JP3026718U - 傘の握柄 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 腕から外れて落下しないように持ち運ぶこと
ができ、また、保管時等は邪魔にならないように幅を狭
めて嵩張りをなくすことができる傘の握柄を提供する。 【解決手段】 握柄本体１の上半部に弧状部３を設け
て、その弧状部３の上下両端箇所に柔軟性を有するベル
ト４の両端を接続して成る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は傘の握柄に関する。

【０００２】

【従来の技術】

傘の握柄は、雨が降っているときは傘を開いて手のひらで握ることになるが、 雨が止んだときは傘を閉じて腕に掛けるような場合もある。そのため、傘の握柄 はフック状に曲がったものが多い。このようにフック状に曲がった握柄でも、腕 に掛けた状態で衝撃等を受けた場合は腕から外れて落下してしまうことがある。 また、このように握柄がフック状に曲がったものは幅が広くて嵩張るために邪魔 であり保管等に不都合であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は、腕に掛けて持ち運ぶ場合に腕から外れて落下するようなこと がなく、また、保管時等は邪魔にならないように幅を狭めて嵩張りをなくすこと ができる傘の握柄を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の傘の握柄は、握柄本体１の上半部に弧状 部３を設けて、その弧状部３の上下両端箇所に柔軟性を有するベルト４の両端を 接続して成るものである。

【０００５】

【実施例】

図は本考案の実施例を示したものである。図中、符号１が握柄本体である。こ の握柄本体１はプラスチック、木、金属等の硬い材料で形成され、下半部が略直 線状で、その下半部に傘軸５（図２参照）を嵌合させて接続するための孔２を設 け、また、上半部は弓状に曲がった弧状部３となっている。次に、図中、符号４ がベルトである。このベルト４は柔軟性を有するプラスチック、布、皮革等で形 成される。このベルト４はその両端部を上記の握柄本体１における弧状部３の上 下両端箇所にネジ６などで止着される。なお、この実施例では、傘軸５を接続す るために孔２を設けているが、傘軸５との接続構造は自由であり、これに限定さ れるものではない。

【０００６】 本考案の傘の握柄は、握柄本体１における弧状部３と、外側へ膨出するように 湾曲させたベルト４とによって輪を形成することができる。そして、その輪の中 に腕を通すことができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案の傘の握柄は上記の通りであり、握柄本体１を握ることは勿論のこと、 握柄本体１における弧状部３とベルト４とによって輪を形成して、その輪の中に 腕を通すことができる。したがって、このような状態にして持ち運べば、多少の 衝撃を受けても腕から外れて落下する心配がない。 また、ベルト４は柔軟性を有するので弧状部３の側へ寄せることにより全体の 幅を縮小することができる。したがって、嵩張らず邪魔にならず保管等に好都合 である。

【図面の簡単な説明】

【図１】斜視図である。

【図２】断面図である。

【符号の説明】

１ 握柄本体 ２ 孔 ３ 弧状部 ４ ベルト ５ 傘軸 ６ ネジ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 握柄本体１の上半部に弧状部３を設け
   て、その弧状部３の上下両端箇所に柔軟性を有するベル
   ト４の両端を接続して成る傘の握柄。