JP2004127084A - 障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラム - Google Patents
障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】交換が必要な部品リストの作成、部品の要求、部品の到着時刻予測と交換作業手順作成までを自動化して、保守員と管理部門の作業を効率化する。
【解決手段】保守端末２０は故障装置１０の型番を解析システム３０へ送信する。解析システム３０はその型番の装置の３Ｄ画像を保守端末２０へ送信する。保守端末２０は３Ｄ画像上に故障箇所を指定し、故障装置１０の所在地情報と合わせて解析システム３０へ送信する。解析システム３０は故障装置１０の修理に必要な交換部品リストと交換手順表とを生成し、故障装置１０の所在地情報と合わせて部品管理システム４０へ送信する。部品管理システム４０は、交換部品の故障装置１０の所在地への到着時刻を予測し、到着時刻を追記して到着時刻の早い順に交換手順を変更した修正版交換手順表を生成して保守端末２０へ送信する。保守員は修正版交換手順表に従い故障装置１０の修理を行う。
【選択図】 図１
【解決手段】保守端末２０は故障装置１０の型番を解析システム３０へ送信する。解析システム３０はその型番の装置の３Ｄ画像を保守端末２０へ送信する。保守端末２０は３Ｄ画像上に故障箇所を指定し、故障装置１０の所在地情報と合わせて解析システム３０へ送信する。解析システム３０は故障装置１０の修理に必要な交換部品リストと交換手順表とを生成し、故障装置１０の所在地情報と合わせて部品管理システム４０へ送信する。部品管理システム４０は、交換部品の故障装置１０の所在地への到着時刻を予測し、到着時刻を追記して到着時刻の早い順に交換手順を変更した修正版交換手順表を生成して保守端末２０へ送信する。保守員は修正版交換手順表に従い故障装置１０の修理を行う。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムに関し、特に故障装置を復旧させるための交換部品をネットワークを利用して手配する障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ等の機器が故障した場合には、保守員が現地へ赴いて故障機器を点検し、修理に必要な部品を特定して部品管理部門へ電話等の手段で要求し、部品が到着すると再度現地へ赴いて交換作業を行っていた。
【０００３】
近年急速に発達したネットワークを利用して上記一連の保守作業を効率化する方式がいくつか提案されている。その一つは、作業担当者は携帯端末を使って部品管理センタのウェブサーバに置かれた作業担当者支援用サービスにネットワークを介してアクセスする。部品在庫検索画面で、部品番号と個数を入力してそのデータを送信すると、ウェブサーバを介して入力データと部品在庫検索命令を受信した管理サーバは、その命令に従ってデータベース中の部品在庫管理データを検索して、その部品の在庫がある部品倉庫およびパーツ車を引き当ててその検索結果を携帯端末に返す。携帯端末の画面上で在庫の有無を確認後、その画面上で注文を出すと、その部品が指定された個数だけ在庫のある場所から配達される配達依頼が出される（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
別の提案では、産業機械の故障復旧用のサービス情報を蓄積した統括管理拠点と、作業サイトと、復旧修理を行う保守員と、必要に応じて保守員を管轄するサービス拠点とからなり、現地若しくはサービス拠点と、統括管理拠点間をインターネット若しくはイントラネット網に接続させるとともに、保守員に文字若しくは画像情報受信機能付き移動体端末を持たせ、統括拠点側からの作業指示や現場情報の返信を画像若しくは文字情報を双方向通信にて行いながら保守を行う（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２２２２８０号公報（第１１頁、図１）
【特許文献２】
特開２００２−２４４３７号公報（第５−６頁、図１）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の障害復旧部品手配システムは、交換が必要な部品リストの作成、部品の在庫状況の確認と要求、部品の到着時刻予測と交換作業手順指示が別々の作業となっていため、保守員および管理部門での作業が繁雑になるという問題点があった。
【０００７】
本発明の目的は、交換が必要な部品リストの作成、部品の要求、部品の到着時刻予測と交換作業手順作成までを自動化して、保守員および管理部門の作業を効率化する障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の障害復旧部品手配システムは、故障装置の型番を保守端末から受信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信する手段と、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【０００９】
本発明の障害復旧部品手配システムは、ネットワークと、このネットワークに相互に接続された保守端末と解析端末と部品管理端末とを備え、前記保守端末は、故障装置の型番を解析端末へ送信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から受信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記解析端末へ送信する手段とを含み、前記解析端末は、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記部品管理端末へ送信する手段とを含み、前記部品管理端末は、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴としてもよい。
【００１０】
本発明の障害復旧部品手配システムは、前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴としてもよい。
【００１１】
本発明の障害復旧部品手配システムは、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１２】
本発明の障害復旧部品手配方法は、故障装置の型番を保守端末から受信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
【００１３】
本発明の障害復旧部品手配方法は、故障装置の型番を保守端末から解析端末へ送信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から前記解析端末へ送信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記解析端末から部品管理端末へ送信するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記部品管理端末から前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴としてもよい。
【００１４】
本発明の障害復旧部品手配方法は、前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴としてもよい。
【００１５】
本発明の障害復旧部品手配方法は、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１６】
本発明の部品管理端末は、ネットワークを介して保守端末と解析端末とに接続され、故障装置の所在地情報と前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを前記解析端末から受信する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【００１７】
本発明の部品管理端末は、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１８】
本発明のプログラムは、請求項９または１０記載の機能をコンピュータに実現させる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。本発明は図１に示す通り故障装置１０と保守端末２０と解析システム３０と部品管理システム４０を含み、保守端末２０、解析システム３０、部品管理システム４０はインターネット、イントラネット等の通信ネットワークを介して接続されている。図１は通信ネットワークとしてインターネット１００を使用する例を示している。故障装置１０としては、プリンタなどのメカ部を含むコンピュータを例にとって説明する。
【００２０】
保守端末２０は、故障装置１０を修理するため故障装置１０が設置されている場所まで訪れた保守員が保有し、解析システム３０へ故障装置１０の型番を送信することにより、解析システム３０よりその型番の内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄ（物体があたかも３次元空間に存在するように描画したもの）で表示された装置の画像データを受信し、その３Ｄで表示された装置へ保守員が障害箇所を指定しその情報と保守員が入力した故障装置１０の所在地情報とを解析システム３０へ送信する機能を有するパーソナルコンピュータのような情報処理端末である。
【００２１】
解析システム３０は、保守端末２０から故障装置１０の型番を受信しその型番に該当する内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置の画像データを保守端末２０へ送信する機能並びに保守端末２０からその３Ｄで表示された装置の故障箇所を指定した情報と保守員が入力した故障装置１０の所在地情報とを受信し３Ｄで表示された装置へ保守員が障害箇所を指定した情報から処置手順並びに交換部品リストを生成するシステムである。図２は解析システム３０の構成を示すブロック図である。解析システム３０は解析端末３０１を含み、解析端末３０１はその内部または外部に記憶装置（図示せず）を有し、記憶装置中に、２種のデータベース、コンピュータ情報データベース３０２と部品交換手順情報データベース３０３を格納する。解析端末３０１がインターネット１００と接続されている。
【００２２】
解析端末３０１はワークステーションなどの情報処理端末であり、保守端末２０からの各情報をインターネット１００を介して受け付け、保守端末２０から送信される情報（故障装置１０の型番と故障箇所情報）を基に解析システム３０が保有する２種類のデータベース（コンピュータ情報データベース３０２、部品交換手順情報データベース３０３）内の情報から部品の交換手順並びに交換部品リストを生成する。
【００２３】
コンピュータ情報データベース３０２は、各装置の内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された画像データを格納しており、装置の情報を保守端末２０へ送信する際使用する。
【００２４】
部品交換手順情報データベース３０３は、３Ｄ画像データ内の各部品の座標、部品番号、各部品の処置手順を格納しており、部品の交換手順、部品リストを生成する際に使用する。
【００２５】
部品管理システム４０は、全国に点在するコンピュータの部品を管理しており、解析システム３０から部品の交換手順と部品リストとを受信し、その部品リストに記載されている部品の在庫状況を確認し、部品交換手順内の各部品の交換順を部品到着時刻の早い順に変更し保守端末２０へ送信するシステムである。図３は部品管理システム４０の構成を示すブロック図である。部品管理システム４０は部品管理端末４０１を含み、部品管理端末４０１はその内部または外部に記憶装置（図示せず）を有し、記憶装置中に３種のデータベース、部品在庫情報データベース４０２と地図情報データベース４０３と交通情報データベース４０４を格納する。部品管理端末４０１がインターネット１００と接続されている。
【００２６】
部品管理端末４０１は、ワークステーションなどの情報処理端末であり、解析システム３０からの情報をインターネット１００を介して受け付け、解析システム３０から送信される情報（部品の交換手順と部品リスト）を基に部品管理システム４０が保有する３種類のデータベース（部品在庫情報データベース４０２、地図情報データベース４０３、交通情報データベース４０４）内の情報から到着が早い部品から交換ができるよう部品の交換手順を変更して保守端末２０へ送信する。
【００２７】
部品在庫情報データベース４０２は、全国の倉庫に在庫された部品の部品番号、在庫場所、在庫数、部品の重量、部品の寸法などの情報を格納しており、部品の在庫場所並びに部品の重量と寸法から運送する手段を決定する際に使用される。
【００２８】
地図情報データベース４０３は、全国の地図情報を格納しており、保守端末２０と各部品在庫場所の所在地と部品在庫情報データベース４０２を使用して決定した運送手段から故障装置１０までの道順を算出し部品の到着時刻を計算する際に使用される。
【００２９】
交通情報データベース４０４は、現在の交通事情が格納されたデータベースであり、地図情報データベース４０３を使用して算出した道順での間に渋滞などが有るかどうかを調査し部品の到着時刻を計算する際に使用される。
【００３０】
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。図４は本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【００３１】
故障装置１０はお客様先で障害が発生しているプリンタなどのメカ部を含むコンピュータであり、２箇所のメカ部の故障を持っている。保守端末２０を持った保守員がお客様先に呼び出されその故障装置１０を調査し、２箇所の障害箇所を把握した上で保守端末２０を使用して故障装置１０の型番を解析端末３０１へ送信する（ステップＡ１）。
【００３２】
解析端末３０１は、故障装置１０の型番を受け取り、コンピュータ情報データベース３０２よりその装置型番に対応した内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置を選択しその情報を保守端末２０へ送信する（ステップＡ２）。図５〜９は３Ｄで表示された装置の例を示す図である。図５は、装置正面を右上から見た図であり、図６は、装置背面を右下から見た図であり、図７は、装置上面カバーを取り外した図である。図８と図９は、一部の部品を取り外すアニメーションの図である。
【００３３】
保守端末２０は３Ｄで表示された装置上に２箇所の故障箇所を指定すると３Ｄで表示された装置はその指定された座標を保持し故障したコンピュータの所在地情報と合わせて解析端末３０１へ送信する（ステップＡ３）。
【００３４】
解析端末３０１は受信した情報と部品交換手順情報データベース３０３の各部品の座標情報、部品番号、交換手順情報から故障装置１０の故障を修理するのに必要な全部品の交換手順表と交換部品リストを生成し（ステップＡ４）、故障装置１０の所在地情報と合わせて部品管理端末４０１へ送信する（ステップＡ５）。
【００３５】
部品管理端末４０１は、交換部品リストと、部品在庫情報データベース４０２内の全国に在庫された各部品の部品番号、在庫場所、在庫数部品の重量と寸法を基に各部品の要求を行う在庫場所と運送手段を決定し、地図情報データベース４０３の地図情報と交通情報データベース４０４の渋滞情報から各部品の到着時刻を予測し、各部品を在庫している倉庫へ故障装置１０の所在地情報、運送手段を送信すると共に各部品の発送要求を行う。在庫場所ではその情報を基に各部品の発送を行う。図１０は部品在庫情報データベース４０２に格納されたデータの一例を示す図である。部品管理端末４０１は、全部品の交換手順と予測した各部品の到着時刻を基に部品の交換手順内の各部品の交換順を予測した到着時刻の早い部品順に変更した修正版交換手順表を作成し（ステップＡ６）、各部品到着予測時刻を部品の交換手順に追記し保守端末２０へ送信する（ステップＡ７）。図１１は修正版交換手順表の一例を示す図である。
【００３６】
なお、部品交換手順の変更は必ずしも部品到着時刻の早い順に限定されるものではなく、交換の容易さや交換後のチェック手順を加味して変更することも考えられる。
【００３７】
保守端末２０は部品の修正版交換手順表を受け取り（ステップＡ８）、保守員は、その部品の交換手順に従い故障装置１０の修理を行う（ステップＡ９）。
【００３８】
なお、本発明において各端末の機能分担は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、解析端末３０１と部品管理端末４０１の機能を１台の端末で合わせ持つ構成も可能である。その場合は、ステップＡ５の送信は不要となる。また、解析端末３０１と部品管理端末４０１の機能を３台以上の端末に分散させた構成も可能である。
【００３９】
本発明の実施の形態の各端末の動作はコンピュータ・プログラム処理により行わせることが可能である。すなわち、記録媒体に記録したプログラムを各端末に読み込ませるか、あるいは、ネットワークからコンピュータ・プログラムを各端末に読み込ませて、実施の形態で説明した動作を実行させる。
【００４０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、故障箇所情報を故障装置の型番に対応した内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置に記載することにより交換が必要な部品の在庫状況の確認と要求までを自動的に行い、且つ部品の到着予測時刻が分かり且つ部品交換順がその到着時刻を考慮した交換順序に変更された部品の交換手順がウェブ配信されるため、保守員および管理部門の作業が効率化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図２】解析システムの構成を示すブロック図である。
【図３】部品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図４】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図５】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図６】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図７】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図８】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図９】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図１０】部品在庫情報データベースに格納されたデータの一例を示す図である。
【図１１】修正版交換手順表の一例を示す図である。
【符号の説明】
１０ 故障装置
２０ 保守端末
３０ 解析システム
４０ 部品管理システム
１００ インターネット
３０１ 解析端末
３０２ コンピュータ情報データベース
３０３ 部品交換手順情報データベース
４０１ 部品管理端末
４０２ 部品在庫情報データベース
４０３ 地図情報データベース
４０４ 交通情報データベース
【発明の属する技術分野】
本発明は障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムに関し、特に故障装置を復旧させるための交換部品をネットワークを利用して手配する障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、コンピュータ等の機器が故障した場合には、保守員が現地へ赴いて故障機器を点検し、修理に必要な部品を特定して部品管理部門へ電話等の手段で要求し、部品が到着すると再度現地へ赴いて交換作業を行っていた。
【０００３】
近年急速に発達したネットワークを利用して上記一連の保守作業を効率化する方式がいくつか提案されている。その一つは、作業担当者は携帯端末を使って部品管理センタのウェブサーバに置かれた作業担当者支援用サービスにネットワークを介してアクセスする。部品在庫検索画面で、部品番号と個数を入力してそのデータを送信すると、ウェブサーバを介して入力データと部品在庫検索命令を受信した管理サーバは、その命令に従ってデータベース中の部品在庫管理データを検索して、その部品の在庫がある部品倉庫およびパーツ車を引き当ててその検索結果を携帯端末に返す。携帯端末の画面上で在庫の有無を確認後、その画面上で注文を出すと、その部品が指定された個数だけ在庫のある場所から配達される配達依頼が出される（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
別の提案では、産業機械の故障復旧用のサービス情報を蓄積した統括管理拠点と、作業サイトと、復旧修理を行う保守員と、必要に応じて保守員を管轄するサービス拠点とからなり、現地若しくはサービス拠点と、統括管理拠点間をインターネット若しくはイントラネット網に接続させるとともに、保守員に文字若しくは画像情報受信機能付き移動体端末を持たせ、統括拠点側からの作業指示や現場情報の返信を画像若しくは文字情報を双方向通信にて行いながら保守を行う（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
【特許文献１】
特開２００２−２２２２８０号公報（第１１頁、図１）
【特許文献２】
特開２００２−２４４３７号公報（第５−６頁、図１）
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の障害復旧部品手配システムは、交換が必要な部品リストの作成、部品の在庫状況の確認と要求、部品の到着時刻予測と交換作業手順指示が別々の作業となっていため、保守員および管理部門での作業が繁雑になるという問題点があった。
【０００７】
本発明の目的は、交換が必要な部品リストの作成、部品の要求、部品の到着時刻予測と交換作業手順作成までを自動化して、保守員および管理部門の作業を効率化する障害復旧部品手配システム、障害復旧部品手配方法、障害復旧部品手配プログラムを提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明の障害復旧部品手配システムは、故障装置の型番を保守端末から受信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信する手段と、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【０００９】
本発明の障害復旧部品手配システムは、ネットワークと、このネットワークに相互に接続された保守端末と解析端末と部品管理端末とを備え、前記保守端末は、故障装置の型番を解析端末へ送信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から受信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記解析端末へ送信する手段とを含み、前記解析端末は、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記部品管理端末へ送信する手段とを含み、前記部品管理端末は、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴としてもよい。
【００１０】
本発明の障害復旧部品手配システムは、前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴としてもよい。
【００１１】
本発明の障害復旧部品手配システムは、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１２】
本発明の障害復旧部品手配方法は、故障装置の型番を保守端末から受信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴とする。
【００１３】
本発明の障害復旧部品手配方法は、故障装置の型番を保守端末から解析端末へ送信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から前記解析端末へ送信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記解析端末から部品管理端末へ送信するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記部品管理端末から前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴としてもよい。
【００１４】
本発明の障害復旧部品手配方法は、前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴としてもよい。
【００１５】
本発明の障害復旧部品手配方法は、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１６】
本発明の部品管理端末は、ネットワークを介して保守端末と解析端末とに接続され、故障装置の所在地情報と前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを前記解析端末から受信する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする。
【００１７】
本発明の部品管理端末は、到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴としてもよい。
【００１８】
本発明のプログラムは、請求項９または１０記載の機能をコンピュータに実現させる。
【００１９】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図１は本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。本発明は図１に示す通り故障装置１０と保守端末２０と解析システム３０と部品管理システム４０を含み、保守端末２０、解析システム３０、部品管理システム４０はインターネット、イントラネット等の通信ネットワークを介して接続されている。図１は通信ネットワークとしてインターネット１００を使用する例を示している。故障装置１０としては、プリンタなどのメカ部を含むコンピュータを例にとって説明する。
【００２０】
保守端末２０は、故障装置１０を修理するため故障装置１０が設置されている場所まで訪れた保守員が保有し、解析システム３０へ故障装置１０の型番を送信することにより、解析システム３０よりその型番の内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄ（物体があたかも３次元空間に存在するように描画したもの）で表示された装置の画像データを受信し、その３Ｄで表示された装置へ保守員が障害箇所を指定しその情報と保守員が入力した故障装置１０の所在地情報とを解析システム３０へ送信する機能を有するパーソナルコンピュータのような情報処理端末である。
【００２１】
解析システム３０は、保守端末２０から故障装置１０の型番を受信しその型番に該当する内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置の画像データを保守端末２０へ送信する機能並びに保守端末２０からその３Ｄで表示された装置の故障箇所を指定した情報と保守員が入力した故障装置１０の所在地情報とを受信し３Ｄで表示された装置へ保守員が障害箇所を指定した情報から処置手順並びに交換部品リストを生成するシステムである。図２は解析システム３０の構成を示すブロック図である。解析システム３０は解析端末３０１を含み、解析端末３０１はその内部または外部に記憶装置（図示せず）を有し、記憶装置中に、２種のデータベース、コンピュータ情報データベース３０２と部品交換手順情報データベース３０３を格納する。解析端末３０１がインターネット１００と接続されている。
【００２２】
解析端末３０１はワークステーションなどの情報処理端末であり、保守端末２０からの各情報をインターネット１００を介して受け付け、保守端末２０から送信される情報（故障装置１０の型番と故障箇所情報）を基に解析システム３０が保有する２種類のデータベース（コンピュータ情報データベース３０２、部品交換手順情報データベース３０３）内の情報から部品の交換手順並びに交換部品リストを生成する。
【００２３】
コンピュータ情報データベース３０２は、各装置の内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された画像データを格納しており、装置の情報を保守端末２０へ送信する際使用する。
【００２４】
部品交換手順情報データベース３０３は、３Ｄ画像データ内の各部品の座標、部品番号、各部品の処置手順を格納しており、部品の交換手順、部品リストを生成する際に使用する。
【００２５】
部品管理システム４０は、全国に点在するコンピュータの部品を管理しており、解析システム３０から部品の交換手順と部品リストとを受信し、その部品リストに記載されている部品の在庫状況を確認し、部品交換手順内の各部品の交換順を部品到着時刻の早い順に変更し保守端末２０へ送信するシステムである。図３は部品管理システム４０の構成を示すブロック図である。部品管理システム４０は部品管理端末４０１を含み、部品管理端末４０１はその内部または外部に記憶装置（図示せず）を有し、記憶装置中に３種のデータベース、部品在庫情報データベース４０２と地図情報データベース４０３と交通情報データベース４０４を格納する。部品管理端末４０１がインターネット１００と接続されている。
【００２６】
部品管理端末４０１は、ワークステーションなどの情報処理端末であり、解析システム３０からの情報をインターネット１００を介して受け付け、解析システム３０から送信される情報（部品の交換手順と部品リスト）を基に部品管理システム４０が保有する３種類のデータベース（部品在庫情報データベース４０２、地図情報データベース４０３、交通情報データベース４０４）内の情報から到着が早い部品から交換ができるよう部品の交換手順を変更して保守端末２０へ送信する。
【００２７】
部品在庫情報データベース４０２は、全国の倉庫に在庫された部品の部品番号、在庫場所、在庫数、部品の重量、部品の寸法などの情報を格納しており、部品の在庫場所並びに部品の重量と寸法から運送する手段を決定する際に使用される。
【００２８】
地図情報データベース４０３は、全国の地図情報を格納しており、保守端末２０と各部品在庫場所の所在地と部品在庫情報データベース４０２を使用して決定した運送手段から故障装置１０までの道順を算出し部品の到着時刻を計算する際に使用される。
【００２９】
交通情報データベース４０４は、現在の交通事情が格納されたデータベースであり、地図情報データベース４０３を使用して算出した道順での間に渋滞などが有るかどうかを調査し部品の到着時刻を計算する際に使用される。
【００３０】
次に、本発明の実施の形態の動作について説明する。図４は本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【００３１】
故障装置１０はお客様先で障害が発生しているプリンタなどのメカ部を含むコンピュータであり、２箇所のメカ部の故障を持っている。保守端末２０を持った保守員がお客様先に呼び出されその故障装置１０を調査し、２箇所の障害箇所を把握した上で保守端末２０を使用して故障装置１０の型番を解析端末３０１へ送信する（ステップＡ１）。
【００３２】
解析端末３０１は、故障装置１０の型番を受け取り、コンピュータ情報データベース３０２よりその装置型番に対応した内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置を選択しその情報を保守端末２０へ送信する（ステップＡ２）。図５〜９は３Ｄで表示された装置の例を示す図である。図５は、装置正面を右上から見た図であり、図６は、装置背面を右下から見た図であり、図７は、装置上面カバーを取り外した図である。図８と図９は、一部の部品を取り外すアニメーションの図である。
【００３３】
保守端末２０は３Ｄで表示された装置上に２箇所の故障箇所を指定すると３Ｄで表示された装置はその指定された座標を保持し故障したコンピュータの所在地情報と合わせて解析端末３０１へ送信する（ステップＡ３）。
【００３４】
解析端末３０１は受信した情報と部品交換手順情報データベース３０３の各部品の座標情報、部品番号、交換手順情報から故障装置１０の故障を修理するのに必要な全部品の交換手順表と交換部品リストを生成し（ステップＡ４）、故障装置１０の所在地情報と合わせて部品管理端末４０１へ送信する（ステップＡ５）。
【００３５】
部品管理端末４０１は、交換部品リストと、部品在庫情報データベース４０２内の全国に在庫された各部品の部品番号、在庫場所、在庫数部品の重量と寸法を基に各部品の要求を行う在庫場所と運送手段を決定し、地図情報データベース４０３の地図情報と交通情報データベース４０４の渋滞情報から各部品の到着時刻を予測し、各部品を在庫している倉庫へ故障装置１０の所在地情報、運送手段を送信すると共に各部品の発送要求を行う。在庫場所ではその情報を基に各部品の発送を行う。図１０は部品在庫情報データベース４０２に格納されたデータの一例を示す図である。部品管理端末４０１は、全部品の交換手順と予測した各部品の到着時刻を基に部品の交換手順内の各部品の交換順を予測した到着時刻の早い部品順に変更した修正版交換手順表を作成し（ステップＡ６）、各部品到着予測時刻を部品の交換手順に追記し保守端末２０へ送信する（ステップＡ７）。図１１は修正版交換手順表の一例を示す図である。
【００３６】
なお、部品交換手順の変更は必ずしも部品到着時刻の早い順に限定されるものではなく、交換の容易さや交換後のチェック手順を加味して変更することも考えられる。
【００３７】
保守端末２０は部品の修正版交換手順表を受け取り（ステップＡ８）、保守員は、その部品の交換手順に従い故障装置１０の修理を行う（ステップＡ９）。
【００３８】
なお、本発明において各端末の機能分担は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、解析端末３０１と部品管理端末４０１の機能を１台の端末で合わせ持つ構成も可能である。その場合は、ステップＡ５の送信は不要となる。また、解析端末３０１と部品管理端末４０１の機能を３台以上の端末に分散させた構成も可能である。
【００３９】
本発明の実施の形態の各端末の動作はコンピュータ・プログラム処理により行わせることが可能である。すなわち、記録媒体に記録したプログラムを各端末に読み込ませるか、あるいは、ネットワークからコンピュータ・プログラムを各端末に読み込ませて、実施の形態で説明した動作を実行させる。
【００４０】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、故障箇所情報を故障装置の型番に対応した内部構造まで確認と選択が可能で上下左右自由に回転表示が可能な３Ｄで表示された装置に記載することにより交換が必要な部品の在庫状況の確認と要求までを自動的に行い、且つ部品の到着予測時刻が分かり且つ部品交換順がその到着時刻を考慮した交換順序に変更された部品の交換手順がウェブ配信されるため、保守員および管理部門の作業が効率化されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図２】解析システムの構成を示すブロック図である。
【図３】部品管理システムの構成を示すブロック図である。
【図４】本発明の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図５】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図６】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図７】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図８】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図９】３Ｄ画像で表示された装置の例を示す図である。
【図１０】部品在庫情報データベースに格納されたデータの一例を示す図である。
【図１１】修正版交換手順表の一例を示す図である。
【符号の説明】
１０ 故障装置
２０ 保守端末
３０ 解析システム
４０ 部品管理システム
１００ インターネット
３０１ 解析端末
３０２ コンピュータ情報データベース
３０３ 部品交換手順情報データベース
４０１ 部品管理端末
４０２ 部品在庫情報データベース
４０３ 地図情報データベース
４０４ 交通情報データベース
Claims (11)
- 故障装置の型番を保守端末から受信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信する手段と、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする障害復旧部品手配システム。
- ネットワークと、このネットワークに相互に接続された保守端末と解析端末と部品管理端末とを備え、前記保守端末は、故障装置の型番を解析端末へ送信する手段と、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から受信する手段と、前記故障装置の所在地情報と前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記解析端末へ送信する手段とを含み、前記解析端末は、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成する手段と、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記部品管理端末へ送信する手段とを含み、前記部品管理端末は、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする障害復旧部品手配システム。
- 前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴とする請求項１または２記載の障害復旧部品手配システム。
- 到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴とする請求項１、２または３記載の障害復旧部品手配システム。
- 故障装置の型番を保守端末から受信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から受信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴とする障害復旧部品手配方法。
- 故障装置の型番を保守端末から解析端末へ送信するステップと、前記型番の装置の画像データを前記解析端末から前記保守端末へ送信するステップと、前記故障装置の所在地情報と受信した前記画像データ上で前記故障装置の故障箇所を特定した故障個所情報とを前記保守端末から前記解析端末へ送信するステップと、前記故障個所情報から前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを生成するステップと、前記所在地情報と前記部品リストと前記第１の交換手順表とを前記解析端末から部品管理端末へ送信するステップと、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成するステップと、前記第２の交換手順表を前記部品管理端末から前記保守端末へ送信するステップとを含むことを特徴とする障害復旧部品手配方法。
- 前記画像データが３Ｄ画像データであることを特徴とする請求項５または６記載の障害復旧部品手配方法。
- 到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴とする請求項５、６または７記載の障害復旧部品手配方法。
- ネットワークを介して保守端末と解析端末とに接続され、故障装置の所在地情報と前記故障装置を修理するために必要な交換部品の部品リストと第１の交換手順表とを前記解析端末から受信する手段と、前記交換部品の前記故障装置の所在地への到着時刻を予測して前記第１の交換手順表に前記到着時刻を追記し交換手順を変更した第２の交換手順表を生成する手段と、前記第２の交換手順表を前記保守端末へ送信する手段とを含むことを特徴とする部品管理端末。
- 到着時刻の早い交換部品順に交換手順を変更することを特徴とする請求項９記載の部品管理端末。
- 請求項９または１０記載の機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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