JP2021187644A - 後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マニュアルステイプルを実行しない場合においても、後処理装置の状況に応じては、開閉部材を排紙口を開放する開位置に切り替えることが望まれる。【解決手段】 シートが積載されるトレイと、前記トレイに積載されたシート束にステイプルを行うステイプル手段と、前記ステイプルされたシート束を排出口を介して排出する排出手段と、前記排出口を開放する開状態と、前記排出口を閉鎖する閉状態とを切り替え可能な開閉手段と、を備え、前記画像形成装置から前記トレイに搬送されたシート束にステイプルを行う第1のモードと、外部から前記排出口を介して前記トレイに挿入されたシート束にステイプルを行う第2のモードと、を切り替え可能な後処理装置において、前記後処理装置においてシートの搬送不良が発生した場合、前記開閉手段を前記開状態とし、前記第2のモードにおける前記ステイプル手段によるステイプルの実行を禁止する。【選択図】 図6

Description

本発明は、ステイプル処理を実行する後処理装置に関するものである。
従来、複写機、プリンタ等の画像形成装置に接続可能であり、画像形成装置から排出されるシート束にステイプル処理(以下、自動ステイプルとも称する)を行う後処理装置が知られている。このような後処理装置においては、画像形成装置から排出されたシート束にステイプルを行う機能と、ユーザによって、後処理装置外から挿入されたシート束に対してステイプルを行う機能(以下、マニュアルステイプルとも称する)と、を有するものがある。特許文献1には、ユーザが後処理装置の排紙口からシート束を挿入し、マニュアルステイプルを行うことが開示されている。
特開2012−173351号公報
従来の後処理装置においては、マニュアルステイプルを行うために、排紙口に設けられた開閉部材を排紙口を開放する開位置に切り替えていた。しかし、マニュアルステイプルを実行しない場合においても、後処理装置の状況に応じては、開閉部材を排紙口を開放する開位置に切り替えることが望まれる。
本出願に係る発明は、以上のような状況を鑑みてなされたものであり、後処理装置の状況に応じて、開閉部材を開位置に切り替えることで、ユーザビリティを向上することを目的とする。
上記目的を達成するために、画像形成装置に接続可能な後処理装置であって、シートが積載されるトレイと、前記トレイに積載されたシート束にステイプルを行うステイプル手段と、前記ステイプルされたシート束を排出口を介して排出する排出手段と、前記排出口を開放する開状態と、前記排出口を閉鎖する閉状態とを切り替え可能な開閉手段と、を備え、前記画像形成装置から前記トレイに搬送されたシート束にステイプルを行う第1のモードと、外部から前記排出口を介して前記トレイに挿入されたシート束にステイプルを行う第2のモードと、を切り替え可能な後処理装置において、前記後処理装置においてシートの搬送不良が発生した場合、前記開閉手段を前記開状態とし、前記第2のモードにおける前記ステイプル手段によるステイプルの実行を禁止することを特徴とする。
本発明の構成によれば、後処理装置の状況に応じて、開閉部材を開位置に切り替えることで、ユーザビリティを向上することができる。
画像形成装置100と後処理装置901の概略構成図 後処理装置901の俯瞰図 画像形成装置100と後処理装置901のシステム構成を説明するためのブロック図 後処理制御部303に関連するハードウェア構成図 マニュアルステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャート 自動ステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャート 自動ステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャート
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
(第1の実施形態)
図1は、画像形成装置100と後処理装置901の概略構成図である。なお、以降では一例として後処理装置901と画像形成装置100とそれぞれ別々のユニットとして説明するが、後処理装置901と画像形成装置100とを一体のユニット(画像形成システム)とする構成でも良い。
図1は、本実施形態における画像形成装置100と後処理装置901の構成を示す図である。画像形成装置100は、電子写真方式のカラーレーザービームプリンタである。画像形成装置100は、現像色の数だけ並置されたステーション毎に、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成された感光ドラム5Y、5M、5C、5Kを備えている。ここで、Yはイエロー、Mはマゼンタ、Cはシアン、Kはブラックを表している。なお、以下の説明において色を区別する必要が無い場合には、末尾の英文字Y、M、C及びKを除いた参照符号を使用することもある。画像形成装置100は、帯電器7、レーザスキャナ10、現像器8、トナーカートリッジ11、中間転写ベルト12、一次転写ローラ6、二次転写ローラ9、定着器13を備えている。
印刷動作が開始されると、感光ドラム5は、不図示の駆動モータによって反時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。帯電器7は、感光ドラム5を帯電させるために、帯電スリーブ7Sを有している。帯電スリーブ7Sによって帯電された感光ドラム5の表面は、レーザスキャナ10によって露光される。レーザスキャナ10は入力された画像データに基づいて感光ドラム5を露光し、感光ドラム5に静電潜像を形成する。現像器8は、感光ドラム5に形成された静電潜像を可視化するために、現像スリーブ8Sを有している。現像スリーブ8Sは感光ドラム5にトナーを供給することで、静電潜像をトナー像として可視化する。
中間転写ベルト12は、駆動ローラ18aと従動ローラ18b、18cによって張設された無端状ベルトである。中間転写ベルト12は、感光ドラム5に当接しつつ、駆動ローラ18aによって時計回り方向(図中、矢印方向)に回転する。そして、中間転写ベルト12には、一次転写ローラ6によって、順次、トナー像が転写される(以下、一次転写とも称する)。各色のトナー像が中間転写ベルト12に重なって転写されることにより、中間転写ベルト12にカラー画像が形成される。
給紙カセット2、又はマルチトレイ3には例えば紙であるシート1(記録材)が載置されている。給紙ローラ4は給紙カセット2又はマルチトレイ3から搬送路25へシート1を給紙する。搬送路25へ給紙されたシート1は、搬送ローラ24によってレジストレーションセンサ19へ向けて搬送される。レジストレーションセンサ19がシート1の先端を検知すると、シート1は更に一定量だけ搬送され、停止しているレジストレーションローラ23に対して突き当てられる。これによりシート1には撓み(ループともいう)が形成される。レジストレーションローラ23は中間転写ベルト12に形成されたトナー像とタイミングが合うように、停止しているシート1を二次転写ローラ9へ向けて再搬送する。シート1は、中間転写ベルト12と二次転写ローラ9により狭持搬送され、中間転写ベルト12に形成されたトナー像が一括してシート1に転写される(以下、二次転写とも称する)。二次転写を行う場合は、二次転写ローラ9は実線で示す位置に移動して中間転写ベルト12に当接する。二次転写を行わない場合は、二次転写ローラ9は点線で示す位置に移動して中間転写ベルト12から離間する。
定着器13は、シート1を定着部搬送センサ22へ向けて搬送しつつ、転写されたトナー像をシート1に定着させる。定着器13は、シート1を加熱する定着ローラ14と、シート1を定着ローラ14に圧接させる加圧ローラ15を有している。定着ローラ14と加圧ローラ15は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ16、17が配置されている。クリーニング装置21は、中間転写ベルト12に残ったトナーをクリーニングする。クリーニングされたトナーは、クリーニング装置21が有するクリーナ容器に蓄えられる。
後処理装置901は、画像形成装置100から搬送されたシート1を受け取り、受け取ったシート1に対して所定の後処理を実行する。後処理装置901が行う後処理としては、例えばステイプル処理、製本処理、シフト処理などが挙げられる。ステイプル処理とは、シート1を所定枚数積載した後に、シート1の特定の端部近傍に綴じ処理を行う処理である。製本処理とは、シート1を所定枚数積載した後に、中折り処理又は中綴じ処理を行う処理である。シフト処理とは、シート1の幅方向(図中の排紙方向と直交する方向)において、シート1の位置をずらす処理である。なお、後処理装置901は、画像形成装置100から搬送されたシート1に対して何も処理せずに排紙するスタック処理を実行することもできる。
後処理装置901は、搬送ローラ対915と、ステイプルトレイ912と、排紙ローラ対916と、排紙ローラ対916の下流側に配置された上下動可能な排紙トレイ910、911を備えている。搬送ローラ対915は、画像形成装置100から搬送されるシート1を受け取り、ステイプルトレイ912に向けて搬送する。ステイプルトレイ912は、シフト処理やステイプル処理を実行するために、シート1が一時的に積載される。ステイプルトレイ912にシート1を積載する場合は、排紙ローラ対916を正転させてシート1を受け取り、シート1の後端が搬送ローラ対915を抜けたタイミングで、排紙ローラ対916と引き込みローラ917を逆転させる。これにより、シート1をステイプルトレイ912に送り込み、シート1の搬送方向において、シート1の整合を行う。
整合手段としてのジョガーユニット919は、ステイプルトレイ912に受け入れたシート1を積載する積載面と平行であり、シート1の排紙方向と直交する方向、すなわちシート1の幅方向において、ステイプルトレイ912に積載されたシート1を整合する。シフト処理をする場合、ジョガーユニット919は、ステイプルトレイ912に積載されたシート1を整合させるだけでなく、幅方向においてシート1の位置をずらすように動作する。
ステイプル手段としてのステイプルユニット913は、ステイプル処理に使用する針がまとめられているステイプルカートリッジ914を有し、ステイプルトレイ912に積載された複数枚のシート1に対して、ステイプル処理を実行する。ステイプルユニット913によってステイプル処理されたシート1の束は、後処理装置901の排紙口940(排出口)を介して、排出手段としての排紙ローラ対916によって排紙トレイ910、又は排紙トレイ911へ排紙される。以下、このステイプルについての機能を自動ステイプルとも称する。
排紙口940は、自動ステイプル処理(第1のモードとも称する)時には、ステイプルされたシート束を排紙トレイ910、又は911に排紙させるために機能する。マニュアルステイプル処理(第2のモードとも称する)時には、ステイプルトレイ912にシート束をセットするセット部として機能する。また、排紙口940は、開閉手段としての排紙口カバー918によって開閉されるようになっている。マニュアルステイプル処理を行わない場合は、排紙口カバー918は閉じられており、マニュアルステイプル処理を行う場合は、排紙口カバー918は開かれる構成となっている。なお、マニュアルステイプル処理の詳細については、後述する。
また、シートを搬送中や後処理を実行中に、シートにジャム(搬送不良や詰まりなど)が発生した場合に備えて、後処理装置901は図中の手前方向に開閉可能なドアを有する。ジャムの発生を検知した場合、後処理装置901はモニタ(不図示)にジャムの発生を表示し、ユーザによってドアを開放させることで、後処理装置901の内部を露出させる。そして、ジャムとなったシートをユーザに除去させる。
図2は、後処理装置901の俯瞰図である。図1と図2を用いて、ユーザによって後処理装置901の外部から挿入されたシート束902に対してステイプルを行う、マニュアルステイプル処理について説明する。後処理装置901には、切り替え手段としてのマニュアルステイプル移行ボタン201と、ステイプル指示手段としてのマニュアルステイプル実行ボタン202が設置されている。本実施形態における後処理装置901は、ユーザがシート束902を後処理装置901の外部から排紙口940を介してステイプルトレイ912に挿入することで、マニュアルステイプルが実行できる構成となっている。
ユーザによりマニュアルステイプル移行ボタン201が押下され、マニュアルステイプル処理を実行するモードが選択された場合、後処理装置901は排紙口940を開放するために排紙口カバー918を開位置に移動させる。さらに、排紙ローラ対916と引き込みローラ917を点線の位置へ移動して離間する。これにより、排紙ローラ対916や引き込みローラ917によって、ユーザによるシート束をステイプルトレイ912に挿入する妨げにならないようにしている。
外部から排紙口940を介して挿入されたシート束902は、シート検知センサ204によって検知される。シート検知センサ204がシート束902を検知すると、後処理装置901はマニュアルステイプル実行待ち状態になる。そして、ユーザによりマニュアルステイプル実行ボタン202が押下されると、後処理装置901はジョガーユニット919によるシート束902に対する整合処理とステイプルユニット913によるステイプル処理を行う。マニュアルステイプル処理終了後、後処理装置901は図1の排紙ローラ対916と引き込みローラ917を実線の位置へ移動させてシート束902に当接させ、正回転させることでシート束902を排紙トレイ911へ排出する。
図3は、画像形成装置100と後処理装置901のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ301は、ホストコンピュータ等の外部機器300と通信を行って、印刷データを受信する。また、コントローラ301は、画像形成装置100と後処理装置901を統括して制御しており、エンジン制御部302は画像形成装置100を制御し、シート1に画像形成処理を行い、後処理装置901に向けて搬送処理を行う。後処理制御部303は後処理装置901を制御し、画像形成装置100から搬送されたシート1に対して後処理を行う。又は、ユーザによって外部から挿入されたシート束902に対して後処理を行う。
シリアル信号線304は、コントローラ301からエンジン制御部302へコマンド信号を送信する信号線である。シリアル信号線305は、コントローラ301から後処理制御部303へコマンド信号を送信する信号線である。シリアル信号線306は、コマンド信号に応えてエンジン制御部302からコントローラ301へステータスデータを送信する信号線である。シリアル信号線307は、後処理制御部303からコントローラ301へステータスデータを送信する信号線である。コントローラ301は、エンジン制御部302や後処理制御部303に対し、コマンド信号を送信するとともに、エンジン制御部302や後処理制御部303からのステータスデータを受信することで制御を行っている。このように複数の装置が接続され動作する場合は、コントローラ301が各装置の制御や状態を一元管理し、各装置間の動作の整合性を保つ。なお、コントローラ301とエンジン制御部302は画像形成装置100に設けられており、後処理制御部303は後処理装置901に設けられている。
後処理制御部303は、コントローラ301からのコマンド信号や、入口センサ950からの信号に応じて、シートの搬送と後処理を行う。また、自動ステイプル処理を行う場合、自動ステイプル制御部311は画像形成装置100から排紙されたシート1の束(シート束902)に対して、ステイプルユニット913を制御してステイプル処理を行う。また、マニュアルステイプル処理を行う場合、マニュアルステイプル制御部312は、マニュアルステイプル移行ボタン201の押下によりマニュアルステイプルモードに切り替えられたか否かを判断する。また、マニュアルステイプル実行ボタン202の押下によりステイプルを実行する。また、シート検知センサ204の入力信号、時間計測部308の計測時間、ステイプル終了処理部310、解除判断部309の判断結果に基づき、ステイプルユニット913、排紙モータ401、及び離間モータ402を制御する。これらにより、マニュアルステイプルの実行やマニュアルステイプルモードの解除を行う。
排紙口開閉制御部313は離間モータ402を制御し、排紙口カバー918の開閉を行う。残留紙除去用開口判断部314は、後処理装置901内に残留紙が存在する場合に、排紙口カバー918を開口する判断をする。残留紙除去完了判断部315は、後処理装置901内の残留紙の除去が完了したことを判断する。また、手前ドアを開けることにより、後処理装置901の内部にユーザがアクセスすることができるようになり、ジャムが発生した場合に、残留紙をユーザが手動で除去する。ドア開閉検知センサ951は、手前ドアの開閉状態を検知する。後処理装置901においてシート1を搬送しているときなど、後処理装置901が正常に動作している場合に手前ドアが開いてしまうと、ユーザが駆動中の内部構造を触って怪我をするおそれがある。よって、ドア開閉検知センサ951によって、手前ドアのオープンを検知した場合は、後処理制御部303は、後処理装置901のすべての駆動を停止するように制御する。
図4は、後処理制御部303に関連するハードウェア構成図である。後処理制御部303はCPU400を有しており、シリアル通信手段427を介してコントローラ301と通信する。シリアル通信手段427はCPU400とコントローラ301を、シリアル信号線305や307を含む複数の信号線で接続する。外部機器300から印刷データ428がコントローラ301に通知されると、コントローラ301はシリアル通信手段427を介して排紙動作開始信号423や保留中動作有無信号424をCPU400に通知する。また、CPU400からシリアル通信手段427を介して、コントローラ301に排紙動作実行状態425やマニュアルステイプルモード移行状態426が通知される。
CPU400の出力端子にはモータドライバ410、411が接続される。モータドライバ410は排紙モータ401を駆動する。排紙モータ401が回転することにより、排紙ローラ対916と引き込みローラ917が回転し、シート1を排紙トレイ910、又は911へ排出する。モータドライバ411は離間モータ402を駆動する。離間モータ402が正転することにより、排紙ローラ対916と引き込みローラ917を当接させることができる。また、離間モータ402が逆転することにより、排紙ローラ対916と引き込みローラ917を離間させることができる。シート検知センサ204は、プルアップ413を使用し、バッファ414を介し、センサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。マニュアルステイプル移行ボタン201、マニュアルステイプル実行ボタン202は、ボタンの押下状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400へ入力する。
また、CPU400の出力端子にはステイプルユニット913のステイプルモータ駆動信号415が接続される。また、CPU400の入力端子にはステイプルユニット913のホームポジションセンサ信号416が接続される。ステイプル動作を行う場合、CPU400はステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルユニット913内の不図示のステイプルモータを駆動してステイプル処理を行う。そして、ホームポジションセンサ信号416の入力値に応じて、ステイプルモータ駆動信号415を介してステイプルモータを停止させる。入口センサ950は、プルアップ417を使用し、バッファ418を介してセンサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。ドア開閉検知センサ951は、プルアップ419を使用し、バッファ420を介してセンサ状態(ONの信号またはOFFの信号)をCPU400に入力する。
図5はマニュアルステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。なお、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて、マニュアルステイプル処理に関する制御が実行される。
S501において、後処理制御部303はユーザによりマニュアルステイプル移行ボタン201が押下されると、マニュアルステイプルモードへ移行したことを、シリアル通信手段427を介して、コントローラ301へ通知する。コントローラ301はマニュアルステイプルモードに移行している状態で、外部機器300から印刷データが通知された場合には、コントローラ301内で印刷データを保留しておく。S502において、後処理制御部303はタイマカウンタTのカウント値を0秒にリセットしてマニュアルステイプルモードに移行している状態におけるステイプルトレイ内にシート束902が存在しない時間の計測を開始する。S503において、後処理制御部303は排紙ローラ対916と引き込みローラ917をそれぞれ離間する。さらに、排紙口940を開放するために、排紙口カバー918を開位置に移動させる。
S504において、後処理制御部303はシート検知センサ204によりシート束902が検知されたか否かを判断する。シート束902が検知されるとS505へ進む。検知されないとS508に進む。S504においてシート束902が検知された場合、S505において、後処理制御部303はタイマカウンタTのカウント値を0秒にリセットする。S506において、後処理制御部303はマニュアルステイプル実行ボタン202が押下されたか否かを判断する。マニュアルステイプル実行ボタン202が押下されるとS507へ進む。マニュアルステイプル実行ボタン202が押下されないとS504へ戻る。S507において、後処理制御部303はステイプルユニット913によりステイプル動作を実行する。
S504においてシート束902が検知されていない場合、S508において、解除判断部309は、時間計測部308内のタイマカウンタTのカウント値を参照する。そして、マニュアルステイプルモードに移行してからシート束902を検知していない状態の経過時間が所定時間に到達したか否かを判断する。経過時間が所定時間に到達している場合は、S509に進む。経過時間が所定時間に到達していない場合は、S504へ戻る。
S509において、後処理制御部303は排紙ローラ対916と引き込みローラ917を当接させる。そして、排紙口940を閉鎖するために、排紙口カバー918を閉位置に移動する。S510において、後処理制御部303は排紙ローラ対916と引き込みローラ917を回転させることで、マニュアルステイプル処理によりステイプルされたシート束902を排紙トレイ911へ排出する。S511において、後処理制御部303はコントローラ301へマニュアルステイプルモードが終了したことを通知し、マニュアルステイプルモードを終了する。マニュアルステイプルモードを解除した後、コントローラ301は保留していた印刷データがある場合には、エンジン制御部302と後処理制御部303を制御して印刷動作を行う。
以下、図6と図7を用いて、後処理装置901の内部でジャムが発生した場合の制御について説明する。図6は、自動ステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。なお、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて、自動ステイプル処理に関する制御が実行される。
S601において、後処理制御部303は画像形成装置100から排紙されるシートを搬送するために、排紙モータを正回転駆動する。S602において、後処理制御部303は画像形成装置100から排紙されたシートが搬送ローラ対915に到達したか否かを判断する。到達してない場合はS602に戻り、到達している場合はS603に進む。S603において、後処理制御部303はシートが搬送ローラ対915を通過すると、排紙ローラ対916と引き込みローラ917を逆回転させる。
S604において、後処理制御部303はシートをステイプルトレイ912へと引き込み、ステイプルトレイ912上にシートを積載する。S605において、後処理制御部303は予め指定された枚数のシートをステイプルトレイ912に積載したか否かを判断する。積載してない場合はS601に戻り、積載した場合はS606に進む。S606において、後処理制御部303はステイプルユニット913により、シート束902にステイプルを行う。
S607において、後処理制御部303は排紙モータを正回転駆動して、ステイプル処理されたシート束902を搬送する。ステイプル処理されたシート束902は、装排紙口940(排出口)を介して、排紙ローラ対916によって排紙トレイ910、又は排紙トレイ911へ排紙される。S608において、後処理制御部303はシート検知センサ204によってシート束902が検知されなくなったか否かを判断する。シート束902が検知されてない場合はS609に進み、シート束902が検知されている場合はS609に進む。S609において、後処理制御部303はシート束902が正常に排出されたと判断し、自動ステイプル処理を終了する。
S610において、後処理制御部303はシート束902を検知している状態で所定時間が経過したか否かを判断する。経過していない場合はS608に戻り、経過している場合はS611に進む。S611において、後処理制御部303は後処理装置901の内部でジャムが発生したと判断する。S612において、後処理制御部303は排紙ローラ対916と引き込みローラ917をそれぞれ離間する。そして、排紙口カバー918を開位置に切り替え、排紙口940を開放する(開状態とする)。S613において、後処理制御部303は先の図5で説明した、マニュアルステイプル処理を無効(禁止)にする。これは、排紙口940を開放したのはジャムとなったシート束902を除去するためであり、マニュアルステイプルを実行するためではないからである。よって、後処理制御部303は後処理装置901の内部でジャムが発生したことを表示手段としてのディスプレイに表示する。さらに、ジャムが解消されるまではマニュアルステイプル処理が無効となっていることも表示する。また、ジャムが解消された後は、マニュアルステイプル処理が有効となったことも表示する。
なお、図6においては一例として自動ステイプル処理を実行した場合にジャムが発生したことを説明したが、これに限られるものではない。例えば、ステイプルしない後処理を行っているときにジャムが発生した場合や、電源をONした直後に後処理装置901の内部にシートが残留していてジャムが発生した場合などにおいても、同様に制御することが可能である。つまり、排紙口940を開放し、マニュアルステイプル処理を無効とする。
次に、図7を用いて無効としたマニュアルステイプル処理を、再び有効とする制御について説明する。図7は、自動ステイプル処理を実行する場合の後処理制御部303の動作を示すフローチャートである。なお、後処理制御部303に搭載されたCPU400のROM等に記憶されているプログラムに基づいて、自動ステイプル処理に関する制御が実行される。
S701において、後処理制御部303はシート検知センサ204によりシートが検知されなくなったかを判断する。これは、ユーザにより後処理装置901の内部でジャムとなったシートが除去されたか否かを判断している。シートが検知されていればS701に戻り、シートが検知されていなければS702に進む。S702において、後処理制御部303はシート検知センサ204でシートが検知されなくなってから、ユーザによるシートの除去か完了したと想定される時間(例えば1秒程度)経過するのを待つ。経過していない場合はS702に戻り、経過した場合はS703に進む。
S703において、後処理制御部303はジャムとなったシートに続いて画像形成を行うシートがあるか否かを判断する。後続するシートがある場合はS704に進み、シートがない場合は、S707に進む。S704において、後処理制御部303は後続するシートの除去をユーザに促す。つまり、後処理装置901の内部の後続するシートを除去するために手前ドアがオープンされたか否かを判断する。オープンされていない場合はS704に戻り、オープンされている場合はS705に進む。S705において、後処理制御部303は後続するシートが除去されたか否かを判断する。つまり、入口センサ950によりシートが検知されなくなったか否かを判断する。検知されている場合はS705に戻り、検知されていない場合はS706に進む。S706において、後処理制御部303は手前ドアがクローズされたか否かを判断する。クローズされていない場合はS706に戻り、クローズされている場合はS707に進む。
S707において、後処理制御部303は排紙ローラ対916と引き込みローラ917をそれぞれ当接する。そして、排紙口カバー918を閉位置に切り替え、排紙口940を閉鎖する(閉状態とする)。S708において、後処理制御部303は先の図5で説明した、マニュアルステイプル処理を有効(許可)にする。
このように、後処理装置901の内部でジャムが発生した場合には排紙口940を開放する。これにより、排紙口940付近でジャムが発生している場合は、ユーザが排紙口940を介してジャムとなったシートを除去することができるため、ユーザビリティを向上させることができる。また、ジャムが発生した場合にはマニュアルステイプル処理を無効化することにより、ジャムとなったシートをユーザが除去する際に、誤ってマニュアルステイプルを実施することを防ぐことができ、ユーザビリティを向上することができる。
901 後処理装置
912 ステイプルトレイ
913 ステイプルユニット

Claims (8)

  1. 画像形成装置に接続可能な後処理装置であって、
    シートが積載されるトレイと、
    前記トレイに積載されたシート束にステイプルを行うステイプル手段と、
    前記ステイプルされたシート束を排出口を介して排出する排出手段と、
    前記排出口を開放する開状態と、前記排出口を閉鎖する閉状態とを切り替え可能な開閉手段と、を備え、
    前記画像形成装置から前記トレイに搬送されたシート束にステイプルを行う第1のモードと、外部から前記排出口を介して前記トレイに挿入されたシート束にステイプルを行う第2のモードと、を切り替え可能な後処理装置において、
    前記後処理装置においてシートの搬送不良が発生した場合、前記開閉手段を前記開状態とし、前記第2のモードにおける前記ステイプル手段によるステイプルの実行を禁止することを特徴とする後処理装置。
  2. 前記搬送不良が解消された場合、前記第2のモードにおける前記ステイプル手段によるステイプルの実行を許可することを特徴とする請求項1に記載の後処理装置。
  3. 前記搬送不良が解消された場合、前記開閉手段を前記閉状態とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の後処理装置。
  4. 前記第1のモードと前記第2のモードとを切り替える切り替え手段と、
    前記ステイプル手段によるステイプルの実行を指示するステイプル指示手段と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の後処理装置。
  5. 前記ステイプル手段によるステイプルの実行を禁止している場合、前記ステイプル指示手段による指示を無効とすることを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
  6. 前記搬送不良が発生していることを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の後処理装置。
  7. 前記表示手段は、前記ステイプル手段によるステイプルの実行が禁止されているか、許可されているかを表示することを特徴する請求項6に記載の後処理装置。
  8. 前記ステイプル手段によるステイプルの実行が禁止されているか、許可されているかを表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の後処理装置。
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