JP2005206298A - シート後処理装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 処理トレイへ直接用紙束をセットするタイプのマニュアルステイプル装置で、用紙のセット性向上を目的とする。
【解決手段】 処理トレイ部にある用紙幅整合部材を手動で移動させるための操作手段を備え、用紙束をセットした後、ダイヤル等の操作手段を用紙サイズに合わせることにより、用紙揃えを行う。
【選択図】 図3
【解決手段】 処理トレイ部にある用紙幅整合部材を手動で移動させるための操作手段を備え、用紙束をセットした後、ダイヤル等の操作手段を用紙サイズに合わせることにより、用紙揃えを行う。
【選択図】 図3
Description
本発明は、手動後処理機能を有するシート後処理装置および、それを備える画像形成装置に関するものである。
従来、ステイプル等の後処理装置を備える画像形成装置としては、図7に示すように画像形成装置1から排出されたシートを後処理装置2で受け取り、ステイプル等の後処理を施した後、スタックトレイ3に積載する装置があった。
後処理装置2では、一枚ずつ搬入される画像形成済みの用紙を処理トレイ部4に搬入し、順次、戻しローラ5でステイプラ部6方向に突き当て整合を行い、続いて幅整合板7により用紙の搬送方向と直交する方向に用紙位置を揃え、ステイプラ6により綴じ処理を行い束排出手段によりスタックトレイ3上に積載を行う。
また、図7の8は用紙束の表紙や合紙として、厚紙や画像形成済みの用紙を挿入するためのシートインサーターであり、トレイ9上に予めセットしたシートを一枚づつ分離搬送し、画像形成装置から搬送される用紙の間に挿入し、処理トレイ部4にて積載整合を行うものである。
また、後処理装置2では画像形成装置1から搬入される用紙以外に、例えば自動原稿読み取り装置10で一枚づつ画像読み取りを行った原稿束や、通常の手動ステイプラでは綴じることの出来ない厚手の用紙束などをステイプラ6を用いて綴じ処理を行う場合がある。
以後、上記のような綴じ処理をマニュアルステイプルと呼ぶ。
従来の後処理装置では、マニュアルステイプルを行う場合、画像形成およびその後処理が終了した後に、シートインサーター8のトレイ9に綴じ処理を行いたい用紙束(例えば原稿束)をセットし、マニュアルステイプルスタートスイッチにより給紙を開始し、処理トレイ4内にシートを積載整合した後、ステイプル処理を行いスタックトレイ3に束排出する。
特開2002−096946号公報
しかしながら、上記従来例のマニュアルステイプルでは、用紙束の綴じ処理を行う為に用紙束を一枚づつ分離搬送しなければならず、束枚数が多い場合などは処理時間が長く掛かってしまうという欠点があった。
また、厚手の紙や薄手の紙のように分離搬送に不適な用紙束を綴じたい場合には、従来のマニュアルステイプルでは対応できないことがあった。
そこで、マニュアルステイプルの用紙束セットの形態として、後処理装置2の処理トレイ4に直接、用紙束をセットする方法がある。
その形態をとった場合、ユーザーは処理トレイに用紙束をセットした後、マニュアルステイプルスタートスイッチにより綴じ処理を開始させ、処理後の束は束排出手段によりスタックトレイ3上に排出される。
しかしながら、ユーザーが処理トレイ4に直接、用紙束をセットする形態の場合、その用紙揃えはユーザー自らが行うことになり、特に小さなサイズの用紙ではセット後にそのズレを修正することが困難であり、用紙束が整合されないまま綴じ処理を行ってしまうことがあった。
また、ユーザーは用紙束を幅方向のどこを基準にセットすれば良いか、が判らず、綴じ位置ズレ等を引き起こしていた。
そこで、本発明の目的は、処理トレイに直接、用紙束をセットして後処理を行う後処理装置において、用紙束セットの操作性を向上させ、綴じ位置ズレや用紙束ズレを防止することのできるシート後処理装置及び画像形成装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は、シートを整列する処理トレイ部に、シートの搬送方向と直交するシート幅方向にシートを整合する整合部材を備え、該整合部材を手動で移動させるための整合部材操作手段を備えることを特徴とする。
上記、整合部材操作手段をセットする用紙束サイズに合わせておくことにより、用紙セット時の束ズレを防止することができ、またセット後に操作手段により整合部材を動かし用紙束を押えることにより、ステイプル動作時の用紙束のズレも防止することができる。
上記構成を、改めて以下(1)〜(4)に整理して示す。
(1)画像形成装置より排出されたシートを整列し、ステイプル等の後処理を施すシート後処理装置において、シートを整列する処理トレイ部にはシートの搬送方向と直交するシート幅方向にシートを整合する整合部材を備え、該整合部材を手動で移動させるための整合部材操作手段を備えることを特徴とするシート後処理装置。
(2)整合部材操作手段には整合するシートのサイズを表示するサイズ表示手段を備えることを特徴とする上記(1)に記載のシート後処理装置。
(3)整合部材をシート幅方向に往復移動させる駆動手段を備え、画像形成装置より排出されたシートを処理トレイ部で整列する場合には、該駆動手段により整合部材を往復移動させてシートを幅方向に整合し、シート束を処理トレイに直接挿入し後処理を行う場合には、前記整合部材操作手段により該駆動手段を解除させ整合させることを特徴とする上記(1)に記載のシート後処理装置。
(4)上記(1)〜(3)に記載のシート後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
以上説明したように、後処理装置の後処理部における用紙揃えのための整合部材を、手動で移動させる操作部材を設けることにより、用紙束を手動でセットするマニュアルステイプル時でも、用紙揃えの操作が可能となり、セット時の束ずれや、後処理動作中の用紙ずれを防止することが可能となる。
また、小サイズ紙のように後処理部に用紙がすべて入ってしまい、手で用紙を押えることが不可能な場合にも、上記操作部材により用紙を押えることが可能となり、マニュアルステイプル時の用紙ずれを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施形態を表す図であり、図2はその詳細を示し、図3は、その内部構成を示した図である。
マニュアルステイプルを行う手順は、画像形成装置が停止状態であることを確認した後、後処理装置2の束排出開口部20側から用紙束を挿入し、ダイヤル11を矢印21方向に調整することにより幅整合板7aを所定位置にセットする。
そして、後処理装置2の上部に配置されたマニュアルステイプルキー19を押すことにより綴じ処理が行われ、開口20の束排出ローラ24によりスタックトレイ3上に積載される。
図2ないし図3によりセット方法の詳細、および整合板の移動構成の詳細を説明する。
18は用紙の搬送方向の突き当て基準部材(突き当て基準板)であり、7bは用紙幅方向の奥側基準となる奥整合板、7aは手前側の用紙幅整合板である。
整合板7a、7bには整合部と一体にしてなるレールラック14a、14bが形成されており、不図示の本体側レール部材に沿って矢印22方向にスライド可能に配置され、整合モータ15a、15bにより前後各々が独立にスライド可能となっている。
また、整合板7a、7bには、その下面に一体のセンサーフラグ16a、16bが設けられており、ホームポジションセンサー17a、17bを遮光することにより整合板の位置検出を行っている。
通常の画像形成装置からの用紙に対する後処理では、処理トレイ部4に排出された用紙が戻し手段により突き当て基準板18に当接され、その後、手前側の整合板7aがモータ15aにより往復移動し、基準位置に停止している奥側の整合板7bに用紙を突き当て、ステイプラ6により用紙束の角を綴じる。
また、用紙束を一束毎に幅方向にずらして積載するオフセット仕分けを行う時には、束毎に基準位置が前後交互になり、手前側基準で整合する場合には奥側の整合板7bが往復移動することになる。
また、通常の動作においては、後処理終了後、用紙束をスタックトレイに排出した後、整合板7a、7bは最大用紙幅よりも開いた位置(ホームポジション)に退避して次の動作に備える。
次に、マニュアルステイプルの操作を説明する。
ユーザーは、後処理装置2が停止していることを確認し、ステイプルを行う用紙束を手で揃え、排出口20から挿入する。
挿入の突き当て基準は、挿入方向には基準板18であり、幅方向には奥側の幅整合板7bであり、操作者はその突き当て基準まで用紙束を挿入する。
そして、ダイヤル11の用紙サイズ表示をマーク12に合わせることにより、その用紙サイズ位置に手前側の整合板7aが移動し、セットされる。
図3に示すように、ダイヤル11の上側にはギア13が一体に形成されており、ダイヤル11を回転させることにより、整合板7aと一体のラック14aが矢印22方向にスライドし、整合板がセットされる。
そして、図1に示すマニュアルステイプルキー19を押すことにより束出しローラ24が下方に降りて用紙を押え、ステイプラ6が作動し、角一箇所のステイプルが行われる。
そして、束出しローラ24が排出方向に回転することにより、ステイプルされた用紙束はスタックトレイ3上に排出される。
図4は、さらに直接的に整合板7aを手動で移動させる装置であり、整合モータ15aと連結するラック14aにレバー23を設け、所定の用紙サイズに幅を合わせるものである。
図4の装置の場合でも、外装カバーのレバー23を突出させる穴部に用紙サイズ指標を設けることで、セットした用紙束サイズに容易に整合板を合わせることができるようになる。
また、図1ないし図4の例では奥側の整合板を突き当て基準とし、手前側の整合板をサイズに合わせているが、手前側を基準としても同様の操作が行えることは言うまでもない。
図5、図6は整合板7aの操作レバー23部に、解除レバー25を併設した実施例である。
整合板7aを往復駆動する整合モータ15aはモータ基台28に取り付けられており、モータ基台28は支点27を中心に回動自在で、引張りバネ30によりモータのギアとラック14aが噛み合う方向に付勢されている。
また、レバー23はラック14aと一体で、解除レバー25はその先端部に突起29を有し、ラック14a上に設けられた支点26を中心に回動自在になっている。
通常の動作時は、図5に示すようにモータ基台28はバネ30に引っ張られ、モータ15aのギアがラック14aに噛みあった状態で整合動作が行われる。
次に、マニュアルステイプルを行う為に、セットした用紙束に整合板7aを合わせる場合には、図6に示すように操作者はレバー23と解除レバー25を洗濯バサミのようにつまみ、解除レバー25の先端の突起部29によりモータ基台28を支点27を中心に回動させる。
基台28が回動することにより基台上のモータ15aも移動し、ラック14aとギア15aの噛み合いが解除され、ラック7aの手動での移動がスムーズに行われる。
また、基台28上に用紙サイズに対応した溝をつけ、解除レバーの突起部29と係合するように構成することにより、手動での整合板移動時に設定位置の指標となり、操作性が向上する。
1 画像形成装置
2 排紙後処理装置(後処理装置)
3 スタックトレイ
6 ステイプラ
7 整合板
8 シートインサーター
10 自動原稿読み取り装置
11 ダイヤル
14 レールラック
15 整合モータ
18 突き当て基準板
19 マニュアルステイプルキー
23 操作レバー
24 束排出ローラ
2 排紙後処理装置(後処理装置)
3 スタックトレイ
6 ステイプラ
7 整合板
8 シートインサーター
10 自動原稿読み取り装置
11 ダイヤル
14 レールラック
15 整合モータ
18 突き当て基準板
19 マニュアルステイプルキー
23 操作レバー
24 束排出ローラ
Claims (4)
- 画像形成装置より排出されたシートを整列し、ステイプル等の後処理を施すシート後処理装置において、シートを整列する処理トレイ部にはシートの搬送方向と直交するシート幅方向にシートを整合する整合部材を備え、該整合部材を手動で移動させるための整合部材操作手段を備えることを特徴とするシート後処理装置。
- 整合部材操作手段には整合するシートのサイズを表示するサイズ表示手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
- 整合部材をシート幅方向に往復移動させる駆動手段を備え、画像形成装置より排出されたシートを処理トレイ部で整列する場合には、該駆動手段により整合部材を往復移動させてシートを幅方向に整合し、シート束を処理トレイに直接挿入し後処理を行う場合には、前記整合部材操作手段により該駆動手段を解除させ整合させることを特徴とする請求項1に記載のシート後処理装置。
- 請求項1〜3に記載のシート後処理装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2004013179A JP2005206298A (ja) | 2004-01-21 | 2004-01-21 | シート後処理装置及び画像形成装置 |
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-
2004
- 2004-01-21 JP JP2004013179A patent/JP2005206298A/ja not_active Withdrawn
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