JPH1113837A - 回転伝達装置 - Google Patents

回転伝達装置

Info

Publication number
JPH1113837A
JPH1113837A JP9180508A JP18050897A JPH1113837A JP H1113837 A JPH1113837 A JP H1113837A JP 9180508 A JP9180508 A JP 9180508A JP 18050897 A JP18050897 A JP 18050897A JP H1113837 A JPH1113837 A JP H1113837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
side plate
drive gear
rotation transmitting
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9180508A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Inoue
暢夫 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP9180508A priority Critical patent/JPH1113837A/ja
Publication of JPH1113837A publication Critical patent/JPH1113837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省スペース化と組立性の向上とコストダウン
を図ることができる回転伝達装置を提供する。 【解決手段】 回転伝達装置は、駆動軸4に軸支されな
がら本体側板2と接離する方向に移動可能な駆動ギヤ3
を有する回転伝達側ユニット1と、搬送ローラ12の端
部に被駆動ギヤ11を設けた被回転伝達側ユニット10
とから構成されている。駆動ギヤ3にはその押し込み時
に本体側板2と当接して弾性変形しながら駆動ギヤ3の
中空部3bに入り込む付勢アーム3aが固定してある。
駆動ギヤ3はこの付勢アーム3aにより付勢される。ま
た両ギヤ3,11はハスバ形状となっており、駆動中
は、駆動ギヤ3を常に付勢アーム3aによる付勢方向と
同方向に付勢し、付勢アーム3aと本体側板2を離反さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転伝達側ユニッ
トの駆動ギヤと、駆動ギヤの駆動軸方向に係脱自在な被
回転伝達側ユニットの被駆動ギヤのかみ合いにより、被
回転伝達側ユニットの回転部材に回転力を伝達する回転
伝達装置に関する。この回転伝達装置は、複写機、プリ
ンタ、ファクシミリ、それらの複合機、印刷機等の画像
形成装置に好適である。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置においては、本体側の駆動
ギヤと、本体に対して係脱自在な搬送ローラの端部にこ
れと一体的に設けた被駆動ギヤとをかみ合い連結して、
本体側の駆動源の駆動力(回転力)を搬送ローラに伝達
する機構が広く採用されている。
【0003】このような駆動(回転)伝達機構において
重要なことは、駆動ギヤと被駆動ギヤとのスムーズでか
つ正確なかみ合いである。そのために、実開昭58−1
44140号公報には、駆動ギヤの軸を枠体に取り付
け、駆動ギヤをこの軸に対して摺動自在に設け、駆動ギ
ヤと枠体の間には円錐型圧縮バネあるいは板バネを介在
させる構成が提示されている。
【0004】定着ローラを含む用紙搬送ローラの一端に
設けた被駆動ギヤを、この駆動ギヤとかみ合わせるべ
く、駆動ギヤの軸と平行に駆動ギヤ方向に移動させ、ギ
ヤ部同士を当接させてさらに押し込むと、駆動ギヤが枠
体方向に移動することにより、駆動ギヤのバネは圧縮さ
れ、駆動ギヤはバネの反発力により被駆動ギヤ方向に付
勢されることになる。この状態で駆動ギヤを回転させる
と、駆動ギヤと被駆動ギヤの歯はスムーズにかみ合う。
このような構成は、実開平1−177759号公報にも
開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記いずれの従来技術
においても、駆動ギヤを被駆動ギヤ側に付勢するために
円錐型圧縮バネや板バネを用いているが、円錐型圧縮バ
ネの場合はその線径分、板バネの場合はその板厚分のス
ペースが必要になり、装置が大型化すると共に、組み付
け性は悪くなっている。
【0006】また、実開平1−177759号公報に記
載の複写装置の係脱式回転伝達装置においては、駆動回
転部材を低速回転させる制御手段を必要としており、そ
のための構成に関わるコスト上昇は避けられない。本発
明はこのような背景に鑑みてなされたものであり、省ス
ペース化と組立性の向上とコストダウンを図ることがで
きる回転伝達装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、回転伝達側ユニットの駆動
ギヤと、駆動ギヤの駆動軸方向に係脱自在な被回転伝達
側ユニットの被駆動ギヤのかみ合いにより、被回転伝達
側ユニットの回転部材に回転力を伝達する回転伝達装置
において、駆動ギヤを駆動軸方向に可動に設け、駆動ギ
ヤの端面と略面一状態で駆動ギヤを被駆動ギヤ方向に付
勢する付勢手段を、駆動ギヤと一体的に設けたことを特
徴とするものである。
【0008】また請求項2記載の発明は、請求項1記載
の発明において、付勢手段は、圧縮された状態で駆動ギ
ヤの中空部に入り込むように構成されていることを特徴
とするものである。
【0009】また請求項3記載の発明は、請求項2記載
の発明において、駆動軸は本体側板に垂直に取り付けら
れており、駆動ギヤが被駆動ギヤに押圧されて本体側板
方向に移動する過程で、付勢手段は本体側板に圧縮され
ることを特徴とするものである。
【0010】また請求項4記載の発明は、請求項1ない
し請求項3のいずれか記載の発明において、駆動ギヤ及
び被駆動ギヤをハスバギヤとし、ハスバによるスラスト
力の方向が、付勢手段による付勢力の方向と同じになる
ように構成したことを特徴とするものである。
【0011】また請求項5記載の発明は、請求項1ない
し請求項4のいずれか記載の発明において、回転伝達側
ユニットは画像形成装置の駆動機構であり、被回転伝達
側ユニットは定着ローラを含む用紙搬送ローラを有する
任意のユニットであることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0013】図1は本発明の実施の形態を示す回転伝達
装置において、回転伝達側ユニットと被回転伝達側ユニ
ットが離れている状態の構成図、図2は同、両ユニット
のギヤの歯面端部同士が当接した状態の構成図、図3は
同、両ユニットのギヤがかみ合っている組立完了後の状
態の構成図である。
【0014】回転伝達側ユニット1は、本体側板2と駆
動ギヤ3と駆動軸4を備えている。駆動ギヤ3は、本体
側板2に直角に設けられた駆動軸4に対してスラスト方
向に可動で、駆動ギヤ3からは付勢アーム3aが本体側
板2方向に延びている。付勢アーム3aは、駆動ギヤ3
の中心軸部にその基部が固定され、ラッパ状に外方に拡
がっており、弾性を有している。そして本体側板2と対
面しながらも図1に示すように、通常は若干本体側板2
から離れている。
【0015】被回転伝達側ユニット10は、回転伝達側
ユニット1の駆動ギヤ3とかみ合うことで駆動連結され
る被駆動ギヤ11、搬送ローラ12、後ろ側板13、軸
受14を備えている。
【0016】被回転伝達側ユニット10の被駆動ギヤ1
1は、後ろ側板13に固定した軸受14を介して搬送ロ
ーラ12の端部に固定されている。被回転伝達側ユニッ
ト10は、画像形成装置本体に対して搬送ローラ12の
軸方向に引き出し、押し入れ自在に設けられており、図
1において、被回転伝達側ユニット10は矢印A方向に
押し込まれようとしている。
【0017】このようにして被回転伝達側ユニット10
が矢印A方向に押し込まれ、図2に示すように、被回転
伝達側ユニット10の被駆動ギヤ11と、回転伝達側ユ
ニット1の駆動ギヤ3の歯面端部同士が当接した状態
で、さらに被回転伝達側ユニット10を押し込むと、駆
動ギヤ3は駆動軸4と摺動して本体側板2方向に移動さ
れる。
【0018】この移動過程で付勢アー3aが本体側板2
に当接され、以降は付勢アーム3aの反発力に抗する形
で駆動ギヤ3は押し込まれ、図2に示すように、その側
面が本体側板2に当接して停止する。このとき、付勢ア
ーム3aは弾性変形して駆動ギヤ3の中空部3bに入り
込み、その先端が駆動ギヤ3の端面と面一となる。この
状態で、駆動ギヤ3は、弾性変形した付勢アーム3aに
より矢印A方向と反対の方向(図3に示す矢印B方向)
に付勢されることになる。
【0019】従って、圧縮バネの線径分あるいは板バネ
の板厚分のスペースを無くして、省スベース化を図りな
がら駆動ギヤ3を付勢することができる。上記の状態か
ら駆動ギヤ3が回転し始めると、被駆動ギヤ11と駆動
ギヤ3の歯面端部同士の当接が解消され、図3に示すよ
うに、駆動ギヤ3は付勢アーム3aの付勢力で矢印B方
向に移動して、被駆動ギヤ11とかみ合う。
【0020】ここで、駆動ギヤ3と被駆動ギヤ11をそ
れぞれハスバギヤの構成とし、それらのギヤの回転によ
り、矢印B方向のスラスト力が常に駆動ギヤ3に掛かる
ようにしているので、図3に示すように、回転駆動中は
常に駆動ギヤ3の付勢アーム3aと本体側板2の間にギ
ャップGが保たれる。その結果、付勢アーム3aが本体
側板2と摺接することによって生じる摩耗、へたりを防
止することができる。
【0021】本発明の実施の形態の回転伝達装置は、駆
動軸4に軸支されながら本体側板2と接離する方向に移
動可能な駆動ギヤ3を有する回転伝達側ユニット1と、
搬送ローラ12の端部に被駆動ギヤ11を設けた被回転
伝達側ユニット10とから構成されている。
【0022】駆動ギヤ3にはその押し込み時に本体側板
2と当接して弾性変形しながら駆動ギヤ3の中空部3b
に入り込む付勢アーム3aが固定してある。駆動ギヤ3
はこの付勢アーム3aにより付勢される。また両ギヤ
3,11はハスバ形状となっており、駆動中は、駆動ギ
ヤ3を常に付勢アーム3aによる付勢方向と同方向に付
勢し、付勢アーム3aと本体側板2を離反させる。
【0023】このような構成としたため、付勢アーム3
aの全圧縮時の必要スペースをゼロにすることができ、
そのための制御も不要となる。また上述したように、付
勢アーム3aの摩耗、へたりを無くすことができる。
【0024】
【発明の効果】請求項1ないし請求項3記載の発明によ
れば、駆動ギヤを被駆動ギヤ側に付勢する付勢手段の全
圧縮時のスペースを不要とすることで省スペース化を図
ることができる。また駆動ギヤと付勢手段を一体化する
ことで組立性を向上することができる。またそのための
制御も必要とせず、コスト低減も図ることができる。
【0025】請求項4記載の発明によれば、駆動ギヤが
駆動(回転)中、付勢手段は本体側板から離れているの
で、摩耗やへたりを無くすことができ、長寿命化を図る
ことができる。
【0026】請求項5記載の発明によれば、画像形成装
置に利用することで、回転伝達の信頼性を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す回転伝達装置におい
て、回転伝達側ユニットと被回転伝達側ユニットが離れ
ている状態の構成図である。
【図2】同、両ユニットのギヤの歯面端部同士が当接し
た状態の構成図である。
【図3】同、両ユニットのギヤがかみ合っている組立完
了後の状態の構成図である。
【符号の説明】
1 回転伝達側ユニット 2 本体側板 3 駆動ギヤ 3a 付勢アーム 3b 中空部 4 駆動軸 10 被回転伝達側ユニット 11 被駆動ギヤ 12 搬送ローラ 13 後ろ側板 14 軸受

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転伝達側ユニットの駆動ギヤと、駆動
    ギヤの駆動軸方向に係脱自在な被回転伝達側ユニットの
    被駆動ギヤのかみ合いにより、被回転伝達側ユニットの
    回転部材に回転力を伝達する回転伝達装置において、 駆動ギヤを駆動軸方向に可動に設け、駆動ギヤの端面と
    略面一状態で駆動ギヤを被駆動ギヤ方向に付勢する付勢
    手段を、駆動ギヤと一体的に設けたことを特徴とする回
    転伝達装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 付勢手段は、圧縮された状態で駆動ギヤの中空部に入り
    込むように構成されていることを特徴とする回転伝達装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 駆動軸は本体側板に垂直に取り付けられており、駆動ギ
    ヤが被駆動ギヤに押圧されて本体側板方向に移動する過
    程で、付勢手段は本体側板に圧縮されることを特徴とす
    る回転伝達装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか記載
    において、 駆動ギヤ及び被駆動ギヤをハスバギヤとし、ハスバによ
    るスラスト力の方向が、付勢手段による付勢力の方向と
    同じになるように構成したことを特徴とする回転伝達装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか記載
    において、 回転伝達側ユニットは画像形成装置の駆動機構であり、
    被回転伝達側ユニットは定着ローラを含む用紙搬送ロー
    ラを有する任意のユニットであることを特徴とする回転
    伝達装置。
JP9180508A 1997-06-20 1997-06-20 回転伝達装置 Pending JPH1113837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9180508A JPH1113837A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 回転伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9180508A JPH1113837A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 回転伝達装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1113837A true JPH1113837A (ja) 1999-01-22

Family

ID=16084480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9180508A Pending JPH1113837A (ja) 1997-06-20 1997-06-20 回転伝達装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1113837A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8681227B2 (en) 2008-05-14 2014-03-25 Hysonic. Co., Ltd. Photography device having anti-shake function

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8681227B2 (en) 2008-05-14 2014-03-25 Hysonic. Co., Ltd. Photography device having anti-shake function
US8982221B2 (en) 2008-05-14 2015-03-17 Hysonic Co., Ltd. Photography device with a shake-correction structure
US9075285B2 (en) 2008-05-14 2015-07-07 Hysonic. Co., Ltd. Photography device with anti-shake function

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2679890B2 (ja) ファクシミリ装置
GB2259961A (en) Torque-transmitting means in paper sheet feeding apparatus
JPH01196374A (ja) 記録装置
JP4245762B2 (ja) 電磁クラッチの支持装置
JPH10277995A (ja) ロール状記録紙送給装置
JPH1113837A (ja) 回転伝達装置
JPS61255876A (ja) 印字機の紙送り装置
JPH1122742A (ja) カップリング装置
JP2580670B2 (ja) 紙押えレバー開閉機構
JPH08229882A (ja) シート材切断装置
JP3934037B2 (ja) カード反転搬送機構
JPH0517245Y2 (ja)
JPH075081Y2 (ja) ソレノイドによる駆動装置
JP4438241B2 (ja) 用紙搬送装置
JPH0131186B2 (ja)
JP2000191157A (ja) 給紙装置
JPH1159941A (ja) Frr給紙方式の給紙装置
JPH09286539A (ja) シート搬送装置
JPH0664775A (ja) 媒体送り機構
JPS6255665A (ja) 複写機
JP2635868B2 (ja) ファクシミリ装置の用紙搬送機構
JPH03133856A (ja) 紙送り機構
JPS63300038A (ja) 自動原稿送り装置
JPS6014264Y2 (ja) スライダ−制動制御機構
JPH0859003A (ja) 摩擦分離ローラ給紙装置