JP2004135087A - ピーク電力抑圧方法及び装置 - Google Patents

ピーク電力抑圧方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004135087A
JP2004135087A JP2002297910A JP2002297910A JP2004135087A JP 2004135087 A JP2004135087 A JP 2004135087A JP 2002297910 A JP2002297910 A JP 2002297910A JP 2002297910 A JP2002297910 A JP 2002297910A JP 2004135087 A JP2004135087 A JP 2004135087A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
peak
signal
peak power
basic function
suppression
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002297910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4296471B2 (ja
Inventor
Takashi Maebatake
前畠 貴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2002297910A priority Critical patent/JP4296471B2/ja
Publication of JP2004135087A publication Critical patent/JP2004135087A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4296471B2 publication Critical patent/JP4296471B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】マルチキャリア変調方式において、しきい値を超えるピーク電力を確実に抑圧でき、不要周波数の輻射もないピーク電力抑圧方法を提供する。
【解決手段】送信に使用するN本の搬送波を、同一振幅、位相を0にして、逆フーリエ変換回路3に入力して基本関数f(i)を得ておく。逆フーリエ変換回路3によって得られた直交振幅信号I,Qのピーク電力のしきい値Pthを超える分δIn,δQnを求める(S4)。直交振幅信号I,Qのピーク位置に合わせるように基本関数f(i)をシフトさせた波形f(i−n)を、前記δIn,δQnに掛け算し(S6)、直交振幅信号I,Qから減算する(4a,4b)。
【選択図】    図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の搬送波を使って信号を変調する方式における、ピーク電力抑圧方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高度な無線通信を実現する手段として、複数の搬送波を使って信号を変調する方式(例えばOFDM;Orthogonal Frequency Division Multiplex )が有望視されている。この方式は、伝送遅延に強いという特徴があり、さまざまな分野で応用が進んでいる。
しかし、この方式では、搬送波の位相が重なり合って大きなピーク電力を持つ信号になることがあり、時間軸上の波形の平均電力と最大瞬時電力(ピーク電力)との比が大きくなる。このため、パワーアンプとしてダイナミックレンジの広いものが要求され、電力効率が悪い。
【0003】
【非特許文献1】澤海千恵美他「プリコーダを用いたOFDMのダイナミックレンジ軽減方式」信学技報TECHNICAL REPORT OF IEICE. IT97−106, ISEC97−106, SST−97−133, pp121−126 (1998−03)
【非特許文献2】仁科崇郎他「非線形増幅によるMC−CDMAの特性と改善に関する検討」信学技報TECHNICAL REPORT OF IEICE. SST2001−21, SAT2001−25, pp29−34 (2001−06)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、このピーク電力を抑圧するために、ピーク電力をカットする処理が考えられている。この処理を、図8を用いて解説する。
図8は、OFDM送信装置の要部を示すブロック図である。複数の搬送波f1,f2,...,fNは、逆フーリエ変換回路(IFFT)3によって、時間軸上の互いに直交する直交振幅信号I,Qに変換される。
【0005】
演算回路21において、これらの直交振幅信号I,Qの電力Pを演算(P=I+Q)で求め、電力Pがしきい値Pthを超えていれば、超えた分を非線形処理回路22a,22bにおいて切断(クリッピング)する。
具体的には、P<Pthであれば、増幅倍率を1のままとし、P>Pthであれば、増幅倍率を√(Pth/P)とする。この非線形処理は、直交振幅信号I,Qの電力Pをしきい値Pthにすることが目的であり、I,Qの方向は変化しないようにするものである。
【0006】
しかし、非線形処理のため、出力信号には、通信に使用する周波数帯域以外に、不要な周波数成分が含まれてしまう。このため、この不要周波数成分をカットするための低域フィルタ23a,23bを後付けする必要がある。
この低域フィルタ23a,23bの作用により、切断したピークが再現してしまい、もともとのピーク電力は軽減できるものの、目的としたピーク電力に設定することはできなくなる。
【0007】
また、大きくピークを切断した場合には、周波数帯域の中央の搬送波ほど、早く劣化してしまい、通信品質が低下するという問題もある。
そこで、本発明は、しきい値を超えるピーク電力を確実に抑圧でき、不要周波数の輻射もないピーク電力抑圧方法及び装置を実現することを目的とする。
さらに本発明は、しきい値を超えるピーク電力が複数ある場合に、これらを同時に抑圧できるピーク電力抑圧方法及び装置を実現することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のピーク電力抑圧方法は、ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出し、搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持ち、前記信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形を用いて、前記ピーク電力のしきい値を超える分に、前記基本関数波形を掛け算したものを、前記信号から減算することにより、信号のピーク電力を抑圧する方法である(請求項1)。
【0009】
本発明のピーク電力抑圧装置は、ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出する検出部と、搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持ち、前記信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形を取得する波形取得部と、前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分に、前記波形取得部から取得した基本関数波形を掛け算した値を生成する抑圧信号生成部と、抑圧信号生成部により生成された値を、前記信号から減算する減算部とを備える(請求項4)。
【0010】
この方法又は装置によれば、基本関数波形として、搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持つ波形を採用し、この波形を減算に用いて、信号のピーク電力をしきい値に達するまで抑圧する。したがって、不要周波数成分を発生することなく、ピーク電力を確実にしきい値まで抑圧することができる。
本発明において、検出されたピーク電力のしきい値を超える分の中から特定の基準で、抑圧したいピークを選択し、この選択されたピークに対して、ピーク電力のしきい値を超える分を検出することとしてもよい(請求項5)。全てのピークについて処理を行うと、処理時間がかかる、ソフト又はハードの回路規模が複雑になるという難点があるからである。
【0011】
抑圧したいピークが複数ある場合は、全てのピークの電力をしきい値まで抑圧することが目標であるが、実際には困難なので、次のような近似手法(1)〜(3)を採用して、信号のピーク電力が極力しきい値に近くなるようにすることができる。
方法(1):抑圧したいピークの数が複数あり、それぞれのピーク位置にピークを持つ複数の基本関数波形を用いて、前記ピーク電力のしきい値を超える分に、前記基本関数波形を掛け算したものを、抑圧したいピークの数だけ総和し、この総和した値を前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧する。この方法は、打ち消すピークの数が少ない場合、ピークを正確に打ち消すことができ、計算負荷が小さい。
【0012】
方法(2):抑圧したいピークの数が複数あり、それぞれのピーク位置にピークを持つ複数の基本関数波形を用いて、前記基本関数波形に係数を掛けたものを、抑圧したいピークの数だけ総和し、この総和が、各ピーク位置において、前記ピーク電力のしきい値を超える分に一致するように、係数を求め、前記基本関数波形に前記求められた係数を掛け、抑圧したいピークの数だけ総和したものを、前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧する(請求項2)。この方法では、打ち消すピークの数が多い場合でも、ピークを正確に打ち消すことができる。
【0013】
方法(3):抑圧したいピークの数が複数あり、それぞれのピーク位置にピークを持つ複数の基本関数波形を用いて、前記基本関数波形に係数を掛けたものを、抑圧したいピークの数だけ総和し、この総和が、信号の全ての位置において、前記ピーク電力のしきい値を超える分に一致するように、統計的手法で係数を求め、 前記基本関数波形に前記係数を掛け、抑圧したいピークの数だけ総和したものを、前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧する(請求項3)。この方法では、ピーク以外の位置において、本来の信号波形を乱さないで、ピークを打ち消すことができる。前記係数を求めるのに、最小二乗方を用いてもよい。
【0014】
ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形f(i−n)を取得するのに、所定の位置でピークを持つ基本関数波形f(i)を記憶し、この記憶した基本関数波形f(i)をシフトさせてもよい(請求項6)。
前記基本関数波形f(i)は、送信に使用する複数の搬送波を、同一振幅、かつ位相を0にして、逆フーリエ変換して得られる直交振幅信号の実部Iの波形から取得してもよい(請求項7)。
【0015】
本発明において、ピーク電力抑圧の対象とする信号を、逆フーリエ変換回路のビットリバース前の位置から取得することが好ましい(請求項8)。ビットリバース処理時間の間に、ピーク電力抑圧信号を生成するのに要する演算時間を確保することができるからである。
本発明のピーク電力抑圧装置は、ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出する検出部と、前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分を、搬送波の周波数帯域に含まれる帯域を持つフィルタに通して、前記信号のピーク位置にピークを持つ抑圧信号を生成する抑圧信号生成部と、抑圧信号生成部により生成された値を、前記信号から減算する減算部とを備えるものである(請求項9)。
【0016】
この構成であれば、基本関数波形を用いなくても、フィルタを使ってピーク電力抑圧信号を作ることができる。
前記抑圧信号生成部は、前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分を、搬送波の周波数帯域に含まれる帯域を持つフーリエ変換回路と逆フーリエ変換回路に通して、前記信号のピーク位置にピークを持つ抑圧信号を生成するものであってもよい(請求項10)。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されるOFDM送信装置の要部を示すブロック図である。
入力される信号列は、S/P(シリアルパラレル)変換回路1で複数の信号列に変換され、マッピング回路2で、所定振幅と所定位相の組み合わせからなる搬送波信号f1,f2,...,fNに変換される。搬送波の数をNとする。
【0018】
複数の搬送波信号f1,f2,...,fNは、逆フーリエ変換回路3によって、時間軸上の互いに直交する直交振幅信号I,Qに変換される。
直交振幅信号I,Qは、D/A変換回路5a,5bによってアナログ信号に変換され、増幅、周波数変換を行うアナログ回路6によって無線周波数信号となって、アンテナに給電され、放射される。
一方、直交振幅信号I,Qは、本発明のピーク電力抑圧装置7によって処理され、ここでもともとの直交振幅信号I,Qを減算するための抑圧信号が得られる。
【0019】
このピーク電力抑圧装置7の機能を、図2を用いて説明する。 なお、この機能の全部又は一部は、CD−ROMやハードディスクなど所定の媒体に記録されたプログラムを、OFDM送信装置に設けられたコンピュータ(図示せず)が実行することにより実現される。
図2において、逆フーリエ変換回路3から出力される直交振幅信号I,Qを、それぞれ、入力される信号列の伝送速度と同じ速度で読み出す。読み出されたデータ列を添え字iで表す。iは、1から搬送波数Nまでの値を周期的にとる。
【0020】
コンピュータは、各iについて、次の式により、瞬時電力Piを算出する(ステップS1)。
Pi=Ii+Qi
この瞬時電力Piの算出方法を図3に示す。図3(a)は直交振幅信号Iの波形を表し、図3(b)は直交振幅信号Qの波形を表す。図3(c)は、瞬時電力Piの波形を表す。時点i=j,i=kにおいて、瞬時電力Piはしきい値Pthを超えている。
【0021】
瞬時電力Piがしきい値Pthを超える時点の、組(i,Pi,Ii,Qi)を出力する(ステップS2)。ピークが広く分布するときは、複数のピークとみなし、それぞれ出力する。
そのうち切断したいピーク番号を選択し、その添え字を改めて1,2,3,..,m(総称するときはn)と書く(ステップS3)。ピーク番号nの選択基準は任意であり、例えばしきい値Pthを超えるピークの全てをとることにしてもよいし、大きなものから一定数を選択してもよい。消したいタイミングのピークだけを任意に選んでもよい。
【0022】
以下、各nについて処理を行う。
直交振幅信号I,Qのしきい値からの増加分δIn,δQnを求める(ステップS4)。図4は、増加分δIn,δQnの求め方を説明するための座標図である。図4では、切断したいピークの座標を(In,Qn)で示し、In,Qnと位相が同じで、しきい値Pthに相当する長さを持つ点をAで表している。Aの座標は、√(Pth/P)(In,Qn)である。しきい値からの増加分δIn,δQnは、
δIn=(1−√(Pth/P))In
δQn=(1−√(Pth/P))Qn
となる。
【0023】
次に、本発明で使用する基本関数f(i)について説明する。この基本関数f(i)は、送信に使用するN本の搬送波を、全て振幅1/N、位相を0にして、逆フーリエ変換回路3に入力して得る。逆フーリエ変換回路3の出力には、直交振幅信号の実部Iだけが出現し、虚部Qは0になる。この実部Iの波形を関数f(i)で表す。関数f(i)の値は、メモリ(図示せず)に記憶しておく。
基本関数f(i)をグラフで表すと、図5(a)のようになる。f(i)は、i=0において値1をとり、それ以外ではほとんど0となる(Nが大きいほど0に近くなる)。
【0024】
基本関数f(i)をnだけシフトさせた波形f(i−n)を、図5(b)に示す。図5(a)のi=N−nからi=Nまでのデータは、図5(b)に示すように、f(i−n)のピークの手前に移動させる。これにより、データが次の周期に連続するようにしている。
図2に戻り、メモリから基本関数f(i)を読み出し、切断したいピーク番号nに対応する基本関数f(i−n)を、シフトさせて求める(ステップS5)。
【0025】
次に、シフトさせた基本関数f(i−n)に、それぞれδIn,δQnをかける。その結果、直交振幅信号I,Qの番号nのピークを打ち消すための信号
f(i−n)δIn,
f(i−n)δQn
が得られる(ステップS6)。
他にも打ち消したいピークがあるかどうか判定し、あれば、ステップS4〜S6の処理を繰り返す。
【0026】
全てのnについて処理が終われば、いままで求めた番号nのピークを打ち消すための信号の総和をとる(ステップS8,S9)。総和は、打ち消したいピーク番号n=1からmまでにわたる。
Σf(i−n)δIn,
Σf(i−n)δQn
このようにして求めた総和を、もとの直交振幅信号I,Qから減算すれば、ピークが切断された直交振幅信号が得られる。
【0027】
ピークを打ち消すための信号f(i−n)δIn,f(i−n)δQnの周波数帯域は、基本関数f(i−n)の周波数帯域に等しい。本発明によれば、基本関数f(i−n)を逆フーリエ変換により得ているので、基本関数f(i−n)の周波数帯域は、原則として、通信の周波数帯域と同じである。また、加減算回路4a,4bは線形演算を行うのみであり、不要周波数成分は発生しない。
したがって、不要周波数成分をカットするためのフィルタを使用する必要はなくなり、ピークをしきい値まできれいに切断することができる。しかも、放射する電波には、不要周波数成分が含まれないので、電波法の周波数帯域幅規制に抵触するおそれもない。
【0028】
前記総和を求める方法では、基本関数f(i)は、i≠0において0に近い値をとるものの、完全に0とはならない。よって、総和をとるうちにその0に近い値が合算されて無視できない値になることがある。このため、ピークを正確に打ち消すことができなくなってしまう。この誤差を避けるために、次の方法が考えられる。
f(i−n)に係数anをかけて、nについての和をとり、それが直交振幅信号の実部Iの増加分δInに等しくなるように、係数anを決定する。f(i−n)に係数bnをかけて、nについての和をとり、それが直交振幅信号の虚部Qの増加分δQnに等しくなるように、係数bnを決定する。方程式で表現すれば、
Σanf(1−n)=δI1  (総和Σはnが1からmまで。以下同じ)
Σanf(2−n)=δI2
・・・
Σanf(m−n)=δIm
及び
Σbnf(1−n) =δQ1
Σbnf(2−n) =δQ2
・・・
Σbnf(m−n) =δQm
となる。式の数は2m個、未知数はan,bnあわせて2m個であり、この方程式は解ける。
【0029】
この方程式を用いれば、ピークを正しく消すことができる。しかしピーク以外の部分に誤差は残る。
そこで、ピークも打ち消し、ピーク以外の部分もできるだけ正確に再現するために、(1)Σanf(i−n)が、i= 1,2,..,mで、それぞれ、値δI1,δI2,..,δImをとり、i= 1,2,..,m以外の部分で0をとる。(2)Σbnf(i−n) が、i= 1,2,..,mで、それぞれ、値δQ1,δQ2,..,δQmをとり、i= 1,2,..,m以外の部分で0をとる。という条件で、最小二乗法などの統計的手法を用いて解くとよい。
【0030】
これにより、ピークを極力打ち消すことができ、しかもピーク以外の部分の誤差も最小にできる。
次に、直交振幅信号I,Qのピークを切断するための減算値、すなわち抑圧信号を求めるのに要する演算時間の検討をする。
図2において、コンピュータは、逆フーリエ変換回路3の出力端子から直交振幅信号I,Qを読み込み、減算値を求めている。減算値は、加減算回路4a,4bにおいて、もとの直交振幅信号I,Qと加減算されるが、加減算のタイミングをとるためには、もとの直交振幅信号I,Qを、コンピュータが減算値を求めている演算時間だけ、遅延回路8a,8bで遅延させなければならない。
【0031】
このような遅延を避けるには、逆フーリエ変換回路3の中で時間がかかるビットリバース処理(データを出力する前に、メモリを使ってデータを並べ替える処理)以前のデータ(並べ替える前のデータ)を読み込むことが好ましい。
図6は、OFDM送信装置におけるIFFT処理の流れを示す流れ図である。データのビット数を、図示の便宜上4にしている。
入力データは、S/P変換回路1でパラレルデータ列に変換され、これに対して逆フーリエ変換回路3においてIFFT演算が行われる。IFFT演算結果はビットの順番が一部入れ替わっているので、逆フーリエ変換回路3は、メモリを使ってデータを並べ替えるビットリバース処理を行う。
【0032】
そこで本発明では、ピーク抑圧データを演算するのに、並べ替える前のデータを用いて行う。並べ替える前のデータを用いても支障ない理由は、ビットリバース処理は、データによって変化せず、常に一定の処理を行うものであるため、処理前のデータであっても、信号の大きさ及びその信号が出力されるタイミングが検出できるからである。
これにより、ビットリバース後のIFFT出力データが得られる時刻と、ピーク抑圧データが得られる時刻とを揃えることができ、処理の遅延を避けることができる。また、データをビットリバース後の位置から取得する場合に比べて、ピーク電力抑圧装置7の動作時間に余裕ができ、ピーク電力抑圧装置7の消費電力を小さくすることができる。
【0033】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、以上の実施の形態では、基本関数波形f(i)を記憶し、この記憶した基本関数波形f(i)をシフトさせて、入力される信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形f(i−n)を取得していた。しかし、これ以外に、しきい値を超えるピーク信号を、搬送波の周波数帯域内に所定の帯域を持つフィルタに通して、前記信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形を取得するようにしてもよい。
【0034】
図7は、このフィルタを含むOFDM送信装置の要部を示すブロック図である。逆フーリエ変換回路3によって得られた直交振幅信号I,Qは、ピーク検出回路9a,9bによって、しきい値Pthを超えるピークの部分が取り出される(ピーク信号という)。このピーク信号は、搬送波の周波数帯域とほぼ同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持つフィルタ回路(例えばFIRフィルタで構成される)10a,10bを通され、増幅回路11a,11bを経て減算信号として加減算回路4a,4bに供給される。一方本来の直交振幅信号I,Qは、遅延回路8a,8bを通して、加算信号として加減算回路4a,4bに供給される。前記遅延回路8a,8bの遅延時間は、フィルタ処理に要する時間とする。加減算された直交振幅信号I,Qは、D/A変換回路5a,5bに供給される。
【0035】
この構成によれば、前記フィルタ回路10a,10bを通った波形は、搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持ち、この波形を減算に用いて、信号のピーク電力をしきい値に達するまで抑圧する。したがって、不要周波数成分を発生することなく、ピーク電力を確実にしきい値まで抑圧することができる。
なお、本発明は複数の搬送波を使って信号を変調する方式に適用があり、前記OFDM方式のみならず、第4世代携帯電話などで検討されているMC−CDMA(Multi Carrier CDMA)方式に対しても適用ができる。また、逆フーリエ変換回路の前後に別の変調方式が使用されている場合でも適用がある。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、しきい値を超えるピーク電力を確実に抑圧でき、不要周波数の輻射もないピーク電力抑圧方法及び装置を実現できる。
また、しきい値を超えるピーク電力が複数ある場合に、これらを同時に抑圧することができ、従来技術よりも大きなピークを削ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されたOFDM送信装置の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明のピーク電力抑圧機能の説明図である。
【図3】瞬時電力Piとしきい値Pthとの関係を示すグラフである。
【図4】直交振幅信号I,Qのしきい値からの増加分δIn,δQnを求める方法を説明するための座標図である。
【図5】(a)は基本関数f(i)の波形を示すグラフ、(b)は基本関数f(i)をnだけシフトさせた波形f(i−n)を示すグラフである。
【図6】OFDM送信装置における処理の流れを示す流れ図である。
【図7】フィルタを含む本発明のOFDM送信装置の要部を示すブロック図である。
【図8】従来のOFDM送信装置の要部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 S/P(シリアルパラレル)変換回路
2 マッピング回路
3 逆フーリエ変換回路
4a,4b 加減算回路
5a,5b D/A変換回路
6 アナログ回路
7 ピーク電力抑圧装置
8a,8b 遅延回路
9a,9b ピーク検出回路
10a,10b フィルタ回路
11a,11b 増幅回路

Claims (10)

  1. 複数の搬送波を使って信号を変調する方式において、
    ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出し、
    搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持ち、前記信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形を用いて、
    前記ピーク電力のしきい値を超える分に、前記基本関数波形を掛け算したものを、前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧することを特徴とするピーク電力抑圧方法。
  2. 抑圧したいピークの数が複数あり、
    それぞれのピーク位置にピークを持つ複数の基本関数波形を用いて、
    前記基本関数波形に係数を掛けたものを、抑圧したいピークの数だけ総和し、この総和が、各ピーク位置において、前記ピーク電力のしきい値を超える分に一致するように、係数を求め、
    前記基本関数波形に前記求められた係数を掛け、抑圧したいピークの数だけ総和したものを、前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧する請求項1記載のピーク電力抑圧方法。
  3. 抑圧したいピークの数が複数あり、
    それぞれのピーク位置にピークを持つ複数の基本関数波形を用いて、
    前記基本関数波形に係数を掛けたものを、抑圧したいピークの数だけ総和し、この総和が、信号の全ての位置において、前記ピーク電力のしきい値を超える分に一致するように、統計的手法で係数を求め、
    前記基本関数波形に前記係数を掛け、抑圧したいピークの数だけ総和したものを、前記信号から減算することにより、前記信号のピーク電力を抑圧する請求項1記載のピーク電力抑圧方法。
  4. 複数の搬送波を使って信号を変調し伝送する送信装置に用いられ、
    ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出する検出部と、
    搬送波の周波数帯域と同じ帯域又はそれに含まれる帯域を持ち、前記信号のピーク位置にピークを持つ基本関数波形を取得する波形取得部と、
    前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分に、前記波形取得部から取得した基本関数波形を掛け算した値を生成する抑圧信号生成部と、
    抑圧信号生成部により生成された値を、前記信号から減算する減算部とを備えることを特徴とするピーク電力抑圧装置。
  5. 検出されたピーク電力のしきい値を超える分の中から特定の基準で、抑圧したいピークを選択する選択部をさらに備え、
    検出部は、この選択されたピークに対して、ピーク電力のしきい値を超える分を検出する請求項4記載のピーク電力抑圧装置。
  6. 所定の位置でピークを持つ基本関数波形を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記波形取得部は、この記憶された基本関数波形をシフトさせて、信号のピーク位置nにピークを持つ基本関数波形を取得する請求項4記載のピーク電力抑圧装置。
  7. 前記基本関数波形は、送信に使用する複数の搬送波を、同一振幅、かつ位相を0にして、逆フーリエ変換して得られる直交振幅信号の実部Iの波形である請求項6記載のピーク電力抑圧装置。
  8. 前記検出部は、ピーク電力抑圧の対象とする信号を、逆フーリエ変換回路のビットリバース前の位置から取得する請求項4記載のピーク電力抑圧装置。
  9. 複数の搬送波を使って信号を変調し伝送する送信装置に用いられ、
    ピーク電力抑圧の対象とする信号のピーク電力のしきい値を超える分を検出する検出部と、
    前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分を、搬送波の周波数帯域に含まれる帯域を持つフィルタに通して、前記信号のピーク位置にピークを持つ抑圧信号を生成する抑圧信号生成部と、
    抑圧信号生成部により生成された値を、前記信号から減算する減算部とを備えることを特徴とするピーク電力抑圧装置。
  10. 前記抑圧信号生成部は、前記検出部で検出されたピーク電力のしきい値を超える分を、搬送波の周波数帯域に含まれる帯域を持つフーリエ変換回路と逆フーリエ変換回路に通して、前記信号のピーク位置にピークを持つ抑圧信号を生成する請求項9記載のピーク電力抑圧装置。
JP2002297910A 2002-10-10 2002-10-10 ピーク電力抑圧方法及び装置 Expired - Fee Related JP4296471B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002297910A JP4296471B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 ピーク電力抑圧方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002297910A JP4296471B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 ピーク電力抑圧方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004135087A true JP2004135087A (ja) 2004-04-30
JP4296471B2 JP4296471B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=32287482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002297910A Expired - Fee Related JP4296471B2 (ja) 2002-10-10 2002-10-10 ピーク電力抑圧方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4296471B2 (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007028092A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Ntt Docomo Inc 送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法
WO2007037091A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法
JP2007520160A (ja) * 2004-02-02 2007-07-19 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション Fmofdm送信のためのピーク対平均電力比の減少
WO2008032805A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Naoki Suehiro Procédé d'émission de données et émetteur de données
JP2009049651A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corp 通信装置およびピーク抑圧方法
JP2009065385A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Ntt Docomo Inc Ofdm信号送信装置、信号処理チップ及びofdm信号送信方法
JP2009100218A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corp ピーク抑圧装置、通信装置およびピーク抑圧方法
JP2010514298A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 信号のピーク対平均比低減のための方法と装置
WO2010061914A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 日本電気株式会社 ピーク抑圧装置およびピーク抑圧方法
JP2010283755A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Sumitomo Electric Ind Ltd ピーク電力抑制方法、ピーク電力抑制回路、送信機、及び、裾広ピーク電力検出方法
JP2011160089A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 信号処理回路とこの回路を有する通信装置
WO2011104951A1 (ja) 2010-02-24 2011-09-01 住友電気工業株式会社 ピーク電力抑制回路とこの回路を有する通信装置
WO2011104955A1 (ja) 2010-02-24 2011-09-01 住友電気工業株式会社 信号処理回路とこの回路を有する通信装置
JP2012054630A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Japan Radio Co Ltd 振幅制限装置
JP2013126027A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2013153377A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2013214883A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2016538734A (ja) * 2013-09-16 2016-12-08 中興通訊股▲ふん▼有限公司Zte Corporation フィルタースケジューリング方法及びシステム

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520160A (ja) * 2004-02-02 2007-07-19 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション Fmofdm送信のためのピーク対平均電力比の減少
JP4744452B2 (ja) * 2004-02-02 2011-08-10 アイビキュイティ・デジタル・コーポレイション Fmofdm送信のためのピーク対平均電力比の減少方法及び送信機
JP2007028092A (ja) * 2005-07-14 2007-02-01 Ntt Docomo Inc 送信装置、送信方法、受信装置及び受信方法
JP4601504B2 (ja) * 2005-07-14 2010-12-22 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 送信機及び送信方法
US7778350B2 (en) 2005-09-28 2010-08-17 Panasonic Corporation Multi-carrier communication device, and multi-carrier communication method
WO2007037091A1 (ja) * 2005-09-28 2007-04-05 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法
JPWO2007037091A1 (ja) * 2005-09-28 2009-04-02 パナソニック株式会社 マルチキャリア通信装置およびマルチキャリア通信方法
WO2008032805A1 (fr) * 2006-09-15 2008-03-20 Naoki Suehiro Procédé d'émission de données et émetteur de données
JP5303806B2 (ja) * 2006-09-15 2013-10-02 直樹 末広 データ送信方法及びデータ送信装置
JP2010514298A (ja) * 2006-12-21 2010-04-30 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 信号のピーク対平均比低減のための方法と装置
JP2009049651A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Mitsubishi Electric Corp 通信装置およびピーク抑圧方法
JP2009065385A (ja) * 2007-09-05 2009-03-26 Ntt Docomo Inc Ofdm信号送信装置、信号処理チップ及びofdm信号送信方法
JP2009100218A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Mitsubishi Electric Corp ピーク抑圧装置、通信装置およびピーク抑圧方法
WO2010061914A1 (ja) * 2008-11-28 2010-06-03 日本電気株式会社 ピーク抑圧装置およびピーク抑圧方法
JPWO2010061914A1 (ja) * 2008-11-28 2012-04-26 日本電気株式会社 ピーク抑圧装置およびピーク抑圧方法
JP2010283755A (ja) * 2009-06-08 2010-12-16 Sumitomo Electric Ind Ltd ピーク電力抑制方法、ピーク電力抑制回路、送信機、及び、裾広ピーク電力検出方法
JP2011160089A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Sumitomo Electric Ind Ltd 信号処理回路とこの回路を有する通信装置
US8744002B2 (en) 2010-02-24 2014-06-03 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Peak power suppressing circuit and communication device having the same
CN102783059B (zh) * 2010-02-24 2016-06-22 住友电气工业株式会社 峰值功率抑制电路以及具有峰值功率抑制电路的通信设备
CN102783059A (zh) * 2010-02-24 2012-11-14 住友电气工业株式会社 峰值功率抑制电路以及具有峰值功率抑制电路的通信设备
KR20130009945A (ko) 2010-02-24 2013-01-24 스미토모덴키고교가부시키가이샤 피크 전력 억제 회로와 이 회로를 갖는 통신 장치
KR20130009948A (ko) 2010-02-24 2013-01-24 스미토모덴키고교가부시키가이샤 신호 처리 회로와 이 회로를 갖는 통신 장치
WO2011104955A1 (ja) 2010-02-24 2011-09-01 住友電気工業株式会社 信号処理回路とこの回路を有する通信装置
WO2011104951A1 (ja) 2010-02-24 2011-09-01 住友電気工業株式会社 ピーク電力抑制回路とこの回路を有する通信装置
US8787495B2 (en) 2010-02-24 2014-07-22 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Signal processing circuit and communication device having the same
KR101679105B1 (ko) * 2010-02-24 2016-11-23 스미토모덴키고교가부시키가이샤 피크 전력 억제 회로와 이 회로를 갖는 통신 장치
JP2012054630A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Japan Radio Co Ltd 振幅制限装置
JP2013126027A (ja) * 2011-12-13 2013-06-24 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2013153377A (ja) * 2012-01-26 2013-08-08 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2013214883A (ja) * 2012-04-02 2013-10-17 Icom Inc 通信機および通信方法
JP2016538734A (ja) * 2013-09-16 2016-12-08 中興通訊股▲ふん▼有限公司Zte Corporation フィルタースケジューリング方法及びシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4296471B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4296471B2 (ja) ピーク電力抑圧方法及び装置
US8599961B2 (en) Crest factor reduction method and circuit for a multi-carrier signal
US7974581B2 (en) Transmitter
JP4625434B2 (ja) 送信機
US8831136B2 (en) Wireless apparatus and distortion compensating method
JP4619827B2 (ja) 歪補償装置
JP3927521B2 (ja) 送信機
JP2008516489A (ja) 任意波形のプリディストーション・テーブルの生成
US9450544B2 (en) Pre-distortion method, associated apparatus and non-transitory machine readable medium
US9374112B2 (en) Capture selection for digital pre-distortion adaptation and capture concatenation for frequency hopping pre-distortion adaptation
JP2005094426A (ja) 送信機
JP2009218770A (ja) 歪み補償係数更新装置および歪み補償増幅器
CN102437838B (zh) 由功率放大器传输信号
JP4789749B2 (ja) ピーク抑圧装置
US9438177B2 (en) Pre-distortion method and associated apparatus and non-transitory machine readable medium
JP2008099092A (ja) 送信機
GB2402308A (en) Applying least squares function to each carrier of a multicarrier signal to generate approximation of hard clipping to reduce peak to average power ratio
US9172333B2 (en) Distortion compensation device and distortion compensation method
JP5673475B2 (ja) 歪補償装置および歪補償方法
US7577183B2 (en) Transmission apparatus and peak reduction method
Parisi et al. Modulations for Terahertz Band Communications: Joint Analysis of Phase Noise Impact and PAPR Effects
JP4558813B2 (ja) 送信機
JP2003174370A (ja) 非線形補償回路と基地局装置および送信電力クリップ方法
Santucci et al. A block adaptive predistortion algorithm for transceivers with long transmit-receive latency
JP2013042232A (ja) ピーク抑圧装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090319

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees