JPH1159941A - Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置 - Google Patents
Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置Info
- Publication number
- JPH1159941A JPH1159941A JP22586797A JP22586797A JPH1159941A JP H1159941 A JPH1159941 A JP H1159941A JP 22586797 A JP22586797 A JP 22586797A JP 22586797 A JP22586797 A JP 22586797A JP H1159941 A JPH1159941 A JP H1159941A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- sheet feeding
- gear
- reversing
- reverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 給紙コロに対して逆転コロを接離可能に構成
したＦＲＲ給紙方式の給紙装置において、給紙コロから
逆転コロを離間させたときに逆転コロの軸に固定したギ
ヤと他のギヤとが非正常な状態で噛合し続けることに起
因して発生する摩耗、異音発生等の不具合を有効に防止
することができるＦＲＲ給紙方式の給紙装置を提供する 【解決手段】 給紙方向にのみ回転駆動される給紙コロ
１と、この給紙コロの外周面に対して接離自在に配置さ
れると共に給紙方向とは反対の方向へ回転駆動され且つ
給紙コロと接した状態では給紙コロに連れ廻りする逆転
コロ２と、該逆転コロを給紙コロに対して接離させる逆
転コロ接離機構と、を備えたＦＲＲ給紙方式の給紙装置
において、逆転コロ接離機構は、逆転コロと、該逆転コ
ロに一体化された逆転コロ軸２ａと、該逆転コロ軸に一
体化された逆転コロギヤ２Ａを、全体として、給紙コロ
の給紙コロ軸と平行な姿勢を維持しつつ進退させる。
したＦＲＲ給紙方式の給紙装置において、給紙コロから
逆転コロを離間させたときに逆転コロの軸に固定したギ
ヤと他のギヤとが非正常な状態で噛合し続けることに起
因して発生する摩耗、異音発生等の不具合を有効に防止
することができるＦＲＲ給紙方式の給紙装置を提供する 【解決手段】 給紙方向にのみ回転駆動される給紙コロ
１と、この給紙コロの外周面に対して接離自在に配置さ
れると共に給紙方向とは反対の方向へ回転駆動され且つ
給紙コロと接した状態では給紙コロに連れ廻りする逆転
コロ２と、該逆転コロを給紙コロに対して接離させる逆
転コロ接離機構と、を備えたＦＲＲ給紙方式の給紙装置
において、逆転コロ接離機構は、逆転コロと、該逆転コ
ロに一体化された逆転コロ軸２ａと、該逆転コロ軸に一
体化された逆転コロギヤ２Ａを、全体として、給紙コロ
の給紙コロ軸と平行な姿勢を維持しつつ進退させる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙コロに対して
逆転コロを接離可能に構成したＦＲＲ給紙方式の給紙装
置の改良に関し、特に給紙コロから逆転コロを離間させ
たときに逆転コロの軸に固定したギヤと他のギヤとが非
正常な状態で噛合し続けることに起因して発生する摩
耗、異音発生等の不具合を有効に防止することができる
ＦＲＲ給紙方式の給紙装置に関する。
逆転コロを接離可能に構成したＦＲＲ給紙方式の給紙装
置の改良に関し、特に給紙コロから逆転コロを離間させ
たときに逆転コロの軸に固定したギヤと他のギヤとが非
正常な状態で噛合し続けることに起因して発生する摩
耗、異音発生等の不具合を有効に防止することができる
ＦＲＲ給紙方式の給紙装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、
印刷装置等の画像形成装置は、給紙装置から供給された
記録紙に対して、画像形成部において画像を形成する構
成を備えているが、印字品質の維持、稼働率の低下防止
等を図る為には、給紙装置から供給される記録紙が重送
されていないこと、換言すれば正確に一枚づつに分離さ
れた状態で供給されることが重要である。記録紙の重送
は、印字不良、紙詰まりによる装置停止等、種々の不具
合をもたらす為、給紙装置には記録紙の分離機構が設け
られている。このような分離機構の一つとしてのＦＲＲ
給紙方式は、給紙トレイ内に積層された記録紙束中から
送り出された記録紙を一枚づつに分離する為に、給紙方
向に回転駆動される給紙コロに対して逆転コロを当接さ
せた構成を備えている。この逆転コロは、給紙コロとは
逆方向へ向かう弱いトルクをトルクリミッタを介して付
与されているため、給紙コロと接触している状態、或は
一枚の記録紙が両コロ間に進入した状態では給紙コロに
連れ回りする一方で、給紙コロと離間した状態、或は２
枚以上の記録紙が両コロ間に進入した状態では逆回転す
る。このため、重送記録紙の進入時には逆転コロに接す
る側の記録紙は給紙方向下流側へ戻されて、重送が防止
されることとなる。以上の様な構成を備えたＦＲＲ給紙
方式の給紙装置において、記録紙が給紙コロと逆転コロ
との間に噛み込まれたままの状態で給紙トレイが引き出
されると、記録紙が泣き別れの状態になって紙片が機械
内部に残留する虞れがある。これを防ぐために、逆転コ
ロを給紙コロから離間させる逆転コロ接離機構が提案さ
れているが、この方式では逆転コロ部を給紙コロから解
除しているだけで、逆転コロの軸に固定されたギヤと他
の中間ギヤはねじれて噛み合った状態となる為、ギヤ部
に摩耗や異音が発生するという不具合が指摘されてい
る。
印刷装置等の画像形成装置は、給紙装置から供給された
記録紙に対して、画像形成部において画像を形成する構
成を備えているが、印字品質の維持、稼働率の低下防止
等を図る為には、給紙装置から供給される記録紙が重送
されていないこと、換言すれば正確に一枚づつに分離さ
れた状態で供給されることが重要である。記録紙の重送
は、印字不良、紙詰まりによる装置停止等、種々の不具
合をもたらす為、給紙装置には記録紙の分離機構が設け
られている。このような分離機構の一つとしてのＦＲＲ
給紙方式は、給紙トレイ内に積層された記録紙束中から
送り出された記録紙を一枚づつに分離する為に、給紙方
向に回転駆動される給紙コロに対して逆転コロを当接さ
せた構成を備えている。この逆転コロは、給紙コロとは
逆方向へ向かう弱いトルクをトルクリミッタを介して付
与されているため、給紙コロと接触している状態、或は
一枚の記録紙が両コロ間に進入した状態では給紙コロに
連れ回りする一方で、給紙コロと離間した状態、或は２
枚以上の記録紙が両コロ間に進入した状態では逆回転す
る。このため、重送記録紙の進入時には逆転コロに接す
る側の記録紙は給紙方向下流側へ戻されて、重送が防止
されることとなる。以上の様な構成を備えたＦＲＲ給紙
方式の給紙装置において、記録紙が給紙コロと逆転コロ
との間に噛み込まれたままの状態で給紙トレイが引き出
されると、記録紙が泣き別れの状態になって紙片が機械
内部に残留する虞れがある。これを防ぐために、逆転コ
ロを給紙コロから離間させる逆転コロ接離機構が提案さ
れているが、この方式では逆転コロ部を給紙コロから解
除しているだけで、逆転コロの軸に固定されたギヤと他
の中間ギヤはねじれて噛み合った状態となる為、ギヤ部
に摩耗や異音が発生するという不具合が指摘されてい
る。
【０００３】即ち、図３(a) (b) (c) 及び図４は従来の
逆転コロ接離機構を備えた給紙装置の構成説明図であ
り、符号１は矢印で示す給紙方向に回転駆動される給紙
コロ、２はトルクリミッタを内蔵した逆転コロ、３は図
示しない給紙トレイ上の記録紙を取り出す呼出しコロ、
４は逆転コロ２を図３(a) の実線位置と点線位置との間
で進退させるための逆転コロ接離機構である。逆転コロ
接離機構４は、ソレノイド１０、ソレノイドのプランジ
ャ１０ａと連結された横方向へ回動する回動レバー１
１、上下方向へ回動することにより逆転コロ２をその軸
２ａとともに上下動させる回動レバー１２、回動レバー
１２を退避方向へ常時付勢するバネ１３と、を有する。
図２において、符号１５は給紙モータ、１６は給紙ＭＣ
（マイクロ・クラッチ）、１７はグリップローラ、１８
は呼び出しコロ３のギヤ３ａと噛合する中継ギヤ、１９
は逆転コロ２のギヤ（逆転コロギヤ）２Ａと噛合する中
間ギヤである。図３(b) 及び図４(a) は逆転コロ２が給
紙コロ１から離間した状態、図３(c)及び図４(b) は逆
転コロ２が給紙コロ１に接触した状態を夫々示す。給紙
モータ１５からの駆動力は図示したプーリ２５、ベルト
２６等から成る伝達機構によって出力ギヤ２７に伝達さ
れ、出力ギヤ２７からの駆動力はギヤ群を介して給紙コ
ロ１の軸１ａ，逆転コロ２の軸２ａ，呼出しコロ３の
軸、グリップローラ１７の軸に伝達される。図４(a) の
待機状態においては、側板３０により一端を上下方向に
移動可能に支持された逆転コロ２の軸２ａは、逆転コロ
２は給紙コロ１と離間してはいるが、逆転コロのギヤ２
Ａと中間ギヤ１９はねじれた位置関係で噛合し続けてい
る。次に、図４(b) の給紙状態では両ギヤ２Ａ、１９は
正常に噛合している。以上の構成に於て、まず図３(b)
、図４(a) の待機状態において給紙モータ１５が回転
すると、グリップローラ１７が回転し、給紙ＭＣ１６の
ギヤを介して逆転コロ軸２ａは矢印方向に駆動される。
逆転コロ２の加圧ＳＯＬ１０はＯＦＦしているため、逆
転コロ２はフリーで回転している。次に，図３(c) 、図
４(b) の給紙動作において給紙ＭＣ１６がＯＮすると、
給紙コロ軸１ａが回転し、給紙コロ１に装備されたワン
ウェイＣＬの働きで給紙コロ１が給紙方向に駆動され
る。さらに中継ギヤ１８を介し呼出しコロ３も回転す
る。ここで加圧ＳＯＬ１０がＯＮすると、逆転コロ２と
給紙コロ１が当接するので、逆転コロ２は内蔵したトル
クリミッターのトルクを超えた給紙コロとの摩擦力によ
り、給紙コロと連れ回る。つまり、図４(b) の給紙動作
時には逆転コロ２のギヤ２Ａは、中間ギヤ１９と正常に
噛み合うが、図４(a) に示した待機動作時にはギヤ２
Ａ、１９同士がねじれて噛み合う。このため、これらの
ギヤ２Ａ、１９の摩耗による耐久性の低下と、異音の発
生という不具合が発生している。
逆転コロ接離機構を備えた給紙装置の構成説明図であ
り、符号１は矢印で示す給紙方向に回転駆動される給紙
コロ、２はトルクリミッタを内蔵した逆転コロ、３は図
示しない給紙トレイ上の記録紙を取り出す呼出しコロ、
４は逆転コロ２を図３(a) の実線位置と点線位置との間
で進退させるための逆転コロ接離機構である。逆転コロ
接離機構４は、ソレノイド１０、ソレノイドのプランジ
ャ１０ａと連結された横方向へ回動する回動レバー１
１、上下方向へ回動することにより逆転コロ２をその軸
２ａとともに上下動させる回動レバー１２、回動レバー
１２を退避方向へ常時付勢するバネ１３と、を有する。
図２において、符号１５は給紙モータ、１６は給紙ＭＣ
（マイクロ・クラッチ）、１７はグリップローラ、１８
は呼び出しコロ３のギヤ３ａと噛合する中継ギヤ、１９
は逆転コロ２のギヤ（逆転コロギヤ）２Ａと噛合する中
間ギヤである。図３(b) 及び図４(a) は逆転コロ２が給
紙コロ１から離間した状態、図３(c)及び図４(b) は逆
転コロ２が給紙コロ１に接触した状態を夫々示す。給紙
モータ１５からの駆動力は図示したプーリ２５、ベルト
２６等から成る伝達機構によって出力ギヤ２７に伝達さ
れ、出力ギヤ２７からの駆動力はギヤ群を介して給紙コ
ロ１の軸１ａ，逆転コロ２の軸２ａ，呼出しコロ３の
軸、グリップローラ１７の軸に伝達される。図４(a) の
待機状態においては、側板３０により一端を上下方向に
移動可能に支持された逆転コロ２の軸２ａは、逆転コロ
２は給紙コロ１と離間してはいるが、逆転コロのギヤ２
Ａと中間ギヤ１９はねじれた位置関係で噛合し続けてい
る。次に、図４(b) の給紙状態では両ギヤ２Ａ、１９は
正常に噛合している。以上の構成に於て、まず図３(b)
、図４(a) の待機状態において給紙モータ１５が回転
すると、グリップローラ１７が回転し、給紙ＭＣ１６の
ギヤを介して逆転コロ軸２ａは矢印方向に駆動される。
逆転コロ２の加圧ＳＯＬ１０はＯＦＦしているため、逆
転コロ２はフリーで回転している。次に，図３(c) 、図
４(b) の給紙動作において給紙ＭＣ１６がＯＮすると、
給紙コロ軸１ａが回転し、給紙コロ１に装備されたワン
ウェイＣＬの働きで給紙コロ１が給紙方向に駆動され
る。さらに中継ギヤ１８を介し呼出しコロ３も回転す
る。ここで加圧ＳＯＬ１０がＯＮすると、逆転コロ２と
給紙コロ１が当接するので、逆転コロ２は内蔵したトル
クリミッターのトルクを超えた給紙コロとの摩擦力によ
り、給紙コロと連れ回る。つまり、図４(b) の給紙動作
時には逆転コロ２のギヤ２Ａは、中間ギヤ１９と正常に
噛み合うが、図４(a) に示した待機動作時にはギヤ２
Ａ、１９同士がねじれて噛み合う。このため、これらの
ギヤ２Ａ、１９の摩耗による耐久性の低下と、異音の発
生という不具合が発生している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、給紙コロに対して逆転コロを接離
可能に構成したＦＲＲ給紙方式の給紙装置において、給
紙コロから逆転コロを離間させたときに逆転コロの軸に
固定したギヤと他のギヤとが非正常な状態で噛合し続け
ることに起因して発生する摩耗、異音発生等の不具合を
有効に防止することができるＦＲＲ給紙方式の給紙装置
を提供することを目的としている。
なされたものであり、給紙コロに対して逆転コロを接離
可能に構成したＦＲＲ給紙方式の給紙装置において、給
紙コロから逆転コロを離間させたときに逆転コロの軸に
固定したギヤと他のギヤとが非正常な状態で噛合し続け
ることに起因して発生する摩耗、異音発生等の不具合を
有効に防止することができるＦＲＲ給紙方式の給紙装置
を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
請求項１の発明は、給紙方向にのみ回転駆動される給紙
コロと、この給紙コロの外周面に対して接離自在に配置
されると共に給紙方向とは反対の方向へ回転駆動され且
つ給紙コロと接した状態では給紙コロに連れ廻りする逆
転コロと、該逆転コロを給紙コロに対して接離させる逆
転コロ接離機構と、を備えたＦＲＲ給紙方式の給紙装置
において、上記逆転コロ接離機構は、上記逆転コロと、
該逆転コロに一体化された逆転コロ軸と、該逆転コロ軸
に一体化された逆転コロギヤを、全体として、給紙コロ
の給紙コロ軸と平行な姿勢を維持しつつ進退させること
を特徴とする。請求項２の発明は、上記逆転コロ軸を、
少なくとも２枚の側板に夫々設けた同一形状の円弧状の
長穴内に遊嵌するとともに、該長穴に沿って逆転コロ軸
を移動させることにより逆転コロが給紙コロに接した接
触状態と、給紙コロから離間した離間状態とを実現する
ことができ、上記逆転コロギヤは、中間ギヤを介して駆
動力の伝達を受けるように構成され、上記接触状態では
上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合し、上記離間状態
では上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合しないことを
特徴とする。請求項３の発明は、上記逆転コロは、常時
は、自重又は弾性部材からの付勢力によって上記給紙コ
ロとの接触を解除されており、記録紙の給紙時に上記逆
転コロ接離機構の作動によって給紙コロに接することを
特徴とする。
請求項１の発明は、給紙方向にのみ回転駆動される給紙
コロと、この給紙コロの外周面に対して接離自在に配置
されると共に給紙方向とは反対の方向へ回転駆動され且
つ給紙コロと接した状態では給紙コロに連れ廻りする逆
転コロと、該逆転コロを給紙コロに対して接離させる逆
転コロ接離機構と、を備えたＦＲＲ給紙方式の給紙装置
において、上記逆転コロ接離機構は、上記逆転コロと、
該逆転コロに一体化された逆転コロ軸と、該逆転コロ軸
に一体化された逆転コロギヤを、全体として、給紙コロ
の給紙コロ軸と平行な姿勢を維持しつつ進退させること
を特徴とする。請求項２の発明は、上記逆転コロ軸を、
少なくとも２枚の側板に夫々設けた同一形状の円弧状の
長穴内に遊嵌するとともに、該長穴に沿って逆転コロ軸
を移動させることにより逆転コロが給紙コロに接した接
触状態と、給紙コロから離間した離間状態とを実現する
ことができ、上記逆転コロギヤは、中間ギヤを介して駆
動力の伝達を受けるように構成され、上記接触状態では
上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合し、上記離間状態
では上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合しないことを
特徴とする。請求項３の発明は、上記逆転コロは、常時
は、自重又は弾性部材からの付勢力によって上記給紙コ
ロとの接触を解除されており、記録紙の給紙時に上記逆
転コロ接離機構の作動によって給紙コロに接することを
特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図１(a) 及び(b) は本発明の
一形態例のＦＲＲ方式の給紙装置に用いる逆転コロ接離
機構の一例の要部斜視図及び動作説明図、図２は駆動源
の構成説明図である。なお、図３を併せて参照し、同一
部分には同一符号を付して説明する。図１(a) (b) の形
態例は、図３に示した給紙装置とは、逆転コロ接離機構
の構成が異なっており、具体的には逆転コロ２の軸２ａ
を側板３０、３１に夫々設けた円弧状の長穴４０、４１
内に遊嵌することによって、逆転コロ軸２ａを、各長穴
４０、４１に沿って、給紙コロ軸１ａと常に平行な姿勢
を維持したまま進退させ、その結果、図示の様に逆転コ
ロ２が矢印イで示す方向（接触方向）へ移動して給紙コ
ロ１に接した状態では逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９
に噛合する一方で、逆転コロ２が矢印ロで示す方向（退
避方向）へ移動して給紙コロ１と非接触となった状態で
は逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９と非噛合状態となる
ようにしている。各長穴４０、４１は、対向し合う同一
の位置関係で、且つ同一形状に形成されており、この形
態例では各長穴４０、４１の上端部に軸２ａが達した時
に両コロ及び両ギヤ２Ａ、１９は接触状態にあり、各長
穴の下端部に軸２ａが達した時に両コロ及び両ギヤは完
全に離間した状態となる。各長穴の形状、配置位置等に
ついては、図示のものに限定されないが、ギヤ２Ａ、１
９同士の噛合と離間の各動作を円滑に行わせるに足るガ
イド穴形状とする。
例により詳細に説明する。図１(a) 及び(b) は本発明の
一形態例のＦＲＲ方式の給紙装置に用いる逆転コロ接離
機構の一例の要部斜視図及び動作説明図、図２は駆動源
の構成説明図である。なお、図３を併せて参照し、同一
部分には同一符号を付して説明する。図１(a) (b) の形
態例は、図３に示した給紙装置とは、逆転コロ接離機構
の構成が異なっており、具体的には逆転コロ２の軸２ａ
を側板３０、３１に夫々設けた円弧状の長穴４０、４１
内に遊嵌することによって、逆転コロ軸２ａを、各長穴
４０、４１に沿って、給紙コロ軸１ａと常に平行な姿勢
を維持したまま進退させ、その結果、図示の様に逆転コ
ロ２が矢印イで示す方向（接触方向）へ移動して給紙コ
ロ１に接した状態では逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９
に噛合する一方で、逆転コロ２が矢印ロで示す方向（退
避方向）へ移動して給紙コロ１と非接触となった状態で
は逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９と非噛合状態となる
ようにしている。各長穴４０、４１は、対向し合う同一
の位置関係で、且つ同一形状に形成されており、この形
態例では各長穴４０、４１の上端部に軸２ａが達した時
に両コロ及び両ギヤ２Ａ、１９は接触状態にあり、各長
穴の下端部に軸２ａが達した時に両コロ及び両ギヤは完
全に離間した状態となる。各長穴の形状、配置位置等に
ついては、図示のものに限定されないが、ギヤ２Ａ、１
９同士の噛合と離間の各動作を円滑に行わせるに足るガ
イド穴形状とする。
【０００７】逆転コロ軸２ａを上記の様に進退させるた
めの駆動源としては、例えば、図３(a) (c) 、図２に示
した如きソレノイド１０を用いる。図２に示したソレノ
イド１０は、本体がＯＮすることにより矢印ハ方向に引
っ込むと共にＯＦＦすることによりニ方向に突出するプ
ランジャ１０ａを有する。このプランジャ１０ａの先端
にピン１０ａ’を介して、レバー４５の一端を回動自在
に枢支すると共に、レバー４５の中間部に位置する軸４
５ａ（位置固定）を中心としてレバー４５を回動させ
て、その他端４５ｂを逆転コロ軸２ａに係合させてい
る。従って、給紙動作時、ソレノイド１０がＯＮするこ
とによりプランジャ１０ａが矢印ハ方向に引っ込むと、
レバー４５は軸４５ａを中心として時計廻りへ回動して
軸２ａ（ギヤ２Ａ及び逆転コロ２）を上方に押し上げ、
ギヤ１９とギヤ２Ａ、更には給紙コロ１と逆転コロ２と
を夫々接触状態にする（図１(a) の状態）。逆に、待機
動作時、ソレノイド１０がＯＦＦすることによりプラン
ジャ１０ａが矢印ニ方向に突出すると、レバー４５は軸
４５ａを中心として反時計廻りへ回動するので、軸２ａ
（ギヤ２Ａ及び逆転コロ２）は軸２ａやギヤ２Ａや逆転
コロ２の自重（或は、図示しない弾性部材による付勢
力）によって下方に退避し、ギヤ１９とギヤ２Ａ、更に
は給紙コロと逆転コロとを夫々離間状態にする。このよ
うに軸２ａが移動する過程において、軸２ａは２つのガ
イド用長穴４０、４１によってガイドされつつ移動する
ので、逆転コロ軸２ａは給紙コロ軸１ａ及び中間ギヤ１
９の軸１９ａと平行な姿勢を維持し続けることができ
る。このため、逆転コロ２が給紙コロから離間している
ときに、逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９と接触し続け
ることが無くなり、ギヤの損耗や異音が発生する余地が
なくなる。
めの駆動源としては、例えば、図３(a) (c) 、図２に示
した如きソレノイド１０を用いる。図２に示したソレノ
イド１０は、本体がＯＮすることにより矢印ハ方向に引
っ込むと共にＯＦＦすることによりニ方向に突出するプ
ランジャ１０ａを有する。このプランジャ１０ａの先端
にピン１０ａ’を介して、レバー４５の一端を回動自在
に枢支すると共に、レバー４５の中間部に位置する軸４
５ａ（位置固定）を中心としてレバー４５を回動させ
て、その他端４５ｂを逆転コロ軸２ａに係合させてい
る。従って、給紙動作時、ソレノイド１０がＯＮするこ
とによりプランジャ１０ａが矢印ハ方向に引っ込むと、
レバー４５は軸４５ａを中心として時計廻りへ回動して
軸２ａ（ギヤ２Ａ及び逆転コロ２）を上方に押し上げ、
ギヤ１９とギヤ２Ａ、更には給紙コロ１と逆転コロ２と
を夫々接触状態にする（図１(a) の状態）。逆に、待機
動作時、ソレノイド１０がＯＦＦすることによりプラン
ジャ１０ａが矢印ニ方向に突出すると、レバー４５は軸
４５ａを中心として反時計廻りへ回動するので、軸２ａ
（ギヤ２Ａ及び逆転コロ２）は軸２ａやギヤ２Ａや逆転
コロ２の自重（或は、図示しない弾性部材による付勢
力）によって下方に退避し、ギヤ１９とギヤ２Ａ、更に
は給紙コロと逆転コロとを夫々離間状態にする。このよ
うに軸２ａが移動する過程において、軸２ａは２つのガ
イド用長穴４０、４１によってガイドされつつ移動する
ので、逆転コロ軸２ａは給紙コロ軸１ａ及び中間ギヤ１
９の軸１９ａと平行な姿勢を維持し続けることができ
る。このため、逆転コロ２が給紙コロから離間している
ときに、逆転コロギヤ２Ａが中間ギヤ１９と接触し続け
ることが無くなり、ギヤの損耗や異音が発生する余地が
なくなる。
【０００８】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、給紙コロに
対して逆転コロを接離可能に構成したＦＲＲ給紙方式の
給紙装置において、給紙コロから逆転コロを離間させた
ときに逆転コロの軸に固定したギヤと他のギヤとが非正
常な状態で噛合し続けることに起因して発生する摩耗、
異音発生等の不具合を有効に防止することができる。即
ち、請求項１の発明によれば、給紙時には逆転コロギヤ
と中間ギヤとが正常に噛み合う一方で、逆転コロが給紙
コロから離間する時には両ギヤを完全に離間させるの
で、ギヤ間の摩耗や異音発生を防止することができる。
請求項２の発明によれば、逆転コロを側板に設けた長穴
によりガイドするだけの簡単な構成である為、複雑な機
構を必要としないでギヤの位置決めを行うことができ
る。請求項３の発明によれば、非給紙時には給紙コロと
逆転コロとの接触は解除されているので、電力の低減が
図れる。
対して逆転コロを接離可能に構成したＦＲＲ給紙方式の
給紙装置において、給紙コロから逆転コロを離間させた
ときに逆転コロの軸に固定したギヤと他のギヤとが非正
常な状態で噛合し続けることに起因して発生する摩耗、
異音発生等の不具合を有効に防止することができる。即
ち、請求項１の発明によれば、給紙時には逆転コロギヤ
と中間ギヤとが正常に噛み合う一方で、逆転コロが給紙
コロから離間する時には両ギヤを完全に離間させるの
で、ギヤ間の摩耗や異音発生を防止することができる。
請求項２の発明によれば、逆転コロを側板に設けた長穴
によりガイドするだけの簡単な構成である為、複雑な機
構を必要としないでギヤの位置決めを行うことができ
る。請求項３の発明によれば、非給紙時には給紙コロと
逆転コロとの接触は解除されているので、電力の低減が
図れる。
【図１】(a) 及び(b) は本発明の一形態例の逆転コロ接
離機構の構成を示す斜視図、及び動作説明図。
離機構の構成を示す斜視図、及び動作説明図。
【図２】図１の要部構成説明図。
【図３】(a) (b) 及び(c) は従来の給紙装置及び逆転コ
ロ接離機構の説明図。
ロ接離機構の説明図。
【図４】(a) 及び(b) は従来の逆転コロ接離機構の動作
説明図。
説明図。
１ 給紙コロ、２ 逆転コロ、２ａ 逆転コロ軸、２Ａ
逆転コロギヤ、３ 呼出しコロ、４ 逆転コロ接離機
構、１０ ソレノイド、１１ 回動レバー、１２回動レ
バー、１３ バネ、１５ 給紙モータ、１６ 給紙ＭＣ
（マイクロ・クラッチ）、１７ グリップローラ、１８
中継ギヤ、１９ 中間ギヤ、２５ プーリ、２６ ベ
ルト、２７ 出力ギヤ、３０、３１ 側板、４０、４１
長穴、
逆転コロギヤ、３ 呼出しコロ、４ 逆転コロ接離機
構、１０ ソレノイド、１１ 回動レバー、１２回動レ
バー、１３ バネ、１５ 給紙モータ、１６ 給紙ＭＣ
（マイクロ・クラッチ）、１７ グリップローラ、１８
中継ギヤ、１９ 中間ギヤ、２５ プーリ、２６ ベ
ルト、２７ 出力ギヤ、３０、３１ 側板、４０、４１
長穴、
Claims (3)
- 【請求項１】 給紙方向にのみ回転駆動される給紙コロ
と、この給紙コロの外周面に対して接離自在に配置され
ると共に給紙方向とは反対の方向へ回転駆動され且つ給
紙コロと接した状態では給紙コロに連れ廻りする逆転コ
ロと、該逆転コロを給紙コロに対して接離させる逆転コ
ロ接離機構と、を備えたＦＲＲ給紙方式の給紙装置にお
いて、 上記逆転コロ接離機構は、上記逆転コロと、該逆転コロ
に一体化された逆転コロ軸と、該逆転コロ軸に一体化さ
れた逆転コロギヤを、全体として、給紙コロの給紙コロ
軸と平行な姿勢を維持しつつ進退させることを特徴とす
るＦＲＲ給紙方式の給紙装置。 - 【請求項２】 上記逆転コロ軸を、少なくとも２枚の側
板に夫々設けた同一形状の円弧状の長穴内に遊嵌すると
ともに、該長穴に沿って逆転コロ軸を移動させることに
より逆転コロが給紙コロに接した接触状態と、給紙コロ
から離間した離間状態とを実現することができ、 上記逆転コロギヤは、中間ギヤを介して駆動力の伝達を
受けるように構成され、 上記接触状態では上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合
し、 上記離間状態では上記逆転コロギヤは、中間ギヤと噛合
しないことを特徴とする請求項１記載のＦＲＲ給紙方式
の給紙装置。 - 【請求項３】 上記逆転コロは、常時は、自重又は弾性
部材からの付勢力によって上記給紙コロとの接触を解除
されており、記録紙の給紙時に上記逆転コロ接離機構の
作動によって給紙コロに接することを特徴とする請求項
１又は２記載のＦＲＲ給紙方式の給紙装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22586797A JPH1159941A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22586797A JPH1159941A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1159941A true JPH1159941A (ja) | 1999-03-02 |
Family
ID=16836098
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22586797A Pending JPH1159941A (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1159941A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050061771A (ko) * | 2003-12-18 | 2005-06-23 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치의 용지 이송장치 |
| JP2014040319A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
| CN105015157A (zh) * | 2015-07-25 | 2015-11-04 | 蚌埠市天一包装制品有限责任公司 | 一种制袋机印刷机构的换向装置 |
-
1997
- 1997-08-07 JP JP22586797A patent/JPH1159941A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20050061771A (ko) * | 2003-12-18 | 2005-06-23 | 삼성전자주식회사 | 화상형성장치의 용지 이송장치 |
| JP2014040319A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Canon Inc | シート給送装置及び画像形成装置 |
| US9139387B2 (en) | 2012-08-23 | 2015-09-22 | Canon Kabushiki Kaisha | Sheet feeding apparatus and image forming apparatus |
| CN105015157A (zh) * | 2015-07-25 | 2015-11-04 | 蚌埠市天一包装制品有限责任公司 | 一种制袋机印刷机构的换向装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH1159941A (ja) | Ｆｒｒ給紙方式の給紙装置 | |
| KR0135429Y1 (ko) | 인쇄 장치의 자동 낱장 공급 장치 | |
| US5178378A (en) | Paper feeder | |
| JPH0376671A (ja) | プリンタの用紙送り装置 | |
| JPH02266384A (ja) | 定着装置 | |
| JPH09278205A (ja) | 給紙装置 | |
| JP3463837B2 (ja) | 給紙装置 | |
| JP3149894B2 (ja) | プリンタにおける給紙装置 | |
| JPH0683119A (ja) | 駆動伝達機構 | |
| EP0440921B1 (en) | Paper feeder | |
| JPS6255665A (ja) | 複写機 | |
| KR100571275B1 (ko) | 복사기의 복사용지 이송장치 | |
| JPH07205504A (ja) | プリンタのバリデーション用紙送り機構 | |
| JP2845678B2 (ja) | プリンタ装置 | |
| KR100614872B1 (ko) | 선택급지형 급지구동장치 | |
| JP2577166Y2 (ja) | プリンタの給紙装置 | |
| JPH06329276A (ja) | シート材給送装置 | |
| JP3947213B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
| JPS6270128A (ja) | 給紙機構 | |
| JPH07285688A (ja) | 画像形成装置の給紙装置 | |
| GB2297315A (en) | Removing skew from paper fed to a printer | |
| KR900010804Y1 (ko) | 복사기 및 레이저 프린터의 급지장치 | |
| JPH10129871A (ja) | 給紙装置 | |
| JPH07301959A (ja) | 画像形成装置の両面ユニット | |
| JPH0255776B2 (ja) |