JP4438241B2 - 用紙搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、FAX等の画像形成装置に用いられる用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置において、用紙を再給紙するタイミングをとる場合や、割り込み処理の際には、搬送中の各用紙を搬送路内の任意の位置で停止させることが必要となる。
又、装置の小型化の際には、複数の用紙を近接させて精度良く停止させることが必要になってくる。
【0003】
図3は第1の従来例に係る用紙搬送装置の構成図であり、(A )は斜視図、(B )は側面図である。
用紙を搬送する為の回転搬送手段(搬送ローラ)1を、手前の側板12(奥の側板は図示しない)に対してその両端が軸受け5で支持されるようにして設けている。図中、奥側には駆動連結手段として電磁クラッチ2が設けてあり、ギヤ3を介して駆動モーター4に連結されている。手前側には回転搬送手段1の回転軸1aにプーリ6を設けている。又、ブレーキ手段としてブラケット9にアイドラプーリ7を設け、両プーリ6、7をタイミングベルト8で連結している。そして、ブラケット9に一体で設けている突起9aと、側板12に設けた突起10の間にスプリング11を引っ掛ける。又、ブラケット9はA方向にスライド可能に設けてあり、スプリング張力によりタイミングベルト8に一定のテンションが掛けられる。この時、ねじ等の固定手段13により位置決めを行う。このテンションにより回転軸1aと軸受け5、及びアイドラプーリ7とその回転軸9bのそれぞれの接触面に摩擦力を発生させ、それをブレーキ源としている。この機構により電磁クラッチオフの駆動遮断タイミングからの回転搬送手段1の回転停止までの時間を短縮させている。
【0004】
図4は第2の従来例に係る用紙搬送装置の要部構成図であり、(A )は組立状態図、(B )は分解斜視図である。
上記第1の従来例と同じく、用紙を搬送する為の回転搬送手段1の回転軸1aを、手前と奥側の両側板に軸受け5で支持している。そして2個のスペーサ14、15の間にスプリンブ16を挟み込んで、回転軸1 aを貫通させる形で設けている。回転軸1aとスペーサ14、15はDカットの合わせにより連れ回る構成となっている。又、回転軸1aのスラスト止めはEリング17で行っている。これにより、スプリング16の付勢力はC方向に発生し、スペーサ14と軸受け5の接触面Bに摩擦力を発生させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、停止時間短縮や停止精度向上の為には、ブレーキ力の向上が必要となり、ブレーキ手段の大型化や部品の耐久性が問題となってくる。生産性向上の為に高線速搬送になればなる程この傾向は顕著になる。又、メカ的なブレーキ力の付与は通常搬送中の駆動源( モーター等) への負担も大きくなる。
【0006】
又、第1の従来例においては、高線速機向けではあるが、部品点数も多く、スペース効率が悪い点が欠点として挙げられる。又、第2の従来例においては、省スペースが可能だが、高線速機対応では部品の磨耗等が懸念される。
本発明は、ブレーキ力を最適化することができる用紙搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本発明は以下の特徴を有する。本発明にかかる用紙搬送装置は、用紙を搬送する為の回転搬送手段と、該回転搬送手段への駆動力の伝達・遮断を自在に可能とする駆動連結手段を備えた用紙搬送装置であって、前記回転搬送手段の回転軸上に摺動支持部材を設け、該摺動支持部材の外周部を跨ぐ様にして、付勢圧発生のための加圧付勢手段を設けると共に、前記加圧付勢手段の保持位置を切り換える切換手段を有し、前記切換手段は、前記回転搬送手段による用紙搬送動作中は、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用しない位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源にならないように制御し、用紙搬送停止動作時は、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用する位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源になるように制御し、用紙搬送停止動作終了後は、再び、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用しない位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源にならないように制御することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づき説明する。なお、従来例と同一個所には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る用紙搬送装置の要部構成図であり、(A)は分解斜視図、(B)は組立状態図である。
この図はブレーキ機構を示したもので、用紙を搬送する為の回転搬送手段1の回転軸1aを手前と奥側の両側板に軸受け5で支持している。そして、軸受け5の外側で回転軸1aに摺動支持部材18を設け、又、摺動支持部材18を跨ぐ形でスプリング19を設けている。スプリング19の両端は側板12に設けた突起21及び22aに係止させ、これによりスプリング19の付勢力が摺動支持部材18を介して回転軸1aに作用し、回転搬送手段1のブレーキ源としての摩擦力を発生させる。この構成により、高線速機対応と省スペース化の両立が実現できる。
【0011】
又、片側のスプリング19の掛け位置を突起22a、22bの如く、少なくとも2個所以上設けていれば、スプリング力を任意に変更することができ、ブレーキ力の最適化を図ることが可能となる。
【0012】
図2は本発明の第2の実施の形態に係る用紙搬送装置の要部構成図であり、(A)は用紙搬送状態、(B)は搬送停止状態を示す。
この図もブレーキ機構を示したものである。本発明の対象技術となるメカ的なブレーキ手段において、電磁クラッチオンにより駆動を連結した用紙搬送状態(通常搬送状態)では、常にブレーキ力が掛かっている為、駆動源(モーター)に対しては余計な負荷となる。そこで、ブレーキ力を必要に応じて切り換える手段を設ける。本発明では切り換え手段にソレノイド24を設けている。基本的なスプリング19の設置形体は図1に示す第1の実施形態と同じであり、ソレノイド24のオン、オフによりスプリング19のストロークを変化させる。スプリング19の片端はアーム23の突起23aに掛けられている。アーム23は側板12のD点を中心に揺動可能に設けられている。又、アーム23はソレノイド24に対しては、突起23bで連結されている。
【0013】
(A)に示す用紙搬送状態ではソレノイド24はオフであり、スプリング力が弱いセッティングであり、(B)に示す搬送停止状態ではソレノイド24はオンでアーム23がE方向に引き寄せられることによる、スプリングストロークの増大で、スプリング力は強いセッティングに変化する。
【0014】
すなわち、通常の用紙搬送中は負荷の低い状態(A)とし、停止動作のみ負荷の高い状態(B)を実現させる。また、停止動作終了後は、再び(A)の状態に戻す。これはソレノイドの負荷を軽減させる為であり、この時のスプリング力(ブレーキ力)の条件としては、クラッチの共回りトルクを少し上回る程度の弱い力を狙う。また、この低負荷状態では、搬送再開時のトルク変動に対してもかなり有利な方向に働く。つまり、起動トルクの低減により、モーターの必要トルクを大幅に低減させることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、回転搬送手段(搬送ローラ)の軸上に摺動支持部材を設け、その支持部材を跨ぐように、スプリング等の加圧付勢手段を設けることにより、省スペースで且つ高線速対応のブレーキ手段を実現させることができる。
【0016】
また、本発明によれば、加圧付勢手段の掛け位置を複数設けているので、必要に応じてその掛け位置を変更することにより、任意の付勢圧の変更を行うことができ、ブレーキ力の最適化が容易となる。
【0017】
また、本発明によれば、掛け位置の切り換え手段を設けている為、搬送・停止など、それぞれの状況に応じた加圧付勢力の調整(スプリングのストローク等)を行うことができ、駆動源(モーター)の負荷を大幅に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る用紙搬送装置の要部構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る用紙搬送装置の要部構成図である。
【図3】第1の従来例に係る用紙搬送装置の構成図である。
【図4】第2の従来例に係る用紙搬送装置の要部構成図である。
【符号の説明】
1 回転搬送手段
1a 電磁クラッチ
2 電磁クラッチ(駆動連結手段)
18 摺動支持部材
19 スプリング(加圧付勢手段)
Claims (2)
- 用紙を搬送する為の回転搬送手段と、該回転搬送手段への駆動力の伝達・遮断を自在に可能とする駆動連結手段を備えた用紙搬送装置であって、
前記回転搬送手段の回転軸上に摺動支持部材を設け、該摺動支持部材の外周部を跨ぐ様にして、付勢圧発生のための加圧付勢手段を設けると共に、前記加圧付勢手段の保持位置を切り換える切換手段を有し、
前記切換手段は、
前記回転搬送手段による用紙搬送動作中は、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用しない位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源にならないように制御し、
用紙搬送停止動作時は、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用する位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源になるように制御し、
用紙搬送停止動作終了後は、再び、前記加圧付勢手段による付勢力が前記摺動支持部材を介して前記回転搬送手段の回転軸に作用しない位置に前記加圧付勢手段の保持位置を切り換え、前記加圧付勢手段による付勢力が前記回転搬送手段のブレーキ源にならないように制御することを特徴とする用紙搬送装置。 - 前記回転搬送手段は、駆動ローラであることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
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2001
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