JP2004172100A - 航空灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】極めて簡易かつ迅速にメンテナンス作業や清掃作業を行うことができる航空灯を提供する。
【解決手段】路面上の設置場所に固設される下部灯体20と、光源50を含み前記下部灯体20に着脱自在に取り付けられて交換可能な上部灯体30と、前記下部灯体20に上部灯体30を取り付けた際に両者の対接部位の外周を全周に亘って締結する締付けバンド60とを有して成り、下部灯体20および上部灯体30の各対接部位に、それぞれ互いに電気的に接続する状態で係脱可能であり、下部灯体20上に上部灯体30を支持し得る取付状態に導きつつ固定するためのコネクタ40を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空港における滑走路の路面上に設置され、灯光により航行を視覚的に援助するための航空灯に関する。
従来、この種の航空灯としては、様々な用途に対応させて各種タイプが開発され用いられている。かかる航空灯の代表的なタイプとしては、例えば、滑走路への最終進入経路を示す進入灯、誘導路の外縁に設置して誘導路の両端を示す誘導路灯、そのほか滑走路の両端に設置して滑走路の輪郭を示す滑走路灯等が知られている。
これらの航空灯は、何れも滑走路の路面上における所定の位置に設置されるものであり、複数のボルトやナットによって下部台座が路面上に固設され、この下部台座上にランプや反射鏡、カバーケース等を順次取り付けて灯体ヘッドが構成されている。ここでランプは消耗品であり、該ランプの交換等の定期的なメンテナンス作業や清掃作業に備えて、灯体ヘッドのカバーケース等は、ボルトやナットを外すことで適宜分解できるようになっていた。
前述したような従来の航空灯では、ランプが断線する等してメンテナンスが必要になったり、あるいは清掃が必要になった場合は、航空システムに何ら支障を来すことがないよう迅速な対応が求められるのに対して、現場では先ず下部台座からカバーケースを取り外してから、断線したランプや光学ユニットをその場で取り外して、代わりに新たなランプを取り付け、再びカバーケースを取り付ける等といった具合に作業工程が多いため、メンテナンス作業や清掃作業が非常に煩わしく時間がかかるのが実情であった。
このような不都合を解消し得る従来の技術として、航空灯では存在しないが高層建築の壁面等に設置する航空障害灯に関しては、基台と、カバーレンズと、光源と、必要に応じて設けられる前記光源を点灯させるための電源部とから成る航空障害灯において、前記カバーレンズと光源と電源部とが一体にユニット化され、前記基台に対して着脱自在に構成されているものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
実開平4−102113号公報
しかしながら、前述したような特許文献1に記載の航空障害灯にあっては、前記ユニットと前記基台は単に接合部で合わさり、これを取付バンドで挟着することで初めて両者を確実に連結できるような構成となっている。そのため、取付バンドで挟着するまでは単に両者は接合面で合わさっている状態にすぎず、基台上にユニットをしっかりと支持することができなかった。
さらに、前記ユニットと前記基台とを接合部で合わせる作業と、両者の間に設けられたコネクタを電気的に接続するための配線作業は、全く別々に行わなければならず、しかも、ユニットの取り付け向きやコネクタの位置を明確に取り付け時に示唆する工夫も別段なかった。結局、前記公報記載の航空障害灯を航空灯に適用するにしても、前述した従来の航空灯と同様に、メンテナンス作業や清掃作業が非常に煩わしく時間がかかるという問題点を解消し得ないものであった。
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、光源を含む上部灯体を交換する時に、該上部灯体の取り外しが容易であると共に、新たな上部灯体を適正な取付状態に迷うことなく導き、かつしっかりと支持しつつ確実に取り付けることが可能であり、しかも電気的接続も同時に行うことができ、極めて簡易かつ迅速にメンテナンス作業や清掃作業を行うことができる航空灯を提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存する。
[1]空港における滑走路の路面上に設置され、灯光により航行を視覚的に援助するための航空灯(10,10A,10B,10C,10D)において、
路面上の設置場所に固設される下部灯体(20,20C)と、光源(50)を含み前記下部灯体(20,20C)に着脱自在に取り付けられて交換可能な上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)と、前記下部灯体(20,20C)に前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を取り付けた際に両者の対接部位の外周を全周に亘って締結する締付けバンド(60)とを有して成り、
前記下部灯体(20,20C)および前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位に、それぞれ互いに電気的に接続する状態で係脱可能であり、前記下部灯体(20,20C)上に前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を支持し得る取付状態に導きつつ固定するためのコネクタ(40)を設けたことを特徴とする航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[2]前記コネクタ(40)は、前記下部灯体(20,20C)の対接部位に突設されて端子差込孔(44a,44b)を備えた係合凸部(41,41A,41C)と、前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の対接部位に凹設されて前記係合凸部(41,41A,41C)が嵌り込み、その内側より突出しない範囲で突設された端子(46a,46b)を備えたガイド凹部(45,45C)とから成ることを特徴とする[1]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[3]前記端子(46a,46b)は複数あって少なくともアース端子(46b)を含み、
前記係合凸部(41,41A,41C)を前記ガイド凹部(45,45C)に嵌め込ませた際に、前記アース端子(46b)が前記係合凸部(41,41A,41C)ないし前記下部灯体(20,20C)側を介して接地されることを特徴とする[2]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[4]前記係合凸部(41,41A,41C)は、碍子製のベース体(42)の側壁に金属製の補強片(43)をベース体(42)の側方に所定範囲で展開した状態に固着して成り、
前記ガイド凹部(45,45C)は、前記ベース体(42)の側方に展開した前記補強片(43)の外端縁を総て取り囲む形状に凹設したことを特徴とする[2]または[3]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[5]前記係合凸部(41C)と前記ガイド凹部(45C)とを、前記下部灯体(20C)に対する前記上部灯体(30C)の適正な取付状態でのみ、互いに嵌合し合う構造としたことを特徴とする[2],[3]または[4]に記載の航空灯(10C,10D)。
[6]前記下部灯体(20,20C)および前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位に、前記下部灯体(20,20C)に対して前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を適正な取付状態に導く際に、事前に両者の対向すべき位置関係を案内するための位置決め手段(47)を設けたことを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[7]前記位置決め手段(47)は、前記下部灯体(20,20C)に対する前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の適正な取付状態で、互いに嵌合し合う係合突起(47a)と被係合孔(47b)とから成り、
前記係合突起(47a)および前記被係合孔(47b)の何れか一方を、前記下部灯体(20,20C)の対接部位の外周縁側の特定箇所に設け、何れか他方を、前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の対接部位の外周縁側にて、該上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の適正な取付状態を成す向きで前記一方に合致する特定箇所に設けたことを特徴とする[6]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[8]前記締付けバンド(60)は、前記下部灯体(20,20C)および前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位の外周を全周に亘って取り囲むバンド本体(61)の両端に互いに連結可能なロック機構(62)を備え、かつ前記バンド本体(61)の途中に該バンド本体(61)の全長を伸縮調整する長さ調整機構(66)を備えることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6]または[7]に記載の航空灯(10,10A,10B,10C,10D)。
[9]前記上部灯体(30C,30D)は、その底部を成す取付台(31C,31D)上に、光源(50)を含む光学ユニット(50a)を組み付け、さらに該光学ユニット(50a)を覆う灯体ヘッド(32C,32D)を装着して成り、
前記取付台(31C,31D)と前記灯体ヘッド(32C,32D)とを、互いに着脱自在とする係脱手段を介して連結したことを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5],[6],[7]または[8]に記載の航空灯(10C,10D)。
[10]前記係脱手段は、前記灯体ヘッド(32C)の開口周縁側に沿って複数のストライカ(70)を設け、前記取付台(31C)の外周縁側に沿って、前記各ストライカ(70)が露出する切欠部(80)を形成し、該切欠部(80)の傍らにフック(81)を設けて構成し、
前記ストライカ(70)は、略U字形に屈曲した弾性線材の両端に巻ばね部(71)を設けて成り、各巻ばね部(71)を前記灯体ヘッド(32C)の開口周縁側に止着し、前記灯体ヘッド(32C)の開口周縁と前記取付台(31C)の外周縁とを重ね合わせた状態で、前記切欠部(80)を臨む前記ストライカ(70)の中央部(72)を、前記巻ばね部(71)の弾性変形に伴い前記フック(81)に係脱可能としたことを特徴とする[9]に記載の航空灯(10C)。
[11]前記係脱手段は、前記灯体ヘッド(32D)の開口周縁側に沿って複数の取付孔(135)を設け、前記取付台(31D)の外周縁側に沿って、前記取付孔(135)に対応して先端側が両側に張り出す形状の回転軸(90,100)を回転可能に軸支して構成し、
前記灯体ヘッド(32D)の開口周縁と前記取付台(31D)の外周縁とを重ね合わせた状態で、前記回転軸(90,100)の先端側を前記取付孔(135)に挿入した後、回転軸(90,100)を所定角度回転させることにより、回転軸(90,100)の先端側の張り出し部位を、前記取付孔(135)の裏側周囲に係脱可能としたことを特徴とする[9]に記載の航空灯(10D)。
前記本発明は次のように作用する。
本発明に係る航空灯(10,10A,10B,10C,10D)によれば、下部灯体(20,20C)は路面上の設置場所に固設され、この下部灯体(20,20C)に対して上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)が着脱自在に取り付けられる。光源(50)は上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)に含まれており、光源(50)が断線した場合には上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)全体を、別途用意されている新たな上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)と交換できるようになっている。
下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位には、それぞれ互いに電気的に接続する状態で係脱可能であり、下部灯体(20,20C)上に上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を支持し得る取付状態に導きつつ固定するためのコネクタ(40)がある。ここで「支持し得る取付状態」とは、コネクタ(40)の係脱関係だけでも、下部灯体(20,20C)に対して上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を十分に支持することができることを意味する。
すなわち、コネクタ(40)の係合は単に電気的な接続を行うだけではなく、下部灯体(20,20C)に対する上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の取付構造上の主要部を成すと共に、互いに係合させる過程で、下部灯体(20,20C)に対して上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を適正な取付状態に導き位置決めする役目も担っている。
このようなコネクタ(40)の係脱関係により、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を交換するようなメンテナンス作業時や清掃作業時には、元の上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を下部灯体(20,20C)から容易に取り外すことができると共に、新たな上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を簡易かつ迅速に下部灯体(20,20C)に取り付けることができ、しかも取り付けと同時に電気的な接続も行うことができる。
また、下部灯体(20,20C)に上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を取り付けた際に、締付けバンド(60)で両者の各対接部位の外周を全周に亘って締結することで、確実に両者を締結することができる。もちろん締付けバンド(60)は、両者の対接部位から容易に着脱したり装着できるようになっている。
前記コネクタ(40)は、具体的には例えば、前記下部灯体(20,20C)の対接部位に突設されて端子差込孔(44a,44b)を備えた係合凸部(41,41A,41C)と、前記上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の対接部位に凹設されて前記係合凸部(41,41A,41C)が嵌り込み、その内側より突出しない範囲で突設された端子(46a,46b)を備えたガイド凹部(45,45C)とから構成するとよい。
かかる構成によれば、比較的簡易に製造することができ、特にガイド凹部(45,45C)の内側に端子(46a,46b)が収まることにより、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を路面上に置いたり、他の物体に接触したりした場合でも、端子(46a,46b)が路面や他の物体に直接接触するおそれがなく、保護することができる。
また、前記端子(46a,46b)は複数あって少なくともアース端子(46b)を含み、前記係合凸部(41,41A,41C)を前記ガイド凹部(45,45C)に嵌め込ませた際に、前記アース端子(46b)が前記係合凸部(41,41A,41C)の端子差込孔(44a,44b)ないし前記下部灯体(20,20C)側を介して接地されるようにすれば、別途アース線を特別に用意したり接地させる手間を省くことができる。
また、前記係合凸部(41,41A,41C)を、碍子製のベース体(42)の側壁に金属製の補強片(43)をベース体(42)の側方に所定範囲で展開した状態に固着して形成し、前記ガイド凹部(45,45C)を、前記ベース体(42)の側方に展開した前記補強片(43)の外端縁を総て取り囲む形状に凹設すれば、構造上出っ張る係合凸部(41,41A,41C)の剛性を高めることができる。特に端子差込孔(44a,44b)のあるベース体(42)がガイド凹部(45,45C)の内壁に直接接触する面が減り、金属片が緩衝材としての役目を果たしたり、密接する係合関係の精度出しのために容易に調整することができる。
また、前記係合凸部(41C)と前記ガイド凹部(45C)とを、前記下部灯体(20C)に対する前記上部灯体(30C)の適正な取付状態でのみ、互いに嵌合し合う構造とすればよい。すなわち、前記係合凸部(41C)と前記ガイド凹部(45C)とに方向性を持たせて、特定の向きにしか嵌合し合わない構造とすることで、端子(46a,46b)の極性や灯光の向き等を間違えれば、組み合わせることができないので直ぐに間違いが判明し、もう一度嵌合し直すといった時間の無駄を省くことができる。
また、下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位に、下部灯体(20,20C)に対して上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)を適正な取付状態に導く際に、事前に両者の対向すべき位置関係を案内するための位置決め手段(47)を設けることにより、例えば、端子(46a,46b)の極性や灯光の向き等を間違えたり迷うことがないように、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の適正な取付状態を分かり易く確認することができる。
前記位置決め手段(47)は、具体的には例えば、下部灯体(20,20C)に対する上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の適正な取付状態で、互いに嵌合し合う係合突起(47a)と被係合孔(47b)として、係合突起(47a)および被係合孔(47b)の何れか一方を、下部灯体(20,20C)の対接部位の外周縁側の特定箇所に設け、何れか他方を、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の対接部位の外周縁側にて、該上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の適正な取付状態を成す向きで前記一方にちょうど合致する特定箇所に設けるとよい。
かかる位置決め手段(47)によれば、下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位を互いに合わせる際に、前記係合突起(47a)および前記被係合孔(47b)が互いに合致しない場合には、係合突起(47a)が邪魔して下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位が互いに対接しないので、視覚的に見間違えても実質的に組み合わせることができないので、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の間違った取り付けを事前に、より確実に防止することができる。また、係合突起(47a)と被係合孔(47b)との嵌合により、取り付け後のガタつきを防止することもできる。
また、前記締付けバンド(60)は、下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の各対接部位の外周を全周に亘って取り囲むバンド本体(61)の両端に、互いに連結可能なロック機構(62)を備えることで、前記各対接部位を簡単に締結したり取り外すことができ、しかも、バンド本体(61)の途中に全長を伸縮調整する長さ調整機構(66)を備えることで、下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の多少の製造誤差を対応できるのみならず、様々な大きさの下部灯体(20,20C)および上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)に適用することができる。
さらにまた、上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)の交換時に取り外した元の上部灯体(30,30A,30B,30C,30D)は、現場から持ち帰ってから光源を交換したり修理あるいは清掃する等、あらためてメンテナンスや清掃を行う必要がある。ここで上部灯体(30C,30D)が、その底部を成す取付台(31C,31D)上に、光源(50)を含む光学ユニット(50a)を組み付け、該光学ユニット(50a)を覆う灯体ヘッド(32C,32D)を装着して成り、取付台(31C,31D)と灯体ヘッド(32C,32D)とを、互いに着脱自在とする係脱手段を介して連結すれば、工具を使用することなく、例えばワンタッチ操作によって、光学ユニット(50a)を容易かつ確実に上部灯体(30C,30D)の外部に取り出したり、内部に組み込むことが可能となり、上部灯体(30C,30D)自体の保全作業効率も大幅に高めることができる。
前記係脱手段は、具体的には例えば、前記灯体ヘッド(32C)の開口周縁側に沿って複数のストライカ(70)を設け、前記取付台(31C)の外周縁側に沿って、前記各ストライカ(70)が露出する切欠部(80)を形成し、該切欠部(80)の傍らにフック(81)を設けて構成し、前記ストライカ(70)は、略U字形に屈曲した弾性線材の両端に巻ばね部(71)を設けて成り、各巻ばね部(71)を前記灯体ヘッド(32C)の開口周縁側に止着し、前記切欠部(80)を臨む前記ストライカ(70)の中央部(72)を、前記巻ばね部(71)の弾性変形に伴い前記フック(81)に係脱可能とすればよい。
かかる係脱手段によれば、切欠部(80)を臨むストライカ(70)の中央部(72)に指を引っかける等して引っ張れば、巻ばね部(71)の弾性変形に伴ってストライカ(70)の中央部(72)が切欠部(80)より出没する。ここで灯体ヘッド(32C)の開口周縁と取付台(31C)の外周縁とを重ね合わせた状態で、ストライカ(70)の中央部(72)を、切欠部(80)の傍らにあるフック(81)に引っかければ、光学ユニット(50a)が組み付けてある取付台(31C)と灯体ヘッド(32C)とを一体に容易に固定でき、また、ストライカ(70)の中央部(72)をフックから外せば、取付台(31C)と灯体ヘッド(32C)とを容易に分離することができる。
あるいは前記係脱手段として、他に例えば、前記灯体ヘッド(32D)の開口周縁側に沿って複数の取付孔(135)を設け、前記取付台(31D)の外周縁側に沿って、前記取付孔(135)に対応して先端側が両側に張り出す形状の回転軸(90,100)を回転可能に軸支して構成してもよい。かかる係脱手段によれば、灯体ヘッド(32D)の開口周縁と取付台(31D)の外周縁とを重ね合わせた状態で、回転軸(90,100)の先端側を取付孔(135)に挿入した後、回転軸(90,100)を所定角度回転させることにより、回転軸(90,100)の先端側の張り出し部位が、取付孔(135)の裏側周囲に係脱可能とするため、前記係脱手段と同様に、光学ユニット(50a)を容易かつ確実に上部灯体(30C,30D)の外部に取り出したり、内部に組み込むことができる。
本発明に係る航空灯によれば、光源を含む上部灯体を交換する時に、該上部灯体を下部灯体から容易に取り外すことができ、新たな上部灯体を適正な取付状態に迷うことなく導き、かつしっかりと支持しつつ確実に下部灯体に取り付けることができる。しかも、上部灯体を下部灯体に取り付けると共に電気的な接続も同時に行うことができ、極めて簡易かつ迅速にメンテナンス作業や清掃作業を行うことができる。
以下、図面に基づき本発明を代表する各種実施の形態を説明する。
図1〜図14は本発明の第1実施の形態を示している。
本実施の形態に係る航空灯は、空港における滑走路の路面上に設置され、灯光により航行を視覚的に援助するためのものである。
この種の航空灯には様々な用途に対応させて各種タイプが存在するが、本実施の形態では、進入灯として構成する場合を例に説明する。ここで進入灯とは、滑走路への最終進入経路を示す灯火であり、光源にはハロゲンランプが用いられ白色光に設定され、灯光方向が一方向に構成されている。
かかる進入灯とほぼ同形の航空灯として、光色の違いにより滑走路末端補助灯や停止線灯がある。滑走路末端補助灯は、滑走路の進入端を示す補助灯であり、光源にはハロゲンランプが用いられ緑色光に設定されている。また、停止線灯は、出発機に滑走路の停止位置を示す灯火であり、光源にはハロゲンランプが用いられ赤色光に設定されている。
図1に示すように、進入灯である航空灯10は、滑走路における路面上の設置場所に固設される下部灯体20と、光源50を含み前記下部灯体20に着脱自在に取り付けられて交換可能な上部灯体30と、前記下部灯体20に前記上部灯体30を取り付けた際に両者の対接部位の外周を全周に亘って締結する締付けバンド60とを有して成る。
下部灯体20は、路面下に下端を埋設するように設置される台座21と、該台座21上に支持される調整座23とから成る。台座21は円筒状に形成されており、その下部途中には可折性の括れ部22が形成されている。括れ部22は、航空機等が航空灯10に万一接触した場合に折れることで、航空機等に損傷を与えることがないようにして安全性を高めるための構造である。
調整座23は、上方に開口した椀状に形成されており、前記台座21の上端に対して全周方向に亘り水平面に対する傾き角度(仰角)を微調整可能に支持されている。それにより、後述する光源50の灯光角度を微調整できるようになっている。なお、調整座23の可動状態ないし固定状態の切り換えは締結ねじ24(図2参照)によって行われる。
調整座23の上端開口面が、上部灯体30に対する下部灯体20の対接部位となっており、該上端開口側には、下部灯体20側のコネクタ40を取り付けるための支持プレート25が開口直径方向に架設されている。支持プレート25の下面側には、図示省略した電源回路に連結された電源線26や、一端が接地しているアース線27がそれぞれ延ばされている。
下部灯体20と次述する上部灯体30の各対接部位には、それぞれ互いに電気的に接続する状態で係脱可能であり、下部灯体20上に上部灯体30を支持し得る取付状態に導きつつ固定するためのコネクタ40が設けられている。かかるコネクタ40は、下部灯体20の対接部位に突設された係合凸部41と、上部灯体20の対接部位に凹設されて前記係合凸部41が嵌り込むガイド凹部45とから成る。
係合凸部41は、前記支持プレート25の略中央に固設されており、調整座23の上端開口(対接部位)の略中央に位置する。詳しく言えば係合凸部41は、図10および図11に示すように、碍子(ステアタイト)で立方体に成形されたベース体42の両側壁に、金属製の補強片43をベース体42の周囲(側方)に所定範囲で展開した状態に固着して成る。
ベース体42には、その上端面に連通する一対の端子差込孔44a,44bが設けられている。ここで一方の端子差込孔44aは、後述する電源端子46aを差し込むものであり、その内部には前記電源線26が接続されている。他方の端子差込孔44bは、後述するアース端子46bを差し込むものであり、その内部には前記アース線27が接続されている。
上部灯体30は、光源50や反射鏡35等の関連部品を搭載した取付台31上に、一側方が開口した灯体ヘッド32を被せるように一体に装着して成る。取付台31は、前記調整座23の上端開口面に合致する円盤状に形成されており、この取付台31の下面側が、前記下部灯体20に対する上部灯体30の対接部位となっている。
取付台31の下面略中央は、前記係合凸部41がちょうど嵌り込む大きさ・形状で内側に入り込むように凹設されて、該係合凸部41が導かれつつ係合するガイド凹部45となっている。かかるガイド凹部45は、前記係合凸部41のベース体42の側方に展開した補強片43の外端縁を総て取り囲む形状に凹設されている。
ガイド凹部45には、その内側より突出しない範囲で一対の端子46a,46bが突設されている。ここで一方の端子は、前記端子差込孔44aに対応した電源端子46aであり、他方の端子は、前記端子差込孔44bに対応したアース端子46bである。
ガイド凹部45に前記係合凸部41を嵌め込ませると、光源50に繋がる電源端子46aは前記端子差込孔44aに差し込まれて、図示省略した電源回路から給電され、一方、アース端子46bは前記端子差込孔44bに差し込まれて、下部灯体20側を介して接地されるように設定されている。
各端子46a,46bは、ガイド凹部45に係合凸部41が係合した際、それぞれ端子差込孔44a,44bに嵌り合うよう対向する位置に、ガイド凹部45の最奥面から真下方向へ延びるように突設されている。ここで各端子46a,46bの下端は、それぞれガイド凹部45の開口面より取付台31の下面側に飛び出ることはなく、ガイド凹部45の内部に収まるように設定されている。
ガイド凹部45の最奥面の反対側には、光源50を着脱自在に取り付けるためのソケット33が一対の止めねじ34a,34b(図9参照)で固設されている。光源50は本実施の形態ではハロゲンランプであり、白色光の電球51が碍子体52に取り付けられたものであり、図示省略したが碍子体52に突設された一対の太さの異なる端子ピンが嵌合する差込孔が、前記ソケット33の上端面に設けられている。
図1に示すように、取付台31上における光源50の手前位置には、環状の支持ブラケット36が垂直に立ち上がる状態に立設されており、この支持ブラケット36の内側に嵌り込むように反射鏡35が取り付けられている。かかる反射鏡35は、その内側頂部に前記光源50の電球51を位置させるように、電球51を部分的に挿通させる切欠を有している。また反射鏡35は、その下端が支持ブラケット36の下端にヒンジ36aを介して連結されており、反射鏡35全体はヒンジ36aを回転中心として前方へ揺動させることができるようになっている。
灯体ヘッド32の一側方における開口部位は、ちょうど反射鏡35に対向するように設定されている。かかる灯体ヘッド32の開口部位には、ガラス押え37や図示省略したパッキン等を介して円形の前面ガラス38が嵌め付けられており、防水性が維持されている。
上部灯体30の対接部位である取付台31の外周縁の外側に沿って、灯体ヘッド32の下端側の開口周縁が取り囲むように配置されており、かかる取付台31の外周縁と灯体ヘッド32の下端側開口周縁との隙間に、前記下部灯体20の対接部位である調整座23の上端開口に設けられた顎状のフランジ23aが嵌合するように設定されている。
また、下部灯体20および上部灯体30の各対接部位には、下部灯体20に対して上部灯体30を適正な取付状態に導く際に、事前に両者の対向すべき位置関係を案内するための位置決め手段47が設けられている。ここで適正な取付状態とは、前記コネクタ40の係合凸部41とガイド凹部45とが正しい極性ないし向きで対向する状態を指す。さらにまた適正な取付状態では、灯体ヘッド32の前面ガラス38が予め想定された灯光方向に合致するように設定されている。
詳しく言えば位置決め手段47は、図6に示すように、下部灯体20に対する上部灯体30の適正な取付状態で、互いに位置が合致して嵌合し合う係合突起47aと被係合孔47bとから成る。ここで被係合孔47bは、下部灯体20の対接部位の外周縁側の特定箇所に設けられており、係合突起47aは、上部灯体30の対接部位の外周縁側にて、該上部灯体30の適正な取付状態を成す向きで前記被係合孔47bにちょうど合致する特定箇所に設けられている。なお、係合突起47aおよび被係合孔47bはそれぞれ一対ずつ設けられている。
また、下部灯体20の係合凸部41を上部灯体30のガイド凹部45に嵌め込ませつつ、下部灯体20および上部灯体30の各対接部位を互いに嵌合させると、両者の対接部位の外周はそれぞれ凸状に出っ張る。かかる凸状の部位には環状のパッキン48が周回するよう嵌着されており、その上から略U字形断面の締付けバンド60により各対接部位の外周全周に亘って締結することで、下部灯体20と上部灯体30とは確実に固定される。
図12〜図14に示すように、締付けバンド60は、下部灯体20および上部灯体30の各対接部位の外周を全周に亘って取り囲むバンド本体61の両端に互いに連結可能なロック機構62を備える。また、バンド本体61の途中に、該バンド本体61の全長を伸縮調整する長さ調整機構66を備えている。バンド本体61は略U字形断面に形成されており、略中央で2つに分断されており長さ調整機構66によって一体に連結されている。
ロック機構62は、バンド本体61の一端部に固着されたフック63と、他端部に枢軸64aにより回動可能に支持された操作レバー64に、さらに回動可能に枢着されたストライカ65とから成る。フック63とストライカ65との係合点と、枢軸64aとを結ぶ直線が、ストライカ65の回動中心を越える前後でトグルを形成するように設定されている。
長さ調整機構66は、バンド本体61の途中分断された端部同士にそれぞれ互いに対向するねじ止めブラケット67を固着し、各ねじ止めブラケット67に1本の長さ調整ねじ68を螺合させたものである。長さ調整ねじ68を回して各ねじ止めブラケット67間の距離を調整でき、それによりバンド本体61全体の長さを、長さ調整ねじ68の略全長の範囲で適宜調整することができるようになっている。
次に、第1実施の形態に係る航空灯10の作用を説明する。
本航空灯10によれば、下部灯体20は滑走路における路面上の設置場所に予め固設しておき、この下部灯体20に対して上部灯体30を着脱自在に取り付けることができる。光源50は上部灯体30に含まれており、光源50が断線した場合には、上部灯体30全体を別途用意されている新たな上部灯体30と交換すればよい。
このように光源50を含む上部灯体30全体を一ユニットとして構成し、上部灯体30全体をまるごと交換することにより、現場における光源50の面倒な交換作業を省くことができる。不具合のある上部灯体30は、整備所に運んでから光源50を交換したり、あるいは電気系統の保守点検や修理ないし清掃を行えばよい。それにより、航空灯10の保守点検や清掃作業に関しては、現場での作業時間を極力削減でき、飛行場運営の効率化が可能となる。
図2において、下部灯体20から上部灯体30を取り外すには、先ず締付けバンド60を両者の各対接部位の外周から外す。すなわち、図13に示す操作レバー64を引き起こすように回動させて、ストライカ65をフック63から離脱させればよい。このように締付けバンド60は工具を使用することなく、ワンタッチで外すことが可能である。なお、外した締付けバンド60は、図3に示すように真下の路面にそのまま置いておけば、再び締付けバンド60を取り付ける際、締めやすくなり時間短縮につながる。
次に図4に示すように、上部灯体30を上方に真っ直ぐ持ち上げて、下部灯体20から引き抜く。ここで光源50や反射鏡35を搭載している取付台31と、灯体ヘッド32とは一体に組み合わされており、前述したように一ユニットとして扱われる。ここで灯体ヘッド32を掴んで上方に真っ直ぐ持ち上げることにより、互いに係合していたコネクタ40の係合凸部41からガイド凹部45が離脱する。
コネクタ40の離脱と同時に、係合凸部41にある各端子差込孔44a,44bからベース体42にある各端子46a,46bが外れて、電気的な接続やアースもそのまま自然に取り外すことができ、別途コネクタやアースを外すような作業は一切不要である。もちろん現場である設置場所においては、上部灯体30を分解してからさらに反射鏡35を取り外したり、光源50を交換するような各々の作業もないため、現場での大幅な時間削減が可能となる。
図5において、下部灯体20に新しい上部灯体30を取り付けるには、前述した上部灯体30を取り外すときの逆の手順で新しい上部灯体30を装着すればよい。図6に示すように、下部灯体20および上部灯体30の各対接部位には、下部灯体20に対して上部灯体30を適正な取付状態に導く際に、事前に両者の対向すべき位置関係を案内するための位置決め手段47があるので、各端子46a,46bの極性や灯光の向き等を間違えたり迷うことなく、上部灯体30の適正な取付状態を分かり易く確認することができる。
下部灯体20および上部灯体30の各対接部位を互いに合わせる際、位置決め手段47を成す係合突起47aおよび被係合孔47bが互いに合致しない場合には、係合突起47aが邪魔して下部灯体20および上部灯体30の各対接部位が互いに対接しない。そのため、視覚的に見間違えても実質的に組み合わせることができないので、上部灯体30の間違った取り付けをより確実に防止でき、適正な方向にのみ装着が可能となる。また、係合突起47aと被係合孔47bとの嵌合により、取り付け後のガタつきを防止することもできる。
コネクタ40を成し互いに係合する係合凸部41とガイド凹部45とは、単に電気的な接続を行うだけではなく、下部灯体20に対する上部灯体30の取付構造上の主要部を成すと共に、互いに係合させる過程で、下部灯体20に対して上部灯体30を適正な取付状態に導き、十分に支持しつつ位置決めする役目も担っている。
このような係合凸部41とガイド凹部45との係合により、下部灯体20の対接部位に対して上部灯体30の対接部位を確実に固定することができる。しかも、取り付けと同時に電気的な接続も行うことができ、上部灯体30側のアース端子46bも下部灯体20を介して自動的に接地される。なお、調整座23は動かさないので、反射鏡35の角度調整等の光学系の調整は一切必要ない。
また、ガイド凹部45の内側に端子46a,46bが収まることにより、上部灯体30を路面上に置いたり、他の物体に接触したりした場合でも、端子46a,46bが路面や他の物体に直接接触するおそれがなく保護され、これらの各端子46a,46bはそれぞれ対応する各端子差込孔44a,44bに確実に挿入されるので、破損および接触不良を起こすおそれはない。
さらに、前記係合凸部41は、碍子製のベース体42の側壁に金属製の補強片43を固着して形成され、前記ガイド凹部45を、ベース体42の側方に展開した補強片43の外端縁を総て取り囲む形状に凹設されているので、構造上出っ張る係合凸部41の剛性を高めることができる。特に端子差込孔44a,44bのあるベース体42がガイド凹部45の内壁に直接接触する面が減り、金属片が緩衝材としての役目を果たしたり、密接する係合関係の精度出しのために容易に調整することができる。
係合凸部41とガイド凹部45とが係合して、下部灯体20の対接部位上に上部灯体30がしっかりと固定されたら、さらに両者の各対接部位の外周を取り囲むように締付けバンド60を取り付ける。締付けバンド60を締め付けるには、締付けバンド60を各対接部位に被せたパッキン48に沿って周回させた後、操作レバー64を起こした状態でストライカ65をフック63に引っ掛けてから、再び操作レバー64を押し倒すように回動させればよい。
それにより、パッキン48が下部灯体20および上部灯体30の各対接部位の外周に密着し、締付けバンド60で完全に固定されるので、防水性が確実に維持される。また、締付けバンド60は工具を使用することなく、操作レバー64によりワンタッチで簡単に締め付けることができる。なお、バンド本体61全体の長さは、長さ調整機構66により、実際の下部灯体20および上部灯体30の各対接部位の外周の長さに予め合致するように調整しておくとよい。
図15および図16は本発明の第2実施の形態を示している。
本実施の形態では、航空灯10Aを滑走路灯として構成した場合の例を示したものである。ここで滑走路灯とは、滑走路の両端に設置して離陸または着陸しようとする航空機に滑走路の輪郭を示す灯火であり、灯光方向が2方向に構成されて、光源には滑走路末端における位置に応じて、白色光ないし黄色光に設定されている。
かかる滑走路灯とほぼ同形の航空灯として、光色の違いにより滑走路末端灯がある。滑走路末端灯は、離陸または着陸しようとする航空機に滑走路の進入端および終端を示す灯火であり、光色により使用目的が異なり、緑色光のものは滑走路の進入端に使用され、赤色光のものは滑走路の終端に使用される。
本実施の形態に係る航空灯10Aは、前述した航空灯10とは上部灯体30Aの構成が異なっている。すなわち、航空灯10Aの上部灯体30Aでは、灯体ヘッド32Aが、円筒形のガラスから成るグローブとして形成されている。また、取付台31上には、光源50を間にして互いに背中合わせに対向する一対の反射鏡35Aとその支持ブラケット36Aが設けられている。
このような航空灯10Aによれば、灯光方向が2方向に設定されている。前記各反射鏡35Aは、それぞれ下端が支持ブラケット36Aの両端下端にヒンジ36bを介して連結されており、各反射鏡35Aはヒンジ36bを回転中心として前方へ揺動させることができるようになっている。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図17および図18は本発明の第3実施の形態を示している。
本実施の形態では、航空灯10Bを誘導路灯として構成した場合の例を示したものである。ここで誘導路灯とは、誘導路の外縁に設置して誘導路の両端を示す灯火であり、光源にはハロゲンランプが用いられ青色光に設定されており、灯光方向が360度の全周方向に構成されている。
かかる誘導路灯とほぼ同形の航空灯としては、光色の違いにより禁止区域灯がある。禁止区域灯は、光源にはハロゲンランプが用いられ赤色光に設定されており、飛行場内で工事およびその他の理由により禁止区域を設ける時に、該禁止区域を知らせるために設置されるものである。
本実施の形態に係る航空灯10Bは、前述した航空灯10,10Aとは上部灯体30Bの構成が異なっている。すなわち、航空灯10Bの上部灯体30Bでは、灯体ヘッド32Bが略ドーム形のガラスから成るグローブとして形成されている。
また、取付台31上には、光源50を取り囲む円筒形のレンズ39が着脱自在に設けられている。このような航空灯10Bによれば、灯光方向が全周方向に設定されている。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図19および図20は本発明の第4実施の形態を示している。
本実施の形態は、前記各種実施の形態に係る航空灯10,10A,10Bのコネクタ40のうち係合凸部41Aの変形例を示したものである。本実施の形態に係る係合凸部41Aは、そのベース体42Aの4隅が切り欠かれてテーパー部42bが形成されており、ベース体42Aは平面視で細長い8角形に形成されている。
そして、ベース体42Aの両側壁に固着する補強片43は、ベース体42Aの4隅のテーパー部42bを回避するよう途中から折曲されて、側方に展開している。かかる各テーパー部42bは、係合凸部41Aが前記ガイド凹部45に嵌合する際に、ガイド凹部45の最奥面に露出する前記止めねじ34aの先端(図9,図20参照)が係合凸部41Aと干渉するのを防ぐためのものである。なお、第1実施の形態と同種の部位には同一符号を付して重複した説明を省略する。
図21〜図24は、本発明の第5実施の形態を示している。
本実施の形態では、航空灯10Cが前記第2実施の形態と同様に灯光方向が2方向に構成されたものであって、下部灯体20Cにある係合凸部41Cと、上部灯体30Cにあるガイド凹部45Cとが、下部灯体20Cに対する上部灯体30Cの前述した適正な取付状態でのみ、互いに嵌合し合う構造となっている。また、上部灯体30Cにおける取付台31Cと灯体ヘッド32Cとが、係脱手段を介して互いに着脱自在に連結されている。
図21(a)は、上部灯体30Cを一部破断して示す正面図であり、同図(b)は、上部灯体30Cの平面図である。図22(a)は、下部灯体20Cの平面図であり、同図(b)は、下部灯体20Cの一部を破断して示す正面図である。図23(a)は、上部灯体30Cの取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを離脱させた際の係脱手段を一部破断して示し、同図(b)は、取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを組み合わせた際の係脱手段を一部破断して示している。また、図24は、上部灯体30Cの取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを分離した状態を示し、同図(a)は、灯体ヘッド32Cを一部破断して示す正面図であり、同図(b)は、取付台31Cおよび光学ユニット50aを一部破断して示す正面図である。
先ず、係合凸部41Cとガイド凹部45Cとが互いに嵌合し合う構造であるが、係合凸部41Cとガイド凹部45Cとに方向性が付されており、特定の向きにしか嵌合し合わない構造に形成されている。すなわち、図21(b)に示すように、ガイド凹部45Cの一端片側には、内部に出っ張る凸部141が設けられており、図22(a)に示すように、係合凸部41Cにおいて、前記凸部141に対向する同じく一端片側では、前記凸部141を回避するべく、補強片43の一端側(図中のF)は側方に折り曲げられておらず、そのまま平らに真っ直ぐ延設されている。
それにより、係合凸部41Cとガイド凹部45Cとは、凸部141に補強片43の折り曲げ部位が干渉しない向きとして、補強片43の一端側(図中のF)が凸部141に合致する方向でしか嵌合し合うことができない。そのため、予めこれらの方向性に応じて設定した端子46a,46bの極性や、灯光の向き等の適正な取付状態を間違えれば、最初から組み合わせることができないので、直ぐに間違いが判明し、もう一度嵌合し直すといった時間の無駄を省くことができる。なお、第5実施の形態において、係合凸部41Cのベース体42Aは、その4隅を切り欠いた前記第4実施の形態と同一のものを示したが、前記第1〜第3実施の形態に示した立方体状のベース体42でもよいことは言うまでもない。
次に、上部灯体30Cにおいて、取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを互いに着脱自在とする係脱手段について説明する。図24に示すように、上部灯体30Cは、その底部を成す取付台31C上に、光源50を含む光学ユニット50aを組み付け、さらに該光学ユニット50aを覆う灯体ヘッド32Cを装着して成り、係脱手段によって、灯体ヘッド32Cの開口周縁側と取付台31Cの外周縁側とを、互いに一体に固定したり、取り外すことができるように構成されている。
図21、図23、図24に示すように、係脱手段は、灯体ヘッド32Cの開口周縁側に沿って複数のストライカ70を設け、取付台31Cの外周縁側に沿って、前記各ストライカ70が露出する切欠部80を形成し、該切欠部80の傍らにフック81を設けて構成されている。本実施の形態でストライカ70は、灯体ヘッド32Cの開口周縁の直径方向に対向するように一対設けられているが、全周方向に例えば等間隔に3つ、あるいは4つ設けるようにしてもよい。個々のストライカ70に対応する切欠部80およびフック81の数や配置についても同様である。
ストライカ70は、略U字形に屈曲した弾性線材の両端に巻ばね部71を設けて成り、各巻ばね部71が灯体ヘッド32Cの開口周縁側に止着されている。詳しく言えば、灯体ヘッド32Cは、円筒形のガラスから成るグローブ132の開口端縁に、金属製の取付リング133を嵌着して構成されており、この取付リング133の内周側に、ストライカ70の各巻ばね部71を係止するための止着部134が一体成形されている。止着部134に各巻ばね部71を係止した状態のストライカ70は、その中央部72が灯体ヘッド32Cの開口側を向く姿勢となる。
切欠部80は、前記ストライカ70の取付位置に対応させて、取付台31Cの直径方向に対向するように、外周縁から中心側に凹む形状に一対設けられている。各切欠部80は、使用者が指を入れてストライカ70の中央部72を引っ張ることができる大きさに開口しており、各切欠部80の内側には、前記ストライカ70の中央部72を掛止可能な一対のフック81が側方に延出し顎が下向きに突設されている。
以上のような係脱手段によれば、灯体ヘッド32Cの開口周縁と取付台31Cの外周縁とを重ね合わせた状態で、切欠部80を臨むストライカ70の中央部72に指を引っかけて引っ張れば、巻ばね部71の弾性変形に伴いストライカ70の中央部72が切欠部80より出没する。ここでストライカ70の中央部72を、切欠部80の傍らにあるフック81に引っ掛ければ、光学ユニット50aが組み付けてある取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを一体に容易に固定することができ、また、ストライカ70の中央部72をフック81から外せば、取付台31Cと灯体ヘッド32Cとを容易に分離することができる。
それにより、不具合のある上部灯体30Cを整備所に持ち帰った後、工具を使用することなく、前記係脱手段によるワンタッチ操作によって、光学ユニット50aを容易かつ確実に外部に取り出したり内部に組み込むことが可能となり、上部灯体30C自体の保全作業効率も大幅に高めることができる。なお、前記各種実施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
図25〜図28は、本発明の第6実施の形態を示している。
本実施の形態に係る航空灯10Dは、前記第5実施の形態に係る航空灯10Cと基本的な構成は共通するが、上部灯体30Dおよび係脱手段の構成が異なっている。なお、前記第5実施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
図25(a)は、上部灯体30Dを一部破断して示す正面図であり、同図(b)は、上部灯体30Dの平面図である。図26(a)は、係脱手段を拡大して示す正面図であり、同図(b)は、係脱手段を拡大して示す平面図である。図27(a)は、取付台31Dと灯体ヘッド32Dとを離脱させた際の係脱手段を一部破断して示し、同図(b)は、取付台31Dと灯体ヘッド32Dとを組み合わせた際の係脱手段を一部破断して示し、同図(c)は、係脱手段を構成する取付孔135の平面形状を示している。
また、図28は、取付台31Dと灯体ヘッド32Dとを分離した状態を示し、同図(a)は、灯体ヘッド32Dを一部破断して示す正面図であり、同図(b)は、取付台31Dおよび光学ユニット50aを一部破断して示す正面図である。なお、上部灯体30Dに組み合わされる下部灯体20Cは、前記第5実施の形態で説明したものと同一である。
図25〜図28に示すように、係脱手段は、灯体ヘッド32Dの開口周縁側に沿って、複数の取付孔135を設け、取付台31Cの外周縁側に沿って、前記取付孔135に対応して先端側が両側に張り出す形状の回転軸90を回転可能に軸支して構成されている。本実施の形態で取付孔135は、灯体ヘッド32Cの開口周縁の直径方向に対向するように一対設けられているが、全周方向に例えば等間隔に3つ、あるいは4つ設けるようにしてもよい。個々の取付孔135に対応する回転軸90の数や配置についても同様である。
図27(c)に示すように、取付孔135は、後述する回転軸90の先端側が挿通可能な形状であり、灯体ヘッド32Dの開口周縁を成す取付リング133Dの水平箇所に設けられている。また、取付リング133Dの水平箇所における内面側には、取付孔135の傍らに位置して、後述する回転軸90の先端側の出っ張りが当たる止めピン136が突設されている。
前記取付孔135に挿通する回転軸90は、取付孔135の穿設位置に対応させて、取付台31Dの直径方向に対向するように外周縁よりやや中心側の位置に一対軸支されている。回転軸90は、取付台31Dにある丸孔137に回転可能に挿通した状態で、丸孔137を間にして頭部91と抜止座金92とが配され、丸孔137から抜けないように軸支されている。また、頭部91と丸孔137の周囲の間には、回転軸90を頭部91側が丸孔137より離隔する方向に付勢する座バネ座金93が介装されている。
また、回転軸90の先端側には、両側に張り出す部位を成す回転ピン94が、回転軸90の先端側にその軸心と直交する方向に延びるよう一体に固結されている。前記取付孔135は、この回転ピン94がちょうど挿通できる程度の形状および大きさに設定されている。さらに、回転軸90の頭部91の基端側には、起倒可能なつまみ95が枢支されている。このつまみ95を頭部91に沿うように倒せば、出っ張って邪魔になることもなく、頭部91から引き起こせば、指でつまんで回転軸90および回転ピン94を回転させることができる。
以上のような係脱手段によれば、灯体ヘッド32Dの開口周縁と取付台31Dの外周縁とを重ね合わせた状態で、回転軸90の先端側を取付孔135に挿入した後、つまみ95を起こして回転軸90を、その先端側の回転ピン94が止めピン136に当たるまで約90度回転させることにより、回転軸90の先端側の回転ピン94が、取付孔135の裏側周囲に係合するため、前記第5実施の形態に係る係脱手段の場合と同様に、光学ユニット50aが組み付けてある取付台31Dを、灯体ヘッド32Dに容易かつ確実に組み付けたり、取り外すことができる。
図29および図30は、本発明の第7実施の形態を示している。
本実施の形態に係る航空灯10Dは、前記第6実施の形態に係る航空灯10Cと基本的な構成が同一であるが、係脱手段の回転軸100の構成のみ異なっている。図29(a)は、上部灯体30Dを一部破断して示す正面図であり、同図(b)は、上部灯体30Dの平面図である。図30は、係脱手段を拡大して示す正面図である。なお、前記第6実施の形態と同種の部位には、同一符号を付して重複した説明を省略する。
図29および図30に示すように、係脱手段を構成する回転軸100は、その基端側の頭部101が、指で押しながら回転させることができる程度の大きさに形成されており、その表面には滑り止め用のローレット目が加工されている。本実施の形態では、回転軸100の頭部101をそのまま回転操作できるように構成されており、前記第6実施の形態で説明したつまみ95はなく、比較的簡易に構成することができる。このような第7実施の形態においても、回転軸100の頭部101を指で押しつつ回転させることにより、光学ユニット50aが組み付けてある取付台31Dを、灯体ヘッド32Dに容易かつ確実に組み付けたり、取り外すことができる。
また、第5、第6、第7実施の形態では、前記第2実施の形態と同様に灯光方向が2方向に構成された航空灯に関して説明したが、前記嵌合し合う構造や係脱手段を適用するのは、もちろん2方向のタイプに限定されることはなく、前記第1実施の形態と同様に、灯光方向が1方向に構成された航空灯や、前記第3実施の形態と同様に、灯光方向が全周方向に構成された航空灯に適用してもよいことは言うまでもない。
ここで、前記第1実施の形態のように、灯光方向が1方向に構成された航空灯10の上部灯体30においては、第5、第6、第7実施の形態で説明した金属製の前記取付リング133がなく、図1に示すように、上部灯体30の灯体ヘッド32はほとんど金属製であるため、該灯体ヘッド32の開口周縁側の内周壁(金属製)の適所に例えば舌片等を一体成形しておき、かかる部位に、前記ストライカ70の巻ばね部71を係止するための止着部134や、前記取付孔135等を直接設けることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、コネクタ40を構成する係合凸部41,41A,41Cやガイド凹部45,45Cの構成は、図示した形状に限られるものではない。
また、前記位置決め手段47は、互いに位置が合致して嵌合し合う係合突起47aと被係合孔47bとから成るが、これらの嵌合構造に限られるものではなく単なる目印としてもよく、また逆の態様として、下部灯体20に係合突起47aを設け、上部灯体30に被係合孔47bを設けるように構成してもよい。
本発明の第1実施の形態に係る航空灯を、一部を破断した状態で示す分解側面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯から締付けバンドを外した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の下部灯体から上部灯体を取り外した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の要部を示す説明図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の下部灯体から上部灯体を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯のコネクタの結合状態を示す断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯のコネクタのガイド凹部を示す断面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の下部灯体を示す底面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の下部灯体を示す斜視図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯のコネクタの係合凸部を示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の締付けバンドを示す平面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯のロック機構を示す正面図である。 本発明の第1実施の形態に係る航空灯の長さ調整機構を示す正面図である。 本発明の第2実施の形態に係る航空灯を、一部を破断した状態で示す分解側面図である。 本発明の第2実施の形態に係る航空灯の下部灯体から上部灯体を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第3実施の形態に係る航空灯を、一部を破断した状態で示す分解側面図である。 本発明の第3実施の形態に係る航空灯の下部灯体から上部灯体を取り外した状態を示す斜視図である。 本発明の第4実施の形態に係る航空灯の下部灯体を示す斜視図である。 本発明の第4実施の形態に係る航空灯の係合凸部を示す平面図である。 本発明の第5実施の形態に係る航空灯の上部灯体を一部破断して示す正面図(a)、および上部灯体の平面図(b)である。 本発明の第5実施の形態に係る航空灯の下部灯体を示す正面図(a)、および下部灯体の一部を破断して示す正面図(b)である。 本発明の第5実施の形態に係る航空灯の上部灯体における取付台と灯体ヘッドとを離脱させた際の係脱手段を一部破断して示す説明図(a)、および取付台と灯体ヘッドとを組み合わせた際の係脱手段を一部破断して示す説明図(b)である。 本発明の第5実施の形態に係る航空灯の上部灯体における灯体ヘッドを一部破断して示す正面図(a)、および取付台および光学ユニットを一部破断して示す正面図(b)である。 本発明の第6実施の形態に係る航空灯の上部灯体を一部破断して示す正面図(a)、および上部灯体の平面図(b)である。 本発明の第6実施の形態に係る航空灯の係脱手段を拡大して示す正面図(a)、および係脱手段を拡大して示す平面図(b)である。 本発明の第6実施の形態に係る航空灯の上部灯体における取付台と灯体ヘッドとを離脱させた際の係脱手段を一部破断して示す説明図(a)、および取付台と灯体ヘッドとを組み合わせた際の係脱手段を一部破断して示す説明図(b)である。 本発明の第6実施の形態に係る航空灯の上部灯体における灯体ヘッドを一部破断して示す正面図(a)、および取付台および光学ユニットを一部破断して示す正面図(b)である。 本発明の第7実施の形態に係る航空灯の上部灯体を一部破断して示す正面図(a)、および上部灯体の平面図(b)である。 本発明の第7実施の形態に係る航空灯の係脱手段を拡大して示す正面図である。
符号の説明
10…航空灯
10…航空灯
10A…航空灯
10B…航空灯
10C…航空灯
10D…航空灯
20…下部灯体
20C…下部灯体
21…台座
22…括れ部
23…調整座
23a…フランジ
24…締結ねじ
25…支持プレート
26…電源線
27…アース線
30…上部灯体
30A…上部灯体
30B…上部灯体
30C…上部灯体
30D…上部灯体
31…取付台
31C…取付台
31D…取付台
32…灯体ヘッド
32A…灯体ヘッド
32B…灯体ヘッド
32C…灯体ヘッド
32D…灯体ヘッド
33…ソケット
34a…止めねじ
35…反射鏡
35A…反射鏡
36…支持ブラケット
36A…支持ブラケット
36a…ヒンジ
36b…ヒンジ
37…ガラス押え
38…前面ガラス
39…レンズ
40…コネクタ
41…係合凸部
41A…係合凸部
41C…係合凸部
42…ベース体
42A…ベース体
42b…テーパー部
43…補強片
44a…端子差込孔
44b…端子差込孔
45…ガイド凹部
45C…ガイド凹部
46a…電源端子
46b…アース端子
47…位置決め手段
47a…係合突起
47b…被係合孔
48…パッキン
50…光源
50a…光学ユニット
51…電球
60…締付けバンド
61…バンド本体
62…ロック機構
63…フック
64…操作レバー
65…ストライカ
66…長さ調整機構
67…ねじ止めブラケット
68…長さ調整ねじ
70…ストライカ
71…巻ばね部
72…中央部
81…フック
90…回転軸
91…頭部
92…抜止座金
93…座バネ座金
94…回転ピン
95…つまみ
100…回転軸
101…頭部
132…グローブ
133…取付リング
134…止着部
135…取付孔
136…止めピン
137…丸孔
141…凸部

Claims (11)

  1. 空港における滑走路の路面上に設置され、灯光により航行を視覚的に援助するための航空灯において、
    路面上の設置場所に固設される下部灯体と、光源を含み前記下部灯体に着脱自在に取り付けられて交換可能な上部灯体と、前記下部灯体に前記上部灯体を取り付けた際に両者の対接部位の外周を全周に亘って締結する締付けバンドとを有して成り、
    前記下部灯体および前記上部灯体の各対接部位に、それぞれ互いに電気的に接続する状態で係脱可能であり、前記下部灯体上に前記上部灯体を支持し得る取付状態に導きつつ固定するためのコネクタを設けたことを特徴とする航空灯。
  2. 前記コネクタは、前記下部灯体の対接部位に突設されて端子差込孔を備えた係合凸部と、前記上部灯体の対接部位に凹設されて前記係合凸部が嵌り込み、その内側より突出しない範囲で突設された端子を備えたガイド凹部とから成ることを特徴とする請求項1に記載の航空灯。
  3. 前記端子は複数あって少なくともアース端子を含み、
    前記係合凸部を前記ガイド凹部に嵌め込ませた際に、前記アース端子が前記係合凸部ないし前記下部灯体側を介して接地されることを特徴とする請求項2に記載の航空灯。
  4. 前記係合凸部は、碍子製のベース体の側壁に金属製の補強片をベース体の側方に所定範囲で展開した状態に固着して成り、
    前記ガイド凹部は、前記ベース体の側方に展開した前記補強片の外端縁を総て取り囲む形状に凹設したことを特徴とする請求項2または3に記載の航空灯。
  5. 前記係合凸部と前記ガイド凹部とを、前記下部灯体に対する前記上部灯体の適正な取付状態でのみ、互いに嵌合し合う構造としたことを特徴とする請求項2,3または4に記載の航空灯。
  6. 前記下部灯体および前記上部灯体の各対接部位に、前記下部灯体に対して前記上部灯体を適正な取付状態に導く際に、事前に両者の対向すべき位置関係を案内するための位置決め手段を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の航空灯。
  7. 前記位置決め手段は、前記下部灯体に対する前記上部灯体の適正な取付状態で、互いに嵌合し合う係合突起と被係合孔とから成り、
    前記係合突起および前記被係合孔の何れか一方を、前記下部灯体の対接部位の外周縁側の特定箇所に設け、何れか他方を、前記上部灯体の対接部位の外周縁側にて、該上部灯体の適正な取付状態を成す向きで前記一方に合致する特定箇所に設けたことを特徴とする請求項6に記載の航空灯。
  8. 前記締付けバンドは、前記下部灯体および前記上部灯体の各対接部位の外周を全周に亘って取り囲むバンド本体の両端に互いに連結可能なロック機構を備え、かつ前記バンド本体の途中に該バンド本体の全長を伸縮調整する長さ調整機構を備えることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6または7に記載の航空灯。
  9. 前記上部灯体は、その底部を成す取付台上に、光源を含む光学ユニットを組み付け、さらに該光学ユニットを覆う灯体ヘッドを装着して成り、
    前記取付台と前記灯体ヘッドとを、互いに着脱自在とする係脱手段を介して連結したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の航空灯。
  10. 前記係脱手段は、前記灯体ヘッドの開口周縁側に沿って複数のストライカを設け、前記取付台の外周縁側に沿って、前記各ストライカが露出する切欠部を形成し、該切欠部の傍らにフックを設けて構成し、
    前記ストライカは、略U字形に屈曲した弾性線材の両端に巻ばね部を設けて成り、各巻ばね部を前記灯体ヘッドの開口周縁側に止着し、前記灯体ヘッドの開口周縁と前記取付台の外周縁とを重ね合わせた状態で、前記切欠部を臨む前記ストライカの中央部を、前記巻ばね部の弾性変形に伴い前記フックに係脱可能としたことを特徴とする請求項9に記載の航空灯。
  11. 前記係脱手段は、前記灯体ヘッドの開口周縁側に沿って複数の取付孔を設け、前記取付台の外周縁側に沿って、前記取付孔に対応して先端側が両側に張り出す形状の回転軸を回転可能に軸支して構成し、
    前記灯体ヘッドの開口周縁と前記取付台の外周縁とを重ね合わせた状態で、前記回転軸の先端側を前記取付孔に挿入した後、回転軸を所定角度回転させることにより、回転軸の先端側の張り出し部位を、前記取付孔の裏側周囲に係脱可能としたことを特徴とする請求項9に記載の航空灯。
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