JP2003107573A - カメラおよび撮影方法 - Google Patents

カメラおよび撮影方法

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JP2003107573A
JP2003107573A JP2002208374A JP2002208374A JP2003107573A JP 2003107573 A JP2003107573 A JP 2003107573A JP 2002208374 A JP2002208374 A JP 2002208374A JP 2002208374 A JP2002208374 A JP 2002208374A JP 2003107573 A JP2003107573 A JP 2003107573A
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camera
scene
capture
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JP2002208374A
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English (en)
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Desormeaux Stephen G Malloy
スティーブン・ジー・マロイ−デソーモクス
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アーカイバル画像に直接関連する写真の撮影
中に、ユーザーがカメラから写真指示を提供される、改
善されたカメラと方法を提供する。 【解決手段】 カメラはボディを持ち、キャプチャ・シ
ステムはボディ上に搭載されている。キャプチャ・シス
テムは、写真シーンを決定する。評価装置は、シーンの
キャプチャのための複数のパラメータを評価する。ルッ
クアップ・テーブルは、示唆のセットを決定するため
に、複数の編集示唆のうちの1つ以上にパラメータをマ
ッチさせる。ディスプレイ・ユニットは、示唆のセット
の編集示唆の表示を掲示するために、選択的に動作可能
である。方法では、カメラのキャプチャ・システムがシ
ーンを決定し、そのシーンを含んだ視野を持つ電子画像
がキャプチャされて、評価される。評価に応答して、キ
ャプチャに関する1つ以上の編集示唆が、カメラ上に表
示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラおよび撮影方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】俄かカメラマンは、カメラのレンジファ
インダーを通して見て気に入ったものを、見たそのまま
にシーン構成してしまうものだが、いざそれが写真プリ
ントや他の最終的な画像に仕上がると、それほど心に訴
えるものではないことに気づくものである。よりよい写
真の撮り方の手ほどきは、書籍や、教室などで、すぐに
利用できる状態にある。しかし、そのような形態の手ほ
どきは、写真を撮っている最中に使うには厄介な代物
で、俄かカメラマンがこぞって利用するようなものでは
ない。その結果として、多くの人が同じ間違いを何度も
繰り返し、加えるに、よりよい写真の撮り方を学ぶ楽し
みも体験できないにことになるので、これは実に残念な
ことである。
【0003】インジケーターを装備し、または、次のシ
ョットが暗すぎたり、近すぎたりすると、シャッターを
ロックして撮れなくしてしまうカメラもある。確認カメ
ラは、写真フィルムまたは他のアーカイバル媒体にシー
ンをキャプチャした直後、ユーザーに確認画像を提示す
るものである。確認画像は、デジタル・ディスプレイで
提供され、アーカイバル媒体にキャプチャされた画像を
表示する。これにより、ユーザーは確認画像をレビュー
して、ショットが不成功で、もう一度撮らねばならない
かどうか、判断することができる。例えば、何かがレン
ズ・システムを遮ってしまったなど、キャプチャ失敗の
主なものは、至って明瞭である。例えば、構成など、キ
ャプチャ画像の他の特徴も表示される。しかしながら、
デジタル・ディスプレイが小さいので、表示はユーザー
にとって直ちに明瞭ではないかもしれない。
【0004】日本で公開された特許出願No.07−3
19034は、カメラマンが確認画像を修正するため露
光設定を修正できる、ハイブリット・カメラを開示す
る。それゆえ、カメラマンは、設定を変えて撮りなおす
べきかどうか、分かることになる。
【0005】米国特許第5,640,628号は、決め
られた条件に応じて、プリントのデフォルト数を示すメ
タデータを変えることができるカメラを開示する。
【0006】対応するフィルム画像キャプチャ・ユニッ
トより大きな写角を持つ電子画像キャプチャ・ユニット
を用いるハイブリット・カメラが知られている。米国特
許第4,978,983号は、いくつかの収束距離での
視差を修正する、電子キャプチャ・ユニットのより大き
な領域を用いたカメラを開示する。カメラのディスプレ
イは、フィルム画像キャプチャ・ユニットの写角に一致
するデジタル画像を表示する。
【0007】デジタル画像を簡単に操作することを許容
するソフトウェアは広く利用されている。デジタル・カ
メラは、コンピュータにダウンロードした後、そのよう
なソフトウェアを用いて修正される画像をキャプチャす
るのに用いることができる。これは、強力なアプローチ
であるが、画像をカメラ上で操作できないため、直接性
に欠けるものとなっている。
【0008】デジタル・カメラは、必然的に、キャプチ
ャされた画像を若干修正するものである。若干のカメラ
でも、ユーザーが選択的に、若干の画像を修正すること
ができる。例えば、デジタル・ズームの使用が米国特許
第5,172,234号で開示される。これらのアプロ
ーチでの問題は、複雑であること、もしくは、直接性に
欠けること、あるいは、その両方である。写真撮影中
に、画像の修正までやってのけるとなると、初心者は混
乱してしまいそうである。ユーザー選択が厳しく制限さ
れていない限り、写真撮影後に、カメラ上で画像を修正
することは、混乱させる度合いは少ないが、複雑さは残
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】キャプチャされた画像
を修正するための1つの理由は、ユーザーによる間違い
の訂正と写真テクニックの改善である。この目的のため
の広く利用できる教材は、写真撮影中は、ユーザーにと
ってほとんど助けにならない。
【0010】このように、キャプチャしたばかりのアー
カイバル画像に直接関連する写真の撮影中に、ユーザー
がカメラから写真指示を提供される、改善されたカメラ
と方法を提供することが望ましい。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項により
定義されている。本発明は、広い意味では、本体とその
本体上に搭載したキャプチャ・システムを持つカメラを
提供する。このキャプチャ・システムは、写真シーンを
決定する。評価装置は、シーンのキャプチャのための複
数のパラメータを評価する。ルックアップ・テーブル
は、示唆のセットを定義するために、パラメータを複数
の編集示唆のうちの1つ以上にマッチさせる。ディスプ
レイ・ユニットは、示唆のセットの編集示唆の描写を表
示するために、選択的に作動可動である。方法では、カ
メラのキャプチャ・システムがシーンを定義し、視野内
にシーンを含む電子画像がキャプチャされ、評価され
る。評価することに応答し、キャプチャに関する1つ以
上の編集示唆が、カメラ上に表示される。
【0012】本発明の有利な効果は、キャプチャされた
ばかりのアーカイバル画像と直接関連がある写真撮影中
に、ユーザーがカメラからの写真指示を提供される、改
善されたカメラと方法が提供されることである。
【0013】上記、および他の特徴、および、本発明の
目的と、それらを達成する方法は、添付数字を伴った、
本発明の実施例についての以下の説明を参照することに
より、より明瞭になり、本発明自体もよりよく理解され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下では、いくつかの異なるカメ
ラおよび方法に関する一連の特徴が、それらの特徴の全
て、もしくは多くを併せ持つ、特定の実施例を通して議
論されている。さらに、より少ない特徴と、代わりの特
徴を併せ持つ、代替的な実施例についても、また、ここ
で議論されている。その他の代案は、当業者にとり明白
であろう。
【0015】カメラの特徴ここで、図1−10を参照す
ると、カメラ10が、アーカイバル画像キャプチャ・ユ
ニット16と評価キャプチャ・ユニット18を備えた、
キャプチャ・システム14を保持するボディ12を有し
ている。2つの異なるキャプチャ・ユニット16、18
は、いろいろな形式をとり、互いに完全に別のものとな
ったり、あるいは、いくつかの、もしくは、大部分の構
成要素を共有することができる。評価キャプチャ・ユニ
ット18は、電子的にシーン画像をキャプチャするもの
で、電子画像キャプチャ・ユニットとも呼ぶことができ
る。アーカイバル画像キャプチャ・ユニット16は、電
子的に、もしくはフィルム上に、画像をキャプチャする
ことができる。ここでのカメラ10についての議論の大
部分は、写真フィルムをアーカイバル媒体20として用
い、潜在画像をキャプチャする、アーカイバル画像キャ
プチャ・ユニット16に関する内容である。そのような
アーカイバル画像キャプチャ・ユニット16は、ここで
は、「フィルム画像キャプチャ・ユニット」とも呼ばれ
る。
【0016】フィルム画像キャプチャ・ユニット20を
有するカメラ10の実施例では、カメラマンがシャッタ
ー22を始動させると、潜在画像として、フィルム20
のフレーム上に、対象画像(シーンの小さい画像)がキ
ャプチャされ、少なくとも1つの電子画像が、評価キャ
プチャ・ユニット18の電子アレイ撮影装置24上にキ
ャプチャされる。電子画像または複数の画像は、デジタ
ル的に処理され、ボディ12に搭載された画像ディスプ
レイ26に表示可能な、1つ以上の引き出し画像を提供
するために用いられる。アナログ形式でキャプチャさ
れ、デジタル化の後であるが一切の修正が加えられてい
ない電子画像は、ここでは一般に、「オリジナル電子画
像」と呼ばれる。更なる修正を加えられた電子画像は、
ここでは一般に、「引き出し画像」と呼ばれる。引き出
し画像は、オリジナル画像に対して修正されている。こ
れは、ディスプレイ、もしくは、特定のファイル構造へ
の較正、もしくは出力媒体へのマッチングのためでもよ
い。これらの修正は、また、メタデータの追加を含むこ
ともあり、また含まないこともある。アーカイバル画像
の写真仕上げの所望の製品にマッチされる引き出し画像
は、ここでは「確認画像」とも呼ばれる。複数の引き出
し画像を、単一のオリジナル電子画像から作ることがで
きる。所望の写真仕上げとは無関係な所定の方法での、
確認画像と異なる引き出し画像は、ここでは「評価画
像」と呼ばれる。所望の写真仕上げに即した修正が評価
画像に含まれていることもあるし、また含まれていない
こともある。
【0017】カメラ・ボディ12は、キャプチャ・ユニ
ット16、18、および他の構成要素のために、構造上
のサポートとプロテクションとを提供する。カメラ10
のボディ12は、特殊な使用法や、スタイル上の理由か
らの要請を満たすために、変更可能である。ボディ12
が、シャーシ32の上に結び付いた前後カバー28、3
0を備えていると便利である。カメラ10の構成要素の
多くは、シャーシ32に搭載することができる。フィル
ム・ドア34とはね上がり式フラッシュ・ユニット36
は、軸回転可能な形でカバー28、30とシャーシ32
に連結される。
【0018】フィルム画像キャプチャ・ユニット16
は、使用の間、フィルム・ユニット40を保持するフィ
ルムホルダー38を有している。図7‐8のカメラで
は、フィルムホルダー38は、シャーシ32の一部分で
ある。(「フィルム・ユニット40」という用語は、写
真フィルム20、および任意の添付のキャニスターもし
くは他のサポート構造、または軽いブロックなどに言及
する場合に用いられる。)
【0019】フィルムホルダー38の形状は、使われる
フィルム・ユニット40のタイプの機能である。使われ
るフィルム・ユニット40のタイプは重要ではない。図
示されたカメラ10は、フィルム再搭載可能(リローダ
ブル)であり、Advanced Photo Sys
tem(「APS」)フィルム・カートリッジを用い
る。1つ、または2つのチャンバ・フィルム・カートリ
ッジの他のタイプも使用可能であり、ロール・フィルム
も使用可能である。カメラ10がリローダブルであるこ
とは、現在推奨されている。カメラ10は、フィルム・
タイプを決定するIX−DXコード・リーダー(図示せ
ず)、各フィルム・フレームのプリント作成数、プリン
ト・フォーマット、などを示すデータをフィルムに書
く、データ・レコーダー398を有していてもよい。こ
れは、制限しない。メタデータを含む情報は、当業者に
よく知られているいかなる方法でも読み書きすることが
できる。
【0020】フィルムホルダー38は、フィルム・チャ
ンバ42、44の間に、1対のフィルム・チャンバ4
2、44と露光フレーム45を有している。フィルム・
ユニット40は、チャンバの1つに配置された、キャニ
スター46を有している。フィルムストリップ20は、
キャニスター46により支えられた、スプール48のま
わりに巻かれている。使用に際し、フィルムストリップ
20は、露光フレーム45を横切り、もう一方のチャン
バで、ロールフィルムの状態に巻き取られる。露光フレ
ーム45は、それぞれの写真撮影で、小さい画像がフィ
ルム20のフレームに露光される、オープニング50を
有する。
【0021】使用に際し、フィルムストリップ20は、
フィルム・カートリッジ40のキャニスター46から、
フィルム移動装置52によって動かされ、供給室44内
でロールフィルムの状態に巻き取られ、それからキャニ
スター46に戻される。図示されるように、フィルム移
動装置52は、供給スプール49の範囲内に位置する電
気モーターを含んでいるが、他のタイプのモーター付移
動メカニズムや手動移動装置が使われてもよい。フィル
ムストリップ露光は、フィルム先送り上、または巻戻し
上にあってもよい。
【0022】電子画像キャプチャ・ユニットは、電子ア
レイ撮影装置24を有している。電子アレイ撮影装置2
4は、各画像取得のために、フィルムストリップ20上
で並行してキャプチャされる潜在画像と一致する、1つ
以上の電子画像をキャプチャするために構成される。使
われる撮影装置24のタイプは、変更可能ではあるが、
撮影装置24は、いくつかの利用可能なソリッドステー
ト撮影装置のうちの1つであることを特に推奨する。一
般に使われる、特に定評のあるソリッドステート撮影装
置の1つは、電荷結合デバイス(「CCD」)である。
いくつかの利用できるCCDタイプのうち、2つは簡単
な電子シャッターが可能であり、それにより、ここでの
使用に推奨される。これらのうち、1つ目のもの、フレ
ーム・トランスファCCDは、フォトアクティビィティ
による電荷生成が可能であり、それから、光シールドさ
れた非感光性領域に、画像電荷の全てをシフトさせる。
この領域は、その後、サンプルされた電子画像を提供す
るために、クロック・アウトされる。2番目のタイプ、
インターライン・トランスファCCDは、同じく電荷シ
フトによりシャッターを切るものであるが、各画像線の
上下に電荷を移すため、画像線の数と同じだけ、格納領
域が存在することになる。格納線は、それから適切な方
法で外部にシフトされる。これらのCCD撮影装置の各
々は、長所と短所とを併せ持っているが、共にこのアプ
リケーションで使用可能である。典型的なCCDは、ク
ロック・ドライバ、アナログ信号プロセッサ‐アナログ
/デジタル・コンバータ104(「A/Dコンバータ1
04」として呼ばれる)としての働きをする、別々の構
成要素を持つ。また、CMOS技術で製造される電子画
像センサを用いることも可能である。このタイプの撮影
装置は、すぐに利用できるソリッドステート・プロセス
で簡単に製造され、単一の電力供給で使用に供されるた
め、使用には魅力的である。それに加えて、プロセス
は、周辺回路を同じ半導体型の上へ統合することができ
る。例えば、CMOSセンサーは、単一IC上に統合さ
れるクロック・ドライバ、A/Dコンバータ104、お
よび他の構成要素を含むことが可能である。使用可能な
センサーの第3のタイプは電荷注入デバイス(CID)
である。このセンサーは、電荷が読み出されるべき装置
からシフトアウトされないという点で、言及された他の
ものとは異なっている。読み出しは、ピクセル内で電荷
をシフトすることにより達成される。これは、アレイ内
のいかなるピクセルも破壊することなく読み出すことを
可能にする。装置が外部からシャッターをきられる場
合、アレイは、画像を破壊することなく繰り返し読み取
ることができる。シャッターを切るのは、外部シャッタ
ーによるか、外部シャッターがない場合は、組換えのた
めの基板に電荷を注入することによってなされてもよ
い。
【0023】電子画像キャプチャ・ユニットは、3色の
画像をキャプチャする。単一の撮影装置を、3色もしく
は4色のカラー・フィルタを用いて使用することが特に
推奨されるが、複数のモノクロ撮影装置およびフィルタ
を用いてもよい。適当な3色フィルタは当業者にはよく
知られており、必要不可欠な構成要素を提供するため
に、撮影装置に通常組み込まれる。便宜のため、ここで
は一般に、3色フィルタ(別々には図示せず)を有する
単一の撮影装置24を持つ実施例に関連して、カメラ1
0が議論される。同様の考察が、複数のモノクロの撮影
装置を用いるカメラと同様に、3つ以上の色を用いるカ
メラ10にあてはまることは、理解されるだろう。
【0024】図25を参照して、若干の実施例では、ア
ーカイバル画像キャプチャ・ユニット16も、電子的に
アーカイバル画像をキャプチャし、アーカイバル画像を
デジタル形式で格納する。この後者の場合、「キャプチ
ャ媒体」とは、電子もしくは磁気メモリのようなデジタ
ル格納媒体であり、アーカイバル画像は、写真仕上げの
ためにデジタル形式で転送される。メモリ54は、カメ
ラ10に固定され、もしくは、取り外し可能である。使
われるメモリ54のタイプと光学的、磁気的、あるいは
電子的のような情報ストレージのマナーは重要ではな
い。例えば、取り外し可能なメモリは、フロッピー(登
録商標)・ディスク、CD、DVD、テープ・カセッ
ト、または、フラッシュ・メモリ・カード、もしくはス
ティックであってもよい。デジタル形式での画像転送
は、物理的な媒体上であってよく、もしくは電子信号と
してであってもよい。
【0025】2台の電子キャプチャ・ユニット16、1
8は、一方が評価キャプチャ・ユニットとして、他の一
方はアーカイバル・キャプチャ・ユニットとして用いら
れるよう、カメラ10に装備されてもよい。このような
2つの電子キャプチャ・ユニットを有する、適当なデジ
タル・カメラの例は、「2つの分析センサを備えた電子
カメラ」という名称の、Smithに対する米国特許第
5,926,218号において説明されている。あるい
は、評価キャプチャ・ユニット18とアーカイバル画像
キャプチャ・ユニット16の両者として用いられる、単
一の電子キャプチャ・ユニット16、18を用いること
も可能である。この場合、アーカイバル画像は、アーカ
イバル画像決定ユニットにより、オリジナル電子画像か
ら引き出され、この操作の結果として生じる有効視野に
より、シーンが決定される。完全電子カメラ10では、
引き出し画像は、オリジナル電子画像の副サンプル化さ
れることが可能で、それによって、より低解像度の引き
出し画像が提供される。低解像度引き出し画像は、Ku
chta他に対する、「フル解像度、および低解像度画
像のマルチフォーマット・ストレージを提供する電子ス
チル・カメラ10」という名称の、共通に譲渡された米
国特許第5,164,831号に記述された方法を用い
て、提供することができる。
【0026】カメラ10は、カメラマンの選択で、もし
くは、1つまたは他のキャプチャ媒体での利用しうる収
納スペースに基づいて、もしくは、他の若干の基準に基
づいて、フィルム画像キャプチャ・ユニット16か、ア
ーカイバル画像キャプチャ・ユニット16としての電子
キャプチャ・ユニットかの、いずれかを代わりに用いる
ことができる。例えば、スイッチ(別々には図示せず)
は、代わりのフィルムキャプチャと電子キャプチャモー
ドを提供することができる。そうでない場合、カメラ1
0は、他の説明された実施例と同様に動作する。便宜の
ために、カメラ10は、ここでは一般に、図4の実施例
に関して議論される。同様の考察が、他の実施例にも適
用される。
【0027】ここでは、主に図4を参照して、カメラ1
0は、ボディ12に搭載された1つ以上のレンズの光学
システム56を有している。光学システム56は、点線
およびいくつかのグループのレンズ要素で示されてい
る。これは図示であって、制限されないことが理解され
よう。光学システム56は、(存在するならば)露光フ
レーム45、および電子アレイ撮影装置24に光を送
る。また、光学システム56は、ユーザーに、光学式レ
ンジファインダー58を通して光を送ることが好まし
い。
【0028】図4‐5を参照して、撮影装置24は、露
光フレーム45から間隔を置いて配置され、光学システ
ム56は、このようにして、露光フレーム45への第1
経路(点線60によって示される)に沿い、さらに、電
子アレイ撮影装置24への第2経路(点線62によって
示される)に沿い、光を送る。両方の経路60、62
は、カメラ10の前の位置で、対象画像の平面で収束す
る。図4において、光学システム56は、撮影装置レン
ズ・ユニット66とレンジファインダー・レンズ・ユニ
ット68とを含む組み合わせレンズ・ユニット64を持
つ。組み合わせレンズ・ユニット64は、第2光経路6
2を、撮影装置24へ向かう撮影装置副経路62aと、
全反射ミラー72により方向を変えられ、アイピース7
4を通してカメラマンに送られるレンジファインダー副
経路とに再分割する、部分透過ミラー70を持つ。
【0029】光学システム56は、変更可能である。例
えば、図5に示されるように、レンジファインダー・レ
ンズ・ユニット68、撮影装置レンズ・ユニット66、
撮影レンズ・ユニット76は、完全に別々であってもよ
く、あるいは、組み合わせレンズ・ユニットは、撮影レ
ンズ・ユニットおよび撮影装置レンズ・ユニット(図示
せず)の両方を含んでいてもよい。他の代わりの光学シ
ステムもまた、提供されることができる。
【0030】大部分のカメラにおいて、レンジファイン
ダーの視野とアーカイバル画像キャプチャ・ユニットの
視野との間には変動がある。レンジファインダーによっ
て詳細に表示されるシーンは、概してアーカイバル画像
キャプチャ・ユニットの視野の80から95パーセント
である。この違いは、カメラマンが見るすべては、端の
付加的な若干の画像内容であっても、アーカイバル画像
にキャプチャされることを確実にする。ここでは、カメ
ラ10は、一般に、アーカイバル画像キャプチャ・ユニ
ット16の視野に100パーセントマッチするレンジフ
ァインダー58に関して、説明され、さらに図示され
る。これは、本発明を説明する便宜上の問題である。カ
メラ10のレンジファインダー58は、説明された他の
特徴を変えることなく、アーカイバル画像キャプチャ・
ユニット16の視野の80から95パーセントに限定す
ることができる。
【0031】再び図4に示された実施例を参照して、撮
影レンズ・ユニット76は、ズーム・ドライバ78によ
り、静止要素もしくは複数の静止要素に関連して、可動
要素もしくは複数の可動要素が動かされる、モータ駆動
式ズーム・レンズである。組み合わせレンズ・ユニット
64も、ズーム・ドライバ78によって、静止要素もし
くは複数の静止要素に関連して、動かされる、可動要素
もしくは複数の可動要素を有している。異なるズーム・
ドライバ78同士は、機械的に(図示せず)、もしく
は、同時に、同一もしくは類似の焦点距離範囲を持ち、
ユニットのズーム要素を動かすために、ズーム・ドライ
バ78に信号を送るコントロールシステム80のいずれ
かにより、一緒にズームするために、連結されている。
コントローラ81を含むコントロールシステム80は、
例えば、RAMもしくは、データ操作と一般的なプログ
ラム実行のための他のメモリを持つ埋め込まれたマイク
ロプロセッサーのような、適切に構成されたマイクロコ
ンピュータの形をとることができる。
【0032】図4の実施例の撮影レンズ・ユニット76
は、また、オートフォーカスである。オートフォーカス
・システム82は、センサー84を含むレンジファイン
ダー86を有している。レンジファインダーは、直接
に、あるいは、コントロールシステム80を通して、撮
影レンズ・ユニット76の1つ以上のフォーカス可能な
要素(個別には図示せず)を動かすために、フォーカス
・ドライバ88を操作する。レンジファインダー86
は、受動的、または能動的、または2つの組合せであり
える。
【0033】ここで、図2を参照して、好ましい実施例
では、カメラ10のレンジファインダー86は、シーン
133を、領域90(図2ではボックスとして示した)
の格子91に分割し、さらに各領域90について、いく
つかの距離範囲のうちの1つの限度内で、距離を感知す
る。多種多様な適切な複数のセンサー・レンジファイン
ダーは、当業者にとり既知である。例えば、米国特許第
5,440,369号は、そのようなレンジファインダ
ーを開示している。レンジファインダー86は、各領域
90の距離範囲を、コントロールシステム80に提供す
るが、以下に述べられるように、その後、シーンの対象
−背景パターンが決定される。
【0034】撮影レンズ・ユニット76は、単一焦点距
離および手動フォーカシング、もしくは、固定焦点のよ
うに単純なものであってもよいが、これは好ましくな
い。レンジファインダー・レンズ・ユニット68と撮影
装置レンズ・ユニット66の一方または両方は、固定焦
点距離を持っていてもよく、または、一方または両方
が、異なる焦点距離の間でズームしてもよい。デジタル
・ズーミング(光学ズーミングと同等のデジタル画像の
拡大)もまた、撮影装置24のために、光学ズーミング
の代わりとして、もしくは、組み合わせて用いることが
できる。撮影装置24と画像ディスプレイ26は、デジ
タル・スチルカメラ10で一般になされるように、画像
キャプチャの前に、光学式レンジファインダー58の代
わりとして、もしくはそれと組み合わせて、レンジファ
インダーとして用いることができる。このアプローチ
は、バッテリ使用度が大幅に増加するため、現在は好ま
れていない。
【0035】カメラ10は、他の方法で用いることも可
能であるが、アーカイバル画像は、ユーザーによって要
求される、写真仕上げされた最終画像の基礎を提供する
ことを意図している。このように、引き出し画像は、ア
ーカイバル画像と同品位である必要はない。その結果、
撮影装置24と撮影装置24に光を送る光学システム5
6の部分は、より小さく、より簡単で、より軽くするこ
とができる。例えば、撮影レンズ・ユニット76は、可
変焦点でもよく、撮影装置レンズ・ユニット66は、固
定焦点、または異なる範囲、もしくは、より少ない焦点
位置の間に焦点を合わせられるものであってもよい。
【0036】フィルム・シャッター92は、露光フレー
ム45への光経路を遮断する。撮影装置シャッター94
は、撮影装置24への光経路を遮断する。絞り/アパー
チャプレート96は、また、両方の経路に設けられるこ
とができる。シャッター92、94の各々は、開いた状
態と閉じた状態との間で切替可能である。「シャッタ
ー」という用語は、広義に、フィルムストリップ、また
は、画像キャプチャのための撮影装置への光経路に沿
い、光を通過させ、その他の時は、その通路を閉じる機
能を提供する、物理的および/または論理的要素を参照
するために用いられる。「シャッター」は、このよう
に、あらゆるタイプの機械式、および電気機械式シャッ
ターを含んでおり、しかし、それらに限定されない。
「シャッター」は、単に光経路にフィルムまたは撮影装
置を出し入れするフィルム移動装置および類似のメカニ
ズムを含まない。「シャッター」は、カメラ・コントロ
ーラの制御の下で、画像化動作を始めさせたり止めさせ
たりする、電子アレイ撮影装置のコンピュータ・ソフト
ウェアとハードウェア特徴を含んでいる。
【0037】現在の好ましい実施例では、フィルム・シ
ャッター92は、機械式、もしくは電気機械式であり、
撮影装置シャッター94は、機械式、もしくは電子式で
ある。撮影装置シャッター94は、機械式撮影装置シャ
ッターの位置と、電子シャッターの機能を示すために、
点線で示されている。CCDを使用する場合、撮影装置
24の電子シャッターリングは、非感光性の領域に提供
された、光シールドされたレジスターの下に、蓄えられ
た電荷をシフトさせることによって実現できる。これ
は、フレーム・トランスファー装置CCDにおけるよう
に全フレームであってもよいし、インターライン・トラ
ンスファー装置CCDにおけるように、水平画であって
もよい。適当な装置と手順は、当業者によく知られてい
る。CIDを用いる場合、各ピクセルの電荷は、露光の
初めに基板に注入される。露光の終わりに、各ピクセル
の電荷が読まれる。ここで遭遇する困難さは、最初に読
まれるピクセルが、最後に読まれるピクセルより露光時
間が少ないという点である。相違量は、必要とされる全
アレイを読み取るために必要な時間である。これは、全
体の露光時間および全アレイを読み取るために必要な最
大時間次第で、重要になる場合もあり、重要でなくなる
場合もある。
【0038】CMOS撮影装置は一般に、ローリング・
シャッターと呼ばれる方法により、シャッターされる。
この方法を用いるCMOS撮影装置は好ましくない。と
いうのは、この装置は、個々の画像線ごとに一般のシャ
ッター時間でシャッターを切るものの、露光時間は画像
線の順に開始するためである。これは、短い露光時間に
おいてさえ、動く物が歪められることを意味する。横方
向に運動すると、画像線ごとの露光の時間的差異のた
め、垂直方向特徴は斜めの像となってしまう。CMOS
撮影装置をシャッターするための他の方法は、米国特許
第5,986,297号に記述されている。単一フレー
ム・キャプチャ・モードと呼ばれるこの方法では、全ピ
クセルが、露光時間の間、電荷を統合することを可能に
する。露光時間の終わりに、全ピクセルは、同時に装置
の浮動拡散へ転送される。これで、画像線ごとに、順に
読み出されることが可能になる。
【0039】信号線98は、コントロールシステム80
を通して、撮影装置24を画像ディスプレイ26に電子
的に接続する。撮影装置24は、小さい画像を受けと
り、小さい画像をアナログ電気信号、すなわち、アナロ
グ電子画像に変換する。(便宜のために、電子画像は、
ここで一般に、単数で議論される。同様の考察は、特定
の写真撮影で撮られる複数の各画像にも適用される。)
【0040】電子撮影装置24は、撮影装置ドライバ1
00で駆動される。カメラ・ボディ12の外側に搭載さ
れている画像ディスプレイ26は、画像ディスプレイ・
ドライバ102で駆動され、ユーザーにより見られる小
さい画像(ここではまた、「表示画像」と呼ぶ)を生成
する。
【0041】コントロールシステム80は、カメラ10
の他の構成要素を制御し、引き出し画像に関連した処理
を実行する。前述したように、コントロールシステム8
0は、コントローラ81とメモリ54を含み、さらに、
A/Dコンバータ104および画像プロセッサ106を
含む。また、以下に詳述するように、他の構成要素も提
供されることができる。コントロールシステム80のた
めの適当な構成要素は、当業者に知られている。ここで
随時記述されるような、コントロールシステム80の修
正は、実際的である。コントローラ81は、例えばマイ
クロプロセッサーのように、1つの構成要素として、ま
たは配置場所での等価機能を有する複数の構成要素とし
て、提供されることができる。同等の考察は、プロセッ
サ106と他の構成要素にも適用される。同様に、ここ
で別々のユニットとして示されている構成要素は、便利
に組み合わされても、若干の実施例で共有されてもよ
い。
【0042】「メモリ54」は、半導体メモリ、磁気メ
モリなどで提供される物理的なメモリの、1つ以上の、
適切な大きさの論理ユニットを示している。例えば、メ
モリ54は、フラッシュEPROMメモリのような内部
メモリ、もしくは、CompactFlashカードの
ような着脱可能なメモリ、もしくはその両方の組合せで
もよい。コントローラ81と画像プロセッサ106は、
画像格納に使われるものと同じ物理メモリに保存される
ソフトウェアにより制御することもできるが、プロセッ
サ106とコントローラ81は、例えば、ROM、もし
くは、EPROMファームウェア・メモリなどの、専用
メモリに格納されるファームウェアにより、制御される
ことが望ましい。メモリの別々の専用のユニットは、ま
た、他の機能をサポートするために提供されることがで
きる。
【0043】キャプチャされたアナログ電子画像は、拡
大され、アナログ・デジタル(A/D)コンバータ・ア
ンプ104により、デジタル電子画像に変換され、その
後画像プロセッサ106で処理されて、メモリ54に格
納される。信号線98が、撮影装置24、コントローラ
81、プロセッサ106、画像ディスプレイ26、およ
び他の電子構成要素を接続するデータバスの働きをする
ことは、現在好ましい。
【0044】コントローラ81は、タイミング関係にお
いて、全ての電子構成要素に制御信号を供給するタイミ
ング発生器(個別には図示せず)を含む。個々のカメラ
10のための較正値は、EEPROMのような較正メモ
リ(個別には図示せず)に格納されて、コントローラ8
1に供給される。コントローラ81は、メモリまたは複
数のメモリ54、ズーム・ドライバ78、フォーカス・
ドライバ88、撮影装置ドライバ100、画像ディスプ
レイ・ドライバ102、アパーチャ・ドライバ108、
およびフィルム並びに撮影装置シャッター・ドライバ1
10、112、を含むドライバを操作する。コントロー
ラ81は、フラッシュ機能を仲立ちする、フラッシュ回
路115につながる。
【0045】図示され、記述された回路が、当業者にと
りよく知られた様々な方法で修正可能なことは、理解さ
れよう。物理的回路に関してここに記述される様々な特
徴が、代わりにファームウェアまたはソフトウェア機
能、もしくは2つの組合せを用いて提供可能であること
もまた、理解されよう。同様に、ここに別々のユニット
として示されている構成要素も、若干の実施例では、便
宜上組み合わされたり、共有されたりしてもよい。
【0046】メモリ54に格納されるデジタル電子画像
は、プロセッサ106によりアクセスされ、必要な引き
出し画像を提供するために修正される。引き出し画像を
画像ディスプレイに表示する部分として、カメラ10
は、特定のディスプレイへの較正のために、引き出し画
像を修正してもよい。例えば、グレイスケール、全色
域、ディスプレイと撮影装置、および電子キャプチャ・
ユニットの他の構成要素の白色点に関して、各画像を異
なる可能出力に適応させるよう修正する。確認画像の全
てを示すことができるようディスプレイを選択すること
は好ましい。しかしながら、より限られたディスプレイ
を使うこともできる。後者の場合、確認画像を表示する
ことは、画像の一部、もしくはコントラスト・レベル、
もしくは確認画像の情報の若干の他の部分を切り出す較
正を含む。
【0047】引き出し画像は、また、画像が完全デジタ
ル・カメラにおいて強調されるのと同じ方法で、修正さ
れることができる。処理は、例えば、補間とエッジ強調
を提供することができる。ここでの制限は、引き出し画
像が、写真仕上げされたアーカイバル画像と一致するよ
う意図されているため、強調は、対応する写真仕上げさ
れたアーカイバル画像に似ていない引き出し画像を提供
しないように制限されるものである。アーカイバル画像
が電子画像ならば、相当する強調は、確認画像とアーカ
イバル画像の双方に対して用意することができる。ま
た、電子アーカイバル画像のデジタル処理は、例えば、
JPEG圧縮、ファイル・フォーマットのようなファイ
ル転送に関連した修正を含むことができる。
【0048】強調は、選ばれた写真仕上げチャンネルの
出力特徴に、調整後の引き出し画像を適合させるために
提供することもできる。写真仕上げに関連した調整は、
キャプチャ媒体の特定のユニットのために、予想される
写真仕上げの手順を推測するものである。この予想は、
特定のキャプチャ媒体ユニットのために、写真仕上げの
オプションを制限することにより、または全ての利用で
きる写真仕上げを標準化することにより、または、例え
ば、キャラクタを制御パッドや設定スイッチで入力する
ことにより、ユーザーに写真仕上げを選択させることに
より、利用できるようにすることができる。この指定
は、その後、特定の写真仕上げのオプションを使用する
指示をすることができ、引き出し画像での効果の直接的
もしくは間接的な指示をすることができる。キャプチャ
媒体ユニットの指定の適用は、例えば、磁気あるいは光
学コードのような、当業者に知られた多くの手段で提供
することができた。
【0049】引き出し画像は、必要とされる以前、必要
に応じて、もしくは要請を受けた時点で、電子画像から
準備することができ、処理速度と利用できるメモリの限
界に合わせられる。メモリの大きさを最小にするため
に、電子画像は、後続する画像が撮影装置から読み出さ
れる前に、低解像度画像として処理、格納可能である。
【0050】コントローラ81は、電子構成要素間の信
号線に沿う画像の転送を容易にし、必要に応じて、他の
制御機能を提供する。コントローラ81は、タイミング
関係において全ての電子構成要素への制御信号を発生す
るタイミング生成回路(個別には図示せず)を含む。コ
ントローラ81は、単一の構成要素として図示されてい
るが、これは図解の便宜上の問題であることは理解され
よう。コントローラ81は、配置場所で、同等の機能を
有する複数の構成要素として提供されることができる。
同等の考察は、プロセッサ106と他の構成要素にも適
用される。同様に、ここに別々のユニットとして示され
ている構成要素も、若干の実施例では、便宜上結合され
たり、共有されたりしてもよい。
【0051】異なるタイプの画像ディスプレイ26が使
われることができる。例えば、画像ディスプレイは、液
晶ディスプレイ(「LCD」)、陰極線管ディスプレ
イ、もしくは有機エレクトロルミネセント・ディスプレ
イ(「OELD」、有機光放出ディスプレイ、「OLE
D」とも呼ばれる)であってもよい。
【0052】画像ディスプレイ26は、ボディ12の後
部、もしくは最上部に搭載されるのが好ましく、それに
より写真撮影後、直ぐにカメラマンによって目視可能と
なる。ボディ12には、残余の撮影枚数、バッテリ状
態、(C、HまたはPのような)プリント・フォーマッ
ト、フラッシュ状態、オーダーされたプリント枚数、な
どのようなカメラ情報をカメラマンに伝える、1つ以上
の情報ディスプレイ114を備えさせることができる。
便宜のために、情報ディスプレイは、ここは一般に単数
として記述される。情報ディスプレイ114は、以下に
詳細に説明されるように、様々なカメラ10に関連した
情報を提供し、アーカイバル画像が写真仕上げされた結
果、不適当な品位のプリント、もしくは、他の最終画像
を提供するようならば、警告メッセージも表示可能であ
る。情報ディスプレイ114と画像ディスプレイ26
は、別々の表示装置によって提供されるか、もしくは、
双方が、一般の表示装置の隣接部分によって提供される
ことができる。画像ディスプレイ26上に、情報が、ス
ーパーインポーズ、もしくは画像(図示せず)の代わり
として提示される場合は、情報ディスプレイ114は削
除することができる。別々である場合、情報ディスプレ
イ114は、情報ディスプレイ・ドライバ116で操作
される。あるいは、カメラ10は、情報ディスプレイ1
14、画像ディスプレイ26、あるいはその両方の視覚
上の警告の代わりに、あるいは、それに加えて、音声警
告を提供するスピーカー237を含むことができる。
【0053】図1で示される実施例では、2台のディス
プレイが、カメラマンによって一瞥できる単一ユーザ・
インタフェース118の一部を形成するように、画像デ
ィスプレイ26はボディ12の後部に搭載され、情報デ
ィスプレイ114は画像ディスプレイ26に隣接してボ
ディ12に搭載される。画像ディスプレイ26と情報デ
ィスプレイ114は、レンジファインダー58を通し、
仮想ディスプレイ(図示せず)として見ることができる
ように、代わりに、もしくは追加的に搭載されていても
よい。
【0054】画像ディスプレイ26が、スイッチ(個別
には図示せず)の作動により、需要に応じてオンにされ
たり、さらに、画像ディスプレイ26が、タイマーもし
くはシャッター22の初期抑制により、オフにされるこ
とは、好ましい。タイマーは、コントローラ81の機能
として提供することができる。
【0055】ここで、特に図1と図4を参照して、カメ
ラ10のユーザ・インタフェース118は、シャッター
22、レンズ・ユニットのズーミングを制御する「ズー
ム・イン/アウト」ボタン120、および画像ディスプ
レイ26と情報ディスプレイ114に沿って他のユーザ
ー・コントロール122を含んでいる。シャッター22
は、両方のシャッター92、94を管理する。写真を撮
るために、シャッター22がユーザーにより作動され、
セットされた状態から中間状態まで動かされて、それか
ら、リリースされた状態となる。シャッター22は、概
して押すことによって動かされ、さらに、便宜上、シャ
ッター22は、ここでは一般に、シャッター・ボタンに
関連して記述される。シャッター・ボタンは、「第1ス
トローク」で初期押し込みとなり、第1スイッチS1を
動かして、シャッター22をセット状態から中間状態に
変え、「第2ストローク」によりさらに押し込むと、第
2スイッチS2を動かして、シャッター22を中間状態
からリリース状態に変化させる。技術分野においてよく
知られた、他の2ストローク・シャッターのように、第
1ストロークが、オートフォーカス、オート露光、およ
びフラッシュ・ユニット準備のような露光‐デリミティ
ング・カメラ構成要素を作動させ、そして、第2ストロ
ークが、アーカイバル画像のキャプチャを実行させる。
【0056】ここで、図4を参照して、シャッター22
が第1ストロークで押し込まれたとき、撮影レンズ・ユ
ニット76と組み合わせレンズ・ユニット64は、各々
レンジファインダー86によりコントローラ81に送ら
れる対象距離データに基づいて検出された対象距離にオ
ートフォーカスされる。コントローラ81もまた、ズー
ム・ドライバ78、もしくはズーム・センサー(図示せ
ず)の一方または両方から、レンズ・ユニット76、6
4がどのような焦点距離でセットされるかを示すデータ
を受け取る。カメラ10も、フィルム・ユニット探知器
124を用いてカメラ10にロードされたフィルム・カ
ートリッジ40のフィルム・スピードを検出し、この情
報をコントローラ81に送る。カメラ10は、以下に議
論される、光度計として機能する構成要素から、シーン
輝度(Bv)を得る。シーン輝度と他の露光パラメータ
は、コントローラ81におけるアルゴリズムに適用さ
れ、それは、焦点を合わせた距離、シャッター速度、ア
パーチャ、撮影装置24で提供されるアナログ信号の増
幅のためのオプションのゲイン設定を決定する。これら
の値のための適切な信号は、コントローラ81のモータ
・ドライバ・インタフェース(図示せず)を経由して、
ドライバ88、100、108、110、112に送ら
れる。ゲイン設定は、ASP‐A/Dコンバータ104
に送られる。
【0057】カメラ10は、撮影装置24または別々の
探知器126(図には点線で示した)、もしくは双方を
用いて、周囲の照明を評価する。探知器は、単一のセン
サー129、もしくは多数のセンサー(図示せず)を動
かす、周囲探知器ドライバ128を有している。「セン
サー」という用語は、センサーのアレイを含む。センサ
ーは、環境照明探知が、周囲の領域の異なった部分から
受けた光を、個々に計測するか否か基づいて、ここでは
「単一」もしくは「多数」として言及される。「単一の
センサー」は、異なる色のために別々の光センサーを有
していてもよい。環境照明探知器、もしくは、センサー
は、光学システム56からの光を受け取る事が可能であ
るか、もしくは、光学システム56の外面にあって、照
明が当たっていてもよい。
【0058】いくらかの実施例で、評価キャプチャ・ユ
ニット18は、周囲の照明を評価するために使われる。
それらの実施例では、1つ以上の電子画像が、アーカイ
バル画像をキャプチャする前にキャプチャされる。これ
らの準備画像のうち、1つ以上からキャプチャされた電
子画像データは、サンプルされ、シャッター速度や絞り
設定の自動設定のようなシーンパラメータは、そのデー
タから決定される。キャプチャ・システム14が、準備
モードである限り、これら準備電子画像は、継続シーケ
ンスでキャプチャされることができる。例えば、シャッ
ター22が、第1ストロークを通して動かされ、その位
置で維持される限り、準備画像を連続してキャプチャす
ることができる。シャッター22が、待機中の位置に戻
されるか、アーカイバル画像キャプチャのための第2ス
トロークにより可動されるとき、この準備画像のキャプ
チャは終了する。準備電子画像は、メモリ54に保存さ
れることができた。しかし、ここで記述される場合を除
いて、もし、置き換え電子画像がキャプチャされる場合
は、メモリ使用量を減らすために、通常次々と破棄され
る。準備画像は、画像ディスプレイ26に提供され、カ
メラマンによって、写真撮影の前に、写真を組み立てる
ために使用されることができる。この画像ディスプレイ
26を、電子式レンジファインダーとして用いる方法
は、エネルギー消費の多大な増加を招くため、好ましく
ない。
【0059】既知の値を用いて照明の計測を提供するた
めに、電子キャプチャ・ユニットは、アセンブリの間に
調整される。例えば、コントローラ81は、複数のスポ
ット光度計のために使われるものと同種類の光測定アル
ゴリズムを用いて、準備画像に示されるデータを処理す
ることができる。この手順は、後続する各準備画像のた
めに繰り返される。個々のピクセルまたはピクセルのグ
ループは、複数のスポット光度計において使われる個々
のセンサーの場所を採用する。例えば、最大値が見つか
るまで、ピクセルとピクセルと比較することにより、コ
ントローラ81は、画像のためのピーク照明強度を決定
することができる。同じように、コントローラ81は、
画像のピクセル全体の算術平均である全体的な強度を決
定することができる。計測アルゴリズムの多くは、上部
中間領域のように撮影装置アレイ24の選ばれた領域上
だけに、平均もしくは積分した値を提供する。もう一つ
のアプローチは、複数の領域を評価して、全体的な値を
異なる方法で提供するために領域を重みづけすることで
ある。例えば、中心を重視するシステムでは、センター
・ピクセルが、周辺のピクセルよりも重みづけされる。
カメラ10は、センター重視および点計測のように異な
るアプローチ間でのマニュアルの切り替えを提供するこ
とができる。カメラ10は、さらに、シーン内容の評価
に基づく計測アプローチを自動的に選ぶことができる。
例えば、上部に横幅広い明るい領域を持つ画像は空と解
釈することができ、画像の残りの部分と比較して特定の
重みを与えることができる。
【0060】撮影装置24は、穏やかな照明の下で、単
一の準備画像から、光計測およびカラーバランス決定を
提供することができる。より極端な照明状態も、複数の
一連の準備電子画像を利用することによって適応させる
ことができ、一方で、容認しうる電子画像がキャプチャ
されるまでの間、露光パラメータを変化させる。パラメ
ータを変える方法は、重要でない。
【0061】以下のアプローチは、便利である。未知の
シーンを計測しようとする場合、撮影装置24は、中間
ゲインにセットされ、重要な画像領域がサンプルされ
る。あるピクセルが、220のように、ある上部閾値
(TH)より上と計測した場合、ゲインが高すぎるとい
う推測がなされ、第1測定の0.5倍のゲイン(1目盛
減)で、第2測定が行われる。(ここで与えられるTH
とTLの値は、例としてあげられたものであり、ピクセ
ル当たり8ビット、すなわち、最大数値255に基づい
ている。)第2測定が、前測定センサ照度レベルのおよ
そ1/2と一致するコード値を提供するなら、測定値は
正確で代表的なものであると仮定される。第2測定値が
THよりなお上であるならば、測定値が、1つ前の測定
値の0.5の値を持つようになるまで、同じプロセスが
繰り返される。第1測定結果が、45のように、低い閾
値(TL)より小さな値となる場合は、ゲインは2倍に
され、さらに第2測定がなされる。結果として生じる測
定値が第1測定値の2倍であるならば、測定値が正確で
代表的であると仮定される。これが不十分ならば、ゲイ
ンは再び2倍にされ、測定値は高い閾値に関して、同様
に繰り返される。アパーチャ設定とシャッター速度のよ
うな露光パラメータは、ゲインの変更とは別に、あるい
は関連して、同様に変えることができる。全面暗黒のよ
うな制限ケースでは、電子画像キャプチャ・ユニット
は、容認しうる画像をキャプチャすることができない。
こうした場合には、評価装置140(図4に、コントロ
ーラ81の範囲内のダッシュの点線ボックスとして示し
た)は、ユーザーに、カメラ10が、既存の状況の下で
適切な設定を提供できない旨の警告メッセージを提供す
ることができる。評価装置140は、ここでは一般に、
コントローラ81の一部分とみなされる。評価装置14
0は、また、別々の構成要素として、または、コントロ
ールシステム80のもう一つの構成要素の一部として提
供されることができる。
【0062】コントローラ81がシーン輝度値を受け取
ったあと、コントローラ81は、シーン輝度をフラッシ
ュ・トリップ点と比較する。光レベルが、フラッシュ・
トリップ点より低いならば、ユーザーが手動でフラッシ
ュをoffにしていない限り、コントローラ81は、フ
ラッシュ・ユニット36による強烈な照明を使用可能に
する。これらのアプローチのための適切なアルゴリズム
と特徴は、当業者によく知られている。
【0063】第2スイッチS2は、シャッター22がよ
り深い第2ストロークへ押された時、駆動する。第2ス
イッチS2が作動するとき、フィルム・シャッター92
が始動され、フィルム・フレーム上へ潜在画像の露光の
キャプチャが始まる。フィルム・シャッター92は、こ
こでは「アーカイバル画像露光時間間隔」と呼ばれる持
続時間だけしばらく開いている。撮影装置シャッター9
4は、また、動かされて、アーカイバル画像露光時間間
隔の間、1回以上しばらくの間開放する。
【0064】修正示唆と大判撮影装置の使用特定の実施
例で、成功した画像キャプチャの後、カメラ10は、ユ
ーザーに修正示唆を提供する。(不成功に終わった画像
キャプチャは、警告メッセージに関して、後述され
る。)
【0065】ここで図3を参照して、ユーザーにより、
カメラ10は、関心の対象130へと向けられている。
狙いを向けられたカメラ10で、アーカイバル画像キャ
プチャ・ユニット16のアーカイバル写角(図3に点線
で示した)は、アーカイバル・キャプチャのために写真
シーン133を決定する。そして、評価キャプチャ・ユ
ニット18は、評価写角135を決定するが、これはア
ーカイバル・キャプチャ・ユニット16の写角と同等で
ある場合もあるし、そうでない場合もある。図3で、評
価写角135は、点線で示されるアーカイバル写角13
1、および図3に一点破線で示される付加的ボリューム
を含む。
【0066】狙いをつけることの援助として、アーカイ
バル画像キャプチャ・ユニット16によって決定される
写真シーン133が、また、カメラ10のレンジファイ
ンダー58(すでに議論されたように、普通のレンジフ
ァインダーの制限の範囲内)で詳細に表示されること
は、大いに好ましい。レンジファインダー58における
シーン表示は、レンジファインダー58の視野をシーン
にマッチするよう制限することによって、または、網線
をより大きい視野に課すことによりシーンを決定させる
ことによって、実現されてもよい。
【0067】ここで用いられる「写真シーン」および
「シーン」という用語は、カメラ10のアーカイバル画
像キャプチャ・ユニット16によってすでにキャプチャ
された、もしくはキャプチャされることになる特定の光
画像内のすべてを表している。言い換えると、写真シー
ンは、アーカイバル画像キャプチャ・ユニット16の視
野によって決定される。ここで用いられる「視野」とい
う用語は、特定の光学的コンポーネントまたはシステム
によって画像を造られる全領域を表している。「シー
ン」は、特定の撮影中にユーザーがアーカイバル画像キ
ャプチャのために組み立てたものの全体である。「シー
ン」は、一般に、対象130と背景132を持つものと
して分類することができる。カメラマンの視点では、対
象130は、人物または物あるいは関心のように、シー
ンの重要な部分であり、背景132は補助的である。
【0068】写真シーンは、アーカイバル画像キャプチ
ャによって決定されるか、もしくは、アーカイバル画像
キャプチャから独立して写真シーンを指定するユーザー
により決定される。後者は、アーカイバル画像キャプチ
ャなしで、カメラ10を指示ツールとして用いることも
可能となる。その場合、アーカイバル媒体がカメラ10
において存在せず、あるいは、アーカイバル画像キャプ
チャがユーザーによって使用不能となっていれば、ユー
ザー指定は、第2ストロークを通してのシャッター22
の作動によって提供することができる。ユーザー指定
は、その目的のために用意される別々の制御(図示せ
ず)の作動によって、代わりに提供することができる。
便宜のために、以下の議論では、アーカイバル画像キャ
プチャに続いて準備される修正示唆に限ることとする。
カメラ10が、アーカイバル画像キャプチャなしで、指
示ツールとして使われるとき、同等の考察が適用される
のは理解されよう。
【0069】再び図3を参照して、シーンがレンジファ
インダー58により詳細に表示される間、アーカイバル
画像は1つ以上のオリジナル電子画像とともにキャプチ
ャされる。オリジナル電子画像の各々は決定済みのシー
ンを含む視野を有しており、場合によっては、決定済み
のシーンの視野より大きい視野を持っている。キャプチ
ャに続いて、1つ以上の画像がオリジナル電子画像から
引き出され、これらの引き出し画像は、要求があり次
第、もしくはキャプチャに続いて自動的に、カメラ10
のボディ12に搭載された画像ディスプレイ26上でユ
ーザーに表示される。複数の引き出し画像は、同時に画
像ディスプレイ26に表示されることができるが、サイ
ズ制約のため、各引き出し画像を交互に表示することが
好ましい。継続的な写真撮影の間、ユーザーの気を散ら
さないためにも、引き出し画像は要求があった場合に表
示することが好ましい。
【0070】オリジナル電子画像がアーカイバル画像の
キャプチャと並行してキャプチャされること、さらに、
シーンと一致している引き出し画像が、画像キャプチャ
に続いて直ちに表示されることは、好ましい。引き出し
画像は、ここではまた、「引き出しシーン画像」と呼ば
れる。以前に示したように、予想写真仕上げの後、対応
するアーカイバル画像に似るようにマッチさせる場合
は、引き出しシーン画像は、ここではまた、「確認画
像」と呼ばれる。引き出しシーン画像とは違うオリジナ
ル電子画像の部分を含む引き出し画像、および、対応す
るアーカイバル画像に対して修正された露光パラメータ
を持つ引き出し画像は、ここでは「評価画像」と呼ばれ
る。
【0071】カメラ10は、ここでは一般に、引き出し
画像が確認画像と評価画像とを含む実施例に関して議論
される。同等の考察が、他の異なる実施例に適用される
ことは明白であろう。
【0072】オリジナル電子画像のキャプチャが成功し
た後、引き出しシーン画像のための露光情報は、一般の
カメラマン・エラーと不注意について分析され、その分
析に応答して、同内容のアーカイバル画像のキャプチャ
を確実にするための、1つ以上の修正示唆がユーザーに
提示される。露光情報は、画像の異なる領域のために、
引き出しシーン画像、カメラの方向付け、選ばれたプリ
ント・フォーマット(縦横比)、輝度、色情報などと対
応する領域90のレンジファインダー・データのような
情報を含むことができる。カメラ方向付けは、カメラ方
向付けセンサー134で与えられる。プリント・フォー
マットは、ユーザー駆動式のスイッチ(個別には図示せ
ず)によって指示される。輝度と色情報は、電子画像、
もしくは、1つ以上の別々のセンサー、もしくはその両
方から引き出すことができる。
【0073】露光情報の分析が、写真を撮られたシー
ン、および引き出しシーン画像において、撮影対象と背
景を確認するために向けられた1つ以上の異なる決定を
含んいることは、大いに好ましい。この好ましさの理由
は、構成に関する修正示唆が、他の修正示唆より一層初
心者カメラマンにとっての手助けになるからである。こ
れは、カメラ10が、自動フラッシュと自動ピント合せ
のような1つ以上の自動の機能を提供する場合、特に当
てはまり、それによって、可能な修正示唆の必要性も若
干除去される。また、確認画像で示される構成の欠陥を
修正する方法を、初心者カメラマンが認識したり知った
りすることは、輝度の問題のような他の欠陥の場合より
も、可能性が低い。他方、構成上の欠陥は、当然ありう
ることであり、これは、完結したプリントや比較的大き
い画像でも、ユーザーにとり明らかである。初心者に
は、また、明るすぎたり、暗すぎたり、カメラ動きブレ
などの写真を再度撮る場合より、構成上の問題があった
写真を再び撮る場合の方が、激励を必要とすることがあ
る。この場合、修正示唆は、教育ツールの働きをし、そ
うでなければユーザーには思い付かないかもしれない、
異なる構成を試すことを奨励する。
【0074】対象と背景の決定では、引き出しシーン画
像の異なる領域90のためのレンジファインダー86の
データを用いることが推奨される。異なる領域90を、
対象と背景に分けるために用いられる基準は、所望され
るカメラ使用により、変化することができる。便利な基
準は、領域90の計測距離が、領域90に最も近い場所
の計測距離の数倍よりも大きい場合、領域90は背景で
あり、計測距離が、領域90に最も近い場所の計測距離
の数倍以下である場合、領域90は対象である、という
ものである。便利な倍数は2である。それ自体により、
もしくは、最後の基準と組み合わせて適用可能である便
利なもう一つの基準は、計測距離が、撮影レンズ・ユニ
ット76にとっての無限位置に一致する場合、領域90
は背景である、というものである。例えば、若干のカメ
ラ10では、この距離は、12フィート以上である。そ
れ自体で、もしくは1つ以上の他の基準を伴って適用す
ることができるもう一つの基準は、画像の外領域90が
背景であることである。この基準は、画像の近接した内
部領域90の決定の対照物として適用するならば、もっ
とも役に立つ。もう一つの基準は、フラッシュ・ユニッ
ト36が焚かれた場合、明るい領域90、もしくは、よ
り明るくより近い領域90が対象を表し、その他の領域
90は背景であることである。この基準は、他の距離を
基にした基準があいまいである場合、頼れるものとし
て、都合よく利用される。さらに別の基準は、レンジフ
ァインダー86が、無限位置でのみ対象を検出する場
合、より明るい、より青い、もしくは、その両方を示す
領域90が空と考えられることである。例えば、地平線
が中心におかれるならば、カメラを向け直す示唆は、そ
の後なされることができる。
【0075】今言及された基準の長所は、単純さであ
る。パターン検出のような、他の、より複雑な基準もま
た、使用可能である。例えば、電子画像は、画像の範囲
内で視点位置を決定するために分析可能である。このア
プローチは、より大掛かりな計算リソースを必要とす
る。
【0076】様々な基準の欠点、特に単純な基準は、少
なくとも時折、誤った構成の修正示唆が提示されること
である。これは、大きな不利益とは言えない。それを見
たとき、大多数の人々は、良い構成と悪い構成を見分け
るものである。良い構成を示す修正示唆が容易に見つけ
られ、そして、悪い構成を伴う誤った修正示唆は容易に
無視されると期待される。同じ対象をキャプチャする異
なる方法を示すことにより、ユーザーは、1つ以上の提
案を組み合わせるか、完全に別の1つの方向に向かうこ
とにより、より容易に自らのイメージを追求することに
なるだろう。
【0077】誤った修正示唆が重大な問題とは言えない
ので、単一の引き出しシーン画像に応じて、対象と背景
の決定のような異なる矛盾する基準を用いて、多くの異
なる修正示唆を提供することができる。たとえ元々キャ
プチャされたものより悪い構成の示唆が1つ以上あって
も、結果として生じる修正示唆のグループをユーザーが
参考にすることは有益だろう。
【0078】後続するアーカイバル画像キャプチャの
間、修正示唆がインプリメントされる。修正示唆は、ユ
ーザーがそれに従うならば、結果として、評価画像と異
なるアーカイバル画像をキャプチャすることになる。好
ましい実施例では、修正示唆は、第1アーカイバル画像
(フィルムまたはデジタル)の露光に続き、そして、ユ
ーザーは、第2アーカイバル画像をキャプチャする際
に、修正示唆に従う。第1アーカイバル画像は、瞬間、
すなわち速く変わるかもしれないシーンをキャプチャす
る。第2アーカイバル画像は、修正示唆に基づく改善を
提供することができるが、要求された場合だけ、そし
て、状況が許す場合のみ、繰り返すことができる。修正
示唆は、第1アーカイバル画像のキャプチャなしで提供
することができるが、このアプローチは、主にカメラを
普通の使用のために用意するよりはむしろ、より良いテ
クニックを教授することを意図しているものと言える。
【0079】露光情報の分析に基づいて、1つ以上の修
正示唆のためのデジタル・サブルーチンは、利用できる
修正示唆のルックアップ・テーブル136から選ばれ
る。ルックアップ・テーブル136は、格納されたサブ
ルーチンのデータベースの形であってもよく、または、
サブルーチンが必要に応じて引き出されるアルゴリズム
であってもよく、または、1つ以上のデータベースとア
ルゴリズムの若干の組み合わせであってもよい。アルゴ
リズムは、ファジー論理アルゴリズム、もしくはサブル
ーチンを含んでいてもよい。
【0080】図26を参照して、ユーザーに見せられる
表示138によって、修正示唆が表示される。表示13
8は、提案された効果を伝えるテキスト・メッセージ1
38a、もしくは、アイコン138bの形式でもよい。
サブルーチンがオリジナル電子画像に様々な修正示唆の
適用を具体化する引き出し画像のためのものであること
は、大いに好ましい。(引き出し画像として表示される
修正示唆は、ここでまた、「修正示唆画像138c」と
呼ばれる。)修正示唆は、また、引き出し画像およびし
るしの組合せとして提供することができる。図26で
は、ズーム・イン、もしくは、より近接することの修正
示唆の、4つの異なる描写が示されている。アイコン表
示138bは、デザイン化した文字「Z」の形である。
テキスト表示138aは、テキスト「ズーム」である。
修正示唆画像138cは、所定の範囲に、デジタル的に
ズーム・インされた引き出し画像を示す。組合せ修正示
唆138dは、テキスト、もしくはアイコン示唆を修正
示唆画像にスーパーインポーズする。
【0081】修正示唆が、修正示唆画像138cとして
ユーザーに提示されることが、大いに推奨される。と言
うのは、このアプローチが、表示、もしくは、表示と1
つ以上の引き出し画像との組合せの場合よりも、ユーザ
ーにより速くインプリメントさせることができるためで
ある。表示、もしくは、表示‐画像の組合せを用いて、
ユーザーは、後続するアーカイバル画像の外見を、精神
的に、もしくは提案されたショットのためのセットアッ
プにより視覚化しなければならない。特に複数の修正示
唆が与えられる場合、初心者にとっては時間のかかるも
のである。修正示唆画像138cでは、付加的な視覚化
ステップは不必要である。と言うのは、画像ディスプレ
イでの実際的な制限範囲内で、後続するアーカイバル画
像の外見が表示されるからである。ユーザーはより速く
修正示唆に従ったり、従わなかったりすることができ
る。ユーザーは、また、部分的にのみ修正示唆に従うべ
きか、複数の修正示唆を組み合わせるべきか、迅速に決
定することができる。これはユーザーにとり利便さを増
す。なぜなら、示唆は、有益なアドバイスを提供するた
めには、完全に適切である必要はなく、さらに、ユーザ
ーを自由にして、写真撮影のプロセスを、より創造的
な、より楽しめるものにするからである。
【0082】ユーザーのために、ほとんど無制限の数と
バラエティの修正示唆を利用できるようにし得ること
は、明白である。修正示唆の数と種別の1つの実際的な
制限は、カメラ10の意図的な使用である。例えば、よ
り広く多様性に富んだ、より多くの修正示唆は、多目的
使用を目的とするカメラ10よりも、主に教育ツールと
して、もしくは専門家使用としての用途のために設計さ
れるカメラ10のために、より適切である。実際的なも
う一つの制限は、誤った提案に対するユーザーの寛容さ
という矛盾する要求と、ハードウェアと誤った提案の数
を減らすことができるソフトウェアとに要求されるより
大きな処理負荷とである。実際的なさらに別の制限は、
提示される情報を迅速に理解して、行動するカメラマン
の能力である。いくらかの修正示唆はまた、二重露光も
しくは魚眼レンズの使用の示唆のような殆どの写真撮影
状況において本質的に周辺的に有用である。こうして、
好ましくは、特定のキャプチャ作業のための修正示唆の
総数は制限され、不適当となる危険性が高い修正示唆は
回避される。
【0083】示唆の合計数と種別のための特定の値は、
予めセット可能、もしくは、ユーザーによりセットする
ことができる。後者の場合、修正示唆は、コンピュータ
ープログラムにおいて、プルダウン・メニューが変化す
るのと同じ方法で、階層または選択可能なレベルで提供
することができる。例えば、ユーザーは修正示唆レベル
を、少数、中程度、多数の間で選ぶことが可能であり、
あるいは、代わりに、未経験者、初心者、熟練者の間で
選ぶこともできる。いずれの場合にも、「off」設定
もまた、修正示唆機能をオフにするために提供すること
ができる。ユーザ・インタフェース118のユーザー制
御122は、この目的のためにスイッチを含むことがで
きる。カメラ10が、臨時カメラマンによって使われる
場合には、修正示唆の数が、画像キャプチャ作業につ
き、3を越えないようにプリセットされること、および
修正示唆が、特定のシーンに完全に不適当な示唆をする
危険性を削減するよう制限されることが、一般に好まし
い。
【0084】示唆の重複と類似した複数の示唆の提示
は、また、即座に把握し、提示された情報に基づいて行
動するカメラマンの能力を向上させるため、破棄される
ことができる。例えば、水平に構成されたシーンには、
垂直構成への右回転と同等の構成への左回転を共に示唆
することは、好ましくない。同様に、ズーム・イン/接
近は、多くの異なるズーム位置での画像の長いシリーズ
より、むしろ単一もしくは少数の修正示唆画像138c
による、より良い示唆である。
【0085】修正示唆は、構成変更、露光パラメータ変
化、さらにその両方の組合せとして、広く分類すること
ができる。構成変更は、シーンの視覚要素の一部もしく
は全部の再配置である。露光パラメータ変化は、再配置
をすることなく、シーンの視覚の要素のいくつかもしく
は全部を変える、カメラ機能の修正である。露光情報
が、構成変更と露光パラメータ変化の両方のために分析
されることは、大いに好ましい。例えば、写真シーンお
よび引き出しシーン画像における撮影対象および背景を
確認するため、最初に決定がなされ得る。対象と背景の
相対的な特徴は、その後評価することができ、値の所定
のレンジと比較することができる。
【0086】表1は、修正示唆および対応するカテゴリ
ー、ユーザー・アクション、および示唆変更を模倣した
評価画像を作るために用いられたデジタル修正、の若干
の例をリスト・アップしたものである。
【0087】
【表1】 構成変更は、引き出しシーン画像に限定されるか、ある
いは、1つ以上の方向に引き出しシーン画像を越える画
像要素を加えることができる。引き出しシーン画像に限
定される変化の例は、ズーミングである。ズーミングの
ために、デジタル・ズーム・アルゴリズムが引き出しシ
ーン画像に適用され、結果として生成される修正示唆画
像138cは、光学ズーミング、もしくは接近の効果を
模倣する。デジタル・ズーム・アルゴリズムは、当業者
によく知られている。画像要素を加えない構成変更のも
う1つの例は、方形引き出しシーン画像の回転である。
【0088】引き出しシーン画像を越える画像要素を加
える構成変更の例は、カメラ10を再び対象に向け直
し、引き出しシーン画像に対して後続アーカイバル画像
のシーンを再センタリングすることである。引き出しシ
ーン画像を越える画像要素を加える構成変更のもう1つ
の例は、矩形引き出しシーン画像を持つカメラ10の回
転である。これらの種類の修正示唆画像138cを提供
するために、引き出しシーン画像を含み、引き出しシー
ン画像を越えて少なくとも1つの方向に広がるオリジナ
ル電子画像視野が必要である。
【0089】図9は、カメラ10でキャプチャされるア
ーカイバル画像に対して「特大」の、撮影装置24によ
りキャプチャされたシーンのオリジナル電子画像142
を示す。図10は、矩形のフォーマットを持ち、オリジ
ナル電子画像142から引き出された確認画像144を
示す。オリジナル電子画像のサイズおよび相対位置を示
す陰影線をつけたボックス146に対し、確認画像14
4が示される。図10の確認画像のために示したよう
に、キャプチャされたアーカイバル画像は、オリジナル
電子画像と同等の関係を持つ。オリジナル電子画像は、
ボックス146に対し、図11で示される修正示唆画像
138cの生成を許容するため、縮尺され、正しい比率
にされる。この修正示唆画像138cは、カメラ10の
90度回転を模倣する。図10と図11によって示され
るように、図9でのオリジナル電子画像の幅と高さは等
しく、アーカイバル画像の最長の寸法に比例している。
図12は、回転と再センタリングを含む修正示唆画像1
38cを許容するため、縮尺され、正しい比率にされ
た、オリジナル電子画像を示す。図13に示すように、
オリジナル電子画像は、4方向全てに対し、確認画像1
44を越えて広がる。
【0090】特別構成のアーカイバル画像のための特大
の撮影装置は、当業者によく知られた方法で、要求され
た写角を特定の撮影装置に提供するための光学システム
を設計することにより準備される。撮影装置の写角は、
確認画像の引き出しを可能とするのに必要なそれを上回
り、それは、異なる焦点距離での、電子キャプチャ・ユ
ニットとアーカイバル・キャプチャ・ユニット間の視差
変化をなくすのに十分な程度のオフセットである。この
ように、撮影装置の写角は、アーカイバル画像、およ
び、電子画像キャプチャ・ユニットの任意の視差訂正と
比較しても特大である。これはカメラが、その画像を引
き出すために用いられたオリジナル電子画像の一部をシ
フトすることにより、視差のために確認画像、および、
他の引き出し画像を修正することを可能にする。これ
は、ここで議論される他の変更に加えて、特定の修正示
唆を提供するのに必要である。
【0091】評価キャプチャ・ユニット18は、特定フ
ォーマットのアーカイバル画像にマッチするために縮尺
され、正しい比率にされるオリジナル電子画像142の
ために、必要な写角を提供するよう構成される。上に示
されたように、写角は、オリジナル電子画像142の1
つもしくは両方の寸法よりも大きくてもよく、撮影装置
24の実際の寸法は重要ではない。効率上の理由のため
に、撮影装置24は、カメラ10に要求された修正示唆
を可能とするのに必要な大きさ以上のものではないこと
が好ましい。
【0092】図14a‐18は、必要な大きさのオリジ
ナル電子画像142上で、カメラを向け直し、回転させ
る修正示唆の効果を示す。図14aでは、確認画像14
4が示され、その中で、対象の頭部148は、水平方向
および垂直方向に対し、中心におかれている。図14b
に示される修正示唆画像138cでは、人物の頭部14
8は、画像の最上部から3分の1の距離の位置まで動か
されている。水平位置は変っていない。図14cは、実
線145により、シーンのオリジナルの寸法を示し、点
線147によって、提案された変更を示す。図15a‐
15cは、垂直に向いたシーンのために同じものを示
す。
【0093】図16aは、図14aにおけるのと同じシ
ーンを示す。図16bは、画像の最上部から人物の頭部
148を3分の1だけ下方へ動かすために、カメラの回
転と向け直しの効果を示す修正示唆画像138cであ
る。図16cは、図14cおよび図15cと同様の方法
で、シーンの寸法上でのこの変化の影響を示す。図17
aは、図14bと同じシーンを示す確認画像144であ
り、すなわち、人物の頭部148は、画像の最上部から
3分の1だけ下方の位置にある。図17bは、図16b
と同じ修正示唆である。図17c、シーンの提案された
変化は、図14cとは異なっている。なぜなら、修正示
唆は、異なる角度でカメラ10を向け直しているからで
ある。
【0094】図19bは、ズーム・インもしくは接近の
修正示唆画像138cを示し、図19aの確認画像14
4に応じて提供される。図19cは、シーンの寸法上で
の、この変更の影響を示す。図20a−20cも同等の
ものであるが、カメラ10は垂直方向に保持され、さら
に、修正示唆画像138cは、ズーム・インもしくは接
近と、3分の1の位置に人物の頭部を再配置することを
示している。ユーザーを補助するため、この示唆には、
画像を伴って修正示唆をインプリメントするために、カ
メラマンの要求動作を示すテキスト・メッセージ、また
は、ワード「ズーム・イン」のような他の表示(図20
a−20cでは図示せず)を含むことができる。カメラ
は、全ての修正示唆、もしくは複雑で、混乱させる可能
性のあるものを伴うこの同じアプローチにしたがうこと
ができる。テキストまたは他の表示は、修正示唆画像1
38c上、もしくは別々の情報ディスプレイ114など
の上にインポーズされることができる。テキストは簡略
なものでよく、ユーザーが主に画像を参照するという仮
定に立つなら、不完全なものでもよい。例えば、図20
bはメッセージ「ズーム+再位置決め」を備えることが
できた。
【0095】図18は、図14−17および図19−2
0に示される修正示唆138のために使うことができる
オリジナル電子画像をキャプチャ可能な撮影装置24の
図である。実線は撮影装置24である。点線149は、
確認画像144として使われる引き出しシーン画像を提
供する撮影装置24の部分を示す。(示された点線14
9は、4:7の縦横比を持つ。確認画像の縦横比はアー
カイバル画像の縦横比にマッチされる。)引き出しシー
ン画像部分のセンター(プラス記号「+」によって示し
た)は、水平方向の中央で、オリジナル電子画像の最上
部から垂直に3分の1だけ下がった位置である。撮影装
置24の最長の寸法(「x」により示した)は、引き出
しシーン画像部分の対応する寸法(「a」により示し
た)の4/3である。撮影装置24の他の寸法(「y」
により示した)は、引き出しシーン画像部分の寸法
「a」の7/6である。
【0096】また、図18の撮影装置24は、ズーム・
アウト、もしくは、対象からより遠ざかることを含む修
正示唆画像(図示せず)に使用可能な、オリジナル電子
画像142をキャプチャするために好都合である。
【0097】図18の撮影装置24の特性は、図14−
17と図19−20の修正示唆の全てを提供することが
できるカメラ10においてインプリメント可能となる。
修正示唆のこの組合せは、初心者カメラマンのありふれ
た欠点のかなり多くをカバーするため、これは便利であ
る。図21を参照して、この組合せでも、カメラ10
は、シーンパラメータの特定のセットを探知すると、複
数の修正示唆を提供することができる。図21で、たと
えば、木150は、確認画像144のほぼ中央に位置さ
れる。カメラは、3つの修正示唆画像138cを持つ修
正示唆のセットを用意する。3つの修正示唆138cの
全ては、木150を3分の1の点まで動かす。一番上の
修正示唆画像1381は、それ以上何もしない。二番の
修正示唆画像1382は、カメラ10を90度回転させ
る。三番の修正示唆画像1383は、木150をズーム
・インもしくは近接させる。
【0098】図21において、修正示唆は、ユーザー
に、中央の木150の検出された配置ミスの訂正の示
唆、それに加え、シーンを構成する代わりの方法の示唆
を与える。これは、たとえユーザーが、木を3分の1の
点に配置するようカメラを向け直すの提案が不適当だと
判断しても、ユーザーにとり価値のある提案となるはず
である。これおよび類似した理由のために、一般に、単
に検出された問題点の除去に直結する修正示唆を表示す
るよりむしろ、ユーザーに、複数の選択肢、およびシー
ンを違った方法で見る修正示唆を示すことが望ましい。
【0099】撮影装置24は、図18の撮影装置24よ
りも大きな評価写角を持つ、オリジナル電子画像142
を提供することが可能である。これは、前述した垂直方
向にカメラを向け直すことと同様に、もしくは、それに
加え、水平方向にカメラを向け直すことに役立つ。図2
2−23は、そのような撮影装置24のためのオリジナ
ル電子画像142と、水平方向に検出された対象を再セ
ンタリングすることを示唆する、対応する修正示唆画像
138cを示す。
【0100】どの修正示唆を提供するかを決定するため
に用いられるアルゴリズムは、要求があれば、カメラ1
0の利用できる処理パワーの制約内で、多少複雑となっ
てもよい。例えば、単純なアルゴリズムのインプリメン
テーションは、図27−30に示される。この場合、前
述したように、最初にレンジファンダ・データを分析
し、対象と背景とを決定する。1つの場合を除いて、示
唆は、その後、対象の相対的な位置のみに基づいてなさ
れる。図27−30では、検出された対象と、その結果
生じる修正示唆を示す。レンジファインダー情報は、図
2に似た方法で、レンジファインダー領域90の格子9
1で表される。検出された対象の位置は、「X」を帯び
るボックスで示される。これらの図の全てでは、修正示
唆は、H‐縦横比(4:6)の確認画像に関してなされ
ている。類似した示唆は、C‐縦横比(4:7)の画像
にあてはまる。修正示唆は、シーンの本来の寸法を実線
145で、また、修正示唆の後に示唆された寸法を点線
147で、図27−30に示される。
【0101】図27では、比較的大きい対象152が、
対象の上部および左側に、過度の背景を配している可能
性がある。第1修正示唆は垂直方向にカメラを向け直し
ている。第2修正示唆は、パノラマの縦横比に変更して
いる。第3修正示唆は、右方向および垂直方向にカメラ
を向け直している。
【0102】図28では、対象154は狭く、両側に過
度の背景を配している可能性がある。第1修正示唆は、
垂直方向の向きを変更している。第2修正示唆は、C‐
縦横比に変更している。
【0103】図29では、対象156は、上部および両
側に過度の背景を有している可能性がある。第1修正示
唆は、カメラを向け直して、ズーム・イン/接近を行っ
ている。第2修正示唆は、カメラを向け直して、垂直方
向の向きに変更している。第3修正示唆は、カメラを向
け直して、C‐縦横比に変更している。
【0104】図30では、対象158は中央から離れて
おり、対象の上部に過度の背景を配している可能性があ
る。中心から離れている対象は、意図的になされたもの
と仮定されるが、修正示唆はパノラマ縦横比に変更して
いる。
【0105】図に示されていないもう1つの状況は、レ
ンジファインダー・データが、対象がなく、背景のみを
示す場合である。この場合、景色画像と推定され、パノ
ラマ縦横比が示唆される。また、輝度と色の情報も、明
瞭な地平線を3分の1の点へ動かすようカメラを向け直
すことを提案するために、使用可能である。この修正示
唆のために、空は画像の上部にあり、画像の残部よりよ
り明るいか青いと仮定される。
【0106】画像ディスプレイ26は、確認画像および
他の引き出し画像を表示する。これは、いくつかの異な
る方法で達成することができる。矩形ディスプレイは、
同じ縦横比の、フル・サイズの矩形引き出し画像を表示
することができ、カメラ回転修正示唆のために縮小サイ
ズの画像を表示することができる。あるいは、画像ディ
スプレイ26は、画像ディスプレイのために、フル・サ
イズ横向きで同じ示唆を表示することができる。この場
合、ユーザーは適切な方向に向いて表示された修正示唆
を見るためには、カメラ10を回転させなければならな
い。このアプローチは、比較された引き出し画像が同サ
イズである利点がある。しかし、それが厄介で、確認画
像と修正示唆画像138cとの間の急速切替を邪魔する
ため、好ましくない。(多くのユーザーが、確認画像と
修正示唆画像138cの違いを比較するための、こうし
た急速切換に価値を認めると予想される。)
【0107】画像ディスプレイ26は、同じ縦横比を持
つ引き出し画像が、水平方向、垂直方向の方向付けで、
同じ大きさで表示可能となるように、特大であることが
好ましい。図1に示すように、この目的には方形ディス
プレイが便利であるが、一般に引き出し画像が全方向向
きにフィットするサイズにされるならば、矩形ディスプ
レイも使用可能である。
【0108】オリジナル電子画像142が、アーカイバ
ル画像および確認画像144より大きなカメラ10の実
施例では、電子キャプチャ・ユニット18は、全体とし
てオリジナル電子画像142のために、もしくはアーカ
イバル画像および確認画像と対応するオリジナル電子画
像142の部分のために、周囲の照明を評価することが
できる。(前述したように、双方の場合で、実際の寸法
が、センサー構成により、画像の全領域より少なく制限
されてもよい。)確認画像を提供し、さらにアーカイバ
ル画像と一致する、オリジナル電子画像の一部を用い
て、周囲の照明を評価することは、一般に好ましい。こ
のアプローチは、カメラマンの意図に従い、さらに、最
もシーンにマッチしたキャプチャ設定のための値を提供
する。
【0109】データが利用できるので、各々の修正示唆
画像138cのための周囲の照明、および他の条件は、
任意に、また、独立して評価することができる。これら
の評価は、露光パラメータを設定するためには用いられ
ず、むしろ、個々の修正示唆画像138cのためのデジ
タル修正を決定するために用いられる。デジタル修正
は、それぞれの修正示唆画像138cを変更し、個々の
修正示唆画像138cと一致する後続アーカイバル画像
が、どのようになるかを模倣するようにする。これは、
必然的に不正確で、利用できる画像情報、処理速度、お
よびメモリの制約により制限される。更なる制約は、前
述したように、シーンの対象がまた、後続するアーカイ
バル画像において、再キャプチャして使える状態のまま
でなければならないということである。
【0110】図24は、このアプローチの例を示す。デ
ジタル修正は、Ev(露光量)の変化の影響を模倣する
淡色化‐暗色化アルゴリズムを用いる。シーンは、最初
に、カメラ・レンジファインダー58を使って、カメラ
マンにより構成される。シーンのレンジファインダー画
像160は、中心よりはむしろ、一方の側に配置された
対象162、バスケットを持っている女性、を有してい
る。(この例では、家163も示されている。家は、カ
メラ10から見て、女性よりさらに遠くにあり、背景の
一部として扱われる。)シャッターは、第1ストローク
を押されることにより、スイッチS1を作動させる。他
で論じたように、この準備キャプチャ作業(図24にボ
ックス165として示される)により、電子撮影装置
に、1つもしくは一連の、準備電子画像164をキャプ
チャさせ、レンジファインダー情報91を得させる。単
純さのために、以下の議論は、単一の準備電子画像16
4の使用に基づく。
【0111】準備電子画像164は、デジタル化され
て、パクセル166に再分割され、その結果、再分割画
像168となる。各パクセル166は、ピクセル群(図
示せず)のブロックである。例えば、便利なアプローチ
は、画像を、各パクセルがピクセルの16×16のブロ
ックから引き出された、36×24パクセルのアレイに
する。(明瞭さのために、図24の中のパクセルは、か
なり大判に、n×nアレイで示している。パクセルはn
×nブロックとは限らない。)
【0112】決定は、再分割画像168の第1部分17
0の露光量によりなされる。第1部分170は、レンジ
ファインダー画像160によって決定されるシーンにマ
ッチし、図24では、再分割画像168の、それぞれの
パクセル166での、Xのパターンにより象徴されてい
る。第1部分170のピクセルは、ピクセル・アキュム
レーター(図示せず)により、それぞれのパクセル16
6に結合され、さらにそれは、第1部分170におい
て、パクセル166にパクセル値のアレイを提供するた
めに、対数的に量子化されたRGBデジタル値を平均す
る。パクセル166は、アーカイバル画像のキャプチャ
のため、および、アーカイバル画像のキャプチャと同時
に起こる、オリジナル電子画像142のキャプチャのた
めの露光量を決定するために、上述された方法の1つに
おいて、重みづけをされる。
【0113】レンジファインダー情報は、レンジファイ
ンダー86の異なる要素(個別には図示せず)のための
レンジング値の形となっている。その値は、それぞれの
要素により定義される領域90のパターンで、検出され
た距離を示す。領域には、シーンとレンジファインダー
画像160(図24では、シーン表示上のスーパーイン
ポーズされた領域格子91で象徴した)との所定の関係
がある。オートフォーカスは、撮影レンズの焦点を調節
するため領域のための値を用いる。
【0114】シャッターは、その後第2ストロークだけ
押され、スイッチS2を作動させ、主要キャプチャ作業
(図24では、ボックス169で示した)をもたらす。
アーカイバル画像167がキャプチャされる。アーカイ
バル画像167のキャプチャと同時に、オリジナル電子
画像142がキャプチャされる。オリジナル電子画像
は、デジタル化されたオリジナル電子画像142を提供
するためにデジタル化され、対応する再分割画像168
aが生成される。
【0115】確認画像144は、シーンと一致する再分
割画像168の第1部分170から準備される。図24
では、確認画像は、右上に示されている。処理装置など
の範囲内で、写真仕上げによって生産される最終画像
は、確認画像144にマッチすることになる。
【0116】レンジファインダー情報は、この時にアク
セスされる(図24では、これは、領域格子91の反復
で示されている)。使われるレンジファインダー情報
は、利用できる処理能力と他の実際上の制限次第で、前
述した準備電子画像の時点のもの、もしくは、アーカイ
バル画像キャプチャの時点でのレンジファインダー値の
測定から生じた、新しい情報であってもよい。領域90
のための値は比較され、対象が決定される。この分析
は、前もって行っているオートフォーカスと対応しても
よく、または、値を異なる方法で重み付けすることがで
きる。図24で、対象は中心を外れていると判断され
る。この情報とカメラ・パラメータの他の値は、ルック
アップ・テーブル136に供給され、それに応じて、対
象を中央に置くためにカメラを向け直す修正示唆を提供
する。これは、再分割画像の各パクセル166で、Xの
位置がずれたパターン172により示されている。修正
示唆画像138cは、位置がずれたパターン172によ
り決定されるオリジナル電子画像の第2部分から準備さ
れる。
【0117】確認画像144において、太陽182は、
背景にある。図24に示される修正示唆画像138cで
は、カメラは向け直され、太陽182はアーカイバル画
像キャプチャ・ユニット16の写角外になる。若干の光
計測調整で、これは、第1シーンのために決定されたも
のとは異なる露光パラメータをもたらす。シーン内の太
陽の有無は、異なる露光パラメータが決定される原因に
なることがある。例えば、太陽がシーンにあり、太陽が
シーンにない場合に正しく露光調整されていれば、前景
が露光不足となる可能性がある。
【0118】確認画像144から修正示唆画像138c
へのこのタイプの変化は、修正示唆画像138cと一致
するパクセル166のアレイを、露光パラメータがアー
カイバル画像キャプチャ・ユニット16の作業において
生じさせる露光パラメータの影響を模倣するために、電
子画像の各部の修正を計算する、淡色化‐暗色化修正ア
ルゴリズム178で使用可能な仮説露光パラメータを決
定するために用いることにより、調節することができ
る。修正は、必要に応じ、それぞれの修正示唆画像13
8cを生成するために適用される。
【0119】露光パラメータの変更は、シャッター速
度、絞り開度、照明のような露光パラメータを変更させ
る。現在の露光パラメータを変える修正示唆画像138
cは、シーンの全て、もしくは、上で論じられたばかり
の修正示唆画像138cに似た方法で、オリジナル電子
画像の別部分との間で露光パラメータが異なる、シーン
の一部分のみを修正することによって生成される。
【0120】様々な露光パラメータ修正示唆は、フラッ
シュに関連する変更のために提供可能である。フル・フ
ラッシュの使用が、示唆可能である。これは、カメラ1
0が暗い背景に対する暗い対象を感知した場合に、フラ
ッシュ範囲内の対象と背景両方に提供されることができ
る。対応する修正示唆画像138cは、フラッシュの影
響を模倣するためにデジタル的に一様に明るくすること
ができる。フル・フラッシュの使用が、示唆可能であ
る。これは、レンジファインダー86によって検出され
る対象の位置にマッチする修正示唆像138cで、パク
セル166を明るくするデジタル修正により、提供する
ことができる。カメラ10が、暗く、フラッシュ範囲外
の背景に対して暗い対象を検出した場合、カメラ10
は、2つの修正示唆を示唆することができた。1つは通
常のフラッシュのためで、対象だけを明るくすることに
より表示され、もう1つは、夜間のポートレート撮影の
ためで、対象を明るくし、さらにある程度背景も明るく
することにより表示される。(夜間のポートレート撮影
では、対象は主にフラッシュ照明で露光されるが、シャ
ッターは、周囲の光背景露光を提供するために十分な時
間、開放されたままになる。夜間ポートレート撮影モー
ドは、前景対象にとって十分なフラッシュ露光では、背
景を照らすには不十分な状況のために設計される。夜間
ポートレート撮影モードでは、対象は視覚可能な背景に
対し、フラッシュによって十分に露光される。)
【0121】被写界深度と焦点領域の変更は、類似した
方法で提示することができる。いろいろな距離で検出さ
れる修正示唆画像の領域は、レンズ焦点と被写界深度の
変化から生じる、光学的なぼやけや鮮明さを模倣するた
めに、デジタル的にぼやけさせたり、シャープにしたり
することができる。
【0122】図31−33は、上で述べられた構成と、
露光パラメータ修正示唆の提供をインプリメントするカ
メラ・ロジックの、特定の実施例のフローチャートであ
る。「開始184」に始まり、ユーザーはスイッチSl
を閉じる第1ストロークを通して、シャッター22を押
す。カメラはスイッチSlが閉じられているかどうか、
判断し(186)、もしそうならば、1つ以上の準備電
子画像がキャプチャされる(188)。フラッシュ設
定、プリント・フォーマット選択、画像方向付け、およ
びレンジング情報も、決定される(190)(192)
(194)(196)。
【0123】カメラは、ユーザーが第2ストロークを通
してシャッターを押すことによりスイッチS2が閉じら
れているかどうか判断する(198)。もしそうなら
ば、カメラは、最初に撮影レンズの焦点を合わせ(20
0)、アーカイバル画像をキャプチャする(202)。
レンジファインダー・レンズ・ユニットのような光学シ
ステムの他の部品は、必要に応じて、さらに焦点位置の
違いなどの限界の範囲内で、撮影レンズと協調して焦点
を合わせる。少なくとも1つの評価画像が、アーカイバ
ル画像のキャプチャと同時に、電子撮影装置で、キャプ
チャされる(204)。評価画像はデジタル化される
(206)。確認画像は、デジタル化された評価画像か
ら引き出される(208)。
【0124】この点、もしくはそれ以前に、カメラは、
シーンにおける対象と背景とを決定する(210)。カ
メラは、決定された情報が、ルックアップ・テーブルの
1つ以上の修正示唆のプリセット状況にマッチするかど
うかを調べ、修正示唆のセットを生成する(214)た
めに、対象‐背景情報と露光パラメータの他の値を、ル
ックアップ・テーブルと比較する(212)。セットさ
れる修正示唆は、メモリに格納される(216)。
【0125】ユーザーは、引き出し画像を見るためにス
イッチS3を動作させる。カメラは、スイッチS3が閉
じられているかどうか判断し(218)、もしそうなら
ば、画像ディスプレイを動作させる。スイッチSlが閉
じられているならば、ユーザーが作動させようとしたに
もかかわらずS3は開いたままであるように構成するこ
とが好ましい。スイッチS3が閉じられると、確認画像
がディスプレイに表示される(220)。
【0126】ユーザーは、それから修正示唆画像を見る
ために、スイッチS4を作動させることができる。カメ
ラは、スイッチS4が閉じられているかどうか、判断す
る(222)。スイッチS4が閉じられているならば、
カメラは修正示唆のセットを読み込んで(224)、第
1修正示唆画像を生成し(226)、確認画像の代わり
に第1修正示唆画像を表示する(228)。
【0127】カメラは、修正示唆画像の全てが表示され
たかどうか判断し(230)、もしそうでなければ、修
正示唆のセットの各修正示唆のために、前段のステップ
を繰り返す。セットの修正示唆画像の全てが表示される
と、カメラは、ユーザーが画像レビューを終えたかどう
か判断する(232)。もしそうでなければ、カメラ
は、スイッチS3が作動されたかどうかについての判断
に始まるステップを繰り返す。ユーザーが終えている場
合は、カメラは、開始した(184)時点での初期状態
に戻る。スイッチS5は、ユーザーが画像をレビューし
終えて、明白な指示を提供できるように装備されること
ができる。あるいは、タイマーにより、入力なしなどの
期間の後に、ユーザーがレビューを終えたと推定するこ
とができる。カメラはまた、スイッチS1の動作をモニ
ターすることができて、スイッチSlが押されるときは
いつでも、引き出し画像を表示するのをやめることがで
きる。
【0128】上記の議論は、一般に単純な修正示唆、お
よびそれらの示唆のインプリメンテーションを引き起こ
す単純なパラメータに限られていた。実際の使用におけ
る、より複雑なアプローチは、ユーザーのためにより有
益であると分かる。例えば、カメラを向け直す、カメラ
の回転、ズーミングもしくは接近の1つ以上の修正示唆
は、対象が、レンジファインダーによる3から20フィ
ート(1から6メートル)のような特定の距離範囲で対
象が認められるシーンに限ることができる。
【0129】出力品位警告ここで図34‐47、48を
参照して、いくらかの実施例で、写真仕上げされる場
合、キャプチャされたアーカイバル画像が低品位になり
そうならば、カメラ10は出力品位警告を提供する。警
告が出されると、ユーザーは同内容の画像をもう1枚撮
ることができ、その一方で、以前のキャプチャ作業で存
在した望ましくない条件を修正する。警告は、アーカイ
バル画像キャプチャの間にキャプチャされる1つ以上の
評価画像の分析に基づいている。警告は、修正示唆に加
えて提供可能であり、もしくは修正示唆なしで別に提供
可能である。
【0130】ここで図45を参照して、出力品位警告の
提供方法において、キャプチャ設定は、アーカイバル画
像キャプチャのために決定され(254)、そして、ア
ーカイバル画像がキャプチャされる(256)。複数の
評価画像のキャプチャ(258)は、アーカイバル画像
のキャプチャ(256)と同時である。評価画像の1つ
以上の画像特徴は、キャプチャ(258)に続いて決定
される(260)。評価画像の画像特徴は、それからル
ックアップ・テーブル(図示せず)において提供される
標準範囲と比較される(262)。画像特徴のうちの1
つ以上が標準範囲の外であるとき、出力品位警告はその
後発生される(264)。確認画像は、ディスプレイ上
でユーザーに表示され(266)、それと同時に、出力
品位警告もまた表示される(268)。
【0131】警告は、表示、もしくは画像、もしくはそ
の組合せによって表される。図40では、写真仕上げの
後、最終画像があまりに暗くなりそうであるという警告
の、確認画像144と4つの異なる描写を示す。第1警
告表示236aは、デザイン化された文字「D」の形の
アイコンである。第2警告表示236bは、「暗すぎ
る」というテキストである。第3警告表示236cは、
確認画像144と比較して過度に暗い引き出し画像であ
る。類似した警告表示(図示せず)としては、完全に黒
い画像の描写でもよい。他の警告表示236dは、確認
画像144と「暗すぎる」というテキスト・メッセージ
との組合せである。確認画像が中になく、それ自体が警
告でないから、警告表示236は、必然的に確認画像と
異なる。全ての場合に、警告236は、確認画像144
での場合よりも、ユーザーにとってより明らかな方法
で、写真仕上げの後、最終画像で予想される特定の問題
を表す。これは、図40に示される。第3警告表示23
6cは、画像が確認画像144より人工的にずっと暗く
された、引き出し画像の修正である。この暗色化は、ユ
ーザーにとってすぐに明らとなる。第4警告表示236
dは、確認画像144と確認画像144への「暗すぎ
る」というテキストのスーパーインポーズとの組合せで
ある。迅速な確認を容易にするために、警告236は、
それ自体もしくは、引き出し画像との組み合わせによ
る、テキストのような表示形式であることが好ましい。
【0132】警告は、画像ディスプレイ26の代わりに
情報ディスプレイ114に、テキストまたは他の表示と
して提示されることができる。警告が情報ディスプレイ
114に提示される場合、情報ディスプレイ114と画
像ディスプレイ26は、カメラ10の向きを変えること
なく、一瞥で読むことができるユーザ・インタフェース
118で、提供されることが好ましい。これにより、ユ
ーザーは、確認画像144をレビューする間に、迅速に
警告メッセージ236をチェックすることができる。
【0133】警告236を、発光ダイオードなどのイン
ジケーター(図示せず)により提示させることも可能で
ある。このアプローチは、好ましくない。その理由は、
インジケーター・ライト、もしくは等価物は、非実用的
な数、もしくは配列の、多くのインジケーターが提供さ
れない限り、前述された他の警告表示よりも非常にあい
まいなものとなるためである。ディスプレイで、必要な
テキストまたは他の表示を提示することは、より簡潔で
より実際的である。
【0134】警告236が、写真仕上げの後、最終画像
に問題が生じるだろうという明確なメッセージに、ユー
ザーの注意を向かせることが好ましい。一般に警告の好
ましい形態は静的、スクローリング、もしくは、画像デ
ィスプレイの中心に点滅するテキスト・メッセージと大
きなアイコンである。表示は、また、ハイライトされる
ことができる。ここで「ハイライトする」とは、より明
るい照明のように、より目立つ一群のアイコンのうちの
1つとなる任意のプレゼンテーションに言及する。
【0135】図35‐39は、警告236を提供し得る
方法の、若干の特定の例を示している。図35‐39に
示される実施例では、情報ディスプレイ114は、矩形
で、画像ディスプレイ26の底部に隣接する。テキスト
の警告メッセージは、情報ディスプレイに表示される。
【0136】図35では、運動または露光の問題なし
で、シーンは正しくキャプチャされ、情報ディスプレイ
114は警告メッセージを提示していない。テキスト・
メッセージ238は、写真仕上げでアーカイバル画像の
「1枚のコピー」をプリントする必要があると解釈され
る記録情報を、フィルム・ユニット36が含んでいるこ
とを示す。図36は、図35と同じであるが、異なるシ
ーンをキャプチャした後の情報パネルを示している。こ
の例では、写真が撮られるにつれて、ユーザーはカメラ
10を動かした。警告メッセージは、情報ディスプレイ
114において、あまりにたくさんの運動があったこと
を示す。加えて、ユーザーによって上書きされない限
り、この場合には、アーカイバル画像が印刷されないよ
う、プリント・カウントは自動的にゼロ・コピーにセッ
トされる。
【0137】図37は、図35のものと同じ情報パネル
であるが、異なるシーンをキャプチャした後のものを示
している。この例では、ユーザーは逆光の下でポートレ
ートを撮影し、太陽がアーカイバル画像の視野に含まれ
ている。警告メッセージは、情報ディスプレイ114に
おいて、ハイライトがあまりに明るいことを示す。プリ
ント・カウントは、再びゼロにセットされる。図38
は、図37の例と同じ撮影条件のために、代わりの警告
メッセージを示している。図38では、大きな警告メッ
セージ・アイコン236aが、画像に上書きされてい
る。このアイコンは、ユーザーの注意を引くために、明
るい色(例えば明るい赤)であってもよく、および/ま
たは、光っていてもよい。図39では、警告メッセージ
236b「バックリット・シーン―フル・フラッシュO
N(BACKLIT SCENE FILL FLAS
H ON)」は、カメラが自動補償で照明状況に応答し
たということであり、それは、ユーザーに受け入れられ
る場合もあり、また、受け入れられない場合もある。
【0138】図36では、警告メッセージは、アーカイ
バル画像キャプチャと並行してキャプチャされる、2つ
以上の時間的に位置がずれる電子画像の、1つ以上の露
光特徴の分析に基づく。米国特許第6,298,198
号で開示されるように、キャプチャされた潜在画像が、
カメラ10の相対的な運動とシーンの内容により、ぼや
けたかどうかを判断するために、複数の画像を用いるこ
とができる。
【0139】アーカイバル画像露光時間間隔の間に起こ
るカメラの動きは、ブレた画像として潜在画像にキャプ
チャされる。カメラの動きよりむしろ対象の動きが、潜
在画像の範囲内でブレ領域として現れる。ブレの範囲
は、潜在画像時間間隔に対する特定の動きの範囲と動き
の継続時間との関数である。このブレは、電子露光時間
間隔と潜在画像時間間隔との任意の違いに依存する、単
一の同時電子像で視覚化されることもあり、視覚化され
ないこともある。シャッター時間は、電子および潜在画
像のために同じにできるが、かなりの困難がないという
わけではない。
【0140】米国特許第6,298,198号では、確
認画像の動きブレを視覚化するテクニックを開示する。
このテクニックでは、2つの時間的に位置がずれる電子
画像を、アーカイバル画像露光時間間隔の間キャプチャ
して、確認画像を提供するために結合される。結果、2
つのスーパーインポーズされた画像は、アーカイバル画
像の動きブレに近い。(図36では、これを2つの結合
された線画像240、242で示す。)
【0141】カメラ10は、確認画像を準備するこのテ
クニックを用い、加えて、動きブレが存在するかどうか
について、警告目的を決定する。シーンの全部または一
部に対する光学システム56の動きは、フィルム露光期
間の間の異なる時間に撮られる2つのデジタル画像か
ら、値を比較することによって決定される。手ブレ、キ
ャプチャされるシーンの中の所望されない動きなどは、
2つの画像の間の相違量を決定することによって判断す
ることができる。この運動に関連した違いが、閾値を上
回るならば、警告メッセージが画像ディスプレイ26に
表示される。
【0142】ここで図41を参照して、アーカイバル画
像キャプチャの間、動きブレ分析のために使われる2つ
のデジタル画像244、246のキャプチャは、アーカ
イバル画像露光時間間隔252のうちの、始め248お
よび終わり250で行われることが望ましい。(図41
に示される2つの付加的電子画像は、以下で露光分析に
関して議論される。)アーカイバル画像露光時間間隔2
52の最初と最後の部分248、250の間で、シーン
画像の違いを引き起こす動きは、デジタル画像244、
246に対応する相違を生じさせる。潜在画像キャプチ
ャ間隔の始まりと終わりからのこれらのデジタル画像2
44、246は、ここでは「最初と最後の電子画像24
4、246」と呼ばれる。この用語は、それぞれのオリ
ジナル電子画像と対応する引き出し画像の両者を含む。
更なる区別が必要な時だけ、「最初と最後のオリジナル
電子画像」および「最初と最後の評価画像」のような、
より正確な用語が使われる。
【0143】確認画像は、最初もしくは最後の評価画像
のどちらでもよく、あるいは、好ましくは、確認画像
は、組み合わせる前後で半減された強度で、2つの画像
のピクセルごとの組合せで提供することができる。
【0144】完全にアーカイバル画像露光時間間隔25
2の中間の部分278に限られる相対的なカメラ・シー
ンの動きは、検出されない。大部分の画像取得のため
に、これは重要でない。なぜなら、実際の画像取得で見
られる大多数の動き、および、写真仕上げされた最終的
な画質に最も有害なこれらの動きは検出されるからであ
る。
【0145】第1オリジナル電子画像244のキャプチ
ャが、実質的にアーカイバル画像露光時間間隔252と
同時に始まり、最後のオリジナル電子画像246のキャ
プチャが、実質的にアーカイバル画像露光時間間隔25
2と同時に終わることが好ましい。最初と最後のオリジ
ナル画像244、246の一方、もしくは両方の電子露
光時間間隔が、アーカイバル画像露光時間間隔252の
制限時間を越える代案は、結果として生じる組み合わさ
れた画像が時間的に合っておらず、潜在画像によってキ
ャプチャされなかった動きを示してしまう危険がある。
同時の任意の違いが画像キャプチャ作業で動きを止める
時間の長さの違いであるならば、最初と最後のオリジナ
ル電子画像時間間隔280、282は、アーカイバル画
像露光時間間隔と「実質的に」同時ということになる。
例えば、アーカイバル画像露光時間間隔の1/250秒
前に始まった最初のオリジナル電子画像時間間隔は、実
質的にアーカイバル画像露光時間間隔と同時である。ア
ーカイバル画像露光時間間隔252の、最初の部分24
8、中間の部分278、および、最後の部分250の相
対的比率は変化してもよいが、最初および最後の部分2
48、250は、持続時間が等しく、最初および最後の
電子露光時間間隔280、282のそれぞれで、同一の
時間的一致を持つことが好ましい。
【0146】動きの評価は、アーカイバル画像露光時間
間隔において、少なくとも2つの露光を得ることができ
る撮影装置24を必要とする。フィルム20と撮影装置
24との相対的撮影速度は、これを可能にするために選
ばれなければならない。これは、比較的速い撮影装置と
より遅いフィルムとがすぐに利用できるため、一般に達
成はすこぶる容易である。最初に撮影装置を選び、その
後、その特定の撮影装置で複数の露光を許すアーカイバ
ル画像露光時間間隔を可能にする撮影速度を有するフィ
ルムを選ぶことが便利である。
【0147】最初と最後のオリジナル電子画像244、
246から引き出された2つの評価画像は、最初と最後
の画像244、246の間の差の大きさを示す差画像
(図示せず)を準備するために、ピクセルごとの強度の
形で減じられる。(異なる露光時間は調整することがで
きるが、最初と最後のオリジナル電子画像244、24
6は同じ露光時間を持つことが好ましい。)差画像は閾
値と比較され、差画像が閾値を上回るならば、ユーザー
に警告メッセージが提示される。この比較は、図42に
おいて、各ユニット強度での強度対ピクセル数をプロッ
トしている差画像の例のヒストグラム253により示さ
れている。同じプロットでの曲線255は閾値を示す。
この例では、差画像は閾値を上回らない。そのようなヒ
ストグラムの決定は、当業者によく知られた方法を用い
るコントロール・システムで達成される。
【0148】図46では、図45で示される方法のため
のこれらのステップを示す。最後の評価画像246は副
サンプルされ(270)、最初の評価画像244が減じ
られる(272)。(差の値を生成することに加え、こ
の手順もまた、実際は、最後の評価画像246と同じ方
法で最初の評価画像244を副サンプル化する。)差画
像の各ピクセルの強度の絶対値が計算される。動きと電
子ノイズがない場合、この差画像はゼロと等しくなる。
しかしながら、ノイズと対象の動きのために、差画像ピ
クセル値は、一般にゼロとはならない。値が大きければ
大きい程、より多くの動きが、キャプチャされたフィル
ム画像に存在していたことになる。差画像は、閾値と比
較される(274)。例えば、上で議論したように、特
定の各コード値でのピクセル数を提供するヒストグラム
は、計算することが可能で、所定の閾値曲線に対してプ
ロットすることができる。カメラは、差画像が閾値の範
囲内か、もしくはそれを越えているかをチェックし(2
76)、必要な時だけ、警告を発する(264)。
【0149】警告に加え、カメラは、ユーザーが、三脚
などを使いてカメラをより安定に保つよう、修正示唆を
提示することができる。
【0150】図42では、過度の動きブレのための閾値
制限曲線255と一緒に、図35で示される確認画像に
一致するキャプチャ作業用の動きブレ試験ヒストグラム
を示す。各コード値のヒストグラム・カウントは、曲線
255によって提供されるその同じコード値で閾値制限
と比較される。閾値比較が、いかなるピクセル・コード
値でも閾値を上回っていないことを示す場合、動きブレ
の問題は存在しない。閾値比較が、少なくとも1コード
値でも閾値を上回ることを示す場合は、動きブレのため
に不適当な品位であると判断される。図42で表される
例には、動きブレがない。図36は、写真撮影の際、ユ
ーザーがカメラ10を動かしたキャプチャ画像を図示
す。この場合、図42の閾値曲線は上回られてしまい、
過度の動きを示す警告メッセージが情報ディスプレイに
与えられる。
【0151】動きブレの量を決定する代替方式は、利用
可能である。例えば、閾値比較では、不適当な品位だっ
たことを示す前に、いくつかのコード値で閾値を上回る
ことが必要であり得、または、差画像の全ピクセルの絶
対値の平均は、計算可能であり、閾値コード値と比較可
能である。特定の比較の好ましさは、特定の使用のため
に許容可能と思われる動きブレのレベルと特定のカメラ
で予想される電子ノイズのレベルに依存する。動きブレ
を判断する他のアルゴリズム、例えば、最初と最後の電
子画像を用いて計算される動きベクトルの結果に基づく
アルゴリズム、を代わりに用いることができる。
【0152】複数のオリジナル電子画像はまた、特定の
ノン・フラッシュ・アーカイバル画像を写真仕上げする
ことによって生成される最終画像が、露光過多または露
光不足もしくは実質的に双方の組合せが原因となって、
不適当な写真を表しそうな範囲の輝度値を持つことにな
りそうかどうかを判断するのに用いることができる。
(後者の一般例は、フル・フラッシュなしで撮られた、
バックリット・シーンである。)この露光評価は、動き
ブレのための評価と組み合わせることができる。
【0153】ここでの露光評価は、キャプチャされたシ
ーンの品位よりむしろ、写真仕上げによって生成される
最終画像の予想品位に向けられている。これは、写真フ
ィルム、特に写真プリント・フィルムの、アーカイバル
画像の適度の露光過多、露光不足を補正するラチチュー
ド(許容範囲)を考慮している。
【0154】キャプチャ作業では、潜在的なフィルム画
像は、アーカイバル画像絞り設定でのフィルム絞りでア
ーカイバル画像露光時間間隔のために、フィルム・シャ
ッター92をしばらく開けることによりキャプチャされ
る。アーカイバル画像露光時間間隔の継続期間と、アー
カイバル画像絞り設定は、他の写真フィルム・カメラ1
0の場合と同じ方法で、フィルム露光が始まる前に、決
定され、セットされる。特定のシーンのための露光量が
評価され、シャッターと絞りの設定が決定される。これ
は、ここでは一般に自動の手順として記述されている
が、これらの手順は、例えば、外部メーターと完全な手
動制御を用いて、手動で実行することができる。
【0155】言及したように、写真フィルムは、最適の
露光量でアーカイバル画像キャプチャを必要としない露
光量ラチチュードを持つ。用語「露光量ラチチュード」
は、ここでは、特性曲線部分の露光領域に言及する場合
に用いられ、その瞬間的なガンマ値([DELTA]D
/[DELTA]log E)は、特性曲線の直線中央
部の平均ガンマ値の、少なくとも25パーセントであ
る。(用語「E」は、ルクス‐秒で露光を示すのに用い
られる。用語「ガンマ」は、対数露光量([DELT
A]log E)の対応する増分増加によって生成され
る画像濃度([DELTA]D)の増分増加を示すため
に用いられるもので、最小濃度の上0.15の濃度にあ
る第1特性曲線リファレンス点と、第1リファレンス点
と0.9logEだけ離れている第2特性曲線リファレ
ンス点との間に延びる露光領域内で測られる最大ガンマ
を示す。複数の色記録ユニットを持つカラー要素の露光
ラチチュードは、赤・緑・青の色記録ユニットの特性曲
線が同時に前述の決定を果たす露光領域である。このよ
うに、アーカイバル画像キャプチャは、露光量の範囲の
中のどこかであり得、満足な結果が得られる。露光ラチ
チュードは、特にカラー・ネガ・フィルム、すなわちプ
リント・フィルム、が特に広い。
【0156】アーカイバル画像が、所定の露光必要条件
を上回るとき、カメラ10は警告を提示する。このため
に、用いられたフィルムの露光ラチチュード、および、
カメラが決定した露光量の露光ラチチュードへの関係を
考慮に入れなければならない。
【0157】大部分のカメラ10において、カメラが決
定した露光量の露光量ラチチュードへの関係は単純であ
る。フィルム・シャッター92と絞り設定は、カメラ・
コンポーネントの正確さの範囲内で、決定された露光量
にマッチする。このアプローチは単純で、利用できる露
光ラチチュードから独立である。これに代わるアプロー
チは、利用できる露光ラチチュードのいくらかに依存す
る決定露光量から、フィルム・シャッター92と絞りと
の設定を相殺することである。便宜上、ここで開示され
るカメラ10は、決定された露光量にマッチさせるより
単純なアプローチの点から記述されているが、これに限
られるわけではない。
【0158】カメラ10は、装着したフィルムの露光ラ
チチュードを、符号またはマニュアル設定を読むことに
より、判断することができる。カメラ10は、代わり
に、類似した露光ラチチュードを持つ写真フィルムのみ
を使うように制限することもできる。
【0159】これは、一般に、Advanced Ph
oto SystemTM(APS TM)フィルム(こ
こでは「APSネガ・フィルム」とも呼ぶ)のための場
合であり、これは、すべてが類似した露光ラチチュード
を持つ、色および色素産生のネガ・フィルムに限られて
いる。例えば、本カメラは、最適化された露光と比較し
て、許容できる画像のための、最高4絞りの露光過多、
最高2絞りの露光不足のための露光量を持つAPSネガ
・フィルムを用いることに限定することができた。選択
肢として、DXコード、もしくはユーザーによる手動設
定のような、フィルム・ユニットのコード化から、カメ
ラ10が自動的に判断するため、警告メッセージは適当
なフィルムが使われる場合に限定することができる。各
コード化または手動設定は、警告メッセージの目的のた
めに、特定の露光ラチチュードを決定する。
【0160】アーカイバル画像露光量との一致は、電子
画像キャプチャのための名目上の電子露光量である。名
目上の電子露光量は、アーカイバル画像露光量として、
同様に計算されるが、アーカイバル画像キャプチャ・ユ
ニット16よりむしろ、評価キャプチャ・ユニット18
のパラメータに基づく。少なくともフィルムとの比較で
は、撮影装置24が上述の露光ラチチュードの無視しう
る量を表示するという点で、評価キャプチャ・ユニット
18の撮影装置24は、写真フィルムとは異なってい
る。一般に、利用可能な商業上の撮影装置に、この特徴
がある。実際的な条件では、これらの撮影装置の露光ラ
チチュードは、露光パラメータを設定する精度内であ
り、このように無視することができる。
【0161】名目上の電子露光量は、以前に議論した動
きブレの分析に使われる、最初と最後のオリジナル画像
のための設定を与えるために用いられる。これらの2つ
のオリジナル電子画像のいづれも、確認画像を引き出す
際に使うことができ、あるいは、確認画像は、2つの画
像のピクセルごとの組合せにより提供することができる
のが好ましい。カメラ10は、ここでは一般に、各々が
名目上の電子露光量で露光される最初と最後のオリジナ
ル画像に関して議論される。そして、確認画像は、各々
の画像のピクセル値を半減させ、その結果を組み合わせ
ることによって引き出される。半減された露光レベルで
露光された最初と最後のオリジナル画像のピクセル値を
組み合わせるような他のアプローチも、等価確認画像を
生成するために用いることができる。便宜のために、確
認画像は、ここでは一般に、名目上の電子露光量で露光
されたものとされる。この使用は、確認画像を生成する
のに用いられるいろいろな異なるアプローチを含んでい
る。また、便宜のために、カメラ10は一般に、動きブ
レ分析と露光分析とを同時に提供する実施例に関して議
論される。
【0162】図41を参照して、露光分析のために、少
なくとも2つのオリジナル電子画像が、最初と最後のオ
リジナル画像に加えてキャプチャされる。異なるオリジ
ナル電子画像は、撮影装置に要求される最小時間間隔だ
け、切り離すことができ、あるいは、利用できる時間の
範囲内で、オリジナル電子画像のより多くは、先行する
オリジナル電子画像と比較して遅れることができる。時
間的に位置がずれた4つのオリジナル電子画像のキャプ
チャは、この目的に便利である。これらのオリジナル画
像は、最初と最後のオリジナル画像244、246と、
もう2つのオリジナル電子画像284、286(ここで
は、「露光オリジナル電子画像」と呼ぶ)を含んでい
る。キャプチャの後、各オリジナル電子画像は、デジタ
ル画像へ変換するため、アナログ出力としてA/Dコン
バータ104に送られ、その後メモリ54に格納され
る。確認画像生成の必要のないオリジナル画像は、画質
が適当かどうか判断するために必要な処理が、比較的低
い解像度画像で実行可能であるので、格納に必要なメモ
リ・サイズを減らすために副サンプル化することができ
る。
【0163】露光オリジナル電子画像284、286
は、アーカイバル画像露光時間間隔252での、最初と
最後のオリジナル画像244、246のキャプチャの間
に、キャプチャすることができる。あるいは、露光オリ
ジナル電子画像284,286は、アーカイバル画像露
光時間間隔252の外側(これは、図示されない)でキ
ャプチャすることができる。これらのキャプチャは、ア
ーカイバル画像露光時間間隔252の前か後のどちらか
でもよく、あるいは、1つの露光オリジナル電子画像2
84もしくは286を、アーカイバル画像露光時間間隔
252の前にキャプチャし、他方の露光オリジナル電子
画像286もしくは284を、アーカイバル画像露光時
間間隔252の後にキャプチャすることができる。露光
状況を変える可能性に起因して、各画像撮影作業のため
の時間条件を最小にするために、露光オリジナル電子画
像284、286の双方が、アーカイバル画像露光時間
間隔252の間にキャプチャされることが好ましい。
【0164】露光オリジナル電子画像284,286
は、名目上の電子露光量よりも高い、および、低い露光
量を持っており、それぞれ、「露光過多画像286」と
「露光不足画像284」と呼ぶ。リファレンス番号28
4と286として表され、図41に示されている順序
は、重要でない。露光オリジナル電子画像284もしく
は286は、他方に先行することができる。
【0165】露光過多値と露光不足値とは、フィルムの
最大露光ラチチュードの限度を表すために選ばれる。例
えば、最高4絞りの露光過多および最高2絞りの露光不
足の許容できる画像のための露光量ラチチュードを有す
るカラー・ネガ・フィルムを伴い、露光過多設定は+2
の絞りでカラー・ネガ・フィルムを露光し、露光不足設
定は、−4の絞りでフィルムを露光する。
【0166】潜在的なフィルム画像が、適当なレベルで
露光されたどうか、確認画像、露光過多画像および露光
不足画像のヒストグラムを分析することによって判断す
る。以前に動きブレ分析のために述べられたように、そ
のようなヒストグラムの決定は同様に達成することがで
きる。
【0167】確認画像が、最小および最大レベルで、多
くのピクセル値を持つ場合は、特定のフィルム・タイプ
を考慮に入れ、露光過多および露光不足の画像からのヒ
ストグラムを、その露光過多もしくは露光不足がどれほ
ど重要なものか判断するために、調べることができる。
例えば、確認画像および露光過多画像の双方で、可能値
0から255までのスケールを用いて、0のコード値を
持つピクセルを数えることができる。同様に、確認画像
および露光不足画像の双方で、同じスケールを用いて、
255のコード値を持つピクセルを数えることができ
る。
【0168】図41で示される例では、時間的に位置が
ずれる4つのオリジナル電子画像がキャプチャされる。
最初のオリジナル電子画像244のキャプチャに続い
て、露光不足画像284がキャプチャされ、次に露光過
多画像286がキャプチャされ、次に最後のオリジナル
電子画像246がキャプチャされる。撮影装置24は、
正しく露光したオリジナル電子画像のために、名目上の
電子露光時間間隔「t」を持つ。各々が、名目露光時間
間隔「t」と同じ持続時間を持つ、最初と最後のオリジ
ナル電子画像時間間隔280、282の間、最初と最後
のオリジナル画像244、246が露光される。露光不
足画像284は、時間間隔「t」より短い持続時間の露
光不足時間間隔288の間、露光される。露光過多画像
286は、時間間隔「t」より長い露光時間を持つ露光
過多時間間隔290の間、露光される。
【0169】図41に示されるように、露光不足時間間
隔は、他のオリジナル電子画像の時間間隔と比較して、
相対的に短く、露光不足の画像を提供し、露光過多時間
間隔は、他のもの比較して、相対的に長く、露光過多の
画像を提供する。カメラ10の評価キャプチャ・ユニッ
トが可変のアパーチャを持つ場合、露光評価時間間隔の
一方または両方の継続時間は変化させることができ、そ
の一方で、絞りの設定を変えることによって、同じ露光
量を保つ。
【0170】アーカイバル電子画像をキャプチャする際
にカメラが行う連続手順は、図47,48に示される。
コントローラ81は、初めに第1スイッチSl「Sl」
が閉じられるかどうかを判断する(292)。そうであ
るならば、光量は、カメラ10(それは、その技術分野
でよく知られているように、DXコードを用いて決定す
ることができる)に装着したフィルム・タイプと速度に
基づいて確かめられ(294)、さらに、フィルム・シ
ャッター92とアパーチャが計算され(296)、電子
露光時間間隔が計算される(296)。(この実施例
で、撮影装置24のためのアパーチャは、変わらな
い。)この間に、第2スイッチS2「S2」を閉じると
いう決定(298)がなされる。フィルム・アパーチャ
が設定され(300)、フィルム・シャッター92のタ
イマーが設定される(302)。フィルム・シャッター
92は開放され(304)、そして、電子シャッターが
開かれて、期間tの間、最初のオリジナル電子画像24
4を露光する(306)ため閉じられる。この最初の電
子画像244は、それから副サンプル化されて、メモリ
54に格納される。(副サンプル化して、電子画像を格
納することは、図47,48には示されていない。)
【0171】次に電子シャッターが開放され、通常の露
光と比較して−4の絞り露光と一致する、時間t/16
の間、露光不足の画像284を露光させて(308)閉
じられ、露光不足の電子画像は、副サンプル化されて、
メモリ54に格納される。電子シャッターはそれから開
かれて、通常の露光と比較して+2の絞り露光と一致す
る時間4tの間、露光過多の画像286を露光させて
(310)閉じられ、露光過多の画像286は、副サン
プル化されて、メモリ54に格納される。最後の電子画
像キャプチャが、適当な時間に始まるように、時間遅れ
が待たれ(312)、最後のオリジナル電子画像246
が露光され(314)て、メモリ54に格納される。
【0172】フィルム・シャッター92のタイマーがチ
ェックされ(図示せず)、フィルム・シャッター92
は、アーカイバル画像露光時間間隔252の終わりに閉
じられる(316)。その後、フィルムは、次のフィル
ム・フレームへ進むために送り出される(図示せず)。
【0173】最初と最後のオリジナル電子画像244、
246の差は、第1閾値を上回る動きブレがあったかど
うかを判断するために分析される(318)。露光不足
の画像284は、第2閾値を上回るハイライトがあるか
どうか判断するために分析される(320)。露光過多
の画像286は、第3閾値を上回る影があるかどうか判
断する(322)ために分析される。
【0174】閾値のいずれかを上回る場合は、適切な警
告を発生し(324)て、プリント・カウント・デフォ
ルトはゼロ・プリントに設定される(326)。これも
また、表示タイマーをセットして(327)、ディスプ
レイに警告を示す(328)ことを可能にする。あるい
は、表示タイマーと表示は、適当なボタンまたは他のユ
ーザー制御(図示せず)を用いるユーザーにより、動作
可能にすることができる。
【0175】ディスプレイが表示され(328)、コン
トローラでチェックし続け(330)(332)、ディ
スプレイ時間が経過したり、あるいは、第1スイッチS
lが閉じられたりした場合には、ディスプレイはディス
エーブルにされる(334)。
【0176】図41−42は、露光レベルを分析するた
めの特定のアプローチを図示している。図41を参照し
て、各特定のコード値を持つ露光不足画像284(露光
時間t/16を用いてキャプチャした)で、ピクセルの
数を提供するヒストグラム335は、過度のハイライト
のための閾値曲線336と共に示される。露光不足の画
像284は、非常に短い露光時間(−4の絞り)を有
し、若干のバックリット・シーンを伴う場合のように、
非常に明るい若干のシーン・ハイライトがない限り、高
いコード値を持つピクセルはほとんどないはずである。
各コード値でのヒストグラム・カウントは、その同じコ
ード値で、曲線によって提供される閾値制限と比較され
ている。閾値比較が、少なくとも1コード値でも閾値を
上回ることを示す場合は、ハイライト露光の問題のため
に不適当な品位であると判断される。他方、閾値比較
が、いかなるピクセル・コード値でも閾値を上回ってい
ないことを示す場合、ハイライト露光の問題は存在しな
い。これは、図41で表される例のための状況である。
【0177】図42を参照して、ヒストグラム337
は、過度の影のための閾値曲線338と共に、各特定コ
ード値を持つ露光過多画像286(露光時間4tを用い
てキャプチャされた)でのピクセル数を示す。露光過多
の画像は、非常に長い露光時間(+2の絞り)を有し、
非常に暗い若干の影がシーンにない限り、低いいコード
値を持つピクセルはほとんどないはずである。各コード
値のヒストグラム・カウントは、その同じコード値で、
曲線によって提供される閾値制限と比較されている。閾
値比較が、少なくとも1コード値でも閾値を上回ること
を示す場合は、影露光の問題のために不適当な品位であ
ると判断される。他方、閾値比較が、いかなるピクセル
・コード値でも閾値を上回っていないことを示す場合、
影露光の問題は存在しない。これは、図42で表される
例のための状況である。
【0178】ルックアップ・テーブルは、露光閾値を上
回り、および下回ることのために用意されており、前述
した動きブレのための分析で述べたように、処理はコン
トロール・システムにより実行される。動きブレについ
て特に言及したように、露光過多、露光不足の評価は、
同様に変更可能である。
【0179】著しい露光過多または露光不足状態が検出
されるとき、警告メッセージがユーザーに提示される。
露光不足画像が、高いコード値で多くのピクセルを含む
場合、確認画像の露光量と一致するアーカイバル画像の
露光量は、画像ハイライトをキャプチャするには高すぎ
たことになる。露光過多画像が、低いコード値で多くの
ピクセルを含む場合、アーカイバル画像の露光量は、影
のディテールをキャプチャするには低すぎたことにな
る。いずれにせよ、ユーザーは、キャプチャされた画像
が、満足からは程遠いプリント品位に終わると警告され
る。
【0180】ユーザーが、動きブレもしくはシーン露光
の設定により、不適当なプリント品位になってしまうと
警告された後、ユーザーは、写真撮影作業を繰り返すこ
とができる。Advanced Photo Syst
em機能を提供するカメラ10のような若干の実施例
で、ユーザーは注文される写真プリントの数を、通常、
1枚のプリントである、デフォルト・プリント数以外に
変更することができる。必要に応じ、カメラ10は、不
適当な品位であると判断された画像に対しては、プリン
トのデフォルト数をゼロにするよう、自動的に変更する
ことができる。これは、図35‐38で示される。図3
5で、シーンは正しくキャプチャされ、プリント・カウ
ント・ディスプレイは、ユーザーがプリント・カウント
を変えない限り、このフィルム画像は1枚プリントされ
ることを示すテキスト・メッセージ238を有する。図
36‐38では、アーカイバル画像はプリントに不適当
であり、カメラ10は、プリント・カウントを変更し、
さらに、プリント・カウント・メッセージ238は、ユ
ーザーがプリント・カウントを変えない限り、このフィ
ルム画像は0枚プリントされる(1枚もプリントされな
い)ことを示す。
【0181】ユーザーが確認画像のためにスイッチを動
かすとき、確認画像が表示されることができる。これに
対し、警告メッセージは、望ましくは、キャプチャに続
いて直ちに表示され、スイッチ動作を必要とはしない。
修正示唆は、スイッチの動作に続いて提示される。修正
示唆は、先行する露光において警告メッセージが出され
る原因となった、単一もしくは複数の問題を回避する潜
在的な方法の情報を含むことができる。例えば、テキス
トをスクロールすることで、両手でカメラ10を安定さ
せて持つことにように、将来の画像における動きを減ら
す潜在的な方法と同様に、なぜその写真がカメラ10を
震わせることになったのかの様々な理由を提示すること
ができる。同様に警告メッセージ・テキストを、バック
リット・シーンの問題の説明のために提示することがで
き、フル・フラッシュを用いるという修正示唆を提供す
ることができる。前述した他の修正示唆の様に、警告メ
ッセージに関連した修正示唆は、修正示唆画像138
c、もしくは、表示、もしくは双方の組合せとして、提
供することができる。
【0182】修正された再キャプチャカメラ本発明の特
定の実施例では、カメラ10は、修正示唆のうちの1つ
を選択するユーザーからの入力を受け入れる。その後、
カメラ10は、選択修正示唆をインプリメントする同じ
シーンを再キャプチャするためにカメラ10のキャプチ
ャ構成をリセットすることにより、選択修正示唆に従っ
て動作する。ユーザーは、その後、画像キャプチャを繰
り返すことができ、条件に変化がない場合は、結果とし
て生じるアーカイバル画像は、選択修正示唆に非常に似
たものとなる。
【0183】ここで図4、図49、および図50を参照
して、図31−32に関して前述したように、ユーザー
は、シャッター22を押す(図49では矢印340で示
した)ことにより、アーカイバル画像およびシーンの1
つ以上の評価画像をキャプチャする。示されているレン
ジファインダー画像160は、キャプチャされるシーン
画像と一致する。図49に示されるカメラでは、画像デ
ィスプレイが、電子式レンジファインダーとして使われ
ず、画像は、画像キャプチャの時点で示されていない。
【0184】図49において、カメラ10は、三脚34
2(点線で示した)に装着されており、カメラ10と画
像内のモデル344は、示されるステップの間、静止し
たままである。これらの状況は、本議論における理解を
容易にする目的で設定されている。三脚が存在しない場
合は、たとえカメラマンとモデル自身が動かず、カメラ
がキャプチャと再キャプチャのために同じ場所にあった
としても、カメラは、シーンのキャプチャと後の再キャ
プチャとの間で動いてしまうと予想される。そのような
動きは、中間ステップの間、レンジファインダーが表示
するものを変化させるが、図49で示される他の特徴は
変化させない。しかしながら、カメラは、シーンが静的
なままである状況のみに使用を限られているわけではな
い。多くの、もしくは、ほとんどの修正示唆は、対象と
カメラマンの間での、いくらかの相対的な動き、もしく
は、シーン状況の他の穏やかな変化にもかかわらず、適
用できるままである。例えば、ズーム・インへの修正示
唆は、対象とカメラマンとの相対的な分離に依存してい
る。対象の他の動き、もしくは、1つの人物対象の同じ
距離にある他の物への交換は、修正示唆の適用性には影
響を及ぼさない。
【0185】カメラ10は、画像キャプチャの後、画像
ディスプレイ26を作動させるために、ユーザーにより
選択的に作動される(矢印348で示した)、表示スイ
ッチ346(図50では「S‐ディスプレイ」)を備え
ている。コントロールシステム80は、この作動をチェ
ックし(358)、確認画像144を画像ディスプレイ
26に反応的に表示する(360)。
【0186】カメラ10は、ユーザーによって選択的に
押される(矢印352で示した)示唆レビュー・スイッ
チ350(図50では「S‐suggest」)を備え
ている。これは、しばらくスイッチ350を閉じる。コ
ントロールシステム80はこの閉じることについてチェ
ックする(362)。スイッチ350のこの動作に応答
して、コントロールシステム80は、メモリに設定され
た修正示唆を読み出し(364)、修正示唆画像138
cを生成し(366)、画像ディスプレイ26に修正示
唆画像138cを表示する(368)。
【0187】図49では、示された修正示唆は、所定の
範囲にズーム・インすることである。修正示唆は、情報
ディスプレイに修正示唆画像138cとテキスト案13
8aとの両方が表示される形で提供される。
【0188】次に、コントロールシステム80は、エン
ター・スイッチ354が閉じられているかどうかをチェ
ックし(370)、閉じられていない場合は、全ての示
唆のセットが示されたかどうかをチェックする(37
2)。そうでない場合は、次の修正示唆画像の表示を通
して示唆レビュー・スイッチ350の動作をチェックす
るプロセスが繰り返される。修正示唆画像138cは、
示唆レビュー・スイッチ350を繰り返し動作させるこ
とにより、循環する。
【0189】図50に示される実施例では、コントロー
ルシステム80もまた修正示唆画像が全て示された後
に、チェックし(376)、ディスプレイ・スイッチ3
46の動作のためにチェックする(380)。動作が確
認された場合、プロセスは、確認画像の再表示から始め
て繰り返される。タイマー(図示せず)は、ユーザーに
表示ボタンを押す限られた期間を与え、その間に表示ボ
タンが押されない場合、カメラをスタート状態に戻すた
めに設けられることができる。
【0190】修正示唆は、エンター・スイッチ354
(図50では「S‐edit」)を作動させる(図49
では矢印378で示した)カメラマンによって選ばれ
る。修正示唆の選択がなされると、コントロールシステ
ム80は、修正示唆が指示する方法でオリジナルシーン
の再キャプチャができるように、カメラ10のキャプチ
ャ構成を設定する(374)。図49に示されるよう
に、レンジファインダー画像160は変更され、選ばれ
た修正示唆にマッチする。カメラは、アーカイバル画像
再キャプチャの準備が終わり、画像ディスプレイには画
像が表示されない。修正示唆が選択されると、選ばれな
かった修正示唆はもはや不要となり、スペースを確保す
るために、メモリから削除することができる。
【0191】アーカイバル画像に使われるキャプチャ構
成でカメラを保持することは、確認画像144により示
されるように、特定の修正示唆画像138cが表示され
ている間、エンター・スイッチが押されない限り、採用
されるデフォルト条件として提供されることができる。
ユーザーは、また、選ばれた修正示唆により提供される
キャプチャ構成からデフォルト構成に、素早く戻るオプ
ションを与えられることができる。これは、専用のスイ
ッチ(図示せず)により、もしくは、既存の制御ボタン
の1つの付加的な機能として、インプリメントさせるこ
とができる。
【0192】便宜のために、ここでの議論は、一般に画
像形式での修正示唆描写に限っている。前述されたよう
に、他の描写もまた、類似した方法で使うことができ
る。警告は、適当な状況下では、以前に議論された方法
で、提供することができる。
【0193】スイッチ346、350、354は、カメ
ラ10のボディ12に搭載され、示唆レビューおよびエ
ンター・スイッチ350、354は共に、示唆のセット
の各修正示唆の設定の間で可変となる指名子356を決
定する。指名子356の動作の特定の形式と方法は重要
ではなく、ここで記述されるものに限られてはいない。
例えば、指名子356は、一群の専用のボタンよりむし
ろキーパッド(図示せず)を持つことができるか、無線
周波数リンク(同じく図示せず)を用いて、遠隔操作さ
れることができる。同様に、指名子356は、例えば、
表示ボタンなどを繰り返し作動させると、提案のセット
の修正示唆画像に加えて確認画像を循環させるような、
異なる方法で動作可能である。循環は、アーカイバル画
像キャプチャ、もしくは、画像ディスプレイの起動に自
動的に続くことができる。同様に、指名子は、それぞれ
の画像が表示されているときに、エンター・スイッチ3
54を押すことによって、ユーザーに、確認画像および
修正示唆画像のうちの1つを選択させることができる。
タイマーが経過する前にユーザーが選択しない場合、カ
メラは、前の構成を保持したり、あるいは、修正示唆に
よって指示された構成に変更したりするよりむしろ、デ
フォルトのキャプチャ構成に入る。
【0194】特定の修正示唆が選択されるとき起こる、
カメラ10のキャプチャ構成の変化の特性は、修正示唆
の特性に依存する。可能性は、キャプチャ変更子のセッ
トによって提供されるカメラ・パラメータの利用できる
設定により制限される。キャプチャ変更子は、若干の方
法で画像キャプチャを変更する、カメラ制御の特徴であ
る。例えば、図4に示されるカメラ10では、キャプチ
ャ変更子のセットは、ズーム撮影レンズ76、フィルム
・シャッター92、フィルム・アパーチャ/絞り96お
よびフラッシュ・ユニット36を含んでいる。コントロ
ールシステムによって信号が出される構成変更は、それ
ぞれのドライバ78、88、110、108によりもた
らされる。
【0195】特定の実施例では、カメラ10は、ズーム
位置、プリント・フォーマット(プリント縦横比C、
H、P)、シャッター速度、キャプチャ、およびフラッ
シュ使用のパラメータのために、異なるアーカイバル画
像キャプチャ設定を持つ。修正示唆は、任意の組合せに
おいて、これらの1つ以上の設定を変えることができ
る。
【0196】再キャプチャのセットアップが完了した
後、結果として生じるキャプチャ構成は、直ちにシーン
の再キャプチャに用いることができる。シーンが変わ
り、再キャプチャがオプションとなっていない場合は、
ユーザーは別シーンのキャプチャのために、新しい構成
を使うことができる。前に言及したように、新しいシー
ンが以前のシーンに似ているならば、容認できる結果が
得られることになるだろう。
【0197】たとえシーンが再キャプチャの前と適度に
変わったとしても、修正示唆は、許容できる結果を確実
にするのを補助するために、選ばれることができる。例
えば、ズーム・インし、もしくは、フル・フラッシュを
用いる修正示唆は、たとえシーンが変わったとしても、
ユーザーに問題を提示しそうにない。さもなければ、シ
ーンが適度に変わった場合、以前の対象に対するシーン
を構成したり、照明状況を変える修正示唆は、エラーの
非常に大きいリスクを呈する。
【0198】エラーの大きいリスクを呈し、もしくは、
カメラの回転、フィルタまたはレンズの取付のような人
間の干渉なしではカメラの能力を超える構成の変更を必
要とする修正示唆は、カメラから除外されることがで
き、もしくは、ユーザーに対する指示としてのみ提供さ
れることができる。後者の場合、ユーザーによるエンタ
ー・スイッチ354の動作は、「彼または彼女が、選ば
れた修正示唆をインプリメントする再キャプチャのため
に、カメラのセットアップに必要なステップを施さなけ
ればならないとユーザーに知らせる、利用できない再キ
ャプチャのための自動セットアップ」もしくは「90度
カメラを回転させる」のような、適切なメッセージを提
供することができる。
【0199】カメラ10は、特定のカメラ設定の状態、
もしくはその変更に関して、コントローラ81に合図す
る、一組の状態センサー400(図52に示す)を備え
ていてもよい。そのような状態センサーは、当業者によ
く知られており、一般に自動カメラ動作の間、フィード
バックを提供するのに用いられる。状態センサーはま
た、手動操作可能なズーム・レンズのような手動制御
で、現在の設定を検出するために用いられる。カメラ1
0において、状態センサー400は、キャプチャ構成で
の変化を検出するために用いることができる。コントロ
ーラ81は、修正示唆の表示の後、カメラ設定における
変更のためにモニター可能である。一旦変更が検出され
ると、カメラ10は、画像キャプチャの準備をするため
に、修正示唆の表示をオフにすることができる。
【0200】ここで図52および図4を参照して、本発
明の特定の実施例では、コントローラ81は、ユーザー
による修正示唆の1つ(修正示唆画像138cとして示
した)の選択に応答して、一組の指示402を生成す
る。前述したように、これは、修正示唆の表示に続いて
起こる。指示402は、ユーザ・インタフェース上に、
好ましくは情報ディスプレイ114または画像ディスプ
レイ26、またはその両方に示される、テキスト、もし
くは単純なアイコンの形で提示される。その代わりに、
もしくは、それに加えて、スピーカー(図示せず)を通
して提供される、音声指示402を用いることもでき
る。1組の指示402は、全て提示されることが可能で
あるが、一度に1つの指示402が提示されるのが好ま
しい。選択示唆をインプリメントする画像再キャプチャ
のために必要な変更を提供するために、ユーザーは、指
示402が提示された場合は、それに従って行動するこ
とができる。指示の提示に続いて、コントローラ81
は、ユーザーによって構成が変わったかどうか判断する
ために、状態センサー400を用いて、カメラの構成を
モニターする。
【0201】必要に応じて、コントローラ81は、この
モニタリングの間、ユーザ・インタフェースの1つ以上
のユーザー制御122をロックアウトすることができ
る。これは、ユーザー入力を、選択示唆の指示を実行す
るために要求されたものに限定する。ここで記述される
他の特徴と同様に、画像キャプチャのために不可欠なも
のではないが、ユーザー制御122は、指示のディスプ
レイ、もしくは修正示唆のディスプレイを消し、カメラ
が、続く画像キャプチャのための準備ができるように、
カメラ上で提供されることができる。
【0202】図52に示される例では、シーンはアーカ
イバル画像167としてキャプチャされている。ユーザ
ーは、その後、確認画像144を表示することを選び、
続いて、修正示唆138cを見るために選択する。示さ
れた修正示唆138cでは、左から右の順に、ズーム・
インして、カメラを90度回転、カメラを90度回転、
となっている。ズーム・インして、カメラを90度回転
させる修正示唆138cは、適切な制御(図52には図
示せず)のユーザー・アクチュエーションにより選ばれ
る。この結果、選択示唆のための一組の指示402が準
備される。指示402は、「ズーム・イン」である第1
指示を伴って、1段づつ提示される。示された実施例で
は、指示は、画像ディスプレイ26に提示される。ユー
ザーは、指示に対応し(図52では矢印404で示し
た)て、対象を拡大するために撮影レンズ76を調節す
る。状態センサー400は、第1指示402の提示に続
き、カメラ構成の変化のために、モニターしているコン
トローラ81に信号を送る。コントローラ81は、セン
サー信号から、撮影レンズ76が再び位置決めされたと
判断する。センサー402からの信号に応答して、次の
指示「回転」が画像ディスプレイ26に提示される。ユ
ーザーは、その後カメラ10を回転させる(図52では
矢印406で示した)。カメラ10の中のセンサー40
0は、回転を感知して、コントローラ81に信号を送
り、それは応答して、カメラを回転させるという指図4
02をオフにする。カメラ10は、指示「ズーム・イ
ン」が与えられた時点で、シャッター22をロックする
ことができ、カメラ回転を検出した後に、シャッター2
2のロックを解除することができる。カメラ10は、回
転に続き、ディスプレイ26に「準備完了」と提示する
ことができる。ユーザーは、それからシャッター22
(矢印408で示した)を動かす。画像は再キャプチャ
され、その結果、新しいアーカイバル画像410が得ら
れる。他の実施例では、ズーム・インして、90度カメ
ラを回転させる修正示唆がユーザーによって選ばれたあ
と、コントローラ81は自動的にズーム・レンズを示唆
された設定の方へ動かし、画像ディスプレイ26には指
示「回転」だけを提示する。
【0203】いろいろな実施例で、ユーザーがシーンを
再キャプチャした後、カメラ10は、特定の修正示唆の
ユーザーの前の選択により決定された構成を保つことが
できる。しかしながら、カメラ10が、再キャプチャ終
了後に、前の構成またはデフォルト構成に戻ることが好
ましい。前の構成、もしくは、デフォルトの構成は、1
つ以上のカメラ・パラメータに自動カメラ・システムを
提供することができる。好ましい実施例では、所定のズ
ーム位置、所定のプリント・フォーマット、およびフラ
ッシュ値および現在計測された露光量のための自動設定
を含む露光パラメータを有するデフォルト構成に復帰す
る。カメラ10はまた、修正示唆の表示の間もしくはそ
の後、ユーザーが、表示スイッチのような、特定の制御
を動かすとき、この同じ、以前もしくはデフォルトのキ
ャプチャ構成への復帰を提供することができる。
【0204】セットアップに続き、再キャプチャ以前
に、カメラは、ユーザーに対し、修正示唆のうちの1つ
をユーザーが選択したのに応じて、カメラ10の構成が
変更されたことを示すメッセージを提示することができ
る。これは、いろいろな方法でユーザーに伝えることが
できる。例えば、情報ディスプレイ114は、「再キャ
プチャのために設定」(図示せず)というメッセージ、
もしくはいくつかの類似のメッセージを提示することが
できる。以前の、もしくはデフォルトの構成への復帰
は、このメッセージを除去する。
【0205】アーカイバル画像修正カメラ評価画像のキ
ャプチャ成功に続いて表示される修正示唆は、キャプチ
ャ作業の後にユーザーに提出し得る使用オプションの唯
一のタイプではない。すでに言及された使用オプション
の1つの付加的なタイプは、キャプチャ失敗を示す警告
メッセージである。他のタイプは、電子アーカイバル画
像のために直ちに、またはフィルム・アーカイバル画像
のための、または写真仕上げの対象である電子アーカイ
バル画像のための写真仕上げ中に、キャプチャされたア
ーカイバル画像になされることができる利用可能な変更
の提示である。(便宜のために、以下の議論は、一般
に、フィルム・アーカイバル画像の写真仕上げに限られ
ている。同様の考察は、写真仕上げされた電子アーカイ
バル画像、および、更なる編集なしで、パソコン‐プリ
ンタ、もしくは、独立型「装置」プリンターで印刷され
るアーカイバル画像に適用される。)
【0206】ほとんどの場合、利用し得る変更は、前述
した修正示唆についてのものであるが、若干の修正示唆
は、この目的で用いることができないものとなる。カメ
ラの中には、他より少ない変更しかできないものもある
だろう。この理由のため、利用できる変化を表す修正示
唆は、画像修正カメラとその方法に関して、「編集示
唆」という用語により言及される。この用語は、特定の
カメラ、もしくは、カメラおよび適当な写真仕上げ装置
で、自動的にインプリメントされることができない修正
示唆を除外する。例えば、撮影レンズを外して魚眼レン
ズに代えるという修正示唆は、編集示唆とは言えない。
なぜなら、その示唆は、ユーザーによってインプリメン
トされなければならないからである。編集示唆は他の点
において、前述した修正示唆と違うところはない。例え
ば、編集示唆は、修正示唆と同等の方法で叙述可能であ
り、修正示唆画像と一致する編集示唆画像は、さらに好
ましい叙述である。
【0207】アーカイバル画像を修正する撮影方法の実
施例は、図51に示される。キャプチャ作業では、オリ
ジナル電子画像がキャプチャされ(382)て、メモリ
に格納される(384)。オリジナル電子画像は、アー
カイバル画像であってもよく、あるいは、アーカイバル
画像は、オリジナル電子画像のキャプチャと同時にキャ
プチャされてもよい。
【0208】キャプチャ(382)の後、編集示唆の示
唆セットは、修正示唆セットの生成に関して前述したの
と同じ方法で発生される。図51では、シーンのパラメ
ータを評価し(386)、編集示唆にパラメータをマッ
チングし(388)、編集示唆を生成する(390)ス
テップによってこれが単純化した形式で示される。
【0209】編集示唆のセットが生成された(390)
後、我々が修正示唆のために開示されたのと同じ方法
で、編集示唆の描写が表示される(392)。表示の
間、ユーザーは選択された示唆を指定することができ
る。カメラは、指定を受け入れ(394)、ユーザー選
択の指示を記録する(396)。指示は、アーカイバル
画像の編集形式、または、写真仕上げ装置のための編集
指示の形式のデータの一方である。選択示唆を指定する
ための手順とカメラの特徴は、カメラが再キャプチャの
ためのセットアップをしなくて、その代わりにユーザー
選択の指示を記録する特質を伴う、修正された再キャプ
チャ・カメラと方法に関係して前述したものと同等のも
のでありえる。
【0210】ユーザー選択の指示の性質は、アーカイバ
ル画像のタイプによって異なる。アーカイバル画像が写
真フィルムの潜在画像である場合は、ユーザー選択の指
示は、写真フィルムの上に記録されるデータ形式であ
る。図4に示されるカメラ10は、写真フィルムのフィ
ルム・ユニットにデータを記録可能なデータ・レコーダ
ー398を備えている。
【0211】データが記録される方法は、重要ではな
い。例えば、手順と器材は、光学、磁気、もしくは、電
子形式のフィルム・ユニットでデータを記録するために
よく知られでいる。「Advanced Photo
SystemTM」(「APS」)フィルムは、フィル
ムの磁気的記録可能層にデータを記録するために提供す
る。例えば、多くのAPSカメラは、3つのプリント縦
横比の何れかを示す磁気データを記録することができ
る:H、C、Pが各潜在画像のために選ばれる。フィル
ムが処理される写真仕上げ装置(図示せず)は、記録さ
れた磁気データを読み、選ばれた縦横比で潜在画像を最
終画像としてプリントする。写真仕上げ装置は、光学
的、もしくは、デジタル的に選ばれたプリント縦横比で
最終画像を生成する。
【0212】画像のプリント縦横比の変更を提供する編
集示唆が選ばれると、正確にこの方法でインプリメント
することができる。他の編集示唆も、同じようにインプ
リメントすることができる。これは、カメラと写真仕上
げ装置が一般の仕組みで動作することを要求すると理解
され、そこでは、写真仕上げ装置は、記録されたデータ
を読み、解釈することができ、それに応答して、写真仕
上げ出力の修正を提供することができる。Advanc
ed Photo Systemの様に、これらの機能
を提供する適当な仕組みは、当業者によく知られてい
る。
【0213】アーカイバル画像がオリジナル電子画像か
ら引き出されている場合、ユーザー選択の指示は、選択
された編集示唆に従う編集により、オリジナル電子画像
から引き出された編集画像、電子画像の形である。編集
画像は、カメラ10のメモリ58に格納される。
【0214】それぞれの編集示唆によって修正される場
合を除き、同じ画像情報を複製するように、編集された
画像は、メモリにおいて、オリジナル電子画像に加えら
れることができる。このアプローチは好ましくない。な
ぜなら、将来いつか、ユーザーは、画像をレビューし
て、2つの画像のうちの1つを使うか、破棄するかする
前に、オリジナル電子画像と編集された画像のどちらが
良いか、決めなければならなくなるからである。メモリ
のオリジナル電子画像を、編集画像と置き換えることが
好ましい。このアプローチは、メモリの必要量を減ら
し、ユーザーに同じ努力を繰り返させることを防ぐ。オ
リジナル電子画像と置き換えられる編集画像は、メタデ
ータ指示などの形で、オリジナル電子画像を再現するた
めに十分な情報を含むことができる。
【0215】この実施例では、編集示唆のユーザーの選
択の効果は、編集示唆のために使われる描写の性質によ
って異なる。編集示唆の描写がテキスト、あるいは、情
報ディスプレイに提示されたアイコンで、もしくは、好
ましくは、画像ディスプレイに確認画像とマージされた
場合は、ユーザー入力が選択された後、オリジナル電子
画像が編集される。編集示唆が低解像度の編集示唆画像
である場合は、オリジナル電子画像は、それが示唆する
描写を準備する簡略化された方法で修正されるが、特定
の編集示唆を完全に表わすわけではない。この場合、編
集示唆が選ばれるとき、描写は削除され、オリジナル電
子画像は、編集示唆に完全に対応する修正で編集された
画像を生成するために再び修正される。編集示唆が高解
像度の提案画像である場合は、引き出し画像の更なる修
正は必要ない。編集示唆または確認画像が選ばれると
き、選択されなかった編集示唆はもはや必要ではなく、
削除されることができる。
【0216】図53−54で示される特定の例では、デ
ジタル・カメラ10は、最初の電子画像をキャプチャす
るためにメガピクセル撮影装置24を用い、その後、そ
れはメモリー・カード・インタフェース412を通して
アクセスされる取り外し可能なメモリー・カード54a
上で、JPEG圧縮ファイル形式でアーカイバル画像と
して格納される。カメラ10は、画像ディスプレイ26
上に、副サンプル化によりアーカイバル画像から引き出
された確認画像を選択的に表示する。(確認ディスプレ
イなどを動かすボタン、もしくは、他のユーザー制御
は、図53には示されていないが、前述されたものと同
等のものとなる。)デジタル・カメラ10は、編集示唆
を表示するモードを含む。図54において示される編集
示唆は、拡大画像、拡大と回転、および回転である。ユ
ーザーが、編集示唆の1つを選んだ(414)場合(図
53で、拡大して回転させる示唆が選ばれた場合)は、
アーカイバル画像は、JPEG圧縮ファイルから復元さ
れ、画像データを切り取る(416)ことによって修正
され、再圧縮されて、取り外し可能なメモリ上へ切り取
られた画像ファイル410を格納する(418)。オリ
ジナルアーカイバル画像ファイル167は、その後、ス
ペースを確保するために、好ましくは削除される。ユー
ザーが確認画像のディスプレイを動作させた場合は、置
き換え画像ファイルは、画像ディスプレイ26に表示の
ための新しい確認画像を提供するために副サンプル化さ
れる。図54に示すように、置き換え画像410は、切
り取られる場合、任意に再サンプル化することができ
る。
【0217】そうでなければ、適当なカメラ10と方法
は、前述したものと同等となる。例えば、図4に示され
るカメラ10は、ユーザーが、ユーザー制御122を動
作させることにより、示唆セットの編集示唆の1つを選
び、データ・レコーダー398により、ユーザー選択を
表すデータをフィルムに記録するのを可能とするために
修正されたソフトウェアを伴って使うことができる。図
25に示される、適当な電子カメラ10の例は、図4の
カメラの修正であり、写真フィルムに関連する特徴を除
外するものである。取り外し可能なメモリ58は、ま
た、コントロールシステム80内に、もしくは、他のメ
モリに加えて提供される。
【0218】図53には、適当なもう一つの電子カメラ
10が示されている。カメラ10は、パソコン424の
ドッキング装置422と互換性を持つ、ドッキング・イ
ンタフェース420を備えている。カメラの回路のため
の電力は、再充電式のバッテリー426で提供される。
ドッキング装置422に接続した電力サプライ428を
通して、バッテリー426は再充電される。コントロー
ルシステムを含む、他のカメラの特徴は、前述されたも
のと同類である。カメラは、例えば、取り外し可能なメ
モリー・カード54aに格納されるデジタル画像を生成
する。カメラは、ズームおよび焦点ドライバ78、88
と可調アパーチャおよびシャッター(図53には図示せ
ず)を持つズーム・レンズ76を備えている。ズーム・
レンズ76は、よく知られたバイエル・カラーフィルタ
ー・パターンを用いる単一チップ・カラーCCD画像セ
ンサのような撮影装置24上に、シーンからの光の焦点
を合わせる。画像センサ24は、クロック・ドライバ1
00により制御される。ズーム、および焦点、およびク
ロック・ドライバ78、88、100は、コントローラ
81から供給される制御信号により制御される。コント
ローラ81はまた、オートフォーカスおよび自動露光の
探知器126、82から、入力を受け取り、フラッシュ
・ユニット115を制御する。撮影装置24からのアナ
ログの画像信号は、増幅され、ASP‐A/Dコンバー
タ104でデジタル・データに変換される。ASP‐A
/D104からのデジタル画像データは、DRAMバッ
ファ・メモリ54bに格納され、プロセッサ106でそ
の後処理され、それはRAMメモリ54dを用いてファ
ームウェア・メモリ54cに格納されているファームウ
ェアにより制御される。ドッキング・インタフェース4
20とドッキング装置422を通して転送される電子画
像は、プリンター430を用いるコンピュータ424に
よりプリントされる。
【0219】カメラは、ここで示されていない、他の特
徴を備えることができる。例えば、カメラは、フィル
ム、もしくは、アーカイバル画像の電子キャプチャを可
能にするハイブリッド型であってもよい。
【0220】発明の他の特徴 他の特徴は、以下の附番された文に記述されている。 1. 以下を含むカメラ: ボディ;前記ボディに搭載された、写真シーンを決定す
るキャプチャ・システム;前記シーンのキャプチャの複
数のパラメータを評価する評価装置;示唆のセットを決
定するために、前記パラメータを、複数の編集示唆のう
ちの1つ以上にマッチさせるルックアップ・テーブル;
および前記示唆のセットの前記1つ以上の編集示唆の描
写を示すために選択的に動作可能なディスプレイ・ユニ
ット。 2. 前記キャプチャ・システムは、前記シーンを含む
電子画像をキャプチャする電子撮影装置を含み、前記デ
ィスプレイ装置に操作可能な状態で接続している前記撮
影装置が、ここでは、前記描写が前記電子画像の修正と
なる文1のカメラ。 3. ここで、前記電子画像が前記シーンを越えて広が
り、前記描写のうちの少なくとも1つは、部分的にのみ
前記シーンを含む文2のカメラ。 4. 前記キャプチャ・システムが、前記シーンに対応
する潜在的フィルム画像をキャプチャするフィルム画像
キャプチャ・ユニットを含む文2のカメラ。 5. 以下を含むカメラ: ボディ;前記ボディに搭載されたシーンを詳細に表示す
るレンジファインダー;前記ボディに配置された、前記
シーンを含む電子画像をキャプチャする電子撮影装置;
評価を提供するために、前記シーンと前記電子画像のう
ちの少なくとも1つの、1つ以上のパラメータを評価す
る評価装置;示唆のセットを決定するために、前記評価
を、複数の編集示唆のうちの1つ以上にマッチさせるル
ックアップ・テーブル。 6. 前記示唆のセットのうち、前記1つ以上の編集示
唆を表示するために作動可能な、ディスプレイ装置をさ
らに備えた文5のカメラ。 7. 前記評価装置が、複数要素レンジファインダーを
含み、さらに、前記パラメータのうちの1つは、前記レ
ンジファインダーによって検出される撮影対象の、前記
電子画像の範囲内の位置である、文5のカメラ。 8. 前記編集示唆のうち、少なくとも1つが、前記撮
影対象を基準として前記撮影装置を向け直すことであ
る、文7のカメラ。 9. 前記編集示唆のうちの少なくとも1つが、撮影レ
ンズの焦点距離を変えることである、文7のカメラ。 10. 更に以下を備えた文5のカメラ:前記示唆のセ
ットのうち、選択された示唆として1つの前記編集示唆
を選ぶために、複数の設定のうちの1つに選択的に設定
可能な指名子;活動するように前記指名子に接続され
た、前記選択された示唆の描写を生成するコントロー
ラ;および活動するように前記コントローラに接続され
た、前記描写を表示するディスプレイ。 11. 前記コントローラが前記電子キャプチャ・ユニ
ットに活動するように接続され、前記描写が前記電子画
像と前記選択された示唆との組み合わせである、文10
のカメラ。 12. 前記コントローラが前記電子キャプチャ・ユニ
ットに活動するように接続され、前記描写が前記選択さ
れた示唆に従う前記電子画像の修正である、文10のカ
メラ。 13. 前記指名子が、前記編集示唆の各々の前記電子
画像およびそれぞれの前記描写を選択的に示すために、
前記設定の間で切り替え可能な、文10のカメラ。 14. 前記ボディに配置された、前記シーンに対応し
た潜在フィルム画像をキャプチャするフィルム画像キャ
プチャ・ユニットをさらに含む、文5のカメラ。 15. 前記潜在的フィルム画像が、前記電子画像の中
心部と一致する、文14のカメラ。 16. 前記評価装置が、前記シーンの少なくとも1つ
の部分から反射される光の強度を測定する光度計を含
む、文5のカメラ。 17. 前記評価装置が、前記シーンにおける撮影対象
との距離を測定するレンジファインダーを含む、文5の
カメラ。 18. 前記評価装置が、前記撮影装置の方向付けを測
定する方向付けセンサーを含む、文5のカメラ。 19. 以下のステップを含む撮影方法:カメラのキャ
プチャ・システムを用いてシーンを決定すること;前記
決定の間、前記シーンの視野を含む電子画像をキャプチ
ャすること;前記電子画像を評価すること;および前記
評価に応答し、前記カメラ上に、前記シーンのキャプチ
ャに関する1つ以上の編集示唆を表示すること。 20. 前記カメラのレンジファインダーの前記シーン
を実質的に詳細に描写することをさらに含む、文19の
方法。 21. 以下をさらに含む、文19の方法:アーカイバ
ル媒体に前記シーンをキャプチャすること;および前記
キャプチャにおいて、前記編集示唆の選択された1つに
従うこと。 22. 前記従うことが、撮影対象を基準として前記カ
メラを向け直すことをさらに含む、文21の方法。 23. 前記従うことが、撮影レンズの焦点距離を変え
ることをさらに含む、文21の方法。 24. 前記シーンを評価することをさらに含み、そこ
で、前記表示することが、前記評価ステップの両方に応
答するする、文21の方法。 25. 前記シーンの前記評価が、前記シーン内におい
て、撮影対象および背景を検出することをさらに含む、
文24の方法。 26. 前記視野が、前記シーンを越えて広がる外部部
分を持ち、前記示唆が、前記外部部分の方向に向かって
前記カメラを向け直すことを含む、文19の方法。 27. 前記電子画像をキャプチャする間に、前記シー
ンのフィルム画像をキャプチャすることをさらに含む、
文19の方法。 28. 以下のステップを含む撮影方法:カメラのレン
ジファインダーにシーンを詳細に表示すること;前記詳
細表示の間、前記シーンを含む視野を持つ電子画像をキ
ャプチャすること;評価を提供するために、前記電子画
像と前記シーンの1つ以上のパラメータを評価するこ
と;示唆のセットを決定するために、複数の編集示唆の
うちの1つ以上に、前記評価をマッチさせること;前記
キャプチャすることに続き、前記カメラ上に、前記示唆
のセットの前記編集示唆の1つ以上を選択的に表示する
こと。 29. 前記表示することが、それぞれの前記編集示唆
に従って前記電子画像を修正すること、および前記変更
することに続いて前記電子画像を表示することを更に含
む、文28の方法。 30. 前記評価することが、前記シーン内の撮影対象
を検出することをさらに含み、および、前記編集示唆の
少なくとも1つが、前記撮影対象に対して前記撮影装置
を向け直すことである、文28の方法。 31. 前記電子画像の前記視野が前記シーンを越えて
広がる、文30の方法。 32. 前記電子画像の前記視野が、前記シーンを越え
て広がる、文28の方法。 33. 前記評価することが、前記シーン内の撮影対象
を検出することをさらに含み、前記編集示唆の少なくと
も1つが、撮影レンズの焦点距離を変えることである、
文28の方法。 34. 以下のステップを含む撮影方法:カメラのレン
ジファインダーにシーンを詳細に表示すること;前記シ
ーンにおいて撮影対象の位置を検出すること;前記決定
に応答し、前記シーンの前記撮影対象のために、前記カ
メラ上で代わりの場所に1つ以上の編集示唆を示すこ
と。 35. 前記検出することが、前記シーンを含む視野を
持つ電子画像をキャプチャすることをさらに含み、前記
表示することが、前記編集示唆の各々について、前記電
子画像の対応する部分を表示することをさらに含む、文
34の方法。 36. 前記電子画像が、前記シーンを越えて広がる視
野を有し、前記対応する部分のうちの少なくとも1つ
が、部分的にのみ前記シーンを含むものである、文35
の方法。 37. 前記検出することが、前記カメラの方向付けを
決定することを含み、前記編集示唆のうちの少なくとも
1つが、前記カメラの方向付けを再び変えることであ
る、文36の方法。 38. 前記電子画像の前記キャプチャの間に、前記シ
ーンのフィルム画像をキャプチャすることをさらに含
む、文35の方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】 カメラの実施例の背面図であり、露光フレー
ム内のフィルム、アーカイバル画像キャプチャ・ユニッ
ト、および電子画像キャプチャ・ユニットの電子撮影装
置の相対的な位置は、点線によって示されている。
【図2】 図1のレンジファインダーが示す同じシーン
上にマップされた、図1のカメラのレンジファインダー
のセンサーで作られる領域格子を示す図である。
【図3】 図1のカメラを用いた特定のキャプチャ事象
のためにシーン、アーカイバルの写角、および評価写角
を示す斜視図である。
【図4】 図1のカメラの概略図である。
【図5】 図1のカメラの修正の部分的概略図である。
【図6】 図1のカメラの他の修正の正面斜視図であ
る。
【図7】 図1のカメラの更に他の修正の背面斜視図で
ある。
【図8】 図7のカメラの分解図である。
【図9】 図1のカメラでキャプチャされるオリジナル
電子画像の概略図である。
【図10】 (カメラを水平位置に保った)図9のオリ
ジナル電子画像から引き出された確認画像の概略図であ
り、クロス‐ハッチングは、オリジナル電子画像のサイ
ズとその相対的な位置を示す。
【図11】 示唆された90度回転のために、図9のオ
リジナル電子画像から引き出された修正示唆画像であ
る。
【図12】 再センタリング、および、ズーム・アウト
することを含んだ修正示唆を可能にする、修正されたカ
メラの、オリジナル電子画像の図である。
【図13】 図12のオリジナル電子画像から引き出さ
れた、確認画像の図であり、クロス‐ハッチングは、オ
リジナル電子画像の相対的なサイズとその相対的な位置
を示す。
【図14】 図14中aは、水平方向および垂直方向に
対して、中心に置かれた人物の頭部を示す確認画像の概
略図であり、図14中bは、図14中aの確認画像を含
むオリジナル電子画像のキャプチャに続き、図1と図1
2において示された特徴を有するカメラにより提供され
る、修正示唆画像の図であり、図14中bでは、人物の
頭部は、画像の垂直寸法の3分の2の位置にあり、図1
4中cは、図14中aの確認画像の本来の寸法を実線
で、図14中bのカメラを向け直す修正示唆によって提
案された変更を点線で示す概略図である。
【図15】 図15中a‐cは、水平よりむしろ垂直に
保たれたカメラでの図14中a‐cと同じ図である。
【図16】 図16中aは、図14aと同じ図であり、
図16中bは、図1と図12において示された特徴を有
するカメラで提供される別の修正示唆画像の図であり、
図16中cは、図16中aの確認画像の本来の寸法を実
線で、図16中bの90度回転の修正示唆により提案さ
れた変化を点線で示す図である。
【図17】 図17中a‐cは、図16a−16cと同
じ図であるが、図17中aの引き出しシーン画像、人物
の頭部は、画像の最上部から3分の1下方にある。
【図18】 図14−17と図19−20の修正示唆の
ために使用可能な、オリジナル電子画像をキャプチャす
ることができる、撮影装置の写角の図であり、点線は、
確認画像の相対的な位置を示す。
【図19】 図19中a‐cは、図16中a‐cと同じ
図であるが、人物は、カメラからより遠く離れており、
修正示唆はズーム・インするか、接近することである。
【図20】 図20中a‐cは、図16中a‐cと同じ
図であるが、人物はカメラからより遠くにあり、頭部
は、引き出されたシーン画像の中央付近にあり、修正示
唆は、人物の頭部を3分の1の位置へ移動させるため、
ズーム・インとカメラ向け直すことである。
【図21】 図1および図12に示される特徴を有する
カメラにより提供される確認画像、および対象の撮影の
他の方法のための、対象を、画面の底端から3分の2の
位置に再配置するためにカメラを向け直し、水平方向に
カメラを向け直し、さらに、ズーム・イン/対象への接
近を含む修正示唆の3つの描写の図であり、クロス‐ハ
ッチングは、他の画像に対するオリジナル電子画像の相
対的なサイズと位置を示す。
【図22】 図12のようなカメラの同じ実施例によっ
て生成されるオリジナル電子画像の図である。
【図23】 図22の電子画像に応答する修正示唆の表
示の図であり、修正示唆は、対象を中央にするため、カ
メラを向け直すことである。
【図24】 向け直すことを含む修正示唆画像を準備す
る間の、露光設定の図である。
【図25】 図1のカメラを修正した、電子カメラの概
略図である。
【図26】 確認画像と、同じ修正示唆の4つの異なる
描写を示す図である。
【図27】 レンジファインダー領域の検出された格
子、および修正示唆ルックアップ・テーブルにおける、
その格子にマッチする3つの修正示唆の示唆のセットを
示す図であり、修正示唆は、垂直順に:下方向に移動
し、パノラマの縦横比に変更し、下方および右方向に再
センタリングすることである。
【図28】 図27と同じ図であるが、検出された格子
と修正示唆のセットが異なっており、この場合、修正示
唆は、垂直順に:90度回転し、再センタリングし、C
‐縦横比に変更することである。
【図29】 図27と同じ図であるが、検出された格子
と修正示唆のセットが異なっており、この場合、修正示
唆は、垂直順に:ズーム・イン/接近し、90度回転
し、C‐縦横比に変更して下方向へ移動することであ
る。
【図30】 図27と同じ図であるが、検出された格子
と修正示唆のセットが異なっており、この場合、セット
は、パノラマ縦横比に変更する単一の修正示唆を有す
る。
【図31】 修正示唆撮影方法の一実施例を用いるカメ
ラ操作の一部のフロー・チャートである。
【図32】 修正示唆撮影方法の一実施例を用いるカメ
ラ操作の他の一部のフロー・チャートである。
【図33】 修正示唆撮影方法の一実施例を用いるカメ
ラ操作の残部のフロー・チャートである。
【図34】 出力品位警告を提供する、カメラ10の修
正の背面斜視図である。
【図35】 確認画像および隣接情報ディスプレイを示
す画像ディスプレイの図であり、シーンは、運動、もし
くは露光の問題なしで、正しくキャプチャされている。
【図36】 異なるキャプチャ事象のための図35と同
じ図であり、ユーザーは、写真を撮影するにつれてカメ
ラを動かしている。
【図37】 異なるキャプチャ事象のための図35と同
じ図であり、太陽が画像の背景にある。
【図38】 図37の図およびキャプチャ事象と一致す
る図であり、カメラの修正を用いている。
【図39】 図37および図38の図およびキャプチャ
事象と一致する図であり、カメラの別修正を用いる点が
異なっている。
【図40】 確認画像および、同じ出力品位警告の4つ
の異なる表示を示す図である。
【図41】 出力品位警告撮影方法の単一のキャプチャ
事象の図であり、シャッター開放は、フィルムおよび電
子シャッターのための対時間グラフで示され、(グラフ
は、直線化され、同比率となっており、)グラフで示さ
れた時間の間にキャプチャされる、アーカイバル画像と
4つのオリジナル電子画像は、グラフの下に示されてい
る。
【図42】 図41の第1および第4オリジナル電子画
像の、それぞれの警告閾値に対する差の比較のグラフで
ある。
【図43】 図41の第2および第3オリジナル電子画
像の、警告閾値に対する比較のグラフであり、それぞ
れ、過度のハイライト警告閾値、および、過度の影警告
閾値に対するものである。
【図44】 図41の第2および第3オリジナル電子画
像の、警告閾値に対する比較のグラフであり、それぞ
れ、過度のハイライト警告閾値、および、過度の影警告
閾値に対するものである。
【図45】 出力品位警告撮影方法の図である。
【図46】 図45の方法の一実施例の、決定およおび
比較ステップの、より詳細な図である。
【図47】 図45の方法を利用した、カメラ操作の一
部のフロー・チャートである。
【図48】 図45の方法を利用した、カメラ操作の残
部のフロー・チャートである。
【図49】 修正された再キャプチャを提供する図1の
カメラの修正操作の図である。
【図50】 カメラが修正された再キャプチャのために
提供する図31‐33のフロー・チャートの修正であ
り、図31‐32は適用可能なままであり、図50は図
33に置き換わる。
【図51】 アーカイバル画像修正撮影方法の図であ
る。
【図52】 カメラがユーザー指示を提供する、別の修
正された再キャプチャ撮影方法の図である。
【図53】 アーカイバル画像を修正する、電子カメラ
の図である。
【図54】 別のアーカイバル画像修正撮影方法の図で
ある。
【符号の説明】
10 カメラ、 12 ボディ、 14 キャプチャ・
システム、 16 アーカイバル画像キャプチャ・ユニ
ット、 18 評価キャプチャ・ユニット、20 フィ
ルム、 22 シャッター、 24 撮影装置、 26
画像ディスプレイ、 28 カバー、 30 カバ
ー、 32 シャーシ、 34 フィルム・ドア、 3
6 フラッシュ・ユニット、 38 フィルム・ホルダ
ー、 40 フィルム・ユニット、 42 フィルム・
チャンバ、 44 フィルム・チャンバ、 45 露光
フレーム、 46 キャニスタ、 48 スプール、
49 スプール、 50 オープニング、 52 フィ
ルム移動装置、 54 メモリ、 56 光学システ
ム、 58 レンジ・ファインダー、 60 第1経
路、 62 第2経路、 64 組み合わせレンズユニ
ット、 66 撮影装置レンズユニット、 68 レン
ジファインダー・レンズユニット、 70 部分透過ミ
ラー、 72 全反射ミラー、 74 アイピース、
76 撮影レンズ、 78 ズーム・ドライバー、 8
0 コントロール・システム、 81 コントローラ、
82 オートフォーカス・システム、 84 センサ
ー、 86レンジファインダー、 88 フォーカスド
ライバー、 90 領域、 91格子、 92 フィル
ム・シャッター、 94 撮影装置シャッター、 96
パターン、 98 信号線、 100 撮影装置ドライ
バー、 102 画像ディスプレイドライバー、 10
4 A/Dコンバータ、 106 プロセッサ、 10
8 アパーチャ・ドライバー、 110 フィルム及び
撮影装置シャッター・ドライバー、 112 フィルム
及び撮影装置シャッター・ドライバー、114 情報デ
ィスプレイ、 115 フラッシュ回路、 116 情
報ディスプレイ・ドライバー、 118 ユーザー・イ
ンターフェース、 120 「ズーム・イン/アウト」
ボタン、 122 他のユーザー・コントロール、 1
24 フィルム・ユニット・デテクター、 126 デ
テクター、 128 ドライバー、 129 センサ
ー、 130 対象、 131 アーカイバル写角、
132 背景、 133 シーン、 134 カメラ方
向付けセンサー、135 評価写角、 136 ルック
アップ・テーブル、 138 表示、 138a 表
示、 138b 表示、 138c 表示、 142
オリジナル電子画像、 144 確認画像、 145
実線、 146 陰陽線を付けたボックス、 147
点線、 148 人の頭部、 149 点線、 150
木、152 対象、 154 対象、 156 対
象、 158 対象、 160レンジファインダー画
像、 162 対象、 163 家、 164 準備電
子画像、 165 ボックス、 166 パクセル、
167 アーカイバル画像、 168 再分割画像、
169 ボックス、 170 第1部分、 172 パ
ターン、 178 淡色化−暗色化アルゴリズム、 1
82 太陽、 236 警告、 237 スピーカー、
238 テキスト・メッセージ、 240 ライン画
像、 242 ライン画像、 244 デジタル画像、
246デジタル画像、 252 アーカイバル画像露
光時間間隔、 253 ヒストグラム、 255 閾値
曲線、 278 中央部、 280 オリジナル電子画
像時間間隔、 282 オリジナル電子画像時間間隔、
284 露光不足画像、286 露光過多画像、 2
88 露光不足時間間隔、 290 露光過多時間間
隔、 335 ヒストグラム、 336 閾値曲線、
337 ヒストグラム、 338 曲線、 340 矢
印、 342 三脚、 344 モデル、346 ディ
スプレイ装置、 348 矢印、 350 示唆レビュ
ー・スイッチ、 352 矢印、 354 エンター・
スイッチ、 356 指名子、 378 矢印、 39
8 レコーダー、 1618 電子キャプチャーユニッ
ト、S1 第1スイッチ、 S2 第2スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/48 G03B 17/48 19/06 19/06 19/07 19/07 H04N 5/225 H04N 5/225 A B Fターム(参考) 2H018 AA00 AA02 BE02 2H054 AA01 BB05 BB07 BB11 CD00 CD03 2H102 AA00 AA01 AA19 AA41 AA51 AA71 AB00 AB11 BA01 BA12 BB08 CA11 CA12 CA32 CA34 2H104 AA11 AA18 5C022 AB15 AB17 AB36 AB66 AC02 AC03 AC13 AC22 AC32 AC42 AC74

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボディと、 前記ボディに搭載された、写真シーンを決定するキャプ
    チャ・システムと、 前記シーンのキャプチャのための複数のパラメータを評
    価する評価装置と、 示唆のセットを決定するために、前記パラメータを、複
    数の編集示唆のうちの1つ以上にマッチさせるルックア
    ップテーブルと、 前記示唆のセットの前記1つ以上の編集示唆の、少なく
    とも1つが前記シーンを部分的に含むだけである描写を
    示すために選択的に作動可能なディスプレイ装置とを含
    むことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 カメラのキャプチャ・システムを用いて
    シーンを決定すること、 前記決定の間、前記シーンの視野を含む電子画像をキャ
    プチャすること、 前記電子画像を評価すること、および 前記評価に応答し、前記カメラ上に、前記シーンのキャ
    プチャに関する1つ以上の編集示唆を表示することを含
    むことを特徴とする撮影方法。
  3. 【請求項3】 カメラのレンジファインダーにシーンの
    輪郭を描くこと、 前記シーンにおいて撮影対象の位置を検出すること、お
    よび 前記決定に応答し、前記シーンの前記撮影対象のため
    に、前記カメラ上で代わりの場所に1つ以上の編集示唆
    を示すことを含むことを特徴とする撮影方法。
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