JP2004172067A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】係合突起27は、突当壁部28に設けられた収容凹部30において、端縁29からやや後退した位置に設けられている。そして、収容凹部30の底面において端縁29と係合突起27とに挟まれた部分は、相手側半割部品21のロックアーム26が当接される仮保持面32とされている。このような構成によれば、一対の半割部品21の組み付け初期の状態において、ロックアーム26が係合突起27に乗り上げる前に仮保持面32と当たり合うことで、両半割部品21の姿勢安定化が図られる。したがって、両半割部品21が従来のような傾斜姿勢で組み付くような状況が緩和され、作業の円滑化が達成される。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コネクタハウジングから延出した電線をカバーで保護するようにしたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクタハウジングから延出した電線をカバーで保護するようにしたコネクタとしては、特開平10−27645号公報に示すものがある(特許文献1参照)。このものは、全体として角筒体を半割にした形状をなす一対の半割部品からなるカバーを備えている。
【0003】
半割部品の組付け時に互いに突き当てられる上下2辺の突当壁部には、係合部と受け部とが形成されている。一対の係合部は対角位置に配され、一対の受け部は、他の対角位置であって係合部と対応する位置に設けられている。
【0004】
カバーをコネクタハウジングに取り付ける際には、一対の半割部品を互いに軸回りに反転した位置関係となるようにしてコネクタハウジングの後端部に対して横から嵌めるようにする。すると、係合部が、互いに相手側半割部品の受け部を乗り越えて係止されることにより、両半割部品が嵌合し、筒状のカバーとして組み付けられる。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−27645号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなコネクタでは、次のような問題点があった。
両半割部品の組み付けに当たっては、まず対応する関係にある係合部と受け部とを適合させつつ突き当て、この状態を保持したまま半割部品相互を真っ直ぐに接近させる。この間、係合部は拡開方向へ撓み変形して受け部へ乗り上げ、通過後には弾性復帰して受け部との係止がなされる。
【0007】
しかし、従来のものでは半割部品同士を接近させる際に、係合部を正しく受け部上へ乗り上げ変形させることができない場合があった。具体的には、図10、図11に示すように、係合部102を受け部103に突き当てた状態で半割部品101に押し込み力を付加すると、半割部品101同士が傾斜姿勢となってしまうことがある。このときには、係合部102は撓み変形することなく受け部103を斜めに乗り上げて半割部品101同士を突き当て状態に至らしめるが、係合部102と受け部103とは係止状態とはならない。
【0008】
このような斜め組付けが生じる原因は、従来のものでは受け部103の設けられる位置が、半割部品101同士の相互の突き当て縁に面した箇所であることから、半割部品101の組付けにあたり、係合部102はいきなり受け部103を乗り越えようとするため、半割部品101同士の組付け姿勢が不安定化しやすい。したがって、係合部102は受け部103を乗り越えてゆくにあたり、撓み変形を伴う抵抗の大きい状態を経るより、撓みを伴わないより抵抗の小さい状態を経る、つまり半割部品101同士を傾斜姿勢で組み付き易くしてしまう傾向にあった。
【0009】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、組み付け時の作業性が良好なコネクタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1の発明に係るコネクタは、後端面から電線を延出させたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの後端部に前記電線を包囲するように取り付けられる筒状のカバーとを備えてなり、前記カバーは、一対の半割部品を備え、かつこれらに設けられた一対の突当壁部の端縁同士を突き合わせた状態で互いに組み付けることにより構成されているコネクタであって、前記両半割部品における両突当壁部には、少なくとも一対の係合突起が対角位置に配されるとともに、他の対角位置であって前記係合突起と対応する位置には、前記両半割部品の組み付けに際して前記係合突起を乗り越えて係止することにより前記両半割部品の離間を規制する一対の係止片が設けられるとともに、前記係合突起は、前記突当壁部における前記端縁から前記半割部品同士の組み付け方向に沿って後退した位置に設けられることで、前記突当壁部の外面であって前記端縁と前記係合突起とに挟まれた部分は、前記半割部品の組み付けに際して前記係止片が前記係合突起に至る前に前記係止片を支持することによって一対の前記半割部品の組み付け姿勢を正規姿勢に保持する仮保持面とされていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1に記載のコネクタであって、前記突当壁部には、前記半割部品同士の組み付けに際し、前記係止片を前記両半割部品の組み付け方向に沿って案内するためのガイド部が設けられていることを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のコネクタであって、前記突当壁部の外面には、前記端縁側が開口しその内部に前記係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成される一方、前記係止片は前記両半割部品同士の組み付け時に前記収容凹部の内面と摺接可能となる高さ位置に形成され、前記両半割部品の組付け後には前記収容凹部内に嵌合可能となっていることを特徴とする。
【0013】
請求項4の発明は、請求項2記載のコネクタであって、前記突当壁部の外面には、前記端縁側が開口しその内部に前記係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成される一方、前記係止片は前記両半割部品同士の組み付け時に前記収容凹部の内面と摺接可能となる高さ位置に形成され、前記両半割部品の組み付け後には前記収容凹部内に嵌合可能となっており、かつ、前記ガイド部は前記収容凹部の内側壁にて形成されることを特徴とする。
【0014】
【発明の作用及び効果】
請求項1の発明によれば、係合突起が突当壁部の端縁から後退した位置に設けられることで、突当壁部の外面において端縁と係合突起とに挟まれた部分は、前記半割部品の組み付けに際して前記係止片が前記係合突起に至る前に前記係止片を支持することによって一対の半割部品の組み付け姿勢を正規姿勢に保持する仮保持面とされている。このような構成によれば、半割部品の組み付け初期の状態において、係止片が係合突起に乗り上げる前に突当壁部の仮保持面と当たり合うことで、両半割部品の姿勢安定化を図りうる。したがって、従来のような傾斜姿勢で組み付くような状況が緩和され、作業の円滑化が達成される。
【0015】
請求項2の発明によれば、突当壁部には、半割部品の組み付け方向に沿って係止片を案内するためのガイド部が設けられている。このような構成によれば、突当壁部における壁面に沿った方向への係止片のずれも規制できるから、両半割部品が傾斜姿勢となることを確実に防止でき、組み付け作業を円滑に行うことができる。
【0016】
請求項3の発明によれば、半割部品には、内部に係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成され、係止片はこの収容凹部内に嵌合される。つまり、突当壁部の肉厚寸法内に係止片と収容凹部との嵌合代を重複させることができる。したがって、半割部品同士が組付けられた状態における外形寸法を小さくすることができる。
【0017】
請求項4の発明によれば、半割部品には、内部に係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成されるとともに、ガイド部はこの収容凹部の内側壁にて形成される。このように収容凹部の内側壁を利用してガイド部とすることができるため、構造の簡素化を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のコネクタを具体化した一実施形態について、図1〜図9を参照しつつ詳細に説明する。
【0019】
本実施形態のコネクタ1は、電線12が接続されたターミナル(図示せず)を収容したコネクタハウジング10と、一対の半割部品21から構成されてコネクタハウジング10に取り付けられるカバー20とから構成されている(図1〜図3参照)。なお、以下の説明において、コネクタハウジング10からの電線12の延出方向(図2の上下方向)を前後方向とし、半割部品21の組み付け方向(図2の左右方向)を左右方向とし、これらと交差する方向(図2の紙面に対して交差方向)を上下方向とする。
【0020】
コネクタハウジング10の後端面からは、ターミナルに接続された複数本の電線12が延出されている。コネクタハウジング10の後端部における左右両側面にはカバー20を取り付けるための取付突部11が形成されている。
コネクタハウジング10から延出された電線12は、蛇腹状をなすコルゲートチューブ40内に挿通されている。これにより、電線12が剥き出しにならずに保護されている。
【0021】
カバー20は、前後方向に開口された略角筒状をなし、電線12のコネクタハウジング10から延出している部分を包囲して保護するようになっている。このカバー20は、一対の半割部品21A、21Bからなる。この半割部品21は、カバー20を軸線方向に沿って半割した断面コの字状をなしている。一対の半割部品21A、21Bは、同一形状をなし、互いに軸線回りに反転させた位置関係となった状態で組み付けられる。
【0022】
半割部品21の前端部内周にはコネクタハウジング10の取付突部11と嵌合する取付穴22が貫通形成されている。この取付穴22が取付突部11に嵌合されることにより、半割部品21即ちカバー20のコネクタハウジング10に対する取り付けが可能となっている。
【0023】
半割部品21の後端面はコルゲートチューブ40を差し込むための半円形の切欠部23となって開口し、両半割部品21が組み付けられたときには切欠部23相互が整合してコルゲートチューブ40を挿通可能とされている。半割部品21における切欠部23寄りの内周には、コルゲートチューブ40における蛇腹の溝41に嵌合される係止板24が、同一ピッチでかつ周方向に沿って形成されている。これらが嵌合した状態では、係止板24が軸方向に係止することにより、コルゲートチューブ40のカバー20に対する軸方向への遊動が規制されるようになっている。
【0024】
半割部品21の組付け時に互いに突き当てられる上下2辺の突当壁部28には、それぞれ上下一対のロックアーム26(本発明の係止片に該当する)と、上下一対の係合突起27とが形成されている。2つの係合突起27は対角位置に配され、2つのロックアーム26は、他の対角位置であって係合突起27と対応する位置に配されている。すなわち、半割部品21がコネクタハウジング10の後端面に向かって右側に位置する場合(図1の半割部品21Aを参照)において、ロックアーム26は、上側の突当壁部28の後端位置と下側の突当壁部28の前端近く位置とに配され、係合突起27は、上側の突当壁部28の前端近く位置と下側の突当壁部28の後端位置とに配されている。
【0025】
ロックアーム26は、半割部品21における突当壁部28の端縁29から、相手側半割部品21との組み付け方向に沿って延出されている。このロックアーム26は、左右にやや間隔を空けて配された一対のアーム部26Aと、これらのアーム部26A間を突出端側で連結する連結部26Bとによって、全体としてコの字状に形成されており、コの字の内側に相手側半割部品21の係合突起27を収容できるようになっている。また、ロックアーム26の下面の高さ位置は、端縁29の肉厚の途中とされている。これにより、両半割部品21が組み付けられる際に、ロックアーム26が後述の収容凹部30における底面に摺接しつつ進入するようになっている。
【0026】
半割部品21において、相手側半割部品21のロックアーム26に整合する位置には、このロックアーム26を収容可能な収容凹部30が凹設されている。この収容凹部30は、端縁29側に開口されており、ここから相手側半割部品21のロックアーム26が進入できるようになっている。
【0027】
この収容凹部30において、ロックアーム26の進入方向に向かって左右両側縁には、一対のガイド壁31が設けられている。このガイド壁31は、収容凹部30の左右の内側壁30Aに沿って立ち上げられるとともに、その奥端側が収容凹部30の奥壁に沿って延設されて、全体としてL字状をなしている。このように、ガイド壁31は、収容凹部30の内側壁30Aと連続して形成されており、相手側半割部品21のロックアーム26が進入する際に、内側壁30Aとともにこのロックアーム26を案内するガイド部の役割を果たしている。
【0028】
係合突起27は、収容凹部30の底面において、端縁29から両半割部品21の組み付け方向にやや後退した位置に突設されている。そして、収容凹部30の底面において係合突起27と端縁29とに挟まれた部分は、相手側半割部品21におけるロックアーム26の連結部26Bが当接する仮保持面32とされている。また、係合突起27における端縁29側の面は、前下がり状の傾斜面27Aとされており、ロックアーム26の乗り上げ動作が円滑に行われるようになっている。
【0029】
次に、上記のように構成された本実施形態の作用および効果について説明する。
【0030】
カバー20をコネクタハウジング10に取り付ける際には、一対の半割部品21A、21Bを互いに軸回りに反転した位置関係となるようにしてコネクタハウジング10の後端部に対して横から嵌めるようにする。このとき、初めに一方の半割部品21Aだけについてその取付穴22をコネクタハウジング10の取付突部11に仮嵌合させるとともに、その一方の半割部品21Aの係止板24にコルゲートチューブ40の溝41を仮嵌合させておく。
【0031】
そして、この状態から他方の半割部品21Bをコネクタハウジング10、上記一方の半割部品21A及びコルゲートチューブ40に嵌め合わせる。このとき、まず、半割部品21A、21Bにおけるロックアーム26を収容凹部30に進入させ、連結部26Bの先端を互いに相手側半割部品21A、21Bの収容凹部30における仮保持面32上に保持させつつ、両半割部品21A、21Bを軽く嵌め合わせる。この状態では、ロックアーム26の連結部26Bが仮保持面32に当接されることによって、両半割部品21A、21Bが互いに正規の嵌合姿勢に保たれる(図4、図5参照)。
【0032】
この状態で、他方の半割部品21Bを一方の半割部品21A側に向かって押し込み、両半割部品21A、21Bを嵌め合わせる(図6、図8参照)。このとき、ロックアーム26は収容凹部30の内側壁30Aおよびガイド壁31に案内されて、真直ぐに収容凹部30に進入するので、突当壁部28における壁面に沿った方向へのロックアーム26のずれが規制される。
【0033】
半割部品21Bの押し込みが進むと、双方の半割部品21A、21Bにおけるロックアーム26の連結部26Bが係合突起27の傾斜面27Aに乗り上げ、ロックアーム26が拡開方向へ撓まされる。半割部品21Bをさらに押し込んで行くと、ロックアーム26の連結部26Bが係合突起27を乗り越えたところでロックアーム26が弾性復帰して、連結部26Bが係合突起27に係合される。これにより、両半割部品21A、21Bが離間不能に保持される。このとき、ロックアーム26が係合突起27に乗り上げる前に突当壁部28の仮保持面32に当接させることで、両半割部品21A、21Bの姿勢安定化を図っているので、両半割部品21A、21Bが互いに傾斜姿勢で組み付くような状況が緩和され、組み付け作業を円滑に行うことができる。
【0034】
両半割部品21A、21Bの組み付け終了状態では、ロックアーム26は収容凹部30内に嵌合された状態とされる。同時に、両半割部品21A、21Bの取付穴22が取付突部11に嵌合されるとともに、係止板24が溝41に嵌合される。これにより、両半割部品21A、21Bが筒状のカバー20として組み付けられるとともに、このカバー20がコネクタハウジング10の後端部に取り付けられ、同時にカバー20にコルゲートチューブ40が取り付けられる(図7、図9参照)。
このようにして、カバー20の取り付けが完了する。
【0035】
以上のように本実施形態によれば、係合突起27は、突当壁部28に設けられた収容凹部30において、端縁29からやや後退した位置に設けられている。そして、収容凹部30の底面において端縁29と係合突起27とに挟まれた部分は、相手側半割部品21のロックアーム26が当接される仮保持面32とされている。このような構成によれば、一対の半割部品21の組み付け初期の状態において、ロックアーム26が係合突起27に乗り上げる前に仮保持面32と当たり合うことで、両半割部品21の姿勢安定化が図られる。したがって、両半割部品21が従来のような傾斜姿勢で組み付くような状況が緩和され、作業の円滑化が達成される。
【0036】
また、半割部品21における突当壁部28の外面には、内部に係合突起27を配してなる収容凹部30が凹み形成される一方、ロックアーム26はこの収容凹部30の底面と摺接可能な高さ位置に形成され、両半割部品21の組み付け後にはこの収容凹部30内に嵌合される。このような構成によれば、突当壁部28の肉厚寸法内にロックアーム26と収容凹部30との嵌合代を重複させることができる。したがって、半割部品21同士が組付けられた状態における外形寸法を小さくすることができる。
【0037】
さらに、この収容凹部30において、ロックアーム26の進入方向に向かって左右両側縁には、一対のガイド壁31が外周方向に向かって突設されている。このガイド壁31は、収容凹部30の内側壁30Aと連続して形成されており、両半割部品21A、21Bが組み付けられる際に、内側壁30Aとともに相手側半割部品21Aのロックアーム26を案内するガイド部の役割を果たしている。このような構成によれば、突当壁部28における壁面に沿った方向へのロックアーム26のずれも規制できるから、両半割部品21A、21Bの傾きを確実に防止でき、嵌め付け作業を円滑に行うことができる。
【0038】
本発明の技術的範囲は、上記した実施形態によって限定されるものではなく、例えば、次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。その他、本発明の技術的範囲は、均等の範囲にまで及ぶものである。
(1)本発明はコルゲートチューブを用いないコネクタにも適用することができる。
(2)上記実施形態では、一対の半割部品は同一形状であったが、本発明によれば半割部品は必ずしも同一形状であることを要せず、異なる形状であっても良い。
(3)上記実施形態ではロックアームと係合突起が半割部品の外周面に形成されているが、本発明によれば、係止片と係合突起の形成位置は上記実施形態の限りではなく、例えば半割部品の内周面に形成されていても良い。
(4)上記実施形態では、ガイド壁31を設けて、収容凹部30の内側壁30Aとともにロックアーム26の案内を行わせたが、本発明によればガイド部の構成は上記実施形態の限りではなく、収容凹部の内側壁のみで係止片の案内を行わせてもよい。また、半割部品に収容凹部を設けない構成とし、突当壁部の外面にガイド壁を突接させて、このガイド壁のみで係止片の案内を行わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のコネクタの分解斜視図
【図2】カバーを組み付け前のコネクタを示す上面図
【図3】組み付け前のカバーの断面図
【図4】カバーを組み付け途中のコネクタを示す上面図
【図5】組み付け途中のカバーの断面図
【図6】カバーを組み付け後のコネクタを示す上面図
【図7】カバーを組み付け後のコネクタを示す側面図
【図8】組み付け後のカバーの断面図
【図9】組み付け後のカバーの側断面図
【図10】従来のコネクタにおけるカバーを示す斜視図
【図11】従来のコネクタにおけるカバーを示す側面図
【符号の説明】
1…コネクタ
10…コネクタハウジング
12…電線
20…カバー
21…半割部品
26…ロックアーム(係止片)
27…係合突起
28…突当壁部
29…端縁
30…収容凹部
30A…内側壁
31…ガイド壁(ガイド部)
32…仮保持面
Claims (4)
- 後端面から電線を延出させたコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの後端部に前記電線を包囲するように取り付けられる筒状のカバーとを備えてなり、
前記カバーは、一対の半割部品を備え、かつこれらに設けられた一対の突当壁部の端縁同士を突き合わせた状態で互いに組み付けることにより構成されているコネクタであって、
前記両半割部品における両突当壁部には、少なくとも一対の係合突起が対角位置に配されるとともに、他の対角位置であって前記係合突起と対応する位置には、前記両半割部品の組み付けに際して前記係合突起を乗り越えて係止することにより前記両半割部品の離間を規制する一対の係止片が設けられるとともに、
前記係合突起は、前記突当壁部における前記端縁から前記半割部品同士の組み付け方向に沿って後退した位置に設けられることで、前記突当壁部の外面であって前記端縁と前記係合突起とに挟まれた部分は、前記半割部品の組み付けに際して前記係止片が前記係合突起に至る前に前記係止片を支持することによって一対の前記半割部品の組み付け姿勢を正規姿勢に保持する仮保持面とされていることを特徴とするコネクタ。 - 前記突当壁部には、前記半割部品同士の組み付けに際し、前記係止片を前記両半割部品の組み付け方向に沿って案内するためのガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記突当壁部の外面には、前記端縁側が開口しその内部に前記係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成される一方、
前記係止片は前記両半割部品同士の組み付け時に前記収容凹部の内面と摺接可能となる高さ位置に形成され、前記両半割部品の組付け後には前記収容凹部内に嵌合可能となっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のコネクタ。 - 前記突当壁部の外面には、前記端縁側が開口しその内部に前記係合突起を配してなる収容凹部が凹み形成される一方、
前記係止片は前記両半割部品同士の組み付け時に前記収容凹部の内面と摺接可能となる高さ位置に形成され、前記両半割部品の組み付け後には前記収容凹部内に嵌合可能となっており、
かつ、前記ガイド部は前記収容凹部の内側壁にて形成されることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
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