JP4918390B2 - 送信機 - Google Patents

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Description

本発明は、送信機に関し、特に、ピーク信号を効果的に抑圧する送信機に関する。
例えば、無線通信システムでは、送信側の通信装置に設けられた送信機により信号を無線送信し、受信側の通信装置に設けられた受信機により当該信号を受信することが行われる。
図6には、送信機の構成例を示してある。なお、説明の便宜上から、後述する実施例で参照する図1に示されるのと同様な構成部については同一の符号を付してあるが、ここでは、本発明を不要に限定する意図は無い。
図6に示される送信機は、送信信号に対するリミッタ機能と、増幅器7に対する歪補償機能を有している。
増幅器7に対する歪補償については、従来から増幅器の非線形特性に起因して発生する歪は問題となっており、様々な歪補償の方法が提案されている。
ここでは、後述する実施例で参照する図1に示される構成とは異なる部分であるリミッタ41及びローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)42について説明する。
リミッタ41では、変調器1から乗算器2を介して入力された変調信号が遅延器51により遅延させられてピーク抑圧フィルタ53に入力されるとともに、当該変調信号がピーク判定器52に入力される。ピーク判定器52により当該変調信号のピークが判定されてその結果がピーク抑圧フィルタ53へ通知され、ピーク抑圧フィルタ53により当該通知内容に基づいて当該変調信号のピークが抑圧されてLPF42へ出力される。そして、LPF42からの出力信号がD/A(Digital to Analog)変換器4及び遅延器17へ出力される。
ここで、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)方式やCDMA(Code Division Multiple Access)方式といった非定包絡線のデジタル変復調方式では、図7に示されるようなピークが発生し、増幅器の歪が発生する要因になっている。
図7には、ピーク電力を有するキャリアの信号の一例を模式的に示してある。横軸は時間を表しており、縦軸は振幅(瞬時電力)を表している。
また、図7には、ピーク電力と平均電力を示してある。
このようなピークを抑える一つの方法として、ベースバンド帯や中間周波数(IF:Intermediate Frequency)帯でピーク成分を抑圧するリミッタを設ける方法があり、非定包絡線のデジタル変復調方式に対して活用されている。
しかしながら、近年の傾向では、増幅器の効率よりも周波数の利用効率が重要視されている。例えば、より広帯域のCDMA方式や周波数効率の高いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式といったデジタル変復調方式に対しては、リミッタによる歪が影響し、特にOFDM方式では周波数間干渉の発生が著しく無線特性を劣化させるため、リミッタの適用が困難になっている。この場合、ピークが抑圧されていない信号が増幅器に入力されるため、十分にバックオフをとった動作をさせる必要が生じ、増幅器の効率が著しく低くなってしまうという問題が起きている。
具体例として、第2世代のPDC(Personal Digital Cellular)方式の携帯電話では、π/4QPSK変調方式が用いられ、約3dB程度のPAPR(Peak Average Power Ratio)であるが、無線LAN(Local Area Network)やデジタルTVに用いられるOFDM変調波では、10dBを越えるピークが発生する。また、第3世代以降の携帯電話方式では、更に広帯域が使用されるため、よりPAPRが拡大することが予想される。
特開2002−044054号公報
上述のように、送信機においては、大きいPAPRに対しても、周波数間干渉を発生させずにピーク抑圧が可能なリミッタが要求されている。
これに対して、従来のリミッタ方式を改善して、高いPAPRに対応する構成が検討等されている。例えば、図6に示されるリミッタ41とLPF42では、ピーク抑圧後にLPF42により歪を除去するが、送信信号がLPF42を通過することにより再度ピークが発生するため、リミッタ41とLPF42を繰り返して設けて動作(反復動作)させることで、動作を収束させる方法等が検討されている。
しかしながら、このようなリミッタ方式では、処理が煩雑になり過ぎて、実装が難しくなるという問題があった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、ピーク信号を効果的に抑圧することができ、例えば、周波数間干渉を発生させずにピーク信号を抑圧することができる送信機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る送信機では、次のような構成により、送信対象となる信号のピークを抑圧する。
すなわち、周波数領域取得手段が、前記送信対象となる信号について、周波数領域の信号を取得する。レベル制御手段が、前記周波数領域取得手段により取得される周波数領域の信号に対して、前記ピークを抑圧するためのレベル制御を行う。時間領域変換手段が、前記周波数領域の信号を前記レベル制御手段によりレベル制御が行われた時間領域の信号へ変換する。送信手段が、前記時間領域変換手段により変換された時間領域の信号を送信する。
従って、送信対象となる信号のピークを抑圧するためのレベル制御が周波数領域で行われるため、ピーク信号を効果的に抑圧することができ、例えば、周波数間干渉を発生させずにピーク信号を抑圧することができる。
ここで、通信(送信や受信)としては、無線通信が用いられてもよく、或いは、有線通信が用いられてもよい。
また、通信方式としては、種々な方式が用いられてもよい。
また、送信対象となる信号について周波数領域の信号を取得する態様としては、例えば、送信対象となる時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換する態様が用いられてもよく、或いは、送信対象となる信号として初めから周波数領域の信号を生成するような態様が用いられてもよい。
また、周波数領域の信号に対して時間領域の信号のピークを抑圧するためのレベル制御を行う態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、ピーク時には周波数領域全体のレベルを低減させるような態様を用いることができる。
具体的には、例えば、周波数領域の信号のレベルを検出してそれが所定の閾値以下(又は、所定の閾値未満)となるようにレベル制御する態様を用いることができる。また、他の例として、時間領域の信号のレベルを検出して、ピークのレベルが所定の閾値以下(又は、所定の閾値未満)となるようにレベル制御する態様や、或いは、PAPRを検出してそれが所定の閾値以下(又は、所定の閾値未満)となるようにレベル制御する態様を用いることも可能である。
また、周波数領域の信号を取得する処理と、周波数領域においてレベル制御を行う処理と、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換する処理の順序としては、例えば、それぞれの処理が別個に行われてもよく、或いは、周波数領域の信号を取得する処理においてレベル制御を行う態様が用いられてもよく、また、周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換する処理においてレベル制御が行われる態様が用いられてもよい。
本発明に係る送信機では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記周波数領域取得手段は、複数段のFFT(高速フーリエ変換)演算を行って、前記送信対象となる信号について時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換することで、周波数領域の信号を取得する。前記時間領域変換手段は、複数段のIFFT(逆高速フーリエ変換)演算を行って、前記周波数領域の信号を前記レベル制御手段によりレベル制御が行われた時間領域の信号へ変換する。前記レベル制御手段は、2段目以降の各段のFFT演算の前段の位置と各段のIFFT演算の前段の位置のうちの1つ以上の位置で、処理対象となる信号の語長を制御することで、レベル制御を行う。
従って、FFT演算の途中やIFFT演算の途中で語長を制御することにより、ピーク信号を効果的に抑圧することができる。
ここで、FFT演算の途中やIFFT演算の途中で語長を制御する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、有効語長が所定値以下(又は、所定値未満)となるように制御することで、最終的なIFFT結果の語長が希望の語長となるようにする態様を用いることができる。
また、FFT演算の段数とIFFT演算の段数は、例えば、同じ段数となる。
以上説明したように、本発明に係る送信機によると、送信対象となる信号のピークを抑圧するためのレベル制御を周波数領域で行うようにしたため、例えば、周波数間干渉を発生させずに、ピーク信号を効果的に抑圧することができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る送信機の構成例を示してある。
本例の送信機は、変調器1と、乗算器2と、リミッタ3と、D/A(Digital to Analog)変換器4と、バンドパスフィルタ(BPF:Band Pass Filter)5と、乗算器6と、増幅器7と、方向性結合器8と、バンドパスフィルタ(BPF)9と、デュプレクサ10と、アンテナ11と、発振器12と、バンドパスフィルタ(BPF)13と、乗算器14と、バンドパスフィルタ(BPF)15と、A/D(Analog to Digital)変換器16と、遅延器17と、加算器18と、歪補償量算出部19を備えている。
リミッタ3は、FFT(Fast Fourier Transform)部21と、DAGC(Digital Automatic Gain Control)部22と、ローパスフィルタ(LPF:Low Pass Filter)23と、IFFT(Inverse FFT)部24を備えている。
本例の送信機は、送信信号に対するリミッタ機能(リミッタ3)と、増幅器7に対する歪補償機能(フィードバック系2、8、13〜19)を有している。
本例の送信機において行われる動作の一例を示す。
送信対象となるデータの信号が変調器1に入力される。
変調器1は、入力されたデータの信号を変調し、これにより得られた変調信号を乗算器2へ出力する。
乗算器2は、変調器1から入力された変調信号に対して歪補償量算出部19から入力された歪補償係数信号を乗算し、その乗算結果の信号をFFT部21へ出力する。
FFT部21は、乗算器2から入力された信号を高速フーリエ変換(FFT)することで、時間領域の信号から周波数領域の信号へ変換し、その結果の信号をDAGC部22へ出力する。
DAGC部22は、自動利得制御(AGC)を行う機能を有しており、これにより、FFT部21から入力された信号についてそのレベル(本例では、振幅や電力)を調整し、その結果の信号をLPF23へ出力する。
なお、DAGC部22は、例えば、可変減衰器或いは可変増幅器を用いて構成することができる。
LPF23は、DAGC部22から入力された信号をフィルタリングしてIFFT部24へ出力する。
IFFT部24は、LPF23から入力された信号を逆高速フーリエ変換(IFFT)することで、周波数領域の信号から時間領域の信号へ変換し、その結果の信号をD/A変換器4及び遅延器17へ出力する。
D/A変換器4は、IFFT部24から入力された信号をデジタル信号からアナログ信号へ変換し、その結果の信号をBPF5へ出力する。
BPF5は、D/A変換器4から入力された信号をフィルタリングして乗算器6へ出力する。
乗算器6は、BPF5から入力された信号と発振器12から入力された信号とを乗算して、その結果の信号を増幅器7へ出力する。これにより、本例では、送信信号を周波数変換(アップコンバート)している。
増幅器7は、乗算器6から入力された信号を増幅して方向性結合器8へ出力する。
方向性結合器8は、増幅器7から入力された信号をBPF9へ出力するとともに、その信号の一部をBPF13へ出力する。
BPF9は、方向性結合器8から入力された信号をフィルタリングしてデュプレクサ10へ出力する。
デュプレクサ10は、BPF9から入力された信号(送信信号)をアンテナ11へ出力し、アンテナ11から入力された信号(受信信号)を受信系へ出力する。
なお、本例では、受信系(受信機)については詳しい説明は省略する。
アンテナ11は、デュプレクサ10から入力された信号(送信信号)を無線により送信し、無線により受信した信号(受信信号)をデュプレクサ10へ出力する。
発振器12は、所定の周波数の信号を発振して、その信号を乗算器6及び乗算器14へ出力する。
BPF13は、方向性結合器8から入力された信号をフィルタリングして乗算器14へ出力する。
乗算器14は、BPF13から入力された信号と発振器12から入力された信号とを乗算して、その結果の信号をBPF15へ出力する。これにより、本例では、フィードバック信号を周波数変換(ダウンコンバート)している。
BPF15は、乗算器14から入力された信号をフィルタリングしてA/D変換器16へ出力する。
A/D変換器16は、BPF15から入力された信号をアナログ信号からデジタル信号へ変換して加算器18へ出力する。
遅延器17は、IFFT部24から入力された信号を遅延させて加算器18へ出力する。なお、この遅延時間は、フィードバック系の処理時間との調整を行うものである。
加算器18は、A/D変換器16から入力された信号(フィードバック信号)から、遅延器17から入力された信号(送信信号)を減算(逆相で加算)し、その結果の信号を歪補償算出部19へ出力する。
歪補償量算出部19は、加算器18から入力された信号に基づいて歪補償量を算出し、その結果に基づく歪補償を行うための歪補償係数信号を乗算器2へ出力する。
本例のリミッタ機能について詳しく説明する。
本例のリミッタ3では、時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換するFFT演算を行う機能(FFT部21)や、その逆変換であるIFFT演算を行う機能(IFFT部24)を備えている。これらの機能は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などのように、デジタル演算が可能なデバイスを用いて実現することができる。
なお、OFDM方式のように、通信システムにIFFT演算機能が組み込まれているような送信機では、例えば、FFT演算機能(FFT部21)が用いられない構成とされてもよい。
図2(a)、(b)には、時間領域におけるピーク信号と周波数領域におけるピーク信号との関係を模式的に示してある。
図2(a)には、時間領域におけるピーク信号の一例を示してある。横軸は時間を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
図2(b)には、周波数領域におけるピーク信号の一例を示してある。横軸は周波数を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
図2(a)、(b)に示されるように、時間領域でのピーク信号は、周波数領域では領域全体に拡散される。
すなわち、時間領域と周波数領域とで図3(a)、(b)に示されるような関係のある信号にピークが発生した場合には、図4(a)、(b)に示されるように、一様な振幅成分(周波数領域における直流成分に相当)が支配的になる。
図3(a)、(b)には、PAPRが小さい場合について、時間領域における信号と周波数領域における信号との関係を模式的に示してある。
図3(a)には、時間領域における信号の一例を示してある。横軸は時間を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
図3(b)には、周波数領域における信号の一例を示してある。横軸は周波数を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
図4(a)、(b)には、PAPRが大きい場合について、時間領域における信号と周波数領域における信号との関係を模式的に示してある。
図4(a)には、時間領域における信号の一例を示してある。横軸は時間を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
図4(b)には、周波数領域における信号の一例を示してある。横軸は周波数を表しており、縦軸は振幅(或いは、電力レベル)を表している。
本例では、このような特性を利用して、周波数領域全体のレベルを一律に下げるためのゲイン調整機能(DAGC部22)を備えることで、ピーク信号を抑圧することが行われる。
つまり、本例のDAGC部22では、FFT部21から入力された周波数領域の信号について、その周波数領域全体のレベルがピークの発生により上がった場合には、その周波数領域全体のレベル(例えば、図4(b)に示される周波数領域における直流成分のレベル)を一律に下げて、例えば予め設定された所定のレベルに調整することが行われる。
ここで、本例では、FFT演算機能(FFT部21)の後段にゲイン調整機能(DAGC部22)を設けたが、他の簡易な構成例として、FFT部21やIFFT部24にゲイン調整機能を設けることも可能である。この場合、例えば、IFFT演算後の出力語長が所望の量子数になるように、FFT/IFFTの演算途中で有効語長が或る一定値を越えないように制御する。
また、例えば、FFT/IFFTの演算が固定小数点演算で実現されている場合には、オーバーフローしないように制御するだけでもよい。この場合、ゲイン調整のタイミングとしては、例えば、図5に示されるように、FFT/IFFTの演算の各段の合間において、1以下の乗数を一律に全ポイントと乗算する構成や、或いは、全ポイントを右シフトする(ビットをシフトする)構成などを用いて実現することができる。
図5には、ゲイン調整制御部(本例のリミッタ3の部分の他の構成)の構成例を示してある。
具体的には、複数であるn段のFFTの演算部A1〜Anと、LPF31と、複数であるn段のIFFTの演算部B1〜Bnが直列に接続されている。
各段目のFFTの演算部A1〜Anの前段にポイント(ポイント1〜n)があり、各段目のIFFTの演算部B1〜Bnの前段にポイント(ポイントn+1〜2n)があり、最終段のIFFTの演算部Bnの後段にポイント(ポイント2n+1)がある。
ゲイン調整するポイントとしては、図5に示される(1)〜(2n+1)のいずれの位置に入れ込んでもよい。その位置の数や配置としては、特に限定はなく、例えば、複数箇所であっても構わない。
所望の出力語長に合わせることで、最適なPAPRを得ることができる。
好ましい態様例として、オーバーフローしない限り、できるだけ後段においてゲイン調整するようにした方が、FFT演算による丸め誤差の混入を小さくすることができ、本来のダイナミックレンジを維持することもできる。
また、本例では、送信信号を周波数領域へ変換するなどして周波数領域で扱っているため、通常は畳み込み演算となるデジタルLPFとしては、例えば、単純な乗算を行うもので済む。
以上のように、本例の送信機では、周波数領域において時間領域で発生するピーク信号を抑圧する機能を有する。具体例として、周波数領域の信号へ変換する機能と、周波数領域でゲイン調整する機能を有する。これにより、周波数間干渉を発生させずに、ピーク信号を抑圧することができ、送信信号のPAPRを抑圧することができる。
従って、本例の送信機では、ピーク信号が広帯域化する特性を活かして、周波数領域で簡易にピーク信号を丸め込むことができ、周波数間干渉の発生を極力抑えたまま、PAPRを抑圧することが可能となる。また、例えば、IFFTの演算がオーバーフローしないように制御するだけの簡単な制御でも実現が可能であり、実装も簡易である。
このように、本例では、大きいPAPRに対しても、周波数間干渉を発生させずに簡易な手法でピーク抑圧が可能なリミッタを実現することができ、増幅器の効率を高めることができる。すなわち、従来では困難であった広帯域の非定包絡線変復調方式に対するPAPRの抑圧が可能となるため、非線形から生ずる送信機の増幅器歪の発生を抑えることができ、増幅器の高効率化を図ることができる。
なお、図1に示される本例の送信機では、FFT部21が時間領域の信号から周波数領域の信号を取得する機能により周波数領域取得手段が構成されており、DAGC部22が周波数領域でレベル制御を行う機能によりレベル制御手段が構成されており、IFFT部24が周波数領域の信号を時間領域の信号へ変換する機能により時間領域変換手段が構成されており、これらのリミッタ3の機能により得られた送信信号を送信するための処理部4〜11の機能により送信手段が構成されている。
また、図5に示されるように、FFT演算の途中やIFFT演算の途中でレベル制御を行うようなことも可能である。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る送信機の構成例を示す図である。 時間領域におけるピーク信号と周波数領域におけるピーク信号の関係の一例を示す図である。 PAPRが小さい場合について時間領域における信号と周波数領域における信号の一例を示す図である。 PAPRが大きい場合について時間領域における信号と周波数領域における信号の一例を示す図である。 本発明の一実施例に係るゲイン調整制御部の構成例を示す図である。 送信機の構成例を示す図である。 ピーク電力の一例を示す図である。
符号の説明
1・・変調器、 2、6、14・・乗算器、 3、41・・リミッタ、 4・・D/A変換器(DAC)、 5、9、13、15・・バンドパスフィルタ(BPF)、 7・・増幅器、 8・・方向性結合器、 10・・デュプレクサ、 11・・アンテナ、 12・・発振器、 16・・A/D変換器(ADC)、 17、51・・遅延器、 18・・加算器、 19・・歪補償量算出部、 21・・FFT部、 22・・DAGC部、 23、31、42・・ローパスフィルタ(LPF)、 24・・IFFT部、 52・・ピーク判定器、 53・・ピーク抑圧フィルタ、 A1〜An・・FFTの演算部、 B1〜Bn・・IFFTの演算部、

Claims (1)

  1. 送信対象となる信号のピークを抑圧する送信機において、
    前記送信対象となる信号について周波数領域の信号を取得する周波数領域取得手段と、
    前記周波数領域取得手段により取得される周波数領域の信号に対して、その周波数領域全体における直流成分のレベルを一律に下げることにより、前記ピークを抑圧するためのレベル制御を行うレベル制御手段と、
    前記周波数領域の信号を前記レベル制御手段によりレベル制御が行われた時間領域の信号へ変換する時間領域変換手段と、
    前記時間領域変換手段により変換された時間領域の信号を送信する送信手段と、を備え、
    前記周波数領域取得手段は、複数段のFFT演算を行って、前記送信対象となる信号について時間領域の信号を周波数領域の信号へ変換することで、周波数領域の信号を取得し、
    前記時間領域変換手段は、複数段のIFFT演算を行って、前記周波数領域の信号を前記レベル制御手段によりレベル制御が行われた時間領域の信号へ変換し、
    前記レベル制御手段は、2段目以降の各段のFFT演算の前段の位置と各段のIFFT演算の前段の位置のうちの1つ以上の位置で、処理対象となる信号の語長を制御することで、レベル制御を行う、
    ことを特徴とする送信機。
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