JP3060791U - 吊り下げ型自重式ピンチ - Google Patents
吊り下げ型自重式ピンチInfo
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- JP3060791U JP3060791U JP1999000093U JP9399U JP3060791U JP 3060791 U JP3060791 U JP 3060791U JP 1999000093 U JP1999000093 U JP 1999000093U JP 9399 U JP9399 U JP 9399U JP 3060791 U JP3060791 U JP 3060791U
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- Expired - Lifetime
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 吊り下げ型自重式ピンチにおいて、ピンチの
挟持部に対して、洗濯物等の干し物を、指に余り負担を
かけることなく、容易に挟持し、取り外すことができる
ようにするとともに、一旦挟持された干し物は、それの
自重にてより強固に挟持されるようにするにある。 【解決手段】 吊り下げ型自重式ピンチにおいて、主ピ
ンチと副ピンチとをそれぞれの下端部で互いに回動自在
に枢支するとともに、この枢支部に弱いばねを巻回し、
このばねの力と副ピンチの自重による回転力とによって
副ピンチの突出したピンチ部を、主ピンチの分岐したピ
ンチ部に軽く当接するように構成し、これにより弱い力
でピンチの当接挟持部を開閉することができるように
し、また挟持された干し物は、それの自重によって挟持
部が締まり、干し物が外れないようにする。
挟持部に対して、洗濯物等の干し物を、指に余り負担を
かけることなく、容易に挟持し、取り外すことができる
ようにするとともに、一旦挟持された干し物は、それの
自重にてより強固に挟持されるようにするにある。 【解決手段】 吊り下げ型自重式ピンチにおいて、主ピ
ンチと副ピンチとをそれぞれの下端部で互いに回動自在
に枢支するとともに、この枢支部に弱いばねを巻回し、
このばねの力と副ピンチの自重による回転力とによって
副ピンチの突出したピンチ部を、主ピンチの分岐したピ
ンチ部に軽く当接するように構成し、これにより弱い力
でピンチの当接挟持部を開閉することができるように
し、また挟持された干し物は、それの自重によって挟持
部が締まり、干し物が外れないようにする。
Description
【0001】
本考案は、洗濯物等の干し物(以下干し物という)の物干し具の分野に属し、 詳しくはそれに使用するピンチに関するものである。
【0002】
一般に使用される物干し用のハンガーにおいて用いられるピンチは、いわゆる 洗濯鋏と言われるもので、親指と他の指とで端部を押圧することにより、先端の 挟持部が開くものである。
【0003】
従来の物干し用のハンガーに使用されるピンチ、いわゆる洗濯鋏は、干し物を 挟持する2つの部材の枢支部に巻回されたばねは、挟持された干し物の重量に耐 えられるような挟持力を必要とするところから、可成り強いものを使用しており 、これが使用に当たり、寒い時等において手がかじかんでいるとき、又は力のな い病人、子供等においては、その使用において指に負担がかかり難儀をすること がある。
【0004】 本考案は、このような点に鑑みて案出されたもので、その目的とするところは 、従来の洗濯鋏のように強い力を要することなく、弱い力で容易に干し物を挟持 し、取り外しができ、挟持された干し物は、干し物の重量にて外れることのない ようにするにある。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案にあっては、ピンチを主ピンチと副ピン チとより構成するとともに、両ピンチの枢支部に、弱いばねを巻回することによ り、この弱いばねと回動側ピンチの自重による回転力とにて挟持部が互いに当接 するようにして、上記の問題点の解決を図っている。
【0006】 すなわち、本考案の吊り下げ型自重式ピンチは、ハンガーの枠体等に紐状物等 をもって吊り下げる自重式のピンチであって、主ピンチの下端に、副ピンチの下 端を回動自在に枢支するとともに、この枢支部の副ピンチより突出したピンチ部 の先端を、主ピンチの途中より分岐したピンチ部の内側に、それぞれ摩擦部をも って当接するとともに、この当接をして、副ピンチの自重と、主ピンチと副ピン チとの枢支部に巻回した弱いばねとで行うようにし、主ピンチと副ピンチとの端 部にそれぞれ指当て部を形成した構成をとっている。
【0007】
本考案は、正方形、長方形、円形等のハンガーの枠体、又は1本のハンガーの 支持体等に鎖等の紐状物をもって吊り下げて使用するピンチであって、主ピンチ と副ピンチとからなり、これらの両ピンチの枢支部に弱いばねを巻回し、このば ね力と副ピンチの自重による回転力とによって干し物を挟持するようにしたもの で、挟持された干し物は、それの自重にて、副ピンチはその挟持部が干し物に喰 い込み状態となって落下しないようになる。 ピンチの使用に当たって、ピンチの開きは、弱いばね力に抗して押圧するだけ であるから、寒さ等で手がかじかんでいるとき、また病人や子供等の押圧する力 の弱い者にあっても、指に余り負担がかからず容易にピンチを開くことができる 。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本考案の吊り下げ型自重式のピンチ(A)は、主ピンチ(a)と副ピンチ(b )とより構成されるものである。この主ピンチ(a)と副ピンチ(b)とは、共 に合成樹脂をもって射出成形されたもので、それぞれの下端の枢支部(1)にお いて、両者は回動自在に枢支されており、この枢支部(1)には主ピンチ(a) に対して副ピンチ(b)を図面において左方向に回動するように働くばね(c) が巻回されている。このばね(c)は市販の洗濯鋏に使用されているばねの1/ 3位の強さのもので、後述のように、副ピンチ(b)が主ピンチ(a)に当接す ればよい程度の強さを有すればよく、干し物に対して強い挟持力を必要とするも のではない。
【0009】 主ピンチ(a)は、直線状のピンチ主体部(a’)と、その途中より分岐した 湾曲状のピンチ部(a”)とより構成され、これらの部分は、図面に示すように 横断面がU字状をなすもので、ピンチ主体部(a’)及びピンチ部(a”)の右 側部の点線部がU字状部の底部を示すところである。 このピンチ主体部(a’)には、その上端部(2)にハンガー等の枠体に鎖等 の紐状物(3)で取り付けられる取り付け孔(4)があり、下端部(5)には副 ピンチ(b)を枢支するための枢支部(1)がある。
【0010】 副ピンチ(b)は、直線状のピンチ主体部(b’)とそれの下端の主ピンチ( a)との枢支部(1)から斜上方に鎖角状に突出したピンチ部(b”)とより構 成され、主ピンチ(a)と同様にその横断面はU字状をなしており、その左側部 は点線でU字状の底部が示されている。
【0011】 主ピンチ(a)に対する副ピンチ(b)の枢支部(1)における枢支は、副ピ ンチ(b)を主ピンチ(a)のU字状部に挿入して、両者の下端において枢支軸 (d)によって回動自在に枢支するとともに、これにばね(c)を巻回し、この ばね(c)の回転力と副ピンチ(b)の自重による回転力とによって副ピンチ( b)のピンチ部(b”)と主ピンチ(a)のピンチ部(a”)とがそれぞれの挟 持部(6)において互いに軽く当接している。 この挟持部(6)はそれぞれが摩擦面に形成されている。
【0012】 主ピンチ(a)のピンチ主体部(a’)の上端部(2)及び副ピンチ(b)の ピンチ主体部(b’)の上端部(7)の外面側にはそれぞれ指当て部(8)及び (9)が形成されており、この両指当て部(8)及び(9)を両側より挟んで押 圧し、挟持部(6)を開くとき、副ピンチ(b)のピンチ主体部(b’)は主ピ ンチ(a)のピンチ主体部(a’)のU字状の内部に納まるようになっている。 副ピンチ(b)のピンチ主体部(b’)の中心線とピンチ部(b”)の中心線 とのなす角(α)は、ピンチ主体部(b’)の中心線と主ピンチ(a)のピンチ 主体部(a’)の枢支軸(d)と上端部(2)の側面部とを結ぶ線とのなす角( α’)とほぼ同じ角度である。
【0013】 以上のような構成は吊り下げ型自重式ピンチ(A)はその使用に当たり、ピン チ(A)に対して干し物(B)を吊り下げる場合には、主ピンチ(a)と副ピン チ(b)との指当て部(8)と(9)とを両側より挟んで押圧し、挟持部(6) を開いて干し物(B)を挟持することは、従来の市販の洗濯鋏と変わるところは ないが、枢支部(1)の枢支軸(d)に巻回したばね(c)が市販の洗濯鋏に使 用のばねの1/3位の強さのものであるから、押圧に強い力を要することはない 。
【0014】 そして、一旦挟持された干し物(B)は、それの自重により、副ピンチ(b) のピンチ部(b”)の先端の摩擦面を有する挟持部(6)が、干し物(B)を締 める方向(左方向)に回動して、干し物(B)に対し喰い込み状になるから、風 等によってもピンチ(A)より抜け落ちることはない。 ピンチ(A)より干し物(B)を取り外すときは、従来の洗濯鋏と同様に、両 ピンチ(a)、(b)の指当て部(8)、(9)を両側より挟んで押圧すればよ く、これに要する力は、枢支部(1)に巻回した弱いばね(c)に抗して押し開 くだけのものでよい。
【0015】
本考案の吊り下げ型自重式ピンチは、主ピンチの下端に副ピンチの下端を回動 自在に枢支するとともにその枢支部に弱いばねを巻回し、このばねの力と副ピン チの自重による回転力とによって副ピンチのピンチ部を主ピンチのピンチ部に軽 く当接するようにしたものであるから、この当接の挟持部に干し物を挟持して吊 り下げるときは、両ピンチの上端部の指当て部を弱い力で両側より押圧すること により、両ピンチ部の挟持部は容易に開くので、これに干し物を挿入して挟持す ることができる。また干し物を取り外すときは、同様に弱い力で指当て部を押圧 すればよく、寒くて手がかじかんでいるとき、病人や子供等の押圧力の弱い者が 使用するときでも、指に負担をかけることなく、容易に利用することができる。
【0016】 しかも、このように干し物を挟持し、またその取り外しが容易であるにもかか わらず、一旦挟持された干し物は、その自重によって回動ピンチのピンチ部の先 端挟持部が干し物に喰い込み状に回動して締まるから、風等にては抜け落ちるこ とはない。このように本考案のピンチは、簡単な構成であるから製造単価も安く 、その使用に当たっても病人や子供等の力の弱い者にあっても指に余り負担をか けることなく行うことができる。 本考案のピンチは、従来の強いばねを使用する市販の洗濯鋏に対して、指に負 担のかからない吊り下げ型自重式ピンチとして普及されるものである。
【図1】本考案の吊り下げ型自重式ピンチの正面図
【図2】同上のx−x線の断面図
A 吊り下げ型自重式ピンチ B 干し物 a 主ピンチ a’ ピンチ主体部 a” ピンチ部 b 副ピンチ b’ ピンチ主体部 b” ピンチ部 c ばね d 枢支軸 1 枢支部 2 上端部 3 紐状物 4 取り付け孔 5 下端部 6 挟持部 7 上端部 8 指当て部 9 指当て部
Claims (1)
- 【請求項1】 ハンガーの枠体等に紐状物等をもって吊
り下げる自重式のピンチであって、主ピンチの下端に、
副ピンチの下端を回動自在に枢支するとともに、この枢
支部の副ピンチより突出したピンチ部の先端を、主ピン
チの途中より分岐したピンチ部の内側に、それぞれ摩擦
部をもって当接するとともに、この当接をして、副ピン
チの自重と、主ピンチと副ピンチとの枢支部に巻回した
弱いばねとで行うようにし、主ピンチと副ピンチとの端
部にそれぞれ指当て部を形成したことを特徴とする吊り
下げ型自重式ピンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000093U JP3060791U (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 吊り下げ型自重式ピンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1999000093U JP3060791U (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 吊り下げ型自重式ピンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3060791U true JP3060791U (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=43194598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1999000093U Expired - Lifetime JP3060791U (ja) | 1999-01-12 | 1999-01-12 | 吊り下げ型自重式ピンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3060791U (ja) |
-
1999
- 1999-01-12 JP JP1999000093U patent/JP3060791U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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EXPY | Cancellation because of completion of term |