JP2004143150A - パーム油からのビタミンe、フィトステロール及びスクアレンの抽出 - Google Patents

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Abstract

【課題】未精製パーム油から誘導された植物栄養素濃縮物から、フィトステロール、スクアレン及びビタミンEを回収する。
【解決手段】 エステル化、エステル交換、真空蒸留、鹸化、結晶化及び有機溶剤分配を介して行う。未精製パーム油は、パーム油メチルエステルを生成するために、エステル化又はエステル交換される。多段真空蒸留により、未精製パーム油メチルエステルから、フィトステロール、スクアレン、ビタミンE及び未反応モノグリセリドを含有する植物栄養素濃縮物が回収される。精製された植物栄養素濃縮物は鹸化され、不鹸化物が、フィトステロールの結晶化のために複合溶剤に添加される。スクアレン及びビタミンEの濃縮ろ液が、有機溶剤分配を介して、個々のスクアレン濃縮層とビタミンE濃縮層とに分離される。
【選択図】  図1

Description

発明の分野
 本発明は、未精製パーム油からフィトステロール、スクアレン及びビタミンEを抽出することに関する。より具体的には、本発明は、未精製パーム油からフィトステロール、スクアレン及びビタミンEを抽出するための統合的方法に関する。
発明の背景
 パーム油は700〜1000ppmのビタミンE、300〜620ppmのフィトステロール、及び250〜730ppmのスクアレンを含有する。本発明は、未精製パーム油から天然発生的なビタミンE、フィトステロール及びスクアレンを回収する方法に関する。
 ビタミンEは、天然発生的な脂溶性抗酸化物質、すなわち或る特定の植物性油に見出されるトコフェロール及びトコトリエノールから成る群である。トコトリエノールは、パーム油、小麦胚種油、ココナツ油及びトウモロコシ油に主に発生する。トコトリエノールは、トコフェロールよりも高い抗酸化活性を有する。このことは生化学研究において示されている(Serbinova他(1991年)、Pokomy,J (1987年)、Jacobsberg他(1978))。ヤシ油中に見出される総ビタミンEの80%を構成する支配的なビタミンE型として、トコトリエノールは、低コレステロール血効果を有することでも知られている(Tan他(1991)及びQureshi他(1991))。
 フィトステロールは、側鎖内の第24位置でアルキル化されていることを除けば、コレステロールと構造的に類似する。植物中に圧倒的に多く見出される最も豊富なフィトステロール型は、β-シトステロール、スチグマステロール及びカンペステロールである。これらの化合物は、食物の天然成分であり、米国消費量に関して、100〜500mg/日の量で消費される(Weirauch, JL Gradner, JM 1978、「植物由来食品のステロール含量(Sterol content of foods of plant origin) J. Am. Diet. Assoc. 73:39-47))。β-シトステロールを採用して行われた研究では、β-シトステロールが血中コレステロール量を有意に低減することが判った(Farguhar, J W 他、1956年、Circulation ,1477-87)。パーム油はフィトステロールが豊富であり、このフィトステロールは60%がβ-シトステロールであり、残り38%はスチグマステロール及びカンペステロールである。したがってパーム油はフィトステロールの天然源の回収を可能にする。
 スクアレンは種々の深海サメ肝油の主要成分である。このスクアレンは、フリーラジカルが衰弱作用を発揮し始める前に、身体からフリーラジカルをスカベンジすることができる強力な抗酸化物質である。試験により示されたように、スクアレンはこれが栄養補助食品として摂取された場合、発癌に対する予防効果を有することが実証されている。
 スクアレンはパーム油中の副次的成分のうちの1つとして存在する。スクアレンは、高濃度で与えられた場合に価値のある抗酸化物質として回収することができる。
 出願された関連特許には、国際公開第00/09535号パンフレット、英国特許第531226号明細書、同第549931号明細書、同第531224号明細書及び欧州特許第0541999号明細書が含まれる。これらの特許明細書は、ビタミンEの回収、又はビタミンE及びフィトステロールの回収に重点を置いており、本発明において記載したような、ビタミンE、フィトステロール及びスクアレンを一緒に回収する統合的な方法には重点を置いていない。上記特許された発明は、1段式の真空蒸留で行われるものにすぎず、このような真空蒸留は、本発明において記載したような高分子量成分の除去には役立たない。したがって本発明の目的は、これらの高価値の副次化合物、すなわちビタミンE、フィトステロール及びスクアレンを精製し回収して、高純度の結晶化フィトステロールと共にそれぞれの画分を形成する方法を提供することである。
発明の概要
 本発明は、高価値のパーム油植物栄養素、より具体的にはビタミンE、フィトステロール及びスクアレンを回収する統合的方法であって、パーム油を低級アルキルアルコールで、酸/アルカリによる触媒作用下でエステル化/エステル交換する工程と、アルキルエステルを多段真空蒸留する工程と、植物栄養素濃縮物を鹸化する工程と、フィトステロールを結晶化する工程と、最後にビタミンEとスクアレンとを有機溶剤で分配する工程とを含む。
 アルキルエステル及びグリセロールの生成の際にグリセリドのグリセロール部分をアルキル基と置換するための触媒として、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムを使用して、アルキルアルコール、好ましくはメタノール及びエタノール中で、未精製パーム油がエステル化された。使用されるアルキルアルコールのタイプは、生成されるアルキルエステルの揮発性に依存する。この場合好ましいのは、アルキル鎖長がより短い低沸点アルキルエステルである。
 低沸点アルキルエステルは、多段真空蒸留、好ましくは後述するような種々異なる作業条件で3段短路蒸留(SPD)された。第1の短路蒸留は、バルク状エステルの約90%を蒸留する目的で行われ、最少量のビタミンE、フィトステロール及びスクアレンが蒸留されて蒸留物となる。適用された短路蒸留条件は、70℃〜120℃の範囲の温度、及び10mTorr〜50mTorrの範囲の圧力である。植物栄養素が濃縮された残留物は次いで第2短路蒸留され、カロチン、リン脂質、糖脂質、蝋、酸化生成物及びその他の長鎖炭化水素を含む不純物及び着色材料/顔料が除去された。作業条件は130℃〜200℃の範囲の温度、及び1mTorr未満の範囲の圧力である。続いて、第2の短路蒸留から生じた蒸留物は第3短路蒸留され、これにより、ビタミンE、フィトステロール、スクアレン及びモノグリセリドの濃縮物が混合物の形で生成された。この場合作業温度は130℃未満であり、作業圧力は1mTorr未満である。精製された濃縮物は、これに続く分離過程及び精製過程において臨界的な固有の重い分子を含有していない。
 精製された濃縮物に対して、水酸化物及びアルコールの存在において鹸化法が実施される。使用される水酸化物は、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムであり、これに対して使用されるアルコールはメタノール、エタノール及びイソプロパノールを含む。ヘプタン、ヘキサン、イソオクタン及び石油エーテルのような反応混合物の炭化水素溶剤抽出を用いて、不鹸化物が回収された。炭化水素層が、多量の水による洗浄によって中和され、ビタミンE、フィトステロール及びスクアレンだけを含有する不鹸化物が回収された。
 好ましくは70℃〜85℃から25℃〜35℃への加熱・冷却過程により、水/アルコール/炭化水素系を使用して、不鹸化混合物からフィトステロールが晶出された。結晶化されたフィトステロールがろ過され、混合物の残分に炭化水素溶剤及びアルキルアルコールを導入することにより、より低い極性のスクアレンが炭化水素層内に、また比較的高極性のビタミンEがアルキルアルコール層内に分配された。使用されるアルキルアルコールはメタノール及びエタノールを含み、使用される炭化水素溶剤はヘキサン、ヘプタン及びイソオクタンを含む。
 図1を参照しながら本発明を以下に説明する。下記の工程は、抽出法に関与する工程の例である。使用した量及びパラメータは一例であり、特に断りのない限り本発明を制限するものではない。
例1
 2.5kgのメタノールと50gのNaOHとを触媒として、5kgの未精製パーム油をエステル化した。メチルエステルをグリセロールから分離して、水で洗浄することにより中和した。メチルエステルを90℃の温度及び20mTorrの圧力で、第1短路蒸留した。次いで残留物を、150℃の作業温度及び1mTorrの圧力で第2短路蒸留することにより、全ての着色材料/顔料を除去した。続いて、90℃の温度及び1mTorrの圧力で、僅かに黄味がかった蒸留物を第3短路蒸留して、ビタミンE、フィトステロール及びスクアレン(植物栄養素)の濃縮物を生成した。植物栄養素濃縮物の詳細な分析結果を表1に示す。
Figure 2004143150
例2
 例1又はその他の源から得られた、精製植物栄養素濃縮物3gを、5mlの10%KOH及び2mlのエタノールを使用して鹸化した。この混合物を30分間にわたって窒素シール下で還流した。反応混合物を、10mlのエタノール、20mlの蒸留温水及び30mlのヘキサンと一緒に分離用漏斗に移した。この混合物を震盪し、室温まで冷却し、頂部にヘキサン層を、底部に水性層を残した。ヘキサン可溶性の不鹸化物を頂部から捕集し、これに対して水性層をさらに、9:1の比の30mlのヘキサン/水で5回抽出した。回収したヘキサン層を水で洗浄することにより中和し、そして溶剤全てを回転蒸発器及び真空ポンプ乾燥器により除去した。ビタミンE、フィトステロール及びスクアレンの回収率は83%、93%及び86%である。詳細な分析結果を表2に示す。
Figure 2004143150
例3
 例2又はその他の源から得られた、精製植物濃縮物の鹸化から生じた不鹸化物0.42gに、5mlのエタノール、5mlのヘキサン及び0.5mlの蒸留水を添加した。この混合物を震盪して均質状態にし、沈降させて2つの層にした。頂部のヘキサン層を底部のエタノール/水層から分離した。回転蒸発器及び真空ポンプ乾燥器を用いて、溶剤を除去した。ヘキサン層中のスクアレン濃度は41%であり、その回収率は97%である。またエタノール層中のステロール濃度は64.7%であり、その回収率は52.9%である。ヘキサン層中のビタミンE濃度は12%であり、エタノール層中のビタミンE濃度は20.4%である。詳細な分析結果を表3に示す。
Figure 2004143150
例4
 例3又はその他の源から得られた精製植物濃縮物の鹸化から生じたフィトステロール濃度39.4%の不鹸化物0.8gに、2.5mlのヘキサン、0.1mlのメタノール及び0.1mlの蒸留水を添加した。この混合物を70℃まで加熱して、28℃までゆっくりと冷却した。形成された固体結晶を吸引によりろ過し、多量のヘキサンで洗浄した。ろ液中の溶剤を回転蒸発器により蒸発させ、真空ポンプで乾燥させた。フィトステロール濃度は99%であり、回収率は63.5%である。詳細な分析結果を表4に示す。
Figure 2004143150
例5
 例4又はその他の源から得られた精製植物濃縮物の鹸化から生じたフィトステロール濃度39.4%の不鹸化物0.73gに、3.5mlのヘキサン、0.1mlのメタノール及び0.1mlの蒸留水を添加した。この混合物を70℃まで加熱して、28℃までゆっくりと冷却した。形成された固体結晶を吸引によりろ過し、多量のヘキサンで洗浄した。ろ液中の溶剤を回転蒸発器により蒸発させ、真空ポンプで乾燥させた。フィトステロール濃度は99%であり、回収率は41.7%である。詳細な分析結果を表5に示す。
Figure 2004143150
例6
 例5又はその他の源から得られた精製植物濃縮物の鹸化から生じたフィトステロール濃度39.4%の不鹸化物0.69gに、2.5mlのヘキサン、0.05mlのメタノール及び0.1mlの蒸留水を添加した。この混合物を70℃まで加熱して、28℃までゆっくりと冷却した。形成された固体結晶を吸引によりろ過し、多量のヘキサンで洗浄した。ろ液中の溶剤を回転蒸発器により蒸発させ、真空ポンプで乾燥させた。フィトステロール濃度は99%であり、回収率は36.8%である。詳細な分析結果を表6に示す。
Figure 2004143150
例7
 例6又はその他の源から得られた精製植物濃縮物の鹸化から生じたフィトステロール濃度54.4%の不鹸化物0.71gに、2.5mlのヘキサン、0.1mlのメタノール及び0.1mlの蒸留水を添加した。この混合物を70℃まで加熱して、28℃までゆっくりと冷却した。形成された固体結晶を吸引によりろ過し、多量のヘキサンで洗浄した。ろ液中の溶剤を回転蒸発器により蒸発させ、真空ポンプで乾燥させた。フィトステロール濃度は99%であり、回収率は41%である。詳細な分析結果を表7に示す。
Figure 2004143150
例8
 フィトステロールの結晶化後、例5又はその他の溶剤から得られたろ液0.29グラムに、5mlのヘキサン及び2mlのメタノールを添加した。この混合物を震盪して均質状態にし、沈降させて2つの層にした。頂部のヘキサン層を底部のメタノール層から分離した。回転蒸発器及び真空ポンプ乾燥器を用いて、溶剤を除去した。メタノール層中のビタミンE濃度は31.3%であり、その回収率は52.6%である。またヘキサン層中のスクアレン濃度は51%であり、その回収率は87.5%である。詳細な分析結果を表8に示す。
Figure 2004143150
例9
 フィトステロールの結晶化後、例7又はその他の溶剤から得られたろ液0.34グラムに、5mlのヘキサン及び3mlのメタノールを添加した。この混合物を震盪して均質状態にし、沈降させて2つの層にした。頂部のヘキサン層を底部のメタノール層から分離した。回転蒸発器及び真空ポンプ乾燥器を用いて、溶剤を除去した。ヘキサン層中のビタミンE濃度は51.2%であり、その回収率は57.5%である。またヘキサン層中のスクアレン濃度は44.2%であり、その回収率は95.4%である。詳細な分析結果を表9に示す。
Figure 2004143150
例10
 精製植物栄養素濃縮物から得られたフィトステロールを結晶化した後の不鹸化物のろ液を、連続的な有機溶剤分配により処理して、ビタミンE及びスクアレンの濃度を高めた。ろ液0.6gに5mlのヘキサン及び3mlのメタノールを添加した。混合物を15℃まで15分間にわたって冷却した。ヘキサン層をメタノール層から分離して分析した。続いて1mlのヘキサンをメタノール層に添加し、1mlのメタノールをヘキサン層に添加した。15℃までさらに15分間にわたって冷却した後、ヘキサン層及びメタノール層全てを分離した。全ての試料をビタミンE及びスクアレンの含量に関して分析した。メタノール層の第2の分配後のメタノール相中のビタミンE濃度は79.3%であり、回収率は34.9%である。ヘキサン層の第2の分配後のヘキサン相中のスクアレン濃度は77.2%であり、回収率は65.5%である。詳細な分析結果を表10に示す。この方法を図2に示す。
Figure 2004143150
図1は、植物栄養素濃縮物の抽出法を示す概略図である。 図2は、連続的な有機溶剤分配による不鹸化物のろ液の処理を示す図である。

Claims (13)

  1. 未精製パーム油からフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法であって:
     (a) 未精製パーム油をパーム油メチルエステルに変換する工程と;
     (b) 前記1(a)で得られた未精製パーム油メチルエステルを3短路蒸留することにより、植物栄養素を産出する工程と;
     (c) 前記1(b)から得られた植物栄養素濃縮物を鹸化するステップと;
     (d) フィトステロールを結晶化する工程と;
     (e) ビタミンE及びスクアレンを溶剤分配する工程と
    を含むことを特徴とする、未精製パーム油からフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法。
  2. 第1の短路蒸留が、70℃〜120℃の温度及び10mTorr〜50mTorrの圧力で実施される、請求項1に記載のフィトステロール、スクアレン又はビタミンEを抽出する方法。
  3. 第2の短路蒸留が、請求項2で得られた蒸留物において130℃〜200℃の温度及び1mTorr未満の圧力で実施される、請求項1に記載のフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法。
  4. 第3の短路蒸留が、請求項3で得られた蒸留物において120℃未満の温度と1mTorr未満の圧力で実施される、請求項1に記載のフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法。
  5. 植物栄養素濃縮物の鹸化過程が、10%濃度の水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムを使用して、また不活性ガスシール下で30分〜1時間にわたってアルコール中で還流されることにより実施される、請求項1に記載の方法。
  6. 前記不活性ガスが窒素である、請求項5に記載の方法。
  7. 不鹸化物が、異なる比率の炭化水素溶剤、短鎖アルコール及び水と混合される、請求項5に記載の方法。
  8. 不鹸化物が、25:1:1の比率の炭化水素溶剤、短鎖アルコール及び水と混合され、65℃〜85℃の温度まで加熱され、そして10℃〜30℃の温度までゆっくり冷却されることにより、フィトステロールが結晶化される、請求項5に記載の方法。
  9. ろ液が5:3の比の炭化水素溶剤及び短鎖アルコールと混合されることにより、非極性スクアレンが炭化水素層内に、極性ビタミンEがアルコール層内に分配される、請求項8に記載の方法。
  10. 炭化水素溶剤がヘプタン、ヘキサン及びイソオクタンを含み、短鎖アルコールがメタノール、エタノール、ブタノール及びイソプロパノールを含む、請求項5,7、8及び9のいずれか1項に記載の方法。
  11. ビタミンE、スクアレン又はフィトステロールであって、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法において抽出された、ビタミンE、スクアレン又はフィトステロール。
  12. 未精製パーム油からフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法であって:
     i 未精製パーム油をパーム油メチルエステルに変換する工程と;
     ii 前記工程(i)で得られたメチルエステルにおいて、70℃〜120℃の温度及び10mTorr〜50mTorrの圧力で第1段の短路蒸留を実施する工程と;
     (iii) 前記工程(ii)で得られた蒸留物において、130℃〜200℃の温度及び1mTorr未満の圧力で、第2段の短路蒸留を実施する工程と;
     (iv) 前記工程(iii)で得られた蒸留物において、120℃未満の温度及び1mTorr未満の圧力で、第3段の短路蒸留を実施する工程と;
     (v) 10%濃度の水酸化カリウム又は水酸化ナトリウムを使用して、また窒素シール下で30分間にわたってアルコール中で還流することにより、前記工程(iv)で得られた蒸留物の鹸化を実施する工程と;
     (vi) 前記工程(v)における不鹸化物を、25:1:1の比の炭化水素溶剤、短鎖アルコール及び水と混合し、該混合物を65℃〜85℃の温度まで加熱し、そして25℃〜30℃の温度までゆっくり冷却することにより、フィトステロールを結晶化する工程と;
     (vii) 前記工程(vi)で得られたろ液を、ヘプタン、ヘキサン及びイソオクタンから成る群から選択された炭化水素、及び、メタノール、エタノール、ブタノール及びイソプロパノールから成る群から選択された短鎖アルコールと、炭化水素と短鎖アルコールとの比5:3で混合し、これにより、非極性スクアレンを炭化水素層内に、そして極性ビタミンEをアルコール層内に分配する工程と;
     (viii) 前記2つの層を分離し、続いて、前記工程(viii)で選択された炭化水素を短鎖アルコール層内に添加し、そして前記工程(viii)で選択された短鎖アルコールを炭化水素層内に添加することにより、さらにビタミンEとスクアレンとを分配する工程と;
     (ix) 前記炭化水素層からスクアレンを抽出し、そして前記アルコール層からビタミンEを抽出する工程と
    を含むことを特徴とする、未精製パーム油からフィトステロールとスクアレンとビタミンEとを抽出する方法。
  13. フィトステロール結晶であって、請求項8において得られることを特徴とする、フィトステロール結晶。

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