JP7277130B2 - 画像形成システム - Google Patents

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本発明は、記録材に対して画像形成を実行する画像形成装置と、画像形成装置から搬送された記録材に対してステイプル処理を実行する後処理装置を有する画像形成システムに関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置から排出された記録材を受け取り、後処理を実行する後処理装置の中には、受け取った記録材に対してステイプル処理を実行するものがある(以下、この機能を自動ステイプルと呼ぶ)。また、他の後処理装置の中には、ユーザによって装置本体の外部から挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するものがある(以下、この機能をマニュアルステイプルと呼ぶ)。
特許文献1には、自動ステイプルとマニュアルステイプルの両方の機能を有した後処理装置が記載されている。この後処理装置では、自動ステイプルを実行する処理トレイに対し、ユーザが後処理装置の排出口から記録材を挿入することができる構成になっている。そして、ユーザがマニュアルステイプルの実行ボタンを押すと、挿入された記録材に対してステイプル処理が実行される。
特開2014-125299号公報
特許文献1の構成において、自動ステイプルの機能によってステイプル処理された記録材は、排出ローラによって処理トレイから外部の排出トレイへ排出される。ここで、排出トレイの積載面、または既に排出トレイに積載された記録材のうち最上位に位置する記録材の表面は、これから排出される記録材の積載性が向上するように、なるべく排出口に近い位置にあることが望ましい。しかし、マニュアルステイプルを行う場合、排出トレイが排出口の近くにあるとユーザが記録材を挿入しにくいという問題がある。
なお、上記の課題は、自動ステイプルとマニュアルステイプルが同一の処理トレイ上で実行される構成に限定されず、また後処理装置が自動ステイプル機能を有することも必須ではない。スタック処理を実行するための排出トレイがマニュアルステイプルの挿入口の近くにある場合でも同様の問題が発生する。
本発明の目的は、マニュアルステイプルを行う場合に、ユーザが記録材を処理トレイに挿入しやすくすることである。
上記の目的を達成するための本発明の画像形成システムは、記録材に画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が排出される排出トレイと、装置本体の外部から挿入口を介して記録材が挿入される処理トレイと、前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、前記画像形成手段から搬送された記録材を前記排出トレイへ排出する第1のモードと、前記装置本体の外部から前記挿入口を介して前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行する第2のモードを切り替え可能な制御手段と、を有する画像形成システムにおいて、前記排出トレイの位置を移動させる移動手段を有し、前記制御手段は、動作モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わると、前記移動手段によって少なくとも前記排出トレイを、前記挿入口を含む仮想的な水平面と前記排出トレイが交わらない位置まで移動させることを特徴とする。
本発明によれば、マニュアルステイプルを行う場合に、ユーザが記録材を処理トレイに挿入しやすくすることができる。
画像形成システムの構成を示す図 後処理装置の俯瞰図 画像形成システムの制御ブロック図 実施例1における後処理制御部の詳細図 実施例1における後処理制御部の動作を示すフローチャート 実施例1における後処理装置の動作を示す図 実施例2における後処理制御部の詳細図 実施例2における後処理装置の動作を示す図 実施例2における後処理制御部の動作を示すフローチャート 実施例3における後処理制御部の動作を示すフローチャート
〔実施例1〕
本実施例では、マニュアルステイプルモードにおいて、マニュアルステイプルの挿入口から排紙トレイを遠ざける構成について説明する。
図1は、本実施例における画像形成装置101と後処理装置29を備えた画像形成システム1の構成を示す図である。画像形成装置101は、電子写真方式のカラーレーザービームプリンタである。画像形成装置101は、現像色の数だけ並置されたステーション毎に、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成された感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを備えている。ここで、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックを表し、以下、必要な場合を除き省略する。画像形成装置101は、帯電器7、レーザスキャナ10、現像器8、トナーカートリッジ11、中間転写ベルト12、一次転写ローラ6、二次転写ローラ9、定着器13を備えている。
印刷動作が開始されると、感光ドラム5は、不図示の駆動モータによって反時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。帯電器7は、感光ドラム5を帯電させるために、帯電スリーブ7S(7YS、7MS、7CS、7KS)を有している。帯電スリーブ7Sによって帯電された感光ドラム5の表面は、レーザスキャナ10によって露光される。レーザスキャナ10は入力された画像データに基づいて感光ドラム5を露光し、感光ドラム5に静電潜像を形成する。現像器8は、感光ドラム5に形成された静電潜像を可視化するために、現像スリーブ8S(8YS、8MS、8CS、8CK)を有している。現像スリーブ8Sは感光ドラム5にトナーを供給することで、静電潜像をトナー像として可視化する。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ18aと従動ローラ18b、18cによって張設された無端状ベルトである。中間転写ベルト12は、感光ドラム5に当接しつつ、駆動ローラ18aによって時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。そして、中間転写ベルト12には、一次転写ローラ6によって、順次、トナー像が転写される(以下、一次転写という)。各色のトナー像が中間転写ベルト12に重なって転写されることにより、中間転写ベルト12にカラー画像が形成される。
給紙カセット2又はマルチトレイ3には用紙P(記録材)が載置されている。給紙ローラ4は給紙カセット2又はマルチトレイ3から搬送路25へ用紙Pを給紙する。搬送路25へ給紙された用紙Pは、搬送ローラ24によってレジストレーションセンサ19へ向けて搬送される。レジストレーションセンサ19が用紙Pの先端を検知すると、用紙Pは更に一定量だけ搬送され、停止しているレジストレーションローラ23に対して突き当てられる。これにより用紙Pには撓み(ループともいう)が形成される。レジストレーションローラ23は中間転写ベルト12に形成されたトナー像とタイミングが合うように、停止している用紙Pを二次転写ローラ9へ向けて再搬送する。用紙Pは、中間転写ベルト12と二次転写ローラ9により狭持搬送され、中間転写ベルト12に形成されたトナー像が一括して用紙Pに転写される(以下、二次転写という)。二次転写を行う場合、二次転写ローラ9は実線で示す位置に移動して中間転写ベルト12に当接するが、二次転写を行わない場合、二次転写ローラ9は点線で示す位置に移動して中間転写ベルト12から離間する。
定着器13は、用紙Pを搬送しつつ、転写されたトナー像を用紙Pに定着させる。定着器13は、用紙Pを加熱する定着ローラ14と、用紙Pを定着ローラ14に圧接させる加圧ローラ15を有している。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が配置されている。クリーニング装置21は、中間転写ベルト12に残ったトナーをクリーニングする。クリーニングされたトナーは、クリーニング装置21が有するクリーナ容器に蓄えられる。
後処理装置29は、画像形成装置101から排紙された用紙Pを受け取り、受け取った用紙Pに対して後処理を実行する。例えば、受け取った用紙Pを上段排紙トレイ30、下段排紙トレイ31(排出トレイ)へ仕分けする機能や、ステイプル処理(綴じ処理)を実行して複数枚の用紙Pをまとめる機能などを備えている。用紙Pを上段排紙トレイ30、下段排紙トレイ31へ仕分けする際は、搬送路上のフラッパ44をソレノイド(不図示)により駆動し、用紙搬送路を切り替え、排紙口41又は排紙口45に向けて用紙Pをそれぞれに搬送する。排紙口45は、ステイプル機能を有しておらず、排紙ローラ43で用紙Pを搬送することにより上段排紙トレイ30に用紙Pを排紙する。
上段排紙トレイ30および下段排紙トレイ31は、それぞれのトレイの昇降を行うためのモータ(不図示)により上下に移動する構成となっている。また、上段排紙トレイ30および下段排紙トレイ31は、用紙Pの排紙方向(排出方向)におけるトレイの先端がトレイの後端よりも鉛直方向において上側に位置するよう傾斜している。上段排紙トレイ30は、排紙口45からの用紙Pの排紙を妨げない位置から、排紙口41からの用紙Pの排出を妨げない位置までの範囲で移動することができる。具体的には、上段排紙トレイ30の後端が排紙口45よりも鉛直方向において下側であって、排紙口41よりも鉛直方向において上側に位置する範囲で移動可能である。下段排紙トレイ31は、排紙口41からの用紙Pの排紙を妨げない位置から、後処理装置29の最下部の位置までの範囲で移動することができる。具体的には、下段排紙トレイ31の後端が排紙口41よりも下側に位置する範囲で移動可能である。また、後処理装置29は、下段排紙トレイ31の位置を検知するための下段排紙トレイ検知センサ206および、上段排紙トレイ30の位置を検知するための上段排紙トレイ検知センサ205を有している。これらのセンサの情報に基づいて、上段排紙トレイ30および下段排紙トレイ31の移動位置を決定する。
ステイプル処理に関する構成について詳細に説明する。ステイプルユニット33は、ステイプルトレイ32(処理トレイ)に積載された複数枚の用紙Pに対してステイプル処理を実行する。さらにステイプルユニット33はステイプルカートリッジ34を備えている。ステイプルカートリッジ34にはステイプル処理に使用する針がまとめられている。
画像形成装置101から排紙された用紙Pに対してステイプル処理を実行する場合について説明する。画像形成装置101から後処理装置29に搬送された用紙Pの後端が搬送ローラ対35を通過し、排紙ローラ対36に到達した時点で、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を逆回転させ、用紙Pをステイプルトレイ32へと引き込み積載する。予め指定された枚数の用紙Pがステイプルトレイ32に積載された後、ステイプルユニット33によりステイプル処理が実行される。ステイプル処理された用紙Pの束は、装置本体42に形成された排紙口41(排出口)を介して、排紙ローラ対36によって下段排紙トレイ31へ排紙される。以下、この機能を自動ステイプルと呼ぶ。
続いて、図1と図2を用いて、ユーザによって装置本体42の外部から挿入された用紙束に対してステイプル処理を行う場合について説明する。以下、この機能をマニュアルステイプルと呼ぶ。
図2は、本実施例における後処理装置29の俯瞰図である。後処理装置29には、マニュアルステイプルモード移行ボタン201とマニュアルステイプル実行ボタン202が設置されている(以下、それぞれ移行ボタン201、実行ボタン202と表記する)。また、後処理装置29はステイプルトレイ32に挿入された用紙束203を検知する用紙検知センサ204(記録材検知センサ)を備えている。本実施例の後処理装置29は、ユーザが用紙束203を排紙口41からステイプルトレイ32へ挿入することで、マニュアルステイプルが実行される構成となっている。ここで、排紙口41とは、自動ステイプルにおいてステイプル処理された用紙束が下段排紙トレイ31へ排紙される際に通過する開口である。
マニュアルステイプルを実行する場合、後処理装置29は、ユーザによる移行ボタン201の押下により、図1の排紙ローラ対36と引き込みローラ37を点線の位置へ移動させる。また、排紙ローラ対36の近くに設けられた排紙口カバー38も点線の位置へ移動させる。排紙口カバー38は、排紙ローラ対36などが回転している間に装置本体42の内部にユーザがアクセスできないように、排紙口41の一部を覆う部材である。排紙ローラ対36、引き込みローラ37、排紙口カバー38をそれぞれ点線の位置へ移動させることで、ユーザが用紙束203を挿入する際の妨げとならないようにしている。装置本体42の外部から排紙口41を介して挿入された用紙束203は、用紙検知センサ204によって検知される。用紙検知センサ204が用紙束203を検知すると、後処理装置29はマニュアルステイプル実行待ち状態になる。そして、ユーザにより実行ボタン202が押されると、ステイプル処理の実行指示が出され、後処理装置29はステイプルユニット33によるステイプル処理を行う。
マニュアルステイプル処理終了後、後処理装置29は、図1の排紙ローラ対36と引き込みローラ37を実線の位置へ移動させ正回転させることで、用紙束203を下段排紙トレイ31へ排紙させる。このとき、排紙口カバー38も排紙ローラ対36や引き込みローラ37とともに実線の位置へ移動するが、排紙口カバー38は排紙口41を全部覆うわけではない。そのため、排紙口カバー38が実線の位置へ移動したとしても、用紙束203を下段排紙トレイ31へ排紙することは可能である。実線の位置において排紙口カバー38が排紙口41を覆う面積の大きさは、点線の位置において排紙口カバー38が排紙口41を覆う面積の大きさよりも大きい。このように、排紙ローラ対36、引き込みローラ37、排紙口カバー38は、実線の位置と点線の位置の間で移動可能な構成である。
図3は、画像形成装置101と後処理装置29のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ301は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って印刷データを受信する。また、コントローラ301は画像形成装置101と後処理装置29を統括して制御しており、エンジン制御部302は画像形成装置101を制御し、後処理制御部303は後処理装置29を制御している。304はコントローラ301からエンジン制御部302へ、305はコントローラ301から後処理制御部303へコマンド信号を送信するシリアル信号線である。306はコマンド信号に応えてエンジン制御部302からコントローラ301へ、307は後処理制御部303からコントローラ301へステータスデータを送信するシリアル信号線である。コントローラ301は、エンジン制御部302、後処理制御部303に対し、コマンド信号を送信するとともに、エンジン制御部302、後処理制御部303からのステータスデータを受信することで制御を行っている。このように、複数の装置が接続され動作する場合は、コントローラ301が各装置の制御や状態を一元管理し、各装置間の動作の整合性を保つ。なお、コントローラ301とエンジン制御部302は画像形成装置101に設けられており、後処理制御部303は後処理装置29に設けられている。
後処理制御部303は、コントローラ301からのコマンド信号に応じて用紙搬送を行う。また、後処理制御部303は自動ステイプルとマニュアルステイプルを切り替えて制御可能である。さらに自動ステイプルを行う場合、後処理制御部303は画像形成装置101から排紙された用紙Pの束に対して、ステイプルユニット33を制御しステイプル処理を行う。また、マニュアルステイプルを行う場合、後処理制御部303は、移行ボタン201、実行ボタン202、用紙検知センサ204の入力信号に基づいて、ステイプルユニット33を制御しステイプル処理を行う。また、後処理制御部303は、排紙トレイ移動処理部309を備えている。排紙トレイ移動処理部309は、上段排紙トレイ移動モータ403や下段排紙トレイ移動モータ404を制御することで、上段排紙トレイ30や下段排紙トレイ31を上下に移動させる。
図4は、本実施例における後処理制御部303の詳細図である。後処理制御部303はCPU400を有しており、シリアル通信手段427を介してコントローラ301と通信する。シリアル通信手段427はCPU400とコントローラ301を、シリアル信号線305、307を含む複数の信号線で接続する。外部機器300を通じて印刷データ428がコントローラ301に通知されると、コントローラ301はシリアル通信手段427を介して排紙動作開始信号423や保留中動作有無信号424等をCPU400に通知する。ここで、排紙動作開始信号423とは、画像形成装置101から後処理装置29に用紙Pが搬送されるタイミングを通知する信号である。また、保留中動作有無信号424とは、マニュアルステイプルモード中に外部機器300から新たな印刷指示が通知された場合に、その印刷指示に対応する印刷データ428の処理を保留していることを示す信号である。また、CPU400はシリアル通信手段427を介して排紙動作ステータス信号425やモード移行信号426等をコントローラ301に通知する。ここで、排紙動作ステータス信号425とは、後処理装置29の内部における用紙Pの処理状態を示す信号である。また、モード移行信号426とは、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知する信号である。
CPU400の出力端子にはモータドライバ410、411、412、413が接続される。モータドライバ410は排紙モータ401を駆動する。排紙モータ401が正回転、または、逆回転することにより、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を正回転、または、逆回転させることができる。排紙ローラ対36と引き込みローラ37が正回転することで、用紙Pを下段排紙トレイ31へ排紙することができ、排紙ローラ対36と引き込みローラ37が逆回転することで、用紙Pをステイプルトレイ32へと引き込むことができる。モータドライバ411は離間モータ402を駆動する。離間モータ402が正回転、または、逆回転することにより、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置、または、離間位置へと移動させることができる。当接位置とは、排紙ローラ対36と引き込みローラ37がステイプルトレイ32に載置されている用紙Pと当接する位置であり、離間位置とは、排紙ローラ対36と引き込みローラ37がステイプルトレイ32に載置されている用紙Pから離間する位置である。モータドライバ412は上段排紙トレイ移動モータ403を駆動する。上段排紙トレイ移動モータ403が正回転、または、逆回転することにより、モータに接続された不図示のギアを介して、上段排紙トレイ30を上下方向に移動させることができる。モータドライバ413は下段排紙トレイ移動モータ404を駆動する。下段排紙トレイ移動モータ404が正回転、または、逆回転することにより、モータに接続された不図示のギアを介して、下段排紙トレイ31を上下方向に移動させることができる。
用紙検知センサ204は、プルアップ417を使用し、バッファ418を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。上段排紙トレイ検知センサ205は、プルアップ421を使用し、バッファ422を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。下段排紙トレイ検知センサ206は、プルアップ419を使用し、バッファ420を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。移行ボタン201、実行ボタン202は、ボタンの押下状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400へ入力する。また、CPU400の出力端子にはステイプルユニット33のステイプルモータ駆動信号415が、入力端子にはステイプルユニット33のホームポジションセンサ信号416が接続される。ここで、ホームポジションセンサ信号416とは、ステイプラがホームポジションに位置しているか否かを示す信号である。ステイプル動作を行う際、CPU400は、ステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルユニット33内のステイプルモータを駆動してステイプル処理を行う。そして、CPU400は、ホームポジションセンサ信号416の入力値に応じて、ステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルモータを停止させる。
図5は本実施例におけるマニュアルステイプル実行時の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。図5に基づく制御は、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて実行する。
本フローチャートは、ユーザにより移行ボタン201が押下されることにより開始される。フローチャートが開始されると、まず後処理制御部303は動作モードをマニュアルステイプルモードへ切り替える。そして、後処理制御部303は、動作モードがマニュアルステイプルモードに移行したことを通知するために、シリアル通信手段427を介してモード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S501)。コントローラ301は、後処理制御部303がマニュアルステイプルモードに移行している状態で、外部機器300から新たな印刷指示が通知された場合、その印刷指示に対応する印刷データ428の処理を保留し、印刷データ428を内部のROM等に記憶する。そして、コントローラ301は、処理を保留している印刷データ428が有ることを通知するために、保留中動作有無信号424を後処理制御部303へ送信する。そして、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37をそれぞれ離間位置に移動させ、排紙口カバー38も上昇させる(S502)。
ここで、マニュアルステイプルの挿入口である排紙口41は、上段排紙トレイ30と下段排紙トレイ31の間にあり、ユーザがアクセスしにくい状態である。そのため、排紙トレイ移動処理部309は下段排紙トレイ31を下降させ、上段排紙トレイ30を上昇させる(S503)。このように、ユーザがマニュアルステイプルの挿入口にアクセスしやすい状態にした上で、用紙束の排紙口41への挿入に備える。ここで、下段排紙トレイ31及び上段排紙トレイ30を移動させる位置は、ユーザがマニュアルステイプルの挿入口に用紙束を挿入する際に妨げとならない位置であり、上段排紙トレイ検知センサ205や下段排紙トレイ検知センサ206がオンとなる位置である。つまり、各センサが各トレイを検知する(ONとなる)位置である。また、自動ステイプルモードの場合に比べて、上段排紙トレイ30や下段排紙トレイ31が、排紙口41から離れた位置であるとも表現することができる。
図6は、上段排紙トレイ30と下段排紙トレイ31を移動させる位置の一例を示している。上段排紙トレイ検知センサ205は上段排紙トレイ30を検知しており、下段排紙トレイ検知センサ206は下段排紙トレイ31を検知している。上段排紙トレイ検知センサ205は、上段排紙トレイ30が最も上昇したときにONとなる位置に配置されている。また、下段排紙トレイ検知センサ206は、下段排紙トレイ31の先端が、排紙口41を含む仮想的な水平面(図6の点線)よりも下側に位置するように下段排紙トレイ31が移動したときにONとなる位置に配置されている。
S504において、ユーザによる用紙束の挿入を用紙検知センサ204により検知した場合、後処理制御部303は、ユーザによる実行ボタン202の押下を待機する(S505)。S505において、実行ボタン202の押下を検知した場合、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S506)。そして、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行する(S507)。その後、排紙トレイ移動処理部309は、下段排紙トレイ31を上昇させ、上段排紙トレイ30を下降させ、マニュアルステイプルモード移行前の位置まで戻す(S508)。
その後、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を回転させることでステイプル処理が実行された用紙束を下段排紙トレイ31へ排出する(S509)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S510)。なお、マニュアルステイプルモード解除後、コントローラ301は、保留している印刷データ428がある場合には、エンジン制御部302と後処理制御部303を制御して印刷動作を開始する。以上で本フローチャートの制御を終了する。
以上、説明したように本実施例によれば、マニュアルステイプルモード移行時に、上段排紙トレイ30および、下段排紙トレイ31を、マニュアルステイプル挿入口(排紙口41)から、遠ざける方向に移動させる。これにより、マニュアルステイプルを行う場合に、ユーザが用紙Pをステイプルトレイ32に挿入しやすくすることができる。
なお、本実施例では、マニュアルステイプル開始時に、下段排紙トレイ31を下降、上段排紙トレイ30を上昇させていたが、これに限定されない。上段排紙トレイ30を上昇させることができない構成の場合、下段排紙トレイ31のみを下降させてもよい。あるいは、下段排紙トレイ31を下降させることができない構成の場合、上段排紙トレイ30のみを上昇させてもよい。
また、本実施例では、上段排紙トレイ検知センサ205の位置まで上段排紙トレイ30を移動させ、下段排紙トレイ検知センサ206の位置まで下段排紙トレイ31を移動させていた。しかし、これに限定されない。各センサの位置ではなく、各センサの位置から所定量、上段排紙トレイ移動モータ403、下段排紙トレイ移動モータ404を駆動させた位置でもよい。あるいは、上段排紙トレイ移動モータ403、下段排紙トレイ移動モータ404の駆動量を後処理制御部303が管理することで、上段排紙トレイ30、下段排紙トレイ31の位置を決定してもよい。
また、本実施例では、S507のステイプル処理の実行後、上段排紙トレイ30および、下段排紙トレイ31を元の位置に移動させていたが、元の位置に移動させるタイミングはこれに限定されない。S504の用紙検知センサ204が用紙束の挿入を検知したタイミングで、上段排紙トレイ30および、下段排紙トレイ31を元の位置に戻してもよい。あるいはS505の実行ボタン202の押下を検知したタイミングで、上段排紙トレイ30および、下段排紙トレイ31を元の位置に戻してもよい。
各排紙トレイを元の位置に戻すタイミングを早めることで、マニュアルステイプル処理の後に例えば自動ステイプル処理などを実行する場合に、素早くモードを切り替えることができ、次の画像形成動作の開始を早めることができる。
〔実施例2〕
本実施例では、下段排紙トレイ31に用紙Pが載置されていた場合について説明する。本実施例は、実施例1に記載した下段排紙トレイ検知センサ206に換えて、用紙位置検知センサ207を配置し、この用紙位置検知センサ207の検知結果に基づいて下段排紙トレイ31の位置制御を行うものである。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図7は、本実施例における後処理制御部303の詳細図である。実施例1に記載した図4と異なる点は、下段排紙トレイ検知センサ206の代わりに用紙位置検知センサ207が設けられている点と、オペレーションパネル405が追加されている点である。用紙位置検知センサ207は、下段排紙トレイ31に載置された用紙Pのうち最上位に位置する用紙Pの位置を検知するセンサである。用紙位置検知センサ207は、プルアップ429を使用し、バッファ430を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。オペレーションパネル405はユーザに情報を通知するためのもので、本実施例では画像形成装置101に設けられているものとする。
図8は、下段排紙トレイ31に用紙Pが積載されている状態における下段排紙トレイ31の動きを説明する図である。下段排紙トレイ31に積載された用紙Pのうち最上位に位置する用紙Pが排紙口41と干渉しない位置まで下降した場合、用紙位置検知センサ207が反応する構成となっている。
図8(a)は、例えば自動ステイプルを実行した後、下段排紙トレイ31に用紙Pが積載されている状態を示している。この時、用紙位置検知センサ207はONであり、ユーザがマニュアルステイプル挿入口へアクセスしにくい状態となっている。図8(b)は、下段排紙トレイ31が下降し、用紙位置検知センサ207はOFFとなり、ユーザがマニュアルステイプル挿入口へアクセスしやすい状態となっている。具体的には、下段排紙トレイ31に積載された用紙Pのうち最上位に位置する用紙Pの排紙方向における先端が、排紙口41を含む仮想的な水平面(図6の点線)よりも下側に位置している。図8(c)は、下段排紙トレイ31が後処理装置29の一番下まで下降しているものの、用紙Pの積載量が多く、用紙位置検知センサ207がONのままの状態であり、ユーザがマニュアルステイプル挿入口へアクセスしにくい状態である。
図9は本実施例におけるマニュアルステイプル実行時の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。図9に基づく制御は、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて実行する。
本フローチャートは、ユーザにより移行ボタン201が押下されることにより開始される。S801及びS802の処理は、図5で説明したS501及びS502の処理と同様であるため説明を省略する。S802の次に、後処理制御部303は、用紙位置検知センサ207が下段排紙トレイ31または下段排紙トレイ31に載置された用紙Pを検知しているか否かを確認する(S803)。用紙位置検知センサ207がONの場合、後処理制御部303は下段排紙トレイ31の下降を開始する(S804)。用紙位置検知センサ207がOFFの場合、後処理制御部303はS809へ進む。
S805において、用紙位置検知センサ207がOFFになった場合、後処理制御部303は下段排紙トレイ31の下降を停止させる(S806)。OFFとならなければ、後処理制御部303は下段排紙トレイ31が限界位置まで下降したかを判断する(S807)。限界位置まで下降していなければ、後処理制御部303はS805へと戻り、下段排紙トレイ31の下降を継続させる。限界位置まで下降していれば、後処理制御部303はコントローラ301を介してオペレーションパネル405に警告情報を通知する(S808)。ここで警告情報とは、用紙Pの挿入に関してユーザに注意を促す情報、または下段排紙トレイ31から用紙Pを取り除くことを促す情報等である。そして、後処理制御部303はS806に進み、下段排紙トレイ31の下降を停止させる。S809乃至S815の処理は、図5で説明したS504乃至S510の処理と同様であるため説明を省略する。
以上、説明したように本実施例によれば、用紙が排紙トレイに積載されている状態でも、マニュアルステイプルを行う場合に、ユーザが用紙Pをステイプルトレイ32に挿入しやすくすることができる。
なお、本実施例において、オペレーションパネル405は画像形成装置101に設けられていると説明したが、後処理装置29に設けられていてもよい。また、警告情報はオペレーションパネル405に必ずしも表示させる必要はなく、PC等の外部機器300のディスプレイに表示させてもよい。
〔実施例3〕
本実施例では、マニュアルステイプルのモードとして、2つのモードが存在する構成について説明する。具体的には、用紙束をユーザが手で持った状態でステイプル処理を行う手持ちモードと、用紙束をユーザが手で持つことなく、ステイプル処理された用紙束が自動的に排出される自動排出モードである。この2つのモードにおいて、排紙トレイを元の位置に戻すタイミングを変更する構成について説明する。主な部分の説明は実施例1と同様であり、ここでは実施例1と異なる部分のみを説明する。
図10は本実施例におけるマニュアルステイプル実行時の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。図10に基づく制御は、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて実行する。
本フローチャートは、ユーザにより移行ボタン201が押下されることにより開始される。フローチャートが開始されると、まず後処理制御部303は動作モードをマニュアルステイプルモードへ切り替える。そして、後処理制御部303は、動作モードがマニュアルステイプルモードに移行したことを通知するために、シリアル通信手段427を介してモード移行信号426をコントローラ301へ送信する。また、後処理制御部303は、移行ボタン201の押下が1回の場合は自動排出モード、押下が2回の場合は手持ちモードに動作モードを切り替える(S901)。そして、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37をそれぞれ離間位置に移動させ、排紙口カバー38も上昇させる(S902)。次に、後処理制御部303は、動作モードが自動排出モードか手持ちモードかを判断し(S903)、自動排出モードの場合はS904へと進み、手持ちモードの場合はS912へと進む。
自動排出モードの場合、後処理制御部303は、下段排紙トレイ31をユーザが排紙口41にアクセスしやすくなる位置まで下降させ(S904)、用紙束の排紙口41への挿入に備える。S905において、ユーザによる用紙束の挿入を用紙検知センサ204により検知した場合、後処理制御部303は下段排紙トレイ31を元の位置まで上昇させる(S906)。そして、後処理制御部303は、ユーザによる実行ボタン202の押下を待機する(S907)。S907において、実行ボタン202の押下を検知した場合、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S908)。そして、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行する(S909)。その後、後処理制御部303は排紙ローラ対36と引き込みローラ37を回転させることでステイプル処理が実行された用紙束を下段排紙トレイ31へ排出する(S910)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S911)。
手持ちモードの場合、後処理制御部303は、下段排紙トレイ31をユーザが排紙口41にアクセスしやすくなる位置まで下降させ(S912)、用紙束の排紙口41への挿入に備える。S913において、ユーザによる用紙束の挿入を用紙検知センサ204により検知した場合、後処理制御部303は、ユーザによる実行ボタン202の押下を待機する(S914)。S914において、実行ボタン202の押下を検知した場合、後処理制御部303はステイプルユニット33によりステイプル処理を実行する(S915)。次に、後処理制御部303は、用紙検知センサ204を監視することでユーザにより用紙束が抜かれることを待機する。S916において用紙束が抜かれると、後処理制御部303は、排紙ローラ対36と引き込みローラ37を当接位置に移動させると共に排紙口カバー38を下降させる(S908)。その後、後処理制御部303は下段排紙トレイ31を元の位置まで上昇させる(S918)。後処理制御部303はマニュアルステイプルモードを解除し、マニュアルステイプルモードが解除されたことを通知するために、モード移行信号426をコントローラ301へ送信する(S911)。以上で本フローチャートの制御を終了する。
以上、説明したように本実施例によれば、手持ちモードの場合、ステイプル処理が実行され、ユーザが用紙束を引き抜くまで排紙トレイを上昇させない。これにより、マニュアルステイプル時のユーザの作業空間を確保することができ、ユーザビリティが向上する。
なお、本実施例において、移行ボタン201が1回押下された場合は自動排出モード、2回押下された場合は手持ちモードに切り替えたが、排出モードの選択方法はこれに限定されない。例えば、移行ボタン201が1回押下された場合に手持ちモードに切り替え、2回押下された場合に自動排出モードに切り替えるようにしてもよい。また、押下回数は他の回数でも良いし、押下時間などで判断してもよい。さらには、移行ボタン201とは別に、マニュアルステイプルの排出モードを選択するための専用のボタンを設けてもよい。
また、上記の実施例1乃至3においては、ユーザが移行ボタン201を押すことにより、後処理制御部303の動作モードがマニュアルステイプルモードへと切り替わっていたが、これに限定されない。自動ステイプルモード等、画像が形成された用紙Pを排紙トレイへ排紙する処理が終了すると、後処理制御部303が自動的にマニュアルステイプルモードへ切り替わる構成であってもよい。
また、上記の実施例1乃至3において、移行ボタン201や実行ボタン202は後処理装置29に設けられていなくてもよく、画像形成装置101に設けられていてもよい。また、移行ボタン201や実行ボタン202は図2に記載されたような物理的なボタンである必要はなく、ディスプレイなどに表示させた仮想的なボタンであってもよい。
また、上記の実施例1乃至3においては、レーザビームプリンタの例を示したが、本発明を適用する画像形成装置はこれに限られるものではなく、インクジェットプリンタ等、他の印刷方式のプリンタ、又は複写機でもよい。
29 後処理装置
30 上段排紙トレイ
31 下段排紙トレイ
32 ステイプルトレイ
33 ステイプルユニット
36 排紙ローラ対
301 コントローラ
303 後処理制御部
403 上段排紙トレイ移動モータ
404 下段排紙トレイ移動モータ

Claims (16)

  1. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が排出される排出トレイと、
    装置本体の外部から挿入口を介して記録材が挿入される処理トレイと、
    前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、
    前記画像形成手段から搬送された記録材を前記排出トレイへ排出する第1のモードと、前記装置本体の外部から前記挿入口を介して前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行する第2のモードを切り替え可能な制御手段と、を有する画像形成システムにおいて、
    前記排出トレイの位置を移動させる移動手段を有し、
    前記制御手段は、動作モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わると、前記移動手段によって少なくとも前記排出トレイを、前記挿入口を含む仮想的な水平面と前記排出トレイが交わらない位置まで移動させることを特徴とする画像形成システム。
  2. 記録材の排出方向における前記排出トレイの先端が前記排出トレイの後端よりも鉛直方向において上側に位置するよう前記排出トレイは傾斜しており、
    前記制御手段は、前記排出トレイの先端が前記水平面よりも下側の位置まで移動するように、前記移動手段によって前記排出トレイを下降させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  3. 記録材の排出方向における前記排出トレイの先端が前記排出トレイの後端よりも鉛直方向において上側に位置するよう前記排出トレイは傾斜しており、
    前記制御手段は、前記排出トレイの後端が前記水平面よりも上側の位置まで移動するように、前記移動手段によって前記排出トレイを上昇させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  4. 前記排出トレイに記録材が載置されている場合、前記制御手段は、前記切り替え手段によって動作モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わると、前記排出トレイに載置されている記録材のうち鉛直方向において最上位に位置する記録材の位置が、前記挿入口を含む仮想的な水平面と交わらない位置まで前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成システム。
  5. 記録材の排出方向における前記排出トレイの先端が前記排出トレイの後端よりも鉛直方向において上側に位置するよう前記排出トレイは傾斜しており、
    前記制御手段は、前記排出方向における前記最上位に位置する記録材の先端が前記水平面よりも下側の位置まで移動するように、前記移動手段によって前記排出トレイを下降させることを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  6. 前記移動手段によって、前記排出トレイに載置されている記録材のうち鉛直方向において最上位に位置する記録材の位置が、前記挿入口を含む仮想的な水平面と交わらない位置まで移動させることができない場合、前記挿入口への記録材の挿入に関して注意を促す情報または前記排出トレイに載置された記録材を取り除くことを促す情報を通知する通知手段を有することを特徴とする請求項に記載の画像形成システム。
  7. 前記排出トレイの位置を検知するトレイ検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記トレイ検知手段の検知結果に基づいて、前記移動手段によって前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記制御手段の動作モードを切り替える切り替え手段を有し、
    前記制御手段は、前記切り替え手段によって動作モードが前記第1のモードから前記第2のモードに切り替えられたタイミングで、前記移動手段によって前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記制御手段は、前記第1のモードによる処理が終了すると自動的に前記第2のモードに移行し、前記第2のモードに移行したタイミングで、前記移動手段によって前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  10. 前記処理トレイに挿入された記録材を検知する記録材検知手段を有し、
    前記制御手段は、前記移動手段によって前記排出トレイを、前記挿入口を含む仮想的な水平面と前記排出トレイが交わらない位置まで移動させた後、前記第2のモードにおいて、前記記録材検知手段が記録材を検知したタイミング、前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理が実行されたタイミング、前記ステイプル処理が実行された後、前記記録材検知手段が記録材を検知しなくなったタイミングのいずれかのタイミングで、再び前記移動手段によって前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  11. 前記制御手段は、動作モードが前記第2のモードから前記第1のモードに切り替わると、前記移動手段によって前記排出トレイを、前記挿入口を含む仮想的な水平面と前記排出トレイが交わらない位置まで移動させる、または前記排出トレイに載置されている記録材のうち鉛直方向において最上位に位置する記録材の位置が、前記挿入口を含む仮想的な水平面と交わる位置まで前記排出トレイを移動させることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  12. 前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理が実行された記録材を前記処理トレイから前記排出トレイへ排出する排出手段を有し、
    前記制御手段は、前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行し、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させる第3のモードと、前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行し、前記ステイプル処理が実行された記録材を前記排出手段によって前記処理トレイから前記排出トレイへ排出させない第4のモードを切り替え可能であることを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  13. 前記制御手段は、前記第3のモードを実行した場合と前記第4のモードを実行した場合において、前記移動手段によって前記排出トレイを移動させるタイミングが異なることを特徴とする請求項12に記載の画像形成システム。
  14. 前記処理トレイには前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が搬送され、前記第1のモードとは、前記画像形成手段から前記処理トレイに搬送された記録材に対して前記ステイプルユニットによって前記ステイプル処理を実行させ、前記ステイプル処理された記録材を前記排出トレイへ排出させるモードであることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  15. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が排出される排出トレイと、
    装置本体の外部から挿入口を介して記録材が挿入される処理トレイと、
    前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、
    前記画像形成手段から搬送された記録材を前記排出トレイへ排出する第1のモードと、前記装置本体の外部から前記挿入口を介して前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行する第2のモードを切り替え可能な制御手段と、を有する画像形成システムにおいて、
    前記排出トレイの位置を移動させる移動手段を有し、
    前記制御手段は、動作モードが前記第2のモードの場合、動作モードが前記第1のモードの場合に比べて、前記排出トレイが前記挿入口から離れた位置に前記移動手段によって前記排出トレイを移動させることを特徴とする画像形成システム。
  16. 記録材に画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によって画像が形成された記録材が排出される排出トレイと、
    装置本体の外部から挿入口を介して記録材が挿入される処理トレイと、
    前記処理トレイに挿入された記録材に対してステイプル処理を実行するステイプルユニットと、を備え、前記画像形成手段から搬送された記録材を前記排出トレイへ排出する第1のモードと、前記装置本体の外部から前記挿入口を介して前記処理トレイに挿入された記録材に対して前記ステイプル処理を実行する第2のモードを切り替え可能な画像形成システムにおいて、
    前記第1のモードの場合、前記排出トレイは第1の位置にあり、前記排出トレイと前記挿入口の距離は第1の距離であり、前記第2のモードの場合、前記排出トレイは第2の位置にあり、前記排出トレイと前記挿入口の距離は第2の距離であり、
    前記第2の距離は、前記第1の距離より長く、
    前記第1のモードから前記第2のモードに切り替わった場合、前記排出トレイは前記第1の位置から前記第2の位置に移動することを特徴とする画像形成システム。
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