JP2004097257A - シートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッパプレートを用いることによりレイアウトの自由度の向上と構成部材の組付作業能率の向上を図る。
【解決手段】ベースプレート11にアーム13を回転自在に軸着するセンターシャフト12と、アームを所定の位置でロックするロック機構14とを備え、渦巻きばね15によって、アームの係止ピン18を介してシートバックを反リクライニング方向へ付勢している。センターシャフトに、渦巻きばねによって反リクライニング方向へ回動付勢されたストッパプレート16を設けると共に、該ストッパプレートの係止片24を係止ピンに反リクライニングの回動付勢方向から当接可能に設け、シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前倒した際に、ストッパプレートの回動を規制してシートバックに対する渦巻きばねのばね付勢力を解除する解除手段17を設けた。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートリクライニング装置に関し、とりわけ、自動車におけるリアーシートに設けられたシートリクライニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来のシートリクライニング装置としては、本出願人が先に出願した、例えば特開平10−99157号に記載されたものがある。
【0003】
図9に基づいて概略を説明すると、このシートリクライニング装置は、車内のシートクッションに固定されたベースプレート1と、シートバック2に固定されて、前記ベースプレート1にセンターシャフト3を介して回動可能に軸着されたアーム4と、該アーム4を所定の位置でロックする図外のロック機構と、中心側端部6aが前記センターシャフト3の一端部に係止され、シートバック2を反リクライニング方向へ付勢する渦巻きばね6とを備えている。
【0004】
また、前記ベースプレート1には、渦巻きばね5に予め所定の付勢力を付与した状態で、該渦巻きばね6の外周側端部6bを保持する突起部7が設けられている一方、前記アーム4には、渦巻きばね6の外周側端部6bに係合可能な係合突部8が設けられている。
【0005】
そして、シートバック2が所定の起立状態にあるときは、アーム4の係合突部8は予め所定の付勢力が付与された状態で渦巻きばね6の外周側端部6bに当接している。
【0006】
前記シートバック2の起立状態からアーム4のロックを解除してシートバック2をリクライニング方向、つまり後傾方向(矢印A方向)へ回動させると、アーム4の係合突部8が渦巻きばね6の外周側端部6bに係合して巻き締めると共に、渦巻きばね6がベースプレート1の突起部7から離れて、シートバック2に反リクライニング方向のばね付勢力を付与する。これによって、シートバック2は起立方向への復帰力が所定の付勢力で付与されるから、着座した状態でシートバック2を緩やかに後傾方向へ回動させることができる。
【0007】
一方、起立状態からアーム4のロックを解除してシートバック2を反リクライニング方向、つまり、前傾方向(矢印B方向)へ回動させると、アーム4の係合突部8が渦巻きばね6の外周側端部6bから離間する。これによってシートバック2には渦巻きばね6のばね付勢力が全く掛からなくなるので、シートバック2を起立状態から前傾方向へ緩やかに回動させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のシートリクライニング装置にあっては、渦巻きばね6の外周側端部6bを保持する突起部7がベースプレート1の上端部上方位置に一体に形成され、かつ外方へ突出しているため、ベースプレート1全体が大型化してしまい、レイアウトの自由度が制約されてしまうおそれがある。
【0009】
しかも、センターシャフト3と前記突起部7との相対位置が固定的になっていることから、渦巻きばね6の中心側端部6aと外周側端部6bとをセンターシャフト3と突起部7とに係止させる際に、該渦巻きばね6を巻き締めしながら係止させなければならないので、その組付作業が煩雑となり、該作業能率が低下する。
【0010】
そこで、この発明は、レイアウトの自由度を高くできると共に、組付作業能率を向上させ得るシートリクライニング装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、ベースプレートに、シートバック取付用のアームをセンターシャフトを介して回動自在に軸着すると共に、前記アームを所定の位置でロックするロック機構を備え、中心側端部が前記ベースプレート側に係止された渦巻きばねによって前記アームに設けられた係止部を介して前記シートバックを反リクライニング方向へ付勢してなるシートリクライニング装置であって、
前記センターシャフトに、前記渦巻きばねによって反リクライニング方向へ回動付勢されたストッパプレートを回動自在に設けると共に、該ストッパプレートの所定部位を前記係止部に反リクライニングの回動付勢方向から当接可能に設け、かつ前記ベースプレートに、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパプレートの回動を規制して前記シートバックに対する渦巻きばねのばね付勢力を解除する解除手段を設けたことを特徴としている。
【0012】
したがって、この発明によれば、ベースプレートとは別体のストッパプレートを回動自在に設けて、該ストッパプレートに渦巻きばねの外周側端部を係止させるようにしたため、全体のレイアウトの自由度が向上すると共に、ストッパプレートの任意の回動位置で渦巻きばねの外周側端部を該ストッパプレートに係止させることができることから、渦巻きばねを巻き締め状態で取り付ける必要がなくなり、この点で組付作業が容易になる。
【0013】
請求項2に記載の発明にあっては、前記解除手段は、前記ストッパプレートに設けられたストッパピンと、一端部が前記ベースプレートに回動自在に設けられ、他端部に形成された長孔を介して前記ストッパピンに連係した連係プレートとによって構成され、前記シートバックのリクライニング方向の回動に伴い前記連係プレートの長孔内をストッパピンが摺動して該ストッパプレートの回動を許容すると共に、シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際には、連係プレートの長孔の孔縁にストッパピンが係止してストッパプレートのそれ以上の回動を規制し、該ストッパプレートから前記係止部へのばね付勢力の伝達を解除するようにしたことを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の発明にあっては、前記解除手段は、前記ストッパプレートの外周所定位置に設けられたストッパ突部と、前記ベースプレートに設けられて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパ突部に当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するストッパ部材とから構成したことを特徴としている。
【0015】
請求項4に記載の発明にあっては、前記解除手段は、前記ストッパプレートの端部から延設されたストッパアームと、前記ベースプレートに設けられて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパアームに当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するストッパ突部とから構成したことを特徴としている。
【0016】
請求項5に記載の発明にあっては、前記解除手段は、前記ストッパプレートの端部に形成されたストッパ部と、前記ベースプレートに取り付けられた前記ロック機構のばね部材の一端部を係止するフック部とからなり、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前倒した際に、前記ストッパ部がフック部に当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するように構成したことを特徴としている。
【0017】
したがって、解除手段の一部をロック機構の部材を兼用させるようにしたため、部品点数の削減が図れ、製造作業が容易になると共に、組付作業性も良好になる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明にかかるシートリクライニング装置の各実施の形態を図面に基づいて詳述する。
【0019】
図1及び図2は第1の実施形態を示し、このシートリクライニング装置は、図外のシートクッションに固定されたベースプレート11と、図外のシートバックに固定されて、前記ベースプレート11にセンターシャフト12を介して回動可能に軸着されたアーム13と、該アーム13を所定の位置でロックするロック機構14と、中心側端部15aが前記センターシャフト12の突出端部にかしめ固定され、シートバックを反リクライニング方向(矢印A)へ付勢する渦巻きばね15と、前記渦巻きばね15のほぼし字形状に折曲された外周側端部15bが係止されて反リクライニング方向へ回動付勢されたストッパプレート16と、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前倒した際に、前記ストッパプレート16の回動を規制して前記シートバックに対する渦巻きばね15のばね付勢力を解除する解除手段17とを備えている。
【0020】
前記ベースプレート11は、ほぼ矩形状に形成され、上端部に前記センターシャフト12が挿通固定されている。と共に、該上端部の一側に前記アーム13の内側に位置する支持片11aが一体に形成されている。
【0021】
前記アーム13は、上下方向に長い矩形状を呈し、中央部及び上部に複数の固定ボルト用孔13aが穿設されていると共に、下部の一側面の下部所定位置に係止部である係止ピン18が突設されている。
【0022】
前記ロック機構14は、従来とほぼ同じ構造であって、アーム13に形成された図外のアッパーツースと、このアッパーツースの歯部と噛合可能な歯部を有し、ベースプレート11に回動自在に軸支されたロアーツースと、ベースプレート11に固定された支持プレート19に枢支ピン20を介して回動自在に軸支されて、前記ロアーツースを作動させる作動レバー21と、該作動レバー21をロック方向へ付勢するコイルスプリング22などによって構成され、前記コイルスプリング22は、一端部が作動レバー21の上端部21aに係止されている一方、他端部が前記支持プレート21の一部が外方へ折曲形成された前端止着部23に係止されている。
【0023】
前記ストッパプレート16は、ほぼ円盤状に形成され、中央の挿通孔16aに挿通した前記センターシャフト12の突出端部に回転自在に支持されていると共に、上側部に渦巻きばね15の外周側端部15bが係止する係止片24が一体に設けられている。また、該係止片24は、反リクライニング方向の端縁24aが前記係止ピン18に当接あるいは離間可能になっている。
【0024】
前記解除手段17は、ベースプレート11の支持片11aに回転自在に設けられた連係プレート25と、前記ストッパプレート16の細長い先端部に突設されたストッパピン26とからなり、前記連係プレート25は、細長い板状に形成され、一端部が前記支持片11aに枢支ピン27を介して回転自在に支持されていると共に、他端部に長手方向に沿って形成された長孔28内に前記ストッパピン26が摺動自在に配置されている。そして、ストッパプレート16は、前記長孔28内におけるストッパピン26の摺動範囲でリクライニング方向(矢印B方向)への回動が許容され、反リクライニング方向には、図2に示すように、長孔28の一端孔縁28aに当接した所定回動角度でそれ以上の回動が規制されるようになっている。
【0025】
なお、アーム13は、リクライニング方向への最大後傾位置がベースプレート11の後部上端に設けられたストッパ片29によって規制されるようになっている。
【0026】
したがって、この実施形態によれば、作動レバー21を上方へ持ち上げてロック機構14のロックを解除した後に、図1に示すように、シートバックを起立状態からリクライニング方向(矢印B方向)へ回動させると、これに伴うアーム13の回動によって係止ピン18が係止片24を同方向へ押し出す。このため、ストッパプレート16は、渦巻きばね15のばね力に抗して連係プレート25の長孔28を介して同方向へ回動することから、シートバックを前記渦巻きばね15のばね付勢力によって緩やかに後傾方向へ回動させることができる。
【0027】
一方、シートバックが図2の実線に示す起立した状態において、前記ロック機構14のロックを解除して該シートバックを反リクライニング方向(矢印A方向)へ回動させると、該起立位置ではストッパプレート16が連結プレート25の長孔28の一端孔縁28aにストッパピン26が当接してそれ以上の回動が規制されていることから、その後、アーム13は、図2の一点鎖線で示すように係止ピン18がストッパプレート16の係止片24から離間した状態で反リクライニング方向へ回動する。つまり、渦巻きばね15のばね付勢力が解除された状態で自重によって前傾方向へ緩やかに回動させることができる。この結果、シートバックの反リクライニング方向への回動操作中における急激な前傾回動が防止されて、操作者などへの危険性を確実に回避することができる。
【0028】
また、前記ベースプレート11とは別体のストッパプレート16をセンターシャフト12に回動自在に設けて、該ストッパプレート16に渦巻きばね15の外周側端部15bを係止させるようにしたため、渦巻きばね15の外周側端部15bがストッパプレート16から突出する量が少なくなり、渦巻きばね15自体の小型化が図れると共に、全体のレイアウトの自由度が向上する。
【0029】
しかも、渦巻きばね15などを組み付けるには、外周側端部15bを予めストッパプレート16の係合片24に係止させておき、その後、アーム13を最前傾位置に倒した状態でストッパプレート16を任意に回転させながら巻き締めなどを行わない状態で、内周側端部15aをセンターシャフト12の突出端部にかしめ固定する。これによって、渦巻きばね15を簡単に組み付けることができる。
【0030】
その後、アーム13を起立状態よりもリクライニング方向へ若干倒した状態(図1の状態)で連係プレート28の長孔28にストッパピン26を係入させれば、渦巻きばねストッパプレート16と連係プレート28とを簡単に連係させることができる。
【0031】
このように、渦巻きばね15やストッパプレート16と連結プレート28との組付作業が容易になるので、該作業能率の向上が図れる。
【0032】
図3及び図4は本発明の第2の実施形態を示し、解除手段17の構成を変更したものである。すなわち、この解除手段17は、ストッパプレート16の外周所定位置に設けられたストッパ突部30と、前記ベースプレート11の前端部に設けられて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパ突部30に当接してストッパプレート16のそれ以上の回動を規制するストッパ部材であるカム部材31とから構成した。
【0033】
前記ストッパ突部30は、ストッパプレート16の前端側外周縁に沿って円弧状に一体に設けられて、先端部30aがほぼ直角に外方へ折曲形成されていると共に、円周方向の端縁30bが若干湾曲状に形成されている。
【0034】
一方、前記カム部材31は、ほぼ雨滴状に形成され、基端部がベースプレート11の前端部に支持ピン32を介して回転自在に設けられていると共に、前記支持ピン32に巻回された捩りスプリング33によって先端部31aがストッパプレート16の外周縁に当接するように付勢されており、前記先端部31aに前記ストッパ部材30の端縁30bに当接した位置でストッパプレート16の反リクライニング方向への最大位置が規制されるようになっている。
【0035】
つまり、ストッパプレート16がカム部材31により回動が規制される位置では、図4に示すように、反リクライニング方向へ向かうシートバックの起立状態の位置に設定されている。なお、捩りスプリング33は、一端部33aがベースプレート11の側部に係止され、他端部33bがカム部材31の先端部31a側に係止されている。
【0036】
したがって、シートバックを起立状態からリクライニング方向へ回動させると、図3に示すように、4のカム部材31の先端部31aからストッパ突部30の端縁が離間して渦巻きばね15の反リクライニング方向へのばね付勢力をアーム13に付与することから、シートバックを緩やかに後傾回動させることができる。
【0037】
一方、シートバックを起立状態から反リクライニング方向へ回動させると、図4の実線で示すように、ストッパ突部30の端縁30bがカム部材31の先端部31aに当接してそれ以上の回動を規制することから、同図の一点鎖線で示すように、係止ピン18がストッパプレート16から離間して、シートバックに対する渦巻きばね16のばね付勢力の伝達を遮断する。したがって、シートバックを反リクライニング方向へ緩やかに前傾回動させることができる。
【0038】
しかも、渦巻きばね16の組付作業は第1の実施形態と同様に簡単であり、またベースプレート11に対するカム部材31の取り付けもストッパプレート16と直接連係させることなく独立して取り付けるので、かかる取付作業も容易である。
【0039】
図5及び図6は第3の実施形態を示し、解除手段17の構成をさらに異ならせたもので、前記ストッパプレート16を長いレバー状に形成して、端部側に延設されたストッパアーム34と、ベースプレート11に突設されて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパアーム34に当接してストッパプレート16のそれ以上の回動を規制するストッパ突部35とから構成したものである。
【0040】
したがって、シートバックを起立状態からリクライニング方向へ回動させると、図5に示すように、ストッパ突部35からストッパアーム34が離間して渦巻きばね15の反リクライニング方向へのばね付勢力をアーム13に付与することから、シートバックを緩やかに後傾回動させることができる。
【0041】
一方、シートバックを起立状態から反リクライニング方向へ回動させると、図6の実線に示すように、ストッパアーム34の側端縁がストッパ突部35の側縁に当接してそれ以上の回動を規制することから、同図の一点鎖線で示すように、係止ピン18がストッパプレート16から離間して、シートバックに対する渦巻きばね16のばね付勢力の伝達を遮断する。したがって、シートバックを反リクライニング方向へ緩やかに前傾回動させることができる。
【0042】
しかも、渦巻きばね16の組付作業は第1の実施形態と同様に簡単であり、また、ストッパアーム34は単にストッパプレート16を延長しただけであるから、その製造作業が極めて簡単である。さらに、ストッパ突部35も単にベースプレート11の側部に突設させるだけであるから、その製造作業や取付作業も容易である。
【0043】
このように、全体の構造も簡素化されているので、製造作業と組付作業能率が向上し、コストの向上も図れる。
【0044】
図7及び図8は第4の実施形態を示し、解除手段17を、細長い矩形状に形成した前記ストッパプレート16の外端部一体に形成されたストッパ部36と、前記ロック機構14のコイルスプリング22の他端部を係止する支持プレート19に設けられた前端止着部23とから構成し、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前倒した際に、前記ストッパ部36の端縁が止着部23の上端に当接してストッパプレート16のそれ以上の回動を規制するようにした。
【0045】
したがって、シートバックを起立状態からリクライニング方向へ回動させると、図7に示すように、ストッパ部36が止着部23から離間して渦巻きばね15の反リクライニング方向へのばね付勢力をアーム13に付与することから、シートバックを緩やかに後傾回動させることができる。
【0046】
一方、シートバックを起立状態から反リクライニング方向へ回動させると、図8の実線に示すように、ストッパ部36の端縁が止着部23の上縁に当接してそれ以上の回動を規制することから、同図の一点鎖線で示すように、係止ピン18がストッパプレート16から離間して、シートバックに対する渦巻きばね16のばね付勢力の伝達を遮断する。したがって、シートバックを反リクライニング方向へ緩やかに前傾回動させることができる。
【0047】
しかも、渦巻きばね16の組付作業は第1の実施形態と同様に簡単であり、また、ストッパ部36は単にストッパプレート16の一部を延長しただけであるから、その製造作業が極めて簡単である。さらに、止着部23もコイルスプリング22の一端部の係止させるものを兼用したので、部品点数を削減でき、全体の構造の簡素化が図れると共に、製造作業や組付作業も極めて容易である。
【0048】
本発明は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、例えば解除手段17の構成を仕様等に応じて自由に変更することも可能である。
【0049】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1〜5に記載の発明によれば、ベースプレートとは別体のストッパプレートを回動自在に設けて、該ストッパプレートに渦巻きばねの外周側端部を係止させるようにしたため、渦巻きばねの外周側端部がストッパプレートから突出する量が少なくなり、渦巻きばね自体の小型化が図れると共に、全体のレイアウトの自由度が向上する。
【0050】
また、ストッパプレートの任意の回動位置で渦巻きばねの外周側端部を該ストッパプレートに係止させることができることから、渦巻きばねを巻き締め状態で取り付ける必要がなくなり、この点で組付作業が容易になる。
【0051】
また、請求項4、5に記載の発明によれば、解除手段の全体の構造が簡素化され、製造作業や組付作業能率を一層向上させることができる。特に、請求項5に記載の発明は、解除手段の一部をロック機構の部材を兼用させるようにしたため、部品点数の削減が図れ、製造作業がさらに容易になると共に、組付作業性も良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるシートリクライニング装置の第1の実施形態を示す要部側面図である。
【図2】同第1実施形態の作用を説明する要部側面図である。
【図3】第2の実施形態を示す要部側面図である。
【図4】同第2実施形態の作用を説明する要部側面図である。
【図5】第3の実施形態を示す要部側面図である。
【図6】同第3実施形態の作用を説明する要部側面図である。
【図7】第4の実施形態を示す要部側面図である。
【図8】同第4実施形態の作用を説明する要部側面図である。
【図9】従来のシートリクライニング装置の要部側面図である。
【符号の説明】
11…ベースプレート
12…センターシャフト
13…アーム
14…ロック機構
15…渦巻きばね
15a…中心側端部
15b…外周側端部
16…ストッパプレート
17…解除手段
18…係止ピン(係止部)
25…連係プレート
26…ストッパピン
28…長孔

Claims (5)

  1. ベースプレートに、シートバック取付用のアームをセンターシャフトを介して回動自在に軸着すると共に、前記アームを所定の位置でロックするロック機構を備え、中心側端部が前記ベースプレート側に係止された渦巻きばねによって前記アームに設けられた係止部を介して前記シートバックを反リクライニング方向へ付勢してなるシートリクライニング装置であって、
    前記センターシャフトに、前記渦巻きばねによって反リクライニング方向へ回動付勢されたストッパプレートを回動自在に設けると共に、該ストッパプレートの所定部位を前記係止部に反リクライニングの回動付勢方向から当接可能に設け、かつ前記ベースプレートに、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパプレートの回動を規制して前記シートバックに対する渦巻きばねのばね付勢力を解除する解除手段を設けたことを特徴とするシートリクライニング装置。
  2. 前記解除手段は、前記ストッパプレートに設けられたストッパピンと、一端部が前記ベースプレートに回動自在に設けられ、他端部に形成された長孔を介して前記ストッパピンに連係した連係プレートとによって構成され、前記シートバックのリクライニング方向の回動に伴い前記連係プレートの長孔内をストッパピンが摺動して該ストッパプレートの回動を許容すると共に、シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際には、連係プレートの長孔の孔縁にストッパピンが係止してストッパプレートのそれ以上の回動を規制し、該ストッパプレートから前記係止部へのばね付勢力の伝達を解除するようにしたことを特徴とする請求項1に記載のシートリクライニング装置。
  3. 前記解除手段は、前記ストッパプレートの外周所定位置に設けられたストッパ突部と、前記ベースプレートに設けられて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパ突部に当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するストッパ部材とから構成したことを特徴とする請求項1に記載のシートリクライニング装置。
  4. 前記解除手段は、前記ストッパプレートの端部から延設されたストッパアームと、前記ベースプレートに設けられて、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前傾した際に、前記ストッパアームに当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するストッパ突部とから構成したことを特徴とする請求項1に記載のシートリクライニング装置。
  5. 前記解除手段は、前記ストッパプレートの端部に形成されたストッパ部と、前記ベースプレートに取り付けられた前記ロック機構のばね部材の一端部を係止するフック部とからなり、前記シートバックがほぼ起立状態から反リクライニング方向へ前倒した際に、前記ストッパ部がフック部に当接してストッパプレートのそれ以上の回動を規制するように構成したことを特徴とする請求項1に記載のシートリクライニング装置。
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