JPH06131906A - 照明器具 - Google Patents

照明器具

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JPH06131906A
JPH06131906A JP4276179A JP27617992A JPH06131906A JP H06131906 A JPH06131906 A JP H06131906A JP 4276179 A JP4276179 A JP 4276179A JP 27617992 A JP27617992 A JP 27617992A JP H06131906 A JPH06131906 A JP H06131906A
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cover
lamp
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Osamu Mimoto
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Keiichi Washitsuka
敬一 鷲塚
Masayuki Nakaeda
真行 中江田
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、ランプカバーの寸法設定の自
由度を大きくできるとともに、このカバーを器具本体に
容易に取付けることができ、しかも、被照射面に影を作
ることを少なくできる照明器具を得ることにある。 【構成】天井21に直付けされる器具本体25と、この器具
本体25の周部25a に取付けられるけい光ランプ33と、器
具本体25の周部25a で囲まれる領域部分25b に設けられ
た複数の係合孔44と、領域部分25b と対向する中央孔53
を有して環状に形成され器具本体25の下方に配置されて
けい光ランプ33を覆う透光性のランプカバー51と、中央
孔53の縁部に設けられるとともに、中央孔53の内側から
操作されて係合孔44に着脱可能に接続される連結手段52
とを具備したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透光性のランプカバーを
備えて天井に直付けされる照明器具に関する。
【0002】
【従来の技術】図10および図11は従来の天井直付け
形照明器具の構成を示している。これらの図中符号1で
示す器具本体は、裏面が開放された四角形状の枠部1a
と、この枠部1aの内周に一体に連なってねじなどで天
井2に直付けされる反射板部1bとで形成されている。
枠部1aの内部には放電灯安定器3が収納されている。
【0003】互いに直角に連なる4つの枠片部からなる
枠部1aの一つの枠片部1a1の内周部には、複数のラン
プソケット4が取付けられ、これらのソケット4にはU
字状の放電路を有する片口金形の棒状けい光ランプ5が
夫々取付けられている。各ランプ5は反射板部1bの下
面側に並設されているとともに、前記枠部1aで取囲ま
れている。各ランプ5間には断面V形をなすV形反射板
6が、枠部1aの前記枠片部1a1とこれに対向する枠片
部1a2 とにわたって取付けられている。
【0004】なお、図10中7は反射板部1bの略中央
部に開けられた通孔、2aは天井2に開けられた電源線
通孔で、これらを通して電源線8が器具内に引き込まれ
ている。この電源線8は図示しない端子台および器具内
配線を介して放電灯安定器3およびランプソケット4に
接続されている。
【0005】器具本体1にはけい光ランプ5を下方から
覆う透光性のランプカバー9が以下の構成により取付け
られている。ランプカバー9の上面にはその周部に重な
って四角枠状の連結枠10が固定され、この連結枠10
はその四隅に上向きに突設された連結突部11を夫々持
っている。連結枠10の相対向する枠部10aの内部に
は連結金具12が収納されている。この金具12が有す
る連結爪12aは、枠部10aの外側面に設けた押釦1
3の操作に連動して連結突部11の側面に対して突没さ
れて、器具本体1の枠部1aの四隅下面に設けた連結孔
14に係脱される。
【0006】各連結突部11は相対向する連結孔14に
下側から挿入され、この挿入後に連結突部11の側面か
ら突出される連結爪12aが連結孔14の孔縁に掛合さ
れることによって、ランプカバー9が器具本体1に連結
される。この取付け状態において器具本体1とランプカ
バー9との間には連結突部11の基部11aの高さに応
じた隙間Aが形成され、点灯時においては隙間Aを通し
て器具の放熱ができる。また、ランプ交換の際などにお
けるランプカバー9の取外しは、押釦13を押込むこと
により、連結爪12aを連結突部11内に没入させ、そ
の状態でランプカバー9を引下げて実施される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の天井直付け形照
明器具では、ランプカバー9を器具本体1の周部に連結
した構成であるため、ランプカバー9の大きさが器具本
体1と同等の大きさに制限されてしまう。すなわち、ラ
ンプカバー9を器具本体1よりも小さくすることは連結
構造を確保できないので不可能であるとともに、ランプ
カバー9を器具本体1よりも大きくすると、ランプカバ
ーの縁部から押釦13までの距離が大きくなり、押釦1
3の操作が困難になる。また、ランプカバー9の周縁に
立ち上がりを設けると、押釦13の操作が不可能となる
ので、ランプラバー9は周縁に立ち上がりがない平板で
形成しなければならない。このように従来の器具におい
ては、ランプカバー9の大きさや外形の自由度が極めて
小さいという問題がある。
【0008】また、連結突部11相互および連結孔14
相互が、器具本体1の幅と略同じ距離だけ大きく離れて
いるため、その位置合わせおよび視認を天井での高所作
業において個別的に行うことを余儀なくされる。したが
って、ランプカバー9の器具本体1への取付け作業性が
悪いという問題がある。
【0009】さらに、器具本体1と略同じ大きさの連結
枠10が、けい光ランプ5から下方へ投射された光の一
部を遮るから、それによる影が被照射面にできてしまう
という問題もある。
【0010】本発明の目的は、ランプカバーの大きさや
外形の自由度を大きくできるとともに、このカバーを器
具本体に容易に取付けることができ、しかも、被照射面
に影を作ることを少なくできる照明器具を得ることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の照明器具は、天井に直付けされる器具本体
と、この器具本体の周部に取付けられるけい光ランプ
と、前記器具本体の周部で囲まれる領域部分に設けられ
た複数のランプカバー取付け部と、前記領域部分と対向
する中央孔を有して環状に形成され器具本体の下方に配
置されて前記けい光ランプを覆う透光性のランプカバー
と、前記中央孔の縁部に設けられるとともに、前記中央
孔の内側から操作されて前記ランプカバー取付け部に着
脱可能に接続される連結手段とを具備したものである。
【0012】
【作用】前記構成において、ランプカバーの中央孔の縁
部に設けた連結手段は、器具本体の複数のランプカバー
取付け部に接続される。そのため、器具本体の周部では
なく、この周部で囲まれる器具本体の領域部分にランプ
カバーを連結して、このカバーを器具本体の下方に配置
できる。したがって、ランプカバーの器具本体への複数
の連結箇所は、ランプカバーの中央孔の縁部に集めら
れ、これら複数の連結箇所は互いに近付けられている。
そのため、ランプカバー取付け時における連結手段とラ
ンプカバー取付け部との位置合わせやその確認などを中
央孔の内側から行うことができる。そして、ランプカバ
ーはその周部に連結手段を持っていないので、その大き
さや外形を器具本体の大きさに制約されることなく任意
に決めることができるとともに、被照射領域の周部に連
結手段を原因とする影ができることがない。
【0013】
【実施例】以下、図1〜図7を参照して本発明の第1実
施例を説明する。図1中21は天井であり、22は天井
に固定された器具取付け金具、23はこの金具22の中
央を貫通して天井に取付けられた電源側引掛けシーリン
グである。引掛けシーリング23は天井21に形成され
た電源線通孔21aの近くに配置され、これには電源線
通孔21aを通った電源線Kが接続されるようになって
いる。
【0014】図1,図2,および図7中24は器具本体
であり、反射板を兼ねる金属板製の本体ベース25と、
後述の金属板製の本体カバー41とで形成されている。
本体ベース25は、平面形状が矩形、例えば正方形をな
しており、その中央部に取付け部26を設けている。取
付け部26は、下方に突出する円形状の凹部であり、そ
の中央に引掛けシーリング23が臨む電源接続孔26a
を有している。取付け部26は器具取付け金具22に重
なるように近接対向されており、この取付け部26を通
る複数のねじ27(図1参照)を器具取付け金具22に
ねじ込むことによって、本体ベース25が天井21に直
付けされている。
【0015】図7に示されるように本体ベース25の各
辺には上向きフランジ28a〜28dが折り曲げられて
おり、これらの先端は夫々図1に示されるように天井2
1に接触されている。したがって、天井21と本体ベー
ス25の裏面との間には、上向きフランジ28a〜28
dの高さ寸法に応じた配線スペース29(図1参照)が
形成されている。
【0016】この配線スペース29は電源側引掛けシー
リング23を大きく取囲んで形成されているとともに、
その領域内に前記取付け部26が配置されている。配線
スペース29には電源線通孔21aを通って電源側引掛
けシーリング23に至る電源線Kが配線されている。
【0017】本体ベース25の下面には、後述の4本の
棒状けい光ランプ33が取付けられる本体ベース25の
周部25a(換言すれば器具本体24の周部)で囲まれ
る領域部分(図2中2点鎖線の内側部分)25b内に位
置して、一対の点灯装置30が取付け部26を間に置い
て互いに平行に取付けられている。これら点灯装置30
は、夫々2灯用のものであって、トランジスタその他の
電子部品を組合わせてなるいわゆる電子安定器が用いら
れている。点灯装置30の厚みは約20mmと薄いもの
である。
【0018】図2に示されるように本体ベース25の周
部25aにおける四隅下面には夫々ランプソケット31
が取付けられているとともに、本体ベース25の周部下
面には各ランプソケット31に夫々対応してランプホル
ダ32が取付けられている。なお、各ランプソケット3
1は90゜ずつ順次向きを変えて取付けられている。
【0019】そして、本体ベース25の周部25aをな
して相連続する器具本体24の4つの辺縁部下面(反射
面)には、棒状けい光ランプ33が対応するランプソケ
ット31とランプホルダ32とを介して夫々取付けられ
ている。各けい光ランプ33はU字状の屈曲放電路を有
した片口金形のものであって、その口金部はランプソケ
ット31に着脱可能に差し込まれている。したがって、
各けい光ランプ33と前記各辺縁部とは、図1に示され
るようにけい光ランプ33より上側に各辺縁部全体(換
言すれば、周部25a)が配設される関係にある。
【0020】点灯装置30の両端から夫々引出された第
1器具内配線34は、点灯装置30の端部近傍に位置し
て本体ベース25に形成された第1通孔35(図2,図
7参照)を通って本体ベース25の裏側に引出されてい
る。そして、これら第1器具内配線34の先端は、ラン
プソケット31によって覆われる位置において本体ベー
ス25に夫々設けられた第2通孔36(図7に二つのみ
図示)を通って、対応するランプソケット31に夫々接
続されている。このような第1器具内配線34の配線構
造と後述の本体カバー41とによって、ランプソケット
31に至る第1器具内配線34が下方から視認されるこ
とがなくなり、器具全体の外観の向上に寄与している。
【0021】図2に示されるように本体ベース25の下
面には一対の点灯装置30間に位置して端子台37が固
定されており、この端子台37は第2器具内配線38を
介して両点灯装置30に夫々電気的に接続されている。
端子台37には第3器具内配線39を介して器具側引掛
けシーリング40が接続されている。このシーリング4
0は前記電源側引掛けシーリング23に着脱可能に接続
されて、電源と器具との電気的接続をするようになって
いる。
【0022】本体ベース25の下面には上面が開放され
た浅いトレー状をなす本体カバー41がねじ止めされて
いる。この不透光性の本体カバー41は、本体ベース2
5の前記領域部分25bと略一致する大きさであり、図
1に示されるように取付け部26、両点灯装置30、端
子台37、第1〜第3器具内配線34,38,39、お
よび器具側引掛けシーリング40を覆い隠している。図
2に示されるように本体ベース25の領域部分25bに
設けられた本体カバー41の四隅には、ランプカバー取
付け部としての係合孔44が夫々開けられている。
【0023】本体ベース25の裏面(上面)には、コ字
状部分の両側縁に外側に張り出すフランジが夫々折り曲
げられた構造をなす一対の配線カバー42が取付けられ
ている。詳しくは、図7に示されるようにこれらの配線
カバー42は、取付け部26を間に置いて互いに平行に
設けられているとともに、その両端面を相対向する上向
きフランジ28a,28cに夫々接触させて取付けられ
ている、各配線カバー42は、金属製または合成樹脂製
であって、本体ベース25の裏面に引き回された2か所
の第1器具内配線34を覆い隠している。
【0024】この配線カバー42により、厚みが薄く形
成された本体ベース25を補強してその捩じれを防止で
きるとともに、本体ベース25の裏面に引き回された第
1器具内配線34を保護できる。
【0025】前記器具本体24にはこれを下側から覆う
ランプカバー51が連結手段52を介して連結されてい
る。ランプカバー51は、乳白色をなす透光性の合成樹
脂製であって、図1〜図3に示されるように中央部に四
角な中央孔53を有して器具本体24よりも大きい四角
な環状をなしているとともに、外周縁に上向きの縁部5
4を設けて形成されている。上向き縁部54は、けい光
ランプ33を器具本体24の周部外側方向から覆って、
器具を斜め下方から見上げた際にけい光ランプ33が視
認されることを妨げている。図1に示されるように上向
き縁部54の上端は天井21から離れており、したがっ
て、この上端と器具本体24の周縁との間には天井照明
用の環状の隙間Bが形成されている。中央孔53は本体
カバー41よりも少し小さく形成されて、その上向きに
起立した孔縁には図3に示されるように4つのねじ孔5
5が設けられている。
【0026】連結手段52は、ねじ孔55に螺合される
ねじ56で中央孔53に沿って固定される四角形の合成
樹脂製連結枠57を備えている。連結枠57の四隅上面
には夫々中空の連結突部58が上向きに一体に突設され
ている。これらの突部58は図3および図5に示される
ように、円筒状の突部ベース58aと、これに段差58
bを設けて連なる先細状の挿入端部58cとで形成され
ており、挿入端部58cの周面には軸方向に延びる孔5
9が形成されている。
【0027】前記ねじ56が通らない連結枠57の相対
向する一対の枠片部57aには、夫々一対のレバー状連
結金具60が内蔵されている。これら連結金具60の長
手方向中間部は図4に示されるように枠片部57a内に
一体に設けられた枢軸61に回動可能に嵌合されてい
る。連結金具60の連結突部58側の一端には、前記係
合孔44に係脱される爪62が折曲げられており、この
爪62は連結金具60の回動に伴い前記孔59に対して
突没されるようになっている。両連結金具60の互いに
近付いた他端には係合突片63が設けられている。
【0028】図4に示されるように枠片部57aには、
その内側壁に設けた孔64、および枠片部57aの外側
壁に設けた溝65に通されて操作子66が取付けられて
いる。操作子66は孔64より大きく中央孔53の内側
に配置される押圧釦部66aを有しているとともに、前
記係合突片63が係合される一対の凹部66bを有して
いる。そして、この操作子66は枠片部57aに内蔵さ
れたコイルばね67を貫通して溝65に通されている。
コイルばね67は、そのばね力により操作子66を常時
中央孔53の内側方向に押しているとともに、この操作
子66を介して連結金具60をその爪62が孔59から
突出されるように付勢している。
【0029】前記連結手段52は、連結枠57、連結金
具60、操作子66、およびコイルばね67を備えて形
成されている。なお、図4および図6中68は枠片部5
7aの裏蓋であり、これは枢軸61にねじ込まれるねじ
69により取付けられている。 前記構成の天井直付け
形照明器具の器具本体24にランプカバー51を取付け
るには、このカバー51に固定された連結手段52の連
結突部58を、本体カバー41の係合孔44に位置合わ
せして下方より押し込む。そうすると、係合孔41の孔
縁で爪62が押され、この爪62が連結突部58内に没
入するように動かされながら、連結突部58の挿入部5
8cが係合孔44に挿通される。この挿通は、連結突部
58の段差58bが本体カバー41の下面に当たるまで
行われる。以上のようにして各挿入部58cが各係合孔
44に挿通され終わると、コイルばね67のばね力によ
り、連結金具60が枢軸61を支点として回動されるに
伴って、この金具60の爪62が連結突部58の孔59
から突出されて、係合孔44の孔縁に引っ掛けられる
(図5参照)。したがって、これら爪62の引掛かりに
より、連結手段52を介してランプカバー51が図1に
示されるように器具本体24の下側に取付けられる。
【0030】また、ランプ交換の際などにランプカバー
51を器具本体24から取外すには、このカバー51の
中央孔53の内側に位置されている操作子66の押圧釦
部66aをコイルばね67のばね力に抗して押し込む。
そうすると、連結金具60が枢軸61を支点としてラン
プカバー51の前記取付けの場合とは逆回りに回動され
て、各連結金具60の爪62が連結突部58内に没入さ
れて係合孔44との引掛かりが外されるから、そのまま
ランプカバー51を下ろすことにより、連結突部58を
係合孔44から引き出して、ランプカバー51を器具本
体24から取外すことができる。
【0031】ところで、ランプカバー51の器具本体2
4への複数の連結箇所は、ランプカバー51の中央孔5
3の縁部に集まって、これら複数の連結箇所が互いに近
付けられている。そのため、既述のようなランプカバー
51の着脱作業において、ランプカバー51取付け時に
おける連結突部58と係合孔44との位置合わせやその
確認などを中央孔53の内側から行うことができるとと
もに、器具本体24の大きさに合わせた大きな動作を作
業者に強要することなく作業をすることができる。した
がって、ランプカバー51の着脱作業を容易に行える。
【0032】しかも、ランプカバー51の中央部は、そ
こに固定された小形な連結枠62で補強されるので、連
結手段52がランプカバー51の変形の影響を受けずら
く、各連結突部58の相互位置の精度が良い。したがっ
て、その意味でもランプカバー51の着脱作業が容易と
なる。
【0033】そして、前記構成の天井直付け形照明器具
においては、ランプカバー51がその器具本体24の周
部52aではなく、この周部52aに囲まれた領域部分
おいて連結手段52を介して器具本体24に連結されて
いるので、ランプカバー51の大きさを器具本体24に
制約されることなく、器具本体24に対して大きくも小
さくもできるとともに、その外形を角形にも円形にもで
きる。さらに、ランプカバー51の周縁に上向き縁部5
4を設けることもでき、そして、この縁部54を設けて
も連結手段52の操作が妨げられることがない。
【0034】前記構成の天井直付け形照明器具は、けい
光ランプ33から下方に投射されてランプカバー51を
透過する光と、上方に投射されて本体ベース25および
本体カバー41で下方に反射されてランプカバー51を
透過する光とで、器具の下方を明るく照らすことができ
る。
【0035】その上、天井21の器具回りも照らすこと
ができる。詳しくは、点灯装置30および端子台37と
これらを覆った本体カバー41とを、4本のけい光ラン
プ33で囲んだから、これら点灯装置30などがけい光
ランプ33から天井21の器具回りに向かう光を遮る因
子となることがない。その上、器具本体24の周部の周
部25aをなして相連続する器具本体24の各辺縁部全
体をけい光ランプ33の上方に位置させたから、けい光
ランプ33の周囲にこれを取囲む遮光構造がない。した
がって、けい光ランプ33から天井21に向かう光を前
記間隙Bを通して天井21の器具回りに及ぼすことがで
きる。このように器具の下方だけではなく、天井21の
器具回りも照らすことができるので、部屋全体を明るく
照明することができる。
【0036】しかも、光を遮る枠状の連結手段52がラ
ンプカバー51の周部にないので、被照射領域の周部に
連結手段52を原因とする影ができることがない。な
お、器具の真下の照度は高いので、連結手段52が器具
本体25の前記領域部分25bに対応して設けられてい
ても、その影が器具本体25の真下に現れることは少な
い。
【0037】また、連結手段52における連結突部58
の突部ベース58aは、本体カバー41と連結枠62と
の間に、器具本体24の周部25aとランプカバー51
との間の空間と、ランプカバー51の中央孔53とを連
通する空隙を作るスペーサとなる。そして、既述のよう
にランプカバー51と天井21との間には空隙Bが設け
られている。したがって、点灯時において、器具に対し
て図1中矢印で示されるように空気を中央孔53からそ
の上側でかつ周囲の空隙Bに向けて流動させることがで
き、それによって、けい光ランプ33および器具を効果
的に冷却できる。
【0038】図8および図9は本発明の第2実施例に係
る天井直付け形照明器具を示している。この実施例の説
明にあたり、前記第1実施例の構成と同様な構成につい
ては、前記1実施例の該当する構成と同じ符号を付し
て、その説明を省略し、以下異なる構成についてのみ説
明する。
【0039】金属製の器具本体71は、平面形状が正方
形をなす本体ベース72と、このベース72に溶接止め
された断面コ字形のソケット取付け金具73と、本体ベ
ース72にその下面開口を覆ってねじ止めされた反射板
74とを備えている。
【0040】本体ベース72の周縁には下向きフランジ
72aが折り曲げられているとともに、このフランジ7
2aを有したベース周部72bに囲まれる部分は上向き
に突出されて天井21に接する膨出部75を形成してい
る。この膨出部75の中央部には取付け部26が形成さ
れているとともに、この取付け部26を間において膨出
部75内には一対の点灯装置30および端子台37等が
取付けられている。
【0041】ソケット取付け金具73は下向きフランジ
72aと高さと同じ厚みであって、その下面にはランプ
ソケット31が取付けられている。点灯装置30から引
き出された第1器具内配線34は、ベース周部72bと
ソケット取付け金具73との間の空隙に配線されて、ソ
ケット取付け金具73に設けられた図示しない通孔を通
してランプソケット31に接続されている。
【0042】反射板74は本体ベース72に下側から嵌
合されてねじ止めされており、その反射板周部74aの
四隅にはランプソケット31が通るソケット通孔76が
開けられている。反射板周部74aの下面にはランプホ
ルダ32が取付けられている。そして、この反射板周部
74a下面には4本の棒状けい光ランプ33が夫々取付
けられ、これらは反射板74の平坦な反射面に対向して
いる。
【0043】器具本体71の周部71aは、ベース周部
72bとこの周部72bを覆い隠す反射板74の反射板
周部74aとで形成されている。この周部71aは、本
体ベース72が膨出部75を有していることにより、膨
出部75の高さに相当する距離だけ天井21から離され
ている。この天井21と周部71aとの間のスペースE
により、膨出部75が下方から視認されることがなく、
厚みが薄い周部71aのみを視認させて視覚的に器具全
体が天井21から浮いているような印象を与えることが
でき、それにより、器具をより薄く感じさせることがで
きる。
【0044】また、反射板74の反射板74a(つまり
器具本体71の周部71a)で囲まれる領域部分74b
の四隅には夫々係合孔(ランプカバー取付け部)44が
設けられている。これら係合孔44にはランプカバー5
1に取付けられた連結手段52の係合突部58が通され
て、連結手段52が有する図示されない連結金具の爪が
係脱されるようになっている。なお、以上の点以外の構
成は前記第1実施例と同様構成である。
【0045】この第2実施例の天井直付け形照明器具
は、前記第1実施例と同様の作用により本発明の所期の
目的を達成できる。しかも、この第2実施例では、反射
板74の反射面が平坦であって、その下方にけい光ラン
プ33を対向させているので、器具の下面が照らされて
暗くなることがなく、この照明器具を中心とする天井2
1部分の明暗差を少なくできる。
【0046】なお、本発明は前記各実施例には制約され
ない。例えば、ランプカバー51の立上り縁部54は省
略しても良いとともに、この縁部54を有する場合、天
井21または器具本体の周部に立上り縁部54を接触さ
せるようにしても良い。また、ランプカバー51の中央
孔53の縁部を器具本体の周部に囲まれる領域部分に接
触させる場合には、前記中央孔53の縁部数箇所を器具
本体の周部に囲まれる領域部分にねじ止め(連結手段)
することにより、ランプカバーを器具本体に取付けても
良い。
【0047】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の照明器具に
おいては、器具本体の周部ではなく、この周部で囲まれ
る器具本体の領域部分にランプカバーを連結して器具本
体の下方に配置したから、複数の連結箇所が互いに近付
けられ、ランプカバーを器具本体に容易に取付けること
ができる。さらに、器具本体がランプカバーの大きさや
外形を規制する要因となることがなくなり、これらの設
定の自由度を大きくできる。しかも、ランプカバーがそ
の周部に連結手段を持っていないから、被照射面に影を
作ることを少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る天井直付け形照明器
具の構成を示す略断面図。
【図2】同第1実施例に係る照明器具を分解して示す斜
視図。
【図3】同第1実施例に係る照明器具のランプカバーと
連結手段とを分解して示す斜視図。
【図4】同第1実施例に係る照明器具の連結手段の構成
を一部分解して示す斜視図。
【図5】図4中Z−Z線に沿う断面図。
【図6】図4中Y−Y線に沿う断面図。
【図7】同第1実施例に係る照明器具をその一部を分解
して裏面側から見て示す斜視図。
【図8】本発明の第2実施例に係る天井直付け形照明器
具の構成を示す略断面図。
【図9】同第2実施例に係る照明器具を分解して示す斜
視図。
【図10】従来例に係る天井直付け形照明器具の構成を
示す略断面図。
【図11】同従来例に係る照明器具の構成を分解して示
す斜視図。
【符号の説明】
21…天井、25…器具本体、25a…器具本体の周
部、25b…器具本体の領域部分、33…けい光ラン
プ、44…係合孔(ランプカバー取付け部)、51…ラ
ンプカバー、52…連結機構、53…中央孔、71…器
具本体、71a…器具本体の周部、74b…器具本体の
領域部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井に直付けされる器具本体と、 この器具本体の周部に取付けられるけい光ランプと、 前記器具本体の周部で囲まれる領域部分に設けられた複
    数のランプカバー取付け部と、 前記領域部分と対向する中央孔を有して環状に形成され
    器具本体の下方に配置されて前記けい光ランプを覆う透
    光性のランプカバーと、 前記中央孔の縁部に設けられるとともに、前記中央孔の
    内側から操作されて前記ランプカバー取付け部に着脱可
    能に接続される連結手段とを具備した照明器具。
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