JP3764018B2 - プリンタの紙送り機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はプリンタの紙送り機構に係わり、特に場所をとらない省スペース化が可能なプリンタの紙送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のプリンタの紙送り機構は、図10に示すように、記録媒体Pを矢印Aの搬送方向に搬送可能になっている。
このような従来のプリンタの紙送り機構は、矢印Aの搬送方向と平行方向に延びて形成された腕状のホルダ21が配設され、このホルダ21は、図示右側の先端部寄りにローラ保持部21aを有し、このローラ保持部21aに圧接ローラ22が回転自在に保持するようになっている。
【0003】
前記ホルダ21の図示左側には、線バネ23が弾性付勢され、この線バネ23の付勢力により、圧接ローラ22が図示下方の紙送りローラ24に圧接するようになっている。
そして、矢印Aの搬送方向に送られてくる記録媒体Pは、紙送りローラ24と圧接ローラ22とで圧接狭持され、矢印Aの搬送方向における紙送りローラ24の下流側の印刷手段(図示せず)に搬送可能になっている。
【0004】
また、ホルダ21は図示左端部寄りが、Dカット状の支持軸25に直結され、支持軸25を図示反時計回り方向に回転させることにより、線バネ23の付勢力に抗してホルダ21が反時計回り方向に回動すると共に、圧接ローラ22が紙送りローラ24から離間して、圧接ローラ22の紙送りローラ24への圧接を解除することができる。
また、支持軸25は所定の角度だけ反時計回り方向に回転すると、駆動源からの回転伝達が解除されて、線バネ23の作用でホルダ21が時計回り方向に回動して、圧接ローラ22が再度紙送りローラ24に圧接するようになっている。
このような構成の従来の紙送り機構を用いたプリンタは、コンピュータ、あるいはワープロ等の出力機器として広く使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したような従来のプリンタの紙送り機構は、記録媒体Pの矢印Aの搬送方向と平行方向に形成されたホルダ部材21により、圧接ローラ22の紙送りローラ24への圧接、及び圧接解除を行っていたので、矢印Aの搬送方向における寸法(奥行き寸法)が大きくなっていた。そのために、従来の紙送り機構は奥行き寸法が大きくなるという問題があった。
また、圧接ローラ22の紙送りローラ24への圧接解除を行うのに、線バネ23の付勢力に抗して、支持軸25を回転させてホルダ21を直接回動させなければならなかったので、圧接解除時の支持軸25の回転トルクが大きくなっていた。 そのために、支持軸25を回転させる駆動源であるモータ等の回転トルクが、大トルクのものが必要となり、消費電力が大きくなる問題があった。
本発明は前述したような問題点に鑑みてなされたもので、プリンタの小型化が可能であると共に、低消費電力を実現可能なプリンタの紙送り機構を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決しるための第1の解決手段として本発明のプリンタの紙送り手段は、回転可能な紙送りローラと、この紙送りローラの上部に圧接可能な圧接ローラと、この圧接ローラを回転自在に保持し記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能な軸受け部材が配設されたローラ保持部材と、前記軸受け部材を前記紙送りローラ側に付勢する弾性部材と、前記記録媒体に印刷可能な印刷手段と、回転可能なプラテンローラと、回転中心が前記プラテンローラに軸支されるとともに前記圧接ローラの前記紙送りローラへの圧接を解除可能な解除レバーと、を備えたプリンタの紙送り機構であって、
前記解除レバーは、前記回動中心から一方と他方に延びる一端部と他端部とを有し、前記他端部が前記ローラ保持部材に保持された前記軸受け部材の回転軸の下部に位置するように配設されるとともに前記一端部には回転可能なカム部材が当接してして配設され、前記カム部材は回転中心から距離の異なる外周辺を有し、
前記カム部材を回転させることにより、前記一端部が往復移動することで前記解除レバーが前記回動中心を支点に回動し、前記他端部が往復移動して前記軸受け部材が上下方向に移動し、前記圧接ローラが前記紙送りローラから接離するようなこうせいとした。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明のプリンタの紙送り機構を図1〜図9に基づいて説明する。図1は本発明のプリンタの紙送り機構を用いたプリンタを説明する要部斜視図であり、図2は本発明に係わる圧接ローラ半製品の要部斜視図であり、図3は本発明に係わる圧接ローラ半製品の図であり、図4は本発明に係わる圧接ローラの図であり、図5は本発明に係わるローラ保持部材の図であり、図6は本発明に係わる軸受け部材の図であり、図7は本発明に係わる解除レバーの図であり、図8、9は本発明に係わる解除レバーの動作を説明する図である。
【0013】
本発明のプリンタの紙送り機構を用いたプリンタは、図1に示すように、金属板からなるフレーム1を有し、このフレーム1は、底板1aと、この底板1aの図示左右に一対の側板1bが一体形成されている。
前記一対の側板1bには、円柱状のプラテンローラ2が回転可能に配設されている。このプラテンローラ2はゴム等の摩擦部材で形成されたローラ部2aを有し、このローラ部2aの両端部から回転軸2bが突出形成され、この回転軸2bが側板1bに回転可能に軸支されている。
前記プラテンローラ2と対向する図示上方には、ライン式のサーマルヘッド(図示せず)が配設されて、プラテンローラ2に対して接離可能になっている。
【0014】
また、プラテンローラ2の近傍には、フレーム1の側板1bに回転可能に軸支された紙送りローラ3が配設されている。この紙送りローラ3は、プラテンローラ2のローラ部2aと略同等の長さに形成され、ゴム等の摩擦部材からなる円柱状のローラ部3aが設けられている。また、ローラ部3aの両端部からは、回転軸3bが突出形成されている。
前記紙送りローラ3の図示上方には、紙送りローラ3に圧接可能な圧接ローラ4が配設されている。この前記圧接ローラ4は、ローラ保持部材5に後述する軸受け部材6を介して回転自在に保持されるようになっている。
【0015】
前記圧接ローラ4は、図4に示すように、横長の円柱状に形成された金属からなる棒部材4aを有し、この棒部材4aの左右両端部寄りの2カ所に、ゴム等の摩擦部材からなる円柱状のローラ部4bが形成され、棒部材4aの左右両端部からは回転軸4cが突出形成されている。
このような圧接ローラ4は、後述する軸受け部材6を介してローラ保持部材5に回転自在に保持されている。
【0016】
前記ローラ保持部材5は、金属板をプレス等により折り曲げて筺状に形成され、図5Aに示すように、横長で幅寸法が狭く形成された上板5aを有し、この上板5aには、一対の側板5b、5bが互いに対向して一体形成されている。
また、上板5aの図示左右端部寄りには、上板5aから図示下方側に突き出し形成されたバネ係止部5cが設けられている。
【0017】
また、図5Bに示す側板5bの左右には、後述する軸受け部材6を保持可能な保持部5dが形成され、この保持部5dは、図示上下方向に形成された溝状のガイド部5eと、このガイド部5eの図示上部を解放する解放部5fとが形成されて構成されている。
また、側板5bの保持部5dが形成された内側近傍には、圧接ローラ4のローラ部4bが位置可能なローラ逃げ部5g、5gが切り欠き形成されている。
【0018】
また、ローラ保持部材5は、図5Cに示すように、互いに対向する側板5b、5bに挟まれた空洞部5hが形成され、この空洞部5hの下方側が解放されている。そして、図2に示すように、空洞部5h内に圧接ローラ4の棒部材4aが位置するようになっている。
また、上板5aのバネ係止部5cが形成された近傍には、矩形状の開口部5jが形成されている。このようなローラ保持部材5は、図5Bに示す左右両端部がフレーム1の側板1b、1bに取付可能になっている。
【0019】
また、ローラ保持部材5のそれぞれの保持部5dには、軸受け部材6が上下動自在に保持可能になっている。前記軸受け部材6は、樹脂材料からなり、図6Aに示すように、矩形状に形成された軸受け部6aと、この軸受け部6aから図示左側に突出する第1ガイド部6bと、図示右側に突出するT字状の第2ガイド部6cとが一体形成されている。
前記第2ガイド部6cは、連結部6dと抜け止め部6eとからなり、この抜け止め部6eは連結部6dより幅広に形成され、且つ、図6Cに示すように、連結部6eより下方に延びて形成されている。
また、軸受け部材6は、軸受け部6aの上面から上方に突出するバネ係止部6fが形成されると共に、軸受け部6aの中央部には軸孔6gが貫通形成されている。
前記軸孔6gの径寸法は、圧接ローラ4の回転軸4cが挿入可能な寸法に形成され、軸孔6gに挿入した回転軸4cは、回転可能になるようになっている。
【0020】
前記軸受け部材6は、圧接ローラ4の両端部の回転軸4cに軸孔6gを挿入した状態で、第1ガイド部6bと第2ガイド部6cの連結部6dとを、ローラ保持部材5の解放部5fからガイド溝5eに挿入することにより、軸受け部材6を保持部5dのガイド溝5eに上下動自在に保持可能になっている。
即ち、ローラ保持部材5には、図1に示すように、記録媒体(図示せず)の矢印Fの搬送方向と直交する方向に移動可能に保持された軸受け部材6が配設されている。
そして、保持部5dに保持した軸受け部材6の軸孔6gに挿入された、圧接ローラ4の回転軸4cは、軸孔6gから外方に所定量だけ突出するようになっている。
【0021】
また、保持部5dに保持した軸受け部材6と、ローラ保持部材5の上板5aとの間には、圧縮コイルバネからなる弾性部材7が配設されている。この弾性部材7は、両端部が軸受け部材6のバネ係止部6fと、ローラ保持部材5のバネ係止部5cとに位置決めされて、軸受け部材6が紙送りローラ3側に常時弾性付勢されている。
そして、図3に示すような、軸受け部材5を介してローラ保持部材5に組み付けた状態の圧接ローラ4を圧接ローラ半製品8とする。
この圧接ローラ半製品8は、ローラ保持部材5の長手方向の両端部がフレーム1の側板1bの所定位置に取り付け可能になっている。そして、フレーム1の側板1bに取り付けられた圧接ローラ半製品8は、保持部5dに位置する軸受け部材6が、弾性部材7の作用で常に紙送りローラ3側に弾性付勢されているので、圧接ローラ4が紙送りローラ3に所定の圧力で圧接可能になっている。
【0022】
また、図1に示すプラテンローラ2の回転軸2bには、圧接ローラ4の紙送りローラ3への圧接を解除可能な解除レバー9が回動自在に軸支されている。
この解除レバー9は、樹脂材料等で形成され、図7Aに示すように、本体部9aを有し、この本体部9aの略中央部にプラテンローラ2の回転軸2bが挿入可能な回動中心である軸孔9bが貫通形成されている。
また、解除レバー9は、回動中心である軸孔9bから図示右側の一方に延びる一端部9cと、図示左側の他方に延びる他端部9dとが形成されている。
このような解除レバー9は、プラテンローラ2に軸支されると、他端部9dがローラ保持部材5に保持した軸受け部材6の回転軸4cの下部に位置するようになっている。
【0023】
また、解除レバー9の一端部9cには、図8、9に示すように、回転可能な円柱状のカム部材10が当接して配設されている。このカム部材10は、解除レバー9の一端部9cに当接する部分が、カム部材10の回転中心から距離の異なる円弧状の円弧部10aと平坦部10bとからなる外周辺を有して、断面視略D字状に形成されている。
また、カム部材10は、両端部(図示せず)がフレーム1の側板1bに回転可能に支持されている。
また、図1に示すプリンタの奥側には、給回転可能な紙ローラ11が設けられ、この給紙ローラ11を回転させることにより、記録媒体(図示せず)を矢印Fの搬送方向に搬送可能になっている。
【0024】
前記カム部材10を回転させたときの、解除レバー9と圧接ローラ4の動作を、図8、9に基づいて説明する。まず、圧接ローラ4が紙送りローラ3に圧接状態にあるときは、カム部材10の平坦部10bが解除レバー9の一端部9cに当接し、他端部9dが略水平状になっている。
この状態から、カム部材10を矢印B方向に回転させると、円弧部10aと平坦部10bとが交わるコーナ部が、解除レバー9の一端部9cを押圧することにより、一端部9cが矢印C方向に移動して、解除レバー9が時計回り方向に回動する。
【0025】
前記解除レバー9を時計回り方向に回動させることにより、解除レバー9の他端部9dが上方に移動し、圧接ローラ4の回転軸4cを弾性部材7の付勢力に抗して図示上方に押し上げる。そして、圧接ローラ4が紙送りローラ3から離間する。
この圧接ローラ4が紙送りローラ3から離間した状態から、再度圧接状態に戻すには、カム部材10を正転、あるいは逆転させて図8に示すように、平坦部10bを一端部9cに当接させることで、他端部9dが略水平状態に戻り、紙送りローラ3から離間していた圧接ローラ4を再度紙送りローラ3に圧接することができる。
【0026】
即ち、本発明のプリンタの紙送り機構は、解除レバー9の一端部9cに当接して配設されたカム部材10を回転させることにより、一端部9cが矢印C、D方向に往復移動して解除レバー9が回動する。そして、解除レバー9が回動することで、他端部9dが往復移動して、紙送りローラ3に圧接した圧接ローラ4が、紙送りローラ3から接離するようになっている。
【0027】
前述したような本発明のプリンタの紙送り機構は、記録媒体(図示せず)の矢印Fの搬送方向と直交する方向に移動可能な軸受け部材6に圧接ローラを軸支しているので、圧接ローラ4を紙送りローラ3に圧接させるための構造を、記録媒体の搬送方向における寸法を小さくすることができる。そのために、本発明の紙送り機構を用いたプリンタの奥行き寸法を小さくすることができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明のプリンタの紙送り機構は、ローラ保持部材に、記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に軸受け部材を保持し、この軸受け部材に圧接ローラを回転自在に軸支して紙送りローラに圧接するようにしたので、記録媒体の搬送方向における寸法を小さくしたプリンタの紙送り機構を提供できる。
そのために、本発明のプリンタの紙送り機構を用いることにより、小型のプリンタを提供できる。
【0029】
また、前記圧接ローラは両端部から突出する回転軸を有し、前記ローラ保持部材には前記軸受け部材を保持する保持部が形成され、前記圧接ローラの前記回転軸を軸支した状態の前記軸受け部材を、前記ローラ保持部材の前記保持部に保持するようにしたので、圧接ローラをローラ保持部材への組付けが容易となり、組立性の良いプリンタの紙送り機構を提供できる。
【0030】
また、前記ローラ保持部材には前記軸受け部材を前記紙送りローラ側に弾性付勢する弾性部材を有し、この弾性部材により前記軸受け部材に軸支した前記圧接ローラを前記紙送りローラに圧接するようにしたので、弾性部材の付勢力の全てを、軸受け部材を介して圧接ローラに加えることができる。そのために、弾性部材の付勢力を小さくすることができ組立性が良い。
【0031】
また、本発明のプリンタの紙送り機構は、ローラ保持部材に記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に保持する軸受け部材を有し、この軸受け部材に圧接ローラを回転自在に軸支した状態で、圧接ローラの紙送りローラへの圧接を解除可能な解除レバーを配設したので、解除レバーによって圧接ローラを記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動させて、紙送りローラへの圧接を解除することができ、印刷前の記録媒体を確実に印刷手段に給紙、または印刷終了後の記録媒体を確実に排紙可能なプリンタの紙送り機構を提供できる。
【0032】
また、前記解除レバーは、回動中心がプラテンローラに軸支されると共に、前記回動中心から一方と他方に延びる一端部と他端部とを有し、前記解除レバーを回動させて前記他端部を往復移動させることで、前記紙送りローラに圧接した前記圧接ローラを前記紙送りローラから接離させるようにしたので、解除レバーを軸支するための専用の部材が不要となり、部品点数を削減できると共に、コスト低減が可能なプリンタの紙送り機構を提供できる。
【0033】
また、前記一端部には回転可能なカム部材が当接して配設され、このカム部材は回転中心から距離の異なる外周辺を有し、前記カム部材を回転させることにより、前記一端部が往復移移動して前記解除レバーが回動するようにしたので、カム部材に加える回転トルクが低トルクでも、容易に解除レバーを回動させることができる。
そのために、カム部材を回転させるための駆動源に、低トルクのモータの使用が可能となり、プリンタの消費電力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプリンタを説明する要部斜視図である。
【図2】本発明に係わる圧接ローラ半製品の要部斜視図である。
【図3】本発明に係わる圧接ローラ半製品の図である。
【図4】本発明に係わる圧接ローラの図である。
【図5】本発明に係わるローラ保持部材の図である。
【図6】本発明に係わる軸受け部材の図である。
【図7】本発明に係わる解除レバーの図である。
【図8】本発明に係わる解除レバーの動作を説明する図である。
【図9】本発明に係わる解除レバーの動作を説明する図である。
【図10】従来のプリンタの紙送り機構を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 フレーム
2 プラテンローラ
3 紙送りローラ
3a ローラ部
3b 回転軸
4 圧接ローラ
4b ローラ部
4c 回転軸
5 ローラ保持部材
5d 保持部
5e ガイド溝
6 軸受け部材
6a 軸受け部
6b 第1ガイド部
6c 第2ガイド部
6d 連結部
6g 軸孔
7 弾性部材
8 圧接ローラ半製品
9 解除レバー
9a 本体部
9b 軸孔
9c 一端部
9d 他端部
10 カム部材
10a 円弧部
10b 平坦部
11 給紙ローラ
Claims (1)
- 回転可能な紙送りローラと、この紙送りローラの上部に圧接可能な圧接ローラと、この圧接ローラを回転自在に保持し記録媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能な軸受け部材が配設されたローラ保持部材と、前記軸受け部材を前記紙送りローラ側に付勢する弾性部材と、前記記録媒体に印刷可能な印刷手段と、回転可能なプラテンローラと、回転中心が前記プラテンローラに軸支されるとともに前記圧接ローラの前記紙送りローラへの圧接を解除可能な解除レバーと、を備えたプリンタの紙送り機構であって、
前記解除レバーは、前記回動中心から一方と他方に延びる一端部と他端部とを有し、前記他端部が前記ローラ保持部材に保持された前記軸受け部材の回転軸の下部に位置するように配設されるとともに前記一端部には回転可能なカム部材が当接してして配設され、前記カム部材は回転中心から距離の異なる外周辺を有し、
前記カム部材を回転させることにより、前記一端部が往復移動することで前記解除レバーが前記回動中心を支点に回動し、前記他端部が往復移動して前記軸受け部材が上下方向に移動し、前記圧接ローラが前記紙送りローラから接離するようにしたことを特徴とするプリンタの紙送り機構。
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