JP3589417B2 - カッタ装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、レシートプリンタ等に用いられるカッタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、従来、用紙を完全にカットするフルカットと、用紙の幅方向の一端を僅かに残して用紙をカットするスタブカットとを選択的に行うことができる機種がある。このようなカッタ装置の従来の一例を図8ないし図10に基づいて説明する。
【0003】
まず、カッタ装置101は、用紙102の搬送経路中に配置された固定刃103と可動刃104とによるハサミ方式で用紙102をカットする。つまり、可動刃104は、支点105を中心として回動自在に支持されており、この回動動作により固定刃103に対して摺動し、その刃先104aが固定刃103の刃先103と交わるように配置されている。したがって、可動刃104のストロークによって固定刃103と可動刃104との互いの刃先103a,104aが交わり、固定刃103と可動刃104との間に位置する用紙102がカットされる。
【0004】
ここで、可動刃104をストロークさせるための駆動部106としては、図示しない駆動源に駆動されて往復動する全体を図示しないカッタアームの作用端107から駆動力を供給され、可動刃104の支点105を中心として回動するカッタレバー108により可動刃104を駆動する構造が採用されている。より詳しくは、可動刃104の一部に遊び孔109が形成され、この遊び孔109にはカッタレバー108の力点となる位置に突出形成されたアンチロックピン110が所定の遊びをもって位置している。このアンチロックピン110は、可動刃104に回動自在に取り付けられたスタブレバー111に抱き込まれ、遊び孔109の一縁に押しつけられている。
【0005】
また、用紙102をスタブカットするための構造としては、スタブレバー111を回動させてアンチロックピン110を解放させる構造が採用されている。より詳しくは、スタブレバー111は、スプリングSPによってアンチロックピン110を抱き込む方向に付勢されている。そして、図示しない駆動源に駆動されて回動するスタブアーム112の回動動作に応じてスライドするスタブスライダ113が設けられ、このスタブスライダ113の図9中のC方向のスライド動作に応じてスタブレバー111がアンチロックピン110を解放する方向に回動するように構成されている。
【0006】
このような構造のものは、図示しない駆動源に駆動されてカッタアームの作用端107が図8及び図9中の矢印A方向に移動すると、カッタレバー108が駆動されて同図中の矢印B方向に回動し、これに伴い可動刃104も矢印B方向に回動する。これにより、固定刃103と可動刃104との互いの刃先103a,104aが交わり、固定刃103と可動刃104との間に位置する用紙102がカットされる。
【0007】
この際、スタブレバー111がアンチロックピン110を抱き込んでいれば、可動刃104はカッタレバー108の回動角と同一角度だけ回動し、用紙102をフルカットする。この状態を図8に示す。
【0008】
一方、スタブスライダ113を図9中のC方向にスライドさせてスタブレバー111を回動させ、アンチロックピン110をスタブレバー111による拘束から解放すると、可動刃104の回動量が減少し、用紙102はスタブカットされる。つまり、カッタレバー108の回動初期時には、遊び孔109に対するアンチロックピン110の遊び分カッタレバー108による可動刃104の駆動が阻止され、その分だけ可動刃104の回動角が小さくなる。これにより、用紙102がスタブカットされる。この状態を図9に示す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
可動刃104は、その刃先104aの先端部に、先端部以外の刃先104aから図10に示す「α」の角度で屈曲する傾斜部114を有する。図9に示すように、この傾斜部114に位置する刃先104aは、用紙102のスタブカット時、固定刃103の刃先103aと交わる。これにより、この位置では、可動刃104のストローク量に対する用紙102の切り込み量が減少する。つまり、傾斜部114に位置する刃先104aが固定刃103の刃先103aと交わった後は、用紙102がよりゆっくりとカットされることになる。
【0010】
しかしながら、可動刃104のストローク量は、各部品の部品誤差や組立て誤差等によって各カッタ装置101毎にバラツキがあり、これを一定にすることは困難である。このため、スタブカット時における用紙102の切り残し量が各カッタ装置101毎に異なってしまうという問題がある。また、同一のカッタ装置101においても、各部品間の遊び等によってスタブカット時における可動刃104のストローク量にバラツキが生ずる可能性があり、この場合には用紙102の切り残し量がスタブカット毎に変動してしまい不都合である。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のカッタ装置は、固定刃と、この固定刃に対して所定範囲を摺動自在に取り付けられて固定刃と共にハサミ方式で用紙をカットする可動刃と、可動刃を固定刃に対して摺動させる摺動部と、可動刃の固定刃に対する摺動量を選択的に二段階に切り換えて可動刃の摺動量をフルカットとスタブカットとに設定する摺動量設定手段と、可動刃に段部状に形成されて可動刃のスタブカット摺動時にその可動刃の切り込み量をゼロにする遊び部と、切断された用紙の排紙側に位置させて、前記遊び部の肉厚をなくすと共にこの遊び部から前記可動刃の後端に向かうに従い肉厚を増加させるように形成されたテーパ部と、を備える。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカッタ装置において、可動刃の刃先のうち、遊び部とこの遊び部以外の部分とを曲線状に連続させた。
【0013】
【作用】
請求項1記載の発明では、駆動部に駆動されてストロークする可動刃が固定刃に対して交わり、固定刃と可動刃との間に位置する用紙がカットされる。この際、ストローク量設定手段によって可動刃のストローク量が切り換えられることで、用紙をフルカットするかスタブカットするかが選択される。用紙のスタブカット時には、遊び部によって可動刃の切り込み量がスタブカット位置の前後の領域でゼロとなる。したがって、用紙の切り残し量が可動刃のストローク量のバラツキに拘らず常に一定する。そして、固定刃に遊び部が交わりながら可動刃がストロークする際、切断された用紙は可動刃の遊び部においてテーパ部に沿って屈曲する。このため、用紙の屈曲角度が緩やかになり、用紙の損傷が防止される。
【0014】
請求項2記載の発明では、可動刃の刃先のうち、遊び部とこの遊び部以外の部分との曲線的な連続部分が用紙を連続的かつ円滑にカットする。
【0015】
【実施例】
本発明の第一の実施例を図1ないし図6に基づいて説明する。図3に全体の分解斜視図を示す。フィードローラ1に搬送される用紙2を通過させる用紙挿通孔3を有するカッタベース4が設けられ、このカッタベース4には用紙挿通孔3を通過する用紙2をハサミ方式でカットする固定刃5と可動刃6とが取り付けられている。そして、フィードローラ1の駆動源であるモータ7を駆動源とする摺動部としての駆動部8が設けられ、この駆動部8によって可動刃6が駆動される。また、モータ7を駆動源とする摺動量設定手段としてのストローク量設定手段9も設けられ、このストローク量設定手段9によって可動刃8のストローク量が選択的に二段階に切り換えられる。以下、各部の構造を詳細に説明する。
【0016】
まず、固定刃5は、その刃先5aを用紙挿通孔3内にはみ出させてカッタベース4に固定されており、可動刃6は、その刃先6aが固定刃5に対して所定のストロークの範囲を摺動自在となるようにカッタベース4に突出形成された可動刃用ピン10に回動自在に取り付けられている。これにより、用紙挿通孔3を通過する用紙2が可動刃6のストロークによってハサミ方式でカットされるように構成されている。可動刃6の取り付け構造としては、カッタベース4と可動刃6との間に第一板バネ11を介在させ、弾発ワッシャ12、可動刃6、第二板バネ13及び板バネ押え14の順にカッタベース4の可動刃用ピン10に各部が挿通され、二つのEリング15によって各部が抜け止めされている。これにより、可動刃6は固定刃5側に押し付けられ、互いの刃先5a,6aが密着的に摺接するように構成されている。
【0017】
次いで、駆動部8について、この駆動部8の駆動源であるモータ7からの動力伝達順に各部を説明する。モータ7の動力を伝達する歯車列16が設けられ、この歯車間列16の最終段には駆動シャフト17が連結されている。この駆動シャフト17には、用紙2を搬送するフィードローラ1がスプリングクラッチ構造の第一ラチェット18を介して取り付けられ、板カムであるカッタカム19がスプリングクラッチ構造の第二ラチェット20を介して取り付けられている。そして、カッタカム19に駆動されて回動することで作用端21が図3中の矢印a1,a2方向に変位するカッタアーム22が設けられ、このカッタアーム22の作用端21に駆動されて回動するカッタレバー23がカッタベース4の裏面に回動自在に取り付けられている。そのカッタレバー23の端部には、図3中の矢印a1,a2方向に変位するカッタアーム22の変位に伴うカッタレバー23の回動によって反対向きで矢印a1,a2方向に変位するアンチロックピン24が取り付けられており、このアンチロックピン24はカッタベース4に形成された挿通孔25を介して可動刃6に形成された遊び孔26に所定の遊びをもって挿入されている。したがって、可動刃6は、カッタアーム22の作用端21の矢印a1,a2方向の変位に伴い反対向きの矢印a1,a2方向に変位するアンチロックピン24に駆動され、所定の範囲をストロークする。なお、各ラチェット18,20の近傍には、それぞれ、マグネット27,29とアーマチュア28,30とが配設されている。アーマチュア28,30は、図示しないスプリングに付勢されて第一及び第二ラチェット18,20に突き当てられることでそれらの回転を阻止し、マグネット27,29に磁気的に吸引されることで第一及び第二ラチェット18,20から離反する構造である。第一及び第二ラチェット18,20は、それらの回転が阻止されることで動力の伝達を遮断し、回転自在となることで動力を伝達する構造である。
【0018】
次いで、ストローク量設定手段9について説明する。このストローク量設定手段9の動作原理は、可動刃6を駆動するカッタレバー23のアンチロックピン24を可動刃6の遊び孔26内に遊びなく位置させることで可動刃6のストローク量をフルカット用に設定し、アンチロックピン24を可動刃6の遊び孔26内に遊びをもって位置させることで可動刃6のストローク量をスタブカット用に設定する、というものである。具体的な構造としては、駆動シャフト17にスプリングクラッチ構造の第三ラチェット31を介してスタブカム32が取り付けられ、このスタブカム32に駆動されて回動するスタブアーム33がカッタベース4の裏面に回動自在に取り付けられている。そして、カッタベース4の表面には、スプリングSP1により一方向に付勢され、スタブアーム33の回動動作に伴い駆動されてその付勢方向と反対の方向に変位するスタブスライダ34と、このスタブスライダ34のスライド動作に伴い駆動されて回動するスタブレバー35とが取り付けられている。ここで、スタブレバー35は、第二板バネ13との間に張設されたスプリングSP2により一方向に付勢されてアンチロックピン24を抱き込み、また、スタブスライダ34に駆動されることでその付勢方向と反対方向に回動してアンチロックピン24を解放する構造である。したがって、スタブレバー35がアンチロックピン24を抱き込んだ状態でアンチロックピン24が可動刃6の遊び孔26内に遊びなく位置し、スタブレバー35がアンチロックピン24を解放した状態でアンチロックピン24が可動刃6の遊び孔26内に遊びをもって位置することになる。なお、第三ラチェット31の近傍には、マグネット36とアーマチュア37とが配設されている。アーマチュア37は、図示しないスプリングに付勢されて第三ラチェット31に突き当てられることでその回転を阻止し、マグネット36に磁気的に吸引されることで第三ラチェット31から離反する構造である。第三ラチェット31は、その回転が阻止されることで動力の伝達を遮断し、回転自在となることで動力を伝達する構造である。
【0019】
ここで、ストローク量設定手段9によって可動刃6のストローク量がフルカット用に設定された状態を図2に、スタブカット用に設定された状態を図1にそれぞれ示す。これらの図1及び図2、並びに図4に示すように、可動刃6には遊び部38とテーパ部39とが形成されている。遊び部38は、可動刃5の先端に段部状に形成された部分である。図1に示すように、その遊び部38は、可動刃6のストローク過程中のスタブカット位置の前後の領域に形成されており、この領域で可動刃の切り込み量をゼロにする形状に形成されている。また、テーパ部39は、固定刃5と可動刃6とによって切断された用紙2の排紙側に位置させて遊び部38に形成されている。
【0020】
このような構成において、モータ7を駆動源として駆動シャフト17が回転する。用紙2の搬送を要する場合には、マグネット27でアーマチュア28を吸引し、第一ラチェット18を解放する。これにより、駆動シャフト17の回転力がフィードローラ1に伝達され、用紙2が搬送される。そして、マグネット27によるアーマチュア28の吸引を解除すると、第一ラチェット18の回転が阻止されることでフィードローラ1に対する回転力の伝達が遮断され、用紙2が停止する。この際、マグネット29でアーマチュア30を吸引して第二ラチェット20を解放すると、駆動シャフト17の回転力がカッタカム19に伝達され、カッタカム19が回転する。すると、カッタアーム22が回動し、その作用端21が図1及び図2の矢印A方向に回動するためにカッタレバー23のアンチロックピン24が図1及び図2中の矢印B方向に回動し、このアンチロックピン24に駆動されて可動刃6も矢印B方向にストロークする。これにより、固定刃5と可動刃6との間に位置する用紙2がカットされる。
【0021】
用紙2のカット動作に際しては、図2に示すように、スプリングSP2に付勢されたスタブレバー35が回動してアンチロックピン24を抱き込むため、カッタアーム22の回動動作は遊びなく可動刃6に伝達される。これにより、可動刃6はフルカット位置FCまで回動し、用紙2がフルカットされる。
【0022】
これに対し、用紙2をスタブカットするには、マグネット36でラチェット37を吸引して第三ラチェット31を解放する。すると、駆動シャフト17の回転力がスタブカム32に伝達され、スタブカム32が回転してアンチロックピン24がスタブレバー35から解放される。つまり、スタブカム32の回転によってスタブアーム33が回動し、スプリングSP1の付勢力に抗してスタブスライダ34が図1及び図5の矢印C方向に変位する(図5参照)。すると、スタブスライダ34に押されてスタブレバー35が回動し、アンチロックピン24を解放する(図1参照)。これにより、可動刃6の遊び孔26とアンチロックピン24との間に遊びが生ずる。このため、カッタアーム22の回動初期時には、遊び孔26とアンチロックピン24との間の遊び分だけ可動刃6が静止状態を維持する。これにより、可動刃6のストローク量が減少して可動刃6の回動位置がスタブカット位置SCに留まり、用紙2はスタブカットされる。このような用紙2のスタブカットのタイミングとしては、図6に示すように、スタブセレクト用のマグネット36のオンによってスタブセレクト動作が開始され、この動作の終期時期にカッタ駆動用のマグネット29がオンにされ、これに伴いカッタ動作が開始される。
【0023】
ここで、用紙2のスタブカット時には、可動刃6に形成された遊び部38によって可動刃6の切り込み量がスタブカット位置の前後の領域でゼロとなる。つまり、可動刃6のストローク量にバラツキが生じた場合、遊び部38の幅の長さがそのバラツキを吸収し、したがって、スタブカット時における用紙2の切り残し量が可動刃6のストローク量のバラツキに拘らず常に一定する。しかも、固定刃6に遊び部38が交わりながら可動刃6がストロークする際、切断された用紙2は可動刃6の遊び部38においてテーパ部39に沿って屈曲する。このため、切断中の用紙2の屈曲角度が緩やかになり、用紙2の損傷が防止される。
【0024】
次いで、本発明の第二の実施例を図7に基づいて説明する。第一の実施例と同一部分は同一符号で示し、説明も省略する。本実施例では、可動刃6の刃先6aのうち、遊び部38とこの遊び部38以外の部分とが曲線連続部41によって曲線状に連続されている。
【0025】
このような構成において、固定刃5の刃先5aに対して可動刃6の刃先6aが交わる過程中、用紙2のフルカット時には、曲線連続部41から遊び部38を経て曲線連続部41に至る過程が含まれ、用紙2のスタブカット時には、曲線連続部41から遊び部38に至る過程が含まれる。この際、可動刃6の刃先6aのうち、遊び部38と遊び部38以外の部分とは略直角となっているため、遊び部38の前後の領域で曲線連続部41が設けられていない場合には用紙2に対する切り込み角度が急激な角度となるのに対し、この切り込み角度が曲線連続部41によって緩やかな角度にされる。したがって、用紙2のフルカット時とスタブカット時とを問わず、遊び部38の前後の領域で用紙2が連続的かつ円滑にカットされ、段差がない奇麗な切断面をもった用紙2が排紙される。
【0026】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、可動刃のストローク過程中のスタブカット位置の前後の領域で可動刃の切り込み量をゼロにする遊び部を可動刃に段部状に形成したので、用紙のスタブカット時における可動刃のストローク量にバラツキが生じたとしても、スタブカット位置の前後領域での用紙に対する可動刃の切り込み量がゼロであるため、用紙の切り残し量を常に一定にすることができる。また、切断された用紙の排紙側に位置させて遊び部にテーパ部を形成したので、切断された用紙の屈曲角度を遊び部において緩やかにすることができ、したがって、用紙の損傷を防止することができる。
【0027】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のカッタ装置において、可動刃の刃先のうち、遊び部とこの遊び部以外の部分とを曲線状に連続させたので、この曲線的な連続部分によって用紙を連続的かつ円滑にカットすることができ、したがって、段差がない奇麗な切断面を持った用紙を排紙することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例として、スタブカット時の固定刃、可動刃及び切断された用紙の状態を示す概念図である。
【図2】フルカット時の固定刃、可動刃及び切断された用紙の状態を示す概念図である。
【図3】全体の分解斜視図である。
【図4】可動刃の斜視図である。
【図5】ストローク量設定手段の主要構成物であるスタブカム、スタブアーム及びスタブスライダを示す斜視図である。
【図6】スタブカット時における電気的信号と実動作とのタイミングチャートである。
【図7】本発明の第二の実施例を示す可動刃の斜視図である。
【図8】従来の一例として、フルカット時の固定刃、可動刃及び切断された用紙の状態を示す概念図である。
【図9】スタブカット時の固定刃、可動刃及び切断された用紙の状態を示す概念図である。
【図10】可動刃を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 用紙
5 固定刃
6 可動刃
8 駆動部
9 ストローク量設定手段
38 遊び部
39 テーパ部
Claims (2)
- 固定刃と、
前記固定刃に対して所定範囲を摺動自在に取り付けられ、この固定刃と共にハサミ方式で用紙をカットする可動刃と、
前記可動刃を前記固定刃に対して摺動させる摺動部と、
前記可動刃の前記固定刃に対する摺動量を選択的に二段階に切り換え、この可動刃の摺動量をフルカットとスタブカットとに設定する摺動量設定手段と、
前記可動刃に段部状に形成され、この可動刃のスタブカット摺動時にその可動刃の切り込み量をゼロにする遊び部と、
切断された用紙の排紙側に位置させて、前記遊び部の肉厚をなくすと共にこの遊び部から前記可動刃の後端に向かうに従い肉厚を増加させるように形成されたテーパ部と、
を備えることを特徴とするカッタ装置。 - 可動刃の刃先のうち、遊び部とこの遊び部以外の部分とを曲線状に連続させたことを特徴とする請求項1記載のカッタ装置。
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