JP3066602U - 開閉自在衣服ハンガ― - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】片手での簡単な動作でアームが自在に開閉し、
衣服へのハンガーの掛け外しが衣服を傷めず、簡単に素
早くできる衣服ハンガーを提供する。 【解決手段】（イ）左右の握りハンドル２の下部に支軸
６を設け、片方の握りハンドルにフック１を設けて、左
右の握りハンドル２を回転軸５で回動自在に連結する。 （ロ）左右の握りハンドル２の内部に回転軸５を軸とし
て、ねじりコイルバネ８を設ける。 （ハ）衣類吊り下げフック４を有する左右のアーム３
を、支軸７で回動自在に連結し、さらに左右の握りハン
ドル２の支軸６で回動自在に連結する。 以上の如く構成された、アームの開閉自在な衣服ハンガ
ーである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】本考案は、ハンガーのアームを自在に開閉させ、衣 服の掛け外しが容易にできる衣服ハンガーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、衣服ハンガーはアームが一体で固定されているか、使用 時は左右のアームを開いて固定し、使わないときは閉じて固定する開閉可能な衣 服ハンガーがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】これらは、次のような欠点があった。 （イ）アームが一体式で固定された衣服ハンガーは、丸首の衣服を吊るす場合 、衣服内にハンガーのアームを挿入するのが、下から入れたり襟ぐりを無理やり 広げたりして面倒であった。 （ロ）アームを閉じることができるる衣服ハンガーでも、アームの開閉は固定 式なので、アームを閉じて衣服の首から挿入してから、アームを開いて固定する という動作が面倒であった。また、複雑で製造コストが高くなる問題点があった 。 本考案は、上記の欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 （イ）左右の握りハンドル２の下部に支軸６ を設け、片方の握りハンドルにフック１を設けて、回転軸５で回動自在に連結す る。 （ロ）左右の握りハンドル２の内部に回転軸５を軸として、ねじりコイルバネ ８を設ける。 （ハ）衣類吊り下げフック４を有する左右のアーム３を、支軸７で回動自在に 連結し、さらに左右の握りハンドル２の支軸６で回動自在に連結する。 以上の如く構成され、図３に示すように、左右の握りハンドル２を支軸６が接触 するまで片手で握ると、支軸７で揺動自在に接合された左右アーム３が衣類吊り 下げフック４が接触するまで閉まり、握りを緩めるとねじりコイルバネ８の元に 戻る力によって左右アーム３が自動で開くのである。 本考案は以上のような構成と作用からなる開閉自在な衣服ハンガーである。

【０００５】

【考案の実施の形態】以下、本考案の実施形態について図４で説明する。 （イ）左右の握りハンドル２の下部に支軸メス６ｂを設け、片方の握りハンド ルにフック１を設けて、左右の握りハンドル２を回転軸オス５ａと回転軸メス５ ｂで回動自在に連結する。 （ロ）左右の握りハンドル２の内部に、回転軸５をはさんで、ねじりコイルバ ネ８を設ける。 （ハ）左のアーム３の一端に衣類吊り下げフック４を設け、反対の端につなぎ 支軸オス７ａを設け、アームの途中に支軸オス６ａを設ける。また、右のアーム ３にも一端に衣類吊り下げフック４を設け、反対の端につなぎ支軸メス７ｂを設 け、アームの途中に支軸オス６ａを設ける。 （ニ）左右のアーム３をつなぎ支軸オス７ａとつなぎ支軸メス７ｂで回動自在 に連結し、さらに左右のアーム３の支軸オス６ａを、左右の握りハンドル２の支 軸メス６ｂで回動自在に連結する。 以上の如く構成され図５が示すように、片手で左右の握りハンドル２を締めるこ とにより、左右アーム３を閉じスムーズに衣服の首に通すことができ、緩めると ねじりコイルバネ８の力によって、自動でアームが開く。また、衣服からハンガ ーを抜く時も、握りハンドルを締めるだけで左右アーム３が閉じ、衣服を傷めず 簡単に抜ける。 尚、回転軸５、支軸６、つなぎ支軸７には強度をだすためボルト金具を使用した り、また、ねじりコイルバネ８の他に、板バネを使用するのもよい。

【０００６】

【考案の効果】衣服ハンガーのアームの開閉が片手での簡単な動作ででき、衣 服を傷めず、ハンガーの掛け外しが簡単かつ効率良く行うことが可能となる。衣 類を大量に扱う洋服店やクリーニング店では、ハンガーへの掛け外しの効率化が 計れ、一般家庭での洗濯物を干す作業も、煩わしさが解消されてきわめて実用的 である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のアームを開いた状態を示す斜視図であ
る。

【図２】本考案のアームを開いた状態を示す正面図であ
る。

【図３】本考案のアームを閉じた状態を示す正面図であ
る。

【図４】本考案の実施例の分解斜視図である。

【図５】本考案の使用中の正面図である。

【符号の説明】

１ フック ２ 握りハンドル ３ アーム ４ 衣類吊り下げフック ５ 回転軸 ５ａ 回転軸オス ５ｂ 回転軸メス ６ 支軸 ６ａ 支軸オス ６ｂ 支軸メス ７ つなぎ支軸 ７ａ つなぎ支軸オス ７ｂ つ
なぎ支軸メス ８ ねじりコイルバネ ９ 丸首シャツ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 （イ）左右の握りハンドル２の下部に支
   軸６を設け、片方の握りハンドルにフック１を設けて、
   左右の握りハンドル２を回転軸５で回動自在に連結す
   る。 （ロ）左右の握りハンドル２の内部に回転軸５を軸とし
   て、ねじりコイルバネ８を設ける。 （ハ）衣類吊り下げフック４を有する左右のアーム３
   を、支軸７で回動自在に連結し、さらに左右の握りハン
   ドル２の支軸６で回動自在に連結する。 以上の如く構成された、アームの開閉自在な衣服ハンガ
   ー。