JP2004135770A - パチンコ遊技機の窓扉 - Google Patents

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Minoru Miwa
三輪 稔
Koji Nakano
中野 幸二
Yoshihiro Hayashi
林 嘉弘
Tatsuji Oyama
大山 竜児
Hideki Ogawa
小川 秀樹
Hideki Ishikawa
石川 英樹
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Abstract

【課題】パチンコ遊技機の窓扉の構造を改善する。
【解決手段】表構造体27は樹脂板26と周縁部23とが一体成形されているので製造工程が単純化され製造効率も向上する。遊技者に対面する樹脂板26を合成樹脂製としたので、これをドーム状にしたり重要部分に対面する中央部を平板状にして周囲をテーパ状にするなど、パチンコ遊技機10の枠体の多様なデザインと釣り合わせたさまざまなデザインが可能になる。樹脂板26であるから、簡単には破損しない強度の合成樹脂材料を使用して破損を防止できる。たとえ割られても危険な破片が飛び散らず安全性が高い。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機においては、遊技盤の前方にガラス板が配されて、そのガラス板と遊技盤との間に遊技領域となる空間が形成される。遊技領域には入賞装置や遊技釘、風車等が配置され、発射装置にて発射されて遊技領域に撃ち込まれた遊技球の挙動によって遊技が行われ、入賞等が成立すれば遊技球(賞球)が払い出されるのが普通である。
【0003】
従って、遊技の実行だけならガラス板は1枚だけでよいのだが、主に不正行為に対する耐性を高めるために、さらにもう1枚のガラス板を遊技者側に配していた。また、ガラス板を2重にすることで騒音を抑制する効果もある。普通、これら2枚のガラス板はガラスレールに保持されて、扉状の前枠に装着されていた。
【0004】
【特許文献1】
特開平8−141203号公報(段落0007、段落0011、図2、図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2枚のガラス板をガラスレール等を介在させて前枠に装着する構造は複雑であり、その分部品点数が増えたり組み立て工程が複雑化する等の問題があった。
【0006】
また、近年ではパチンコ遊技機の枠体の多くがプラスチック製にされていてさまざまなデザインが可能になっているのに、平坦なガラス板が枠体のデザインと釣り合わないこともあった。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
請求項1記載のパチンコ遊技機の窓扉は、パチンコ遊技機の本体に軸支されて扉状に開閉可能で、閉鎖状態において該パチンコ遊技機の遊技盤を臨ませるための窓を有する窓扉において、前記窓扉の前面全域に対応する外形で、前記窓となる表側透明部と該表側透明部の周囲を取り囲む周縁部とが一体成形された合成樹脂製の一枚の部材である表構造体にて、該窓扉の前面部分を構成したことを特徴とする。
【0008】
この窓扉は、遊技盤を臨ませるための窓となる表側透明部と、この表側透明部の周囲を取り囲む周縁部(従来の窓扉における窓枠に相当する部分)とが一体成形された一枚の部材であり、窓扉の前面全域に対応する外形の表構造体を備える。すなわち、遊技盤の前方に配される2枚の透明板の内の表側(遊技者側)になる透明板に相当する表側透明部は、表構造体の一体不可分の一部になっている。
【0009】
したがって、表側透明部については、これを窓扉に装着するためのガラスレールのような構造は必要なく、その分部品点数が減り、構成も単純化され、組み立て工程も単純化できる。
また、遊技者に対面する表側透明部を合成樹脂製としたので、これを例えば遊技者側に膨らんだドーム状にしたり例えば図柄表示装置等の重要部分に対面する中央部を平板状にして周囲をテーパ状にするなど、パチンコ遊技機の枠体の多様なデザインと釣り合わせたさまざまなデザインが可能になる。また、表側透明部の外形すなわち窓の形状も従来の四角形や円形に限らず、さまざまな形状にできるから、この点でもパチンコ遊技機の枠体の多様なデザインと釣り合わせたさまざまなデザインが可能になる。
【0010】
しかも、表側透明部が合成樹脂製であるから、例えば遊技者に叩かれた程度では破損しないような強度の合成樹脂材料を使用して破損を防止できる。また、たとえ割られても危険な破片が飛び散るおそれはないから、安全性が高い。このような高強度の樹脂材料で入手しやすいものにポリカーボネートがある。
【0011】
この表構造体は、射出成形、射出圧縮成形等の公知の成形技術によって製造できる。
表側透明部を透明にする必要上、射出成形等で使用する樹脂原料も透明なものが使われる。すると、なにも手立てしなければ周縁部も透明になってしまうが、例えばインモールド成形等を用いて射出成形時に表面に着色したり、成形後に塗装すれば、周縁部を不透明にできる。なお、周縁部が透明のままでもパチンコ遊技機の機能を損なうわけではないので、例えばデザイン上の効果を狙って、周縁部の一部又は全域を透明のままにしてもよい。
【0012】
表構造体の一部となる表側透明部は合成樹脂製であるから、従来のガラス板よりも軽量化される。したがって、表構造体としての重量もあまり大きくはならず取り扱いは容易である。
また、表構造体は、従来は開口になっていた窓部分が表側透明部にて閉じられた板状の部材であるから、従来の窓穴を有する構造と比べれば剛性がきわめて高く強度的にも優れている。
【0013】
したがって、請求項2に記載のように、パチンコ遊技機の本体に軸支するためのヒンジ軸又はヒンジ軸受を表構造体に取り付けて、また必要により閉鎖状態にてロックするための金具等も取り付けて、表構造体をそのままで窓扉にできる。
なお、窓扉すなわち表構造体の横幅はパチンコ遊技機の横幅とほぼ等しく、高さはパチンコ遊技機の上皿(皿扉)よりも上側部分の高さとほぼ等しくするとよい。このような寸法にすれば、上皿(皿扉)よりも上側部分のほぼ全域を窓扉で覆い(閉鎖時)、また露出させる(開放時)ことができる。
【0014】
表構造体だけでは窓扉として強度不足になりそうなときには、また前後2部分に分けた方が射出成形等を行い易い場合には、請求項4記載の構成を採用すればよい。
請求項4記載のパチンコ遊技機の窓扉は、請求項1から3のいずれか記載のパチンコ遊技機の窓扉において、前記表構造体の前記周縁部の背面側に背後部材が接合されていることを特徴とするので、強度不足に対処できるし、射出成形等も行い易くなる。
【0015】
表構造体には、請求項5に記載のように、周縁部の前面に前面装飾部材を取り付けることができる。前面装飾部材としては、LEDや電球のカバー部材(いわゆるレンズ)、スピーカーカバー、シール類が例示される。
また、請求項6記載のように、前記周縁部の一部又は全域を透明として該透明な部分の背後に背後装飾部材を配して、その背後装飾部材によって表構造体すなわち窓扉を装飾することもできる。
【0016】
この構成(周縁部の透明な部分の背後に背後装飾部材を配する構成)を採用すると、例えば機種の変更等に際しては、表構造体のデザインは変更せずに背後装飾部材を交換することによって窓扉としてのデザインを変更できる。つまり、表構造体を複数機種で共通にできる。
【0017】
窓扉は、請求項3に記載のように、前記表側透明部の背後側に配されて前記窓扉の閉鎖時には前記遊技盤と対面して自身と前記遊技盤との間に遊技領域となる空間を形成する裏側透明板を支持する構成が望ましい。
その場合、従来のガラスレールのような部材を介して裏側透明板を支持する構成としてもよいし、例えば裏側透明板を窓扉に接着する構造にして裏側透明板を窓扉と一体化してもよい。
【0018】
裏側透明板を窓扉に接着する構造を採用すると、例えばガラスレールやボルト等の連結用の部材が不要になって構造がより単純化されるし、連結用の穴や爪等を設ける必要がなくなり、窓扉の構造が複雑化しない。また、穴等を設けることは強度低下になるが、これも回避できる。
【0019】
ただし、接着してしまうと裏側透明板のみの交換ができなくなるので、この点だけならガラスレールのような部材を用いる方がよいと言える。しかし、常時は内側になっている裏側透明板であるから、これが破損する可能性はきわめて小さいと言えるので、接着構造でも差し支えない。
【0020】
しかも、裏側透明板を接着することで、表裏の透明板で挟まれる空間を密封すれば、この空間にほこりやたばこの煙等が入り込んで内面を汚すのを防止できる。
裏側透明板は表側透明部と同様に合成樹脂製としてもよいが、これを従来と同様にガラス板にすれば、遊技領域を流下する遊技球の衝突圧などによってたわむおそれがない。裏側透明板がたわむと遊技球がこの透明板と釘との間に噛み込んで落下できなくなるおそれがあるが、ガラス板であるとそのような不具合が発生するおそれがない。
【0021】
また、ガラス板は遊技球との接触によって傷つくおそれはないし、遊技球との接触に伴って静電気が発生したり蓄積されにくいから、静電気によって吸着されたほこり等で汚れる心配もない。
なお、表側透明部は遊技者に対面するので、例えば硬貨のようなもので擦られるおそれがある。これに対しては、例えばメラミン樹脂やシリコン樹脂による耐擦傷性のコーティングを施すことで、硬貨のようなもので擦られても傷が付かない程度に表面を強化できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例により発明の実施の形態を説明する。
【0023】
【実施例】
図1に示すように、パチンコ遊技機10は正面から見た形状が長方形の外枠12を備えている。外枠12は公知のパチンコ遊技機のものと同様であり、その内側に各種の機構を収容している。それらの機構もまた公知のパチンコ遊技機のものと同様であるので、図示と説明は省略する。
【0024】
外枠12には、上下のヒンジ13を介して中枠14が取り付けられている。中枠14はヒンジ13を軸として扉状に開閉可能であるが、通常は図示するように閉じられている。
その中枠14の前面側の上半部には、遊技盤(図示は省略)を臨ませる窓22を有する窓扉15が、軸支手段であるヒンジ16a、16bを介して扉状に開閉可能に取り付けられ、その下方にては上皿17aを備える上皿扉17がヒンジ16b、16cを介して扉状に開閉可能に取り付けられている。これらも通常は図示するように中枠14の前面側に閉じられている。
【0025】
詳細の図示は省略するが、ヒンジ16aは中枠14に設けられたヒンジ軸受と窓扉15に設けられたヒンジ軸とによって構成され、ヒンジ16bは、中枠14に設けられたヒンジ軸受、窓扉15に設けられたヒンジ軸受及び上皿扉17に設けられて中枠14のヒンジ軸受を貫通して上端部を窓扉15のヒンジ軸受に挿通させるヒンジ軸によって構成され、ヒンジ16cは中枠14に設けられたヒンジ軸受と上皿扉17に設けられたヒンジ軸とによって構成されている。
【0026】
さらに、上皿扉17の下方にては下皿18及び灰皿19が、下皿パネル20を介して中枠14の前面側に取り付けられている。下皿パネル20は中枠14に固着(一体化)されている。また、下皿18の右側には発射ハンドル21が取り付けられている。
【0027】
これら上皿扉17(上皿17a)、下皿18、灰皿19及び発射ハンドル21は、デザイン的な差異を除けば公知のパチンコ遊技機に装備されているものと変わるところはない。
窓扉15に設けられた円形の窓22のサイズは遊技盤(図示は省略)に形成された遊技領域(ガイドレール等で区画されるほぼ円形の領域で、この領域に入賞装置等が配置されている。)とほぼ等しく、図1に示す状態のときには、中枠14によって保持されている遊技盤の遊技領域とほぼ重なる位置に設けられている。
【0028】
この窓22は表側透明部に該当する樹脂板26によって閉じられているが、樹脂板26とその周囲(窓枠となる部分)の周縁部23とは一連、一体の部材で、共に表構造体27の一部である。ただし、周縁部23の表面には装飾用の模様等の着色層23aが設けられており、周縁部23は不透明である。また、周縁部23には電飾のレンズ31、32(前面装飾部材)が装着されており、それらの背後には発光源となるLEDや電球等が配されている。
【0029】
窓扉15の横幅は、パチンコ遊技機10の横幅とほぼ等しく、高さはパチンコ遊技機10の上皿扉17よりも上側部分の高さとほぼ等しく、図1に示すように窓扉15を閉じた状態では上皿扉17よりも上側部分のほぼ全域を覆うが、窓扉15を開ければその部分の全域がほぼ露出する。
【0030】
中枠14の前面には錠機構33が設けられており、窓扉15は通常はロックされていて開放できない。しかし。錠機構33を図示しない鍵にて操作して解錠すれば、窓扉15を開放できる。また、窓扉15を開放すると上皿扉17も開放可能になる。
【0031】
次に図2を参照して窓扉15の構造を説明する。
図2(a)に示すように、周縁部23及び樹脂板26は一連、一体で表構造体27を構成しており、樹脂板26の背後には周縁部23によって囲まれた窓22が設けられている。また、周縁部23の表面には前述の着色層23aが設けられており、レンズ31、32(レンズ31は図2には示されない。)の背後には、発光源を収容するための空間32aが確保されている。
【0032】
窓22の後端部には段差状の嵌合部25が設けられ、裏側透明板に該当するガラス板29がここに嵌合されて密着状に接着されている。このため、樹脂板26とガラス板29とで挟まれた内部空間34は密封状態となっている。なお、樹脂板26及びガラス板29は共に平板状で互いに平行に配されている。
【0033】
窓22の背後側を閉じているガラス板29は、図1に示す状態のときに遊技盤とほぼ平行(間隔は約20mm)となってその前面側を覆い、遊技盤から窓扉15側への遊技球の飛び出しを防止する。つまり、遊技領域の前後方向寸法(奥行き)を規定する。
【0034】
表構造体27は、透明なポリカーボネートの射出成形により一体成形されている。その射出成形に際して、着色層23aに対応する印刷が施された合成樹脂フィルムをインサートすることで、その合成樹脂フィルムを成形樹脂(ここでは周縁部23)に熱圧着して着色層23aを形成している。
【0035】
なお、樹脂板26に歪みが生じて光学的な性能が低下する場合には、射出圧縮成形を採用すればよい。射出圧縮成形であると成形圧が全体でほぼ均等になり、歪みが低減され、また反りやヒケもなく寸法精度が良好である。特に、樹脂板26の光学的な性状がその全面でほぼ均質になるので遊技領域の視認性が悪化するおそれはない。
【0036】
また、成形後に樹脂板26の表面(遊技者に対面する面)にはメラミン樹脂の耐擦傷性のコーティングを施している。このため、遊技者のいたずら等で樹脂板26が傷付けられる心配はない。
しかも、樹脂板26がポリカーボネート製であるから、例えば遊技者に叩かれた程度では破損しない。また、たとえ割られても危険な破片が飛び散るおそれはないから、安全性が高い。
【0037】
この窓扉15では、樹脂板26が窓扉15の一体不可分の一部になっているので、樹脂板26を窓扉15に装着するためのガラスレールのような構造は必要なく、その分部品点数が減り、構成も単純化され、組み立て工程も単純化できる。
周縁部23と樹脂板26とが一連であるので、窓22と樹脂板26との間に隙間が無く、薄板や針金等を差し込んでの不正行為を確実に防止できる。
【0038】
表構造体27が合成樹脂製であるから樹脂板26(窓22)の外周形状を自在にできる。よってデザイン性はきわめて優れている。
しかも、表構造体27は射出成形などの成形方法で製造できるから、きわめて簡単にさまざまな形状に成形でき、そのコストも低い。
【0039】
樹脂板26も含んだ表構造体27は合成樹脂製であるから、表構造体27としての重量もあまり大きくはならず取り扱いは容易である。
また、表構造体27は、従来は単に開口されていた窓22部分が周縁部23と一連の樹脂板26にて閉じられた板状の部材であるから、従来の窓穴を有する構造と比べれば剛性がきわめて高く強度的にも優れている。
【0040】
したがって、表構造体27にパチンコ遊技機の本体に軸支するためのヒンジ16a、16bのヒンジ軸又はヒンジ軸受を設けて、また錠機構33にて閉鎖状態にてロックするための金具等も取り付けて、表構造体27をそのままで窓扉15にできる(表構造体27の外形寸法と窓扉15の外形寸法とは、ほぼ一致している)。
【0041】
裏側透明板をガラス板29にしているので、遊技領域を流下する遊技球の衝突圧などによってたわむおそれがなく、たわんだ際に遊技球がガラス板29と釘との間に噛み込んで落下できなくなるような不具合が発生するおそれがない。
また、ガラス板29は遊技球との接触によって傷つくおそれはないし、遊技球との接触に伴って静電気が発生したり蓄積されにくいから、静電気によって吸着されたほこり等で汚れる心配もない。
【0042】
しかも、ガラス板29を接着することで、樹脂板26とガラス板29とで挟まれた内部空間34を密封状態にしているので、この内部空間34にほこりやたばこの煙等が入り込んで内面を汚すのを確実に防止できる。
ガラス板29を窓扉15に接着する構造にしているので、例えばガラスレールやボルト等の連結用の部材が不要になり、構造がより単純化される。そうした連結用の穴や爪等を設ける必要がないから、窓扉15の構造が複雑化しないし、穴等を設けることで強度が低下するのも回避できる。
【0043】
図2(b)は窓扉15を前後2層構造にした例である。
図2(a)に示した単層構造であると射出成形を行いにくい場合がある。そのような場合は複層構造とすればよい。また、図2(a)の例は窓扉15としての強度は十分であるが、かりに表構造体だけでは強度不足になりそうな場合には表構造体に背後部材を接合して(複層構造を採用して)強度を高めればよい。
【0044】
図2(b)に示すように、この窓扉15においては、表構造体27の背後に強度部材27a(背後部材に該当)を接着した2層構造を採用している。
表構造体27は図2(a)の場合と同様に着色層となるフィルムをインサートしての射出成形で製造されている。強度部材27aは通常の射出成形で製造されている。強度部材27aの材質は表構造体27と同じでもよいし、表構造体27とは異ならせてもよい。例えば表構造体27よりも低価格の合成樹脂を使用すれば低コストになる。また、強度部材27aは表構造体27(周縁部23)の背後に隠れるので、いわゆる再生プラスチックを使用することもできる。この場合は資源のリサイクル面で優れている

【0045】
表構造体27に強度部材27aを接着した構造は図2(a)に示した表構造体27と同様であり、図2(a)で説明した窓扉15と同様の効果を有する。
また、前後2部分に分けているので金型の構造を単純化でき射出成形等を行い易く、強度部材27aの原料樹脂に表構造体27よりも低価格の合成樹脂を使用すれば低コストになる。或いは、表構造体27だけでは強度不足となる場合でも、強度部材27aによって窓扉15として十分な強度にできる。
[立体形状の例]
樹脂板26及び周縁部23は透明なプラスチックで一体成形されるので、樹脂板26は、図3に例示するように中心部が遊技者側に膨らんだドーム状の曲面体にできる。このように遊技者側に凸のドーム状とした場合には、遊技者に立体感を感じさせ、樹脂板26がレンズ的に作用するので遊技領域を広く感じさせる。
【0046】
また、図示は省略するがその他の立体形状にもできるし、樹脂板26(窓22)の外周形状も様々にできるから、パチンコ遊技機の枠体の多様なデザインと釣り合わせたさまざまなデザインが可能になる。
なお、図3の窓扉15は2層構造であるが、図2(a)に示した単層構造においてもドーム状等の立体形状にできることはいうまでもない。
【0047】
以上、実施例及び変形例にしたがって本発明の実施の形態を説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のパチンコ遊技機の正面図。
【図2】実施例の窓扉の図1におけるAA−AA断面図であり、図2(a)は単層構造、図2(b)は2層構造の例である。
【図3】樹脂板をドーム状にした窓扉の縦断面図。
【符号の説明】
10    パチンコ遊技機
12    外枠
14    中枠
15    窓扉
16a、16b  ヒンジ
17    上皿扉
17a  上皿
22    窓
23    周縁部
23a  着色層
25    嵌合部
26    樹脂板(表側透明部)
27    表構造体
27a  強度部材(背後部材)
29    ガラス板(裏側透明板)
31、32      レンズ(前面装飾部材)

Claims (6)

  1. パチンコ遊技機の本体に軸支されて扉状に開閉可能で、閉鎖状態において該パチンコ遊技機の遊技盤を臨ませるための窓を有する窓扉において、
    前記窓扉の前面全域に対応する外形で、前記窓となる表側透明部と該表側透明部の周囲を取り囲む周縁部とが一体成形された合成樹脂製の一枚の部材である表構造体にて、該窓扉の前面部分を構成したことを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
  2. 請求項1記載のパチンコ遊技機の窓扉において、
    前記軸支のためのヒンジ軸又はヒンジ軸受が前記表構造体に取り付けられていることを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
  3. 請求項1又は2記載のパチンコ遊技機の窓扉において、
    該窓扉は、前記表側透明部の背後側に配されて前記窓扉の閉鎖時には前記遊技盤と対面して自身と前記遊技盤との間に遊技領域となる空間を形成する裏側透明板を支持することを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の窓扉において、
    前記表構造体の前記周縁部の背面側に背後部材が接合されていることを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の窓扉において、
    前記周縁部の前面に前面装飾部材が取り付けられていることを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載のパチンコ遊技機の窓扉において、
    前記周縁部の一部又は全域を透明として該透明な部分の背後に背後装飾部材を配したことを特徴とするパチンコ遊技機の窓扉。
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