JP2004166271A - 電子カメラにおけるクロッピングをコントロールするためのユーザ・インターフェース - Google Patents

電子カメラにおけるクロッピングをコントロールするためのユーザ・インターフェース Download PDF

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Abstract

【課題】イメージの取り込みに先行する構成の間において、容易かつ便利な入力エレメントの使用によってクロッピングが変更されるカメラおよび方法を提供する。
【解決手段】カメラ10のボディ内にはクロッパが配置され、4方向ロッカー・ボタン188の操作により複数のセッティングの間を切り替え可能で、ビューファインダ58内に異なる矩形断面のウインドウを定義し、イメージディスプレイ26にクロッピングしたイメージを提供する。クロッパには、クロッピング・コントロールが接続され、ボディの外側からアクセス可能なクロッピング入力エレメントとしての4方向ロッカー・ボタン188により操作され、第1および第2の対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であり、移動してセッティングを変更する。
【選択図】図3

Description

本発明は、カメラおよび写真技術に関し、より詳細に述べれば、電子カメラにおけるクロッピングをコントロールするためのユーザ・インターフェースに関する。
撮影者は、写真技術の初期から、写真イメージのズーミングおよびクロッピングを取り込みの後に行ってきた。ズーム撮影レンズの能力を伴うことによって、取り込みの前にビューファインダのレティクルおよびマスクを使用してビューファインダ内にズーミングの効果が示されるようになった。現在は、ズーム・ビューファインダおよびディジタル・ビューファインダが一般的に使用されて、取り込み前にズーム後の光イメージが提供されている。
取り込みに先行してアスペクト比における可能性のある変更を示すビューファインダは、あまり一般的でなかった。(便宜上、以下においては、アスペクト比が変化するイメージ内の変更だけに対して用語『クロッピング』を使用し、相対的なサイズが変化するが、同一のアスペクト比が維持されるイメージ内の変更だけに対して『ズーミング』を使用する。)ある種のアドバンスド・フォト・システム(登録商標)(『APS』)カメラは、利用可能なクロッピング(プリント・アスペクト比)を示すビューファインダを有している。それらのカメラにおいては、フィルム・フレーム全体が露光され、フィルム上にエンコードメントが記録され、写真仕上げにおいて選択されたアスペクト比に従ってイメージのプリントが行われる。これらのアプローチは、ユーザが、ビューファインダ内において確認した希望する最終アスペクト比を基礎としてイメージの組み立てができることから、プリント後のクロッピングより便利であるが、これらのアプローチは、数少ないプリセット・クロッピング値(アスペクト比)に限定されている。これらのカメラにおいてクロッピングをコントロールするためのユーザ・インターフェースは、使用可能なクロッピング状態の数が非常に少ないことから、非常にシンプルになっている。
特許文献1は、ハイブリッド・カメラを開示しており、それにおいては、ユーザが、カメラ背面のディスプレイ上のイメージを編集することができる。ユーザは、プリント・フォーマットを選択した後、ディスプレイ上においてマーカを移動し、イメージの希望する部分のズーミング、クロッピング、および/またはチルトを行う。このアプローチは効果的であるが、同時に複雑でもある。イメージは、ディスプレイ上に、編集後のイメージのサイズを示すボックスを画定するマークとともに表示される。このボックスがサイズにおいて拡大され、あるいは縮小されてズーミングが示される。入力エレメントを横方向に動かすことによってズーミングがもたらされる。ボックスが左右および上下方向に移動されるクロッピングが行われるが、それには、それぞれ左右および上下に動く入力エレメントが使用される。特許文献2は、フィルム・イメージを処理するためのエディタを開示しており、同様にディスプレイ・イメージ上のボックスを提供する。このボックスのズーミング、左右の移動、および上下の移動が、一列に配置された3つの回転可能なノブによって行われる。これらの特許に開示されているデバイスは、多くの異なるクロッピング値およびズーミング値を提供する。その一方、ズーミングならびにクロッピング機能用に備えられている入力エレメントは、それらに目を向けることなく区別することが容易でない。特許文献1においては、ズーミングならびに左右の移動が、左右に隣接する可動入力エレメントによって提供される。特許文献2においては、ズーミングおよびボックスの移動が、回転ノブによって提供される。ユーザは、いずれのノブがいずれの機能を提供するかを目で確認し、あるいは記憶しなければならない。これは、取り込み後の編集に関する特定の問題ではなく、取り込みに先行する構成の間の障害になると見られる。
米国特許第5,619,738号 米国特許第5,675,400号
したがって、イメージの取り込みに先行する構成の間において、容易かつ便利な入力エレメントの使用によってクロッピングが変更されるカメラおよび方法が提供されると望ましい。
本発明は、特許請求の範囲によって定義される。本発明は、より広いその側面において、ビューファインダ・イメージのアスペクト比を調整するカメラを提供する。このカメラは、ボディおよびボディにマウントされる取り込みユニットを有する。取り込みユニットは、イメージャおよびイメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有している。取り込みユニットは、シーンの電子イメージを選択的に取り込む。カメラのビューファインダは、シーンの光イメージを表示する。ボディ内にはクロッパが配置されている。このクロッパは、複数のセッティングの間を切り替え可能である。各セッティングは、ビューファインダ内において異なる矩形断面のウインドウを定義する。取り込みユニットならびにクロッパには、クロッピング・コントロールが機能的に接続されている。このクロッピング・コントロールは、ボディの外側からアクセス可能なクロッピング入力エレメントを有している。クロッピング入力エレメントは、第1および第2の対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であり、移動してセッティングを変更する。クロッピング・コントロール・ポジションは、取り込みユニットの光軸に垂直なクロッピング・コントロール軸を定義する。
イメージの取り込みに先行する構成の間において、容易かつ便利な入力エレメントの使用によってクロッピングが変更されるカメラおよび方法が提供されることは本発明の有利な効果である。これによって撮影者は、クロッピングの検討に応じてビュー・ポジションおよび方向を調整することが可能になる。
上述の、およびそのほかの本発明の特徴ならびに目的、およびそれらを達成する方法については、以下の添付図面とともに本発明の実施態様の説明を参照することによってさらに明らかなものとなり、また本発明自体のよりよい理解も得られることになろう。
このカメラは、構成が行われる間の、イメージのアスペクト比の連続的な調整をもたらす一方、選択されたイメージ境界の結果の瞬時的なビューをもたらす単一の入力エレメントを撮影者に提供する。特定の実施態様においては、ズーム・コントロールが同一もしくは隣接する入力エレメントによって提供される。これに開示されている特定の実施態様においては、光学ビューファインダ内のイメージのアスペクト比が機械的なベーンによって変更される。撮影において取り込まれるアーカイブ・イメージは、ベーンのポジションに基づいてクロッピングを受けるか、クロッピング情報が提供される。このアプローチは、ディジタル・カメラもしくはハイブリッド・フィルム‐ディジタル・カメラに特に適しているが、フィルム・カメラにも同様に適用可能である。
以下においては、いくつかの異なるカメラならびに方法の特徴セットを、それらの特徴のすべてもしくは多数を組み合わせた特定の実施態様の観点から説明する。より少ない数の特徴ならびに代替の特徴を組み合わせた代替実施態様についてもここで説明する。そのほかの変形については、当業者にとって明らかなものとなろう。カメラ内におけるビューファインダの位置は、図示の明瞭化のために選択されたものである。実際のカメラにおいては、ビューファインダの位置が異なることもある。以下に論じているカメラは、概して、ハイブリッド・フィルム‐ディジタル・カメラもしくはディジタル・スチル・カメラに関する。同様の考察は、ディジタル・ビデオ・カメラならびにフィルム専用カメラにも適用することができる。
ここで、特に図1〜図9および35を参照すると、特定の実施態様においては、カメラ10がボディ12を有し、それがアーカイブ・イメージ取り込みユニット16および評価取り込みユニット18を備える取り込みシステムを有している。2つの異なる取り込みユニット16,18は、各種の形式を取ることが可能であり、互いに完全に分離すること、あるいは多くのコンポーネントを共有することも可能である。評価取り込みユニット18は、シーンのイメージを電子的に取り込み、それを電子イメージ取り込みユニット18と呼ぶこともできる。アーカイブ・イメージ取り込みユニット16は、イメージを電子的に、あるいはフィルム上に取り込むことができる。アーカイブ・イメージ取り込みユニット16が、アーカイブ・メディアとして写真フィルムを使用して潜像を取り込む場合には、ここではそれを、『フィルム・イメージ取り込みユニット20』と呼ぶ。
フィルム・イメージ取り込みユニット20を有するカメラ10の実施態様においては、撮影者がシャッタ・レリーズ22を引き外したときに、被写体イメージ23(シーンの光イメージ)が潜像としてフィルム41のフレーム上に取り込まれ、少なくとも1つの電子イメージが評価取り込みユニット18の電子アレイ・イメージャ24上に取り込まれる。この1ないしは複数の電子イメージは、ディジタル的に処理され、ボディ12にマウントされたイメージ・ディスプレイ26上に表示することが可能な1ないしは複数の派生イメージの提供に使用される。アナログ形式で取り込まれた後のディジタル化は行われるが、そのほかの修正が加えられない電子イメージを、ここでは概して『オリジナル電子イメージ』と呼んでいる。任意のズーミングならびにクロッピングを含めて、さらに修正が加えられたイメージを、ここでは概して『派生イメージ』という用語を用いて参照している。派生イメージは、表示もしくは特定のファイル構造に対する較正のため、もしくは特定のプリセット、たとえば最終イメージに使用されることになる出力メディアに対する整合のために、オリジナル・イメージに関して修正される。これらの修正は、メタデータの追加を含むこともあれば、含まないこともある。ハイブリッド・カメラを用いる場合に、ここでは、フィルム・アーカイブ・イメージの写真仕上げに期待される製品に適合する派生イメージを、『検証イメージ』と呼ぶこともある。単一のオリジナル電子イメージから、複数の派生イメージを作成することができる。ディジタル・アーカイブ・イメージよりは、むしろディジタル・ビューファインダ用に使用される派生イメージを、ここでは『評価イメージ』と呼ぶ。
カメラ・ボディ12は、取り込みユニット16,18およびそのほかのコンポーネントのための構造的な支持ならびに保護を提供する。カメラ10のボディ12は、特定の使用の要件ならびにスタイル上の考察に適応させた変更が可能である。ボディ12が、シャーシ32の上から互いに結合されるフロントおよびリアのカバー28,30を備えていると便利である。カメラ10のコンポーネントの多くは、シャーシ32上にマウントすることができる。フィルム・ドア34およびフリップ‐アップ・フラッシュ・ユニット36は、カバー28,30およびシャーシ32と枢動可能に結合される。
フィルム・イメージ取り込みユニット20は、使用の間にわたってフィルム・ユニット40を保持するフィルム・ホルダ38を有している。図7〜図8に示されているカメラ10においては、フィルム・ホルダ38がシャーシ32の一部となる。(用語『フィルム・ユニット』は、写真フィルムおよび付随するキャニスタもしくは支持構造、遮光等のあらゆるものを指すために使用される。)
フィルム・ホルダ38の構成は、使用されるフィルム・ユニット40のタイプに関係する。使用されるフィルム・ユニット40のタイプは重要ではない。図に示されているカメラ10は、フィルムの再装填が可能であり、アドバンスド・フォト・システム(『APS』)フィルム・カートリッジを使用している。別のタイプの1ないしは複数のチャンバ・フィルム・カートリッジあるいはロール・フィルムの使用も可能である。現在のところ、好ましくはカメラ10を再装填可能であるとする。カメラ10は、フィルム・タイプを決定するIX‐DXコード・リーダ(図示せず)、および各フィルム・フレームがもたらすプリント数、プリント・フォーマット等を示すデータをフィルム上に書き込むデータ・レコーダ39を備えることができる。これは限定ではない。メタデータを含む情報は、当業者に周知の任意の手段によって読み取り、また書き込むことが可能である。
フィルム・ホルダ38は、1対のフィルム・チャンバ42,44を有しており、フィルム・チャンバ42,44の間に露光フレーム45を備えている。フィルム・ユニット40は、チャンバの1つの中に配置されるキャニスタ46を有している。フィルム・ストリップ41は、キャニスタ46によって保持されるスプール48に巻き付けられている。使用の間は、フィルム・ストリップ41が露光フレーム45を横切って広げられ、他方のチャンバ内のフィルム・ロールに巻き付けられる。露光フレーム45は、開口50を有し、各撮影イベントにおいては、それを通った光イメージがフィルム41のフレームを露光する。
使用の間は、フィルム・ストリップ41がフィルム送り52によってフィルム・カートリッジ40のキャニスタ46から移動されて、供給チャンバ42内のフィルム・ロールに巻き付けられ、その後キャニスタ46に巻き戻される。フィルム送り52は、図示されているように、供給スプール49内に配置される電気モータを備えるが、そのほかのタイプのモータ付き送りメカニズムおよびマニュアルの送りも使用可能である。フィルム・ストリップの露光は、順方向または逆方向にフィルムを送るときに行うことができる。
電子イメージ取り込みユニット18は、電子アレイ・イメージャ24を有している。電子アレイ・イメージャ24は、各撮影イベントについて、同時にフィルム・ストリップ41上に取り込まれる潜像に対応する1ないしは複数の電子イメージを取り込む構成となっている。使用されるイメージャ24のタイプは多様であるが、イメージャ24を、いくつかの使用可能なソリッド・ステート・イメージャの1つとすることが極めて好ましい。広く使用されている非常にポピュラーなタイプのソリッド・ステート・イメージャの1つは、電荷結合デバイス(『CCD』)である。使用可能ないくつかのCCDのうち、2つについては、容易な電子シャッタリングが可能であり、したがって、この場合の使用に好ましい。それらのうちの一方は、フレーム転送CCDであり、光能動性に起因する電荷生成を可能にし、続いて全イメージ電荷を遮光された非感光性エリアにシフトする。その後、このエリアがクロック・アウトされてサンプリングされた電子イメージが提供される。他方のタイプは、インターライン転送CCDであり、これも電荷をシフトすることによるシャッタリングを実行するが、各イメージ・ラインの上または下のエリアに電荷をシフトし、イメージ・ラインと同数のストレージ・エリアが存在する。これらのストレージ・ラインは、続いて適切な方法に従ってシフト・アウトされる。これらのCCDイメージャのそれぞれは、利点ならびに欠点をともに有するが、この応用においては充分である。代表的なCCDは、クロック・ドライバとして動作する個別のコンポーネント、アナログ信号プロセッサおよびアナログ/ディジタル・コンバータ104(『A/Dコンバータ104』と呼ぶこともある)を有している。また、CMOSテクノロジを用いて製造される電子イメージ・センサを使用することも可能である。このタイプのイメージャは、容易に入手可能なソリッド・ステート・プロセスにおいて容易に製造され、単一電源を用いて使用できることから、その使用は魅力的である。それに加えて、そのプロセスによって、周辺回路を同一の半導体ダイに集積化することも可能になる。たとえば、CMOSセンサにクロック・ドライバ、A/Dコンバータ、およびそのほかの単一IC上に集積化されるコンポーネントを含ませることができる。使用可能な、第3のタイプのセンサは、電荷注入デバイス(CID)である。このセンサは、電荷が読み出し用のデバイスにシフト・アウトされないという点が前述のデバイスと異なる。読み出しは、ピクセル内の電荷をシフトすることによって達成される。これは、アレイ内のすべてのピクセルの非破壊読出を可能にする。デバイスのシャッタリングが外部的に行われる場合には、イメージを破壊することなく、アレイを繰り返し読み出すことができる。シャッタリングは、外部シャッタによって、あるいは外部シャッタを用いずに、電荷を再結合用の基板内に注入することによって達成される。
電子イメージ取り込みユニット18は、3色イメージを取り込む。3色もしくは4色フィルタとともに単一のイメージャを使用することが非常に好ましいが、複数のモノクロ・イメージャおよびフィルタを使用することもできる。適切な3色フィルタは、当業者に周知であり、通常にイメージャに組み込まれて、全体的なコンポーネントを提供している。便宜上、概してここで実施態様との関連から論じているカメラは、3色フィルタ(個別に図示していない)を伴う単一のイメージャである。同様の考察を、3色を超える色を使用するカメラをはじめ、複数のモノクロ・イメージャを使用するカメラに適用可能であることも理解されるであろう。
図9を参照すると、いくつかの実施態様においてはアーカイブ・イメージ取り込みユニットが電子イメージ取り込みユニット18であり、それがアーカイブ・イメージを電子的に取り込み、ディジタル形式でアーカイブ・イメージをストアする。この後の方の場合においては、『取り込みメディア』が、電子もしくは磁気メモリ等のディジタル・ストレージ・メディアとなり、アーカイブ・イメージが写真仕上げ用のディジタル形式で転送される。メモリ54は、カメラ10内に固定されるものであってもよく、またリムーバブルとしてもよい。光、磁気、あるいは電子といった、使用されるメモリのタイプおよび情報をストアする方法は重要ではない。たとえば、リムーバブル・ディスクをCD、DVD、テープ・カセット、フラッシュ・メモリ・カード、あるいはスティックとすることができる。ディジタル形式によるイメージの転送は、物理メディア上において、あるいは送信電子信号として行うことができる。
2つの電子イメージ取り込みユニット16,18がカメラ10内に存在することが可能であり、一方は評価取り込みユニット18として、他方はアーカイブ・イメージ取り込みユニットとして使用される。2つの電子イメージ取り込みユニットを備えた、この種の適切なディジタル・カメラの例が、スミス(Smith)に対する『デュアル解像度センサを伴う電子カメラ(ELECTRONIC CAMERA WITH DUAL RESOLUTION SENSORS)』と題された米国特許第5,926,218号に説明されている。それに代えて、単一の電子取り込みユニットを、評価取り込みユニットならびにアーカイブ・イメージ取り込みユニットとして使用することもできる。この場合においては、アーカイブ・イメージが、アーカイブ・イメージ定義ユニットによってオリジナル電子イメージから導出され、シーンが、この操作の結果として得られるビューの有効視野によって定義される。完全に電子的なカメラ10を用いる場合は、オリジナル電子イメージから派生イメージのサブサンプリングを行うことが可能であり、より解像度の低い派生イメージが提供される。より低い解像度の派生イメージは、共通譲渡されたキュチタ(Kuchta)ほかに対する『完全および低減解像度イメージの多フォーマット・ストレージを提供する電子スチル・カメラ(ELECTRONIC STILL CAMERA PROVIDING MULTI‐FORMAT STORAGE OF FULL AND REDUCED RESOLUTION IMAGES)』と題された米国特許第5,164,831号に説明されている。
上記に代えて、カメラ10において、撮影者の選択の下に、または一方もしくは他方の取り込みメディア内の使用可能なストレージ空間に基づいて、あるいはそのほかを基礎としてフィルム・イメージ取り込みユニット20もしくは電子イメージ取り込みユニットのいずれかをアーカイブ・イメージ取り込みユニット16として使用することも可能である。たとえば、スイッチ(個別に図示していない)は、択一的なフィルム取り込みモードおよび電子取り込みモードを提供することができる。カメラ10は、それ以外に関して、説明したほかの実施態様と同じ態様で動作する。
ここで、主として図4、図5、図9、および図35を参照するが、カメラ10は、ボディ12にマウントされる1ないしは複数のレンズの光学系56を有している。光学系56は、図4、図5、および図9において破線によって示されており、いくつかのレンズ・エレメント群である。ここで理解されることになろうが、これは例示であって限定ではない。光学系56は、光を露光フレーム45(存在する場合)および電子アレイ・イメージャ24に指向する。また光学系56は、好ましくは光学ビューファインダ58を介してユーザにも光を指向する。図35を参照すると、撮影レンズ・ユニット76が光軸77を定義している。ビューファインダ・レンズ・ユニット68は、ビューファインダ軸79を定義する。撮影レンズ76およびビューファインダ・レンズ68は、それぞれ取り込み光パスおよびビューファインダ光パスを定義する。
図4、図5を参照すると、ハイブリッド実施態様においては、イメージャ24が露光フレーム45から区切られている。したがって、光学系56が光を第1のパス(破線60によって示されている)に沿って露光フレーム45に指向し、第2のパス(破線62によって示されている)に沿って電子アレイ・イメージャ24に指向する。両方のパス60,62は、カメラ10の正面の位置の、被写体イメージ23の平面において収束する。図4においては、光学系56が組み合わせレンズ・ユニット64を有し、それがイメージャ・レンズ・ユニット66およびビューファインダ・レンズ・ユニット68をともに含む。組み合わせレンズ・ユニット64は、半透明ミラー70を有し、それによって第2の光のパス62が、イメージャ24に向かうイメージャ24のサブパス62aと、全反射ミラー72によって方向が変えられ、アイピース74を介して撮影者に伝達されるビューファインダ・サブパス62bの間において再分割される。
光学系56は、多様になり得る。たとえば、ビューファインダ・レンズ・ユニット68、イメージャ・レンズ・ユニット66、および撮影レンズ・ユニット76を、図5に示されているように完全に分離することも可能であり、あるいは組み合わせレンズ・ユニットが撮影レンズ・ユニットおよびイメージャ24のレンズ・ユニットの両方を含むことも可能である(図示せず)。そのほかの代替光学系を提供することもできる。
多くのカメラ10においては、ビューファインダ58の視野とアーカイブ・イメージ取り込みユニット16の視野の間が同じでない。ビューファインダ58によって線引きされるシーンは、通常、アーカイブ・イメージ取り込みユニット16の視野の80〜95パーセントになる。この差は、エッジに追加のイメージ・コンテンツが含まれることにはなるが、撮影者が見るすべてがアーカイブ・イメージ内に取り込まれることを保証する。ここでは、アーカイブ・イメージ取り込みユニット16の視野に対して100パーセントの一致を有するビューファインダ58についてカメラ10を説明し、例示している。これは、本発明の説明における便宜上の問題である。カメラ10のビューファインダ58は、説明されているそのほかの特徴を変更することなしに、アーカイブ・イメージ取り込みユニット16の視野の80〜95パーセントに制限することが可能である。
再度図4に示されている実施態様を参照すると、撮影レンズ・ユニット76は、モータ付きズーム・レンズであり、それにおいては1ないしは複数の可動エレメントが、1ないしは複数の固定エレメントに対してズーム・ドライバ78によって駆動される。組み合わせレンズ・ユニット64もまた、ズーム・ドライバ78によって1ないしは複数の固定エレメントに対して駆動される1ないしは複数の可動エレメントを有している。異なるズーム・ドライバ78を結合して、機械的に(図示せず)、あるいはコントロール・システム80によってこれらのズーム・ドライバ78に信号を送り、それぞれのユニットのズーム・エレメントが、同時に、同一もしくは相当の焦点距離範囲にわたって駆動されるようにズーミングを行うことができる。コントロール・システム80は、コントローラ81を備え、適切に構成されたマイクロコンピュータの形式、たとえばデータ操作および汎用プログラムの実行のためのRAMもしくはそのほかのメモリ54を備えた埋め込みマイクロコンピュータとすることができる。
図4の実施態様の撮影レンズ・ユニット76は、自動焦点にもなっている。自動焦点システム82は、センサ84を含むレンジファインダ86を有する。レンジファインダは、直接もしくはコントロール・システム80を介して焦点ドライバ88に作用し、撮影レンズ・ユニット76の1ないしは複数の焦点可能エレメント(個別には図示していない)を駆動する。レンジファインダ86は、受動もしくは能動、またはそれら2つの組み合わせとすることができる。撮影レンズ・ユニット76は、単一の焦点距離およびマニュアル焦点もしくは固定焦点を有する単純なものとすることが可能であるが、それはあまり好ましくない。ビューファインダ・レンズ・ユニット68およびイメージャ・レンズ・ユニット66がともに、もしくはいずれか一方が固定焦点距離を有することも可能であり、あるいは一方もしくは両方を、異なる焦点距離の間においてズームさせることも可能である。光学ズーミングに代えて、あるいはそれと組み合わせてディジタル・ズーミング(光学ズーミングと等価のディジタル・イメージの拡大)を使用することもできる。
イメージャ24およびイメージ・ディスプレイ26は、ディジタル・スチル・カメラ10において広く行われているように、光学ビューファインダ58に代えて、もしくはそれとともに、ビューファインダ58としてイメージの取り込みに先行して使用することが可能である。このアプローチは、バッテリ使用が増大することから、現在のところ好ましくない。
フィルム・シャッタ92は、フレーム45を露光する光のパスを遮断する。イメージャ・シャッタ94は、イメージャ24の光のパスを遮断する。ダイアフラム/絞りプレート96は、両方のパス内に備えることができる。シャッタ92,94のそれぞれは、開閉状態の間を切り替えることができる。ここでは用語『シャッタ』を広義に使用しており、イメージの取り込みにおいてはフィルム・ストリップもしくはイメージャ24に向かう光のパスに沿った光の通過を許可し、それ以外においてはその通過を禁止する機能を提供する物理的および/または論理的エレメントを指す。したがって『シャッタ』には、限定を意図するわけではないが、あらゆるタイプの機械的ならびに電子機械的シャッタが含まれる。『シャッタ』は、フィルムもしくはイメージャ24を単に光のパスの内外に移動するフィルムの移動等のメカニズムを含まない。『シャッタ』は、カメラ・コントローラのコントロールの下に、電子アレイ・イメージャ24の、イメージ取り込みオペレーションの開始および終了を可能にするコンピュータ・ソフトウエアならびにハードウエア機能を含む。
現在のところ好ましい実施態様においては、フィルム・シャッタ92が機械的または電子機械的であり、イメージャ・シャッタ94が機械的もしくは電子的である。イメージャ・シャッタ94は、破線を用いて表されており、機械的なイメージャ・シャッタの位置ならびに電子的なシャッタの機能の両方を示している。CCDの使用においては、非感光性領域に備えられる遮光されたレジスタの下に蓄積された電荷をシフトすることによって、イメージャ24の電子シャッタリングを提供することができる。これは、フレーム転送デバイスCCDにおける場合のように全フレームとすることも可能であり、あるいはインターライン転送CCDにおいては水平ラインとすることができる。適切なデバイスおよび手順は、当業者に周知である。CIDの使用においては、露光の開始時に各ピクセル上の電荷が基板内に注入される。露光が終了すると、各ピクセル内の電荷が読み出される。その場合に、最初のピクセルの読み出しが最後のピクセルより短い露光時間を有するという問題に突き当たる。この時間的な差は、全アレイを読み出すために要する時間である。これは、総露光時間および全アレイを読み出すために必要となる最大時間に応じて、無視できることもあれば、無視できないものとなることもある。
信号ライン98は、電子的に各種コンポーネントを接続し、たとえばイメージャ24を、コントロール・システム80を介してイメージ・ディスプレイ26に接続する。イメージャ24は、光イメージを受光し、その光イメージをアナログ電気信号へ、すなわちアナログ電子イメージに変換する。(便宜上、概してここでは電子イメージを単数として論じる。同様の考慮が、特定の撮影イベントに関して取り込まれた複数のイメージのそれぞれに対して適用される。)
電子イメージャ24は、イメージャ・ドライバ100によってドライブされる。カメラ・ボディ12の外側にマウントされたイメージ・ディスプレイ26は、イメージ・ディスプレイ・ドライバ102によってドライブされ、光イメージを生成し(ここでは『ディスプレイ・イメージ』と呼ぶこともある)、ユーザがそれを見る。
コントロール・システム80は、このほかのカメラ10のコンポーネントをコントロールし、派生イメージに関係する処理を実行する。コントロール・システム80は、すでに述べたように、コントローラ81ならびにメモリ54を備えており、さらにA/Dコンバータ104ならびにイメージ・プロセッサ106を備えている。以下に詳細を述べるが、ほかのコンポーネントを備えることもできる。コントロール・システム80に適したコンポーネントは当業者によく知られている。この明細書の随所に述べているようなコントロール・システム80の修正は実際的である。コントローラ81は、マイクロプロセッサ等の単一コンポーネントとして、あるいは位置が分散された機能的に等価の複数のコンポーネントとして備えることができる。同一の考察が、イメージ・プロセッサ106ならびにそのほかのコンポーネントに対しても適用される。同様に、分離されたユニットとしてこれに図示されているコンポーネントが、いくつかの実施態様においては、便宜的に組み合わされ、あるいは共有されることもある。
『メモリ54』は、半導体メモリもしくは磁気メモリ等として提供される物理メモリの1ないしは複数の適切なサイズの論理ユニットを言う。たとえば、メモリ54を、フラッシュEPROMメモリ等の内蔵メモリ、あるいはそれに代えてコンパクトフラッシュ(登録商標)(CompactFlash)カード等のリムーバブル・メモリ、またはそれらの組み合わせとすることができる。コントローラ81ならびにイメージ・プロセッサ106は、イメージのストアに使用されるものと同じ物理メモリ54内にストアされるソフトウエアによってコントロールすることができるが、イメージ・プロセッサ106ならびにコントローラ81が、専用メモリ54内、たとえばROMもしくはEPROMファームウエア・メモリ内にストアされるファームウエアによってコントロールされると好ましい。メモリ54の専用ユニットを別個に備えてそのほかの機能をサポートすることもできる。
取り込まれたアナログ電子イメージは、アナログ・ディジタル(A/D)コンバータアンプリファイア104によってディジタル・イメージに増幅され、かつ変換され、その後それがイメージ・プロセッサ106内において処理されてメモリ54内にストアされる。現在のところは、信号ライン98が、イメージャ24、コントローラ81、プロセッサ106、イメージ・ディスプレイ26、およびそのほかの電子コンポーネントを接続するデータ・バスとして作用することが好ましい。
コントローラ81は、タイミング関係にあるすべての電子コンポーネント用のコントロール信号を供給するタイミング・ジェネレータ(個別には図示していない)を備える。個別のカメラ10に関する較正値は、EEPROM等の較正メモリ54(個別には図示していない)内にストアされており、コントローラ81に供給される。コントローラ81は、1ないしは複数のメモリ54、およびズーム・ドライバ78、焦点ドライバ88、イメージャ・ドライバ100、イメージ・ディスプレイ・ドライバ102、絞りドライバ108、およびフィルムおよびイメージャ・シャッタ・ドライバ110,112等のドライバを管理する。コントローラ81は、フラッシュ機能を媒介するフラッシュ回路115にも接続されている。
ここで理解されることになろうが、ここに示し、説明した回路は当業者に周知の各種の方法に従って修正可能である。また、ここに物理的回路の観点から説明されている各種の特徴が、それに代えてファームウエアもしくはソフトウエア機能、またはそれら2つの組み合わせとして提供可能であることについても理解されるであろう。同様に、分離されたユニットとしてこれに図示されているコンポーネントが、いくつかの実施態様においては、便宜的に組み合わされ、あるいは共有されることもある。
メモリ54内にストアされたディジタル電子イメージは、イメージ・プロセッサ106によってアクセスされ、修正されて必要な派生イメージが提供される。イメージ・ディスプレイ26上における派生イメージの表示の一部として、カメラ10は、特定のディスプレイ26に対する較正のために派生イメージを修正することができる。たとえば、イメージ・ディスプレイ26ならびにイメージャ24およびそのほかの電子取り込みユニット内のコンポーネントのグレイ・スケール、色調、および白色点に関して各イメージを修正して異なる較正に適応させる変換を提供することができる。ユーザによるパニングもしくはそのほかのユーザの動作を必要とすることなく、すべての派生イメージを許容可能なサイズならびに解像度において表示できるようにディスプレイ26を選択すると好ましい。しかしながら、より制限されたディスプレイ26を使用することもできる。
派生イメージについても、ディジタル・カメラにおいて広く行われているイメージの画質向上と同じ方法に従って修正することができる。たとえば、その処理によって補間およびエッジ強化を提供することが可能である。ハイブリッド・ディジタル‐フィルム実施態様において検証イメージを用いるときには、派生イメージと対応する写真仕上げアーカイブ・イメージが不同にならないように、画質向上を制限する必要がある。アーカイブ・イメージが電子イメージの場合には、検証イメージならびにアーカイブ・イメージの両方に関して同等の画質向上を提供することができる。電子アーカイブ・イメージのディジタル処理は、JPEG圧縮等のファイル転送およびファイル・フォーマットに関連する修正を含むこともできる。
画質向上を提供し、較正後の派生イメージを、選択された写真仕上げチャンネルの出力特性に適合させることができる。写真仕上げ関連の調整は、特定の取り込みメディア・ユニットに関して追従されることになる写真仕上げ手順の予測を前提とする。この予測は、写真仕上げオプションを特定の取り込みメディア・ユニット用に制限することによって、あるいはすべての使用可能な写真仕上げを標準化することによって、または写真仕上げの選択肢をユーザに選択させることによって、たとえばコントロール・パッド上への文字の入力もしくはスイッチの設定によって利用可能にすることができる。この指定が、続いて特定の写真仕上げオプションの使用を割り当て、さらに派生イメージにおける直接的もしくは間接的な効果を提供することができる。取り込みメディア・ユニットに対する指定の適用は、この分野で周知の、磁気もしくは光学コードの適用といった多数の手段によって提供することが可能である。
派生イメージは、必要となる前に、あるいは必要時に、希望に応じて、処理速度ならびに使用可能メモリの制限に従って電子イメージから準備することができる。メモリ54のメモリを最小化するために、より解像度の低いイメージとして電子イメージの処理ならびにストアを行った後に、イメージャ24からの続くイメージの読み出しを行うことも可能である。
コントローラ81は、電子コンポーネント間における信号ラインに沿ったイメージの転送を容易にし、さらに必要に応じてほかのコントロール機能を提供する。コントローラ81は、タイミング関係にあるすべての電子コンポーネント用のコントロール信号を生成するタイミング・ジェネレータ(個別には図示していない)を備える。コントローラ81は、単一のコンポーネントとして図示されているが、それが図示における便法であることは理解されよう。コントローラ81は、分散された配置の機能的に等価の複数のコンポーネントとして備えることができる。同一の考察が、イメージ・プロセッサ106ならびにそのほかのコンポーネントに対しても適用される。同様に、分離されたユニットとしてこれに図示されているコンポーネントが、いくつかの実施態様においては、便宜的に組み合わされ、あるいは共有されることもある。
異なるタイプのイメージ・ディスプレイ26を使用することもできる。たとえば、イメージ・ディスプレイ26を液晶ディスプレイ(『LCD』)、陰極線管、あるいは有機エレクトロルミネセンス・ディスプレイ(『OELD』;有機発光ディスプレイ『OLED』と呼ばれることもある)としてもよい。
イメージ・ディスプレイ26は、撮影者が容易に見ることができるように、好ましくはボディ12の背面もしくは上面にマウントされる。ボディ12上に、1ないしは複数の情報ディスプレイ114を備え、残り枚数、バッテリ状態、フラッシュ状態、必要プリント数等のカメラ情報を撮影者に提供することも可能である。便宜上、ここでは概して情報ディスプレイ114を単数として説明する。情報ディスプレイ114は、各種のカメラ関連情報を提供し、それには、以下に詳細を説明するが、アーカイブ・イメージが写真仕上げの後に不適切な品質のプリントもしくはそのほかの最終イメージを提供することになる場合の警告を含めることもできる。情報ディスプレイ114およびイメージ・ディスプレイ26は、別体のディスプレイ・デバイスによって提供することも可能であり、あるいはその両方を共通ディスプレイ・デバイスの連続した部分によって提供することも可能である。それに代えて、イメージ上のスーパーインポーズとして、あるいはイメージに代わってイメージ・ディスプレイ26上に情報が提供される場合には(図示せず)、情報ディスプレイ114を省略することができる。別体とする場合には、情報ディスプレイ114が情報ディスプレイ・ドライバ116によって動作される。イメージ・ディスプレイ26および情報ディスプレイ114は、それらに代えて、あるいはそれらに追加して、ビューファインダを介し、仮想ディスプレイ(図示せず)として見ることができるようにマウントすることも可能である。
イメージ・ディスプレイ26がスイッチ(個別には図示していない)の動作によって要求時に動作し、またイメージ・ディスプレイ26がタイマによって、もしくはシャッタ・レリーズ22の最初の押し下げによってオフになると好ましい。このタイマは、コントローラ81の機能として提供することができる。
ここで、特に図4、図5、図9、および図35を参照すると、カメラ10がシャッタ・レリーズ22、クロッパ入力エレメント146、ズーミング入力エレメント120、およびそのほかのユーザ・コントロール機能122を含むユーザ入力エレメントを備えている。(最後の2つについては、以下に詳細に説明する。)シャッタ・レリーズ22は、両方のシャッタ92,94に作用する。写真を撮るときには、シャッタ・レリーズ22がユーザによって引き外され、セット状態から中間状態に、さらにその後、解放状態に移行する。シャッタ・レリーズ22は、通常、押し下げによって作動され、便宜上ここでは、概してシャッタ・レリーズ22をシャッタ・ボタンに関連して説明するが、このシャッタ・ボタンは、『第1のストローク』まで押し下げられると第1のスイッチS1を作動してシャッタ・レリーズ22をセット状態から中間状態に変化させ、さらに『第2のストローク』まで押し下げられると第2のスイッチS2を作動してシャッタ・レリーズ22を中間状態から解放状態に変化させる。この分野において周知の、このほかの2ストローク・シャッタ・レリーズ22と同様に、第1のストロークは、自動焦点、自動露光、およびフラッシュ・ユニットの準備等の露光を設定するカメラ・コンポーネントを作動し;第2のストロークは、アーカイブ・イメージの取り込みを作動する。
ここで図4を参照するが、シャッタ・レリーズ22が第1のストロークまで押されると、撮影レンズ・ユニット76および組み合わせレンズ・ユニット64がそれぞれ、レンジファインダ86によってコントローラ81に送られた被写体距離データに基づいて検出された被写体の距離に対して自動焦点調整される。またコントローラ81は、レンズ・ユニット76,64に設定されている焦点距離を示すデータを、ズーム・ドライバ78もしくはズーム・センサ(図示せず)の一方もしくは両方から受け取る。カメラ10は、カメラ10に装填されているフィルム・カートリッジ40のフィルム感度を、フィルム・ユニット検出器124を使用して検出し、その情報をコントローラ81に渡す。カメラ10は、シーンの明るさ(Bv)を、以下に説明する露出計として機能するコンポーネントから獲得する。シーンの明るさおよびそのほかの露光パラメータは、コントローラ81内のアルゴリズムに提供され、それによって焦点設定される距離、シャッタ速度、絞り、およびオプションとしてイメージャ24によって提供されるアナログ信号の増幅に関する利得設定を決定する。これらの値に関する適切な信号がコントローラ81のモータ・ドライバ・インターフェース(図示せず)を介してドライバ88,100,108,110,112に送られる。利得設定は、ASP‐A/Dコンバータ104に送られる。
カメラ10は、イメージャ24もしくは独立の検出器126(破線を用いて図中に示している)またはその両方を使用して周辺光の評価を行う。検出器は、周辺光検出器ドライバ128を有し、それが単一のセンサ129もしくは複数のセンサ(図示せず)を作動する。周辺光検出器もしくはセンサは、光学系56からの光、あるいは光学系56外の光を受光することができる。
同じ実施態様において、周辺光の評価に評価取り込みユニット18が使用される。これらの実施態様においては、アーカイブ・イメージの取り込みに先行して、1ないしは複数の電子イメージが取り込まれる。これらの1ないしは複数の予備イメージから取り込まれる電子イメージ・データがサンプリングされ、それらのデータから、シャッタ速度ならびに絞り設定の自動設定といったシーン・パラメータが決定される。これらの予備電子イメージは、取り込みシステム14が予備モードにある限り、連続するシーケンスで取り込むことができる。たとえば、シャッタ・レリーズ22が第1のストロークの終わりまで作動され、そのポジションに維持されている間にわたり、逐次、予備イメージを取り込むことができる。この予備イメージの取り込みは、シャッタ・レリーズ22がスタンバイ・ポジションに戻されるか、あるいはアーカイブ・イメージの取り込みのために第2のストロークの終わりまで作動されると終了する。予備電子イメージは、メモリ54内に保存することができる。しかしながら、特にここで示さない限り、通常は交代の電子イメージが取り込まれるごとに逐次破棄され、メモリ54の使用が節約される。予備イメージは、写真の撮影に先行する写真の構成において撮影者が使用するために、イメージ・ディスプレイ26に提供することもできる。この、電子ビューファインダとしてのイメージ・ディスプレイ26の使用は、エネルギの使用を増大させ、その理由から好ましくない。
電子取り込みユニットは、組み立ての間に、既知の値を使用して較正が行われ、照明の測度を提供する。たとえばコントローラ81は、複数のスポット露出計に使用される露出計アルゴリズムと同一の種類のアルゴリズムを使用して、予備イメージ内に示されているデータを処理することができる。この手順は、連続する予備イメージのそれぞれに関して繰り返される。個別のピクセルもしくはピクセルのグループは、複数のスポット露出計において使用される個別のセンサの代わりとなる。たとえばコントローラ81は、最大値が見つかるまで、ピクセル対ピクセルの比較を行うことによってイメージに関するピークの照明強度を決定することができる。同様にコントローラ81は、イメージの全ピクセルの算術平均となる全体的な強度を決定することもできる。多くの測定アルゴリズムは、イメージャ・アレイ24の選択されたエリアだけ、たとえば上側中央の領域にわたる平均もしくは積分値を提供する。別のアプローチにおいては、複数のエリアを評価し、それらのエリアごとに異なる重み付けを行って、全体的な値を提供する。たとえば、中心重み付けシステムにおいては、中心ピクセルが周辺ピクセルより多く重み付けされる。カメラ10は、中心重み付けおよびスポット測定といった異なるアプローチの間のマニュアル切り替えを提供する。それに代えてカメラ10は、シーンの内容の評価を基礎として測定アプローチを選択することができる。たとえば、上方に広い水平の明るいエリアを有するイメージを空として解釈し、残りのイメージに対して特定の重みを与えることができる。
極端でない照明条件下においては、イメージャ24が、露出ならびにカラー・バランスの決定を単一の予備イメージから提供することができる。より極端な照明条件については、許容可能な電子イメージが取り込まれるまで露光パラメータを変化させつつ、その間に、一連の予備電子イメージから複数のイメージを使用することによって適応が可能である。なお、パラメータを変更する方法は重要ではない。
コントローラ81がシーンの明るさの値を受け取った後、コントローラ81は、シーンの明るさとフラッシュ作動ポイントを比較する。明るさのレベルがフラッシュ作動ポイントより低い場合に、コントローラ81は、ユーザがマニュアルでフラッシュをオフにしていない限り、フラッシュ・ユニット36による全照明をイネーブルする。これらのアプローチに適切なアルゴリズムおよび機能は、当業者によく知られている。
第2のスイッチS2は、シャッタ・レリーズ22がさらに第2のストロークまで押されると作動する。第2のスイッチS2が作動すると、フィルム・シャッタ92が解放されてフィルム・フレーム上における潜像の露光の取り込みが開始される。フィルム・シャッタ92は、ここで『アーカイブ・イメージ露光時間』と呼ばれる期間にわたって瞬時的に開かれる。イメージャ・シャッタ94もまた作動されて、アーカイブ・イメージ露光時間の間に、1ないしは複数回にわたって瞬時的に開かれる。
次に図1、図9〜図20、図28および図35を参照すると、特定の実施態様においては、機械的なクロッパ130が、カメラ10のボディ12内にマウントされている。このクロッパ130は、1対のベーン132,134を備えている。ベーン132,134は、協働してビューファインダの光のパス内にウインドウ136を画定する。ベーン132,134のポジションは、ベーン・ドライバ142によってコントロールされる。ベーン132,134は、ビューファインダ58に沿った任意の場所に配置することが可能であるが、ベーン132,134がフロント・カバー28もしくはリア・カバー30のいずれかに接して配置されると好ましい。以下の各種実施態様の説明においては、特に示さない限り、ベーン132,134がフロント・カバーの内側に接して配置されるものとする。
クロッパ入力エレメント146は、クロッパ130の一部であり、ベーン・ドライバ142の残部に直接接続されるか、あるいはコントローラ81を介して接続される。クロッパ入力エレメント146によってユーザは、ベーン132,134を任意のポジションから別のポジションに移動することができる。図1および図10の実施態様においては、クロッパ入力エレメント146が、ユーザが操作する電気スイッチであり、ボディ12のシェルを通って外側に延びている。マニュアル入力エレメントならびにそのほかの種類の電気スイッチおよびコントロールを使用することもできる。たとえば、音声操作コントロール回路(図示せず)が使用できる。
各ベーン132,134は、ビューファインダ軸79に向かう方向およびそれから離れる方向に移動可能であり、それによって、ビューファインダの光のパスを各様に遮る。2つのベーン132,134は、1対の移動軸31,33(図10に示す)のそれぞれに沿って、逆方向に(矢印137によって示されている)平行に移動する。各ベーン132,134は、レッグ133,135およびウインドウ136の高さならびに幅寸法に対して斜め方向に順逆に動く。
ここに開示している実施態様においては、ベーンが、レッグ133,135およびウインドウ136の高さならびに幅寸法に対して斜めの角度を有する移動軸31,33に沿って移動する。ベーン132,134は、ビューファインダ軸79に垂直な平板であり、軸方向において互いに近接している。ベーン132,134は、L字形である。L字の2つのレッグ133,135は直交している。ベーン132,134の各ポジションにおいては、ウインドウ136が、ビューファインダ入り口139およびビューファインダ出口138に整列する矩形断面になる。これは、ハード・コピー出力が矩形になる従来の写真仕上げシステムに従っている。最終イメージの別の形状を示すべくベーンの形状を変化させることもできる。
ベーン132,134は、第1および第2のポジションの間において、ユーザによる選択に応じて、互いに、かつビューファインダ軸79に対して移動可能である。ここで説明している実施態様においては、特に示さない限り、第1および第2のポジションは両端のポジションであり、それを越えたベーンの動きは不可能か、あるいはそれを越えたベーンの動きはビューファインダ58内のウインドウに変化をもたらさない。ベーン132,134は、第1および第2のポジション、および第1および第2のポジションの間の任意の中間的なポジションにおいて停止することができる。(オプションとして、ベーン132,134を互いに向かって、ビューファインダの光のパスが完全にふさがれ、すべての光が遮光されるか、フィルタリングされるまで移動可能とすることができる。この不活性モードは、ベーン132,134の『位置』に関連しない。)
ウインドウ136を形成するベーン132,134のエッジ140は、ビューファインダの光のパスの、遮光ならびにフィルタリングの行われない部分を囲んでいる。ビューファインダの光の残りの部分は、遮光もしくはフィルタリングが行われる。遮光が行われる場合には、ベーン132,134が不透明材料から作られる。フィルタリングが行われる場合には、ベーン132,134がフィルタ材料になる。
図10に示されている実施態様においては、ベーン・ドライバ142が、ベーン132,134に接続されたモータ144、およびベーンのポジションを変更するためにユーザによって操作されるクロッパ入力エレメント146を備えている。モータ144は、信号ラインによってコントローラ81に接続されている。モータに対する電力は、バッテリによって、もしくはそのほかの電源(図示せず)によってコントロール・システムを介して、あるいは直接的に供給することができる。
ベーン・ドライバ142は、好ましくはベーン132,134を、連動して、かつ同時に、ビューファインダ軸79に対して逆方向に移動させる。このベーン132,134の動きは、ウインドウ136のサイズ、および好ましくは形状を変更する。(ウインドウ形状については、概してここでは、高さ寸法の幅寸法に対するアスペクト比に関連して説明する。)
ベーン・ドライバ142は、機械的もしくは電気的、またはこれら2つの組み合わせとすることができる。単純なケースにおいては、2つのベーン132,134を、必要に応じてコントローラ81により作動されるモータ144によって操作することができる。たとえば、モータ144を、適切な回路を伴うステップ・モータもしくはサーボモータとすることができる。それに代えて、コントローラ81によって各ベーン用の個別のモータを連動して動作させることも可能である。1ないしは複数のモータにより、ギア・トレインもしくはそのほかのメカニズムを介してベーン132,134を間接的に操作することも可能である。マニュアル操作を提供することもできる。マニュアルで駆動されるクロッパ130を用いる場合には、クロッパ入力エレメント146が機械的にベーン132,134と結合される。図11〜図18の実施態様においては、クロッパ入力エレメント146がボディ12を通り、外側に張り出している。機械的な結合は、クロッパ入力エレメント146とベーン132,134の間において直接的なものになる。つまり、クロッパ入力エレメント146とベーン132,134の間に、クロッパ入力エレメント146と独立に動く中間的な部品が存在しない。このアプローチは、単純であるという利点を有する。
ベーンの中間ポジションは、第1および第2のポジションの間に連続的に広がる。言い換えると、中間ポジションは数が多く、第1および第2のポジションの間に等間隔で存在する。中間ポジションの数ならびに間隔の限界は、ベーン・ドライバ142に依存する。ステップ・モータならびにギア・トレイン等の、この種のドライブ・コンポーネントのポジションに関する固有の限界は、当業者の間においては周知であり、実用上ならびに経済上の制限内で希望に応じて変更することができる。
次に図10〜図13を参照するが、特定の実施態様においては、ベーン132,134が第1および第2のポジションの間における中心の中間ポジションとなるとき、ウインドウ136が正方形になる。この場合、ベーン132,134が移動されると、ウインドウ136のアスペクト比(幅対高さの比)が連続的に変化し、ベーン132,134のポジションごとに異なったものになる。図11〜図13の実施態様において利用可能なアスペクト比のいくつかを図14に示す。第1のポジション(参照番号401によって示される)のアスペクト比は、細い垂直のアスペクト比になる。第2のポジション402においては、細い水平のアスペクト比になる。一方のアスペクト比は、他方のアスペクト比の逆数である。(第1および第2のポジションという用語は、任意的である。)図11〜図13に示されている実施態様においては、第1および第2のポジションのアスペクト比が、それぞれ1対5、および5対1になる。中間ポジション403,404,405,406,407におけるアスペクト比は、中心の中間ポジションに正方形のアスペクト比405を伴って変化する。図15、図16に示されている実施態様は類似であるが、第1および第2のポジションにおけるアスペクト比がそれほど極端ではない。
ベーン・ドライバ142は、特定のあらかじめ割り当てられた条件の下に、ベーン132,134を1ないしは複数のあらかじめ決定済みのポジションに移動する再位置決め装置148(図35に、破線のボックスとして示す)を備えることができる。単純な再位置決め装置148は、あらかじめ決定済みの条件が満たされたとき、たとえば、カメラ10がオフ、またはオンとなったときに、ベーン132,134をデフォルトのポジションに戻す、コントローラ81内における適切なプログラミングの形式とすることができる。これによって、一貫した初期状態からカメラ10をスタートすることができる。このデフォルト再位置決め装置148の機械的等価は、ユーザが離したときにクロッパ入力エレメント146を中心ポジションに戻すセンタリング・スプリング(図示せず)である。
再位置決め装置148によって提供される1ないしは複数のベーン・ポジションは、利用可能な任意のポジションとすることができる。たとえば、好都合なデフォルトのアスペクト比は、垂直と水平の非正方アスペクト比の間の中心となる正方形である。もう1つの好都合なデフォルト状態としては、イメージャ24のアスペクト比に整合するアスペクト比がある。このアスペクト比は、最大のピクセル数を提供する。ハイブリッド・フィルム‐ディジタル・カメラ10を用いる場合には、デュアル・モード・イメージ取り込み(ディジタルおよびフィルム)に関して好都合なアスペクト比が、フィルム・フレームの本来の(クロッピングされていない)アスペクト比もしくはイメージャ24のアスペクト比のいずれかになる。
コントローラ81には、ベーン132,134のポジションを定義する入力が提供される。これらの入力は、取り込み時もしくはその直後における電子イメージのクロッピング、またはディジタル・イメージとともにクロッピング情報を定義するメタデータの記録に使用されるか、あるいはハイブリッド・カメラの場合であれば、類似のメタデータを(光学的、磁気的、もしくはそのほかの形式で)それぞれのフィルム・イメージに関連付けして記録するために使用される。電気的な入力エレメントにより、必要な入力を直接的にコントローラに供給することもできる。
機械的な入力エレメントは、センサの使用によって入力を供給することができる。図31には、光学シンクロナイザ・マーキング(図示せず)が装着されたエクステンション150のいずれかの側に配置される赤外線放射器‐検出器ペア147が例示されている。このマーキングの動きが検出され、それに応じてディジタル・イメージのクロッピングが行われる。ズーム・レンズの動きの検出に使用されるセンサは、当業者によく知られており、ここではズーム・レンズ・コンポーネントの動き検出と同じ方法に従って、エクステンションまたはベーン(ズーム・アームについては後述する)の動きの検出にそれを使用することができる。
機械的な入力エレメントが、カメラ・ボディ内の電気的入力エレメントに対して直接的に入力を供給することは可能である。たとえば、ピニオンのシャフトを直接もしくは間接的に可変抵抗器に結合することができる。
コントローラ81をプログラムして、動作が行われるか、もしくはあらかじめ決定された時間が経過するか、あるいは時限パワー・ダウンに起因してカメラ状態が変化するか、またはこれらに類似したことが生じるまで現在ポジションにベーン132,134を保持させることもできる。これは、『アスペクト比の局所性』の原理を利用しており、撮影者が現在選択しているアスペクト比が、次の写真において希望されるアスペクト比に一致するか、それに近い可能性が高いことを仮定する。それとは逆のアプローチを提供することも可能である。その場合には、それぞれの露光の後に、カメラ10がデフォルトのベーン・ポジションにリセットする。
図20は、3つのプリセット・ポジションを有する再位置決め装置148を例示している。クロッパ入力エレメント146は、カメラ10のカバー28から突出するスライダである。カメラ10のカバー28は、スプリングが背設された3つの戻り止め149を、間隔を置いて有しており、クロッパ入力エレメント146の隣接する表面は、戻り止め149を受けることができるカップ形状の切り込み151を有している。この場合、必要時には容易にベーン132,134を、任意のポジションからプリセット・ポジションの1つへ、あるいは非プリセット・ポジションの1つへ移動することができる。再位置決め装置148は、コントロール・ユニットのプログラミングの一部として都合よく提供することができる。ハイブリッド・カメラ10においては、プリセット・モードの用法の1つによって、アドバンスド・フォト・システム(登録商標)フィルムのC、H、およびPフォーマット等のフィルム・クロッピング・フォーマットに対応するポジションに容易にベーンを移動することが可能になる。
プリセット・アスペクト比の近傍におけるすべてのコントロール・セッティングが正確にプリセット・アスペクト比をもたらすように、各プリセット・アスペクト比の近傍においてクロッパ入力エレメント146の『デッド・ゾーン』を設定するコントローラのプログラミングによっても戻り止めを提供することができる。これらのデッド・ゾーンの外側においては、アスペクト比が連続的に変化する。情報ディスプレイ上において、もしくはそのほかの方法を用いて、クロッピング・コントロール・ノブによって特定のアスペクト比が選択されていることをユーザに通知する表示を提供することも可能である。それに代えて、アーカイブのディジタル取り込みを伴わないフィルム取り込み等の特定の取り込みモードにおいては、コントロール・ユニットがアスペクト比の変更をプリセットに対するものに限定することもできる。
ベーンのポジションの変更に加えて、再位置決め装置は、別のカメラ機能を変更して特定の写真モードを定義することもできる。たとえば再位置決め装置は、あらかじめ選択した垂直アスペクト比にベーン132,134を移動し、同時にそのフレームいっぱいにズーム撮影レンズのズーミングを行うポートレート・モードを有することが可能である。これは、高画質のポートレートを促進する一方、被写体から快適な距離を置いて撮影者が立つことを可能にする。もう1つの例は、ベーン132,134を水平に長いアスペクト比に移動し、撮影レンズを広角にズーミングするパノラマ・モードである。これらの例においては、いずれもユーザの写真構成を補助するために、撮影レンズに結合されたズーム・ビューファインダ・レンズもしくはビューファインダ・ズーム・マスク530(後述)があると望ましい。これらの機能は、コントローラ81のソフトウエア内において実装が可能である。
クロッパ130によって提供されるアスペクト比のいくつかを、標準写真フォーマットより極端にすることができる。この種のアスペクト比の高い写真は、合成イメージの境界、レターヘッドのボトムまたはサイドにおける使用といった特殊目的のイメージに有用である。クロッパ130は、取り込み時において最終イメージのアスペクト比を明確に確認できるという利点を有し、それによって撮影者は、希望するイメージ内容の取り込みに必要なビューの方向ならびにカメラ10のアングルを調整することができる。すでに説明したように、極端なアスペクト比の場合等においては、ベーン132,134に透明材料を使用し、撮影者がより容易に、包含されるシーンならびに除外されるシーンの特徴を確認できるようにすることが望ましい。
次に図10〜図20を参照すると、特定の実施態様においては、エクステンション150,152が、ベーン132,134のそれぞれと固定された(互いに動かない)関係に結合されているか、または連続している。(これにおいて用語『ベーン‐エクステンション』は、ベーン150,152とそれぞれのエクステンション132,134の結合を指す。)各エクステンション150,152は、1ないしは複数のガイド部分154を有する。カバーは、1ないしは複数のガイド・セクションを有する。ガイド・セクション156は、ガイド部分154がガイド・セクションに沿って線形に移動することを可能にするが、ガイド・セクション156内の横方向への動きをほとんど許容しない。図示の実施態様においては、ガイド部分154がピン状に形成されており、各エクステンション150,152から外側に、それぞれのガイド・セクション内まで延びている。カバー内の2つの平行するガイド・セクション156は、それぞれ細長い矩形もしくは楕円状に形成されており、それぞれのカバー内のくぼんだグルーブの形式、あるいはカバーの残りの部分から盛り上がった、内側に延びるリムの形式とすることができる。2つのピン形状のガイド部分154は、それぞれのガイド・セクション156に沿ってスライドすることができる。ガイド部分154ならびにガイド・セクション156が別の形状を有することも可能である。たとえば、ガイド・セクション156をピン状に形成して、ガイド部分154がスロット形式のトラックを提供することもできる。同様に、ガイド部分154ならびにそれぞれのガイド・セクション156に代えて線形ベアリングを使用することも可能である。
エクステンション150、152およびベーン132,134は、裏当て158によってフロント・カバーからのはずれが防止されている。図に例示した実施態様においては、裏当て158が、それぞれのエクステンション150,152およびベーン132,134に沿って延びる個別のフランジの形式になっている。つまり、エクステンション150,152およびベーン132,134は、裏当て158とカバーの間に捉えられる。この裏当ての構成は、変更が可能である。たとえば裏当てを、両方もしくは一方のカバーに取り付けられる連続プレート、あるいはフレーム32の一部とすることができる。
エクステンション150は、機械的な結合によりベーン132,134を連動して動かすことができる。図10〜図18に示されている実施態様においては、各エクステンション150が線形のラック160を備え、クロッパ130が、両方のラック160にかみ合うピニオン162を備えている。ピニオンの軸は、カバーにモールドされたカップ163(図17参照)および裏当て158内の対応するカップ(図示せず)によって保持されている。これらのカップは、カバーに対するピニオンの平行移動を防止する。両方のラック160は、ピニオン162とかみ合っている。ピニオン162は、2つのベーン132,134の動きを結合し、逆方向においてそれらを同期させる。
図10においては、プライマリ・ギア164によってピニオン162が時計方向および反時計方向に回転されると、ベーン132,134がポジション間を移動する。プライマリ・ギア164は、ピニオン162と固定された(互いに動かない)関係で結合されている。プライマリ・ギア164は、モータ144もしくは回転可能な形式のクロッパ入力エレメントのシャフト(図示せず)と固定された関係で結合されているセカンダリ・ギア166とかみ合っている。図11においては、クロッパ入力エレメント146がプライマリ・ギア164に代わって備わる回転ホイールであり、それがピニオン162を駆動する。
図31〜図33に示されている裏当て158は、ガイド・セクション156に対して2つのエクステンション150のガイド部分154を、カップ(図示せず)内にピニオン162をそれぞれ保持する。ガイド部分154には、ベーン132,134のそれぞれの動きを(製造誤差範囲内において)制限するガイド・セクション156および裏当て158によって、それぞれのガイド・セクションと平行な方向のスライドが強制される。ベーン132,134は、2つのオーバーラップする平面内に置かれる。その間隔は、ガイド・セクション156の一方を、図31に示されているようにオフセットするか、エクステンション150の一方に段を付けるか(図示せず)、あるいはそのほかの方法で提供することができる。
ピニオン162を、ギア・トレインを介して駆動し、クロッパ入力エレメントの動きと、ベーンの動きの間において所望の比を達成することができる。たとえば、望ましい場合にはピニオン162に代えてギア・トレインを使用し、回転ホイールのサイズ縮小もしくは再配置、あるいは機械的な利点の調整、またはこれらの効果の組み合わせの提供を行うことができる。ピニオン162に、より大きな直径を持たせることも可能である。プライマリ・ギア164もしくは回転ホイールを扇形セクタにして嵩を少なくすることもできる。
機械的に駆動されるベーン132,134の、使用間のポジションは、ユーザが指を離すか、あるいはベーンの動きを一時的に止めた場合においても内側の各種部分の抵抗によって維持することができる。それに代えて、滑りクラッチ186をベーンもしくはエクステンション、またはそのほかの部分に抗して支持し、意図しないベーンの動きを防止することも可能である。当業者には、各種広範な滑りクラッチが周知である。たとえば図32に示されている実施態様においては、滑りクラッチ186が、1対の圧縮スプリング192および1対の加圧エレメント194であり、それが圧縮スプリング192によって、図11に示されているタイプのクロッパ入力エレメント146に抗して加圧される。圧縮スプリング192および加圧エレメント194は、必要なクロッパ入力エレメント146の動きが許容されるように選択される。
ベーン132,134およびエクステンション150の相対的なポジションを変更して、異なる配置のビューファインダに適応させること、および特定のカメラ・ボディ形状ならびに使用可能な空間に適合させることができる。ビューファインダに対してガイド・セクション156を異なる位置に配置し、左上向きの傾きに代えて右上向きの傾きを持たせることもできる。このことは、カメラ・ボディ12内のメカニズムの異なる配置を可能にする。エクステンションは、必要に応じて形状変更し、特定の実施態様における空間的な制限に適合させることができる。ベーン132,134およびそれぞれのエクステンション150,152は、例示の実施態様においては1ピースのプラスチック・キャスティングであるが、機械的に互いに結合される2つの個別部品として作ることも可能である。
図10に示されている実施態様においては、ギア164,166がベベル・ギアである。(この図においては、ほかの多くの図面と同様に、ギアの歯が示されていないところもある。)これらの、またそのほかの機械的な特徴は変更することができる。たとえば、カバー28,30の一方ではなく別の部分、たとえばシャーシ32もしくは中間プレート(図示せず)にマウント機能を備えてもよい。ここに開示されているギアならびにギア・トレインを、摩擦ホイールおよび摩擦ホイール・トレイン等の類似の機械的コンポーネントに置き換えることも可能である。歯付きベルトもしくはなめらかなベルト、およびスプロケットは、変形メカニズムに使用可能な別のタイプの機械的特徴である。
図17、図18、および図34に示されている特定の実施態様においては、カメラ10が、開ポジションと閉ポジションの間を移動可能なレンズ・カバー174を備えている。(図18は閉ポジションを示しており、それにおいては、レンズ・カバー174がフロント・カバー28の撮影レンズ用の開口175を覆っている。)レンズ・カバー174は、ハンドル182を備えており、それがカメラ・ボディ12のフロント・カバー28の通しスロット176内に支持されている。レンズ・カバー174は、滑りクラッチ186および/または裏当て(図示せず)によって、すでに述べたほかのコンポーネントと同じ方法に従って定位置に保持される。
レンズ・カバー174および修正エクステンション150aは、デフォルトの再位置決め装置として作用する。レンズ・カバー174は、メイン部分178およびメイン部分178に結合されるカム・フォロワ180を備えている。レンズ・カバー174は、開ポジション(図示せず)においては取り込み光のパスから離される。レンズ・カバー174が閉ポジション(図18に示されている)にある場合には、メイン部分178が取り込み光のパスを遮る。レンズ・カバー174のハンドル182は、フロント・カバー28を通って突出しており、マニュアルで移動されてレンズ・カバー174を開き、あるいは閉じる。
下側ベーン132のエクステンション150aは、カム表面184を有し、それがカム・フォロワ180の形状に整合する。図17,18に示されている実施態様においては、レンズ・カバー174が閉ポジションにある間は、カム・フォロワ180が下側ベーン132のくさび止めとなってクロッパ130の動きを止める。レンズ・カバー174が開ポジションから閉ポジションに移動するとき、カム・フォロワ180がカム表面184と係合し、ベーン132,134を中心の中間ポジションに駆動する。レンズ・カバー174が開ポジションにある場合には、撮影レンズ76が覆われることなく、またベーン132,134は全移動範囲にわたって可動となる。閉ポジションに向かうレンズ・カバー174の動きは、機械的にリンクされたクロッパ入力エレメント146をセンタリングする。これは、その時点においてクロッパ入力エレメント146のノブがユーザによって把持されている場合に問題を生じる可能性がある。この問題を解決するために、ノブに滑りクラッチを備えることができる。各露光後のデフォルトへのベーン・ポジションのリセットは、コントローラ81の適切なプログラミングによって提供することが可能である。
ここで図28を参照すると、本発明の特定の実施態様においては、カメラ10のカメラ・ボディ12内に、クロッパ630に加えて、ズーム・マスク・メカニズム530がマウントされる。これら2つのメカニズムは、ともにビューファインダ・ウインドウ136をコントロールする。ズーム・マスク・メカニズム530は、一定のアスペクト比を維持しつつ、ウインドウ136のサイズを縮小する。クロッパ630は、アスペクト比を変更することによってウインドウ136の形状を修正する。
ズーム・マスク530は、対向する1対のL字形のズーム・アーム532,534を備えている。これらのズーム・マスク・アームは、ズーム・マスク・エクステンション550,552を有している。各エクステンションは、ズーム・ガイド部分554を有し、それがズーム・ガイド・セクション556と係合する。ズーム・ガイド・セクション556は、カメラ・ボディ12に取り付けられる。ズーム・マスク・エクステンション550,552のガイド部分554の動く方向は矢印537によって示されている。これらのエクステンションは、それぞれズーム・ラック560を有し、それがズーム・ピニオン562と係合してズーム・マスク・アーム532,534を結合し、それらを逆方向に動かす。ズーム・ピニオン562は、ズーム・プライマリ・ギア564に取り付けられており、それがズーム・セカンダリ・ギア566によって駆動され、さらにそれがズーム・モータ544によって駆動される。
クロッパ630は、対向する1対のL字形のクロッパ・ベーン632,634を備えている。これらのクロッパ・ベーンは、クロッパ・エクステンション650,652を有している。またクロッパは、1対のクロッパ・リンク680,682を有している。それぞれのクロッパ・リンクは、ガイド部分684を有し、それがクロッパ・エクステンション650,652のガイド・セクション686と係合する。リンクは、追加のガイド部分688を有し、それがカメラ・ボディ12に取り付けられたクロッパ・ガイド・セクション156と係合する。クロッパ・リンク680,682のガイド部分688の動く方向は矢印137によって示されている。クロッパ・リンクは、それぞれクロッパ・ラック660を有し、それがクロッパ・ピニオン162と係合してリンク680,682を結合し、それらを逆方向に動かす。クロッパ・ピニオン162は、クロッパ・プライマリ・ギア164に取り付けられており、それがクロッパ・セカンダリ・ギア166によって駆動され、さらにそれがクロッパ・モータ144によって駆動される。
クロッパ・ベーン632,634は、ガイド部分654を有し、それがズーム・アーム532,534に取り付けられたガイド・セクション656と係合している。ガイド・セクション656およびガイド部分654は、ズーム・アーム532,534が固定ポジションに維持されているとき、クロッパ・ベーン632,634の移動を矢印137と平行する方向に強制する。ガイド部分684およびガイド・セクション686は、クロッパ・ベーン632,634とクロッパ・リンク680,682の連動を強制する。各種のラック、ピニオン、およびガイドのリンクから、クロッパ・ベーン632,634は、ズーム・モータ544が回転すると矢印537と平行に、互いに逆方向に動き、クロッパ・モータ144が回転すると、矢印137と平行に、互いに逆方向に動く。
図28〜図30は、このメカニズムが、ビューファインダを通してみたときのズームならびにアスペクト比の両方の調整をどのようにして可能にしているかについて示している。図28は、完全にズーム・アウトされたポジションを、正方形のアスペクト比とともに示している。
図29は、ズーム・モータ544が回転され、ズーム・プライマリ・ギア564およびそれに取り付けられたズーム・ピニオン562の反時計方向の回転を生じた後のメカニズムを示している。これによりズーム・アーム532,534が矢印537と平行に内側に向かって移動する。クロッパ・ベーン632,634は、この動きに追従し、その結果、ビューファインダ・ウインドウ136は、正方形のアスペクト比を維持したまま小さくなる。
図30は、図29のズーム構成におけるメカニズムを示しているが、クロッパ・モータ144が回転されている。このときのクロッパ・モータ144の回転によって、クロッパ・プライマリ・ギア164およびクロッパ・ピニオン162が反時計方向に回転する。これによって、リンク680,682が矢印137と平行に互いに逆方向に移動する。クロッパ・ベーン632,634がリンクに追従して、その結果、ビューファインダ・ウインドウ136のアスペクト比に変化を生じる。
次に図19を参照するが、特定の実施態様においては、クロッパ130が、スライドするクロッパ入力エレメント146によってコントロールされるレバー‐ベースのメカニズムを備えている。このメカニズムは、すでに説明したものに類似であるが、ギアがレバーに置き換えられている点が異なる。メイン・レバー206は、その中心ポイントがカメラのカバー28または30に止められている。メイン・レバー206は、中心ポイントを通る軸208に関して枢動可能である。軸208は、前述したピニオン162と同じ方法に従ってカップによって定位置に保持することができる。この場合においてもエクステンション150が、カバーに形成されたガイド・セクション156内に支持されガイド部分154を有し、前述の実施態様と同じ態様に従って定位置に保持される。ガイド部分154およびガイド・セクション156は、ベーン132,134に、矢印137によって示される方向に滑る動きを強制する。
エクステンション150,152は、それぞれ、メイン・レバー206の両端に設けられた第2のガイド212と相互作用する第2のガイド部分210を備えている。第2のガイド部分210および第2のガイド212は、前述したガイド部分154およびガイド・セクション156と同じ態様に従って備えることができる。例示の実施態様においては、第2のガイド部分210がピンとなり、第2のガイド212が、ピンを受けるスロットとなる。メイン・レバー206は、メイン・レバー・ガイド214を備えており、それが、スライドするクロッパ入力エレメント146上の横行ガイド216と相互作用する。例示の実施態様においては、メイン・レバー・ガイド214がピンとなり、横行ガイド216が、ピンを受けるスロットとなる。スライドするクロッパ入力エレメント146は、ボディ12内に延びる細長いネック218を有するノブである。このネック218に横行ガイド216が備わる。メイン・レバー206は、ノブ146によって動かされる。一方、メイン・レバー206は、連動し、かつ同期した逆方向の動きをベーン‐エクステンションにもたらす。図19は、中心の中間ポジションにあるクロッパ130を示している。
クロッパ入力エレメント146として、各種各様の電気スイッチ・タイプを使用することができる。クロッパ入力エレメント146は、2つの状態を持つことができる。その場合にコントローラ81は、一方の状態においてはベーンのポジションを維持し、他方の状態においてはベーンのポジションをステップごとに、一方向に、あるいは順逆に循環させる。このアプローチは、比較的遅く、煩雑であることから好ましくない。別の選択肢は3状態である。その場合には、それぞれベーンを上および下にステッピングする2つのアクティブ状態が存在する。これらのアプローチには、いずれも、入力エレメントがアクティブ状態の1つに保持されるとき、もしくはすばやく操作されるときに、より高速にポジションを変化させる変形が可能である。これによってユーザは、所望のポジションの範囲まで迅速に変更し、その後、その範囲内のポジションをより余裕を持って選択することができる。入力エレメントのポジションは、特定のベーン・ポジションにマップすることもできる。これは、機械的入力エレメントに便利であるが、電気的入力エレメントを用いる場合にも可能である。
図10を参照すると、特定の実施態様においては、撮影者がノブ形状のクロッパ入力エレメント146を操作してスイッチ(個別には図示していない)のポジションを変更する。ユーザは、クロッパ入力エレメントを2つの対立する方向のうちのいずれかに回転もしくはスライドさせて、ベーン・ポジションを変更する。クロッパ入力エレメント146の各ポジションは、特定のベーン・ポジションに対応し、したがって特定のアスペクト比に対応する。それに代えて、クロッパ入力エレメントが作動されるごとに、ベーン・ポジションをステップ変化させることも可能であり、ベーン・ポジションの変更レートを、クロッパ入力エレメントの動きの速度もしくは偏りの大きさに比例させる。タッチ・パッドもしくはそのほかの力感応デバイスを、回転もしくはスライド・スイッチと同じ態様に従って使用することもできる。
ユーザにとっては、指を置き替えることなく単一の指もしくは拇指を用いてスイッチのノブを操作できることが好ましい。これにより、使用が直感的になり、ユーザは構成ならびに対象物に注意を集中できる。この理由およびそのほかの制限に対して、1対のボタン・スイッチ(図示せず)をクロッパ入力エレメント146として使用することができるが、好ましくない。
再び図10を参照すると、撮影者は、使用時にノブを動かし、それがスイッチを作動して電気信号をコントローラに送り、それがこの信号の処理を行って、適切な信号をモータに送り、それが要求された方向にメカニズムを回転させて、ベーン132,134のポジションを変更する。
クロッパ入力エレメント146が、2つの対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であると好ましい。これらのポジションは、クロッピング・コントロール軸228を定義する。図10の実施態様においては、クロッパ入力エレメント146が2つのポジション間をスライドする(双方向矢印228aによって示されている)。また、図11に示すように、クロッパ入力エレメント146は、2つのポジションの間において回転する(双方向矢印228bによって示されている)。いくつかの実施態様においては、カメラ10がズーム撮影レンズを備え、それがクロッパ130と独立に可動となる。それらの実施態様においては、ズーム入力エレメントがボディ12のシェルの外側に配置される。このズーム入力エレメントは、2つの対立するズーム・コントロール・ポジションの間において可動となる。これらのポジションは、ズーム・コントロール軸を定義する。
クロッピング・コントロール軸228が取り込みユニットの光軸77と垂直になり、ズーム・コントロール軸230が光軸77と平行、かつクロッピング・コントロール軸228と垂直になると好ましい。このアプローチは、ズーム・コントロールの動きが直感的になるという利点を有する。前から後/後から前へむかうズーム・コントロール軸230は、ズーム・アウトおよびズーム・インの動作に対応する。クロッピング・コントロール軸228が横方向の向きになることは、ある意味でクロッピング・プロセスが直感的に示される。クロッパ入力エレメント146の動きを、ウインドウのエッジの変化したポジションを想起させるカメラに沿ったトラックに追従させることによって、これをさらに強化することができる。これについて図1に示す。
クロッパ入力エレメント146は、カメラ10の一方のサイドもしくは他方のサイドにおける、あるいはそれに向かう操作によってポジションの間を切り替え、一方もしくは他方に向かってポジションを変更する。必要となる特定の操作は、それぞれの場合で異なることがある。たとえば、クロッパ入力エレメント146は、クロッピング・コントロール軸に沿って整列される2つの下方に押し下げ可能なボタン、あるいはロッカー・スイッチ、または横方向に枢動するように配置された枢動ホイールもしくは枢動セクタを有することができる。ズーム入力エレメントについてもクロッパ入力エレメント146と同じ方法に従って備えることが可能であるが、その方向を前後方向とする。両方の入力エレメントを類似した方法で備えることも可能であり、あるいは異なる方法で備えることも可能である。
ここで図27(a)を参照するが、特定の実施態様においては、クロッパ入力エレメント146が横方向に枢動するホイールまたはセクタであり、ズーム・コントロールがクロッパ入力エレメント146の中央に並べられた1対の押し下げボタンになる。この種の、ベーン132,134と直接機械的に結合されるクロッパ入力エレメント146は、便利であり、かつ比較的シンプルである。
図11に示されている実施態様においては、クロッパ入力エレメントがマニュアル操作される回転ホイールもしくはセクタの形式であり、それを時計方向に回転して第1のポジションに向かうクロッピングを、反時計方向に回転して第2のポジションに向かうクロッピングを行う。回転ホイールは、部分的に切除して嵩を減らすことができる。
特定の実施態様においては、クロッパ入力エレメント146およびズーム入力エレメントが共通のユーザ・インターフェースを有し、それによってユーザは、移動もしくは持ち替えを伴うことなく、指をシフトすることによってビューファインダ・イメージのクロッピングならびにズーミングを行うことが可能になる。これは注目することを必要とせず、ユーザにとっては、ほかのタイプの入力エレメントより容易になる。ここで図21(a)、図26、図27(b)、および図27(c)を参照すると、特定の実施態様においては、クロッピングおよびズーミングの入力が4方向ロッカー・ボタン188によって提供される。ボタン188は、十字に配置された4つのパッド220,222,224,226を有する。ボタン188は、直交するコントロールおよびズーム軸228,230に関して枢動し、4つのスイッチ232のいずれかを作動することができる。図26に示されている実施態様においては、スプリング234および下に横たわるカバー28の部分がスイッチ232を支え、それらが協働してボタン188を中立ポジションに、かつスイッチを開状態にバイアスしている。当業者には、この4方向ボタンの多くの変形が明らかであろう。たとえば図27(b)は、垂直軸(図27(b)の紙面から外へ向かう方向)に対する任意の方向の枢動が可能なボタン234を示している。ロッカー・ボタン234を斜め方向に押して、ズームおよびクロッパのメカニズムを同時に変更することができる。図27(d)は変形であり、4方向力感応スイッチ236が4方向ロッカー・ボタンに置き換わっている。図27(c)および26は、別の変形であり、それにおいてはロッカー・ボタン188の中央にシャッタ・レリーズ22が配置されている。(シャッタ・レリーズ・スイッチ238は簡略化形式で示されている。前述した2ストローク・スイッチをここでも適用することができる。)この場合には、ロッカー・ボタン188を、必要とする力が小さくなるように構成し、シャッタ・ボタン22を、それより大きい力が必要となるように構成することができる。図26は略図形式であり、この種のボタンの一例は、コントローラ81に対する回路になる。
図21〜図25は、これらのコントロールを使用する効果を示している。図21(a)、図22(a)、図23(a)、図24(a)、および図25(a)は、4方向ロッカー・ボタン188によってコントロールされるズームおよびクロッパのメカニズムを伴うカメラの上面図である。この実施態様においては、シャッタ・ボタン22が独立している。ロッカー・ボタン188上の4つのパッドのいずれかを押すと、該当するカメラ・セッティングが変化し、そのパッドを再び押すか、あるいは押した状態を保持すると、限界に到達するまで連続的にそのセッティングが変化する。図22(b)、図23(b)、図24(b)、および図25(b)は、個別のパッドをそれぞれの限界に到達するまで押した結果を示している。
図21(a)において、現在のカメラ・セッティングは標準ズーム・ポジションおよび中心の中間クロッパ・ポジションになっている。図21(b)は、一例の写真状態用のビューファインダ内に見られるイメージを示している。このビューにおいては、3人の人物の全身を見ることができる。
図22(a)は、ロッカー・ボタン188の前側パッドを押したときの効果を示している。これによりズーム・コントロール軸230に沿ったコントロール入力が生じ、それが光学ズーム・レンズおよびビューファインダの光学系を駆動してズーム・インをもたらし、図22(b)に示されているような、シーン内の中央の人物の上半身が拡大されたビューを呈するイメージを表示する。
図23(a)は、ロッカー・ボタン188の左側パッドを押したときの効果を示している。これによりクロッピング・コントロール軸228に沿ったコントロール入力が生じ、それがクロッパ・ベーンを駆動して、図23(b)に示されているようなビューをもたらす。このビューにおいては、同じ全身の倍率で中央の人物を見ることができるが、左右の人物がクロッピングされてイメージから除かれている。
図24(a)は、ロッカー・ボタン188の右側パッドを押したときの効果を示している。これによりクロッピング・コントロール軸228に沿ったコントロール入力が生じ、それがクロッパ・ベーンを駆動して、図24(b)に示されているようなビューをもたらす。このビューにおいては、同じ倍率が維持されており、3人の人物をすべて見ることができるが、これらの人物の脚がクロッピングされてイメージから除かれている。ここで注意されたいが、注目素材がオリジナルのビュー内においてセンタリングされていないことから、撮影者は、このビューを得るためにわずかにビューを調整しなければならない。クロッピングの検討に応答してビューの方向を調整する機会が与えられることは、本発明の利点の1つでもある。
図25(a)は、ロッカー・ボタン188の後側パッドを押したときの効果を示している。これによりズーム・コントロール軸230に沿ったコントロール入力が生じ、この場合にはそれがズーム・アウト方向になる。このコマンドは、光学ズーム・レンズおよびビューファインダのズーム光学系を駆動して図25(b)に示されているようなイメージを表示するが、このイメージはシーンの広角ビューを呈し、追加の人物ならびに背景の大きな建物を含んでいる。
クロッパ入力エレメント146は、イメージの取り込み前に操作されて、シーンの取り込みにおいて撮影者を補助する。クロッパ130は、ベーン132,134のポジションを検出するか、あるいはポジション間のベーン132,134の動きを検出する1ないしは複数のセンサを備えている。取り込まれるイメージは、取り込み時におけるセンサの状態によって示される。コントロール・ユニットは、センサから信号を受信し、それに応答して、現在ポジションにおけるベーン132,134によって形成されるウインドウに整合する電子イメージのクロッピングを行う。クロッピングの方法は多様である。たとえばコントロール・ユニットは、アーカイブ・イメージのクロッピングを、その取り込みの直後に行い、クロッピング済みとしてアーカイブ・イメージを保存することができる。それに代えて、評価イメージのクロッピングを行ってユーザに対して再検討用に表示することも可能である。アーカイブ・イメージのクロッピングおよびそれに続く保存は、ユーザが操作を行ったとき、もしくはデフォルトの時限が経過するまでその後の操作がなかった場合に実行されるようにもできる。クロッピングを行うことなくアーカイブ・イメージを保存し、クロッピングのインストラクションを提供するメタデータを組み込むこともできる。イメージ・ファイル内のメタデータ・インストラクションの使用については、当業者に周知である。フィルム・カメラ10もしくはフィルム‐ディジタル・ハイブリッド・カメラ10の場合には、類似のインストラクションをイメージとともに供給することができる。この種のインストラクションの使用についても当業者に周知である。たとえば、磁気レイヤ内に、あるいはアドバンスド・フォト・システム(登録商標)フィルムのように光学エンコードメントによってインストラクションを提供することが可能である。
評価イメージならびにアーカイブ・イメージに加えて、カメラ・ディスプレイ26上に予備イメージが示される場合には、そのクロッピングを行うこともできる。これは、光学ビューファインダ58に代わるか、あるいはそれと併用される電子ビューファインダとしてディスプレイ26を使用することを可能にする。ビューファインダ・ベーン132,134を不透明もしくは透明にし得たこととまったく同様ように、ディスプレイ26上に表示されるイメージについても、クロッピングされるエリアを完全に除去するか(不透明のベーン132,134のシミュレーション)、クロッピングされるエリアを異なる態様で、たとえば低いコントラストを伴って表示することが可能である(半透明のベーン132,134のシミュレーション)。
取り込み後に提供されるクロッピングは、可逆もしくは非可逆とすることができる。可逆クロッピングは、クロッピングの境界を示すメタデータをディジタル・イメージ(イメージ・ファイルもしくは複数のイメージ・ファイル)内に含めることによって提供可能である。それに代えて、クロッピング後のイメージの復元に必要な情報をクロッピング後のイメージとともにストアすることもできる。このタイプのメタデータをイメージ・ファイル内に備えることは、当業者に周知である。以上に代えて、クロッピングを非可逆にすることもできる。その場合には、クロッピングが行われたイメージの部分が長期メモリ54に保存されない。
非可逆クロッピングは、ディジタル・イメージの取り込みおよびストアのプロセスにおける任意の段階で行うことができる。たとえば、CMOSイメージャ24の読み出しを、クロッピングされないイメージ・エリアに制限すること、あるいはメモリ54内のクロッピングされていないイメージを、対応するクロッピングされたイメージに置き換えることが可能である。クロッピングを、当初は可逆とし、その後に非可逆とすることもできる。たとえば、ディジタル・イメージのクロッピングされた部分もしくはクロッピングされていない部分を一時的に保存し、その後に破棄することは可能である。たとえば、非可逆クロッピングの行われたディジタル・イメージをリムーバブル・メモリ54内に保存し、クロッピングの行われたイメージのクロッピングのないコピーを非リムーバブル・メモリ54内に保存することが可能である。クロッピングのないコピーは、リムーバブル・メモリ54が取り出されるときに自動的に破棄することができる。
クロッピングの行われたイメージは、適切に構成された出力装置を使用し、写真プリントもしくはそのほかの最終イメージとして、クロッピングの行われた形式で自動的に出力することができる。プリントされる最終イメージのフォーマットを、メタデータを使用して決定することは、この分野においてよく知られている。非可逆クロッピングが行われたイメージについては、一連の取り込まれるイメージ内において広範なアスペクト比が存在する。写真仕上げ装置内における標準出力サイズにイメージを当てはめることは、標準の幅の印画紙を、各イメージに関して撮影者の希望したアスペクト比に対応する任意の長さに裁断することによって解決が可能である。代替アプローチは、自動的なイメージのグループ化であり、その後、グループ化したイメージを単一のシートとして、たとえばプリント・アルバム・ページとしてプリントする。追加の操作が行われた後に限ったプリントが意図されたイメージ、たとえばレターヘッドにおける使用が意図された狭いアスペクト比のイメージについては、取り込みならびにストアが行われたアスペクト比を用いてユーザに対する表示を行い、その後、希望に応じてさらに修正することができる。クロッピングの行われたイメージを、クロッピング済みの形式に従って自動的に電子イメージ・ディスプレイ26上に表示することもできる。
以上、本発明について、その特定の好ましい実施態様を参照して詳細を説明してきたが、本発明の精神ならびに範囲から逸脱することなく、各種の修正が可能であることは理解されるであろう。
そのほかの本発明の特徴
上述したように、本実施形態で説明し得たカメラは、要するに、ビューファインダ・イメージのアスペクト比を調整するものである。
そして、このカメラは、ボディおよびボディ内にマウントされる取り込みユニットを備える。取り込みユニットは、イメージャおよびイメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有している。取り込みユニットは、シーンの電子イメージを選択的に取り込む。カメラのビューファインダは、シーンの光イメージを表示する。ボディ内にはクロッパが配置されている。このクロッパは、複数のセッティングの間を切り替え可能である。各セッティングは、ビューファインダ内において、異なる矩形断面のウインドウを定義する。取り込みユニットおよびクロッパには、クロッピング・コントロールが機能的に接続されている。クロッピング・コントロールは、ボディの外側からアクセス可能なクロッピング入力エレメントを有している。クロッピング入力エレメントは、第1および第2の対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であり、移動してセッティングを変更する。クロッピング・コントロール・ポジションは、取り込みユニットの光軸に垂直なクロッピング・コントロール軸を定義するものであるが、以下においては、番号を付したセンテンスを用いてそのほかの特徴を説明する。
1. カメラが、以下を備える:ボディ;前記ボディ内にマウントされる取り込みユニット、ただしそれにおいて前記取り込みユニットは、イメージャおよび前記イメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有し、かつ前記取り込みユニットは、シーンの電子イメージを選択的に取り込む;前記シーンの光イメージを表示するビューファインダ;前記ボディ内に配置されるクロッパ、ただしそれにおいて前記クロッパは、複数のセッティングの間を切り替え可能であり、前記セッティングのそれぞれは、前記ビューファインダ内において、異なる矩形断面のウインドウを定義する;前記取り込みユニットおよび前記クロッパと機能的に接続されるクロッピング・コントロール、ただしそれにおいて前記クロッピング・コントロールは、前記ボディの外側からアクセス可能なクロッピング入力エレメントを有し、かつ前記クロッピング入力エレメントは、第1および第2の対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であり、移動して前記セッティングを変更し、前記クロッピング・コントロール・ポジションは、前記取り込みユニットの光軸に垂直なクロッピング・コントロール軸を定義する。
2. センテンス1のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが横方向に可動であるとする。
3. センテンス2のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記クロッピング・コントロール・ポジションの間において横方向に枢動可能であるとする。
4. センテンス2のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記クロッピング・コントロール・ポジションの間において横方向にスライド可能であるとする。
5. センテンス1のカメラは、さらに前記ボディ上にマウントされるディスプレイを備えるものとし、前記ディスプレイは、前記クロッピング・コントロールと機能的に接続されており、前記ディスプレイは、前記セッティングが変更されると更新される。
6. センテンス5のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジション、および前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジションの間の複数の中間クロッピング・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、前記ポジションのそれぞれにおいては異なるレートで前記セッティングが変更されるものとする。
7. センテンス1のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジション、および前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジションの間の複数の中間クロッピング・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、前記ポジションのそれぞれにおいては異なるレートで前記セッティングが変更されるものとする。
8. センテンス1のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジション、および前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジションの間の複数の中間クロッピング・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、かつ前記ポジションのそれぞれが前記セッティングの異なる1つに対応するものとする。
9. センテンス1のカメラは、前記クロッパが複数の機械的ベーンを有し、かつ前記クロッピング入力エレメントが前記ベーンに対して機械的に結合されるものとする。
10. センテンス9のカメラは、前記ベーンに対する前記機械的な結合が直接的であるとする。
11. センテンス1のカメラは、さらに前記ボディの外側からアクセス可能なズーム入力エレメントを備えるものとし、前記ズーム入力エレメントは、2つの対立するズーム・コントロール・ポジションの間において移動して前記電子イメージのズーミングを行うことが可能であり、かつ前記ズーム・コントロール・ポジションは、前記取り込みユニットの前記光軸に対して平行、かつ前記クロッピング・コントロール軸に対して垂直となるズーム・コントロール軸を定義する。
12. センテンス11のカメラは、さらに、前記シーンの光イメージを前記イメージャに伝播するズーム撮影レンズであって、複数の焦点距離の間において展開可能であるズーム撮影レンズ、および前記ズーム入力エレメントによって操作されるズーム・ドライバを備えるものとし、前記ズーム・ドライバは、前記ズーム・コントロール・ポジションに応答して前記撮影レンズを展開する。
13. センテンス12のカメラは、前記ズーム入力エレメントが前記第1および第2のズーム・コントロール・ポジション、前記第1および第2のズーム・コントロール・ポジションの間の複数の中間ズーム・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、前記ポジションのそれぞれにおいては異なるレートで前記ズーム・レンズの前記焦点距離が変更されるものとする。
14. センテンス13のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジション、および前記第1および第2のクロッピング・コントロール・ポジションの間の複数の中間クロッピング・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、前記ポジションのそれぞれにおいては異なるレートで前記セッティングが変更されるものとする。
15. センテンス12のカメラは、前記ズーム入力エレメントが前記第1および第2のズーム・コントロール・ポジション、前記前記第1および第2のズーム・コントロール・ポジションの間の複数の中間ズーム・コントロール・ポジションの間において選択的に可動であり、かつ前記ポジションのそれぞれが前記焦点距離の異なる1つに対応するものとする。
16. センテンス11のカメラは、前記クロッピング入力エレメントが横方向に可動であるとする。
17. センテンス11のカメラは、前記入力エレメントが共通の4方向ロッカー・ボタンを有し、前記ボタンは、前記コントロール軸の両方に関して枢動可能であるとする。
18. センテンス17のカメラは、前記ボタンが前記コントロール軸の両方に関して同時に枢動可能であるとする。
19. センテンス17のカメラは、さらに前記ボタンの中央に配置されるシャッタ・レリーズを備えるものとする。
20. カメラが、以下を備える:ボディ;前記ボディ内にマウントされる取り込みユニット、ただしそれにおいて前記取り込みユニットは、イメージャおよび前記イメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有し、かつ前記取り込みユニットは、シーンの電子イメージを選択的に取り込む;前記シーンの光イメージを表示するビューファインダ;前記取り込みユニットと機能的に接続されるクロッピング・コントロール、ただしそれにおいて前記クロッピング・コントロールは、前記ボディの外側からアクセス可能なクロッパ入力エレメントを有し、かつ前記クロッパ入力エレメントは、複数の異なるクロッピング・ポジションの間において横方向に可動であり、前記ポジションのそれぞれは、異なるアスペクト比を定義する;前記ボディの外側からアクセス可能なズーム入力エレメント、ただしそれにおいて前記ズーム入力エレメントは、複数の異なるズーム・コントロール・ポジションの間において前後方向に可動であり、前記ズーム・コントロール・ポジションは、それぞれ異なるズーム比を定義する。
21. センテンス20のカメラは、前記入力エレメントが共通の2方向ロッカー・ボタンを有し、前記ボタンは、前記コントロール軸の両方に関して枢動可能であるとする。
22. センテンス20のカメラは、さらに前記ボタンの中央に配置されるシャッタ・レリーズを備えるものとする。
23. センテンス20のカメラは、前記クロッピング・コントロールが、さらに前記クロッパ入力エレメントと機能的に接続される1対のベーンを有するものとし、前記ベーンは、互いに対して、第1のポジションと第2のポジションの間において、中間ポジションの連続シーケンスを通って選択的に可動であり、前記ベーンは、前記ポジションのそれぞれにおいて、前記ビューファインダ内に矩形断面のウインドウを定義する。
24. センテンス20のカメラは、前記クロッパ入力エレメントが前記ベーンに対して機械的に結合されるものとする。
25. ビューファインダ・イメージのアスペクト比およびズーム比を調整する方法が、以下のステップを含む:ビューファインダをシーンに指向するステップ、ただしそれにおいて前記ビューファインダは、ビューファインダ軸を定義する;前記指向するステップの間に、前記ビューファインダ軸と垂直な方向においてクロッピング・コントロールを、2つの対立する限界の間の任意のポジションまで移動し、前記アスペクト比を変更するステップ。
26. センテンス25の方法は、さらに、前記移動する間に、前記クロッピング・コントロールとの1本指接触を連続的に保持することを含むものとする。
27. センテンス25の方法は、さらに、前記指向する間に、前記ビューファインダ軸と平行な方向においてズーム・コントロールを移動し、前記ズーム比を変更することを含むものとする。
28. センテンス27の方法は、さらに、両方の前記移動するステップの間に、前記クロッピング・コントロールとの指の接触を連続的に保持することを含むものとする。
カメラの実施態様の半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバー、クロッパ、コントローラ、および信号ラインだけが示されている。クロッパは、中心の中間ベーン・ポジションにある状態が示されている。この図およびそのほかの図において、いくつかの部分のオーバーラップは、破線により示されている。明確化のため、実線は別のオーバーラップのために保持されている。 カメラの別の実施態様の背面図である。 図2のカメラの背面から見た半図解式斜視図である。カメラは、電子ビューファインダとして使用中のディスプレイを伴って図示されている。 図2のカメラのブロック図である。 図2のカメラの変形の部分ブロック図である。 図5のカメラを正面から見た斜視図である。 図2のカメラの変形を背面から見た斜視図である。 図7のカメラを背面から見た分解斜視図である。 カメラの別の実施態様のブロック図である。 カメラの別の実施態様の半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバー、クロッパ、コントローラ、および信号ラインだけが示されている。クロッパは、中心の中間ベーン・ポジションにある状態が示されている。 カメラの別の実施態様の半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバーおよびクロッパだけが示されている。クロッパは、垂直のフル‐クロッピング・ベーン・ポジションにある状態が示されている。 クロッパが中心の中間ベーン・ポジションにある状態を示しているほかは図11に同じ線図である。 クロッパが水平のフル‐クロッピング・ベーン・ポジションにある状態を示しているほかは図11に同じ線図である。 垂直のフル‐クロッピング・ベーン・ポジション、水平のフル‐クロッピング・ベーン・ポジション、およびこれらのフル‐クロッピング・ベーン・ポジションの間の5つの中間ベーン・ポジションを示した図11のカメラのクロッパによって定義されるウインドウの線図である。 図11のカメラの変形の半図解式線図である。クロッパは、垂直のフル‐クロッピング・ベーン・ポジションにある状態が示されている。 クロッパが水平のフル‐クロッピング・ベーン・ポジションにある状態を示しているほかは図15に同じ線図である。 図11のカメラの変形のフロント・カバーの半図解式線図である。 図17のカメラの半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバー、クロッパ、およびレンズ・カバーだけが示されている。クロッパは中央の中間ベーン・ポジションにある状態、レンズ・カバーは閉ポジションにある状態が示されている。 カメラの別の実施態様の半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバーおよびクロッパだけが示されている。 図19のカメラのクロッパ入力エレメントおよびフロント・カバーの変形の半図解式部分拡大線図である。 (a)は、図1のカメラの上面図である。4方向ズーム‐クロップ入力エレメントは、デフォルトもしくは標準ズーム・ポジションおよび中心の中間クロッパ・ベーン・ポジションにある状態が示されている。また、(b)は、(a)のカメラによって提供されるビューファインダ・イメージの概略図である。 (a)は、ユーザが4方向ズーム‐クロップ入力エレメントの前側パッドの押し下げを保持している効果を示す矢印が追加されているほかは、図21(a)に同じ線図である。図21(a)のカメラにおいては、クロッピングおよびズーミング入力エレメントが、それぞれ、クロッパおよびズーム・メカニズムのポジションを、それぞれのパッドの押下げが保持されている間にわたって連続的に変更する。したがって、図22(a)〜図25においては、それぞれの限界ポジションを示している。また、(b)は、図22(a)のユーザ操作に応答したビューファインダ・イメージのズーミングに続いて図22(a)のカメラによって提供されるビューファインダ・イメージの線図である。 (a)は、ユーザが4方向ズーム‐クロップ入力エレメントの左側パッドの押し下げを保持している効果を示す矢印が追加されているほかは、図21(a)に同じ線図である。まら、(b)は、図22(a)のユーザ操作に応答したビューファインダ・イメージのクロッピングに続いて図22(a)のカメラによって提供されるビューファインダ・イメージの線図である。 (a)は、ユーザが4方向ズーム‐クロップ入力エレメントの右側パッドの押し下げを保持している効果を示す矢印が追加されているほかは、図21(a)に同じ線図である。また、(b)は、(a)のユーザ操作に応答したビューファインダ・イメージのクロッピングに続いて図21(a)のカメラによって提供されるビューファインダ・イメージの線図である。 (a)は、ユーザが4方向ズーム‐クロップ入力エレメントの後側パッドの押し下げを保持している効果を示す矢印が追加されているほかは、図21(a)に同じ線図である。また、(b)は、(a)のユーザ操作に応答したビューファインダ・イメージのズーミングに続いて図21(a)のカメラによって提供されるビューファインダ・イメージの線図である。 図1のカメラの4方向ロッカー・ボタンならびに関連回路の半図解式線図である。明確化のため、下側に横たわるフロント・カバーの部分を分離されたハッチング付きのセグメントとして示し、シャッタ・レリーズを単純化したスイッチとして示している。 (a)〜(d)は、カメラの追加の実施態様を示した半図解式線図である。 カメラの別の実施態様を示した部分的な半図解式線図である。明確化のため、フロント・カバー、クロッパ、およびズーム・メカニズムだけが示されている。クロッパは中央の中間ベーン・ポジションにある。ズーム・メカニズムは、ズーム・アウトされたポジションにある。 クロッパが中央の中間ベーン・ポジションにあり、ズーム・メカニズムがズーム・インされたポジションにあるほかは図28に同じ線図である。 クロッパがアスペクト比の低いポジションにあり、ズーム・メカニズムがズーム・インされたポジションにあるほかは図28に同じ線図である。 図12のカメラの、実質的に図12のA‐A線に沿って切断した半図解式断面図である。 図12のカメラの、実質的に図12のB‐B線に沿って切断した半図解式断面図である。 レンズ・カバーが閉ポジションではなく開ポジションにあることを除き、図18のカメラの、実質的に図18のC‐C線に沿って切断した半図解式断面図である。 図19のカメラの、実質的に図19のD‐D線に沿って切断した半図解式断面図である。 カメラの別の実施態様を示した半図解式断面図である。
符号の説明
10 カメラ、12 ボディ、22 シャッタ・ボタン、23 被写体イメージ、26イメージ・ディスプレイ、28 フロント・カバー、30 リア・カバー、31,31 移動軸、58 ビューファインダー、64 組み合わせレンズ・ユニット、76 撮影レンズ・ユニット、81 コントローラ、98 信号ライン、114 情報ディスプレイ、130 クロッパ、132,134 ベーン、133,135 レッグ、136 ウインドウ(ビューファインダ・ウインドウ)、142 ベーン・ドライバ、144 クロッパ・モータ、146 クロッパ入力エレメント、150,152 エクステンション、154 ガイド部分、156 クロッパ・ガイド・セクション、160 ラック、162 ピニオン、164 プライマリ・ギア、166 セカンダリ・ギア、188 4方向ロッカー・ボタン、228 クロッピング・コントロール軸。

Claims (3)

  1. ボディと、
    前記ボディ内にマウントされる取り込みユニットであって、イメージャおよび前記イメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有する取り込みユニットであり、かつシーンの電子イメージを選択的に取り込む取り込みユニットと、
    前記シーンの光イメージを表示するビューファインダと、
    前記ボディ内に配置される、複数のセッティングの間を切り替え可能なクロッパであって、前記セッティングのそれぞれは、前記ビューファインダ内において、異なる矩形断面のウインドウを定義するものとするクロッパと、
    前記取り込みユニットおよび前記クロッパと機能的に接続され、前記ボディの外側からアクセス可能なクロッピング入力エレメントを有するクロッピング・コントロールであって、前記クロッピング入力エレメントは、第1および第2の対立するクロッピング・コントロール・ポジションの間において可動であり、移動して前記セッティングを変更するものとし、前記クロッピング・コントロール・ポジションは、前記取り込みユニットの光軸に垂直なクロッピング・コントロール軸を定義するものとするクロッピング・コントロールと、
    を備えるカメラ。
  2. ボディと、
    前記ボディ内にマウントされる取り込みユニットであって、イメージャおよび前記イメージャと機能的に接続されるストレージ・メディアを有する取り込みユニットであり、かつシーンの電子イメージを選択的に取り込む取り込みユニットと、
    前記シーンの光イメージを表示するビューファインダと、
    前記取り込みユニットと機能的に接続され、前記ボディの外側からアクセス可能なクロッパ入力エレメントを有するクロッピング・コントロールであって、前記クロッパ入力エレメントは、複数の異なるクロッピング・ポジションの間において横方向に可動であり、前記ポジションのそれぞれは、異なるアスペクト比を定義するものとするクロッピング・コントロールと、
    前記ボディの外側からアクセス可能な、複数の異なるズーム・コントロール・ポジションの間において前後方向に可動であるズーム入力エレメントであって、前記ズーム・コントロール・ポジションは、それぞれ異なるズーム比を定義するものとするズーム入力エレメントと、
    を備えるカメラ。
  3. ビューファインダ・イメージのアスペクト比およびズーム比を調整する方法であって、
    ビューファインダをシーンに指向する、前記ビューファインダがビューファインダ軸を定義するものとするステップと、
    前記指向するステップの間に、前記ビューファインダ軸と垂直な方向においてクロッピング・コントロールを、2つの対立する限界の間の任意のポジションまで移動し、前記アスペクト比を変更するステップと、
    を含む方法。
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