JP2004102644A - バス運行支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】バスの位置と乗客数を一元管理するバス運行支援システムを提供する。
【解決手段】バス10,20と、その運行を管理・支援するサーバ51,52とを含み、バス10,20とサーバ51,52との間において通信可能なバス運行支援システム。バス10,20に、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能13,23を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサ14,24が設けられ、バス10,20とサーバ51,52とが通信を行なう際にバス10,20を識別するバス識別番号とバスの現在位置を特定するバス位置情報とともに、センサ14,24によりカウントされた乗車人数と降車人数とに関する情報をサーバ51,52に送信し、サーバ51,52が今回通信時の情報と前回通信時のデータ又は対応する統計データのうち少なくとも一方とを比較し、比較に基づいて得られた乗車率情報を各バスの遅延情報に付加して提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】バス10,20と、その運行を管理・支援するサーバ51,52とを含み、バス10,20とサーバ51,52との間において通信可能なバス運行支援システム。バス10,20に、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能13,23を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサ14,24が設けられ、バス10,20とサーバ51,52とが通信を行なう際にバス10,20を識別するバス識別番号とバスの現在位置を特定するバス位置情報とともに、センサ14,24によりカウントされた乗車人数と降車人数とに関する情報をサーバ51,52に送信し、サーバ51,52が今回通信時の情報と前回通信時のデータ又は対応する統計データのうち少なくとも一方とを比較し、比較に基づいて得られた乗車率情報を各バスの遅延情報に付加して提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は路線バスなどの運行を管理・支援するバス運行支援システムに関し、特に、各バスにおける乗客数をリアルタイムに把握することにより、バスの運行状況をより正確に判断できるバス運行支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
路線バスなどにおいては、特別な状態にならない限り、運転手が所持するバス運行予定表に基づいてバスが運行される。このバス運行予定表は、例えば、シートなどの形態でバス会社の管理者から運転手に手渡される。運転手は、このバス運行予定表に沿ってバスの系統(行き先)と時間とを知ることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、IT等の通信技術の発達に伴い、インターネットなどの通信手段を利用したバス運行管理・支援が行われ、バス運転手と管理者との間の通信を利用して運行中のバスが管理される。さらに、バスの運行状況を利用者に知らせるサービスも行われつつある。例えば、都営バスなどでは、利用者に各バスの位置情報が提供されているが、利用者の利便性を考えるとさらに改善の余地がある。
【0004】
例えば、特開平6−4798号公報、特開平11−339190号公報に種々のサービスを提供するシステムが記載されている。特開平6−4798号公報に記載された方法は、バスの内部にセンサを設置して人数を検出するものである。この方法を用いると、混雑したバスの内部など全体の状況が把握しにくいため、バスの状況に応じて対応しにくい。特開平11−339190号公報に示す方法では、乗車時の整理券発券情報と降車時の料金支払情報から人数を算出するため、料金が均一の前払いのバスや、始発停留所から乗る乗客であって、乗車時に乗車カードや定期券を乗車記録装置に通さない乗客はカウントされないという問題もあった。
本発明の目的は、各バスの位置と乗客数を一元管理するバス運行支援システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、バスと、該バスの運行を管理・支援するサーバとを含み、前記バスと前記サーバとの間において通信可能なバス運行支援システムであって、バスに、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが設けられ、前記バスと前記サーバとが通信を行なう際に、前記バスを識別するバス識別番号とバスの現在位置を特定するバス位置情報とともに、前記センサによりカウントされた乗車人数と降車人数とに関する情報を前記サーバに送信し、該サーバが、今回通信時の前記情報と、前回通信時のデータ又は対応する統計データのうち少なくとも一方とを比較し、比較に基づいて得られた乗車率情報を各バスの遅延情報に付加して提供することを特徴とするバス運行支援システムが提供される。
【0006】
上記バス運行支援システムによれば、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサにより乗車率を測定するため、乗車率の推定を精度良く行うことができる。乗車率情報を遅延情報に付加して提供するため、将来に向けての遅延情報をより正確に見積もることができる。
【0007】
バスとサーバとが通信を行った際に、自バスと同系統、すなわちルートが同じバスであって、自バスの前後を運行するバスの遅延情報と乗車率情報とが、前記サーバから送信されるのが好ましい。自バスと同系統であって、自バスと時間的に前後して走行するバスの遅延情報と乗車率情報とが、自バスの運行にとって最も参考になる情報であり、これに基づいて自バスの運行を調整することもできる。
【0008】
例えば、自バスの前を走行する同系統のバスが遅れ気味であり、自バスよりも乗車率も高いという情報が得られ、かつ、自バスの後を走行する同系統のバスが順調に運行され、乗車率も低いという情報が得られれば、自バスを出来る限り早めに運行するとともに、前のバスにその後続である自バスの状況を知らせることにより、前のバスの運転手が停留所において待っている利用者に後続のバスの利用を促すアナウンスを行うこともできる。或いは、後続のバスが遅れ気味であり、乗車率も高いという情報が得られれば、自バスの運行をやや遅れ気味に調整することもできる。
【0009】
さらに、バス利用者が所持する携帯端末を含み、バス利用者が指定した停留所におけるバスの遅延情報と乗車率情報とを、前記サーバから取得できる機能を有する携帯端末を含むのが好ましい。携帯端末を利用することにより、ユーザの利便性を一層向上させることができる。
【0010】
また、前記乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが、バスの乗客が乗り降り共通に用いる乗降口に設けられるとともに、バスの乗客の移動方向を検知できるベクトルセンサ機能を有しているのが好ましい。乗り降り共通の乗降口の場合でも、ベクトルセンサ機能により乗車人数と降車人数とを精度良く識別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する前に、発明者の行った考察について説明する。発明者は、バスの乗車率とバスの遅延との間の関係に着目した。すなわち、バスの乗車率が高くなると乗降にかかる時間が長くなり、その結果として遅延が生じる傾向にあり、さらに、次のバスの乗車率や遅延情報などが提供されないと、さらに乗客が特定のバスに偏りがちになること、そのために、数台のバスが同時に到着するという現象があることに気が付いた。このような対策には、特開平6−4798号に記載の技術による方法よりもバスの乗車率を精度良く知ることが重要である。
【0012】
すなわち、バスの乗車率を精度良く見積もり、見積もったバスの乗車率をバスの遅延状況に関する情報に付加して提供すれば、バスの円滑な運行に関してより効果的であると考えた。
【0013】
そこで、各バスの乗車口と降車口とに通過センサを設置し、乗車人数と降車人数を計数する。バスの乗降口は狭いため、複数人が全く同時に通過することは少なく、これにより精度の高い乗車人数と降車人数との計数が実現可能である。各バスには、乗車・降車センサと計数手段の他に、管理センタのサーバもしくは、運行路のポイントに設けた受信装置との送受信手段と、送受信情報の記憶手段とを設ける。記憶手段には、予め各バスの識別情報を格納しておき、乗車人数と降車人数のそれぞれ累積した値を記憶手段に格納し、送信時に識別情報と乗車人数と降車人数値または、差分値を送信する。運行路のポイントに設けた受信装置への送信の場合は、この受信装置からさらにサーバへ情報を送信する。このとき同時にバスの位置を送信する。位置検出方法は通常の手段で良く、GPSを利用した各バスの位置情報であっても、通信を行なった運行路のポイント装置の位置情報であっても良い。管理センタのサーバは各バスから定期的に送信された情報を格納し、位置情報から各バスの現在位置を特定し、乗客数とバスの定員から乗車率を算出する。また、各バスの運行スケジュールから、その時間のバスの予測位置を設定しておき、現在位置と予測位置の距離から遅延情報を算出する。また、同じ路線での各バス間の距離と前回通信時の各バス位置により、各停留所での次のバスの到着予測時間を算出する。これらの情報は、提供先媒体での表示に最適な形にサーバが加工し、バスの停留所や利用者の端末装置に送信し、表示させる。また、各バスに対して自バスの遅延情報や前後のバスの位置と乗車率情報を送信し、運転手を支援する。
【0014】
情報を収集する管理センタでは、リアルタイムの各バスの運行状況を確認することにより、問題の発生に迅速に対応することができる。また、各バスの定時の位置および乗車率を蓄積することにより、統計処理を行い、より適切な運行ダイヤを作成することが可能となる。尚、乗降口に設置するセンサは、ラインセンサであることが好ましいが、ラインセンサは乗降口全幅に設置しなくても、例えば平均的な乗客の肩幅程度の幅を有するラインセンサを、一般的な乗客の肩幅の最小値程度のギャップを設けて配置することにより代用することも可能であり、あるいは、1つのラインセンサを複数のポイントセンサで代用することもでき、これにより低コスト化できるという利点がある。
【0015】
上記考察に基づいて、以下に、本発明の一実施の形態によるバス運行支援システムについて図面を参照して説明する。図1は本実施の形態によるバス運行支援システムのシステム構成例を示す図であり、図2及び図3はバスの乗車率を求め各バスに表示させる処理の流れを示すフローチャート図であり、図4は到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図であり、図5は、図1に示すWWW参照可能端末60がサーバとインターネットを介して送受信する処理の流れを示すフローチャート図であり、図6は、サーバ内のデータテーブルにおけるデータ構成例を示す図であり、図7は車載表示機の画面表示例であり、図8は、図1に示すWWW参照可能端末60におけるバス運行に関連する情報の表示例を示す図である。
【0016】
図1において、符号10と符号20とは本発明の一実施の形態による後続バスと前走バスとに設けられたバス運行支援システムの一部であるバス内情報管理機能の構成例を示す。情報管理機能は、バス扉の開閉/通過ボタン11及び21と、車載表示機12及び22と、乗車人数確認用センサとカウンター13、14及び23、24と、記憶装置15及び25と、降車人数確認用センサ及び降車人数確認用カウンター16、17及び26、27と、無線機18及び28と、を有している。図1の符号30、40は、本実施の形態によるシステムのうちの、停留所A、停留所Bの構成例を示すブロック図である。停留所A及び停留所Bは、無線機31及び41と、表示機32及び42とを備えている。符号50は、運行管理センタの構成例を示す機能ブロック図である。運行管理センタ50は、WWWサーバ51と、処理サーバ52とを有しており、処理サーバ52内には、最新データベース210と、処理待ちデータベース220と、履歴データベース230と、基本データベース240と、停留所データベース250とが設けられている。
【0017】
まず、各バスにおける情報収集処理と運行管理センタへの情報送信処理について説明する。
後続バス10より各情報を停留所A30に送信し、運行管理センタ50においてバスからの各情報を受信する。また、後続バス10は、前走バス20と同一系統で行先も同じであると仮定する。後続バス10の乗車人数確認用センサ14によって乗車する人を感知し、乗車人数確認用カウンター13によって乗車人数の累計を取り、乗車人数を記憶装置15に格納する。また、降車人数確認用センサ16によって降車する人を感知し、降車人数確認用カウンター17によって降車人数の累計を取り、降車人数を記憶装置15に格納する。
【0018】
扉開閉/通過ボタン11を押すと、車両番号および乗車人数と降車人数とが記憶装置15から取得され、無線機18において停留所A30に設置された無線機31と通信を行い、取得した情報を運行管理センタ50に設けられている処理サーバ52に送信し処理サーバ52内に蓄積する。
【0019】
次に、処理サーバでの処理と各表示媒体への情報提供について説明する。処理サーバ52内にて取得した情報の処理が行なわれ、前走バス20より処理サーバ52に情報が送信されると処理サーバ52から後続バス10の走行位置・乗車率・停留所30への到着時刻などを停留所B40の無線機41に送信し、表示機42に後続バスの情報を表示させる。さらに、無線機28と通信し、車載表示機22にこれらの情報を表示する。
【0020】
また、WWW参照可能端末60(図1)、すなわち、パーソナルコンピュータ61又は携帯端末62などから、運行管理センタ50にあるWWWサーバ51にアクセスし乗車したいバスを指定すると、WWWサーバ51が処理サーバ52を参照する。指定したバスに関する最新情報は、処理サーバ52からWWWサーバ51へ送信され、WWWサーバ51を介してアクセスしてきたWWW参照可能端末60に対して最新情報を返信し、WWW参照可能端末60(図1)の表示装置に表示させる。
【0021】
図2及び図3は、乗車率を求め各バスに表示させる処理に関する流れを示すフローチャート図であり、図6(A)から図6(E)までは、処理サーバ内の各データテーブルの構成例である。適宜図1も参照して説明する。まず、バスのスタート時点で、バス10、20の記憶装置15、25内における、降車人数と乗車人数の値をリセット(0)にする。その後は、「乗車人数−降車人数」の値を累計する処理を行う。
【0022】
前走バス20が停留所A30に到着するとバスの運転手が扉開ボタン11を押し、停留所30を通過すると通過ボタン11を押し、停留所A30を発車する前に扉閉ボタン11を押す。その際、処理サーバ52と通信を行い、停留所A30に接近し(ステップ101)、扉開閉ボタン11/通過ボタン11(ステップ102)を押すと、前走バス20の運転手が押したボタン情報・車両番号・停留所番号・乗車人数・降車人数(カウンター)の情報が、記憶装置15から取得され、処理サーバ52に送信される(ステップ103)。
【0023】
処理サーバ52において、押されたボタン11の識別を行い(ステップ104)、通過ボタン11が押されていた場合、最新データベース210の該当する情報を履歴データベース230に格納し(ステップ105)、前走バス20から取得した情報を最新データベース210に登録し(ステップ106)、最新データベース210の乗客数216に乗車人数214から降車人数215を減算した値を登録し(ステップ107)、最新データベース210の乗車人数214と降車人数215に0(ゼロ)を登録し(ステップ108)、基本データベース240より車両番号241を主キーとして定員242を取得し、乗客数216を定員242により除算し、これに100を乗算した値を最新データベース210の乗車率217として登録する(ステップ114)。最新データベース210の値は、各停留所毎にリセットされる。次に押されたボタンが扉閉ボタン11であれば、処理待ちデータベース220にステップ103で取得した情報を登録する(ステップ109)。
【0024】
次に、扉閉ボタン11が押された場合、最新データベース210の該当する情報を履歴データベース230に格納し(ステップ110)、ステップ103で取得した乗車人数から処理待ちデータベース220の乗車人数224を減算した値を乗車人数224に上書き登録する。同様にステップ103で取得した降車人数から処理待ちデータベース220の降車人数225を減算した値を降車人数225に上書き登録し(ステップ111)、最新データベース210の乗客数216に乗車人数214から降車人数215を除算した値を上書き登録し(ステップ112)、処理待ちデータベース220の該当する情報を最新データベース210に登録する(ステップ113)。
【0025】
基本データベース240より車両番号241を主キーとして定員242を取得し、乗客数216を定員242で除算し、100を乗算した値を最新データベース210の乗車率217に登録する(ステップ114)。基本データベース240から車両番号241を主キーとして前走車両番号243・後続車両番号244・系統番号245・行先番号246を取得し(ステップ115)、最新データベース210の車両番号213の中から後続車両番号244と同じ値の情報を検索し、時刻212・乗車率217・停留所番号218を取得する(ステップ116)。停留所データベース250から系統番号251・行先番号252・停留所番号253が、先ほど取得した系統番号245・行先番号246・停留所番号218と全て一致した場合に、次停留所番号255・所要時間256を取得し(ステップ117)、先ほど取得した時刻212に所要時間256を加算した時刻を、ステップ117で取得した次停留所にある無線機に送信し(ステップ118)、ステップ117で取得した情報を後続車両番号244のバスにある車載表示機(図7)に乗車率・停留所・到着時刻を表示する(ステップ119)。
【0026】
また、最新データベース210の車両番号213の中から前走車両番号243と同じ値の情報を探し、時刻212・乗車率217・停留所番号218を取得し(ステップ120)、停留所データベース250から系統番号251・行先番号252・停留所番号253が、先ほど取得した系統番号245・行先番号246・停留所番号218と全て一致した場合、次停留所番号255を取得し(ステップ121)、ステップ121で取得した次停留所にある無線機に送信し、ステップ121で取得した情報を前走車両番号243のバスに設けられた車載表示機22に乗車率・停留所を表示させる(ステップ122)。
【0027】
図4は、バスの到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図である。定期的に履歴データベース230から同じ車両番号233・停留所番号238のデータを取得し(ステップ123)、日付231および時刻232が異なるデータ毎に、平均所要時間を算出し(ステップ124)、停留所データベース250の所要時間256に上書き登録する(ステップ125)。
【0028】
図5は、WWWサーバとインターネットとの送受信処理の流れを示すフローチャート図である。WWW参照可能端末60よりWWWサーバ51にアクセスし(ステップ126)、乗車したいバスを指定し(ステップ127)、WWWサーバ51は、指定したバスの情報を処理サーバ52に送信して、処理サーバ52から指定したバスの情報を取得する(ステップ128)。WWWサーバ51は、アクセスしてきたWWW参照可能端末60に処理サーバから取得したバスの情報を送信し、端末に取得情報を表示させる(ステップ129)。
【0029】
図6に各データベースのデータ例を示す。また、図7にバスの車載表示機の表示の例を示す。この値を用いて以下本発明の乗車率及び遅延情報の算出処理を、図1も参照して説明する。前走バス10より、扉開ボタン11が押されると、前走バス10の記憶装置15にある情報、ボタン情報・車両番号(図6(A)では、120547)・乗車人数(図6では、042)・降車人数(図6では、008)が処理サーバ52に送信され、処理サーバ52の処理待ちデータベース220に登録される。次に、扉閉ボタン11が押されると、前走バス10の記憶装置15にある情報、ボタン情報・車両番号(図6(A))では、120547)・乗車人数(図6(A))、058)・降車人数(図6(A))では、013)が処理サーバ52に送信され、処理サーバ52の最新データベース210にある車両番号213が、120547のデータを履歴データベース230に登録し、バスから取得した情報を最新データベースに登録する。
【0030】
最新データベース210の乗車人数214から処理待ちデータベース220の乗車人数224を減算し、乗車人数214に上書きする。図6の例では、058−042=016となり、この演算結果の016を乗車人数214に上書きする。同様に降車人数も処理を行なうと、008−013=−005となり、演算結果の005を降車人数215に上書きする。これらの処理により、最新データベース210および履歴データベース230には、どの時間帯のどの停留所において何人の乗降客がいたのか統計を取ることが可能である。
【0031】
乗客数216の算出は、最新データベース210の乗車人数214と降車人数215および処理待ちデータベース220の乗客数226を使用して求め、乗客数216に登録する。乗客数226+(乗車人数214−降車人数215)=乗客数216となる。上記の例では、042+(058−013)=082となる。さらに乗客率を求めるには、該当するバスの基本データベース240から定員242と最新データベースの乗客数216を使用して求め、乗客率217に格納する。乗客数216(70名)÷定員242×100=乗客率217となる。図6の例では、082÷70×100であり、約117パーセントとなる。
【0032】
さらに、図6(C)に示す履歴データベース230より、同じ車両番号233・停留所番号238の履歴データのみを取得し、次の停留所までの平均所要時間を求め、停留所データベース250の所要時間256に登録する。その値に最新データベース210の時刻212を加算した時刻を、到着予定時刻として、バスや停留所に表示する。図6(D)の例では、前走車両番号が120841のバスおよびそのバスの最寄りの停留所に、後続バスの車両番号が120547のバスが1つ前の停留所にいること、到着予定時刻が10:25、乗車率が64%であることが、車載表示機に表示される。また、後続車両番号が13536のバスに前走バスがいる停留所、乗車率を車載表示機に表示させ、前走バスに乗り切れなかった乗客がいるかどうかの判断や前走バスの遅延状況が確認可能である。
【0033】
次に、図7及び図8を参照して、上記説明に基づく方法により得られた情報の車載表示機における画面表示例と、利用者端末における表示画面例とについて説明する。図7に示すように、車載表示機22(図1)には、例えば、前走バスと後続バスとの現在位置(停留所を基準とした)と、到着(予定)時刻、乗車率がそれぞれ表示されている。図7に示す例では、前走バスは2つ先の停留所のさらに先に位置し、そのバスの乗車率は34%であることが表示されている。一方、後続バスに関しては、1つ前の停留所を過ぎており、直近の次の停留所への予想到着時刻は12時15分であり、乗車率は64%であることが示されており、運転手はこのデータを参考にして、自己のバスの運転予定を変更したり、自己のバスの乗客又は次のバス停においてバスを待っている乗客に役立つ情報を提供したりすることができる。
【0034】
特に、予定到着時刻が遅くなる場合や、乗車率が高い場合(満員の場合)自己のバスと後続バスとの間の乗車率の差が大きい場合には、その旨を利用者に伝えることにより、利用者の行動の参考とすることも可能である。
【0035】
図8は、利用者が自己の利用したい系統のバスに関する情報をサーバに対して求めた場合における、利用者の携帯端末の表示画面例を示す図である。図8に示すように、携帯電話300は、LCD表示画面303と、入力ボタン305と、送受信用アンテナ307と、GPS受信機能311とを有している。GPS受信機能311の有無は、任意である。
【0036】
LCD表示画面303には、例えば、バスの種別と、系統と、到着予定時刻と、乗車率と、が表示できるようになっている。バスの種別は、例えばノンステップバスやラッピングバスなどである。バスの系統は、バスの経路と行き先とを示し、この例では、1.××経由○○行き、2.△△経由□□行きなどが表示される。到着予定時刻は、例えば上記1のバスの利用者の指定するバス停への到着予定時刻が、1:12時15分、2:12時27分のように系統別に表示される。乗車率は、上記1のバスの現在乗車率が20%、2のバスの現在乗車率が78%である旨が表示されている。バス利用者は、この情報に基づいて、自己の都合に合わせたバスを検索することができ、予定を立てる際に役立てることもできる。
【0037】
以上説明したように、本実施の形態によるバス運行支援システムによれば、後続バス10の走行位置・乗車率・到着予定時刻を前走バス20の車載表示機22に表示させることが可能で、停留所にある無線機を経由して送信するため、停留所に待っている利用者に後続バスの乗車状況を案内することも可能である。また、WWWサーバを設置することにより、インターネットに接続可能な端末を所有していれば、停留所に行かなくてもバスの込み具合などを把握することが可能である。さらに、各停留所・各時間帯・任意の区間での乗車人数および乗車率を確認することができるので、より現実に近い乗客数の統計資料を作成することが可能で、ダイヤ改訂時および臨時便運行決定時の参考にすることも可能である。
【0038】
従って、バス運行管理者・利用者・インターネットからWWWサーバへアクセスした人は、指定したバスの走行位置や乗車率を確認することができ、バスの運転手は、後続バスの走行位置や乗車率を知ることができる。従って、停留所で待っているバス利用者に次のバスの走行状況をアナウンスできる。また、各バスの乗車状況がリアルタイムで確認することができ、バス運行管理者が臨時便の運行決定を促す参考となり、乗客数情報をデータベースに蓄積することで、統計を取ることができ、ダイヤ改訂時の参考資料とすることができる。
【0039】
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
【0040】
【発明の効果】
本発明のバス運行支援システムによれば、WWWサーバへアクセスすることで、指定したバスの走行位置や乗車率を確認することができる。運転者は、停留所で待っているバス利用者に次のバスの走行状況をアナウンスすることができる。また、各バスの乗車状況がリアルタイムに確認することができ、バス運行管理者が何らかの対策を考慮する際の参考となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるバス運行支援システムのシステムの構成例を示す図である。
【図2】バスの乗車率を求め、バス又はバス停留所などに情報を表示させる処理の流れを示すフローチャート図である。
【図3】バスの乗車率を求め、バス又はバス停留所などに情報を表示させる処理の流れを示すフローチャート図であり、図2に続く図である。
【図4】バスの到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図である。
【図5】WWWサーバとインターネットとの送受信処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】図6(A)から図6(E)までは、処理サーバ内の各データテーブルの構成例を示す図である。
【図7】車載表示機の画面表示例を示す図である。
【図8】情報を提供された利用者端末と、その画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
10、20 バス
30、40 停留所
50 運行管理センタ
60 WWW参照可能端末
11、21 扉開/扉閉/通過ボタン
12、22 車載表示機
13、23 乗車人数確認用カウンター
14、24 乗車人数確認用センサ
15、25 記憶装置
16、26 降車人数確認用センサ
17、27 降車人数確認用カウンター
18、28、31、41 無線機
32、42 表示機
51 WWWサーバ
52 処理サーバ
61 パソコン
62 携帯端末
210、220、230、240、250 処理サーバ内のデータベース。
【発明の属する技術分野】
本発明は路線バスなどの運行を管理・支援するバス運行支援システムに関し、特に、各バスにおける乗客数をリアルタイムに把握することにより、バスの運行状況をより正確に判断できるバス運行支援システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
路線バスなどにおいては、特別な状態にならない限り、運転手が所持するバス運行予定表に基づいてバスが運行される。このバス運行予定表は、例えば、シートなどの形態でバス会社の管理者から運転手に手渡される。運転手は、このバス運行予定表に沿ってバスの系統(行き先)と時間とを知ることが出来る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
最近、IT等の通信技術の発達に伴い、インターネットなどの通信手段を利用したバス運行管理・支援が行われ、バス運転手と管理者との間の通信を利用して運行中のバスが管理される。さらに、バスの運行状況を利用者に知らせるサービスも行われつつある。例えば、都営バスなどでは、利用者に各バスの位置情報が提供されているが、利用者の利便性を考えるとさらに改善の余地がある。
【0004】
例えば、特開平6−4798号公報、特開平11−339190号公報に種々のサービスを提供するシステムが記載されている。特開平6−4798号公報に記載された方法は、バスの内部にセンサを設置して人数を検出するものである。この方法を用いると、混雑したバスの内部など全体の状況が把握しにくいため、バスの状況に応じて対応しにくい。特開平11−339190号公報に示す方法では、乗車時の整理券発券情報と降車時の料金支払情報から人数を算出するため、料金が均一の前払いのバスや、始発停留所から乗る乗客であって、乗車時に乗車カードや定期券を乗車記録装置に通さない乗客はカウントされないという問題もあった。
本発明の目的は、各バスの位置と乗客数を一元管理するバス運行支援システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の一観点によれば、バスと、該バスの運行を管理・支援するサーバとを含み、前記バスと前記サーバとの間において通信可能なバス運行支援システムであって、バスに、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが設けられ、前記バスと前記サーバとが通信を行なう際に、前記バスを識別するバス識別番号とバスの現在位置を特定するバス位置情報とともに、前記センサによりカウントされた乗車人数と降車人数とに関する情報を前記サーバに送信し、該サーバが、今回通信時の前記情報と、前回通信時のデータ又は対応する統計データのうち少なくとも一方とを比較し、比較に基づいて得られた乗車率情報を各バスの遅延情報に付加して提供することを特徴とするバス運行支援システムが提供される。
【0006】
上記バス運行支援システムによれば、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサにより乗車率を測定するため、乗車率の推定を精度良く行うことができる。乗車率情報を遅延情報に付加して提供するため、将来に向けての遅延情報をより正確に見積もることができる。
【0007】
バスとサーバとが通信を行った際に、自バスと同系統、すなわちルートが同じバスであって、自バスの前後を運行するバスの遅延情報と乗車率情報とが、前記サーバから送信されるのが好ましい。自バスと同系統であって、自バスと時間的に前後して走行するバスの遅延情報と乗車率情報とが、自バスの運行にとって最も参考になる情報であり、これに基づいて自バスの運行を調整することもできる。
【0008】
例えば、自バスの前を走行する同系統のバスが遅れ気味であり、自バスよりも乗車率も高いという情報が得られ、かつ、自バスの後を走行する同系統のバスが順調に運行され、乗車率も低いという情報が得られれば、自バスを出来る限り早めに運行するとともに、前のバスにその後続である自バスの状況を知らせることにより、前のバスの運転手が停留所において待っている利用者に後続のバスの利用を促すアナウンスを行うこともできる。或いは、後続のバスが遅れ気味であり、乗車率も高いという情報が得られれば、自バスの運行をやや遅れ気味に調整することもできる。
【0009】
さらに、バス利用者が所持する携帯端末を含み、バス利用者が指定した停留所におけるバスの遅延情報と乗車率情報とを、前記サーバから取得できる機能を有する携帯端末を含むのが好ましい。携帯端末を利用することにより、ユーザの利便性を一層向上させることができる。
【0010】
また、前記乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが、バスの乗客が乗り降り共通に用いる乗降口に設けられるとともに、バスの乗客の移動方向を検知できるベクトルセンサ機能を有しているのが好ましい。乗り降り共通の乗降口の場合でも、ベクトルセンサ機能により乗車人数と降車人数とを精度良く識別することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について説明する前に、発明者の行った考察について説明する。発明者は、バスの乗車率とバスの遅延との間の関係に着目した。すなわち、バスの乗車率が高くなると乗降にかかる時間が長くなり、その結果として遅延が生じる傾向にあり、さらに、次のバスの乗車率や遅延情報などが提供されないと、さらに乗客が特定のバスに偏りがちになること、そのために、数台のバスが同時に到着するという現象があることに気が付いた。このような対策には、特開平6−4798号に記載の技術による方法よりもバスの乗車率を精度良く知ることが重要である。
【0012】
すなわち、バスの乗車率を精度良く見積もり、見積もったバスの乗車率をバスの遅延状況に関する情報に付加して提供すれば、バスの円滑な運行に関してより効果的であると考えた。
【0013】
そこで、各バスの乗車口と降車口とに通過センサを設置し、乗車人数と降車人数を計数する。バスの乗降口は狭いため、複数人が全く同時に通過することは少なく、これにより精度の高い乗車人数と降車人数との計数が実現可能である。各バスには、乗車・降車センサと計数手段の他に、管理センタのサーバもしくは、運行路のポイントに設けた受信装置との送受信手段と、送受信情報の記憶手段とを設ける。記憶手段には、予め各バスの識別情報を格納しておき、乗車人数と降車人数のそれぞれ累積した値を記憶手段に格納し、送信時に識別情報と乗車人数と降車人数値または、差分値を送信する。運行路のポイントに設けた受信装置への送信の場合は、この受信装置からさらにサーバへ情報を送信する。このとき同時にバスの位置を送信する。位置検出方法は通常の手段で良く、GPSを利用した各バスの位置情報であっても、通信を行なった運行路のポイント装置の位置情報であっても良い。管理センタのサーバは各バスから定期的に送信された情報を格納し、位置情報から各バスの現在位置を特定し、乗客数とバスの定員から乗車率を算出する。また、各バスの運行スケジュールから、その時間のバスの予測位置を設定しておき、現在位置と予測位置の距離から遅延情報を算出する。また、同じ路線での各バス間の距離と前回通信時の各バス位置により、各停留所での次のバスの到着予測時間を算出する。これらの情報は、提供先媒体での表示に最適な形にサーバが加工し、バスの停留所や利用者の端末装置に送信し、表示させる。また、各バスに対して自バスの遅延情報や前後のバスの位置と乗車率情報を送信し、運転手を支援する。
【0014】
情報を収集する管理センタでは、リアルタイムの各バスの運行状況を確認することにより、問題の発生に迅速に対応することができる。また、各バスの定時の位置および乗車率を蓄積することにより、統計処理を行い、より適切な運行ダイヤを作成することが可能となる。尚、乗降口に設置するセンサは、ラインセンサであることが好ましいが、ラインセンサは乗降口全幅に設置しなくても、例えば平均的な乗客の肩幅程度の幅を有するラインセンサを、一般的な乗客の肩幅の最小値程度のギャップを設けて配置することにより代用することも可能であり、あるいは、1つのラインセンサを複数のポイントセンサで代用することもでき、これにより低コスト化できるという利点がある。
【0015】
上記考察に基づいて、以下に、本発明の一実施の形態によるバス運行支援システムについて図面を参照して説明する。図1は本実施の形態によるバス運行支援システムのシステム構成例を示す図であり、図2及び図3はバスの乗車率を求め各バスに表示させる処理の流れを示すフローチャート図であり、図4は到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図であり、図5は、図1に示すWWW参照可能端末60がサーバとインターネットを介して送受信する処理の流れを示すフローチャート図であり、図6は、サーバ内のデータテーブルにおけるデータ構成例を示す図であり、図7は車載表示機の画面表示例であり、図8は、図1に示すWWW参照可能端末60におけるバス運行に関連する情報の表示例を示す図である。
【0016】
図1において、符号10と符号20とは本発明の一実施の形態による後続バスと前走バスとに設けられたバス運行支援システムの一部であるバス内情報管理機能の構成例を示す。情報管理機能は、バス扉の開閉/通過ボタン11及び21と、車載表示機12及び22と、乗車人数確認用センサとカウンター13、14及び23、24と、記憶装置15及び25と、降車人数確認用センサ及び降車人数確認用カウンター16、17及び26、27と、無線機18及び28と、を有している。図1の符号30、40は、本実施の形態によるシステムのうちの、停留所A、停留所Bの構成例を示すブロック図である。停留所A及び停留所Bは、無線機31及び41と、表示機32及び42とを備えている。符号50は、運行管理センタの構成例を示す機能ブロック図である。運行管理センタ50は、WWWサーバ51と、処理サーバ52とを有しており、処理サーバ52内には、最新データベース210と、処理待ちデータベース220と、履歴データベース230と、基本データベース240と、停留所データベース250とが設けられている。
【0017】
まず、各バスにおける情報収集処理と運行管理センタへの情報送信処理について説明する。
後続バス10より各情報を停留所A30に送信し、運行管理センタ50においてバスからの各情報を受信する。また、後続バス10は、前走バス20と同一系統で行先も同じであると仮定する。後続バス10の乗車人数確認用センサ14によって乗車する人を感知し、乗車人数確認用カウンター13によって乗車人数の累計を取り、乗車人数を記憶装置15に格納する。また、降車人数確認用センサ16によって降車する人を感知し、降車人数確認用カウンター17によって降車人数の累計を取り、降車人数を記憶装置15に格納する。
【0018】
扉開閉/通過ボタン11を押すと、車両番号および乗車人数と降車人数とが記憶装置15から取得され、無線機18において停留所A30に設置された無線機31と通信を行い、取得した情報を運行管理センタ50に設けられている処理サーバ52に送信し処理サーバ52内に蓄積する。
【0019】
次に、処理サーバでの処理と各表示媒体への情報提供について説明する。処理サーバ52内にて取得した情報の処理が行なわれ、前走バス20より処理サーバ52に情報が送信されると処理サーバ52から後続バス10の走行位置・乗車率・停留所30への到着時刻などを停留所B40の無線機41に送信し、表示機42に後続バスの情報を表示させる。さらに、無線機28と通信し、車載表示機22にこれらの情報を表示する。
【0020】
また、WWW参照可能端末60(図1)、すなわち、パーソナルコンピュータ61又は携帯端末62などから、運行管理センタ50にあるWWWサーバ51にアクセスし乗車したいバスを指定すると、WWWサーバ51が処理サーバ52を参照する。指定したバスに関する最新情報は、処理サーバ52からWWWサーバ51へ送信され、WWWサーバ51を介してアクセスしてきたWWW参照可能端末60に対して最新情報を返信し、WWW参照可能端末60(図1)の表示装置に表示させる。
【0021】
図2及び図3は、乗車率を求め各バスに表示させる処理に関する流れを示すフローチャート図であり、図6(A)から図6(E)までは、処理サーバ内の各データテーブルの構成例である。適宜図1も参照して説明する。まず、バスのスタート時点で、バス10、20の記憶装置15、25内における、降車人数と乗車人数の値をリセット(0)にする。その後は、「乗車人数−降車人数」の値を累計する処理を行う。
【0022】
前走バス20が停留所A30に到着するとバスの運転手が扉開ボタン11を押し、停留所30を通過すると通過ボタン11を押し、停留所A30を発車する前に扉閉ボタン11を押す。その際、処理サーバ52と通信を行い、停留所A30に接近し(ステップ101)、扉開閉ボタン11/通過ボタン11(ステップ102)を押すと、前走バス20の運転手が押したボタン情報・車両番号・停留所番号・乗車人数・降車人数(カウンター)の情報が、記憶装置15から取得され、処理サーバ52に送信される(ステップ103)。
【0023】
処理サーバ52において、押されたボタン11の識別を行い(ステップ104)、通過ボタン11が押されていた場合、最新データベース210の該当する情報を履歴データベース230に格納し(ステップ105)、前走バス20から取得した情報を最新データベース210に登録し(ステップ106)、最新データベース210の乗客数216に乗車人数214から降車人数215を減算した値を登録し(ステップ107)、最新データベース210の乗車人数214と降車人数215に0(ゼロ)を登録し(ステップ108)、基本データベース240より車両番号241を主キーとして定員242を取得し、乗客数216を定員242により除算し、これに100を乗算した値を最新データベース210の乗車率217として登録する(ステップ114)。最新データベース210の値は、各停留所毎にリセットされる。次に押されたボタンが扉閉ボタン11であれば、処理待ちデータベース220にステップ103で取得した情報を登録する(ステップ109)。
【0024】
次に、扉閉ボタン11が押された場合、最新データベース210の該当する情報を履歴データベース230に格納し(ステップ110)、ステップ103で取得した乗車人数から処理待ちデータベース220の乗車人数224を減算した値を乗車人数224に上書き登録する。同様にステップ103で取得した降車人数から処理待ちデータベース220の降車人数225を減算した値を降車人数225に上書き登録し(ステップ111)、最新データベース210の乗客数216に乗車人数214から降車人数215を除算した値を上書き登録し(ステップ112)、処理待ちデータベース220の該当する情報を最新データベース210に登録する(ステップ113)。
【0025】
基本データベース240より車両番号241を主キーとして定員242を取得し、乗客数216を定員242で除算し、100を乗算した値を最新データベース210の乗車率217に登録する(ステップ114)。基本データベース240から車両番号241を主キーとして前走車両番号243・後続車両番号244・系統番号245・行先番号246を取得し(ステップ115)、最新データベース210の車両番号213の中から後続車両番号244と同じ値の情報を検索し、時刻212・乗車率217・停留所番号218を取得する(ステップ116)。停留所データベース250から系統番号251・行先番号252・停留所番号253が、先ほど取得した系統番号245・行先番号246・停留所番号218と全て一致した場合に、次停留所番号255・所要時間256を取得し(ステップ117)、先ほど取得した時刻212に所要時間256を加算した時刻を、ステップ117で取得した次停留所にある無線機に送信し(ステップ118)、ステップ117で取得した情報を後続車両番号244のバスにある車載表示機(図7)に乗車率・停留所・到着時刻を表示する(ステップ119)。
【0026】
また、最新データベース210の車両番号213の中から前走車両番号243と同じ値の情報を探し、時刻212・乗車率217・停留所番号218を取得し(ステップ120)、停留所データベース250から系統番号251・行先番号252・停留所番号253が、先ほど取得した系統番号245・行先番号246・停留所番号218と全て一致した場合、次停留所番号255を取得し(ステップ121)、ステップ121で取得した次停留所にある無線機に送信し、ステップ121で取得した情報を前走車両番号243のバスに設けられた車載表示機22に乗車率・停留所を表示させる(ステップ122)。
【0027】
図4は、バスの到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図である。定期的に履歴データベース230から同じ車両番号233・停留所番号238のデータを取得し(ステップ123)、日付231および時刻232が異なるデータ毎に、平均所要時間を算出し(ステップ124)、停留所データベース250の所要時間256に上書き登録する(ステップ125)。
【0028】
図5は、WWWサーバとインターネットとの送受信処理の流れを示すフローチャート図である。WWW参照可能端末60よりWWWサーバ51にアクセスし(ステップ126)、乗車したいバスを指定し(ステップ127)、WWWサーバ51は、指定したバスの情報を処理サーバ52に送信して、処理サーバ52から指定したバスの情報を取得する(ステップ128)。WWWサーバ51は、アクセスしてきたWWW参照可能端末60に処理サーバから取得したバスの情報を送信し、端末に取得情報を表示させる(ステップ129)。
【0029】
図6に各データベースのデータ例を示す。また、図7にバスの車載表示機の表示の例を示す。この値を用いて以下本発明の乗車率及び遅延情報の算出処理を、図1も参照して説明する。前走バス10より、扉開ボタン11が押されると、前走バス10の記憶装置15にある情報、ボタン情報・車両番号(図6(A)では、120547)・乗車人数(図6では、042)・降車人数(図6では、008)が処理サーバ52に送信され、処理サーバ52の処理待ちデータベース220に登録される。次に、扉閉ボタン11が押されると、前走バス10の記憶装置15にある情報、ボタン情報・車両番号(図6(A))では、120547)・乗車人数(図6(A))、058)・降車人数(図6(A))では、013)が処理サーバ52に送信され、処理サーバ52の最新データベース210にある車両番号213が、120547のデータを履歴データベース230に登録し、バスから取得した情報を最新データベースに登録する。
【0030】
最新データベース210の乗車人数214から処理待ちデータベース220の乗車人数224を減算し、乗車人数214に上書きする。図6の例では、058−042=016となり、この演算結果の016を乗車人数214に上書きする。同様に降車人数も処理を行なうと、008−013=−005となり、演算結果の005を降車人数215に上書きする。これらの処理により、最新データベース210および履歴データベース230には、どの時間帯のどの停留所において何人の乗降客がいたのか統計を取ることが可能である。
【0031】
乗客数216の算出は、最新データベース210の乗車人数214と降車人数215および処理待ちデータベース220の乗客数226を使用して求め、乗客数216に登録する。乗客数226+(乗車人数214−降車人数215)=乗客数216となる。上記の例では、042+(058−013)=082となる。さらに乗客率を求めるには、該当するバスの基本データベース240から定員242と最新データベースの乗客数216を使用して求め、乗客率217に格納する。乗客数216(70名)÷定員242×100=乗客率217となる。図6の例では、082÷70×100であり、約117パーセントとなる。
【0032】
さらに、図6(C)に示す履歴データベース230より、同じ車両番号233・停留所番号238の履歴データのみを取得し、次の停留所までの平均所要時間を求め、停留所データベース250の所要時間256に登録する。その値に最新データベース210の時刻212を加算した時刻を、到着予定時刻として、バスや停留所に表示する。図6(D)の例では、前走車両番号が120841のバスおよびそのバスの最寄りの停留所に、後続バスの車両番号が120547のバスが1つ前の停留所にいること、到着予定時刻が10:25、乗車率が64%であることが、車載表示機に表示される。また、後続車両番号が13536のバスに前走バスがいる停留所、乗車率を車載表示機に表示させ、前走バスに乗り切れなかった乗客がいるかどうかの判断や前走バスの遅延状況が確認可能である。
【0033】
次に、図7及び図8を参照して、上記説明に基づく方法により得られた情報の車載表示機における画面表示例と、利用者端末における表示画面例とについて説明する。図7に示すように、車載表示機22(図1)には、例えば、前走バスと後続バスとの現在位置(停留所を基準とした)と、到着(予定)時刻、乗車率がそれぞれ表示されている。図7に示す例では、前走バスは2つ先の停留所のさらに先に位置し、そのバスの乗車率は34%であることが表示されている。一方、後続バスに関しては、1つ前の停留所を過ぎており、直近の次の停留所への予想到着時刻は12時15分であり、乗車率は64%であることが示されており、運転手はこのデータを参考にして、自己のバスの運転予定を変更したり、自己のバスの乗客又は次のバス停においてバスを待っている乗客に役立つ情報を提供したりすることができる。
【0034】
特に、予定到着時刻が遅くなる場合や、乗車率が高い場合(満員の場合)自己のバスと後続バスとの間の乗車率の差が大きい場合には、その旨を利用者に伝えることにより、利用者の行動の参考とすることも可能である。
【0035】
図8は、利用者が自己の利用したい系統のバスに関する情報をサーバに対して求めた場合における、利用者の携帯端末の表示画面例を示す図である。図8に示すように、携帯電話300は、LCD表示画面303と、入力ボタン305と、送受信用アンテナ307と、GPS受信機能311とを有している。GPS受信機能311の有無は、任意である。
【0036】
LCD表示画面303には、例えば、バスの種別と、系統と、到着予定時刻と、乗車率と、が表示できるようになっている。バスの種別は、例えばノンステップバスやラッピングバスなどである。バスの系統は、バスの経路と行き先とを示し、この例では、1.××経由○○行き、2.△△経由□□行きなどが表示される。到着予定時刻は、例えば上記1のバスの利用者の指定するバス停への到着予定時刻が、1:12時15分、2:12時27分のように系統別に表示される。乗車率は、上記1のバスの現在乗車率が20%、2のバスの現在乗車率が78%である旨が表示されている。バス利用者は、この情報に基づいて、自己の都合に合わせたバスを検索することができ、予定を立てる際に役立てることもできる。
【0037】
以上説明したように、本実施の形態によるバス運行支援システムによれば、後続バス10の走行位置・乗車率・到着予定時刻を前走バス20の車載表示機22に表示させることが可能で、停留所にある無線機を経由して送信するため、停留所に待っている利用者に後続バスの乗車状況を案内することも可能である。また、WWWサーバを設置することにより、インターネットに接続可能な端末を所有していれば、停留所に行かなくてもバスの込み具合などを把握することが可能である。さらに、各停留所・各時間帯・任意の区間での乗車人数および乗車率を確認することができるので、より現実に近い乗客数の統計資料を作成することが可能で、ダイヤ改訂時および臨時便運行決定時の参考にすることも可能である。
【0038】
従って、バス運行管理者・利用者・インターネットからWWWサーバへアクセスした人は、指定したバスの走行位置や乗車率を確認することができ、バスの運転手は、後続バスの走行位置や乗車率を知ることができる。従って、停留所で待っているバス利用者に次のバスの走行状況をアナウンスできる。また、各バスの乗車状況がリアルタイムで確認することができ、バス運行管理者が臨時便の運行決定を促す参考となり、乗客数情報をデータベースに蓄積することで、統計を取ることができ、ダイヤ改訂時の参考資料とすることができる。
【0039】
以上、実施の形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。その他、種々の変更、改良、組み合わせが可能なことは当業者に自明であろう。
【0040】
【発明の効果】
本発明のバス運行支援システムによれば、WWWサーバへアクセスすることで、指定したバスの走行位置や乗車率を確認することができる。運転者は、停留所で待っているバス利用者に次のバスの走行状況をアナウンスすることができる。また、各バスの乗車状況がリアルタイムに確認することができ、バス運行管理者が何らかの対策を考慮する際の参考となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるバス運行支援システムのシステムの構成例を示す図である。
【図2】バスの乗車率を求め、バス又はバス停留所などに情報を表示させる処理の流れを示すフローチャート図である。
【図3】バスの乗車率を求め、バス又はバス停留所などに情報を表示させる処理の流れを示すフローチャート図であり、図2に続く図である。
【図4】バスの到着時間を求める処理の流れを示すフローチャート図である。
【図5】WWWサーバとインターネットとの送受信処理の流れを示すフローチャート図である。
【図6】図6(A)から図6(E)までは、処理サーバ内の各データテーブルの構成例を示す図である。
【図7】車載表示機の画面表示例を示す図である。
【図8】情報を提供された利用者端末と、その画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
10、20 バス
30、40 停留所
50 運行管理センタ
60 WWW参照可能端末
11、21 扉開/扉閉/通過ボタン
12、22 車載表示機
13、23 乗車人数確認用カウンター
14、24 乗車人数確認用センサ
15、25 記憶装置
16、26 降車人数確認用センサ
17、27 降車人数確認用カウンター
18、28、31、41 無線機
32、42 表示機
51 WWWサーバ
52 処理サーバ
61 パソコン
62 携帯端末
210、220、230、240、250 処理サーバ内のデータベース。
Claims (5)
- バスと、該バスの運行を管理・支援するサーバとを含み、前記バスと前記サーバとの間において通信可能なバス運行支援システムであって、バスに、乗車人数と降車人数とをそれぞれカウントするカウンター機能を備えた乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが設けられ、
前記バスと前記サーバとが通信を行なう際に、前記バスを識別するバス識別番号とバスの現在位置を特定するバス位置情報とともに、前記センサによりカウントされた乗車人数と降車人数とに関する情報を前記サーバに送信し、該サーバが、今回通信時の前記情報と、前回通信時のデータ又は対応する統計データのうち少なくとも一方とを比較し、比較に基づいて得られた乗車率情報を各バスの遅延情報に付加して提供することを特徴とするバス運行支援システム。 - バスとサーバとが通信を行なった際に、自バスと同系統において自バスの前後を運行するバスの遅延情報と乗車率情報とが、前記サーバから送信されることを特徴とする請求項1に記載のバス運行支援システム。
- さらに、バスの遅延状況と乗車率情報とを、バスが次に停まる停留所に表示する手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のバス運行支援システム。
- さらに、
バス利用者が所持する携帯端末であって、バス利用者が指定した停留所におけるバスの遅延情報と乗車率情報とを、前記サーバから取得できる機能を有する携帯端末を含む
請求項1から3までのいずれか1項に記載のバス運行支援システム。 - 前記乗車人数確認用及び降車人数確認用センサが、バスの乗客が乗り降り共通に用いる乗降口に設けられるとともに、バスの乗客の移動方向を検知できるベクトルセンサ機能を有していることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のバス運行支援システム。
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