12 駆動軸
21 エンコーダ
22 スリット板
23 フォトインタラプタ
24 発光素子
25 受光素子
30 駆動軸
40 エンコーダ
41 スリット板
42 フォトインタラプタ
43 発光素子
44 受光素子
47 制御装置
M1 ドライバ駆動モータ
M2 クリンチャ駆動モータ
Claims (2)
- ステープルを綴じ用紙に向けて打ち出すドライバを備えたドライバユニットと、綴じ用紙を貫通したステープルの脚部をクリンチするクリンチャ機構を保持しているクリンチャベースを備えたクリンチャユニットとを備え、前記ドライバユニットとクリンチャユニットとが上下に分離されるとともに、前記ドライバユニットにドライバを動作させるドライバ駆動モータを設け、クリンチャユニットにクリンチャベースの往復移動とクリンチャを動作させるクリンチャ駆動モータを設けた電動ステープラーであって、
前記ドライバ駆動モータによって回転されて前記ドライバを作動させる駆動軸と、前記クリンチャ駆動モータによって回転されて前記クリンチャ機構及びクリンチャベースを作動される駆動軸に、各々の駆動軸の回転によりパルス信号を発生させるエンコーダを形成し、該パルス信号を制御装置に入力させてパルス信号をカウントするとともに、前記制御装置により前記パルスのカウント値に基づいて前記各駆動モータを起動・停止制御することを特徴とする電動ステープラー。 - 制御装置が、クリンチャユニットのクリンチャ駆動モータを駆動した後のクリンチャユニットから発生するパルスの所定カウント値に基づいてクリンチャユニットによるクランプ作動の終了前にドライブユニットのドライバ駆動モータを起動させ、ドライブユニットの駆動後のドライブユニットから発生するパルスの所定カウント値によってドライブユニットによるステープルの打込み工程の終了前に再度クリンチャユニットのクリンチャ駆動モータを起動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の電動ステープラー。
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