JP2004106502A - ロータリカッタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切断対象物の厚さに応じて固定刃の刃部と可動刃の刃部との噛み合せによる切断力を変更することができるロータリカッタ装置を提供する。
【解決手段】切断対象物の厚さに応じ、固定刃17の刃部17aに対する可動刃18の刃部18aの角度を変更する。これにより、切断対象物の一部に対する固定刃17及び可動刃18による切断力を集中または分散させることができるので、切断対象物の厚さに応じて固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとの噛み合せによる切断力を変更することができる。
【選択図】    図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品販売データ処理装置であるPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末に備えられるレシートプリンタ等に用いられるロータリカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、レシート用紙等の長尺紙を用いるレシートプリンタ、ファクシミリ装置等では、印字後の用紙を適当な長さに切断するための用紙切断装置を印字部から見て用紙搬送方向下流側に備えたものが多い。このような用紙切断装置の一例としては、用紙全幅に渡る長さを有する板状の可動刃を固定刃に対して回動させて鋏のように噛み合せることにより、互いの刃部の間に位置する切断対象物(例えば、レシート用紙等)を切断するようにしたロータリカッタ装置がある。このロータリカッタ装置は、簡単な構造でありながら切断対象物の確実な切断を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年においては、1台のレシートプリンタで2種類の紙厚が異なる用紙を取り扱う場合がある。2種類の紙厚が異なる用紙としては、例えば、紙厚が薄いレシート用紙と紙厚が厚いチケット用紙である。
【0004】
しかしながら、2種類の紙厚が異なる用紙を取り扱うレシートプリンタにロータリカッタ装置を適用した場合、可動刃を固定刃に対して回動させて鋏のように噛み合せるようにした構造上、可動刃と固定刃との位置関係によっては切断する力が弱く紙厚が厚いチケット用紙の切断が困難なことがある。
【0005】
本発明は、切断対象物の厚さに応じて固定刃の刃部と可動刃の刃部との噛み合せによる切断力を変更することができるロータリカッタ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされている固定刃の刃部と可動刃の刃部との間に形成される切断対象物経路内の切断対象物を前記可動刃の回動に伴う互いの前記刃部の噛み合い位置の移動によって切断するロータリカッタ装置において、前記固定刃の前記刃部に対する前記可動刃の前記刃部の角度を変更可能とする可動刃角度変更手段を備える。
【0007】
したがって、切断対象物の厚さに応じ、固定刃の刃部に対する可動刃の刃部の角度が変更されることにより、切断対象物の一部に対する固定刃及び可動刃による切断力を集中または分散させることが可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の一形態を図1ないし図11に基づいて説明する。本実施の形態のロータリカッタ装置は、商品販売データ処理装置であるPOS(Point of Sales:販売時点管理)端末等に備えられるレシートプリンタのロータリカッタ装置に適用されている。
【0009】
ここで、図1は本実施の形態のレシートプリンタ1を概略的に示す縦断側面図、図2はその一部を分離して示す縦断側面図である。図1に示すように、レシートプリンタ1は、用紙収納部2、用紙ガイド3、印字部4及びロータリカッタ装置5などから構成されている。用紙収納部2は、円弧状に形成された底部を有し、ロール状に巻回された長尺状の用紙7を収納保持するものである。また、用紙ガイド3は、用紙収納部2と印字部4との間に設けられ、用紙収納部2に収納されている用紙7を印字部4へと案内するものである。すなわち、このレシートプリンタ1には、用紙収納部2を始点として印字部4を経由しロータリカッタ装置5へ至る用紙搬送経路6が形成されている。
【0010】
印字部4は、図示しないモータにより回転駆動されるプラテン8とこのプラテン8に対向する印字ヘッドであるサーマルヘッド9を主体に構成されている。サーマルヘッド9は、平板形状のヘッド保持部材14に取り付けられている。このヘッド保持部材14は、支点15を中心としてプラテン8に近接離反する方向に回動自在に設けられており、後述するフック部材39との間に設けられ圧縮バネとして機能するコイルバネ16によってプラテン8に向けて付勢されている。これによりサーマルヘッド9がプラテン8に当接する。そして、印字部4では、プラテン8とサーマルヘッド9との間に介在する用紙7に対し、サーマルヘッド9によって印字がなされる。また、プラテン8がモータにより回転駆動されることにより用紙7が用紙搬送経路6に沿って搬送される。ここに、印字部4は、用紙7を搬送する搬送部としても機能する。
【0011】
印字部4の用紙搬送方向下流側に設けられたロータリカッタ装置5は、共に略平板形状に形成された固定刃17と可動刃18とを組み合わせて構成されている。ここで、図3はロータリカッタ装置5の構成を概略的に示す斜視図である。図3に示すように、固定刃17は、略平板形状の一端面のエッジを刃部17aとしている。このような固定刃17には、刃部17aとは反対側に位置する短手方向端部に支軸17bが設けられており、後述する別体フレーム25に回動自在に取り付けられる。なお、固定刃17と別体フレーム25との間には、スプリング10(図1参照)が備えられており、固定刃17はスプリング10によって可動刃18の方向に付勢されている。また、固定刃17には、可動刃18の刃部18aを固定刃17の刃部17aとの噛み合せ位置に案内するための案内部17cが形成されている。より詳細には、この案内部17cは、固定刃17の刃部17aから外れた位置に当該刃部17aから連続し突出している。このような固定刃17は、図1に示すように、固定刃17と可動刃18とを噛み合せた状態においては、略水平位置に位置付けられている。
【0012】
一方、可動刃18も、略平板形状の一端面のエッジを刃部18aとしている。このような可動刃18は、可動刃保持部18bに着脱自在とされている。可動刃保持部18bは、弾性を有する樹脂製であって棒状に形成され、その軸心方向をプラテン8の軸心方向と平行とされている。可動刃保持部18bの両端部には、後述する本体フレーム23に回動自在に支持される支軸18c、18dがそれぞれ形成されている。可動刃保持部18bには、両支軸18c、18dの間の断面を略半円形状とすることで可動刃18を支持するための平面部分(図示せず)が形成されており、この平面部分の両端部であって両支軸18c、18dの内側には、可動刃18の両端部が摺動自在に嵌合可能な溝18eがそれぞれ形成されている。なお、これらの溝18eの底部には、溝18eに挿入された可動刃18の下端を支持して位置決めする位置決め部(図示せず)が形成されている。
【0013】
また、図4に示すように、可動刃保持部18bの溝18eは、挿入された可動刃18が可動刃保持部18bの軸心方向から僅かに傾斜するように形成されている。したがって、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとは平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされることになるので、図3に示すように、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとの間にはV字形状の切断対象物経路Aが形成される。この切断対象物経路Aは、用紙搬送経路6の一部である。このような可動刃18は、図1に示すように、固定刃17と可動刃18とを噛み合せた状態においては、略鉛直位置に位置付けられている。
【0014】
ここで、可動刃18の両支軸18c、18dについて説明する。図3に示すように、可動刃18の支軸18dには、継手であるいわゆるユニバーサルジョイントUJが設けられている。そして、このような可動刃18の支軸18dは、本体フレーム23に設けられており、モータ(図示せず)の駆動力を伝達する駆動力伝達機構19(図6参照)に連設されている。
【0015】
また、図5に示すように、本体フレーム23には水平方向に長い長孔23aが形成されている。また、この長孔23a上には、この長孔23aに略直交する長孔50aが形成された板状部材50が設けられている。この板状部材50は、下部を本体フレーム23に対してネジ51によってネジ止めされている。これにより、板状部材50は、ネジ51を軸に図5に示すB方向に回動自在であって、かつ、任意の位置で位置決め可能とされている。そして、可動刃18の従動側の支軸18cは、上述したような長孔23a及び長孔50aに挿入され、支持されている。すなわち、可動刃18の従動側の支軸18cを固定刃17から離反する方向に移動させる場合には、板状部材50の上部に設けられている突起50bを手でつまんでB方向へ板状部材50を回動操作すれば良い。ここに、可動刃18の従動側の支軸18cを固定刃17に対して近接または離反する方向に移動させる軸移動手段が実現されている。
【0016】
ここで、駆動力伝達機構19について図6を参照しつつ簡単に説明する。駆動力伝達機構19は、可動刃18の支軸18dに連結されてこの支軸18dを支点として揺動自在に軸支されるカッタアーム20と、本体フレーム23に取り付けられておりモータに連結されるギヤ列21と、本体フレーム23に回動自在に取り付けられておりギヤ列21に連結されてカッタアーム20とともにカム機構を構成する駆動クランク22とで構成されている。カッタアーム20には、初期位置では上下方向に長い長孔20aが形成されており、このカッタアーム20の長孔20aには、駆動クランク22の偏心ピン22aが係合している。つまり、駆動クランク22の偏心ピン22aは、ギヤ列21から伝達されるモータからの駆動力による駆動クランク22の回転に伴い、カッタアーム20の長孔20aの内部を移動することになる。そして、このように駆動クランク22の偏心ピン22aがカッタアーム20の長孔20aの内部を移動することにより、カッタアーム20が可動刃18の支軸18dを支点として揺動することになる。
【0017】
このようにしてカッタアーム20が揺動されることにより、可動刃18は支軸18dを中心に回動する。そして、可動刃18は、その回動に伴って固定刃17の案内部17cを押圧することになる。この際、固定刃17は、固定刃17と別体フレーム25とを連結するスプリング10の復帰力により、その回動方向とは逆方向に反力を持つことになる。すなわち、固定刃17と可動刃18とは平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされていることから、可動刃18の回動と固定刃17の反力とによりV字形状の切断対象物経路Aが徐々に移動して小さくなることにより、それぞれの刃部17a,18aが鋏のように噛み合うことになる。つまり、ロータリカッタ装置5は、用紙搬送経路6を搬送される切断対象物である用紙7を、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとを噛み合せることにより切断する。
【0018】
図1及び図2に示すように、上述した、用紙収納部2、用紙ガイド3、サーマルヘッド9、可動刃18などは、レシートプリンタ1の本体フレーム23に設けられており、これらによって、レシートプリンタ1の第一のユニットである下ユニット24が構成されている。一方、プラテン8及び固定刃17は、本体フレーム23とは独立して設けられたコの字形状の別体フレーム25に設けられており、これらによってレシートプリンタ1の第二のユニットである上ユニット26が構成されている。なお、可動刃18を駆動するモータ及び駆動力伝達機構19と、プラテン8を駆動するモータとは、本体フレーム23に取り付けられている。上ユニット26は、下ユニット24に対して独立しており、下ユニット24に対して着脱自在とされている。
【0019】
上述したような下ユニット24と上ユニット26とは、連結手段である連結機構27によりに連結される。連結機構27は、図1及び図2に示すように、上ユニット26の別体フレーム25に取り付けられた連結軸28及びプラテン8と、下ユニット24の本体フレーム23に形成され連結軸28が嵌合可能な第一の支持部としての溝29と、下ユニット24の本体フレーム23に形成されプラテン8の両端部が嵌合可能な第二の支持部としてのU字形状の溝30とから構成されている。そして、連結軸28及びプラテン8が溝29,30に嵌合することにより上ユニット26が下ユニット24に対して位置決めされて、上ユニット26と下ユニット24とが連結される。この状態では、上ユニット26の下ユニット24に対する回動が規制される。ここで、プラテン8は、連結軸としても機能している。そして、この連結状態では、プラテン8とサーマルヘッド9とが対向し、また、可動刃18と固定刃17とが用紙7を切断可能な位置に位置付けられる。
【0020】
また、図7に示すように、下ユニット24には、溝30に嵌合したプラテン8の両支持軸8aにそれぞれ係脱自在である2つのフック部38が形成されたフック部材39が設けられている。このフック部材39は、フック部38とこのフック部38に一体に形成された平板状の平板部40とから構成されている。フック部材39は、支点15を中心としてフック部38がプラテン8の両支持軸8aに係脱する方向に回動自在とされている。このフック部材39は、ヘッド保持部材14との間に設けられたコイルバネ16によってプラテン8の両支持軸8aを係合する方向(図7中の矢印aの方向)に付勢されている。フック部38には、上ユニット26が下ユニット24に連結される際にプラテン8の両支持軸8aに当接しつつその干渉をフック部材39の回動作用で逃すための傾斜部38aが形成されている。そして、上ユニット26が下ユニット24に連結される際には、プラテン8の両支持軸8aに対するフック部材39の干渉がコイルバネ16の付勢力に抗してのフック部材39の回動動作によって逃がされながら、最終的にはプラテン8の両支持軸11にフック部38が係合し、上ユニット26の下ユニット24に対する上方向への移動がロックされる。ここで、上ユニット26が下ユニット24に連結されていない状態では、コイルバネ16に付勢されているフック部材39とヘッド保持部材14とは、本体フレーム23に形成された位置決め面41,42にそれぞれ当接して位置決めされている。
【0021】
このような構成において、レシートプリンタ1に用紙7をセットするには、フック部材39を解除方向(図7中に矢印bで示す方向)に回動させてフック部材39によるプラテン8のロックを解除し、上ユニット26を上方へ向けて移動させることにより連結機構27の連結を解除し上ユニット26を下ユニット24から取り外す。この状態で、用紙7を用紙収納部2に収納して、用紙7を可動刃18よりも用紙搬送方向下流側に引き出し、上ユニット26の連結軸28及びプラテン8が溝29,30にそれぞれ嵌合するように上ユニット26を下ユニット24に向けて移動させて上ユニット26と下ユニット24とを連結させる。このとき、フック部材39によりプラテン8のロックが行われる。そして、このように上ユニット26と下ユニット24とが連結されることにより、用紙7が、連結軸28と用紙ガイド3との間、サーマルヘッド9とプラテン8との間及び固定刃17と可動刃18との間に通された状態となる。このように、本実施の形態では、上ユニット26が下ユニット24に対して連結及び連結解除自在に独立して設けられているので、レシートプリンタ1への用紙7のセットを簡単に行うことができる。
【0022】
ところで、本実施の形態のレシートプリンタ1に設けられるロータリカッタ装置5においては、2種類の紙厚が異なる用紙を取り扱うことが可能になっている。その場合の態様について説明する。
【0023】
まず、紙厚が薄い用紙7を取り扱う場合について説明する。ここで、図8は紙厚が薄い用紙7を扱う場合の板状部材50の状態を示す側面図、図9はその場合のロータリカッタ装置5の状態を示す説明図である。すなわち、図8に示すように、用紙7の紙厚が薄い場合には、板状部材50の突起50bを最も高い位置に位置付ける。このような場合、可動刃18の支軸18cは、長孔23aの固定刃17側に位置付けられることになり、可動刃18の可動刃保持部18bの軸心方向は、図9に示すように、プラテン8の軸心方向と平行になっている。したがって、固定刃17と可動刃18との間には比較的狭いV字形状の切断対象物経路A1が形成される。このようにV字形状の切断対象物経路A1が比較的狭く形成されることにより、用紙7の一部に対する固定刃17及び可動刃18による切断力が分散してしまう。すなわち、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとを噛み合せによる切断力が弱くなるので、紙厚が厚い用紙7を切断することは困難であるが、紙厚が薄い用紙7を切断することは可能になっている。
【0024】
次に、紙厚が厚い用紙7を取り扱う場合について説明する。ここで、図10は紙厚が厚い用紙7を扱う場合の板状部材50の状態を示す側面図、図11はその場合のロータリカッタ装置5の状態を示す説明図である。すなわち、図10に示すように、用紙7の紙厚が厚い場合には、板状部材50の突起50bをつまんで回動させて突起50bを最も低い位置に位置付ける。このような場合、可動刃18の支軸18cは、板状部材50の回動に伴って板状部材50の長孔50aの中をスライドしながら移動して長孔23aの固定刃17側とは反対側に位置付けられることになる。また、可動刃18の支軸18cは、板状部材50の回動に伴って板状部材50の長孔50aの中をスライドしながら移動する際に、図11に示すように、可動刃18の支軸18dのユニバーサルジョイントUJの作用によって揺動し、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとは平行位置からは大きく傾斜して位置決めされることになる。したがって、固定刃17と可動刃18との間には比較的広いV字形状の切断対象物経路A2が形成される。ここに、固定刃17の刃部17aに対する可動刃18の刃部18aの角度(固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとの噛み合い角度)を変更可能とする可動刃角度変更手段が実現されている。このようにV字形状の切断対象物経路A2が比較的広く形成されることにより、固定刃17及び可動刃18による切断力を用紙7の一部に集中させることができる。すなわち、固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとを噛み合せによる切断力が強くなるので、紙厚が厚い用紙7を切断することが可能になっている。
【0025】
このように本実施の形態においては、切断対象物である用紙7の厚さに応じ、固定刃17の刃部17aに対する可動刃18の刃部18aの角度を変更することにより、用紙7の一部に対する固定刃17及び可動刃18による切断力を集中または分散させることができるので、用紙7の厚さに応じて固定刃17の刃部17aと可動刃18の刃部18aとの噛み合せによる切断力を変更することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明によれば、切断対象物の厚さに応じて固定刃の刃部と可動刃の刃部との噛み合せによる切断力を変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態のレシートプリンタを概略的に示す縦断側面図である。
【図2】その一部を分離して示す縦断側面図である。
【図3】ロータリカッタ装置の構成を概略的に示す斜視図である。
【図4】ロータリカッタ装置の可動刃を概略的に示す平面図である。
【図5】可動刃の支軸の支持状態を示す斜視図である。
【図6】駆動力伝達機構の構成を概略的に示す側面図である。
【図7】サーマルヘッド及びフック部材の取り付け構造を示す縦断側面図である。
【図8】紙厚が薄い用紙を扱う場合の板状部材の状態を示す側面図である。
【図9】その場合のロータリカッタ装置の状態を示す説明図である。
【図10】紙厚が厚い用紙を扱う場合の板状部材の状態を示す側面図である。
【図11】その場合のロータリカッタ装置の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
5…ロータリカッタ装置、7…切断対象物、17…固定刃、17a…固定刃の刃部、18…可動刃、18a…可動刃の刃部、A…切断対象物経路、UJ…継手

Claims (2)

  1. 平行位置からは僅かに傾斜して位置決めされている固定刃の刃部と可動刃の刃部との間に形成される切断対象物経路内の切断対象物を前記可動刃の回動に伴う互いの前記刃部の噛み合い位置の移動によって切断するロータリカッタ装置において、
    前記固定刃の前記刃部に対する前記可動刃の前記刃部の角度を変更可能とする可動刃角度変更手段を備えることを特徴とするロータリカッタ装置。
  2. 前記可動刃角度変更手段は、前記可動刃の駆動側の支軸に設けられる継手と、前記可動刃の従動側の支軸を前記固定刃に対して近接または離反する方向に移動させる軸移動手段と、を有し、前記軸移動手段による前記可動刃の従動側の支軸の移動に伴う前記継手を支点とした揺動により、前記固定刃の前記刃部に対する前記可動刃の前記刃部の角度を変更することを特徴とする請求項1記載のロータリカッタ装置。
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