JP2001347484A - シート材切断装置 - Google Patents

シート材切断装置

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JP2001347484A
JP2001347484A JP2000168642A JP2000168642A JP2001347484A JP 2001347484 A JP2001347484 A JP 2001347484A JP 2000168642 A JP2000168642 A JP 2000168642A JP 2000168642 A JP2000168642 A JP 2000168642A JP 2001347484 A JP2001347484 A JP 2001347484A
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Japan
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rotor
movable blade
eccentric cam
sheet
sheet material
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JP2000168642A
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English (en)
Inventor
Kuniaki Nakasa
邦秋 仲佐
Fumio Moriwaki
文夫 森脇
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HMY Ltd
Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
HMY Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクト性に優れ、シート材の切断量の切
替が確実に可能なシート材切断装置を提供する。 【解決手段】 本発明は、固定刃と可動刃を有し、可動
刃刃先を固定刃刃先と交差圧接しながら摺動して固定刃
刃先と可動刃刃先の間に誘導したシート材を切断するシ
ート材切断装置において、駆動用モーターにより回転す
るロータと、該ロータに所定角度枢動可能に枢着され右
方向に枢動したときと左方向に枢動したときでロータの
中心からの偏心量に差がある偏心カムと、偏心カムの前
記偏心量の差を可動刃のストロークの差に変換するカム
フォロワーとを備え、駆動モーターの回転方向により可
動刃のストロークの長短を切り替え、シート材の切り込
み量を切り替えるシート材切断装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタの記録装
置等において、ロール紙や折り畳み連続シートを任意の
長さに全幅切断(フルカット)したり、あるいは切残し
切断(パーシャルカット、任意の幅を部分切断)したり
するシート材切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モーターの回転方向によりシートの全幅
切断と部分切断とを切り替えるシート材切断装置は、特
開平6−47696号、特開平8−118285号公報
等に記載されている。特開平6−47696号公報に記
載されているシート材切断装置は、モーターの回転をク
ランク機構又は四節回転連鎖機構で可動刃の往復運動に
変換するのであるが、このクランク機構又は四節回転連
鎖機構の一部に特殊な異形孔を設け、モーターの回転方
向に応じてロータのピン又は可動刃の駆動ピンが異形孔
内の所定位置に移動することで可動刃の工程の長短を切
り替え、シートの全幅切断と部分切断とを切り替えるも
のである。
【0003】一方、特開平8−118285号公報に記
載されているシート材切断装置は、モーターにより回転
するロータと、該ロータに所定角度枢動可能に枢着され
右方向に枢動したときと左方向に枢動したときでロータ
の中心からの位置が異なる係合ピンを有する切替板と、
該係合ピンの回転運動を可動刃の往復運動に変換するリ
ンクとを備え、モーターの回転方向により前記係合ピン
の回転半径を変化させて可動刃の工程の長短を切り替
え、シートの全幅切断と部分切断とを切り替えるもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した特開平6−4
7696号公報に記載されているシート材切断装置は、
モーターの回転方向に応じてロータのピン又は可動刃の
駆動ピンを異形孔内の所定位置に確実に移動させること
が必要である。このため、リンクを所定方向に付勢し又
は所定位置に保持する板ばね又はコイルばねを必要とし
ている。従って、装置の組み立て作業が煩雑であり、ま
た、駆動力の損失が大きいという欠点があった。
【0005】一方、特開平8−118285号公報に記
載されているシート材切断装置は、ロータ上にロータの
駆動力をリンクに伝達する係合ピンを有する切替板を設
け、さらに該リンクを該切替え板の上方に備えるため、
駆動伝達部が厚くなる傾向があり、これはシート材の搬
送方向に対してコンパクト性を欠くものである。近年の
プリンタ用切断装置は、シート材の搬送障害を抑制する
シート材の搬送方向に薄形状が切望されている。本発明
は、コンパクト性に優れ、シート材の切断量の切替が確
実に可能なシート材切断装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、ロータ、切
替板、係合ピン、リンクという構造ではなく、より単純
化、薄肉化が可能な切替機構として、ロータ、偏心カ
ム、カムフォロワーによる構造を見いだした。すなわ
ち、本発明は固定刃と可動刃を有し、可動刃刃先を固定
刃刃先と交差圧接しながら摺動して固定刃刃先と可動刃
刃先の間に誘導したシート材を切断するシート材切断装
置において、駆動用モーターにより回転するロータと、
該ロータに所定角度枢動可能に枢着され右方向に枢動し
たときと左方向に枢動したときでロータの中心からの偏
心量に差がある偏心カムと、偏心カムの前記偏心量の差
を可動刃のストロークの差に変換するカムフォロワーと
を備え、駆動モーターの回転方向により可動刃のストロ
ークの長短を切り替え、シート材の切り込み量を切り替
えるシート材切断装置である。
【0007】本発明において、具体的には、ロータおよ
び偏心カムのいずれか一方に突起を設け、他方に該突起
が挿入される溝部を設け、前記突起はロータの回転方向
の変更に伴い溝部を移動し、偏心カムを所定角度枢動
し、偏心カムのロータの中心からの偏心量を変えること
が可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明シート切断装置は、切替
板、係合ピン、リンクの機構を見直し、係合ピンの無い
単純構造で、可動刃のストロークの切り替えを可能にし
たことに大きな特徴がある。以下図を用いて説明する。
図1は本発明の1実施例を示すシート切断装置1の正面
図、図2及び図3はシート材切断装置1の要部であるロ
ータ2及び偏心カム3の説明図である。
【0009】本発明のシート切断装置1は、固定刃9と
可動刃8を有し、可動刃刃先8aを固定刃刃先9aと交
差圧接するごとく摺動して固定刃刃先と可動刃刃先の間
に通したシートを切断するシート材切断装置である。図
1に示す可動刃刃先8aは、シート材を両端から中央に
向かって切断できるようにV字形に形成されている。ま
た、その両端には可動刃刃先8aと固定刃刃先9aがス
ムーズに噛み合うための案内部10が設けられている。
【0010】また、本発明のシート切断装置1は、可動
刃8の駆動用のモーター12と、該モーターにより回転
するロータ2と、ロータ2に枢動可能に枢着される偏心
カム3と、偏心カム3の回転運動を可動刃の往復運動に
変換するカムフォロワー11とを備えている。ロータ2
はフレーム4に軸着され、外周の歯がウオームギヤ13
と噛み合って、モーター12により回転する。偏心カム
3は枢着ピン5によりロータ2に枢着されている。ロー
タ2には長穴7が形成され、偏心カム3に設けられた
駆動ピン6と係合しており、ロータに設けた長穴7の幅
に対応する所定角度だけ枢動することができる。これら
の図では、駆動ピン6を偏心カム3側に設けたものであ
るが、駆動ピン6をロータ2側に設け、長穴7を偏心カ
ム3側に設けても良い。また、これらの図では、長穴7
としたが、突起と溝部の関係であればよく、必ずしも貫
通した長穴とする必要は無い。
【0011】図2に示す偏心カム3がロータ2に対して
右方向に枢動したときのロータの中心との偏心距離R
は、図3に示す偏心カム3がロータ2に対して左方向に
枢動したときのロータの中心との距離rよりも長くな
る。すなわち、図2に示す場合のほうが図3に示す場合
よりも偏心量が大きくなっている。
【0012】カムフォロワー11は、可動刃8に固着さ
れており、偏心カム3が回転運動すると、偏心カム3の
輪郭3aと係合しカムフォロワー11が上下に移動し、
可動刃8も上下に往復運動する。図2に矢印で示すよう
に、ロータ2が左方向に回転すると、偏心カム3は偏心
カム3の輪郭3aの反作用で自然に右方向に回動し、同
図に示すように偏心カム3は偏心量Rが大きい状態で、
ロータ2の中心を中心として回転する。従って可動刃8
の行程が大きくなり、シートに対する切り込み量は大き
くなる。たとえば、全幅切断されるストロークに設定し
ておけば全幅切断が可能になる。
【0013】モーターを逆転させ、図3に矢印で示すよ
うに、ロータ2が右方向に回転すると、偏心カム3は偏
心カム3の輪郭3aの反作用で自然に左方向に回動し、
同図に示すように偏心カム3は偏心量rが小さい状態で
ロータ2の中心を中心に回転する。従って可動刃8のス
トロークが小さくなり、切り込み量を浅くすることがで
きる。図で示すV字型の可動刃を使用する場合、ストロ
ークの長い回転方向で全幅切断とし、ストロークの短い
回転方向で、V字型の切り込みの途中まで達するストロ
ークとしてシートは中央部分を切り残すようにすれば、
全幅切断と、切り残し切断を切り替えることが可能にな
る。
【0014】上述した例では、カムフォロワーに、可動
刃を固着する例を示したが、可動刃に直接カムフォロワ
ーを形成しても良いし、カムフォロワーと可動刃をリン
ク機構で連結する構造であっても良い。本発明において
は、偏心カムの回転軌跡が変化することによって、偏心
カムに追従するカムフォロワーによって形成される可動
刃のストロークが変化するものであればよいものであ
る。また、図1に示す偏心カムは必ずしも、円形である
必要は無く、必要トルクに応じて、偏心カム3の輪郭の
形状を調整することも可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明のシート材切断装置は、モーター
の回転方向により、偏心カムの偏心量を切り替えること
ができ、全幅切断と部分切断との切り替えも可能となる
もので、ばねの類を必要としないから、組み立てが簡単
で、さらに部品点数が少ないことから、駆動力の損失を
抑え、且つシート材の搬送方向に薄形状も達成でき、使
いやすい切断装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート材切断装置の1実施例の正面図
である。
【図2】本発明のシート材切断装置の1実施例の要部で
あるロータ2及び偏心カム3の説明図である。
【図3】本発明のシート材切断装置の1実施例の要部で
あるロータ2及び偏心カム3の説明図である。
【符号の説明】
1 シート材切断装置、2 ロータ、3 偏心カム、4
フレーム、5 枢着ピン、6 駆動ピン、7 長穴、
8 可動刃、9 固定刃、10 案内部、11カムフォ
ロワー、12 モーター、13 ウオームギヤ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定刃と可動刃を有し、可動刃刃先を固
    定刃刃先と交差圧接しながら摺動して固定刃刃先と可動
    刃刃先の間に誘導したシート材を切断するシート材切断
    装置において、駆動用モーターにより回転するロータ
    と、該ロータに所定角度枢動可能に枢着され右方向に枢
    動したときと左方向に枢動したときでロータの中心から
    の偏心量に差がある偏心カムと、偏心カムの前記偏心量
    の差を可動刃のストロークの差に変換するカムフォロワ
    ーとを備え、駆動モーターの回転方向により可動刃のス
    トロークの長短を切り替え、シート材の切り込み量を切
    り替えることを特徴とするシート材切断装置。
  2. 【請求項2】 ロータおよび偏心カムのいずれか一方に
    突起を設け、他方に該突起が挿入される溝部を設け、前
    記突起はロータの回転方向の変更に伴い溝部を移動し、
    偏心カムを所定角度枢動し、偏心カムのロータの中心か
    らの偏心量を変えることを特徴とする請求項1に記載の
    シート材切断装置。
JP2000168642A 2000-06-06 2000-06-06 シート材切断装置 Pending JP2001347484A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181673A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Hitachi Metals Ltd シート材切断装置
CN106945108A (zh) * 2017-02-13 2017-07-14 从江神瑶保健品有限公司 一种药材切割机用齿条盘驱动装置
CN114505528A (zh) * 2022-02-15 2022-05-17 孙健 一种有自动降温功能的切钢设备
JP7459513B2 (ja) 2020-01-10 2024-04-02 セイコーエプソン株式会社 印刷装置

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