JP2004136562A - 熱転写式プリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の搬送精度を向上させて各色彩の色ずれを防止することにより高品質の記録を得るとともに、記録媒体としてのシール用紙や厚紙等にも記録を行う。
【解決手段】無端状の搬送ベルトを駆動プーリの回転駆動によって循環走行させて記録媒体を搬送し、各プラテンローラを搬送ベルトの循環走行にともなって回転させる。
【選択図】 図1
【解決手段】無端状の搬送ベルトを駆動プーリの回転駆動によって循環走行させて記録媒体を搬送し、各プラテンローラを搬送ベルトの循環走行にともなって回転させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱転写式プリンタに係り、特に複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のカラーインクリボンに対応する複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタが知られている。
【0003】
このような熱転写式プリンタには、前記各サーマルヘッドに対向する位置に、各カラーインクリボンおよび記録媒体を介してそれぞれプラテンローラが配設されている。さらに、前記記録媒体の一端部分は、一対の搬送ローラに挟持されている。そして、この熱転写式プリンタは、前記一対の搬送ローラを回転駆動させることにより記録媒体を搬送するとともに、前記各プラテンローラを前記各搬送ローラの回転速度よりも遅い速度によって回転駆動させることにより前記記録媒体のテンションを一定に保持するようになっていた(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、複数のサーマルヘッドを有する他の熱転写式プリンタとして、1つの大きなプラテンローラを有し、このプラテンローラの周面に沿って記録媒体が配置され、さらにこのプラテンローラの周囲に前記記録媒体および各カラーインクリボンを介して前記プラテンローラに対向するように複数のサーマルヘッドが配設された熱転写式プリンタも知られている。この熱転写式プリンタは、前記プラテンローラを回転駆動させることにより前記記録媒体を搬送するようになっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−309885号(段落番号0002〜0006)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の熱転写式プリンタによれば、独立して回転する各プラテンローラの回転速度を完全に一致させるのは困難であり、また、前記各プラテンローラと圧接状態にある各サーマルヘッドの数によっては記録媒体の搬送速度も異なってしまう。このように、各プラテンローラの回転速度に不一致が生じた場合、あるいは記録媒体の搬送速度が不規則になってしまった場合、各カラーインクリボンの色彩毎の記録にずれが生じ、高品質な画像の記録を行うことができないというおそれがあった。
【0007】
また、前記他の熱転写式プリンタによれば、記録媒体を搬送するプラテンは1つであるので、前述の各プラテンローラの回転速度の不一致を解消することができるが、記録媒体が前記プラテンローラの周面に沿って配置されるため、例えば記録媒体としてのシール用紙等に記録を行う場合には、シール部が台紙から剥離してしまうおそれがあった。さらに、前記記録媒体としての厚紙に記録を行う場合には、前記厚紙をプラテンローラの周面に沿わせることが困難であるので、厚紙に記録を行うことができないという問題を有していた。
【0008】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、記録媒体の搬送精度を向上させることにより各色彩の色ずれを防止し高品質の画像の記録を得ることができるとともに、記録媒体としてのシール用紙や厚紙等にも記録を行うことができる熱転写式プリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る熱転写式プリンタは、記録媒体の搬送経路に沿って複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタであって、駆動プーリを有し、この駆動プーリと所定間隔をもって従動プーリを配設し、前記駆動プーリと前記従動プーリとに無端状の搬送ベルトを掛け渡して、この搬送ベルトの表面における前記駆動プーリと前記従動プーリとの間のいずれか一方を前記搬送経路とし、前記搬送経路における内面側であって前記記録媒体および前記搬送ベルトを介して前記各サーマルヘッドに対向する位置にそれぞれプラテンローラを配設してなり、前記搬送ベルトは、前記駆動プーリの回転駆動によって循環走行して前記記録媒体を搬送し、前記各プラテンローラは、前記搬送ベルトの循環走行にともなって回転することを特徴とする。
【0010】
この本発明に係る熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトは駆動プーリの回転によって循環走行し、各プラテンローラは前記搬送ベルトの循環走行にしたがって回転するので、記録媒体の搬送にあたり、駆動プーリの回転を調整するのみで、前記記録媒体全体の搬送速度を調整することができる。このため、従来のように各プラテンローラの独立した回転をそれぞれ調整することなく、容易に記録媒体の搬送速度を全体として一定にすることができる。
【0011】
また、記録媒体の搬送経路を平坦状にすることができるため、従来のようにプラテンローラの周面に沿って搬送される場合と比較して、例えば記録媒体としてシール用紙に記録を行う場合であっても、前記シール用紙におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係る他の熱転写式プリンタは、前記搬送ベルトは、伸縮性の小さい金属材料からなる基体と、前記基体の表面に配設された摩擦係数の高い弾性材料からなるコート層とを有することを特徴とする。
【0013】
この本発明に係る他の熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトの基体は、伸縮性の小さい金属材料によって構成されているので、搬送ベルトを伸びさせることなく循環走行させることができる。さらに、搬送ベルトのコート層は、摩擦係数が高い材料によって構成されているので、このコート層とシール用紙との摩擦によって前記記録媒体をより正確に記録位置に搬送することができる。さらにまた、コート層は、弾性材料によって構成されているので、各サーマルヘッドの各発熱素子を記録媒体を介して均一に前記コート層に圧接させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱転写式プリンタの実施形態を図1および図2を示して説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る熱転写式プリンタを示す概念図であり、同図に示すように、前記熱転写式プリンタ1の下部(図1において下部左側)には、駆動プーリ2が配設されており、この駆動プーリ2は、この駆動プーリ2の近傍に配設された駆動モータ(図示せず)の駆動により一方向、本実施形態においては半時計回りに回転可能とされている。また、この駆動プーリ2と同じ高さ位置(図1において下部右側)には、前記駆動プーリ2と同程度の大きさの従動プーリ3が前記駆動プーリ2と所定の間隔をもって配設されている。
【0016】
また、前記駆動プーリ2および前記従動プーリ3には、記録媒体としてのシート状のシール用紙5を搬送するための無端状の搬送ベルト6が掛け渡されており、この搬送ベルト6は、前記駆動プーリ2の回転により前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とを介して循環走行するようになされている。また、前記搬送ベルト6の表面であって前記搬送ベルト6における上側を搬送する部分は、前記シール用紙5を搬送する搬送経路7とされている。この搬送経路7は、前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とが同じ高さ位置に配設されていることから、平坦状とされている。本実施形態においては、前記シール用紙5の搬送方向における従動プーリ3と駆動プーリ2との間が搬送経路7とされている。
【0017】
この搬送ベルト6は、図2に示すように、伸縮性が小さいスチール等の金属材料によって構成された基体9を有しており、この基体9は、例えば厚さ0.1mm程度となるように形成されている。また、この基体9の表面には、摩擦係数が高くかつ弾性力が大きいゴム等の材料によって構成されたコート層10が、焼成等の方法によって例えば厚さ1mm程度となるように形成されている。
【0018】
さらに、前記シール用紙5の搬送方向における上流側であって前記搬送ベルト6の近傍には、前記シート状のシール用紙5が巻回された給紙ロール12が配設されており、また、前記シール用紙5の搬送方向における上流側であって前記搬送ベルト6の上側には、プレッシャーローラ13が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。さらにまた、前記搬送方向における下流側であって前記搬送ベルト6の上側には、他のプレッシャーローラ14が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。そして、前記シール用紙5は、前記給紙ロール12から前記プレッシャーローラ13と前記搬送ベルト6の間を通って前記搬送ベルト6の搬送経路7に接し、前記搬送ベルト6と前記プレッシャーローラ14の間を通るように案内され、前記搬送経路7において搬送方向に搬送されるようになっている。
【0019】
また、前記搬送ベルト6の搬送経路7に対向する位置には、前記搬送ベルト6に対して圧接可能な複数のサーマルヘッド16が前記シール用紙5の搬送方向に沿って所定間隔をもって並列して配設されている。これら、各サーマルヘッド16は、前記シール用紙5の幅方向の印刷範囲に対応しうる長さ寸法によって構成されており、前記各サーマルヘッド16の先端には、前記シール用紙5の搬送方向に対して直交する方向にきわめて多数の発熱素子17が整列配置されている。
【0020】
さらに、前記各サーマルヘッド16の上方には、インクリボン19が巻回された一対のインクリボンロール20がそれぞれ配設されており、前記各インクリボン19は、前記一対のインクリボンロール20のうち一方のインクリボンロールからガイドローラ21を介して前記搬送ベルト6と前記各サーマルヘッド16の各発熱素子17との間に案内され、他のガイドローラを介して他方のインクリボンローラ20に至るようになっている。また、前記一対のリボンロール20に巻回されたインクリボン19には、それぞれ異なる色彩のインクが塗布されており、本実施形態においては、前記シール用紙5の搬送方向における最上流側のインクリボン19aから順番に、シアン色(C)のインク、マゼンタ色(M)のインク、イエロー色(Y)のインク、およびブラック色(K)のインクが塗布されている。
【0021】
さらにまた、前記搬送ベルト6における搬送経路7の内面側であって前記シール用紙5と前記搬送ベルト6とを介して前記各サーマルヘッド16に対向する位置には、プラテンローラ22がそれらの表面が前記搬送ベルト6の内面に接するようにそれぞれ配設されており、これらプラテンローラ6は、前記搬送ベルト6の循環走行にともなって回転するように構成されている。また、前記各プラテンローラ22は、前記搬送ベルト6における搬送経路7とは反対側の内面に前記各プラテンローラ22の表面が接しない程度であってなるべく大きい径寸法となるように形成されている。
【0022】
また、前記搬送ベルト6における搬送経路7側の表面側および内面側であって、前記シール用紙5の搬送方向における前記各プラテンローラ22の間、最下流側に配設されたプラテンローラ22aと駆動プーリ2との間、および最上流側に配設されたプラテンローラ22dと従動プーリ3との間に相当する位置には、一対のプレッシャーローラ23がそれぞれ対向し、それらの表面が搬送ベルト6の内面またはシール用紙5を介して搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。そして、これら一対のプレッシャーローラ23は、前記搬送ベルト6の循環走行にともなって回転し、前記シール用紙5が前記搬送ベルト6から浮き上がらないように前記シール用紙5を前記搬送ベルト6に対して抑えつけるようになっている。
【0023】
さらに、前記搬送ベルト6における搬送経路7とは反対の表面側には、テンションローラ24が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されており、前記搬送ベルト6は、このテンションローラ24に抑えつけられることによって一定の張力を有するようになされている。
【0024】
さらにまた、前記シール用紙5の搬送方向における下流側には、カッター26が配設されており、このカッター26は、記録が終了したシール用紙5を所定の長さ寸法に切断するようになっている。
【0025】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0026】
まず、本熱転写式プリンタ1に記録データが入力されると、前記熱転写式プリンタ1は、駆動モータの駆動により駆動プーリ2を回転させ、搬送ベルト6を介して従動プーリ3を回転させる。そして、前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とを介して搬送ベルト6を循環走行させることにより、前記搬送ベルト6と各プレッシャーローラ13,14とにより挟持されたシール用紙5を平坦状の搬送経路7において記録開始位置に搬送する。
【0027】
続いて、シアン色のインクリボン19aにより記録を行うサーマルヘッド16をシール用紙5を介して搬送ベルト6のコート層10に圧接させ、前記サーマルヘッド16の所定の各発熱素子17を選択的に発熱させることにより、前記シール用紙5にインクリボン19aのインクを転写する。
【0028】
このように、シール用紙5を搬送しながら、前記サーマルヘッド16により記録を行い、所定位置にシール用紙5が搬送されたとき、順次マゼンタ色、イエロー色およびブラック色の各インクリボン19により記録を行う各サーマルヘッド16を前記シール用紙5を介して搬送ベルト6のコート層10に圧接させ、前記シール用紙5に各インクリボン19のインクを転写していく。このとき、各プラテンローラ22は、前記搬送ベルトの循環走行にしたがって回転する。そして、記録が終了したシール用紙5は、カッター26によって所定の長さ寸法に切断される。
【0029】
本実施形態によれば、搬送ベルト6は駆動プーリ2の回転によって循環走行し、各プラテンローラ22は前記搬送ベルト6の循環走行にしたがって回転するので、シール用紙5の搬送にあたり、駆動プーリ2の回転を調整するのみで、前記シール用紙5全体の搬送速度を調整することができる。このため、従来のように各プラテンローラの独立した回転をそれぞれ調整することなく、容易にシール用紙5の搬送速度を全体として一定にすることができる。
【0030】
また、シール用紙5は平坦状の搬送経路7によって搬送されるので、従来のようにプラテンローラの周面に沿って搬送される場合と比較して、シール用紙5におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができる。
【0031】
したがって、シール用紙5の搬送精度を向上させることができ、これにより各インクリボン19の色彩毎の記録のずれを防止し、高品質な画像の記録を行うことができるとともに、シール用紙5におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができるので記録媒体として普通紙のみではなくシール用紙5等種々の記録媒体に記録を行うことができる。
【0032】
また、搬送ベルト6の基体9は、スチール等の金属材料によって構成されているので、搬送ベルト6を伸びさせることなく循環走行させることができる。これにより、前記搬送ベルト6によってシール用紙5を記録位置に正確に搬送することができ、各色彩毎の記録のずれを防止して高品質な画像を得ることができる。さらに、前記搬送ベルト6のコート層10は、摩擦係数が高い材料によって構成されているので、このコート層10とシール用紙5との摩擦によって前記シール用紙5をより正確に記録位置に搬送することができ、記録のずれがない高品質な画像を得ることができる。さらにまた、前記コート層10は、弾性材料によって構成されているので、各サーマルヘッド16の各発熱素子17をシート用紙5を介して均一に前記コート層10に圧接させることができ、これにより、均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【0033】
さらに、前記各プラテンローラ22はなるべく大きな径によって形成されているので、小さい径のプラテンローラと比較して、前記各プラテンローラ22における前記シール用紙5および各インクリボン19を介して各サーマルヘッド16に圧接する面をなるべく平坦状にすることができる。これにより、各サーマルヘッド16の各発熱素子17をシート用紙5を介して均一に前記各プラテンローラ22に圧接させることができるので、一層均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【0034】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0035】
例えば、本実施形態においては、熱転写式プリンタ1としてラインサーマルヘッドを有するものについて説明したが、これに限定されず、前記シール用紙5の幅方向の印刷範囲を移動するサーマルヘッドを用いるものであってもよい。
【0036】
また、本熱転写式プリンタ1に配設されるサーマルヘッド16の数も、本実施形態のような4つに限定されるものではなく、インクリボン19の種類や並び順も本実施形態に限定されない。
【0037】
さらに、駆動プーリ2がシール用紙5の搬送方向における下流側に配設され、従動プーリ3が上流側に配設されるものであるが、これに限定されず、上流側に駆動プーリ2が配設され、下流側に従動プーリ3が配設されていてもよい。
【0038】
さらにまた、本実施形態においては、記録媒体としてのシール用紙5に記録を行う場合について説明したが、これに限定されず、普通紙や、さらには厚紙等に記録を行う場合にも用いることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る熱転写式プリンタによれば、記録媒体の搬送精度を向上させることができ、これにより各インクリボンの色彩毎の記録のずれを防止し、高品質な画像の記録を行うことができる。これとともに、平坦状の搬送経路によって記録媒体を搬送するので、例えば記録媒体としてシール用紙に記録録を行う場合であってもシール用紙のシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができるので、記録媒体として普通紙のみではなくシール用紙やその他厚紙等種々の記録媒体に記録を行うことができる。
【0040】
また、本発明に係る他の熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトを伸びさせることなく循環走行させることができるので、搬送ベルトによって記録媒体を記録位置に正確に搬送することができ、各色彩毎の記録のずれを防止して高品質な画像を得ることができる。さらに、コート層とシール用紙との摩擦によって記録媒体をより正確に記録位置に搬送することができ、記録のずれがない高品質な画像を得ることができる。さらにまた、各サーマルヘッドの各発熱素子を記録媒体を介して均一に前記コート層に圧接させることができるので、均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写式プリンタの一実施形態を示す概念図
【図2】図1に示す熱転写式プリンタに配設されたプラテンベルトを示す拡大図
【符号の説明】
1 熱転写式プリンタ
2 駆動プーリ
3 従動プーリ
5 シール用紙
6 搬送ベルト
7 搬送経路
9 基体
10 コート層
16 サーマルヘッド
17 発熱素子
19 インクリボン
22 プラテンローラ
【発明の属する技術分野】
本発明は熱転写式プリンタに係り、特に複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数のカラーインクリボンに対応する複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタが知られている。
【0003】
このような熱転写式プリンタには、前記各サーマルヘッドに対向する位置に、各カラーインクリボンおよび記録媒体を介してそれぞれプラテンローラが配設されている。さらに、前記記録媒体の一端部分は、一対の搬送ローラに挟持されている。そして、この熱転写式プリンタは、前記一対の搬送ローラを回転駆動させることにより記録媒体を搬送するとともに、前記各プラテンローラを前記各搬送ローラの回転速度よりも遅い速度によって回転駆動させることにより前記記録媒体のテンションを一定に保持するようになっていた(例えば、特許文献1)。
【0004】
また、複数のサーマルヘッドを有する他の熱転写式プリンタとして、1つの大きなプラテンローラを有し、このプラテンローラの周面に沿って記録媒体が配置され、さらにこのプラテンローラの周囲に前記記録媒体および各カラーインクリボンを介して前記プラテンローラに対向するように複数のサーマルヘッドが配設された熱転写式プリンタも知られている。この熱転写式プリンタは、前記プラテンローラを回転駆動させることにより前記記録媒体を搬送するようになっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−309885号(段落番号0002〜0006)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の熱転写式プリンタによれば、独立して回転する各プラテンローラの回転速度を完全に一致させるのは困難であり、また、前記各プラテンローラと圧接状態にある各サーマルヘッドの数によっては記録媒体の搬送速度も異なってしまう。このように、各プラテンローラの回転速度に不一致が生じた場合、あるいは記録媒体の搬送速度が不規則になってしまった場合、各カラーインクリボンの色彩毎の記録にずれが生じ、高品質な画像の記録を行うことができないというおそれがあった。
【0007】
また、前記他の熱転写式プリンタによれば、記録媒体を搬送するプラテンは1つであるので、前述の各プラテンローラの回転速度の不一致を解消することができるが、記録媒体が前記プラテンローラの周面に沿って配置されるため、例えば記録媒体としてのシール用紙等に記録を行う場合には、シール部が台紙から剥離してしまうおそれがあった。さらに、前記記録媒体としての厚紙に記録を行う場合には、前記厚紙をプラテンローラの周面に沿わせることが困難であるので、厚紙に記録を行うことができないという問題を有していた。
【0008】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、記録媒体の搬送精度を向上させることにより各色彩の色ずれを防止し高品質の画像の記録を得ることができるとともに、記録媒体としてのシール用紙や厚紙等にも記録を行うことができる熱転写式プリンタを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る熱転写式プリンタは、記録媒体の搬送経路に沿って複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタであって、駆動プーリを有し、この駆動プーリと所定間隔をもって従動プーリを配設し、前記駆動プーリと前記従動プーリとに無端状の搬送ベルトを掛け渡して、この搬送ベルトの表面における前記駆動プーリと前記従動プーリとの間のいずれか一方を前記搬送経路とし、前記搬送経路における内面側であって前記記録媒体および前記搬送ベルトを介して前記各サーマルヘッドに対向する位置にそれぞれプラテンローラを配設してなり、前記搬送ベルトは、前記駆動プーリの回転駆動によって循環走行して前記記録媒体を搬送し、前記各プラテンローラは、前記搬送ベルトの循環走行にともなって回転することを特徴とする。
【0010】
この本発明に係る熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトは駆動プーリの回転によって循環走行し、各プラテンローラは前記搬送ベルトの循環走行にしたがって回転するので、記録媒体の搬送にあたり、駆動プーリの回転を調整するのみで、前記記録媒体全体の搬送速度を調整することができる。このため、従来のように各プラテンローラの独立した回転をそれぞれ調整することなく、容易に記録媒体の搬送速度を全体として一定にすることができる。
【0011】
また、記録媒体の搬送経路を平坦状にすることができるため、従来のようにプラテンローラの周面に沿って搬送される場合と比較して、例えば記録媒体としてシール用紙に記録を行う場合であっても、前記シール用紙におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係る他の熱転写式プリンタは、前記搬送ベルトは、伸縮性の小さい金属材料からなる基体と、前記基体の表面に配設された摩擦係数の高い弾性材料からなるコート層とを有することを特徴とする。
【0013】
この本発明に係る他の熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトの基体は、伸縮性の小さい金属材料によって構成されているので、搬送ベルトを伸びさせることなく循環走行させることができる。さらに、搬送ベルトのコート層は、摩擦係数が高い材料によって構成されているので、このコート層とシール用紙との摩擦によって前記記録媒体をより正確に記録位置に搬送することができる。さらにまた、コート層は、弾性材料によって構成されているので、各サーマルヘッドの各発熱素子を記録媒体を介して均一に前記コート層に圧接させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る熱転写式プリンタの実施形態を図1および図2を示して説明する。
【0015】
図1は、本実施形態に係る熱転写式プリンタを示す概念図であり、同図に示すように、前記熱転写式プリンタ1の下部(図1において下部左側)には、駆動プーリ2が配設されており、この駆動プーリ2は、この駆動プーリ2の近傍に配設された駆動モータ(図示せず)の駆動により一方向、本実施形態においては半時計回りに回転可能とされている。また、この駆動プーリ2と同じ高さ位置(図1において下部右側)には、前記駆動プーリ2と同程度の大きさの従動プーリ3が前記駆動プーリ2と所定の間隔をもって配設されている。
【0016】
また、前記駆動プーリ2および前記従動プーリ3には、記録媒体としてのシート状のシール用紙5を搬送するための無端状の搬送ベルト6が掛け渡されており、この搬送ベルト6は、前記駆動プーリ2の回転により前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とを介して循環走行するようになされている。また、前記搬送ベルト6の表面であって前記搬送ベルト6における上側を搬送する部分は、前記シール用紙5を搬送する搬送経路7とされている。この搬送経路7は、前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とが同じ高さ位置に配設されていることから、平坦状とされている。本実施形態においては、前記シール用紙5の搬送方向における従動プーリ3と駆動プーリ2との間が搬送経路7とされている。
【0017】
この搬送ベルト6は、図2に示すように、伸縮性が小さいスチール等の金属材料によって構成された基体9を有しており、この基体9は、例えば厚さ0.1mm程度となるように形成されている。また、この基体9の表面には、摩擦係数が高くかつ弾性力が大きいゴム等の材料によって構成されたコート層10が、焼成等の方法によって例えば厚さ1mm程度となるように形成されている。
【0018】
さらに、前記シール用紙5の搬送方向における上流側であって前記搬送ベルト6の近傍には、前記シート状のシール用紙5が巻回された給紙ロール12が配設されており、また、前記シール用紙5の搬送方向における上流側であって前記搬送ベルト6の上側には、プレッシャーローラ13が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。さらにまた、前記搬送方向における下流側であって前記搬送ベルト6の上側には、他のプレッシャーローラ14が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。そして、前記シール用紙5は、前記給紙ロール12から前記プレッシャーローラ13と前記搬送ベルト6の間を通って前記搬送ベルト6の搬送経路7に接し、前記搬送ベルト6と前記プレッシャーローラ14の間を通るように案内され、前記搬送経路7において搬送方向に搬送されるようになっている。
【0019】
また、前記搬送ベルト6の搬送経路7に対向する位置には、前記搬送ベルト6に対して圧接可能な複数のサーマルヘッド16が前記シール用紙5の搬送方向に沿って所定間隔をもって並列して配設されている。これら、各サーマルヘッド16は、前記シール用紙5の幅方向の印刷範囲に対応しうる長さ寸法によって構成されており、前記各サーマルヘッド16の先端には、前記シール用紙5の搬送方向に対して直交する方向にきわめて多数の発熱素子17が整列配置されている。
【0020】
さらに、前記各サーマルヘッド16の上方には、インクリボン19が巻回された一対のインクリボンロール20がそれぞれ配設されており、前記各インクリボン19は、前記一対のインクリボンロール20のうち一方のインクリボンロールからガイドローラ21を介して前記搬送ベルト6と前記各サーマルヘッド16の各発熱素子17との間に案内され、他のガイドローラを介して他方のインクリボンローラ20に至るようになっている。また、前記一対のリボンロール20に巻回されたインクリボン19には、それぞれ異なる色彩のインクが塗布されており、本実施形態においては、前記シール用紙5の搬送方向における最上流側のインクリボン19aから順番に、シアン色(C)のインク、マゼンタ色(M)のインク、イエロー色(Y)のインク、およびブラック色(K)のインクが塗布されている。
【0021】
さらにまた、前記搬送ベルト6における搬送経路7の内面側であって前記シール用紙5と前記搬送ベルト6とを介して前記各サーマルヘッド16に対向する位置には、プラテンローラ22がそれらの表面が前記搬送ベルト6の内面に接するようにそれぞれ配設されており、これらプラテンローラ6は、前記搬送ベルト6の循環走行にともなって回転するように構成されている。また、前記各プラテンローラ22は、前記搬送ベルト6における搬送経路7とは反対側の内面に前記各プラテンローラ22の表面が接しない程度であってなるべく大きい径寸法となるように形成されている。
【0022】
また、前記搬送ベルト6における搬送経路7側の表面側および内面側であって、前記シール用紙5の搬送方向における前記各プラテンローラ22の間、最下流側に配設されたプラテンローラ22aと駆動プーリ2との間、および最上流側に配設されたプラテンローラ22dと従動プーリ3との間に相当する位置には、一対のプレッシャーローラ23がそれぞれ対向し、それらの表面が搬送ベルト6の内面またはシール用紙5を介して搬送ベルト6の表面に接するように配設されている。そして、これら一対のプレッシャーローラ23は、前記搬送ベルト6の循環走行にともなって回転し、前記シール用紙5が前記搬送ベルト6から浮き上がらないように前記シール用紙5を前記搬送ベルト6に対して抑えつけるようになっている。
【0023】
さらに、前記搬送ベルト6における搬送経路7とは反対の表面側には、テンションローラ24が前記搬送ベルト6の表面に接するように配設されており、前記搬送ベルト6は、このテンションローラ24に抑えつけられることによって一定の張力を有するようになされている。
【0024】
さらにまた、前記シール用紙5の搬送方向における下流側には、カッター26が配設されており、このカッター26は、記録が終了したシール用紙5を所定の長さ寸法に切断するようになっている。
【0025】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0026】
まず、本熱転写式プリンタ1に記録データが入力されると、前記熱転写式プリンタ1は、駆動モータの駆動により駆動プーリ2を回転させ、搬送ベルト6を介して従動プーリ3を回転させる。そして、前記駆動プーリ2と前記従動プーリ3とを介して搬送ベルト6を循環走行させることにより、前記搬送ベルト6と各プレッシャーローラ13,14とにより挟持されたシール用紙5を平坦状の搬送経路7において記録開始位置に搬送する。
【0027】
続いて、シアン色のインクリボン19aにより記録を行うサーマルヘッド16をシール用紙5を介して搬送ベルト6のコート層10に圧接させ、前記サーマルヘッド16の所定の各発熱素子17を選択的に発熱させることにより、前記シール用紙5にインクリボン19aのインクを転写する。
【0028】
このように、シール用紙5を搬送しながら、前記サーマルヘッド16により記録を行い、所定位置にシール用紙5が搬送されたとき、順次マゼンタ色、イエロー色およびブラック色の各インクリボン19により記録を行う各サーマルヘッド16を前記シール用紙5を介して搬送ベルト6のコート層10に圧接させ、前記シール用紙5に各インクリボン19のインクを転写していく。このとき、各プラテンローラ22は、前記搬送ベルトの循環走行にしたがって回転する。そして、記録が終了したシール用紙5は、カッター26によって所定の長さ寸法に切断される。
【0029】
本実施形態によれば、搬送ベルト6は駆動プーリ2の回転によって循環走行し、各プラテンローラ22は前記搬送ベルト6の循環走行にしたがって回転するので、シール用紙5の搬送にあたり、駆動プーリ2の回転を調整するのみで、前記シール用紙5全体の搬送速度を調整することができる。このため、従来のように各プラテンローラの独立した回転をそれぞれ調整することなく、容易にシール用紙5の搬送速度を全体として一定にすることができる。
【0030】
また、シール用紙5は平坦状の搬送経路7によって搬送されるので、従来のようにプラテンローラの周面に沿って搬送される場合と比較して、シール用紙5におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができる。
【0031】
したがって、シール用紙5の搬送精度を向上させることができ、これにより各インクリボン19の色彩毎の記録のずれを防止し、高品質な画像の記録を行うことができるとともに、シール用紙5におけるシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができるので記録媒体として普通紙のみではなくシール用紙5等種々の記録媒体に記録を行うことができる。
【0032】
また、搬送ベルト6の基体9は、スチール等の金属材料によって構成されているので、搬送ベルト6を伸びさせることなく循環走行させることができる。これにより、前記搬送ベルト6によってシール用紙5を記録位置に正確に搬送することができ、各色彩毎の記録のずれを防止して高品質な画像を得ることができる。さらに、前記搬送ベルト6のコート層10は、摩擦係数が高い材料によって構成されているので、このコート層10とシール用紙5との摩擦によって前記シール用紙5をより正確に記録位置に搬送することができ、記録のずれがない高品質な画像を得ることができる。さらにまた、前記コート層10は、弾性材料によって構成されているので、各サーマルヘッド16の各発熱素子17をシート用紙5を介して均一に前記コート層10に圧接させることができ、これにより、均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【0033】
さらに、前記各プラテンローラ22はなるべく大きな径によって形成されているので、小さい径のプラテンローラと比較して、前記各プラテンローラ22における前記シール用紙5および各インクリボン19を介して各サーマルヘッド16に圧接する面をなるべく平坦状にすることができる。これにより、各サーマルヘッド16の各発熱素子17をシート用紙5を介して均一に前記各プラテンローラ22に圧接させることができるので、一層均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【0034】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0035】
例えば、本実施形態においては、熱転写式プリンタ1としてラインサーマルヘッドを有するものについて説明したが、これに限定されず、前記シール用紙5の幅方向の印刷範囲を移動するサーマルヘッドを用いるものであってもよい。
【0036】
また、本熱転写式プリンタ1に配設されるサーマルヘッド16の数も、本実施形態のような4つに限定されるものではなく、インクリボン19の種類や並び順も本実施形態に限定されない。
【0037】
さらに、駆動プーリ2がシール用紙5の搬送方向における下流側に配設され、従動プーリ3が上流側に配設されるものであるが、これに限定されず、上流側に駆動プーリ2が配設され、下流側に従動プーリ3が配設されていてもよい。
【0038】
さらにまた、本実施形態においては、記録媒体としてのシール用紙5に記録を行う場合について説明したが、これに限定されず、普通紙や、さらには厚紙等に記録を行う場合にも用いることができる。
【0039】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る熱転写式プリンタによれば、記録媒体の搬送精度を向上させることができ、これにより各インクリボンの色彩毎の記録のずれを防止し、高品質な画像の記録を行うことができる。これとともに、平坦状の搬送経路によって記録媒体を搬送するので、例えば記録媒体としてシール用紙に記録録を行う場合であってもシール用紙のシール部が台紙から剥離してしまうのを防止することができるので、記録媒体として普通紙のみではなくシール用紙やその他厚紙等種々の記録媒体に記録を行うことができる。
【0040】
また、本発明に係る他の熱転写式プリンタによれば、搬送ベルトを伸びさせることなく循環走行させることができるので、搬送ベルトによって記録媒体を記録位置に正確に搬送することができ、各色彩毎の記録のずれを防止して高品質な画像を得ることができる。さらに、コート層とシール用紙との摩擦によって記録媒体をより正確に記録位置に搬送することができ、記録のずれがない高品質な画像を得ることができる。さらにまた、各サーマルヘッドの各発熱素子を記録媒体を介して均一に前記コート層に圧接させることができるので、均一な濃度の高品質な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写式プリンタの一実施形態を示す概念図
【図2】図1に示す熱転写式プリンタに配設されたプラテンベルトを示す拡大図
【符号の説明】
1 熱転写式プリンタ
2 駆動プーリ
3 従動プーリ
5 シール用紙
6 搬送ベルト
7 搬送経路
9 基体
10 コート層
16 サーマルヘッド
17 発熱素子
19 インクリボン
22 プラテンローラ
Claims (2)
- 記録媒体の搬送経路に沿って複数のサーマルヘッドを有する熱転写式プリンタであって、
駆動プーリを有し、
この駆動プーリと所定間隔をもって従動プーリを配設し、
前記駆動プーリと前記従動プーリとに無端状の搬送ベルトを掛け渡して、この搬送ベルトの表面における前記駆動プーリと前記従動プーリとの間のいずれか一方を前記搬送経路とし、
前記搬送経路における内面側であって前記記録媒体および前記搬送ベルトを介して前記各サーマルヘッドに対向する位置にそれぞれプラテンローラを配設してなり、
前記搬送ベルトは、前記駆動プーリの回転駆動によって循環走行して前記記録媒体を搬送し、
前記各プラテンローラは、前記搬送ベルトの循環走行にともなって回転することを特徴とする熱転写式プリンタ。 - 前記搬送ベルトは、伸縮性の小さい金属材料からなる基体と、
前記基体の表面に配設された摩擦係数の高い弾性材料からなるコート層とを有することを特徴とする請求項1に記載の熱転写式プリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002303836A JP2004136562A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 熱転写式プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002303836A JP2004136562A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 熱転写式プリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004136562A true JP2004136562A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32451454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002303836A Withdrawn JP2004136562A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 熱転写式プリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004136562A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012071487A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写プリンタ、多色熱転写プリンタおよび熱転写プリンタの制御プログラム |
JP2017001299A (ja) * | 2015-06-11 | 2017-01-05 | ローランドディー.ジー.株式会社 | カッティングヘッド付きインクジェットプリンタ |
-
2002
- 2002-10-18 JP JP2002303836A patent/JP2004136562A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012071487A (ja) * | 2010-09-28 | 2012-04-12 | Dainippon Printing Co Ltd | 熱転写プリンタ、多色熱転写プリンタおよび熱転写プリンタの制御プログラム |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |