JPH04334499A - 用紙束処理装置制御方法 - Google Patents

用紙束処理装置制御方法

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JPH04334499A
JPH04334499A JP3133573A JP13357391A JPH04334499A JP H04334499 A JPH04334499 A JP H04334499A JP 3133573 A JP3133573 A JP 3133573A JP 13357391 A JP13357391 A JP 13357391A JP H04334499 A JPH04334499 A JP H04334499A
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punching
stapling
holes
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Takashi Fujii
隆 藤井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機,プリンタ等
の画像形成装置によって画像が形成されて所定の位置に
揃えられた用紙束に対して、綴じたり孔をあけたりする
後処理装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機,プリンタ等の画像形
成装置によって画像が形成されて排出されて所定の位置
に揃えられた用紙束を綴じるステイプル手段としてのス
テイプラ装置や、その用紙束に孔をあける孔あけ手段と
してのパンチ装置を備えた後処理装置がある。
【0003】このような後処理装置は、ステイプラ装置
やパンチ装置を駆動する駆動源として一般に電動モータ
を使用しており、それを回転させることによって綴じ動
作や孔あけ動作を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の後処理装置では、所定の位置に積層状態に揃
えられた用紙束に孔をあけるとき、パンチ装置のポンチ
がその用紙束に入っていく時に衝撃によって積み重ねら
れた用紙が互いに若干ズレてしまい、孔をあけた後でそ
れらの用紙を揃えたときに孔の位置が互いにズレてしま
うことがあった。
【0005】また、ポンチを用紙束内に打ち込んだ時に
用紙の一部がそのあけられた孔内に引き込まれるように
なって、ポンチを取り除いたときに孔のまわりにバリや
切れ目ができたりして仕上りの悪い孔あけ作業になって
しまうということもあった。
【0006】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、積層状態にある用紙束に孔をあけた際に各
用紙間で孔ズレが生じないようにすると共に、その孔の
回りにバリや切れ目が生じたりしないようにすることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、画像形成装置によって画像が形成されて
所定の位置に揃えられた用紙束を綴じるステイプル手段
と、その用紙束に孔をあける孔あけ手段とを備えた画像
形成装置の後処理装置において、上記用紙束に対して綴
じる作業と孔をあける作業の両方を行なう際に、ステイ
プル手段が綴じ動作を開始してから完了するまでの間に
孔あけ手段による孔あけ動作を開始させて、そのステイ
プル手段と孔あけ手段の動作期間の少なくとも一部をオ
ーバーラップさせる後処理装置制御方法を提供するもの
である。
【0008】また、上記後処理装置制御方法において、
ステイプル手段が綴じ動作を開始してから完了するまで
の間に孔あけ手段によるポンチで用紙束に孔を開けてそ
のポンチを用紙束から引き抜くまでの孔あけ動作の全行
程を完了させるようにすると、より効果的である。
【0009】
【作用】この画像形成装置の後処理装置制御方法によれ
ば、用紙束に対して綴じる作業と孔をあける作業の両方
を行なう際には、ステイプル手段が綴じ動作を開始して
から完了するまでの間に孔あけ手段による孔あけ動作が
開始されて、その綴じ動作と孔あけ動作の少なくとも一
部がオーバーラップして行われるので、ステイプル手段
によって用紙束にステイプル用の針が打ち込まれた状態
で孔あけ手段のポンチによる孔あけ動作が行われるため
、積層状態にある各用紙に孔ズレが生じたり、その孔の
回りにバリや切れ目が生じたりしなくなる。
【0010】また、その綴じ動作と孔あけ動作を、綴じ
動作を開始してから完了するまでの間に孔あけ手段によ
るポンチで用紙束に孔をあけてそのポンチを用紙束から
引き抜くまでの孔あけ動作の全行程を完了させるように
すれば、孔あけ手段のポンチによって用紙束に孔をあけ
ている間はその用紙束はステイプル手段によって綴じ動
作の過程にあるので、用紙の位置ずれをより確実に防止
できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明による画像形成装置の後処理
装置制御方法の実施例をそれを実施する装置と共に図面
を用いて説明する。図1はこの発明による画像形成装置
の後処理装置制御方法を適用し得る後処理装置の一例を
示す構成図、図2は同じくその後処理装置のステイプラ
装置を示す構成図である。
【0012】この後処理装置は、複写機等の画像形成装
置から画像が形成されて排出され、用紙セットテーブル
2上の所定の位置に束状に重ねられて揃えられた用紙P
を綴じるステイプル手段としてのステイプラ装置3と、
その束状の用紙Pに孔をあけるための孔あけ手段として
のパンチ装置4とをユニットベース板5上に一体に取付
けて後処理ユニット1とし、その後処理ユニット1を後
述するユニット移動手段によって用紙セットテーブル2
上の用紙Pに対して相対移動可能にしている。
【0013】そして、そのステイプラ装置3の綴じ動作
とパンチ装置4の孔あけ動作を、共通の駆動源となるモ
ータ6によって共に行うようにし、そのモータ6を一方
向に正回転させたときにステイプラ装置3が綴じ動作し
、それと反対方向に逆回転させたときにパンチ装置4が
孔あけ動作をそれぞれ単独でするようにしている。
【0014】ステイプラ装置3は、ユニットベース板5
上に固定側ホルダ12をネジ止めによって固定し、その
固定側ホルダ12に右端側がパンチ装置4まで延びる長
いカム回転軸17を水平方向に貫通させ、それを図示し
ない軸受によって回転可能に支持している。
【0015】また、図2に示すように、その固定側ホル
ダ12の一端に可動ホルダ10及び加圧部材14をピン
13によってそれぞれ回動可能に取付け、その加圧部材
14の略中央部に、長孔15a内に嵌入させた取付けピ
ン16を固定して昇降ロッド15を上下動可能に取付け
ている。
【0016】その昇降ロッド15は、下端に円形のカム
係合部15bを有し、そこにカム回転軸17に固定した
偏心カム18を摺接自在に嵌入させ、図3に示すように
カム回転軸17が1/2回転したときに昇降ロッド15
の位置が仮想線で示すように最も下がるようにしている
【0017】昇降ロッド15は、図2に示すように上部
側に細径部15cを形成すると共に上端にスプリング受
け15dを形成し、その細径部15cを加圧部材14の
フランジ部14cに形成したガイド孔14bに挿入して
、スプリング受け15dとフランジ部14cとの間に強
い付勢力のスプリング34を介挿し、その付勢力によっ
て加圧部材14を常に下方へ押圧付勢している。
【0018】なお、ステイプル用の針8は、可動ホルダ
10内に収納されており、加圧部材14の下降によって
その先端に固定される押出し部材19によって可動ホル
ダ10内から1個ずつ打ち出され、それが固定側ホルダ
12の針受け部12aで受けられて先端が折り曲げられ
る。
【0019】また、パンチ装置4は、図1に示すように
ユニットベース板5上にユニットホルダ22をネジ止め
によって固定し、そのユニットホルダ22の左方側の側
面22aによって前述のカム回転軸17の一端を軸受3
2によって回転可能に支持している。
【0020】そして、そのユニットホルダ22にカム回
転軸21をカム回転軸17に平行させて貫通させ、それ
を図示しない軸受によって回転可能に支持すると共に図
1で左方の端部に減速ギヤ48を一体に取付け、さらに
ユニットホルダ22の両側面22a,22bよりも外側
となる部分に、パンチ駆動偏心カム28,28を回転方
向にそれぞれ同一の位相で一体に固定している。
【0021】さらに、その各パンチ駆動偏心カム28,
28に、図4に明示するパンチ駆動クランク25を、そ
れぞれ下端側に形成した円形のカム係合部25aを摺接
自在に嵌入させることによって、カム回転軸21が1/
2回転したときに各パンチ駆動クランク25が最下位置
に下がるようにしている。
【0022】そのパンチ駆動クランク25の上部には、
孔25bを形成し、図1に示すようにその両側のパンチ
駆動クランク25,25の各孔25b,25b内に、孔
あけ用のポンチ27を下方に有するパンチユニット24
の水平軸26の両端の細径部をそれぞれ嵌入させて回動
可能に支持している。
【0023】そして、ユニットホルダ22内の高さ方向
の略中央に、側面から見た形状を図5に示すようにコ字
状とするダイ23を、その両側面に形成した合計8個の
ネジ孔23aに図1に示すようにネジ11をそれぞれ螺
着することにより固定している。
【0024】ダイ23は、図5に示すように高さ方向の
略中央に孔あけしようとする用紙を挿入するための用紙
挿入溝7を水平方向に形成し、その上側となる上部ダイ
23bにポンチガイド孔23cを、また下側となる下部
ダイ23dに下方へ向けて末広がりとなるポンチ受け孔
23eをそれぞれ形成し、図1に示すポンチ27が下降
したときにそれをポンチガイド孔23cによってポンチ
受け孔23eへ芯ずれを生じることなく案内するように
している。
【0025】一方、パンチユニット24は、図6に示す
ように中空軸状のポンチカバー29に直交させて、中実
軸である水平軸26,26を左右に同一軸線上にそれぞ
れ固定すると共に、そのポンチカバー29の長手方向に
間隔を置いて孔29a,29aをそれぞれ形成している
【0026】そして、そのポンチカバー29内にガタな
く嵌入可能な外径で形成したポンチ27を設け、そのポ
ンチ27にポンチカバー29の各孔29aに対応するネ
ジ孔27a,27aをそれぞれ形成し、そのポンチカバ
ー29内にポンチ27を嵌入して止めネジ31,31を
それぞれ孔29a内に嵌入させ、それをネジ孔27aに
ネジ止めして固定している。したがって、このポンチ2
7は取付け交換が可能である。
【0027】このパンチユニット24は、両側の水平軸
26が、図4に明示するようにユニットホルダ22の両
側面22a,22b(図1)の上方にそれぞれ上下方向
を長手側とする長孔に形成したガイド孔22c,22c
にガイドされて上下動が可能であり、その上下動の際に
ポンチ27が常にダイ23のポンチガイド孔23cのみ
に、あるいはそのポンチガイド孔23cとポンチ受け孔
23eの両方に共に嵌入した状態になるように位置関係
が設定してある。
【0028】なお、図4に示すようにカム回転軸21と
ポンチ27は、カム回転軸21の軸中心とポンチ27を
支持する水平軸26の軸中心とを同一直線上に配置する
ことによって、カム回転軸21からの力がポンチ27へ
有効に伝達されるようにしている。
【0029】また、両側の各パンチ駆動クランク25は
、用紙Pをダイ23の用紙挿入溝7内へ挿入した際に、
その用紙Pと干渉しないようにするため、図4に示すよ
うにそれぞれ屈曲させた形状にしてある。また、パンチ
装置4の図1における9は、打ち抜いた用紙の抜きカス
を図示しない回収箱に導くための回収ダクトである。
【0030】次に、図7以降をも参照してカム回転軸1
7を駆動することによりステイプラ装置3を綴じ動作さ
せ、カム回転軸21を駆動することによりパンチ装置4
を孔あけ動作させる駆動力伝達機構について説明する。
【0031】この後処理装置の駆動系は、図7に示すよ
うに共通の駆動源となる1つのモータ6によって全て駆
動され、そのモータ6の回転軸に固定した駆動ギヤ36
からの回転力が、ギヤ37,38,39によって3段に
減速されてその最終のギヤ39に伝達される。
【0032】その最終のギヤ39は、カム回転軸17に
正逆両方向に回転自在に取付けられており、そのギヤ3
9の両側には図8に示すように爪車41,42をカム回
転軸17に嵌入させることによって配置し、その一方の
爪車41をカム回転軸17に固定ボルト45によって固
定し、他方の爪車42をカム回転軸17に対して回転自
在にしている。
【0033】その爪車41と42は、図9に拡大して示
すように、それぞれ外周部分に形成した爪部41aと4
2aの向きを互いに逆向きに配置し、その各爪部41a
,42aに係合可能な位置にラチェット爪43,44を
ピン51,52によってギヤ39の両面に、図8に明示
するようにそれぞれ揺動自在に取付けている。
【0034】したがって、ギヤ39を図9で矢示A方向
に回転させたときに、それと一体で回転するラチェット
爪43の先端が爪車41の爪部41aに係合して爪車4
1が矢示A方向に回転し、ギヤ39を矢示Aと反対方向
に回転させたときに裏側のラチェット爪44が爪車42
の爪部42aに係合して爪車42が矢示Aと反対方向に
回転する。
【0035】また、図8に示すように、爪車42のギヤ
39と反対側の面に小径ギヤ46を一体に固定し、その
小径ギヤ46と爪車42をカム回転軸17に回転自在に
嵌入させ、さらにその小径ギヤ46に、カム回転軸21
の一端に固定される減速ギヤ48をかみ合わせている。
【0036】この後処理装置は、図7に示すモータ6を
正回転させると、その回転力が駆動ギヤ36、ギヤ37
,38によって減速されて最終のギヤ39に伝達され、
それが図9で矢示A方向に正回転する。
【0037】そのギヤ39の正回転に伴って、ラチェッ
ト爪43も一体で矢示A方向に回転するため、ラチェッ
ト爪43の先端が爪車41の爪部41aに係合してロッ
ク状態となり、ギヤ39と爪車41が一体になって矢示
A方向に回転するようになり、その爪車41と一体のカ
ム回転軸17も同方向に回転する。
【0038】それによって、図2に示す位置からカム回
転軸17が矢示A方向に回転して偏心カム18を回転さ
せるため、それにカム係合部15bが係合する昇降ロッ
ド15が下降して、加圧部材14が取付けピン16を介
して下降する。
【0039】その加圧部材14の下降時には、可動ホル
ダ10もそれに同動して下降するため、その可動ホルダ
10の下面が図2に示すように可動ホルダ10と針受け
部12aとの間に挿入されて所定のステイプル位置にセ
ットされている束状の用紙Pの上面に接するようになる
【0040】さらに、偏心カム18が図2の矢示A方向
に回転を続けると、可動ホルダ10の下面は既に用紙P
の束に接していてそれ以上は下降しないためそれ以降は
スプリング34が圧縮され、用紙Pの束は可動ホルダ1
0と固定側ホルダ12との間に強力に挾圧されて保持さ
れ、その後さらに昇降ロッド15によって下降される加
圧部材14の押出し部材19によって可動ホルダ10内
の針8が打ち出され、挾圧保持している用紙の束をその
針8によって綴じる。
【0041】ところで、このようにモータ6を正回転さ
せたときには、ギヤ39が図9の矢示A方向に正回転し
てそれに伴って爪車41も同方向に回転するが、この際
ギヤ39の反対側にある爪車42は、ラチェット爪44
がギヤ39と一体で矢示A方向に回転しても、爪車42
はそのラチェット爪44によって回転されない方向に爪
部42aの向きを設定(爪部41bと反対方向)してい
るので、爪車42は回転せずにカム回転軸17のみが空
回りする。
【0042】したがって、その爪車42に図8に示す小
径ギヤ46を介してかみ合う減速ギヤ48も回転しない
ため、パンチ装置4を駆動するパンチ駆動偏心カム28
を一体に固定しているカム回転軸21も回転しないため
、パンチ装置4は孔あけ動作(図1のポンチ27の下降
)をしない。
【0043】逆に、図7のモータ6を逆回転させると、
その回転力が前述の場合と同様に駆動ギヤ36、ギヤ3
7,38を介して最終のギヤ39に伝達され、それが図
9で矢示Aと反対方向に逆回転する。
【0044】そのギヤ39の逆回転により、ラチェット
爪44も一体で矢示Aと反対方向に逆回転し、今度はそ
のラチェット爪44の先端が爪車42の爪部42aに係
合してギヤ39と爪車42が一体となって矢示Aと反対
方向に回転するようになり、その爪車42と一体の図8
に示す小径ギヤ46が同方向に回転して減速ギヤ48が
図7で矢示B方向に回転する。
【0045】したがって、その減速ギヤ48と一体のカ
ム回転軸21が回転することによってパンチ駆動偏心カ
ム28が回転を始めるため、そのパンチ駆動偏心カム2
8が図4に示すポンチ27を最も上昇させている位置か
ら矢示C方向に回転し、それによってパンチ駆動クラン
ク25が下降してポンチ27を押し下げるため、用紙挿
入溝7内にセットされている用紙Pの束が打ち抜かれて
目的とする位置に孔があけられる。
【0046】そして、このパンチ装置4が孔あけ動作す
るモータ6(図7)の逆回転時には、前述のステイプラ
装置3が綴じ動作する正回転時と逆に爪車41側が空転
側となるため綴じ動作が行われない。
【0047】すなわち、モータ6の逆回転時には、ギヤ
39が図9の矢示Aと反対方向に回転してラチェット爪
43もそれと一体で同一方向に回転するが、この回転方
向においては爪車41はそのラチェット爪43によって
爪部41bが係合されない向きであるため、ギヤ39が
カム回転軸17に対して空回り状態となり、爪車41は
カム回転軸17と共に回転されない。
【0048】したがって、そのカム回転軸17と一体の
ステイプラ装置3を綴じ動作させるための偏心カム18
も図2に示す位置から回転しないため、ステイプラ装置
3は綴じ動作をしない。
【0049】このように、この実施例による後処理装置
は、綴じ動作と孔あけ動作を共に同一のモータ6が行い
、それを一方向に回転(正回転)させたときにステイプ
ラ装置3が綴じ動作をし、それと反対方向に回転させた
ときにパンチ装置4が孔あけ動作をする。
【0050】図10はステイプラ装置とパンチ装置をユ
ニット状態で用紙に対して相対移動させるユニット移動
機構をそのユニットと共に示す概略構成図である。図1
等によって説明したステイプラ装置3とパンチ装置4は
、ユニット移動機構50によってそれらがユニットの状
態で用紙セットテーブル2上にセットされた用紙Pの端
縁に沿って第10図で矢示E方向に移動できるようにな
っている。
【0051】そのユニット移動機構50は、後処理装置
の両側の固定部53,54間に平行させて固定した2本
のガイドロッド55,56に、ユニットケース57にス
テイプラ装置3とパンチ装置4を一体に取付けてユニッ
ト状態とした後処理ユニット1を第10図の矢示E方向
に移動可能に保持するようにした機構である。
【0052】そのガイドロッド55と56の間には、後
処理ユニット1を移動させるための駆動ベルト61を、
それらのガイドロッドに平行させて設け、その駆動ベル
ト61を固定部53に近接させて固定したステッピング
モータ62の回転軸に一体に取付けた駆動プーリ62と
固定部54に回転自在に取付けたプーリ63との間に張
装している。
【0053】そして、その駆動ベルト61の一部に後処
理ユニット1のユニットケース57を取付部材64によ
って取付け、ステッピングモータ62を正逆両方向に回
転させたときに、後処理ユニット1がガイドロッド55
,56に沿って矢示E方向に移動して、用紙セットテー
ブル2上にセットされた用紙束の所望の位置をステイプ
ラ装置3によって綴じたり、パンチ装置4によって孔を
あけたりすることができるようにしている。
【0054】このように、ステイプラ装置3とパンチ装
置4を一体のユニット状に形成し、それをユニット移動
機構50によって用紙Pに対して相対移動可能にした場
合には、パンチ装置4のポンチ27(図1又は図4参照
)を1個にしてもそのパンチ装置4の位置をユニット状
態で移動させることができるので、複数個のパンチ孔を
第10図の矢示E方向に沿って希望どうりの位置に容易
にあけることができる。
【0055】したがって、このようにポンチを1個にし
た場合には、それを2個設けているパンチ装置と比較し
て用紙を打ち抜くための打ち抜き力が1/2ですむ。
【0056】この後処理装置は、用紙束に対して綴じる
作業と孔をあける作業の両方を行なう際には、ステイプ
ラ装置3が綴じ動作を開始してから完了するまでの間に
パンチ装置4によるポンチ27で用紙束に孔をあけてそ
のポンチ27をその用紙束から引き抜くまでの孔あけ動
作の全行程が完了するように制御される。
【0057】すなわち、綴じ作業と孔あけ作業の両方を
行う指令が出されると、図11に示すようにまずモータ
6が正回転を開始するため偏心カム18が回転し、それ
によって前述した綴じ動作が行われて、それが1/2回
転した位置(ステイプル用の針の先端が折り曲げられて
綴じが完了する)でその回転が停止される。
【0058】そして、この状態では、図3に仮想線で示
すように昇降ロッド15が最も下降した位置にあるため
、用紙束は図2の可動ホルダ10と固定側ホルダ12と
によってその間に狭圧された状態にある。
【0059】そして、そのタイミングで今度はモータ6
が逆回転を開始するため、パンチ駆動用偏心カム28が
回転を開始し、それが1回転するため前述したパンチ装
置4の図4に示すポンチ27が下降して用紙束に孔をあ
け、その後でそれが用紙束から引き抜かれて孔あけ動作
が終了する。
【0060】その孔あけ動作終了のタイミングに合わせ
て、モータ6が図11に示すように再び正回転するため
、ステイプラ装置3の偏心カム18が再び1/2回転し
て昇降ロッド15が上昇し、初期の位置(ホームポジシ
ョン)に戻って停止する。
【0061】以上のような動作順により、用紙束がステ
イプル用の針で綴じられてそれが可動ホルダ10と固定
側ホルダ12(共に図2参照)によって狭圧された状態
、すなわちステイプラ装置3が綴じ動作を開始してから
完了するまでの間にパンチ装置4による孔あけ動作の全
行程が行われるように制御されるため、孔あけ時に用紙
がバラけて孔ズレを生じたり孔の回りにバリや切れ目が
発生したりするようなことがなくなる。
【0062】なお、この一連の制御は、各種判断及び処
理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各種のプロ
グラム及び固定データを格納したプログラムメモリであ
るROMと、データメモリであるRAMと、入出力回路
(I/O)とによって構成されるマイクロコンピュータ
を使用することによって行うことができる。
【0063】また、この綴じ動作と孔あけ動作を行うタ
イミングは、図11に示したタイミングに限るものでは
なく、ステイプラ装置3が綴じ動作を開始してから完了
するまでの間にパンチ装置4による孔あけ動作を開始さ
せて、そのステイプラ装置3とパンチ装置4の動作期間
の少なくとも一部をオーバーラップさせるものであれば
、上記の孔ズレや孔の回りのバリや切り目の発生を防止
することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像形成装置の後処理装置制御方法によれば、用紙束に対
して綴じる作業と孔をあける作業の両方を行う際には、
綴じ動作が少なくとも途中迄行われて用紙が綴じられた
段階で孔あけ動作が開始されるので、孔あけ手段による
孔あけ動作時に用紙がバラついたり、その用紙がポンチ
によって孔内へ引き込まれるのを防止できるため、用紙
間の孔ズレやその孔あけされた用紙の回りにできやすい
バリや切れ目をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像形成装置の後処理装置制御
方法を適用し得る後処理装置の一例を示す構成図である
【図2】同じくその後処理装置のステイプラ装置を示す
構成図である。
【図3】図2のステイプラ装置3の昇降ロッド15の昇
降運動を説明するための説明図である。
【図4】図1の後処理装置に設けられているパンチ装置
4を示す構成図である。
【図5】同じくそのパンチ装置4のダイ23を示す斜視
図である。
【図6】同じくそのパンチ装置4のパンチユニット24
を示す斜視図である。
【図7】図1の後処理装置のステイプラ装置とパンチ装
置を共に駆動させる駆動力伝達機構を示す斜視図である
【図8】同じくそのステイプラ装置とパンチ装置を共に
駆動させる駆動系の主要部を拡大して示す正面図である
【図9】図7のギヤ39の両側にそれぞれ設けられてい
る爪車とラチェット爪の配設位置と爪方向を説明するた
めの概略図である。
【図10】図1のステイプラ装置とパンチ装置をユニッ
ト状態で用紙に対して相対移動させるユニット移動機構
をそのユニットと共に示す概略構成図である。
【図11】図1の後処理装置によって綴じ作業と孔あけ
作業の両方を行う場合に制御される綴じ動作と孔あけ動
作の動作タイミングを示すタイミング図である。
【符号の説明】
1  後処理ユニット               
     2  用紙セットテーブル 3  ステイプラ装置(ステイプル手段)  4  パ
ンチ装置(孔あけ手段) 6  モータ                   
         10  可動ホルダ 12  固定側ホルダ               
     17,21  カム回転軸 18  偏心カム                 
       23  ダイ27  ポンチ     
                     28  
パンチ駆動偏心カム P  用紙

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  画像形成装置によって画像が形成され
    て所定の位置に揃えられた用紙束を綴じるステイプル手
    段と、該用紙束に孔をあける孔あけ手段とを備えた画像
    形成装置の後処理装置において、前記用紙束に対して綴
    じる作業と孔をあける作業の両方を行なう際に、前記ス
    テイプル手段が綴じ動作を開始してから完了するまでの
    間に前記孔あけ手段による孔あけ動作を開始させて、前
    記ステイプル手段と孔あけ手段の動作期間の少なくとも
    一部をオーバーラップさせることを特徴とする後処理装
    置制御方法。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の画像形成装置の後処理
    装置制御方法であって、前記ステイプル手段が綴じ動作
    を開始してから完了するまでの間に前記孔あけ手段によ
    るポンチで用紙束に孔をあけてそのポンチを該用紙束か
    ら引き抜くまでの孔あけ動作の全行程を完了させること
    を特徴とする後処理装置制御方法。
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