JP4187322B2 - 間欠送り装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種機械例えばミシン等に用いられる入力軸を連続回転させることで出力軸を間欠回転させる間欠送り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の間欠送り装置では、入力軸の連続回転運動をクランク軸等により出力軸側に往復回動運動に変換して伝達し、出力軸側ではこの往復回動運動をワンウェイクラッチを介して出力軸に伝達することにより、出力軸を一方向に間欠回転運動させている。
ここで、入力軸は連続回転しているが、出力軸は、一方向に間欠回転運動するので、ワンウェイクラッチの回転方向に対してはフリーに回転できるため、出力軸の停止中に振動等により空転してしまったり、停止する時にオーバーランしたり、又はワンウェイクラッチの戻り時に負荷によって逆方向に回動したりする場合がある。このような出力軸の回動が生じると、正確に間欠送りができなくなるので、これを防止するために、出力軸にブレーキをかける方法が採られている。
【0003】
ブレーキをかける第1の方法としては、例えば出力軸を板バネ等で押圧することにより、出力軸に常に一定の負荷を与えておくことが知られている。
また、第2の方法として、出力軸の停止時にのみ、電磁ブレーキを作動させて出力軸の空転等を防止する方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述の従来の間欠送り装置において、第1の方法では、出力軸に常に一定の負荷を与えているため、入力軸を回転させるために大きな駆動力が必要になり、入力軸に過負荷がかかり、また、出力軸と板バネ等のブレーキ部との間に摩擦によって発熱が生じたり、摩耗や異音が生じたりするという問題があった。また、ブレーキ力(摩擦力)の調整が困難であり、出力軸の正確な間欠送りができないという問題があった。
また、第2の方法では、出力軸の停止時にのみブレーキをかけるので、上記問題は発生しないが、コストが高くなるという問題があった。また、ブレーキのオン/オフのタイミングを電気的手段によって制御する必要があるという問題があった。
【0005】
したがって、本発明が解決しようとする課題は、入力軸に過負荷をかけず、また、ブレーキにより発熱がなく、さらには簡素な構造で正確な間欠送りができる間欠送り装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、請求項1の発明は、入力軸を連続回転させることで出力軸を間欠回転させる間欠送り装置において、前記出力軸側に固定されたブレーキディスクと、前記ブレーキディスクの両面側に対向配置され、前記ブレーキディスクに対して接近・離反可能な一対のブレーキシューと、各前記ブレーキシューをそれぞれ支持する一対の支持部と、前記入力軸側に固定されるとともに各前記支持部と係合し、前記出力軸の回動開始時に一対の前記ブレーキシューが前記ブレーキディスクから離反するように一対の前記支持部を駆動するとともに、前記出力軸の回動が停止する時又は停止する直前に一対の前記ブレーキシューが前記ブレーキディスクを挟み込むように一対の前記支持部を駆動するカム部とを備えることを特徴とする。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載の間欠送り装置において、一対の前記支持部は、一対の前記ブレーキシューが接近・離反する方向に回動可能に連結されており、各前記支持部には前記カム部のカム面と係合する接触子が設けられているとともに、各前記接触子を前記カム部の前記カム面に当接する方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1の発明においては、出力軸の回動開始時には、カム部により支持部が駆動されてブレーキシューがブレーキディスクから離反し、出力軸の回動中は、ほぼこの状態を維持するので、出力軸にはブレーキがかからない。また、出力軸が停止する時又は停止する直前は、カム部により支持部が駆動されてブレーキシューがブレーキディスクを挟持し、出力軸の停止中は、この状態を維持するので、出力軸にブレーキがかけられる。したがって、機械的手段のみで、出力軸の停止時にのみ出力軸にブレーキをかけることができる。
請求項2の発明においては、付勢部材によって支持部の接触子がカム部のカム面に当接するように付勢される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明による間欠送り装置において、入力軸と出力軸との間の動力伝達機構を示す正面図である。また、図2は、本発明による間欠送り装置のブレーキ機構の一実施形態を示す分解斜視図である。さらにまた、図3は本発明による間欠送り装置のブレーキ機構の側面図であり、図4は図3のA方向の矢視図である。
【0010】
入力軸11に固定されたハウジング12の外面には、ボス13が設けられており、これにクランク軸14が回転自在に支持されている。一方、出力軸15の外周には、ワンウェイクラッチ16を介してハウジング17が固定されており、このハウジング17の外周部に設けられたボス18にクランク軸14が回転自在に支持されている。
【0011】
以上の構成からなる動力伝達機構では、プーリ31(図3)により入力軸11が回転すると、クランク軸14により出力軸15(ハウジング17)側にその動力が伝達される。入力軸11が1回転するごとに、ハウジング17が所定角度だけ一往復の回動運動をする。このハウジング17の運動は、ワンウェイクラッチ16を介して出力軸15に伝達されるが、ワンウェイクラッチ16により一方向の回動のみが伝達される。
【0012】
したがって、出力軸15とこれに連結された搬送ローラ32(図3)は、入力軸11が1回転するごとに、一方向への所定角度の回動と停止とを繰り返すので、結果として間欠回転運動をする。ここで、入力軸11が1回転したときの出力軸15の回動角度は、入力軸11、クランク軸14及び出力軸15の形状、大きさ及び配置等により異なる。
【0013】
次に、本発明による間欠送り装置のブレーキ機構について説明する。
出力軸15のワンウェイクラッチ16が設けられた側と反対側には、円板状のブレーキディスク19が固定されている。そして、このブレーキディスク19の両面側には、円板状の一対のブレーキシュー20が対向配置されている。ブレーキシュー20の中央部には穴20cが形成されており、この穴20cに出力軸15が貫通することで、ブレーキシュー20は、出力軸15の軸方向に沿って摺動自在に配置されている。さらにまた、各ブレーキシュー20は、押さえ板20aと、押さえ板20aのブレーキディスク19側の面に接着等により固定されたゴム板20bとから構成されている。
【0014】
支持部21は、その上方部がU形に形成されたものであり、このU形部分内にブレーキシュー20が配置されている。そして、ブレーキシュー20の左右両側面部と支持部21のU形部分の両側とをピン結合することで、ブレーキシュー20は、支持部21のU形部分内で回動自在に支持されている。
【0015】
支持部21の下方部のブレーキディスク19側の面には、支持部22が連結されている。図2中、左側の支持部21では支持部22は手前側に設けられ、右側の支持部21では支持部22は奥側に設けられている。
支持部22には、出力軸15の軸方向に直交する方向に貫通する穴22aが形成されており、支持部22の下端部には、下方に延在する腕が設けられるとともにその外側端部に回転自在にローラ(接触子)23が取り付けられている。そして、一対の支持部22の各穴22aに軸等が貫通されることにより、支持部22が並列に配置され、支持部21及び支持部22は、穴22aに貫通した軸等を支点として回動自在になる。よって、支持部22の回動により支持部21に支持されたブレーキシュー20は、ブレーキディスク19に対して接近、離反する。
【0016】
また、各支持部21のU形部分の左右両外面側には、ばね受け棒24が設けられ、支持部21間において、左右両側のばね受け棒24にそれぞれバネ(引張コイルバネ、付勢部材)25がかけられる。このバネ25の付勢力により、各ブレーキシュー20はブレーキディスク19を挟持するように付勢されている。
【0017】
一方、入力軸11側のハウジング12が設けられた側と反対側には、一対のカム部26が固定されている。一対のカム部26は、円板状に形成されるとともに、対向面側にそれぞれカム面を有する。カム面は、略半円状の領域で高さが異なるように段差が設けられた面である。さらに、一対のカム部26は、一方のカム面の高さの高い領域と他方のカム面の高さの低い領域とが対向するように配置されている。そして、各支持部22の下端部のローラ23は、そろぞれ対応するカム部26のカム面上の外周縁部に当接している。これにより、一方のローラ23がカム部26のカム面の高さの高い領域と当接するときは、他方のローラ23もまた、カム部26のカム面の高さの高い領域と当接する。
【0018】
以上の構成からなる間欠送り装置のブレーキ機構においては、入力軸11の回転によりカム部26が回転し、両ローラ23がカム部26のカム面の高さの高い領域と当接しているときは、支持部21、22はバネ25の付勢力に抗する方向に回動され、一対のブレーキシュー20は、ブレーキディスク19から離反して、ブレーキディスク19に接触しない位置に配置される。
一方、両ローラ23がカム面の高さの低い領域と当接しているときは、支持部21、22はバネ25の付勢力によって回動され、一対のブレーキシュー20は、ブレーキディスク19を挟持する位置に配置される。
【0019】
また、上述のように、入力軸11が回転すると出力軸15は回動と停止とを繰り返す間欠回転運動をするが、出力軸15の回動開始時には、カム部26により支持部21、22が駆動されてブレーキシュー20がブレーキディスク19から離反し、出力軸15の回動中は、ほぼこの状態を維持するように設定されている。よって、出力軸15の回動中は、ブレーキシュー20はブレーキディスク19から離反して、出力軸15にはブレーキはかからない。
一方、出力軸15が停止する時(又は停止する直前)は、カム部26により支持部21、22が駆動されてブレーキシュー20がブレーキディスク19を挟持し、出力軸15の停止中は、この状態を維持するように設定されている。よって、出力軸15の停止中は出力軸15にブレーキがかけられる。
【0020】
これにより、電磁ブレーキ等の電気的手段を用いることなく、機械的手段のみで、ブレーキをかけることができる。また、出力軸15が停止している時だけ出力軸15にブレーキをかけることができるので、入力軸11に過負荷がかかったり、ブレーキによる発熱が生じたりすることはない。さらに、出力軸15の停止中に出力軸15が空転等してしまうことがなく、出力軸15を正確に間欠送りすることができる。
【0021】
本装置を、例えばミシンの送り装置に用いた場合、高速運転しても、出力軸15の停止時に大きな力のブレーキをかけることができるので、出力軸15がオーバーランしてしまうことはない。そして、出力軸15に大きな力のブレーキをかけても、出力軸15の回動時にはブレーキが解除されるので、駆動系に無理な力がかかることはない。
【0022】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、バネ25は、ローラ23をカム部26のカム面に常時当接させるために設けたものであるが、確動カムを用いればバネ25は不要である。
また、カム部26を1つのみにするとともに、その両面にカム面を設け、この両面のカム面に各ローラ23がそれぞれ当接するようにすることも可能である。この場合には、上記実施形態と反対方向に支持部22を付勢するようにバネを設ければ良い。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、機械的手段のみで、出力軸の停止時にのみ出力軸にブレーキをかけることができる。これにより、入力軸に過負荷をかけず、ブレーキによる発熱がなく、大きな力でブレーキをかけることができ、安価な構造で正確に間欠送りを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による間欠送り装置において、入力軸と出力軸との間の動力伝達機構を示す正面図である。
【図2】本発明による間欠送り装置のブレーキ機構の一実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明による間欠送り装置のブレーキ機構の一実施形態を示す側面図である。
【図4】図3のA方向の矢視図である。
【符号の説明】
11 入力軸
15 出力軸
19 ブレーキディスク
20 ブレーキシュー
20a 押さえ板
20b ゴム板
21、22 支持部
23 ローラ(接触子)
25 バネ(付勢部材)
26 カム部

Claims (2)

  1. 入力軸を連続回転させることで出力軸を間欠回転させる間欠送り装置において、
    前記出力軸側に固定されたブレーキディスクと、
    前記ブレーキディスクの両面側に対向配置され、前記ブレーキディスクに対して接近・離反可能な一対のブレーキシューと、
    各前記ブレーキシューをそれぞれ支持する一対の支持部と、
    前記入力軸側に固定されるとともに各前記支持部と係合し、前記出力軸の回動開始時に一対の前記ブレーキシューが前記ブレーキディスクから離反するように一対の前記支持部を駆動するとともに、前記出力軸の回動が停止する時又は停止する直前に一対の前記ブレーキシューが前記ブレーキディスクを挟み込むように一対の前記支持部を駆動するカム部と
    を備えることを特徴とする間欠送り装置。
  2. 請求項1に記載の間欠送り装置において、
    一対の前記支持部は、一対の前記ブレーキシューが接近・離反する方向に回動可能に連結されており、
    各前記支持部には前記カム部のカム面と係合する接触子が設けられているとともに、各前記接触子を前記カム部の前記カム面に当接する方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする間欠送り装置。
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