JP2004122879A - 車両用パワートレイン構造 - Google Patents

車両用パワートレイン構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ハイブリッド車両として十全の機能を具備し、パワートレインの複雑化を回避し、コンパクト性・レイアウト性の維持を図ることを課題とする。
【解決手段】内燃機関10と流体式伝動装置20と変速機30と電気モータ90とを有する車両用パワートレインの構造において、流体式伝動装置20がポンプ22と出力軸24とを直結するロックアップクラッチ28を備え、流体式伝動装置20の出力軸24と変速機30の入力軸31と電気モータ90の出力軸91とを連結し、流体式伝動装置20のタービン23と出力軸24との間にタービン23側からの回転に対しては締結され出力軸24側からの回転に対しては解放されるワンウェイクラッチ25を流体式伝動装置20に内包して設ける。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用パワートレイン構造に関し、特に、内燃機関と電気モータとを搭載したハイブリッド車両やアイドルストップ車両等の低公害型車両もしくは環境対応型車両の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
燃費の向上及び環境汚染物質や二酸化炭素の排出低減を図るハイブリッド車両やアイドルストップ車両が知られている。このような低公害型車両もしくは環境対応型車両では車両の動力源である内燃機関(例えばガソリンエンジン)の他にエンジンアシスト用あるいはエンジン再始動用等の電気モータが搭載される。
【0003】
このような車両のパワートレインの従来構造の1例を図18に示す(例えば特許文献1参照)。このパワートレインでは、エンジンaとトルクコンバータbと変速機cと電気モータdとが同一軸心e上に直列に並んでいる。トルクコンバータbの出力軸はタービンfと連結したタービン軸であるが、該タービン軸と変速機cの入力軸とは同一の共通軸gである。該共通軸gの終端部と電気モータdのロータhとの間に動力の伝達を接続又は遮断する湿式多板式のクラッチiが備えられている。
【0004】
例えばエンジンaとモータdの両方を使って発進・走行するときは、まずエンジンaの動力がトルクコンバータbのポンプjに入り、作動油を媒介としてタービンfへ伝達され、上記共通軸gからクラッチiを経由してロータhに至る。そしてここでモータdの動力が付加され、エンジンaの動力とモータdの動力とが合体した動力はフォワードクラッチkを経由して変速機c(この例ではリングギヤ)に入り、該変速機cで前進複数段及び後退速のいずれかに自動的に変速されて出力ギヤmから図外の差動装置を経由して駆動輪に伝達される。
【0005】
この状態からモータdの給電回路(駆動回路)を切るとロータhが空転状態となってエンジンaの動力だけで発進・走行するようになるし、クラッチiを切るとエンジンaの動力が遮断されてモータdの動力だけで発進・走行するようになる。また逆駆動時(回生時)はクラッチiを切って駆動輪ないし変速機c側からの回生エネルギをエンジンa側に伝達させずにモータd側にのみ伝達させ、該モータdの回生ブレーキ回路(発電回路)をつないで発電を行う。
【0006】
なおトルクコンバータbにはポンプjと共通軸gとを直結するロックアップクラッチnが備えられている。また変速機cにはフォワードクラッチk以外に多板式クラッチpやブレーキqあるいはバンド式ブレーキr又はワンウェイクラッチs(このようなものを包括して締結要素という)が備えられ、これらの選択的作動により前述の複数の変速段が達成される。
【0007】
【特許文献1】
特開平8−318746号公報(第4頁、第5頁、第6頁、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ハイブリッド車両のようなエンジンの他に電気モータを搭載した車両のパワートレインにおいては、一般に、パワーオンの駆動時にエンジンとモータの両方の動力を変速機に伝達したり、あるいはモータの動力だけを変速機に伝達したり、又はパワーオフの減速時に駆動輪側からの回生エネルギをモータだけに伝達したりするために、エンジン、トルクコンバータ、変速機及び電気モータ間の動力伝達経路をいろいろに切り換えることが必要となる。そのために上記従来例では、クラッチiのような新たな締結要素をトルクコンバータbとモータdないし変速機cとの間に介設している。
【0009】
しかし、そもそも新たな締結要素の追加はパワートレインの複雑化を招く。しかも上記従来例では多板式クラッチiを採用しているので、パワートレインの軸方向の寸法が長くなり、コンパクト性・レイアウト性が低下する。のみならず、クラッチの締結又は解放動作制御用の油圧回路やソレノイドバルブ等が必要となってハード面で複雑化する他、該クラッチの制御動作が加わってソフト面でも複雑化する。
【0010】
本発明は、車両の動力源である内燃機関の他に電気モータを搭載したハイブリッド車両やアイドルストップ車両のような低公害型車両もしくは環境対応型車両における上記問題に対処するもので、ハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両として十全の機能を具備しつつ、パワートレインの複雑化を回避して、コンパクト性・レイアウト性の維持を図ることを課題とする。以下、その他の課題を含め本発明を詳しく説明する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本願の請求項1に記載の発明は、内燃機関と、電気モータと、上記内燃機関の動力が入力され、該動力が流体を媒介としてポンプ要素からタービン要素へ伝達されて出力部材から出力される流体式伝動装置と、該流体式伝動装置の出力が入力され、入力部材と出力部材との間の変速比が自動的に変更される変速機とを有する車両用パワートレインの構造であって、上記流体式伝動装置がポンプ要素と出力部材とを直結するロックアップクラッチを備えるものであり、該流体式伝動装置の出力部材と変速機の入力部材と電気モータの出力部材とを連結し、かつ上記流体式伝動装置のタービン要素と出力部材との間に、タービン要素側からの回転に対しては締結され、出力部材側からの回転に対しては解放されるワンウェイクラッチを上記流体式伝動装置に内包して設けたことを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、図1に例示するように、流体式伝動装置20にポンプ要素22と出力部材24とを直結するロックアップクラッチ28が備えられている。
また流体式伝動装置20の出力部材24と変速機30の入力部材31と電気モータ90の出力部材91とが連結されている。つまり3つの部材24,31,91のうちのいずれかが回転すれば残りのものも常に連動して回転する。そしてタービン要素23側から出力部材24側への動力の伝達は接続し、逆に出力部材24側からタービン要素23側への動力の伝達は遮断するワンウェイクラッチ25が備えられている。このように構成することにより、動力の流れの方向に依存して、またロックアップクラッチ28とワンウェイクラッチ25との作動の組合せに依存して、内燃機関10、流体式伝動装置20、変速機30及び電気モータ90間の動力伝達経路をいろいろに切り換えることができ、ハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両として十全の機能が実現する。なお、図中の符号は後述する発明の実施の形態において同じ又は類似・相当する構成要素と同じ符号を用いている。
【0013】
例えば、ロックアップクラッチ28を解放した状態では、図1(a)に矢印アで示すように、内燃機関10の動力は流体式伝動装置20のポンプ要素22に入り、流体を媒介としてタービン要素23へ伝達され、ワンウェイクラッチ25を通過して流体式伝動装置20の出力部材24から変速機30の入力部材31に至る。このときモータ90の出力部材91も上記伝動装置出力部材24及び変速機入力部材31と連動して回転する。ただしモータ90がオフであると(モータ給電回路が切れていると:モータとして作動していないと)、モータ出力部材91は空転状態となって内燃機関10の動力のみが変速機30に入力される。そして、該変速機30で所定の変速段に自動的に変速されて出力部材32から図外の差動装置を経由して駆動輪に伝達される。つまり内燃機関10の動力だけで発進・走行が行われる。一方、モータ90がオンであると、矢印イで示すように、該モータ90の動力が出力部材91を経由して上記内燃機関10の動力に付加される。つまり内燃機関10の動力とモータ90の動力とが合体した動力で発進・走行が行われる。
【0014】
また、同じくロックアップクラッチ28を解放した状態で、内燃機関10が停止し、モータ90がオンであると、図1(b)に矢印ウで示すように、モータ90の動力はモータ出力部材91を経由して変速機入力部材31に至り、変速機30に入力されてモータ90の動力だけで発進・走行が行われる。このとき伝動装置出力部材24も上記モータ出力部材91及び変速機入力部材31と連動して回転する。ただしワンウェイクラッチ25が伝動装置出力部材24側からタービン要素23側への動力の伝達を遮断するから、該モータ90はワンウェイクラッチ25より内燃機関10側に配置された重量物(例えばタービン部材23やポンプ部材22)を引き摺らなくて済む。
【0015】
また、同じくロックアップクラッチ28を解放した状態で、回生時には、図1(c)に矢印エで示すように、駆動輪ないし変速機30側からの回生エネルギは変速機入力部材31に至り、該変速機入力部材31、モータ出力部材91及び伝動装置出力部材24を回転させる。ただしワンウェイクラッチ25が伝動装置出力部材24側からタービン要素23側への動力の伝達を遮断するから、上記回生エネルギは内燃機関10側に伝達されずにモータ90側にのみ伝達される。よってモータ90の回生ブレーキ回路をつないで発電を行うことにより高効率の回生が可能になる。
【0016】
このように、本発明では、パワーオンの駆動時に内燃機関10の動力だけを変速機30に伝達したり、内燃機関10と電気モータ90の両方の動力を変速機30に伝達したり、あるいはモータ90の動力だけを変速機30に伝達したり、又はパワーオフの減速時に駆動輪側からの回生エネルギをモータ90だけに伝達したりするために、動力伝達経路をいろいろに切り換える手段としてワンウェイクラッチ25を用いている。これにより、該ワンウェイクラッチ25の締結又は解放動作制御用の油圧回路やソレノイドバルブ等が不要となって、ハード・ソフト両面での複雑化が回避できる。つまりタービン要素23側から伝動装置出力部材24側への動力の伝達がワンウェイクラッチ25によってひとりでに締結され、逆に伝動装置出力部材24側からタービン要素23側への動力の伝達がワンウェイクラッチ25によってひとりでに遮断されるから何も制御する必要がない。
【0017】
またそもそもワンウェイクラッチは多板式クラッチ等に比べて設置スペースを必要としないから、パワートレインの軸方向の寸法の長大化や、コンパクト性・レイアウト性の低下等の不具合を可及的に抑制することができる。しかもワンウェイクラッチ25をタービン要素23と出力部材24との間で流体式伝動装置20に内包したから、ますます設置スペースを必要としない。またパワートレインの既存の構成要素の配置・配列を乱さずにワンウェイクラッチ25を追加することが可能となる。
【0018】
ところでエネルギ回生時には、前述したように、ワンウェイクラッチ25が解放されるから、得られるエンジンブレーキは比較的小さくなる。もちろん電気モータ90による回生ブレーキが発生するが、十分でない場合がある。そのときロックアップクラッチ28を締結すれば、図1(c)に矢印オで示すように、駆動輪ないし変速機30側からの回転が重量物(例えばポンプ部材22や内燃機関10)を引き摺ることになり、大きなエンジンブレーキが得られるようになる。つまりワンウェイクラッチ25とロックアップクラッチ28を併用することにより、簡素な機械的構成及び簡素な制御動作で細密な要求までもが達成される。しかもロックアップクラッチ28はそもそも最初から流体式伝動装置20に備えられているから、専用の油圧回路やソレノイドバルブ等を追加することがなく、ハード面での複雑化をいっさい招来しない。
【0019】
次に、請求項2に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、変速機は、選択的作動により複数の変速段を達成する複数の締結要素を有し、所定の条件が満足されたときは変速機の入力部材と出力部材との間の動力の伝達を遮断する上記締結要素の作動パターンが設定されていることを特徴とする。
【0020】
この発明によれば、所定の条件下(例えば停車中あるいはアイドルストップ中)では、変速機入力部材から変速機出力部材への動力の伝達が遮断されるから、変速機入力部材から変速機への動力の入力が遮断される。そのときロックアップクラッチ28を締結すれば、図1(b)に破線矢印カで重ねて例示したように、モータ90の動力が上記ロックアップクラッチ28を経由して内燃機関10に伝達される。これにより例えば停車中に内燃機関10を電気モータ90で始動することができる。つまり電気モータ90をスタータモータとして兼用することができる。あるいはアイドルストップ後における再発進時に内燃機関10を電気モータ90で再始動することができる。また逆に、図1(a)に破線矢印キで重ねて例示したように、内燃機関10の動力が上記ロックアップクラッチ28を経由して電気モータ90に伝達される。これにより例えば停車中に内燃機関10で電気モータ90を発電させてバッテリを充電することができる。
【0021】
次に、請求項3に記載の発明は、上記請求項1に記載の発明において、変速機は、選択的作動により複数の変速段を達成する複数の締結要素を有し、所定の条件が満足されたときは変速機の入力部材と出力部材との間の動力の伝達を遮断すると共に出力部材の回転を阻止する上記締結要素の作動パターンが設定されていることを特徴とする。
【0022】
この発明は、特にアイドルストップ中に起こり得る不具合を回避するものである。すなわちアイドルストップは信号待ちや渋滞等で一時停車中にエンジンを自動的に停止し、再発進時にはエンジンを自動的に再始動するものである。このとき車両が例えば上り坂や下り坂で一時停車する場合があり、そのときにたとえフットブレーキやサイドブレーキをかけていてもそれが緩んで車両が移動する可能性がある。そこで、この発明は、上記請求項2に記載の発明の構成に加えて、変速機出力部材の回転を阻止するようにして、一時停車中における車両の移動を確実に防止し、安全性のさらなる高揚に資するようにしたのである。以下、実施の形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
【0023】
【発明の実施の形態】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド車両のパワートレイン1を示す骨子図である。このパワートレイン1は、主たる構成要素として、エンジン10と、トルクコンバータ20と、変速機30と、モータジェネレータ90とを有する。
【0024】
トルクコンバータ20は、エンジン10の出力軸11に連結されたコンバータケース21と、該ケース21に固設されたポンプ22と、該ポンプ22に対向して配置されたタービン23とを有する。タービン23は作動油を媒介としてポンプ22により駆動される。タービン23とタービン軸(コンバータ出力軸)24との間にワンウェイクラッチ25が設けられている。このワンウェイクラッチ25はタービン23側からの回転に対しては締結され、タービン軸24側からの回転に対しては解放される。このワンウェイクラッチ25はコンバータケース21の中に包含されている。
【0025】
またトルクコンバータ20はステータ26とロックアップクラッチ28とを有する。ステータ26はポンプ22とタービン23との間に配置され、ワンウェイクラッチ27を介して変速機ケース200に支持されて、トルク増大機能を発揮する。ロックアップクラッチ28は、コンバータケース21ないしポンプ22とタービン軸24とを直結する。なお、図示しないが、エンジン出力軸11で駆動される機械式(エンジン駆動式)のオイルポンプと、モータで駆動される電動式のオイルポンプとが具備されている。ここでモータジェネレータ90が電動式オイルポンプの駆動用モータを兼ねてもよい。
【0026】
変速機30は、入力軸31と、該入力軸31上に配設された2つの遊星歯車機構40,50と、該遊星歯車機構40,50の動力伝達経路を切り換える複数の締結要素61〜66とを有する。これらのうち、締結要素61〜63及び65は多板式クラッチあるいはブレーキであり、摩擦要素64はバンド式ブレーキであり、摩擦要素66はワンウェイクラッチである。この変速機30は、Dレンジの1〜4速、Sレンジの1〜3速、Lレンジの1〜2速、及びRレンジの後退速が達成可能である。表1に各締結要素61〜66と変速段との関係を示す(○は締結を表す)。
【0027】
【表1】
Figure 2004122879
【0028】
変速機入力軸31とトルクコンバータ20のタービン軸24とは一体化された同一の共通軸である。遊星歯車機構40,50は、上記入力軸31に回転自在に支持されたサンギヤ41,51と、該サンギヤ41,51と噛み合うピニオン42,52と、該ピニオン42,52を支持するピニオンキャリヤ43,53と、上記ピニオン42,52と噛み合うリングギヤ44,54とを有する。
【0029】
変速機出力軸31と、第1遊星歯車機構40のサンギヤ41との間、第2遊星歯車機構50のサンギヤ51との間、及び第2遊星歯車機構50のピニオンキャリヤ53との間に、それぞれフォワードクラッチ61、リバースクラッチ62、及び3−4クラッチ63が設けられている。2−4ブレーキ64は第2遊星歯車機構50のサンギヤ51を固定する。第1遊星歯車機構40のリングギヤ44と第2遊星歯車機構50のピニオンキャリヤ53とが連結され、これら44,53と変速機ケース200との間にローリバースブレーキ65及びワンウェイクラッチ66が設けられている。このワンウェイクラッチ66は表1に示したように前進1速でのみ締結され、それ以外は解放される。
【0030】
第1遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43と第2遊星歯車機構50のリングギヤ54と出力ギヤ32とが連結されている。出力ギヤ32の回転が2つの中間ギヤ71,72及び差動装置80の入力ギヤ81を経由してデフケース82に入力され、差動装置80から左右の車軸83,84ないし図外の駆動輪に伝達される。
【0031】
モータジェネレータ90の出力軸91と変速機入力軸31とはチェーンドライブ機構で一体に連結されている。すなわちモータ出力軸91及び変速機入力軸31にそれぞれスプロケット92,93が組み付けられ、これら92,93の間にチェーン94が巻き掛けられている。したがってトルクコンバータ20のタービン軸24と、変速機入力軸31と、モータ出力軸91とが連結し、3つの軸24,31,91のうちのいずれかが回転すれば他も連動して回転する。特にロックアップクラッチ28が締結(スリップ状態を含む)したときは、エンジン出力軸11も上記トルクコンバータ20のタービン軸24、変速機入力軸31及びモータ出力軸91と連結し、これら24,31,91と連動して回転する。とりわけロックアップクラッチ28が直結状態となったときは4つの軸11,24,31,91が一体回転することになる。モータジェネレータ90はインバータ95を介してバッテリ96に接続されている。
【0032】
図3にトルクコンバータ20に内包した上記ワンウェイクラッチ25の具体的な組付け構造を示した。すなわちタービン軸24のエンジン10側端部にワンウェイクラッチ25のアウタレース25aをスプライン結合している。アウタレース25aの最外縁部にはロックアップクラッチ28を適宜手段(例えばリベットや溶接)で結合している。またワンウェイクラッチ25のインナレース25bの最外縁部には同じく適宜手段でタービン23を結合している。
【0033】
ロックアップクラッチ28を解放した状態で、トルクコンバータ20にエンジン10側から回転が入ってきた場合は、ワンウェイクラッチ25にはポンプ22及び作動油を媒介としてタービン23側から回転が入る。このときインナレース25bがアウタレース25aに係合し、ワンウェイクラッチ25は締結状態(Lock)となる。その結果、上記回転がワンウェイクラッチ25を経由してタービン軸24から変速機30側に伝達される。
【0034】
一方、同じくロックアップクラッチ28を解放した状態で、トルクコンバータ20に変速機30側から回転が入ってきた場合には、ワンウェイクラッチ25にはタービン軸24側から回転が入る。このときインナレース25bとアウタレース25aとの係合が解除して、ワンウェイクラッチ25は解放状態(Free:空転)となる。その結果、上記回転がワンウェイクラッチ25を経由せずにタービン軸24からアウタレース25aないしロックアップクラッチ28に伝達される。しかしロックアップクラッチ28が解放されているから、結局、上記回転はロックアップクラッチ28で途切れ、エンジン10側に伝達されない。
【0035】
これらに対し、ロックアップクラッチ28を締結した状態で、トルクコンバータ20にエンジン10側から回転が入ってきた場合は、ワンウェイクラッチ25にはタービン軸24側から回転が入る。このときインナレース25bとアウタレース25aとの係合が解除して、ワンウェイクラッチ25は解放状態となる。その結果、上記回転がワンウェイクラッチ25を経由せずにコンバータケース21、ロックアップクラッチ28及びアウタレース25aを経由してタービン軸24から変速機30側に伝達される。
【0036】
一方、同じくロックアップクラッチ28を締結した状態で、トルクコンバータ20に変速機30側から回転が入ってきた場合には、ワンウェイクラッチ25にはタービン軸24側から回転が入る。このときインナレース25bとアウタレース25aとの係合が解除して、ワンウェイクラッチ25は解放状態となる。その結果、上記回転がワンウェイクラッチ25を経由せずにタービン軸24からアウタレース25a、ロックアップクラッチ28及びコンバータケース21を経由してエンジン10側に伝達される。
【0037】
以上により、上記ワンウェイクラッチ25は、結局、ロックアップクラッチ28の解放時(コンバータ状態のとき)にエンジン10側から回転もしくは動力が入ってきた場合にのみLockされ、それ以外ではFreeとなる。
【0038】
次に、このパワートレイン1の各種場面での作動状況を説明する。なお、以下の記述及び図面において、区別のため、トルクコンバータ20のワンウェイクラッチ25を「TCワンウェイクラッチ25」、及び変速機30のワンウェイクラッチ66を「TMワンウエイクラッチ66」いう場合がある。
【0039】
まず図4はエンジン10の始動時の作動状況を示す。エンジン10の始動はモータジェネレータ90で行う。すなわちモータジェネレータ90はスタータモータを兼ねる。車両は停車中でシフト位置はPレンジ又はNレンジにある。Pレンジ又はNレンジではすべての締結要素61〜66は解放される作動パターンにある。ただしトルクコンバータ20のロックアップクラッチ28は締結される。エンジン10の始動前にこのようにロックアップクラッチ28を締結するための油圧を生成するのは前述した電動式オイルポンプである(そして該電動式オイルポンプをモータジェネレータ90で駆動してよいことも前述した通りである)。
【0040】
この状態でモータジェネレータ90をモータとして作動させる(駆動回路をつなぐ)と、その動力は、モータ出力軸91からチェーンドライブ機構92〜94、変速機入力軸31、コンバータ出力軸24、ロックアップクラッチ28及びコンバータケース21を経由してエンジン出力軸11に伝達され、エンジン10の始動に使用される。このとき変速機30のすべての締結要素61〜66が解放なので、変速機入力軸31から変速機出力ギヤ32への動力の伝達が遮断され、モータジェネレータ90の動力が変速機30に入力されることがない。TCワンウェイクラッチ25は前述したようにFree(解放)の状態である。
【0041】
次に、図5は停車中にエンジン10でモータジェネレータ90を発電させバッテリ96を充電するときの作動状況を示す。この場合、図4と同様に、シフト位置はPレンジ又はNレンジにあり、すべての締結要素61〜66は解放され、トルクコンバータ20のロックアップクラッチ28は締結される。
【0042】
この状態でエンジン10を始動すると(モータジェネレータ90とは別のスタータモータで始動する)、その動力は、コンバータケース21からロックアップクラッチ28、コンバータ出力軸24、変速機入力軸31及びチェーンドライブ機構92〜94を経由してモータジェネレータ90に伝達され、該ジェネレータ90による発電(発電回路をつなぐ)及びバッテリ96の充電に使用される。このときも変速機30のすべての締結要素61〜66が解放なので、変速機入力軸31から変速機出力ギヤ32への動力の伝達が遮断され、エンジン10の動力が変速機30に入力されることがない。TCワンウェイクラッチ25は前述したようにFreeの状態である。
【0043】
次に、図6はモータジェネレータ90で発進するとき(あるいはモータジェネレータ90の動力だけで発進・走行を行うとき)の作動状況を示す。この場合、シフト位置は走行レンジ(図例ではDレンジ)にある。この前進1速では表1に示したようにフォワードクラッチ61が締結される。またTMワンウェイクラッチ66はLock(締結)の状態となる。一方、ロックアップクラッチ28は解放される。
【0044】
この状態でモータジェネレータ90の動力(駆動回路をつないでいる)はモータ出力軸91からチェーンドライブ機構92〜94、変速機入力軸31、締結要素61,66及び出力ギヤ32を経由して差動装置80から左右の車軸83,84に伝達され、車両の発進に使用される。TCワンウェイクラッチ25は引き続きFreeの状態であり、上記モータジェネレータ90の動力はエンジン10側にいっさい伝達されない。したがってモータジェネレータ90の動力がタービン23やポンプ22等の重量物を引き摺って無駄に消費されることがない。
【0045】
次に、図7はエンジン10で発進するとき(あるいはエンジン10の動力だけで発進・走行を行うとき)の作動状況を示す。この場合、図6と同様に、シフト位置は走行レンジにあり、フォワードクラッチ61は締結され、TMワンウェイクラッチ66はLockの状態となり、ロックアップクラッチ28は解放される。
【0046】
この状態でエンジン10の動力はコンバータケース21からポンプ22、作動油を媒介としてタービン23、TCワンウェイクラッチ25(締結状態)、コンバータ出力軸24、変速機入力軸31、締結要素61,66及び出力ギヤ32を経由して差動装置80から左右の車軸83,84に伝達され、車両の発進に使用される。TCワンウェイクラッチ25は前述したようにLockの状態である。
またモータジェネレータ90はオフであり(駆動回路を切っている)、モータ出力軸91は空転する。
【0047】
次に、図8は走行中にエンジン10を始動するときの作動状況を示す。つまりそれまでモータジェネレータ90の動力だけで走行していたが、さらなるパワーが要求されてエンジン10とモータジェネレータ90の両方の動力で走行する場合である。この場合、図6及び図7と同様に、シフト位置は走行レンジにあり、フォワードクラッチ61は締結され、TMワンウェイクラッチ66はLockの状態となるが、ロックアップクラッチ28は締結される。
【0048】
この状態でモータジェネレータ90の動力(駆動回路をつないでいる)はモータ出力軸91からチェーンドライブ機構92〜94、変速機入力軸31、締結要素61,66及び出力ギヤ32を経由して差動装置80から左右の車軸83,84に伝達され、車両の走行に使用される。また変速機入力軸30からモータジェネレータ90の動力の一部がコンバータ出力軸24及びロックアップクラッチ28を経由してコンバータケース21に流れ込み、エンジン10の始動に使用される。これにより、これ以降は、エンジン10の動力とモータジェネレータ90の動力とが合体した動力で走行するようになる。TCワンウェイクラッチ25はFreeの状態である。
【0049】
次に、図9は減速時にエネルギを回生してモータジェネレータ90を発電させバッテリ96を充電するときの作動状況を示す。この場合、図6〜図8と同様に、シフト位置は走行レンジにあり、フォワードクラッチ61は締結されるが、TMワンウェイクラッチ66はFreeの状態となり、またロックアップクラッチ28は解放される。
【0050】
この状態で駆動輪ないし車軸83,84、差動装置80及び変速機30側からの回生エネルギは変速機入力軸31及びチェーンドライブ機構92〜94を経由してモータジェネレータ90に伝達され、該ジェネレータ90による発電(発電回路をつなぐ)及びバッテリ96の充電に使用される。このときTCワンウェイクラッチ25は前述したようにFreeの状態となり、上記回生エネルギはエンジン10側にいっさい伝達されない。これによりモータジェネレータ90による減速エネルギの回生が高効率で行われる。
【0051】
次に、図10は減速時に強制的に大きなエンジンブレーキを発生させるときの作動状況を示す。この場合、図6〜図9と同様に、シフト位置は走行レンジにあり、フォワードクラッチ61は締結されるが、TMワンウェイクラッチ66はFreeの状態となる。またTCワンウェイクラッチ25もFreeの状態である。
【0052】
このときの具体的な制御動作の1例を図11にフローチャートで示す。まずステップS11で、スロットル開度がゼロであるか否かを判定し、ゼロのとき(パワーオフの減速時)は、ステップS12で、モータジェネレータ90をオンにする。すなわち発電回路をつないでモータジェネレータ90をジェネレータとして作動させる。これにより比較的小さいがモータジェネレータ90による回生ブレーキが発生する。
【0053】
次に、ステップS13で、減速度が足りないか否かを判定し、足りないとき(エンジンブレーキが十分でないとき)は、ステップS14で、変速段をダウンシフトする。すなわち締結要素61〜66を選択的に作動させて、例えば3速であれば2速に、2速であれば1速に、もしくはDレンジの1速であればLレンジの1速に自動的に変速する。これにより回生ブレーキのみによるエンジンブレーキよりも大きなエンジンブレーキが変速機30のギヤ比増大により発生する。
【0054】
次に、ステップS15で、再度、減速度が足りないか否かを判定し、足りないとき(エンジンブレーキがまだ十分でないとき)は、ステップS16で、ロックアップクラッチ28を締結する。これにより変速機出力軸31はコンバータケース21やポンプ22及びエンジン10等の重量物を引き摺ることになり、さらに大きなエンジンブレーキが発生する。
【0055】
しかも上記ステップS16でロックアップクラッチ28をゆっくりとつないでいくから、ロックアップクラッチ28はスリップ状態を経て緩やかに直結状態に移行し、締結時のショックが抑制される。
【0056】
次に、図12はアイドルストップ時にエンジン10を自動停止するときの作動状況を示す。この場合、シフト位置は走行レンジのみならずPレンジもしくはNレンジにあってもよい。これは、信号待ちや渋滞等で一時停車中に運転者がシフトレバーをPレンジやNレンジ等の非走行レンジに入れる場合があることに対応するためである。
【0057】
このときの具体的な制御動作の1例を図13にフローチャートで示す。まずステップS21で、車速がゼロか(停車状態か)否かを判定し、ステップS22で、スロットル開度がゼロか(アクセルペダルを踏み込んでいないか)否かを判定し、ステップS23で、ブレーキスイッチがオンか(ブレーキペダルを踏み込んでいるか)否かを判定する。その結果、すべての条件が満足されたときにステップS24でタイマをスタートさせ、ステップS25で所定時間が経過したことを判定したときにステップS26に進む。ステップS26では、変速機30の入力軸31と出力ギヤ32との間の動力の伝達を遮断すると共に、出力ギヤ32の回転を阻止する作動パターンに締結要素61〜66を制御する。この作動パターンは、P、N又はDレンジの通常の作動パターンのいずれとも異なるものである。
【0058】
すなわちまずローリバースブレーキ65を締結し、次いで2−4ブレーキ64を締結する。これにより第2遊星歯車機構50のサンギヤ51とピニオンキャリヤ53の2つが固定されるため、同機構50のリングギヤ54と一体の出力ギヤ32の回転が前進方向又は後退方向のいずれの方向にも阻止される。なお、例えばTMワンウェイクラッチ66が出力ギヤ32が後退方向に回転するときにLockされるようなものであれば、かつ出力ギヤ32の後退方向の回転のみを阻止すればよいのであれば、TMワンウェイクラッチ66がローリバースブレーキ65の締結の代役となるから、2−4ブレーキ64だけを締結すればよいことになる(特に車両が上り坂で一時停車するような場合に有効)。
【0059】
併せてフォワードクラッチ61を解放する(前進1速から停車状態に移行するものとして)。これにより、リバースクラッチ62及び3−4クラッチ63も解放されているから、変速機入力軸31から出力ギヤ32への動力の伝達が遮断される。またロックアップクラッチ28を締結しておく(締結用油圧は前述したように電動式オイルポンプで立てる)。これは次に行うエンジン10の自動再始動の準備のためである。しかる後、ステップS27で、燃料供給を全停止する等してエンジン10を停止する。
【0060】
これにより、例えば車両が上り坂や下り坂で一時停車してアイドルストップがかかっても、変速機30の出力ギヤ32の回転が前後いずれの方向にも(あるいは後退方向に)阻止されるから、その一時停車中にたとえフットブレーキやサイドブレーキが緩んでも、車両の移動が確実に防止されて安全性がより一層高められる。
【0061】
次に、図14はアイドルストップ後の再発進時にエンジン10を自動再始動するときの作動状況を示す。これは図4に示したエンジン10の始動時の作動状況にほぼ類似する。
【0062】
このときの具体的な制御動作の1例を図15にフローチャートで示す。まずステップS31で、車速がゼロか(停車状態か)否かを判定し、ステップS32で、スロットル開度がゼロか(アクセルペダルを踏み込んでいないか)否かを判定し、ステップS33で、ブレーキスイッチがオフか(ブレーキペダルの踏み込みを解除したか)否かを判定する。その結果、すべての条件が満足されたときにステップS34でモータジェネレータ90をモータとして作動させて(駆動回路をつないで)エンジン10を再始動する。このときフォワードクラッチ61、リバースクラッチ62及び3−4クラッチ63が解放されていて、変速機入力軸31から出力ギヤ32への動力の伝達が遮断されているから、モータジェネレータ90の動力が変速機30に入力されることがない。
【0063】
次に、ステップS35で、エンジン回転数が所定回転数(例えば500〜600rpm)以上になったか否かを判定し、YESのときにエンジン10が再始動したとして、ステップS36に進んで、締結要素61〜66の作動パターンを通常の前進1速の作動パターンに制御して再発進する。すなわち、前述のステップS26とほぼ逆の順序で、まずロックアップクラッチ28を解放し、フォワードクラッチ61を締結した後、2−4ブレーキ64を解放し、最後にローリバースブレーキ65を解放する。この場合も、前述したように、出力ギヤ32の後退方向の回転のみを阻止する場合は、ローリバースブレーキ65の締結を行っていないから、該ローリバースブレーキ65の解放動作を省略できる。
【0064】
なお、この再発進時、エンジン10が再始動した後にモータジェネレータ90をオフにしてエンジン10の動力だけで再発進してもよいし(図7の状況)、あるいはエンジン10が再始動した後もモータジェネレータ90をオンのままとしてエンジン10とモータジェネレータ90の両方の動力で再発進してもよい。
【0065】
このように、本実施形態のパワートレイン1では、エンジン10やモータジェネレータ90の動力の流れの方向に依存して、またロックアップクラッチ28とTCワンウェイクラッチ25との作動の組合せに依存して、エンジン10、トルクコンバータ20、変速機30及びモータジェネレータ90間の動力伝達経路をいろいろに切り換えることができて、ハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両として十全の機能が達成される。
【0066】
特に、パワーオンの駆動時にエンジン10の動力だけを変速機30に伝達したり(図7)、エンジン10とモータジェネレータ90の両方の動力を変速機30に伝達したり、あるいはモータジェネレータ90の動力だけを変速機30に伝達したり(図6)、又はパワーオフの減速時に駆動輪ないし変速機30側からの回生エネルギをモータジェネレータ90のみに伝達したり(図9)するために、動力伝達経路をいろいろに切り換える手段としてTCワンウェイクラッチ25を用いたから、該ワンウェイクラッチ25の締結又は解放動作制御用の油圧回路やソレノイドバルブ等が不要となって、ハード・ソフト両面での複雑化が回避される。つまりタービン23側からタービン軸24側への動力の伝達がTCワンウェイクラッチ25によってひとりでに締結され、逆にタービン軸24側からタービン23側への動力の伝達がTCワンウェイクラッチ25によってひとりでに遮断されるから何も制御しなくて済む。
【0067】
またTCワンウェイクラッチ25は多板式クラッチ(例えばフォワードクラッチ61やリバースクラッチ62あるいは3−4クラッチ63)等に比べて設置スペースを必要としないから、このパワートレイン1の軸方向の寸法の長大化や、コンパクト性・レイアウト性の低下等の不具合が可及的に抑制される。しかもワンウェイクラッチ25をタービン23とタービン軸24との間でトルクコンバータ20に内包したから、ますます設置スペースを必要としない。またパワートレイン1の他の既存の構成要素(例えば変速機30、変速機出力軸31、タービン軸24等)の配置・配列を乱さずにワンウェイクラッチ25を追加することが可能である。
【0068】
またTCワンウェイクラッチ25と既存のロックアップクラッチ28を併用することにより、簡素な機械的構成及び簡素な制御動作で、例えば図10及び図11に示した強制エンジンブレーキ制御といった細密な要求までも達成することができる。しかもロックアップクラッチ28はそもそも最初からトルクコンバータ20に備えられているから、それ専用の油圧回路やソレノイドバルブ等を追加する必要がなく、ハード面での複雑化をいっさい招来することがない。
【0069】
本実施形態のパワートレイン1は他に次のような特徴を有する。1に、エンジン10とトルクコンバータ20と変速機30とを有する既存車両用のパワートレインをベースとしてこのハイブリッド車両用あるいはアイドルストップ車両用のパワートレイン1を派生することができる。したがって設備投資が少なくて済み、コスト面で有利である。
【0070】
2に、モータジェネレータ90をエンジン10、トルクコンバータ20及び変速機30の軸心と平行に配置したから、例えば直列に配置した場合に比べてこのパワートレイン1の軸方向の寸法の長大化を防ぐことができる。したがってハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両のコンパクト性が阻害されない。
【0071】
3に、チェーンドライブ機構92〜94を軸31,91の端部に追加したから、TCワンウェイクラッチ25と同様、パワートレイン1の他の既存の構成要素の配置・配列を乱すことがない。したがってパワートレイン構造の大幅な変更が免れ、製造・派生が容易である。
【0072】
次に、図16に示す本発明の第2の実施の形態を説明する。第1の実施の形態と同じ又は類似・相当する構成要素には同じ符号を用いる。このパワートレイン1はU型ドライブと呼ばれるタイプのものである。図2と比較すると、エンジン10、トルクコンバータ20及びモータジェネレータ90の軸心(11,24,91)を一致させ、変速機30及び差動装置80の軸心(31,83,84)を一致させて、両者を平行に配置している。変速機30と差動装置80とを一体化し、中間ギヤ列71,72を省略して、変速機30の出力ギヤに代わる出力部材32と、差動装置80の入力ギヤに代わる入力部材81とを結合している。その結果、変速機30の出力回転がデフケース82に直接入力される。変速機入力軸31は中空軸であり、その中を車軸84が挿通している。
【0073】
この場合も、モータジェネレータ90をエンジン10及びトルクコンバータ20の既存の軸心(11,24)の端部に連結したから、パワートレイン1の既存の配置・配列を乱すことがなく、パワートレイン構造の大幅な変更が免れ、製造・派生が容易で、設備投資が少なくて済み、コスト面で有利となる。
【0074】
また左右に延びる軸心の数が少ないため(エンジン−トルクコンバータ−モータジェネレータの軸心(11,24,91)と、変速機−差動装置の軸心(31,83,84)の2つしかない。これに対し図2では4つある)、車体前後方向の占有スペースを縮小することができる。
【0075】
次に、図17に示す本発明の第3の実施の形態を説明する。第1、第2の実施の形態と同じ又は類似・相当する構成要素には同じ符号を用いる。このパワートレイン1は無段変速機30を搭載したものである。すなわち変速機30は遊星歯車機構を利用した前後進切換機構100とベルト式無段変速機構110とを備える。切換機構100は変速機入力軸31に連結されたサンギヤ101と、該サンギヤ101と噛み合うピニオン102と、該ピニオン102を支持するピニオンキャリヤ103と、上記ピニオン102と噛み合うリングギヤ104とを有する。変速機入力軸31とピニオンキャリヤ103との間に走行クラッチ105が設けられている。リングギヤ104と変速機ケース200との間に後進ブレーキ106が設けられている。
【0076】
無段変速機構110は入力プーリ111と出力プーリ112とこれら111,112に巻き掛けられたスチールベルト114とを有する。入力プーリ111及び出力プーリ112の少なくとも一方の溝幅が可変である。入力プーリ111は変速機入力軸31に回転自在に支持され、ピニオンキャリヤ103と連結されている。出力プーリ112は変速機出力軸113に連結され、該出力軸113には出力ギヤ32が設けられている。変速機出力軸113はパーキングブレーキ115により回転が阻止される。
【0077】
エンジン10及びエンジン出力軸11と、トルクコンバータ20及びコンバータ出力軸24と、変速機30及び変速機入力軸31と、モータジェネレータ90及びモータ出力軸91との連結関係や配置関係は、図2に示す第1の実施の形態と同様である。
【0078】
なお、無段変速機30として入力ディスクと出力ディスクとこれらの間に介設されたパワーローラとを備えるトロイダル式無段変速機構であってもよい。また、ベルト式、トロイダル式を問わず、無段変速機構と遊星歯車機構とを組み合わせて、動力を入力した状態で出力回転をゼロとするギヤードニュートラル式の無段変速機であってもよい。
【0079】
【発明の効果】
本発明は、ハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両として十全の機能を具備しつつ、パワートレインの複雑化を回避して、コンパクト性・レイアウト性を維持する。本発明は、車両用パワートレイン構造のコンパクト化や低コスト化に寄与し、例えば車両の動力源である内燃機関の他にエンジンアシスト用の電気モータを搭載したハイブリッド車両やエンジン再始動用の電気モータを搭載したアイドルストップ車両等の低公害型車両もしくは環境対応型車両の技術分野において幅広い産業上の利用可能性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成及び作用を説明するための骨子図であって、各種場面での動力の流れを矢印で示し、ハイブリッド車両あるいはアイドルストップ車両として十全の機能を具備することを表明したものである。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る車両のパワートレインを示す骨子図である。
【図3】上記パワートレインに採用されるトルクコンバータ及び該トルクコンバータに内包したワンウェイクラッチの具体的構成を示す断面図である。
【図4】上記パワートレインの各種場面での作動状況を説明するための図2と類似の骨子図であって、モータジェネレータでエンジンを始動するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図5】同、エンジンでモータジェネレータを発電させバッテリを充電するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図6】同、モータジェネレータで発進するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図7】同、エンジンで発進するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図8】同、モータジェネレータで走行中にエンジンを始動するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図9】同、減速時にエネルギを回生してモータジェネレータを発電させバッテリを充電するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図10】同、減速時に強制的に大きなエンジンブレーキを発生させるときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図11】図10の状況に誘導する具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。
【図12】同、エンジンを自動停止(アイドルストップ)するときのパワートレインの作動状況を示したものである。
【図13】図12の状況に誘導する具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。
【図14】同、エンジンを自動再始動するときの動力の流れを矢印で示したものである。
【図15】図14の状況に誘導する具体的制御動作の1例を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第2の実施の形態に係る車両のパワートレイン(Uドライブ)の骨子図である。
【図17】本発明の第3の実施の形態に係る車両のパワートレイン(無段変速機搭載)の骨子図である。
【図18】従来のハイブリッド車両のパワートレイン構造の1例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1     パワートレイン
10    エンジン(内燃機関)
20    トルクコンバータ(流体式伝動装置)
22    ポンプ
23    タービン
24    タービン軸(流体式伝動装置の出力部材)
25    ワンウェイクラッチ
28    ロックアップクラッチ
30    変速機
31    入力軸(変速機の入力部材)
32    出力ギヤ(変速機の出力部材)
61〜66 締結要素
90    モータジェネレータ(電気モータ)
91    出力軸(電気モータの出力部材)
92〜94 チェーンドライブ機構
96    バッテリ

Claims (3)

  1. 内燃機関と、電気モータと、上記内燃機関の動力が入力され、該動力が流体を媒介としてポンプ要素からタービン要素へ伝達されて出力部材から出力される流体式伝動装置と、該流体式伝動装置の出力が入力され、入力部材と出力部材との間の変速比が自動的に変更される変速機とを有する車両用パワートレインの構造であって、上記流体式伝動装置がポンプ要素と出力部材とを直結するロックアップクラッチを備えるものであり、該流体式伝動装置の出力部材と変速機の入力部材と電気モータの出力部材とを連結し、かつ上記流体式伝動装置のタービン要素と出力部材との間に、タービン要素側からの回転に対しては締結され、出力部材側からの回転に対しては解放されるワンウェイクラッチを上記流体式伝動装置に内包して設けたことを特徴とする車両用パワートレイン構造。
  2. 変速機は、選択的作動により複数の変速段を達成する複数の締結要素を有し、所定の条件が満足されたときは変速機の入力部材と出力部材との間の動力の伝達を遮断する上記締結要素の作動パターンが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用パワートレイン構造。
  3. 変速機は、選択的作動により複数の変速段を達成する複数の締結要素を有し、所定の条件が満足されたときは変速機の入力部材と出力部材との間の動力の伝達を遮断すると共に出力部材の回転を阻止する上記締結要素の作動パターンが設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用パワートレイン構造。
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