JP2008099092A - 送信機 - Google Patents
送信機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008099092A JP2008099092A JP2006279976A JP2006279976A JP2008099092A JP 2008099092 A JP2008099092 A JP 2008099092A JP 2006279976 A JP2006279976 A JP 2006279976A JP 2006279976 A JP2006279976 A JP 2006279976A JP 2008099092 A JP2008099092 A JP 2008099092A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window function
- signal
- peak power
- carriers
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Transmitters (AREA)
Abstract
【解決手段】キャリア数特定手段15が送信対象となる信号に含まれるキャリアの数を特定し、窓関数設定手段35がキャリア数特定手段により特定されたキャリアの数に応じた窓関数を設定し、係数生成手段31〜34、36が送信対象となる信号と窓関数設定手段により設定された窓関数に基づいてピークレベル抑圧のための係数を生成し、抑圧手段25、26が係数生成手段により生成された係数を用いて送信対象となる信号についてピークレベルを抑圧する。
【選択図】 図1
Description
図7には、送信機3の構成例を示してあるとともに、複数であるN個のキャリアに対応したN個の符号多重信号生成部B1〜BNを示してある。
ここで、本例の送信機3の構成や動作は、概略的には、後述する実施例に係る図1に示される送信機1の構成や動作と比べて、キャリア数設定部15が備えられていない点に関して異なっている。
図8には、窓関数生成部81の構成例を示してある。
本例の窓関数生成部81では、閾値電力Thr(t)のレベルと瞬時電力Pint(t)のレベルとの比較結果を比較部33からの入力として、比較結果の値と対応する窓関数の値を予め作成しておき、それを1つの窓関数テーブル91として有している。窓関数テーブル91は、比較結果を入力アドレスとするメモリ等で構成することが可能である。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、送信対象となる信号のピーク電力のレベルを抑圧することを効果的に行うことができる送信機を提供することを目的とする。
具体的には、例えば、本発明では、送信対象となる信号を送信するに際して、送信対象となる信号のキャリア数に応じて最適な窓関数を設定することで、送信対象となる信号のピーク電力のレベルを抑圧することを効果的に行い、信号品質特性を改善することを目的とする。ここで、信号品質特性としては、例えば、3GPPでは、ACLR(Adjacent Channel Leakage Power Ratio)、EVM(Error Vector Magnitude)、PCDE(Peak Code Domain Error)等がある。
すなわち、キャリア数特定手段が、前記送信対象となる信号に含まれるキャリアの数を特定する。窓関数設定手段が、前記キャリア数特定手段により特定されたキャリアの数に応じた窓関数を設定する。係数生成手段が、前記送信対象となる信号と前記窓関数設定手段により設定された窓関数に基づいて、ピークレベル抑圧のための係数を生成する。抑圧手段が、前記係数生成手段により生成された係数を用いて、前記送信対象となる信号についてピークレベルを抑圧する。
また、送信対象となる信号に含まれるキャリアの数は、例えば、通信状況などに応じて変化し得るが、固定的に設定される場合があってもよい。
また、例えば、送信対象となる信号に含まれ得る複数のキャリアのそれぞれについて、送信対象として含まれるか否かを特定するような態様を用いることも可能であり、この場合には、各キャリア毎に送信対象となるか否かを特定することができるとともに、送信対象となるキャリアの数(総数)を特定することができる。
なお、信号のレベルとしては、例えば、電力のレベル或いは電圧のレベルなど、種々なものが用いられてもよい。
本実施例では、CDMA方式を採用する無線通信システムの基地局装置などに設けられる送信装置に本発明を適用した場合を示す。このような送信装置では、一般に、増幅器により大電力の信号増幅を行う。
なお、CDMA方式以外にも、OFDM方式などに本発明が適用されてもよい。
図1には、本例の送信機1の構成例を示してあるとともに、複数であるN個のキャリア1〜Nに対応したN個の符号多重信号生成部B1〜BNを示してある。
本例の送信機1には、N個のキャリア1〜Nに対応して、N個の符号多重信号生成部B1〜BNが接続されている。また、各符号多重信号生成部B1〜BNには、それぞれのキャリア1〜N毎に、複数である(n+1)個の送信データが入力される。
デジタル変調部11には、N個のキャリア1〜Nに対応してN個の波形整形フィルタC1〜CNとN個のデジタル直交変調部E1〜ENが備えられており、I相の成分(I成分)及びQ相の成分(Q成分)に対応して2個の加算器21、22が備えられている。
ピーク電力抑圧係数演算部14には、瞬時電力演算部31と、閾値生成部32と、比較部33と、抑圧率生成部34と、窓関数生成部35と、抑圧係数演算部36が備えられている。
周波数変換部13には、I成分及びQ成分に対応して2個のD/A(Digital to Analog)コンバータ27、28が備えられており、また、アナログ直交変調部29が備えられている。
各波形整形フィルタC1〜CNは、I成分及びQ成分のそれぞれについて、各符号多重信号生成部B1〜BNにより拡散変調及び合成された各キャリア1〜Nの信号を入力し、当該入力信号の占有帯域が予め設定された値に収まるようにスペクトル整形を行い、当該スペクトル整形結果のI成分及びQ成分を各デジタル直交変調部E1〜ENへ出力する。
各デジタル直交変調部E1〜ENは、各波形整形フィルタC1〜CNから入力される各キャリア1〜N毎の信号をデジタル直交変調し、当該デジタル直交変調結果のI成分を一方の加算器21へ出力し、当該デジタル直交変調結果のQ成分を他方の加算器22へ出力する。
ここで、本例では、波形整形フィルタC1〜CNやデジタル直交変調部E1〜ENは、後述するキャリア数設定部15により制御される。これについては後述する。
他方の加算器22は、Q成分について、N個のデジタル直交変調部E1〜ENから入力されるデジタル直交変調結果を加算(合成)し、当該加算結果の信号AQ(t)を他方の遅延部24及び瞬時電力演算部31へ出力する。
ここで、閾値電力Thr(t)としては、種々な値が設定されてもよく、例えば、瞬時電力Pint(t)より所定値だけ大きい値や、或いは、所定の期間における瞬時電力Pint(t)の平均値を算出する機能を備えて、当該平均値より所定値だけ大きい値を用いることができる。
また、抑圧率生成部34は、瞬時電力演算部31からの入力及び比較部33からの入力に基づいて、瞬時電力Pint(t)が閾値電力Thr(t)以下であり比較部33によりピーク電力が非検出であった(つまり、検出されなかった)場合には、1の値をピークファクタGain(t)として設定し、当該設定結果を抑圧係数演算部36へ出力する。
ここで、本例では、窓関数生成部35は、後述するキャリア数設定部15により制御される。これについては後述する。
なお、Mは整数でサンプル数を表す。また、サンプル数Mは、例えば送信スペクトルの規格帯域幅に応じて最適化して設定される。
また、sはピーク電力の発生した時刻Tに対して、時刻(T−M/2)から時刻(T+M/2)の区間に対応して、(−M/2)から(+M/2)の区間で値を取る(−M/2≦s≦+M/2)。これにより、ピーク電力が存在する1つの時刻Tを中心として、M個のピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)が生成される。
一例として、ピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)は、(式4)のように表される。なお、Tは、ピーク電力の発生した時刻を表している。
なお、本例では、Hanning窓を用いたが、他の任意の窓関数が用いられてもよい。
窓関数を掛ける目的は、ピーク電力レベルの抑圧を行う際に発生する歪みの発生周波数帯域をキャリア近傍に留めることである。窓関数については、従来から種々な検討が試されており、一般に知られているため、本明細書では、詳しい説明は割愛する。
各乗算器25、26は、各遅延部23、24から入力される加算結果信号AI(t)、AQ(t)と抑圧係数演算部36から入力されるピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)とを乗算して、これによりピーク電力及びその周辺の信号レベルを抑圧し、当該乗算結果A’I(t)、A’Q(t)を各D/Aコンバータ27、28へ出力する。ここで、当該乗算結果A’I(t)、A’Q(t)は、(式5)のように表される。
アナログ直交変調部29は、2個のD/Aコンバータ27、28から入力されるI成分及びQ成分から成るアナログ信号をアナログ直交変調して、これにより当該信号を無線周波数帯の信号へ変換して出力する。
アナログ直交変調部29から出力された信号は、その後に必要に応じて増幅などの処理が為されて、アンテナ(図示せず)により無線送信される。
ここで、キャリアのオン/オフ情報としては、例えば、複数のキャリア1〜Nのそれぞれについて、送信する状態(オンの状態)であるか或いは送信しない状態(オフの状態)であるかを特定する情報が用いられる。
また、キャリアの検出では、例えば、複数のキャリア1〜Nについて、送信するキャリア(オンの状態のキャリア)を検出する又はそれ以外のキャリア(オフの状態のキャリア)を検出することで、送信する状態(オンの状態)のキャリアと送信しない状態(オフの状態)のキャリアとを識別する。
各波形整形フィルタC1〜CN及び各デジタル直交変調部E1〜ENでは、キャリア数設定部15から入力される送信キャリアの設定情報に基づいて、動作のオン/オフを制御する。本例では、送信する状態(オンの状態)が設定されたキャリアに対応するブロック(各波形整形フィルタC1〜CN及び各デジタル直交変調部E1〜EN)ではその動作をオンとして動作を実行し、送信しない状態(オフの状態)が設定されたキャリアに対応するブロック(各波形整形フィルタC1〜CN及び各デジタル直交変調部E1〜EN)ではその動作をオフとして動作を停止する。
窓関数生成部35では、キャリア数設定部15から入力される送信キャリアの設定情報に基づいて、送信キャリアの設定情報に応じた窓関数Weight(s)を生成して抑圧係数演算部36へ出力する。本例では、窓関数生成部35は、送信キャリアの設定情報に基づいて特定される送信キャリアの数(オンの状態であるキャリアの数)に応じた窓関数Weight(s)を生成し、これにより、送信キャリアの数に応じて窓関数Weight(s)を切り替える。
なお、本例では、窓関数について予めテーブルとして値を持つ方法を用いる窓関数生成部35について説明するが、他の構成例として、窓関数を直接生成する方法を用いる構成などが用いられてもよい。
図2には、窓関数生成部35の第1の構成例である窓関数生成部35aの構成例を示してあるとともに、比較部33と抑圧係数演算部36とキャリア数設定部15を示してある。
本例の窓関数生成部35aは、キャリアの総数Nと同数であるN個の窓関数テーブルF1〜FNと、セレクタ41を備えている。
なお、本例では、窓関数生成部35aは、ピーク電力が非検出であった場合には、例えば、1の値を抑圧係数演算部36へ出力するため、この場合に対応する出力値についても窓関数テーブルF1〜FNに記憶している。
このように、本例では、送信キャリア数分の窓関数テーブルF1〜FNを有することにより、送信キャリア数に適した窓関数を使用して、送信キャリア数に適したピーク電力抑圧効果を得ることができる。
また、本例の構成では、制御部53を備えている。
本例の窓関数生成部35bは、2個の窓関数テーブル51a、51bと、セレクタ52を備えている。
なお、本例では、窓関数生成部35bは、ピーク電力が非検出であった場合には、例えば、1の値を抑圧係数演算部36へ出力するため、この場合に対応する出力値についても窓関数テーブル51a、51bに記憶される。
セレクタ52は、制御部53により窓関数の値の情報が設定された窓関数テーブル(2個の窓関数テーブル51a、51bのいずれか)を選択し、選択した窓関数テーブルの出力端を抑圧係数演算部36の入力端に接続する。これにより、セレクタ52により選択された窓関数テーブルに基づいて、比較部33からの入力値に対応する出力値が抑圧係数演算部36へ出力される。
このような制御を行うことで、送信キャリアの数が変化した場合においても、現在使用していない窓関数テーブルに窓関数の値の情報を設定し、これを現在使用中の窓関数テーブルと切り替えることにより、送信キャリア数に適した窓関数を使用して、送信キャリア数に適したピーク電力抑圧効果を得ることができる。
例えば、1面のみの窓関数テーブルを備えた構成では、送信キャリアの数が変化したときに、制御部53により窓関数テーブルの再設定を行う。なお、この構成では、窓関数テーブルの再設定中におけるピーク電力抑圧動作は厳密には正常には動作しないが、再設定後には正常なピーク電力抑圧動作が実現される。
従って、本例の送信機1では、ピーク電力の低減と帯域外漏洩電力の制限との両立が可能となり、効果的にピーク電力を低減することができる。
従って、本例の送信機1では、送信対象となる信号のピーク電力のレベルを抑圧することを効果的に行うことができ、信号品質特性(例えば、3GPPでは、ACLR、EVM、PCDE等)を改善することができる。
また、本例の送信機1では、各キャリア1〜Nの信号が送信対象となるか否かに応じて、各波形整形フィルタC1〜CN及び各デジタル直交変調部E1〜ENのオン/オフを制御する。
従って、本例の送信機1では、送信対象となるキャリアに対応した処理ブロックのみをオンにして、効率化を図ることができる。
送信対象となる信号を送信する送信機1において、
送信対象となる信号のピーク電力を抑圧するために、送信対象信号レベル閾値と送信対象となる信号のピーク電力のレベルとの比に応じたピーク電力抑圧率(本例では、ピークファクタGain(t))を生成するピーク電力の抑圧率生成部34と、
所定の窓関数Weight(t)を出力する窓関数生成部35と、
ピーク電力の抑圧率生成部34により生成されるピーク電力抑圧率を所定の窓関数により重み付けした結果をピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)として生成するピーク電力の抑圧係数演算部36と、
ピーク電力の抑圧係数演算部36により生成されるピーク電力抑圧係数により送信対象となる信号のピーク電力のレベルを抑圧する乗算器25、26と、
送信するキャリア数の情報を窓関数生成部35に設定するキャリア数設定部15を備え、
ピーク電力の抑圧率生成部34は、送信対象となる信号のレベル(本例では、瞬時電力)を検出する瞬時電力演算部31からの入力に基づいて、送信対象信号レベル閾値と瞬時電力演算部31により検出される送信対象となる信号のレベルとの比に応じたピーク電力抑圧率を設定し、
ピーク電力の抑圧係数演算部36は、ピーク電力の抑圧率生成部34により設定されるピーク電力抑圧率を、キャリア数に応じて複数の窓関数の中から最適なものが選択された窓関数により重み付けした結果をピーク電力抑圧係数として生成し、
乗算器25、26は、送信対象となる信号とピーク電力の抑圧係数演算部36により生成されるピーク電力抑圧係数とを乗算して、送信対象となる信号のレベルを抑圧する。
図4には、本例の送信機2の構成例を示してあるとともに、複数であるN個のキャリア1〜Nに対応したN個の符号多重信号生成部B1〜BNを示してある。
本例の送信機2の構成や動作は、図1に示される送信機1の構成や動作と比べて、ピーク電力抑圧部16の遅延部23、24の後段に乗算器61、62と減算器63、64が備えられている点や、ピーク電力抑圧係数演算部17において抑圧率生成部34と抑圧係数演算部36との間に減算器37が備えられている点が異なっている。
なお、図4では、図1に示されるのと同様な構成部については同一の符号を付してあり、本例では、図1を参照した第1実施例とは異なる点について詳しく説明する。
減算器37は、抑圧率生成部34から入力されるピークファクタGain(t)を1から減算し、つまり、{1−Gain(t)}を演算し、その結果を抑圧係数演算部36へ出力する。
抑圧係数演算部36は、減算器37から入力される値{1−Gain(t)}に対して、窓関数生成部35から入力される窓関数Weight(t)により重みを与え、当該重みを与えた結果をピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)として2個の乗算器61、62へ出力する。
一例として、ピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)は、(式6)のように表される。なお、Tは、ピークの発生した時刻を表している。
各減算器63、64は、各遅延部23、24から入力される加算結果信号(本線の信号)AI(t)、AQ(t)から、各乗算器61、62から入力されるピーク電力抑圧レベルを減算し、当該減算結果の信号A’’I(t)、A’’Q(t)を各D/Aコンバータ27、28へ出力する。
ここで、この信号A’’I(t)、A’’Q(t)は、(式7)のように表される。
送信対象となる信号を送信する送信機2において、
送信対象となる信号のピーク電力を抑圧するために、送信対象信号レベル閾値と送信対象となる信号のピーク電力のレベルとの比に応じたピーク電力抑圧率(本例では、ピークファクタGain(t))を生成するピーク電力の抑圧率生成部34と、
所定の窓関数Weight(t)を出力する窓関数生成部35と、
ピーク電力の抑圧率生成部34により生成されるピーク電力抑圧率から得られる値を所定の窓関数により重み付けした結果をピーク電力抑圧係数Exp_Gain(t)として生成するピーク電力の抑圧係数演算部36と、
ピーク電力の抑圧係数演算部36により生成されるピーク電力抑圧係数により送信対象となる信号のピーク電力のレベルを抑圧する乗算器61、62及び減算器63、64と、
送信するキャリア数の情報を窓関数生成部35に設定するキャリア数設定部15を備え、
ピーク電力の抑圧率生成部34は、送信対象となる信号のレベル(本例では、瞬時電力)を検出する瞬時電力演算部31からの入力に基づいて、送信対象信号レベル閾値と瞬時電力演算部31により検出される送信対象となる信号のレベルとの比に応じたピーク電力抑圧率を求め、減算器37により当該ピーク電力抑圧率を1から減算した値を生成し、
ピーク電力の抑圧係数演算部36は、ピーク電力の抑圧率生成部34及び減算器37により設定される値(1−ピーク電力抑圧率)を、キャリア数に応じて複数の窓関数の中から最適なものが選択された窓関数により重み付けした結果をピーク電力抑圧係数として生成し、
乗算器61、62及び減算器63、64は、送信対象となる信号とピーク電力の抑圧係数演算部36により生成されるピーク電力抑圧係数とを乗算して得られる値を抑圧レベルとし、送信対象となる信号のレベルから抑圧レベルを減算することで、送信対象となる信号のレベルを抑圧する。
マルチキャリア送信機におけるピーク電力抑圧処理の問題点として、キャリア数によってピーク電力の発生確率が異なるといった現象があり、送信キャリアの数によってピーク電力抑圧のためのパラメータの最適値が異なる。このようなパラメータの一つとして窓関数の値がある。
そこで、本例の送信機では、送信対象となるキャリアの数に応じて、ピーク電力の抑圧処理に使用する窓関数を切り替えている。
図6には、4キャリア送信時における周波数特性の一例を示してある。
図5や図6では、グラフの横軸は周波数を示しており、縦軸は信号のレベルを示している。また、Hanning窓を使用した場合の特性と、Kaiser窓を使用した場合の特性を示してある。
窓掛けを用いたピーク電力抑圧では、ACLRとPCDEとの間にはトレードオフの関係があるため、例えば、1キャリア送信時には、EVMやPCDEの特性が良いKaiser窓を使用し、4キャリア送信時にはACLRの特性が良いHanning窓を使用することで、信号品質劣化が少ない送信信号を出力することが可能となる。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
B1〜BN・・符号多重信号生成部、 C1〜CN、G1〜GN・・波形整形フィルタ、 E1〜EN、H1〜HN・・デジタル直交変調部、 F1〜FN・・窓関数テーブル、
Claims (1)
- 送信対象となる信号を送信する送信機において、
前記送信対象となる信号に含まれるキャリアの数を特定するキャリア数特定手段と、
前記キャリア数特定手段により特定されたキャリアの数に応じた窓関数を設定する窓関数設定手段と、
前記送信対象となる信号と前記窓関数設定手段により設定された窓関数に基づいてピークレベル抑圧のための係数を生成する係数生成手段と、
前記係数生成手段により生成された係数を用いて前記送信対象となる信号についてピークレベルを抑圧する抑圧手段と、
を備えたことを特徴とする送信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006279976A JP4847838B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 送信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006279976A JP4847838B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 送信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008099092A true JP2008099092A (ja) | 2008-04-24 |
JP4847838B2 JP4847838B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=39381447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006279976A Active JP4847838B2 (ja) | 2006-10-13 | 2006-10-13 | 送信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4847838B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010021256A1 (en) | 2008-08-20 | 2010-02-25 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophoretic liquid and display device using electrophoretic liquid |
JP2010279018A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-12-09 | Ntt Docomo Inc | ユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 |
JP2010283533A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 送信装置及び送信方法 |
JP2012124967A (ja) * | 2009-04-27 | 2012-06-28 | Ntt Docomo Inc | ユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 |
JP2016533687A (ja) * | 2013-09-03 | 2016-10-27 | 大唐移動通信設備有限公司 | マルチキャリアのピーク抑圧処理方法及び装置 |
US20190029026A1 (en) * | 2016-01-05 | 2019-01-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling interference in wireless communication system |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004064711A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マルチキャリア送信信号のピーク抑圧方法、ピーク抑圧機能をもつマルチキャリア送信信号生成回路、適応ピークリミッタ、ベースバンド信号処理用lsiおよび無線送信装置 |
JP2006174364A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Fujitsu Ltd | マルチキャリア信号送信装置、マルチキャリア信号受信装置、マルチキャリア信号送信方法、マルチキャリア信号受信方法、及び通信システム |
WO2007092945A2 (en) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Qualcomm Incorporated | Spectral shaping to reduce peak-to-average ratio in wireless communication |
JP2009543528A (ja) * | 2006-07-07 | 2009-12-03 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムにおいてデータ及び制御情報を送信する方法及び装置 |
-
2006
- 2006-10-13 JP JP2006279976A patent/JP4847838B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004064711A (ja) * | 2002-07-31 | 2004-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マルチキャリア送信信号のピーク抑圧方法、ピーク抑圧機能をもつマルチキャリア送信信号生成回路、適応ピークリミッタ、ベースバンド信号処理用lsiおよび無線送信装置 |
JP2006174364A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-06-29 | Fujitsu Ltd | マルチキャリア信号送信装置、マルチキャリア信号受信装置、マルチキャリア信号送信方法、マルチキャリア信号受信方法、及び通信システム |
WO2007092945A2 (en) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Qualcomm Incorporated | Spectral shaping to reduce peak-to-average ratio in wireless communication |
JP2009543528A (ja) * | 2006-07-07 | 2009-12-03 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信システムにおいてデータ及び制御情報を送信する方法及び装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010021256A1 (en) | 2008-08-20 | 2010-02-25 | Ricoh Company, Ltd. | Electrophoretic liquid and display device using electrophoretic liquid |
JP2010279018A (ja) * | 2009-04-27 | 2010-12-09 | Ntt Docomo Inc | ユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 |
JP2012124967A (ja) * | 2009-04-27 | 2012-06-28 | Ntt Docomo Inc | ユーザ装置、基地局装置及び通信制御方法 |
US9078217B2 (en) | 2009-04-27 | 2015-07-07 | Ntt Docomo, Inc. | User equipment, base station device, and communication control method |
JP2010283533A (ja) * | 2009-06-03 | 2010-12-16 | Fujitsu Semiconductor Ltd | 送信装置及び送信方法 |
US8855235B2 (en) | 2009-06-03 | 2014-10-07 | Fujitsu Semiconductor Limited | Circuit transmission apparatus and transmission method |
JP2016533687A (ja) * | 2013-09-03 | 2016-10-27 | 大唐移動通信設備有限公司 | マルチキャリアのピーク抑圧処理方法及び装置 |
US20190029026A1 (en) * | 2016-01-05 | 2019-01-24 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling interference in wireless communication system |
US10869319B2 (en) * | 2016-01-05 | 2020-12-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Method and apparatus for controlling interference in wireless communication system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4847838B2 (ja) | 2011-12-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4625434B2 (ja) | 送信機 | |
JP4558741B2 (ja) | 送信機 | |
JP4750592B2 (ja) | ピーク抑圧方法、ピーク抑圧装置、無線送信装置 | |
JP4927585B2 (ja) | 送信機 | |
JP4287225B2 (ja) | 送信機 | |
US20070188218A1 (en) | Peak power suppressor and peak power suppressing method | |
JP3927521B2 (ja) | 送信機 | |
JP4847838B2 (ja) | 送信機 | |
JP2008022230A (ja) | ピーク抑圧制御装置 | |
US20110249768A1 (en) | Peak suppression device and peak suppression method | |
JP2011019164A (ja) | ピークファクタ低減装置および基地局 | |
JPWO2010074187A1 (ja) | 電力制限回路 | |
JP4789749B2 (ja) | ピーク抑圧装置 | |
JP2008294519A (ja) | 通信装置 | |
JP4918390B2 (ja) | 送信機 | |
JP2010050765A (ja) | ピークリミッタ回路 | |
JP4558813B2 (ja) | 送信機 | |
JP5175751B2 (ja) | ピークファクタ低減装置および基地局 | |
JP5320026B2 (ja) | 送信装置および信号送信方法 | |
JP6070820B2 (ja) | 通信装置及びそのピーク抑圧方法 | |
JP2005072959A (ja) | 送信機 | |
JP2013042232A (ja) | ピーク抑圧装置 | |
JP4941597B2 (ja) | ピーク抑圧方法、ピーク抑圧装置、無線送信装置 | |
JP2009130662A (ja) | 送信機 | |
JP2012204890A (ja) | 非線形歪補償における補償誤差低減方法及び補償誤差低減装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090928 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20101226 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110509 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110623 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110901 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110920 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111014 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4847838 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |