JP2009009906A - 標識灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】固定物への固定と照射方向の調整作業が容易かつ迅速に行える標識灯を提供する。
【解決手段】標識灯1は、光源7を配設する基板8と、基板8に固定された固定部材9と、基板8を回転軸18に取り付けている基台10と、固定部材9と基台10との距離H1を可変可能に固定部材9を基台10に固定している回動手段11とを有してなる光源ユニット2と、一端側開口3cに取付け部31,31を有し、他端側3bが固定物6に固定される筒状の灯体3と、取付け部31,31に基台10を取り付けている取付け手段4,4と、灯体3の一端側3aに着脱可能に取り付けられた透光性の保護カバー5とを具備している。
【選択図】図2

Description

本発明は、光源からの放射光を所定の方向に出射する標識灯に関する。
誘導路用標識灯のような地上型航空標識灯は、光源からの放射光を所定の方向に照射するために、現場で投光角度の調整や配光特性に関わる光学系の調整が行われている。そして、この調整作業が簡単かつ迅速に行える空港用地上形標識灯が提案されている(例えば特許文献1参照。)。この従来技術の標識灯は、標識灯本体と、基台(固定物)および支持部と固定手段とに分離して構成され、基台の上部に凹部を形成し、支持部の下部に上記凹部に位置調整可能に係合する凸部を、上部に受け座を、それぞれ形成して、標識灯本体の投光角度の調整を基台と支持部の間で行えるようにし、投光角度の調整後は、固定手段によって支持部を基台に固定するようにしたものである。したがって、予め、工場内で標識灯本体の光学調整をしておくと、現場では、投光角度の調整だけで済むというものである。
特開平3−40305号公報(第3頁、第10図)
特許文献1の標識灯は、投光角度の調整と、標識灯本体および支持部の基台(固定物)への固定とを同一作業で同時に行うので、煩わしさを伴うとともに、支持部を基台に固定手段(蝶ねじ)によって固定するときに、調整した位置関係がずれるおそれがある。そして、投光角度の微調整を行うときも、固定手段による固定を解除して、それぞれ大型の基台および支持部での微調整をすることになるので、当該調整作業は、面倒であり、手間や時間を要するという欠点を有する。
本発明は、固定物への固定と照射方向の調整作業が容易かつ迅速に行える標識灯を提供することを目的とする。
請求項1に記載の標識灯の発明は、光源と、この光源を配設する基板と、この基板を固定する固定部材と、回転軸を有し、光源の放射光が回転軸に対して周方向に出射されるように前記基板を回転軸に取り付けている基台と、前記固定部材と前記基台との距離を可変可能に固定部材を基台に固定し、前記距離を可変することによって基板を基台の回転軸回りに回動させる回動手段とを有してなる光源ユニットと;一端側開口に取付け部を有し、他端側が固定物に固定される筒状の灯体と;灯体の中心軸に基台の回転中心が位置するようにして、回転中心回りに回動できるように基台を灯体の取付け部に取り付けている取付け手段と;光源ユニットを内包し灯体の一端側開口を覆うようにして灯体の一端側に着脱可能に取り付けられた透光性の保護カバーと;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
「光源を基板に配設する」とは、光源が基板に直接配設されていてもよく、光源を実装している基体が基板に配設されてもよいことを意味する。そして、光源は、1個であってもよく、複数個であってもよい。また、光源は、例えば発光ダイオードを用いて形成することができる。
基板は、回転軸に直接的に取り付けられてもよく、他の部材を介して回転軸に取り付けられてもよい。
基台は、回転軸を直接的に設けていてもよく、回転軸を有する支持部材などを取り付けることにより、回転軸を有するようにしてもよい。
本発明によれば、灯体の他端側を固定物に固定した状態で、光源からの放射光の出射方向の調整(微調整)が行える。すなわち、灯体の取付け部に対して基台を回転中心回りに回動させ、所望の回動位置において、基台を取付け手段により灯体の取付け部に固定することにより、灯体の周方向回りに対する出射方向の調整が行える。また、回動手段により、固定部材と基台との距離を可変することにより、基板(光源)が基台の回転軸回りに回動し、光源の放射光に対して、灯体の中心軸方向と直交する方向に対する仰角の出射方向の調整が行える。そして、これらの調整後、灯体の一端側に保護カバーが取り付けられる。
請求項2に記載の標識灯の発明は、請求項1記載の標識灯において、回動手段は、固定部材に形成された孔と、基台に形成されたねじ孔と、固定部材および基台にそれぞれ接触するようにして孔とねじ孔の間に設けられた弾性復帰するばねと、孔およびばねをそれぞれ挿通してねじ孔に螺着され、頭部が孔において固定部材を係止するねじとを有して形成されていることを特徴とする。
基台は、一面にねじ孔を直接形成していてもよく、ねじ孔が形成されている部材を取り付けていてもよい。
本発明によれば、ねじをねじ孔にねじ込むことにより、または、ねじをねじ孔から緩めることにより、固定部材と基台との距離が可変され、光源の放射光に対して、灯体の中心軸方向と直交する方向に対する仰角の出射方向の調整が行える。
請求項3に記載の標識灯の発明は、請求項1または2記載の標識灯において、基台は、回転中心を挟み、当該回転中心を通る同一直線上で対向する位置であって、回転中心に対する円周上に所定長の長孔が形成されており、この長孔を介して取付け手段により灯体の取付け部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、基台は、取付け手段により、灯体の取付け部に回転中心を挟む少なくとも2ケ所で固定される。
請求項4に記載の標識灯の発明は、請求項3記載の標識灯において、灯体の取付け部は、灯体の外方側に突出するねじの軸を有し、基台の長孔にねじの軸が挿通され、基台は、ねじの軸に螺合されたナットにより灯体の取付け部に取り付けられていることを特徴とする。
本発明によれば、ねじの軸が基台の長孔に挿通されることにより、ねじの軸がストッパとなって基台が長孔の形成範囲内で回動するので、光源の放射光に対して、灯体の周方向回りに対する出射方向の調整が行いやすくなる。
請求項1の発明によれば、灯体を固定物に固定した後、回動手段によって光源の放射光に対して、灯体の中心軸方向と直交する方向に対する仰角の出射方向を調整でき、取付け手段によって灯体の周方向に対する出射方向を調整できるので、灯体の固定物への固定と、光源の放射光に対する出射方向の調整が分離されて、当該調整作業を容易かつ迅速に行うことができ、省力化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、ねじのねじ孔へのねじ込み、または、ねじ孔からの緩めにより、固定部材と基台との距離を可変することができるので、光源の放射光に対して、灯体の中心軸方向と直交する方向に対する仰角の出射方向の調整を容易かつ迅速に行うことができる。
請求項3の発明によれば、基台は、回転中心を挟み、灯体の取付け部に回転中心を通る同一直線上で少なくとも2ヶ所で固定されるので、灯体の周方向に対する光源の放射光の出射方向がずれることを防止することができる。
請求項4の発明によれば、灯体の取付け部は、灯体の外方側に突出するねじの軸を設けているので、基台の長孔をねじの軸に対向させやすくなり、光源の放射光に対して、灯体の周方向回りに対する出射方向の調整を容易かつ迅速に行うことができて、省力化を図ることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1ないし図6は、本発明の一実施の形態を示し、図1は標識灯の一部切り欠き概略側面図、図2は標識灯の保護カバーを取り外した状態の概略側面図、図3は標識灯の概略上面図、図4は光源ユニットの概略側面図、図5は光源ユニットの概略上面図、図6は他の取付け手段を示す標識灯の概略上面図である。
標識灯1は、地上型航空標識灯であり、光源ユニット2、灯体3、取付け手段としてのねじ4および保護カバー5を有して構成されている。
標識灯1は、図1に示すように、灯体3が固定物としての可折接手6に固定され、光源ユニット2から放射された光を灯体3の周方向を出射するものである。そして、保護カバー5を取り外して、光源ユニット2で光源7の出射方向に対する微調整が行えるものである。
光源ユニット2は、図5に示すように、光源7、基板8、固定部材9、基台10および回動手段11などを有して形成されている。光源7は、長方形状の基体12に実装された図示しない発光ダイオードおよび円筒状の樹脂からなる包囲体13を有して形成されている。光源7は、標識灯1の設置場所に応じて、赤色、緑色、青色などの所定の色光を放射するように形成されている。
基板8は、例えばアルミニウム(Al)からなり、長方形状に形成され、一面8aに光源7の基体12を配設し、他面8bに固定部材9を図示しないねじにより取り付けている。基板8の他面8bは、一面8aに対する背面側である。
固定部材9は、例えばアルミニウム(Al)からなり、一端側9aが四角状に形成され、他端側9bが山形状に形成されている。そして、一端側9aが基板8の他面8bに、基板8が左右対称になるようにして、図示しないねじにより固定されている。また、他端側9bの先端部には、孔14が形成されている。
基台10は、例えばアルミニウム(Al)からなり、切り欠き部15a,15a,15bを有する円盤状に形成されている。そして、回転中心16に対する円周上に所定長の長孔17,17が形成されている。この長孔17,17は、回転中心16を挟み、回転中心16を通る直線上で対向する位置にそれぞれ形成されている。また、当該円周上は、後述する灯体3の取付け部31,31が位置するものである。
また、基台10は、一面10a側に回転軸18を有する支持部材19をねじ20により取り付けている。回転軸18には、基板8の他面8bに固定されている回転部材21が取り付けられている。回転部材21は、光源7の放射光が基台10の周方向側に出射されるように、すなわち回転軸18に対して周方向に出射されるように、基板8を回転軸18に取り付けている。これにより、光源7は、回転軸18回りに回転する。
そして、基台10には、図4に示すように、回転軸18の回転角度を表示するメモリ板22が取り付けられている。固定部材9の他端側9bが基台10一面10aと平行となり、光源7の放射光が基台10の一面10aと平行となるように出射されるときには、図示しない支持棒が0°の位置を指し、光源7が図4中上方に向いて仰角が大きくなるにしたがい、当該仰角の位置を指すようにしている。
回動手段11は、固定部材9の他端側9bの先端部に形成された孔14と、基台10の一面10a側に形成されたねじ孔23と、弾性変形し、弾性復帰するばね24と、ねじ25とを有して形成されている。ねじ孔23は、基台10の一面10aに取り付けられた長円形の柱体26に形成されている。ばね24は、筒状に形成され、孔14とねじ孔23との間に設けられ、固定部材9の他端側9bおよび柱体26の上面にそれぞれ接触して押圧する。ねじ25は、孔14およびばね24をそれぞれ挿通して柱体26のねじ孔23に螺着されている。そして、ねじ25の頭部25aが孔14において固定部材9の他端側9bを係止している。これにより、固定部材9の他端側9bが柱体26(基台10)に固定され、光源7および基板8が回転軸18回りに回動されなくなり、固定される。
そして、ねじ25を柱体26のねじ孔23にねじ込むと、ねじ25からの押圧により筒状のばね24が縮み、固定部材9の他端側9bが基台10の一面10aに近づく。これにより、光源7および基板8は、回転軸18回りの図4中上方側に回動し、光源7の水平面(基台10の一面10a)に対する仰角が大きくなるように変化する。そして、ねじ25をねじ孔23に対して緩めると、ばね24の弾性復帰力により固定部材9の他端側9bが押圧されて基台10の一面10aから遠ざかる。これにより、光源7および基板8は、回転軸18回りの図4中下方側に回動し、光源7の水平面に対する仰角が小さくなるように変化する。このように、ねじ孔23に対するねじ25のねじ込みまたは緩めにより、固定部材9の他端側9bと基台10の一面10aとの距離H1が可変されるものである。そして、ねじ25に対する上記操作によって前記距離H1が可変することによって、光源7および基板8が基台10の回転軸18回りに回動して、光源7の水平面に対する仰角が変化するものである。すなわち、光源7の放射光に対して、ねじ25によって仰角の出射方向の調整が行える。
光源ユニット2は、上述したように形成されて、灯体3の一端側開口3cに配設されている。灯体3は、例えばアルミニウム(Al)からなり、図2に示すように、一端側3aの内側に、内方に突出する突出部27を略円筒状に形成している。この突出部27には、略円盤状の土台28がねじ29により固定されている。
土台28は、灯体3の内部に収容するようにして例えばアルミニウム(Al)からなる収容箱30を鋳造により一体に取り付けているとともに、灯体3の外方側に光源ユニット2を取付け手段としてのねじ4,4により固定している(図3に示す。)。すなわち、土台28には、取付け部としてのねじ孔31,31が形成されている。そして、土台28は、光源ユニット2の基台10が載置された後、取付け手段としてのねじ4,4が灯体3の外方側から基台10の長孔17,17を介してねじ孔31,31に螺着されることにより、基台10を固定している。このとき、灯体3の中心軸に基台10の回転中心16が位置するようにして取り付けている。
基台10の長孔17,17は、回転中心16に対する円周上に所定長形成されているので、土台28のねじ孔31,31に対向させる位置を可変することができる。これにより、基台10は、長孔17の形成範囲内で回転中心16回りに回動する。すなわち、光源7の放射光に対して、灯体3の周方向回りに対する出射方向の調整が基台10の長孔17の形成範囲内で行える。
そして、土台28に取り付けられた収納箱30には、カレントトランスT1および点灯ユニット32が収納されている。点灯ユニット32は、カレントトランスT1以外の光源7を点灯する回路部品を有して形成されている。
そして、灯体3は、その他端側3bにおいて、一部が他端側3bの内部に挿入された略円筒状の可折接手6にねじ33,33により取り付けられている。灯体3の他端側3bの内部に挿入された可折接手6の部分は、収納箱30の一部を包囲している。可折接手6は、例えばアルミニウム(Al)からなっている。そして、可折接手6の一端部6aからは、点灯ユニット32に接続されているコネクタ34付きの電源コード35が導出されている。
灯体3は、ねじ33,33を緩めることにより、可折接手6の回りに回動させることができ、また、可折接手6から取り外すことができる。そして、ねじ33,33を可折接手6に押し付けることにより、灯体3の他端側3bが可折接手6に固定される。
そして、電源コード35を介して交流定電流電源から電流が点灯ユニット32に供給されることにより、光源7の発光ダイオードが点灯する。光源7から放射された光は、保護カバー5を透過して、灯体3の周方向側の外方に出射される。
保護カバー5は、図1に示すように、透光性の例えばポリカーボネート樹脂からなり、略砲弾形に形成されている。そして、光源ユニット2を内包し灯体3の一端側開口3cを覆うようにして、灯体3の一端側3aに取り付けられている。すなわち、灯体3の一端側3aは、環状の段部36に形成されている。この段部36の外表面に、図3に示すように、90°間隔で凸部37が形成されている。保護カバー7は、凸部37を嵌め込むようにして段部36に取り付けられている。
そして、保護カバー5は、凸部37の押圧力により段部36に固定され、その押圧力に対抗することにより段部36から取り外される。すなわち、図1において、保護カバー5を手で掴み、灯体3の中心軸回りに回転させるようにして灯体3の外方側に引き抜くことにより、段部36から容易に取り外される。逆に、保護カバー5を灯体3の中心軸回りに回転させるようにして灯体3の内方側に押し込むことにより、段部36に容易に取り付けられる。このように、保護カバー5は、灯体3の一端側3aに着脱可能に取り付けられている。
なお、灯体3の段部36および保護カバー5の内面にそれぞれねじを形成して、保護カバー5を灯体3に螺着するように構成されてもよい。
次に、本発明の一実施の形態の作用および効果について述べる。
標識灯1は、灯体3の他端側3bが固定物としての可折接手6に挿入される。この状態で、光源7の放射光を出射して照明する出射方向側に灯体3を回転させ、ねじ33,33により灯体3の他端側3bを可折接手6に固定する。これにより、標識灯1は、可折接手6に取り付けられる。
光源7の放射光に対して、出射方向の調整(微調整)を行うには、まず、保護カバー5を灯体3の一端側3aから取り外す。この後、光源7を点灯させる。
そして、灯体3の周方向回りに対する出射方向の調整を行うには、取付け手段としてのねじ4,4を緩める。これにより、基台10(光源ユニット2)を長孔17,17の形成範囲内で回動させることができる。そして、光源7の放射光の出射方向を目視しながら、放射光が所望の出射方向となるように基台10を回動させる。その所望の出射方向となった回動位置で、ねじ4,4を取付け部としての土台28のねじ孔31,31に完全にねじ込む。このように、ねじ4,4の緩め、ねじ込みと、基台10の回動とによって、光源7の放射光に対して、灯体3の周方向回りに対する調整が行える。すなわち、当該調整作業を容易かつ迅速に行うことができる。
また、基台10は、基台10の回転中心16を挟み、当該回転中心16を通る同一直線上に位置する土台28の2ヶ所のねじ孔31,31で固定されるので、経時においても基台10が回動しにくく、灯体3の周方向回りに対する光源7の放射光の出射方向がずれることを防止することができる。
そして、水平方向(灯体3の中心軸方向と直交する方向)に対する仰角の出射方向の調整を行うには、光源7の放射光の出射方向を目視しながら、回動手段11のねじ25を柱体26のねじ孔23にねじ込み、または、ねじ孔23から緩めて、固定部材9の他端側9bと基台10の一面10aとの距離H1を可変させる。これにより、光源9が支持部材19の回転軸18回りに回転して放射光の出射方向が変化するので、所望の出射方向となったときに、ねじ25のねじ込みまたは緩めを停止する。これにより、光源7の放射光に対する出射方向が所望に固定される。
このように、光源7の放射光に対して、水平方向に対する仰角の出射方向の調整がねじ25のねじ孔23へのねじ込み、または、ねじ孔23からの緩めにより行えるので、当該調整作業を容易かつ迅速に行うことができる。
そして、前記調整作業の終了後、光源7が消灯され、保護カバー5が灯体3の一端側3aに取り付けられる。
上述したように、標識灯1の可折接手6への取付作業と、光源7の放射光に対する出射方向の調整作業を分離して行うことができる。そして、光源7の放射光に対して、灯体3の周方向回りに対する出射方向の調整および水平方向に対する出射方向の調整がそれぞれ容易かつ迅速に行うことができるので、前記調整作業における省力化を図ることができる。
なお、土台28のねじ孔31,31にねじ4,4を螺着させず、図6に示すように、ねじ孔31,31に灯体3の外方側に突出するねじの軸38,38を設け、このねじの軸38,38に基台10の長孔17,17を挿通させ、取付け手段としてナット39,39を螺合させ、土台28とナット39,39によって基台10を取り付けるようにしてもよい。光源7の放射光に対して出射方向を調整するときには、ナット39,39を緩めることにより、上記同様に調整作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態を示す標識灯の一部切り欠き概略側面図。 同じく、標識灯の保護カバーを取り外した上体の概略側面図。 同じく、標識灯の概略上面図。 同じく、光源ユニットの概略側面図。 同じく、光源ユニットの概略上面図。 同じく、他の取付け手段を示す標識灯の概略上面図。
符号の説明
1…標識灯
2…光源ユニット
3…灯体
4…取付け手段としてのねじ
5…保護カバー
7…光源
8…基板
9…固定部材
10…基台
11…回動手段
17…長孔
18…回転軸
31…取付け部としてのねじ孔
39…取付け手段としてのナット

Claims (4)

  1. 光源と、この光源を配設する基板と、この基板を固定する固定部材と、回転軸を有し、光源の放射光が回転軸に対して周方向に出射されるように前記基板を回転軸に取り付けている基台と、前記固定部材と前記基台との距離を可変可能に固定部材を基台に固定し、前記距離を可変することによって基板を基台の回転軸回りに回動させる回動手段とを有してなる光源ユニットと;
    一端側開口に取付け部を有し、他端側が固定物に固定される筒状の灯体と;
    灯体の中心軸に基台の回転中心が位置するようにして、回転中心回りに回動できるように基台を灯体の取付け部に取り付けている取付け手段と;
    光源ユニットを内包し灯体の一端側開口を覆うようにして灯体の一端側に着脱可能に取り付けられた透光性の保護カバーと;
    を具備していることを特徴とする標識灯。
  2. 回動手段は、固定部材に形成された孔と、基台に形成されたねじ孔と、固定部材および基台にそれぞれ接触するようにして孔とねじ孔の間に設けられた弾性復帰するばねと、孔およびばねをそれぞれ挿通してねじ孔に螺着され、頭部が孔において固定部材を係止するねじとを有して形成されていることを特徴とする請求項1記載の標識灯。
  3. 基台は、回転中心を挟み、当該回転中心を通る同一直線上で対向する位置であって、回転中心に対する円周上に所定長の長孔が形成されており、この長孔を介して取付け手段により灯体の取付け部に取り付けられていることを特徴とする請求項1または2記載の標識灯。
  4. 灯体の取付け部は、灯体の外方側に突出するねじの軸を有し、基台の長孔にねじの軸が挿通され、基台は、ねじの軸に螺合されたナットにより灯体の取付け部に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の標識灯。
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