JP2003336229A - 埋込型標識灯装置 - Google Patents

埋込型標識灯装置

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JP2003336229A
JP2003336229A JP2002148919A JP2002148919A JP2003336229A JP 2003336229 A JP2003336229 A JP 2003336229A JP 2002148919 A JP2002148919 A JP 2002148919A JP 2002148919 A JP2002148919 A JP 2002148919A JP 2003336229 A JP2003336229 A JP 2003336229A
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Shingo Shinno
真吾 新野
Katsuyuki Ide
勝幸 井手
Yasushi Ishida
康史 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標識灯を取付体に取り付けやすくした埋込型標
識灯装置を提供する。 【解決手段】光導出溝1a、内部空間1Eおよび光路規
制用のプリズム1eを備え、一部が非円形部x´を有す
るほぼ円形の嵌合部xを周縁に有するとともに、複数の
取付孔1dを備えた灯体1と、内部空間1Eに配設され
た光源2aを含む光学ユニット2とを備えた埋込型標識
灯Aと、一部が非円形部y´を有するほぼ円形の周段部
yを有する開口端を上面に備え、周段部yに埋込型標識
灯Aの灯体1の嵌合部xを受容する取付体Dと、埋込型
標識灯Aの灯体1に備えられた複数の取付孔1dを経由
して埋込型標識灯Aを取付体Dに固着する固着手段Eと
を具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港において航空
機のパイロットに対するマーカーライトなどとして用い
たり、道路などに用いたりする埋込型標識灯装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の埋込型標識灯装置は、一
般に路面に埋設された基台に、調整リングまたはアダプ
タなどの灯体受容部を備えた取付体を取り付け、埋込型
標識灯を取付体に嵌合させてから、両者をスタッドボル
トおよび袋ナットにより固着するように構成されてい
る。そして、埋込型標識灯は、その周縁の形状が円形
で、全体としてほぼ円盤状をなしている。また、埋込型
標識灯の周縁部には、4つの取付孔が同一円周上の中心
点に対する対称位置に分散し、かつ、上下に貫通して形
成されている。一方、取付体は、周段部を有する開口端
を上面に備え、その周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合
部を受容するように構成されている。さらに、4本のス
タッドボルトを取付体の周段部に起立させている。
【0003】そうして、埋込型標識灯を取付体に取り付
けるには、標識灯の取付孔をスタッドボルトに挿通する
ように位置を合わせて取付体の周段部に嵌合させる。取
付孔がスタッドボルトに挿通すると、スタッドボルトの
先端が取付孔から上方へ突出する。次に、標識灯の取付
孔から上方へ突出したスタッドボルトの先端に袋ナット
をねじ込んで、灯体の上面に締め付けることによって、
標識灯の取り付けが完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の埋込
型標識灯装置においては、標識灯を取付体に取り付ける
のに困難があるという問題があった。たとえば、標識灯
を誤った向きに取り付けやすかったり、迅速に取り付け
られなかったりしていた。
【0005】本発明は、標識灯を取付体に取り付けやす
くした埋込型標識灯装置を提供することを目的とする。
【0006】本発明は、埋込型標識灯を所定の向きに取
付体に取り付けやすくした埋込型標識灯装置を提供する
ことを他の目的とする。
【0007】本発明は、埋込型標識灯を迅速に取付体に
取り付けやすくした埋込型標識灯装置を提供することを
さらに他の目的とする。
【0008】
【課題を達成するための手段】請求項1の発明の埋込型
標識灯装置は、上面に配設された光導出溝、光導出溝に
連通する内部空間、および光導出溝と内部空間との間に
液密に配設された光路規制用のプリズムを備え、一部が
非円形部を有するほぼ円形の嵌合部を周縁に有するとと
もに、上面周縁部に互いに分散し、かつ、上下に貫通す
る複数の取付孔を備えた灯体と、プリズムに向かって投
光するように灯体の内部空間に配設された光源を含む光
学ユニットとを備えた埋込型標識灯と;一部が非円形部
を有するほぼ円形の周段部を有する開口端を上面に備
え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容する取
付体と;埋込型標識灯の灯体に備えられた複数の取付孔
を経由して埋込型標識灯を取付体に固着する固着手段
と;を具備していることを特徴としている。
【0009】本発明および以下の各発明において、用語
の定義および技術的意味は次による。
【0010】本発明の埋込型標識灯装置は、埋込型標識
灯、取付体および固着手段から構成され、種々の用途に
用いることができる。たとえば、空港用としては滑走路
中心線灯、誘導路中心線灯、停止線灯など、また道路用
としては交叉点標識用などに適応することができる。以
下、構成要素ごとに説明する。
【0011】<埋込型標識灯について> 埋込型標識
灯は、灯体および光学ユニットからなる。
【0012】(灯体について) 灯体は、光導出溝、
内部空間およびプリズムを備えている。光導出溝は、灯
体の路面上に露出している上面部に配設されている。こ
の種の埋込型標識灯は光を路面に対して小さな仰角で照
射する必要があり、そのために光導出溝を形成してい
る。内部空間は、一般に路面内に埋設される位置にあ
り、外部に対して液密に構成される。そして、後述する
光学ユニットを始め、受電部分などを収容する。プリズ
ムは、光学ユニットから放射された光路を屈折させる、
すなわち光路を規制するために用いられる。すなわち、
灯体の内部空間においては、ランプの光軸を路面に対し
て小角度で設定することが困難である。そこで、中間に
プリズムを介在させて路面方向へ屈折させる。光路規制
とは、光路を例えば上述のように所定の方向に規制する
ことを意味する。
【0013】また、灯体は、嵌合部および複数の取付孔
を備えている。嵌合部は、灯体の周縁部に形成されてい
て、全体がほぼ円形であるが、一部が非円形部になって
いる。非円形部は、円形の内側および外側のいずれであ
ってもよいが、好適には外形の大形化を回避できるの
で、内側に配置されている。複数の取付孔は、灯体の周
縁部において、互いに分散するとともに、灯体の上下に
貫通していているが、灯体内部の液密性を阻害しないよ
うに構成される。
【0014】(光学ユニットについて) 光学ユニッ
トは、少なくともランプおよび反射鏡を備えている。そ
して、光学ユニットは、基板を経由して灯体内のプリズ
ムに対面する位置に配置される。基板は、灯体の一部を
構成しているのでもよいし、灯体とは別であってもよ
い。灯体の一部の場合、灯体の背面板および天板のいず
れであってもよい。また、灯体とは別に構成されている
場合、灯体の内面に直接重ねて配置したり、スペーサを
介して浮かして配置したりすることができる。そして、
ビス、ねじ、接着などにより灯体に固着することができ
る。また、光学ユニットは、所望により、位置規制枠、
押圧片および弾性脱落阻止体などを備えることが許容さ
れる。以下、光学ユニットの構成要素ごとに説明する。
【0015】ランプは、小形高光出力の点からハロゲン
電球が好ましいが、クリプトンやキセノンガスを封入し
た白熱電球においても比較的小形高光出力のものが得ら
れるので、またそれほど小形高光出力を要求されない場
合も含めて、その他の白熱電球または発光ダイオードな
どの使用を許容する。ハロゲン電球にはバルブの表面に
赤外線反射膜を形成したものがあるが、発光効率が高い
ので、この構成は本発明に好適である。
【0016】反射鏡は、基体の内面に高反射率の反射膜
を被着したものが好適であるが、基体自体が反射率の高
い物質たとえば高純度アルミニウムなどからなる場合は
別に反射膜を被着させる必要はない。また、基体として
はガラスや金属が適している。さらに、反射鏡の高さを
小さくするために、基本形が回転2次曲面をなしている
椀形の反射鏡の上下を平行にカットした薄形の反射鏡を
用いることができる。
【0017】なお、所望により、ランプと反射鏡とを一
体化することができる。これにより、反射鏡の焦点位置
にランプの発光中心が固定されるため、配光が乱れにく
くなるとともに、集光効率が高くなる。
【0018】次に、本発明において、光学ユニットの必
須要素ではないが、以下に説明する部材を含むことがで
きる。
【0019】1 位置規制枠 位置規制枠は、光学ユ
ニットが所定の配光特性を示すように一体化されたラン
プおよび反射鏡の配設位置を規制するとともに、その取
り付けをサポートする部材である。位置規制枠を用いる
場合、光学ユニットは、プリズムに正対する位置に配置
されるように位置規制枠を介して後述する基板にねじな
どの固着手段を用いて取り付けられる。ランプおよび反
射鏡の配設位置を規制するには、反射鏡の前面を位置規
制枠の背面に当接するのが効果的である。なお、反射鏡
が左右または上下に動かないように位置規制枠に起立片
を形成することができる。
【0020】2 押圧片 押圧片は、リフレクタをそ
の背面から押圧して、前面が位置規制枠に当接させるた
めに用いられる。なお、押圧片の基端を位置規制枠に固
定することで、ユニット化しやすくなる。
【0021】3 弾性脱落阻止体 弾性脱落阻止体
は、埋込型標識灯に大きな衝撃が加わったときでも反射
鏡が所定の位置から脱落しないように作用する手段であ
り、位置規制枠に着脱自在に装着される。しかし、その
装着のそれ以上の態様は問わない。したがって、弾性脱
落阻止体は、たとえばばね性部材からなるか、ばね性部
材を有しており、その弾性を利用して少なくとも衝撃が
加わったときに、リフレクタを直接または間接弾性的に
押さえてその脱落を阻止する。また、弾性脱落阻止体を
位置規制枠に着脱自在に装着するには、どのような手段
によってもよい。たとえば、弾性脱落阻止体の弾性を利
用して着脱すると構造が簡単になるので好ましいが、要
すればねじなどの固着手段を用いてもよい。また、閂構
造を用いることもできる。また、弾性脱落阻止体を装着
するために、位置規制枠に孔、凹み、鉤状部分などを適
宜形成することができる。
【0022】<取付体について> 取付体は、一部が
非円形部を有するほぼ円形の周段部を有する開口端を上
面に備え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容
する。周段部は、標識灯の灯体の嵌合部に合致する大き
さおよび形状になっている。開口端は、灯体の下方へ突
出する部分があれば、それを受容したり、給電部材を標
識灯に接続したりするなどのために利用される。
【0023】また、取付体は、一般に基台、調整リング
またはアダプタと称される部材であることを許容する。
次に、取付体がそれぞれである場合について説明する。
【0024】1 基台が取付体を構成する場合 この
場合、基台は、その開口端に埋込型標識灯を直接受容し
て標識灯を取り付けるように構成される。一般に基台
は、そこに埋込型標識灯を受容すると、しないとにかか
わらず、予め路面に埋設されて、配線を導入するととも
に、埋込型標識灯を取り付ける際の基礎を提供する。基
台に対する電源の導入のための構成は特段限定されな
い。すなわち、各種配線工法に適合させることができ
る。たとえば、配管工法に適合するように構成されてい
てもよい。具体的には配管と接続し得る構造を備えるこ
ともできる。配管との接続は、基台の側面を利用するの
が最適であるが、要すれば、底面を利用してもよい。ま
た、基台は、埋込型標識灯を取り付ける基礎を提供する
ために、上面が開口している。さらに、基台は、埋込型
標識灯に電源を供給するために、配管内の配線に接続す
るレセプタクルを内部に収容する。
【0025】また、基台は、埋込型標識灯を直接受容す
る場合、その開口端に周段部が形成され、後述する固着
手段と協働して、埋込型標識灯を固着するように構成さ
れる。このような態様は、埋込型標識灯装置の構造が簡
単になり、基台を薄形にする場合に好適である。また、
薄形の基台およびこれに適合する埋込型標識灯は、切込
接着工法に好適である。
【0026】2 調整リングが取付体を構成する場合
この場合、埋込型標識灯は、調整リングまたはおよび
アダプタなどを介して基台に取り付けられる。調整リン
グは、その開口端の周段部に埋込型標識灯を直接受容し
て標識灯を取り付けるように構成されるとともに、周段
部の外周側に埋込型標識灯の水平取付角度調整機構を備
えている。水平取付角度調整機構は、調整リングの周段
部の外周側に円弧状の長孔を形成し、基台やアダプタな
どの開口端に植立したねじ孔に調整リングの長孔を介し
てボルトを緩くねじ込み、調整リングを長孔に沿って動
かして所望の水平取付角度に設定してから、ボルトを締
め付けることによって、調整リングを基台やアダプタな
どに対して固定するように構成するのが一般的である。
【0027】3 アダプタが取付体を構成する場合
この場合、アダプタは、直接または調整リングを介して
基台に取り付けられる。また、アダプタは、配管工法の
基台に切込接着工法用に設計された埋込型標識灯を用い
る場合などのために用いられる。そして、皿状をなし、
その底部に電源給電端子を配設して、埋込型標識灯の受
電端子に接続して給電するとともに、電源給電端子に接
続する電源プラグを外部に露出させている。なお、電源
プラグは、配管を経由して基台に導入されたレセプタク
ルに接続する。
【0028】また、アダプタは、水平取付角度調整機構
を備えていてもよいし、備えていなくてもよい。
【0029】<固着手段について> 固着手段は、埋
込型標識灯と取付体とを固着する手段であり、スタッド
ボルトおよびナットまたはボルトなどを用いることがで
きる。なお、ナットとしては、通常のナットでもよい
が、車両が上を通過するので、ボルト脚部が露出しない
袋ナットが好適である。
【0030】スタッドボルトおよびナットを用いる場
合、スタッドボルトを取付体の周段部から起立させる。
そのためには、スタッドボルトの基部を取付体の周段部
の表面に溶接したり、基端に固定用基部を有するスタッ
ドボルトを、取付体の周段部に通孔を形成してその裏面
から通孔にスタッドボルトを挿通し、固定用基部を取付
体の裏面に回転不能に係止させたりすればよい。そうし
て、スタッドボルトに埋込型標識灯の取付孔を挿通させ
て、埋込型標識灯の嵌合部を取付体の周段部に嵌合さ
せ、埋込型標識灯の上面に露出したスタッドボルトの先
端にナットをねじ込み、締め付ける。
【0031】ボルトを用いる場合、取付体の周段部にね
じ孔を形成しておき、そのねじ孔に埋込型標識灯の取付
孔を合わせて埋込型標識灯の嵌合部を取付体の周段部に
嵌合させ、埋込型標識灯の取付孔の上面からボルトを取
付体のねじ孔にねじ込み、締め付ける。
【0032】<その他の構成についいて> 本発明の
必須構成要件ではないが、以下の構成を所望により選択
的に付加することにより、埋込型標識灯の性能が向上し
たり、機能が増加したりする。
【0033】1 配線用トランス 埋込型標識灯を直
列点灯する場合、埋込型標識灯を回路から離脱させた
り、ランプが断線したりした場合であっても、他の埋込
型標識灯の作動を可能にするために、直列点灯用トラン
スを用いるのがよい。直列点灯トランスを基台に内蔵さ
せることができる。
【0034】2 埋込深さ方向調整装置 埋込深さ方
向調整装置は、基台の埋込深さが大きい場合に埋込型標
識灯と基台との間に介在する手段であり、一般に間座と
称されている。そして、結合した2つまたは3つのねじ
部材からなり、基台と埋込型標識灯との間に介在してそ
れらを固定する。
【0035】<本発明の作用について> 本発明にお
いては、上記の構成を具備していることにより、以下の
作用を奏する。
【0036】1 埋込型標識灯の灯体の周縁の嵌合部が
非円形部を有するので、取付体の周段部に嵌合する際
に、嵌合のできる方向が一義的に決まるので、埋込型標
識灯の向きを間違えることがない。したがって、間違っ
た方向に標識光を投光して誤誘導が行なわれる虞がな
い。
【0037】2 以上により、埋込型標識灯の交換を迅
速に行なうことができる。
【0038】請求項2の発明の埋込型標識灯装置は、上
面に配設された光導出溝、光導出溝に連通する内部空
間、および光導出溝と内部空間との間に液密に配設され
た光路規制用のプリズムを備え、周側縁に円形の嵌合部
を有し、周縁部に互いに分散し、かつ、上下に貫通する
とともに、少なくとも一部は径大部および径小部を有す
る円弧状をなした複数の長孔からなる取付孔を備えた灯
体と、プリズムに向かって投光するように灯体の内部空
間に配設された光源を含む光学ユニットとを備えた埋込
型標識灯と;円形の周段部を有する開口端を上面に備
え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容する取
付体と;取付体の周段部において埋込型標識灯の灯体に
備えられた複数の取付孔の一部に対向して突設され、頭
部および脚部を備え、頭部は取付孔の径大部を通過する
が径小部を通過し得ないとともに、脚部は取付孔の径小
部を通過し得る係止具と;係止具の頭部が灯体の取付孔
の径小部に係止した状態において、埋込型標識灯の灯体
に備えられた残余の取付孔を経由して埋込型標識灯を取
付体に固着する固着手段と;を具備していることを特徴
としている。
【0039】本発明は、埋込型標識灯の取付体への取り
付けを迅速に行なえるようにした他の構成を規定してい
る。
【0040】すなわち、埋込型標識灯の周縁部に形成す
る複数の取付孔の少なくとも一部を以下に記述する構造
とし、複数の取付孔の一部を係止具を用いて取付体に係
止するとともに、残余の取付孔を経由して固着手段を作
用させて、埋込型標識灯を取付体に取り付けるようにし
ている。複数の取付孔の少なくとも一部は、径大部およ
び径小部を有する円弧状をなした長孔として形成されて
いる。上記の長孔からなる取付孔は、好適には取付孔の
1つを除いて残りの全部である。残余の取付孔は、固着
手段がスタッドボルトおよび袋ナットからなる場合に
は、同様な長孔とする。固着手段がボルトからなる場合
には、その脚部が挿通し得て頭部が挿通し得ない円形孔
であってもよい。したがって、前者の場合、全部の取付
孔が長孔として形成される。後者の場合は、取付孔は一
部が長孔で、残余が円形孔である。円弧状をなした長孔
としては、径大円と短径が小径の長円とを連結してなる
いわゆるだるま孔や径大円と小径円と離間して配置し、
それらの間を直線の接線で結んだような異形の形状など
であってもよい。
【0041】係止具は、頭部および脚部を備えていて、
取付体の周段部において、埋込型標識灯の一部の取付孔
に対向して突設される。そして、頭部は、取付孔の径大
部を通過し得るが、径小部は通過し得ない。脚部は、径
小部も通過し得る。
【0042】固着手段は、スタッドボルトおよび袋ナッ
トやボルトなどであることを許容するが、取付孔に挿通
して埋込型標識灯を取付体に固着する手段である。固着
手段が長孔からなる取付孔に挿通される場合、固着手段
の頭部は、径大部を通過し得てもよいし、し得なくても
よい。しかし、脚部は、径小部を通過し得るように構成
されている。固着手段がスタッドボルトおよび袋ナット
の場合、スタッドボルトを、予め取付体の周段部に起立
させておく。ボルトの場合、埋込型標識灯を取付体の周
段部に嵌合させるときには、外しておく。
【0043】そうして、固着手段がスタッドボルトおよ
び袋ナットからなる場合、埋込型標識灯を取付体に取り
付けるには、予め係止具およびスタッドボルトを取付体
の周段部に突設しておいてから、長孔からなる取付孔の
径大部が係止具に対向するように位置を合わせて、埋込
型標識灯の嵌合部を取付体の周段部に嵌合させる。する
と、取付孔が係止具に挿通して埋込型標識灯が周段部に
支承される。次に、埋込型標識灯を少し回動させると、
取付孔の小径部が係止具の脚部当接して停止する。そう
したら、取付孔を通過して埋込型標識灯の上の露出した
スタッドボルトの先端に袋ナットをねじ込み、締め付け
ると、埋込型標識灯の取り付けが完了する。
【0044】固着手段がボルトの場合、埋込型標識灯の
取付孔が長孔で、かつ、ボルトの頭部が取付孔の径大部
を通過し得るように構成すれば、係止具と同様に予めボ
ルトを取付孔に緩くねじ込んでおくことができる。そし
て、埋込型標識灯の嵌合部を取付体の周段部に嵌合させ
る過程で、係止具と同時にボルトも取付孔の径大部を通
過して取付体の周段部に嵌合したら、埋込型標識灯を回
動して、係止具およびボルトの頭部がそれぞれの取付孔
において、小径部に係止したら、ボルトをさらにねじ込
んで締め付ければ、埋込型標識灯の取り付けが完了す
る。
【0045】これに対して、ボルトの頭部が長孔の径大
部を通過し得ない場合およびボルトを挿入する取付孔が
円形孔の場合には、埋込型標識灯を取り付ける際に、ボ
ルトは外しておき、係止具に小径部が係止した後に、ボ
ルトを取付孔にねじ込めばよい。もちろん、ボルトの頭
部が長孔の径大部を通過し得る場合であっても、ボルト
を上記のように後からねじ込んでもよい。
【0046】そうして、本発明においては、固着手段が
1つであっても所要の強度で埋込型標識灯を取付体に取
り付けることができる。しかし、要すれば、複数の固着
手段を用いることも許容される。いずれにおいても、複
数の取付孔の一部は、係止具により係止されるので、埋
込型標識灯の取り付けを迅速に行なうことができる。
【0047】また、固着手段を用いて埋込型標識灯を取
付体に取り付ける位置が規定されていることにより、誤
った向きに埋込型標識灯が取り付けられるのを防止する
こともできる。
【0048】請求項3の発明の埋込型標識灯装置は、上
面に配設された光導出溝、光導出溝に連通する内部空
間、および光導出溝と内部空間との間に液密に配設され
た光路規制用のプリズムを備え、周側縁に円形の嵌合部
を有するとともに、上面周縁部に互いに分散し、かつ、
上下に貫通する複数の取付孔を同一円上の中心に対して
非対称の位置に備えた灯体と、プリズムに向かって投光
するように灯体の内部空間に配設された光源を含む光学
ユニットとを備えた埋込型標識灯と;円形の周段部を有
する開口端を上面に備え、周段部に埋込型標識灯の灯体
の嵌合部を受容する取付体と;埋込型標識灯の灯体に備
えられた複数の取付孔を経由して埋込型標識灯を取付体
に固着する固着手段と;を具備していることを特徴とし
ている。
【0049】本発明は、埋込型標識灯の取付体への取り
付けを誤りなく行なえるようにした他の構成を規定して
いる。
【0050】すなわち、埋込型標識灯の複数の取付孔を
上記のように、同一円上の中心に対して非対称の位置に
備えているので、取付体に対する固着手段の取り付け位
置と埋込型標識灯の複数の取付孔とが合致する位置は、
所定の向きにしか存在しなくなる。そのため、埋込型標
識灯を取り付けることのできる唯一の向きが所定の向き
になるので、誤った向きに埋込型標識灯が取り付けられ
るのを防止することができる。
【0051】請求項4の発明の埋込型標識灯装置は、請
求項1ないし3のいずれか一記載の埋込型標識灯装置に
おいて、その灯体の周縁部の直径方向に対向する位置に
形成された一対の切欠係止縁を備えていることを特徴と
している。
【0052】本発明は、上記の構成を備えていることに
より、路面に埋設されている埋込型標識灯の着脱作業が
専用工具を用いてすこぶる簡単、かつ、容易に行なうこ
とができるようになる。すなわち、専用工具は、埋込型
標識灯における灯体の周縁部の直径方向に対向する位置
に形成された一対の切欠係止縁を挟んで運ぶことができ
る構造である。
【0053】そうして、本発明においては、埋込型標識
灯の着脱作業が容易になるので、交換を迅速に行なうこ
とができる。
【0054】請求項5項の発明の埋込型標識灯装置は、
請求項1ないし4のいずれか一記載の埋込型標識灯装置
において、埋込型標識灯は、その灯体の取付孔および固
着手段の少なくともいずれか一方に挿入ガイドテーパが
形成されていることを特徴としている。
【0055】本発明は、上記の構成を備えていることに
より、埋込型標識灯の取り付けの際に、埋込型標識灯の
取付孔を固着手段に挿通させやすくなる。
【0056】そうして、本発明においては、埋込型標識
灯の取り付け作業が容易になるので、交換を迅速に行な
うことができる。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0058】図1ないし図6は、請求項1、4および5
に規定する本発明の埋込型標識灯装置の一実施形態を示
し、図1は平面図、図2は断面図、図3は埋込型標識灯
および固着手段を示す分解要部断面図、図4は埋込型標
識灯の切欠係止縁を示す要部断面図、図5は埋込型標識
灯支持工具の正面図、図6は同じく側面図である。各図
において、Aは埋込型標識灯、Bは埋込型標識灯装置を
示す。
【0059】<埋込型標識灯A> 埋込型標識灯A
は、灯体1、光学ユニット2、受電端子3および色フィ
ルタ4などからなる。
【0060】(灯体1) 灯体1は、上部灯体1A、
下部灯体1B、Oリング1Cおよび取付ビス1Dからな
る。
【0061】上部灯体1Aは、図1に示すように、一部
が非円形部x´を有するほぼ円形の嵌合部xを周縁に有
している。そして、上面に光導出溝1a、平坦部1b、
傾斜面1c、取付孔1dおよび切欠係止縁1iを備える
とともに、光導出溝1aにプリズム1eを装着し、下面
に下部周段部1fを備えている。光導出溝1aは、上部
灯体1Aの上面において、斜め上方に向かうように形成
されている。平坦部1bは、上部灯体1Aの上面中心領
域に形成されている。傾斜面1cは、平坦部1bの周囲
から周縁に形成され、したがって上部灯体1Aの上面は
全体として切頭円錐形状をなしている。なお、光導出溝
1aは上面の平坦部1bおよび傾斜面1cに跨って開口
している。
【0062】取付孔1dは、灯体1の周縁部に互いに分
散し、かつ、上部灯体1Aおよび下部灯体1Bの両者を
貫通して形成されていて、灯体1を調整リングからなる
後述する取付体Dに取り付けるためのものである。ま
た、取付孔1dには、図3の(a)に示すように、挿入
ガイドテーパtが形成されている。なお、図3の(b)
は、挿入ガイドテーパtの他の例を示し、後述する固着
手段EのスタッドボルトB2の先端に形成されている。
また、上部灯体1Aの上面には、取付孔1dの周囲に凹
み部1d1が形成されている。プリズム1eは、光路規
制用の手段で光導出溝1aと後述する内部空間1Eとの
間にパッキング1e1および押さえ金具1e2により液
密に配設されている。下部周段部1fは、下部灯体1A
の下面周縁部に形成されている。
【0063】切欠係止縁1iは、図1および図4に示す
ように、灯体1の上部灯体1Aの周縁部の直径方向に対
向する位置に形成されている。そして、図5および図6
に示すように、灯体支持工具Tで一対の切欠係止縁1i
を挟むことによって埋込型標識灯Aを支持することがで
きる。
【0064】下部灯体1bは、上部灯体1Aの下面に後
述するOリング1Cを介して液密に覆合する。また、下
部灯体1Bの下面には、周縁部に当接面1gが、中央部
に当接面1gより下方へ突出する円盤状部分1hが、そ
れぞれ形成されている。そして、当接面1gは、上部灯
体1Aの下部周段部1fに下方から当接する。
【0065】Oリング1Cは、上部灯体1Aの下部周段
部1fと、下部灯体1Bの当接面1gに隣接する部分と
の間の角の部分に装着され、上部灯体1Aおよび下部灯
体1Bを液密に覆合させる。その結果、灯体1の内部に
外部に対して液密な内部空間1Eが形成される。
【0066】取付ビス1Dは、下部灯体1Bの当接面1
gと上部灯体1Aの下部周段部1fとを固着する。
【0067】(光学ユニット2) 光学ユニット2
は、ランプ2a、反射鏡2bおよびランプソケット2f
などがユニット化され、位置規制枠2cを介して下部灯
体1Bの内面に取り付けられている。また、光学系とし
て光学ユニット2の他に、ダイクロイックミラーからな
る色フィルタ4などを含んでいる。ただし、色フィルタ
4は、プリズム1eと一緒に取り付けられている。
【0068】ランプ2aは、ハロゲン電球からなる。そ
して、背面から口金ピンが突出している。後述する反射
鏡2bと口金セメントによって、ランプ2aの発光中心
が反射鏡2bの焦点に合致する位置で一体化されてい
る。
【0069】反射鏡2bは、ガラス基体と、その内面に
形成されたダイクロイックミラーからなる。そして、回
転方物面の上下部分を平行にカットされて薄形になって
いて、反射面には複数のファセットが形成されている。
【0070】ランプソケット2fは、受電端子3に接続
するとともに、反射鏡2bと一体化されたランプ1aの
口金部に装着されてランプ1aに給電する。
【0071】位置規制枠2cは、反射鏡2bの前面の周
囲に当接して、ランプ1a1および反射鏡2bのプリズ
ム1eに対する位置を規制する。
【0072】そうして、光学ユニット2は、ビス5によ
って下部灯体1A内面に取り付けられ、のプリズム1e
に対面する位置に支持している。
【0073】<埋込型標識灯装置B> 埋込型標識灯
装置Bは、基台C、取付体D、固着手段Eおよび埋込型
標識灯Aを主体として構成されている。
【0074】(基台C) 基台Cは、皿状をなしてい
て、開口端11に取付ねじ孔12、受電コネクタ12お
よび給電端子13を備えている。受電コネクタ12は、
基台Cの側壁を貫通して液密に取り付けられている。給
電端子13は、絶縁導線Wを経由して受電コネクタ12
に接続している。
【0075】(取付体D) 取付体Dは、調整リング
からなり、一部が非円形部y´を有するほぼ円形の周段
部yを有するリング状をなしている。周段部yには、取
付孔1dに対向する位置に通孔21が形成されている。
また、取付体Dは、その下面に嵌合座22を、上面にシ
ール段部23および円弧状長孔24を、それぞれ備えて
いる。嵌合座22は、基台Cの開口端11に嵌合し、後
述するようにボルトB1により基台Cに固定されてい
る。周段部yは、埋込型標識灯Aの嵌合部xを支承し、
非円形部x´はy´に嵌合する。シール段部22は、埋
込型標識灯Aの当接面1gおよび円盤状部分1hの間に
形成された角部との間でOリングO1を挟持して埋込型
標識灯Aを液密に取り付ける。円弧状長孔23は、その
複数が取付体Dの外周縁部に分散して形成され、基台C
の開口端11の取付ねじ孔12にねじ込まれたボルトB
1との間で埋込型標識灯Aの水平取付角度を調整するこ
とができる。
【0076】(固着手段E) 固着手段Eは、スタッ
ドボルトB2および袋ナットNからなる。スタッドボル
トB2は、取付体Dの通孔21に下面から挿通して周段
部yから起立するが、基端部が取付体Dの裏面に回転不
能に固定されている。袋ナットNは、埋込型標識灯Aを
取り付けた後にスタッドボルトB2の先端にねじ込まれ
て、固着手段Eにより埋込型標識灯Aを取付体Dに固定
している。
【0077】図7は、請求項1に規定する本発明の埋込
型標識灯装置の第2の実施形態を示す断面図である。図
において、図2と同一部分に付いては同一符号を付して
説明は省略する。本実施形態は、基台Cが取付体Dを兼
ねている。
【0078】図8および図9は、請求項2に規定する本
発明の埋込型標識灯の一実施形態を示し、図8は平面
図、図9は断面図である。なお、各図において、図1お
よび2と同一部分については同一符号を付して説明は省
略する。本実施形態は、灯体1の4つの取付孔1d´が
径大部d1および小径部D2を有するだるま孔状の長孔
からなる。取付孔1d´のうち3つには、係止具Fが係
止するように取付体Dの通孔21を挿通して周段部yか
ら上方へ起立し、残りの一つのには、スタッドボルトB
2が挿通し、袋ナットNをねじ込むことにより、埋込型
標識灯Aを取付体Dに取り付ける構成である。なお、係
止具Fは、脚部31および頭部32を有していて、頭部
32が取付孔1d´の径大部d1を通過するが、小径部
d2に係止する。
【0079】図10は、図8に示す取付孔1d´の変形
例を示す要部正面図である。本変形例は、取付孔1d´
が径大部d1と小径部d1との間を直線で結んだ異形に
なっている。
【0080】図11は、請求項3に規定する本発明の埋
込型標識灯の一実施形態を示す平面図である。なお、図
において、図1と同一部分については同一符号を付して
説明は省略する。本実施形態は、埋込型標識灯Aの取付
孔(図示しない。)が灯体1の中心Oをセンターとする
同一円のセンターOに対して非対称位置に3つ形成さ
れ、その3つの取付孔を経由して、3つの固着手段E
1、E2、E3により埋込型標識灯Aを取付体Dに取り
付けている。
【0081】
【発明の効果】請求項1発明によれば、光導出溝、内部
空間および光路規制用のプリズムを備え、一部が非円形
部を有するほぼ円形の嵌合部を周縁に有するとともに、
複数の取付孔を備えた灯体と、内部空間に配設された光
源を含む光学ユニットとを備えた埋込型標識灯と、一部
が非円形部を有するほぼ円形の周段部を有する開口端を
上面に備え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受
容する取付体と、埋込型標識灯の灯体に備えられた複数
の取付孔を経由して埋込型標識灯を取付体に固着する固
着手段とを具備していることにより、埋込型標識灯を所
定の向きに取付体に取り付けやすくした埋込型標識灯装
置を提供することができる。
【0082】請求項2の発明によれば、光導出溝、内部
空間および光路規制用のプリズムを備え、周側縁に円形
の嵌合部を有し、周側縁に円形の嵌合部を有するととも
に、少なくとも一部は径大部および径小部を有する円弧
状をなした長孔からなる複数の取付孔を備えた灯体と、
内部空間に配設された光源を含む光学ユニットとを備え
た埋込型標識灯と、円形の周段部を有する開口端を上面
に備え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容す
る取付体と、取付体の周段部において埋込型標識灯の灯
体に備えられた複数の取付孔の一部に対向して突設さ
れ、頭部および脚部を備え、頭部は取付孔の径大部を通
過するが径小部を通過し得ないとともに、脚部は取付孔
の径小部を通過し得る係止具と、係止具の頭部が灯体の
取付孔の径小部に係止した状態において、埋込型標識灯
の灯体に備えられた残余の取付孔を経由して埋込型標識
灯を取付体に固着する固着手段とを具備していることに
より、埋込型標識灯を迅速に取付体に取り付けやすくし
た埋込型標識灯装置を得ることができる。
【0083】請求項3の発明によれば、光導出溝、内部
空間および光路規制用のプリズムを備え、周側縁に円形
の嵌合部を有するとともに、複数の取付孔を同一円上の
中心に対して非対称の位置に備えた灯体と、プリズムに
向かって投光するように灯体の内部空間に配設された光
源を含む光学ユニットとを備えた埋込型標識灯と、円形
の周段部を有する開口端を上面に備え、周段部に埋込型
標識灯の灯体の嵌合部を受容する取付体と、埋込型標識
灯の灯体に備えられた複数の取付孔を経由して埋込型標
識灯を取付体に固着する固着手段とを具備していること
により、埋込型標識灯を所定の向きに取付体に取り付け
やすくした埋込型標識灯装置を提供することができる。
【0084】請求項4の発明によれば、加えて埋込型標
識灯の灯体の周縁部の直径方向に対向する位置に形成さ
れた一対の切欠係止縁を備えていることにより、埋込型
標識灯の着脱作業が容易になり、交換を迅速に行なえる
埋込型標識灯装置を得ることができる。
【0085】請求項5の発明によれば、加えて埋込型標
識灯の灯体の取付孔および標識灯取付用ボルトの少なく
ともいずれか一方が挿入ガイドテーパを有していること
により、埋込型標識灯の取り付け作業が容易になり、交
換を迅速に行なえる埋込型標識灯装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1、4および5に規定する本発明の埋込
型標識灯装置の一実施形態を示す平面図
【図2】同じく断面図
【図3】同じく埋込型標識灯および固着手段を示す分解
要部断面図
【図4】同じく埋込型標識灯の切欠係止縁を示す要部断
面図
【図5】同じく埋込型標識灯支持工具の正面図
【図6】同じく側面図
【図7】請求項1に規定する本発明の埋込型標識灯装置
の第2の実施形態を示す断面図
【図8】請求項2に規定する本発明の埋込型標識灯の一
実施形態を示す平面図
【図9】同じく断面図
【図10】図8に示す取付孔1d´の変形例を示す要部
正面図
【図11】請求項3に規定する本発明の埋込型標識灯の
一実施形態を示す平面図
【符号の説明】
1…灯体、1a…光導出溝、1e…プリズム、2…光学
ユニット、2a…ランプ、2b…反射鏡、x´…非円形
部、x…嵌合部、y´…非円形部、y…周段部、A…埋
込型標識灯、B…埋込型標識灯装置、D…取付体、E…
固着手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 康史 東京都品川区東品川四丁目3番1号東芝ラ イテック株式会社内 Fターム(参考) 2D064 AA03 AA22 DA12 EA01 EB01 EB34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に配設された光導出溝、光導出溝に連
    通する内部空間、および光導出溝と内部空間との間に液
    密に配設された光路規制用のプリズムを備え、一部が非
    円形部を有するほぼ円形の嵌合部を周縁に有するととも
    に、上面周縁部に互いに分散し、かつ、上下に貫通する
    複数の取付孔を備えた灯体と、プリズムに向かって投光
    するように灯体の内部空間に配設された光源を含む光学
    ユニットとを備えた埋込型標識灯と;一部が非円形部を
    有するほぼ円形の周段部を有する開口端を上面に備え、
    周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容する取付体
    と;埋込型標識灯の灯体に備えられた複数の取付孔を経
    由して埋込型標識灯を取付体に固着する固着手段と;を
    具備していることを特徴とする埋込型標識灯装置。
  2. 【請求項2】上面に配設された光導出溝、光導出溝に連
    通する内部空間、および光導出溝と内部空間との間に液
    密に配設された光路規制用のプリズムを備え、周側縁に
    円形の嵌合部を有し、周側縁に円形の嵌合部を有すると
    ともに、周縁部に互いに分散し、かつ、上下に貫通する
    とともに、少なくとも一部は径大部および径小部を有す
    る円弧状をなした長孔からなる複数の取付孔を備えた灯
    体と、プリズムに向かって投光するように灯体の内部空
    間に配設された光源を含む光学ユニットとを備えた埋込
    型標識灯と;円形の周段部を有する開口端を上面に備
    え、周段部に埋込型標識灯の灯体の嵌合部を受容する取
    付体と;取付体の周段部において埋込型標識灯の灯体に
    備えられた複数の取付孔の一部に対向して突設され、頭
    部および脚部を備え、頭部は取付孔の径大部を通過する
    が径小部を通過し得ないとともに、脚部は取付孔の径小
    部を通過し得る係止具と;係止具の頭部が灯体の取付孔
    の径小部に係止した状態において、埋込型標識灯の灯体
    に備えられた残余の取付孔を経由して埋込型標識灯を取
    付体に固着する固着手段と;を具備していることを特徴
    とする埋込型標識灯装置。
  3. 【請求項3】上面に配設された光導出溝、光導出溝に連
    通する内部空間、および光導出溝と内部空間との間に液
    密に配設された光路規制用のプリズムを備え、周側縁に
    円形の嵌合部を有するとともに、上面周縁部に互いに分
    散し、かつ、上下に貫通する複数の取付孔を同一円上の
    中心に対して非対称の位置に備えた灯体と、プリズムに
    向かって投光するように灯体の内部空間に配設された光
    源を含む光学ユニットとを備えた埋込型標識灯と;円形
    の周段部を有する開口端を上面に備え、周段部に埋込型
    標識灯の灯体の嵌合部を受容する取付体と;埋込型標識
    灯の灯体に備えられた複数の取付孔を経由して埋込型標
    識灯を取付体に固着する固着手段と;を具備しているこ
    とを特徴とする埋込型標識灯装置。
  4. 【請求項4】埋込型標識灯は、その灯体の周縁部の直径
    方向に対向する位置に形成された一対の切欠係止縁を備
    えていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    一記載の埋込型標識灯装置。
  5. 【請求項5】埋込型標識灯は、その灯体の取付孔および
    標識灯取付用ボルトの少なくともいずれか一方が挿入ガ
    イドテーパを有していることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか一記載の埋込型標識灯装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009535669A (ja) * 2006-05-04 2009-10-01 ベルトラン,リュドヴィック 情報ディスプレイ装置
JP2012229658A (ja) * 2011-04-26 2012-11-22 Hino Motors Ltd エキゾーストブレーキ装置
JP2020056173A (ja) * 2018-09-28 2020-04-09 東芝ライテック株式会社 灯体洗浄装置および灯体洗浄方法

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