JP2004155356A - 建設機械用キャブ - Google Patents

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Hiroyuki Nakamura
弘之 中村
Kazunori Komatsu
和則 小松
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

【課題】開閉可能な前窓とサンバイザ装置とを両方設けると共に、キャブの側面部から射し込む光も遮ることができるようにする。
【解決手段】サンバイザ装置31は、垂直方向に延びる軸線を中心にして水平方向に回動可能な垂直軸33に対し、水平軸35を片持ち状態で取付け、水平軸35には遮光板37を取付ける構成とする。これにより、水平軸35と遮光板37とを垂直軸33を中心にして右側面パネル17側に回動させることにより、この水平軸35と遮光板37とを退避させて前窓20を開閉するときの通り道を確保することができる。また、水平軸35と遮光板37とを右側面パネル17側に退避させた状態では、遮光板37によってキャブ11の右側からの光を遮ることができる。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば油圧ショベル等に設けられた建設機械用キャブに関し、特に、外部から射し込む光を遮るサンバイザ装置が設けられた建設機械用キャブに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧ショベル等の建設機械は、自走可能な下部走行体と、該下部走行体上に旋回可能に支持された上部旋回体と、該上部旋回体の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置とにより大略構成されている。
【0003】
また、上部旋回体には、前部左側に位置してオペレータが乗車するキャブが設けられ、該キャブは、前窓を有する前面部、後窓を有する後面部、ドアと左側窓を有する左側面部、右側窓を有する右側面部および天面部からボックス状に形成されたキャブボックスと、該キャブボックス内に設けられ、オペレータが着座する運転席と、該運転席の周囲に設けられた走行用レバー、作業用レバー等とによって大略構成されている。
【0004】
ここで、運転席に着座したオペレータが作業を行なうときに、前窓から射し込む光(太陽光等)が目に入ると眩しさのために視界が悪くなり、作業がし難くなってしまう。そこで、キャブボックス内には、前窓から運転席に着座したオペレータに向けて射し込む光を遮るためのサンバイザ装置を設けている(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−29254号公報
【0006】
この従来技術によるサンバイザ装置は、キャブの前面部に沿って水平方向に延び、両方の端部がキャブ側に回動可能に支持された回動軸と、該回動軸に取付けられ、前窓からキャブ内に射し込む光を遮る遮光板と、前記回動軸の回動動作に対して抵抗力を与える抵抗発生部材とによって大略構成されている。
【0007】
そして、オペレータは、前窓から射し込む光が眩しいときに、遮光板をつかみ、抵抗力発生部材の抵抗力に抗して回動軸と一緒に下側に回動させることにより、前窓の上側部分から射し込む光を遮ることができる。また、遮光板を使用しないときには、該遮光板は上側に回動させることにより天面部側に退避させることができ、抵抗力発生部材は遮光板をこの退避位置に保持する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来技術によるサンバイザ装置は、遮光板が取付けられた回動軸の両端をキャブ側に回動可能に取付ける構成としているから、前窓から射し込む光を遮ることができる。
【0009】
ここで、オペレータは、作業装置で深穴を掘削する場合に、運転席から腰を上げて前のめりになり下を覗き込むような姿勢で操作を行なう。このため、一般的な油圧ショベルは、キャブボックスの前面部に設けられた前窓を天面部との間で開閉可能な構造としている。
【0010】
しかし、従来技術によるサンバイザ装置は、回動軸の両端をキャブ側に取付けているから、このサンバイザ装置は、前窓が開閉可能となった一般的な油圧ショベルのキャブに適用することができないという問題がある。
【0011】
また、キャブ内の前面部側に固定的に配置されたサンバイザ装置は、例えば右側面部に設けられた右側窓から射し込む光を遮ることができない。このため、オペレータの視界が悪くなり、作業性が低下するという問題がある。
【0012】
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、開閉可能な前窓とサンバイザ装置とを両方設けることができ、またサンバイザ装置によって側面部の側窓から射し込む光も遮ることができるようにした建設機械用キャブを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による建設機械用キャブは、前,後面部と左,右の側面部と天面部とからなり前面部に天面部との間で開閉可能な前窓を有するキャブボックスと、該キャブボックス内に設けられた運転席と、該運転席に着座したオペレータに向けて射し込む光を遮光するために前記キャブボックス内に設けられたサンバイザ装置とにより構成している。
【0014】
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、サンバイザ装置は、キャブボックスの前面部と一方の側面部との間の角隅部に設けられ垂直方向の軸線を中心として回動可能な垂直軸と、該垂直軸から片持ち状態で水平方向に延びて設けられ水平方向の軸線を中心として回動可能な水平軸と、該水平軸に固定的に取付けられた遮光板と、前記水平軸の回動動作に対して抵抗を与える抵抗発生部材とによって構成したことにある。
【0015】
このように構成したことにより、水平軸を遮光板と一緒に垂直軸を中心にしてキャブボックスの前面部側に向け前側に回動し、この位置で遮光板を抵抗発生部材に抗して下側に回動させる。これにより、サンバイザ装置は、その遮光板によって前窓からキャブ内に射し込む光を遮ることができる。また、遮光板を使用しないときには、水平軸を回動させつつ遮光板を上側に移動することにより、該遮光板を邪魔にならない位置に退避させることができ、抵抗発生部材は遮光板をこの退避位置に保持することができる。
【0016】
また、キャブボックスの前窓を開閉するときには、サンバイザ装置が邪魔になるから、遮光板(水平軸)を垂直軸を中心にしてキャブボックスの一方の側面部側に向け後側に回動させる。これにより、前面部に設けられた前窓は、天面部側に開くことができる。さらに、遮光板をキャブボックスの一方の側面部側に配置することにより、該遮光板は側面部に設けられた側窓から射し込む光を遮ることができる。
【0017】
請求項2の発明によると、抵抗発生部材は、垂直軸に対し水平軸を押付けて摩擦接触させるばね部材と、該ばね部材の押付け力を調整する調整ねじとによって構成したことにある。
【0018】
このように構成したことにより、水平軸の回動動作に対する抵抗の大きさは、ばね部材の付勢力によって長期間に亘って一定に保持することができる。また、調整ねじは、ばね部材の押付け力を調整することにより、個々の部品の個体差に関係なく、水平軸の回動動作に対する抵抗の大きさを所定の値に設定することができる。
【0019】
請求項3の発明によると、キャブボックスの前窓には、後方確認用のルームミラーを設け、水平軸と遮光板には、該水平軸と遮光板とを前面部側に配置したときに前記ルームミラーに重なる位置を切欠くように逃し部を設ける構成としたことにある。
【0020】
このように構成したことにより、例えば一般道を走行するためにキャブボックスの前窓に後方確認用のルームミラーが設けられている場合でも、回動軸と遮光板とは、その逃し部によってルームミラーを覆い隠すことなく、前面部側に配置することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態による建設機械用キャブを添付図面に従って詳細に説明する。
【0022】
まず、図1ないし図8は本発明の第1の実施の形態を示している。本実施の形態では、履帯を周回駆動することによって自走可能な下部走行体を備えたクローラ式の油圧ショベルに用いられるキャブを例に挙げて説明する。
【0023】
1は本実施の形態に適用される建設機械としてのクローラ式の油圧ショベルで、該油圧ショベル1は、自走可能な下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載され、該下部走行体2と共に車体を構成する上部旋回体3と、該上部旋回体3の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置4とにより大略構成されている。
【0024】
ここで、下部走行体2は、左,右両側にサイドフレーム2A1(左側のみ図示)を有するトラックフレーム2Aと、該トラックフレーム2Aのサイドフレーム2A1の一端部に設けられた遊動輪2Bと、サイドフレーム2A1の他端部に設けられた駆動輪2Cと、前記遊動輪2Bと駆動輪2Cとに亘って巻回された履帯2Dとによって大略構成されている。
【0025】
また、上部旋回体3は、構造体をなす旋回フレーム3Aと、該旋回フレーム3Aの左前側に配設された後述のキャブ11、該キャブ11の後側に位置して旋回フレーム3Aに搭載されたエンジン、タンク(いずれも図示せず)と、前記旋回フレーム3Aの後端部に取付けられたカウンタウエイト3Bとによって大略構成されている。
【0026】
11は本実施の形態に係るキャブで、該キャブ11は、旋回フレーム3Aの前部左側に搭載されている。そして、キャブ11は、オペレータが乗車する運転室を画成するもので、図2ないし図7に示す如く、後述するキャブボックス12、運転席22、サンバイザ装置31等によって大略構成されている。
【0027】
12は本実施の形態に係るキャブ11の外殻をなすキャブボックスで、該キャブボックス12は、後述するキャブフレーム13、パネル14〜18、前窓20等によって大略構成され、全体としてボックス状に形成されている。
【0028】
13はキャブボックス12の骨組構造体をなすキャブフレームで、該キャブフレーム13は、図2、図3等に示すように、前部左側の角隅に立設された左フロントピラー13Aと、前部右側の角隅に立設された右フロントピラー13Bと、後部左側の角隅に立設された左リアピラー13Cと、後部右側の角隅に立設された右リアピラー13D(図3、図4中に図示)と、前記左フロントピラー13Aの上部から左リアピラー13Cの上部に亘って前,後方向に延びた左ルーフピラー13Eと、前記右フロントピラー13Bの上部から右リアピラー13Dの上部に亘って前,後方向に延びた右ルーフピラー13Fとによって大略構成されている。
【0029】
また、キャブフレーム13には、図2に示すように、左フロントピラー13Aと左リアピラー13Cとの間のほぼ中間部に位置して上,下方向に延びるセンタピラー13Gが設けられ、該センタピラー13Gよりも前側にはドア開口13Hが形成されている。そして、ドア開口13Hには、後述のドア19が開閉可能に取付けられている。
【0030】
さらに、左フロントピラー13Aと左ルーフピラー13Eとの間、右フロントピラー13Bと右ルーフピラー13Fとの間には、図3ないし図7に示すように、それぞれ前窓ガイドレール13J,13Jが形成され、該各前窓ガイドレール13Jは、後述する前窓20のガイドローラ20Cが移動可能に係合する凹溝として形成されている。
【0031】
14はキャブフレーム13の前側に設けられた前面部としての前面パネルで、該前面パネル14は、上,下方向に長尺な長方形状の枠体として形成され、左フロントピラー13Aと右フロントピラー13Bとの間に取付けられている。
【0032】
15はキャブフレーム13の後側に設けられた後面部としての後面パネルで(図3、図4中に図示)、該後面パネル15は、左リアピラー13Cと右リアピラー13Dとの間に設けられ、後窓ガラス15Aが取付けられている。
【0033】
16はキャブフレーム13の左側に設けられた左側面パネルで(図2中に図示)、該左側面パネル16は、センタピラー13Gと左リアピラー13Cとの間に設けられ、左窓ガラス16Aが取付けられている。
【0034】
また、17はキャブフレーム13の右側に設けられた右側面パネルで、該右側面パネル17は、右フロントピラー13Bと右リアピラーとの間に設けられ、図3に示す如く、大きな右前窓ガラス17Aと小さな右後窓ガラス17Bとが取付けられている。また、右側面パネル17は、右前窓ガラス17Aと右後窓ガラス17Bとの間が仕切部17Cとなり、該仕切部17Cには後述の係合ブラケット40が取付けられている。
【0035】
18はキャブフレーム13の上側に設けられた天面パネルで、該天面パネル18は、前面パネル14の上部と後面パネル15の上部とに亘って前,後方向に延び、左ルーフピラー13Eと右ルーフピラー13Fとの間に取付けられている。
【0036】
また、19はキャブフレーム13のドア開口13Hを開,閉するようにセンタピラー13Gに回動可能に取付けられたドアで、該ドア19には、ドアガラス19Aが取付けられている。
【0037】
20はキャブフレーム13の前面側に設けられた前窓で、該前窓20は、図3、図4、図6に示す如く、上,下方向に延びる長方形状の枠体として形成された窓枠20Aと、該窓枠20Aに取付けられた前窓ガラス20Bと、前記窓枠20Aの左,右両側に突出して設けられた例えば4個のガイドローラ20C(上側の2個のみ図示)と、前窓20を開,閉するときにつかむ把手20Dとによって大略構成されている。
【0038】
そして、前窓20は、ガイドローラ20Cを左,右の前窓ガイドレール13Jに移動可能に係合させることにより、前面パネル14を閉じる閉窓位置(図3、図6の位置)と前面パネル14を開いて天面パネル18側に格納した開窓位置とに移動することができる。
【0039】
また、21はキャブボックス12の下側を閉塞する床板で(図3、図4中に図示)、該床板21は、キャブフレーム13の下端部に溶接等の手段を用いて固着されている。
【0040】
22はキャブボックス12内に位置して床板21上に設けられた運転席で、該運転席22は、キャブ11内に乗車したオペレータが着座するものである。また、運転席22の前側には下部走行体2を操作する走行用レバーが配設され、左,右両側には作業装置4を操作する作業用レバー(いずれも図示せず)が配設されている。
【0041】
次に、31はキャブ11内の前側に設けられたサンバイザ装置で、該サンバイザ装置31は、キャブ11の前側、右側から射し込む光(太陽光等)を遮ることにより、オペレータの眩しさを軽減して作業性を高めるものである。そして、サンバイザ装置31は、後述の取付ブラケット32、垂直軸33、水平軸35、遮光板37、抵抗発生部材38、係合穴39、係合ブラケット40等によって大略構成されている。
【0042】
32はキャブ11内の前面部と右側面部との間の角隅部、即ち、キャブフレーム13の右フロントピラー13B上側に取付けられた取付ブラケットで、該取付ブラケット32は、図6、図8に示す如く、右フロントピラー13Bにねじ止めされる固定板32Aと、該固定板32Aから後側に向けてほぼ水平に突出した支持突起32Bとによって大略構成されている。また、支持突起32Bの先端側には、後述する垂直軸33の縦軸33Aが回動可能に挿通される軸挿通穴32Cがほぼ垂直方向(車体の上,下方向)に延びて形成されている。
【0043】
33は取付ブラケット32に取付けられた垂直軸で、該垂直軸33は、取付ブラケット32の軸挿通穴32Cに挿入され、垂直方向に延びる軸線を中心として回動可能に支持された縦軸33Aと、該縦軸33Aの上端部から水平方向に延びた横軸33BとによってほぼL字状に形成されている。
【0044】
また、縦軸33Aの先端には雄ねじ(図示せず)が刻設され、長さ方向の中間部には環状板33Cが溶接等の手段を用いて固着されている。一方、横軸33Bの先端部には支持板33Dの下部が溶接等の手段を用いて一体的に固着され、該支持板33Dの上側には後述の水平軸35が挿通される軸穴33Eが形成されている。
【0045】
そして、垂直軸33は、縦軸33Aの先端側を取付ブラケット32の軸挿通穴32Cに挿入し、環状板33Cとの間に支持突起32Bを挟むように先端の雄ねじにナット34を螺着することにより、取付ブラケット32に対して横軸33Bが水平方向に回動するように取付けられている。
【0046】
35はキャブ11の前面パネル14に沿って水平方向に延びて設けられた水平軸で(図6参照)、該水平軸35は、直線状に延びる棒状体として形成されている。また、水平軸35の一方の端部は、図8に示すように、雄ねじ35Aとなり、該雄ねじ35Aの先端側にはピン穴35Bが直径方向に貫通して形成されている。また、水平軸35の一端側には、雄ねじ35Bと間隔をもって環状板35Cが溶接等の手段を用いて固着されている。そして、水平軸35は、垂直軸33の支持板33Dに形成された軸穴33Eに挿通されることにより、後述の抵抗発生部材38によって垂直軸33に片持ち状態で回動可能に支持されている。
【0047】
また、36は水平軸35の他端側に設けられた係合突起で、該係合突起36は、後述する係合穴39または係合部材30の係合穴40Aに係脱可能に係合するもので、水平軸35の一部を構成している。そして、係合突起36は、水平軸35の他端部に軸方向に移動可能に取付けられ、内蔵されたコイルばね(図示せず)によって水平軸35の全長寸法が大きくなる方向に付勢されている。また、係合突起36は、つまみ36Aを持ち、コイルばねに抗して移動することにより、全長寸法を小さくすることができ、この状態で係合穴39、係合部材30の係合穴40Aに着脱される。
【0048】
37は水平軸35に取付けられた遮光板で、該遮光板37は、キャブ11内に射し込む光(太陽光等)を遮るもので、例えば着色された半透明なプラスティック材料を用いて左,右方向に長尺な長方形状に形成されている。そして、遮光板37は、例えば2個の取付金具37Aを介して水平軸35に一体的に回動するように取付けられている。
【0049】
38は水平軸35と垂直軸33との間に設けられた抵抗発生部材で、該抵抗発生部材38は、水平軸35の雄ねじ35Aの外周側に配設されたばね部材38Aと、該ばね部材38Aを垂直軸33の支持板33Dとの間に挟むように設けられた有底筒状のばね受38Bと、該ばね受38Bを軸方向に位置決めするために雄ねじ35Aに螺着され、直径方向に切欠かれた複数の溝38C1を有する溝付きナット38Cと、該溝付きナット38Cの軸方向位置を固定するために、該溝付きナット38Cの溝38C1とピン穴35Bとに亘って取付けられた割ピン38Dと、水平軸35の環状板35Cと垂直軸33の支持板33Dとの間に設けられたワッシャ38Eとによって構成されている。
【0050】
ここで、溝付きナット38Cの溝38C1は、割ピン38Dが係合するもので、該割ピン38Dが軸方向(矢示A,B方向)に相対移動したときにも係合状態を保持できるような深さ寸法をもって形成されている。
【0051】
そして、抵抗発生部材38は、ばね部材38Aの付勢力によって水平軸35の環状板35Cをワッシャ38Eを介して垂直軸33の支持板33Dに押付けることにより、このときの押付け力によって摩擦抵抗を発生し、遮光板37が取付けられた水平軸35の回動動作に対して抵抗力を与えるものである。
【0052】
また、このときの抵抗力は、水平軸35の雄ねじ35Aに溝付きナット38Cをねじ込んで矢示A方向に移動させることにより、ばね部材38Aに対する溝付きナット38Cの押付け力を大きくすることができる。一方、溝付きナット38Cを緩めて矢示B方向に移動させることにより、ばね部材38Aに対する溝付きナット38Cの押付け力を小さくすることができる。そして、ばね部材38Aに対する溝付きナット38Cの押付け力を調整したら、該溝付きナット38Cの溝38C1と水平軸35のピン穴35Bに亘って割ピン38Dを取付けることにより、溝付きナット38Cを軸方向に位置決めすることができる。
【0053】
このようにばね部材38Aに対する押付け力を調整することにより、抵抗発生部材38は、遮光板37が取付けられた水平軸35に所望の抵抗力を与え、遮光板37を天面パネル18側に持ち上げたときに、該遮光板37が落ちてこないように保持することができる。
【0054】
39は垂直軸33と反対側に位置するキャブ11の前面部と側面部との間、即ち、キャブフレーム13の左フロントピラー13A上側に設けられた係合穴で、該係合穴39は、水平軸35(遮光板37)を前面パネル14側に配置したときに、係合突起36の先端部が係合、離脱可能に係合するものである。これにより、係合穴39は、水平軸35を取付ブラケット32との間で両持ち状態に支持することができ、前面パネル14側に配置された水平軸35、遮光板37が振動するのを防止することができる。
【0055】
40は垂直軸33側となる右側面パネル17の仕切部17Cに設けられた係合ブラケットで(図7参照)、該係合ブラケット40には、水平軸35(遮光板37)を右側面パネル17側に配置したときに、係合突起36の先端部が係合、離脱可能に係合する係合穴40Aが形成されている。これにより、係合ブラケット40は、水平軸35を取付ブラケット32との間で両持ち状態に支持することができ、右側面パネル17側に配置された水平軸35、遮光板37が振動するのを防止することができる。
【0056】
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
【0057】
まず、キャブ11に搭乗したオペレータは、運転席22に着座して走行用レバーを傾転操作することにより、履帯2Dを周回駆動して下部走行体2を走行させることができる。また、作業用レバーを傾転操作することにより、作業装置4を作動させたり、上部旋回体3を旋回動作させて土砂の掘削作業等を行うことができる。
【0058】
次に、キャブ11内に設けられたサンバイザ装置31を使用するときの手順について説明する。
【0059】
まず、キャブ11の前側から射し込む光が眩しいときには、サンバイザ装置31は、図3、図5に示すように前面パネル14側に配置する。詳しくは、水平軸35を垂直軸33を支点にして前側に回動させ、係合突起36を係合穴39に係合させる。この状態で遮光板37をつかみ、抵抗発生部材38の抵抗力に抗して遮光板37を下向きに回動させることにより、前窓20の上側からオペレータの顔に向けて射し込む光を遮ることができる。
【0060】
また、遮光板37は、手前側から上側に回動させることにより、天面パネル18側に退避させることができる。このときに抵抗発生部材38は、天面パネル18側に退避させた遮光板37が自重によって下側に回動するのを防止している。
【0061】
ここで、油圧ショベル1の作業の1つとして、例えば深穴を掘削する場合には、オペレータは、運転席22から腰を上げ、身体を前のめりにして下を覗き込むような姿勢をとる。このような作業姿勢をとるときには前窓20が邪魔になる。そこで、前窓20を開くときの手順について説明する。
【0062】
まず、前窓20を開く前に、前窓20の開閉動作に邪魔になるサンバイザ装置31の水平軸35、遮光板37を避ける必要がある。この場合には、オペレータは、係合穴39に対する係合突起36の係合を解除し、図4、図7に示すように水平軸35(遮光板37)を右側面パネル17側に向けて後側に回動させ、係合突起36を係合ブラケット40の係合穴40Aに係合させる。これにより、水平軸35、遮光板37を右側面パネル17側に退避させ、前面パネル14から天面パネル18側への前窓20の通り道を確保する。
【0063】
そして、水平軸35、遮光板37を右側面パネル17側に退避させたら、オペレータは、前窓20の把手20Dをつかみ、図4に示すように、該前窓20をキャブフレーム13に形成された前窓ガイドレール13Jに沿って上側に移動することにより、天面パネル18の下側に前窓20を格納することができる。また、天面パネル18側に格納された前窓20を前面パネル14側に移動して閉じることもできる。
【0064】
一方、水平軸35、遮光板37を右側面パネル17側に退避させた状態では、キャブ11の右側から射し込む光が眩しいときには、遮光板37は、右前窓ガラス17Aの上側からオペレータの顔に向けて射し込む光を遮ることができる。
【0065】
かくして、本実施の形態によれば、サンバイザ装置31は、垂直方向に延びる軸線を中心にして水平方向に回動可能な垂直軸33に対し、水平軸35を片持ち状態で取付け、該水平軸35には遮光板37を取付ける構成としているから、水平軸35と遮光板37とを右側面パネル17側に退避させることにより、前窓20を開閉するときの通り道を確保することができる。この結果、オペレータは、前窓20を開いて深穴掘削等の作業を効率良く行なうことができ、作業性を向上することができる。
【0066】
また、1つのサンバイザ装置31は、キャブ11の前側からの光を遮る場合と、キャブ11の右側からの光を遮る場合の両方に使用することができる。この結果、キャブ11に組付ける部品点数、組立工数を削減することができ、生産性の向上、製造コストの低減等を図ることができる。
【0067】
また、抵抗発生部材38は、ばね部材38Aの付勢力により水平軸35に安定した抵抗力を与えることができ、長期間使用しても上側に退避させた遮光板37が落ちてくるような事態を防止することができる。しかも、抵抗発生部材38は、水平軸35の雄ねじ35Aに対して溝付きナット38Cをねじ込んで矢示A方向に移動させたり、緩めて矢示B方向に移動させたりすることにより、ばね部材38Aへの押付け力を変化させて水平軸35の回動動作に対する抵抗力を調整することができる。この結果、部品に個体差(寸法公差等)が生じている場合でも、水平軸35に一定の抵抗力を与えることができ、操作性を良好にすることができる。
【0068】
さらに、キャブフレーム13の左フロントピラー13Aには、水平軸35を前面パネル14側に配置したときに該水平軸35の先端側の係合突起36が係脱可能に係合する係合穴39を設け、キャブ11の右側面パネル17には、水平軸35を右側面パネル17側に配置したときに該水平軸35の先端側の係合突起36が係脱可能に係合する係合穴40Aを有する係合ブラケット40を設けている。従って、係合穴39と係合ブラケット40は、取付ブラケット32との間で水平軸35を両持ち状態に支持できる。これにより、遮光板37が振動したりするのを防止でき、信頼性を向上することができる。
【0069】
次に、図9および図10は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態では、ホイールを回転駆動することによって自走可能な下部走行体を備えたホイール式の油圧ショベルに用いられるキャブを例に挙げて説明する。そして、本実施の形態の特徴は、キャブの前窓には、後方確認用のルームミラーを設け、回動軸と遮光板は、ルームミラーを避けるように形成する構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0070】
41は本実施の形態に適用される建設機械としてのホイール式の油圧ショベルで、該油圧ショベル41は、自走可能な下部走行体42と、該下部走行体42上に旋回可能に搭載され、該下部走行体42と共に車体を構成する上部旋回体43と、該上部旋回体43の前側に俯仰動可能に設けられ、土砂の掘削作業等を行なう作業装置44とにより大略構成されている。
【0071】
ここで、下部走行体42は、トラックフレーム42Aと、該トラックフレーム42Aに回転可能に設けられた左,右の前輪42Bおよび左,右の後輪42Cとによって大略構成されている。
【0072】
また、上部旋回体43は、第1の実施の形態による上部旋回体とほぼ同様に、旋回フレーム43A、後述のキャブ51、エンジン、タンク(いずれも図示せず)、カウンタウエイト43B等によって大略構成されている。
【0073】
51は旋回フレーム43Aの前部左側に搭載された本実施の形態に係るキャブで、該キャブ51は、第1の実施の形態によるキャブ11とほぼ同様に形成されている。しかし、本実施の形態によるキャブ51は、前窓20に後述のルームミラー52が設けられている点と、サンバイザ装置61の構造の点とで第1の実施の形態によるキャブ11と相違している。
【0074】
52は前窓20に設けられたルームミラーで(図10中に図示)、該ルームミラー52は、左,右方向に長尺な長方形状をなし、前窓ガラス20Bの右上に接着等の手段を用いて固着されている。そして、ルームミラー52は、後方を確認するもので、ホイール式の油圧ショベル41を一般道で走行させるための保安部品の1つを構成している。
【0075】
61はキャブ51内の前側に設けられた本実施の形態によるサンバイザ装置で、該サンバイザ装置61は、後述の取付ブラケット62、垂直軸63、水平軸65、遮光板67、抵抗発生部材68、係合穴69等によって大略構成されている。
【0076】
62はキャブフレーム13の右フロントピラー13B上側に取付けられた取付ブラケットで、該取付ブラケット62は、第1の実施の形態による取付ブラケット32とほぼ同様に形成されている。
【0077】
63は取付ブラケット62に取付けられた垂直軸で、該垂直軸63は、取付ブラケット62の軸挿通穴(図示せず)に挿入され、垂直方向に延びる軸線を中心として回動可能に支持された縦軸63Aと、該縦軸63Aの上端部から斜め方向に延びた後に水平方向に屈曲して延びた横軸63BとによってほぼL字状に形成されている。そして、垂直軸63は、縦軸63Aの先端側が取付ブラケット62にナット64を介して水平方向に回動可能に取付けられている。
【0078】
65はキャブ51の前面パネル14に沿って水平方向に延びて設けられた水平軸で、該水平軸65は、一側に位置してルームミラー52を避けるように凹状に屈曲し、垂直軸63の横軸63Bに取付けられた逃し部としての屈曲軸部65Aと、該屈曲軸部65Aの他端から水平方向に直線状に延びた直線軸部65Bとによって大略構成されている。そして、水平軸65は、その屈曲軸部65Aの一端に垂直軸63の横軸63B先端が挿通され、該横軸63Bの先端に後述の抵抗発生部材68が取付けられることにより、垂直軸63に片持ち状態で回動可能に支持されている。
【0079】
また、66は水平軸65の直線軸部65B他端側に設けられた係合突起で、該係合突起66は、第1の実施の形態による係合突起36と同様に、後述の係合穴69または係合部材の係合穴(図示せず)に係脱可能に係合するもので、水平軸65の一部を構成している。
【0080】
67は水平軸65に取付けられた本実施の形態による遮光板で、該遮光板67は、第1の実施の形態による遮光板37とほぼ同様に、例えば着色された半透明なプラスティック材料を用いて左,右方向に長尺なほぼ長方形状に形成されている。しかし、本実施の形態による遮光板67は、その上部右側がルームミラー52を避けるように切落とされた逃し部としての段部67Aとなっている。そして、遮光板67は、その段部67Aを屈曲軸部65Aに合わせた状態で例えば3個の取付金具67Bを介して水平軸65に一体的に回動するように取付けられている。
【0081】
68は水平軸65と垂直軸63との間に設けられた抵抗発生部材で、該抵抗発生部材68は、第1の実施の形態による抵抗発生部材38とほぼ同様に形成されている。即ち、抵抗発生部材68は、ばね部材の付勢力によって水平軸65の屈曲軸部65A端部を垂直軸33側に押付けることにより摩擦抵抗を発生し、遮光板67が取付けられた水平軸65の回動動作に対して抵抗力を与えている。また、このときの抵抗力は、ばね部材を押えるナットの押付け力を変化させることにより調整することができる。
【0082】
また、69はキャブフレーム13の左フロントピラー13A上側に設けられた係合穴で、該係合穴69は、水平軸65に取付けられた係合突起66の先端部が係合、離脱可能に係合するものである。
【0083】
かくして、このように構成された本実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、本実施の形態では、回動板55に屈曲軸部65Aを設け、遮光板67に段部67Aを設けることにより、前窓20のルームミラー52を避けてサンバイザ装置61を設けることができる。従って、例えば一般道を走行することができるホイール式の油圧ショベル41のキャブ51にも本実施の形態によるサンバイザ装置61を設けることができ、適応範囲を広めることができる。
【0084】
なお、第1の実施の形態では、サンバイザ装置31は、キャブフレーム13の右フロントピラー13Bに取付ブラケット32を介して垂直軸33を取付ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば、右フロントピラーに突起を一体形成し、該突起に垂直軸33を取付ける構成としてもよい。この構成は第2の実施の形態にも同様に適用することができる。
【0085】
また、第1の実施の形態では、建設機械用キャブとしてクローラ式の油圧ショベル1のキャブ11を例示し、第2の実施の形態では、建設機械用キャブとしてホイール式の油圧ショベル41のキャブ51を例示したが、本発明はこれに限らず、例えば油圧クレーン、ホイールローダ、トラクタ等の他の建設機械のキャブにも広く適用できるものである。
【0086】
【発明の効果】
以上詳述した通り、請求項1の発明によれば、サンバイザ装置は、キャブボックスの前面部と一方の側面部との間の角隅部に設けられ垂直方向の軸線を中心として回動可能な垂直軸と、該垂直軸から片持ち状態で水平方向に延びて設けられ水平方向の軸線を中心として回動可能な水平軸と、該水平軸に固定的に取付けられた遮光板と、前記水平軸の回動動作に対して抵抗を与える抵抗発生部材とによって構成している。
【0087】
従って、水平軸を遮光板と一緒に垂直軸を中心にしてキャブボックスの前面部側に向け前側に回動し、この位置で遮光板を抵抗発生部材に抗して下側に回動させることにより、サンバイザ装置は、その遮光板によって前窓からキャブ内に射し込む光を遮ることができる。また、遮光板を使用しないときには、水平軸を回動させつつ遮光板を上側に移動することにより、該遮光板を邪魔にならない位置に退避させることができ、抵抗発生部材は遮光板をこの退避位置に保持することができる。
【0088】
また、キャブボックスの前窓を開閉するときには、サンバイザ装置が邪魔になるから、遮光板(水平軸)を垂直軸を中心にしてキャブボックスの一方の側面部側に向け後側に回動させることにより、前面部に設けられた前窓は、天面部側に開くことができる。この結果、オペレータは、前窓を開いて深穴掘削等の作業を効率良く行なうことができ、作業性を向上することができる。
【0089】
さらに、遮光板をキャブボックスの一方の側面部側に配置することにより、該遮光板は側面部に設けられた側窓から射し込む光を遮ることができる。これにより、1つのサンバイザ装置は、キャブの前側からの光を遮る場合と、キャブの右側からの光を遮る場合の両方に使用することができるから、部品点数、組立工数を削減することができ、生産性の向上、製造コストの低減等を図ることができる。
【0090】
請求項2の発明によれば、抵抗発生部材は、垂直軸に対し水平軸を押付けて摩擦接触させるばね部材と、該ばね部材の押付け力を調整する調整ねじとによって構成している。従って、水平軸の回動動作に対する抵抗の大きさは、ばね部材の付勢力によって長期間に亘って一定に保持することができ、上側に退避させた遮光板が落ちてくるような事態を防止することができる。
【0091】
また、調整ねじは、ばね部材の押付け力を調整することにより、個々の部品の個体差に関係なく、水平軸の回動動作に対する抵抗の大きさを所定の値に設定することができるから、部品に個体差(寸法公差等)が生じている場合でも、水平軸に一定の抵抗力を与えることができ、操作性を良好にすることができる。
【0092】
請求項3の発明によれば、キャブボックスの前窓には、後方確認用のルームミラーを設け、水平軸と遮光板には、該水平軸と遮光板とを前面部側に配置したときに前記ルームミラーに重なる位置を切欠くように逃し部を設ける構成としている。従って、例えば一般道を走行するためにキャブボックスの前窓に後方確認用のルームミラーが設けられている場合でも、回動軸と遮光板とは、その逃し部によってルームミラーを覆い隠すことなく、前面部側に配置することができる。この結果、例えば一般道を走行することができるホイール式の油圧ショベル等のキャブにもサンバイザ装置を設けることができ、適応範囲を広めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に適用されるクローラ式の油圧ショベルを示す正面図である。
【図2】図1中のキャブを拡大して示す正面図である。
【図3】図1に示すキャブの内部を前窓を閉じた状態で示す断面図である。
【図4】キャブの内部を前窓を開いている途中の状態で示す断面図である。
【図5】図3中のサンバイザ装置等を拡大して示すキャブの要部拡大断面図である。
【図6】図5に示すサンバイザ装置等を矢示VI−VI方向からみた要部拡大断面図である。
【図7】図4中のサンバイザ装置等を拡大して示すキャブの要部拡大断面図である。
【図8】サンバイザ装置の取付ブラケット、垂直軸、水平軸、抵抗発生部材等を拡大して示す一部破断の正面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に適用されるホイール式の油圧ショベルを示す正面図である。
【図10】キャブ内のサンバイザ装置を図9中の矢示X−X方向から拡大して示す断面図である。
【符号の説明】
1 クローラ式の油圧ショベル(建設機械)
2,42 下部走行体(車体)
3,43 上部旋回体(車体)
11,51 キャブ
13 キャブフレーム
13A 左フロントピラー
13B 右フロントピラー
14 前面パネル(前面部)
17 右側面パネル(側面部)
20 前窓
31,61 サンバイザ装置
33,63 垂直軸
35,65 水平軸
37,67 遮光板
38,68 抵抗発生部材
38A ばね部材
38C 溝付きナット
41 ホイール式の油圧ショベル(建設機械)
52 ルームミラー
65A 屈曲軸部(逃し部)
67A 段部(逃し部)

Claims (3)

  1. 前,後面部と左,右の側面部と天面部とからなり前面部に天面部との間で開閉可能な前窓を有するキャブボックスと、該キャブボックス内に設けられた運転席と、該運転席に着座したオペレータに向けて射し込む光を遮光するために前記キャブボックス内に設けられたサンバイザ装置とにより構成してなる建設機械用キャブにおいて、
    前記サンバイザ装置は、前記キャブボックスの前面部と一方の側面部との間の角隅部に設けられ垂直方向の軸線を中心として回動可能な垂直軸と、該垂直軸から片持ち状態で水平方向に延びて設けられ水平方向の軸線を中心として回動可能な水平軸と、該水平軸に固定的に取付けられた遮光板と、前記水平軸の回動動作に対して抵抗を与える抵抗発生部材とによって構成したことを特徴とする建設機械用キャブ。
  2. 前記抵抗発生部材は、前記垂直軸に対し水平軸を押付けて摩擦接触させるばね部材と、該ばね部材の押付け力を調整する調整ねじとによって構成してなる請求項1に記載の建設機械用キャブ。
  3. 前記キャブボックスの前窓には、後方確認用のルームミラーを設け、前記水平軸と遮光板には、該水平軸と遮光板とを前面部側に配置したときに前記ルームミラーに重なる位置を切欠くように逃し部を設ける構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械用キャブ。
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