JP2004113739A - 洗濯ばさみ - Google Patents

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加藤 源重
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Abstract

【課題】1個の洗濯ばさみを健常者と手障害者が共通して使用することができるようにするとともに、安価に製造可能で、且つ耐久性や操作性にも優れた簡単構造の洗濯ばさみを提供する。
【解決手段】左右の挾着片11,12が開閉自在に形成された洗濯ばさみ本体10と、その中央部に遊挿孔31を形成して成る押圧レバー30と、作動レバー21とガイドアーム22によって大略ト字状に形成された作動部材20とを備え、一方の挾着片12の上部に押圧レバー30を固着し、また他方の挾着片11の上部を作動レバー21に回動可能に取付けるとともに、その他端側を前記遊挿孔31に遊挿されたガイドアーム22に、押圧レバー30をロックするための衝止部28とロック溝25を形成した構成とする。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として洗濯物用ハンガーの枠体や物干し竿などに取付けて使用される洗濯ばさみに係るものであり、さらに詳しくは、洗濯物を吊り下げたり取り外したりする場合に、手に障害があって両手を自由に使うことができない者(以下、手障害者と称する)と両手を自由に使うことができる者(以下、健常者と称する)が共通して使用することができるように、その使用方法を選択可能に形成された洗濯ばさみに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の洗濯ばさみとしては、リングバネの制御によって開閉自在に使用する機能(これを開閉自在機能と称する)を備えた健常者用の洗濯ばさみと、開状態にロックして使用可能で、且つそのロックを解除して閉状態に復帰可能な機能(これを開閉停止機能と称する)を備えた手障害者用の洗濯ばさみがあり、健常者と手障害者がそれぞれ専用の洗濯ばさみを使用するようにしていた。
【0003】
しかしながら、手障害者のいる家庭において、健常者用と手障害者用の洗濯ばさみをそれぞれ別途に購入することは非常に不経済であるばかりでなく、例えば子供を抱いた母親や指に一時的な怪我をした者などが洗濯物を干すようなケースでは、健常者であっても開閉停止機能を備えた洗濯ばさみが必要となる場合がある。本発明者はそうした要請に応えるべく、開閉自在および開閉停止の両機能を備えた洗濯ばさみを開発し、特願平10−347773号(特開2000−135398号)公報において提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特願平10−347773号(特開2000−135398号)公報の洗濯ばさみは、健常者と手障害者が共通して使用することができるという極めて有益な効果を発揮することができるが、作動部材に精巧さが要求されるので、それがコスト高の要因となって製造価格を押し上げたり、故障の原因になり易いという不具合があった。
【0005】
そこで本発明は、1個の洗濯ばさみに開閉自在機能と開閉停止機能の両方の機能を備えることにより、健常者と手障害者が共通して使用することができるようにするとともに、安価に製造可能で、且つ耐久性や操作性にも優れた簡単構造の洗濯ばさみを提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、左右の挾着片11,12が開閉自在に形成された洗濯ばさみ本体10と、その中央部に遊挿孔31を形成して成る押圧レバー30と、作動レバー21とガイドアーム22によって大略ト字状に形成された作動部材20と、洗濯ばさみ本体10と作動部材20の間に介在する取付板40とを備えた洗濯ばさみであって、前記した一方の挾着片12の上部に押圧レバー30を固着し、また他方の挾着片11の上部を、前記した取付板40を介して作動レバー21に回動可能に取付けるとともに、その一端側を作動レバー20に固着され、且つその他端側を前記遊挿孔31に遊挿されたガイドアーム22に、押圧レバー30をロックするための衝止部28とロック溝25を形成し、押圧レバー30における押圧位置の選択によって、洗濯ばさみ本体10を開状態でロックしたり、または開閉自在に構成するものである。
【0007】
また本発明は、上記した洗濯ばさみ本体10の一方の挾着片12と押圧レバー30を一体状に形成するとともに、他方の挾着片11と取付板40を一体状に形成した構成とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の洗濯ばさみを健常者が使用する場合は、押圧レバー30の下側の押圧部34bと作動レバー20の適宜位置を挾持して、左右から内側に向けた押圧力を加えるようにする。この際の押圧レバー30は、洗濯ばさみ本体10の回動軸14を支点として内側方向へ回動するのであるが、衝止部28によって必要以上の回動が阻止されてもロック溝25によってロックされるようなことがないので、常に開閉自在状態で使用することができるようになっている。
【0009】
また本発明の洗濯ばさみを手障害者が使用したり、または健常者においても開状態にロックして使用したい場合は、押圧レバー30の上側の押圧部34aと作動レバー20の適宜位置を挾持して、左右から内側に向けた押圧力を加えるようにするものであるが、この場合の押圧レバー30は、衝止部28によってそれ以上の回動を阻止され、且つロック溝25内に進入してロックされる構造となっている。さらにロックを解除して元の閉状態に復帰させる場合は、指の位置を下側の押圧部34bに置き換えて押圧力を加えるようにすると、挾着片11,12が瞬時に元の閉状態に復帰するようになっている。
【0010】
【実施例】
以下に、本発明の一実施例の構造を図1〜図3を参照しながら説明する。図中10は、左右の挾着片11,12が開閉自在に形成された洗濯ばさみ本体であるが、この洗濯ばさみ本体10は、回動軸14を支点として、リングバネ13を介して開閉するように設けられた構造で、公知の洗濯ばさみと全く同一の構造(すなわち本実施例では市販の洗濯ばさみを洗濯ばさみ本体10として利用する)となっている。また上記した挾着片11の上部には、ほぼ半円形状の2片の支持腕41と取付孔42を設けた取付板40(図3に示す)が、螺着や溶着等の適宜な手段で固着されており、さらに挾着片12の上部には、後述する押圧レバー30が螺着や溶着等の適宜な手段で固着されている。
【0011】
次に、作動レバー21とガイドアーム22とにより大略ト字状に形成された作動部材20について説明する。該作動レバー21は、その下半部に長孔23が形成され、またその長孔23の直上内側に、ほぼ半円形状の2片の支持腕24が突設された形状となっている。上記した長孔23は、リングバネ13の作動時における外方への挿通を可能とするとともに、製品重量の軽減を目的として設けられたものであり、前記支持腕24とその取付孔27は、支軸51および止め金具52を用いて、前述した取付板40の支持腕41を回動自在に取付けるために設けられたものである。したがって本発明における洗濯ばさみ本体10は、この支軸51を支点として回動可能に構成されているが、その回動範囲は後述するように大幅に制限されるものである。
【0012】
またその一端側を作動レバー21に固着され、且つその他端側を後述する押圧レバー30に遊挿されたガイドアーム22は、その一端側を図示のような任意な山状に形成して強度を高めるとともに、本体部分を押圧レバー30の回動軌跡に合わせた細帯状に形成し、さらにその他端側の終端部にストッパー26を設けた形状となっている。そしてガイドアーム22の上辺部22aにおける山状側の斜辺には、押圧レバー30のそれ以上の回動を阻止するための衝止部28が設けられ、またガイドアーム22の下辺部22bには、図示のように逆レ状に凹設されたロック溝25が形成された構造となっている。
したがって本発明における作動部材20は、以上のような形状の作動レバー21とガイドアーム22によって構成されるものである。
【0013】
さらに一方の挾着片12の上部に固着された押圧レバー30は、そのほぼ中央部に遊挿孔31が形成され、且つその上端部に傾斜状の延設棒32と係止鎖33が取付けられた形状となっている。なおこの延設棒32および係止鎖33は、本発明の洗濯ばさみをハンガーや物干し竿に取付けるためのものであるので、図示の形状に限定するものではない。また遊挿孔31は、上述したガイドアーム22の本体部を遊挿可能な大きさに設けられたものであるが、この遊挿孔31にガイドアーム22の一部を遊挿することにより、ガイドアーム22の上下移動範囲を遊挿孔31内での微動に限定し、且つ支軸51を支点として回動する洗濯ばさみ本体の動きを制限するようになっている。そして遊挿孔31よりも上方部位の外側面部を、開閉停止機能を発揮するための押圧部34aとし、また遊挿孔31よりも下方部位の外側面部を、開閉自在機能を発揮するための押圧部34bとすることにより、本発明の洗濯ばさみに、開閉自在機能および開閉停止機能を付与することが可能となっているのである。
【0014】
以上のように形成された本実施例の洗濯ばさみは、洗濯ばさみ本体10、作動部材20、押圧レバー30、取付板40を適宜に配置して構成されたものである。
【0015】
上記した実施例においては、洗濯ばさみ本体10に市販の洗濯ばさみを使用する例を示したが、図4に示す本発明の他の実施例は、市販の洗濯ばさみを使用せずに、新規に開発された洗濯ばさみ本体を使用するようにするものである。すなわち本例は、一方の挾着片12と押圧レバー30、他方の挾着片11と取付板40を、それぞれ設計段階から一体状に形成し、全体形状を単純ですっきりした形状に形成するものである。
【0016】
続いて図5を参照して、本発明の洗濯ばさみを開閉自在に使用する場合の作動構造について説明する。この場合は、まず押圧レバー30の下側の押圧部34bと作動レバー20の適宜位置(好ましくは、押圧部34bの押圧位置と相対向状の位置)を挾持して、図5(イ)に示すように、左右から内側に向けた押圧力を加えるようにする。この左右からの押圧によって、押圧レバー30が洗濯ばさみ本体10の回動軸14を支点として内側方向へ回動するのであるが、この場合のガイドアーム22は、遊挿孔31よりも下方を押圧されることにより上方に押し上げられるので、ガイドアーム22の上辺部22aが遊挿孔31の上端部と接触し、且つガイドアーム22の下方に空隙を設けた状態で内側へ回動するものである。そして挾着片11,12間に適宜な間隔が生じた時点で、開状態を維持しながら洗濯物を挾み入れた後、押圧力を加えることを中止すれば、リングバネ13による復帰方向への付勢力が働き、挾着片11,12が瞬時に元の閉状態に復帰するようになっているのであるが、この場合の押圧レバー30は、図5(ロ)に示すように、衝止部28によって必要以上の回動を阻止されるが、ガイドアーム22の上下間に空隙が生じているので、ロック溝25によってロックされるようなことがないのである。
【0017】
また図6を参照して、本発明の洗濯ばさみを開状態でロックして使用する場合の作動構造について説明する。この場合においては、押圧レバー30の上側の押圧部34aと作動レバー20の適宜位置(好ましくは、押圧部34aの押圧位置と相対向状の位置)を挾持して、図6(イ)に示すように左右から内側に向けた押圧力を加えると、ガイドアーム22が下方に押し下げられるので、ガイドアーム22の下辺部22bが押圧レバー30の遊挿孔31の下端部と接触し、且つガイドアーム22の上方に空隙を設けた状態で内側へ回動するようになっている。そして図6(ロ)に示すように、押圧レバー30が、ロック溝25の内部まで進入し、且つ衝止部28によってそれ以上の回動が阻止されてロック状態となるのである。このように本発明では、押圧レバー30の上側を押圧することにより、梃子の原理を利用した小さな力で操作をする形態となるので、特に握力の弱い手障害者でも容易に使用可能な構造となっているのである。
【0018】
また開状態の挾着片間に洗濯物を挾み入れた後に、元の閉状態に復帰させる場合は、指の位置を下側の押圧部34bに置き換えて押圧力を加えると、前述した図5(ロ)と同様な状態で、且つ押圧力が加わらないフリー状態が発生するので、挾着片11,12が瞬時に元の閉状態に復帰するようになっているのである。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、1個の洗濯ばさみに開閉自在機能と開閉停止機能の両方の機能が備えられていて、その使用方法を選択することにより、手障害者と健常者が共通して使用することができるので、手障害者のいる家庭の経済的負担を軽減することができるとともに、例えば子供を抱いた母親や指に一時的な怪我を負った者などが使用する場合、あるいは洗濯物を両手に持って作業をする場合などでは、健常者であっても開閉停止機能を利用することができるという極めて大きな効果を奏するものである。また本発明品を手障害者が使用する場合に、梃子の原理を利用して軽快且つ簡単容易に操作可能で、特に握力の弱い者でも使用可能な構造となっており、彼らが家事に積極的に参加できるように配慮されているので、手障害者の自立の促進に大きく寄与するものである。さらに本発明の洗濯ばさみは、本発明者が改良を重ねた結果として極めて簡単な構造となっているので、安価な製品を提供できるのみでなく、耐久性や操作性にも優れているという顕著な利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯ばさみの一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の洗濯ばさみを開状態に設定した場合の正面図である。
【図3】図1の洗濯ばさみの分解斜視図である。
【図4】他の実施例の洗濯ばさみを示す正面図である。
【図5】(イ)および(ロ)は、本発明の洗濯ばさみを開閉自在に使用する場合の作動状態を示す要部拡大説明図である。
【図6】(イ)および(ロ)は、本発明の洗濯ばさみを開状態でロックする場合の作動状態を示す要部拡大説明図である。
【符号の説明】
10・・・洗濯ばさみ本体     11,12・・・挾着片
13・・・リングバネ       14・・・回動軸
20・・・作動部材        21・・・作動レバー
22・・・ガイドアーム      22a・・・ガイドアームの上辺部
22b・・・ガイドアームの下辺部 23・・・長孔
24,41・・・支持腕      25・・・ロック溝
26・・・ストッパー       27,42・・・取付孔
28・・・衝止部         30・・・押圧レバー
31・・・遊挿孔         34a,34b・・・押圧部
40・・・取付板         51・・・支軸
52・・・止め金具

Claims (2)

  1. 左右の挾着片が開閉自在に形成された洗濯ばさみ本体と、その中央部に遊挿孔を形成して成る押圧レバーと、作動レバーとガイドアームによって大略ト字状に形成された作動部材と、洗濯ばさみ本体と作動部材の間に介在する取付板とを備えた洗濯ばさみであって、前記した一方の挾着片の上部に押圧レバーを固着し、また他方の挾着片の上部を、取付板を介して作動レバーに回動可能に取付けるとともに、その一端側を作動レバーに固着され、且つその他端側を前記遊挿孔に遊挿されたガイドアームに、押圧レバーをロックするための衝止部とロック溝を形成し、押圧レバーにおける押圧位置の選択によって、洗濯ばさみ本体を開状態でロックしたり、または開閉自在に使用可能としたことを特徴とする洗濯ばさみ。
  2. 上記した洗濯ばさみ本体の一方の挾着片と押圧レバーを一体状に形成するとともに、他方の挾着片と取付板を一体状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の洗濯ばさみ。
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